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                 百   科   辞   書     《さ》      編集:獨  澄旻

-------- さ ----------------------------------------------------
さー
	【サー】
	◇[英]Sir
	○(1)(英語で)男性に対する丁寧な呼び掛け。目上の男性に呼
	びかける敬称。あなた・先生・旦那(ダンナ)。
	 参照⇒あいあいさー(アイアイサー)
	○(2)イギリスで、バロネット(baronet)(準男爵)またはナイト
	(knight)のクリスチャンネームに冠する男性の敬称。卿(キョウ)。
	 バロネットまたはナイトの爵位を授与された女性、またはバ
	ロネット・ナイトの男性の夫人は「デイム(Dame)」と呼ばれる。
	 参照⇒でいむ(デイム)
	◎名または姓名に冠し、姓だけには用いない。
★[1]ざ
	【座】
	○(1)座る場所・席(セキ)・座席(ザセキ)。
	○()[]
[2]ざ
	【座】
	◇[英](単数形)locus/(複数形)loci
	○[生]遺伝子座(gene locus)の略称。
	 ⇒いでんしざ(遺伝子座)
さあだ
	【サアダ】
	◇Sa'dah
	○⇒さーだ(サーダ)
さあだしゅう《さあだしう》
	【サアダ州】
	◇Muhafazat Sa'dah、[英]Sadah Governorate
	○⇒さーだしゅう(サーダ州)
ざあます
	【ざあます】
	○⇒ざます(ざます)(2)
ざあますことば
	【ざあます言葉】
	○[東京方言]会話の中に「ざあます」の言葉を多用する、上品ぶっ
	た言葉遣い。
	 東京山の手の有閑階級の婦人が多く使用する。
	 参照⇒ざます(ざます)(2)
	◎コメディアンのトニー谷(1917〜1987)(男性)が、おもしろお
	かしく使ってみせていた。
さあるはじゃる
	【サ・アル・ハジャル】
	◇Sa al Hajar
	○古代エジプトの都市サイス([希]Sais)の現代名。
	 ⇒さいす(サイス)
さい
	【サイ】
	◇[英]sigh
	○(1)[自動]ため息をつく。
	○(2)[自動]憧れる。
	○(3)[他動]ため息をついて言う。
	○(4)[名]ため息。
さい
	【サイ】
	【SAI】
	○[交]トヨタ自動車のハイブリット(HV)乗用車(セダン)。
	◎2009.12.(平成21)発売。
★さい
	【サイ】
	【犀】
	○[哺]奇蹄目(Perissodactyla)サイ科(Rhinocerotidae)の哺乳
	類の総称。アフリカ・アジアの熱帯地方に生息。
	 インドサイ(Rhinoceros unicornis)。
	 ジャワサイ(Rhinoceros sondaicus):⇒じゃわさい(ジャワ
	サイ,ジャワ犀)
	 シロサイ(Diceros simus)。
	 クロサイ(Diceros bicornis):⇒くろさい(クロサイ,黒犀)
	◎英語:ライノスロス(rhinoceros)。
	 フランス語:リノセロス(rhinoceros)。
	 スペイン語:リノセロンテ(rinoceronte)。
	 イタリア語:リノチェロンテ(rinoceronte)。
	 ドイツ語:ナショルン(Nashorn)。
	 ロシア語:ノソログ(nosorog)。
	 アフリカーンス語:レノスター(renoster)。
	 中国語:犀牛(xiniu)。
	◎"rhinoceros"は「鼻(rhis)」と「角(keras)」から。
さい
	【載】
	○(1)載(ノ)せること。
	◎積載
	○(2)書き記すこと、
	◎記載
	○(3)とし(歳)。
	◎千載一遇(センザイイチグウ)
	○(4)[数]数の単位。10の44乗。正(セイ)の一万倍、極(ゴク)の一
	万分の一。
さい
	【賽】
	【采】
	【骰子】
	○⇒さいころ(賽子)
	◎賽は投げられた:行動は既に始まった。
	 参照⇒るびこん(ルビコン)
さーい
	【サーイ】
	◇Sa'ai
	○[宗]イスラム教で聖地巡礼(ハジ)の初日に行われる、カーバ
	神殿に隣接するサファー(Safa)とマルワ(Marwah)の丘を3往復
	する神事。
	 「探泉往環」とも呼ぶ。
	 参照⇒[1]はじ(ハジ)
さいあにでぃん
	【サイアニディン】
	◇[英]cyanidin
	○[生化](英語で)シアニジン([独]Cyanidin)
	 ⇒しあにじん(シアニジン)
さいあにん
	【サイアニン】
	◇[英]cyanine/cyanin
	○[写]⇒しあにん(シアニン)
さいあの
	【サイアノ】
	◇[米]cyano-
	○[接頭]⇒しあの(シアノ)
さいあのたいぷ
	【サイアノタイプ】
	◇[米]cyanotype
	○⇒あおじゃしん(青写真)(1)
さいあみん
	【サイアミン】
	◇[英]thiamine
	○[生化]ビタミンB1の別称。
	 ⇒びたみんびーいち(ビタミンB1)
さいいき《さいゐき》
	【西域】
	◇[中]Xiyu
	○⇒せいいき(西域)
さいいきき《さいゐきき》
	【西域記】
	◇[中]Xiyu Ji
	○[歴]『大唐西域記(ダイトウサイイキキ)』の略称。
	 ⇒だいとうさいいきき(大唐西域記)
さいいきとごふ《さいゐきとごふ》
	【西域都護府】
	○[歴]⇒せいいきとごふ(西域都護府)
★さいいどちょう《さいいどてう》
	【サイイド朝】
	◇[英]Sayyid Dynasty
	○[歴]北インドのデリーを根拠としたイスラム王朝、デリー王
	朝(Delhi Sultanate)の4番目(1414〜1451)。
	 ティムール(Timur)の部将ヒズル・ハーン(Khizr Khan)がデ
	リーを占領し、トゥグルク朝(Tughluq Dynasty)に代り建国。
	 4代37年で滅亡し、ロディー朝(Lodhi Dynasty)と代る。
	 「サイイード朝」とも呼ぶ。
	 参照⇒でりーおうちょう(デリー王朝)
	〈歴代君主〉
	 ヒズル・ハーン:1414〜1421。
	 ムバラク・シャー二世(Mubarak Shah II):1421〜1434。
	 ムハンマド・ジャー四世(Muhammad Shah IV):1434〜1443。
	 アラム・シャー(Alam Shah):1443〜1451。
	◎歴代君主はサイイド(マホメットの正系の子孫)と自称した。
さいいーどちょう《さいいーどてう》
	【サイイード朝】
	◇[英]Sayyid Dynasty
	○[歴]⇒さいいどちょう(サイイド朝)
さいいん《さいゐん》
	【西院】
	◇[日]Sai'in
	○(1)[歴]平安時代の淳和(ジュンナ)天皇( 786〜 840)が居住した
	院(御所)。
	 仁明天皇に譲位後も継続して居住し、上皇崩後も皇太后正子
	が続けて居住して尼寺とした。
	◎山城国葛野郡(カドノグン)西院(サイ)村淳和院(スナイ)。
	 現在の京都市右京区(ウキョウク)西院東淳和院町(サイインヒガシジュンナイ
	ンチョウ)・西院西淳和院町(サイインニシジュンナインチョウ)の辺(アタ)りにあっ
	た。
	○(2)[人]淳和天皇の別称。
	○(3)京都府京都市右京区の地域名。
	◎1931(昭和 6)西院村、京都市右京区に編入。
	○(4)[俗][交]⇒さいいんえき(西院駅)
さいいん《さいゐん》
	【斎院】
	○(1)京都の賀茂神社に奉仕した斎宮。
	 「いつきのいん(斎院)」とも呼ぶ。
	 参照⇒さいおう(斎王)
	○(2)神を祭る前日、祭りに関係する人が物忌み(斎戒沐浴)を
	するところ。
さいいん
	【歳陰】
	○[暦]⇒じゅうにし(十二支)
さいいんえき《さいゐんえき》
	【西院駅】
	○(1)[交]京都府京都市右京区西院高山寺町(サイインコウザンジチョウ)
	にある阪急京都本線の駅。
	 大宮(オオミヤ)駅と西京極(ニシキョウゴク)駅(中京区)の間。
	○(2)[俗][交]⇒さいえき(西院駅)(1)
さいいんし《さいゐんし》
	【斎院司】
	○[歴]京都の賀茂神社に奉仕した斎院に関する一切を掌る役所。
	 参照⇒さいぐうりょう(斎宮寮)
さいいんのかわら《さいゐんのすはら》
	【西院の河原】
	【斎院の河原】
	○[仏]⇒さいのかわら(賽の河原)(1)
さいうん
	【彩雲】
	○(1)朝日や夕日に映(ハ)えて、美しく彩(イロド)られた雲。
	 「雲華(ウンカ)」とも呼ぶ。
	○(2)[気]太陽光が高層の微小水滴により回折して生ずる気象
	現象。
	 巻積雲・高積雲・層積雲の縁辺部が、ピンク・緑などに美し
	く色どられて見える。
	 昔から瑞兆(ズイチョウ)とされ、「五色(ゴシキ)の雲」,「瑞雲(ズイウン)」,
	「景雲(ケイウン)」,「慶雲(ケイウン)」,「卿雲(ケイウン)」,「紫雲(シウン)」などと
	呼ばれている。
	 参照⇒すいへいかん(水平環)
さいえき《さゐえき》
	【西院駅】
	○(1)[交]京都府京都市中京区壬生西土居ノ内町(ミブニシドイノウチチョ
	ウ)にある京福電鉄嵐山本線の駅。
	 四条大宮(シジョウオオミヤ)駅(右京区)と西大路三条(ニシオオジサンジョウ)
	駅(下京区)の間。
	○(2)[俗][交]⇒さいいんえき(西院駅)(1)
さいえん《さいゑん》
	【菜園】
	◇[日]sai'en
	○[農]野菜を植え、育てる畑(ハタケ)。
	 「野菜畑(ヤサイバタケ)」,「さえん(菜園)」とも呼ぶ。
	◎英語:ベジタブルガーデン(vegetable garden)/キッチンガ
	ーデン(kitchen garden)。
	 フランス語:ポタジェ(potager)。
	 イタリア語:オルト(orto)。
さいえんすふぃくしょん
	【サイエンス・フィクション】
	◇[英]science fiction
	○[文]⇒[1]えすえふ(SF)
さいおう《さいわう》
	【斎王】
	○[歴]天皇の即位ごとに選定され、伊勢神宮や賀茂神社に奉仕
	した未婚の内親王または女王。
	 天照大神(アマテラスオオミカミ)の御杖代(ミツエシロ)として大祭に仕え、
	ときに託宣する。斎王の制度は『延喜式』に詳細に規定さてい
	る。二歳で斎王に選ばれたものもいる。
	 天皇即位の年に未婚の内親王・女王の中から斎王が卜定(ボク
	ジョウ)され、宮城内に設置されて初斎院で3年間潔斎したあと、
	一年間野宮(ノノミヤ)に籠(コモ)る。
	 伊勢神宮に奉仕したものを「斎宮(イツキノミヤ,サイグウ)」、賀茂神社
	に奉仕したものを「斎院(サイイン,イツキノイン)」と区別される。
