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百 科 辞 書 《さんす》 編集:獨 澄旻
-------- さんす ------------------------------------------------
さんす
【サンス】
◇[フ]sens
○(フランス語で)感覚・知覚。
参照⇒せんす(センス)
★さんず《さんづ》
【三途】
○(1)[仏]悪業(アクゴウ)をなした死者が生れる場所、火途(カズ)
・血途(ケツズ)・刀途(トウズ)の総称。
参照⇒かけつとう(火血刀)
○(2)[仏]⇒さんずのかわ(三途の川)
さんすい
【サンスイ】
【三水】
◇[登録商標]SUNSUI
○(1)[経]オーディオ機器製造会社。
本社は東京都渋谷区。
◎1944.12.(昭和19)菊池幸作により山水電気製作所として創業。
1947. 6.(昭和22)山水電気株式会社となる。
2012. 4. 2(平成24)東京地方裁判所に民事再生法の適用を申
請。
○(2)[電](1)のブランド名。
さんすいぐん
【三水郡】
◇[朝]Samsu-gun、[英]Samsu county
○朝鮮半島北端、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)北部の両江
道(Yanggang-do)(リョウコウドウ)の郡。
「サムス郡」とも呼ぶ。
さんずがわ《さんづがは》
【三途川】
○[仏]⇒さんずのかわ(三途の川)
★さんすくりっと
【サンスクリット】
◇[梵]Sanskrit(完成された)
○[言]
参照⇒ぷらーくりっと(プラークリット)
さんすけ
【三スケ】
○[人]⇒まんしゅうのさんすけ(満州の三スケ)
さんすけ
【三助】
○(1)[古](江戸時代に)下男の通り名。
参照⇒でっち(丁稚),おさんどん(おさんどん)(1)
○(2)銭湯で、風呂の湯を焚(タ)いたり、浴客の背中を洗ったり
する男の使用人。
「流し」とも呼ぶ。
参照⇒ゆな(湯女)(2)
★さんずのかわ《さんづのかは》
【三途の川】
○[仏]冥途に行く途中にある川で、人が死んで初七日に渡ると
いう。
「三途川(サンズガワ)」,「三瀬川(ミツセガワ)」,「渡り川」,「三(ミ)つの
渡り」,「そうずがわ(葬頭川,葬頭河,三途川)」,「しょうずか(葬
頭河,三途河)」とも呼ぶ。
参照⇒ろくどうせん(六道銭)
◎流れの速さの違う三つの瀬があり、生前の罪業によりどの瀬
を渡るかが決められる。
◎ギリシア神話のステュクス(Styx)(アケローン川<Acheron>)
と渡し守のカローン(Charon)の話に似ている。
道教では忘川河(Wangchuanhe):参照⇒きせつ(鬼節)
さんすぱーじ
【サンスパージ】
◇[英]sun spurge
○[植](英語で)トウダイグサ(灯台草)。
⇒とうだいぐさ(トウダイグサ,灯台草)
さんずんきんれん
【三寸金蓮】
◇[中]Sancun Jinlian
○[歴][社]中国で近代まで行われていた纏足(chanzu)(テンソク)の
理想的なサイズ(約9センチメートル)の小さな足。
参照⇒てんそく(纏足)
◎金蓮歩
さんぜ
【三世】
○(1)[仏]前世(前生<ゼンジョウ>)・現世(今生<コンジョウ>)・来世
(来生<ライショウ>)の総称。
○(2)親・子・孫の三世代。
「さんせい(三世)」とも呼ぶ。
さんせい
【三世】
○(1)祖父・父・子の三世代。
○(2)父・子・孫の三世代。
さんせい
【三省】
◇[中]sansheng
○毎日三たび反省すること。また、日に何度も反省すること。
◎『論語』学而篇:曾子曰、吾日三省吾身為人謀而不忠乎、与
朋友交而不信乎、伝不習乎。
◎「さんしょう」とも読む。
参照⇒さんしょう(三省)
さんせい
【山西】
◇[中]Shangxi
○(1)太行山脈の西方・西側。
参照⇒たいこうさんみゃく(太行山脈,太行山脉)
○(2)⇒さんせいしょう(山西省)
さんせい
【産生】
◇[中]chansheng
○(1)生産。
⇒せいさん(生産)(1)
○(2)発生・出現・生出(セイシュツ)。
さんせいけつしょう《さんせいけつしやう》
【酸性血症】
◇[英]acidosis
○[病]⇒あしどーしす(アシドーシス)
さんせいざん
【三清山】
◇[中]Sanqing Shan
○[地]中国南東部、江西省(Jiangxi Sheng)北東部にある山群。
48峰があり、最高峰は玉京峰で標高1,816.9メートル。
江南第一仙峰と称される景勝地。
◎1988. 8.(昭和63)国家重点風景名勝区に指定。
2008. 7. 7(平成20)第32回世界遺産委員会で世界自然遺産に
認可。
さんせいしょう
【三聖唱】
◇[羅]Sanctus(聖なる)
○[宗]⇒さんくとぅす(サンクトゥス)
さんせいしょう《さんせいしやう》
【山西省】
◇[中]Shangxi Sheng、[英]Shangxi Province
○中国中北東部、華北地方北西部にある省。北部を内モンゴル
自治区(Neimenggu Zizhiqu)、東部を河北省(Hebei Sheng)(カホク
ショウ)、南部を河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)、西部を陝西省
(Shangxi Sheng)(センセイショウ)に接する。
省都は太原市(Taiyuan Shi)(タイゲンシ)。
略称は「晋(Jin)(シン)」。
「シャンシー省(山西省)」とも呼ぶ。
◎1952.12.(昭和27)チャハル省(察哈爾省<Chaha'er Sheng>)の
一部を編入。
◎山東省(Shandong Sheng)との間には河北省があり、境を接し
ていない。
さんせいたいいし《さんせいたいゐし》
【三星堆遺址】
【三星堆遺趾】
◇[中]Sanxingdui Yizhi
○[歴]⇒さんせいたいいせき(三星堆遺跡)
★さんせいたいいせき《さんせいたいゐせき》
【三星堆遺跡】
◇[中]Sanxingdui Yiji
○[歴]中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)中東部の
広漢市(Guanghan Shi)にある、春秋戦国時代の蜀(約4,800〜
3,000年前)の遺跡。
中国名は「三星堆遺址(Sanxingdui Yizhi)(サンセイタイ・イシ)」。
参照⇒きんさいせき(金沙遺跡)
◎1986(昭和61)独特な青銅製の仮面が出土。
さんせいどう《さんせいだう》
【三省堂】
○[経]辞書・教科書など教育関係図書を主力とする出版社。
◎1881(明治14)亀井忠一が古本屋として創業。
1888(明治21)『ウヱブスター氏新刊大辞書和訳字彙』を出版。
