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百 科 辞 書 《され》 編集:獨 澄旻
-------- され --------------------------------------------------
★ざーれがわ《ざーれがは》
【ザーレ川】
◇[独]die Saale/Fluss Saale、[英]Saale River
○[地]ドイツ中東部を流れる川。全長426キロメートル。
エルベ川(Fluss Elbe)の支流。
されこうべ《されかうべ》
【髑髏】
○⇒どくろ(髑髏)
されじお
【サレジオ】
◇Francisco Salesio(フランシスコ・サレジオ)
○[人]保護聖人(1567〜1622)。
◎サレジオ会
参照⇒されじおかい(サレジオ会)
されじおかい《されじおくわい》
【サレジオ会】
◇保護聖人フランシスコ・サレジオに因(チナ)む。
○[宗]カトリック修道会の一つ。
「ドン・ボスコ会」とも呼ぶ。
◎1859(安政 6)ドン・ボスコ(Don Giovanni Bosco)(1815〜1888)
により青少年の教育を目的に設立。
参照⇒どんぼすこ(ドン・ボスコ)
★されじおきょうかい《されじおけうくわい》
【サレジオ教会】
○東京都目黒区にある教会。
「江戸のサンタ・マリア」聖堂はロマネスク式建築で、江戸中
期に来日したシドッチ神父の持ってきた「悲しみの聖母」が掲げ
られている。
◎1954(昭和29)聖堂が完成。
されっと
【サレット】
◇[英]sallet
○[歴][軍]中世後期のヨーロッパで使用された、深めのヘルメッ
ト(兜)。後部に長めの縁(ヘリ)(flare)があり、前部にバイザー
(visor)(面頬<メンポオ>)を持つものもあった。
参照⇒かすく(カスク),こいふ(コイフ)(5),それれっと(ソレ
レット),[1]がんとれっと(ガントレット)(1)
◎イタリア語:チェラータ(celata)。
されはるど
【サレハルド】
◇Salekhard
○ロシア連邦北部、ウラル地方北部のヤマロ・ネネツ自治管区
(Yamalo-Nenetsky Autonomous Okrug)西部にある行政所在地。
されぽる
【サレポル】
◇Sar-e-Pol
○(1)(Velayat-e Sar-e-Pol)⇒されぽるしゅう(サレポル州)
○(2)アフガニスタン北部、サレポル州北部にある州都。
されぽるしゅう《されぽるしう》
【サレポル州】
◇Velayat-e Sar-e-Pol、[英]Sar-e-Pol Province
○アフガニスタン北部の州。北東部をバルフ州(Velayat-e Bal-
kh)、東部をサマンガン州(Velayat-e Samangan)、南東部をバ
ーミヤン州(Velayat-e Bamian)、南西部をゴール州(Velayat-e
Ghowr)、西部をファリャブ州(Velayat-e Faryab)、北西部をジョ
ージアン州(Velayat-e Jowzjan)に接する。
州都はサレポル。
〈面積〉
1万5,999.2平方キロメートル。
されみ
【サレミ】
◇Salemi
○イタリア南部、シチリア州(Isola Sicilia)西部のトラーパ
ニ県(Provincia di Trapani)中央部の町。
北緯37.82°、東経12.80°の地。
〈人口〉
1991(平成 3)1万2,439人。
2001(平成13)1万1,578人。
されむ
【サレム】
◇Salem
○(1)インド南部、タミルナドゥ州(Tamil Nadu State)中央部
の商業都市。
州都チェンナイ(Chennai)(旧称マドラス)に鉄道が通じ、茶
・綿花などの集散地。
「サーレム」,「セーレム」とも呼ぶ。
〈人口〉
1970(昭和45)30万2,935人。
○(2)[歴]⇒せーらむ(セーラム)(5)
さーれむ
【サーレム】
◇Salem
○⇒されむ(サレム)(1)
さろっとさる
【サロット・サル】
◇Saloth Sar
○[人]カンボジアの政治家ポル・ポト(Pol Pot)の別名。
⇒ぽるぽと(ポル・ポト)
さろにか
【サロニカ】
◇Salonika、[英]Salonica
○ギリシア北部、マケドニア地方のエーゲ海に面する港湾都市。
「テッサロニーキ([希]Thessaloniki)」,「テッサロニキ」とも
呼ぶ。
〈人口〉
1971(昭和46)35万人。
1981(昭和56)40万6,000人。
◎古代マケドニアの首都。
さろにかわん
【サロニカ湾】
◇[英]Salonika Bay/Gulf of Salonica、[希]Thermaikos Kol-
pos
○[地]ギリシア北部の西岸とハルキディキ半島(Khalkidhiki
peninsula)に囲まれた、エーゲ海北西部の支湾。
「テルマイコス湾」,「テッサロニキ湾(Gulf of Thessaloniki)」
とも呼ぶ。
さろにこすわんわん
【サロニコス湾】
◇[希]Saronikos Kolpos、[英]Saronic Gulf
○[地]ギリシア中南部、アッティカ半島(Attica Peninsula)と
ペロポネソス半島(Peloponnesian Peninsula)に挟(ハサ)まれた
湾。
さろふ
【サロフ】
◇Sarov
○ロシア共和国ニジェゴロド州(Nizhegorodskaya Oblast)にあ
る秘密研究都市アルザマス16(Arzamas 16)の現名。
北緯54.93°、東経43.32°の地。
参照⇒あるざますじゅうろく(アルザマス16)
さろぺ
【サロペ】
◇[フ]salope
○(フランス語で)ふしだらな女。あばずれ。
さろべつげんや
【サロベツ原野】
◇[日]Sarobetsu Genya
○[地]北海道北部、日本海岸の砂丘の内側にある原野。
宗谷支庁(ソウヤシチョウ)の天塩郡(テシオグン)豊富町(トヨトミチョウ)の上サ
ロベツ地区と、留萌支庁(ルモイシチョウ)の天塩郡幌延町(ホロノベチョウ)
の下サロベツ地区に分かれる。
天塩川の支流サロベツ川の下流域で、大半が未開発の泥炭地。
〈面積〉
2,560ヘクタール。
◎2005(平成17)ラムサール条約に登録。
さろまこ
【サロマ湖】
【猿澗湖】
◇[日]Saroma Ko
○[地]北海道北東部の網走支庁にある、オホーツク海に面する
潟湖(セキコ)。
面積150.3平方キロメートルで、日本第三位、北海道最大の
湖。最大深度20メートル。
約25キロメートルの砂州を水路で海と通じている。カキ・ホ
タテガイを養殖し、カキ養殖は北限。
網走国定公園に属する。
さろまちょう《さろまちやう》
【佐呂間町】
◇[日]Saroma Cho
○北海道北東部、網走支庁(アバシリシチョウ)常呂郡(トコログン)の町。
オホーツク海に面し、サロマ湖がある。
◎2006.11. 7(平成18)若佐地区で国内最大級の竜巻が発生し、
9人が死亡。
さろめ
【サロメ】
◇[ヘブライ語]Salome
○(1)[聖]ユダヤ王ヘロデ・アンティパス(Herod Antipas)の姪
で、王の後妻ヘロデヤ(Herodias)と先夫ヘロデ・ピリポ(Herod
Philip)との間の娘。
義父ヘロデ王の祝宴の席で舞い、その褒美(ホウビ)として王と
ヘロデヤの結婚に反対した預言者バプテスマのヨハネ([羅]
Johannes、[英]John the Baptist)の首を求めてもらったとい
う。
参照⇒よはね(ヨハネ,約翰)
◎『新約聖書』「マタイ福音書(the Book of Matthew)」。
◎王(AD. 4〜 39)とヘロデ・ピリポは兄弟。
○(2)[劇]オスカー・ワイルド(Oscar Wilde)の戯曲。一幕。
(1)の伝説に取材し、預言者ヨカナーン(Yochanan)(ヨハネ)
の首を得ることによって恋を成就させる。
参照⇒わいるど(ワイルド)
◎1893(明治26)フランス語で出版、ビアズリー(Aubrey Beards-
ley)の挿し絵でも著名。
1896(明治29)名女優サラ・ベルナール(Sarah Bernhardt)の
主演によりパリで初演。
参照⇒びあずりー(ビアズリー)
◎1913(大正 2)中村吉蔵(南北社)、日本初訳。
1915(大正 4)近代劇協会、赤坂・演技座で日本初演。
○(3)[楽]リヒャルト・シュトラウス(Richard Strauss)作曲の
楽劇。一幕。
ワイルド原作の(2)による。
◎1905(明治38)ドレスデンで初演。
さろめちーる
【サロメチール】
◇[登録商標]Salomethyl
○[薬]サリチル酸を主剤とした外用鎮痛消炎薬。皮膚の塗り薬。
◎三菱ウェルファーマから佐藤製薬に譲渡。
★[1]さろん
【サロン】
◇[フ]salon
○(1)[建]応接間・客間。
○()
[2]さろん
【サロン】
◇[マレー語][インドネシア語]sarong(筒・鞘<サヤ>)
○[服]東南アジア諸国で、男女がともに着用する民族衣装。
大きな筒型の腰布で、スカートのように着(ハ)き、余った部
分を腰に巻いて挿(ハサ)んだり、帯で留めたりする。
ミャンマーでは「ロンギ(longyi)」、タイ王国では「パーシン
(pha sin)」と呼ぶ。
さろんしっぷ
【サロンシップ】
◇[登録商標]SALONSHIP
○[薬]久光製薬社製の外用鎮痛消炎薬サロンパス(SALONPAS)の
貼付薬。
◎1971(昭和46)サロンシップを発売。
さろんぱす
【サロンパス】
◇[登録商標]SALONPAS
○[薬]久光製薬社製の外用鎮痛消炎薬。貼付薬(サロンシップ)
と塗付薬(エアーサロンパス)などがある。
◎1934(昭和 9)サロンパスを発売。
1963(昭和38)エアーサロンパスを発売。
1971(昭和46)サロンシップを発売。
さわ《さは》
【佐波】
◇[日]Sawa
○⇒さわぐん(佐波郡)
さわあじさい《さはあぢさゐ》
【サワアジサイ】
【沢紫陽花】
○[植]ヤマアジサイ(山紫陽花)の別称。
⇒やまあじさい(ヤマアジサイ,山紫陽花)
さわえき
【佐和駅】
○[交]茨城県ひたちなか市佐和にある、JR常磐線(ジョウバンセン)
の駅。
勝田(カツタ)駅と東海(トウカイ)駅(東海村)の間。
さわぎり《さはぎり》
【さわぎり】
○[軍][海]海上自衛隊の「あさぎり型」護衛艦(DD157)。
基準排水量3,550トン。乗組員約200人。
母港は長崎県佐世保基地。
◎2009.12. 4(平成21)高知県足摺岬(アシズリミサキ)南方約130キロ
