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百 科 辞 書 《せか》 編集:獨 澄旻
-------- せか --------------------------------------------------
ぜーが
【ゼーガ】
◇[伊]sega
○(イタリア語で)ノコギリ(鋸)。
⇒のこぎり(ノコギリ,鋸)
★せかい
【世界】
○
◎英語:ワールド(world)。
ドイツ語:ベルト(Welt)。
フランス語:モンド(monde)。
イタリア語:モンド(mondo)。
スペイン語:ムンド(mundo)。
トルコ語:デュニヤ(dunya)。
中国語:世界(shijie)。
:
★せかいいさん《せかいゐさん》
【世界遺産】
◇[英]world heritage
○ユネスコの国際条約「世界遺産条約」に定める全世界の財産。
国際的な協力のもとに、遺産を保護して未来世代に引き継い
でいくことを目的とする。
自然遺産と文化遺産と、その複合遺産がある。
参照⇒せかいしぜんいさん(世界自然遺産),せかいぶんかい
さん(世界文化遺産),いこもす(イコモス,ICOMOS)
◎1972(昭和47)ユネスコ総会により世界遺産条約を採択。
1992(平成 4)日本は6月に条約を批准、9月に世界遺産条約
締約国となる。
〈締約国数〉
1996.12.(平成 8)147ヶ国。
◎1993.12. 8(平成 5)白神山地と屋久島が自然遺産に、法隆寺
地域の仏教建造物と姫路城が文化遺産に認定。
1994.12.(平成 6)古都京都の文化財、登録。
1995.12.(平成 7)白川郷・五箇山の合掌造り集落、登録。
1996.12.(平成 8)原爆ドームと厳島神社、登録。
1998.12.(平成10)古都奈良の文化財、登録。
1999.12. 4(平成11)日光の社寺(東照宮・輪王寺・二荒山神
社)、登録。
2000.12. 2(平成12)琉球王国のグスク及び関連遺産群、認定。
2013. 6.22(平成25)富士山、世界文化遺産に登録決定。
2014. 6.21(平成26)富岡製糸場、世界文化遺産に登録決定。
せかいういぐるかいぎ《せかいういぐるくわいぎ》
【世界ウイグル会議】
◇[英]World Uighur Congress
○亡命ウイグル人が組織する東トルキスタン運動統一の最高指
導機関。
本部はミュンヘン(ドイツ)。
◎2004. 4.(平成16)東トルキスタン(ウイグルスタン)民族会議
と世界ウイグル青年会議が合併して発足。
せかいきしょうきかん《せかいきしやうきくわん》
【世界気象機関】
◇[英]World Meteorological Organization
○[気]国連の専門機関の一つ。
加盟諸国の気象観測の基準化、気象観測や気象資料の交換、
気象観測通報の調整のほか、気象学の航空・航海・農業への応
用などの国際協力を行う国際機関。
本部はジュネーブ。
略称は「WMO」。
◎1950. 3.23(昭和25)国際気象機構(IMO)を前身に発足。
1953(昭和28)日本、加盟。
せかいきしょうでー《せかいきしやうでー》
【世界気象デー】
○[気][暦]3月23日。
1950. 3.23(昭和25)世界気象機関(WMO)が発足したことを
記念したもの。
◎1960(昭和35)制定。
★せかいきょうこう
【世界恐慌】
◇[英]World Crisis
○[歴]1929.10.24(昭和 4)ニューヨーク株式市場が大暴落し世
界恐慌が始まる。
◎株の暴落が始まった日は「暗黒の木曜日(Black Thursday)」と
呼ばれる。
せかいきんえんでー
【世界禁煙デー】
◇[英]World No-Tobacco Day
○[暦]5月31日。
◎世界保健機関(WHO)が定め、1988. 4. 7(昭和63)第1回世
界禁煙デー(World No-Smorking Day)を実施。
1989(平成元)より5月31日を世界禁煙デー(World No-To-
bacco Day)とする。
せかいぎんこう《せかいぎんかう》
【世界銀行】
◇[英]World Bank
○[経]国際復興開発銀行(International Bank for Reconstruc-
tion and Development)の通称。
⇒こくさいふっこうかいはつぎんこう(国際復興開発銀行)
せかいけいざいふぉーらむねんじそうかい
《せかいけいざいふおーらむねんじそうくわい》
【世界経済フォーラム年次総会】
○[経]民間財団の主催で、スイス東部のダボスに各国の政界要
人・企業トップ・学者を招き、開催される会議。
経済を中心に政治・芸術・文化など幅広い分野について議論
が行われる。
「ダボス会議」,「賢人会議」とも呼ぶ。
◎1971(昭和46)より毎年開催。
せかいさんぎょうきょうぎかい《せかいさんげふけふぎくわい》
【世界産業環境協議会】
◇[英]World Industry Council for the Environment
○⇒だぶりゅあいしーいー(WICE)
せかいざんこくものがたり
【世界残酷物語】
◇[伊]Mondo Cane
○[映]世界に残る残酷な習俗などのドキュメンタリー・イタリ
ア映画。
監督:グァルティエロ・ヤコペッティ(Gualtiero Jacopetti)。
◎1962. 3.30(昭和37)イタリアで公開。
1962. 9.(昭和37)日本で公開。
★せかいしぜんいさん《せかいしぜんゐさん》
【世界自然遺産】
◇[英]the World Natural Heritage
○[地]
アメリカのグランドキャニオン国立公園・オーストラリアの
グレートバリアリーフなど。
参照⇒せかいいさん(世界遺産)
◎1993.12.(平成 5)屋久島と白神山地が認定。
2005. 7.14(平成17)知床(シレトコ)の登録が決定。
2011. 6.24(平成23)小笠原諸島の登録が決定。
せかいじゅ
【世界樹】
◇[英]world tree
○[北欧神話]⇒いぐどらしる(イグドラシル)
せかいしょくりょうけいかく《せかいしよくりやうけいくわく》
【世界食糧計画】
◇[英]World Food Programme(World Food Plan)
○⇒だぶりゅえふぴー(WFP)
せかいじんこうねん
【世界人口年】
○1974(昭和49)。
参照⇒だぶりゅぴーしー(WPC)(3)
せかいせいしんいがくかい《せかいせいしんいがくくわい》
【世界精神医学会】
◇[英]World Psychiatric Association
○[医]精神医学会で構成する学術・親睦団体。
3〜4年ごとに世界大会を開催。
略称は「WPA」。
参照⇒にほんせいしんしんけいがっかい(日本精神神経学会)
◎1950(昭和25)第1回世界精神医学会、開催。
2002. 8.(平成14)24〜29日、第12回世界精神医学会横浜大会、
開催(アジア初)。
◎APA(American Psychiatric Association):アメリカ精神
医学会。
せかいななふしぎ
【世界七不思議】
◇[英]the Seven Wonders of the World
○⇒せかいのななふしぎ(世界の七不思議)
せかいなんみんのひ
【世界難民の日】
◇[英]World Refugee Day
○[暦]6月20日。
国連が難民の保護と援助への関心を高めるため制定。
◎2000.12.14(平成12)国連総会で従来の「アフリカ難民の日」を