1915(大正 4)印刷部門と出版部門を株式会社に改組し、販売
部門は三省堂書店として分離。
1960(昭和35)中学生向けに『三省堂国語辞典』を出版。
1972(昭和47)『新明解国語辞典』を出版。
1974.11.26(昭和49)三省堂、会社更生法の適用を申請。
1981. 3.19(昭和56)三省堂書店、改築開店。
さんせき
【三関】
◇[日]Sankan
○[歴]⇒さんかん(三関)(1)
さんせき
【三蹟】
○[人]平安中期の3人の書道の大家で、小野道風(ミチカゼ,トウフウ)
・藤原佐理(スケマサ)・藤原行成(ユキナリ)の総称。
参考⇒さんぴつ(三筆),せそんじりゅう(世尊寺流)
さんせき
【霰石】
○[鉱]⇒あられいし(霰石)
★さんせけん
【三世間】
○[仏]
<1>「五陰世間(ゴオンセケン)」:個人を中心とした人間関係。
<2>「衆生世間(シュジョウセケン)」:さまざまな社会。
<3>「国土世間(コクドセケン)」:普通にいう世界・自然界。
さんせっと
【サンセット】
◇[英]sunset
○(1)日没・日暮れ。
◎サンライズ(sunrise):日の出。
○(2)(転じて)晩年。(時代などの)末期・末路。
さんせつほう《さんせつはふ》
【三切法】
◇[英]triple tonguing
○[楽]⇒とりぷるたんぎんぐ(トリプル・タンギング)
さんせばすちゃん
【サンセバスチャン】
【サン・セバスチャン】
◇[西]San sebastian
○⇒どのすてぃあさんせばすちゃん(ドノスティア・サンセバ
スチャン)
さんぜぶつ
【三世仏】
○[仏]過去(過去世)・現在(現世)・未来(未来世)の三世で、衆
生(シュジョウ)を救済するという三仏。
天台宗などでは、過去を釈迦仏・現在を薬師仏(薬師如来)・
未来を阿弥陀仏(阿弥陀如来)。
真言宗などでは、それぞれ釈迦仏・薬師仏・弥勒仏(弥勒菩
薩)。
参照⇒かこしちぶつ(過去七仏),みらいぶつ(未来仏)
さんせりふ
【サンセリフ】
◇[フ]sans serif
○[印]欧文活字でセリフ(ひげ飾り)のない書体。
「サンセリフ体」とも呼ぶ。
参照⇒せりふ(セリフ)
◎和文活字の「ゴシック体」に相当する。
さんせりふたい
【サンセリフ体】
◇[英]sans serif type
○[印]⇒さんせりふ(サンセリフ)
さんせん
【攅尖】
◇[中]zanjian、[英]pavilion roof
○[建]屋根の隅棟(スミムネ)が中央の頂点に集まっている建築様式。
宝形造(ホウギョウヅク)りではその頂に宝形を載せる。
◎「攅」は「あつまる・あつめる」の意味。
中国清朝からの用語で、宋朝時代は「撮尖(cuojian)」と呼ぶ。
さんぜん
【潸然】
○[形動]⇒さんさん(潸潸)
ざんせん
【ザンセン】
◇[英]xanthene
○[生化](英語で)キサンチン([独]Xanthin)。
⇒きさんちん(キサンチン)
★さんぜんいん《さんぜんゐん》
【三千院】
○京都府京都市左京区大原にある天台宗の寺。山号は魚山(ギョ
ザン)。
参照⇒[2]ぎょざん(魚山)
◎青蓮院(ショウレンイン)・妙法院(ミョウホウイン)とともに延暦寺三門跡(サ
ンモンゼキ)の一つ。
さんせんき
【三線軌】
○[交]レールが三本敷設されいてる鉄道路線。
在来線と新幹線の両方の車両が運行できめ。
参照⇒ざいらいせんがたしんかんせん(在来線形新幹線)
さんぜんこん
【三善根】
○[仏]⇒ぜんこん(善根)(2)
★さんぜんどう《さんぜんだう》
【三善道】
○[仏]修羅(シュラ)道・人間道・天上道の総称。
⇔さんあくどう(三悪道)
参照⇒ろくどう(六道)
さんせんのおしえ《さんせんのをしへ》
【三遷の教え】
○[故事]⇒もうぼさんせんのおしえ(孟母三遷の教え)
★さんせんべん
【三尖弁】
◇[英]tricuspid valve
○[医]哺乳類の心臓の右心房と右心室との間にある、三枚の弁
膜。
「右(ミギ)房室弁」とも呼ぶ。
◎左心室と左心房間には僧帽弁(ソウボウベン)、別称は二尖弁(ニセン
ベン)・左(ヒダリ)房室弁がある。
参照⇒そうぼうべん(僧帽弁,僧帽瓣)
さんそう《さんさう》
【三倉】
○[歴]義倉(ギソウ)・社倉(シャソウ)・常平倉(ジョウヘイソウ)の総称。
参照⇒しょうへいそう(常平倉)
さんそう《さんさう》
【三草】
○(1)[農]実生活や工芸に有用な三種の草。
アサ(麻)・アイ(藍)・ベニバナ(紅花)、またはアサ・アイ・
モメン(木綿)。
江戸時代、諸藩は栽培を奨励し、藩の特産品として販売統制
し、専売品することもあった。
阿波のアイ、出羽・陸奥のベニバナなどが知られる。
◎「四木(シボク,シモク)」とともに「三草四木」,「四木三草」とも呼ぶ。
参照⇒しぼく(四木)
○(2)[文]『古今和歌集』の古今伝授で三種の草。
かはなぐさ(川菜草)・くれのおも(呉の母)・めどにけづりば
な(蓍に削花)。
異伝では「くれのおも」の代りにに「さがりごけ(下がり苔)」と
する。
★さんぞう《さんざう》
【三蔵】
◇[中]sancang
○(1)[仏]経蔵・律蔵・論蔵の総称。
経蔵は、教理に関する仏の説法を集めたもの。
律蔵は、教団の戒律を集めたもの。
論蔵は、教理の研究・注釈を集めたもの。
「一切経(イッサイキョウ)」,「大蔵経(ダイゾウキョウ)」とも呼ぶ。
◎「蔵」は梵語pitaka(ピタカ)の訳で、コレクションの意味。
○(2)[仏]経蔵・律蔵・論蔵に通じている高僧。
◎三蔵法師:⇒げんじょう(玄奘)
○(3)[歴]大和時代の斎蔵(イミクラ)・内蔵(ウチクラ)・大蔵(オオクラ)の
総称。
⇒みつくら(三蔵)
さんそうこうりゅう《さんさうかうりう》
【三相交流】
◇[英]three-phase alternating current/three-phase AC
○[電]三本の電線で通電する交流。
三つの電圧または電流の振幅(周期)は等しいが、位相はそれ
ぞれ一二○度づつずれている。そのため、常にいづれかの電線
と電位差があり、二相交流のように電位差がゼロになる瞬間は
ない。
動力用・送電用に用いられる。
参照⇒にそうこうりゅう(二相交流)
さんそうしぼく《さんさうしぼく》
【三草四木】
○[農]有益な三種の草と四種の樹木。
江戸時代、諸藩が栽培を奨励した。
「三草四木(シモク)」,「四木三草」とも呼ぶ。
参照⇒さんそう(三草)(1),しぼく(四木)
さんそうしもく《さんさうしもく》
【三草四木】
○[農]⇒さんそうしぼく(三草四木)
さんぞうほうし《さんざうはふし》
【三蔵法師】
◇[中]Sancang Fashi
○[人]⇒げんじょう(玄奘)
さんそぎょらい
【酸素魚雷】
○(1)[軍]旧日本海軍の九三式魚雷の俗称。
1933(昭和 8)試作品完成。原動気に高圧酸素を使って航跡を
消し、従来より5〜10倍の距離(約5キロメートル)から発射で
