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百 科 辞 書 《さ》 編集:獨 澄旻
-------- さ ----------------------------------------------------
さー
【サー】
◇[英]Sir
○(1)(英語で)男性に対する丁寧な呼び掛け。目上の男性に呼
びかける敬称。あなた・先生・旦那(ダンナ)。
参照⇒あいあいさー(アイアイサー)
○(2)イギリスで、バロネット(baronet)(準男爵)またはナイト
(knight)のクリスチャンネームに冠する男性の敬称。卿(キョウ)。
バロネットまたはナイトの爵位を授与された女性、またはバ
ロネット・ナイトの男性の夫人は「デイム(Dame)」と呼ばれる。
参照⇒でいむ(デイム)
◎名または姓名に冠し、姓だけには用いない。
★[1]ざ
【座】
○(1)座る場所・席(セキ)・座席(ザセキ)。
○()[]
[2]ざ
【座】
◇[英](単数形)locus/(複数形)loci
○[生]遺伝子座(gene locus)の略称。
⇒いでんしざ(遺伝子座)
さあだ
【サアダ】
◇Sa'dah
○⇒さーだ(サーダ)
さあだしゅう《さあだしう》
【サアダ州】
◇Muhafazat Sa'dah、[英]Sadah Governorate
○⇒さーだしゅう(サーダ州)
ざあます
【ざあます】
○⇒ざます(ざます)(2)
ざあますことば
【ざあます言葉】
○[東京方言]会話の中に「ざあます」の言葉を多用する、上品ぶっ
た言葉遣い。
東京山の手の有閑階級の婦人が多く使用する。
参照⇒ざます(ざます)(2)
◎コメディアンのトニー谷(1917〜1987)(男性)が、おもしろお
かしく使ってみせていた。
さあるはじゃる
【サ・アル・ハジャル】
◇Sa al Hajar
○古代エジプトの都市サイス([希]Sais)の現代名。
⇒さいす(サイス)
さい
【サイ】
◇[英]sigh
○(1)[自動]ため息をつく。
○(2)[自動]憧れる。
○(3)[他動]ため息をついて言う。
○(4)[名]ため息。
さい
【サイ】
【SAI】
○[交]トヨタ自動車のハイブリット(HV)乗用車(セダン)。
◎2009.12.(平成21)発売。
★さい
【サイ】
【犀】
○[哺]奇蹄目(Perissodactyla)サイ科(Rhinocerotidae)の哺乳
類の総称。アフリカ・アジアの熱帯地方に生息。
インドサイ(Rhinoceros unicornis)。
ジャワサイ(Rhinoceros sondaicus):⇒じゃわさい(ジャワ
サイ,ジャワ犀)
シロサイ(Diceros simus)。
クロサイ(Diceros bicornis):⇒くろさい(クロサイ,黒犀)
◎英語:ライノスロス(rhinoceros)。
フランス語:リノセロス(rhinoceros)。
スペイン語:リノセロンテ(rinoceronte)。
イタリア語:リノチェロンテ(rinoceronte)。
ドイツ語:ナショルン(Nashorn)。
ロシア語:ノソログ(nosorog)。
アフリカーンス語:レノスター(renoster)。
中国語:犀牛(xiniu)。
◎"rhinoceros"は「鼻(rhis)」と「角(keras)」から。
さい
【載】
○(1)載(ノ)せること。
◎積載
○(2)書き記すこと、
◎記載
○(3)とし(歳)。
◎千載一遇(センザイイチグウ)
○(4)[数]数の単位。10の44乗。正(セイ)の一万倍、極(ゴク)の一
万分の一。
さい
【賽】
【采】
【骰子】
○⇒さいころ(賽子)
◎賽は投げられた:行動は既に始まった。
参照⇒るびこん(ルビコン)
さーい
【サーイ】
◇Sa'ai
○[宗]イスラム教で聖地巡礼(ハジ)の初日に行われる、カーバ
神殿に隣接するサファー(Safa)とマルワ(Marwah)の丘を3往復
する神事。
「探泉往環」とも呼ぶ。
参照⇒[1]はじ(ハジ)
さいあにでぃん
【サイアニディン】
◇[英]cyanidin
○[生化](英語で)シアニジン([独]Cyanidin)
⇒しあにじん(シアニジン)
さいあにん
【サイアニン】
◇[英]cyanine/cyanin
○[写]⇒しあにん(シアニン)
さいあの
【サイアノ】
◇[米]cyano-
○[接頭]⇒しあの(シアノ)
さいあのたいぷ
【サイアノタイプ】
◇[米]cyanotype
○⇒あおじゃしん(青写真)(1)
さいあみん
【サイアミン】
◇[英]thiamine
○[生化]ビタミンB1の別称。
⇒びたみんびーいち(ビタミンB1)
さいいき《さいゐき》
【西域】
◇[中]Xiyu
○⇒せいいき(西域)
さいいきき《さいゐきき》
【西域記】
◇[中]Xiyu Ji
○[歴]『大唐西域記(ダイトウサイイキキ)』の略称。
⇒だいとうさいいきき(大唐西域記)
さいいきとごふ《さいゐきとごふ》
【西域都護府】
○[歴]⇒せいいきとごふ(西域都護府)
★さいいどちょう《さいいどてう》
【サイイド朝】
◇[英]Sayyid Dynasty
○[歴]北インドのデリーを根拠としたイスラム王朝、デリー王
朝(Delhi Sultanate)の4番目(1414〜1451)。
ティムール(Timur)の部将ヒズル・ハーン(Khizr Khan)がデ
リーを占領し、トゥグルク朝(Tughluq Dynasty)に代り建国。
4代37年で滅亡し、ロディー朝(Lodhi Dynasty)と代る。
「サイイード朝」とも呼ぶ。
参照⇒でりーおうちょう(デリー王朝)
〈歴代君主〉
ヒズル・ハーン:1414〜1421。
ムバラク・シャー二世(Mubarak Shah II):1421〜1434。
ムハンマド・ジャー四世(Muhammad Shah IV):1434〜1443。
アラム・シャー(Alam Shah):1443〜1451。
◎歴代君主はサイイド(マホメットの正系の子孫)と自称した。
さいいーどちょう《さいいーどてう》
【サイイード朝】
◇[英]Sayyid Dynasty
○[歴]⇒さいいどちょう(サイイド朝)
さいいん《さいゐん》
【西院】
◇[日]Sai'in
○(1)[歴]平安時代の淳和(ジュンナ)天皇( 786〜 840)が居住した
院(御所)。
仁明天皇に譲位後も継続して居住し、上皇崩後も皇太后正子
が続けて居住して尼寺とした。
◎山城国葛野郡(カドノグン)西院(サイ)村淳和院(スナイ)。
現在の京都市右京区(ウキョウク)西院東淳和院町(サイインヒガシジュンナイ
ンチョウ)・西院西淳和院町(サイインニシジュンナインチョウ)の辺(アタ)りにあっ
た。
○(2)[人]淳和天皇の別称。
○(3)京都府京都市右京区の地域名。
◎1931(昭和 6)西院村、京都市右京区に編入。
○(4)[俗][交]⇒さいいんえき(西院駅)
さいいん《さいゐん》
【斎院】
○(1)京都の賀茂神社に奉仕した斎宮。
「いつきのいん(斎院)」とも呼ぶ。
参照⇒さいおう(斎王)
○(2)神を祭る前日、祭りに関係する人が物忌み(斎戒沐浴)を
するところ。
さいいん
【歳陰】
○[暦]⇒じゅうにし(十二支)
さいいんえき《さいゐんえき》
【西院駅】
○(1)[交]京都府京都市右京区西院高山寺町(サイインコウザンジチョウ)
にある阪急京都本線の駅。
大宮(オオミヤ)駅と西京極(ニシキョウゴク)駅(中京区)の間。
○(2)[俗][交]⇒さいえき(西院駅)(1)
さいいんし《さいゐんし》
【斎院司】
○[歴]京都の賀茂神社に奉仕した斎院に関する一切を掌る役所。
参照⇒さいぐうりょう(斎宮寮)
さいいんのかわら《さいゐんのすはら》
【西院の河原】
【斎院の河原】
○[仏]⇒さいのかわら(賽の河原)(1)
さいうん
【彩雲】
○(1)朝日や夕日に映(ハ)えて、美しく彩(イロド)られた雲。
「雲華(ウンカ)」とも呼ぶ。
○(2)[気]太陽光が高層の微小水滴により回折して生ずる気象
現象。
巻積雲・高積雲・層積雲の縁辺部が、ピンク・緑などに美し
く色どられて見える。
昔から瑞兆(ズイチョウ)とされ、「五色(ゴシキ)の雲」,「瑞雲(ズイウン)」,
「景雲(ケイウン)」,「慶雲(ケイウン)」,「卿雲(ケイウン)」,「紫雲(シウン)」などと
呼ばれている。
参照⇒すいへいかん(水平環)
さいえき《さゐえき》
【西院駅】
○(1)[交]京都府京都市中京区壬生西土居ノ内町(ミブニシドイノウチチョ
ウ)にある京福電鉄嵐山本線の駅。
四条大宮(シジョウオオミヤ)駅(右京区)と西大路三条(ニシオオジサンジョウ)
駅(下京区)の間。
○(2)[俗][交]⇒さいいんえき(西院駅)(1)
さいえん《さいゑん》
【菜園】
◇[日]sai'en
○[農]野菜を植え、育てる畑(ハタケ)。
「野菜畑(ヤサイバタケ)」,「さえん(菜園)」とも呼ぶ。
◎英語:ベジタブルガーデン(vegetable garden)/キッチンガ
ーデン(kitchen garden)。
フランス語:ポタジェ(potager)。
イタリア語:オルト(orto)。
さいえんすふぃくしょん
【サイエンス・フィクション】
◇[英]science fiction
○[文]⇒[1]えすえふ(SF)
さいおう《さいわう》
【斎王】
○[歴]天皇の即位ごとに選定され、伊勢神宮や賀茂神社に奉仕
した未婚の内親王または女王。
天照大神(アマテラスオオミカミ)の御杖代(ミツエシロ)として大祭に仕え、
ときに託宣する。斎王の制度は『延喜式』に詳細に規定さてい
る。二歳で斎王に選ばれたものもいる。
天皇即位の年に未婚の内親王・女王の中から斎王が卜定(ボク
ジョウ)され、宮城内に設置されて初斎院で3年間潔斎したあと、
一年間野宮(ノノミヤ)に籠(コモ)る。
伊勢神宮に奉仕したものを「斎宮(イツキノミヤ,サイグウ)」、賀茂神社
に奉仕したものを「斎院(サイイン,イツキノイン)」と区別される。