国連「世界難民の日」として採択。
せかいにひとつだけのはな
【世界に一つだけの花】
○[楽]槙原敬之作詞・作曲の歌謡曲。
歌はSMAP(スマップ)。
◎2003. 3. 5(平成15)発売。
せかいのくにからこんにちは
【世界の国からこんにちは】
○[楽]島田陽子作詞、中村八大(ハチダイ)作曲の日本万国博覧会
テーマソング。
歌は三波春夫。
◎1967. 3.(昭和42)レコード発売。
せかいのくにからこんにちわ《せかいのくにからこんにちは》
【世界の国からこんにちは】
○[楽]⇒せかいのくにからこんにちは(世界の国からこんにち
は)
せかいのしせい
【世界の四聖】
○⇒しせい(四聖)
★せかいのななふしぎ
【世界の七不思議】
◇[英]the Seven Wonders of the World
○古代の世界の七大建造物。
「世界七不思議」とも呼ぶ。
◎古代ギリシアの作家、シドンのアンティパトロスが選出した
とされるもの。
<1>エジプト(Egypt)のピラミッド(Pyramids)。
<2>バビロニア(Babylon)の空中庭園(Hanging Gardens)。
<3>オリンピア(Olympia)のゼウス(Zeus)神像。
<4>ロードス(Rhodes)島の巨人像(Colossus)。
<5>アレクサンドリア(Alexandria)の大灯台(Pharos)。
<6>ハリカルナッソス(Halicarnassus)の霊廟(Mausoleum)。
<7>エフェソス(Ephesus)のアルテミス(Artemis)神殿。
<7>中国(China)の万里の長城(the Great Wall)。
◎2007. 7. 7(平成19)スイスの民間団体の新・世界七不思議財
団が新しい世界の七不思議を発表。
<1>中国の万里の長城。
<2>インドのタージマハル(Taj Mahal)。
<3>イタリアの古代競技場コロッセオ。
<4>マヤ文明の遺跡チチェン・イツァ。
<5>インカ帝国の遺跡マチュピチュ。
<6>リオデジャネイロの巨大キリスト像。
<7>ヨルダンの古代都市遺跡ペトラ。
せかいのやね
【世界の屋根】
◇[英]Roof of the World
○[俗]パミール高原の別称。
⇒ぱみーる(パミール)
せかいはひのでをまっている《せかいはひのでをまつてゐる》
【世界は日の出を待っている】
◇[英]The World Is Waiting For The Sunrise
○[楽]ロックハート(Gene Lockhart)作詞、サイツ(Ernest
Seitz)作曲のディキシーランド・ジャズ。
◎1916(大正 5)。
第一次世界大戦の終戦間近、平和の兆(キザ)しが見えてきた
ころにヒット。
★せかいぶんかいさん《せかいぶんくわゐさん》
【世界文化遺産】
◇[英]the World Cultural Heritage
○
参照⇒せかいいさん(世界遺産)
◎1979(昭和54)イランのイスファハンにあるイマーム広場、登
録。
1993.12. 8(平成 5)法隆寺と姫路城が認定。
2007(平成19)石見銀山遺跡とその文化的景観、登録。
2011. 6.25(平成23)平泉の文化遺産、登録決定。
せかいぼうえききかん《せかいぼうえききくわん》
【世界貿易機関】
◇[英]World Trade Organization
○[経]⇒だぶりゅてぃーおー(WTO)(1)
せかいぼうえきせんたー
【世界貿易センター】
◇[英]the World Trade Center
○[経]アメリカ合衆国ニューヨーク市のマンハッタン島南西部
にある国際貿易振興機関。
南北2棟の超高層ビルと4つの低層ビルからなり、世界の主
要金融機関が集まる経済地区となっている。
略称は「WTC」。
参照⇒せかいぼうえきせんたーびる(世界貿易センタービル)
せかいぼうえきせんたーびる
【世界貿易センタービル】
◇[英]World Trade Center Building
○[歴]アメリカ合衆国ニューヨーク市のマンハッタン島南西部
にあった南北2棟の超高層ビル。
建築設計:ミノル・ヤマサキ(Minoru Yamasaki )(日系人)
(1912.12. 1〜1986. 2. 6)、構造設計:ロバートソン(Leslie
Robertson)。
それぞれ、高さ417メートル、110階、床面積延べ41万8千平
方メートル。一辺63.4メートルの正方形をしたチューブ構造の
ビル。外壁パネルに1メートル間隔で240本の鉄骨が縦に入り、
内部にはフロア中央のエレベーター付近に鉄骨の支柱があるだ
け。
高層階のレストランや屋上の展望台はニューヨークの観光名
所の一つであった。
愛称は「ツインタワー(Twin Towers)」。
参照⇒ぺとろなすたわー(ペトロナスタワー)
◎1970(昭和45)北棟、完成。
1972(昭和47)南棟、完成。
1993. 2.26(平成 5)イスラム過激派による地下駐車場の爆弾
テロで6人死亡・千人以上が負傷。
2001. 9.11(平成13)朝、同時多発テロにより、北棟は旅客機
の激突から約1時間40分後、南棟は約50分後に上層階から崩壊
し、消火・救助活動にあたっていた多数の消防士・警察官を巻
き込む。死亡者・行方不明者2,752人。また、周囲にあったソ
ロモン・ブラザーズビル(47階)・マリオットホテル(21階)・ノ
ースイースト・プラザビル(9階)も相次いで崩壊した。ソロモ
ン・ブラザーズビルにはCIA秘密事務所があった。
参照⇒せんりゃくえいきょうきょく(戦略影響局)
せかいほけんきかん《せかいほけんきくわん》
【世界保健機関】
○⇒だぶりゅえっちおー(WHO)
せかいよんだいびじゅつかん《せかいよんだいびじゆつくわん》
【世界四大美術館】
◇[英]the four biggest museums
○[美]ルーブル美術館・エルミタージュ美術館・メトロポリタ
ン美術館と、プラド美術館または故宮博物館の総称。
せかいろうどうくみあいれんめい《せかいらうどうくあひれんめい》
【世界労働組合連盟】
◇[英]World Federation of Trade Unions
○[経]世界最大の労働者・労働組合の国際連合体。
本部はプラハ。
略称は「世界労連」,「WFTU」。
◎第二次世界大戦直後の1945.10.(昭和20)、反ファシズム闘争
で共闘したイギリス・ソ連両国の労働組合の共同組織を母体に
パリで結成。当初、56ヶ国・65団体・6,600万人の労働組合員
が参加し史上最大の労働者の団体となる。
1947(昭和22)からイギリス・アメリカなどの反共派の労働組
合が脱退して、1949(昭和24)国際自由労働組合連合(ICFT
U)を組織したため、社会主義国の労働組合が中心となった。
せかいろうれん《せかいらうれん》
【世界労連】
◇[英]World Federation of Trade Unions
○[経]世界労働組合連盟の略称。
⇒せかいろうどうくみあいれんめい(世界労働組合連盟)
せかむ
【セカム】
◇[英](単数形)cecum/(複数形)ceca
○[医]⇒もうちょう(盲腸)
せかりん
【セカリン】
◇[英]secalin
○[生化]ライ麦に含まれるグルテン(タンパク質)。
参照⇒ぐるてん(グルテン)
◎中国語:黒麦鹸(heimaijian)/黒麦精(heimaijin)。
せがん
【セガン】
◇Seguin
○アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)中央部のグ
アダループ郡(Guadalupe County)中央部にある郡都。
北緯29.58°、西経97.97°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)1万8,853人。
2000(平成12)2万3,630人。
せがんいん《せぐわんいん》
【施願印】
◇[梵]varada-mudra
○[仏]⇒よがんいん(与願印)
せかんだりー
【セカンダリー】
◇[英]secondary(セケンデリー)
○[形]⇒せこんだりー(セコンダリー)
せがんちーに
【セガンチーニ】
◇Giovanni Segantini(ジョバンニー・セガンチーニ)
○[人]⇒せがんてぃーに(セガンティーニ)
せがんてぃーに
【セガンティーニ】
◇Giovanni Segantini(ジョバンニー・セガンティーニ)
○[人]イタリアの画家(1858〜1899)。
ミラノで学ぶ。
点描法により、スイス・イタリアのアルプス地方の山岳風景
を多く描く。
晩年は象徴主義的な作品を描いた。
「セガンチーニ」とも呼ぶ。
せかんと
【セカント】
【sec】
◇[英]secant
○[数]三角関数の一つ。
コサイン(cos)の逆数。
「正割(セイカツ)」とも呼ぶ。
参照⇒こさいん(コサイン,cos)
せかんどはんど
【セカンドハンド】
◇[英]secondhand
○⇒せこはん(セコハン)
せかんどふぃんがー
【セカンドフィンガー】
◇[英]second finger
○(英語で)中指。
⇒なかゆび(中指)
せかんどらぶ
【セカンド・ラブ】
○[楽]来生えつこ作詞、来生たかお作曲の歌謡曲。
歌は中森明菜(アキナ)。
◎1982.11.(昭和57)レコード発売。
せき
【勺】
○⇒しゃく(勺)
せき
【咳】
◇[英]cough
○[医]咳(セ)くこと・咳き込(コ)むこと。
喉頭や気管などの粘膜が刺激を受けたとき、反射的に肺の中
の空気が急激に吐(ハ)き出される現象。また、その短くて強い
呼息(コソク)。
主に風邪(カゼ)をひいたり、噎(ム)たりしたときに起こる。
「しわぶき(咳)」,「咳嗽(ガイソウ)」,「嗽咳(ソウガイ)」とも呼ぶ。
◎冬の季語。
◎英語:コフ(cough)。
ドイツ語:フーステン(Husten)。
フランス語:トゥ(toux)。
イタリア語:トッセ(tosse)。
スペイン語:トス(tos)。
ロシア語:カシェル(kashel)。
中国語:咳嗽(kesou)。
★せき
【堰】
【塞】
○水の流れを堰き止める構造物。
参照⇒ぎょどう(魚道)(2)
せき
【関】
◇[日]Seki
○(1)⇒せきし(関市)
○(2)⇒せきちょう(関町)
せーき
【セーキ】
◇[英]shake(シェイク)
○[食]⇒みるくせーき(ミルクセーキ)
せきいん
【惜陰】
○(1)光陰(歳月)が空(ムナ)しく過ぎ去るのを惜(オ)しむこと。
○(2)(転じて)時間を大切にすること。少しの間も惜しんで励
(ハゲ)むこと。
★せきえい
【石英】
◇[英]quartz
○[鉱]
「クォーツ」,「クオーツ」とも呼ぶ。
参照⇒ぎょくずい(玉髄)
◎モースの硬度計(Mohs' scale)では7の基準石。
せきえいぐん《せきゑいぐん》
【赤衛軍】
◇[英]Red Guard
○[歴]赤軍([露]Krasnaya armiya)の前身。
1917(大正 6)十月革命の過程でボリシェビキの指導のもとに
組織された労働者の武装部隊。
⇔はくえいぐん(白衛軍)
参照⇒せきぐん(赤軍)
★せきおう《せきわう》
【石黄】
◇[英]orpiment(オーピメント)
○[鉱]硫化砒素(As2S3)を主成分とする鉱物。有毒。
産出した鶏冠石が大気中で湿気や光によって変質した、黄色
い樹脂光沢がある鉱物。
「雄黄(ユウオウ)」,「雌黄(シオウ)」とも呼ぶ。
参照⇒けいかんせき(鶏冠石)
◎中国では鶏冠石を「雄黄」、その変質鉱物を「雌黄」と区別する。
せきがきゅう《せきがきう》
【赤芽細球】
○[医]⇒せきがさいぼう(赤芽細胞)
せきかく
【刺客】
○⇒しかく(刺客)
★せきがさいぼう《せきがさいばう》
【赤芽細胞】
◇[英]erythroblast(エリスロブラスト)
○[医]骨髄(コツズイ)にある、増殖して赤血球を形成する細胞。
「赤芽球」とも呼ぶ。
参照⇒せっけっきゅう(赤血球),きょかくきゅう(巨核球)
◎正赤芽球:ノーモブラスト(normoblast)/ケイリョサイト
(karyocyte)。
巨核球:メガケイリョサイト(megakaryocyte)。
せきかそう
【石家荘】
◇[中]Shijiazhuang
○⇒せっかそう(石家荘)
せきがはらちょう《せきがはらちやう》
【関ヶ原町】
◇[日]Sekigahara Cho
○岐阜県南西部、不破郡(フワグン)の町。
〈面積〉
49.29平方キロメートル。
(*)境界未定がある。
〈人口〉
2000(平成12)9,110人。
◎古代、不破の関の地。
1600(慶長 5. 9.15)関ヶ原の戦い。
中山道の宿場町。
1928(昭和 3)町制施行。
1954(昭和29)今須村・玉村・岩手村の3村を編入。
参照⇒ふわのせき(不破の関,不破関),せきがはらのたたかい
(関ヶ原の戦い)
★せきがはらのたたかい《せきがはらのたたかひ》
【関ヶ原の戦い】
○[歴]豊臣秀吉の没後、1600(慶長 5. 9.15)徳川家康が率いる
東軍約7万5千と、豊臣方の石田三成が率いる西軍約8万2千が美
濃国(現:岐阜県)関ヶ原で戦った合戦。
西軍の小早川秀秋が寝返り、東軍の勝利となる。家康の覇権
が確立し、豊臣秀頼(ヒデヨリ)(秀吉の次男)は摂津・河内・和泉
(いづれも大阪府)65万7千石余石の一大名に転じる。
「天下分け目の戦い」とも呼ばれる。
★せきぐん
【赤軍】
◇[露]Krasnaya armiya、[英]Red Army
○[歴]赤衛軍に代って編成されたソビエト連邦の正規軍隊。
◎1917(大正 6)十月革命の過程でボリシェビキが労働者の武装
部隊「赤衛軍」を組織。
1918. 2.(大正 7)赤衛軍を正規の軍隊「赤軍」に改編。
1946(昭和21)ソビエト軍と改称。
◎紅軍(Hongjun)は中国人民解放軍の前身。
せきけいとう《せきけいたう》
【石敬トウ】
◇[中]Shi Jingtang
○[人]中国、五代後晋(Hou Jin)(コウシン)の建国者・高祖( 892〜
942)。在位: 936〜 942。突厥(トッケツ)族沙陀部(サダブ)の出身。
後唐(Hou Tang)(コウトウ)の明宗に河東節度使として仕え、明宗
の女婿として権力をふるう。
明宗の没後、契丹(キッタン)の遼(Liao)に華北を割譲する条件で
援助を受けて反乱を起こす。 936年後唐を滅ぼして皇帝に即位、
国号を晋とし大梁(Daliang)(開封)に都をおく。
遼に対して臣礼をとり、燕雲(エンウン)十六州を割譲して歳貢す
るなどの従属外交を行なう。
◎後晋は二世の出帝のとき 946年、遼に滅ぼされた。
◎「トウ」は「(「王」偏+「唐」)」。
せきこ
【潟湖】
○[地]⇒らぐーん(ラグーン)(1)
せきこく
【石国】
◇[中]Shiguo/Shi Guo、[英]Shih-kuo
○[歴]7〜8世紀、中央アジアに存在した小国。
中国が南北朝から隋・唐代かけて、現在ウズベキスタンの首
都タシケント(Tashkent)を呼んだ名称で、ソグド商人が活躍し