	 「いつきのみこ(斎王)」,「斎内親王」,「いつき(斎)」,「みつえし
	ろ(御杖代)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ののみや(野の宮,野宮)
	◎崇徳天皇の時、豊鍬入姫命(トヨスキイリビメノミコト)(豊耜入婦命)を
	して大和笠縫邑に神鏡を遷祭せしめたことに始まる。
	 伊勢神宮へは垂仁天皇の妹倭姫命(ヤマトヒメミコト)に始まる。後醍
	醐天皇の祥子内親王以後廃絶、約660年間続いた。
	 賀茂神社へは 810(大同 5,弘仁元)の嵯峨天皇の皇女有智子
	(ウチコ)内親王に始まり、1212(建暦 2)後鳥羽天皇の皇女礼子内
	親王まで35代に至る。
	 現在、葵祭(アオイマツリ)では京都市内の未婚の女性が斎王代(サイオ
	ウダイ)を務める。
さいおうがうま《さいをうがうま》
	【塞翁が馬】
	○[諺]人生の吉凶(キッキョウ)・禍福(カフク)は人には予測できないこ
	と。また吉凶・禍福は変転し定まりないもの。
	 禍福や吉凶に一喜一憂(イッキイチユウ)することはないこと。
	 「人間(ニンゲン)万事(バンジ)塞翁が馬」,「禍福は糾(アザナ)える縄
	(ナワ)の如(ゴト)し」,「吉凶は糾える縄の如し」とも呼ぶ。
	 参照⇒かふくはあざなえるなわのごとし(禍福は糾える縄の
	如し)
	◎『淮南子(エナンジ)』「人間訓(ジンカンクン)」にある故事から。
	 昔、国境の塞(トリデ)近くに住んでいた占い師の翁(オキナ)(老人)
	の馬が隣りの胡(コ)の地に逃げてしまった。人々が気の毒がる
	と老人は「これがどうして幸いとならないでしょう」と言った。
	 数ヶ月たつと、その馬が胡国の駿馬(シュンメ)を連れて戻って来
	た。人々がお祝いに訪れると老人は「これがどうして災いとな
	りえないでしょう」と言った。
	 二頭の間に良馬が生れ、老人の息子が喜んでその馬に乗って
	いて落馬して足を負傷した。駆けつけた人々に老人は「これが
	どうして幸いとならないでしょう」と言った。
	 一年後に胡の軍勢が侵入し、国中の元気な若者たちは戦って
	十中九人まで死んだが、老人の息子は足が不自由であったため、
	兵役を免(ノガ)れて無事で父子共々(トモドモ)命長らえたという。
★さいおうだい《さいわうだい》
	【斎王代】
	○京都の賀茂神社(カモジンジャ)の葵祭(アオイマツリ)で、斎王の代りを
	務める女性。
	 京都市内の未婚の女性から選ばれる。相応の寄付が必要との
	噂(ウワサ)もある。
	 参照⇒あおいまつり(葵祭),さいおう(斎王)
	◎1956(昭和31)女人列、復活。
	 1967(昭和42)第12代斎王代、薫(第52代斎王代の母)。
	 1979(昭和54)第24代斎王代、山脇嘉美(第49代斎王代の叔母)。
	 1980(昭和55)第25代斎王代、西村和美(長女)。
	 1984(昭和59)第29代斎王代、西村和紗(次女)。
	 1985(昭和60)第30代斎王代、加島朋子(第46代斎王代の姉、
	第55代斎王代の母)。
	 1990(平成 2)第35代斎王代、西村和納(三女)(京都市山科区)。
	 1991(平成 3)第36代斎王代、大島有美子(姉)。
	 1995(平成 7)第40代斎王代、大島朱美子(妹)(京都市上京区)。
	 1996(平成 8)第41代斎王代、大島朱美子(再選)。
	 1997(平成 9)第42代斎王代、山田奈々(姉)(京都市左京区)。
	 1999(平成11)第44代斎王代、吉田加緒理。
	 2000(平成12)第45代斎王代、佐竹亜紀(京都市左京区)。
	 2001(平成13)第46代斎王代、加島慶子(第30代斎王代の妹、
	第55代斎王代の叔母)(京都市山科区)。
	 2002(平成14)第47代斎王代、倉斗絢子(クラカズ・アヤコ)(自宅は京
	都市北区、東京都杉並区在住、白百合女子大学4年生)。
	 2003(平成14)第48代斎王代、山田利奈(妹)(京都市左京区)。
	 2004(平成16)第49代斎王代、加納麻里(京都市上京区)(第24
	代斎王代の姪)。
	 2005(平成17)第50代斎王代、斎藤彩子(京都府大山崎町)。
	 2006(平成18)第51代斎王代、藤田菜奈子。
	 2007(平成19)第52代斎王代、森川香絵(京都市左京区、第12
	代斎王代の娘)。
	 2008(平成20)第53代斎王代、村田紫帆。
	 2009(平成21)第54代斎王代、千万紀子。
	 2010(平成22)第55代斎王代、川崎麻矢(京都市東山区、第30
	代斎王代の娘、第46代斎王代の姪)。
	 2011(平成23)第56代斎王代、金井志帆(同志社大学4年生)。
	 2012(平成24)第57代斎王代、亀井敦子(京都市下京区、呉服
	店ゑり善社長の亀井邦彦の長女)。
	 2013(平成25)第58代斎王代、長瀬摩衣子(聖心女子大3年、
	京都市左京区、東京都渋谷区在住、合成樹脂製品製造販売会社
	キョーラク<大阪市>社長の長瀬孝充の長女)。
さいおうまつり《さいわうまつり》
	【斎王まつり】
	○三重県多気郡(タキグン)明和町(メイワチョウ)で毎年開催される祭り。
	◎2007. 6. 3(平成19)第25回斎王まつりでメーンイベントの
	総勢約130人による斎王群行が行われる。
さいおん
	【サイオン】
	◇[登録商標]SCION
	○[交]トヨタ自動車の、アメリカ国内の若年購買層向け統一商
	品群(ブランド)の名称。
	 アメリカ国内でのトヨタの高級車のブランド名は「レクサス
	(LEXUS)」、その他は「トヨタ」。
	 日本名イストはxA、dBはxB。
	◎2002. 2.28(平成14)「サイオン」の名称を発表。 3.27ニュー
	ヨーク国際自動車ショーで試作車を発表。
ざいおん
	【ザイオン】
	◇[英]Zion、[羅]Sion
	○⇒[1]しおん(シオン)
さいか《さひか》
	【雑賀】
	◇[日]Saika
	○(1)[歴]紀伊国の一地方名(現:和歌山県和歌山市)。
	 「さいが(雑賀)」とも呼ぶ。
	◎雑賀一揆:⇒さいかいっき(雑賀一揆)
	 雑賀鉢:⇒さいかばち(雑賀鉢)
	○(2)和歌山県和歌山市西部の地区名。
	 地名としては雑賀崎(サイカザキ)・雑賀町(サイカマチ)・雑賀道(サイカミ
	チ)・雑賀屋町(サイカヤマチ)・雑賀屋町東ノ丁(サイカヤマチヒガシノチョウ)があ
	る。
★さいが
	【サイガ】
	◇[英]saiga、[学]Saiga tatarica
	○[哺]ウシ目(偶蹄目)(Artiodactyla)ウシ科(Bovidae)サイガ
	属(Saiga)の哺乳類。中形のレイヨウ(羚羊)。
	 大きな袋状の鼻を持ち、50度C〜マイナス20度Cという過酷
	な気温環境に順応はている。
	 体形はシカ(鹿)に似て、オスには真っ直ぐで長い角があり、
	メスには角がない。
	 オスは体長123〜170センチメートル・肩高60〜80センチメー
	トル、メスはやや小型で体長108〜125センチメートル・肩高57
	〜73センチメートル。
	 カザフスタンの草原に生息し、モンゴルにはモンゴルサイガ
	(Saiga mongolica)が生息。
	 「オオハナレイヨウ(大鼻羚羊)」とも呼ぶ。
さいが
	【催芽】
	◇[日]saiga、[中]cuiya(催芽)
	○(1)[植](種子や枝などの)芽の新生や休眠芽が発育を開始す
	ること。
	○(2)[農]人工的に種子の発芽を促進させる処理。
	 温熱・薬品などで行う。
	◎催芽試験,催芽器([英]germinator)
	○(3)[農]田畑に播(マ)く前に、作物の種子をあらかじめ発芽さ
	せておくこと。
	◎催芽床([英]germination bed),催芽箱
さいが《さひが》
	【雑賀】
	◇[日]Saiga
	○[歴]⇒さいか(雑賀)(1)
さいかい
	【西海】
	◇[日]saikai/Saikai
	○(1)西方の海。特に京都から見て西方の海ので、瀬戸内海ま
	たは九州地方の海。
	○(2)西海道の略。
	 ⇒さいかいどう(西海道)
	○(3)⇒さいかいちょう(西海町)
さいかい《さいくわい》
	【崔嵬】
	◇[中]chiwei
	○(1)石や岩がゴツゴツと出で険しく、草木のない土山。
	○(2)[形動]山が高く聳(ソビ)えるさま。
	 参照⇒らいかい(磊嵬)
	○(3)[形動](転じて)殿舎・楼閣などの建物が高く、立派なさ
	ま。
	◎中国では「崔巍(cuiwei)」も用いられるが、訓音では「さいぎ
	(崔巍)」となる。
	 参照⇒ぎぎ(巍巍)
さいかいちょう《さいかいちやう》
	【西海町】
	◇[日]Saikai Cho
	○長崎県西彼杵半島(ニシソノギハントウ)の北端部、西彼杵郡(ニシソノギグ
	ン)の町。
	〈面積〉
	 67.23平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)9,235人。
	◎1955(昭和30)面高村・七釜村が合併し西海村を発足。
	 1957(昭和32)瀬川村を編入。
	 1969(昭和44)町制施行。
さいかいちん
	【西海鎮】
	◇[中]Xihai Zhen、[英]Xihai City
	○中国西部、青海省(Qinghai Sheng)(セイカイショウ)海北チベット族
	自治州(Haibei Zangzu Zizhizhou)南部の海晏県(Haiyan Xian)
	(カイアンケン)にある州都。
	 核兵器研究開発基地展示館(原子城展示館)がある。
	 「シーハイ鎮」とも呼び、別称は「原子城」。
	◎1958(昭和33)中国初の核兵器研究開発基地を建設。
	 1964.10.(昭和39)中国初の原子爆弾の実験に成功。
	 1987(昭和62)核兵器研究開発基地を閉鎖。
	 1995. 5.15(平成 7)核兵器研究開発基地の国家現場検証を経
	て、全面閉鎖を宣言。
	 2004. 7.24(平成16)核兵器研究開発施設を改装して原子城展
	示館を開館。
さいかいっき《さひかいつき》
	【雑賀一揆】
	○[歴]安土桃山時代、紀伊国(現:和歌山県)雑賀地方を中心に
	起った一向一揆。
	 全国統一を目指す織田信長が、1570(永禄13,元亀元)大坂の
	石山本願寺を攻撃(石山合戦)。本願寺軍の主力は鈴木孫一(マゴ
	イチ)が率いる雑賀地方の土豪・国人・本願寺門徒らの習練され
	た鉄砲組(雑賀衆)で激しく抵抗。鉄砲の数も信長軍を上回る
	3,000挺という。
	 1577(天正 5)信長は雑賀衆の本拠地である紀ノ川流域の雑賀