「いつきのみこ(斎王)」,「斎内親王」,「いつき(斎)」,「みつえし
ろ(御杖代)」とも呼ぶ。
参照⇒ののみや(野の宮,野宮)
◎崇徳天皇の時、豊鍬入姫命(トヨスキイリビメノミコト)(豊耜入婦命)を
して大和笠縫邑に神鏡を遷祭せしめたことに始まる。
伊勢神宮へは垂仁天皇の妹倭姫命(ヤマトヒメミコト)に始まる。後醍
醐天皇の祥子内親王以後廃絶、約660年間続いた。
賀茂神社へは 810(大同 5,弘仁元)の嵯峨天皇の皇女有智子
(ウチコ)内親王に始まり、1212(建暦 2)後鳥羽天皇の皇女礼子内
親王まで35代に至る。
現在、葵祭(アオイマツリ)では京都市内の未婚の女性が斎王代(サイオ
ウダイ)を務める。
さいおうがうま《さいをうがうま》
【塞翁が馬】
○[諺]人生の吉凶(キッキョウ)・禍福(カフク)は人には予測できないこ
と。また吉凶・禍福は変転し定まりないもの。
禍福や吉凶に一喜一憂(イッキイチユウ)することはないこと。
「人間(ニンゲン)万事(バンジ)塞翁が馬」,「禍福は糾(アザナ)える縄
(ナワ)の如(ゴト)し」,「吉凶は糾える縄の如し」とも呼ぶ。
参照⇒かふくはあざなえるなわのごとし(禍福は糾える縄の
如し)
◎『淮南子(エナンジ)』「人間訓(ジンカンクン)」にある故事から。
昔、国境の塞(トリデ)近くに住んでいた占い師の翁(オキナ)(老人)
の馬が隣りの胡(コ)の地に逃げてしまった。人々が気の毒がる
と老人は「これがどうして幸いとならないでしょう」と言った。
数ヶ月たつと、その馬が胡国の駿馬(シュンメ)を連れて戻って来
た。人々がお祝いに訪れると老人は「これがどうして災いとな
りえないでしょう」と言った。
二頭の間に良馬が生れ、老人の息子が喜んでその馬に乗って
いて落馬して足を負傷した。駆けつけた人々に老人は「これが
どうして幸いとならないでしょう」と言った。
一年後に胡の軍勢が侵入し、国中の元気な若者たちは戦って
十中九人まで死んだが、老人の息子は足が不自由であったため、
兵役を免(ノガ)れて無事で父子共々(トモドモ)命長らえたという。
★さいおうだい《さいわうだい》
【斎王代】
○京都の賀茂神社(カモジンジャ)の葵祭(アオイマツリ)で、斎王の代りを
務める女性。
京都市内の未婚の女性から選ばれる。相応の寄付が必要との
噂(ウワサ)もある。
参照⇒あおいまつり(葵祭),さいおう(斎王)
◎1956(昭和31)女人列、復活。
1967(昭和42)第12代斎王代、薫(第52代斎王代の母)。
1979(昭和54)第24代斎王代、山脇嘉美(第49代斎王代の叔母)。
1980(昭和55)第25代斎王代、西村和美(長女)。
1984(昭和59)第29代斎王代、西村和紗(次女)。
1985(昭和60)第30代斎王代、加島朋子(第46代斎王代の姉、
第55代斎王代の母)。
1990(平成 2)第35代斎王代、西村和納(三女)(京都市山科区)。
1991(平成 3)第36代斎王代、大島有美子(姉)。
1995(平成 7)第40代斎王代、大島朱美子(妹)(京都市上京区)。
1996(平成 8)第41代斎王代、大島朱美子(再選)。
1997(平成 9)第42代斎王代、山田奈々(姉)(京都市左京区)。
1999(平成11)第44代斎王代、吉田加緒理。
2000(平成12)第45代斎王代、佐竹亜紀(京都市左京区)。
2001(平成13)第46代斎王代、加島慶子(第30代斎王代の妹、
第55代斎王代の叔母)(京都市山科区)。
2002(平成14)第47代斎王代、倉斗絢子(クラカズ・アヤコ)(自宅は京
都市北区、東京都杉並区在住、白百合女子大学4年生)。
2003(平成14)第48代斎王代、山田利奈(妹)(京都市左京区)。
2004(平成16)第49代斎王代、加納麻里(京都市上京区)(第24
代斎王代の姪)。
2005(平成17)第50代斎王代、斎藤彩子(京都府大山崎町)。
2006(平成18)第51代斎王代、藤田菜奈子。
2007(平成19)第52代斎王代、森川香絵(京都市左京区、第12
代斎王代の娘)。
2008(平成20)第53代斎王代、村田紫帆。
2009(平成21)第54代斎王代、千万紀子。
2010(平成22)第55代斎王代、川崎麻矢(京都市東山区、第30
代斎王代の娘、第46代斎王代の姪)。
2011(平成23)第56代斎王代、金井志帆(同志社大学4年生)。
2012(平成24)第57代斎王代、亀井敦子(京都市下京区、呉服
店ゑり善社長の亀井邦彦の長女)。
2013(平成25)第58代斎王代、長瀬摩衣子(聖心女子大3年、
京都市左京区、東京都渋谷区在住、合成樹脂製品製造販売会社
キョーラク<大阪市>社長の長瀬孝充の長女)。
さいおうまつり《さいわうまつり》
【斎王まつり】
○三重県多気郡(タキグン)明和町(メイワチョウ)で毎年開催される祭り。
◎2007. 6. 3(平成19)第25回斎王まつりでメーンイベントの
総勢約130人による斎王群行が行われる。
さいおん
【サイオン】
◇[登録商標]SCION
○[交]トヨタ自動車の、アメリカ国内の若年購買層向け統一商
品群(ブランド)の名称。
アメリカ国内でのトヨタの高級車のブランド名は「レクサス
(LEXUS)」、その他は「トヨタ」。
日本名イストはxA、dBはxB。
◎2002. 2.28(平成14)「サイオン」の名称を発表。 3.27ニュー
ヨーク国際自動車ショーで試作車を発表。
ざいおん
【ザイオン】
◇[英]Zion、[羅]Sion
○⇒[1]しおん(シオン)
さいか《さひか》
【雑賀】
◇[日]Saika
○(1)[歴]紀伊国の一地方名(現:和歌山県和歌山市)。
「さいが(雑賀)」とも呼ぶ。
◎雑賀一揆:⇒さいかいっき(雑賀一揆)
雑賀鉢:⇒さいかばち(雑賀鉢)
○(2)和歌山県和歌山市西部の地区名。
地名としては雑賀崎(サイカザキ)・雑賀町(サイカマチ)・雑賀道(サイカミ
チ)・雑賀屋町(サイカヤマチ)・雑賀屋町東ノ丁(サイカヤマチヒガシノチョウ)があ
る。
★さいが
【サイガ】
◇[英]saiga、[学]Saiga tatarica
○[哺]ウシ目(偶蹄目)(Artiodactyla)ウシ科(Bovidae)サイガ
属(Saiga)の哺乳類。中形のレイヨウ(羚羊)。
大きな袋状の鼻を持ち、50度C〜マイナス20度Cという過酷
な気温環境に順応はている。
体形はシカ(鹿)に似て、オスには真っ直ぐで長い角があり、
メスには角がない。
オスは体長123〜170センチメートル・肩高60〜80センチメー
トル、メスはやや小型で体長108〜125センチメートル・肩高57
〜73センチメートル。
カザフスタンの草原に生息し、モンゴルにはモンゴルサイガ
(Saiga mongolica)が生息。
「オオハナレイヨウ(大鼻羚羊)」とも呼ぶ。
さいが
【催芽】
◇[日]saiga、[中]cuiya(催芽)
○(1)[植](種子や枝などの)芽の新生や休眠芽が発育を開始す
ること。
○(2)[農]人工的に種子の発芽を促進させる処理。
温熱・薬品などで行う。
◎催芽試験,催芽器([英]germinator)
○(3)[農]田畑に播(マ)く前に、作物の種子をあらかじめ発芽さ
せておくこと。
◎催芽床([英]germination bed),催芽箱
さいが《さひが》
【雑賀】
◇[日]Saiga
○[歴]⇒さいか(雑賀)(1)
さいかい
【西海】
◇[日]saikai/Saikai
○(1)西方の海。特に京都から見て西方の海ので、瀬戸内海ま
たは九州地方の海。
○(2)西海道の略。
⇒さいかいどう(西海道)
○(3)⇒さいかいちょう(西海町)
さいかい《さいくわい》
【崔嵬】
◇[中]chiwei
○(1)石や岩がゴツゴツと出で険しく、草木のない土山。
○(2)[形動]山が高く聳(ソビ)えるさま。
参照⇒らいかい(磊嵬)
○(3)[形動](転じて)殿舎・楼閣などの建物が高く、立派なさ
ま。
◎中国では「崔巍(cuiwei)」も用いられるが、訓音では「さいぎ
(崔巍)」となる。
参照⇒ぎぎ(巍巍)
さいかいちょう《さいかいちやう》
【西海町】
◇[日]Saikai Cho
○長崎県西彼杵半島(ニシソノギハントウ)の北端部、西彼杵郡(ニシソノギグ
ン)の町。
〈面積〉
67.23平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)9,235人。
◎1955(昭和30)面高村・七釜村が合併し西海村を発足。
1957(昭和32)瀬川村を編入。
1969(昭和44)町制施行。
さいかいちん
【西海鎮】
◇[中]Xihai Zhen、[英]Xihai City
○中国西部、青海省(Qinghai Sheng)(セイカイショウ)海北チベット族
自治州(Haibei Zangzu Zizhizhou)南部の海晏県(Haiyan Xian)
(カイアンケン)にある州都。
核兵器研究開発基地展示館(原子城展示館)がある。
「シーハイ鎮」とも呼び、別称は「原子城」。
◎1958(昭和33)中国初の核兵器研究開発基地を建設。
1964.10.(昭和39)中国初の原子爆弾の実験に成功。
1987(昭和62)核兵器研究開発基地を閉鎖。
1995. 5.15(平成 7)核兵器研究開発基地の国家現場検証を経
て、全面閉鎖を宣言。
2004. 7.24(平成16)核兵器研究開発施設を改装して原子城展
示館を開館。
さいかいっき《さひかいつき》
【雑賀一揆】
○[歴]安土桃山時代、紀伊国(現:和歌山県)雑賀地方を中心に
起った一向一揆。
全国統一を目指す織田信長が、1570(永禄13,元亀元)大坂の
石山本願寺を攻撃(石山合戦)。本願寺軍の主力は鈴木孫一(マゴ
イチ)が率いる雑賀地方の土豪・国人・本願寺門徒らの習練され
た鉄砲組(雑賀衆)で激しく抵抗。鉄砲の数も信長軍を上回る
3,000挺という。
1577(天正 5)信長は雑賀衆の本拠地である紀ノ川流域の雑賀