ていた。
参照⇒たしけんと(タシケント)
せきさい
【惜歳】
○過ぎ去る年(歳)を名残(ナゴリ)惜(オ)しむこと。
せきさく
【脊索】
◇[英]notochord(ノトコード)
○[動]原索動物と脊椎動物の背部に発生途中できる、弾力のあ
る棒状で軟骨様の体の支持器官。
中胚葉から形成され、脊髄の神経管に沿って縦走する。
原索動物のナメクジウオや脊椎動物の円口類ではそのまま残
り、終生これが体の支柱となる。
魚類以上の脊椎動物では成長するに従って、その周囲に軟骨
性または骨性の脊椎骨が形成され、退化して痕跡(コンセキ)が脊柱
内にとどまる。
◎「背部([希]noton)」と「索(chord)」から。
せきさば
【関サバ】
【関鯖】
○[食]大分県大分市の東端の佐賀関(サガノセキ)漁業協同組合員が
高島周辺の漁場で一本釣りしたマサバのブランド名。
◎サバは一般に腐りやすいが、関サバは速吸(ハヤスイ)瀬戸の潮流
で揉(モ)まれて身が締まっているため寄生虫もなく、唯一刺し
身用高級魚として出荷されている。
◎旧住所は北海部郡(キタアマベグン)佐賀関町(サガノセキマチ)。
せきし
【赤子】
○(1)赤ん坊、あかご(赤子)、乳飲み子。
○(2)天子が人民をさす語。人民が天子を親と呼ぶのに対する。
◎陛下の赤子
せきし
【惜死】
○(1)自分の命を大切にすること。
○(2)他人の死を惜(オ)しむこと。
せきし
【関市】
◇[日]Seki Shi
○岐阜県南部の市。
◎三重県鈴鹿郡(スズカグン)には関町(セキチョウ)がある。
◎「関サバ」は大分県大分市。
参照⇒せきさば(関サバ,関鯖)
せきしし
【石獅市】
◇[中]Shishi Shi
○中国南東部、福建省(Fujian Sheng)(フッケンショウ)南東部の泉州
市(Quanzhou Shi)が管轄する南部の市(県級市)。
台湾海峡に面し、南方沖に台湾領有の金門島(Jinmen Dao)が
ある。
〈面積〉
189.2平方キロメートル。
〈人口〉
2006(平成18)31万人。
★せきじつ
【赤日】
○[暦]
「しゃくにち」とも読む。
せきしゅう《せきしう》
【岩州】
◇[日]Sekishu
○[歴]中国風の旧国名。
⇒いわみ(石見)
せきしゅうがわら《せきしうがはら》
【石州瓦】
○⇒いわみがわら(石見瓦)
せきしゅうごう《せきしふがう》
【積集合】
◇[英]intersection/product
○[数]二個以上の集合で、そのどれにも集合に属する要素から
成る集合。
記号は「∩(交わり,ミート,キャップ)」。
「共通集合」,「共通部分」,「集合の交わり」,「インターセクショ
ン」,「プロダクト」とも呼ぶ。
参照⇒わしゅうごう(和集合),ろんりせき(論理積)
★せきじゅうじ《せきじふじ》
【赤十字】
◇[英]Red Cross/the Red Crescent/Red Crystal
○
イスラム教諸国では「赤新月(セキシンゲツ)」、中国では「紅十字
(Hongshizi)(コウジュウジ)」と呼ぶ。
参照⇒せきしんげつしゃ(赤新月社),だびでのせきじゅんしゃ
(ダビデの赤盾社)
★せきじゅうじこくさいいいんかい《せきじふじこくさいゐゐんくわい》
【赤十字国際委員会】
◇[英]International Committee of the Red Cross
○各国の赤十字社を統轄する中央機関。戦時の国際的救護活動
を主務とするスイスの法人。
本部はジュネーブ。
委員は25人以下で、すべてスイス国民。
略称は「ICRC」。
◎1863(文久 3)アンリ・デュナン(Jean Henri Dunant)らの五
人委員会([英]Committee of Five)として設立。
★せきじゅうじじょうやく《せきじふじでうやく》
【赤十字条約】
○戦争犠牲者の保護を目的とする一連の国際条約。
クリミア戦争でのナイチンゲールの活躍に刺激され、1864
(元治元)ジュネーブで赤十字条約が締結される。
以来、改良が加えられ、1949(昭和24)「捕虜の待遇に関する
諸条約」まで4条約と二つの追加議定書からなる。
「ジュネーブ条約」とも呼ぶ。
◎1956(昭和31)イラク、署名。
◎捕虜の名前・生年月日・軍隊での地位以外の情報を強制的に
入手することや、顔写真の公開なども禁止されている。
◎2004. 5.12(平成16)アメリカのラムズフェルド国防長官が上
院公聴会で、イラク戦争のイラク人収容者虐待問題から、イラ
ク戦争の拘束者は当初からジュネーブ条約上の戦争捕虜として
扱い、国際テロ組織のアルカイダ兵には条約は適用されないと
説明。
せきしゅうばんし《せきしうばんし》
【石州半紙】
◇[日]Sekishu-banshi
○島根県西部(旧:石見国)浜田市で製作されるコウゾ(楮)製の
和紙。
強靱で、記録用や襖(フスマ)の下張り・壁紙などに用いる。
「石見半紙(イワミハンシ)」とも呼ぶ。
◎2014.11.26(平成26)ユネスコの無形文化遺産に、手漉和紙技
術として登録されたものの一つ。
せきしゅん
【惜春】
○過ぎ去る春を名残(ナゴリ)惜(オ)しむこと。
◎春の季語。
せきじゅん
【石筍】
◇[英]stalagmite/dripstone
○[鉱]鍾乳洞の床の上に筍(タケノコ)状に盛り上がった突起物。
天井から滴(シタタ)り落ちる水滴に含まれている炭酸カルシウ
ムが沈殿・堆積して成長したもの。
◎英語の「スタラグマイト」はギリシア語の「しずく(stalagma)」
から。
◎天井から垂(タ)れ下がるものは「鍾乳石(stalactite)」。
参照⇒しょうにゅうせき(鍾乳石),せきちゅう(石柱)(2)
★せきしょ
【関所】
○
参照⇒おんなてがた(女手形)
◎1869(明治 2. 1.)撤廃。
せきじょうせきじやう》
【関城】
◇[日]Sekijo
○(1)[歴]茨城県中西部、筑西市(チクセイシ)関舘(セキタテ)にあった城。
南北朝時代、城主関宗祐は南朝に属し、小田城より入った北
畠親房(チカフサ)らと籠城(ロウジョウ)したが、高師冬に攻められ、
1343(<南>興国 4,<北>康永 2)落城して関氏父子は自刃。
土塁が現存。また、北畠親房の著書に『関城書』がある。
◎旧住所は茨城県真壁郡(マカベグン)関城町(セキジョウマチ)関舘。
○(2)[古]⇒せきじょうまち(関城町)
★せきしょうせん
【石勝線】
○[交]JR北海道が運行する鉄道路線。
千歳空港駅〜新得駅間:132.4キロメートル。
新夕張駅〜夕張駅間:18.2キロメートル。
◎2004. 3.12(平成16)楓駅が廃止され、新夕張駅と占冠(シムカップ)
駅(占冠村)(34.3キロメートル)が日本で最も駅と駅の間の距離
が長い区間となる。
せきしょうにゅう
【石鍾乳】
○[鉱]⇒しょうにゅうせき(鍾乳石)
せきじょうまち《せきじやうまち》
【関城町】
◇[日]Sekijo Machi
○[古]茨城県中西部、真壁郡(マカベグン)の町。
◎2005. 3.28(平成17)下館市(シモダテシ)と真壁郡の明野町(アケノマチ)
・協和町(キョウワマチ)・関城町の1市3町が合併して筑西市(チクセイシ)
を発足。
せきしょくえれじー
【赤色エレジー】
○(1)[漫]月刊漫画「ガロ」に連載された林静一の劇画。
漫画家のタマゴ一郎とトレーサー幸子(サチコ)の東京での同棲
生活を描く青春グラフィティー。
◎1970(昭和45)1月号〜1971(昭和46)1月号に連載。
