フレーム版に戻る ノンフレーム版に戻る ホームページに戻る

                    PDD図書館管理番号       0001.0037.2000.04

                 百   科   辞   書    《さる》     編集:獨  澄旻

-------- さる --------------------------------------------------
さる
	【サル】
	◇[トルコ語]sari
	○[色](トルコ語で)黄色。
	 ⇒きいろ(黄色)
★さる
	【サル】
	【猿】
	○(1)[哺]サル目(霊長目)(Primates)に属する哺乳類で、ヒト
	(人類)以外の総称。
	 尾のないサル(類人猿)と、尾のあるサルとに大別される。
	 「まさる(真猿)」とも呼び、和歌などで「まさる(増さる)」にか
	けて用いられる。
	 古称は「ましら(猿)」。
	 参照⇒るいじんえん(類人猿)
	◎英語では類人猿(anthropoide)を「エイプ(ape)」、その他を
	「モンキー(monkey)」と呼ぶ。
	 ドイツ語では類人猿を「メンシェンアフェ(Menschenaffe)」、
	その他を「アフェ(Affe)」,「アッフェ」と呼ぶ。
	 中国語では類人猿を「猿(yuan)」、その他を「猴(hou)」、合せ
	て「猿猴(エンコウ)」と呼ぶ。
	○(2)[哺](特に)ニホンザル(日本猿)の通称。
	 ⇒にほんざる(ニホンザル,日本猿)
さる
	【申】
	○(1)十二支(ジュウニシ)の第9。さる。
	○(2)[暦]十二支の9番目にあたる年や日。申年(サルドシ)または
	申の日。
	 参照⇒さるのひ(申の日)
	○(3)方位を十二支に配した、西南西の方角。
	○(4)申の刻。
	 ⇒さるのこく(申の刻)
★さる
	【猿】
	○(1)[哺]⇒さる(サル,猿)
	○(2)人をサル(猿)に見立てて罵(ノノシ)る言葉。特に、するく小利口
	(コリコウ)な者に使用する。
	○(3)[建]戸締りのため、戸の框(カマチ)や桟(サン)に取り付けた木片ま
	たは金物。または、その仕掛け。
	 戸を閉め、戸から周囲の部材(敷居<シキイ>・鴨居<カモイ>・柱など)に
	ある穴に差し込んで戸を固定する。
	 「枢(クルル)」,「枢木(クルルギ)」とも呼ぶ。
	◎竪猿(タテサル):上猿(アゲザル)や下猿(サゲザル)など縦に動かして差し
	込むもの。
	 横猿(ヨコサル):柱・竪框(タテガマチ)など横に動かして差し込むもの。
	 上猿:鴨居など上部に差し込むもの。
	 下猿/落猿(オトシザル):敷居や框(カマチ)など下部に差し込むもの。
	 送猿(オクリサル,オクリザル):上猿を重さで戻らないように、横からその
	上猿に差し込むもの。
	 猿繋ぎ:⇒さるつなぎ(猿繋ぎ)(1)
	 猿戸(サルド):⇒さるど(猿戸)(1)
	○(4)自在鉤(ジザイカギ)の高さを調節・固定する仕掛け。
	○()
★ざる
	【笊】
	◇[日]zaru
	○(1)割って薄く削った竹などを編んで作った、目が細かく浅
	い容器。
	 軽く、水切れや通風が良い。
	 料理用や農具など用途によって様々な形状・種類がある。
	 金網・プラスチック製もある。
	 西日本では「笊笥(ソウケ)」とも呼ぶ。
	◎さらに浅いものは「篩(フルイ)」、より深いものは「籠(カゴ)」と呼
	ぶ。
	 参照⇒ふるい(篩)
	○()[]
[1]ざーる
	【ザール】
	◇[独]Saal
	○(ドイツ語で)ホール([英]hall)・大広間。
[2]ざーる
	【ザール】
	◇Saar
	○(1)(Bundesland Saarland)⇒ざーるらんとしゅう(ザールラ
	ント州)
	○(2)[地](Fluss Saar)⇒ざーるがわ(ザール川)
★さるいいしことらうさばく
	【サルイイシコトラウ砂漠】
	◇[英]Sary-Ishikotrau Desert
	○[地]中央アジアのカザフスタン南東部、バルハシ湖(Lake 
	Balkhash)南部にある砂の多い乾燥地帯。
	 東部はアルタイ山脈、南部は天山山脈。
	 イリ川(Ili River)が中国北西部の新疆(シンキョウ)ウイグル(維
	吾爾)自治区(Xinjiang Weiwu'er Zizhiqu)から西流してバルハ
	シ湖南西部に流入している。
	 アルマティ州(Almaty Oblysy)のほぼ全域。
	 参照⇒いりがわ(イリ川,伊犁川),あるまてぃしゅう(アルマ
	ティ州)
	◎黄砂の発生地の一つとされる。
★さるいし
	【猿石】
	○[歴]吉備姫(キビヒメ)(皇極天皇天皇の母)の墓に置かれている
	4体の石像。
さるいわつばき《さるいはつばき》
	【サルイワツバキ】
	【猿岩椿】
	○[植]ユキツバキ(雪椿)の別称。
	 ⇒ゆきつばき(ユキツバキ,雪椿)
さるうぃんがわ《さるゐんがは》
	【サルウィン川】
	◇[英]Salween River/Thanlwin River
	○[地]ミャンマー(ビルマ)東部を南流する大河。全長2,414キ
	ロメートル。
	 チベット高原(Plateau of Tibet)の北西部のタングラ山脈美
	爾山(Mei'er Shan)に発し、雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)西
	部を流れ、シャン高原(Shan Plateau)を貫流して、インド洋の
	マルタバン湾(Gulf of Martaban)に注(ソソ)ぐ。
	 チベット名は「ナグチュ(Nag Qu)」、中国名は「怒江(ドコウ,ヌコウ)
	([中]Nu Jiang)」。
	◎2003(平成15)雲南省北西部でメコン川・長江と並走する「三
	江併流(Sanjiang bingliu)」地帯が世界遺産に登録。
	◎全長2,815キロメートルとも。
★さるえおんしこうえん《さるえおんしこうゑん》
	【猿江恩賜公園】
	○東京都江東区にある公園で、もと宮内省の猿江御料地の一部。
	1932. 4.(昭和 7)開園。
	 昔は幕府の貯木場で、営林局貯木場でもあった。
ざるか
	【ザルカ】
	◇Az Zarqa