	地方も攻撃するが失敗。のち羽柴秀吉が雑賀衆の太田城を水攻
	めで攻略し、石山本願寺の勢力は急速に衰える。
	 1580(天正 8)勅命を受けて顕如(ケンニョ)(本願寺光佐)は信長と
	和議して石山本願寺を退去、雑賀の鷺ノ森(サギノモリ)に移って、
	一揆は解体した。
	 「さいがいっき(雑賀一揆)」とも呼ぶ。
	 参照⇒いしやまほんがんじいっき(石山本願寺一揆),さいか
	ばち(雑賀鉢)
さいがいっき《さひがいつき》
	【雑賀一揆】
	○[歴]⇒さいかいっき(雑賀一揆)
さいかいどう《さいかいだう》
	【西海道】
	◇[日]Saikai Do
	○(1)[歴]五畿七道の一つ。今の九州地方。
	  824(天長元)以降は筑前(チクゼン)・筑後(チクゴ)・豊前(ブゼン)
	・豊後(ブンゴ)・肥前(ヒゼン)・肥後(ヒゴ)・日向(ヒュウガ)・大隅
	(オオスミ)・薩摩(サツマ)の九国、および壱岐(イキ)・対馬(ツシマ)の二島
	の総称。
	 大宰府が統轄した。
	 「西海(サイカイ)」,「鎮西(チンゼイ)」,「にしのみち(西の道,西道)」,
	「西国(サイコク,サイゴク)」とも呼ぶ。
	◎『古事記』では筑紫(ツクシ)・豊(トヨ)・肥(ヒ)(火)・熊襲(クマソ)
	の四国。
	 『続日本紀』の7世紀末に筑・豊・肥をそれぞれ前後に分け、
	熊襲は日向(ヒュウガ)とかわり、壱岐(イキ)・対馬(ツシマ)・多(「衣」
	偏+(「睦」-「目」)+「丸」)(タネ)(種子島)が加えられ七国三島。
	 8世紀初め、日向から分離した薩摩(サツマ)・大隅(オオスミ)を加
	え九国三島。
	  824(天長元)多ネを大隅に併合し、九国二島。
	 1596(慶長元)琉球を含める。
	○(2)[歴][交]西海を通る幹線道路または西海への道。
★さいがいようでんごんだいやる
	【災害用伝言ダイヤル】
	○[通]
	 「1」と電話番号で伝言の記録(30秒)、「2」と被災地側の電話
	番号で伝言の再生。
	 「171(いちなないち)」とも呼ぶ。
さいがく
	【蔡鍔】
	◇[中]Cai E
	○[人]中国の清代末期〜中華民国初期の軍人・政治家(1882<光
	緒 8.11. 9>〜1916.11. 8)。原名は艮寅(Genyin)(ゴンイン)、字
	は松坡(Songpo)(ショウハ)。湖南省寶慶(邵陽市)の人。
	 1898(明治31)長沙の時務学堂に入学し、変法(国政改革)を唱
	えた梁啓超(Liang Qichao)(リョウ・ケイチョウ)に師事。
	 日本に留学し、陸軍士官学校などで軍事学を学ぶ。
	 1904(明治37)帰国して江西・湖南・広西で軍事教官を務める。
	 1911(明治44)雲南省の新軍第19鎮第37協協統に就任。同年、
	辛亥革命が勃発すると昆明で新軍を率いて革命派に呼応し、雲
	南省を掌握。雲南軍政府が成立し、雲南都督に就任。
	 1913(大正 2)帝制復活を目指す袁世凱(Yuan Shikai)(エン・セイガ
	イ)打倒の第二革命で、袁世凱に北京へ呼び戻され、陸軍部編訳
	処副総裁の閑職を与えられ、厳しい監視下に置かれる。
	 1915(大正 4)変装して北京を脱出し、日本を経由して雲南に
	戻る。12月12日に袁世凱が帝政復活を宣言し、袁世凱打倒のた
	め唐継尭(Tang Jiyao)(トウ・ケイギョウ)・李烈鈞(Li Liejun)(リ・レツキ
	ン)らとともに雲南省の独立を宣言し、護国軍を組織して第一軍
	総司令に就任。
	 護国戦争での勝利後、四川都督に就任。
	 咽頭結核の治療のため日本に渡り、福岡大学病院で死去(35
	歳)。
	◎遺体は湖南省長沙の岳麓山に埋葬。
★さいかち
	【サイカチ】
	【皀莢】
	○(1)[植]([学]Gleditsia japonica)マメ目(Fabales)マメ科
	(Fabaceae)サイカチ属(Gleditsia)の落葉高木。
	○(2)[虫]カブトムシの別称。
	 ⇒かぶとむし(カブトムシ,カブト虫,兜虫,甲虫)(1)
さいかちむし
	【サイカチムシ】
	【皀莢虫】
	○[虫]カブトムシの別称。
	 単に「サイカチ(皀莢)」とも呼ぶ。
	 ⇒かぶとむし(カブトムシ,カブト虫,兜虫,甲虫)(1)
さいかばち《さいかばち》
	【雑賀鉢】
	○[歴]戦国時代、紀伊国(現:和歌山県)雑賀地方の雑賀衆が用
	いた、飾りの少ない実用的な当世兜。
	 「さいがばち(雑賀鉢)」とも呼ぶ。
さいがばち《さいがばち》
	【雑賀鉢】
	○[歴]⇒さいかばち(雑賀鉢)
★さいかん《さいくわん》
	【宰官】
	○[仏]三十三身(サンジュウサンシン)の一つ、五人身(ゴニシンシ)の一つ。
	 「宰官身」とも呼ぶ。
	 参考⇒さんじゅうさんしん(三十三身)
さいかんしん《さいくわんしん》
	【宰官身】
	○[仏]⇒しょうおう(小王)
[1]さいき
	【サイキ】
	◇[英]psychi-/psych-
	○[接頭辞]「霊魂・精神」を表す語形成要素。
	 参照⇒[1]さいこ(サイコ)
	◎サイキック(psychic):超能力者。
	 サイキックス(psychics):心霊学。
	 サイカイアトリー(psychiatry):精神病学。
[2]さいき
	【サイキ】
	◇[希]psykhe
	○⇒[1]ぷしけ(プシケ)
さいき
	【佐伯】
	◇[日]Saiki
	○(1)⇒さいきし(佐伯市)
	○(2)[古]⇒さいきちょう(佐伯町)
さいきし
	【佐伯市】
	◇[日]Saiki Shi
	○大分県南東部の市。
	 「さえきし(佐伯市)」とも呼ぶ。
	 参照⇒おおにゅうじま(大入島)
	◎広島県佐伯郡(サエキグン)に佐伯町(サイキチョウ)があった。
	 岡山県和気郡(ワケグン)には佐伯町(サエキチョウ)がある。
さいきせいはんしゃ
	【再帰性反射】
	◇[英]reflexive reflection
	○[光]入射した光線が、入射した方向に戻る反射。
	 反射面に直径0.01ミリメートルほどの細かなガラスビーズが
	塗布してあり、入射角に関係なく入射した光線が丸いビーズの
	中で屈折を繰り返して元の方向に帰るようにしたもの。
	 道路標識・夜間反射シートなどに利用される。
さいきちょう《さいきちやう》
	【佐伯町】
	◇[日]Saiki Cho
	○[古]広島県南西部、佐伯郡(サエキグン)の町。
	〈面積〉
	 194.83平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)1万2,621人。
	◎1955(昭和30)津田町・玖島村・浅原村・四和村・友和村が合
	体して発足。
	 1982(昭和57)佐伯町(サエキチョウ)から佐伯町(サイキチョウ)に名称変更。
	 2003. 3. 1(平成15)廿日市市(ハツカイチシ)に編入。
	◎大分県には佐伯市(サイキシ)がある。
	 岡山県和気郡(ワケグン)には佐伯町(サエキチョウ)がある。
さいきっく
	【サイキック】
	◇[英]psychic
	○(1)霊媒(レイバイ)・心霊力の強い人。超能力者。
	 和製造語で「エスパー(esper)」とも呼ぶ。
	○(2)超能力的な事柄。
さいきっくす
	【サイキックス】
	◇[英]psychics
	○⇒しんれいけんきゅう(心霊研究)
さいきょう《さいぎやう》
	【西行】
	○(1)[人]⇒『人名辞典』さいぎょう(西行)
	○(2)諸国・諸方を遍歴すること。また、その人。
	◎西行法師が天下諸所を遍歴したことから。
	○(3)[俗](転じて)職人・人夫などが各地の職場を渡り歩くこ
	と。また、その人。
	○(4)[芸]西行桜の略称。
	 ⇒さいぎょうざくら(西行桜)
	○(5)[女房詞][貝]アカニシ・タニシなどの巻貝。
	○(6)不死身のしゃれ言葉。
	◎富士見西行の絵姿から。
★さいぎょうざくら《さいぎやうざくら》
	【西行桜】
	○(1)[芸]能の一つ。
	 単に「西行」とも呼ぶ。
	○(2)[楽]箏曲(地歌)の一つ。
	 単に「西行」とも呼ぶ。
さいきょうじ《さいけうじ》
	【西教寺】
	○滋賀県大津市の北部、坂本(サカモト)にある天台宗真盛派(シンゼイ
	ハ)の総本山。山号は戒光山。
	 客殿は伏見城の遺構。
	 明智光秀の墓がある。
	◎ 618[推古26]聖徳太子が師の高句麗僧慧慈(エジ)のために創
	建と伝える
	  667[天智 6]天智天皇から「西教寺」の勅額(チョクガク)を賜(タマワ)
	る。
	 平安時代、最澄・良源・源信ら天台僧によって再興。
	 元亨・正中年間(1321〜1326)慈威(ジイ)和尚(1281〜1356)に
	よって伽藍が整備され、京都白川の法勝寺(ホッショウジ)の末寺と
	なる。
	 1486(文明18)真盛(シンセイ)上人が入寺して円戒念仏道場として
	発展の基礎をつくる。
	 1571(元亀 2. 9.)織田信長の延暦寺焼打ちで全山焼失。
	 1574(天正 2)坂本城主の明智光秀などの援助を得て復興。
	 1878(明治11)天台宗真盛派として独立。
さいきょうせん《そすきやうせん》
	【埼京線】
	○[交]東京都心と埼玉県を結ぶ、JR通勤電車の運行上の通称。
	 山手線・赤羽線・東北本線を通過し、赤羽駅と大宮駅間は専
	用線。
	〈停車駅〉
	 大崎(オオサキ)駅・恵比寿(エビス)駅・渋谷(シブヤ)駅・新宿(シンジュ
	ク)駅・池袋(イケブクロ)駅・板橋(イタバシ)駅・十条(シュウジョウ)駅・赤
	羽(アカバネ)駅・北赤羽(キタアカバネ)駅・浮間舟渡(ウキマフナド)駅・戸
	田公園(トダコウエン)駅・戸田(トダ)駅・北戸田(キタトダ)駅・武蔵浦
	和(ムサシウラワ)駅・中浦和(ナカウラワ)駅・南与野(ミナミヨノ)駅・与野本町
	(ヨノホンマチ)駅・北与野(キタヨノ)駅・大宮(オオミヤ)駅。
さいきょうづか《さいけふづか》
	【彩篋塚】
	○[歴]朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の首都平壌(ピョンヤン)郊
	外にある、中国の漢の楽浪郡時代の墳墓。
	 前・後二室から成る横穴式木室をもつ円墳。3個の漆塗りの
	木棺を納める。
	 副葬品に人物画像の漆絵がある彩篋などが出土。
	 参照⇒らくろうぐん(楽浪郡)
	◎「篋」は「四角い箱・籠(カゴ)」の意味。
さいきょうづけ《さいきやうづけ》
	【西京漬け】
	【西京漬】
	○[食]白味噌(西京味噌など)をミリン(味醂)や酒でのばし、魚
	の切身を漬け込んだもの。
	 焼いて食べる。
さいきょうみそ《さいきやうみそ》
	【西京味噌】