きた。雷速49ノット。
参照⇒ぎょらい(魚雷)
○(2)[軍]旧日本海軍の九五式魚雷の俗称。
潜水艦搭載用で、九三式の縮小版。
★さんぞく
【サン族】
◇[英]the San/San tribe
○アフリカ南西部、カラハリ砂漠を中心に居住する狩猟採集民
族。
俗称・旧称は「ブッシュマン(Bushman)」。
コイ族(the Khoi)(ホッテントット)と合せて「コイサン人種
(the Khoisan)」とも呼ばれ、世界の五大人種の一つとして「カ
ポイド(Capoid)」とも呼ぶ。
参照⇒こいぞく(コイ族)
さんそくのからす
【三足の烏】
○⇒さんぞくのからす(三足の烏)
さんぞくのからす
【三足の烏】
◇[中]sanzu wu(三足烏)/sanzuwu
○(1)[中国伝説]古代中国で、太陽の中にいると想像された三
本足の赤色のカラス(烏)。
吉祥(キッショウ)とされた。
「さんそくのからす(三足の烏)」とも呼ぶ。
日本では「やたがらす(八咫烏)」と混同されている。
参照⇒やたがらす(八咫烏)
○(2)(転じて)太陽の別称。
「さんそくのからす(三足の烏)」,「金烏(キンウ)」,「烏輪(ウリン)」と
も呼ぶ。
さんそへもぐろびん
【酸素ヘモグロビン】
◇[英]oxyhemoglobin
○[医]⇒おきしへもぐろびん(オキシヘモグロビン)
さんそん
【三尊】
○尊ぶべき三人の人。君・父・師。
「さんぞん」とも読む。
★さんぞん
【三尊】
○(1)[仏]
○(2)⇒さんそん(三尊)
★ざんそんしゅ
【残存種】
◇[英]relic
○(1)[生]
「遺存種(イソンシュ)」,「レリック」とも呼ぶ。
○(2)[生](特に)氷河期に南下した北方系の生物群の中で、そ
の後の気候の温暖化によって再び北上する際、高山地帯など局
地にとり残された種。
日本では、ライチョウ・カモシカなど。
「遺存種」,「レリック」とも呼ぶ。
さんそんのうか《さんそんわうか》
【三尊王家】
○[歴][人]江戸時代の尊王論者、竹内式部(タケノウチ・シキブ)・山県
大弐(ヤマガタ・ダイニ)・藤井右門(エモン)の総称。
参照⇒そんのうじょうい(尊王攘夷,尊皇攘夷)
さんそんゆう《さんそんいう》
【三損友】
○交わって損になる3種類の友。
便辟(ベンペキ)(体裁をつくろって正直でない)・善柔(人あた
りがよいだけ)・便佞(ベンネイ)(口先だけうまい)の人。
⇔さんえきゆう(三益友)
参照⇒さんごう(三楽)
◎『論語』李氏篇より。
さんた
【サンタ】
○サンタクロースの略称。
⇒さんたくろーす(サンタクロース)
さんだ
【サンダ】
◇[フ]cendre
○(フランス語で)灰。
⇒はい(灰)(1)
さんだ
【三田】
◇[日]Sanda
○(1)⇒さんだし(三田市)
○(2)[交]⇒さんだえき(三田駅)
[1]さんだー
【サンダー】
◇[英]thunder
○[気]⇒かみなり(雷)
[2]さんだー
【サンダー】
◇[英]sander
○(1)[工](紙やすりを使った)研磨器。
参照⇒ぐらいんだー(グラインダー)(1)
○(2)砂まき器。
さんたあな
【サンタアナ】
◇Santa Ana
○(1)[地](Volcan de Santa Ana)⇒さんたあなかざん(サンタ
アナ火山)
○(2)(Departamento de Santa Ana)⇒さんたあなけん(サンタ
アナ県)
○(3)エルサルバドル北西部、サンタアナ県中南部の県都。
〈人口〉
1992(平成 4)21万0,970人(10月6日現在)。
2000(平成12)24万8,963人(推計)。
○(4)アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州(California
State)南部にあるオレンジ郡(Orange County)の郡都。
「サンタナ」とも呼ぶ。
○(5)[気]アメリカ合衆国西部のカリフォルニア州南部で、冬
季に吹く熱く乾燥した強い季節風。
内陸部の砂漠地帯からネバダ山脈(Nevada Mountains)を越え
て太平洋側に吹く乾燥した風が、フェーン現象で熱くなったも
の。
毎年、森林火災の原因となっている。
さんたあなかざん
【サンタアナ火山】
◇[西]Volcan de Santa Ana、[英]Santa Ana Volcano
○[地]エルサルバドル西部にある火山。標高2,381メートル。
◎2005.10. 1(平成17)噴火。
さんたあなけん
【サンタアナ県】
◇[西]Departamento de Santa Ana、[英]Santa Ana Depart-
ment
○エルサルバドル北西部の県。北部・北西部をグアテマラに隣
接。
県都はサンタアナ。
〈面積〉
2,023.17平方キロメートル。
〈人口〉
1992(平成 4)45万8,587人(10月6日現在)。
2000(平成12)55万0,209人(推計)。
2002(平成14)57万2,600人(推計)。
さんたい
【三諦】
○[仏]空諦(クウタイ)・仮諦(ケタイ)・中諦(チュウタイ)の総称。
天台宗で説く三種の哲理。
<1>空諦:万物はみな空(ただ一つの実在)であるという真理。
<2>仮諦:すべての現象は因(イン)と縁(エン)の和合による仮り
の現れ(有)であるという真理。
<3>中諦:一切の諸法は有と空をはなれた絶対であるという
真理。前二者のいづれにも片寄らない中道が第一義の真理であ
ること。
◎「諦」は「真理」・「真理の悟(サト)り」の意味。
さんたい
【傘体】
◇[英]canopy
○[空]パラシュート(落下傘)・パラグライダーで、空気を受け
てふくらむ傘(カサ)の部分。
「キャノピー」とも呼ぶ。
さんだい
【散大】
○[医]瞳孔(ドウコウ)が開くこと。
「瞳孔散大」とも呼ぶ。
参照⇒さんどう(散瞳)
◎瞳孔散大筋
さんだいあだうち
【三大仇討ち】
【三大仇討】
○[歴]曾我兄弟・伊賀越え・赤穂浪士の仇討ちの総称。
「天下三大仇討ち」とも呼ぶ。
参照⇒いがごえのあだうち(伊賀越えの仇討ち,伊賀越の仇討)
さんだいうたがきやま
【三大歌垣山】
○常陸の筑波山(ツクバサン)・摂津の歌垣山(ウタガキヤマ)・肥前の杵
島山(キシマヤマ)の総称。
さんだいえいようそ《さんだいえいやうそ》
【三大栄養素】
○(1)[動]動物、とくに人間が食物から栄養を摂取する重要な
三つの要素。
炭水化物・脂肪・タンパク質(蛋白質)の総称。
◎ビタミン・ミネラル(無機質)を加えて五大栄養素と呼ぶ。
食物繊維を6番目の、ポリフェノールを7番目の栄養素とも
呼ぶ。
○(2)[植]植物の成長に重要な三つの肥料(元素)。
チッソ(窒素)・リン(燐)・カリ(カリウム)の総称。
参照⇒りんさんひりょう(リン酸肥料,燐酸肥料)
★さんだいききん
【三大飢饉】
