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                    PDD図書館管理番号       0001.0095.0000.17

                 百   科   辞   書    《りさ》     編集:獨  澄旻

-------- りさ --------------------------------------------------
りさ
	【リサ】
	【Lisa】
	○[古][計]1983(昭和58)アップル社(現:アップル・コンピュー
	タ)が開発したオフィス向け16ビット・パソコン。
	 不成功に終り、1984(昭和59)マッキントッシュ(Machintosh)
	として新発売。
	 参照⇒[2]まっく(マック)
りさいあしす
	【リサイアシス】
	◇[英]lithiasis
	○[病]結石症。
	◎コレリサイアシス(cholelithiasis):胆石症。
りざーいえ
	【リザーイエ】
	◇Rezaiyeh
	○[古]⇒おるみえ(オルミエ)
★りさいくる
	【リサイクル】
	◇[英]recycle
	○[社]
	◎2000. 5.(平成12)循環型社会形成推進基本法が制定。
	 2001. 4. 1(平成13)特定家庭用機器再商品化法(家電リサイ
	クル法)が施行。
	 2007.12. 1(平成19)改正食品リサイクル法が施行。
	 参照⇒かでんりさいくるほう(家電リサイクル法)
りさーじ
	【リサージ】
	◇[英]litharge
	○[化]⇒いっさんかなまり(一酸化鉛)
りーさす
	【リーサス】
	◇[英]rhesus
	○[哺]⇒あかげざる(アカゲザル,赤毛猿)
りーさすいんし
	【リーサス因子】
	◇[英]Rhesus factor
	○[医]⇒あーるえっちいんし(Rh因子)
りさーち
	【リサーチ】
	◇[英]research
	○(1)研究・調査。
	○(2)(特に)学術研究・学術調査。
りさーちゃー
	【リサーチャー】
	◇[英]researcher
	○(1)研究員・調査員。
	○(2)[放]クイズ番組などで、設問などの資料集めを担当する
	人。
りざーど
	【リザード】
	◇[英]lizard
	○(1)[爬]トカゲ(蜥蜴)。
	 トカゲ・ヤモリ・カナヘビなど。
	○(2)トカゲの皮。
りざーぶ
	【リザーブ】
	◇[英]reserve
	○(1)[動]予約する。
	○(2)蓄え・予備品・貯蔵品。
	 参照⇒[1]きーぷ(キープ)
	○(3)留保・保留。
	◎「未決」の意味では「ペンディング(pending)」。
	○(4)[運]補欠選手。
[1]りさーる
	【リサール】
	◇[英]lethal
	○[形]致命的な、死を招く。
	◎ギリシア神話の「忘却の川([希]Lethe)」から。
	 参照⇒れーて(レーテ)
[2]りさーる
	【リサール】
	◇Jose Rizal(ホセ・リサール)
	○[人]フィリピンの独立運動家・民族英雄(1861. 6.19〜1896.
	12.30)。ルソン島中南部のラグナ州(Laguna Province)カラン
	バ(Calamba)村生れ。
	 スペインのマドリード大学、フランスのパリ大学、ドイツの
	ハイデンベルグ大学・ライプッイヒ大学・ベルリン大学に留学。
	 帰国後、眼科医を開業するかたわら文筆を以てスペインの圧
	政批判を政治小説に書き、祖国の政治・社会の改革を唱導。政
	府関係の圧力から日本・香港・ヨーロッパに出国して独立運動
	を推進。
	 1892. 6.15(明治25)帰国して、フィリピン民族同盟を結成。
	逮捕され、4年間ミンダナオ島に流刑。
	 1896(明治29)軍医としてキューバへ赴任の途中、フィリピン
	革命が勃発し、フィリピンに送還。軍法会議で騒乱罪を名目に
	マニラで銃殺刑にされた。
	 作品は『我に触れるなかれ』・『反逆』など。
	◎マニラのリサール公園に銅像がある。
	 東京都千代田区の日比谷公園に胸像がある。
りーさるうえぽん
	【リーサルウエポン】
	◇[英]lethal weapon
	○(1)致命的な兵器・最終兵器。
	 参照⇒さいしゅうへいき(最終兵器)
	○(2)凶器。
りーさるうぇぽん
	【リーサルウェポン】
	◇[英]lethal weapon
	○⇒りーさるうえぽん(リーサルウエポン)
りーさるうぇぽん
	【リーサル・ウェポン】
	◇[英]Lethal Weapon
	○[映]アメリカの刑事アクション映画。
	 監督:リチャード・ドナー(Richard Donner)。
	 出演:メル・ギブソン(Mel Gibson):マーティン・リッグス
		(Sergeant Martin Riggs)役。
	 	ダニー・グローヴァー(Danny Glover):ロジャー・マ
		ータフ(Sergeant Roger Murtaugh)役。
	 	ゲイリー・ビューシイ(Gary Busey):ジョシュア(Mr.
