PDD図書館管理番号 0001.0036.1000.24
百 科 辞 書 《さす》 編集:獨 澄旻
-------- さす --------------------------------------------------
さす
【叉手】
◇[中]chashou
○⇒さしゅ(叉手)
さす
【扠首】
◇[日]sasu
○[建]小屋組(コヤグミ)で、棟木(ムナギ)などを支えるために合掌
形(ガッショウケイ)(山形)に組んだ部材。
民家の屋根や社寺建築の妻飾りなどに用いられる。
参照⇒さすざお(扠首竿),さすづか(扠首束),いのこさす(豕
扠首,猪子扠首),こやづか(小屋束)
さす
【砂州】
【砂洲】
◇[英]sandbar/sandbank.
○[地]海岸や湖岸に堆積してできた堤状の地形。
潮流・沿岸流・波浪・風や河川などで運ばれた土砂が細長く
積もった砂嘴(サシ)がさらに発達し、対岸近くまたは対岸まで達
したもの。
◎陸繋砂州(リクケイサス):⇒とんぼろ(トンボロ)
さーす
【サース】
【SaaS】
◇[英]Software as a Service
○[通][計]インターネットを介してサーバー上で動作するアプ
リケーションを利用するサービス。
ソフトを開発する会社が直接運用し、ASP(Application
Service Provider)より顧客のカスタマイズの自由度が高い。
参照⇒えーえすぴー(ASP)
さーす
【サース】
【SARS】
◇[英]Severe Acute Respiratory Syndrome
○[病]⇒えすえーあーるえす(SARS)
さーす
【サース】
【SIRS】
◇[英]Systemic Inflammatory Response Syndrome
○[病]⇒さーず(サーズ,SIRS)
さーず
【サーズ】
【SARS】
◇[英]Severe Acute Respiratory Syndrome
○[病]重症急性呼吸器症候群の略称。
コロナウイルスによる、従来の抗生物質が効かない肺炎。感
染経路は不明。
抗生物質を与えて3日以上症状が改善されない場合は感染の
疑いがある。
「新型肺炎」,「さーす(SARS)」とも呼ぶ。
参照⇒まーず(マーズ,MERS)
◎2003. 4. 1(平成15)世界保健機関(WHO)、コロナウイルス
(coronavirus)が主因との見解を示す。
2003. 4.16(平成15)WHO、新型コロナウイルスをSARS
ウイルス(SARS virus)と命名。
2003. 4.20(平成15)中国衛生省、感染状況を毎日公表開始。
2003. 5.23(平成15)香港大学医学部と深セン市疾病予防対策
センター、野生動物のハクビシンにSARSとよく似た遺伝子
構造のコロナウイルスを確認と発表。
2003. 7. 1(平成15)日本政府、感染症法の指定感染症に指定
し、4日政令を公布、14日施行。
2003. 7. 5(平成15)WHO、台湾全土を流行地域の指定から
解除し、事実上のSARS制圧宣言。
◎中国名は「非典(feidian)」。
さーず
【サーズ】
【SIRS】
◇[英]Systemic Inflammatory Response Syndrome
○[病]全身性炎症反応症候群の略称。
「サース(SIRS)」とも呼ぶ。
ざす
【座主】
◇「一座の主」の意味。
○(1)[仏]寺の事務を総理する僧職の首座。
○(2)[仏]本山の寺の主席の僧。
特に比叡山延暦寺(天台宗)の貫主(カンジュ)(天台座主)。
○(3)[仏]延暦寺・金剛峰寺・醍醐寺などの大寺の住職の公称
で、官命により補任される。
明治以後は私称。
○(4)[仏]経論を講究する禅僧。
★さすが
【さすが】
【流石】
○
さすが
【刺刀】
○(1)腰に帯びる短刀や、懐中に入れる護身用の短刀。
○(2)小柄(コヅカ)の別称。
⇒こづか(小柄)(2)
○(3)細工用の小刀(コガタナ)。
◎中国語で「刺刀(cidao)」は「銃剣」。
参照⇒じゅうけん(銃剣)(2)
さすかちゅわんしゅう《さすかちゆわんしう》
【サスカチュワン州】
◇[英]Saskatchewan Province
○カナダ中南部の州。北部をノースウェスト準州(Northwest
Territories)、東部をマニトバ州(Manitoba Province)、西部
をアルバータ州(Alberta Province)に接し、南部をアメリカ合
衆国に隣接。
州都はリジャイナ(Regina)。
北アメリカ大陸の大草原プレーリーの北端部で、カナダ最大
の小麦の産地。
「サスカチワン州」とも呼ぶ。
さすかちわんしゅう《さすかちわんしう》
【サスカチワン州】
◇[英]Saskatchewan Province
○⇒さすかちゅわんしゅう(サスカチュワン州)
さすかっち
【サスカッチ】
◇Sasquatch
○⇒さすくわっち(サスクワッチ)
さすがり
【さすがり】
○⇒じゅうろくむさし(十六六指,十六武蔵)
さすくわっち
【サスクワッチ】
◇Sasquatch
○北米やカナダの太平洋岸北西部の山岳地帯に生息するといわ
れる、毛深く人間に似た未確認動物。
「サスカッチ」,「ビックフット(bigfoot)」とも呼ぶ。
参照⇒ゆきおとこ(雪男)
さすけはな
【サスケハナ】
◇Susquehanna
○(1)[地](Susquehanna River)⇒さすけはながわ(サスケハナ
川)
○(2)[歴][軍]アメリカの海軍軍人ペリー(M.C.Perry)が浦賀に
来航したときの旗艦(flagship)。
2,450トン、全長約76メートル、両船側の外輪は直径約10メ
ートル。
◎1853. 7. 8(嘉永 6. 6. 3)浦賀沖に来航。僚艦はサラトガ
(Salatoga)(882トン)・ミシシッピー(Mississippi)(1,692トン)
・プリマス(Plymouth)(989トン)。
さすけはながわ《さすけはながは》
【サスケハナ川】
◇[英]Susquehanna River
○[地]アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州(New York
State)中央部のオステゴ湖(Ostego Lake)に発して南流し、ペ
ンシルバニア州(Pennsylvania Commonwealth)東部をジグザグ
に流れ、メリーランド州(Maryland State)のチェサピーク湾
(Chesapeake Bay)に注(ソソ)ぐ川。全長715キロメートル。
さすざお《さすざを》
【扠首竿】
◇[日]sasuzao/sasu-zao
○[建]扠首を構成する斜め材。
参照⇒さす(扠首),さすづか(扠首束)
さすづか
【扠首束】
◇[日]sasuzuka/sazu-zuka
○[建]山形に組んだ扠首の斜め材(扠首竿<ザオ>)の交差部を下
から垂直に支えている束柱。
「化粧束」とも呼ぶ。
参照⇒さす(扠首),さすざお(扠首竿),こやづか(小屋束)
◎この束柱のある扠首は「豕扠首(イノコサス)」と呼ぶ。
参照⇒いのこさす(豕扠首,猪子扠首)
さーずでー
【サーズデー】
◇[英]Thursday
○[暦]木曜日。
略号は「Thu」。
◎"Thor's day"の意味。
北欧神話の雷神トールから。
参照⇒とーる(トール)
さすていなびりてぃー
【サステイナビリティー】
◇[英]sustainability
○(1)耐性・持続可能性。
「サステナビリティ」とも呼ぶ。
○(2)[軍]軍隊の可能性(military capability)・防衛力。
「サステナビリティ」とも呼ぶ。
○(3)自然環境・生態系の中で、人間活動が長期間に渡って継
続されること。環境維持の可能性。
「サステナビリティ」とも呼ぶ。
さすていなぶる
【サステイナブル】
◇[英]sustainable
○(1)[形]維持できる、持続できる、継続できる、支えられる。
「サステナブル」とも呼ぶ。
○(2)[形]環境破壊や資源の枯渇を招かずに、環境や資源を維
持して利用する。
「サステナブル」とも呼ぶ。
さすていにんぐぷろぐらむ
【サステイニングプログラム】
【サステイニング・プログラム】
◇[英]sustaining program
○[放]民間放送で、広告主(スポンサー)なしの番組(プログラ
ム)。
番組にスポンサーがつかず、放送局が自らの費用で放送する
もの。
和略語で「サスプロ」とも呼ぶ。
⇔すぽんさーどぷろぐらむ(スポンサードプログラム,スポン
サード・プログラム)
さーずでーとう《さーずでーたう》
【サーズデー島】
◇[英]Thursday Island
○[地]オーストリア大陸北東部のヨーク岬半島(Cape Yoke Pen-
insula)北部のトレス海峡諸島(Torres Strait Islands)南西部
にある小島。
プリンスオブウェールズ島(Prince of Wales Island)の北部
に位置する属島。
周辺海域の真珠採取の基地となっている。
「木曜島(モクヨウトウ)」とも呼ぶ。
◎第二次世界大戦前は日本人採取者が多数居住していた。
さすてなびりてぃー
【サステナビリティー】
◇[英]sustainability
○⇒さすていなびりてぃー(サステイナビリティー)
さすてなぶる
【サステナブル】
◇[英]sustainable(サステイナブル)
○[形]⇒さすていなぶる(サステイナブル)
ざすにーかー
【ザ・スニーカー】
○[古][通]角川書店のライトノベル雑誌。隔月刊。
谷川流の小説『涼宮ハルヒ』シリーズなどを掲載。
◎1993. 4.(平成 5)季刊誌として創刊。
さすぷろ
【サスプロ】
◇[英]sustaining program
○[放]⇒さすていにんぐぷろぐらむ(サステイニングプログラ
ム,サステイニング・プログラム)
★さすぺんしょん
【サスペンション】
◇[英]suspension
○(1)吊(ツ)るすこと・吊るされること。
○(2)吊るされた状態・浮遊状態・宙ぶらりん。
○(3)吊るす物。
○(4)未決・未決定・保留。
○(5)(一時的な)中止・停止・不通。
○(6)停職・停学・出場停止。
○(7)[法](刑の)執行猶予。
○(8)[交][工]車体支持装置・懸架装置。
○(9)[化]⇒けんだくえき(懸濁液)
◎「サスペンド(suspend)(吊るす)」の名詞形の一つ。
参照⇒さすぺんす(サスペンス)
さすぺんす
【サスペンス】
◇[英]suspense
○(1)(精神的に)宙ぶらりん・あやふやな状態。不安・気がか
り。
◎スリルとサスペンス
参照⇒すりる(スリル)
○(2)[文][映][劇]小説・映画・演劇などで、読者や観客に不
安・緊張を感じさせる要素に富んだ作品。
◎類語:⇒すりらー(スリラー),ほらー(ホラー)(3)
○(3)未決定。未定・未決。権利停止。
◎「サスペンド(suspend)(吊るす)」の名詞形の一つ。
参照⇒さすぺんしょん(サスペンション)
さすぺんそいど
【サスペンソイド】
◇[英]suspensoid
○[化]⇒けんだくころいど(懸濁コロイド)
さすまた
【刺股】
【指叉】
○[歴]江戸時代の捕り物用具の一つ。
長い柄の先に二又(フタマタ)(U字型)の金具をつけたもの。
金具を相手の首にはめ、塀や地面に押し付けて取り押える。
金具と柄の間には相手に握らせないように多数の棘(トゲ)が
ある。
◎突棒(ツクボウ)・袖搦(ソデガラミ)と合せて「三つ道具」と呼ぶ。
参照⇒つくぼう(突棒),そでがらみ(袖搦み,袖搦)
◎現在でも防犯グッズとして販売されている。
さすらいのうた《さすらひのうた》
【さすらひの唄】
【さすらいの唄】
○[楽]1916(大正 5)公演されたトルストイ作『生ける屍(シカバ
ネ)』の劇中歌。
作詞:北原白秋(ハクシュウ)。
作曲:中山晋平(シンペイ)。
参照⇒かちゅーしゃのうた(カチューシャの唄)
させっくす
【サセックス】
◇Sussex
○(1)[歴](the County of Sussex)⇒させっくすしゅう(サセッ
クス州)
○(2)(Sussex County)⇒させっくすぐん(サセックス郡)
させっくすぐん
【サセックス郡】
◇[英]Sussex County
○アメリカ合衆国北東部、ニュージャージー州(New Jersey
State)北部の郡。
郡都はニュートン(Newton)。
〈人口〉
1980(昭和55)11万6,140人。
1990(平成 2)13万0,943人。
2000(平成12)14万4,166人。
させっくすしゅう《させつくすしう》
【サセックス州】
◇[英]the County of Sussex
○[歴]イギリス、イングランド南東部にあった州。
1974(昭和49)イースト・サセックス州(the County of East
Sussex)とウェスト・サセックス州(the County of West Sus-
sex)に分割。
させぼきち
【佐世保基地】
○[軍]長崎県北西部の佐世保市にある駐日アメリカ海軍基地。
参照⇒よこすかきち(横須賀基地)
させぼし
【佐世保市】
◇[日]Sasebo Shi
○長崎県北西部の市。
駐日アメリカ海軍と海上自衛隊佐世保地方隊の佐世保基地が
ある。
〈面積〉
1970(昭和45)250平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)25万1,000人。
1980(昭和55)25万1,188人。
◎1889(明治22)鎮守府、設置。
2005. 4. 1(平成17)北松浦郡(キタマツウラグン)の吉井町(ヨシイチョウ)
・世知原町(セチバルチョウ)を編入。
させぼじゅうこうぎょう《させぼぢゆうこうげふ》
【佐世保重工業】
◇[英]Sasebo Heavy Industries Co.
