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百 科 辞 書 《さけ》 編集:獨 澄旻
-------- さけ --------------------------------------------------
★さけ
【サケ】
【鮭】
◇[英]salmon
○(1)[魚]サケ目(Osteichthyes)サケ科(Salmoniformes)に属する
大型の海魚の総称。
川を遡上(ソジョウ)するため、皮が丈夫(ジョウブ)にできていて、
コラーゲンが多い。
「シャケ(鮭)」とも、英語で「サーモン」とも呼ぶ。
参照⇒あきあじ(アキアジ,秋味,秋鮭),ときざけ(時鮭),けい
じ(ケイジ,鮭児),はなまがり(鼻曲り,鼻曲がり),たねかわ(種
川)
◎ベニザケ(紅鮭):⇒べにざけ(ベニザケ,紅ザケ,紅鮭)
○(2)[食](1)を塩漬けにしたもの。特に、その切り身。
「シャケ(鮭)」,「塩鮭(シオザケ,シヤジャケ)」,「しおびき(塩引き,塩
引)」とも呼ぶ。
◎アイヌ民族の保存食:⇒さっちぇぷ(サッチェプ)
★さけ
【酒】
○(1)[食]([英]sake)日本酒・清酒。
隠語では「きす(酒)」、僧侶の隠語では「般若湯(ハンニャトウ)」。漢
名は「雲液([中]yunye)(ウンエキ)」とも。
参照⇒かん(燗)
◎こくのある酒,芳醇(ホウジュン)な酒
酒は百薬(ヒャクヤク)の長(チョウ)。
一杯、聞こし召す。
○(2)[食](転じて)ビール・洋酒を含むアルコール飲料一般。
○(3)(転じて)酒宴(シュエン)・酒盛(サカモ)り。
さけお
【サケオ】
◇Sa Kaeo
○(1)(Changwat Sa Kaeo)⇒さけおけん(サケオ県)
○(2)タイ王国中東部、サケオ県の県都。
「サケーオ」とも呼ぶ。
さけーお
【サケーオ】
◇Sa Kaeo
○⇒さけお(サケオ)
さけおけん
【サケオ県】
◇[タイ語]Changwat Sa Kaeo、[英]Sa Kaeo Province
○タイ王国中東部の県。東部をカンボジアに隣接。
県都はサケオ。
「サケーオ県」とも呼ぶ。
さけーおけん
【サケーオ県】
◇[タイ語]Changwat Sa Kaeo
○⇒さけおけん(サケオ県)
★さけがしら
【サケガシラ】
【裂頭】
【鮭頭】
◇[学]Trachipterus ishikawae
○[魚]アカマンボウ目(Lampridiformes)フリソデウオ科(Tra-
chipteridae)サケガシラ属(Trachipterus)の硬骨魚。
体長2.5メートルに達する大型深海魚で、細長い体形からし
ばしばリュウグウノツカイと間違われる。
全世界の水深200〜500メートルに生息する。
参照⇒りゅうぐうのつかい(リュウグウノツカイ,竜宮の使い,
龍宮の使い)
★さけかす
【酒粕】
【酒糟】
○[食]清酒の醸造工程で、もろみから酒を搾(シボ)り取ったあ
とに残る副産物。
焼酎蒸留・合成酒・酢などの原料や、粕漬(カスヅ)け、軽くあ
ぶってそのまま食したりする。
さけがのめるぞ
【酒が飲めるぞ】
○[俗][楽]⇒にほんぜんこくさけのみおんど(日本全国酒飲み
音頭)
さげがみ
【下げ髪】
【垂髪】
○(1)[古]婦人の髪型の一種。髻(モトドリ)の末を背後に垂れさげ
るもの。
「垂髪(スベラカシ)」とも呼ぶ。
◎江戸初期までは身分に関係なく成人女性が結(ユ)った。
のち、貴婦人・宮女などが正式の髪型として晴れの時などに
結(ムス)んだ。
○(2)少女の髪型の一種。
⇒おさげ(お下げ,御下げ)(2)
さけがわ《さけがは》
【鮭川】
◇[日]Sakegawa
○(1)[地]最上川の支流。
○(2)⇒さけがわむら(鮭川村)
さけがわむら《さけがはむら》
【鮭川村】
◇[日]Sakegawa Mura
○山形県中北部、最上郡(モガミグン)の村。東部を新庄市(シンジョウ
シ)に接する。
〈面積〉
122.32平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)5,829人。
◎1954(昭和29)豊里村と豊田村が合併して発足。
さげさる
【下猿】
【下げ猿】
○[建]⇒さげざる(下猿,下げ猿)
さげざる
【下猿】
【下げ猿】
◇[日]sage zaru
○[建]猿(戸の閉め具)を縦に動かし、敷居(シキイ)や框(カマチ)など
下部に差し込む竪猿(タテサル)の一種。
「落猿(オトシザル)」とも呼ぶ。
参照⇒さる(猿)(3),ふらんすおとし(フランス落し,フランス
落とし)
さげなわ《さげなは》
【下げ縄】
◇[日]sage nawa
○(1)箱などに結んで垂らした縄。
○(2)[建]土蔵の木舞(コマイ)に結びつけ、壁の中に塗り込めた縄。
壁土の剥げ落ちるのを防ぐもの。
参照⇒こまい(木舞,小舞)
○(3)[古][建](大工の隠語で)上方では「うどん」、江戸では「そ
ば」。
さげねー
【サゲネー】
◇Saguenay
○(1)[地](Fleuve Saguenay)⇒さげねーがわ(サゲネー川)
○(2)(Region du Saguenay)⇒さげねーちく(サゲネー地区)
さげねーがわ《さげねーがは》
【サゲネー川】
◇[フ]Fleuve Saguenay、[英]Saguenay River
○[地]カナダ南東部、ケベック州(Quebec Province)南部の川。
全長約200キロメートル。