	○(1)(Muhafazat az Zarqa)⇒ざるかしゅう(ザルカ州)
	○(2)ヨルダン北西部、ザルカ州の州都。
	 首都アンマンの北東約20キロメートルに位置する。
	 「ザルガ(Az Zarga)」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)51万4,980人(推計)。
	 1994(平成 6)60万8,626人(推計)。
ざるが
	【ザルガ】
	◇Az Zarga
	○⇒ざるか(ザルカ)
ざるかうぃ
	【ザルカウィ】
	◇Abu Musab al-Zarqawi(アブムサブ・ザルカウィ)
	○[人]ヨルダン人テロリスト(1966〜2006. 6. 7)。本名は
	"Ahmad Fadel al-Khalayleh"。ベドウィン系バニ・ハッサン族
	(the Bani Hassan)出身。
	 国際テロ組織アルカイダの構成員ではないが、イラク国内に
	おけるアルカイダの代理人・テロ請負人となって、タウヒード
	・ワ・ジハード(Tawhid wa al-Jihad)の軍事部門ハリド・ビン
	・アルワリド旅団(the Khalid ibn Al-Walid Brigade)を率い
	て武装活動。
	 イラク駐留米軍、バクーバ近郊の家屋を空爆して殺害。
	 アメリカは、拘束または殺害に1,000万ドルの懸賞金をかけ
	ていた。
さるがきょう《さるがきやう》
	【猿ヶ京】
	◇[日]Sarugakyo
	○群馬県利根郡(トネグン)新治村(ニイハルムラ)の地名。
	 1631(寛永 8)関所が設けられ沼田藩の真田氏が管理していた
	が、のちに幕府直轄となり高野・戸部・木村・片野の4氏が関
	守を世襲した。
	 古くからの湯島温泉・笹の湯が、1958(昭和33)利根川支流の
	赤谷川の相俣ダム(赤谷湖)が建設されて人造湖(赤谷湖)の湖底
	に沈んだため、温泉地は高所の猿ヶ京に移つり、その時から
	「猿ヶ京温泉」と呼ばれるようになった。
	 泉質は石膏(セッコウ)泉。胃腸病・リューマチなどに効(キ)く。
	◎江戸幕末、大老井伊直弼(ナオスケ)の命で勘定奉行の小栗上野介
	忠順(タダマサ)が、幕府再興の軍資金を赤城山中とともに猿ヶ京
	にも埋蔵、猿ヶ京の埋蔵金は180万両といわれている。
さるがきょうおんせん《さるがきやうをんせん》
	【猿ヶ京温泉】
	○⇒さるがきょう(猿ヶ京)
ざるかしゅう《ざるかしう》
	【ザルカ州】
	◇Muhafazat az Zarqa、[英]Zarqa Governorate
	○ヨルダン北西部の州。
	 州都はザルカ(Az Zarqa)。
	〈面積〉
	 4,080平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2004(平成16)77万4,569人。
さるがっそかい
	【サルガッソ海】
	◇[英]the Sargasso Sea
	○[地]⇒さるがっそーかい(サルガッソー海)
さるがっそーかい
	【サルガッソー海】
	◇[英]the Sargasso Sea
	○[地]北大西洋アメリカ寄りの、一面海藻でおおわれた海域。
	ポルトガル西方のアゾレス諸島から西インド諸島の間、北緯20
	〜40°・西経30〜80°にわたる広い区域で、アンチル海流およ
	びメキシコ湾流に囲まれて流れがよどみ、海流に流されてきた
	ホンダワラ類の海藻が漂流・繁茂している。
	 気温は高く、降水量よりも蒸発量が大きい。塩分・透明度も
	高く、プランクトンが少ない。
	 風も弱く、帆船時代には航海上の難所となっていた。
	 「サルガッソ海」,「藻海(ソウカイ)」とも呼ぶ。
さるかっちゅ
	【サルカッチュ】
	◇[トルコ語]sarkac
	○[物](トルコ語で)振り子。
	 ⇒ふりこ(振り子,振子)
さるかにがっせん
	【猿蟹合戦】
	○[日本伝説]日本の著名な昔話の一つ。
	 サル(猿)は柿の種を拾ったが食べることができず、カニ(蟹)
	の握り飯と言葉巧みに交換する。
	 カニはその種を播(マ)いて育て、実を結ばせたが木に登れず
	に採(ト)ることができなかった。サルは親切をよそおって木に
	登り、熟した実を食べて、投げ付けた未熟な実に当たってカニ
	は死んでしまう。
	 カニの子は臼(ウス)・杵(キネ)・蜂(ハチ)・栗(クリ)の助力で仇討ち
	をするというもの。
	 日本五大昔噺の一つ。
	 参照⇒にほんごだいむかしばなし(日本五大昔噺,日本五大昔
	話)
さるかわ《さるかは》
	【猿皮】
	○[歴]⇒かわや(皮屋,革屋)
★ざーるがわ《ざーるがは》
	【ザール川】
	◇[独]Fluss Saar、[英]Saar River、[フ]Riviere La Sarre
	○[地]ドイツ南西部、ザールラント州(Bundesland Saarland)
	西部を北流する川。モーゼル川(Fluss Mosel)の支流。
さるかん《さるくわん》
	【猿環】
	◇[英]swivel
	○継いだ両方の部品がそれぞれ自由に回転する金物の環(ワ)。
	 釣り具の縒(ヨ)り戻しなど。
	 「回り継ぎ手」,「スイベル」,「スイバル」とも呼ぶ。
	 参照⇒えすかん(Sカン,S管,S環),まるかん(円環,丸環),
	さるかん(猿環),からびな(カラビナ)
さるかんたい
	【サルカンタイ】
	◇Salcantay
	○[地]ペルー中南部にあるアンデス東山系の高峰。標高6,246
	メートル。
	 マチュピチュ(Machupicchu)遺跡とクスコ(Cuzco)の間に位置
	する。
さるきー
	【サルキー】
	◇saluki
	○[哺]⇒さるーき(サルーキ)
さるーき
	【サルーキ】
	◇saluki
	○[哺]ペルシア・アラビア産のグレーハウンドに似た猟犬。
	 足が速く、かつ長距離を走ることができる。
	 「サルキー」とも呼ぶ。
さるぐん
	【沙流郡】
	◇[日]Saru Gun
	○北海道中南部、日高支庁(ヒダカシチョウ)北部の郡。
	 日高町(ヒダカチョウ)・平取町(ビラトリチョウ)・門別町(モンベツチョウ)の
	町。
	◎沙流川の流域。
さるげいろ