	○[食]京都地方産の、甘味の強い白味噌。
★さいきん
	【細菌】
	◇[英](単数形)bacterium(バクテリウム)/(複数形)bacteria
	(パクテリア)
	○[生]
	〈形の種類〉
	 単球菌。
	 双球菌。
	 連鎖球菌。
	 ブドウ球菌。
	 短桿菌。
	 長桿菌。
	 連鎖状桿菌。
	 ラセン菌。
	 スピロヘータ。
	 短毛菌。
	 両毛菌。
	 周毛菌。
	 。
	〈種類〉
	 好気性菌。
	 嫌気性菌。
	 。
	◎グラム染色:⇒ぐらむせんしょく(グラム染色)
	 グラム陽性菌:⇒ぐらむようせいきん(グラム陽性菌)
	 グラム陰性菌:⇒ぐらむいんせいきん(グラム陰性菌)
	◎腸内細菌:⇒ちょうないさいきん(腸内細菌)
	 善玉菌,悪玉菌
さいぐう
	【斎宮】
	○(1)伊勢神宮に奉仕した斎王。
	 ⇒さいおう(斎王)
	○(2)[歴]斎宮寮のこと。
	 ⇒さいぐうりょう(斎宮寮)
	○(3)斎王・斎院のいる宮殿。
	○(4)[交]⇒さいくうえき(斎宮駅)
さいくうえき
	【斎宮駅】
	○[交]三重県多気郡(タキグン)明和町(メイワチョウ)大字斎宮(サイクウ)に
	ある、近鉄山田線の駅。
	 漕代(コイシロ)駅(松阪市)と明星(ミョウジョウ)駅の間
さいぐうし
	【斎宮司】
	○[歴]⇒さいぐうりょう(斎宮寮)
さいぐうりょう《さいぐうれう》
	【斎宮寮】
	○[歴]斎宮に関する一切の事を掌る役所。別当以下の女官総勢
	500余人をかかえていた。
	 文武天皇(8世紀初頭)の時代に設置され、伊勢多気郡竹郷に
	あった。
	 「いつきのみやのつかさ(斎宮寮)」,「斎宮司(サイグウシ)」とも呼
	ぶ。
	◎三重県多気郡(タキグン)明和町(メイワチョウ)に斎宮跡があり、1979
	(昭和54)国の史跡に指定され、斎宮歴史博物館がある。
さいくらみんさん
	【サイクラミン酸】
	◇[英]cyclohexylsulfamic acid
	○[食]⇒ちくろ(チクロ)
さいくらみんさんなとりうむ
	【サイクラミン酸ナトリウム】
	◇[英]sodium cyclohexylsulfamate
	○[食]⇒ちくろ(チクロ)
さいくろいど
	【サイクロイド】
	◇[英]cycloid
	○[数]曲線(内サイクロイド)の一種。
	 平面上で、直線または曲線上を円が滑ることなく転がる時、
	この円の円周上の一定点が描く軌跡。
	 「擺線(ハイセン)」とも呼ぶ。
	 また、円の内周に沿って転がる円の軌跡を「内サイクロイド」,
	「内擺線」、外周に沿って転がる円の軌跡を「外サイクロイド」,
	「外擺線」と呼ぶ。
	◎サイクロイド曲線
	 内サイクロイド(hypocycloid):⇒あすてろいど(アステロイ
	ド)(2)
	 外サイクロイド(epicycloid)。
★さいくろとろん
	【サイクロトロン】
	◇[英]cyclotron
	○[理]イオン加速器(accelerator)の一種、原子核破壊装置。
さいくろないと
	【サイクロナイト】
	◇[英]cyclonite
	○[化]⇒へきそーげん(ヘキソーゲン)
さいくろぷす
	【サイクロプス】
	◇[英]cyclops
	○[ギ神]一つ目の巨人キュクロプス([希]Kyklops)の英語名。
	 ⇒きゅくろぷす(キュクロプス)
さいくろぺでぃあ
	【サイクロペディア】
	◇[英]cyclopaedia
	○[言]⇒ひゃっかじてん(百科辞典,百科事典)
さいくろめーたー
	【サイクロメーター】
	◇[英]cyclometer
	○(車輪などの回転を利用した)走行距離計。
さいくろらま
	【サイクロラマ】
	◇[英]cyclorama
	○(1)円形パノラマ。
	 参照⇒ぱのらま(パノラマ)
	○(2)[劇]円形の背景幕。
さいくろん
	【サイクロン】
	◇[英]cyclone
	○[気]インド洋に発生する強い熱帯低気圧・暴風雨。
	 参照⇒たいふう(台風,颱風),[1]はりけーん(ハリケーン)
	◎ドイツ語:ツィクロン(Zyklon)。
	 フランス語:シクロン(cyclone)。
	 イタリア語:チクローネ(ciclone)。
	 スペイン語:シクロン(ciclon)。
さいけ
	【サイケ】
	◇[英]psyche、[希]psykhe
	○(1)サイケデリック(psychedelic)の略称。
	○(2)⇒[1]ぷしけ(プシケ)
★さいけいか
	【崔圭夏】
	◇[朝]Choi Kyuha(チェ・ギュハ)、[英]Choi Kyu Hah
	○[人]韓国の第10代大統領(1919. 7.16〜2006.10.22)。在任:
	1979.10.26(代行)〜、1979.12. 6〜1980. 8.16。
	 江原道原州市生れ。
さいけつ
	【採血】
	◇[英]drawing blood/collecting blood
	○[医]輸血(ユケツ)・血液検査などのため、血管から血液を採取
	すること。
	 通常は肘の内側の肘正中皮静脈(チュウセイチュウヒ・ジョウミャク)から採
	取する。ここは表面近くの比較的太い静脈で、皮膚の下に青く
	透けて見やえすい。
さいけん
	【再見】
	◇[中]zaijian
	○⇒つぁいちぇん(ツァイチェン,再見)
さいけん
	【再建】
	○(1)失われていた建築物をもう一度建てること。
	 神社・仏閣の場合は「さいこん(再建)」とも呼ぶ。
	 参照⇒さいこん(再建)
	○(2)一度衰(オトロ)えたり廃(スタ)れたりしていた団体・組織・文
	明などを盛(モ)り返すこと。
	◎会社を再建する
さいけんかいしゅうがいしゃ《さいけんくわうしうぐわいしや》
	【債権回収会社】
	◇[英]servicer
	○[経]ノンバンクを含む金融機関の貸付債権やリース債権など
	の回収・管理を、委託または買い取って行う専門会社。
	 暴力団などによる不適切な取り立てを防ぐため、一般企業の
	商取引債権(売掛金など)は含まれない。
	 「サービサー」とも呼ぶ。
	◎1998(平成10)制定された債権管理回収業に関する特別措置法
	(略称:債権管理回収業法,サービサー法)で従来は弁護士に限ら
	れていた債権回収業務が一般の民間会社にも認可された。
[1]さいこ
	【サイコ】
	◇[英]psycho-/psych-
	○[接頭辞]「霊魂・精神」を表す語形成要素。
	 参照⇒[1]さいき(サイキ)
	◎サイコロジー(psychology):心理学。
	 サイコアナリスト(psychoanalyst):精神分析医。
	 サイコキネシス(psychokinesis):念力。
	 サイコメトリー(psychometry):⇒さいこめとりー(サイコメ
	トリー)
	 サイコメトリクス(psychometrics):精神測定学・心理統計
	学。
	 サイコパシー(psychopathy):精神病質。
	 サイコセラピー(psychotherapy):心理療法。
[2]さいこ
	【サイコ】
	◇[英]psycho/psychotic
	○(1)[俗]精神病者・精神異常者。
	 参照⇒さいこてぃっく(サイコティック)(2),さいこぱす(サ
	イコパス)
	○(2)[形]精神病の。
[3]さいこ
	【サイコ】
	◇Psycho
	○[映]1960(昭和35)公開のアメリカのスリラー映画。
	 監督:アルフレッド・ヒッチコック(Alfred Hitchcock)。
	 出演:アンソニー・パーキンス(Anthony Perkins)、ジャネッ
	ト・リー(Janet Leigh)など。
さいこ
	【西湖】
	◇[日]Sai Ko
	○[地]山梨県南部、富士山北麓にある富士五湖の一つ。
	 富士山の貞観噴火(ジョウガンフンカ)の溶岩流による堰止湖(セキトメコ)。
	 面積2.1平方キロメートル、最大深度72メートル、湖面海抜
	900メートル。
	 「にしのうみ(西湖)」とも呼ぶ。
	 参照⇒じょうがんふんか(貞観噴火),ふじごこ(富士五湖)
	◎2011. 3.11(平成23)東日本大震災で副振動が発生。
	 参照⇒ふくしんどう(副振動)
	◎中国にある湖は「せいこ(西湖)」。
	 ⇒せいこ(西湖)
さいこ
	【彩湖】
	◇[日]Sai Ko
	○[地]埼玉県戸田市(トダシ)にある、荒川(アラカワ)調節池の別称。
	 一部、さいたま市(旧浦和市)・和光市(ワコウシ)。
★ざいこ
	【在庫】
	◇[英]stock
	○
	 参照⇒らんにんぐすとっく(ランニング・ストック)
ざいご
	【在五】
	○[人]在原業平(アリハラノナリヒラ)の異称。
	 ⇒『人名辞典』ありはらのなりひら(在原 業平)
	◎在五中将,在五が物語
さいごう《さいがう》
	【西郷】
	◇[日]Saigo
	○(1)⇒さいごうそん(西郷村)。
	○(2)[古]⇒さいごうちょう(西郷町)。
さいこううんえいやくいん《さいかううんえいやくゐん》
	【最高運営役員】
	○[経]⇒しーおーおー(COO)
さいごうかいかん《さいがうくわいくわん》
	【西郷会館】
	○[古]上野百貨店の通称。
	 ⇒うえのひゃっかてん(上野百貨店)
さいこうがくふ《さいかうがくふ》
	【最高学府】
	○(1)最も高度な学問を学ぶ学校。
	○(2)大学の別称。
	 ⇒だいがく(大学)(3)
さいごうぐさ《さいがうぐさ》
	【サイゴウグサ】
	【西郷草】
	○[植]ヒメムカシヨモギの別称。
	 ⇒ひめむかしよもぎ(ヒメムカシヨモギ,姫昔蓬,姫昔艾)
さいこうけいえいせきにんしゃ《さいかうけいえいせきにんしや》
	【最高経営責任者】
	○[経]⇒しーいーおー(CEO)
さいこうけいえいやくいん《さいかうけいえいやくゐん》
	【最高経営役員】
	○[経]⇒しーいーおー(CEO)
さいこうさい《さいかうさい》
	【最高裁】
	○[法]⇒さいこうさいばんしょ(最高裁判所)
★さいこうさいばんしょ《さいかうさいばんしよ》
	【最高裁判所】
	◇[英]Supreme Court
	○[法]
	 略称は「最高裁」。
	 参照⇒[3]こうとうほういん(高等法院)(2)
さいごうさつ《さいがうさつ》
	【西郷札】
	○[歴]西南戦争に際して西郷隆盛(タカモリ)の薩摩軍が軍費調達の
	ため製造・発行した紙幣。
	 十円・五円・一円・五十銭・二十銭・十銭の6種。
	◎紙を芯にして寒冷紗(カンレイシャ)2枚で挟んだもの。
さいこうしっこうせきにんしゃ《さいかうしつかうせきにんしや》
	【最高執行責任者】
	○[経]⇒しーおーおー(COO)
★さいこうぜん《さいかうぜん》
	【最高善】
	◇[羅]summum bonum