		Joshua)役。
	◎1987. 3. 6(昭和62)アメリカで公開。
	 1987. 6. 6(昭和62)日本で公開。
★りし
	【李斯】
	◇[中]Li Si
	○[人]古代中国、秦(qin)の宰相(?〜BC. 210)。楚(Chu)(ソ)の
	上蔡(Shangcai)の人。
	 BC. 213、始皇帝(Shi Huangdi)に焚書坑儒を建議する。
	 始皇帝の死後、宦官(カンガン)趙高(Zhao Gao)の讒言(ザンゲン)
	で刑死。
★りし
	【李贄】
	◇[中]Li Zhi
	○[人]中国、明(Ming)代末期の思想家(陽明学左派の儒者)
	(1527〜1602)。名は贄、字(アザナ)は卓吾(Zhuowu)(タクゴ)。
	 福建省(Fujian Sheng)(フッケンショウ)晋江(Jinjang)のイスラム教
	徒の家に生れる。
	 儒教を批判したため異端視されて捕われ、その著述は焼却処
	分された。
	 獄中で自殺。
	 「李卓吾」とも呼ぶ。
りしあ
	【リシア】
	◇Lycia
	○[歴]⇒りゅきあ(リュキア)
りしあんさす
	【リシアンサス】
	○[農]⇒とるこぎきょう(トルコギキョウ,トルコ桔梗)
りしあんなん
	【李氏安南】
	○[歴]⇒りちょう(李朝)(2)
りしうむ
	【リシウム】
	◇[英]lithium、[独]Lithium
	○[化]⇒りちうむ(リチウム)
りしぇ
	【リシェ】
	◇[チェコ語]rise
	○(チェコ語で)帝国。
	 ⇒ていこく(帝国)
りじぇくしょん
	【リジェクション】
	◇[英]rejection
	○(1)拒否・拒絶。
	○(2)却下・否決。
	○(3)廃棄。廃棄物。
	○(4)[生]拒否反応・拒絶反応。
りしす
	【リシス】
	◇[英](単数形)-lysis/(複数形)-lyses
	○[接尾辞]「分解」を表す語形成要素。
	◎バイオリシス(biolysis):(微生物による)生物分解。
	 カタリシス(catalysis):触媒作用・接触反応。
	 ダイアリス(dialysis):透析(トウセキ)。
	 アナリシス(analysis):分解・分析・解析。
	 エレクトロリス(electrolysis):電気分解(電解)。
	 ライシス(lysis):⇒らいしす(ライシス)
	 メタナリシス(metanalysis):(文法の)異分析。
	 マイクロナリシス(microanalysis):微量分析。
	 パラナリシス(paralysis):麻痺(マヒ)・中風。渋滞。
	 サイコナリシス(pschoanalysis):精神分析。
	 ウリナリシス(urinalysis):尿分析。
★りじせい
	【李自成】
	◇[中]Li Zicheng
	○[人]中国、明(Ming)代末期の農民反乱の首領(1606〜1645)。
	 呉三桂(Wu Sangui)(ゴ・サンケイ)軍に敗れ、湖北で自殺。
★りしちょうせん《りしてうせん》
	【李氏朝鮮】
	○[歴]朝鮮最後の王朝(1392〜1910)。
	 李成桂(リ・セイケイ)(太祖)が高麗(コウライ)を倒して建国。国号は朝
	鮮、都は漢城(現在のソウル)。儒教を国教とした。
	 世宗(セイソウ)の時全盛。
	 豊臣秀吉の軍や清軍の侵入を受ける。
	 1897(明治30)国号を大韓と改める。日露戦争後、日本の保護
	国化して1910(明治43)日韓併合により滅亡。韓国皇帝の李王家
	は日本の皇族待遇(王公族)となる。
	 「李朝」と略称する。
	 「李王朝」とも呼ぶ。
	 参照⇒こうごかいかく(甲午改革),おうぞく(王族)(2),こう
	ぞく(公族)(2),ちょんじゅ(チョンジュ,全州)
	〈歴代王〉
	 初 代:李成桂(太祖)(1335〜1408)、在位:1392〜1398。
	 第3代:太宗。
	 第4代:世宗(1397〜1450)、在位:1418〜1450。
	 第6代:瑞宗。
	 第7代:世祖:⇒せいそ(世祖)(8)
	 第9代:成宗。
	 第10代:燕山君:⇒えんざんくん(燕山君)
	 第15代:光海君。
	 第22代:正祖。
	 第23代:純祖。
	 第24代:憲宗。
	 第25代:哲宗。
	 第26代:李太王(高宗):⇒こうそう(高宗)(6)
	 (李垠<Yi Eun><イ・ウン><1897〜1970>)。
	◎清国皇帝から朝鮮の国王を認知され(冊封<サクホウ>)清国を宗主
	国と仰ぎ、朝貢(チョウコウ)を行う藩属国。
	 東京の邸宅:参照⇒あかさかぷりんすほてる(赤坂プリンス
	ホテル)
りじちん
	【李時珍】
	◇[中]Li Shizhen
	○[人]中国、明(Ming)代末期の博物学者・医師(1518〜1593)。
	字(アザナ)は東璧(Dongbi)、号は瀕湖(Binhu)。湖北省(Hubei 
	Sheng)の医家の生れ。
	 科挙の郷試に失敗し、家にいて古来の漢方薬学書を研究。
	 あきたらくなって各地を旅行し、調査したり文献を集めたり
	した自分の研究成果や新しい分類法を加え、30年の間に3度書
	き改めて1578<万暦 6>『本草綱目(Bencao Gangmu)(ホンゾウコウモク)』
	52巻を著す。
	◎中国本草学を確立。
	◎生没年は、1518<正徳13>〜1593<万暦21>のほか、一説に1523
	<嘉靖 2>〜1596<万暦24>。
りじっと
	【リジット】
	◇[英]rigid
	○[俗]リジッドの訛(ナマ)り。
	 ⇒りじっど(リジッド)
	◎リジットグライダー
りじっど
	【リジッド】
	◇[英]rigid
	○(1)[形]堅い、固定した。
	○(2)[国][名]組み立て式ではない、小型ボートやグライダー。
	 日本訛(ナマ)りで「リジット」とも呼ぶ。
	 参照⇒ふぁるとぼーと(ファルトボート)
りじゃいな
	【リジャイナ】
	◇Regina
	○カナダ中南部のサスカチュワン州(Saskatchewan Province)
	南部にある州都。
りしゃーる
	【リシャール】
	◇[フ]Richard
	○[人]フランス語圏の男性名。
	◎英語圏のリチャード(Richard)、ドイツ語圏のリヒャルト
	(Richard)、スペイン語・ポルトガル語圏の「リカルド(Ricardo)」
	に相当する。
	 参照⇒りちゃーど(リチャード)(1)
りしゅ
	【李朱】
	◇[中]Li Zhu
	○[人]中国の元(Yuan)・明(Ming)代の漢方医、李杲(Li Gao)(リ
	・コウ)と朱震享(Zhu Zhenxiang)(シュ・シンキョウ)の併称。
りじゅーむ
	【リジューム】
	◇[英]resume
	○(1)[他動]再開する・回復する。
	○(2)[自動]再開する・再び始める。
	◎レジュメ([フ]resume):⇒れじゅめ(レジュメ)
りしゅりゅー
	【リシュリュー】