○[経][海]造船・土木会社。
本社は東京都。
略称は「SSK」。
◎1946.10. 1(昭和21)佐世保海軍工廠の造船施設を引き継ぎ、
佐世保船舶工業株式会社として創業。アメリカ艦艇の修理で実
績を上げる。
1961(昭和36)現名に社名変更。
1962(昭和37)世界初のマンモスタンカー日章丸三世(13万9千
重量トン)を建造。
させん
【左遷】
○高い官職・地位から低い官職・地位におとすこと。また、閑
職にしたり、官位を低くして遠地に赴任させること。
「左降(サコウ)」とも呼ぶ。
◎古代中国で、「右」を尊び、「左」を卑しむ習慣があったことか
ら。
さーせん
【サーセン】
◇[英]sarsen
○(1)南イングランドで産出する珪化砂岩の石。
世界的に造山運動が盛んだった第三紀ころに堆積したもの。
○(2)[歴]ストーンヘンジ(Stonehenge)で、環状に立てられて
いる大石。
参照⇒すとーんへんじ(ストーンヘンジ)
させんとう《させんたう》
【左旋糖】
◇[英]levulose
○[化]果糖の別称。
⇒かとう(果糖)
さぞ
【嘸】
【然ぞ】
◇副詞「然(サ)」に強めの係助詞「ぞ」が付いたもの。
○(1)(上の文の内容をうけて)そのように。そんなふうに。
○(2)(下に推量の語を伴い)さぞかし。さぞや。さだめし。きっ
と。
◎直接見聞や経験していないことについて、共感したり思いやっ
たりして用いる。
◎さぞお困りでしょう,さぞお疲れでしょう
★さそい
【誘い】
○
◎誘いをかける
ざそう《ざさう》
【ザ瘡】
【座瘡】
◇「ザ」は(「病」垂+「坐」:補助4560)
○[病]毛穴に炎症を起こして生ずる丘疹・膿疱。
毛根部(毛嚢)から分泌される脂肪のたまったもので、感染を
伴うと膿疱を形成。比較的慢性の経過をとる。
思春期の男女の見られるものを尋常性座瘡、そのうち顔面に
発生するものを一般にニキビ(面皰)と呼ぶ。
「アクネ(acne)」とも呼ぶ。
参照⇒しろう(脂漏)
★さそうとう《さそうたう》
【左宗棠】
◇[中]Zuo Zongtang、[英]Tso Tsung-tang
○[人]中国、清末の政治家(1812〜1885)。
1866(慶応 2)陝甘総督としてイスラム教徒の反乱を平定。
1875(明治 8)新疆(シンキョウ)軍務を監督する欽差大臣に就任。
1876(明治 9)カシュガル(喀什喝爾)のヤークーブ・ベグ
(Jakub Beg)軍事政権を打破し平定。
参照⇒いりじけん(イリ事件,伊犁事件)
さそら
【採蘇羅】
【佐曽羅】
○産地不詳の香木。
現在はインドネシアのティモール島産を使用。
一説に、インド中西部マハラシュトラ州(Maharashtra State)
中西部のプネ県(Pune District)南部のサスバード(Sasvad)。
参照⇒きどころ(木所)
★さそり
【サソリ】
【蠍】
【蝎】
◇[英]scorpion(スコーピオン)
○[動]蛛形(チュウケイ)類サソリ目に属する節足動物。
尾部に毒針を持つ。
さたー
【サター】
◇[英]Satyr、[希]Saturos
○[ギ神]⇒さてゅろす(サテュロス)
さだー
【サダー】
◇Sa'dah
○⇒さーだ(サーダ)
さーだ
【サーダ】
◇Sa'dah
○(1)(Muhafazat Sa'dah)⇒さーだしゅう(サーダ州)
○(2)イエメン共和国北西部、サーダ州の州都。
北緯16.94°、東経43.76°の地。
「サアダ」,「サダー」とも呼ぶ。
〈人口〉
1986(昭和61)1万1,709人。
2004(平成16) 5,200人。
★さだいじん
【左大臣】
○(1)[歴]律令制で、太政官の官名の一つ。
太政大臣の下位、右大臣の上位。
唐名(カラナ)は太傅(タイフ)。
○(2)[歴]明治初期の太政官制の官職の一つ。
さだいじん
【左大神】
【左大臣】
○神社外郭の随身門(ズイジンモン)で、向って右側に安置されてい
る神像。
◎左側の神像は「矢大神(ヤダイジン)」と呼び、左大神より若い。
ざだいそー
【ザ・ダイソー】
○[経]大創産業か展開する100円ショップ。
参照⇒ひゃくえんしょっぷ(100円ショップ,百円ショップ)
◎1972(昭和47)矢野博文により家庭用品を移動販売する矢野商
店として広島県で創業。
1982(昭和57)株式会社大創産業を発足。
1987(昭和62)100円ショップを開業。
ざたいむず
【ザ・タイムズ】
◇[英]the Times
○⇒たいむず(タイムズ)
さーたヴぁーはなちょう《さーたばあーはなてう》
【サータヴァーハナ朝】
◇[英]Satavahana Dynasty
○[歴]⇒あんどらちょう(アンドラ朝)
さだか
【サダカ】
◇sadaqah
○[宗]イスラム教徒が自発的に任意に行う喜捨(キシャ)。
◎財産に比例して義務付けられる喜捨は「ザカート(zakat)」。
さたけ
【佐竹】
◇[日]Satake
○姓氏の一つ。
◎中世、関東御家人、のち常陸の戦国大名。本姓は清和源氏。
源義光(ヨシミツ)(新羅<シンラ>三郎)の孫昌義が、常陸国(ヒタチノクニ)
久慈郡佐竹郷に土着して佐竹氏を称し、以後同国北部に勢力を
有した。
初め平氏に従い、隆義の子秀義の代に鎌倉幕府に服属して源
頼朝の奥州征討に従い、鎌倉幕府の滅亡とともに足利尊氏に仕
え常陸守護。
戦国時代には常陸から下野(シモツケ)・陸奥(ムツ)にも勢力を拡大。
義重(ヨシシゲ)・義宣(ヨシノブ)父子は小田原北条氏と対抗して豊臣
秀吉に通じ、常陸国水戸54万6,000石の本領を安堵(アンド)され
て水戸城に移り、天下六大名の一人となる。
関ヶ原合戦では義宣が豊臣方の西軍に加わり、戦後に20万5,
800石で出羽国(デワノクニ)久保田(秋田)に減封。
江戸幕末の戊辰戦争では義堯(ヨシタカ)が奥羽越列藩同盟に反対
し官軍につき、明治維新後に侯爵となる。
義重までを常陸佐竹氏、以後を久保田佐竹氏とも呼ぶ。
参照⇒さたけはん(佐竹藩)
〈常陸佐竹氏の歴代藩主〉
初 代:佐竹昌義。
第??代:佐竹隆義。
第??代:佐竹秀義。
第18代:佐竹義重(1547〜1612)。
★さたけはん
【佐竹藩】
◇[日]Satake Han
○[歴]江戸時代、出羽国秋田地方を領有した外様大名佐竹氏の
藩。
「秋田藩」,「久保田藩」とも呼ぶ。
〈久保田佐竹氏の歴代藩主〉
初 代:佐竹義宣(ヨシノブ)(1570〜1633)。
第8代:佐竹義敦(諸山)。
第??(9/10)代:佐竹義和(ヨシマサ)。
第13代:佐竹義堯(ヨシタカ)。
参照⇒さたけ(佐竹)
◎1600(慶長 5)室町時代以来この地を領有していた秋田氏が、
関ヶ原の戦いで西軍に加担したため、常陸国(茨城県)宍戸へ移
封。
1602(慶長 7)常陸国水戸54万6,000石の佐竹義宣が、同じく
西軍加担のため、20万5,800石に減ぜられて移封。
1701(元禄14)佐竹義長に新田2万石(岩崎藩)、佐竹義都(ヨシク
ニ)に新田1万石(久保田新田藩)を分与。
1732(享保17)久保田新田藩の1万石、宗藩に返還。
◎湯沢・角館・大館の佐竹氏は支族。
さだーしゅう《さだーしう》
【サダー州】
◇Muhafazat Sa'dah、[英]Sadah Governorate
○⇒さーだしゅう(サーダ州)
さーだしゅう《さーだしう》
【サーダ州】
◇Muhafazat Sa'dah、[英]Sadah Governorate
○イエメン共和国北西部の州。南東部をサヌア州(Muhafazat
San'a)、南西部をハッジャ州(Muhafazat Hajjah)に接し、北部
・西部をサウジアラビアに隣接。
州都はサーダ。
「サアダ州」,「サダー州」とも呼ぶ。
〈面積〉
2万9,617平方キロメートル。
〈人口〉
1994(平成 6)48万4,100人。
2004(平成16)49万5,400人。
さだじんじゃ
【佐太神社】
○島根県松江市(マツエシ)にある神社。
祭神は天照大神・佐太大神など。
9月の例祭御座替神事に国指定重要無形文化財の佐陀神能(サ
ダシンノウ)が奉納される
◎2011(平成23)佐陀神能、ユネスコの無形文化遺産に登録。
◎旧住所は八束郡(ヤツカグン)鹿島町(カシマチョウ)佐陀宮内(サダミヤウチ)。
さたちょう《さたちやう》
【佐多町】
◇[日]Sata Cho
○[古]鹿児島県南東部、大隅半島(オオスミ・ハントウ)南部にある肝属
郡(キモツキグン)の町。
◎2005. 3.31(平成17)根占町(ネジメチョウ)と合併して南大隅町(ミナ
ミオオスミチョウ)を発足。
さだちょう《さだちやう》
【佐田町】
◇[日]Sada Cho
○[古]島根県北東部、簸川郡(ヒカワグン)の町。
◎2005. 3.22(平成17)出雲市(イズモシ)に編入。
さたでー
【サタデー】
◇[英]Saturday
○[暦]土曜日。
略号は「Sat」。
参照⇒どようび(土曜日)
◎サターン(Saturn)(土星)から。
★さだと
【サダト】
◇Mohammed Anwar al-Sadst
○[人]エジプトの大統領(1918〜1981)。
ナセル大統領の政権を受け継ぐ。
1977.11. 9(昭和52)イスラエルのエルサレムを訪問。
1978. 9.(昭和53)カーター米国大統領の山荘キャンプデービッ
ドで、イスラエルのペギン首相とエジプト・イスラエル平和条
約に署名。締結よりアラブ諸国から反感を買って孤立化。
1978(昭和53)ノーベル平和賞を受賞。
1981.10. 6(昭和56)戦勝記念日の軍事パレードの最中に暗殺。
後継者はバラク大統領。
参照⇒いすらんぶり(イスランブリ)
◎サダトは、4度の中東戦争でパレスチナ人に尽くしたのだか
ら、これからは戦争よりエジプトの経済政策を優先しようとし
たもので、これがアラブ諸国に裏切りとみられた。
さだとっけつ
【沙陀突厥】
○[歴]突厥族の沙陀部族。
⇒とっけつ(突厥)
さーたばーはなちょう《さーたばーはなてう》
【サータバーハナ朝】
◇[英]Satavahana Dynasty
○[歴]⇒あんどらちょう(アンドラ朝)
さたひっぷ
【サタヒップ】
◇Sattahip