	【サルゲイロ】
	◇[葡]salgueiro
	○[植](ポルトガル語で)ヤナギ(柳)。
	 ⇒やなぎ(ヤナギ,柳,楊柳)
さるげた
	【猿下駄】
	○[服]刳貫下駄(クリヌキゲタ)の別称。
	 ⇒くりぬきげた(くりぬき下駄,くり抜き下駄,刳り抜き下駄,
	刳抜下駄)(2)
さるこ
	【サルコ】
	◇[英]sarco-/sarc-
	○(1)[接頭辞]「肉」を表す語形成要素。
	◎サルコーマ(sarcoma):肉腫(ニクシュ)。
	 サルコイドーシス(sarcoidosis):⇒さるこいどーしす(サル
	コイドーシス)
	 サルコファガス(sarcophagus):⇒さるこふぁがす(サルコファ
	ガス)
	○(2)[接頭辞](特に)「筋肉」を表す語形成要素。
	◎サルコレマ(sarcolemma):筋繊維鞘。
	 サルコペニア(sarcopenia):⇒さるこぺにあ(サルコペニア)
	◎母音の前では"sarc-"と成る。
さるこ
	【猿子】
	○(1)[服]綿入れの袖なし羽織。
	 主に子女が着るもの。
	○(2)[建]⇒かりこ(仮子)
さるこいどーしす
	【サルコイドーシス】
	◇[英]sarcoidosis
	○[病]肉芽腫(granuloma)ができる全身性疾患。原因不明の難
	病。
	 初期に自覚症状を伴わず肺門リンパ節に肉芽腫ができ、次い
	で皮膚・眼・神経系など全身の臓器が侵される。
	 男女の別なく20歳代前半に好発し、約60%は自然治癒する。
	 「ベック病(Boeck disease)」,「ベック類肉腫(Boeck sarcoid)」,
	「ベニエ・ベック・ショウマン病(Besnier-Boeck-Schaumann 
	disease)」,「類肉腫症」とも呼ぶ。
	◎1972(昭和47)厚生省、特定疾患に指定。
さるこすくすいんぺらとる
	【サルコスクス・インペラトル】
	◇[学]Sarcosuchus imperator
	○[動]白亜紀前期に生息していた河川に住むワニの祖先。
	 体長は約11〜12メートル、体重は約8トン。
	◎ニジェールのテネレ砂漠(Tenere Desert)で1.6メートルの頭
	骨が発見され、2001.10.(平成13)、26日付の科学雑誌「サイエ
	ンス」にシカゴ大学のポール・セレノ(Paul Sereno)教授ら古生
	物学者(paleontologist)が発表。
さるごだ
	【サルゴダ】
	◇Sargodha
	○(1)(Sargodha Division)⇒さるごだけん(サルゴダ県)
	○(2)パキスタン中東部、パンジャブ州(Punjab Province)北西
	部のサルゴダ県東部にある県都。
	 北緯32.08°、東経72.67°の地。
	〈人口〉
	 1961(昭和36)12万9,291人。
	 1972(昭和47)20万0,460人。
	 1981(昭和56)29万1,362人。
	 1998(平成10)45万8,440人。
さるごだけん
	【サルゴダ県】
	◇[英]Sargodha Division
	○パキスタン中東部、パンジャブ州(Punjab Province)北西部
	の県。北部をラワルピンディ県(Rawalpindi Division)、東部
	をグジランワーラ県(Gujranwala Division)、南東部をファイ
	サラバード県(Faisalabad Division)、南西部をデラガジカー
	ン県(Dera Ghazi Khan Division)に接する。
	 県都はサルゴダ。
	〈面積〉
	 2万6,360平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1981(昭和56)393万0,628人。
	 1998(平成10)567万9,766人。
さるこふぁがす
	【サルコファガス】
	◇[英](単数形)sarcophagus(サーコファガス)/(複数形)sar-
	cophagi(サーコファガイ)
	○(1)古代ギリシアで、小アジア北西部の古代都市トロイア
	(Troia)近くで発見された特殊な大理石。
	 この大理石は、歯を除く人体のすべてを数週間で分解すると
	考えられた。
	◎ギリシア語の「肉(sarx)を食べる(phagein)」から。
	○(2)(1)で製した古代の石棺(セッカン)。
	 特に、精巧な彫刻などが施され、埋葬されないもの。
	○(3)(転じて、一般の)石棺([英]stone coffin)。
	 ⇒せっかん(石棺)(1)
	○(4)[俗]ウクライナ共和国にある、コンクリートなどで覆っ
	て遮蔽したチェルノブイリ原子力発電所4号炉の別称。
	 参照⇒ちぇるのぶいり(チェルノブイリ)
さるこぺにあ
	【サルコペニア】
	◇[英]sarcopenia
	○[医]加齢や運動不足によって、骨格筋が減少して筋力が低下
	する現象・症状。
	 「筋肉減少」とも呼ぶ。
	◎「肉(sarco-)欠乏(-penia)」から。
さるこぺにあひまん
	【サルコペニア肥満】
	◇[英]sarcopenic obesity
	○[病]筋肉量の減少によって代謝量も減少して生ずる肥満。
	 肥満により運動不足になって、より肥満が進行する。
[1]さるこーま
	【サルコーマ】
	◇[英]sarcoma(サーコーマ)
	○[病](英語で)肉腫(ニクシュ)。
	 ⇒にくしゅ(肉腫)
	◎「肉(sarc-)腫(-oma)」から。
[2]さるこーま
	【サルコーマ】
	◇[伊]sarcoma
	○[病](イタリア語で)肉腫(ニクシュ)。
	 ⇒にくしゅ(肉腫)
[3]さるこーま
	【サルコーマ】
	◇[西]sarcoma
	○[病](スペイン語で)肉腫(ニクシュ)。
	 ⇒にくしゅ(肉腫)
さるこーむ
	【サルコーム】
	◇[フ]sarcome
	○[病](フランス語で)肉腫(ニクシュ)。
	 ⇒にくしゅ(肉腫)
ざるこーむ
	【ザルコーム】
	◇[独]Sarkom
	○[病](ドイツ語で)肉腫(ニクシュ)。
	 ⇒にくしゅ(肉腫)
[1]さるさ
	【サルサ】
	◇[葡]salsa
	○[植](ポルトガル語で)パセリ([英]parsley)。