	○[哲]
	 「至善(シゼン,シイゼン)」,「至高善(シコウゼン)」,「スムム・ボヌム」と
	も、英語読みで「スマム・ボナム」とも呼ぶ。
さいごうそん《さいがうそん》
	【西郷村】
	◇[日]Saigo Son
	○宮崎県北部、東臼杵郡(ヒガシウスキグン)の村。
	◎同じ郡に東郷町(トウゴウチョウ)・南郷村(ナンゴウソン)・北郷村(キタゴ
	ウソン)がある。
さいごうたかもりぞう《さいがうたかもりざう》
	【西郷隆盛像】
	○東京都台東区の上野公園にある銅像。
	 高村光雲の作で、1898.12.(明治31)建立。犬は後藤貞行の作。
	◎この時の除幕式が「除幕式」の言葉の初めという。
	◎犬は薩摩犬で、名前はツン。
さいこうだん《さいくわうだん》
	【彩光弾】
	○信号弾の一つ。発射すると空中で白・赤・緑などの色の光を
	放(ハナ)つ。
	 夜間の通信連絡や警報に用いる。
さいごうちょう《さいがうちやう》
	【西郷町】
	◇[日]Saigo Cho
	○[古]島根県隠岐郡(オキグン)にあった町。
	 隠岐島(オキノシマ)で最も大きな町。
	◎2004.10. 1(平成16)西郷町・布施村(フセムラ)・五箇村(ゴカムラ)
	・都万村(ツマムラ)が合併して隠岐の島町(オキノシマチョウ)を発足。
ざいごがものがたり
	【在五が物語】
	○[文]『伊勢物語』の異称。
	◎在五中将(在原業平<アリハラノナリヒラ>)を主人公とする物語の意味。
さいこがるばのめーたー
	【サイコガルバノメーター】
	◇[英]psychogalvanometer
	○[心]皮膚に着けた電極に微細な電気的刺激を与え、感情や反
	応を測定する装置。
	 参照⇒ぽりぐらふ(ポリグラフ)(2)
	◎「サイコ」は「心因の」、「ガルバノメーター」は「検流計」の意味。
さいこきねしす
	【サイコキネシス】
	◇[英]psychokinesis
	○[心](超心理学で)精神力(念力)のみで物体を移動させる超能
	力。また、その移動現象。
	 略称は「PK」で、「念動力(ネンドウリョク)」とも呼ぶ。
	 参照⇒てれぽーてーしょん(テレポーテーション)
さいごくさんじゅうさんしょ《さいごくさんじふさんしよ》
	【西国三十三所】
	○西国で、観音像を安置した33の寺院(観音霊場)。
	 「西国三十三札所」とも、単に「三十三所」とも呼ぶ。
	 参照⇒にほんひゃくばんかんのん(日本百番観音)
	◎
	〈和歌山県〉
	 < 1>青岸渡寺:⇒せいがんとじ(青岸渡寺)
	 < 2>紀三井寺(金剛宝寺):⇒きみいでら(紀三井寺)(1)
	 < 3>粉河寺:⇒こかわでら(粉河寺)
	〈大阪府〉
	 < 4>施福寺(槙尾寺)。
	 < 5>葛(藤)井寺(剛琳寺)。
	〈奈良県〉
	 < 6>壺坂寺(南法華寺):⇒つぼさかでら(壺阪寺)
	 < 7>岡寺(竜蓋寺)。
	 < 8>長谷寺(初瀬寺):⇒はせでら(長谷寺)(1)
	 < 9>興福寺南円堂。
	〈京都府〉
	 <10>三室戸寺。
	 <11>上醍醐寺:⇒だいごじ(醍醐寺)
	〈滋賀県〉
	 <12>正法寺(岩間寺)。
	 <13>石山寺:⇒いしやまでら(石山寺)
	 <14>三井寺(園城寺)。
	〈京都府〉
	 <15>観音寺(今熊野)。
	 <16>清水寺:⇒きよみずでら(清水寺)
	 <17>六波羅蜜寺。
	 <18>頂法寺(六角堂)。
	 <19>行願寺(革堂)。
	 <20>善峰寺。
	 <21>穴太寺。
	〈大阪府〉
	 <22>総持寺。
	 <23>勝尾寺。
	〈兵庫県〉
	 <24>中山寺。
	 <25>清水寺。
	 <26>一乗寺。
	 <27>円教寺:⇒えんきょうじ(円教寺)(1)
	〈京都府〉
	 <28>成相寺。
	 <29>松尾寺:⇒まつおでら(松尾寺)(2)
	〈滋賀県〉
	 <30>宝厳寺。
	 <31>長命寺。
	 <32>観音正寺。
	〈岐阜県〉
	 <33>華厳寺。
	◎広域なため巡礼が困難として、のちに京都周辺の洛陽三十三
	所観音巡礼が作られた。
さいごくさんじゅうさんふだしょ《さいごくさんじふさんふだしよ》
	【西国三十三札所】
	○⇒さいごくさんじゅうさんしょ(西国三十三所)
さいこぐらふ
	【サイコグラフ】
	◇[英]psychograph
	○[心]ある個人または集団の身体的・心理的な特徴を表示した
	図。
	 「心誌(シンシ)」とも呼ぶ。
さいこぐらふぃー
	【サイコグラフィー】
	◇[英]psychography
	○(1)[心]⇒ねんしゃ(念写)
	○(2)[心]念写で映し出された写真。
	 参照⇒ねんしゃ(念写)
さいごけしゅう《さいごけしう》
	【西牛貨洲】
	◇[梵]Apara-godaniya
	○[仏]四大洲(シダイシュウ)の一つ。
	 参照⇒しだいしゅう(四大洲)
ざいごちゅうじょう《ざいごちゆうじやう》
	【在五中将】
	○[人]在原業平(アリワラノナリヒラ)の異称。
	 ⇒『人名辞典』ありはらのなりひら(在原 業平)
	◎「在原氏の五男」の意味。
さいごっぺ
	【最後っ屁】
	○⇒いたちのさいごっぺ(イタチの最後っ屁,鼬の最後っ屁)
さいこてぃっく
	【サイコティック】
	◇[英]psychotic
	○(1)[形][心]精神病の、精神異常の。
	○(2)[名][心]精神障害者・精神病者。
	 「サイコ(psycho)」とも呼ぶ。
	 参照⇒さいこぱす(サイコパス)
さいごのきし
	【最後の騎士】
	◇[英]the Last Knight
	○[俗][人]⇒[1]まくしみりあんいっせい(マクシミリアン一世,
	マクシミリアン1世)
★さいごのしんぱん
	【最後の審判】
	◇[英]The Last Judgement
	○[宗]
	 キリシタン用語では「ジュイゾ([葡]juizo)」。
	 参照⇒ろくろくろく(666)
★さいごのばんさん
	【最後の晩餐】
	◇[英]The Last Supper
	○(1)[宗]処刑を悟ったイエスが処刑前夜に12人の弟子ととも
	にとった最後の食事。
	 食事前にイエスは弟子の足を自ら洗ったという。
	○(2)[美]レオナルド・ダ・ビンチ(Leonardo da Vinci)の作品。
	縦4.5メートル、横8.8メートル。
	 ミラノ教会の壁に描かれ、1498(明応 7)完成。
さいこぱす
	【サイコパス】
	◇[英]psychopath
	○[心]精神病質者・異常人格者・変質者。
	 精神障害者(psychotic)(精神病者)より軽度の患者を指し、
	心に傷を負ってはいるが日常は一般人とほとんど変わらない生
	活を送っているレベル。
	 参照⇒さいこてぃっく(サイコティック)(2),[2]さいこ(サイ
	コ)(1),そしおぱす(ソシオパス)
さいごべ
	【最後屁】
	○⇒いたちのさいごっぺ(イタチの最後っ屁,鼬の最後っ屁)
さいこめとりー
	【サイコメトリー】
	◇[英]psychometry
	○(1)[心]人や物に触れて、その人や物の気配(ケハイ)、過去の様
	子(ヨウス)などの情報を感知する、神秘的な力。
	○(2)[心]⇒さいこめとりくす(サイコメトリクス)
さいこめとりくす
	【サイコメトリクス】
	◇[英]psychometrics
	○[心]精神測定学。心理統計学。
さいころ
	【賽子】
	【骰子】
	○正立方体の各面に一つから六つまでの点が打ってあり、遊び
	や博打(バクチ)などに使う具。
	 「さい(賽,采,骰子)」,「ダイス([英]dice)」とも呼ぶ。
	◎骰子(サイ)は投げられた:⇒るびこん(ルビコン)
	 浄土双六の骰子:⇒じょうどすごろく(浄土双六)
	 神はサイコロを振らない:参照⇒あいんしゅたいん(アイン
	シュタイン)
さいこん
	【再婚】
	○配偶者と死別または離婚した人が、再び結婚すること。
	 三度目以上についても使用する。
	 参照⇒たいこんきかん(待婚期間),てれごにー(テレゴニー)
	◎「去(イ)にあとにゆくとも、死にあとにゆくな」
さいこん
	【再建】
	○神社・仏閣などを再び建立(コンリュウ)すること。
	 「さいけん(再建)」とも読む。
	 参照⇒さいけん(再建)
さいごん
	【サイゴン】
	【西貢】
	【塞昆】
	◇Saigon
	○[古]ホーチミン市(Ho Chi Minh City)の旧称。
	 ⇒ほーちみん(ホーチミン)
	◎もと南ベトナムの首都(1954〜1976)。
★さいごんかんらく
	【サイゴン陥落】
	○[歴]1975. 4.30(昭和50)、ベトナム戦争が終結する。
さいこんたん
	【菜根譚】
	◇[中]Caigen Tan
	○[哲]中国明末の儒者洪応明(Hong Yingming)(コウ・オウメイ)の著書。
	二巻、約三六十条。
	 儒教思想を中心に、仏教・道教思想を加味した人生訓・処世
	訓。前巻には仕官・保身について、後巻には致仕(チシ)(退官)後
	の閑居の楽しみを説く。
	 参照⇒こうおうめい(洪応明)
	◎万暦年間(1573〜1619)ころに成立。
	 日本へは江戸時代に伝来し、1822(文政 5)出版されて広く愛
	読されている。
さいさく
	【砦柵】
	◇[日]saisaku
	○[軍]敵の侵入を防ぐため、城塞の垣(カキ)として設置した、先
	の尖った木または竹の柵。
	 参照⇒きじょうさい(軌条砦)
	 参照⇒やらい(矢来),もがり(虎落)(1),ばりけーど(バリケー
	ド)(1)
さいさく
	【細作】
	○(1)敵地に忍び込んで様子を探(サグ)る者。間諜(カンチョウ)・間
	者(カンジャ)。
	○(2)(特に)忍者・忍(シノ)びの者(モノ)。
	 ⇒にんじゃ(忍者)
★ざいさんこ
	【ザイサン湖】
	◇Ozero Zaysan、[英]Lake Zaysan、[中]齋桑泊(Zhaisang Bo)
	○[地]カザフスタン東部の湖。
	 「ザイサン・ノール(Zaisan-Nor)」とも呼ぶ。
	 参照⇒うるちすがわ(ウルチス河,額爾斉斯河,額尓斉斯河)
ざいさんのーる
	【ザイサン・ノール】
	◇Zaisan-Nor
	○[地]⇒ざいさんこ(ザイサン湖)
さいじ
	【さいじ】
	○[古]海女が締(シ)めていたフンドシ(褌)。
	 仕事中、それ以外は身に着けず、上半身は裸だった。
	◎1964(昭和39)東京オリンピックに際し、文明国にあるまじき
	姿と考えた日本政府の強い指導で白い帷子(カタビラ)やウエット
	スーツなどに切り替えられた。
さいしゅ
	【歳首】
	○年の始め。年頭(ネントウ)。
	 参照⇒さいちゅう(歳中)(1),さいまつ(歳末)
さいしゅう《さいしう》