	◇Armand Jean du Plessis, Duc de Richelieu(アルマン・リ
	シュリュー)
	○[人]フランスの政治家・枢機卿(1585〜1642)。
	 1624(寛永元)ルイ十三世(Louis XIII)(1601〜1643)により宰
	相に任じられる(〜1642)。
	 王権強化をはかって貴族層・新教徒(ユグノー)を弾圧し、地
	方に長官を置き、また高等法院の権限を縮小するなどして、中
	央集権政治を推進しフランス絶対主義の基礎を築く。
	 外交ではハプスブルク家に対抗して領土拡張を狙い、新教徒
	側に加担し三十年戦争に介入。
	 一方、学術・文芸活動を重視し、1635(寛永12)アカデミー・
	フランセーズ(Academie francaise)を創立した。
	 参照⇒まざらん(マザラン)
りしゅんしん
	【李舜臣】
	○[人]李氏朝鮮中期の水軍の名将(1545〜1598)。
	 参照⇒『人名辞典』り しゅんしん(李 舜臣)
りしょう《りしやう》
	【籬墻】
	【籬牆】
	○まがき(籬)。
	 ⇒りらく(籬落)
★りじょうきん《りじやうきん》
	【梨状筋】
	◇[羅]musculus piriformis、[英]piriform muscle
	○[医]股関節(コカンセツ)の運動に関与する筋肉。
りしょうばん
	【李承晩】
	◇[朝]I Sungman(イ・スンマン)、[英]Syngman Rhee
	○[人]大韓民国大統領(1875〜1965)。
	 参照⇒『人名辞典』り しょうばん(李 承晩)
りしょうばんらいん
	【李承晩ライン】
	○⇒いすんまんらいん(李承晩ライン)
りーじょなりずむ
	【リージョナリズム】
	◇[英]regionalism
	○(1)地方的特質・風土。地方的伝統・慣習。郷土愛。
	 「レジョナリズム」とも呼ぶ。
	○(2)[政]地方主義・地域主義。
	 「レジョナリズム」とも呼ぶ。
	○(3)[政]地方分権主義・地方分権制度。
	 「レジョナリズム」とも呼ぶ。
りーじょなる
	【リージョナル】
	◇[英]regional
	○(1)[形]地域の、地方の。
	◎ローカル(local)より広い範囲を指す。
	○(2)[形]地方的な、局地的な。
りーじょなるじぇっとりょかくき
	【リージョナル・ジェット旅客機】
	◇[英]regional jet aircraft
	○[空]ローカル線用の小型ジェット旅客機。
	 略称は「RJ」。
	 参照⇒えーあーるじぇー(ARJ)
りしょんれつぃおん
	【リションレツィオン】
	◇Rishon Le Ziyyon/Rishon Le Zion
	○イスラエル中西部、ハメルカズ地区(Hamerkaz District)の
	都市。
	 北緯31.96°、東経34.80°の地。
	 テルアビブ(Tel Aviv)の南郊。
	〈人口〉
	 1983(昭和58)10万4,400人。
	 1995(平成 7)16万5,200人。
	 2003(平成15)21万9,600人。
りしり
	【利尻】
	◇[日]Rishiri
	○(1)[地]⇒りしりとう(利尻島)
	○(2)⇒りしりぐん(利尻郡)
	○(3)⇒りしりちょう(利尻町)
	◎利尻昆布(コンブ),利尻山,利尻富士,利尻水道
りしりぐん
	【利尻郡】
	◇[日]Rishiri Gun
	○北海道北部、宗谷支庁(ソウヤシチョウ)の郡。
	 利尻町(リシリチョウ)・利尻富士町(リシリフジチョウ)の町。
	◎北海道檜山支庁(ヒヤマシチョウ)には奥尻郡(オクシリグン)がある。
りしりこんぶ
	【利尻昆布】
	○[食]利尻・礼文(レブン)両島付近に産する極上の真昆布。
	◎主に「だし」用として用いられる。
りしりざん
	【利尻山】
	◇[日]Rishiri Zan
	○[地]北海道北部、宗谷支庁(ソウヤシチョウ)の利尻島にある円錐状
	(コニーデ)の火山。標高1,719メートル。
	 「利尻富士」とも呼ぶ。
りしりすいどう《りしりすいだう》
	【利尻水道】
	◇[日]Rishiri Suido
	○[地]北海道と利尻島の間の水路・海峡。
りしりちょう《りしりちやう》
	【利尻町】
	◇[日]Rishiri Cho
	○北海道北部、宗谷支庁(ソウヤシチョウ)利尻郡の町。利尻島の西半
	分。
	◎北海道檜山支庁(ヒヤマシチョウ)奥尻郡(オクシリグン)には奥尻町(オクシリチョ
	ウ)がある。
りしりとう《りしりたう》
	【利尻島】
	◇[日]Rishiri To
	○[地]北海道北部、日本海側の島。礼文島(レブントウ)の南東にあ
	る。
	〈面積〉
	 1961(昭和36)183平方キロメートル。
	◎北海道渡島半島(オシマハントウ)の西方には奥尻島(オクシリトウ)がある。
りしりふじ
	【利尻富士】
	◇[日]Rishiri Fuji/Rishirifuji
	○(1)⇒りしりふじちょう(利尻富士町)
	○(2)[地]⇒りしりざん(利尻山)
りしりふじちょう《りしりふじちやう》
	【利尻富士町】
	◇[日]Rishirifuji Cho
	○北海道北部、宗谷支庁(ソウヤシチョウ)利尻郡の町。利尻島の東半
	分。
	◎旧称は東利尻町。
★[1]りしん
	【リシン】
	◇[英]lysine(ライシン)、[独]Lysin
	○[生化]塩基性アミノ酸の一種。ヒトの必須アミノ酸の一つ。
	 ドイツ語読みで「リジン」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぴろろきのりんきのん(ピロロキノリンキノン)
[2]りしん
	【リシン】
	◇[英]ricin
	○[生化]トウゴマ(唐胡麻)の種子などに含まれる糖タンパク質
	(糖蛋白質)の一種。無臭。
	 猛毒で、細胞のリボソームに作用し、タンパク質合成を阻害
	(ソガイ)する。また、血球を凝集させる作用がある。
	 現在、治療法やワクチンは知られていない。
	 熱や衝撃で活性を失う。
	 「リチン」とも呼ぶ。
	 参照⇒とうごま(トウゴマ,唐胡麻)
	◎毒性はコブラ毒の2倍と言われている。
	◎第二次世界大戦中にアメリカ軍が生物兵器として開発。
りじん
	【リジン】
	◇[独]Lysin
	○[生化]⇒[1]りしん(リシン)
りしんき
	【李進煕】
	【李進熙】
	◇[朝]I Jinhui
	○[人]⇒いじんひ(イ・ジンヒ,李進煕,李進熙)
★りじんしょう《りじんしやう》
	【離人症】
	◇[英]depersonalization
	○[心]自分が外界(現実世界)から引き離されていると感じる精
	神状態。
	 参照⇒とうごうしっちょうしょう(統合失調症),げんじつか
	んそうしつ(現実感喪失)
りす
	【リス】
	◇[英]-lith
	○[接尾辞]「鉱物・石」を表す語形成要素。
	◎モノリス(monolith):一枚岩。