サンジャン湖([フ]Lac Saint Jean)の南東部から東流し、セ
ントローレンス川(Saint Lawrence River)に注(ソソ)ぐ。
さげねーちく
【サゲネー地区】
◇[フ]Region du Saguenay、[英]Saguenay Region
○カナダ南東部、ケベック州(Quebec Province)南部の地区。
サンジャン湖([フ]Lac Saint Jean)周辺とサゲネー川([フ]
Fleuve Saguenay)の流域。
さけのみばいせき《さけのみばゐせき》
【酒呑場遺跡】
○[歴]山梨県北杜市(ホクトシ)長坂町(ナガサカチョウ)にある縄文時代の
遺跡。
縄文時代中期(約5千年前)の土器から大豆の痕跡が発見。
◎旧住所は北巨摩郡(キタコマグン)長坂町。
さけはなみだかためいきか
【酒は涙か溜め息か】
○[楽]高橋掬太郎作詞、古賀政男作曲の歌謡曲。
歌は藤山一郎。
歌い出しは「酒は涙か溜息か/心のうさの捨てどころ」。
◎1931(昭和 6)ヒット。
★さこ
【SACO】
◇[英]Special Action Commitee on Facilities and Areas in
Okinawa
○[歴][社]沖縄施設・区域特別行動委員会の略称。
在日米軍施設の整理・統合・縮小を協議する機関。
◎1995. 9.(平成 7)沖縄で米海兵隊員による少女暴行事件が発
生し、反基地感情が高まった。
1995.11.(平成 7)日米安全保障協議会の下に設置。
1996.11.(平成 8)普天間飛行場などの米軍基地・施設の返還
などで合意し、解散。
2002.12. 2(平成14)現在、返還が実現した基地は安波訓練場
のみ。
さご
【サゴ】
【沙穀】
◇[英]sago、[マレー語]sagu
○(1)[食]サゴヤシの幹の髄から採(ト)れるデンプン(澱粉)。
食用。糊(ノリ)・ブドウ糖(葡萄糖)の原料にもなる。
○(2)[植]⇒さごやし(サゴヤシ,サゴ椰子,沙穀椰子)
ざこ
【雑魚】
【雑喉】
○(1)[魚]いろいろな種類の入りまじった小魚。
「ジャコ(雑魚,雑喉)」とも呼ぶ。
○(2)小さい魚。
「小魚(コザカナ)」とも呼ぶ。
○(3)(転じて、大物に対して)小物(コモノ)・下っ端(シタッパ)。
さこう《さかう》
【左降】
○⇒させん(左遷)
さごじょう《さごじやう》
【沙悟浄】
◇[中]Sha Wujing
○[文]中国、明代の通俗小説『西遊記(Xiyouji)(サイユウキ)』の副
主人公の一人。
天上界から追い出された河童(カッパ)の妖怪。唐僧の玄奘
(Xuanzang)(ゲンジョウ)三蔵法師(Sancang Fashi)(サンゾウホウシ)の法
力で改心し、兄貴分の孫悟空(Sun Wukong)(ソン・ゴクウ)・猪八戒
(Zhu Bajie)(チョ・ハッカイ)とともに三蔵法師の取経の旅に随伴して
活躍。
参照⇒さいゆうき(西遊記)(2),そんごくう(孫悟空)
ざこつ
【坐骨】
【座骨】
◇[英]hipbone/innominate bone、[学]os ischii/ischium
○[医]骨盤(コツバン)の一部を構成する、腹側部の屈曲した左右
一対の骨。
骨盤中、背骨と下肢との連結を成す寛骨(カンコツ)の後下部に位
置し、座(スワ)ったときに胴体を支える働きをなす。
参照⇒かんこつ(寛骨)
ざこば
【雑魚場】
【雑喉場】
○(1)[歴]江戸時代、大坂(現:大阪)にあった代表的な魚市場の
通称。
◎堂島(ドウジマ)の米市、天満(テンマ)の青物市と並び称された。
参照⇒てんまあおものいち(天満青物市)
○(2)(一般に)魚市場の別称。
ざこぱね
【ザコパネ】
◇Zakopane
○ポーランド南部、マウォポルスカ県(Wojewodztwo Malopol-
skie)南西部の町。
スロバキアとの国境を成すタトラ山脈(Tatra Mountains)の
北麓に位置する。
さーこふぁがい
【サーコファガイ】
◇[英](複数形)sarcophagi/(単数形)sarcophagus(サーコファ
ガス)
○⇒さるこふぁがす(サルコファガス)
さーこふぁがす
【サーコファガス】
◇[英](単数形)sarcophagus/(複数形)sarcophagi(サーコファ
ガイ)
○⇒さるこふぁがす(サルコファガス)
さーこーま
【サーコーマ】
◇[英]sarcoma
○[病](英語で)肉腫(ニクシュ)。
⇒にくしゅ(肉腫)
さごやし
【サゴヤシ】
【サゴ椰子】
【沙穀椰子】
◇[学]Metroxylon sagu、[英]sago palm
○[植]ヤシ目(Arecales)ヤシ科(Arecaceae)サゴヤシ属(Metro-
xylon)の常緑高木。東南アジア内陸の淡水湿地帯に自生。
幹は基部から分枝し、高さ10〜15メートル。
葉は羽状複葉で、樹頂に叢生し、柄に長いトゲがある。
開花直前の幹にデンプン(澱粉)ができ、結実後は枯死する。
日本では観賞用に栽培。
単に「サゴ(沙穀)」とも呼ぶ、
参照⇒さご(サゴ,沙穀)(1)
★ささ
【ササ】
【笹】
【篠】
【小竹】
○(1)[植]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)タケ亜科(Bambusioi-
deae)の常緑多年生植物のうち、小形のものの総称。便宜的に
は竹の子の皮が成長後も落ちないもの。