○タイ中央部のチョンブリ県(Chon Buri tihn)にある、タイラ
ンド湾(Gulf of Thailand)に面する都市。
北緯12.67°、東経100.90°の地。
サタヒップ空港・海軍基地などがある。
〈人口〉
2000(平成12)5万1,700人。
2002(平成14)5万3,300人。
さたみさき
【佐多岬】
◇[日]Sata Misaki
○[地]鹿児島県大隅半島(オオスミ・ハントウ)先端、九州最南端の岬。
霧島屋久国立公園の一部で、鹿児島県肝属郡(キモツキグン)佐多
町(サタチョウ)に所属。
ソテツ・リュウガン・ビロウ・ゴムノキなどの亜熱帯植物が
群生する。
薩摩半島の開聞岬(カイモンミサキ)と相対する。
参照⇒かいもんみさき(開聞岬)
◎佐田岬(サダミサキ)は愛媛県。
★さだみさき
【佐田岬】
◇[日]Sada Misaki
○[地]愛媛県の西端、佐田岬半島の岬。
◎佐多岬(サタミサキ)は鹿児島県。
さだみさき
【蹉ダ岬】
◇[日]Sada Misaki
○[地]足摺岬の別称。
⇒あしずりみさき(足摺岬)
◎「ダ」は「(「足」偏+「它」)」と書く。
さだむ
【サダム】
◇[アラビア語]Saddam(衝突)
○イラクの男性の名前。
◎1970年代以降、イラク大統領サダム・フセイン(Saddam Hus-
sein)の影響で次第に多くなる。
参照⇒ふせいん(フセイン)
さだむしてぃー
【サダムシティー】
◇[英]Saddam City
○[古]⇒さどるしてぃー(サドルシティー)
さだむふぇだいん
【サダム・フェダイン】
◇Saddam Fedayeen/Saddam's Fedayeen
○[歴][軍]⇒ふぇだいんさだむ(フェダイン・サダム)
さだむふぇだいーん
【サダム・フェダイーン】
◇Saddam Fedayeen/Saddam's Fedayeen
○[歴][軍]⇒ふぇだいんさだむ(フェダイン・サダム)
さだめこもん
【定め小紋】
【定小紋】
○[歴][服]江戸時代、各藩で定めた裃(カミシモ)の小紋柄。
「裃小紋」,「留柄(トメガラ)」とも呼ぶ。
◎徳川将軍家の御召十。
五代将軍綱吉公の松葉小紋。
紀州徳川家の鮫小紋(サメコモン)(極鮫)。
甲斐武田家の武田菱。
加賀前田家の菊菱角通(カドトオ)し。
肥前鍋島家の胡麻柄小紋。
肥後浅野家の霰小紋(アラレコモン)。
薩摩島津家の大小霰。
さたら
【サタラ】
◇Satara
○(1)(Satara District)⇒さたらけん(サタラ県)
○(2)インド中西部、マハラシュトラ州(Maharashtra State)南
西部のサタラ県中央部にある県都。州都ムンバイ(Mumbai)の南
東。
さたらけん
【サタラ県】
◇[英]Satara District
○インド中西部、マハラシュトラ州(Maharashtra State)南西
部の県。北部をプネ県(Pune District)に接する。
県都はサタラ。
★さたん
【サタン】
◇[英]Satan
○(1)[宗](ユダヤ教やキリスト教の)悪魔(devil)・魔王。
参照⇒ろくろくろく(666)
◎ヘブライ語の「敵(satan)」から。
ドイツ語では「ザータン(Satan)」。
○(2)[軍]⇒えすえすじゅうはち(SS−18)
さたん
【左袒】
◇[中]zoutan
○(1)着物の片肌を脱いで左の肩をあらわすこと。
○(2)[慣用句](一方に)味方すること・加勢すること・肩入れ
すること。
◎『史記』「呂后本紀」にある説話から。
前漢の功臣周勃(Zhou Bo)(シュウ・ボツ)が呂氏(リョシ)一族の乱を
平定しようとしたとき、呂氏(太后側)につくものは右袒し、劉
氏(天子側)につくものは左袒せよと軍中に呼び掛けると、皆左
袒したという。
◎中華の風習で着物は右衽に着ることから、左肩を出すことは
容易だが、右肩を出すことは面倒であることを考えると、周勃
の巧みな知恵が感じられる故事。
「左衽」は「さじん」。
参照⇒さじん(左衽)
★さたーん
【サターン】
◇[英]Saturn
○(1)[ロ神]農耕の神。ラテン名はサトゥルヌス(Saturnus)。
ギリシア神話のクロノス(Cronos)に当たる。
○(2)[天]土星。
⇒どせい(土星)
○(3)[歴][宇]⇒さたーんろけっと(サターン・ロケット)
ざーたん
【ザータン】
◇[独]Satan、[英]Satan
○[宗]⇒さたん(サタン)
さたーんびゅー
【サターン・ビュー】
◇[登録商標]Saturn Vue
○[交]ゼネラル・モーターズ(GM)社製の小型スポーツ用多目
的車(SUV)。
さたーんろけっと
【サターン・ロケット】
◇[英]Saturn rocket
○[歴][宇]アメリカのアポロ計画で用いられたロケット。
有人宇宙船の打ち上げに用いられた。
サターンV:全長約110メートル。
◎1967(昭和42)初打ち上げ。
1969(昭和44)月旅行に成功。
さち
【蹉躓】
◇[中]cuozhi
○(1)躓(ツマズ)くこと。
「蹉跌(サテツ)」とも呼ぶ。
○(2)失敗すること・挫折(ザセツ)・頓挫(トンザ)。
「蹉跌」とも呼ぶ。
さちこ
【SACHIKO】
○[楽]小泉長一郎作詞、馬場章幸作曲の歌謡曲。
歌は「ばんばひろふみ」。
◎1979. 9.(昭和54)発売。
◎「馬場章幸」・「ばんばひろふみ」とも本名は馬場弘文。
さちしお《さちしほ》
【さちしお】
○[軍]海上自衛隊の「ゆうしお型」潜水艦(SS582)。
◎1989. 3.24(平成元)竣工。
ざちゅ
【ザチュ】
【ザ・チュ】
◇[チベット語]Dza Chu、[英]the Mekong River
○[地]⇒めこんがわ(メコン川,メコン河)
さちゅろす
【サチュロス】
◇[英]Satyrs
○[ギ神]⇒さてゅろす(サテュロス)(1)
さつ
【札】
○(1)ふだ(札)。
参照⇒あかふだ(赤札),たぐ(タグ)
○(2)書き物。手紙。
◎一札入れる
○(3)紙幣(シヘイ)。
⇒しへい(紙幣)
◎千円札,一万円札,藩札(ハンサツ),西郷札(サイゴウサツ)
さつ
【察】
○(1)[俗]警察の隠語。
○(2)([中]Cha)中国北部の察哈爾(Chaha'er)(チャハル)の別名・略
称。
⇒ちゃはる(チャハル,察哈爾)
さつえい
【撮影】
○(1)[写]カメラ(写真機)・カメラ携帯などで写真(静止画)を
撮(ト)ること。
⇔えいしゃ(映写)
○(2)[映][TV]映画カメラ(撮影機)・ビデオカメラなどで映
像(動画)を撮ること。
⇔えいしゃ(映写)
さつえいせんそう《さつえいせんさう》
【薩英戦争】
○[歴]江戸幕末、薩摩藩とイギリス東洋艦隊と間で行われた戦
争。
1862(文久 2. 8.)生麦事件でイギリス政府は犯人の処罰と賠
償金を要求し、薩摩藩は要求を無視。ついにイギリス艦隊7隻
が鹿児島沖に出動。
1863(文久 3. 7. 2)東洋艦隊が鹿児島を砲撃。薩摩藩も応戦
して双方とも大きな損害を受けながら勝敗は決しなかった。
同年11月、横浜で和議を成立し、薩摩藩は賠償金を支払った。
参照⇒なまむぎじけん(生麦事件)
◎以後両者は接近し緊密度を深めた。
さっかく《さくかく》
【錯覚】
○(1)(misapprehension)思い違い。勘違(カンチガ)い。
○(2)[心](illusion)神経の働きは正常であるが、あるものに
ついての知覚が刺激の客観的性質と著しく食い違う現象。
参照⇒げんかく(幻覚)
★ざつがく
【雑学】
○
参照⇒とりびあ(トリビア)
さっかしょう《さつくわしやう》
【擦過傷】
○[医]かすりきず(掠傷)。
さっからいせき《さつからゐせき》
【サッカラ遺跡】
◇[英]the ruins of Saqqara/the ruins of Saqqarah
○[歴]エジプトの首都カイロの南方にあった、古代エジプトの
遺跡。
古代の都メンフィス(Memphis)を見下ろすナイル下流西岸(左
岸)の砂漠台地に位置し、南北7〜8キロメートル・東西0.8〜
1.8キロメートルの墓域で、ジュゼル王(King Djoser)の階段ピ
ラミッド(Step Pyramid)や古代の墳墓マスタバ(mastaba)が点
在する。
「サッカーラ遺跡」とも呼ぶ。
参照⇒ますたば(マスタバ)(2)
◎2005(平成17)古代エジプト第30王朝のものとみられるミイラ
が発見される。
さっかーらいせき《さつかーらゐせき》
【サッカーラ遺跡】
◇[英]the ruins of Saqqara/the ruins of Saqqarah
○[歴]⇒さっからいせき(サッカラ遺跡)
さっからいど
【サッカライド】
◇[英]saccharide
○[生化]⇒とうるい(糖類)
◎モノサッカライド(monosaccharide):⇒たんとうるい(単糖
類)
ダイサッカライド(disaccharide):⇒にとうるい(二糖類)
オリゴサッカライド(oligosaccharide);⇒おりごとう(オリ
ゴ糖)
ポリサッカライド(polysaccharide):⇒たとうるい(多糖類)
★さっかりん
【サッカリン】
◇[英]saccharin
○[食]人工甘味料の一つ。
◎1879(明治12)レムセン(I.Remsen)が発見。
さつき
【サツキ】
【皐月】
【五月】
○[植]サツキツツジの略称。
⇒さつきつつじ(サツキツツジ,皐月躑躅)
◎早苗月(サナエヅキ)の意味。
さつき
【皐月】
【五月】
○(1)[暦]陰暦五月(5月)のこと。
「仲夏(チュウカ)」,「早苗月(サナエヅキ)」,「暑月(ショカ)」とも呼ぶ。
◎川柳「江戸つ子は五月のこいの吹き流し口先ばかりで腹わた
はなし」。
サツキの鯉(コイ)の吹き流し:鯉幟(コイノボリ)のように、腹の中
に何もないさっぱりした性格という意味。
◎早苗月(サナエヅキ)の意味。
○(2)[植]サツキツツジの略称。
⇒さつきつつじ(サツキツツジ,皐月躑躅)
さっき《さくき》
【削器】
◇[英]scraper
○[歴]⇒すくれいぱー(スクレイパー)(7)
さつきあめ
【五月雨】
○[気]さみだれ(五月雨)。梅雨(ツユ)。
さつきうま
【五月馬】