	 ⇒ぱせり(パセリ)
[2]さるさ
	【サルサ】
	◇[西]salsa
	○[料]メキシコ料理やスペイン料理で使われる、スパイシーな
	ソース。
	 トマト・タマネギなどの野菜、フルーツなどを刻んだものに
	トウガラシ(唐辛子)などで調味したもの。
[3]さるさ
	【サルサ】
	◇[西]salsa
	○[楽]キューバ系のラテン音楽の一つ。
	 打楽器・金管楽器を中心に構成され、独特なリズムをもつ。
	◎キューバの民族音楽を起源とし、ニューヨークのプエルトリ
	コ人地区から流行。1960年代、1970年代に盛行。
さるさ
	【サルサ】
	【撒爾沙】
	【撒児沙】
	◇[羅]sarsa、[学]Smilax medica
	○[植]ユリ目(Liliales)ユリ科(Liliaceae)シオデ属(サルトリ
	イバラ属)(Smilax)の落葉低木。アメリカ原産。
	 茎は蔓(ツル)性で、強くしなやかで稜がある。葉は長心臓形の
	膜質で、葉柄には托葉の変化した一対の巻鬚(マキヒゲ)がある。
	 夏、葉腋の散形花序に小形の淡緑色の花を多数つけ、のち約
	1センチメートルの丸い果実を結ぶ。
	 根はサルサ根([英]sarsaparilla)と呼び、利尿・発汗・梅毒
	(バイドク)・皮膚病などの治療薬にする。
	 参照⇒さるとりいばら(サルトリイバラ)
	◎英語:サルサパリルラ(sarsaparilla)。
	 スペイン語:サルサパリルラ(zarzaparrilla)。
さるさぱりるら
	【サルサパリルラ】
	◇[英]sarsaparilla、[西]zarzaparrilla
	○[植]⇒さるさ(サルサ,撒爾沙,撒児沙)
さるさるこ
	【サルサル湖】
	◇Buhayrat Ath-Tharthar、[英]Lake Tharthar
	○[地]イラク中北部の湖。チグリス川(the Tigris)と運河で結
	ばれている。
	 南岸に大統領宮殿がある。
さるしっちゃ
	【サルシッチャ】
	◇[伊]salsiccia
	○[食](イタリア語で)ソーセージ。
	 ⇒そーせーじ(ソーセージ)
さるじにあ
	【サルジニア】
	◇[英]Sardinia、[伊]Sardegna(サルデーニア)
	○(1)[地]⇒さるじにあとう(サルジニア島)
	○(2)⇒さるじにあしゅう(サルジニア州)
	○(3)[歴]⇒さるじにあおうこく(サルジニア王国)
★さるじにあおうこく《さるぢにあわうこく》
	【サルジニア王国】
	○[歴](1720〜1895)。
	 「サルディニア王国」,「サルデーニア王国」とも呼ぶ。
	 参照⇒さぼいあけ(サボイア家)
	〈歴代王〉
	 カルロ・アルベルト(Carlo Alberto)(1798〜1849):1831. 4.
	27〜1849. 3.23。
	 ビットリオ・エマヌエレ二世(Vittorio Emanuele II)(1820
	〜1878):1849. 3.23〜1861. 3.17。
さるじにあしゅう《さるぢにあしう》
	【サルジニア州】
	◇[伊]Regione Sardegna、[英]Sardinia Region
	○イタリア最西部、サルジニア島から成る州。
	 州都はカリアリ(Cagliari)。
	〈面積〉
	 2万4,090平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1986(昭和61)164万4,000人。
	 1991(平成 3)164万5,192人。
	〈4県〉
	 サッサリ県(Provincia di Sassari)。
	 ヌオロ県(Provincia di Nuoro)。
	 オリスターノ県(Provincia di Oristano)。
	 カリアリ県(Provincia di Cagliari)。
★さるじにあとう《さるぢにあたう》
	【サルジニア島】
	◇[英]Sardinia Island、[伊]Isola Sardegna(サルデーニア)
	○[地]地中海西部、コルシカ島(フランス領)の南方の島。
	 イタリア領で、サルジニア州(Regione Sardegna)を構成。
	 「サルディニア島」,「サルデーニア島」とも呼ぶ。
	◎地中海でシチリア島に次ぐ大きい島。
	 周辺海域はイワシ([伊]sardina,[英]sardine)の豊富な漁場
	であることから。
さるしばい《さるしばゐ》
	【猿芝居】
	○(1)[劇]サル(猿)に演じさせる見世物。
	 サルを芸を仕込み、衣装やカツラ(鬘)などを着けて短い芝居
	を演じさせるもの。
	○(2)[劇](転じて)下手(ヘタ)な役者の演じる芝居。見るに耐え
	ない芝居。
	○(3)(転じて)すぐ見透(ミス)かされる、下手な企(タクラ)み。見え
	透いた浅はかな計略。
さるしま
	【猿島】
	◇[日]Saru Shima
	○神奈川県横須賀市、横須賀新港沖にある島。
	 猿島海水浴場がある。
★さるすべり
	【サルスベリ】
	【百日紅】
	【猿滑】
	◇[学]Stewartia pseudo-camellia
	○[植]フトモモ目(Myrtales)ミソハギ科(Lythraceae)ナツツバ
	キ属(Stewartia)の落葉高木。
さるだえき
	【猿田駅】
	○[交]千葉県銚子市にある、JR総武本線の駅。
	 倉橋(クラハシ)駅(海上町)と松岸(マツギシ)駅の間。
さるだしゅと
	【サルダシュト】
	◇Sar Dasht/Sardasht
	○イラン北西端、西アザルバイジャン州(Azarbayjan-e Bakh-
	tari Ostan)南部の町。
	 北緯36.15°、東経45.53°の地。
	〈人口〉
	 1986(昭和61)1万7,877人。
	 1991(平成 3)2万4,474人。
	 1996(平成 8)3万0,904人。
	 2006(平成18)3万7,115人。
	◎イラン・イラク戦争中の1987. 6.28(昭和62)pm 4:30ころ、
	イラク軍機が4発の毒ガス弾を投下。
さるたな
	【サルタナ】
	◇[英]sultana
	○(1)[歴]イスラム教国の王妃・王女・王姉妹・皇太后。