参照⇒しのだけ(シノダケ,篠竹),すずたけ(スズタケ,篠竹)
◎「小さい」,「細い」の意味。
古代には「しゃしゃ」と発音していたと考えられている。
○(2)紋所(モンドコロ)の名前。
ざーさい
【ザーサイ】
【搾菜】
◇[中]zhacai
○[食]中国、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)特産の漬物。
タカナ(高菜)に似た搾菜というカラシナ(芥子菜)の変種の根
茎を唐辛子とともに長期間塩漬したもの。
★さざえ
【サザエ】
【栄螺】
【栄螺子】
【拳螺】
○[貝]古腹足上目(Vetigastropoda)ニシキウズガイ上科(Tro-
choidea)リュウテンサザエ科(Turbinidae)の巻き貝。
つぼ焼きなどにし食用。
◎目は未設定。
さざえさん
【サザエさん】
○[漫]長谷川町子(1920〜1992)原作の漫画の主人公。
町子の姉が主催する姉妹社から刊行。
フグ田サザエの一家は、夫のフグ田マスオ、子供のフグ田タ
ラオ(タラちゃん)、父の磯野波平(ナミヘイ)、母の磯野舟(フネ)、弟
の磯野カツオ、妹の磯野ワカメ。飼い猫の名前はタマ。
◎1946. 4.22(昭和21)九州の「夕刊フクニチ」に『サザエさん』
の連載を開始。
1949.12. 1(昭和24)東京の「朝日新聞(夕刊)」に連載を移す。
1951. 4.16(昭和26)「朝日新聞(朝刊)」に連載を移す。
1969.10. 5(昭和44)フジテレビからアニメの『サザエさん』
の放送を開始。
さざえどう《さざえだう》
【栄螺堂】
○(1)多層の仏堂で、内部の階段を螺旋(ラセン)状の構造に造った
もの。
○(2)[歴]江戸の本所にあった羅漢寺の三階建ての仏堂。高さ
五丈八尺(約18メートル)。百体の観音像が安置されていた。
葛飾北斎の『冨嶽三十六景』や安藤広重の『名所江戸百景』
にも描かれている。
◎江戸中期(18世紀後半)に建立。
明治初期に取り壊され、同じ場所の東京都江東区大島3丁目
にある羅漢寺はその後の寺で別寺。
さざえのつぼやき
【栄螺の壺焼き】
【栄螺の壺焼】
○[料]サザエを殻(カラ)のまま火にかけてあぶり焼き、身を取り
出して適当に切り刻み、醤油などで味を付してカマボコ・ギン
ナン・ミツバなど加え、殻に戻し入れた料理。
単に「壺焼き(壷焼き)」とも呼ぶ。
ささがき
【笹掻き】
○[料]野菜の切り方の一つ。
ゴボウ(牛蒡)などを、鉛筆を削(ケズ)る具合(グアイ)で、ササ
(笹)の葉のように薄く細かく斜めにそぎ切りにすること。
訛(ナマ)って「(笹がし)」とも、また「ささぶき(笹吹き)」とも呼
ぶ。
ささがし
【笹がし】
○[料]⇒ささがき(笹掻き)
ささかみむら
【笹神村】
◇[日]Sasakami Mura
○[古]新潟県中央部、北蒲原郡(キタカンバラグン)の村。
◎2004. 4. 1(平成16)安田町(ヤスダマチ)・京ヶ瀬村(キョウガセムラ)・
水原町(スイバラマチ)と合併して阿賀野市(アガノシ)を発足。
さざーくく
【サザーク区】
◇[英]Southwark Borough/Borough of Southwark
○イギリスの首都大ロンドン(Greater London)の中心部、イン
ナー・ロンドン(Inner London)にある、テムズ川(the Thames)
南岸の一行政区画。東部をルイシャム区(Lewisham Borough)、
西部をランベス区(Lambeth Borough)に接し、対岸はシティー
(the City)(旧市街)のピカデリー(Piccadilly)。
ささぐりまち
【篠栗町】
◇[日]Sasaguri Machi
○福岡県中北西部、糟屋郡(カスヤグン)の町。
篠栗四国霊場総本寺の南蔵院に巨大な釈迦涅槃(ネハン)像(通称、
寝ぼとけさん)がある。
★ささげ
【ササゲ】
【大角豆】
◇[学]Vigna unguiculata
○[植][農]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)ササゲ属(Vigna)
の一年生作物。アフリカ中部の原産。
古くからインド・東南アジアに伝播。
◎「(「豆」偏+「工」)豆」とも書く。
◎ハタササゲ(ヤッコササゲ)(var.cylindrica)。
ジュウロクササゲ(var.sesquipedalis)。
◎キササゲ:⇒きささげ(キササゲ,木ササゲ,楸)
ささげつつ
【捧げ銃】
◇[英]present arms
○[軍]兵卒が将校などへ行う敬礼。小銃を両手で前面に掲げ持
つこと、またはその号令。
号令の時は「ささげー、つつ」と言う。
参照⇒けいれい(敬礼,敬禮),になえつつ(担え銃,擔え銃),う
でにつつ(腕に銃),ふどうのしせい(不動の姿勢),ささげとう
(捧げ刀,捧刀)
◎古兵や下士官への敬礼は不動の姿勢のまま上半身を前傾させ
る。
ささげとう《ささげたう》
【捧げ刀】
【捧刀】
○[軍]帯刀する将校・下士官が行う敬礼。
抜刀した軍刀を垂直にして刃面を顔に向け、切羽(セッパ)を口
の高さに掲げ持つもの。
参照⇒ささげつつ(捧げ銃)
ささご
【笹子】
◇[日]Sasago
○(1)⇒ささごまち(笹子町)
○(2)[交]⇒ささごえき(笹子駅)
ささごえき
【笹子駅】
○[交]山梨県大月市(オオツキシ)笹子町黒野田(ササゴマチクロノダ)にある
JR中央本線の駅。