メートルの太平洋上で護衛艦「おおなみ」と接触事故を発生。
さわぐちやま《さはぐちやま》
【沢口山】
◇[日]Sawaguchi Yama
○[地]静岡県榛原郡(ハイバラグン)川根本町(カワネホンチョウ)千頭(センズ)
にある山。標高1424.8メートル。
北麓に寸又峡(スマタキョウ)がある。
参照⇒すまたきょう(寸又峡)
◎旧住所は榛原郡本川根町(ホンカワネチョウ)千頭。
さわーくらうと
【サワークラウト】
◇[英]sauerkraut、[独]Sauerkraut
○[食][料]⇒ざわーくらうと(ザワークラウト)
ざわーくらうと
【ザワークラウト】
◇[独]Sauerkraut(ザオアークラオト)、[英]sauerkraut
○(1)[食]薄塩に漬けたキャベツを発酵させ酸っぱくした漬け
物。
「ザウアクラウト」,「サワークラウト」,「クラウト([英]Kraut,
kraut)」,「シュークルート([フ]choucroute)」とも呼ぶ。
○(2)[料]西洋料理の一つ。(1)と肉類を入れて煮た料理。
「ザウアクラウト」,「サワークラウト」,「シュークルート」とも
呼ぶ。
★さわぐるみ《さはぐるみ》
【サワグルミ】
【沢胡桃】
◇[学]Pterocarya rhoifolia
○[植]ブナ目(Fagales)クルミ科(Juglandaceae)サワグルミ属
(Pterocarya)の落葉高木。
樹高約20メートル、周囲2メートル。
山中の谷間の湿地に多く生える。
「カワグルミ(川胡桃)」,「ヤマギリ(山桐)」,「フジクルミ(藤胡
桃)」とも呼ぶ。
参照⇒けいはんりん(渓畔林)
さわぐん《さはぐん》
【佐波郡】
◇[日]Sawa Gun
○群馬県南部の郡。
玉村町(タマムラマチ)のみ。
◎2005. 1. 1(平成17)赤堀町(アカボリマチ)・東村(アズマムラ)・境町
(サカイマチ)、伊勢崎市(イセサキシ)に編入。
◎山口県には佐波郡(サバグン)があった。
さわしおん《さはしをん》
【サワシオン】
【沢紫苑】
○[植]タコノアシの別称。
⇒たこのあし(タコノアシ,蛸の足,蛸の脚)
さわたまち
【佐和田町】
◇[日]Sawata Machi
○[古]新潟県佐渡郡(サドグン)、佐渡島(サドガシマ)西部の真野湾
に面する町。
〈面積〉
47.69平方キロメートル。
(*)境界未定がある。
〈人口〉
1995(平成 7)1万0,134人。
◎1954(昭和29)河原田町・沢根町・二宮村・八幡村が合併して
発足。
2004. 3. 1(平成16)両津市(リョウツシ)、佐渡郡の相川町(アイカワマチ)
・佐和田町・金井町(カナイマチ)・新穂村(ニイボムラ)・畑野町(ハタノマチ)
・真野町(マノマチ)・小木町(オギマチ)・羽茂町(ハモチマチ)・赤泊村(アカド
マリムラ)の1市7町2村と合併して佐渡市を発足。
さわたり《さはたり》
【沢渡】
○(1)庭園の池泉や流れの中に打った飛び石。
「沢渡り石」とも呼ぶ。
参照⇒とびいし(飛び石,飛石)(1)
◎依水園・平安神宮庭園などに見られる。
○(2)[食]タヌキ(狸)の脚の肉のこと。
◎美味とされた。
★さわたりおんせん《さはたりをんせん》
【沢渡温泉】
○群馬県。
さわたりくろぶしやま《さはたりくろぶしやま》
【沢渡黒伏山】
◇[日]Sawatari Kurobushi Yama
○[地]山形県東根市(ヒガシネシ)東部の観音寺(カンノンジ)にある山。
標高1,235メートル。
船形山(フナガタヤマ)(1,500メートル)の東方、黒伏山(クロブシヤマ)
(1,227メートル)の北西約1キロメートルに位置する。
さわちりょうり《さはちれうり》
【皿鉢料理】
○[料]高知県(土佐)の郷土料理。
大きな皿にカツオなどの刺身・野菜・寿司などを盛り合せ、
めいめいが取り分ける。
さわっちさんみゃく
【サワッチ山脈】
◇[英]Sawatch Range/Saguache Range
○[地]アメリカ合衆国中西部のコロラド州(Colorado State)中
央部にあるロッキー山脈(Rocky Mountains)の支脈。
最高峰はエルバート山(Mount Elbert)(4,399メートル)。
ざわひり
【ザワヒリ】
◇Ayman al-Zawahiri(アイマン・アル・ザワヒリ)
○[人]エジプトのイスラム原理主義過激派ジハード団(Jama'at
al-Jihad al-Islami)の最高責任者(1951. 6.19〜)。エジプト
のギザ出身。
裕福な家に生れ、医学を修める。
1980年後半〜1990年半ば、ジハード団を指導。
1981(昭和56)サダト大統領暗殺に関与し、3年間服役。
国際テロ組織アルカイダ(Al Qaeda)に合流し、オサマ・ビン
ラディン(Osama bin Laden)の右腕となる。
参照⇒いすらんぶりりょだん(イスランブリ旅団),あるかい
だ(アルカイダ)
さわやけ《さはやけ》
【黄菜】
◇[日]sawayake
○[食]ダイコン(大根)のもやし(萌やし)。
⇒かいわれだいこん(貝割れダイコン,貝割れ大根,穎割れダ
イコン.穎割れ大根)
★さわやなぎじけん《さはやなぎじけん》
【沢柳事件】
○[歴]1913(大正 2)京都帝国大学で起った大学教官の人事権を
めぐり総長と教授会が紛争した事件。
「京大事件」とも呼ぶ。
参照⇒たきがわじけん(滝川事件)
さわゆき《さはゆき》
【さわゆき】
○[軍]海上自衛隊の「はつゆき」型護衛艦(DD125)。
2,950トン。
◎1982. 6.21(昭和57)進水。
1984. 2.15(昭和59)竣工。
さわら《さはら》
【サワラ】
【椹】
【花柏】
○[植]マツ目(Pinales)ヒノキ科(Cupressaceae)の常緑高木。
ヒノキ(桧,檜)に酷似。樹皮は杉に似て、エンドウ大の球形
の実を結ぶ。雌雄同株。
湿気に強いので桶材や障子・襖の組子に使われる。
★さわら《さはら》
【サワラ】
【鰆】
○[魚]スズキ目(Perciformes)サバ科(Scombridae)サワラ属
(Scomberomorus)の海魚。硬骨魚。
南日本、とくに瀬戸内海に多い。
さわら《さはら》
【佐原】
◇[日]Sawara Shi
○[古]⇒さわらし(佐原市)
さわらく《さはらく》
【早良区】
◇[日]Sawara Ku
○福岡県福岡市西部の区。
〈面積〉
95.88平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)20万3,656人。
◎1982. 5.(昭和57)西区から分離・独立。
さわらし《さはらし》
【佐原市】
◇[日]Sawara Shi
○[古]千葉県北部の市。
下総国一の宮の香取神宮がある。
「房総の小江戸」とも呼ばれる。
参照⇒かとりじんぐう(香取神宮)
◎2006. 3.27(平成18)佐原市香と取郡(カトリグン)の小見川町(オミガ
ワマチ)・山田町(ヤマダマチ)・栗源町(クリモトマチ)の1市3町が合併して
香取市を発足。
さわらび
【早蕨】
○(1)早春の、芽を出したばかりのワラビ(蕨)。
◎春の季語。
○(2)[服]襲(カサネ)の色目の一つ。表は紫、裏は青。
さわりげん
【さわり弦】
◇[英]snares
○[楽]小太鼓(snare drum)の下面に張っている共鳴絃。
「スネア」,「響線(キョウセン)」とも呼ぶ。
参照⇒こだいこ(小太鼓)(2)
さわわさび《さはわさび》
【サワワサビ】
【沢山葵】
○[植]ワサビ(山葵)の別称。
⇒わさび(ワサビ,山葵)
さわんなけーと
【サワンナケート】
◇Savannakhet
○(1)(Khoueng Savannakhet)⇒さばなけっとしゅう(サバナケッ
ト州)
○(2)⇒さばなけっと(サバナケット)(2)
さわんなけーとけん
【サワンナケート県】
◇[ラオ語]Khoueng Savannakhet、[英]Savannakhet Province
○⇒さばなけっとけん(サバナケット県)
[1]さん
【サン】
◇[英]sun
○[天]太陽の英語名。
⇒[1]たいよう(太陽)(1)
[2]さん
【サン】
◇[英]son
○息子・せがれの英語名。
◎アラビア語:イブン(ibn)。
◎ドーター(daugther):娘。
[3]さん
【サン】
◇[英]the San
○⇒さんぞく(サン族)
さん
【散】
○(1)(ばらばらに)ちること・ちらばること・(かたまりを)ち
らすこと・ちらかること・ちらかすこと。
◎解散,離散,散乱,発散,散発,分散,散財
○(2)とりとめのないさま・ほしいままできまりのないさま・
気まま。ぶらぶらしているさま・ひま。
◎散文,散漫,散歩,閑散
○(3)[仏]精神統一がなされず、あれこれと揺れ動く、通常の
心の在り方。
⇔定(ジヨウ)。
◎散心,定散二心
○(4)[接尾辞][薬]漢方薬で「固まっていない粉薬(コナグスリ)」を
表す語形成要素。
「散薬(サンヤク)」とも呼ぶ。
参考⇒たん(丹),とう(湯),やくほうし(薬包紙)
◎胃散,屠蘇散(トソサン)
○(5)[接頭辞]位階を表す名詞の上に付いて、位だけがあって
官職のないことを表す言葉。
◎散一位,散位(サンニ,サンイ),散位寮(サンニリョウ)
さんあ
【三亜】
◇[中]Sanya
○(Sanya Shi)⇒さんあし(三亜市)
さんあい
【三愛】
○琴・酒・詩のこと。
「三友(サンユウ)」とも呼ぶ。
さんあいびる
【三愛ビル】
○[建]東京都中央区銀座四丁目の角に建つ円筒形総ガラス張り
のビル。
正称は「三愛ドリームセンター」。
◎1963. 1.13(昭和38)オープン。
さんあく
【三悪】
○(1)[仏]三悪道の略。
⇒さんあくどう(三悪道)
○(2)[社]汚職・貧乏・暴力。
◎1957. 5. 3(昭和32)岸信介首相が伊勢で三悪追放を言明。
★さんあくどう《さんあくだう》
【三悪道】
○[仏]地獄道・餓鬼道・畜生道の総称。冥界(ミョウカイ)。
「さんなくどう(三悪道)」,「火血刀(カケツトウ)」とも呼ぶ。
⇔さんぜんどう(三善道)
参照⇒ろくどう(六道),かけつとう(火血刀)
さんあくほう《さんあくはふ》
【三悪法】
○[歴][法]過激社会運動取締法・労働組合法・小作争議調停法
の総称。
◎1923. 2.11(大正12)東京・野田(千葉県)・京阪・八幡で三悪
法反対デモ。
さんあし
【三亜市】
◇[中]Sanya Shi
○中国南東部、海南省(Hainan Sheng)南部の省直轄市(地級市)。
リゾート地。