○[歴]江戸時代に起きた享保(キョウホウ)・天明(テンメイ)・天保(テンポ
ウ)の飢饉。
〈享保飢饉〉
1732(享保17)に起きる。
〈天明飢饉〉
天明年間(1781〜1788)に起き、特に1783(天明 3)・1784(天
明 4)・1787(天明 7)はひどかった。
〈天保飢饉〉
1833(天保 4)から。
さんだいざいばつ
【三大財閥】
○[経]三井・三菱・住友の財閥。
参考⇒はちだいざいばつ(八大財閥)
さんたいさべる
【サンタイサベル】
◇Santa Isabel
○[古]⇒まらぼ(マラボ)
さんだいせつ
【三大節】
○[古][暦]旧制の三大祝祭日、四方拝(シホウハイ)・紀元節・天長
節。
1927.11. 3(昭和 2)に最初の明治節が加わり四大節と呼ばれ
た。
参照⇒しだいせつ(四大節)
さんだいちゅうしん
【三大忠臣】
○[人]和気清麻呂(ワケノキヨマロ)・名和長年(ナワ・ナガトシ)・楠木正成
(クスノキ・マサシゲ)の総称。
さんだいびー
【三大B】
○[人][楽]バッハ(J.S.Bach)・ベートーベン(Beethoven)・ブ
ラームス(Brahms)の総称。
さんだいりゅうせいぐん《さんだいりうせいぐん》
【三大流星群】
○[天]しぶんぎ座流星群(Quadrantid meteor shower)・ふたご
座流星群(Geminids meteor shower)・ペルセウス流星群(Per-
seus meteor shower)の総称。
参照⇒りゅうせいぐん(流星群),しぶんぎざりゅうせいぐん
(しぶんぎ座流星群,四分儀座流星群),ふたござりゅうせいぐん
(ふたご座流星群,双子座流星群),ぺるせうすざりゅうせいぐん
(ペルセウス座流星群)
★さんだいれいじょう《さんだいれいじやう》
【三大霊場】
○(1)中国仏教の三大霊場。
<1>峨眉山(Emei Shan)(ガビサン):⇒がびさん(峨眉山,蛾眉山)
(1)
<2>天台山(Tiantai Shan)(テンダイサン):⇒てんだいさん(天台
山)(1)
<3>五台山(Wutai Shan)(ゴダイサン):⇒ごだいさん(五台山)(1)
参照⇒しだいぶっきょうめいざん(四大仏教名山)
○(2)日本仏教の三大霊場。
⇒にほんさんだいれいじょう(日本三大霊場)
○(3)⇒かんとうさんだいれいじょう(関東三大霊場)
さんだえき
【三田駅】
○[交]兵庫県三田市(サンダシ)駅前町(エキマエチョウ)にある、JR福知
山線(フクチヤマセン)の駅。
道場(ドウジョウ)駅(神戸市)と新三田(シンサンダ)駅の間。
◎都営地下鉄浅草線・三田線には三田(ミタ)駅がある。
[1]さんたかたりな
【サンタカタリナ】
◇Santa Catarina
○(1)[人](Catharina de Alexandria)⇒[1]かたりな(カタリナ)
○(2)[人](Caterina Benincasa)⇒[2]かたりな(カタリナ)
○(3)(Estado de Santa Catarina)⇒さんたかたりなしゅう(サ
ンタカタリナ州,サンタ・カタリナ州)
[2]さんたかたりな
【サンタカタリナ】
◇Santa Catalina
○[地](Santa Catalina Island)⇒さんたかたりなとう(サンタ
カタリナ島)
さんたかたりなしゅう《さんたかたりなしう》
【サンタカタリナ州】
【サンタ・カタリナ州】
◇[葡]Estado de Santa Catarina、[英]Santa Catarina State
○ブラジル南部の州。
州都はフロリアノポリス(Florianopolis)。
〈面積〉
9万5,346.34平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)535万6,360人(8月1日現在)。
2010(平成22)624万9,682人(8月1日現在)。
さんたかたりなとう《さんたかたりなたう》
【サンタカタリナ島】
◇[英]Santa Catalina Island
○[地]アメリカ合衆国カリフォルニア州南部、ロングビーチか
ら約50キロメートル南西の沖合いにあるサンタバーバラ諸島
(the Santa Barbara Islands)の島。観光地、避暑・避寒地と
して知られる。
中心地はアバロン(Avalon)。
単に「カタリナ島(Catalina Island)」とも呼ぶ。
〈面積〉
181平方キロメートル。
さんだかん
【サンダカン】
◇Sandakan
○マレーシア連邦、ボルネオ島北東部のサバ州(negeri Sabah)
北西岸にある港湾都市。
〈人口〉
2000(平成12)34万7,334人(7月5日現在)。
◎第二次世界大戦前は多くの日本人が居住していた。
さんたく
【三択】
○「三者択一」の略称。
三つの選択肢から一つを選ぶこと。
参照⇒たくいつ(択一)
さんたくらら
【サンタクララ】
◇Santa Clara
○(1)(Santa Clara County)⇒さんたくららぐん(サンタクララ
郡)
○(2)アメリカ合衆国西部、カルフォルニア州(California
State)中西部のサンタクララ郡(Santa Clara County)北西部に
ある都市。郡都サンノゼ(San Jose)の西方。
○(3)キューバ中西部、ビリャクララ州(Provincia de Villa
Clara)中南部にある州都。
革命広場に革命家ゲバラ(Che Guevara)の巨大な記念碑と遺
骨が納められた霊廟がある。
〈人口〉
1989(平成元)19万0,735人(推計)。
◎1958.12.(昭和33)ゲバラ率いるゲリラ部隊が制圧。
さんたくららぐん
【サンタクララ郡】
◇[英]Santa Clara County
○アメリカ合衆国南西部、カルフォルニア州(California
State)中西部の郡。南東部をマーセド郡(Merced County)、南
部をサンベニート郡(San Benito County)、南西部をサンタク
ルズ郡(Santa Cruz County)、北西部をサンマテオ郡(San
Mateo County)に接する。
郡都はサンノゼ(San Jose)。
〈人口〉
1980(昭和55)129万0,487人。
1990(平成 2)149万7,577人。
2000(平成12)168万2,585人。
さんたくるす
【サンタクルス】
◇Santa Cruz
○(1)(Provincia de Santa Cruz)⇒さんたくるすしゅう(サン
タクルス州)
○(2)(Departamento de Santa Cruz)⇒さんたくるすけん(サン
タクルス県)
○(3)ボリビア東部、サンタクルス県の県都。
○(4)フィリピンのルソン島中南部、ラグナ州(Laguna Province)