初狩(ハツカリ)駅と甲斐大和(カイヤマト)駅(甲州市)の間。
ささごとうげ《ささごたうげ》
【笹子峠】
◇[日]Sasago Touge
○[地]山梨県東部、関東山地と御坂(ミサカ)山地との間にある甲
州街道の峠。標高1,096メートル。
参照⇒ささごとんねる(笹子トンネル)
ささごとんねる
【笹子トンネル】
○(1)[交]山梨県東部、大月市(オオツキシ)と甲州市を結ぶJR中央
本線(下り線専用)のトンネル。全長4,656.2メートル。
◎1903. 2.(明治36)開通。
◎上り線専用は新笹子トンネル。
○(2)[交]中央自動車道(中央道)のトンネル。全長、下り4,717
メートル・上り4,784メートル。
参照⇒ささごとうげ(笹子峠)
◎1975(昭和50)完成。
2012.12. 2(平成24)上り線の天井が崩落し、9人が死亡。
ささごまち
【笹子町】
◇[日]Sasagomachi/Sasago Machi
○山梨県東部、大月市(オオツキシ)西部にある地域名。
ささづか
【笹塚】
◇[日]Sasazuka/Sasaduka
○(1)東京都区部の中東部、渋谷区北西端の地名。
一丁目・二丁目・三丁目がある。
○(2)[交]⇒ささづかえき(笹塚駅)
ささづかえき
【笹塚駅】
○[交]東京都渋谷区笹塚にある、京王線・京王新線の駅。
京王線:新宿駅と代田橋(ダイダバシ)駅の間。
京王新線:幡ヶ谷(ハタガヤ)駅の次で、ターミナル駅(終点)。
さざなみ
【さざなみ】
○[軍]海上自衛隊の護衛艦(DD113)。
4,650トン。
◎2005. 2.16(平成17)竣工。
2008. 6.24(平成20)日中防衛交流の一環として中国の広東省
(Guangdong Sheng)(カントンショウ)湛江(Zhanjiang)(タンコウ)の軍港を
訪問。自衛艦が中国を訪問するのは初めて。
ささにしき
【ササニシキ】
○[農][食]銘柄米(ブランド米)の一品種。
粘りが少ない。冷害に弱い。
宮城県を中心に栽培。
日本一うまい米といわれ、一時期コシヒカリに次ぐ生産量を
誇ったが、1993(平成 5)の冷夏でほぼ全滅し、以降は1991(平
成 3)に開発されて被害の少なかった「ひとめぼれ」に作付は移
行した。
ささのいっとうぼり《ささのいつたうぼり》
【笹野一刀彫り】
【笹野一刀彫】
○⇒ささのぼり(笹野彫り,笹野彫)
ささのぼり
【笹野彫り】
【笹野彫】
○山形県米沢市笹野地区に伝わる郷土玩具。
ナタ(鉈)に似たサルキリと刃角の大きなチヂレと呼ぶ小刀を
使って、コシアブラ(漉油)・エンジュ(槐)の材を彫り上げるも
の。
サルキリで形を整え、チヂレで花弁や羽根を切り離すことな
く一枚一枚彫り出し、笹野花(ササノバナ)・タカ(鷹)などを作る。
「笹野一刀彫り」とも呼ぶ。
◎2001(平成13)年度の年賀切手図案の題材となる。
◎「一刀彫り」は「一木造り」との混同から。
ささのゆき
【笹の雪】
○(1)[食]⇒きぬごしどうふ(絹漉し豆腐,絹ごし豆腐)
○(2)[料]豆腐料理の一つ。
温めた絹漉し豆腐に葛餡(クズアン)をかけたもの。
文化・文政年間(1804〜1830)、江戸の根岸(現:東京都台東区)
が供し、吉原への往復の客で繁昌して根岸名物となった。
参照⇒あわゆきどうふ(泡雪豆腐)(2)
○(3)武士が刀に付けた名称。
◎笹に積った雪がすぐ落ちるように、刀に触れた首や胴はすぐ
に斬り落とされるという意味。
○(4)紋所(モンドコロ)の名称の一つ。
⇒ゆきもちざさ(雪持ち笹,雪持笹)
ささぶき
【笹吹き】
○(1)[冶]水中に笹の葉を入れ、溶かした銀または銅を流し込
んで製した銀・銅の小粒。また、その製法。
○(2)[歴]江戸時代、銀座で銀と銅を混合して、通用銀・丁銀
・小玉銀を鋳造するとき、正確に混合するため銀に混合する差
銅(サシドウ)。
○(3)[料]⇒ささがき(笹掻き)
ざさふすかちほう《ざさふすかちはう》
【ザサフスカ地方】
◇Obcina Mestna Zasavska、[英]Zasavje Region
○スロベニア中東部の地方。
行政所在地はザガリエオプサビ(Zagorje ob Savi)。
中心都市はトゥルボベリエ(Trbovlje)。
〈面積〉
264平方キロメートル。
〈人口〉
1998(平成10)4万6,633人(6月30日現在の推計)。
ささほ
【笹帆】
○竹を割いて編み、竹の葉をはさんだ帆。
長崎に渡来した中国の朱印船が使用していた。
「網代帆(アジロボ)」とも呼ぶ。
参照⇒じゃんく(ジャンク,戎克)
ささみ
【ささ身】
【笹身】
◇[英]white meet of chicken
○[食]ニワトリ(鶏)の胸の部分からとった上質の肉。
柔らかく脂肪は少ないが、水分が40%以上とやや多い。
◎名称は、形が笹の葉に似ているところから。
ささめゆき
【細雪】
○[楽]吉岡治作詞、市川昭介(ショウスケ)作曲の歌謡曲。
歌は五木ひろし。
◎1983. 9.(昭和58)レコード発売。
ささもく
【笹目】
【笹木】
【笹杢】
○[建]笹の葉が幾つも横に連なったギサギサが、縦に繰り返し
たような模様の木目。
和室の天井板や障子(ショウジ)の腰板などに使用される。
参照⇒もくめ(木目,杢目),こしいた(腰板)(1)
ささやまし
【篠山市】
◇[日]Sasayama Shi
○兵庫県東部、篠山盆地にある市。
◎1999. 4. 1(平成11)多紀郡(タキグン)篠山町(ササヤマチョウ)・西紀町