北緯18.23°、東経109.48°の地。
〈人口〉
1990(平成 2) 7万9,900人。
2000(平成12)12万0,400人。
2004(平成16)12万5,900人。
◎2003.12. 6(平成15)ミス・ワールド世界大会を開催。
★さんあみ
【三阿弥】
○[人]室町時代の連歌師・画家、能阿弥(ノウアミ)・子の芸阿弥(ゲ
イアミ)・孫の相阿弥(ソウアミ)をいう。三代に渡り足利義政に仕え、
同朋衆(ドウボウシュウ)となる。
さんあみど
【酸アミド】
◇[英]acid amide
○[化]⇒あみど(アミド)(1)
さんあんとにお
【サンアントニオ】
◇San Antonio
○アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)中南部のベ
クサー郡(Bexar County)の郡都。
北緯29.46°、西経98.51°の地。
ラックランド空軍基地(Lackland Air Force Base)がある。
〈人口〉
1975(昭和50) 77万人。
1990(平成 2) 99万7,400人。
2000(平成12)115万1,300人。
2002(平成14)119万4,200人。
2003(平成15)121万4,700人。
2004(平成16)123万4,900人。
◎市内にアラモ伝道所(アラモ砦)跡がある。
参照⇒あらも(アラモ)
さんあんどれあす
【サンアンドレアス】
◇San Andreas
○(1)[地](San Andres Mountains)⇒さんあんどれすさんみゃ
く(サンアンドレス山脈)
○(2)アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California
State)東部のカラベラス郡(Calaveras County)中西部にある郡
都。
北緯38.20°、西経120.68°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)2,115人。
2000(平成12)2,615人。
2010(平成22)2,783人。
さんあんどれあすだんそう
【サンアンドレアス断層】
◇[英]San Andreas Fault
○[地]アメリカ西海岸にある、サンパブロ湾(San Pablo Bay)
に面する活断層(active fault)。
北米プレートと太平洋プレートの境界に位置する。
さんあんどれすさんみゃく
【サンアンドレス山脈】
◇[英]San Andres Mountains
○[地]アメリカ合衆国南西部、ニューメキシコ州(New Mexico
State)南部の山脈。
南流するリオグランデ川(the Rio Grande)の東側を南北に走
る、ロッキー山脈の一支脈。
さんい《さんゐ》
【散位】
○⇒さんに(散位)
さんいぐなしお
【サンイグナシオ】
◇[西]San Ignacio
○(1)パラグアイ南部、ミシオネス県(Departamento de Misio-
nes)中央部にある都市。
〈人口〉
2002(平成14)2万4,300人(8月28日現在)。
○(2)ボリビア北部、ベニ県(Departamento de Beni)南部のモ
ホス郡(Provincia Moxos)西部にある郡都。
さんいちい《さんいちゐ》
【散一位】
○位は一位でも官が大臣に至らない者。
参照⇒さん(散)(5)
★さんいちごじけん
【三・一五事件】
○[歴]1928. 3.15(昭和 3)日本共産党に対する大規模な弾圧が
行なわれ大量に検挙される。治安維持法の改正案が議会を経ず
して緊急勅令のかたちで同年 6.29改正を公布・即日施行され
る。
参照⇒あかはた(赤旗)(3),しいちろくじけん(四・一六事件)
◎1道3府20県にわたり、日本共産党員ら約1,600名が一斉検
挙された。
さんいちしょぼう《さんいちしよばう》
【三一書房】
○[経]社会派を中心とする出版社。
本社は東京都文京区。
さんいちどくりつうんどう
【三・一独立運動】
◇[英]March 1st Movement
○[歴]1919. 3. 1(大正 8)から約3ヶ月続いた、朝鮮民族の日
本支配に反抗する独立運動。
1919. 1.(大正 8)李太王が日本人医師に毒殺されたという風
説がひろまり、葬儀の前日3月1日京城(ソウル)市パコダ公園に
集まった数千人の群衆・学生が、「独立宣言」を読み上げ、朝鮮
独立万歳を叫んだ。「独立宣言」は崔南善(Choe Nam-seon)が起
草し孫秉煕(Son Byong-hi)(ソ・ビョンヒ)(ソン・ヘイキ)ら33人の宗
教家が、朝鮮の独立を世界の世論に訴えたもので、パリ講和会
議に請願したが取り上げられなかった。33人は民衆の前には姿
を見せず、総督府警務局に自首する。
運動は次第に全国に波及し、参加者は200万人に達し、5月
ころまでに日本官憲に鎮圧された。
この間4月、上海に大韓民国臨時政府が樹立され、李承晩(I
Sungman)(イ・スンマン)(リ・ショウバン)が国務総理となる(間もな
く派閥抗争で失脚)。
朝鮮総督の 4.24の報告では、死者は憲兵3人・警官2人、
憲兵と警官の負傷者49人、一般内地人の死者1人・負傷者18人
という比較的おだやかな運動であった。しかし、シベリアや満
州の朝鮮人はロシア革命の影響を受け、武装闘争に向っていた。
日本の朝鮮支配は武断的政策から文治政策に転換され、第2
代朝鮮総督の長谷川好道(ヨシミチ)は辞任し、8月元海軍大臣斎藤
実(マコト)が任命され、「文化政治」をとなえ総督に文官が就任で
きるように改革したが文官が就任することはなかった。
「万歳事件」とも呼ぶ。
参照⇒『人名辞典』ふせ たつじ(布施 辰治)
◎同年5月に起きた中国の五・四運動にも大きな影響を与えた。
参考⇒ごしうんどう(五・四運動)
★さんいちはちじけん
【三・一八事件】
◇[中]San Yi Ba can'an(三一八惨案)
○[歴]1926. 3.18(大正15)中華民国の段祺瑞(Duan Qirui)(ダン
・キズイ)政府軍が北京の学生らの約5,000人のデモ隊に発砲し47
人が死亡、200人以上が負傷した事件。
同年、段祺瑞は失脚して引退。
◎1926. 3.(大正15)日本公使がイギリス・アメリカ・フランス
・イタリア・オランダ・ベルギー・スペインの公使と糾合して
天津の大沽口の防衛設備を18日までに撤去せよと通告。
さんいん
【サンイン】
【常人】
◇[朝鮮語]sang'in
○[歴]高麗・李朝朝鮮の四階級身分制度の第三階級。
「常奴(sangnom)(サンノム)」はその蔑称。
参考⇒やんばん(ヤンバン,両班),ぺくちょん(ペクチョン,白
丁)
◎通常、読み書きは出来なかった。
★さんいんかいがん
【山陰海岸】
◇[日]San'in Kaigan
○[地]山陰地方(中国地方)北部の日本海に面した海岸。
◎山陰海岸国立公園
◎2010.10. 4(平成22)山陰海岸(京都府・兵庫県・鳥取県)が世
界ジオパークに認定。
京都府の丹後半島から兵庫県の但馬海岸を経て、鳥取市の白
兎海岸(ハクト・カイガン)に至る東西約110キロメートルの区域。
参照⇒はくとかいがん(白兎海岸)
★さんいんぶっしょう
【三因仏性】
○[仏]正因(ショウイン)仏性と了因(リョウイン)仏性と縁因(エンイン)仏性。
正因仏性とは、すべての人が本来そなえている仏性。
了因仏性とは、真理を知り、その真理に照らし合せることに
よって、本来そなえている仏性を知る知恵。
縁因仏性とは、正因を開発せしめ、了因を育て上げる縁とな
る善行の功徳(クドク)。
さんヴぇねぜばし
【サンヴェネゼ橋】
◇[フ]Pont Saint-Benezet
○[歴]⇒さんべねぜばし(サンベネゼ橋)
さんうえーぶ
【サンウエーブ】
【sunwave】
○[古][経]リクシル(LIXIL)の前身の一社。
ステンレス流し台・システムキッチンなどを製造販売。
◎1956(昭和31)創業。
2011(平成23)住生活グループ、リクシルに統合。
さんうぉーきん
【サンウォーキン】
◇San Joaquin
○(1)[地](San Joaquin River)⇒さんうぉーきんがわ(サンウォ
ーキン川)
○(2)(San Joaquin County)⇒さんうぉーきんぐん(サンウォー
キン郡)
さんうぉーきんがわ
【サンウォーキン川】
◇[英]San Joaquin River
○[地]アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California
State)中央部を北西流する川。延長約515キロメートル。
シエラネバダ(Sierra Nevada)山脈西麓を流れ、サンウォー
キン渓谷(San Joaquin Valley)を形成する。
サンフランシスコ湾(San Francisco Bay)北部の支湾サンパ
ブロ湾(San Pablo Bay)に注(ソソ)ぐ。
「サンジョーキン川」とも呼ぶ。
〈支流〉
トゥオルミ川(Tuolumne River):⇒とぅおるみがわ(トゥオ
ルミ川)
さんうぉーきんぐん
【サンウォーキン郡】
◇[英]San Joaquin County
○アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California
State)中北部の郡。北部をサクラメント郡(Sacrament County)
に接する。
郡都はストックトン(Stockton)。
「サンジョーキン郡」とも呼ぶ。
〈人口〉
1980(昭和55)34万7,312人。
1990(平成 2)48万0,628人。
2000(平成12)56万3,598人。
さんえ
【三衣】
◇[梵]tri-civara
○[仏][服]僧尼に個人所有が許されている三種の衣(コロモ)。袈
裟(ケサ)。
「さんね(三衣)」とも呼ぶ。
参照⇒じょうえ(長衣),さんえいっぱつ(三衣一鉢)
◎<1>僧伽梨(ソウギャリ,ソウカリ)(sanghati):大衣(ダイエ)・重衣(ジュ
ウエ)。
<2>鬱多羅僧(ウッタラソウ)(uttarasanga):上衣(ジョウエ)・上著衣
(ジョウチャクエ)。
<3>安陀会(アンダエ)(antaravasaka):内衣(ナイエ)・下衣(ゲエ)・
中宿衣(チュウシュクエ)。
さんえいっぱつ
【三衣一鉢】
○[仏]僧尼に個人所有が許された、三種の衣(コロモ)(三衣)と一
個の鉄鉢。