○(2)[楽]あがた森魚(モリオ)作詞、八洲秀章(ヤシマ・ヒデアキ)作曲の
歌謡曲。
歌はあがた森魚。
◎1971(昭和46)発売。
○(3)[映](1)の映画化。
監督:あがた森魚。
出演:あがた森魚・緑魔子(ミドリ・マコ)・桃井かおり・鈴木慶
一・横尾忠則など。
◎1974(昭和49)公開。
せきしょくついほう《せきしよくついはう》
【赤色追放】
◇[英]red purge
○[政]⇒あかがり(赤狩り,アカ狩り)
せきしょくてろ
【赤色テロ】
○[歴]⇒てろる(テロル)(2)
せきしょくとう
【赤色灯】
○(1)赤い色の照明。赤い色のランプ(灯火)。
◎交通信号の赤いランプは「赤信号(アカシンゴウ)」と呼ぶ。
○(2)病院・産院・警察署・交番・消防署などの常夜灯。
○(3)[交]救急車・パトカーなどの緊急車両の点滅灯。
○(4)[交]列車・電車・自動車などのテールランプ(尾灯)。
参照⇒てーるらんぷ(テールランプ)
★せきしょやぶり
【関所破り】
○(1)[歴]
「越関(オッセキ)」とも呼ぶ。
参照⇒おっせき(越関)
○(2)[歴]また、その犯罪・犯人。
せきしん
【石晋】
【石晉】
◇[中]Shi Jin/Shijin
○[歴]⇒しん(晋,晉)(3)
せきしんげつ
【赤新月】
◇[英]Red Crescent
○イスラム教諸国の赤新月社(赤十字社支部)の標章。
せきしんげつしゃ
【赤新月社】
◇[英]the Red Crescent
○イスラム教諸国の赤十字社支部。
トルコ・エジプト・イラン・イラク・シリア・パキスタン・
ヨルダン・アフガニスタン・チュニジア・スーダン・モロッコ
・リビア・マレーシア・アルジェリア・サウジアラビア・クウェ
ート・ソマリア・バーレーン・モーリタニア・バングラデシュ
・カタール・イエメン・アラブ首長国連邦・ジブチ・トルクメ
ニスタン・ウズベキスタン・アゼルバイジャン・ブルネイ・キ
ルギスタン・タジキスタンの諸国。
せきすい
【赤水】
◇[中]Chishui
○(1)[地]⇒せきすいが(赤水河)
○(2)⇒せきすいし(赤水市)
★せきすいが
【赤水河】
◇[中]Chishui He
○[地]長江(Chang Jiang)(揚子江)上流の支流。
雲南省雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)に発源し、貴州省
(Guizhou Sheng)北西部を北流して四川省(Sichuan Sheng)(シセン
ショウ)を流れる。
〈支流〉
二道河(Erdao He)。
桐梓河(Tongzi He)。
習水河(Xishui He)。
せきすいし
【赤水市】
◇[中]Chishui Shi
○中国南部、貴州省(Guizhou Sheng)北部の遵義市(Zunyi Shi)
が管轄する市(県級市)。
遵義市の北西端で、北部・西部を四川省(Sichuan Sheng)(シセ
ンショウ)に隣接。赤水河(Chishui He)の中流域。
少数民族のミャオ族(苗族)が多い。
〈面積〉
1,801.2平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)31万2,100人。
せきずいしょうのうへんせいしょう《せきずいせうなうへんせいしやう》
【脊髄小脳変性症】
◇[英]Spinocerebellar Degeneation
○[病]⇒えすしーでぃ(SCD)
せきすたんと
【セキスタント】
◇[英]sextant
○[天][海]⇒せくすたんと(セクスタント)
★せきせいいんこ
【セキセイインコ】
【背黄青鸚哥】
◇[学]Melopsittacus undulatus、[英]budgerigar/shell par-
akeet
○[鳥]オウム目(鸚鵡目)(Psittaciformes)インコ科(Psittaci-
dae)セキセイインコ属(Melopsittacus)の鳥。オーストラリア
原産。
体長20センチメートルほどの小形のインコ。野生種の体色は、
一般に頭・背は黄色、腰・胸・腹は緑色で、飼い鳥では黄・青
・白など。
オスのクチバシ(嘴)の付け根は青く、メスは茶色。
オスは音マネをし、長い台詞(セリフ)もよく覚える。
せきせき
【刺刺】
○(1)くどくどと、ことばの多いさま。
○(2)速いさま。激しいさま。
せきせきさん
【赤石山】
◇[中]Chishishan
○[地]⇒かえんざん(火焔山)
せきせつざんせっくつ
【積石山石窟】
◇[中]Jishishan Shiku
○[歴]⇒へいれいじせっくつ(炳霊寺石窟)
せきせん
【赤箭】
◇[中]chijian
○[薬]漢方薬の一つ。
オニノヤガラ(鬼の矢柄)の塊茎(カイケイ)を乾燥させた、滋養・
強壮の生薬。
「天麻(tianma)(テンマ)」とも呼ぶ。
参照⇒おにのやがら(オニノヤガラ,鬼の矢柄)
せきぜんそく
【咳ぜんそく】
【咳喘息】
◇[英]cough variant asthma
○[病]喘息(asthma)の前段階。
なんらかの原因で気道が狭くなっている症状。
せきだ
【関田】
◇[日]Sekida
○(1)[地]⇒せきださんみゃく(関田山脈)
○(2)[地]⇒せきだとうげ(関田峠)
○(3)新潟県上越市板倉区の地名。
◎旧住所は中頸城郡(ナカクビキグン)板倉町(イタクラマチ)関田。
せきださんみゃく
【関田山脈】
◇[日]Sekida Sanmyaku
○[地]長野県と新潟県の県境を走る山脈。
◎2008. 9.13(平成20)トレッキングルートの信越トレイルが全
通。
参照⇒しんえつとれいる(信越トレイル)
★せきたつかい
【石達開】
◇[中]Shi Dakai
○[人]太平天国の翼王(Yi Wang)(1833〜1863)。
せきたっかい
【石達開】
◇[中]Shi Dakai
○[人]⇒せきたつかい(石達開)
せきだとうげ《せきだたうげ》
【関田峠】
◇[日]Sekida Toge
○[地]新潟県上越市板倉区関田と長野県飯山市大字一山との境
にある、関田山脈の峠。標高約1,100メートル。
★せきたん
【石炭】
◇[英]coal(コール)
○[鉱]
「黒いダイヤ」とも呼ぶ。
参照⇒れきせいたん(瀝青炭),でいたん(泥炭)
◎電源開発方式が1953(昭和28)から火主水従・油主炭従と転換。
石炭は生産過剰傾向となり、同年出炭制限協定、人員整理、反
対ストライキ、スト規制法と石炭業界はゆれる。
2003. 4.25(平成15)石炭課税法、参議院本会議で可決・成立。
液化天然ガス(LNG)や液化石油ガス(LPG)の税率も引き上
げ。
★せきたんき
【石炭紀】
◇[英]Carboniferous Period
○[地]地質時代の古生代(Paleozoic Era)の6紀中、古い方か
ら5番目の紀。
デボン紀(Devonian period)の後、二畳紀(Permian period)
の前の時代。
3億6,700万年前から2億8,900万年前まで。
デボン紀末期にシダ植物群が陸上へ進出し、この時代には巨
大なシダ植物が繁茂して砂漠を土壌化し、裸子植物も出現。大
量の光合成の結果、石炭紀後期には大気中の酸素濃度が35%に
まで急上昇。
動物では爬虫類・昆虫が出現。
◎名称は、イギリスや北部ヨーロッパのこの紀の地層に石炭層
(coal bed)を含むことから。
◎光合成の結果は二酸化炭素の減少でもあり、寒冷化も進んで
酸素濃度は二畳紀末期には15%まで劇的に減少している。
★せきちく