(ニシキチョウ)・丹南町(タンナンチョウ)・今田町(コンダチョウ)が合併して発足。
◎山陰道の宿駅。
もと松平氏・青山氏などの城下町。
赤坂御所(旧青山御所)はもと篠山藩青山邸。
ささやまちょう《ささやまちやう》
【篠山町】
◇[日]Sasayama Cho
○[古]⇒ささやまし(篠山市)
★ささら
【簓】
○(1)[楽]日本の民俗楽器の一つ。
○(2)細かく割った竹を束(タバ)ねた用具。
鍋(ナベ)などの飯器を洗うのに用いる。
参照⇒たわし(束子),ささらでんしゃ(ササラ電車)
○()
○()[歴]⇒はちや(鉢屋)
ざざらぎいせき《ざざらぎゐせき》
【座散乱木遺跡】
○[歴]宮城県玉造郡(タマツクリグン)岩出山町(イワデヤママチ)にあった、
前期旧石器時代とされた遺跡。もと国指定史跡。
◎1981(昭和56)4万数千年前の前期旧石器時代の石器が発見。
「人の住めない火砕流から石器が出るのはおかしい」という地
質学者の意見もあったが、文化庁の岡村道雄らの「石器が出た
以上、出土遺物を前提に議論すべき」という強硬論が優勢とな
る。
1997(平成 9)国指定史跡となる。
のち発見者の東北旧石器文化研究所副理事長の藤村新一によ
る石器発掘の捏造(ネツゾウ)問題が発覚。
2002. 4.26(平成14)遺跡の再発掘調査開始。
2002. 6. 9(平成14)再発掘調査をしていた調査委員会、1976
(昭和51)にさかのぼり全てを捏造(ネツゾウ)と結論。
2002.10.10(平成14)調査委員会、国の史跡指定解除を決定。
2002.12. 9(平成14)文部科学省、国の史跡指定解除を官報告
示。
ささらぐあんさん
【ササラグアン山】
◇[英]Mount Sasalaguan/Mt.Sasalaguan
○[地]グアム島東南部にある山。標高337メートル。
ささらでんしゃ
【ササラ電車】
○[交]一般の路面電車の前部に回転するササラ(簓)を取り付け
た除雪車。
冬季、一番電車の前に運行して、線路上に積もった雪をササ
ラで除雪する。
札幌の冬の風物の一つになっている。
参照⇒ささら(簓)(2),らっせるしゃ(ラッセル車),ろーたり
ーしゃ(ロータリー車)
[1]さざーらんど
【サザーランド】
◇Sutherland
○(1)[古](Sutherland Region)⇒さざーらんどしゅう(サザー
ランド州)
○(2)南アフリカ北西部、北ケープ州(Northern Cape Province)
南部の町。
[2]さざーらんど
【サザーランド】
◇Earl Wilbur Sutherland Jr.
○[人]アメリカ合衆国の生理学者(1915〜1974)。
サイクリックAMPを発見。
1971(昭和46)ノーベル医学賞を受賞。
さざーらんどしゃーしゅう《さざーらんどしやーしう》
【サザーランドシャー州】
◇[英]Sutherlandshire
○[古]⇒さざーらんどしゅう(サザーランド州)
さざーらんどしゅう《さざーらんどしう》
【サザーランド州】
◇[英]Sutherland Region/Sutherlandshire
○[古]イギリス北部、スコットランド北部にあった州。
「サザーランドシャー州」とも呼ぶ。
◎1975(昭和50)ハイランド州(Highland Region)の一部となる。
さざん
【サザン】
◇[英]southern
○[形]南の、南向きの、南部の。
◎「サウス(south)」も形容詞として使用される。
★さざんか
【サザンカ】
【山茶花】
◇[学]Camellia sasanqua
○[植]ツツジ目(Ericales)ツバキ科(Theaceae)ツバキ属(Camel-
lia)の常緑小高木。
晩秋から冬にかけて白または薄紅(ウスベニ)の五弁花を開く。
花ごと落ちるツバキと異なり、花弁は離生して花弁ごとバラ
バラに散る。
材は細工物に、種子からは油を取る。
◎名称は「さん(山)さ(茶)か(花)」の転訛。
さざんかづゆ
【さざんか梅雨】
【サザンカ梅雨】
【山茶花梅雨】
○[気]晩秋にしとしとと降る雨。
◎「サザンカの咲くころに降る雨」という意味で、春の「なたね
梅雨(菜種梅雨)」に対する言葉。
さざんかのやど
【さざんかの宿】
○[楽]吉岡治作詞、市川昭介(ショウスケ)作曲の歌謡曲。
歌は大川栄策。
◎1982. 8.(昭和57)発売。
さざんしゅう《さざんしう》
【サザン州】
◇[英]Southern Province
○スリランカ南部の州。
州都はゴール(Galle)。
「南部州」とも呼ぶ。
〈面積〉
5,444平方キロメートル。
〈人口〉
1981(昭和56)188万2,661人(3月17日)。
2001(平成13)227万7,145人(7月17日)。
〈3県〉
ゴール県(Galle District)。
マタラ県(Matara District)。
ハンバントタ県(Hambantota District)。
★ささんちょうぺるしあ《ささんてうぺるしあ》
【ササン朝ペルシア】
【薩珊朝ペルシア】
◇[英]Sassanid Persia/the Sassanid/Sassanian Persia
○[歴]イランの王朝( 226〜 651)。
ゾロアスター教を国教とする。
◎公用語はパフレビー語(Pahlavi language)。
ささんどら
【ササンドラ】
◇Sassandra
○アフリカ西部、コートジボアール共和国南部の港湾都市。南