○(長野県大町市付近で)馬市で農耕馬の貸借の契約をすること。
「春馬(ハルウマ)」とも呼ぶ。
★さつきつつじ
【サツキツツジ】
【皐月躑躅】
◇[学]Rhododendron indicum
○[植]ツツジ目(Ericales)ツツジ科(Ericaceae)ツツジ属(Rho-
dodendron)の常緑低木。
「サツキ(皐月,五月)」とも呼ぶ。
ざっきょう《ざつけふ》
【雑協】
○[俗]日本雑誌協会の略称。
さっきん
【殺菌】
○病原体の細菌など微生物を死滅させ、無菌状態にすること。
煮沸(シャフツ)・紫外線・放射線などの物理的方法と、殺菌剤に
よる化学的方法とがある。
参照⇒ほうしゃせんさっきん(放射線殺菌)
◎殺菌しても菌の毒素が残る場合があり、消毒とは異なる。
さっぐ
【サッグ】
◇[英]thug
○(1)[古]サッグズ(Thugs)の団員。
参照⇒さっぐず(サッグズ)
○(2)(転じて)暴漢・悪漢。刺客。
さっぐず
【サッグズ】
◇[英]Thugs
○[歴]北インドで信仰するヒンズー教の女神カーリー(Kali)を
信奉する秘密結社。
生贄(イケニエ)として絞殺による暗殺を行っていた。
ざっけきょう《ざつけきやう》
【雑華経】
○[仏]『華厳経(ケゴンキョウ)』の別名。
⇒けごんきょう(華厳経)
◎「雑華」とは、「行(ギョウ)」を「華」にたとえ、いろいろな修行が
個別ではなく交雑して渾然(コンゼン)となっているさま。
さっこ
【猿子】
○(1)[服]⇒さるこ(猿子)(1)
○(2)[建]⇒かりこ(仮子)
さっこう
【先笄】
○⇒まいこ(舞子)
さっし
【サッシ】
◇[英]sash
○[建]上下に開閉する窓枠。
◎アルミ・サッシ
◎日本では金属製(特にアルミ製)の窓枠をさす場合が多い。
塩化ビニール製のサッシは、断熱性が高く省エネとしては効
果が大きい。ただ、耐熱性と破棄したときのダイオキシン発生
のマイナス点もある。
★ざっし
【雑誌】
◇[英]magazine
○
「マガジン」とも呼ぶ。
◎雑誌専門図書館:⇒おおやそういちぶんこ(大宅壮一文庫)
◎1981(昭和56)雑誌の売り上げが書籍を抜く。
さっじーな
【サッジーナ】
◇[伊]saggina
○[植][農](イタリア語で)モロコシ(唐黍)。
⇒もろこし(モロコシ,唐黍,蜀黍)
ざっしゅ
【雑修】
○(1)[仏]行業を雑(マジ)えて修めること。
○(2)[仏]念仏以外の雑行(ゾウギョウ)を修めること。
「ぞうしゅ(雑修)」とも呼ぶ。
⇔せんじゅ(専修)
★ざっしゅ
【雑種】
○(1)
○(2)[生]
参照⇒ざっしゅだいいちだい(雑種第一代)
◎雑種強勢:⇒へてろーしす(ヘテローシス)
さっしゅう《さつしう》
【薩州】
◇[日]Sasshu
○[歴]中国風の旧国名。
⇒さつま(薩摩)
ざっしゅきょうせい《ざつしやきやうせい》
【雑種強勢】
○[生]⇒へてろーしす(ヘテローシス)
★ざっしゅだいいちだい
【雑種第一代】
◇[英]first filial generation/F1 hybrid
○[生][農]交雑・交配によって生じる第一代目の雑種。
「一代雑種」,「一代交配種」とも呼び、略称は「F1」,「F1種」。
参照⇒へてろーしす(ヘテローシス)
ざっしょのくまいせき《ざつしよのくまゐせき》
【雑餉隈遺跡】
○[歴]福岡県福岡市博多区にある弥生時代早期から前期(紀元
前5〜3世紀)の遺跡。
朝鮮半島製とみられる副葬品の有柄式磨製石剣3本が発見さ
れている。
さつじん
【殺人】
○人を殺すこと。
◎殺人罪,殺人事件
◎英語:マーダー(murder):⇒[2]まーだー(マーダー)
ドイツ語:モルト(Mord):⇒もると(モルト)
フランス語:ムルトル(meurtre)。
イタリア語:オミチーディオ(omicidio)。
スペイン語:アセシナート(asesinato)。
トルコ語:ジナイェット(cinayet)。
中国語:凶殺(兇殺)(xiongsha)。
◎他人に殺された人の親族を「苦主(クシュ)」と呼ぶ。
日本の殺人の約半数は、無理心中などの親族によるもの。
◎『旧訳聖書』での殺人者の第1号:⇒かいん(カイン)
さつじん
【殺陣】
○[劇][映][TV]⇒たて(殺陣)
さつじんけん
【殺人剣】
○(1)人を殺害するためのみに用いる刀剣。
「殺人刀(セツニントウ)」とも呼ぶ。
⇔かつじんけん(活人剣)(1)
○(2)[仏]⇒せつにんとう(殺人刀)
★さつじんざい
【殺人罪】
○[法]死刑・無期または3ヶ年以上の懲役。
〈承諾殺人罪〉
相手の承諾を得た上で殺害した場合に適用される刑罰。6ヶ
月以上7ヶ年以下の懲役または禁固。
◎旧刑法には謀殺と故殺の区別があったが、現行刑法では普通
殺人と尊属殺人の区別があるだけである。
謀殺とは予め計画考慮して行われたもので、故殺とは一時の
激情によって殺意が生じたものである。
さつじんしゃ
【殺人者】
○人を殺した人・人殺し。
◎英語:キラー(killer)/マーダラー(murderer)/スレイヤー
(slayer)/ホミサイド(homicide)。
ドイツ語:メルダー(Moerder)。
フランス語:(男性形)テュア(tueur)/(女性形)テューズ
(tueuse)。
イタリア語:(男性形)アッサシーノ(assassino)/(女性形)
アッサシーナ(assassina)。
スペイン語:(男性形)アセシーノ(asesino)/(女性形)アセ
シーナ(asesina)。
ロシア語:ウビーツァ(ubiytsa)。
フィンランド語:タッパヤ(tappaja)。
トルコ語:カーティル(katil)。
中国語:凶手(兇手)(xiongshou)。
さっせい
【殺青】
【殺】
◇[中]shaqing
○⇒かんせい(汗青,汗)
ざっせつ
【雑節】
○[暦]二十四節気以外に季節の移り変わりの目安として設けら
れた特定の日または期間の総称。
節分(セツブン)・八十八夜(ハチジュウハチヤ)・入梅(ニュウバイ)・半夏生
(ハンゲショウ)・二百十日(ニヒャクトオカ)・二百二十日(ニヒャクハツカ)・土用
(ドヨウ)・彼岸(ヒガン)・社日(シャニチ)など。
八十八夜や二百十日は立春を起算日としている。
参照⇒せつぶん(セツブン),にじゅうしせっき(二十四節気),し
ちじゅうにこう(七十二候)
◎半夏生(ハンゲショウ)は梅雨(ツユ)明け、二百十日は台風が来やす
いなど、農業や漁業の目印に使われていた。
参照⇒はんげしょう(半夏生)(1)
さっちぇぷ
【サッチェプ】
○[アイヌ語](アイヌ民族伝統の)塩漬けにして寒風で干し、さ
らに薫製にしたサケ(鮭)。
◎「乾いた魚」の意味。
さっちゃー
【サッチャー】
◇Margaret Hilda Thatcher(マーガレット・サッチャー)
○[人]イギリスの女性政治家(1925.10.13〜2013. 4. 8)。
1975〜1990(昭和50〜平成 2)保守党(Conservative Party)の
党首。
1979. 5. 4〜1990.11.22(昭和54〜平成 2)首相(prime min-
ister)(イギリス初の女性首相)。
脳卒中で死去(87歳)。
さっちゃん
【サッちゃん】
○[楽]阪田寛夫(ヒロオ)作詞、大中恩作曲の童謡。
◎1959(昭和34)発表。
2006.10.14(平成18)大阪府大阪市阿倍野区の南大阪幼稚園で
詩碑の除幕式を挙行。幼稚園は作詞者とモデルになった菊田幸
子がともに通ったところ。
さっちょうどひ《さつちやうどひ》
【薩長土肥】
○[歴]明治維新に大きく貢献した、薩摩藩(鹿児島県)・長州藩
(山口県)・土佐藩(高知県)・肥前藩(佐賀県)の4藩。
明治政府初期に4藩の出身者が要職を独占し、藩閥政治を行っ
た。
参照⇒ゆうはん(雄藩)(2)
さって
【幸手】
◇[日]Satte
○(1)⇒さってし(幸手市)
○(2)[交]⇒さってえき(幸手駅)
さってえき
【幸手駅】
○[交]埼玉県幸手市中(ナカ)にある、東武日光線の駅。
杉戸高野台(スギトタカノダイ)駅(杉戸町)と南栗橋(ミナミクリハシ)駅(栗
橋町)の間。
さってし
【幸手市】
◇[日]Satte Shi
○埼玉県東部の市。北部を茨城県、東部を千葉県に隣接する。
東武日光線が通じ、幸手駅がある。
◎江戸時代は日光街道・日光御成道・奥州街道の、杉戸(スギト)
と栗橋(クリハシ)の間の宿場町・市場町として発達。
ざってる
【ザッテル】
◇[独]Sattel(鞍)
○[地]アルプス山脈にある高峰モンテ・ローザ(Monte Rosa)の
一峰。標高4,359メートル。
参照⇒もんてろーざ(モンテ・ローザ)
さっと
【サット】
【SAT】
◇[英]Special Assault Team
○警察などの特殊急襲部隊。
特殊な訓練を受けた精鋭部隊で、ハイジャックや銃器使用の
凶悪テロなどが起きた時、強行突入して犯人制圧や人質救出な
どを行う。
警視庁(東京)・北海道警・大阪府警・千葉県警・神奈川県警
・愛知県警・福岡県警・沖縄県警の7都道府県警の機動隊に計
約2百人を配備。一個班約20人編成で、狙撃用のライフルや閃
光弾(センコウダン)などを装備。
参照⇒しっと(シット,SIT),まーと(マート,MAAT),す
わっと(スワット,SWAT),とくしゅさくせんぐん(特殊作戦
群)
◎1977(昭和52)ハイジャック事件を契機に設置。
1979(昭和54)大阪の銀行で起きた人質立てこもり事件に出動。
1995(平成 7)全日空機ハイジャック事件に出動。
2000. 5.(平成12)バス乗っ取り事件に出動。
2007. 5.17(平成19)愛知県愛知郡(アイチグン)長久手町(ナガクテチョ
ウ)で拳銃立てこもり事件が発生し、18日隊員の林一歩巡査部長
(23歳)が殉職。
★さつないがわ《さつないがは》
【札内川】
◇[日]Satsunai Gawa
○[地]北海道南部、日高山脈に発源し、北東流して十勝川に合
流する川。
参照⇒とかちがわ(十勝川)
さつなんしょとう《さつなんしよたう》
【薩南諸島】
◇[日]Satsunan Shoto
○[地]南西諸島の北半部、大隅(オオスミ)諸島・吐カ喇(トカラ)列島