地方も攻撃するが失敗。のち羽柴秀吉が雑賀衆の太田城を水攻
めで攻略し、石山本願寺の勢力は急速に衰える。
1580(天正 8)勅命を受けて顕如(ケンニョ)(本願寺光佐)は信長と
和議して石山本願寺を退去、雑賀の鷺ノ森(サギノモリ)に移って、
一揆は解体した。
「さいがいっき(雑賀一揆)」とも呼ぶ。
参照⇒いしやまほんがんじいっき(石山本願寺一揆),さいか
ばち(雑賀鉢)
さいがいっき《さひがいつき》
【雑賀一揆】
○[歴]⇒さいかいっき(雑賀一揆)
さいかいどう《さいかいだう》
【西海道】
◇[日]Saikai Do
○(1)[歴]五畿七道の一つ。今の九州地方。
824(天長元)以降は筑前(チクゼン)・筑後(チクゴ)・豊前(ブゼン)
・豊後(ブンゴ)・肥前(ヒゼン)・肥後(ヒゴ)・日向(ヒュウガ)・大隅
(オオスミ)・薩摩(サツマ)の九国、および壱岐(イキ)・対馬(ツシマ)の二島
の総称。
大宰府が統轄した。
「西海(サイカイ)」,「鎮西(チンゼイ)」,「にしのみち(西の道,西道)」,
「西国(サイコク,サイゴク)」とも呼ぶ。
◎『古事記』では筑紫(ツクシ)・豊(トヨ)・肥(ヒ)(火)・熊襲(クマソ)
の四国。
『続日本紀』の7世紀末に筑・豊・肥をそれぞれ前後に分け、
熊襲は日向(ヒュウガ)とかわり、壱岐(イキ)・対馬(ツシマ)・多(「衣」
偏+(「睦」-「目」)+「丸」)(タネ)(種子島)が加えられ七国三島。
8世紀初め、日向から分離した薩摩(サツマ)・大隅(オオスミ)を加
え九国三島。
824(天長元)多ネを大隅に併合し、九国二島。
1596(慶長元)琉球を含める。
○(2)[歴][交]西海を通る幹線道路または西海への道。
★さいがいようでんごんだいやる
【災害用伝言ダイヤル】
○[通]
「1」と電話番号で伝言の記録(30秒)、「2」と被災地側の電話
番号で伝言の再生。
「171(いちなないち)」とも呼ぶ。
さいがく
【蔡鍔】
◇[中]Cai E
○[人]中国の清代末期〜中華民国初期の軍人・政治家(1882<光
緒 8.11. 9>〜1916.11. 8)。原名は艮寅(Genyin)(ゴンイン)、字
は松坡(Songpo)(ショウハ)。湖南省寶慶(邵陽市)の人。
1898(明治31)長沙の時務学堂に入学し、変法(国政改革)を唱
えた梁啓超(Liang Qichao)(リョウ・ケイチョウ)に師事。
日本に留学し、陸軍士官学校などで軍事学を学ぶ。
1904(明治37)帰国して江西・湖南・広西で軍事教官を務める。
1911(明治44)雲南省の新軍第19鎮第37協協統に就任。同年、
辛亥革命が勃発すると昆明で新軍を率いて革命派に呼応し、雲
南省を掌握。雲南軍政府が成立し、雲南都督に就任。
1913(大正 2)帝制復活を目指す袁世凱(Yuan Shikai)(エン・セイガ
イ)打倒の第二革命で、袁世凱に北京へ呼び戻され、陸軍部編訳
処副総裁の閑職を与えられ、厳しい監視下に置かれる。
1915(大正 4)変装して北京を脱出し、日本を経由して雲南に
戻る。12月12日に袁世凱が帝政復活を宣言し、袁世凱打倒のた
め唐継尭(Tang Jiyao)(トウ・ケイギョウ)・李烈鈞(Li Liejun)(リ・レツキ
ン)らとともに雲南省の独立を宣言し、護国軍を組織して第一軍
総司令に就任。
護国戦争での勝利後、四川都督に就任。
咽頭結核の治療のため日本に渡り、福岡大学病院で死去(35
歳)。
◎遺体は湖南省長沙の岳麓山に埋葬。
★さいかち
【サイカチ】
【皀莢】
○(1)[植]([学]Gleditsia japonica)マメ目(Fabales)マメ科
(Fabaceae)サイカチ属(Gleditsia)の落葉高木。
○(2)[虫]カブトムシの別称。
⇒かぶとむし(カブトムシ,カブト虫,兜虫,甲虫)(1)
さいかちむし
【サイカチムシ】
【皀莢虫】
○[虫]カブトムシの別称。
単に「サイカチ(皀莢)」とも呼ぶ。
⇒かぶとむし(カブトムシ,カブト虫,兜虫,甲虫)(1)
さいかばち《さいかばち》
【雑賀鉢】
○[歴]戦国時代、紀伊国(現:和歌山県)雑賀地方の雑賀衆が用
いた、飾りの少ない実用的な当世兜。
「さいがばち(雑賀鉢)」とも呼ぶ。
さいがばち《さいがばち》
【雑賀鉢】
○[歴]⇒さいかばち(雑賀鉢)
★さいかん《さいくわん》
【宰官】
○[仏]三十三身(サンジュウサンシン)の一つ、五人身(ゴニシンシ)の一つ。
「宰官身」とも呼ぶ。
参考⇒さんじゅうさんしん(三十三身)
さいかんしん《さいくわんしん》
【宰官身】
○[仏]⇒しょうおう(小王)
[1]さいき
【サイキ】
◇[英]psychi-/psych-
○[接頭辞]「霊魂・精神」を表す語形成要素。
参照⇒[1]さいこ(サイコ)
◎サイキック(psychic):超能力者。
サイキックス(psychics):心霊学。
サイカイアトリー(psychiatry):精神病学。
[2]さいき
【サイキ】
◇[希]psykhe
○⇒[1]ぷしけ(プシケ)
さいき
【佐伯】
◇[日]Saiki
○(1)⇒さいきし(佐伯市)
○(2)[古]⇒さいきちょう(佐伯町)
さいきし
【佐伯市】
◇[日]Saiki Shi
○大分県南東部の市。
「さえきし(佐伯市)」とも呼ぶ。
参照⇒おおにゅうじま(大入島)
◎広島県佐伯郡(サエキグン)に佐伯町(サイキチョウ)があった。
岡山県和気郡(ワケグン)には佐伯町(サエキチョウ)がある。
さいきせいはんしゃ
【再帰性反射】
◇[英]reflexive reflection
○[光]入射した光線が、入射した方向に戻る反射。
反射面に直径0.01ミリメートルほどの細かなガラスビーズが
塗布してあり、入射角に関係なく入射した光線が丸いビーズの
中で屈折を繰り返して元の方向に帰るようにしたもの。
道路標識・夜間反射シートなどに利用される。
さいきちょう《さいきちやう》
【佐伯町】
◇[日]Saiki Cho
○[古]広島県南西部、佐伯郡(サエキグン)の町。
〈面積〉
194.83平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万2,621人。
◎1955(昭和30)津田町・玖島村・浅原村・四和村・友和村が合
体して発足。
1982(昭和57)佐伯町(サエキチョウ)から佐伯町(サイキチョウ)に名称変更。
2003. 3. 1(平成15)廿日市市(ハツカイチシ)に編入。
◎大分県には佐伯市(サイキシ)がある。
岡山県和気郡(ワケグン)には佐伯町(サエキチョウ)がある。
さいきっく
【サイキック】
◇[英]psychic
○(1)霊媒(レイバイ)・心霊力の強い人。超能力者。
和製造語で「エスパー(esper)」とも呼ぶ。
○(2)超能力的な事柄。
さいきっくす
【サイキックス】
◇[英]psychics
○⇒しんれいけんきゅう(心霊研究)
さいきょう《さいぎやう》
【西行】
○(1)[人]⇒『人名辞典』さいぎょう(西行)
○(2)諸国・諸方を遍歴すること。また、その人。
◎西行法師が天下諸所を遍歴したことから。
○(3)[俗](転じて)職人・人夫などが各地の職場を渡り歩くこ
と。また、その人。
○(4)[芸]西行桜の略称。
⇒さいぎょうざくら(西行桜)
○(5)[女房詞][貝]アカニシ・タニシなどの巻貝。
○(6)不死身のしゃれ言葉。
◎富士見西行の絵姿から。
★さいぎょうざくら《さいぎやうざくら》
【西行桜】
○(1)[芸]能の一つ。
単に「西行」とも呼ぶ。
○(2)[楽]箏曲(地歌)の一つ。
単に「西行」とも呼ぶ。
さいきょうじ《さいけうじ》
【西教寺】
○滋賀県大津市の北部、坂本(サカモト)にある天台宗真盛派(シンゼイ
ハ)の総本山。山号は戒光山。
客殿は伏見城の遺構。
明智光秀の墓がある。
◎ 618[推古26]聖徳太子が師の高句麗僧慧慈(エジ)のために創
建と伝える
667[天智 6]天智天皇から「西教寺」の勅額(チョクガク)を賜(タマワ)
る。
平安時代、最澄・良源・源信ら天台僧によって再興。
元亨・正中年間(1321〜1326)慈威(ジイ)和尚(1281〜1356)に
よって伽藍が整備され、京都白川の法勝寺(ホッショウジ)の末寺と
なる。
1486(文明18)真盛(シンセイ)上人が入寺して円戒念仏道場として
発展の基礎をつくる。
1571(元亀 2. 9.)織田信長の延暦寺焼打ちで全山焼失。
1574(天正 2)坂本城主の明智光秀などの援助を得て復興。
1878(明治11)天台宗真盛派として独立。
さいきょうせん《そすきやうせん》
【埼京線】
○[交]東京都心と埼玉県を結ぶ、JR通勤電車の運行上の通称。
山手線・赤羽線・東北本線を通過し、赤羽駅と大宮駅間は専
用線。
〈停車駅〉
大崎(オオサキ)駅・恵比寿(エビス)駅・渋谷(シブヤ)駅・新宿(シンジュ
ク)駅・池袋(イケブクロ)駅・板橋(イタバシ)駅・十条(シュウジョウ)駅・赤
羽(アカバネ)駅・北赤羽(キタアカバネ)駅・浮間舟渡(ウキマフナド)駅・戸
田公園(トダコウエン)駅・戸田(トダ)駅・北戸田(キタトダ)駅・武蔵浦
和(ムサシウラワ)駅・中浦和(ナカウラワ)駅・南与野(ミナミヨノ)駅・与野本町
(ヨノホンマチ)駅・北与野(キタヨノ)駅・大宮(オオミヤ)駅。
さいきょうづか《さいけふづか》
【彩篋塚】
○[歴]朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の首都平壌(ピョンヤン)郊
外にある、中国の漢の楽浪郡時代の墳墓。
前・後二室から成る横穴式木室をもつ円墳。3個の漆塗りの
木棺を納める。
副葬品に人物画像の漆絵がある彩篋などが出土。
参照⇒らくろうぐん(楽浪郡)
◎「篋」は「四角い箱・籠(カゴ)」の意味。
さいきょうづけ《さいきやうづけ》
【西京漬け】
【西京漬】
○[食]白味噌(西京味噌など)をミリン(味醂)や酒でのばし、魚
の切身を漬け込んだもの。