部をギニア湾に面する。
北緯4.95°、西経6.08°の地。
〈人口〉
1988(昭和63)1万3,200人。
2004(平成16)2万2,900人。
さざんぷとん
【サザンプトン】
◇Southampton
○⇒さうさんぷとん(サウサンプトン)
さざんれいてしゅう《さざんれいてしう》
【サザン・レイテ州】
◇[英]Southern Leyte Province
○フィリピン中央部、東部ビサヤ地方(Eastern Visayas Re-
gion)の州。レイテ島の南端部とその周囲の島々から成る。北
部をレイテ州(Leyte Province)に接する。
州都はマーシン(Maasin)。
「南レイテ州」とも呼ぶ。
〈面積〉
1,735平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)36万0,160人(5月1日現在)。
◎1959. 5.22(昭和34)レイテ州から分離・新設。
2006. 2.17(平成18)地震による大規模な地滑りが発生。
さし
【サシ】
○[食](牛のヒレ肉で)筋束間に入っている脂肪交雑。
「霜降り肉」とも呼ぶ。
参照⇒ろーす(ロース),しょるだー(ショルダー)(3)
さし
【サシ】
【SASI】
◇[英]Shugart Associates System Interface
○[古][計]アメリカのシュガート・アソシエーツ社が開発した、
パソコン用と周辺機器とのシステム・インターフェース。
ハード・ディスクは2台までしか割り当てができない。
参照⇒すかじー(スカジー,SCSI)
さし
【サシ】
【城】
○[古](古代朝鮮語で、三韓時代の)城(シロ)。
参照⇒こにさし(コニサシ,大城)
★さし
【差し】
○()
○()「差し向い」の略称。
○()「物差し」の略称。
○()[俗]⇒たいまん(タイマン)
さーしー
【サーシー】
◇Searcy
○アメリカ合衆国中南部、アーカンソー州(Arkansas State)中
北東部のホワイト郡(White County)の中東部にある郡都。
★さじ
【匙】
○(1)液体や粉末をすくい上げる器具。
◎茶匙(チャサジ)
○(2)[料]⇒すぷーん(スプーン)(1)
さーじ
【サージ】
◇[英]serge
○[服]梳毛糸(ソモウシ)で綾(アヤ)織りした実用的な服地。
綾目が緯糸(ヨコイト)に対し約四五度の角度で現れる。
羊毛のほか、合成繊維・木綿・絹なども用いる。一般に白生
地に織り、無地に染める。
学生服や制服などに使われる。
さしあみ
【刺し網】
【刺網】
◇[英]gill net
○[海]帯状の長い魚網(ギョモウ)。
魚の通り道の海中に垣根のように張り、泳いできた魚の頭を
網目に刺しからませるようにして捕らえるもの。
海面に近い上層の流し網または浮刺し網、中層の中刺し網、
海底の底刺し網などがある。
さしうすだけ
【指臼岳】
◇[日]Sashiusu Dake
○[地]南千島列島の択捉島(エトロフトウ)にある火山。標高1,125メ
ートル。
さしえ《さしゑ》
【挿絵】
○[美][印]新聞・雑誌・書物などの紙面に挿し入れる絵。
連続小説の一場面や、文章に関係する事柄などを描き表した
り、内容を図解したりするもの。
「カット([英]cut)」,「イラスト([英]illustration)」とも呼ぶ。
参照⇒やよいびじゅつかん(弥生美術館)
さしおうぎえき《さしあふぎえき》
【指扇駅】
○埼玉県さいたま市西区大字指扇にある、JR川越線の駅。
日進(ニッシン)駅と南古谷(ミナミフルヤ)駅(川越市)の間。
◎旧住所は大宮市宝来(ホウライ)。
さじかい
【匙櫂】
◇[英]spoon
○[海]⇒すぷーん(スプーン)(2)
★さしがね
【差し金】
【差金】
○(1)⇒かねじゃく(曲尺,矩尺)(1)
○(2)[劇]文楽などの操り人形で、人形の手首や指を操作する
棒。また、紐(ヒモ)を含むその仕掛け。
○(3)[劇]歌舞伎などの小道具の一つ。
黒塗りの細い竿(サオ)の先に針金を着け、さらにその針金の先
端に蝶・鳥・ネズミ・焼酎火(ショウチュウビ)などを吊るし、軽く振
りながら、生きているようにまたは飛んでいるように動かすも
の。
参照⇒しょうちゅうび(焼酎火)
○(4)(転じて)陰(カゲ)で人をそそのかし、操(アヤツ)ること。
さしがね
【差し金】
【差金】
【指矩】
○⇒かねじゃく(曲尺,矩尺)(1)
さしがや
【指ヶ谷】
◇[日]Sashigaya
○[古]東京都文京区白山(ハクサン)1〜2丁目の旧称。
都電の指ヶ谷町停留所があった。
◎旧住所は小石川区指ヶ谷町。
1964. 8. 1(昭和39)指ヶ谷町から町名変更。
現在は指ヶ谷小学校にその名が残る。
さしき
【挿し木】
【挿木】
◇[英]cutting
○[植]植物の人為的な無性生殖法の一つ。
草木の枝・茎・葉などを切り取り、下端を砂や土に挿して根
づかせ、新しい株(カブ)を作る方法。
参照⇒つぎき(接ぎ木,接木,継ぎ木,継木),さしほ(挿し穂,挿
穂)
さしきちょう《さしきちやう》
【佐敷町】
◇[日]Sashiki Cho
○沖縄県島尻郡(シマジリグン)の町。
沖縄本島南部。
ざしきぼうき《ざしきはうき》
【座敷箒】
○柄(エ)の短いタタミ(畳)専用のホウキ。
ざしきぼっこ
【座敷ぼっこ】
○[俗信]⇒ざしきわらし(座敷童,座敷童子)
★さしきりきょう《さしきりけふ》