の州都。
◎「サンタクルズ」とも呼ぶ。
さんたくるず
【サンタクルズ】
◇[英]Santa Cruz
○(1)⇒さんたくるす(サンタクルス)
○(2)(Santa Cruz County)⇒さんたくるずぐん(サンタクルズ
郡)
○(3)アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州(California
State)中央部にあるサンタクルズ郡の郡都。
さんたくるずぐん
【サンタクルズ郡】
◇[英]Santa Cruz County
○(1)アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州(California
State)中央部の郡。北部・東部をサンタクララ郡(Santa Clara
County)、南東端をモンテレイ郡(Monterey County)、北西部を
サンマテオ郡(San Mateo County)に接し、南部はモンテレイ湾
(Monterey Bay)、西部は太平洋に面する。
郡都はサンタクルズ。
○(2)アメリカ合衆国南西部、アリゾナ州(Arizona State)南端
の郡。南部をメキシコに隣接。
郡都はノガレス(Nogales)。
さんたくるすけん
【サンタクルス県】
◇[西]Departamento de Santa Cruz、[英]Santa Cruz Depart-
ment
○ボリビア東部の県。南西部をチュキサカ県(Departamento de
Chuquisaca)、西部をコチャバンバ県(Departamento de Cocha-
bamba)に接し、北東部・東部をブラジル、南部をパラグアイに
隣接。
県都はサンタクルス。
さんたくるすしゅう《さんたくるすしう》
【サンタクルス州】
◇[西]Provincia de Santa Cruz、[英]Santa Cruz Province
○アルゼンチン南部の州。北部をチュブト州(Provincia de
Chubut)に接し、西部をチリに隣接し、東部を大西洋に面する。
州都はリオガジェゴス(Rio Gallegos)。
★さんたくるーずしょとう《さんたくるーずしよたう》
【サンタクルーズ諸島】
◇[英]Santa Cruz Islands
○[地]南太平洋のメラネシア、ソロモン諸島(the Solomon Is-
lands)に属する群島。
さんたくるすでてねりふぇ
【サンタクルス・デ・テネリフェ】
◇[西]Santa Cruz de Tenerife
○(1)(Provincia de Santa Cruz de Tenerife)⇒さんたくるす
でてねりふぇけん(サンタクルス・デ・テネリフェ県)
○(2)アフリカ北西岸にあるカナリア諸島から成るスペインの
カナリア自治州(Comunidad Autonoma de Canarias)の州都。サ
ンタクルス・デ・テネリフェ県の県都。
テネリフェ島(Isla de Tenerife)の北東部に位置する。
さんたくるすでてねりふぇけん
【サンタクルス・デ・テネリフェ県】
◇[西]Provincia de Santa Cruz de Tenerife、[英]Santa
Cruz de Tenerife Province
○大西洋上のスペイン領のカナリア諸島(Las Islas Canarias)
から成るカナリア自治州(Comunidad Autonoma de Canarias)西
部の県。
県都はサンタクルス・デ・テネリフェ。
テネリフェ島(Isla de Tenerife)、ゴメラ島(Isla de Go-
mera)、ラ・パルマ島(Isla de La Palma)、イエロ島(Isla de
Hierro)とその付属の小島で構成。
〈面積〉
3,208平方キロメートル。
〈人口〉
1989(平成元)75万4,141人。
★さんたくろーす
【サンタクロース】
◇[英]Santa Claus
○クリスマス前夜(イブ)、子供たちに贈り物を持って来てくれ
るという白髭(シロヒゲ)の老人。
「サンタ」,「サンタのオジサン」とも呼ぶ。
参照⇒せんとにこらす(セント・ニコラス)
◎1931(昭和 6)スウェーデン系広告デザイナーのハッドン・サ
ンドブロム(Haddon Sundblom)(1899〜1976)がコカ・コーラ社
の販売促進のために、赤い服を着た太った架空のサンタクロー
ス像を創造したという。
またアメリカの政治風刺画家ナスト(Thomas Nast)がオリジ
ナルを考案したともいう。
さんだし
【三田市】
◇[日]Sanda Shi
○兵庫県南東部の市。北部を篠山市、南東部を宝塚市、南部を
神戸市に接する。
さんだーす
【サンダース】
◇Dame Cicely Saunders(シシリー・サンダース)
○[人]⇒そんだーす(ソンダース)
さんだすきー
【サンダスキー】
◇Sandusky
○(1)(Sandusky County)⇒さんだすきーぐん(サンダスキー郡)
○(2)アメリカ合衆国北東部、オハイオ州(Ohio State)北部の
エリー郡(Erie County)北西部にある郡都。エリー湖(Lake
Erie)のサンダスキー湾(Sandusky Bay)に面する。
さんだすきーぐん
【サンダスキー郡】
◇[英]Sandusky County
○アメリカ合衆国北東部、オハイオ州(Ohio State)北部の郡。
東部をエリー郡(Erie County)に接し、北東部をエリー湖(Lake
Erie)のサンダスキー湾(Sandusky Bay)に面し、サンダスキー
川(Sandusky River)が流入する。
郡都はフリーモント(Fremont)。
さんたそふぃーあ
【サンタソフィーア】
【サンタ・ソフィーア】
◇[伊]Santa Sofia
○[建]⇒せんとそふぃあじいん(セントソフィア寺院,セント・
ソフィア寺院)
さんたな
【サンタナ】
◇Santa Ana
○⇒さんたあな(サンタアナ)(4)
さんたーな
【サンターナ】
◇Pedro Santana
○[人]ドミニカの初代大統領(1801. 6.29〜1864. 6.14)。在任
:1844〜1848,1853〜1856,1858〜1861。
さんたのおじさん
【サンタのオジサン】
○⇒さんたくろーす(サンタクロース)
さんだーばーど
【サンダーバード】
◇[英]thunderbird
○(1)北米インディアンの伝説上の巨大な鳥。雷鳴・雷光・雷
雨を起こすと信じられていた。
○(2)[交](Thunderbird)米フォード・モーター社製の乗用車。
◎1954(昭和29)発売。
1997(平成 9)販売中止。
2001. 8.(平成13)リビング・レジェンド・シリーズのスポー