焼いて食べる。
さいきょうみそ《さいきやうみそ》
【西京味噌】
○[食]京都地方産の、甘味の強い白味噌。
★さいきん
【細菌】
◇[英](単数形)bacterium(バクテリウム)/(複数形)bacteria
(パクテリア)
○[生]
〈形の種類〉
単球菌。
双球菌。
連鎖球菌。
ブドウ球菌。
短桿菌。
長桿菌。
連鎖状桿菌。
ラセン菌。
スピロヘータ。
短毛菌。
両毛菌。
周毛菌。
。
〈種類〉
好気性菌。
嫌気性菌。
。
◎グラム染色:⇒ぐらむせんしょく(グラム染色)
グラム陽性菌:⇒ぐらむようせいきん(グラム陽性菌)
グラム陰性菌:⇒ぐらむいんせいきん(グラム陰性菌)
◎腸内細菌:⇒ちょうないさいきん(腸内細菌)
善玉菌,悪玉菌
さいぐう
【斎宮】
○(1)伊勢神宮に奉仕した斎王。
⇒さいおう(斎王)
○(2)[歴]斎宮寮のこと。
⇒さいぐうりょう(斎宮寮)
○(3)斎王・斎院のいる宮殿。
○(4)[交]⇒さいくうえき(斎宮駅)
さいくうえき
【斎宮駅】
○[交]三重県多気郡(タキグン)明和町(メイワチョウ)大字斎宮(サイクウ)に
ある、近鉄山田線の駅。
漕代(コイシロ)駅(松阪市)と明星(ミョウジョウ)駅の間
さいぐうし
【斎宮司】
○[歴]⇒さいぐうりょう(斎宮寮)
さいぐうりょう《さいぐうれう》
【斎宮寮】
○[歴]斎宮に関する一切の事を掌る役所。別当以下の女官総勢
500余人をかかえていた。
文武天皇(8世紀初頭)の時代に設置され、伊勢多気郡竹郷に
あった。
「いつきのみやのつかさ(斎宮寮)」,「斎宮司(サイグウシ)」とも呼
ぶ。
◎三重県多気郡(タキグン)明和町(メイワチョウ)に斎宮跡があり、1979
(昭和54)国の史跡に指定され、斎宮歴史博物館がある。
さいくらみんさん
【サイクラミン酸】
◇[英]cyclohexylsulfamic acid
○[食]⇒ちくろ(チクロ)
さいくらみんさんなとりうむ
【サイクラミン酸ナトリウム】
◇[英]sodium cyclohexylsulfamate
○[食]⇒ちくろ(チクロ)
さいくろいど
【サイクロイド】
◇[英]cycloid
○[数]曲線(内サイクロイド)の一種。
平面上で、直線または曲線上を円が滑ることなく転がる時、
この円の円周上の一定点が描く軌跡。
「擺線(ハイセン)」とも呼ぶ。
また、円の内周に沿って転がる円の軌跡を「内サイクロイド」,
「内擺線」、外周に沿って転がる円の軌跡を「外サイクロイド」,
「外擺線」と呼ぶ。
◎サイクロイド曲線
内サイクロイド(hypocycloid):⇒あすてろいど(アステロイ
ド)(2)
外サイクロイド(epicycloid)。
★さいくろとろん
【サイクロトロン】
◇[英]cyclotron
○[理]イオン加速器(accelerator)の一種、原子核破壊装置。
さいくろないと
【サイクロナイト】
◇[英]cyclonite
○[化]⇒へきそーげん(ヘキソーゲン)
さいくろぷす
【サイクロプス】
◇[英]cyclops
○[ギ神]一つ目の巨人キュクロプス([希]Kyklops)の英語名。
⇒きゅくろぷす(キュクロプス)
さいくろぺでぃあ
【サイクロペディア】
◇[英]cyclopaedia
○[言]⇒ひゃっかじてん(百科辞典,百科事典)
さいくろめーたー
【サイクロメーター】
◇[英]cyclometer
○(車輪などの回転を利用した)走行距離計。
さいくろらま
【サイクロラマ】
◇[英]cyclorama
○(1)円形パノラマ。
参照⇒ぱのらま(パノラマ)
○(2)[劇]円形の背景幕。
さいくろん
【サイクロン】
◇[英]cyclone
○[気]インド洋に発生する強い熱帯低気圧・暴風雨。
参照⇒たいふう(台風,颱風),[1]はりけーん(ハリケーン)
◎ドイツ語:ツィクロン(Zyklon)。
フランス語:シクロン(cyclone)。
イタリア語:チクローネ(ciclone)。
スペイン語:シクロン(ciclon)。
さいけ
【サイケ】
◇[英]psyche、[希]psykhe
○(1)サイケデリック(psychedelic)の略称。
○(2)⇒[1]ぷしけ(プシケ)
★さいけいか
【崔圭夏】
◇[朝]Choi Kyuha(チェ・ギュハ)、[英]Choi Kyu Hah
○[人]韓国の第10代大統領(1919. 7.16〜2006.10.22)。在任:
1979.10.26(代行)〜、1979.12. 6〜1980. 8.16。
江原道原州市生れ。
さいけつ
【採血】
◇[英]drawing blood/collecting blood
○[医]輸血(ユケツ)・血液検査などのため、血管から血液を採取
すること。
通常は肘の内側の肘正中皮静脈(チュウセイチュウヒ・ジョウミャク)から採
取する。ここは表面近くの比較的太い静脈で、皮膚の下に青く
透けて見やえすい。
さいけん
【再見】
◇[中]zaijian
○⇒つぁいちぇん(ツァイチェン,再見)
さいけん
【再建】
○(1)失われていた建築物をもう一度建てること。
神社・仏閣の場合は「さいこん(再建)」とも呼ぶ。
参照⇒さいこん(再建)
○(2)一度衰(オトロ)えたり廃(スタ)れたりしていた団体・組織・文
明などを盛(モ)り返すこと。
◎会社を再建する
さいけんかいしゅうがいしゃ《さいけんくわうしうぐわいしや》
【債権回収会社】
◇[英]servicer
○[経]ノンバンクを含む金融機関の貸付債権やリース債権など
の回収・管理を、委託または買い取って行う専門会社。
暴力団などによる不適切な取り立てを防ぐため、一般企業の
商取引債権(売掛金など)は含まれない。
「サービサー」とも呼ぶ。
◎1998(平成10)制定された債権管理回収業に関する特別措置法
(略称:債権管理回収業法,サービサー法)で従来は弁護士に限ら
れていた債権回収業務が一般の民間会社にも認可された。
[1]さいこ
【サイコ】
◇[英]psycho-/psych-
○[接頭辞]「霊魂・精神」を表す語形成要素。
参照⇒[1]さいき(サイキ)
◎サイコロジー(psychology):心理学。
サイコアナリスト(psychoanalyst):精神分析医。
サイコキネシス(psychokinesis):念力。
サイコメトリー(psychometry):⇒さいこめとりー(サイコメ
トリー)
サイコメトリクス(psychometrics):精神測定学・心理統計
学。
サイコパシー(psychopathy):精神病質。
サイコセラピー(psychotherapy):心理療法。
[2]さいこ
【サイコ】
◇[英]psycho/psychotic
○(1)[俗]精神病者・精神異常者。
参照⇒さいこてぃっく(サイコティック)(2),さいこぱす(サ
イコパス)
○(2)[形]精神病の。
[3]さいこ
【サイコ】
◇Psycho
○[映]1960(昭和35)公開のアメリカのスリラー映画。
監督:アルフレッド・ヒッチコック(Alfred Hitchcock)。
出演:アンソニー・パーキンス(Anthony Perkins)、ジャネッ
ト・リー(Janet Leigh)など。
さいこ
【西湖】
◇[日]Sai Ko
○[地]山梨県南部、富士山北麓にある富士五湖の一つ。
富士山の貞観噴火(ジョウガンフンカ)の溶岩流による堰止湖(セキトメコ)。
面積2.1平方キロメートル、最大深度72メートル、湖面海抜
900メートル。
「にしのうみ(西湖)」とも呼ぶ。
参照⇒じょうがんふんか(貞観噴火),ふじごこ(富士五湖)
◎2011. 3.11(平成23)東日本大震災で副振動が発生。
参照⇒ふくしんどう(副振動)
◎中国にある湖は「せいこ(西湖)」。
⇒せいこ(西湖)
さいこ
【彩湖】
◇[日]Sai Ko
○[地]埼玉県戸田市(トダシ)にある、荒川(アラカワ)調節池の別称。
一部、さいたま市(旧浦和市)・和光市(ワコウシ)。
★ざいこ
【在庫】
◇[英]stock
○
参照⇒らんにんぐすとっく(ランニング・ストック)
ざいご
【在五】
○[人]在原業平(アリハラノナリヒラ)の異称。
⇒『人名辞典』ありはらのなりひら(在原 業平)
◎在五中将,在五が物語
さいごう《さいがう》
【西郷】
◇[日]Saigo
○(1)⇒さいごうそん(西郷村)。
○(2)[古]⇒さいごうちょう(西郷町)。
さいこううんえいやくいん《さいかううんえいやくゐん》
【最高運営役員】
○[経]⇒しーおーおー(COO)
さいごうかいかん《さいがうくわいくわん》
【西郷会館】
○[古]上野百貨店の通称。
⇒うえのひゃっかてん(上野百貨店)
さいこうがくふ《さいかうがくふ》
【最高学府】
○(1)最も高度な学問を学ぶ学校。
○(2)大学の別称。
⇒だいがく(大学)(3)
さいごうぐさ《さいがうぐさ》
【サイゴウグサ】
【西郷草】
○[植]ヒメムカシヨモギの別称。
⇒ひめむかしよもぎ(ヒメムカシヨモギ,姫昔蓬,姫昔艾)
さいこうけいえいせきにんしゃ《さいかうけいえいせきにんしや》
【最高経営責任者】
○[経]⇒しーいーおー(CEO)
さいこうけいえいやくいん《さいかうけいえいやくゐん》
【最高経営役員】
○[経]⇒しーいーおー(CEO)
さいこうさい《さいかうさい》
【最高裁】
○[法]⇒さいこうさいばんしょ(最高裁判所)
★さいこうさいばんしょ《さいかうさいばんしよ》
【最高裁判所】
◇[英]Supreme Court
○[法]
略称は「最高裁」。
参照⇒[3]こうとうほういん(高等法院)(2)
さいごうさつ《さいがうさつ》
【西郷札】
○[歴]西南戦争に際して西郷隆盛(タカモリ)の薩摩軍が軍費調達の
ため製造・発行した紙幣。
十円・五円・一円・五十銭・二十銭・十銭の6種。
◎紙を芯にして寒冷紗(カンレイシャ)2枚で挟んだもの。
さいこうしっこうせきにんしゃ《さいかうしつかうせきにんしや》
【最高執行責任者】
○[経]⇒しーおーおー(COO)
★さいこうぜん《さいかうぜん》