【差切峡】
◇[日]Sashikiri Kyo
○[地]長野県東筑摩郡(ヒガシチクマグン)坂北村(サカキタムラ)。
ざしきろう《ざしきらう》
【座敷牢】
○(1)[古]一般住居の座敷を改造して、精神的な疾患や痴呆(チホ
ウ)の人を勝手に出歩(デアル)かないように閉じ込める部屋。
まだ精神科病院などが整(トトノ)っていず、精神科患者を恥(ハジ)
と考えられていた当時までのもの。
江戸時代では、放蕩(ホウトウ)などの謹慎者(キンシンシャ)にも使用さ
れた。
「牢座敷」とも呼ぶ。
○(2)[歴]⇒あがりざしき(揚がり座敷,揚座敷)
ざしきわらし
【座敷童】
【座敷童子】
○[俗信]東北地方、特に岩手県を中心に伝承されている、旧家
に住むと信じられている家神。
髪を垂らして赤ら顔の童子(ドウジ)の姿をした精霊または妖
怪で、その家の繁栄を守護するといわれるが、よくイタズラ
(悪戯)をし、家人から嫌われて居なくなると家が衰えるという。
「座敷ぼっこ」,「くらわらし(蔵童,倉童)」とも呼ぶ。
さしげた
【差し下駄】
【差下駄】
○[服]台に歯を差し入れる構造の下駄。
すり減ったり割れたりした歯を新しいものに取り替えること
ができる。
台裏は平らなもの(助六下駄)や船底状のもの(朴歯下駄)など
がある。
「さしばげた(差し歯下駄,差歯下駄)」とも呼ぶ。
参照⇒さしば(差し歯,差歯)(1),れんしげた(連歯下駄)
◎高下駄:⇒高下駄:⇒たかげた(高下駄)
朴歯下駄:⇒ほおばげた(朴歯下駄)
助六下駄:⇒すけろくげた(助六下駄)
日和下駄:⇒ひよりげた(日和下駄)
利久下駄:⇒りきゅうげた(利休下駄,利久下駄)(2)
露卯の下駄:⇒ろぼうのげた(露卯の下駄)
陰卯の下駄:⇒いんぼうのげた(陰卯の下駄)
さしこ
【刺子】
○(1)着古して糸が細くなり弱った布に縫(ヌ)い糸を刺し入れて
丈夫にすること。また、刺し入れたもの。
○(2)綿布を裏合せに重ね、一面に一針抜(ヒトハリヌ)きにして細か
く縫うこと。また、それで縫われたもの。
丈夫で保温力があり、消防服・柔道着・剣道着などに用いる。
参照⇒どうぎ(道着,道衣)
さじそん《さぢそん》
【佐治村】
◇[日]Sazi Son/Sadi Son
○[古]鳥取県東部南、八頭郡(ヤズグン)の村。
◎2004.11. 1(平成16)鳥取市に編入。
★さしば
【サシバ】
【差羽】
◇[学]Butastur indicus
○[鳥]タカ目(Accipitriformes)タカ科(Accipitridae)タカ亜
科(Accipitrinae)サシバ属(Butastur)の鳥。
大きさはハシブトガラスぐらいで、全長約50センチメートル。
体色は全体に赤褐色で、背面(上面)は褐色に白い眉斑があり、
喉は白色で中央に黒い縦線があり、尾羽には黒色の3〜4条の
横縞がある。下面には白地に赤褐色の横斑がある。
本州〜九州では夏鳥で、秋に南西諸島や東南アジアに渡る。
低い山や丘の山林で繁殖し、周辺の畑などの開けた場所で小
動物を捕食する。
さしば
【差し歯】
【差歯】
○(1)[服]足駄(アシダ)・下駄(ゲタ)の台(板)に歯を入れること。
また、その歯。
⇔れんし(連歯)
参照⇒つぎば(継ぎ歯,継歯)(2)
○(2)[医]欠けた歯に人工の歯をつぎ足すこと。また、その歯。
「つぎば(継ぎ歯)」とも呼ぶ。
参照⇒つぎば(継ぎ歯,継歯)(1)
さしばげた
【差し歯下駄】
【差歯下駄】
○[服]⇒さしげた(差し下駄,差下駄)
さしばし
【刺し箸】
○[食]箸の先端を食べ物に突き刺すこと。
食事の作法では禁じられている。
さしほ
【挿し穂】
【挿穂】
◇[英]graft(グラフト)
○[植]挿し木の目的で、草木から切り取って挿すようにした茎
・葉・根など。
参照⇒さしき(挿し木,挿木)
さしま
【猿島】
◇[日]Sashima
○(1)⇒さしまぐん(猿島郡)
○(2)[古]⇒さしままち(猿島町)
さしまえ《さしまへ》
【差前】
○⇒さしりょう(差料)
さしまぐん
【猿島郡】
◇[日]Sashima Gun
○茨城県南西部の郡。
総和町(ソウワマチ)・五霞町(ゴカマチ)・三和町(サンワマチ)・境町(サカイマ
チ)の町。
◎2005. 3.22(平成17)猿島町(サシママチ)、岩井市(イワイシ)と合併し
て坂東市(バンドウシ)を発足。
さしままち
【猿島町】
◇[日]Sashima Machi
○[古]茨城県南西部、猿島郡(サシマグン)の町。
〈面積〉
32.46平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)1万5,411人。
2000(平成12)1万5,252 人。
◎平将門(タイラノマサカド)が王城を営んだ、下総国石井郷猿島の地。
1956(昭和31)沓掛(クツカケ)町と富里村が合併し発足。
1964(昭和39)利根川に境大橋が開通し、境町(サカイマチ)と連絡。
2005. 3.22(平成17)岩井市(イワイシ)と合併して坂東市(バンドウシ)
を発足。
★さしみ
【刺身】
○[料]
参照⇒かわづくり(皮作り)(1)
さしみぼうちょう《さしみばうちやう》
【刺身包丁】
【刺身庖丁】
○[料]刺身を作るのに用いる和包丁。刃の幅が狭くて刀身が長
い片刃のもの。
一般に魚を出刃(デバ)包丁で下ろした後に使用する。
関西風の柳刃(ヤナギバ)包丁と、関東風の蛸引(タコヒキ)包丁とが
ある。