【セキチク】
【石竹】
◇[学]Dianthus chinensis
○[植]ナデシコ目(Caryophyllales)ナデシコ科(Caryophylla-
ceae)ナデシコ属(Dianthus)の多年草。中国原産。
5〜6月ころ、3センチメートルほどの紅・白・ピンク色の
五弁花を咲かせる。
「いしのたけ(石の竹)」とも、またナデシコの別称「やまとな
でしこ(大和撫子)」に対して「からなでしこ(唐撫子)」とも呼ぶ。
◎英語:ピンク(pink)。
せきちく
【石竹】
○(1)[植]⇒せきちく(セキチク,石竹)
○(2)[色]([英]pink)淡い紅色。
「石竹色(イロ)」,「いしのたけ(石の竹)」とも呼ぶ。
せきちくいろ
【石竹色】
◇[英]pink
○[色]淡い紅色。
「石竹」,「いしのたけ(石の竹)」とも呼ぶ。
せきちゅう
【石柱】
○(1)[建]石造りの柱。
○(2)[鉱]鍾乳洞で、天井から床に続く石灰の柱。
鍾乳石(ショウニュウセキ)と石筍(セキジュン)とが繋(ツナ)がったもの。
参照⇒しょうにゅうせき(鍾乳石),せきじゅん(石筍)
★せきちゅう
【脊柱】
◇[英]spinal column/spine(スパイン)/rachis(ラキス,ラカ
イス)
○[医]
「脊椎(せきつい)」,「せぼね(背骨,脊骨)」とも呼ぶ。
◎頸椎(ケイツイ)。
胸椎(キョウツイ)。
腰椎(ヨウツイ):⇒ようつい(腰椎)
仙椎(センツイ)。
尾椎(ビツイ)。
せきちゅうこうわん
【脊柱後湾】
【脊柱後弯】
【脊柱後彎】
○[病]背骨が後方に湾曲して弓状に盛り上がる症状。
先天性のもの、乳幼児のくる病(佝僂病)、職業性のもの、加
齢による椎体や椎間板の変形・萎縮(イシュク)などがある。
局所的なものは「亀背(キハイ)」、強く隆起しているものは「円背
(エンハイ)」と呼ぶ。
「せきついこうわん(脊椎後湾,脊椎後弯,脊椎後彎)」とも呼ぶ。
参照⇒くるびょう(くる病,佝僂病),そくわんしょう(側湾症,
側弯症,側彎症)
◎古くは背中に虫がいると考えられ、「せむし(傴僂)」とも呼ば
れた。
参照⇒せむし(せむし,傴僂)
せきちゅうそくわんしょう《せきちゆうそくわんしやう》
【脊柱側湾症】
【脊柱側弯症】
【脊柱側彎症】
◇[英]scoliosis
○[病]⇒そくわんしょう(側湾症,側弯症,側彎症)
せきちょう《せきちやう》
【関町】
◇[日]Seki Cho
○三重県中北部、鈴鹿郡(スズカグン)の町。
参照⇒すずかのせき(鈴鹿の関,鈴鹿関)
◎岐阜県には関市がある。
◎「関サバ」は大分県大分市。
参照⇒せきさば(関サバ,関鯖)
せきつい
【脊椎】
◇[英]spine/rachis
○[医]⇒せきちゅう(脊柱)
せきついこうわん
【脊椎後湾】
【脊椎後彎】
【脊椎後弯】
○[病]⇒せきちゅうこうわん(脊柱後湾,脊柱後弯,脊柱後彎)
せきてい
【赤帝】
◇[中]Chidi
○(1)[中国神話]⇒しゅくゆう(祝融)
○(2)(五行説で)五天帝の一神。火性・夏(朱夏)・南方を支配
する。
「炎帝(Yandi)」,「火帝(Huodi)」とも呼ぶ。
参照⇒ごてんてい(五天帝)
せきていし
【赤帝子】
◇[中]Chidizi
○[人]漢の高祖劉邦(リュウ・ホウ)の別称。
⇒りゅうほう(劉邦)
◎五行説で、漢は火徳にあたるとされることから。
★せきてっこう《せきてつくわう》
【赤鉄鉱】
◇[英]hematite
○[鉱]酸化第二鉄(α−Fe2O3)を主成分とする鉱物。
「ヘマタイト」とも呼ぶ。
参照⇒てっこう(鉄鉱)
◎ブラウンヘマタイト(brown hematite):⇒かってっこう(褐
鉄鉱)
せきとう《せきたう》
【石濤】
◇[中]Shi Tao
○[人]中国明末・清初の画家(1642〜1718)。本名は朱若極(Zhu
Ruoji)。
せきとうき
【石頭記】
◇[中]Shitou Ji
○[文]『紅楼夢(Hongloumeng)(コウロウム)』の別称。
⇒こうろうむ(紅楼夢,紅樓夢)
せきどうぎ《せきだうぎ》
【赤道儀】
◇[英]equatorial telescope
○[天]地球の自転軸に平行な回転軸(極軸)とそれに直角な回転
軸(赤緯軸)との二つの回転軸を持つ望遠鏡。
地球の自転による天体の日周運動に合せ、時計仕掛けで自動
的に回転するようにしたもの。
参照⇒けいいぎ(経緯儀)(2)
せきどうぎにあ《せきだうぎにあ》
【赤道ギニア】
◇[英]Equatorial Guinea
○アフリカ中西部にある共和国。
首都はマラボ(Malabo)。
〈面積〉
2万8,051平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)32万人。
1983(昭和58)30万人。
1984(昭和59)38万人。
1988(昭和63)42万人。
1999(平成11)44万人。
2002(平成14)46万5,800人。
◎1968.10.12(昭和43)スペイン領から独立。
1968.11.12(昭和43)国際連合に加盟。
◎中国語表記は「赤道几内亜(Chidao Jineiya)」。
★せきどうこう《せきだうくわう》
【赤銅鉱】
◇[英]cuprite
○[鉱]酸化第一銅(Cu2O)を主成分とする鉱物。
「クープライト」,「キュープライト」とも呼ぶ。
参照⇒おうどうこう(黄銅鉱)
せきどうこまちどきっ《せきだうこまちどきつ》
【赤道小町ドキッ】
○[楽]松本隆作詞、細野晴臣作曲のCMソング(資生堂のキャ
ンペーン・ソング)。
歌は山下久美子。
◎1982. 4.(昭和57)発売。
せきどうさい《せきだうさい》
【赤道祭】
◇[英]ceremony of crossing the equator
○[海]船舶・艦艇が赤道直下を通過する際に、船上または船内
で行う祭り。
せきとうさん
【石頭山】
◇[中]Shitou Shan
○[地]中国の清涼山の別称。
⇒せいりょうざん(清涼山)
せきどうしゅう《せきだうしう》
【赤道州】
◇[フ]Province de l'Equateur、[英]Equateur Province
○コンゴ民主共和国(旧:ザイール)北西部の州。東部をオリエ
ンターレ州(Province Orientale)に接し、北部を中央アフリカ
共和国、西部をコンゴ共和国に隣接。
州都はムバンダカ(Mbandaka)。
「エクアトゥール州」,「エクワトゥール州」とも呼ぶ。
◎スーダンには東赤道州(東エクアトリア州)と西赤道州(西エ
クアトリア州)がある。
せきとめこ
【堰止め湖】
【堰止湖】
○[地]山崩れの土砂や、火山の溶岩・泥流などの噴出物が谷や
盆地の一部に流れ込み、川がせき止められて生じた湖。
川の堆積作用や、植物やビーバーなどの動物によってせき止
められる場合もある。
「堰塞湖(エンソクコ)」とも呼ぶ。
せきとり
【関取】
○(1)[運]相撲(スモウ)で、十両以上の力士(リキシ)の敬称。
化粧回しが許される。
○(2)[古]相撲の大関(オオゼキ)の別称。
せきねはま
【関根浜】
◇[日]Sekine Hama
○[地]青森県むつ市北部、下北半島北岸の漁港。
むつ科学技術館に原子力船むつの原子炉が保存・展示。
◎1981. 5.(昭和56)原子力船むつの母港建設が決定。
せきのまごろく
【関の孫六】
【関孫六】
○(1)室町〜江戸時代、美濃(岐阜県)在住の刀工孫六とその後
継者の鍛えた刀剣。切れ味のよいことでも名高い。