	 メガリス(megalith):巨石。
	 エアロリス(aerolith):石質隕石(セキシツ・インセキ)。
	 ニフォロリス(nephrolith):腎結石(ジン・ケッセキ)。
	 オトリス(otolith):耳石(ジセキ)。
	 シストリス(cystolith):膀胱結石(ボウコウ・ケッセキ)。
	 オートリス(autolith):⇒おーとりす(オートリス)
	 ゼノリス(xenolith):⇒ぜのりす(ゼノリス)
りす
	【リス】
	【粟鼠】
	○(1)[哺]齧歯(ゲッシ)目リス科(Sciuridae)の哺乳類のうち、ム
	ササビ類を除くものの総称。
	 オーストラリア・ポリネシア・マダガスカル・南アフリカ・
	砂漠などを除き、ユーラシア大陸の中北部など世界中に分布。
	 日本にはニホンリス(ホンドリス)・エゾリス(キタリス)・エ
	ゾシマリス・ムササビ・ニホンモモンガ・エゾモモンガの6種
	が生息。
	◎シマリス(縞栗鼠),タイワンリス(台湾栗鼠)
	◎「粟鼠」の音読みが「リス」。
	○(2)[哺]ニホンリス(ホンドリス)の別名。
	 ⇒にほんりす(ニホンリス,日本栗鼠)
[1]りーす
	【リース】
	◇[英]lease
	○(1)[経]動産または不動産の比較的長期の賃貸。
	○(2)[経](特に)機械など産業設備を長期に貸し出す制度。
	 リース契約の終了後は安価で買い取ることが出来る制度が多
	い。
	◎比較的に短期の賃貸は「レンタル(rental)」と呼ばれる。
[2]りーす
	【リース】
	◇[英]wreath
	○花・葉・小枝などで輪状に作る飾り・冠(カンムリ)。
	 室内装飾や扉飾などに用いる。
	◎クリスマスの飾りやオリーブの葉の冠など。
りーず
	【リーズ】
	◇Leeds
	○イギリスのイングランド北部、ウェスト・ヨークシャー州
	(West Yorkshire)北東部の工業都市。
	 古くからの毛織物業地で、機械工業・印刷業・皮革業なども
	盛ん。
	〈人口〉
	 1969(昭和44)50万3,720人。
	 1987(昭和62)70万8,000人。
	 1995(平成 7)76万6,000人。
りすあにあ
	【リスアニア】
	◇Lithuania
	○リトアニアの英語名。
	 ⇒りとあにあ(リトアニア)
りすい
	【漓水】
	◇[中]Li Shui/Lishui
	○[地]⇒りこう(漓江)
りすかむ
	【リスカム】
	◇Liskamm
	○[地]アルプス山脈にある高峰モンテ・ローザ(Monte Rosa)の
	一峰。標高4,479メートル。
	 参照⇒もんてろーざ(モンテ・ローザ)
りすきー
	【リスキー】
	◇[英]risky
	○(1)[形]危険な、冒険的な。
	○(2)[形]⇒りすけい(リスケイ)
	◎名詞は「リスク(risk)」。
りすく
	【リスク】
	◇[英]risk
	○(1)危険・冒険。
	○(2)[経]保険の対象となる事故や損害の発生する可能性。
	○(3)[経]損害の負担。保険金額。
	○(4)[経]被保険者・被保険物。
	◎形容詞は「リスキー(risky)」。
りすく
	【リスク】
	【RISC】
	◇[英]reduced instruction set computer
	○[計]中央処理装置(CPU)で処理する命令の種類を必要最小
	限に簡素化して設計したコンピュータ。
	 CPUの設計が容易になり、演算速度も速くなる。一方、簡
	素化された命令で作成するプログラムの命令数(ステップ)は多
	くなる。
	 「縮小命令セット・コンピュータ」とも呼ぶ。
	 参照⇒しすく(シスク,CISC)
	◎モトローラ(Motolora)社のM88000など。
★りすくまねーじめんと
	【リスク・マネージメント】
	◇[英]risk management
	○危機管理。
りすけい
	【リスケイ】
	◇[フ]risque、[英]risque
	○[形]ワイセツな、きわどい。
	 「リスキー([英]risky)」とも呼ぶ。
りすたー
	【リスター】
	◇Joseph Lister(ジョーゼフ・リスター)
	○[人]イギリスの外科医(1827〜1912)。男爵。
	 石炭酸(フェノール)溶液による傷口の消毒法を考案し、外科
	手術に応用して、術後の回復を大幅に改善する。
	 1895〜1900(明治28〜明治33)イギリス王立学士院(Royal So-
	ciety)の総裁。
[1]りすと
	【リスト】
	◇[英]list
	○(1)一覧表・目録・明細書・名簿。
	○(2)[計]ソース・プログラムの内容を印刷したもの。
	◎ソース・リスト
	○(3)[計]データがツリー構造(tree structure)になっている
	もの。また、そのデータ。
	 参照⇒りすぷ(LISP)
[2]りすと
	【リスト】
	◇[英]wrist
	○手首。
[3]りすと
	【リスト】
	◇Friedrich List(フリードリヒ・リスト)
	○[人]ドイツの経済学者(1789〜1846)。歴史学派・国民経済学
	の始祖。
	 スミスの自由貿易論を批判し、経済学に歴史的方法を導入し、
	後進国の産業資本を理論化。国民経済の歴史的発展段階を野蛮
	・牧畜・農業・農工・農工商の5段階に区分。その生産力に照
	応した国民経済学を展開。
	 ドイツは農工状態にあるため保護貿易・関税域統一などを主
	張。イギリスの農工商状態に到達するよう、分裂しているドイ
	ツ統一に尽力。
	 メッテルニヒと対立し、1825〜1830(文政 8〜文政13)アメリ
	カに亡命。
	 晩年、英独同盟を提唱するが、失意のうちに疾病・生活苦で
	自殺。
	 著書は『経済学の国民的体系』など。
★[4]りすと
	【リスト】
	◇Franz Liszt(フランツ・リスト)
	○[人]ハンガリーのドイツ系ピアノ奏者・作曲家(1811〜1886)。
	 交響詩の形式を完成させる。ピアノ曲を多数残す。
★[5]りすと
	【リスト】
	◇Franz von Liszt(フランツ・リスト)
	○[人]ドイツの刑法学者(1851〜1919)。音楽家[4]リストの従
	弟。
りすとかっと
	【リストカット】
	◇[和製英語]wrist cut
	○[社]自殺志願のため手首を刃物で傷つけること。また、その
	傷跡(キズアト)。
	◎自殺目的より、自殺したい気持ちを人に悟(サト)って欲しいた
	めに行われることが多い。
りすなー
	【リスナー】
	◇[英]listener
	○(1)聴き手。
	○(2)[放](listeners)(ラジオの)聴取者。
	○(3)[通]データの受信側。
	 受信側であっても「受信OK」などの送信は行う。
	◎トーカー(taker):データの送信側。
りすにんぐ
	【ニリスニング】
	◇[英]listening