ティーカーとして復活発売。
○(3)[交]大阪と北陸を結ぶ、JR西日本の特急列車。
参照⇒らいちょう(雷鳥)
さんたばーばら
【サンタバーバラ】
◇Santa Barbara
○(1)[地](Santa Barbara Islands)⇒さんたばーばらしょとう
(サンタバーバラ諸島)
○(2)(Santa Barbara County)⇒さんたばーばらぐん(サンタバ
ーバラ郡)
○(3)アメリカ合衆国カリフォルニア州(California State)南
部、サンタバーバラ郡南東部にある郡都。
太平洋に臨み、海浜行楽地として知られた住宅・保養都市。
〈人口〉
1990(平成 2)8万5,571人。
さんたばーばらぐん
【サンタバーバラ郡】
◇[英]Santa Barbara County
○アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California
State)南部の郡。北部をサンルイスオビスポ郡(San Luis
Obispo County)、東部をベンチュラ郡(Ventura County)に接し、
南部をサンタバーバラ海峡(Santa Barbara Channel)、西部を
太平洋に面する。
郡都はサンタバーバラ。
〈人口〉
1980(昭和55)29万7,722人。
1990(平成 2)36万9,608人。
2000(平成12)39万9,347人。
◎歌手マイケル・ジャクソンの居宅兼遊戯施設ネバーランドが
ある。
さんたばーばらしょとう《さんたばーばらしよたう》
【サンタバーバラ諸島】
◇[英]Santa Barbara Islands
○[地]アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州(California
State)南部にある諸島。
サンミゲル島(San Miguel Island)・サンタローザ島(Santa
Rosa Island)・サンタクルズ島(Santa Cruz Island)・サンタ
バーバラ島(Santa Barbara Island)・サンニコラス島(San Nic-
olas Island)・サンタカタリナ島(Santa Catalina Island)・
サンクレメント島(San Clemente Island)などから成る。
北部にはサンタバーバラ海峡(Santa Barbara Channel)が、
東部にはサンペドロ海峡(San Pedro Channel)により本土と隔
てられている。
一部、チャネル諸島国立公園(Channel Islands National
Park)に指定。
「チャネル諸島(the Channel Islands)」,「チャンネル諸島」と
も呼ぶ。
さんたふぇ
【サンタフェ】
◇Santa Fe
○(1)(Provincia de Santa Fe)⇒さんたふぇしゅう(サンタフェ
州)
○(2)(Santa Fe County)⇒さんたふぇぐん(サンタフェ郡)
○(3)アメリカ合衆国南西部、ニューメキシコ州(New Mexico
State)の州都。サンタフェ郡の郡都。
北緯35.68°、西経105.95°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)5万7,600人。
2000(平成12)6万2,200人。
2002(平成14)6万2,900人。
○(4)アルゼンチン中北東部、サンタフエ州の州都。
南緯31.60°、西経60.69°の地。
〈人口〉
1991(平成 3)44万2,214人(推計)。
1993(平成 5)39万4,900人。
2003(平成15)51万3,000人。
さんたふぇぐん
【サンタフェ郡】
◇[英]Santa Fe County
○アメリカ合衆国南西部、ニューメキシコ州(New Mexico
State)中北部の郡。南西部をベルナリーリョ郡(Bernalillo
County)、北西部をロスアラモス郡(Los Alamos County)に接す
る。
郡都は州都サンタフェ。
さんたふぇしゅう《さんたふえしう》
【サンタフェ州】
◇[西]Provincia de Santa Fe、[英]Santa Fe Province
○アルゼンチン中北東部の州。
州都はサンタフェ。
〈面積〉
13万3,007平方キロメートル。
〈人口〉
1993(平成 5)279万8,400人。
2003(平成15)305万5,800人。
◎2003. 5.(平成15)主要河川が氾濫し、約7万人が避難生活を
送る史上最大規模の洪水が発生。
さんたふぇてつどう《さんたふえてつだう》
【サンタフェ鉄道】
◇[英]Burlington Northern Santa Fe Railway
○[交]⇒ばーりんとんのーざんさんたふぇてつどう(バーリン
トン・ノーザン・サンタフェ鉄道)
さんたふぇでぼごた
【サンタ・フェ・デ・ボゴタ】
◇Santa Fe de Bogota
○南アメリカ、コロンビアの首都。クンディナマルカ県(De-
partamento de Cundinamarca)の県都。アンデスの標高約2,600
メートルの高原にある、同国中西部、マグダレ(Magdalena)川
南岸の都市。
北緯4.63°、西経74.09°の地。
〈人口〉
1969(昭和44)229万3,919人。
1973(昭和48)284万人。
1985(昭和60)417万6,000人。
1993(平成 5)546万9,100人。
1997(平成 9)600万人。
2002(平成14)668万0,500人、779万8,000人(都市域)。
◎原住民の首長ボカタに因(チナ)む。
1538(天文 7)スペイン人により建設。
1991(平成 3)ボゴタから改称。
さんだーぼると
【サンダーボルト】
◇[英]thunderbolt
○(1)[気]雷電(ライデン)。雷鳴(ライメイ)と稲妻(イナヅマ)。落雷。
○(2)[軍](Thunderbolt)アメリカ空軍のA−10ジェット攻撃
機の通称。
⇒えーじゅう(A−10,A10)
さんたま
【三多摩】
◇[日]San Tama
○[古]東京都にあった北多摩郡・南多摩郡・西多摩郡の郡部の
総称。
西多摩郡は現在も存続。
参照⇒みなみたまぐん(南多摩郡),にしたまぐん(西多摩郡)
◎東多摩郡は1896(明治29)南豊島郡と合併し豊多摩郡となり、
すでに消滅。
参照⇒ひがしたまぐん(東多摩郡)
[1]さんたまりあ
【サンタマリア】
【サンタ・マリア】
◇[西][葡][伊]Santa Maria
○[宗]イエス・キリストの母マリアの尊称。
「聖母マリア」,「聖母([西]Santa Madre)」,「処女マリア([西]