刀工は数代あり、美濃国赤坂のち同国関で作刀した二世の孫
六兼元が有名。
刃文(ハモン)に「三本杉(サンボンスキ)」と呼ばれる、杉が三本並んで
生えている遠景に似た互(グ)の目乱れがある。
○(2)前田家伝来の小堀遠州(エンシュウ)作の茶杓の名。
せきのみやちょう《せきのみやちやう》
【関宮町】
○[古]兵庫県北部中央、養父郡(ヤブグン)の町。
◎2004. 4. 1(平成16)養父郡の全4町が合併して養父市を発足。
せきはい
【惜敗】
○惜(オ)しくも負けること。
特に、競技・試合・選挙などに少しの差で敗れること。
参照⇒しんしょう(辛勝)
★せきはん
【赤飯】
○(1)[食]アズキ(小豆)を煮て、煮汁とともにモチゴメ(糯米)
にまぜ、セイロ(蒸籠)で蒸したオコワ(御強)。
「あかまんま(赤飯)」,「あかのまんま(赤の飯)」とも呼ぶ。
◎古代のアカゴメ(赤米)の代用とも言われている。
また、赤は魔除(マヨ)けの色として、お祝いの時に食べる。
○(2)[食]アズキの代りにササゲ(大角豆)を用いたオコワ。
アズキを煮ると割れることがあり、切腹(セップク)に通じると
忌(イ)んで、割れにくいササゲを使用したもの。
せきばん
【石板】
○[鉱][建]⇒すれーと(スレート)
せきばん
【石版】
◇[英]lithograph
○(1)[印]平版印刷に用いる石の版材。
○(2)[印]⇒せきばんいんさつ(石版印刷)
せきばん
【石盤】
◇[英]slate
○(1)[古](writing slate)粘板岩(ネンバンガン)の薄板に木製の枠
をつけたもの。
石筆(セキヒツ)で文字・図画などを書き、布など(eraser)で擦(コ
ス)って消し、何度でも書き直せる。
20世紀初期まで学童が学習用具として使用した。
参照⇒せきひつ(石筆)(2),こくばん(黒板)
○(2)[鉱][建]⇒すれーと(スレート)
せきばんいんさつ
【石版印刷】
◇[英]lithography
○[印]石板を原版に用いた平版印刷。
磨(ミガ)いた石板の表面に脂肪性のインクなどで文字や図形
を描き原版を作成する。
その表面全体を水で湿らせると脂肪性のインクの部分が水を
弾(ハジ)き、ここに印刷インクを塗るとその部分にだけ付着す
る。
その上に紙を置き、擦(コス)って印刷インクを転写させて印刷
する。
「リソグラフィー」とも呼ぶ。
参照⇒りそぐらふぃー(リソグラフィー)(2)
せきばんがわら《せきばんがはら》
【石板瓦】
○[鉱][建]⇒すれーと(スレート)
★せきひつ
【石筆】
○(1)
○(2)棒状のロウセキ(蝋石)。石盤(セキバン)に文字・図画などを
書く文房具。
参照⇒ろうせき(ロウセキ,ロウ石,蝋石)(2),せきばん(石盤)
(1)
せきふ
【石斧】
◇[英]stone ax
○[歴]原始時代の斧(オノ)の形をした石器。
打製(旧石器時代)と磨製(新石器時代)がある。
武器・工作具・農耕具などに用いられた。
日本では縄文時代・弥生時代に使われた。
「ストーンアックス」,「ストンアックス」とも呼ぶ。
参照⇒あくふ(握斧)
★せきへき
【赤壁】
◇[中]Chibi、[英]Chihpi/Red Cliff
○(1)中国中央部、湖北省(Hubei Sheng)咸寧市(Xianning Shi)
嘉魚県(Jiayu Xian)の西35キロメートルにある、長江(チョウコウ)
(揚子江<ヨウスコウ>)の左岸。
「赤壁の戦い」で有名。
参照⇒せきへきのたたかい(赤壁の戦い)
○(2)中国湖北省東部、黄岡市(Huanggang Shi)。(1)の赤壁の
下流で別の地。
蘇軾(Su Shi)(ソ・ショク)の『赤壁の賦(フ)』で有名。
◎東京都文京区御茶の水にある神田川の絶壁は、江戸時代、小
赤壁(ショウセキヘキ)とも呼ばれた。
秩父赤壁:⇒ながとろ(長瀞)
○(3)⇒せきへきし(赤壁市)
せきへきし
【赤壁市】
◇[中]Chibi Shi
○中国中央部、湖北省(Hubei Sheng)(コホクショウ)南西部の咸寧市
(Xianning Shi)が管轄する西端の市(県級市)。北部を嘉魚県
(Jiayu Xian)に接する。
せきへきのたたかい《せきへきのたたかひ》
【赤壁の戦い】
◇[英]Battle of the Red Cliff
○[歴]中国後漢(Hou Han)末( 208)に天下統一をねらう曹操
(Cao Cao)(ソウ・ソウ)の軍80万と劉備(Liu Bei)(リュウ・ビ)・孫権
(Sun Quan)(ソン・ケン)の連合軍との長江中流での戦い。
劉備の軍師諸葛孔明(Zhuge Kongming)(ショカツ・コウメイ)の献策に
よって、水上戦の経験のない曹操軍を奇襲。孫権の部将周瑜
(Zhou Yu)(シュウ・ユ)の部下黄蓋(Huang Gai)(コウ・ガイ)が降伏を装っ
て敵船に近づき、自船の枯れ柴に火をつけ、冬風を利して曹操
の兵船や陣営を焼き払って大敗させ、曹操の南進を阻止(ソシ)し
た。
この結果、孫権は江南の地を、劉備は巴蜀を得、曹操・孫権
・劉備による天下三分の形勢が定まった。
参照⇒しゅうゆ(周瑜)
せきべつ
【惜別】
○別れを惜(オ)しむこと。別れをつらく思うこと。
◎惜別の情(ジョウ)
せきべつのうた
【惜別の唄】
○[楽]島崎藤村(トウソン)作詞、藤江英輔作曲の歌謡曲。
歌は小林旭(アキラ)。
◎1961.10.(昭和36)レコード発売。
せきぼ
【惜暮】
○日が暮れるのを惜(オ)しむこと。
せきほうし
【赤峰市】
◇[中]Chifeng Shi
○中国北部、内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)東南部の
省直轄市(地級市)。
北緯42.27°、東経118.95°の地。
行政所在地は紅山区(Hongshan Qu)。
モンゴル語で「オラーンハダー市(Ulan Hada City)」とも呼ぶ。
参照⇒おんにゅどき(オンニュド旗,翁牛特旗)
〈面積〉
7,012平方キロメートル(区部)。
〈人口〉
2004(平成16)113万人(区部)。
◎古称は「松州(Songzhou)」、清代初期は「昭烏達盟(Zhaowuda
Meng)」。
もと熱河省。
1958(昭和33)赤峰県から赤峰市(県級市)に昇格。
1983(昭和58)地級市に昇格
せきほうたい
【赤報隊】
○[歴]朝日新聞社の言論封じを目的とした連続5件(警察庁指
定116号事件)の犯人の自称。
◎1987. 1.(昭和62)東京都中央区の東京本社ビルの外壁に散弾
が撃ち込まれる。
1987. 5. 3(昭和62)PM08:15ころ、兵庫県西宮市の阪神支局
に目出し帽で覆面した男が侵入し、散弾銃を2発発砲。記者小
尻知博(29歳)死亡(翌日)、犬飼兵衛重傷。4日、都内の新聞社
に赤報隊の名で犯行声明文が届く。
1987. 9.24(昭和62)名古屋本社新出来寮(独身寮)に散弾2発
銃撃。
1988. 3.11(昭和63)静岡支局爆破未遂事件、発生。
2002. 5. 3(平成14)午前零時、阪神支局襲撃事件の公訴時効
成立。
せきぼく
【石墨】
◇[英]graphite
○[鉱]⇒こくえん(黒鉛)
せきめん
【石綿】
○[鉱]⇒いしわた(石綿)
せきもりいし
【関守石】
◇[日]sekimori-ishi
○[建]茶庭の露地で、飛石(トビイシ)の岐路に置かれている小石。
蕨縄(ワラビナワ)または棕櫚縄(シユロナワ)で十文字または三掛けに
結(ムス)ばれていて、先への進入を禁止する目印。
来客を茶室へ導く心遣い。