行脚・托鉢(タクハツ)に携えるべきもの。
「さんねいっぱつ(三衣一鉢)」,「衣鉢(エハツ,イハツ)」とも呼ぶ。
参照⇒さんえ(三衣)
さんえき
【算易】
◇[日]san'eki
○算盤占いの別称。
⇒そろばんうらない(算盤占い,算盤占)
さんえきゆう《さんえきいう》
【三益友】
○(1)交わって益のある3種類の友。
直(正直な)・諒(リョウ)(誠がある)・多聞(見聞が広い)の人。
⇔さんそんゆう(三損友)
参照⇒さんごう(三楽)
◎『論語』李氏篇:益者三友、損者三友、友直、友諒、友多聞、
益矣。
○(2)画題となる梅・竹・石のこと。
○(2)新潟県の上越(南部)・中越・下越(北部)の総称。
さんえつ《さんゑつ》
【三越】
◇[日]Sanetsu/San Etsu
○(1)越前(福井県)・越中(富山県)・越後(新潟県)の総称。
○(2)新潟県の上越(南部)・中越・下越(北部)の総称。
さんえつ《さんゑつ》
【山越】
◇[中]Shanyue
○[歴]中国の漢代末期〜三国時代の山岳民族。
三国の呉の東部(江南)、現代の江蘇省・浙江省・安徽省・福
建省一帯に居住していた。
4世紀初め以降、五胡の侵入で華北の漢民族が南下し、漢文
化に取り込まれていった。
◎漢民族と大差がなかったという。
★さんえん《さんゑん》
【三垣】
◇[中]Sanyuan、[英]Three enclosures
○[天]古代中国の天文学で、天球を三つの垣(区画)に分けた、
紫微垣(Ziweiyuan)(シビエン)・太微垣(Raiweiyuan)(タイビエン)・天
市垣(Tianshiyuan)(テンシエン)の総称。
紫微垣は北極に位置し、太微垣は秋に北半球・春に南半球、
天市垣は晩夏〜初秋に南半球・晩冬〜早春に北半球に現れる。
参照⇒しび(紫微)
さんえん《さんゑん》
【三猿】
○[諺]三匹のサル(猿)がそれぞれ、両手で両目・両耳・口をふ
さいでいる像(ゾウ)。
「……(せ)ざる(しない)」を「サル」に掛けたもので、両目をふ
さいでいるのは「見ざる」、両耳は「聞かざる」、口は「言わざる」
を表している。
一種の処世術(ショセイジュツ)で、自分に関係ないことは見聞きせ
ず、また見聞きしても無関係を装(ヨソオ)い、それについて話し
たり批判したりしてはいけない、という戒(イマシ)め。
庚申塚(コウシンヅカ)などに置かれていることが多く、日光東照
宮の陽明門(ヨウメイン)など絵・彫刻に描かれている。
「さんさる(三猿)」,「さんざる(三猿)」,「見猿聞か猿言わ猿」と
も呼ぶ。
★さんえん
【三縁】
○[仏]親縁(シンエン)・近縁(ゴンエン)・増上縁の総称。
「さんねん(三縁)」とも呼ぶ。
さんえんかしらん
【三塩化シラン】
◇[英]Trichlorosilane
○[化]⇒とりくろろしらん(トリクロロシラン)
さんおがたせんすいかん
【サンオ型潜水艦】
【鮫型潜水艦】
◇[英]Sang-o Class submarine
○[軍]北朝鮮の侵入作戦用の小型ディーゼル潜水艦。
256トン、全長35.51メートル。乗員19名とダイバー6名。
魚雷発射装置はない。
「サメ型潜水艦(shark class submarine)」,「サンオ級潜水艦」
とも呼ぶ。
さんおきゅうせんすいかん《さんおきふせんすいかん》
【サンオ級潜水艦】
◇[英]Sang-o Class submarine
○[軍]⇒さんおがたせんすいかん(サンオ型潜水艦,鮫型潜水艦)
さんおのふれげんしりょくはつでんしょ
【サンオノフレ原子力発電所】
◇[英]San Onofre Nuclear Generating Station
○[原]アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州(California
State)南西端のサンディエゴ郡(San Diego County)にある原子
力発電所。
「サンオノフレ原発」とも呼ぶ。
さんおのふれげんぱつ
【サンオノフレ原発】
◇[英]San Onofre Nuclear Generating Station
○[原]⇒さんおのふれげんしりょくはつでんしょ(サンオノフ
レ原子力発電所)
さんおんとう《さんおんたう》
【三温糖】
○[食]サトウキビ(砂糖黍)の搾(シボ)り汁(甘蔗汁)を精製する
最終段階で得られる、カラメルを含んだ赤い砂糖。
参照⇒しろした(白下)
◎精製前の黒砂糖と異なり、白砂糖を得た残りの糖蜜から作ら
れたもの。
さんか《さんくわ》
【賛課】
◇[英]lauds(ローヅ)
○[宗]ローマ・カトリック教会の聖務日課の一つ。
夜明けの祈り。その日2回目の祈り。
参照⇒せいむにっか(聖務日課)
さんが
【サンガ】
◇[梵]samgha
○[仏]仏教教団。
参照⇒さんかしょう(三迦葉)
◎「僧伽(ソウギャ)」と音写し、訳は「和合衆」・「和合僧」、「僧」と
略す。
★さんが
【参賀】
○参内して賀詞を言上・記帳すること。
〈一般参賀〉
1948. 1. 1(昭和23)戦後初めて一般参賀が許可され、2日間
で13万人が参賀する。
[1]さんがー
【サンガー】
◇Margaret Sanger(マーガレット・サンガー)
○[人]アメリカの婦人運動家(1883〜1966)。
看護婦としてスラム街で働くうちに、貧困と多産の悪循環を
痛感して産児制限運動を始める。
反対と戦いながら各国を遊説。
1922(大正11)来日。
参照⇒⇒あいぴーぴーえふ(IPPF)
★[2]さんがー
【サンガー】
◇Frederick Sanger
○[人]イギリスの生化学者(1918〜)。
1958(昭和33)ノーベル化学賞を受賞。
1980(昭和55)ノーベル化学賞を受賞(2度目)。
★さんかあえん《さんくわあえん》
【酸化亜鉛】
○[化]亜鉛の酸化物。白色の粉末。化学式はZnO。
◎青色発光ダイオードの材料となる。
参照⇒はっこうだいおーど(発光ダイオード)
さんかあるみにうむ《さんくわあるみにうむ》
【酸化アルミニウム】
◇[英]alumina
○[化]アルミニウムの酸化物。白い粉末。化学式はAl2O3。
水酸化アルミニウムを強く熱して脱水分解させると生ずる。
工業的にはボーキサイト(bauxite)などから製造し、アルミニ
ウムの製造原料となる。
天然には鋼玉(コウギョク)・ルビー・サファイアなどとして産出
する。
「アルミナ」,「礬土(バンド)」とも呼ぶ。
参照⇒あるまいと(アルマイト)
さんかい
【三戒】
○人の戒(イマシ)むべき三つの事がら。
◎『論語』「李氏篇」では少年期の女色、壮年期の闘争、老年期
の利得を戒める。
さんかい《さんくわい》
【三槐】
◇[中]San Huai
○[歴]中国の三公の別称。
⇒[1]さんこう(三公)
★さんがい
【三界】
○(1)[仏]欲界(ヨクカイ)・色界(シキカイ)・無色界(ムシキカイ)の三つの世
界の総称。
すべての生物(一切衆生<イッサイシュジョウ>)が生死(ショウジ)をくり
返して流転(ルテン)(輪廻<リンネ>)するという、仏界(ブッカイ)以外の
迷界(メイカイ)。
◎三界諸天:⇒さんがいしょてん(三界諸天)
三界火宅:⇒さんがいかたく(三界火宅)
女は三界に家無し。
子は三界の首かせ。
三界広しといへども五尺の身置き所なし。
○(2)[仏]過去・現在・未来の総称。
○()[]
さんがい
【三繋】
【三懸】
【三掛】
○三種の馬具、面繋(オモガイ)・胸繋(ムナガイ)・尻繋(シリガイ)の総
称。
「おしかけ(押し掛け,押掛)」,「しりがい(尻繋,鞦)」とも呼ぶ。
参照⇒おもがい(面繋,面懸,面掛,面繋羈),むながい(胸繋,胸
懸,鞅),しりがい(尻繋,鞦)(2)
ざんがい
【残害】
○(1)いためそこなうこと。
「毒害(ドクガイ)」とも呼ぶ。
○(2)傷つけ殺すこと。
「毒害(ドクガイ)」とも呼ぶ。
さんがいかたく《さんがいくわたく》
【三界火宅】
○(1)[仏]三界(全世界)に平安はなく、煩悩や苦しみに満ちて
いることを燃え盛る家に喩(タト)えた言葉。
さらに、火宅の中に子供たち(一切衆生<イッサイシュジョウ>)が遊び
戯(タワム)れているとして、父親(長者)である仏陀(ブッダ)は玩具
(オモチャ)の車(三車)が門外にあると街路の露地(ロジ)に誘い出し
て火から救い、本物の大白牛車(ダイビャクゴシャ)にすべての子供
たちを乗せて走り去ったという。
単に「火宅」とも呼ぶ。
参照⇒さんがい(三界)(1)
◎『法華経』譬喩品:三界無安、猶如火宅。衆苦充満、甚可怖
畏。常有生老病死憂患、如是等火、熾然不息。
○(2)[仏](転じて)この世・現世・娑婆(シャバ)。
単に「火宅」とも呼ぶ。
さんがいしょてん
【三界諸天】
○[仏]欲界(ヨクカイ)の六欲天・色界(シキカイ)の十八天・無色界(ムシキ
カイ)の四天の総称。
「三界二十八天」,「二十八天」とも呼ぶ。
◎色界の天の数は諸説あり、薩婆多部では十六天、経部では十
七天、上座部では十八天とする。
さんかいだん
【三戒壇】
○[歴][仏]奈良の東大寺、下野(シモツケ)(栃木県)の薬師寺、筑前
(福岡県)の観世音寺の戒壇の総称。
沙弥(シャミ)(見習僧)・沙弥尼(シャミニ)(見習尼)が一人前の僧・
尼になるには、この三ヶ寺のいづれかの戒壇で受戒すべきこと
が定められていた。
畿内などは東大寺、信濃国(長野県)以東は薬師寺、西海道
(九州)諸国は観世音寺が受け持った。
◎東大寺の戒壇院は 754(天平勝宝 6)来日した鑑真(ガンジン)よ
り、薬師寺・観世音寺の戒壇院は 761(天平宝字 5)に建立され
た。
なお、戒壇は鑑真在住の唐招提寺にもあった。
さんがいにじゅうはちてん《さんがいにじふはちてん》
【三界二十八天】
○[仏]⇒さんがいしょてん(三界諸天)
さんかいびし
【三階菱】
○⇒さんがいびし(三蓋菱)
さんがいびし
【三蓋菱】
○紋所(モンドコロ)の名前。
三層に重なった菱形を側面から見た形。
松皮菱(マツカワビシ)など。
「三階菱(サンカイビシ)」とも呼ぶ。
参照⇒まつかわびし(松皮菱)(2)
さんかく
【三革】
○(1)革でつくった三種の武具。甲(ヨロイ)・冑(カブト)・盾(タテ)の
こと。
○(2)武具をつくる三種の革。犀(サイ)の革、(「凹」に「儿」足)(ジ)
の革、牛の革のこと。「ジ」とは一本の角を持った野牛に似た動
物で、犀の一種とも一角獣ともいわれる。
○(3)[暦]讖緯(シンイ)思想で変事が起こるとされる、甲子(カッシ,
通常はコウシ)・戊午(ボゴ)・辛酉(シンユウ)の三つの年。