	○(1)[形]聴(キ)く、聞き取る。
	○(2)[教]⇒ひありんぐ(ヒアリング)(3)
りすぱいあ
	【リスパイア】
	◇[英]respire
	○[自動詞][生]呼吸する。
	◎人工呼吸器:⇒れすぴれーたー(レスピレーター)(1)
りーずばーぐ
	【リーズバーグ】
	◇Leesburg
	○(1)アメリカ合衆国東部、バージニア州(Virginia Common-
	wealth)北部にあるラウドン郡(Loudoun County)の郡都。
	○(2)アメリカ合衆国南東部、ジョージア州(Georgia State)中
	南西部のリー郡(Lee County)中南部にある郡都。
りすぷ
	【LISP】
	◇"[英]list processor"の略。
	○[計]コンピュータのプログラム言語の一つ。
	 人工知能・数式処理などの記号処理の分野で用いられる。
	◎1960(昭和35)マサチューセッツ工科大学(MIT)のJ・マッ
	カーシー(John McCarthy)らによって考案された。
	 リスト(list)とはツリー構造(tree structure)になったデー
	タのこと。
りすぺくと
	【リスペクト】
	◇[英]respect
	○(1)尊敬・敬意。
	 参照⇒おまーじゅ(オマージュ)
	○(2)関心。注意・考慮。
りすぺくとーる
	【リスペクトール】
	◇Clarice Lispector
	○[人]ブラジルの女性作家(1925〜1977)。ウクライナ生れでユ
	ダヤ系。
りずぼあ
	【リズボア】
	◇[葡]Lisboa、[英]Lisbon(リスボン)
	○⇒りすぼん(リスボン)
りずぼあけん
	【リズボア県】
	◇[葡]Distrito de Lisboa、[英]Lisbon District
	○⇒りすぼんけん(リスボン県)
りすぼん
	【リスボン】
	◇[英]Lisbon、[葡]Lisboa(リズボア)
	○(1)(Lisbon District)⇒りすぼんけん(リスボン県)
	○(2)ポルトガル共和国の首都。リスボン県の県都。
	 「リズボア(Lisboa)」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)83万人。
	 1981(昭和56)80万7,000人。
	◎1256年、コインブラ(Coimbra)より遷都。
りすぼんけん
	【リスボン県】
	◇[英]Lisbon District、[葡]Distrito de Lisboa
	○ポルトガル西部の県。北部をレイリア県(Distrito de 
	Leiria)に接し、西部を太平洋に面する。
	 県都はリスボン(首都)。
	 「リズボア県」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 2,801.17平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2001(平成13)213万6,013人(3月12日現在)。
りすぼんじょうやく《りすぼんでうやく》
	【リスボン条約】
	◇[英]the Lisbon Protocol/the Protocol of Lisbon
	○[歴]1887(明治20)ポルトガルと中国との間で、マカオ(澳門)
	の永代租借・最恵国待遇に関して結ばれた条約。
	 参照⇒まかお(マカオ,澳門)
りーすまん
	【リースマン】
	◇David Riesman(デービッド・リースマン)
	○[人]アメリカの社会学者(1909. 9.22〜2002. 5.10)。ペンシ
	ルベニア州フィラデルフィア生れ。
	 1931(昭和 6)ハーバード大学卒業。
	 1934(昭和 9)法学博士号を取得。
	 弁護士・最高裁判所書記など経て、1937(昭和12)バッファロ
	ー大学の法学教授。
	 1949〜1958(昭和24〜昭和33)シカゴ大学社会科学部教授。
	 2002(平成14)ビンガムトンで死去。
	 著書は1950(昭和25)『孤独な群衆(The Lonely Crowd)』、
	1952(昭和27)N.グラザーと共著『群衆の中の顔(Faces in the 
	Crowd)』など。
	◎大規模な産業社会における中間層の「社会的性格」を、伝統志
	向型・内部志向型・他者志向型に分類。
	 伝統志向型(tradition-directed):伝統的な儀礼や慣習に従っ
	て生きる、非合理的・情緒的タイプ。
	 内部志向型(inner-directed):自分の価値観に基づいて生き
	るタイプ。
	 他者志向型(other-directed):他人の反応やマスコミの影響
	を受けて生き方を決める同調的タイプで、現代の趨勢(スウセイ)と
	する。
りずむどけいこうぎょう《りずむどけいこうげふ》
	【リズム時計工業】
	◇[英]Rhythm Watch Co.,Ltd
	○[経]シチズン系の時計会社。
	 本社は埼玉県さいたま市大宮区。
	◎1950.11. 7(昭和25)創立。
りすりん
	【リスリン】
	○[俗][化]⇒ぐりせりん(グリセリン)
りせ
	【リセ】
	◇[フ]lycee
	○[教]フランスの国立中等学校(大学進学校)。
	 参照⇒えこーる(エコール),りゅけいおん(リュケイオン)
りーぜ
	【リーゼ】
	◇[独]Riese
	○(1)(ドイツ語で)巨人・大男。
	○(2)[天](ドイツ語で)巨星。
	◎ツベルク(Zwerg):矮星(ワイセイ)。
りせい
	【李靖】
	◇[中]Li Jing
	○[人]中国の唐初の武将( 571〜 649)。
	 唐の太宗李世民(Li Shimin)(リ・セイミン)を助け天下統一を完成
	させる。
	 李勣(Li Ji)(リ・セキ)と並ぶ名将。
りせい
	【李成】
	◇[中]Li Cheng
	○[人]中国の五代・北宋初期の画家( 919〜 967)。
★りせいけい
	【李成桂】
	○[人]李氏朝鮮の太祖(1335〜1408)。
★りせいみん
	【李世民】
	◇[中]Li Shimin
	○[人]中国、唐(Tang)の第二代皇帝(太宗)( 598〜 649)。在位
	: 626〜 649。高祖李淵(Li Yuan)の次子。
	 李靖(リ・セイ)(Li Jing)・李勣(Li Ji)(リ・セキ)らの名将を用いて
	天下統一を完成させる。
★りせき
	【李勣】
	◇[中]Li Ji
	○[人]中国の唐初の武将( 594〜 669)。
	 隋末、群雄李密(Li Mi)の部下。
	 のち唐に帰順。
	 新羅(シラギ)との連合軍を率い、 655年に軍事行動を起こし、
	 668年高句麗(コウクリ)を滅ぼす。
	 李靖(Li Jing)(リ・セイ)と並ぶ名将。
	 参照⇒りゅうじんがん(劉仁願)