参照⇒やなぎばぼうちょう(柳刃包丁,柳刃庖丁),たこひきぼ
うちょう(蛸引包丁,蛸引庖丁,蛸引き包丁,蛸引き庖丁),でばぼ
うちょう(出刃包丁,出刃庖丁)
さしもの
【指物】
【差物】
○(1)中世から近世まで用いられた武具の一つ。
武士が戦場での役職・家門の目標(メジルシ)とした小旗や吹き
流しなどで、小さいものは当世具足(トウセイグソク)の背の受筒(ウケヅ
ツ)に棹(サオ)をさす。また、従者に持たせたりする。
「旗指物(ハタサシモノ)」,「背旗(セバタ)」とも呼ぶ。
参照⇒なびき(靡き)(2)
◎刀剣は「差料(サシリョウ)」と呼ぶ。
○(2)板を差し合せたり組み合せたりして作った家庭調度品。
箱・机・箪笥(タンス)・火鉢などの類。
○(3)[建]差鴨居(サシカモイ)・指梁(サシバリ)など柱に差しこむ材の
総称。
○(4)金銀などの細工に、まぜ物をすること。また、まぜた物。
さしもの
【挿物】
○頭髪に挿す飾り物の総称。櫛(クシ)・簪(カンザシ)・笄(コウガイ)の
類。
さしゃ
【サシャ】
【莎車】
◇[中]Shache
○(1)⇒さしゃけん(サシャ県,莎車県)
○(2)(莎車鎮)⇒やるかんど(ヤルカンド,葉爾羌)
さしゃけん
【サシャ県】
【莎車県】
◇[中]Shache Xian、[英]Shache County
○中国西北部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu-
er Zizhiqu)南西部のカシ地区(喀什地区<Kashi Diqu>)南西部
の県。
県都はヤルカンド(Yarkand)(葉爾羌,莎車鎮)。
〈面積〉
8,929平方キロメートル。
〈人口〉
2002(平成14)62万人。
さしゃちん
【サシャ鎮】
【莎車鎮】
◇[中]Shache Zhen、[英]Shache Village
○⇒やるかんど(ヤルカンド,葉爾羌)
さーじゃん
【サージャン】
◇[英]surgeon
○(1)[医]外科医。
⇒げかい(外科医)
◎医師・医者は「ドクター(doctor)」、内科医は「フィジシャン
(physician)」。
○(2)[軍][医]軍医。
○(3)[交][医]船医。
さーじゃんと
【サージャント】
◇[英]sergeant
○(1)[軍]アメリカ軍・イギリス軍の下士官の階級の一つ。曹
長・軍曹などで、伍長(corporal)の上。
参照⇒かしかん(下士官)
◎マスターサージャント(master sergeant):アメリカ空軍の
一等曹長。
サージャントメジャー(sergeant major):アメリカ陸軍・海
兵隊の上級軍曹。
○(2)(police sergent)巡査部長。
さしゅ
【叉手】
◇[中]chashou
○(1)両腕を組み合せること。
「さす(叉手)」,「しゃしゅ(叉手)」とも呼ぶ。
○(2)左右の手の親指を離して他の四本の指をつけ、両方から
組み合せて下腹部に置くこと。
「さす(叉手)」,「しゃしゅ(叉手)」とも呼ぶ。
○(3)手をこまぬくこと。
「さす(叉手)」,「しゃしゅ(叉手)」,「拱手(キョウシュ)」とも呼ぶ。
さじゅ
【茶寿】
◇「茶」の字が「八十八」の上に「十」が二つの組み合せで出来てい
ることから。
○108歳の呼び方。また、その年齢の祝い。
参照⇒ちょうじゅ(長寿)
さしゅう《さしう》
【佐州】
◇[日]Sashu
○[歴]中国風の旧国名。
⇒さど(佐渡)
さじゅう
【叉銃】
◇[英]stack(スタック)
○[軍]軍隊が野外で休憩するとき、携行した小銃を3梃(チョウ)
一組にして地面に立てること。
銃口を上にし、床尾(ショウビ)を地面に着け、銃口の突起部を
他の銃の突起部に当ててΛ(ラムダ)状にし、倒れないようにもう
1梃の銃の突起部で三角錐にして支えるもの。
さじゅん
【査詢】
◇[中]chaxun、[英]inquire/inquiry
○(1)尋(タズ)ねる・照会する。
○(2)質問・照会。
ざしょう《ざしやう》
【挫傷】
◇[羅]contusio、[英]contusion
○[医]打撲(ダボク)・転倒などで、皮下組織や深部の軟組織が
損傷すること。
鈍性の外力作用のため、直接受けた皮膚表面には損傷がない
ものの、内部の組織が損傷しているもの。
打ち身([英]bruise)・捻挫(ネンザ)([英]sprain)など。
「挫創(ザソウ)」とも呼ぶ。
参照⇒ざめつ(挫滅)
◎脳挫傷(contusio cerebri)。
さしりょう《さしれう》
【差料】
○自分が腰に差すための刀。
「差前(サシマエ)」とも呼ぶ。
さじる
【サジル】
◇Sajil
○[軍]⇒せっじーる(セッジール)
さじん
【左衽】
◇[中]zuoren
○[服]衣服を左前(ヒダリマエ)に着ること。
中国では右衽を中華の風習とし、左衽を夷狄(イテキ)の習俗と
した。これは、騎馬民族などでは弓矢を射るために左衽の方が
有利なことによる。
参照⇒ひだりまえ(左前)(1)
◎「衽」は「おくみ」と読む。
日本でも古墳から出土する埴輪(ハニワ)の武人は左衽である。
◎『史記』匈奴伝:被髪左衽、人面獣心。
参照⇒ひはつさじん(被髪左衽)
◎「左袒」は「さたん」。
参照⇒さたん(左袒)
さーじん
【サージン】
◇[英]sardine
○[魚][食]⇒さーでぃん(サーディン)
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