甲子は革令(カクレイ)・革正(カクセイ)・革政(カクセイ)、戊午は革運(カ
クウン)、辛酉は革命(カクメイ)とも呼ばれる。
日本には7世紀初頭に暦とともに伝わり、 604[推古12]が甲
子であったため憲法十七条により和を強調し、『日本書紀』編
纂に当り神武紀元を辛酉の年にするなど影響があった。また、
平安初期に三善清行(ミヨシ・キヨユキ)が上奏し、 901(昌泰 4,延喜元)
以降辛酉の年は改元が行われた。
★さんかくかんすう《さんかくくわんすう》
【三角関数】
◇[英]trigonometric function
○[数]一つの角の大きさによって定まる関数。
「円関数(circular function)」とも呼ぶ。
◎sin:⇒さいん(サイン,sin)
cos:⇒こさいん(コサイン,cos)
tan:⇒たんじぇんと(タンジェント,tan)
cosec:⇒こせかんと(コセカント,cosec)
sec:⇒せかんと(セカント,sec)
cot:⇒こたんじぇんと(コタンジェント,cot)
さんかくきん
【三角巾】
◇[英]triangle bandage
○[医]約1メートル四方の正方形の布。
対角線で二つに折り、または切って、三角形の包帯(ホウタイ)と
して使用する。
腕を首から吊(ツ)ったり、頭や肩を覆(オオ)ったりする。
◎吊り包帯:スリング(sling)。
さんかくくぎ
【三角釘】
○⇒うろこくぎ(鱗釘)
★さんかくけい
【三角形】
◇[英]triangle
○[数]
「さくかっけい(三角形)」とも呼ぶ。
◎(面積)=(底辺)×(高さ)÷2:面積は「底辺掛(カ)ける高さ割
る2」。
二辺の和は他の一辺より長い。
さんかくこま
【三角小間】
◇[英]spandrel
○[建]⇒スパンドレル(スパンドレル)
さんかくす
【三角州】
【三角洲】
◇[英]delta
○[地]河川の上流から運搬されてきた土砂(ドシャ)が、平坦な河
口付近に堆積(タイセキ)してできた、上流側に頂点をもつ三角形の
砂地。
三角州では河川が数多く分流している。
「デルタ」とも呼ぶ。
参照⇒せんじょうち(扇状地),かわす(川州,川洲)
さんがくすきー
【山岳スキー】
○[運]⇒あるぺんすきー(アルペンスキー)
さんかくてん
【三角点】
○[地]三角測量の際の基準点。
参照⇒とらばーすそくりょう(トラバース測量)
◎1883(明治16)現在の東京都港区麻布台(旧東京天文台跡)に日
本経緯度原点が設けられ、三角点の設置が始まった。
三角点は一等から四等まであり、一等は正点と補点とからな
る。一等は平均辺長約45キロメートル、二等は8キロメートル、
三等は約4キロメートル、四等は約2キロメートル。一等三角
点は小豆島産の約90キロメートルの花崗岩でできている。
現在、日本全体で332の一等三角正点がある。
参照⇒にほんけいいどげんてん(日本経緯度原点)
★さんがくとう《さんがくたう》
【山岳党】
◇[フ]Montagnards
○[歴]フランス革命期の国民公会(Convention nationale)の左
派(急進派)。中核はジャコバン派(Jacobins)。
恐怖政治を行った。
「山岳派」,「モンタニャール」,「モンターニュ派」とも呼ぶ。
◎名称は、議会の高所の議席を占めていたことから。
さんかくどうめい
【三角同盟】
○労働組合・農民組合・水平社の三つが力を合せ差別とたたか
うこと。
さんかくとりい《さんかくとりゐ》
【三角鳥居】
○[建]⇒みはしらとりい(三柱鳥居)
さんかくなみ
【三角波】
◇[英]chopping waves
○[海]進行方向の違う二つ以上の波がぶつかり合って発生する、
波長に比べて波高が高い、峰のとがった三角形の波。
風に吹かれてできた波が絶壁や防波堤などにあたって反射波
となり、もともとの入射波と重なり合うときにも発生する。
また、台風など風の方向が複雑な場合などに発生しやすい。
漁船の転覆や、大型船が折れるなどの事故が発生する場合も
ある。
「さんかくは(三角波)」,「重複波(チョウフクハ)」,「クラポティ([フ]
clapotis)」とも呼ぶ。
さんかくなみ
【三角波】
◇[英]chopping waves
○[海]⇒さんかくなみ(三角波)
さんがくは
【山岳派】
◇[フ]Montagnards
○[歴]⇒さんがくとう(山岳党)
★さんかくぶちしんじゅうきょう《さんかくぶちしんじうきやう》
【三角縁神獣鏡】
○[歴]縁の断面が三角形になっている神獣鏡の一種。
参照⇒どうはんきょう(同笵鏡)
さんがくればのんけん
【山岳レバノン県】
◇Mohafazat Jabal Lubnan/Mohafazat Jabal Loubnane、[英]
Mount Lebanon Governorate、[フ]Gouvernorat du Mont-Liban
○レバノン中央西部の県。東部をベカー県(Mohafazat al Biqa)
に接し、西部を地中海に面する。
県都はバーブダ(Baabda)。
さんかしょう《さんかせふ》
【三迦葉】
○[仏][人]釈迦(シャカ)の弟子となった優楼頻羅(ウルビンラ)迦葉・
伽耶(ガヤ)迦葉(Gayakasyapa)・那提(ナダイ)迦葉の三兄弟。
◎優楼頻羅迦葉は火を清浄なものと尊ぶ事火外道(ジカゲドウ)の
統率者で、ブッダガヤのウルヴェーラ(優楼頻羅)に住んでいた。
釈迦がわずかな弟子をともなって優楼頻羅迦葉の家に泊まった
ときに弟二人とそれぞれの弟子を引き連れて弟子入りし、それ
まで釈迦を含んで61人の教団(僧伽<サンガ>)が一挙に千人を越え
た。
さんかじるこにうむ《さんくわじるこにうむ》
【酸化ジルコニウム】
◇[英]zirconium oxide
○[化]⇒じるこにあ(ジルコニア)
さんかたい《さんくわたい》
【酸化体】
◇[英]oxidant
○[化]⇒おきしだんと(オキシダント)
★さんかちっそ《さんくわちつそ》
【酸化窒素】
○[化]
◎一酸化二窒素(亜酸化窒素):⇒いっさんかにちっそ(一酸化
二窒素)
★さんがつ《さんぐわつ》
【三月】
【3月】
◇[英]March(マーチ)、[独]Maerz(メルツ)/Marz
○[暦]
略号は「Mar」,「Mar.」,「MAR」。
〈陰暦〉
陰暦三月の別称は「弥生(ヤヨイ)」,「竹の秋」。
◎花札では桜。
誕生石はブラッドストーン(bloodstone)・アクアマリン(a-
quamarine)・サンゴ(珊瑚)。
さんがつがい
【三月街】
◇[中]Sanyue jie
○中国の都市、大理(Dali)の別称。
⇒だいりし(大理市)
★さんがつかくめい《さんぐわつかくめい》
【三月革命】
○(1)[歴]1848. 3.(嘉永元)フランスの二月革命の影響を受け
て、ベルリン・ウィーンなどで起きた武装蜂起。
参照⇒にがつかくめい(二月革命)(1)
○(2)[歴]ロシアの二月革命の別称。
⇒にがつかくめい(二月革命)(2)
さんかっけい
【三角形】
◇[英]triangle
○[数]⇒さんかくけい(三角形)
さんがつじけん《さんぐわつじけん》
【三月事件】
○[歴]昭和前期の軍部・右翼によるクーデター未遂事件。
1931. 3.(昭和 6)陸軍中堅将校の陸軍中佐橋本欣五郎(キンゴロ
ウ)ら桜会幹部が計画。陸軍中央部の杉山元・小磯国昭(コイサ・クニア
キ)、右翼の大川周明(シュウメイ)、社会民衆党の亀井貫一郎らが参
画。大衆デモで議会を包囲して陸軍を動員し浜口内閣を倒し、
陸軍大臣(陸相)宇垣一成(ウガキ・カズシゲ)を首班とする軍部独裁
政権樹立する国家改造構想を画策(カクサク)。
計画の不備と宇垣らの反対で挫折(ザセツ)したが事件は秘密に
され、関係者の処罰もなかったことから、十月事件、五・一五
事件を誘発した。
参照⇒さくらかい(桜会)
さんがっと
【サンガット】
◇Sangatte
○フランス北部、ノール・パドカレー地域圏(Region Nord-Pas-
de-Carais)西部のパドカレー県(Pas-de-Calais department)の
町。
北緯50.93°、東経1.75°の地。
カレーの西南西で、カレー海峡(ドーバー海峡)に面する。
開放式の難民収容施設(centre de refugies de Sangatte)が
ある(2003. 4.までに閉鎖予定)。
◎1990.12. 1(平成 2)ユーロトンネルの作業用トンネル、イギ
リス側のフォークストーンと開通。
さんがつどう《さんぐわつだう》
【三月堂】
○奈良の東大寺法華堂の別称。
参照⇒にがつどう(二月堂)
さんがつばしょ《さんぐわつばしよ》
【三月場所】
○[運]大阪の大阪府立体育会館で行われる大相撲。
通称は「春場所」。
参照⇒ほんばしょ(本場所)
◎2011. 2. 6(平成23)日本相撲協会の臨時理事会、八百長不祥
事で中止を決定。
★さんかなまり《さんくわなまり》
【酸化鉛】
○(1)[化]鉛の酸化物の総称。
○(2)[化]一酸化鉛。
⇒いっさんかなまり(一酸化鉛)
○(3)[化]二酸化鉛。
○(4)[化]四酸化三鉛。
⇒しさんかさんなまり(四酸化三鉛)
さんがのつ
【三箇津】
◇[日]Sanga no Tsu
○[歴]⇒さんしん(三津)
さんがのつ
【三箇都】
◇[日]Sanga no Tsu
○[歴]⇒さんと(三都)
さんかひそ《さんくわひそ》
【酸化砒素】
◇[英]arsenic oxide
○(1)[化]三酸化二砒素(As2O3)。無味無臭白色の常温で安
定した猛毒粉末。天然にはアルセノライト(arsenolite)(砒石)
として産出。
硫砒鉄鉱(FeAsS)を空気中で焼いて製造(亜砒焼き)。少
量を強壮剤などの医薬品に、また殺虫剤・防腐剤にも用いられ
る。ガス脱硫剤・ガラスの色消し・媒染剤など工業原料ともな
る。
20℃で水100グラムに約2グラム溶けて亜砒酸(アヒサン)となる。
飲むと腹痛・嘔吐を起し、心臓が麻痺して死にいたる。致死
量は0.06〜0.2グラム。
古来、毒殺に用いられている。
「三酸化砒素」,「無水亜砒酸」,「亜砒酸」,「白砒」とも呼ぶ。
英名は"diarsenic trioxide","arsenic sesquioxide"。
参照⇒あひさん(亜ヒ酸,亜砒酸)
◎宮崎県の土呂久鉱毒事件:亜砒焼きによる慢性砒素中毒症が
1973(昭和48)環境庁により公害病と認定。
○(2)[化]五酸化二砒素(As2O5)。白色の無定形粉末。
砒素または三酸化二砒素を濃硝酸で酸化し、500℃で加熱し
て脱水し得られる。