	【西収】
	○⇒せいしゅう(西収)
さいしゅうとう《さいしうたう》
	【済州島】
	◇[朝]Chejudo
	○[地]朝鮮半島の南西方の沖合にある火山島。
	 中央に漢拏山(カンナサン,ハンナサン)(1,950メートル)がそびえる。
	 韓国領で、周辺の島とともに済州道を成し、道庁所在地は済
	州市。
	 海女(アマ)漁業で知られ、また付近海域はアジ・サバの好漁場。
	 「チェジュ島(ドウ)」,「チェジュド(済州島)」とも呼ぶ。
	 参照⇒いすんまんらいん(李承晩ライン)
	〈面積〉
	 1,840平方キロメートル。朝鮮最大の島。
	〈人口〉
	 1966(昭和41)33万6,000人。
	◎古称は「耽羅(タンラ)」。
	 古くから三多(多風・多石・多女)の地として知られる。
	◎2004. 2. 6(平成16)韓国文化財庁、南済州郡の海岸で約5万
	年前のヒトの足跡の化石が発見されたと発表。
さいしゅうどう《さいしうだう》
	【済州道】
	◇[朝]Cheju-do
	○朝鮮南部、済州島とその周辺の島から成る道。
	 道庁所在地は済州市。
	 「チェジュド(済州道)」とも呼ぶ。
	◎1946(昭和21)全羅南道(Chollanam-do)から分離、設置。
さいしゅうとうかさんぶつ《さいしゆうたうかさんぶつ》
	【最終糖化産物】
	◇[英]Advanced Glycation End Products
	○[生化]⇒えーじーいー(AGE)
さいしゅうへいき
	【最終兵器】
	◇[英]ultimate weapon
	○(1)取って置きの兵器。隠していた兵器。
	○(2)破壊力が強く、できることなら使用したくない兵器。
	 「リーサルウエポン(lethal weapon)」,「リーサルウエポン」と
	も呼ぶ。
	○(3)単に、最強の兵器。
	○(4)核兵器の別称。
ざいしょ
	【在所】
	○(1)住んでいるところ。すみか(住処)・住所。
	○(2)物の在(ア)る所。ありか(在処)・あり場所。
	○(3)都会から離れたところ。いなか(田舎)・在郷・在(ザイ)。
	○(4)生れ故郷。ふるさと(故里)・郷里。
さいじょう《さいでう》
	【西条】
	◇[日]Saijo
	○(1)⇒さいじょうし(西条市)
	○(2)広島県中部、東広島市の中心地区。
さいじょういなり《さいじやういなり》
	【最上稲荷】
	○岡山県岡山市北西部、高松稲荷(タカマツイナリ)にある、荼枳尼天
	(ダキニテン)を祀(マツ)る妙教寺の稲荷。
	 参照⇒だきにてん(荼枳尼天,荼吉尼天,陀枳尼天,拏吉尼天)
さいしょうき
	【崔承喜】
	◇[朝]Choi Seung-hee(チェ・スンヒ)
	○[人]朝鮮の女性舞踏家(1911〜1969. 8. 8)。日本統治下のソ
	ウル生れ。夫はマネージャー安漠、娘は舞踏家安聖姫。
	 朝鮮民族の伝統舞踊とモダンダンスを融合させた舞踊を創作
	し、世界的にも高い評価を得る。
	 朝鮮公演に来ていた前衛舞踏家の石井漠に弟子入りを希望し、
	1926(大正15)日本に渡ってデビュー。
	 朝鮮の名前を名乗ってスターとなり、東劇・帝劇・歌舞伎座
	などに出演。欧米でも公演。
	 第二次世界大戦後、ソウルに戻るが親日派として糾弾され、
	夫・娘とともに北朝鮮に渡る。北京やモスクワでも公演するが、
	夫の失脚が伝えられた後、1967(昭和42)から消息不明。
	 参照⇒そうしかいめい(創氏改名)
さいじょうし《さいでうし》
	【西条市】
	◇[日]Saijo Shi
	○愛媛県東部の市。瀬戸内海の燧灘(ヒウチナダ)に面する。
	◎2004.11. 1(平成16)東予市(トウヨシ)と周桑郡(シュウソウグン)の小松
	町(コマツチョウ)・丹原町(タンバラチョウ)を編入。
さいじょうちょう《さいじやうちやう》
	【西城町】
	◇[日]Saijo Cho
	○広島県北東部、比婆郡(ヒバグン)の町。
	〈面積〉
	 226.91平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)4,983人。
	◎1898(明治31)町制実施。
	 1954(昭和29)八鉾村を編入。
	◎比婆郡には東城町(トウジョウチョウ)もある。
[1]さいじんぐ
	【サイジング】
	◇[英]sizing
	○(1)(大きさに合せて)分類すること・並べること。
	 参照⇒[1]さいず(サイズ)
	○(2)大きさに合せて作ること。大きさを合せること。寸法合
	せ。
	 参照⇒[1]さいず(サイズ)
[2]さいじんぐ
	【サイジング】
	◇[英]sizing
	○(1)紙ににじみ止めを塗ること。
	 参照⇒[2]さいず(サイズ)(1)
	○(2)糸に糊(ノリ)やにじみ止めを塗ること。糊付け。
	 参照⇒[2]さいず(サイズ)(2)
さいしんせい
	【最新世】
	◇[英]Pleistocene
	○[地]⇒こうしんせい(更新世)
さいす
	【サイス】
	◇[希]Sais
	○[歴]古代エジプトの第24王朝・第26王朝(サイス朝)の首都。
	 現代名は「サ・アル・ハジャル(Sa al Hajar)」。
★[1]さいず
	【サイズ】
	◇[英]size
	○(1)大きさ・寸法。
	 参照⇒[1]さいじんぐ(サイジング)
	○(2)規模。
★[2]さいず
	【サイズ】
	◇[英]size
	○(1)紙のにじみ止め。どうさ(礬水,陶砂)。
	 参照⇒[2]さいじんぐ(サイジング)(1)
	◎酸性紙(acid paper):硫酸アルミニウム(礬水など)を使用。
	 中性紙(neutral paper):炭酸カルシウムなどを使用。
	○(2)織物のにじみ止め。デンプンまたはゼラチン。
	 参照⇒[2]さいじんぐ(サイジング)(2)
[3]さいず
	【サイズ】
	◇[英]scythe
	○(1)[農]長柄の大きな草刈り鎌。大鎌。
	 刀身は柄に対してほぼ直角に着けられ、立って両手で持ち、
	足元をなぎ払うようにして使用する。
	 参照⇒しにがみ(死神,死に神)
	◎小鎌(sickle):⇒しくる(シクル)
	○(2)古代・中世の武器の一種。長柄・片刃の大鎌(オオガマ)。
	 刀身は柄の先に垂直に着けられている。
	 参照⇒ぱるちざん(パルチザン)(1),はるばーど(ハルバード),
	なぎなた(薙刀,長刀,眉尖刀)(1)
	◎フランス語:フォー(faux)。
さいすちょう《さいすてう》
	【サイス朝】
	◇[英]Saite Dynasty/26th Dynasty
	○[歴]サイス(Sais)に都した古代エジプトの第26王朝(BC. 664
	〜BC. 525)。
さいずむ
	【サイズム】
	◇[英]seism
	○[地](英語で)地震。
	 ⇒じしん(地震)
さいずも
	【サイズモ】
	◇[英]seismo-/seism-
	○[接頭辞]「地震」を表す語形成要素。
	◎サイズム(seism:地震。
	 サイズモロジー(seismology):地震学。
	 サイズモグラフ(seismograph):地震計。
	 サイズモメーター(seismometer):地震計。
	 サイズモグラム(seismogram):地震記象。
	 サイズモジスト(seismologist):地震学者。
さいずもぐらふ
	【サイズモグラフ】
	◇[英]seismograph
	○[地]⇒じしんけい(地震計)
さいずもざーるす
	【サイズモザールス】
	◇[英]Seismosaurus
	○[化生]⇒せいすもさうるす(セイスモサウルス)
さいずもめーたー
	【サイズモメーター】
	◇[英]seismometer
	○[地]⇒じしんけい(地震計)
さいすもろじー
	【サイスモロジー】
	◇[英]seismology(サイズモロジー)
	○[地]⇒じしんがく(地震学)
さいずもろじー
	【サイズモロジー】
	◇[英]seismology
	○[地]⇒じしんがく(地震学)
ざいせ
	【財施】
	○[仏]法施(ホウセ)・無畏施(ムイセ)とともに三施の一つ。
	 金品を提供する物質的な布施(フセ)。
さいせい
	【済生】
	○生命を救うこと。
	◎済生会,済生学舎,済生病院
さいせい
	【歳星】
	○[漢][天]五星の一つ、木星の漢名。
	 「太歳(タイサイ)」とも呼ぶ。
	◎木星の公転周期は11.86年で、ほぼ12年で天を一周すること
	から、木星の位置を基準にその歳の名が決められていた。
	 参照⇒じゅうにし(十二支)
さいせいいりょう《さいせいいれう》
	【再生医療】
	◇[英]regenerative medicine
	○[医]ES細胞などによって、病気や事故で失った組織・臓器
	などを再生させる医療。
	◎場合によっては、失われた組織・臓器以上の機能を得ること
	も考えられる。
	 参照⇒でざいなーべびー(デザイナーベビー),さいぼーぐ(サ
	イボーグ),どーぴんぐ(ドーピング)
★さいせいかい《さいせいくわい》
	【済生会】
	○恩賜財団済生会の略称。
	 全国に60余の医療施設(病院・乳児院・整肢学院など)を有す
	る。
	◎1911. 2.(明治44)貧民済生に関する勅語発布。明治天皇から
	の宮廷費150万円の下賜金と民間の寄付金により貧民医療を目
	的に同年5月発足。
	 1952(昭和27)社会福祉法人に改組。
	 第???代会長徳川家達(イエサト)。
	◎設立当初は大逆事件後の社会不安の緩和策の一つで、政府予
	算の配分を受け各府県に支部を置き、公的機関の性格を持って
	いたが、現在は民間団体として経営されている。
	◎多摩済生病院:東京都小平市美園町(ミソノチョウ)3丁目。呼吸器
	系。
さいせいがくしゃ
	【済生学舎】
	○[歴]明治期の私立の医学校。
	 医家長谷川泰(タイ)が1876. 4.(明治 9)学歴や学費などの関係
	で大学に行けない人々のために創設。
	 当初は女子を受け入れなかったが、1884(明治17)高橋瑞子(ミ
	ズコ)が三日も門前に立ちつくし塾長と直談判の末、入学の許可
	を得る。その結果、入学試験がなく、女子も自由に入学できる
	ようになった。しかし、学内に芙蓉団と称する不良学生が男女
	交際を迫り風紀を乱し刑事事件を起したため、1900(明治33)女
	子学生の入学を拒絶した。
	 このため吉岡荒太(アラタ)・弥生(ヤヨイ)夫妻は東京女子医科大学
	の前身、1900.12. 5(明治33)東京女医学校を設立した。
	◎野口英世らを輩出。
	 1904. 4.(明治37)設立された日本医学校に吸収。
さいせいぐ
	【崔済愚】
	【崔濟愚】
	◇[朝]Choe Che-U