・奄美(アマミ)諸島の総称。長さ約500キロメートル。鹿児島県に
所属する。
大隅半島の南海上の種子島(タネガシマ)から与論島(ヨロントウ)まで
弧状に連なり、南西諸島の南半部の沖縄本島へと続く。
参照⇒なんせいしょとう(南西諸島)(1),おおすみしょとう
(大隅諸島),とかられっとう(吐カ喇列島),あまみしょとう(奄
美諸島)
ざっはー
【ザッハー】
◇Franz Sacher(フランツ・ザッハー)
○[人]オーストリアの菓子職人(1816〜1907)。
チョコレート菓子のザッハトルテ(Sacher Torte)を創作。
ざっはとるて
【ザッハトルテ】
【ザッハ・トルテ】
◇[独]Sacher Torte
○[食]チョコレート・ケーキの一種。
チョコレートで風味付けしたスポンジケーキの間にアプリコッ
トジャムを挟み、表面全体をチョコレートでコーティングした
もの。
無糖のホイップした生クリームを添えて食べる。
ウィンナーコーヒーとともにウィーン名物の一つ。
「ザッハートルテ」とも呼ぶ。
◎フランツ・ザッハー(Franz Sacher)が創作。
ざっはーとるて
【ザッハートルテ】
【ザッハー・トルテ】
◇[独]Sacher Torte
○[食]⇒ざっはとるて(ザッハトルテ,ザッハ・トルテ)
ざっはりっひ
【ザッハリッヒ】
◇[独]sachlich
○[形][哲]⇒ざはりひ(ザハリヒ)(4)
ざっぴょう《ざつぴやう》
【雑兵】
○⇒ぞうひょう(雑兵)
ざっぴんぐ
【ザッピング】
◇[英]zapping
○[放]テレビ視聴の際、番組やコマーシャルの途中に、リモコ
ンを使って別のチャンネルへ次々とすばやく切り替えること。
さっふぃずむ
【サッフィズム】
◇[英]sapphism
○⇒さふぃずむ(サフィズム)
さっふぉー
【サッフォー】
◇Sappho
○[人]古代ギリシアの女性詩人(BC. 612ころ〜 570ころ)。エ
ーゲ海のレスボス島(Nisos Lesvos)生れ。
レスボス島で貴族の娘たちを集め、詩や音楽を教えたという。
また、スミレ色の髪で蜂蜜の匂いがする美人で、美少年パオン
(Phaon)との悲恋から投身自殺したともいう。
現存する作品は少ないが、女性の美しさをたたえ簡明で率直
な詩は高い声価を受け、後世長く愛好された。
ギリシア語読みで「サッポー」とも呼ぶ。
参照⇒さふぃずむ(サフィズム)
ざっへ
【ザッヘ】
◇[独]Sache
○(1)物・物品。
○(2)事・事柄。
○(3)本題。問題。
○(4)目的・目標。
◎形容詞は「ザハリヒ(sachlich)」。
さっぽー
【サッポー】
◇Sappho
○[人]⇒さっふぉー(サッフォー)
さっぽう
【冊封】
○[歴]⇒さくほう(冊封)
ざっぽう《ざつぱう》
【雑袍】
○[服]⇒のうし(直衣)
さっぽろ
【札幌】
◇[日]Sapporo
○⇒さっぽろし(札幌市)
さっぽろくうこう《さつぽろくうかう》
【札幌空港】
○[空]⇒おかだまくうこう(丘珠空港)
さっぽろけいむしょ
【札幌刑務所】
○[法]北海道札幌市東区にある刑務所。
さっぽろし
【札幌市】
◇[日]Sapporo Shi
○北海道、石狩平野南西部の市。道庁所在地・石狩支庁所在地。
政令指定都市。
〈面積〉
1970(昭和45)1,118平方キロメートル。
1,121.12平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)124万1,000人。
1980(昭和55)140万1,758人。
◎1972. 2. 3(昭和47)第11回冬季オリンピック札幌大会、開催。
さっぽろしじっく
【札幌市十区】
◇[日]Sapporo Shi Jikku
○北海道札幌市の十(トオ)の区の総称。
中央区・北区・東区(ヒガシク)・白石区(シロイシク)・豊平区(トヨヒラク)
・南区・西区・厚別区(アツベツク)・手稲区(テイネク)・清田区(キヨタク)。
◎1989(平成元)西区から手稲区を分離・設置。
1997(平成 9)豊平区から清田区を分離・設置。
さっぽろしちょう《さつぽろしちやう》
【札幌支庁】
◇[日]Sapporo Shicho
○[古]⇒いしかりしちょう(石狩支庁)
さっぽろじんじゃ
【札幌神社】
○⇒ほっかいどうじんぐう(北海道神宮)
さっぽろどーむ
【札幌ドーム】
○[建]北海道札幌市にあるドーム型スポーツ施設。
北海道日本ハムファイターズ(野球)とコンサドーレ札幌(サッ
カー)のホームグラウンド。
◎2001. 6.(平成13)オープン。
★さっぽろのうがっこう《さつぽろのうがくかう》
【札幌農学校】
○[歴][教]北海道大学の前身の一つ。
◎1872(明治 5)開拓使仮学校として東京に創設。
1875(明治 8)札幌に移転。
1876. 8.(明治 9)札幌農学校と改称し、クラークを招き初代
校長として設立。
さっぽろばんど
【札幌バンド】
○[歴]北海道の札幌農学校でキリスト教に入信した学生のキリ
スト教結社(バンド)。
内村鑑三(カンゾウ)に代表され、個人主義的傾向が強く、のち
「無教会主義」を主導した。また、出身者に学界などの指導的人
物が多い。
参考⇒よこはまばんど(横浜バンド),くまもとばんど(熊本バ
ンド)
◎1876(明治 9)教官のクラーク(William Smith Clark)が帰国
するにあたり、「イエスを信ずる者の誓約」を作成し学生に署名
を求め、学生33名が応じる。
M.C.ハリスの指導で、1877(明治10)佐藤昌介・大島正健ら
が、1878(明治11)内村鑑三・新渡戸稲造(ニトベ・イナゾウ)らが受洗。
さつま
【さつま】
○[軍]海上自衛隊のみうら型輸送艦(LST4153)。
神奈川県の横須賀(ヨコスカ)基地に配備。
◎1977. 2.17(昭和52)竣工。
さつま
【薩摩】
◇[日]Satsuma
○(1)[歴]旧国名。西海道(サイカイドウ)の一つ。現在の鹿児島県の
西部。
「さっしゅう(薩州)」とも呼ぶ。
◎薩摩揚げ,薩摩芋(イモ),薩摩切子(キリコ),薩摩富士
○(2)⇒さつまぐん(薩摩郡)
○(3)⇒さつまちょう(薩摩町)
○(4)[歴]⇒さつまはん(薩摩藩)
★さつまあげ
【薩摩揚げ】
【さつま揚げ】
○[食]
◎おでん種としては俗に「ざぶとん(座蒲団,座布団)」とも呼ば
れる。
さつまいおうじま《さつまいわうじま》
【薩摩硫黄島】
◇[日]Satsuma Io Jima
○[地]⇒いおうがしま(硫黄島)
★さつまいも
【サツマイモ】
【薩摩芋】
【甘藷】
◇[学]Ipomoea batatas
○[植]ナス目(Solanales)ヒルガオ科(Convolvulaceae)サツマ
イモ属(Ipomoea)のツル性(蔓性)多年草。
食用(芋)。澱粉・アルコール・焼酎の原料。
一般にイモが大きく太いものは澱粉質でホクホクとし、細い
ものは糖度が高い。
「唐芋(カライモ)」,「かんしょ(甘藷,甘薯)」,「十三里(ジュウサンリ)」と
も呼ぶ。
◎紫芋(ムラサキイモ):塊根が紫色をした品種。
紅吾妻(ベニアズマ):
紅小町(ベニコマチ):甘みの強い品種。
コガネセンガン(黄金千貫):芋焼酎用の品種。
種子島産:参照⇒あんのういも(アンノウイモ,安納芋)
焼き芋:⇒つぼやきいも(壺焼き芋,壷焼き芋,壺焼芋,壷焼芋)
◎「かんしょ(甘蔗)」は「サトウキビ(砂糖黍)」の別称。
◎中国語:白薯(baishu)/甘薯(ganshu)/地瓜(digua)。
★さつまいもぞく
【サツマイモ属】
【薩摩芋属】
○[植]ナス目(Solanales)ヒルガオ科(Convolvulaceae)の一属
名。
旧称は「ヨルガオ属(Calonyction)」。
さつまおごじょ《さつまおごぢよ》
【薩摩おごじょ】
【薩摩御御女】
○[薩摩地方の方言]薩摩(現:鹿児島県西部)の女性。鹿児島県
出身の女性。
⇔さつまはやと(薩摩隼人)(2)
参照⇒おごう(御御)
さつまぎく
【サツマギク】
【薩摩菊】
○[植]エゾギク(蝦夷菊)の別称。
⇒えぞぎく(エゾギク,蝦夷菊)
さつまきりこ
【薩摩切子】
○[歴]江戸幕末に薩摩藩主島津斉彬(ナリアキラ)が殖産事業の一環
として製造させた切子。
しかし、1863(文久 3)薩英戦争の時に工場が艦砲射撃を受け
て約10年で消滅。
さつまぐん
【薩摩郡】
◇[日]Satsuma Gun
○鹿児島県北西部の郡。
宮之城町(ミヤノジョウチョウ)・鶴田町(ツルダチョウ)・薩摩町(サツマチョウ)
の町。
◎2004.10.12(平成)樋脇町(ヒワキチョウ)・入来町(イリキチョウ)・東郷町
(トウゴウチョウ)・祁答院町(ケドウインチョウ)・里村(サトムラ)・上甑村(カミコシ
キムラ)・下甑村(シモコシキソン)・鹿島村(カシマムラ)と、川内市(センダイシ)の
1市4町4村が合併して薩摩川内市(サツマセンダイシ)を発足。
さつまげた
【薩摩下駄】
○[服]駒下駄(コマゲタ)の一種。
高下駄(タカゲタ)に似た、台の幅が広く、白の太い鼻緒(ハナオ)を
すげた、杉材の男子用下駄。
明治初期に薩摩からきた書生が履(ハ)いていたことから「書生
下駄」とも呼ぶ。
参照⇒こまげた(駒下駄),ほおばげた(朴歯下駄)
さつまざくら
【サツマヒザクラ】
【薩摩緋桜】
○[植]カンヒザクラ(寒緋桜)の別称。
⇒かんひざくら(カンヒザクラ,寒緋桜)
さつますぎ
【薩摩杉】
○[植]屋久杉(ヤクスギ)の別称。
⇒やくすぎ(ヤクスギ,屋久杉)
さつませんだいし
【薩摩川内市】
◇[日]Satsumasendai Shi/Satsuma Sendai Shi
○鹿児島県北西部の市。
◎2004.10.12(平成)川内市と、鹿児島郡(カゴシマグン)の樋脇町(ヒ
ワキチョウ)・入来町(イリキチョウ)・東郷町(トウゴウチョウ)・祁答院町(ケドウイ
ンチョウ)・里村(サトムラ)・上甑村(カミコシキムラ)・下甑村(シモコシキソン)・鹿
島村(カシマムラ)の1市4町4村が合併して発足。
さつまちょう《さつまちやう》
【薩摩町】
◇[日]Satsuma Cho
○鹿児島県中央北部、薩摩郡の町。
さつまのかみ
【薩摩の守】