【最高善】
◇[羅]summum bonum
○[哲]
「至善(シゼン,シイゼン)」,「至高善(シコウゼン)」,「スムム・ボヌム」と
も、英語読みで「スマム・ボナム」とも呼ぶ。
さいごうそん《さいがうそん》
【西郷村】
◇[日]Saigo Son
○宮崎県北部、東臼杵郡(ヒガシウスキグン)の村。
◎同じ郡に東郷町(トウゴウチョウ)・南郷村(ナンゴウソン)・北郷村(キタゴ
ウソン)がある。
さいごうたかもりぞう《さいがうたかもりざう》
【西郷隆盛像】
○東京都台東区の上野公園にある銅像。
高村光雲の作で、1898.12.(明治31)建立。犬は後藤貞行の作。
◎この時の除幕式が「除幕式」の言葉の初めという。
◎犬は薩摩犬で、名前はツン。
さいこうだん《さいくわうだん》
【彩光弾】
○信号弾の一つ。発射すると空中で白・赤・緑などの色の光を
放(ハナ)つ。
夜間の通信連絡や警報に用いる。
さいごうちょう《さいがうちやう》
【西郷町】
◇[日]Saigo Cho
○[古]島根県隠岐郡(オキグン)にあった町。
隠岐島(オキノシマ)で最も大きな町。
◎2004.10. 1(平成16)西郷町・布施村(フセムラ)・五箇村(ゴカムラ)
・都万村(ツマムラ)が合併して隠岐の島町(オキノシマチョウ)を発足。
ざいごがものがたり
【在五が物語】
○[文]『伊勢物語』の異称。
◎在五中将(在原業平<アリハラノナリヒラ>)を主人公とする物語の意味。
さいこがるばのめーたー
【サイコガルバノメーター】
◇[英]psychogalvanometer
○[心]皮膚に着けた電極に微細な電気的刺激を与え、感情や反
応を測定する装置。
参照⇒ぽりぐらふ(ポリグラフ)(2)
◎「サイコ」は「心因の」、「ガルバノメーター」は「検流計」の意味。
さいこきねしす
【サイコキネシス】
◇[英]psychokinesis
○[心](超心理学で)精神力(念力)のみで物体を移動させる超能
力。また、その移動現象。
略称は「PK」で、「念動力(ネンドウリョク)」とも呼ぶ。
参照⇒てれぽーてーしょん(テレポーテーション)
さいごくさんじゅうさんしょ《さいごくさんじふさんしよ》
【西国三十三所】
○西国で、観音像を安置した33の寺院(観音霊場)。
「西国三十三札所」とも、単に「三十三所」とも呼ぶ。
参照⇒にほんひゃくばんかんのん(日本百番観音)
◎
〈和歌山県〉
< 1>青岸渡寺:⇒せいがんとじ(青岸渡寺)
< 2>紀三井寺(金剛宝寺):⇒きみいでら(紀三井寺)(1)
< 3>粉河寺:⇒こかわでら(粉河寺)
〈大阪府〉
< 4>施福寺(槙尾寺)。
< 5>葛(藤)井寺(剛琳寺)。
〈奈良県〉
< 6>壺坂寺(南法華寺):⇒つぼさかでら(壺阪寺)
< 7>岡寺(竜蓋寺)。
< 8>長谷寺(初瀬寺):⇒はせでら(長谷寺)(1)
< 9>興福寺南円堂。
〈京都府〉
<10>三室戸寺。
<11>上醍醐寺:⇒だいごじ(醍醐寺)
〈滋賀県〉
<12>正法寺(岩間寺)。
<13>石山寺:⇒いしやまでら(石山寺)
<14>三井寺(園城寺)。
〈京都府〉
<15>観音寺(今熊野)。
<16>清水寺:⇒きよみずでら(清水寺)
<17>六波羅蜜寺。
<18>頂法寺(六角堂)。
<19>行願寺(革堂)。
<20>善峰寺。
<21>穴太寺。
〈大阪府〉
<22>総持寺。
<23>勝尾寺。
〈兵庫県〉
<24>中山寺。
<25>清水寺。
<26>一乗寺。
<27>円教寺:⇒えんきょうじ(円教寺)(1)
〈京都府〉
<28>成相寺。
<29>松尾寺:⇒まつおでら(松尾寺)(2)
〈滋賀県〉
<30>宝厳寺。
<31>長命寺。
<32>観音正寺。
〈岐阜県〉
<33>華厳寺。
◎広域なため巡礼が困難として、のちに京都周辺の洛陽三十三
所観音巡礼が作られた。
さいごくさんじゅうさんふだしょ《さいごくさんじふさんふだしよ》
【西国三十三札所】
○⇒さいごくさんじゅうさんしょ(西国三十三所)
さいこぐらふ
【サイコグラフ】
◇[英]psychograph
○[心]ある個人または集団の身体的・心理的な特徴を表示した
図。
「心誌(シンシ)」とも呼ぶ。
さいこぐらふぃー
【サイコグラフィー】
◇[英]psychography
○(1)[心]⇒ねんしゃ(念写)
○(2)[心]念写で映し出された写真。
参照⇒ねんしゃ(念写)
さいごけしゅう《さいごけしう》
【西牛貨洲】
◇[梵]Apara-godaniya
○[仏]四大洲(シダイシュウ)の一つ。
参照⇒しだいしゅう(四大洲)
ざいごちゅうじょう《ざいごちゆうじやう》
【在五中将】
○[人]在原業平(アリワラノナリヒラ)の異称。
⇒『人名辞典』ありはらのなりひら(在原 業平)
◎「在原氏の五男」の意味。
さいごっぺ
【最後っ屁】
○⇒いたちのさいごっぺ(イタチの最後っ屁,鼬の最後っ屁)
さいこてぃっく
【サイコティック】
◇[英]psychotic
○(1)[形][心]精神病の、精神異常の。
○(2)[名][心]精神障害者・精神病者。
「サイコ(psycho)」とも呼ぶ。
参照⇒さいこぱす(サイコパス)
さいごのきし
【最後の騎士】
◇[英]the Last Knight
○[俗][人]⇒[1]まくしみりあんいっせい(マクシミリアン一世,
マクシミリアン1世)
★さいごのしんぱん
【最後の審判】
◇[英]The Last Judgement
○[宗]
キリシタン用語では「ジュイゾ([葡]juizo)」。
参照⇒ろくろくろく(666)
★さいごのばんさん
【最後の晩餐】
◇[英]The Last Supper
○(1)[宗]処刑を悟ったイエスが処刑前夜に12人の弟子ととも
にとった最後の食事。
食事前にイエスは弟子の足を自ら洗ったという。
○(2)[美]レオナルド・ダ・ビンチ(Leonardo da Vinci)の作品。
縦4.5メートル、横8.8メートル。
ミラノ教会の壁に描かれ、1498(明応 7)完成。
さいこぱす
【サイコパス】
◇[英]psychopath
○[心]精神病質者・異常人格者・変質者。
精神障害者(psychotic)(精神病者)より軽度の患者を指し、
心に傷を負ってはいるが日常は一般人とほとんど変わらない生
活を送っているレベル。
参照⇒さいこてぃっく(サイコティック)(2),[2]さいこ(サイ
コ)(1),そしおぱす(ソシオパス)
さいごべ
【最後屁】
○⇒いたちのさいごっぺ(イタチの最後っ屁,鼬の最後っ屁)
さいこめとりー
【サイコメトリー】
◇[英]psychometry
○(1)[心]人や物に触れて、その人や物の気配(ケハイ)、過去の様
子(ヨウス)などの情報を感知する、神秘的な力。
○(2)[心]⇒さいこめとりくす(サイコメトリクス)
さいこめとりくす
【サイコメトリクス】
◇[英]psychometrics
○[心]精神測定学。心理統計学。
さいころ
【賽子】
【骰子】
○正立方体の各面に一つから六つまでの点が打ってあり、遊び
や博打(バクチ)などに使う具。
「さい(賽,采,骰子)」,「ダイス([英]dice)」とも呼ぶ。
◎骰子(サイ)は投げられた:⇒るびこん(ルビコン)
浄土双六の骰子:⇒じょうどすごろく(浄土双六)
神はサイコロを振らない:参照⇒あいんしゅたいん(アイン
シュタイン)
さいこん
【再婚】
○配偶者と死別または離婚した人が、再び結婚すること。
三度目以上についても使用する。
参照⇒たいこんきかん(待婚期間),てれごにー(テレゴニー)
◎「去(イ)にあとにゆくとも、死にあとにゆくな」
さいこん
【再建】
○神社・仏閣などを再び建立(コンリュウ)すること。
「さいけん(再建)」とも読む。
参照⇒さいけん(再建)
さいごん
【サイゴン】
【西貢】
【塞昆】
◇Saigon
○[古]ホーチミン市(Ho Chi Minh City)の旧称。
⇒ほーちみん(ホーチミン)
◎もと南ベトナムの首都(1954〜1976)。
★さいごんかんらく
【サイゴン陥落】
○[歴]1975. 4.30(昭和50)、ベトナム戦争が終結する。
さいこんたん
【菜根譚】
◇[中]Caigen Tan
○[哲]中国明末の儒者洪応明(Hong Yingming)(コウ・オウメイ)の著書。
二巻、約三六十条。
儒教思想を中心に、仏教・道教思想を加味した人生訓・処世
訓。前巻には仕官・保身について、後巻には致仕(チシ)(退官)後
の閑居の楽しみを説く。
参照⇒こうおうめい(洪応明)
◎万暦年間(1573〜1619)ころに成立。
日本へは江戸時代に伝来し、1822(文政 5)出版されて広く愛
読されている。
さいさく
【砦柵】
◇[日]saisaku
○[軍]敵の侵入を防ぐため、城塞の垣(カキ)として設置した、先
の尖った木または竹の柵。
参照⇒きじょうさい(軌条砦)
参照⇒やらい(矢来),もがり(虎落)(1),ばりけーど(バリケー
ド)(1)
さいさく
【細作】
○(1)敵地に忍び込んで様子を探(サグ)る者。間諜(カンチョウ)・間
者(カンジャ)。
○(2)(特に)忍者・忍(シノ)びの者(モノ)。
⇒にんじゃ(忍者)
★ざいさんこ
【ザイサン湖】
◇Ozero Zaysan、[英]Lake Zaysan、[中]齋桑泊(Zhaisang Bo)
○[地]カザフスタン東部の湖。
「ザイサン・ノール(Zaisan-Nor)」とも呼ぶ。
参照⇒うるちすがわ(ウルチス河,額爾斉斯河,額尓斉斯河)
ざいさんのーる
【ザイサン・ノール】
◇Zaisan-Nor
○[地]⇒ざいさんこ(ザイサン湖)
さいじ
【さいじ】
○[古]海女が締(シ)めていたフンドシ(褌)。
仕事中、それ以外は身に着けず、上半身は裸だった。
◎1964(昭和39)東京オリンピックに際し、文明国にあるまじき
姿と考えた日本政府の強い指導で白い帷子(カタビラ)やウエット
スーツなどに切り替えられた。
さいしゅ
【歳首】
○年の始め。年頭(ネントウ)。
参照⇒さいちゅう(歳中)(1),さいまつ(歳末)