	 参照⇒するたん(スルタン)
	○(2)[植][食]小粒の種なし干しブドウ。地中海沿岸地方産。
	 その干しブドウは「サルタナ・レーズン」と呼ぶ。
さるたなれーずん
	【サルタナ・レーズン】
	◇[英]sultana raisin
	○[食]サルタナの実から製した、薄茶色く甘い干しブドウ。
	 参照⇒さるたな(サルタナ)(2),かれんつ(カレンツ)(1)
★さるたひこ
	【サルタヒコ】
	【猿田彦】
	◇[日]Saruta Hiko
	○[日本神話]記紀神話の国つ神の一柱。
	 ニニギノミコト(瓊瓊杵尊)の天孫降臨(テンソンコウリン)に際し、先
	頭に立って道案内をする。
	 のち、伊勢国(現:三重県)五十鈴川(イスズガワ)の川上に鎮座(チ
	ンザ)し、猿田彦神社の祭神となる。
	 「サルダヒコ」,「サルタビコ」とも呼ぶ。
	 参照⇒てんそんこうりん(天孫降臨)
さるたびこ
	【サルタビコ】
	【猿田彦】
	◇[日]Saruta Biko
	○[日本神話]⇒さるたひこ(サルタヒコ,猿田彦)
さるだひこ
	【サルダヒコ】
	【猿田彦】
	◇[日]Saruda Hiko
	○[日本神話]⇒さるたひこ(サルタヒコ,猿田彦)
★さるたひこじんじゃ
	【猿田彦神社】
	○三重県伊勢市宇治浦田(ウジウラタ)にある神社。祭神はサルタヒ
	コ(猿田彦)とオオタノミコト(大田命)。
	 参照⇒さるたひこ(サルタヒコ,猿田彦)
さるたん
	【サルタン】
	◇[英]sultan
	○[歴]⇒するたん(スルタン)
さるちっちゃ
	【サルチッチャ】
	◇[西]salchicha
	○[食](スペイン語で)サラミソーセージ。
	 ⇒[1]さらみ(サラミ)
さるつなぎ
	【猿繋ぎ】
	◇[日]saru tunagi
	○(1)[建]開いた戸・扉などが風に煽(アオ)られるのを防ぐ煽り
	止め。壁や柱に固定する金具。
	 参照⇒さる(猿)(3)
	○(2)後ろ手に縛り、木や柱などへつないでおくこと。
ざるつぶるく
	【ザルツブルク】
	◇Salzburg
	○(1)(Bundesland Salzburg)⇒ざるつぶるくしゅう(ザルツブ
	ルク州)
	○(2)オーストリア中西部、ザルツブルク州の州都。東部アル
	プス山脈の北麓、ドイツ国境近くの都市。
	 ミラベル宮殿(Mirabelle Castle)など中世の城や教会が多い。
	 毎年、国際音楽祭を開催。
	 「ザルツブルグ」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1981(昭和56)13万9,000人。
	◎モーツァルトの生誕地。
ざるつぶるぐ
	【ザルツブルグ】
	◇Salzburg
	○⇒ざるつぶるく(ザルツブルク)
ざるつぶるくしゅう《ざるつぶるくしう》
	【ザルツブルク州】
	◇[独]Bundesland Salzburg、[英]Salzburg State
	○オーストリア中西部の州。東部をシュタイアーマルク州(Bun-
	desland Steiermark)、南部をケルンテン州(Bundesland Kaern-
	ten)、南西部・西部をチロル州(Bundesland Tirol)に接し、北
	西部をドイツに隣接。
	 州都はザルツブルク。
ざるつぶるくのこえだ
	【ザルツブルクの小枝】
	◇[英]Salzburg Bough
	○[心]スタンダール(Stendhal)が『恋愛論(De l'amour)』で述
	べている、恋愛の結晶作用(crystallization)の譬(タト)え。
	 オーストリアのザルツブルクにある塩坑で、湧き水に小枝を
	数ヶ月浸けておくと塩の結晶が付着してきらきらと輝いて見え
	るというもの。
	◎"bough(バオ)"は「大枝」で、結晶が付いた枝のこと。
さるてぃこふしちぇどりん
	【サルティコフ・シチェドリン】
	◇Saltykov-Shchedrin
	○[人]⇒しちぇどりん(シチェドリン)
さるてぃーじょ
	【サルティージョ】
	◇Saltillo
	○メキシコ北部、コアウィラ州(estado de Coahuila)南東部に
	ある州都。
	 「サルティーヨ」とも呼ぶ。
さるでぃす
	【サルディス】
	◇Sardis
	○[歴]⇒さるです(サルデス)
さるでぃにあ
	【サルディニア】
	◇[英]Sardinia
	○(1)[地]⇒さるじにあとう(サルジニア島)
	○(2)[歴]⇒さるじにあおうこく(サルジニア王国)
さるでぃにあおうこく《さるぢにあわうこく》
	【サルディニア王国】
	○[歴]⇒さるじにあおうこく(サルジニア王国)
さるでぃにあとう《さるぢにあたう》
	【サルディニア島】
	○[地]⇒さるじにあとう(サルジニア島)
さるてぃーよ
	【サルティーヨ】
	◇Saltillo
	○⇒さるてぃーじょ(サルティージョ)
さるです
	【サルデス】
	◇Sardes
	○[歴]小アジア西部の古代都市。
	 リディア(Lydia)王国の首都で、BC. 650ころからクロイソス
	(Kroisos)王(?〜BC. 547ころ)の時まで繁栄した。
	 現在のトルコ西部、イズミル(Izmir)の北東約56キロメート
	ルに遺跡がある。
	 「サルディス(Sardis)」とも呼ぶ。
さるでーにあ
	【サルデーニア】
	◇[伊]Sardegna
	○(1)[地]⇒さるじにあとう(サルジニア島)
	○(2)[歴]⇒さるじにあおうこく(サルジニア王国)
さるでーにあおうこく《さるでーにあわうこく》
	【サルデーニア王国】
	○[歴]⇒さるじにあおうこく(サルジニア王国)
さるでーにあとう《さるでーにあたう》
	【サルデーニア島】
	○[地]⇒さるじにあとう(サルジニア島)
さるど
	【猿戸】
	◇[日]sarudo/saru-do
	○(1)[建]戸締まり用の猿を取り付けた戸。
	 参照⇒さる(猿)(3)
	○(2)[建]庭園の入口などに用いる簡単な造りの板戸。
	 横板の戸で、縦の押し縁(ブチ)の上端と下端が板から角のよ
	うに突き出でた角柄(ツノガラ)となっているもの。
	 両柱には皮付き丸太を用いる。
	 「角戸(ツノド)」とも呼ぶ。