【薩摩守】
○(1)列車・電車・船などに無賃で乗ること。また、その人。
英語では「フリーライド(free ride)」と呼ぶ。
◎平清盛(キヨモリ)の弟、忠度(タダノリ)(1144〜1184)が薩摩守だっ
たことから、「ただ乗り」に掛けたもの。
○(2)[劇]狂言の一つ。
渡しで「船賃(フナチン)は」と聞かれた旅の僧が「薩摩守」と言って
無賃で川を渡ろうとしたが、「その心は」と問われて「ただのり」
と答えるはずが言い損(ソコ)なって無賃渡河に失敗するというも
の。
さつまはやと
【薩摩隼人】
○(1)薩摩の武士の雅称。
単に「隼人」とも呼ぶ。
◎気骨が精悍・勇猛なことから、上代に九州南部に居住した隼
人の子孫に見立てた褒(ホ)め言葉。
参照⇒はやと(隼人)(1)
○(2)(転じて)鹿児島県出身の男性の雅称。
単に「隼人」とも呼ぶ。
⇔さつまおごじょ(薩摩おごじょ,薩摩御御女)
★さつまはん
【薩摩藩】
◇[日]Satsuma Han
○[歴]
〈歴代藩主〉
第25代:島津重豪(シゲヒデ)。
第28代:島津斉彬(ナリアキラ)。
★さつまはんとう《さつまはんたう》
【薩摩半島】
◇[日]Satsuma Hanto
○[地]鹿児島県南西部の半島。
最南端は開聞岬(カイモンミサキ)。
鹿児島湾を介(カイ)して大隅半島(オオスミ・ハントウ)(東目)と相対す
る。
鹿児島県では「西目(ニシメ)」とも呼ぶ。
参照⇒かいもんみさき(開聞岬)
さつまふじ
【サツマフジ】
【薩摩藤】
○[植]フジモドキ(藤擬)の別称。
⇒ふじもどき(フジモドキ,藤擬)
さつまふじ
【薩摩富士】
◇[日]Satsuma Fuji
○[地]開聞岳(カイモンダケ)の別称。
⇒かいもんだけ(開聞岳)
さつまわり《さつまはり》
【察回り】
○[俗][通]事件記者が警察署を回って捜査情報を得ること。
ベテラン刑事と懇意(コンイ)になることが原則。
さてぃー
【サティー】
◇[英]suttee、[梵]sati、[フ]sati
○[歴][社]ヒンズー教徒が行っていた、夫が死去するとその妻
が殉死する風習・儀式。
夫を火葬している火(荼毘<ダビ>)に身を投じて焼死するもの。
「寡婦殉死(カフ・ジュンシ)」とも呼ぶ。
◎一説に、妻による夫の毒殺が流行ったとき、その対策として
始まったという。
◎1829(文政12)禁止。
1987(昭和62)若い女性が夫の火葬の火の中に身を投じて自殺。
2008.10.12(平成20)71歳の女性が夫の火葬の火の中に身を投
じて自殺。
さてぃあぐらは
【サティアグラハ】
◇Satyagraha
○真理把持。
参照⇒[1]がんじー(ガンジー)
さーでぃあす
【サーディアス】
◇[英]sardius
○[鉱]色の濃い紅玉髄(ベニギョクズイ)。
⇒ぺにぎょくずい(紅玉髄)
さてぃしゅだわんうちゅうせんたー《さちしゆだわんうちうせんたー》
【サティシュ・ダワン宇宙センター】
◇[英]Satish Dhawan Space Center
○[宇]⇒だわんうちゅうせんたー(ダワン宇宙センター)
さでぃすと
【サディスト】
◇[英]sadist、[フ]sadiste
○(1)[病]虐待性変態性欲者。加虐淫乱症の人。
他者に肉体的・精神的な虐待・苦痛・屈辱を加えることによっ
て満足感を味わう人。
和略語で「サド」,「S」とも呼ぶ。
⇔まぞひすと(マゾヒスト)(1)
参照⇒ぐーる(グール)(2)
○(2)[心]残虐を好む人。加虐的傾向のある人。
和略語で「サド」,「S」とも呼ぶ。
⇔まぞひすと(マゾヒスト)(2)
参照⇒ぐーる(グール)(2)
さでぃずむ
【サディズム】
◇[英]sadism、[フ]sadisme
○(1)[病]異常性欲の一種。
他者に肉体的・精神的な虐待・苦痛・屈辱を加えることによっ
て満足感を味わう性的倒錯。
「加虐淫乱症」,「虐待性淫乱症」とも、和略語で「サド」とも呼
ぶ。
⇔まぞひずむ(マゾヒズム)(1)
◎フランスの小説家サド侯爵(Marquis de Sade)(1740〜1814)
がこの異常性欲者だったとして、ドイツの精神病学者クラフト
・エビング(Richard von Krafft-Ebing)(1840〜1902)が命名。
○(2)[心]残虐を好む傾向。苦痛や屈辱を加えることを好む傾
向。苦痛や屈辱を与えることで快感を得る性癖。
「加虐趣味」,「嗜虐(シギャク)」とも、和略語で「サド」とも呼ぶ。
⇔まぞひずむ(マゾヒズム)(2)
さてぃらいあしす
【サティライアシス】
◇[英]satyriasis
○[病]男子色情症・男性の色情狂。
⇔にんふぉまにあ(ニンフォマニア)
◎ギリシア神話のサテュロス(Saturos)から。
参照⇒さてゅろす(サテュロス)
さーでぃん
【サーディン】
◇[英]sardine
○(1)[魚]イワシ(鰯)の英語名。
⇒いわし(イワシ,鰯,鰮)
◎現在のイタリア領サルディニア(Sardinia)に由来(ユライ)する
という。
○(2)[食]イワシの小魚をオリーブ油漬けにしたもの。また、
その缶詰。
「オイル・サーディン(oiled sardine)」とも呼ぶ。
さてつ
【蹉跌】
◇[中]cuodie
○(1)躓(ツマズ)くこと。
「蹉躓(サチ)」とも呼ぶ。
○(2)失敗すること・挫折(ザセツ)・頓挫(トンザ)。
「蹉躓」とも呼ぶ。
さてゅろす
【サテュロス】
◇[希]Saturos、[英]Satyrs
○(1)[ギ神]酒の神ディオニソス(Dionysos)の従者。半人半羊
の森の神、酒と女を好む。
ローマ神話の「ファウヌス(Faunus)」に相当。
「サチュロス」とも、英語で「サター(Satyr)」、米語で「セイタ
ー(Satyr)」とも呼ぶ。
○(2)(転じて)好色漢の代名詞。
参照⇒さてぃらいあしす(サティライアシス)
さーでん
【サーデン】
◇[英]sardine
○[魚][食]⇒さーでぃん(サーディン)
ざてんし
【座天使】
◇[英]thrones
○[宗]天使の9階級(nine choirs)で、第3階級の天使。
参照⇒てんし(天使)(2)
◎「スローン(throne)」は「玉座」の意味。
さーてんりー
【サーテンリー】
◇[英]certainly(サートゥンリー)
○[副]⇒さーとんりー(サートンリー)
★さと
【里】
【花街】
○遊里・廓(クルワ)・いろざと(色里)。
◎「はなまち(花街)」とも読む。
さど
【サド】
○(1)[病][心]サディズム(sadism)の略称。
⇒さでぃずむ(サディズム)
○(2)[病][心]サディスト(sadist)の略称。
⇒さでぃすと(サディスト)
さど
【佐渡】
◇[日]Sado
○(1)[歴]旧国名。北陸道の一つ。現在の新潟県の日本海の島。
「さしゅう(佐州)」とも呼ぶ。
◎江戸幕府直轄の金山があった。
参照⇒さどきんざん(佐渡金山)
○(2)[地]⇒さどがしま(佐渡島)
○(3)⇒さどし(佐渡市)
○(4)[古]⇒さどぐん(佐渡郡)
さーど
【THAAD】
◇[米]Theater High Altitude Area Defense
○[軍]アメリカ陸軍が開発しているTMD(戦域ミサイル防衛)
兵器、高高度防衛ミサイル(高層空域迎撃ミサイル)の略称。
参照⇒てぃえむでぃ(TMD),れいくえりー(レイクエリー,
レイク・エリー)(2)
◎2006. 7.12(平成18)ニューメキシコ州ホワイトサンズ・ミサ
イル試射場(White Sabds Missile Range)の発射実験で標的の
ミサイル撃墜に成功。
2007. 1.27(平成19)ハワイ沖の太平洋上で標的の模擬ミサイ
ル迎撃実験に成功。
2007. 4. 6(平成19)ハワイ・カウアイ島のミサイル迎撃シス
テムで降下段階の迎撃実験に成功(3回目)。
2007. 4.26(平成19)イージス巡洋艦レイクエリー(Lake Erie)、
カウアイ島から打ち上げられた短距離弾道ミサイルと、海軍機
から発射された巡航ミサイルとの2発同時迎撃実験に成功。
2007.10.27(平成19)国防総省ミサイル防衛局、26日夜にカウ
アイ島沖でミサイル迎撃実験を実施して成功した発表。
2009. 3.18(平成21)国防総省ミサイル防衛局、17日午後に行
われた迎撃実験で、カウアイ島の陸軍第6防空高射旅団の車載
型システムが地表への突入に移行した標的弾頭に向け2発の迎
撃弾を連射し、初弾の迎撃弾は標的に命中、2発目は上空で自
爆破壊、と発表。
[1]さーど
【サード】
◇[英]third
○(1)第三・三番目・第三位。第三の。
○(2)[運]野球で、三塁(third base)の略称。
○(3)[運]野球で、三塁手(third baseman)の略称。
○(4)[交]自動車で、変速装置の前進第三段のギア。また、そ
の速度(第三速)。
[2]さーど
【サード】
◇[英]sard
○[鉱]色の濃い紅玉髄(ベニギョクズイ)。
⇒ぺにぎょくずい(紅玉髄)
★さといも
【サトイモ】
【里芋】
◇[学]Colocasia esculenta
○[植][農]オモダカ目(Alismatales)サトイモ科(Araceae)サト
イモ属(Colocasia)の一年生作物。熱帯アジア原産の多年草。
晩夏から秋に球茎(芋)を収穫。軟らかい子芋・孫芋を食用に
する。また、若い葉柄も食用にする。
水田で栽培するものは特に「タイモ(田芋)」と呼ぶ。
参照⇒きぬかつぎ(衣被,衣被き),たろ(タロ),みずいも(ミズ
イモ,水芋)(1)
〈品種〉
ヤツガシラ:⇒やつがしら(ヤツガシラ,八頭,八つ頭,九面芋)
アカメイモ(セレベス):⇒あかめいも(アカメイモ,赤芽芋)
◎秋の季語。
◎中国語:毛芋(maoyu)。
★さとう
【砂糖】
◇[英]sugar
○[食]
用途は甘味料のほか防腐効果・食品のテリなどがある。
「シュガー」とも呼ぶ。
参照⇒さんぼん(三盆),しろした(白下),さんおんとう(三温
糖),てんかとう(転化糖),いせいかとう(異性化糖),えきとう
(液糖)
◎カップ印:日本製糖株式会社製。
さくらんぼ印:日本精糖株式会社製。
スプーン印:三井製糖株式会社製。
ばら印:大日本明治製糖株式会社製。