さいしゅう《さいしう》
【西収】
○⇒せいしゅう(西収)
さいしゅうとう《さいしうたう》
【済州島】
◇[朝]Chejudo
○[地]朝鮮半島の南西方の沖合にある火山島。
中央に漢拏山(カンナサン,ハンナサン)(1,950メートル)がそびえる。
韓国領で、周辺の島とともに済州道を成し、道庁所在地は済
州市。
海女(アマ)漁業で知られ、また付近海域はアジ・サバの好漁場。
「チェジュ島(ドウ)」,「チェジュド(済州島)」とも呼ぶ。
参照⇒いすんまんらいん(李承晩ライン)
〈面積〉
1,840平方キロメートル。朝鮮最大の島。
〈人口〉
1966(昭和41)33万6,000人。
◎古称は「耽羅(タンラ)」。
古くから三多(多風・多石・多女)の地として知られる。
◎2004. 2. 6(平成16)韓国文化財庁、南済州郡の海岸で約5万
年前のヒトの足跡の化石が発見されたと発表。
さいしゅうどう《さいしうだう》
【済州道】
◇[朝]Cheju-do
○朝鮮南部、済州島とその周辺の島から成る道。
道庁所在地は済州市。
「チェジュド(済州道)」とも呼ぶ。
◎1946(昭和21)全羅南道(Chollanam-do)から分離、設置。
さいしゅうとうかさんぶつ《さいしゆうたうかさんぶつ》
【最終糖化産物】
◇[英]Advanced Glycation End Products
○[生化]⇒えーじーいー(AGE)
さいしゅうへいき
【最終兵器】
◇[英]ultimate weapon
○(1)取って置きの兵器。隠していた兵器。
○(2)破壊力が強く、できることなら使用したくない兵器。
「リーサルウエポン(lethal weapon)」,「リーサルウエポン」と
も呼ぶ。
○(3)単に、最強の兵器。
○(4)核兵器の別称。
ざいしょ
【在所】
○(1)住んでいるところ。すみか(住処)・住所。
○(2)物の在(ア)る所。ありか(在処)・あり場所。
○(3)都会から離れたところ。いなか(田舎)・在郷・在(ザイ)。
○(4)生れ故郷。ふるさと(故里)・郷里。
さいじょう《さいでう》
【西条】
◇[日]Saijo
○(1)⇒さいじょうし(西条市)
○(2)広島県中部、東広島市の中心地区。
さいじょういなり《さいじやういなり》
【最上稲荷】
○岡山県岡山市北西部、高松稲荷(タカマツイナリ)にある、荼枳尼天
(ダキニテン)を祀(マツ)る妙教寺の稲荷。
参照⇒だきにてん(荼枳尼天,荼吉尼天,陀枳尼天,拏吉尼天)
さいしょうき
【崔承喜】
◇[朝]Choi Seung-hee(チェ・スンヒ)
○[人]朝鮮の女性舞踏家(1911〜1969. 8. 8)。日本統治下のソ
ウル生れ。夫はマネージャー安漠、娘は舞踏家安聖姫。
朝鮮民族の伝統舞踊とモダンダンスを融合させた舞踊を創作
し、世界的にも高い評価を得る。
朝鮮公演に来ていた前衛舞踏家の石井漠に弟子入りを希望し、
1926(大正15)日本に渡ってデビュー。
朝鮮の名前を名乗ってスターとなり、東劇・帝劇・歌舞伎座
などに出演。欧米でも公演。
第二次世界大戦後、ソウルに戻るが親日派として糾弾され、
夫・娘とともに北朝鮮に渡る。北京やモスクワでも公演するが、
夫の失脚が伝えられた後、1967(昭和42)から消息不明。
参照⇒そうしかいめい(創氏改名)
さいじょうし《さいでうし》
【西条市】
◇[日]Saijo Shi
○愛媛県東部の市。瀬戸内海の燧灘(ヒウチナダ)に面する。
◎2004.11. 1(平成16)東予市(トウヨシ)と周桑郡(シュウソウグン)の小松
町(コマツチョウ)・丹原町(タンバラチョウ)を編入。
さいじょうちょう《さいじやうちやう》
【西城町】
◇[日]Saijo Cho
○広島県北東部、比婆郡(ヒバグン)の町。
〈面積〉
226.91平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)4,983人。
◎1898(明治31)町制実施。
1954(昭和29)八鉾村を編入。
◎比婆郡には東城町(トウジョウチョウ)もある。
[1]さいじんぐ
【サイジング】
◇[英]sizing
○(1)(大きさに合せて)分類すること・並べること。
参照⇒[1]さいず(サイズ)
○(2)大きさに合せて作ること。大きさを合せること。寸法合
せ。
参照⇒[1]さいず(サイズ)
[2]さいじんぐ
【サイジング】
◇[英]sizing
○(1)紙ににじみ止めを塗ること。
参照⇒[2]さいず(サイズ)(1)
○(2)糸に糊(ノリ)やにじみ止めを塗ること。糊付け。
参照⇒[2]さいず(サイズ)(2)
さいしんせい
【最新世】
◇[英]Pleistocene
○[地]⇒こうしんせい(更新世)
さいす
【サイス】
◇[希]Sais
○[歴]古代エジプトの第24王朝・第26王朝(サイス朝)の首都。
現代名は「サ・アル・ハジャル(Sa al Hajar)」。
★[1]さいず
【サイズ】
◇[英]size
○(1)大きさ・寸法。
参照⇒[1]さいじんぐ(サイジング)
○(2)規模。
★[2]さいず
【サイズ】
◇[英]size
○(1)紙のにじみ止め。どうさ(礬水,陶砂)。
参照⇒[2]さいじんぐ(サイジング)(1)
◎酸性紙(acid paper):硫酸アルミニウム(礬水など)を使用。
中性紙(neutral paper):炭酸カルシウムなどを使用。
○(2)織物のにじみ止め。デンプンまたはゼラチン。
参照⇒[2]さいじんぐ(サイジング)(2)
[3]さいず
【サイズ】
◇[英]scythe
○(1)[農]長柄の大きな草刈り鎌。大鎌。
刀身は柄に対してほぼ直角に着けられ、立って両手で持ち、
足元をなぎ払うようにして使用する。
参照⇒しにがみ(死神,死に神)
◎小鎌(sickle):⇒しくる(シクル)
○(2)古代・中世の武器の一種。長柄・片刃の大鎌(オオガマ)。
刀身は柄の先に垂直に着けられている。
参照⇒ぱるちざん(パルチザン)(1),はるばーど(ハルバード),
なぎなた(薙刀,長刀,眉尖刀)(1)
◎フランス語:フォー(faux)。
さいすちょう《さいすてう》
【サイス朝】
◇[英]Saite Dynasty/26th Dynasty
○[歴]サイス(Sais)に都した古代エジプトの第26王朝(BC. 664
〜BC. 525)。
さいずむ
【サイズム】
◇[英]seism
○[地](英語で)地震。
⇒じしん(地震)
さいずも
【サイズモ】
◇[英]seismo-/seism-
○[接頭辞]「地震」を表す語形成要素。
◎サイズム(seism:地震。
サイズモロジー(seismology):地震学。
サイズモグラフ(seismograph):地震計。
サイズモメーター(seismometer):地震計。
サイズモグラム(seismogram):地震記象。
サイズモジスト(seismologist):地震学者。
さいずもぐらふ
【サイズモグラフ】
◇[英]seismograph
○[地]⇒じしんけい(地震計)
さいずもざーるす
【サイズモザールス】
◇[英]Seismosaurus
○[化生]⇒せいすもさうるす(セイスモサウルス)
さいずもめーたー
【サイズモメーター】
◇[英]seismometer
○[地]⇒じしんけい(地震計)
さいすもろじー
【サイスモロジー】
◇[英]seismology(サイズモロジー)
○[地]⇒じしんがく(地震学)
さいずもろじー
【サイズモロジー】
◇[英]seismology
○[地]⇒じしんがく(地震学)
ざいせ
【財施】
○[仏]法施(ホウセ)・無畏施(ムイセ)とともに三施の一つ。
金品を提供する物質的な布施(フセ)。
さいせい
【済生】
○生命を救うこと。
◎済生会,済生学舎,済生病院
さいせい
【歳星】
○[漢][天]五星の一つ、木星の漢名。
「太歳(タイサイ)」とも呼ぶ。
◎木星の公転周期は11.86年で、ほぼ12年で天を一周すること
から、木星の位置を基準にその歳の名が決められていた。
参照⇒じゅうにし(十二支)
さいせいいりょう《さいせいいれう》
【再生医療】
◇[英]regenerative medicine
○[医]ES細胞などによって、病気や事故で失った組織・臓器
などを再生させる医療。
◎場合によっては、失われた組織・臓器以上の機能を得ること
も考えられる。
参照⇒でざいなーべびー(デザイナーベビー),さいぼーぐ(サ
イボーグ),どーぴんぐ(ドーピング)
★さいせいかい《さいせいくわい》
【済生会】
○恩賜財団済生会の略称。
全国に60余の医療施設(病院・乳児院・整肢学院など)を有す
る。
◎1911. 2.(明治44)貧民済生に関する勅語発布。明治天皇から
の宮廷費150万円の下賜金と民間の寄付金により貧民医療を目
的に同年5月発足。
1952(昭和27)社会福祉法人に改組。
第???代会長徳川家達(イエサト)。
◎設立当初は大逆事件後の社会不安の緩和策の一つで、政府予
算の配分を受け各府県に支部を置き、公的機関の性格を持って
いたが、現在は民間団体として経営されている。
◎多摩済生病院:東京都小平市美園町(ミソノチョウ)3丁目。呼吸器
系。
さいせいがくしゃ
【済生学舎】
○[歴]明治期の私立の医学校。
医家長谷川泰(タイ)が1876. 4.(明治 9)学歴や学費などの関係
で大学に行けない人々のために創設。
当初は女子を受け入れなかったが、1884(明治17)高橋瑞子(ミ
ズコ)が三日も門前に立ちつくし塾長と直談判の末、入学の許可
を得る。その結果、入学試験がなく、女子も自由に入学できる
ようになった。しかし、学内に芙蓉団と称する不良学生が男女
交際を迫り風紀を乱し刑事事件を起したため、1900(明治33)女
子学生の入学を拒絶した。
このため吉岡荒太(アラタ)・弥生(ヤヨイ)夫妻は東京女子医科大学
の前身、1900.12. 5(明治33)東京女医学校を設立した。
◎野口英世らを輩出。