潮解性で水に溶けて砒酸(H3AsO4)となる。強熱すると酸
素を失い三酸化二砒素になる。
三酸化二砒素に比べて毒性は弱く、遅効性である。
「無水砒酸」とも呼ぶ。
英名は"diarsenic pentaoxide"。
さんがーびる
【サンガービル】
◇Sangerville
○アメリカ合衆国北東部、メーン州(Maine State)中北部のピ
スカタキス郡(Piscataquis County)南部の町。
北緯45.16°、西経69.36°の地。
〈人口〉
2000(平成12)1,270人。
さんかまぐねしうむ《さんくわまぐねしうむ》
【酸化マグネシウム】
◇[英]magnesium oxide
○[化]マグネシウムを空気中で燃焼させたときに生じる白色粉
末状の固体。
化学式はMgO。
耐火煉瓦・耐火セメントなどの製造や白色の標準物質に用い
る。
また、胃酸を中和させる胃腸薬など医薬にも用いる。
「苦土(クド)」,「マグネシア(magnesia)」とも呼ぶ。
さんがーる
【サンガール】
◇[フ]Saint Gall、[独]Sankt Gallen
○(1)(Kanton Sankt Gallen)⇒ざんくとがれんしゅう(ザンク
トガレン州)
○(2)⇒ざんくとがれん(ザンクトガレン)(2)
さんがーるしゅう《さんがーるしう》
【サンガール州】
◇[フ]Saint Gall canton、[独]Kanton Sankt Gallen
○⇒ざんくとがれんしゅう(ザンクトガレン州)
さんがわちょう《さむがはちやう》
【寒川町】
◇[日]Sangawa Cho
○[古]もと香川県大川郡(オオカワグン)の町。現在はさぬき市寒川
町(サンガワマチ)。
参照⇒さぬきし(さぬき市)
〈面積〉
23.13平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)6,104人。
◎1955(昭和30)石田村・神前(カンザキ)村が合併して寒川村を発
足。
1961(昭和36)町制施行。
2002. 4. 1(平成14)大川郡の津田町(ツダチョウ)・大川町(オオカワチョ
ウ)・志度町(シドチョウ)・寒川町・長尾町(ナガオチョウ)の5町が合併
して「さぬき市」を発足。
◎神奈川県高座郡(コウザグン)には寒川町(サムカワマチ)がある。
さんがわら《さんがはら》
【桟瓦】
◇[英]pantile
○[建]断面がS字形に中央が谷をなした、方形の和瓦(ワガワラ)。
一角または二角に切り込みがあり、野地板(ノジイタ)の上に等
間隔で瓦桟(カワラザン)という板を打ち付け、それに引っかけて葺
(フ)く、引っかけ葺きに用いる。
「パンタイル」とも呼ぶ。
参照⇒かわらざ(瓦座)
◎本瓦葺(ブ)きに使われる牡瓦(オガワラ)と牝瓦(メガワラ)を一枚に
簡略化したもので、江戸時代の発明とされ、現在では標準的な
普通の瓦。
参照⇒おがわら(牡瓦,男瓦),めがわら(牝瓦,女瓦)
さんかん
【三韓】
◇[朝]Sam-Han、[中]San-Han、[英]Three Han
○(1)[歴]3世紀後半、朝鮮半島の南部に割拠した部落国家の
集合体である、馬韓([朝]Mahan)(バカン)・弁韓([朝]Byeonhan)
(ベンカン)(弁辰<ベンシン>)・辰韓([朝]Chinhan)(シンカン)の総称。
4世紀には、馬韓は百済(クダラ)に、辰韓は新羅(シラギ)に統一
され、また進出してきた日本によって弁韓と馬韓の南部に任那
(ミマナ)(加羅<カラ>)が成立したとされる。
○(2)[歴]古代朝鮮の三国、新羅(シラギ)・百済(クダラ)・高句麗
([朝]Koguryo,[中]Gaogouli)(コウクリ)の総称。
「三国(サンゴク)」とも呼ばれる。
◎三韓征伐
さんかん《さんくわん》
【三管】
○(1)[楽]雅楽で使用する、笙(ショウ)・篳篥(ヒチリキ)・笛の総称。
○(2)[歴]⇒さんかんれい(三管領)
◎三管四職(シシキ)
さんかん《さんくわん》
【三関】
◇[日]Sankan
○(1)[歴]奈良時代、都の警護のために置かれた三つの関所、
伊勢(イセ)国の鈴鹿関(スズカノセキ)・美濃(ミノ)国の不破関(フワノセキ)・
越前(エチゼン)国の愛発関(アラチノセキ)の総称。
鈴鹿関は東海道、不破関は東山道、愛発関は北陸道の関所。
789(延暦 8)三関(サンカン)は廃止されるが、非常時には閉鎖が
行なわれる。のち都が平安京に移され、 810年に愛発関に代わっ
て近江国の逢坂関(オウサカノセキ)または勢多関(セタノセキ)を置いた。
平安中期以後に衰微し、平安末期に廃止。
平常は国司が警備し、大事ある時は朝廷から特別の使が派遣
されて警固する。
「さんせき(三関)」とも呼ぶ。
参照⇒すずかのせき(鈴鹿の関,鈴鹿関),ふわのせき(不破の
関,不破関),あらちのせき(愛発の関,愛発関),おうさかのせき
(逢坂の関,逢坂関)
◎反乱者の東国脱出を妨げるために設けられたという説もある。
○(2)[歴]上代、蝦夷(エゾ)に備えて設けられた三つの関所、常
陸(ヒタチ)の勿来関(ナコソノセキ)・磐城(イワキ)の白河関・羽前(ウゼン)の
念珠ヶ関(ネズガセキ)の総称。
「奥羽三関」とも呼ぶ。
さんかん《さんくわん》
【散官】
○⇒さんに(散位)(1)
ざんかん
【残寒】
○[気]⇒よかん(余寒)
さんかんししき《さんくわんししき》
【三管四職】
○[歴]室町幕府の管領に任じられる3家(細川・畠山・斯波)と
侍所に任じられる4家(山名・一色・京極・赤松)。
参照⇒さんかんれい(三管領),ししき(四職)
さんかんしゅっぺい
【三韓出兵】
○[歴]⇒さんかんせいとう(三韓征討)
さんかんせいとう《さんかんせいたう》
【三韓征討】
○[歴]記紀伝承にある、神功皇后(ジングウ・コウゴウ)の朝鮮出兵。
仲哀天皇(チュウアイ・テンノウ)の死後、懐妊の身で新羅(シラギ)に遠征
して征服した物語。
ある程度は日本の朝鮮半島侵攻の史実を反映しているだろう
が、後代に脚色されて信憑性(シンピョウセイ)は低い。
「三韓征伐」,「三韓出兵」とも呼ぶ。
参照⇒にほんふ(日本府)
◎皇后は凱旋(ガイセン)後、筑紫で応神天皇を出産したという。
さんかんせいばつ
【三韓征伐】
○[歴]⇒さんかんせいとう(三韓征討)
さんかんりょう《さんくわんりやう》
【三管領】
○[歴]⇒さんかんれい(三管領)
さんかんれい《さんくわんれい》
【三管領】
○[歴]室町幕府の重職である管領に任じられる有力守護。
細川・畠山・斯波(シバ)の3家が交代で任じられた。
「さんかんりょう(三管領)」,「三管(サンカン)」,「三職(サンショク)」と
も呼ぶ。
参照⇒ししき(四職)
★さんき
【三奇】
◇[中]sanqi
○(1)奇門遁甲(qimen dunjia)で、乙(キノト)・丙(ヒノエ)・丁(ヒノト)
の総称。
乙は甲(キノエ)の女、丙は甲の子、丁は甲の妹で庚(カノエ)に嫁す
という。
また、乙年丙月丁日や乙月丙日丁刻を吉時とする。
参照⇒きもんとんこう(奇門遁甲)
○(2)大六壬(da liuren)で、子・丑・亥の総称。
さんぎ
【三木】
○「参議」の略記。
⇒さんぎ(参議)(1)
★さんぎ
【参議】
○(1)[歴]奈良時代に設けられた令外官(リョウゲノカン)の一つ。
「三木(サンギ)」とも略記する。
◎「朝議に参与する」の意味。
○(2)[歴]1869(明治 2)太政官に設けられた官職。
○(3)[歴]1937(昭和12)近衛内閣が設置した官職。
さんぎ
【算木】
○(1)易(エキ)で占(ウラナ)いに使う、長さ約三寸(10センチメート
ル)の正方柱体の木。
6本を一組みとし、筮竹(ゼイチク)を使って卦(ケ)を立て、それ
を算木の四面を用いて表す。
○(2)[数]和算(ワサン)で用いる計算用具。長さ一寸余の木製の小
さな角棒。
盤上に並べて数を表し、配列を動かして四則・開平・開立な
どを計算する。
「算籌(サンチュウ)」とも呼ぶ。
★さんぎいん《さんぎゐん》
【参議院】
◇[英]House of Councilors
○[政]
「良識の府(House of Common Sense)」とも呼ぶ。
◎1947. 4.20(昭和22)第1回選挙。社会党47、自民党37、民主
党28、国民協同党9、共産党4、諸派12、無所属113。
2004. 7.30(平成16)第160臨時国会の参議院本会議で自由民
主党の扇千景(オウギ・チカゲ)が女性初の議長に選出。
2007. 7.29(平成19)参議院選挙の結果、自民党が109人から
85に激減し、民主党・新緑風会が82人から112人に躍進し第一
会派(比較第一党)となる。
さんききゅうこう
【三跪九叩】
◇[中]sangu jiukou
○[歴]九叩礼の別称。
⇒きゅうこうれい(九叩礼)
さんききょう《さんきけう》
【三奇橋】
○⇒にほんさんだいききょう(日本三大奇橋)(1)
★さんきこうぎょう《さんきこうげふ》
【三機工業】
○[経]総合設備建設会社の一社。三井グループ。
本社は東京。
◎2009. 2.(平成21)東京国税局から2007年度の裏金の使途を明
かさず、約1億円の追徴税額(更正処分)を受けたことが判明。
さんきすと
【サンキスト】
◇[登録商標]Sunkist
○(1)[経]アメリカ合衆国カリフォルニア州を中心とする農業
協同組合組織。
◎1893(明治26)設立。
○(2)[食](1)のカリフォルニア産オレンジ・レモンやそのジュ
ースのブランド名。
世界の飲料メーカーなどがライセンス契約して販売。
さんぎぜめ
【算木責め】
○[歴]⇒いしだき(石抱き)
★さんきゃく
【三脚】
○(1)三本のあし(脚)。
◎二人三脚:⇒ににんさんきゃく(二人三脚)
○(2)[光][写]カメラや望遠鏡などを支える三本足の台。
多くは足の一本々々がそれぞれ何段階にか伸び縮みし、足の
開き加減(角度)も自由に変更できる。
足の支点(中央部)にある、ハンドルをまわして上下するポー
ル(棒)の先端にはカメラや望遠鏡などを取り付ける雲台(ウンダイ)
がある。
「トライポッド([英]tripod)」とも呼ぶ。
参照⇒うんだい(雲台)
◎一脚:モノポッド(monopod)。
二脚:バイポッド(bipod)。
○(3)[美]イーゼル(easel)の別称。
⇒[1]いーぜる(イーゼル)
○(4)三脚椅子の略称。
さんきゅー
【サンキュー】
◇[英]thank you
○ありがとう。
◎サンキュー・ベリーマッチ(thank you very much)
ざんきゅう《ざんきふ》
【斬級】