	 参照⇒つのがら(角柄)
	○(3)[建]大戸に取り付けた小さな引き戸。
ざるどくー
	【ザルドクー】
	◇Zard Kuh
	○[地]イラン中西部、ザグロス山脈(Zagros Mountians)にある
	高峰。標高4,547メートル。
さるとけん
	【サルト県】
	◇[フ]Departement Sarthe、[英]Sarthe Prefecture
	○フランス北西部、ペイ・ド・ラ・ロアール地域圏(Region 
	Pays de la Loire)北東部の県。
	 県都はルマン(Le Mans)。
	〈面積〉
	 6,244平方キロメートル。
さるとりいばら
	【サルトリイバラ】
	◇[学]Smilax china
	○[植]ユリ目(Liliales)ユリ科(Liliaceae)シオデ亜科(Smil-
	acoideae)サルトリイバラ属(シオデ属)(Smilax)の落葉小低木。
	 山野に自生。雌雄異株。
	 茎は蔓(ツル)性で細く他物にもたれて伸び、節ごとに曲り、強
	い角質のとげをもつ。葉は円形ないし楕円形で、葉柄に一対の
	巻鬚(マキヒゲ)がある。初夏、葉腋に黄緑色の小花を球状に多数
	つけ、晩秋、エンドウ豆大の赤い液果を結ぶ。
	 根茎を山帰来(サンキライ)といい、薬用とする。
	 西日本では葉をカシワ餅に使用する。
	 「山帰来(サンキライ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒さんきらい(山帰来,山奇量),さるさ(サルサ,撒爾沙,
	撒児沙)
	◎「(「草」冠+「抜」:補助5629)(「草」冠+「契」:補助5659)」と書く。
	 サルトリイバラ科(シオデ科)(Smilacaceae)サルトリイバラ
	属(シオデ属)とも。
	 参照⇒しおで(シオデ,牛尾菜)
★さるとる
	【サルトル】
	◇Jean-Paul Sartre(ジャンポール・サルトル)
	○[人]フランスの文学者・哲学者(1905〜1980)。
	 1937(昭和12)リベラシオン(Liberacion)を創刊。
	 参照⇒[2]おうと(嘔吐)
	◎ノーベル賞を辞退したという。
さるとん
	【サルトン】
	◇Salton
	○[地]アメリカ合衆国とメキシコにまたがる海面下の渓谷イン
	ピリアルバレー(Impirial Valley)にある湖。湖面は海抜約マ
	イナス75メートル。
さーるなーと
	【サールナート】
	○⇒ろくやおん(鹿野苑)
ざるねん
	【ザルネン】
	◇Sarnen
	○スイス中央部、オプバルデン州(Kanton Obwalden)中北部に
	ある州都。
	 北緯46.91°、東経8.25°の地。
	〈人口〉
	 1945(昭和20)5,723人。
	 1955(昭和30)6,336人。
	 1965(昭和40)6,686人。
	 1975(昭和50)7,015人。
	 1985(昭和60)7,956人。
	 1995(平成 7)8,888人(推計)。
	 2000(平成12)9,231人(推計)。
	 2005(平成17)9,445人(推計)。
さるのこく
	【申の刻】
	○[古]午後3時ころから午後5時ころ。
	 「七つ」,「七つどき」とも呼ぶ。
	 参照⇒まこら(摩虎羅)
さるのひ
	【申の日】
	○[暦]十二支の申にあたる日。
	◎十一月の申の日:⇒かんにち(坎日)
	 夏の申の日:⇒そくさいにち(息災日),こんじんのまび(金神
	の間日)
	 三月・七月・十一月の申の日:⇒てんぷくにち(天福日)
さるのわくせい
	【猿の惑星】
	◇[英]Planet of the Apes
	○[映]アメリカのSF映画。
	 猿が人間を支配する惑星に不時着したが、その惑星は未来の
	地球だったという話。
	 監督:フランクリンJ.シャフナー(Franklin J.Schaffner)。
	 主演:チャールトン・ヘストン(Charlton Heston)。
	◎1968. 2. 8(昭和43)アメリカで公開。
	 1968. 4.13(昭和43)日本で公開。
	〈続・猿の惑星(Beneath the Planet of the Apes)〉
	  監督:テッド・ポスト(Ted Post)。
	◎1970. 5.26(昭和45)アメリカで公開。
	 1970. 8.29(昭和45)日本で公開。
	〈新・猿の惑星(Escape from the Planet of the Apes)〉
	 監督:ドン・テイラー(Don Taylor)。
	◎1971. 5.21(昭和46)アメリカで公開。
	 1971. 7.31(昭和46)日本で公開。
	〈猿の惑星・征服(Conquest of the Planet of the Apes)〉
	 監督:J.リー・トンプソン(J.Lee Thompson)。
	◎1972. 6.30(昭和47)アメリカで公開。
	 1972. 7.22(昭和47)日本で公開。
	〈最後の猿の惑星(Battle for the Planet of the Apes)〉
	 監督:J.リー・トンプソン。
	◎1973. 6.15(昭和48)アメリカで公開。
	 1973. 7.21(昭和48)日本で公開。
さるはし
	【猿橋】
	◇[日]Saruhashi
	○(1)山梨県大月市(オオツキシ)にある、桂川に架(カ)かる木橋。
	 橋脚を用いず、両岸の崖から刎木(ハネギ)を何段にも重ねてせ
	り出させて架け渡し、橋床を受ける構造のもの。
	◎日本三名橋,日本三大奇橋の一つ。
	○(2)山梨県大月市(オオツキシ)の地名。
	◎江戸時代、甲州街道の宿駅。
	○(3)[交]⇒さるはしえき(猿橋駅)
さるはしえき
	【猿橋駅】
	○[交]山梨県大月市(オオツキシ)猿橋町殿上(サルハシマチトノウエ)にある、
	JR中央本線の駅。
	 鳥沢(トリサワ)駅と大月駅の間。
さるはししょう《さるはししやう》
	【猿橋賞】
	○50歳未満の優れた女性科学者に贈られる賞。
	 地球化学者の猿橋勝子(カツコ)(1920〜2007)が創設。
さるばどる
	【サルバドル】
	◇Salvador