	○[人]李氏朝鮮の末期の民間宗教家(1824〜1864)。朝鮮読みは
	「チェ・ジェウ」。慶尚道慶州の没落両班(ヤンバン)出身。
	 1860年、カトリック教の「西学」に対し「東学(トンハク)(Tonghak)」
	と呼んで、民族宗教を基礎に新興宗教を創始。南韓一帯に普及。
	洋和(ヨウワ)の排斥と貪官汚吏(ドンカンオリ)の懲伐を唱えたため、朝
	鮮政府は社会不安を醸(カモ)すとして1864年崔済愚を処刑。
	 参照⇒とうがく(東学,東學),とうがくとうのらん(東学党の
	乱)
	◎崔時亨(チェ・シヒョン)(Choe Sihyong)が第2代教主となる。
さいせいぞく
	【再生族】
	◇[梵]dvija
	○[歴]古代インドのバラモン教(婆羅門教)で、カースト(caste)
	の上層3階級の総称。
	 バラモン(Brahman)(司祭)・クシャトリア(Ksatriya)(王族)
	・バイシャ(Vaisya)(平民)で、下層民のスードラ(Sudra)(奴隷)
	は含まれない。
	 少年時にバラモン教の聖典ベーダ(吠陀)を学習する入門式ウ
	パナヤナ(upanayana)を受けて再生するという思想によるもの。
	 参照⇒かーすとせいど(カースト制度)
★さいせいびょういん《さいせいびやうゐん》
	【済生病院】
	○[医]
	◎1893(明治26)婦人社会運動家瓜生岩(ウリウ・イワ)が創設。
さいせんれいは
	【再洗礼派】
	◇[英]Anabaptists(アナバプティスツ)
	○[宗]キリスト教プロテスタントの中で、幼児洗礼(pedobap-
	tism)の無効をとし、成人に再度の洗礼を要求する教派。
	 『聖書』を尊重し、絶対平等の社会組織と財産の共有を主張。
	 16世紀の宗教改革期に南ドイツに出現し、北ドイツ・ネーデ
	ルランド(オランダ)に広まり、弾圧を受けて多くは北アメリカ
	に移住。
	 メノナイト派・アーミッシュなど。
	 参照⇒めのないとは(メノナイト派),あーみっしゅは(アーミッ
	シュ派),どいつのうみんせんそう(ドイツ農民戦争)
さいだ
	【サイダ】
	◇Saida/Sayda
	○レバノン南西部、南レバノン県(Mohafazat ej Jnoub)北西部
	の県都。地中海に面する港湾都市。石油の積出港。
	〈人口〉
	 1963(昭和38) 2万2,000人。
	 1985(昭和60)10万人。
	 2002(平成14)14万人(推計)。
	◎古代フェニキアの都市国家シドン([希]Sidon)。
★さいだー
	【サイダー】
	◇[英]cider
	○(1)[食](hard cider)リンゴ酒。
	 ⇒しーどる(シードル)
	○(2)[食](sweet cider)リンゴ・ジュース。
	○(3)[国][食](soda pop)炭酸ガス入りの清涼飲料水の一種。
	 炭酸水に香料・砂糖などを加えたもの。
	 参照⇒みつやさいだー(三ツ矢サイダー),らむね(ラムネ),れ
	もねーど(レモネード)
	◎夏の季語。
	◎薄い砂糖水に炭酸ソーダ(炭酸ナトリウム)とクエン酸を加え
	て混ぜると手製のサイダーを作ることができる。
さいたいけつ
	【臍帯血】
	◇[英]umbilical cord blood
	○[医]新生児と胎盤をつないでいた「臍の緒(ヘソノオ)」の血液。1
	度に約30ミリリットル、採取できる。
	 造血幹細胞を豊富に含む。
	 参照⇒はっけつびょう(白血病)
	◎2002. 2. 4(平成14)東海大学医学部の堀田知光教授の研究グ
	ループが、人工的に増やした臍帯血を骨髄の難病患者(50代の
	女性)に初移植。
	 臍帯血30ミリリットルでは体重40キログラム以下の患者にし
	か移植できないので、マウスの細胞の助けを借りて大幅に増殖
	させたもの。
★さいだいじ
	【西大寺】
	○(1)奈良県奈良市にある真言律宗の総本山。
	 南都七大寺の一つ。
	○(2)岡山県岡山市東区の地名・地域名。
	 西大寺がある。
	 参照⇒さいだいじ(西大寺)(3)
	○(3)岡山県岡山市東区西大寺にある真言宗の寺。山号は金陵
	山。観音院と普門坊円満院がある。
	 参照⇒えよう(会陽)
	○(4)[交]⇒さいだいじえき(西大寺駅)
	○(5)[俗][交]近鉄の大和西大寺駅の略称。
	 ⇒やまとさいだいじえき(西大寺駅)
	○(6)[古]奈良市の西大寺で売った薬、豊心丹(ホウシンタン)の別称。
さいだいじえき
	【西大寺駅】
	○(1)[交]岡山県岡山市西大寺にある、JR赤穂線の駅。
	 大富(オオドミ)駅(邑久町)と大多羅(オオダラ)駅(岡山市)の間。
	○(2)[俗][交]近鉄の大和西大寺駅の略称。
	 ⇒やまとさいだいじえき(西大寺駅)
	◎岡電東山本線には西大寺町駅(岡山県)がある。
	 岡電清輝橋線には新西大寺町筋駅(岡山県)がある。
	 近鉄奈良線・京都線・橿原線には大和西大寺駅(奈良県)があ
	る。
さいだいじえよう《さいだいじゑやう》
	【西大寺会陽】
	○[暦]⇒えよう(会陽)
ざいたくさんぼんばしら
	【在宅三本柱】
	【在宅3本柱】
	○[福]在宅福祉サービスの、ホームヘルプサービス、ショート
	ステイ、デイサービスの総称。
さいたちょう《さいたちやう》
	【財田町】
	◇[日]Saita Cho
	○[古]香川県西部、三豊郡(ミトヨグン)の町。
	〈面積〉
	 47.16平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)4,674人。
	◎1970(昭和45)町制施行。
	 2006. 1. 1(平成18)三豊郡の全7町が合併して三豊市を発足。
さいたまけん
	【埼玉県】
	◇[日]Saitama Ken
	○本州、関東地方中央部の県。
	 県庁所在地はさいたま市。
	〈面積〉
	 1978(昭和53)3,799.32平方キロメートル。
	 1980(昭和55)3,799平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)482万1,000人。
	 1980(昭和55)542万0,340人。
	 2002(平成14)699万9,757人(7月1日現在)。
	 2002(平成14)700万1,933人(男3529,679人・女347万2,254人)
	(8月1日現在)。
	◎県花はサクラソウ、県鳥はシラコバト、県木はケヤキ。
	◎1869(明治 2. 2. 9)大宮県、武蔵県から独立。同年9月29日
	浦和県と改称。
	 2001. 5. 1(平成13)浦和市(旧県庁所在地)・大宮市・与野市
	が合併してさいたま市が成立し、県庁舎はそのままで所在地名
	はさいたま市に変更。
さいたまけんこどもどうぶつしぜんこうえん
	《さいたまけんこどもどうぶつしぜんこうゑん》
	【埼玉県こども動物自然公園】
	○埼玉県東松山市(ヒガシマツヤマシ)岩殿(イワドノ)554にある、「ふ
	れてみる、体験してみる」がテーマの県立動物園。
	 電話:0493-35-1234。休園日は月曜日。
さいたまこうそくてつどう《さいたまかうそくてつだう》
	【埼玉高速鉄道】
	○[交]埼玉県初の地下鉄埼玉高速鉄道線を運行する第三セクタ
	ー。本社、さいたま市(旧浦和市)。
	 浦和美園駅(さいたま市大門)から赤羽岩淵駅(東京都北区)の
	全長14.6キロメートルを運行。
	◎赤羽岩淵駅で東京地下鉄(東京メトロ)南北線に、目黒駅から
	は東急目黒線に乗り入れ、武蔵小杉駅(川崎市)に至る。
	◎1995(平成 7)着工、約2,587億円をかけ建設。
	 2001. 3.28(平成13)開業。初乗り運賃210円で地下鉄では日
	本一高い。
さいたまし
	【さいたま市】
	◇[日]Saitama Shi
	○埼玉県の市。県庁所在地。
	〈面積〉
	 168平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2002(平成14)105万0,198人(10. 1現在)
	◎2001. 5. 1(平成13)浦和市(旧県庁所在地)・大宮市・与野市
	が合併して成立。
	 市庁舎は旧浦和市庁舎。
	 公募では1位は埼玉市、2位がさいたま市、3位が大宮市で
	あった。
	 2003. 4. 1(平成15)全国13番目の政令指定都市へ移行。
さいたましんぶん
	【埼玉新聞】
	○[経][通]埼玉全県域を対象とする日刊紙。
	 本社は埼玉県 さいたま市北区。
	◎1944(昭和19)社団法人埼玉新聞社として発足・創刊。
	 1955(昭和30)株式会社埼玉新聞社に改組。
さいたますいぞくかん《さいたますいぞくくわん》
	【さいたま水族館】
	○埼玉県羽生市にある水族館。
	◎1983.10.(昭和58)淡水魚専門の水族館として開館。
さいたまだいがく
	【埼玉大学】
	○[教]埼玉県さいたま市下大久保(旧浦和市)に本部を置く国立
	大学。
	◎1921(大正10)浦和高等学校、創立。
	 1949(昭和24)浦和高等学校・埼玉師範学校・埼玉青年師範学
	校を母体に、新制大学の埼玉大学(文理学部・教育学部)を発足。
	 1954(昭和29)経済短期大学部を設置。
	 1963(昭和38)工学部を設置。
	 1965(昭和40)文理学部を改組し、教養学部・経済学部・理工
	学部を設置。
	 1976(昭和51)理工学部を理学部と工学部に分離。
	 1996(平成 8)経済短期大学部を経済学部内に転換。
さいたまりそなぎんこう《さいたまりそなぎんかう》
	【埼玉りそな銀行】
	○[経]りそなグループの都市銀行の一つ。埼玉県内を営業基盤
	とする。
	 本店は埼玉県さいたま市。
	◎2003. 3. 1(平成15)大和銀行・あさひ銀行が合併・再編し、
	りそな銀行と埼玉りそな銀行を発足。
	 2003. 3. 3(平成15)営業開始。
	 参照⇒あさひぎんこう(あさひ銀行),
さいたん
	【歳旦】
	○一月一日の朝。元旦。
	 「歳朝(サイチョウ)」とも呼ぶ。
さいちゅう
	【歳中】
	○(1)一年中。また、その年の内。
	 参照⇒さいしゅ(歳首),さいまつ(歳末)
	○(2)[暦]陰暦五月から八月までの4ヶ月のこと。
	◎歳朝(サイチョウ):陰暦一月から四月までの4ヶ月のこと。
さいちゅうちじゅんほう《さいちゆうちじゆんはふ》
	【歳中置閏法】
	○[暦]平気法(ヘイキホウ)における閏月(ウルウヅキ)の決定方法。
	 平気法では一ヶ月が30日であるが、実際の一年を12等分した