○(1)戦場で敵と戦って、敵の首を取ること。
○(2)戦場で討ち取った首。斬首(ザンシュ)。
「級」は首級の意で、秦(シン)の法で敵の首を取る度に爵位の等
級が上がることから。
さんきゅろっと
【サンキュロット】
◇[フ]sans-culotte(半ズボンをはかない)
○[歴]フランス革命の推進力となった、パリの下層民共和党員
に対するあだ名。
◎当時、キュロット(culotte)と呼ぶ半ズボンを着用していた
貴族やブルジョアが、議会外で独自の政治運動を展開した手工
業者・小店主・初期工場労働者などの民衆は仕事着のパンタロ
ン(pantaloons)と呼ぶ長ズボンを着用していたことから、呼ん
だ蔑称(ベッショウ)。
参照⇒きゅろっと(キュロット)(1)
さんきょう
【三共】
○[歴][経]大手製薬会社の一社。第一三共株式会社の前身の一
社。
本社は東京都中央区。
◎1899(明治32)三共商店として創業。
1989(平成元)高脂血症剤メバロチン、発売。
2005. 2.19(平成17)第一製薬(業界6位)との経営統合で最終
調整していることが判明。
2007. 4. 1(平成19)第一三共株式会社を発足。
さんきょう《さんけふ》
【三峡】
◇[中]Sanxia、[英]the Three Gorges on the Changjiang Riv-
er(長江三峡)
○[地]中国の長江(Chang Jiang)(揚子江)上流、重慶市(Chong-
qing Shi)(旧四川省)奉節県(Fengjie Xian)(ホウセツケン)から湖北
省(Hubei Sheng)(コホクショウ)宜昌市(Yi Chang Shi)(ギショウシ)の間
にある、瞿塘峡(Qutangxia)(クトウキョウ)・巫峡(Wuxia)(フキョウ)・西
陵峡(Xilingxia)(セイリョウキョウ)の三つの峡谷の総称。
長さ204キロメートル。
「長江三峡(Changjiang Sanxia)」とも呼ぶ。
参照⇒くとうきょう(瞿塘峡),ふきょう(巫峡),せいりょうきょ
う(西陵峡),さんきょうだむ(三峡ダム),ふざんしょうさんきょ
う(巫山小三峡),かりょうこうしょうさんきょう(嘉陵江小三峡)
◎他説もある。
さんきょう《さんけう》
【三教】
○(1)[国]神道・儒教・仏教のこと。
○(2)[国]神道・儒教・キリスト教のこと。
○(3)[漢]儒教・仏教・道教のこと。
○(4)[漢]古代中国の人民教化の原理。夏(カ)の忠、殷(イン)の敬、
周の文。
さんきょう《さんきやう》
【三卿】
○[歴]⇒ごさんきょう(御三卿)
さんぎょう《さんげふ》
【三業】
○料理屋・待合(マチアイ)・芸者屋(置き屋)の総称。
参考⇒にぎょう(二業)
◎三業組合,三業地
◎新宿区荒木町(アラキチョウ)・新宿区西新宿の十二社(ジュウニソウ)は
昔からの三業地。
下町の三業地は吉原・向島(ムコウジマ)・亀戸(カメイド)・洲崎な
ど。
浅草寺(センソウジ)に大提灯を寄進した三業地は、志ん橋(新橋)
・赤坂・浅草・柳橋。
◎1907(明治40)深川(フカガワ)で仲町三業組合を結成。
◎「さんごう(三業)」とも読む。
ざんぎょう《ざんげふ》
【残業】
◇[日]zan'gyo
○[経]所定の勤務時間を超(コ)えて、(職場に居残り)さらに勤
務を続けること。また、その勤務・仕事。超過勤務・(勤務)時
間外労働。
〈職場での挨拶<アイサツ>〉
残業を終えて職場を去る際に、まだ残業を続けている人がい
た場合、帰る人は続けている人に「お先に(失礼します)」と声を
かけ、続けている人は「お疲れ(さま)」,「ご苦労さま」と答える。
さんきょういちじゃくばんがいち《さんきやういちじやくばんぐわいち》
【三強一弱番外地】
○[古][放]昭和後期、関東のテレビ局の評価を表した言葉。
三強:日本テレビ(4ch)・TBSテレビ(6ch)・フジテレビ
(8ch)。
一弱:テレビ朝日(10ch)。
番外地:テレビ東京(12ch)。
さんきょうだむ《さんけふだむ》
【三峡ダム】
◇[中]Sanxia Daba、[英]Sanxia Dam/Three Gorges Dam
○中国の湖北省(Hubei Sheng)(コホクショウ)宜昌市(Yi Chang Shi)
(ギショウシ)三斗坪(Sandouping)にある、長江(揚子江)中流のダム。
高さ185メートル、幅3,035メートルで世界最大級。
立ち退き住民は120万人余り。
生活汚水や工場廃水で水質が悪化、ゴミ投棄などによる浮遊
物も大量に発生している。
◎1994.12.(平成 6)建設開始。
1995. 5.(平成 7)住民の移転作業、開始。
2003. 6. 1(平成15)貯水開始。12日、水位が135メートルに
上昇。
2003. 6.11(平成15)10日間に約7,000トンのゴミを回収。
2003. 7.10(平成15)完成した発電機1基(55万キロワット)で
商業発電を開始。
2004. 8.(平成16)住民の移転作業、完了。
2009年、完成予定。
◎簡化字では「三峡大(「土」偏+「貝の簡化字」)」と書く。
繁体字では「三峡大(「土」偏+「覇」)」と書く。
さんぎょうのこめ《さんげふのこめ》
【産業の米】
○(1)[古][経]鉄鋼の別称。
戦後の復興期から経済成長期まで(1950〜1980)。
○(2)[経]半導体の別称。
バブル経済期から(1980〜)。
◎「産業の活力になる素材、異業種にわたり広く使用される素
材」の意味。
さんぎょうのびたみん《さんげふのびたみん》
【産業のビタミン】
○[経][鉱]レアメタル(rare metal)の別称。
⇒れあめたる(レアメタル)
◎「少量でも産業界には不可欠な素材」の意味。
★さんぎょうはいきぶつ《さんげふはいきぶつ》
【産業廃棄物】
◇[英]industrial wastes
○[社][経]
略称は「産廃(サンパイ)」。
◎放射性廃棄物:参照⇒くりあらんすれべる(クリアランス・
レベル)
産廃銀座:⇒くぬぎやま(くぬぎ山)(1)
★さんぎょうほうこくうんどう《さんげふほうこくくわい》
【産業報国会】
○[歴]労働国策を労働者に上位下達する組織。
略称は「産報」。
◎1938. 7.30(昭和13)産業報国連盟が結成。
1940.11.23(昭和15)全国組織として大日本産業報国会が結成。
1940.12.10(昭和15)東京電燈産業報国会が結成。
1942.12.(昭和17)大日本言論報国会が結成。
参照⇒だいにっぽんさんぎょうほうこくかい(大日本産業報
国会)
◎1940. 9.(昭和15)418万人。
1941. 6.(昭和16)529万人。
★さんぎょうほうこくれんめい《さんげふほうこくれんめい》
【産業報国連盟】
○[歴]1938. 7.30(昭和13)結成。
参照⇒だいにっぽんさんぎょうほうこくかい(大日本産業報
国会)
◎当初は精神訓話・懇談会・宮城遙拝(ヨウハイ)・黙祷(モクトウ)など
の精神運動にとどまっていた。
さんきらい
【サンキライ】
【山帰来】
【山奇量】
◇[学]Smilax china
○[植]ユリ目(Liliales)ユリ科(Liliaceae)サルトリイバラ属
(シオデ属)(Smilax)の多年生蔓性低木。
中国南部・台湾・東南アジア・インドなどに自生。
サルトリイバラに似るが、とげがない。茎はなめらかで巻ひ
げをもつ。葉は長さ10センチメートルくらいの長楕円形卵状披
針形で三縦脈がある。葉間から花茎を出し、ごく小さな白い花
を密集してつける。
地下の根茎を土茯苓(ドブクリョウ)・山帰来といい梅毒の薬とす
る。
さんきらい
【山帰来】
【山奇量】
○(1)[薬]生薬の一つ。サルトリイバラの根茎。利尿・解熱・
解毒剤などとして用いる。
参照⇒どぶくりょう(土茯苓)
○(2)[植]サルトリイバラの別称。
⇒さるとりいばら(サルトリイバラ)
○(3)[植]⇒さんきらい(サンキライ,山帰来,山奇量)
さんぎーるしょとう《さんぎーるしよたう》
【サンギール諸島】
◇[インドネシア語]Kepulauan Sangir、[英]Sangir Peninsula
○[地]インドネシア中央部、スラウェシ島(Pulau Sulawesi)北
部のミナハサ半島(Semenanjung Minahasa)先端部の東方に連な
る群島。
タフナ島(Pulau Tahuna)・カランゲタン島(Pulau Karange-
tang)などから成る。
★さんきんこうたい《さんきんかうたい》
【参勤交代】
【参覲交代】
○[歴]江戸時代、諸大名を江戸に参勤させた制度。
原則、在府・在国一年交代で、関東の譜代大名は半年交代。
また妻子は江戸に常住。
往復の旅費や江戸屋敷の経費は大名財政に大きな負担であっ
たが、江戸の文化や経済の繁栄、交通の発達をうながした。
参照⇒だいみょうぎょうれつ(大名行列)(1),ごかいどう(五
街道)
◎東海道146家、中山道30家、甲州街道3家(信州高嶋藩,高遠
藩,飯田藩)。
◎1635(寛永12)三代将軍徳川家光により武家諸法度が改正され、
毎年4月を交代の時期とし、外様大名の交代期限を定める。
1642(寛永19)譜代大名の交代期限を定める。
さんく
【三苦】
○[仏]苦苦(クク)・壊苦(エク)・行苦(ギョウク)の総称。
苦苦とはノドの渇きなどの感覚的に受ける苦痛、壊苦とは得
たものを失うなど楽な状態が壊れて受ける苦痛、行苦とは老い
るなどの変化(無常の流転)から受ける苦痛。
参照⇒しく(四苦),ごく(五苦),はっく(八苦)
◎釈迦が説法した「苦」を舎利弗(シャリホツ)が分析し解説したもの。
さんく
【三垢】
○[仏]心身を汚(ケガ)す、貪欲(トンヨク)・瞋恚(シンニ)・愚痴(グチ)
の総称。
参考⇒さんしょう(三障)
◎<1>貪欲:度を越した欲望。
<2>瞋恚:わがままな怒り。
<3>愚痴:目先のことのみ考える愚かさ。
さんぐ
【三具】
○[仏]⇒みつぐそく(三具足)
さんぐう
【三宮】
○太皇太后・皇太后・皇后の総称。
「三后(サンコウ)」とも呼ぶ。
さんぐうかいどう《さんぐうかいだう》
【参宮街道】
◇[日]Sangu Kaido
○(1)[交]伊勢街道の別称。
⇒いせかいどう(伊勢街道)
○(2)[交]伊勢神宮への参詣道(サンケイドウ)の一つ。
東海道の日永(ヒナガ)(現:四日市市)から分かれて南下する道。
参照⇒いせかいどう(伊勢街道)
さんぐうせん
【参宮線】
○(1)[歴][交]参宮鉄道が運行した、三重県東部の亀山〜山田
(伊勢市)間の鉄道線。