	◎唐は新羅と、高句麗は百済と同盟していた。
りせっしょん
	【リセッション】
	◇[英]recession
	○(1)[経]一時的な景気後退・不景気。
	○(2)退去・退場・後退。
	◎ラテン語の「戻る(recedere)」から。
りせぷたくる
	【リセプタクル】
	◇[英]receptacle
	○(1)入れ物・容器。
	 「レセプタクル」とも呼ぶ。
	○(2)置き場・貯蔵所。
	 「レセプタクル」とも呼ぶ。
	○(3)[植]花托。
	 ⇒かた(花托)
	○(4)[電](プラグを受ける)ソケット・コンセント。
	 「レセプタクル」とも呼ぶ。
りーそ
	【リーソ】
	◇[伊]riso
	○[植](イタリア語で)イネ(稲)。
	 ⇒いね(イネ,稲)
りそう
	【離層】
	◇[英]abscission layer
	○(1)[植]落葉前に葉柄の基部にできる、特殊な細胞層。
	 柔細胞からなる脆(モロ)い細胞で、この細胞が崩壊して落葉す
	る。
	 参照⇒こうよう(紅葉),らくようそう(落葉層)
	○(2)[植]果実や花の脱落の際にできる、同様の細胞層。
りそうきょう《りさうきやう》
	【理想郷】
	○想像上の、理想的で完全な社会・世界。
	 「ユートピア(utopia)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ゆーとぴあ(ユートピア),えるどらど(エルドラド)
	◎古代ギリシアの奥地の理想郷:アルカディア(Arcadia)。
	 古代ローマの理想郷:エリジウム(Elysium)。
	 古代中国の理想郷:崑崙(コンロン)。
	 黄帝の理想郷:華胥(カショ)。
	 荘子(ソウシ,ソウジ)の理想郷:無何有之郷(ムカユウノキョウ)。
	 陶淵明(トウ・エンメイ)の理想郷:武陵桃源(ブリョウトウゲン)。
	 フーリエの理想社会:ファランジュ(Phalanges)。
	 ヒルトンの理想郷:シャングリラ(Shangri-la)。
	 コールリッジ(S.T.Coleridge)の理想郷:ザナドゥ(Xanadu)。
りーぞく
	【リー族】
	【黎族】
	◇[中]Lizu
	○中国の少数民族の一つ。海南島に居住する。
	◎「黎」の音は「れい」。
りそぐらふ
	【リソグラフ】
	◇[英]lithograph
	○[印]リトグラフ([フ]lithographe)の英語名。
	 ⇒りとぐらふ(リトグラフ)
りそぐらふぃー
	【リソグラフィー】
	◇[英]lithography
	○(1)[印]⇒せきばんいんさつ(石版印刷)
	○(2)[工][電]集積回路(IC)用の薄い半導体基板(wafer)に集
	積回路パターンを焼き付ける方法・加工技術。
	 基板の加工表面に感光性樹脂を塗布し、写真技術を用いてパ
	ターンを焼き付け、腐食加工する。
	 シャドーマスクにも用いられた。
	 参照⇒えっちんぐ(エッチング)(3),しゃどーますく(シャド
	ーマスク)
りそーす
	【リソース】
	◇[英]resource
	○(1)資源・供給源。
	◎ナチュラル・リソーシス(natural resources):天然資源。
	○(2)財源・資産。
	○(3)やりくり・手段・方策。
	○(4)[計]コンピュータ・システムを運用するために必要なハ
	ードウェアやソフトウェア。
りそそーむ
	【リソソーム】
	◇[英]lysosome、[独]Lysosom
	○[生化]一群の加水分解酵素を持つ細胞小器官。
	 真核細胞の中に存在する膜性の小胞で、消化作用を行う。食
	作用を行う細胞には特に多く存在し、細菌などの異物や細胞の
	老廃物などを消化するなど、種々の役割を果たす。
	 「リソゾーム」,「ライソゾーム」,「水解小体」とも呼ぶ。
りそぞーむ
	【リソゾーム】
	◇[英]lysosome、[独]Lysosom
	○[生化]⇒りそそーむ(リソソーム)
りぞちーむ
	【リゾチーム】
	◇[独]Lysozym、[英]lysozyme(ライソザイム)
	○[生]細菌の細胞膜を構成するムコ多糖類を加水分解する溶菌
	酵素。分子量約1万4,000の塩基性タンパク質。
	 酸・熱には比較的安定で、アルカリでは不活性化する。
	 動物組織、鼻汁・唾液・涙液などの分泌液、卵白の他、イチ
	ジクの乳液・キャベツ・カブなどの植物の一部に含まれる。
	 軽い感染防御作用はあるが、細菌性疾患に対する治療効果は
	なく、生理的役割についてはほとんど不明。
	 細菌の細胞膜を溶かして細胞質を得る場合に利用される。
	 「ムラミダーゼ(muramidase)」とも呼ぶ。
	 参照⇒らいしす(ライシス)(3)
	◎1922(大正11)イギリスの微生物学者フレミング(Alexander 
	Fleming)(1881〜1955)が発見
りぞーとほう《りぞーとはふ》
	【リゾート法】
	○[俗]総合保養地域整備法の通称。
	 ⇒そうごうほようちいきせいびほう(総合保養地域整備法)
りそなぎんこう《りそなぎんかう》
	【りそな銀行】
	○[経]りそなグループの都市銀行の一つ。
	 本店は大阪府大阪市中央区(旧大和銀行<ダイワギンコウ>本店)。
	◎2003. 3. 1(平成15)大和銀行・あさひ銀行が合併・再編して
	発足。埼玉県内の営業基盤のみ分割して埼玉りそな銀行を発足。
	 2003. 3. 3(平成15)営業開始。
	 参照⇒だいわぎんこう(大和銀行),
りそなぐるーぷ
	【りそなグループ】
	○[経]大和(ダイワ)銀行・あさひ銀行・近畿大阪銀行・奈良銀行
	から成る金融グループ。
	 4行の親会社は大和銀ホールディングス。
	 参照⇒めがばんく(メガバンク)
りぞびうむ
	【リゾビウム】
	◇[英](単数形)rhizobium/(複数形)rhizobia
	○[生]⇒こんりゅうきん(根粒菌)
りぞーる
	【リゾール】
	◇[独]Lysol
	○[化]クレゾール石鹸液の通称・商標名。
	 ⇒くれぞーるせっけんえき(クレゾール石鹸液)
りそるじめんと
	【リソルジメント】
	◇[伊]Risorgimento(再興)
	○[歴]19世紀、イタリアに起きた祖国統一と解放を目指す政治
	・社会運動。
	 中世以来、イタリアは小国家に分裂した状態にあり、かつそ
	れらの多くは外国の支配下にあった。
	 ナポレオン体制下で、北部のイタリア王国と南部のナポリ王
	国に編成された。しかし、その後のウィーン体制下ではオース
	トラリアなどの諸外国の影響下に諸国が分立。
	 1848(嘉永元)フランスの二月革命の影響からイタリア各地で
	民族統一の気運が高まり、サルジニア王国はオーストリアに宣
	戦したが、オーストリアのラデツキー(J.W.Radetzky)将軍に完
	敗。
	 青年イタリア党(Giovine Italia)のマッチーニ(G.Mazzini)