1904. 4.(明治37)設立された日本医学校に吸収。
さいせいぐ
【崔済愚】
【崔濟愚】
◇[朝]Choe Che-U
○[人]李氏朝鮮の末期の民間宗教家(1824〜1864)。朝鮮読みは
「チェ・ジェウ」。慶尚道慶州の没落両班(ヤンバン)出身。
1860年、カトリック教の「西学」に対し「東学(トンハク)(Tonghak)」
と呼んで、民族宗教を基礎に新興宗教を創始。南韓一帯に普及。
洋和(ヨウワ)の排斥と貪官汚吏(ドンカンオリ)の懲伐を唱えたため、朝
鮮政府は社会不安を醸(カモ)すとして1864年崔済愚を処刑。
参照⇒とうがく(東学,東學),とうがくとうのらん(東学党の
乱)
◎崔時亨(チェ・シヒョン)(Choe Sihyong)が第2代教主となる。
さいせいぞく
【再生族】
◇[梵]dvija
○[歴]古代インドのバラモン教(婆羅門教)で、カースト(caste)
の上層3階級の総称。
バラモン(Brahman)(司祭)・クシャトリア(Ksatriya)(王族)
・バイシャ(Vaisya)(平民)で、下層民のスードラ(Sudra)(奴隷)
は含まれない。
少年時にバラモン教の聖典ベーダ(吠陀)を学習する入門式ウ
パナヤナ(upanayana)を受けて再生するという思想によるもの。
参照⇒かーすとせいど(カースト制度)
★さいせいびょういん《さいせいびやうゐん》
【済生病院】
○[医]
◎1893(明治26)婦人社会運動家瓜生岩(ウリウ・イワ)が創設。
さいせんれいは
【再洗礼派】
◇[英]Anabaptists(アナバプティスツ)
○[宗]キリスト教プロテスタントの中で、幼児洗礼(pedobap-
tism)の無効をとし、成人に再度の洗礼を要求する教派。
『聖書』を尊重し、絶対平等の社会組織と財産の共有を主張。
16世紀の宗教改革期に南ドイツに出現し、北ドイツ・ネーデ
ルランド(オランダ)に広まり、弾圧を受けて多くは北アメリカ
に移住。
メノナイト派・アーミッシュなど。
参照⇒めのないとは(メノナイト派),あーみっしゅは(アーミッ
シュ派),どいつのうみんせんそう(ドイツ農民戦争)
さいだ
【サイダ】
◇Saida/Sayda
○レバノン南西部、南レバノン県(Mohafazat ej Jnoub)北西部
の県都。地中海に面する港湾都市。石油の積出港。
〈人口〉
1963(昭和38) 2万2,000人。
1985(昭和60)10万人。
2002(平成14)14万人(推計)。
◎古代フェニキアの都市国家シドン([希]Sidon)。
★さいだー
【サイダー】
◇[英]cider
○(1)[食](hard cider)リンゴ酒。
⇒しーどる(シードル)
○(2)[食](sweet cider)リンゴ・ジュース。
○(3)[国][食](soda pop)炭酸ガス入りの清涼飲料水の一種。
炭酸水に香料・砂糖などを加えたもの。
参照⇒みつやさいだー(三ツ矢サイダー),らむね(ラムネ),れ
もねーど(レモネード)
◎夏の季語。
◎薄い砂糖水に炭酸ソーダ(炭酸ナトリウム)とクエン酸を加え
て混ぜると手製のサイダーを作ることができる。
さいたいけつ
【臍帯血】
◇[英]umbilical cord blood
○[医]新生児と胎盤をつないでいた「臍の緒(ヘソノオ)」の血液。1
度に約30ミリリットル、採取できる。
造血幹細胞を豊富に含む。
参照⇒はっけつびょう(白血病)
◎2002. 2. 4(平成14)東海大学医学部の堀田知光教授の研究グ
ループが、人工的に増やした臍帯血を骨髄の難病患者(50代の
女性)に初移植。
臍帯血30ミリリットルでは体重40キログラム以下の患者にし
か移植できないので、マウスの細胞の助けを借りて大幅に増殖
させたもの。
★さいだいじ
【西大寺】
○(1)奈良県奈良市にある真言律宗の総本山。
南都七大寺の一つ。
○(2)岡山県岡山市東区の地名・地域名。
西大寺がある。
参照⇒さいだいじ(西大寺)(3)
○(3)岡山県岡山市東区西大寺にある真言宗の寺。山号は金陵
山。観音院と普門坊円満院がある。
参照⇒えよう(会陽)
○(4)[交]⇒さいだいじえき(西大寺駅)
○(5)[俗][交]近鉄の大和西大寺駅の略称。
⇒やまとさいだいじえき(西大寺駅)
○(6)[古]奈良市の西大寺で売った薬、豊心丹(ホウシンタン)の別称。
さいだいじえき
【西大寺駅】
○(1)[交]岡山県岡山市西大寺にある、JR赤穂線の駅。
大富(オオドミ)駅(邑久町)と大多羅(オオダラ)駅(岡山市)の間。
○(2)[俗][交]近鉄の大和西大寺駅の略称。
⇒やまとさいだいじえき(西大寺駅)
◎岡電東山本線には西大寺町駅(岡山県)がある。
岡電清輝橋線には新西大寺町筋駅(岡山県)がある。
近鉄奈良線・京都線・橿原線には大和西大寺駅(奈良県)があ
る。
さいだいじえよう《さいだいじゑやう》
【西大寺会陽】
○[暦]⇒えよう(会陽)
ざいたくさんぼんばしら
【在宅三本柱】
【在宅3本柱】
○[福]在宅福祉サービスの、ホームヘルプサービス、ショート
ステイ、デイサービスの総称。
さいたちょう《さいたちやう》
【財田町】
◇[日]Saita Cho
○[古]香川県西部、三豊郡(ミトヨグン)の町。
〈面積〉
47.16平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)4,674人。
◎1970(昭和45)町制施行。
2006. 1. 1(平成18)三豊郡の全7町が合併して三豊市を発足。
さいたまけん
【埼玉県】
◇[日]Saitama Ken
○本州、関東地方中央部の県。
県庁所在地はさいたま市。
〈面積〉
1978(昭和53)3,799.32平方キロメートル。
1980(昭和55)3,799平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)482万1,000人。
1980(昭和55)542万0,340人。
2002(平成14)699万9,757人(7月1日現在)。
2002(平成14)700万1,933人(男3529,679人・女347万2,254人)
(8月1日現在)。
◎県花はサクラソウ、県鳥はシラコバト、県木はケヤキ。
◎1869(明治 2. 2. 9)大宮県、武蔵県から独立。同年9月29日
浦和県と改称。
2001. 5. 1(平成13)浦和市(旧県庁所在地)・大宮市・与野市
が合併してさいたま市が成立し、県庁舎はそのままで所在地名
はさいたま市に変更。
さいたまけんこどもどうぶつしぜんこうえん
《さいたまけんこどもどうぶつしぜんこうゑん》
【埼玉県こども動物自然公園】
○埼玉県東松山市(ヒガシマツヤマシ)岩殿(イワドノ)554にある、「ふ
れてみる、体験してみる」がテーマの県立動物園。
電話:0493-35-1234。休園日は月曜日。
さいたまこうそくてつどう《さいたまかうそくてつだう》
【埼玉高速鉄道】
○[交]埼玉県初の地下鉄埼玉高速鉄道線を運行する第三セクタ
ー。本社、さいたま市(旧浦和市)。
浦和美園駅(さいたま市大門)から赤羽岩淵駅(東京都北区)の
全長14.6キロメートルを運行。
◎赤羽岩淵駅で東京地下鉄(東京メトロ)南北線に、目黒駅から
は東急目黒線に乗り入れ、武蔵小杉駅(川崎市)に至る。
◎1995(平成 7)着工、約2,587億円をかけ建設。
2001. 3.28(平成13)開業。初乗り運賃210円で地下鉄では日
本一高い。
さいたまし
【さいたま市】
◇[日]Saitama Shi
○埼玉県の市。県庁所在地。
〈面積〉
168平方キロメートル。
〈人口〉
2002(平成14)105万0,198人(10. 1現在)
◎2001. 5. 1(平成13)浦和市(旧県庁所在地)・大宮市・与野市
が合併して成立。
市庁舎は旧浦和市庁舎。
公募では1位は埼玉市、2位がさいたま市、3位が大宮市で
あった。
2003. 4. 1(平成15)全国13番目の政令指定都市へ移行。
さいたましんぶん
【埼玉新聞】
○[経][通]埼玉全県域を対象とする日刊紙。
本社は埼玉県 さいたま市北区。
◎1944(昭和19)社団法人埼玉新聞社として発足・創刊。
1955(昭和30)株式会社埼玉新聞社に改組。
さいたますいぞくかん《さいたますいぞくくわん》
【さいたま水族館】
○埼玉県羽生市にある水族館。
◎1983.10.(昭和58)淡水魚専門の水族館として開館。
さいたまだいがく
【埼玉大学】
○[教]埼玉県さいたま市下大久保(旧浦和市)に本部を置く国立
大学。
◎1921(大正10)浦和高等学校、創立。
1949(昭和24)浦和高等学校・埼玉師範学校・埼玉青年師範学
校を母体に、新制大学の埼玉大学(文理学部・教育学部)を発足。
1954(昭和29)経済短期大学部を設置。
1963(昭和38)工学部を設置。
1965(昭和40)文理学部を改組し、教養学部・経済学部・理工
学部を設置。
1976(昭和51)理工学部を理学部と工学部に分離。
1996(平成 8)経済短期大学部を経済学部内に転換。
さいたまりそなぎんこう《さいたまりそなぎんかう》
【埼玉りそな銀行】
○[経]りそなグループの都市銀行の一つ。埼玉県内を営業基盤
とする。
本店は埼玉県さいたま市。
◎2003. 3. 1(平成15)大和銀行・あさひ銀行が合併・再編し、
りそな銀行と埼玉りそな銀行を発足。
2003. 3. 3(平成15)営業開始。
参照⇒あさひぎんこう(あさひ銀行),
さいたん
【歳旦】
○一月一日の朝。元旦。
「歳朝(サイチョウ)」とも呼ぶ。
さいちゅう
【歳中】
○(1)一年中。また、その年の内。
参照⇒さいしゅ(歳首),さいまつ(歳末)
○(2)[暦]陰暦五月から八月までの4ヶ月のこと。
◎歳朝(サイチョウ):陰暦一月から四月までの4ヶ月のこと。
さいちゅうちじゅんほう《さいちゆうちじゆんはふ》
【歳中置閏法】
○[暦]平気法(ヘイキホウ)における閏月(ウルウヅキ)の決定方法。