パール印:塩水港(エンスイコウ)精糖株式会社製。
みつ花印:東洋精糖株式会社製。
◎ドイツ語:ツッカー(Zucker)。
フランス語:スクァ(sucre)。
イタリア語:ツッケロ(zucchero)。
スペイン語:アスカール(azucar)。
ポルトガル語:アスカール(acucar)。
トルコ語:シェケル(seker)。
さどぅー
【サドゥー】
◇[梵]sadhu
○⇒さーどぅー(サードゥー)(2)
さーどぅー
【サードゥー】
◇[梵]sadhu
○(1)⇒ぜんざい(善哉)(1)
○(2)[宗](ヒンズー教の)聖者・聖人。苦行者。
「サドゥー」とも呼ぶ。
ざとう
【座頭】
○(1)[古]一座の長。座頭(ザガシラ)。中世、商業・芸能などの
座の長。
○(2)[歴]中世以降、盲人の琵琶(ビワ)法師の保護のために幕府
公認で設けられた当道座(トウドウザ)における盲官(モウカン)の一つ。
勾当(コウトウ)の下位、衆分(シュブン)の上位にあるもの。
一般の芸能人と同席して演奏する時は、必ず上座につくこと
から座頭と呼ばれた。
参考⇒とうどう(当道)(3),もうかん(盲官)
○(3)[古]当道座に属する僧形(ソウギョウ)の盲人の総称。
中世には琵琶法師の通称となった。近世には琵琶・箏(ソウ)・
三味線などを弾いて、歌曲・語り物を演じる者、按摩(アンマ)・
鍼(ハリ)、さらには金融業を営む盲人の総称となった。
江戸時代の当道座の座頭は多額の金を保持しており、高利貸
を営なみ、その貸付金は「座頭金(ザトウガネ)」といった。
(2)の官位も事実上売買されていた。
「座頭の坊」とも呼ぶ。
○(4)(転じて)目の不自由な人。
○(5)[哺]ザトウクジラ(座頭鯨)の略称。
⇒ざとうくじら(ザトウクジラ,座頭鯨)
○(6)[劇]⇒ざとうもの(座頭物)
ざとういち
【座頭市】
○(1)[映]勝新太郎(カツ・シンタロウ)が主演した、子母沢寛(シモザワ・カン)
原作の座頭物シリーズ映画。
参照⇒ざとうもの(座頭物)
◎1962(昭和37)『座頭市物語』〜1973(昭和48)『新座頭市物語
/笠間の血祭り』、全26作。
◎2003(平成15)北野武監督作でリメイク。
○(2)[TV](1)をテレビ化した『新・座頭市』シリーズ。
◎1976〜1977(昭和51〜昭和52))第一期、放送。
1978(昭和53)第二期、放送。
1979(昭和54)第三期、放送。
ざーとうぃっけ
【ザートウィッケ】
◇[独]Saatwicke
○[植]⇒こもんべっち(コモンベッチ)
ざーとヴぃっけ
【ザートヴィッケ】
◇[独]Saatwicke
○[植]⇒こもんべっち(コモンベッチ)
★さとうきび《さたうきび》
【サトウキビ】
【砂糖黍】
【甘蔗】
◇[英]sugarcane/sugar cane、[学]Saccharum officinarum
○[植]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)ワセオバナ属(Saccha-
rum)の多年草。
「かんしゃ(甘蔗)」とも、慣用読みで「かんしょ(甘蔗)」とも呼
ぶ。
◎搾(シボ)りカス:⇒ばがす(バガス)
◎「かんしょ(甘藷,甘薯)」は「サツマイモ(薩摩芋)」の別称。
さとうきびばたけ《さたうきびばたけ》
【さとうきび畑】
○[楽]寺島尚彦(ナオヒコ)作詞・作曲の歌謡曲。
歌は森山良子(リョウコ)。
父を戦争で失った少女の悲しみをつづった歌。
畑を吹き抜ける風を「ザワワ・ザワワ」と表している。
◎2003(平成15)発売。
★ざとうくじら《ざとうくぢら》
【ザトウクジラ】
【座頭鯨】
◇[英]humpback whale
○[哺]クジラ目(cetacean)ナガスクジラ科のヒゲクジラの一種。
◎名称は、体形が座頭の用いたビワ(琵琶)に似ていることから。
さとうこうぎょう《さとうこうげふ》
【佐藤工業】
○[経][建]準大手ゼネコン。
得意分野はトンネルやダムなどの大型土木工事。
本社、富山県富山市(登記上、実質は東京都中央区)。メイン
バンクはみずほ銀行(旧:第一勧業銀行)。
◎1862(文久 2)佐藤組として創業。
2002. 3. 3(平成14)会社更生法の適用を申請。
2003. 9.(平成15)2001年度の使途不明金6億7,000万円が判明。
約3億円はプラント会社荏原製作所に流れていた。
さとうさうとううまのくそ
【佐藤斎藤馬のクソ】
【佐藤斎藤馬の糞】
【佐藤・斎藤、馬の糞】
○[慣用句]佐藤や斎藤などという姓が、非常に多いことを表現
した言葉。
◎「馬のクソのようにころがっている」の意味。
佐藤・斎藤、馬の糞。鈴木・田中が踏んづけて、高橋が後か
ら掃いてった。
◎2009(平成21)宮城県栗原市の市議会選挙で、立候補予定者43
人中、佐藤姓が11人、高橋姓が4人、佐々木・千葉姓が3人。
さとうしょくひんこうぎょう《さとうしよくひんこうげふ》
【佐藤食品工業】
○[経]餅類製造販売会社の一社。
本社は新潟県新潟市。
★さとうせいやく
【佐藤製薬】
◇[英]Sato pharmaceutical Co.,Ltd.
○[経][薬]製薬会社の一社。
ユンケル黄帝液(ドリンク剤)・ストナ(風邪薬)などを販売。
さとうだいこん《さたうだいこん》
【サトウダイコン】
【砂糖大根】
◇[英]sugar beet、[学]Beta vulgaris var.rapa
○[植][農]アカザ目(Centrospermae)アカザ科(Chenopodiaceae)
フダンソウ属(Beta)の二年生作物。ヨーロッパ原産。
サトウキビの栽培不能な温帯北部の寒冷な地方で主に栽培さ
れるサトウキビに次ぐ糖料作物。
根は紡錘形で大根のように肥大し、根葉は柄が長く長卵形。
塊根から砂糖(甜菜糖)を採り、茎・葉は飼料とする。
「テンサイ(甜菜)」,「ビート(beet)」,「甘菜(カンサイ)」,「サトウヂ
シャ(砂糖萵苣)」とも呼ぶ。
◎原種(var.cicla):⇒ふだんそう(フダンソウ,不断草,恭菜)
変種(var.rubra):⇒びーと(ビート)(1)
◎中国語:甜菜(tiancai)/糖蘿蔔(tangluobo)(トウラフク)。
さとうぢしゃ《さたうぢしや》
【サトウヂシャ】
【砂糖萵苣】
○[農][植]⇒さとうだいこん(サトウダイコン,砂糖大根)
さとうにしき
【佐藤錦】
○[農]サクランボウの栽培品種。
山形県で多く栽培されている高級品。
◎佐藤栄助が品種改良し、1928(昭和 3)岡田東作が命名。
さとうにんじん《さたうにんじん》
【サトウニンジン】
【砂糖人参】
◇[英]parsnip
○[植][農]⇒ぱーすにっぷ(パースニップ)(1)
ざとうもの
【座頭物】
○[劇]座頭のしぐさを滑稽(コッケイ)・諧謔(カイギャク)化した狂言の
一つ。
単に「座頭」とも呼ぶ。
「丼礑(ドブカツチリ)」,「月見座頭」,「うかれ座頭」,「ひょっくり座
頭」,「江の島座頭」など。
参照⇒ざとう(座頭)(3),ざとういち(座頭市)
さーどおにきす
【サードオニキス】
◇[英]sardonyx
○[鉱]⇒あかしまめのう(紅縞メノウ,紅縞瑪瑙,赤縞瑪瑙)
さーどおにっくす
【サードオニックス】
◇[英]sardonyx
○[鉱]⇒あかしまめのう(紅縞メノウ,紅縞瑪瑙,赤縞瑪瑙)
さどかいは
【サドカイ派】
◇[ヘブライ語]Tsadokim/Sadduqi、[希]Saddoukaioi、[英]
Sadducees/Sadduceeism
○(1)[宗]紀元前2世紀から紀元後1世紀ころのユダヤ教の一
派。
神殿祭儀を司(ツカサド)っていた保守的階層。
死人の復活・天使や霊魂の存在を否定し、パリサイ派([希]
pharisaios)と対立した。
参照⇒ぱりさいは(パリサイ派)(1)
◎名称はエルサレムの大祭司ザドク(Tsadok,Zadok,[英]Sadoq)
に因(チナ)む。
○(2)([英]sadducee)(転じて)保守的現実主義者。
さどがしま
【佐渡島】
◇[日]Sadogashima/Sado ga Shima
○[地]本州北陸地方の北方、日本海にある島。北部の大佐渡(オ
オサド)山脈と南部の小佐渡(コサド)山脈、および中央部の地溝帯
である国中(クニナカ)平野から成る。
新潟県佐渡市に所属する。
〈面積〉
1961(昭和36)857平方キロメートル。
さとがわかぼちゃ《》
【里川カボチャ】
【里川南瓜】
○[農]茨城県常陸太田市(ヒタチオオタシ)里川町(サトガワチョウ)で生産さ
れるカボチャ。
皮は淡いピンク色、果肉はオレンジ色で甘くホクホクしたも
の。
◎旧住所は久慈郡(クジグン)里美村(サトミムラ)里川。
さときら
【サトキラ】
◇Satkhira
○(1)(Satkhira District)⇒さときらけん(サトキラ県)
○(2)バングラデシュ南西部、クルナ州(Khulna Division)西端
にあるサトキラ県の県都。
北緯22.71°、東経89.08°の地。
〈人口〉
1991(平成 3) 7万3,100人。
2002(平成14)10万2,700人。
さときらけん
【サトキラ県】
◇[英]Satkhira District
○バングラデシュ南西部、クルナ州(Khulna Division)西端の
県。東部をクルナ県(Khulna District)に接し、西部をインド
に隣接。
県都はサトキラ。
〈面積〉
3,858平方キロメートル。
〈人口〉
1991(平成 3)166万0,000人。
2002(平成14)201万8,500人。
★さどきんざん
【佐渡金山】
◇[日]Sado Kinzan
○[歴][鉱]徳川幕府より継承し、1896(明治29)民営。
「相川金山」とも呼ぶ。
参照⇒あいかわまち(相川町)
〈連合軍捕虜問題〉
1996(平成 8)ニュージーランド人作家ジェームズ・マカイ
(James Mackay)が著書『上層部の裏切り(Betrayal In High
Places)』で、戦犯調査官ジェームズ・ゴドウィン(James
Gowing Godwin)保管の資料ファイル125Mを基に、1945. 8.