	がローマを占領し、1849(嘉永 2)ローマ共和国を樹立するが、
	教皇を支持するフランス軍の干渉で失敗。
	 サルジニア王国の首相カブール(C.B.di Cavour)が指導して
	イタリア統一戦争を遂行し、1861(文久元)イタリア王国が成立。
	 1866(慶応 2)プロシアと同盟してオーストリアと戦い、ベネ
	チア市を奪回してイタリア統一を達成したが、なおイタリア・
	イレデンタ(Italia Irredenta)(未回復のイタリア)と呼ばれる
	諸地域がオーストリア領内に残った。
	 参照⇒せいねんいたりあとう(青年イタリア党),[2]かぶーる
	(カブール)
	〈イタリア統一の三傑〉
	 <1>マッチーニ(Giuseppe Mazzini)(1805〜1872)。
	 <2>ガリバルディ(Giuseppe Garibaldi)(1807〜1882)。
	 <3>カブール(Camillo Benso conte di Cavour)(1810〜1861)。
りぞるば
	【リゾルバ】
	◇[英]resolver(解決する者)
	○(1)[通]インターネットで、顧客(クライアント)の通信処理
	プログラムの一つ。
	 メール・ソフトなどのアプリケーションがデータの送受信を
	行う際に必要となる、ドメイン名からIPアドレス、またはI
	Pアドレスからドメイン名を得るため、ネーム・サーバーとの
	間に介在してその変換をサーバーに依頼する(解決する)機能を
	持つもの。
	 「リゾルバー」,「レゾルバ」,「レゾルバー」とも呼ぶ。
	○(2)[機]⇒れぞるば(レゾルバ)(1)
りぞるばー
	【リゾルバー】
	◇[英]resolver
	○⇒りぞるば(リゾルバ)
★りた
	【利他】
	○(1)自分を犠牲にしても、他人の幸福や利益を図(ハカ)ること
	・願うこと。
	◎利他主義
	○(2)[仏]([梵]para-hita)(阿弥陀仏・菩薩が)人々に功徳(クド
	ク)・利益(リヤク)を施し、済度(サイド)につとめること。
	◎"para"は「他者・敵」、"hita"は「利益」の意味。
	 大乗仏教の根本理念。
	◎自利利他
	○(3)[仏]自分の善行による功徳で、他の人を救済(キュウサイ)する
	こと。
[1]りーだー
	【リーダー】
	◇[英]leader
	○(1)指導者、指揮者。
	○(2)[印]罫線(ケイセン)または点線。
[2]りーだー
	【リーダー】
	◇[英]reader
	○(1)読本。
	○(2)読者。
[3]りーだー
	【リーダー】
	◇[独](複数形)Lieder/(単数形)Lied(リート)
	○リートの複数形。
	 ⇒りーと(リート)
りたい
	【履帯】
	◇[中]lyudai、[英]caterpillar
	○キャタピラー(無限軌道)の別称。
	 ⇒きゃたぴらー(キャタピラー)(2)
りたい
	【離台】
	○(1)外国人が台湾を離れること。
	 ⇔ほうたい(訪台)
	 参照⇒りにち(離日)
	○(2)(まれ)台湾人が台湾を出立すること。
	◎この場合、亡命など帰国しないことが前提となっている。
りーだい
	【リーダイ】
	◇[登録商標]Readers' Digest
	○[俗][経]リーダーズ・ダイシェストの和略語。
	 ⇒りーだーずだいじぇすと(リーダーズ・ダイシェスト)
りたいしょう《りたいせう》
	【李大ショウ】
	◇[中]Li Dazhao、[英]Li Tachao
	○[人]中国の学者・思想家(1889.10.29〜1927)。河北省(Hebei 
	Sheng)(カホクショウ)楽亭県(Leting Xian)の出身。
	 1913(大正 2)日本に留学し、早稲田大学で学ぶ。
	 日本の対華21ヶ条要求に反対して1916(大正 5)帰国。
	 北京大学図書館主任兼経済学教授に就任し、雑誌「新青年
	(Xin Qingnian)」の編集主幹を務める。
	 1917(大正 6)ロシア十月革命の報せを受け、論文『庶民の勝
	利』・『ボリシェビキの勝利』を発表し、マルクス主義を中国
	に紹介。
	 1919(大正 8)五四運動では指導的な役割を果し、理論家とし
	て活躍。また、文学革命にも参加し、中国の歴史風土に根ざし
	たマルクス主義を提唱し、胡適(Hu Shi)の改良主義を批判。
	 1921(大正10)中国共産党創設に従事。
	 国共合作を推進して孫文(Sun Wen)と協議し、第一次国共合
	作(1924. 1.〜1927. 7)を成立させ、自らも国民党中央執行委
	員を兼ねる。
	 1927. 4.(昭和 2)軍閥の張作霖(Zhang Zuolin)の共産党弾圧
	テロにより逮捕され、北京で銃殺刑に処される。
	 「リー・ターチャオ(李大ショウ)」とも呼ぶ。
	◎「ショウ」は「(「金」偏+「刊」-「干」)」。
りだいと
	【リダイト】
	◇[英]lyddite
	○[化]ピクリン酸を主成分とする高性能火薬。
	 参照⇒おうしょくかやく(黄色火薬)
りたくご
	【李卓吾】
	◇[中]Li Zhuowu
	○[人]⇒りし(李贄)
りたす
	【リタス】
	◇(単数形)litas/(複数形)litai,litu
	○[古]⇒りと(リト)
★りーだーずだいじぇすと
	【リーダーズ・ダイシェスト】
	◇[登録商標]Readers' Digest
	○[経]リーダーズ・ダイシェスト社(Reader's Digest Associa-
	tion,Inc.)が刊行する、書籍の要約を掲載する月刊誌。
	 各国語版がある。
	 和略語は「リーダイ」。
	◎1922(大正11)創刊。
	 1946. 5.15(昭和21)日本語版が創刊。
	 1951. 5.18(昭和26)レイモンド設計の東京支社(現:毎日新聞
	社ビル)が完成。
	 1986(昭和61)日本語版が廃刊。
	 2009. 8.17(平成21)リーダーズ・ダイシェスト・アソシエー
	ション、破産。
	 2009. 8.24(21)連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の
	適用を申請。
りたーだ
	【リターダ】
	◇[英]retarder
	○(1)[美]アクリル絵具を遅乾性にする溶剤。
	 参照⇒ぐろすめでぃうむ(グロスメディウム)
	○(2)[建]セメントの凝結遅延剤。
りーたーちゃお
	【リー・ターチャオ】
	◇[中]Li Dazhao、[英]Li Tachao
	○[人]⇒りたいしょう(李大ショウ)
りたにあ
	【リタニア】
	◇[羅]litania、[英]litany
	○[宗]⇒れんとう(連祷)
りたにがわ《りたにがは》
	【リタニ川】
	◇[アラビア語]Nahr al-Lytany/Nahr el-Litani、[英]Litani 
	River