平気法では一ヶ月が30日であるが、実際の一年を12等分した
間隔(365.25 ÷ 12 = 30.4375)より短い。このため、冬至点
を十一月に固定すると、一ヶ月がまるまる実際の一年を12等分
した間隔の中に含まれてしまう月が生じる。
この月に閏を置く。
参照⇒へいきほう(平気法),ちじゅんほう(置閏法)
さいちゅうろう《さいちゆうらう》
【蔡中郎】
◇[中]Cai Zhonglang
○[人]⇒さいよう(蔡ヨウ)
さいちょう《さいてう》
【歳朝】
○(1)一月一日の朝。元旦。
「歳旦(サイタン)」とも呼ぶ。
○(2)[暦]陰暦一月から四月までの4ヶ月のこと。
◎歳中(サイチュウ):陰暦五月から八月までの4ヶ月のこと。
○(3)[歴]毎年、朝廷に来朝すること。
さいづちあたま
【才槌頭】
○⇒つちのこ(槌の子)(1)
ざいで
【ザイデ】
◇[独]Seide
○(ドイツ語で)絹・絹糸・絹織物。
さいてす
【CITES】
【サイテス】
◇[英]Convention on International Trade in Endangered
Species of Wild Fauna and Flora
○ワシントン条約の略称。
⇒[1]わしんとんじょうやく(ワシントン条約)
ざいでんしゅとらーせ
【ザイデンシュトラーセ】
◇[独]Seidenstrasse
○[歴]シルクロード(Silk Road)のドイツ語名。
⇒しるくろーど(シルクロード)
さいと
【サイト】
◇[英]-cyte
○[接尾辞]「細胞」を表す語形成要素。
◎メラノサイト(melanocyte):色素細胞。
エリスロサイト(erythrocyte):赤血球。
ブラストサイト(blastocyte):赤芽細胞(正赤芽球)。
メガケイリョサイト(megakaryocyte):巨核球。
アクロモサイト(achromocyte):無ヘモグロビン血球(無血色
素血球)。
エリプトサイト(elliptocyte):円赤血球。
アクロマトサイト(achromatocyte):三日月形赤血球。
ドレパノサイト(drepanocyte):鎌形赤血球(鎌形血球)。
ルーコサイト(leukocyte,leucocyte):白血球。
グラニュロサイト(granulocyte):顆粒白血球。
アラグニュロサイト(agranulocyte):無顆粒白血球。
リンポサイト(lymphocyte):リンパ球。
Tリンポサイト(T lymphocyte):T細胞。
ファゴサイト(phagocyte):食細胞。
ガメトサイト(gametocyte):配偶子母細胞。
オーサイト(oocyte):卵母細胞.。
スペルマトサイト(spermatocyte):精母細胞。
アディポサイト(adipocyte):脂肪細胞。
エイケリョサイト(akaryocyte):無核細胞。
アメボサイト(amebocyte):変形細胞(アメーバ様細胞)。
アミーボサイト(amoebocyte):変形細胞(アメーバ様細胞)。
アストロサイト(astrocyte):星状膠細胞。
アスロサイト(athrocyte):集受細胞。
コーエナサイト(choanocyte):襟細胞。
サイトプラズム(cytoplasm):細胞質。
さいど
【サイド】
◇[英]-cide
○[接尾辞]「殺し・殺す人」を表す語形成要素。
◎スーサイド(suicide):自殺。
ホミサイド(homicide):殺人・殺人者。
パトリサイド(patricide):父殺し・父親殺し。
マトリサイド(matricide):母殺し・母親殺し。
フラトリサイド(fratricide):兄弟殺し・姉妹殺し。
インファンティサイド(infanticide):幼児殺し。
ジェノサイド(genocide):大量虐殺。
レジサイド(regicide):国王殺し・大逆罪。
バーミサイド(vermicide):殺虫剤・駆虫剤。
ハーブサイド(herbicide):除草剤。
ジャーミサイド(germicide):殺菌剤。
エコサイド(ecocide):環境破壊。
さいど
【済度】
○(1)[仏]仏・菩薩が、苦海(クカイ)で迷い苦しんでいる衆生(シュ
ジョウ)を救い出し、法を説き悟(サト)りを開かせて彼岸(ヒガン)へ
導き渡らせること。
参照⇒くかい(苦海),ぐぜいのふね(弘誓の船)
◎「済」は「すくう」、「度」は「わたす」の意味。
○(2)(転じて)困り苦しんでいる境遇から助け出すこと。
さいどあーむ
【サイドアーム】
◇[英]side arms
○(1)腰に帯びる携帯用の武器。刀・ピストルなど。
○(2)(特に)猛獣のハンティングなどで、小銃が不調のときに
身を守る、マグナムなどの強力な拳銃。
さいとう
【菜豆】
○[植]インゲンマメの別称。
⇒いんげんまめ(インゲンマメ,隠元豆,菜豆)(1)
さいどぅしゃりふ
【サイドゥシャリフ】
◇Saidu Sharif
○パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber
Pakhtunkhwa Province)北部のマラカンド県(Malakand Divi-
sion)東部にあるスワート地区(Swat District)の中心地。
さいどえふぇくと
【サイドエフェクト】
【サイド・エフェクト】
◇[英]side effect
○(薬などの)副作用。
参照⇒あふたーえふぇくと(アフターエフェクト)(3)
さいどかー《さいどかあ》
【サイドカー】
◇[英]sidecar
○(1)[交]オートバイなどの横につけた一輪の座席車または荷
物運搬車。また、それをつけたオートバイ。
自転車のものもあった。
「側車」とも呼ぶ。
参照⇒おーとばい(オートバイ)
○(2)[食]カクテルの一種。ブランデー・リキュール・レモン
ジュースを三分の一づつ等量に混ぜたもの。
★さいとかいん
【サイトカイン】
◇[英]cytokine
○[生化]細胞が分泌する糖タンパク質の一種。生物活性の情報
を伝達する物質の総称。
参照⇒[2]えーえすしー(ASC)
◎インターロイキン(interleukin):白血球が分泌するサイト
カイン。
リンホカイン(lymphokine):。
モノカイン(monokine):。
ケモカイン(chemokine):。
アディポカイン(adipokine):⇒あでぃぽかいん(アディポカ
イン)
さいとし
【西都市】
◇[日]Saito Shi
○宮崎県中部の市。
北西に西都原(サイトバル)古墳群がある
参照⇒さいとばるこふんぐん(西都原古墳群)
さいどすぴん
【サイドスピン】
◇[英]sidespin
○[運](テニス・卓球などで)打球を水平に回転させること。
参照⇒とっぷすぴん(トップスピン),ばっくすぴん(バックス
ピン)
さいどどらむ
【サイドドラム】
【サイド・ドラム】
◇[英]side drum
○[楽]⇒こだいこ(小太鼓)(2)
ざいどは
【ザイド派】
◇[英]Zaidi Shi'ite Sect
○[宗]イスラム教シーア派の一派。
参照⇒しーあは(シーア派)
◎2004. 9.10(平成16)反米指導者フセイン・フーシ師(anti-U.
S. rebel cleric Hussein al-Houthi)、イエメン政府軍の攻撃
で死亡。
さいとばるこふんぐん
【西都原古墳群】
○[歴]九州の代表的古墳群で、宮崎県西都市西都原にある5世
紀ころ古墳時代中期のもの。
豪族の前方後円墳や、その間に点在する小円墳など、大小
311基の古墳がある。
家形埴輪(ハニワ)などの形象(ケイショウ)埴輪が出土。
◎男狭穂塚(オサホヅカ):ニニギノミコト(瓊瓊杵尊)の墓と伝えら
れる。
女狭穂塚(メサホヅカ):コノハナノサクヤヒメ(木花之開耶姫)の
墓と伝えられる。
さいどべんつ
【サイドベンツ】
【サイド・ベンツ】
◇[英]side vents
○[服]背広の上着(ウワギ)の裾(スソ)、両脇にある切り開き(スリッ
ト)。また、その形式の背広。
カジュアル・スポーティーなもの。
参照⇒せんたーべんつ(センターベンツ,センター・ベンツ)
◎軍服にも多く採用されている。
さいどほーす
【サイドホース】
【サイド・ホース】
◇[米]side horse
○(1)[運]体操競技種目の一種。
⇒あんば(鞍馬)(2)
○(2)[運](1)の運動用具。
⇒あんば(鞍馬)(3)
ざいとほらんとしゅう《ざいとほらんとしう》
【ザイトホラント州】
【ザイト・ホラント州】
◇[蘭]Provincie Zuid-Holland、[英]South Holland Province
○オランダ南西部の州。北東部をノルトホラント州(Provincie
Noord-Holland)に接し、西部を北海(North Sea)に面する。
州都はハーグ(Den Haag)。
「ゾイトホラント州」とも呼ぶ。
〈面積〉
2,859.51平方キロメートル。
3,445.74平方キロメートル。
〈人口〉
1996(平成 8)333万2,860人(1月1日現在)。
2002(平成14)343万1,700人。
2003(平成15)344万8,369人(9月30日現在)。
2004(平成16)345万3,000人。
さいどみらー
【サイドミラー】
◇[和製英語]side mirror
○[交]⇒どあみらー(ドアミラー)
さいどわいんだー
【サイドワインダー】
◇[英]AIM-9 Sidewinder
○[軍]アメリカ製の赤外線追尾式の空対空ミサイル(AAM)A
IM−9の通称。
優れた追尾能力を持つ近距離ミサイルで、ドッグファイトに
使用される。
ざいとん
【ザイトン】
◇Zayton/Zaiton/Zaytun
○[古]中国の泉州市のアラビア語名。
⇒せんしゅうし(泉州市)
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