Virgen Maria)」,「ノートルダム(Notre Dame)」とも呼ぶ。
参照⇒きりすと(キリスト,基督),ぴえた(ピエタ)
◎聖母マリア降誕祭:9月8日。
聖母被昇天:⇒せいぼひしょうてん(聖母被昇天)
スターバトマテール([羅]Stabat Mater):⇒すたーばとまて
ーる(スターバトマテール,スターバト・マテール)
血の涙を流すマリア像:参照⇒ちびたべっきあ(チビタベッ
キア)
[2]さんたまりあ
【サンタマリア】
【サンタ・マリア】
◇[西][葡][伊]Santa Maria
○(1)(La Santa Maria)⇒さんたまりあごう(サンタマリア号)
○(2)ブラジル南部、リオグランデドスル州(Rio Grande Do
Sul Estado)中央部の都市。
南緯29.69°、西経53.83°の地。
〈人口〉
1996(平成 8)21万4,100人。
2000(平成12)23万0,500人。
2004(平成16)24万5,400人。
★さんたまりあごう《さんたまりあがう》
【サンタマリア号】
◇[西]La Santa Maria
○(1)[歴]コロンブスの第一回航海で出航した3隻の中の旗艦。
約150トン、全長約23メートル、船幅7.5メートル。3本マス
トで5枚の帆を使用。
ニックネームは「ガジェーガ号(La Gallega)」。
◎他の2隻はニーニャ号(La Nina)とピンタ号(La Pinta)。
○(2)[歴]ポルトガルの南米航路の客船。
さんたまるがりーたとう《さんたまるかりーたたう》
【サンタマルガリータ島】
【サンタ・マルガリータ島】
◇[西]Isla Santa Margarita、[英]Santa Margarita Island
○[地]メキシコ北西部、カリフォルニア半島南西部の太平洋沖
にある島。
北緯24.43°、西経111.85°の地。
バハカリフォルニア・スル州(estado de Baja California
Sur)に属する。
〈面積〉
230.9平方キロメートル。
◎ベネズエラにはマルガリータ島(Isla de Margarita)がある。
さんたむえるて
【サンタムエルテ】
【サンタム・エルテ】
◇[西]santa muerte、[英]the Death
○(スペイン語で)死神。
⇒しにがみ(死神,死に神)
[1]さんたもにか
【サンタモニカ】
◇[西]Santa Monica、[英]Saint Monica of Hippo
○[人]初期キリスト教の教父アウグスティヌス(Aurelius Au-
gustinus)の母( 322〜 387)。ベルベル人。
息子の放蕩(ホウトウ)に悩み、回心を願って祈り続けた。
賢母として知られる。
[2]さんたもにか
【サンタモニカ】
◇Santa Monica
○アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California
State)南部のロスアンゼルス郡(Los Angeles County)南西部の
都市。
北緯34.01°、西経118.49°の地。
サンタモニカ湾(Santa Monica Bay)に面するリゾート地。
〈人口〉
1990(平成 2)8万6,905人。
2000(平成12)8万4,084人。
さんたやな
【サンタヤナ】
◇George Santayana
○[人]アメリカの哲学者・詩人(1863〜1952)。スペイン生れ。
ハーバード大学教授を辞任して、フランス・イタリアに転住。
著書は1905〜1906(明治38〜明治39)『理性の生命(Life of
reason)』(5巻)など。
さんだらぼうし《さんだらぼふし》
【さんだらぼうし】
【さんだら法師】
○⇒さんだわら(桟俵)(1)
さんだらぼっち
【さんだらぼっち】
○⇒さんだわら(桟俵)(1)
さんだーらんど
【サンダーランド】
◇Sunderland
○イギリス、イングランド北東部のタインアンドウィア州
(County of Tyne and Wear)南東部の都市。
工業都市で、日産の工場がある。
北海に面する海岸に位置するリゾート地。
さんだる
【サンダル】
◇[英]sandal
○(1)[歴][服]古代の履物(ハキモノ)。動物の皮などを紐で足の下
にくくりつけた靴。
古代エジプト時代から用いられ、ギリシア・ローマで愛用さ
れた。
◎神話の翼付きサンダル:⇒たらりあ(タラリア)
○(2)[服]足の甲(コウ)をおおい包まず、底や台をひもやバンド
で足にとめる履物。
材質・形式ともに種類が多い。また、主に婦人物。
◎ヘップ・サンダル:⇒へっぷさんぷる(ヘップ・サンダル)
○(3)[服]簡単な履物。普段履(フダンバ)き。つっかけ。
パタパタという音から英語では「フリップフラップス(flip-
flaps)」とも呼ぶ。
参照⇒[2]みゅーる(ミュール)
さんたるしあ
【サンタルシア】
◇[英]Santa Lucia
○(1)[宗][人]サンタルチア([伊]Santa Lucia)の英語読み。
⇒さんたるちあ(サンタルチア,サンタ・ルチア)
○(2)[地](Santa Lucia Range)⇒さんたるしあさんち(サンタ
ルシア山地)
さんたるしあさんち
【サンタルシア山地】
◇[英]Santa Lucia Range
○[地]アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California
State)の南西部、モンテレイ郡(Monterey County)からサンル
イスオビスポ郡(San Luis Obispo County)の太平洋岸に沿う山
地。
さんたるちあ
【サンタルチア】
【サンタ・ルチア】
◇[伊]Santa Lucia
○(1)[宗][人]シチリア(Sicilia)で殉教した聖処女(AD. 283こ
ろ〜 304ころ)。
イタリアの都市ナポリの守護神。
祝祭日は12月13日。
英語読みで「サンタルシア(Santa Lucia)」とも、「シラクサの
ルチア(Lucia da Siracusa)」とも呼ぶ。
◎英語:セントルーシー(Saint Lucy)。
○(2)[楽]ナポリ民謡。テオドーロ・コットラウ(Teodoro Cot-
trau)(1827〜1879)が作詞・作曲した、静かな舟歌。
19世紀半ば、ナポリ民謡祭の優勝曲。
さんたれん
【サンタレン】
◇Santarem
○ブラジル北東部、パラ州(Estado de Para)西部の都市。
南緯2.43°、西経54.72°の地。
〈人口〉
1991(平成 3)16万8,153人。
1996(平成 8)18万0,189人。
2000(平成12)18万6,518人。
さんたろう《さんたらう》
【三太郎】
○(1)馬鹿(バカ)・阿呆(アホウ)・間抜(マヌ)けを、人名のように軽