	○[地]レバノン東部のベカー高原(al Biqa)に発源して南西流
	し、シューフ山脈(Chouf Mountains)南端で西流に転じ、地中
	海に注(ソソ)ぐ川。
りたりん
	【リタリン】
	◇[商品名]Ritalin
	○[薬]⇒えんさんめちるふぇにでーと(塩酸メチルフェニデー
	ト)
りたーんえーす
	【リターンエース】
	【リターン・エース】
	◇[和製英語]return ace、[英]unhittable return
	○[運]テニスで、相手のサーブしたボールを相手がレシーブで
	きない(受けられない)ように、相手から離れた場所や球威・変
	化球などで打ち返すこと。
	 また、それで得たポイント。
	 ⇔さーびすぶれいく(サービスブレイク)
[1]りーち
	【リーチ】
	◇[英]reach
	○(1)到着する。達する・広がる・触れる。
	◎英語では、目的地が見えると「リーチ」で、実際に目的地点に
	到達すると「アライブ(arrive)」となる。
	○(2)手の届(トド)く範囲。簡単に行ける距離。理解の及ぶ範囲。
	○(3)伸ばせる手の長さ。
	○(4)[運]ボクシングで、選手の腕の届く攻撃範囲。また、両
	腕を左右に伸ばした両先端の間の長さ。
	○(5)[運]テニス・バドミントンなどで、ネットプレーでのラ
	ケットの届く守備範囲。
[2]りーち
	【リーチ】
	◇Bernard Leach(バーナード・リーチ)
	○[人]イギリスの陶芸家(1887〜1979)。香港生れ。
	 1909(明治42)来日し、富本憲吉・浜田庄司・柳宗悦らと交友。
	 1920(大正 9)帰国し、コーンウォール(Cornwall)のセントア
	イビズ(St.Ives)で作陶。
[3]りーち
	【リーチ】
	◇Edmund Ronald Leach
	○[人]イギリスの社会人類学者(1910〜)。
りーち
	【リーチ】
	【立直】
	◇[中]lizhi
	○マージャン(麻雀)で、門前(メンゼン)の手牌(テハイ)を聴牌(テンパイ)
	した時の宣言。
	 宣言すると上がった場合に得点が倍となるが、宣言後は手牌
	を変えることができないので、宣言しないことも可能。
りちあきせき
	【リチア輝石】
	◇[英]spodumene(スポドゥメン)
	○[鉱]単斜輝石(clinopyroxene)の一種。
	 リチウム(Li)とアルミニウム(Al)の珪酸塩(LiAl
	Si2O6)を主成分とする鉱物。
	 ガラス状の光沢のある白色。条痕色は白。硬度7.5、比重3.2。
	 参照⇒きせき(輝石)
りちうむ
	【リチウム】
	◇[独]Lithium、[英]lithium
	○[化]アルカリ金属元素の一つ。元素記号は「Li」、原子番号
	は3、原子量6.941。
	 比重0.534で、最も軽い金属元素。
	 銀白色の光沢を持つ、軟らかい固体金属。炎色反応は深紅色。
	 水と反応して水酸化物となり、水素を発生。
	 原子炉の制御棒(control rod)・合金などに用いる。
	 英語で「リシウム」とも呼ぶ。
	◎うつ病(鬱病)の気分安定薬にも使用される。
★りちうむいおんでんち
	【リチウムイオン電池】
	◇[英]lithium ion battery/Li-ion battery
	○[電]正極と負極の間をリチウムイオンが移動する二次電池
	(充電式電池)。
	 平均電圧3.6V。
	◎ニッケル水素電池より小型化できるが、過熱による発火や爆
	発事故が多発している。
	◎1983(昭和58)旭化成の吉野彰、原型を開発。
りちうむでんち
	【リチウム電池】
	◇[英]lithium battery
	○[電]陰極にリチウム、陽極に弗化炭素や酸化銅などを用いた
	一次電池。
	 電解質には過塩素酸リチウムの有機溶液や、沃化リチウムの
	固体電解質などを使用。
	 起電力・エネルギー密度が大きく軽量小型で、自己放電が少
	なく長期間使用できる。
りーちみーだうん
	【リーチミーダウン】
	【リーチ・ミー・ダウン】
	◇[英]reach-me-down
	○⇒はんどみーだうん(ハンドミーダウン,ハンド・ミー・ダウ
	ン)
りちゃーど
	【リチャード】
	◇[英]Richard
	○(1)[人]英語圏の男性名。
	 愛称は「ディック(Dick)」,「リッチ(Rich)」,「リッチー(Richie)」。
	◎「強力で勇敢な支配者」の意味。
	 ドイツ語圏のリヒャルト(Richard)、フランス語圏のリシャ
	ール(Richard)、スペイン語・ポルトガル語圏の「リカルド(Ri-
	cardo)」に相当する。
	○(2)[人]
	○(3)[人]イングランド王リチャード一世(Richard I)。
	 ⇒りちゃーどいっせい(リチャード一世,リチャード1世)
	○(4)[人]イングランド王リチャード三世(Richard III)。
	 ⇒りちゃーどさんせい(リチャード三世,リチャード3世)
	○(5)[人]イングランド王リチャード獅子心王(Richard Lion-
	heart)。
	 ⇒りちゃーどいっせい(リチャード一世,リチャード1世)
★りちゃーどいっせい
	【リチャード一世】
	【リチャード1世】
	◇Richard I
	○[人]イングランド王(1157〜1199)。在位:1189〜1199。ヘン
	リー二世(Henry II)の息子、ハインリヒ獅子公([独]Heinrich 
	der Loewe)に嫁いだマチルダ(Matilda)(1156〜1189)の弟。
	 「リチャード獅子心王(Richard the Lionheart)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ろびんふっど(ロビン・フッド)
★りちゃーどさんせい
	【リチャード三世】
	【リチャード3世】
	◇Richard III
	○[人]イングランド王(1452〜1485)。在位:1483〜1485。
りちゃーどしししんおう《りちやーどしししんおう》
	【リチャード獅子心王】
	◇[英]Richard the Lionheart/Richard the Lion-Hearted
	○[人]⇒りちゃーどいっせい(リチャード一世,リチャード1世)
★りちょう《りてう》
	【李朝】
	○(1)[歴]李氏朝鮮の略称。
	 ⇒りしちょうせん(李氏朝鮮)
	○(2)[歴]ベトナムの王朝(1009〜1225)。
	 李公蘊(リ・コウウン)( 974〜1028)が建国。国号は大越、都は昇竜
	(現在のハノイ)。
	 陳朝に滅ぼされる。
	 「李氏安南」とも呼ぶ。
りちん
	【リチン】
	◇ricin
	○[生化]⇒[2]りしん(リシン)
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