	○ブラジル東部、バイア州(Estado da Bahia)の州都。大西洋
	岸の港湾都市。
	 カーニバルで有名(ブラジルの三大カーニバルの一つ)。
	 旧称は「バイア(Bahia)」。
	 「サルバドール」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1968(昭和43) 89万2,392人(推定)。
	 1975(昭和50)124万人(都市域)。
	 1991(平成 3)207万0,296人。
	◎かつて奴隷貿易の中心地。
さるばどーる
	【サルバドール】
	◇Salvador
	○⇒さるばどる(サルバドル)
★さるばるさん
	【サルバルサン】
	◇[独]Salvarsan
	○[古][化](登録商標)梅毒(バイドク)の化学療法剤の一つ。
	 抗生物質の出現で現在は使用されていない。
	 「ろっぴゃくろくごう(六百六号,六○六号)」とも呼ぶ。
	 参照⇒[1]えーるりひ(エールリヒ)
さるばれおんでいぐえい
	【サルバレオン・デ・イグエイ】
	◇Salvaleon de Higuey
	○⇒いぐえい(イグエイ)
さるはんないがわ《さるはんないがは》
	【狙半内川】
	◇[日]Saruhannai Gawa
	○[地]秋田県横手市南部の狙半内と、湯沢市皆瀬との堺に発源
	して北流し、成瀬川に合流する川。
さるはんないなかむらいせき《さるはんないなかむらゐせき》
	【狙半内中村遺跡】
	○[歴]秋田県横手市増田町狙半内にある縄文時代の遺跡。
	◎旧住所は平鹿郡(ヒラカグン)増田町(マスダマチ)。
さるびえ
	【サルビエ】
	【猿稗】
	○[植]イヌビエ(犬稗)の別称。
	 参照⇒いぬびえ(イヌビエ,犬稗)
ざるふ
	【ザルフ】
	◇[英]zarf
	○柄(エ)のないグラスを入れる金属製の支え。
さるふぁ
	【サルファ】
	◇[英]sulfa/sulpha
	○[形][化](英語で)イオウ(硫黄)の。
さるふぁー
	【サルファー】
	◇[英]sulfur
	○[化](英語で)イオウ(硫黄)。
	 ⇒いおう(硫黄)
さるふぁぐあにでぃん
	【サルファグアニディン】
	◇[英]sulfaguanidine
	○[薬]サルファ剤の一種。針状結晶または結晶性の白い粉末。
	無味無臭。
	 赤痢(セキリ)などの腸内感染症の治療・予防薬。
さるふぁだいあじん
	【サルファダイアジン】
	◇[英]sulfadiazine
	○[薬]スルフォンアミド剤の一種。白色または淡黄色の結晶性
	粉末。
	 肺炎・淋病・化膿性疾患化膿症などの細菌性疾患の特効薬。
	 「スルファジアジン」とも呼ぶ。
さるふぁちあぞーる
	【サルファチアゾール】
	◇[英]sulfathiazole
	○[薬]肺炎・化膿性疾患の特効薬。
さるふぁにるあみど
	【サルファニルアミド】
	◇[英]sulfanilamide
	○[薬]サルファ剤の一種。
	 敗血症・淋病などの特効薬。
さるふぁぴりでぃん
	【サルファピリディン】
	◇[英]sulfapyridine
	○[薬]肺炎の特効薬。
さるふぁますたーど
	【サルファ・マスタード】
	◇[英]sulfa mastard
	○[化]⇒いぺりっと(イペリット)
さるふぃと
	【サルフィト】
	◇Salfit
	○ヨルダン川西岸の村。
さるふつむら
	【猿払村】
	◇[日]Sarufutsu Mura
	○北海道北部、宗谷支庁(ソウヤシチョウ)宗谷郡(ソウヤグン)の村。
	〈面積〉
	 585.74平方キロメートル。
	 (*)境界未定がある。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)3,121人。
ざーるぶりゅっけん
	【ザールブリュッケン】
	◇[独]Saarbruecken/Saarbrucken、[フ]Sarrebruck
	○ドイツ南西部、ザールラント州(Bundesland Saarland)南部
	にある州都。
ざるべ
	【ザルベ】
	◇[独]Salve
	○[軍](ドイツ語で)一斉射撃。
	 ⇒いっせいしゃげき(一斉射撃)
	◎この語の"v"は濁音。
さるべーじ
	【サルベージ】
	◇[英]salvage
	○(1)[海]海難救助。
	 ⇒かいなんきゅうじょ(海難救助)
	○(2)[海]特に、沈没船などの引き上げ作業。
	◎サルベージ船(salvage boat)
さるべーしょんあーみー
	【サルベーション・アーミー】
	◇[英]Salvation Army
	○[宗]⇒きゅうせいぐん(救世軍)
さるぼ
	【サルボ】
	◇[英]salvo
	○[軍](英語で)一斉射撃。
	 ⇒いっせいしゃげき(一斉射撃)
さるぼう
	【サルボウ】
	○[貝]⇒さるぼおがい(サルボオガイ,猿頬貝)
さるぼうがい《さるぼうがひ》
	【サルボウガイ】
	【サルボウ貝】
	【さるぼう貝】
	○[貝]⇒さるぼおがい(サルボオガイ,猿頬貝)
さるぼお《さるぼほ》
	【サルボオ】
	【猿頬】
	○[貝]⇒さるぼおがい(サルボオガイ,猿頬貝)
さるぼお《さるぼほ》
	【猿頬】
	○(1)サル(猿)のほお(頬)。
	 特に、食べ物を一時的に貯(タクワ)える、口の中の両側にある
	袋状の部分・ほおぶくろ(頬嚢)。
	○(2)猿の頬のような形。また、その形の物。
	 参照⇒さるぼおめん(猿頬面)
	○(3)武具の一つ。
	 頬と頤(アゴ)をおおう鉄の面(マスク)。
	○(4)[貝]⇒さるぼおがい(サルボオガイ,猿頬貝)
	○(5)[古](江戸時代、江戸方言で)片手桶(カタテオケ)。
	 参照⇒かたておけ(片手桶)
さるぼおがい《さるぼほがひ》
	【サルボオガイ】
	【猿頬貝】
	◇[学]Scapharca kagoshimensis
	○[貝]フネガイ目(Arcoida )フネガイ科(Arcidae)サルボウガ
	イ属(Scapharca)の海産二枚貝。
	 アカガイ(赤貝)に似るが、高さ5.5センチメートル・長さ7
	センチメートル・幅5センチメートルと小形で、殻は白い。放
	射肋(ホウシャロク)も30〜34本と少なく、暗褐色の毛状の皮をかぶる。