「留石(トメイシ)」とも呼ぶ。
参照⇒とびいし(飛び石,飛石)(1),わらびなわ(蕨縄)(1)
せきやどまち
【関宿町】
◇[日]Sekiyado Machi
○[古]千葉県北西隅、東葛飾郡(ヒガシカツシカグン)にあった町。
◎もと久世氏4万8千石の城下町。
2003. 6. 6(平成15)野田市に編入。
★せきゆ
【石油】
◇[英]oil/petroleum(ペトローリアム)
○(1)
参照⇒げんゆ(原油),ちょうじゅうしつゆ(超重質油)
〈無機生成説〉
地中のメタンガスなどが高圧・高熱で変化して生成したとい
う説。
〈石油元売り大手4社〉
新日本石油(新日石)・出光興産・ジャパンエナジー(新日鉱
ホールディングス)・コスモ石油。
〈石油元売り大手5社〉
4社+昭和シェル石油。
◎電源開発方式が1953(昭和28)から火主水従・油主炭従に転換。
石油時代が到来する。
◎1993(平成 5)中国、石油の純輸入国となる。
○(2)(特に)灯油。
⇒とうゆ(灯油)(1)
せきゆけつがん
【石油頁岩】
◇[英]oil shale
○[鉱]⇒おいるしぇーる(オイルシェール,オイル・シェール)
★せきゆこうだん
【石油公団】
◇[英]Japan National Oil Corporation
○[歴]石油資源の自主開発と国家備蓄を任務とする公団。
独立行政法人「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」の前身。
略称は「JNOC」。
◎
1978. 6.27(昭和53)石油開発公団法改正、公布。石油公団と
改称。
2002. 7.19(平成14)石油公団廃止関連法案、参議院本会議で
可決・成立。2005年3月、廃止予定。
2004. 2.29(平成16)独立行政法人「石油天然ガス・金属鉱物
資源機構」が発足。
★せきゆしょっく
【石油ショック】
◇[和製英語]oil shock
○[経]
1973.10.(昭和48)第四次中東戦争による石油危機が発生し、
日本向け輸出削減の通告を受ける。
1973.11.(昭和48)狂乱物価・異常インフレが発生(第一次オ
イル・ショック)。トイレット・ペーパーや洗剤・砂糖などが
買いだめされ、便乗値上げを含み諸物価が暴騰する。
1973.12.22(昭和48)石油二法(石油需給適正化法・国民生活
安定緊急措置法)、施行。
1979(昭和54)イラン革命をきっかけに、OPEC(石油輸出
国機構)が相次いで原油を値上げし、第二次石油危機が起こる。
「オイル・ショック」とも呼ぶ。
◎ソ連経済の崩壊:補足説明参照⇒そびえとしゃかいしゅぎきょ
うわこくれんぽう(ソビエト社会主義共和国連邦)
せきゆたんかー
【石油タンカー】
◇[英]oil tanker
○[交]⇒おいるたんかー(オイルタンカー)(1)
せきゆたんく
【石油タンク】
◇[英]oil tank/petroleum tank
○石油を貯蓄・備蓄するタンク(油槽)。
大型のものは円筒形。上部のフタ(蓋)(inner float roof)は
液面に浮いた状態で、貯蔵量によって上下するようになってい
る。
◎地震:参照⇒すろっしんぐげんしょう(スロッシング現象)
★せきゆびちくほう《せきゆびちくはふ》
【石油備蓄法】
○[法]
参照⇒あいいーえー(IEA)
◎1975.12.27(昭和50)公布。
1976(昭和51)施行。
せきゆぴっち
【石油ピッチ】
◇[英]oil pitch
○[化]タールピッチ(tar pitch)を減圧蒸留してピッチオイル
(pitch oil)を得た残留物。アスファルト(asphalt)の一種。
重質炭化水素を主成分とする、黒色の固体物質。
道路舗装・建築材料・電気絶縁材などに使用する。
参照⇒たーるぴっち(タールピッチ,タール・ピッチ),あすふぁ
ると(アスファルト)(2)
せきゆふぁんひーたー
【石油ファンヒーター】
◇[英]oil fan heater
○[電]送風式の石油ストーブ。
温風を室内に送り出し、吸気と排気は室外に行う。
参照⇒ふぁんひーたー(ファンヒーター)
◎1978(昭和53)三菱電機、世界初の石油ファンヒーター「暖ファ
ン」を販売。
★せきらんかい
【赤瀾会】
○[歴]1921. 4.(大正10)ロシア革命に刺激された山川菊栄・久
津見房子・中曾根貞代・堺真柄らが結成した日本で最初の社会
主義婦人団体。
翌1922(大正11)八日会と改称。
せきりょうざん《せきらうざん》
【石老山】
◇[日]Sekiryo Zan
○[地]神奈川県北部、津久井郡(ツクイグン)の相模湖町(サガミコマチ)
と藤野町(フジノマチ)の境にある山。標高694.3メートル。
せきりょく
【石緑】
○(1)[化]緑青の別称。
⇒ろくしょう(緑青)(1)
○(2)[鉱]孔雀石の別称。
⇒くじゃくいし(孔雀石)
せきりん
【石林】
◇[中]Shilin
○[地]⇒ろなんせきりん(路南石林)
★せきりん
【赤リン】
【赤燐】
◇[英]red phosphorus
○[化]リン(燐)の同素体の一種。
元素記号は「P」、原子番号は15、原子量は30.97。
空気の供給を絶って黄燐(オウリン)(白燐)を熱して製する。
参照⇒おうりん(黄リン,黄燐)
せきりん
【惜吝】
○(1)物を使ったり、捨てたりすることを惜(オ)しむこと。物惜
しみすること。けち。
○(2)物を大切にすること。
せきりんいぞくじちけん
【石林イ族自治県】
【石林彝族自治県】
◇[中]Shilin Yizu Zizhixian
○中国南西部、雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)中東部の昆明
市(Kunming Shi)が管轄する南東部の県。
◎1913(大正 2)路南県。設置。
1956(昭和31)路南イ族自治県に改称。
2000(平成12)石林イ族自治県に改称。
2007(平成19)路南石林(Lunan Shilin)、ユネスコの世界自然
遺産に登録。
参照⇒ろなんせきりん(路南石林)
せきれい
【セキレイ】
【鶺鴒】
○[鳥]スズメ目(Passeriformes)セキレイ科(Motacillidae)の
鳥のうち、タヒバリ属(Anthus)を除く小鳥の総称。
全長20センチメートルくらいで体はほっそりとし、羽色は白
と黒あるいは黄と黒。長い尾をよく上下に振る習性があること
から「イシタタキ(石敲)」とも呼ばれる。多く水辺にすみ、歩き
回って虫を食べる。
「カワラスズメ(河原雀)」,「イモセドリ(妹背鳥)」,「ニワクナ
ギ(鶺鴒)」,「ニワクナブリ(鶺鴒)」,「トツギオシエドリ(嫁教鳥)」,
「トツギドリ(嫁ぎ鳥)」,「つつなわせ鳥」とも呼ぶ。
◎セグロセキレイ・ハクセキレイ・キセキレイ・イワミセキレ
イなど。
◎秋の季語。
せきろ
【赤露】
○[古][俗]共産主義(赤)国家であるソ連(露西亜)の略称・俗称。
⇒そびえとしゃかいしゅぎきょうわこくれんぽう(ソビエト
社会主義共和国連邦)
◎参照⇒ろすけ(露助)
せぎん
【世銀】
◇[英]International Bank for Reconstruction and Develop-
ment
○[経]国際復興開発銀行の通称である「世界銀行」の略称。
⇒こくさいふっこうかいはつぎんこう(国際復興開発銀行)
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