蔑(ケイベツ)して呼んだ言葉。
◎大馬鹿(オオバカ)三太郎。
○(2)丁稚(デッチ)・小僧の通称。
⇒でっち(丁稚),さんすけ(三助)(1)
○(3)迷子(マイゴ)の別称。
○(4)[農]サンタローザの別称。
⇒さんたろーざ(サンタローザ)(3)
さんたろさ
【サンタロサ】
◇[西]Santa Rosa
○パラグアイ南部、ミシオネス県(Departamento de Misiones)
中央部にある小都市。
〈人口〉
2002(平成14)1万7,550人(8月28日現在)。
さんたろーざ
【サンタローザ】
◇Santa Rosa
○(1)(Santa Rosa County)⇒さんたろーざぐん(サンタローザ
郡)
○(2)アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California
State)中北西部のソノマ郡(Sonoma County)中央部にある郡都。
○(3)[農]スモモ(李)の一品種。アメリカ原産。
果皮は紫紅色でツヤがあり、果肉は淡黄色。甘みが強く柔ら
かく、果汁も豊富。
「三太郎」とも呼ぶ。
◎アメリカ人バーバンクが日本スモモを品種改良したもの。
さんたろーざぐん
【サンタローザ郡】
◇[英]Santa Rosa County
○アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)北西部
の郡。東部をオカルーサ郡(Okaloosa County)、西部をエスカ
ンビア郡(Escambia County)に接し、北部をアラバマ州に隣接
し、南部をメキシコ湾の支湾チョクトハチー湾(Choctawhat-
chee Bay)に面する。
郡都はミルトン(Milton)。
〈人口〉
1980(昭和55) 5万5,751人。
1990(平成 2) 8万1,608人。
2000(平成12)11万7,743人。
2005(平成17)14万3,105人。
さんたろーざさん
【サンタローザ山】
◇[英]Mt.Santa Rosa
○[地]グアム島北東部にある山。標高252メートル。
さんだわら《さんだはら》
【桟俵】
○(1)米俵(コメダワラ)の両端に当てる、ワラ(藁)を円(マル)く平(タイ)
らに編(ア)んだフタ(蓋)。
「桟俵法師(ボウシ)」,「さんだら法師」,「さんだらぼっち」とも呼
ぶ。
○(2)疱瘡(ホウソウ)(天然痘)の神や流し雛(ビナ)をのせて川に流す
藁製の台。
○(3)胞衣(エナ)をのせて埋める藁製の台。
参照⇒えな(胞衣)
○(4)(転じて)疱瘡の別称。
⇒てんねんとう(天然痘)
さんだわらぼうし《さんだはらぼふし》
【桟俵法師】
○⇒さんだわら(桟俵)(1)
さんだんきょう《さんだんけふ》
【三段峡】
◇[日]Sandan Kyo
○[地]広島県北西部、太田川の源流柴木川(シバキガワ)の峡谷。
西中国山地国定公園に含まれる。
◎2003.11.30(平成15)JR可部線の廃線に伴い、三段峡駅を廃
業。
さんだんじゅう
【散弾銃】
◇[英]shotgun
○散弾を発射する猟銃。一般に銃腔にはライフル(溝)がない。
「ショットガン」とも呼ぶ。
参照⇒すらっぐだん(スラッグ弾),らいふるじゅう(ライフル
銃)
◎貫通力がライフル銃に比べ弱いため、製油所などの警備にも
使用されている。
◎散弾筒:キャニスター([英]canister)。
余談:参照⇒できちゃったけっこん(できちゃった結婚)
★[1]さんたんでる
【サンタンデル】
◇Santander
○(1)⇒さんたんでるけん(サンタンデル県)
○(2)スペイン北部、カンタブリア自治州(Comunidad Autonoma
de Cantabria)の州都。
北緯43.47°、西経3.80°の地。
「サンタンデール」とも呼ぶ。
〈人口〉
1991(平成 3)19万1,079人。
2001(平成13)18万0,717人。
○(3)コロンビア南西部、カウカ県(Departamento del Cauca)
北東部の都市。
北緯3.01°、西経76.49°の地。
〈人口〉
2000(平成12)3万6,193人(推計)。
★[2]さんたんでる
【サンタンデル】
◇Francisco de Paula Santander(フランシスコ・サンタンデ
ル)
○[人]コロンビアの初代大統領(1792〜1840)。在任:1832〜
1837。
「サンタンデール」とも呼ぶ。
[1]さんたんでーる
【サンタンデール】
◇Santander
○(1)⇒さんたんでるけん(サンタンデル県)
○(2)⇒[1]さんたんでる(サンタンデル)
[2]さんたんでーる
【サンタンデール】
◇Francisco de Paula Santander(フランシスコ・サンタンデ
ール)
○[人]⇒[2]さんたんでる(サンタンデル)
さんたんでるけん
【サンタンデル県】
◇[西]Departamento de Santander、[英]Santander Depart-
ment
○コロンビア中北部の県。北西部をノルテ・デ・サンタンデル
県(Departamento de Norte de Santander)に接する。
県都はブカラマンガ(Bucaramanga)。
「サンタンデール県」とも呼ぶ。
〈面積〉
3万0,537平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)196万4,361人(推計)。
さんたんでーるけん
【サンタンデール県】
◇[西]Departamento de Santander、[英]Santander Depart-
ment
○⇒さんたんでるけん(サンタンデル県)
さんだんべき
【三段壁】
◇[日]Sandan Beki
○[地]和歌山県西牟婁郡(ニシムログン)白浜町(シラハマチョウ)にある断崖
(ダンガイ)。太平洋に臨み、高さ約50メートル。観光名所。
◎自殺の名所でもある。
さんだんぼ
【三反帆】
○[交]帆柱一本の川船の一種。
幅の狭い布三枚を縦に数ヶ所つないで帆にしたもの。
熊野川などで、米・炭などを運送した。
★さんだんろうぽう《さんだんろんぱふ》
【三段論法】
◇[英]syllogism、[独]Syllogismus(ジロギスムス)
○[哲]大前提(major premise)と小前提(minor premise)の二つ
判断から演繹的(エンエキテキ)に推理して結論(conclusion)を得る手
法。また、その推理。
「シロジズム」,「シロギズム」とも呼ぶ。
◎蓋然的(ガイゼンテキ)三段論法:アブダクション(abduction)。
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