	両殻の合せ目には多くの細かい歯がある。産卵期は7〜9月上旬。
	 肉色はダイダイ色。
	 日本の東京湾・瀬戸内海・有明海などや、朝鮮半島西岸・中
	国北部沿岸に生息。
	 むき身・佃煮(ツクダニ)・缶詰などにする。
	 「サルボオ(猿頬)」,「サルボウガイ(さるぼう貝)」,「サルボウ」,
	「モガイ(藻貝)」とも呼ぶ。
	 缶詰などでは「アカガイ(赤貝)」と呼ぶ。
	 参照⇒あかがい(アカガイ,赤貝)(1)
	◎名称は、両殻の合さった姿がサル(猿)のホホ(頬)に似ている
	ことから。
さるぼおてんじょう《さるぼほてんじやう》
	【猿頬天井】
	○[建]天井の竿縁(サオブチ)に猿頬面を用いたもの。
	 普通の竿縁天井より上等とされる。
	 参照⇒さるぼおめん(猿頬面),さおぶち(竿縁,棹縁)
さるぼおめん《さるぼほめん》
	【猿頬面】
	◇[日]sarubomen/saruboomen/sarubohmen
	○[建]部材の面の一種。
	 隣り合った二つの稜角(リョウカク)を四五度以上で面取りしたも
	の。
	 戸の桟(サン)や天井(テンジョウ)の竿縁(サオブツ)などに用いる。
	 参照⇒さるぼおてんじょう(猿頬天井)
	◎断面が猿の頬のような形になることから。
さるまぐんでぃ
	【サルマグンディ】
	◇salmagundi
	○(1)[料]ひき肉・アンチョビー(anchovy)・卵・タマネギ・コ
	ショウ(胡椒)などを混ぜ合わせたイタリア料理。
	○(2)(比喩的に)寄せ集め・雑録。
	 参照⇒じゃんばらや(ジャンバラヤ)(2)
さるみ
	【サルミ】
	◇Sarmi
	○インドネシア東部、イリアンジャヤ(Irian Jaya)のパプア州
	(Propinsi Papua)北東部のジャヤプラ県(Kabupaten Jayapura)
	北部にある、太平洋に面する町。
さるめん
	【サルメン】
	【猿面】
	○[植]チガイソ(稚海藻)の別称。
	 ⇒ちがいそ(チガイソ,稚海藻)
さるめん
	【猿面】
	○(1)サル(猿)の面貌。
	○(2)サルの顔にかたどった仮面。
	○(3)サルに似た顔つき。また、その人。
	 参照⇒さるめんかじゃ(猿面冠者)
★さるめんえきふぜんういるす
	【サル免疫不全ウイルス】
	◇[英]Simian Immunodeficiency Virus
	○[病][哺]
	 遺伝子がヒト免疫不全ウイルス1型(HIV−1)に非常に近
	く、エイズ・ウイルスの起源と考えられている。
	 略称は「SIV」。
	 参照⇒えいず(エイズ,AIDS)
	◎2006(平成18)カメルーン南部の野生チンパンジーがSIVを
	保有していることが確認された。
さるめんかじゃ《さるめんくわじや》
	【猿面冠者】
	○(1)サルに似た顔つきの若者。
	 「さるめんかんじゃ(猿面冠者)」とも呼ぶ。
	○(2)[人](特に)木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)の仇名(アダナ)。
	 ⇒『人名辞典』とよとみ ひでよし(豊臣 秀吉)
さるめんかんじゃ《さるめんくわんじや》
	【猿面冠者】
	○⇒さるめんかじゃ(猿面冠者)
さるもく
	【サル目】
	【猿目】
	◇[学]Primates、[英]order Primates
	○[哺]霊長類の分類項目。
	 ⇒れいちょうるい(霊長類)
さるもの
	【然る者】
	○(1)そのような者。
	○(2)(才能や地位があって)なかなかの者。相当の者。重んず
	るべき人。軽視できない人。
	○(3)したたか者。手ごわい者。腕利き。剛(ゴウ)の者。
	○(4)抜け目のない者。切れ者。油断(ユダン)のできない人。
	○(5)ある人。なにがし(某)。
	◎「さある者」の意味。
	◎慣用句:敵もさるもの、ひっかくもの:「然る」をサル(猿)に
	掛けたシャレ言葉。
さるものはおわず《さるものはおはず》
	【去る者は追わず】
	○[慣用句]自分のもとを去ろうとする者は無理に引き留めない。
	◎「来る者は拒(コバ)まず、去る者は追わず」の対句で使用され
	ることが多い。
さるらひぐん
	【サルラヒ郡】
	◇[英]Sarlahi District
	○⇒さるらひちく(サルラヒ地区)
さるらひちく
	【サルラヒ地区】
	◇[英]Sarlahi District
	○ネパール南東部、ジャナカプール地方(Janakpur Zone)南西
	部の地区。南部をインドに隣接。
	 行政所在地はマラングア(Malangwa)。
	 「サルラヒ郡」とも呼ぶ。
ざーるらんとしゅう《ざーるらんとしう》
	【ザールラント州】
	◇[独]Bundesland Saarland、[英]Saarland State
	○ドイツ南西部の州。南部・西部をフランスに隣接。
	 州都はザールブリュッケン(Saarbruecken)。
	 単に「ザール」とも呼ぶ。
さるわかさんざ
	【猿若三座】
	○[歴][劇]⇒えどさんざ(江戸三座)
さるわかちょう《さるわかちやう》
	【猿若町】
	◇[日]Saruwaka Cho
	○[歴][劇]東京都台東区浅草六丁目にあった旧町名。
	 天保の改革で、風俗取り締まりのため江戸市中に分散してい
	た江戸三座を浅草聖天町の一郭に移設させて名づけた芝居町。
	 三区分して一丁目(中村座)・二丁目(市村座)・三丁目(森田
	座,守田座)と称し、明治初年まで栄えた。
	 移設後、江戸三座は猿若三座とも呼ばれた。
	 参照⇒えどさんざ(江戸三座),もりたざ(森田座,守田座)
	◎1843(天保14)森田座、猿若町に移転。
	 1872(明治 5)守田座、京橋区新富町(シントミチョウ)に移転。
さるわだえき
	【猿和田駅】
	○[交]新潟県五泉市(ゴセンシ)にある、JR磐越西線(バンエツサイセン)
	の駅。
	 馬下(マオロシ)駅と五泉駅の間。
★さるーん
	【サルーン】
	◇[英]saloon
	○(1)ホテルなどの大広間。サロン。
	○(2)酒場。
	○(3)[交]⇒[1]せだん(セダン)
----------------------------------------------------------------