	間隔(365.25 ÷ 12 = 30.4375)より短い。このため、冬至点
	を十一月に固定すると、一ヶ月がまるまる実際の一年を12等分
	した間隔の中に含まれてしまう月が生じる。
	 この月に閏を置く。
	 参照⇒へいきほう(平気法),ちじゅんほう(置閏法)
さいちゅうろう《さいちゆうらう》
	【蔡中郎】
	◇[中]Cai Zhonglang
	○[人]⇒さいよう(蔡ヨウ)
さいちょう《さいてう》
	【歳朝】
	○(1)一月一日の朝。元旦。
	 「歳旦(サイタン)」とも呼ぶ。
	○(2)[暦]陰暦一月から四月までの4ヶ月のこと。
	◎歳中(サイチュウ):陰暦五月から八月までの4ヶ月のこと。
	○(3)[歴]毎年、朝廷に来朝すること。
さいづちあたま
	【才槌頭】
	○⇒つちのこ(槌の子)(1)
ざいで
	【ザイデ】
	◇[独]Seide
	○(ドイツ語で)絹・絹糸・絹織物。
さいてす
	【CITES】
	【サイテス】
	◇[英]Convention on International Trade in Endangered 
	Species of Wild Fauna and Flora
	○ワシントン条約の略称。
	 ⇒[1]わしんとんじょうやく(ワシントン条約)
ざいでんしゅとらーせ
	【ザイデンシュトラーセ】
	◇[独]Seidenstrasse
	○[歴]シルクロード(Silk Road)のドイツ語名。
	 ⇒しるくろーど(シルクロード)
さいと
	【サイト】
	◇[英]-cyte
	○[接尾辞]「細胞」を表す語形成要素。
	◎メラノサイト(melanocyte):色素細胞。
	 エリスロサイト(erythrocyte):赤血球。
	 ブラストサイト(blastocyte):赤芽細胞(正赤芽球)。
	 メガケイリョサイト(megakaryocyte):巨核球。
	 アクロモサイト(achromocyte):無ヘモグロビン血球(無血色
	素血球)。
	 エリプトサイト(elliptocyte):円赤血球。
	 アクロマトサイト(achromatocyte):三日月形赤血球。
	 ドレパノサイト(drepanocyte):鎌形赤血球(鎌形血球)。
	 ルーコサイト(leukocyte,leucocyte):白血球。
	 グラニュロサイト(granulocyte):顆粒白血球。
	 アラグニュロサイト(agranulocyte):無顆粒白血球。
	 リンポサイト(lymphocyte):リンパ球。
	 Tリンポサイト(T lymphocyte):T細胞。
	 ファゴサイト(phagocyte):食細胞。
	 ガメトサイト(gametocyte):配偶子母細胞。
	 オーサイト(oocyte):卵母細胞.。
	 スペルマトサイト(spermatocyte):精母細胞。
	 アディポサイト(adipocyte):脂肪細胞。
	 エイケリョサイト(akaryocyte):無核細胞。
	 アメボサイト(amebocyte):変形細胞(アメーバ様細胞)。
	 アミーボサイト(amoebocyte):変形細胞(アメーバ様細胞)。
	 アストロサイト(astrocyte):星状膠細胞。
	 アスロサイト(athrocyte):集受細胞。
	 コーエナサイト(choanocyte):襟細胞。
	 サイトプラズム(cytoplasm):細胞質。
さいど
	【サイド】
	◇[英]-cide
	○[接尾辞]「殺し・殺す人」を表す語形成要素。
	◎スーサイド(suicide):自殺。
	 ホミサイド(homicide):殺人・殺人者。
	 パトリサイド(patricide):父殺し・父親殺し。
	 マトリサイド(matricide):母殺し・母親殺し。
	 フラトリサイド(fratricide):兄弟殺し・姉妹殺し。
	 インファンティサイド(infanticide):幼児殺し。
	 ジェノサイド(genocide):大量虐殺。
	 レジサイド(regicide):国王殺し・大逆罪。
	 バーミサイド(vermicide):殺虫剤・駆虫剤。
	 ハーブサイド(herbicide):除草剤。
	 ジャーミサイド(germicide):殺菌剤。
	 エコサイド(ecocide):環境破壊。
さいど
	【済度】
	○(1)[仏]仏・菩薩が、苦海(クカイ)で迷い苦しんでいる衆生(シュ
	ジョウ)を救い出し、法を説き悟(サト)りを開かせて彼岸(ヒガン)へ
	導き渡らせること。
	 参照⇒くかい(苦海),ぐぜいのふね(弘誓の船)
	◎「済」は「すくう」、「度」は「わたす」の意味。
	○(2)(転じて)困り苦しんでいる境遇から助け出すこと。
さいどあーむ
	【サイドアーム】
	◇[英]side arms
	○(1)腰に帯びる携帯用の武器。刀・ピストルなど。
	○(2)(特に)猛獣のハンティングなどで、小銃が不調のときに
	身を守る、マグナムなどの強力な拳銃。
さいとう
	【菜豆】
	○[植]インゲンマメの別称。
	 ⇒いんげんまめ(インゲンマメ,隠元豆,菜豆)(1)
さいどぅしゃりふ
	【サイドゥシャリフ】
	◇Saidu Sharif
	○パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber 
	Pakhtunkhwa Province)北部のマラカンド県(Malakand Divi-
	sion)東部にあるスワート地区(Swat District)の中心地。
さいどえふぇくと
	【サイドエフェクト】
	【サイド・エフェクト】
	◇[英]side effect
	○(薬などの)副作用。
	 参照⇒あふたーえふぇくと(アフターエフェクト)(3)
さいどかー《さいどかあ》
	【サイドカー】
	◇[英]sidecar
	○(1)[交]オートバイなどの横につけた一輪の座席車または荷
	物運搬車。また、それをつけたオートバイ。
	 自転車のものもあった。
	 「側車」とも呼ぶ。
	 参照⇒おーとばい(オートバイ)
	○(2)[食]カクテルの一種。ブランデー・リキュール・レモン
	ジュースを三分の一づつ等量に混ぜたもの。
★さいとかいん
	【サイトカイン】
	◇[英]cytokine
	○[生化]細胞が分泌する糖タンパク質の一種。生物活性の情報
	を伝達する物質の総称。
	 参照⇒[2]えーえすしー(ASC)
	◎インターロイキン(interleukin):白血球が分泌するサイト
	カイン。
	 リンホカイン(lymphokine):。
	 モノカイン(monokine):。
	 ケモカイン(chemokine):。
	 アディポカイン(adipokine):⇒あでぃぽかいん(アディポカ
	イン)
さいとし
	【西都市】
	◇[日]Saito Shi
	○宮崎県中部の市。
	 北西に西都原(サイトバル)古墳群がある
	 参照⇒さいとばるこふんぐん(西都原古墳群)
さいどすぴん
	【サイドスピン】
	◇[英]sidespin
	○[運](テニス・卓球などで)打球を水平に回転させること。
	 参照⇒とっぷすぴん(トップスピン),ばっくすぴん(バックス
	ピン)
さいどどらむ
	【サイドドラム】
	【サイド・ドラム】
	◇[英]side drum
	○[楽]⇒こだいこ(小太鼓)(2)
ざいどは
	【ザイド派】
	◇[英]Zaidi Shi'ite Sect
	○[宗]イスラム教シーア派の一派。
	 参照⇒しーあは(シーア派)
	◎2004. 9.10(平成16)反米指導者フセイン・フーシ師(anti-U.
	S. rebel cleric Hussein al-Houthi)、イエメン政府軍の攻撃
	で死亡。
さいとばるこふんぐん
	【西都原古墳群】
	○[歴]九州の代表的古墳群で、宮崎県西都市西都原にある5世
	紀ころ古墳時代中期のもの。
	 豪族の前方後円墳や、その間に点在する小円墳など、大小
	311基の古墳がある。
	 家形埴輪(ハニワ)などの形象(ケイショウ)埴輪が出土。
	◎男狭穂塚(オサホヅカ):ニニギノミコト(瓊瓊杵尊)の墓と伝えら
	れる。
	 女狭穂塚(メサホヅカ):コノハナノサクヤヒメ(木花之開耶姫)の
	墓と伝えられる。
さいどべんつ
	【サイドベンツ】
	【サイド・ベンツ】
	◇[英]side vents
	○[服]背広の上着(ウワギ)の裾(スソ)、両脇にある切り開き(スリッ
	ト)。また、その形式の背広。
	 カジュアル・スポーティーなもの。
	 参照⇒せんたーべんつ(センターベンツ,センター・ベンツ)
	◎軍服にも多く採用されている。
さいどほーす
	【サイドホース】
	【サイド・ホース】
	◇[米]side horse
	○(1)[運]体操競技種目の一種。
	 ⇒あんば(鞍馬)(2)
	○(2)[運](1)の運動用具。
	 ⇒あんば(鞍馬)(3)
ざいとほらんとしゅう《ざいとほらんとしう》
	【ザイトホラント州】
	【ザイト・ホラント州】
	◇[蘭]Provincie Zuid-Holland、[英]South Holland Province
	○オランダ南西部の州。北東部をノルトホラント州(Provincie 
	Noord-Holland)に接し、西部を北海(North Sea)に面する。
	 州都はハーグ(Den Haag)。
	 「ゾイトホラント州」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 2,859.51平方キロメートル。
	 3,445.74平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1996(平成 8)333万2,860人(1月1日現在)。
	 2002(平成14)343万1,700人。
	 2003(平成15)344万8,369人(9月30日現在)。
	 2004(平成16)345万3,000人。
さいどみらー
	【サイドミラー】
	◇[和製英語]side mirror
	○[交]⇒どあみらー(ドアミラー)
さいどわいんだー
	【サイドワインダー】
	◇[英]AIM-9 Sidewinder
	○[軍]アメリカ製の赤外線追尾式の空対空ミサイル(AAM)A
	IM−9の通称。
	 優れた追尾能力を持つ近距離ミサイルで、ドッグファイトに
	使用される。
ざいとん
	【ザイトン】
	◇Zayton/Zaiton/Zaytun
	○[古]中国の泉州市のアラビア語名。
	 ⇒せんしゅうし(泉州市)
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