2(昭和20)旧日本軍が相川金山に連合軍捕虜387人を集めた鉱
山を爆破し生き埋めにしたと主張。
しかし、佐渡には連合軍捕虜がいた証拠もなく、捏造(ネツゾウ)
と見られる。
さどぐん
【佐渡郡】
◇[日]Sado Gun
○[古]新潟県の佐渡島(サドガシマ)にあった郡。
相川町(アイカワマチ)・佐和田町(サワタマチ)・金井町(カナイマチ)・新穂村
(ニイボムラ)・畑野町(ハタノマチ)・真野町(マノマチ)・小木町(オギマチ)・羽
茂町(ハモチマチ)・赤泊村(アカドマリムラ)の町村。
◎2004. 3. 1(平成16)佐渡郡の全7町2村と両津市(リョウツシ)が
合併して佐渡市を発足し、郡は消滅。
さとことば
【里言葉】
○(1)地方のなまりのある言い方。
「いなかことば(田舎言葉,田舎詞)」,「国言葉(クニコトバ)」,「お国
言葉」とも呼ぶ。
○(2)[歴]江戸時代、遊里で主に遊女が用いた特殊な言葉・語
法。
遊女の生国のなまりを隠すために定めたものという。
京の島原に始まり、吉原に移って六方詞(ロッポウコトバ)などが
取り入れられて明和・安永年間(1764〜1781)ころにほぼ確定し
た。
「くるわことば(廓詞,廓言葉)」,「里訛(ナマ)り」,「遊里語(ユウリゴ)」
とも呼ぶ。
◎わちき(私)・なんす(なさります)・ありんす(あります)・お
ざりんす(あります)・ござりんす(あります,いらっしゃる)や、
新造(シンゾ)・初会(ショカイ)・お茶を挽(ヒ)く、など。
参照⇒ざます(ざます)
さとざくら
【サトザクラ】
【里桜】
○[植]オオシマザクラ(大島桜)から作られた桜の栽培品種の総
称。
ヤエザクラ・ボタンザクラなど栽培される品種の大半。
高さは7メートルに達し、4月下旬から5月上旬、若葉と同
時に開花。花は大きくふつう八重咲きで、一重(ヒトエ)のものも
ある。花の色は白色や濃紅色、淡黄緑色のものもある。
多くはオオシマザクラを台木(ダイギ)に栽培する。
観賞用に庭園や公園などに植えられる。
〈品種〉
普賢象(フゲンゾウ):⇒ふげんぞう(普賢象)
淡黄緑色に緑化した品種は黄桜(キザクラ),鬱金(ウコン)・御衣黄
(ギョイコウ)など。
◎オオシマザクラの花や葉は塩漬けにされる。
さとざくら
【里桜】
○(1)人里に咲く桜。
とくに人家の庭に植えてあるものは「家桜(イエザクラ)」ともよぶ。
⇔やまざくら(山桜)
○(2)[植]⇒さとざくら(サトザクラ,里桜)
さどし
【佐渡市】
◇[日]Sado Shi
○新潟県北部、佐渡島(サドガシマ)全島から成る市。
〈面積〉
855平方キロメートル。
◎2004. 3. 1(平成16)両津市(リョウツシ)と、佐渡郡の相川町(アイカワ
マチ)・佐和田町(サワタマチ)・金井町(カナイマチ)・新穂村(ニイボムラ)・畑
野町(ハタノマチ)・真野町(マノマチ)・小木町(オギマチ)・羽茂町(ハモチマチ)
・赤泊村(アカドマリムラ)の1市7町2村が合併して発足。
さとだい
【里内】
○[歴]⇒さとだいり(里内裏)
さとだいり
【里内裏】
○[歴]平安京の内裏の外に、臨時に設けられた仮の皇居。
「里内(サトダイ)」,「今内裏(イマダイリ)」とも呼ぶ。
参照⇒おしこうじどの(押小路殿)
◎内裏が火災などに遭ったり方忌(カタイミ)などにより設けられた
が、多くは摂政・関白などの外戚(ガイセキ)の邸宅があてられた。
さとつ
【哨吶】
◇[中]suona
○[楽]⇒ちゃるめら(チャルメラ)(2)
さとなまり
【里訛り】
○[歴]⇒さとことば(里言葉)
さーどにっくす
【サードニックス】
◇[英]sardonyx
○[鉱]⇒あかしまめのう(紅縞メノウ,紅縞瑪瑙,赤縞瑪瑙)
さとのあき
【里の秋】
○[楽]斎藤信夫作詞、海沼実(カイヌマ・ミノル)作曲の童謡。
歌は川田正子(カワダ・マサコ)。
◎1941.12.(昭和16)軍事色の濃い童謡詩『星月夜』(曲なし)と
して発表。
1945.12.(昭和20)改作・作曲されて、NHKから『里の秋』
として放送。
さとのゆき
【里の雪】
○[古][暦]⇒はっさくのゆき(八朔の雪)
ざーとびっけ
【ザートビッケ】
◇[独]Saatwicke(ザートヴィッケ)
○[植]⇒こもんべっち(コモンベッチ)
さどべりー
【サドベリー】
◇Sudbury
○(1)イギリス、イングランド南東部サフォーク州(the County
of Suffolk)中央部の町。
○(2)カナダ中南部、オンタリオ州(Ontario Province)南東部
の鉱山・工業都市。
ヒューロン湖(Lake Huron)のジョージア湾(Georgian Bay)北
方に位置し、世界最大のニッケル産地。
★さとみ
【里見】
◇[日]Satomi
○(1)姓氏の一つ。
○(2)[歴]中世より近世に至る関東の戦国大名。
清和源氏(セイワゲンジ)新田氏の流れ。新田義重の子義俊が上野
国碓氷郡(ウスイグン)里見郷に住してこれを姓とする。
15世紀中ころ(室町時代)義実(ヨシザネ)が安房(アワ)を平定。
〈安房里見氏〉
初 代:里見義実(1417〜1488)。
第2代:里見成義。
第6代:里見義尭(ヨシタカ)(1512〜1574)。
第7代:里見義弘(ヨシヒロ)(1530〜1578)。
第9代:里見義康。
第10代:里見忠義、義父大久保忠隣(タダチカ)の罪に縁坐し、
伯耆(ホウキ)国倉吉3万石に減封、嗣子なく1622(元和 8)断絶。
○(3)⇒さとみむら(里美村)
さとみはっけんでん
【里見八犬伝】
○[文]⇒なんそうさとみはっけんでん(南総里見八犬伝)
さとみむら
【里美村】
◇[日]Satomi Mura
○[古]茨城県北部、久慈郡(クジグン)の村。
◎2004.12. 1(平成16)常陸太田市(ヒタチオオタシ)に編入。
さとむら
【里村】
◇[日]Sato Mura
○[古]鹿児島県薩摩郡(サツマグン)、上甑島(カミコシキジマ)北東部にあっ
た村。
〈面積〉
17.30平方キロメートル。
(*)境界未定がある。
〈人口〉
1995(平成 7)1,676人。
◎1891(明治24)上甑村(カミコシキムラ)から分離・発足。
2004.10.12(平成)川内市(センダイシ)と、鹿児島郡の樋脇町(ヒワキ
チョウ)・入来町(イリキチョウ)・東郷町(トウゴウチョウ)・祁答院町(ケドウインチョ
ウ)・里村・上甑村(カミコシキムラ)・下甑村(シモコシキソン)・鹿島村(カシマムラ)
の1市4町4村が合併して薩摩川内市(サツマセンダイシ)を発足。
さとやま
【里山】
○[農]農地・宅地などの間に残された平地林・雑木林の通称。
薪(マキ)・山菜・まぐさ・緑肥などの採取、保水など多目的の
共同用益地。
植物のほか、小動物などの生息地として伝統的な自然のビオ
トープとなっている。
参照⇒くぬぎやま(くぬぎ山)(1),となりのととろ(となりの
トトロ),びおとーぷ(ビオトープ),くさかりば(草刈り場,草刈
場)(1),かりしきやま(刈敷山,苅敷山)
◎「里にある山(入会地)」の意味。
参照⇒さとやま(里山)
さどる
【サドル】
◇[英]saddle
○(1)馬の鞍(クラ)。
⇒くら(鞍)
○(2)[交]自転車・オートバイなどの、運転者がまたがる鞍型
の台。
○(3)[地]鞍部(アンブ)。
⇒あんぶ(鞍部)(2)
★さどるし
【サドル師】
◇[英]cleric Muqtada al-Sadr(ムクタダ・サドル師)
○[人]イラクのイスラム教シーア派強硬派の指導者。
父はアヤトラ(Ayatullah)のムハンマド・サーデク・サドル
師(Mohammed Sadiq al-Sadr)。
民兵組織(militia)マハディー軍(al-Mahdi Army)を組織。
さどるしてぃー
【サドルシティー】
◇[英]Sadr City
○イラクの首都バクダッド北東部にあるイスラム教シーア派の
居住地区。
◎旧称はサダムシティー(Saddam City)で、フセイン政権崩壊
後に改称。
★さとれじがわ《さとれじがは》
【サトレジ川】
◇[英]Sutlej River
○[地]中国チベット自治区南西部のラカス湖(La'nga Co)から
流出するインダス川の支流。
インダス川の五つの支流(パンジャブ)で最南の川。
「ランチェン・カンバブ(Langqen Kanbab)」,「象泉河(ショウセンガ)
([中]Xiangguan He)」とも呼ぶ。
参照⇒らかすこ(ラカス湖),いんだすがわ(インダス川,イン
ダス河)
◎1976(昭和51)の調査では、ラカス湖の湖面が低下し川とは寸
断されていた。
さーどれーる
【サードレール】
◇[英]third rail
○[交]⇒だいさんきじょう(第三軌条)
さどわらちょう《さどはらちやう》
【佐土原町】
◇[日]Sadowara Cho
○宮崎県南東部、太平洋に面する宮崎郡の町。
さーとんりー
【サートンリー】
◇[英]certainly(サートゥンリー)
○(1)[副]確かに、間違いなく。
「サーテンリー」とも呼ぶ。
参照⇒しゅありー(シュアリー)(1)
○(2)[副](返答として)承知しました、かしこまりました。
「サーテンリー」とも呼ぶ。
参照⇒しゅありー(シュアリー)(2)
----------------------------------------------------------------