○(2)[俗][交]JR西日本の紀勢本線の中の紀勢東線の通称。
三重県東部の多気郡(タキグン)多気町(タキチョウ)から伊勢市(イセシ)
を経て鳥羽市(トバシ)に至(イタ)る鉄道線。
全長29.1キロメートル。
〈停車駅〉
多気駅・外城田(トキダ)駅・田丸(タマル)駅・宮川(ミヤガワ)駅・山
田上口(ヤマダカミグチ)駅・伊勢市駅・五十鈴ヶ丘(イスズガオカ)駅・
二見浦(フタミノウラ)駅・松下(マツシタ)駅・鳥羽駅。
◎1907(明治40)参宮鉄道を国有化。
1911(明治44)鳥羽駅まで延長。
1959. 7.15(昭和34)亀山駅〜多気駅間が紀勢本線に編入。
参照⇒きせいほんせん(紀勢本線)
さんくかくめい
【三区革命】
◇[中]Sanqu Geming
○[歴]⇒ひがしとるきすたんきょうわこく(東トルキスタン共
和国)(2)
さんくすぎびんぐでー
【サンクスギビング・デー】
◇[英]Thanksgiving Day
○[宗]⇒かんしゃさい(感謝祭)
さんくずしもん《さんくづしもん》
【三崩し文】
【三崩文】
○⇒いちくずしもん(一崩し文,一崩文)
さんくた
【サンクタ】
◇[英](複数形)sancta/(単数形)sanctum
○⇒さんくたむ(サンクタム)
さんくたむ
【サンクタム】
◇[英](単数形)sanctum/(複数形)sancta(サンクタ)
○(1)(寺院内の)神聖な場所・聖所。
参照⇒[1]さんくちゅあり(サンクチュアリ)(2)
○(2)(転じて)人の妨げを受けない自分だけの場所。私室・書
斎。
[1]さんくちゅあり
【サンクチュアリ】
◇[英]uary
○(1)聖域・聖所。神殿・教会。
○(2)中世、法律の力の及ばなかった教会などの聖域。
参照⇒さんくたむ(サンクタム)(1),あるせいしあ(アルセイ
シア)(2),あじーる(アジール)
○(3)鳥獣の保護区・禁猟区。
◎2003. 6.11(平成15)林野庁、小笠原諸島父島の国有林内をア
カガシラカラスバトのサンクチュアリに設定すると発表。国有
林にサンクチュアリを設けるのは全国初。
○(4)(転じて)敵の攻撃を受けない安全地帯。または攻撃を加
えられない地域。
★[2]さんくちゅあり
【サンクチュアリ】
◇[英]Sanctuary
○[文]アメリカの作家フォークナーの長編小説。
◎1931(昭和 6)刊行。
さんくてぃすぴりとぅす
【サンクティスピリトゥス】
◇Sancti Spiritus
○(1)(Provincia de Sancti Spiritus)⇒さんくてぃすぴりとぅ
すしゅう(サンクティスピリトゥス州,サンクティ・スピリトゥ
ス州)
○(2)キューバ中央部、サンクティスピリトゥス州中央部にあ
る州都。
〈人口〉
1989(平成元)8万3,814人(推計)。
2002(平成14)9万8,283人(9月7日現在)。
さんくてぃすぴりとぅすしゅう《さんくちすぴりつすしう》
【サンクティスピリトゥス州】
【サンクティ・スピリトゥス州】
◇[西]Provincia de Sancti Spiritus、[英]Sancti Spiritus
Province
○キューバ中央部の州。西部をビリャクララ州(Provincia de
Villa Clara)に接し、北部をメキシコ湾、南部をカリブ海に面
する。
州都はサンクティスピリトゥス(Sancti Spiritus)。
〈面積〉
6,736.51平方キロメートル。
〈人口〉
2002(平成14)46万0,328人(9月7日現在)。
ざんくと
【ザンクト】
◇[独]Sankt/St.、[英]Saint/St.
○[宗]聖人に冠する敬称。
◎ザンクト・ニコラオス(Sankt Nikolaus):セイント・ニコラ
ス([英]Saint Nicholas)。
さんくとぅす
【サンクトゥス】
◇[羅]Sanctus(聖なる)
○[宗]キリスト教で、ミサの4番目の儀式で歌われる感謝の賛
美歌。
「聖なるかな(sanctus)、聖なるかな、聖なるかな」で始まり、
「三聖唱(サンセイショウ)」とも呼ぶ。
ざんくとがれん
【ザンクトガレン】
◇[独]Sankt Gallen、[フ]Saint Gall
○(1)(Kanton Sankt Gallen)⇒ざんくとがれんしゅう(ザンク
トガレン州)
○(2)スイス北東部、ザンクトガレン州の州都。
「サンガール」とも呼ぶ。
ざんくとがれんしゅう《ざんくとがれんしう》
【ザンクトガレン州】
◇[独]Kanton Sankt Gallen、[フ]Saint Gall canton
○スイス北東部の州。西部をチューリヒ州(Kanton Zuerich)に
接する。東部をオーストリア・リヒテンシュタインに隣接。
州都はザンクトガレン。
ドイツ語圏。
「サンガール州」とも呼ぶ。
ざんくとごあーる
【ザンクトゴアール】
◇Sankt Goar
○ドイツ西部、ラインラント・ファルツ州(Bundesland Rhein-
land-Pfalz)東部の町。
ライン川河畔で、近くにローレライ(Lorelei)の岩がある。
さんくとぺてるすぶるぐ
【サンクトペテルスブルグ】
【サンクト・ペテルスブルグ】
◇St.Petersburg
○⇒さんくとぺてるぶるぐ(サンクトペテルブルグ,サンクト・
ペテルブルグ)
さんくとぺてるぶるく
【サンクトペテルブルク】
【サンクト・ペテルブルク】
◇Sankt-Peterburg
○⇒さんくとぺてるぶるぐ(サンクトペテルブルグ,サンクト・
ペテルブルグ)
さんくとぺてるぶるぐ
【サンクトペテルブルグ】
【サンクト・ペテルブルグ】
◇[露]Sankt-Peterburg、[英]Saint-Petersburg
○ロシア共和国北西部、レニングラード州(Leningradskaya
Oblast)の州都。
北緯59.93°、東経30.32°の地。
モスクワに次ぐロシア第2の都市。
エルミタージュ美術館・ムソルギスキー劇場がある。
ネバ川(Reka Neva)河口のデルタ地帯に位置し、フィンラン
ド湾(Gulf of Finland)にも面して運河が多く、「北のベニス
(the Northern Venice)」とも呼ばれる。
エルミタージュ美術館(Gosudarstvennyi Ermitazh)や、輸出
入用の核物質の保管施設がある。
「サンクトペテルブルク」,「サンクト・ペテルブルク」とも呼
ぶ。通称は「ペテルブルグ」,「ペテルブルク」,「サンクト・ペテ
ルスブルグ(St.Petersburg)」。
〈人口〉
1970(昭和45)395万人。
1977(昭和52)351万人、443万人(都市域)。
1979(昭和54)458万8,200人。
1987(昭和62)494万8,000人。
1989(平成元)502万4,000人。
1994(平成 6)488万2,600人。
2000(平成12)469万4,000人。
2002(平成14)461万9,800人、489万1,100人(都市域)。
◎1712〜1914年のロシア帝国時代はペテルブルグ。
1914〜1924年はペテログラード(Petrograd)。
1924〜1991年はレニングラード(Leningrad)。
◎ソ連科学アカデミーがあった。
プーチン大統領の出身地。
◎ロシア文字では"Санкт Петербург"。
さんくとぺてるぶるくじょうやく《さんくとぺてるぶるくでうやく》
【サンクト・ペテルブルク条約】
◇[英]the Treaty of St.Petersburg
○[歴]⇒ちしまからふとこうかんじょうやく(千島樺太交換条
約)
さんくとぺてるぶるぐじょうやく《さんくとぺてるぶるぐでうやく》
【サンクト・ペテルブルグ条約】
◇[英]the Treaty of St.Petersburg
○[歴]⇒ちしまからふとこうかんじょうやく(千島樺太交換条
約)
ざんくとぽるてん
【ザンクトポルテン】
◇[独]Sankt Poelten/Sankt Polten
○オーストリア北東部、ニーダーエスターライヒ州(Bundes-
land Niederosterreich)中央部にある州都。
★さんぐらす
【サングラス】
◇[英]sunglasses
○色付きガラスまたはプラスチックを使用したメガネ(眼鏡)。
日除けやファッションに用いる。
日除け用は光量や紫外線(UV)を減らし、目を保護するもの。
ファッション用は単に光量を減らすだけのものもある。この
タイプは虹彩が開いて紫外線をより多く入れてしまい、野外で
は目にダメージを与えるので注意が必要。
「色眼鏡(イロメガネ)(colored spectacles)」とも、俗に倒語で
「グラサン」とも呼ぶ。
◎ドイツ語では「ゾンネンブリル(Sonnenbrille)」。
さんぐりあ
【サングリア】
◇[西]sangria(血)
○[食]赤ワインに果汁・甘味料・ソーダ水などを加えて冷やし
た、スペインの飲み物。
さんくりすとばるとう《さんくりすとばるたう》
【サンクリストバル島】
【サン・クリストバル島】
◇[英]San Crostobal Island
○[古][地]ソロモン諸島(Solomon Islands)のマキラ島(Makira
Island)の旧称。
⇒まきらとう(マキラ島)
さんくるー
【サンクルー】
【サン・クルー】
◇[フ]St-Cloud/St.Cloud
○フランス、パリ南西の郊外。
競馬場(Hipodorome de St-Cloud)がある。
◎17世紀、サンクルー宮の窯で陶器が焼かれていた。
1989(平成元)ICPO(国際刑事警察機構)、本部をサンクル
ーからリヨンへ移転。
ざんくれ
【ザンクレ】
◇Zancle
○[歴]紀元前8世紀、ギリシア人がシチリア島北東端に建設し
た植民市。
参照⇒めっしな(メッシナ)(2)
さんぐれいる
【サングレイル】
◇[英]Sangraal/Sangreal/Sangrail
○[宗][文]⇒せいはい(聖杯)
さんぐんさんち
【三郡山地】
◇[日]Sangun Sanchi
○[地]北九州にある筑紫山地の一部。
福岡県の中部、福岡市東方の三郡山を中心とする山地で、福
岡県を東西に二分している。
さんぐんへんせいたい
【三郡変成帯】
○[地]九州北部から中国地方東部・飛騨(ヒダ)地方にかけて点
在する高圧型の広域変成帯。
三畳紀に形成され、結晶片岩・千枚岩などの変成岩から成る。
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