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百 科 辞 書 《らつ》 編集:獨 澄旻
-------- らつ --------------------------------------------------
★らつぁれっとぬおぼとう《らつあれつとぬおぼたう》
【ラツァレットヌオボ島】
◇[伊]Isola del Lazzaretto Nuovo
○[地]イタリア北東部、ベネト州(Regione Veneto)の州都ベネ
チア(Venezia)のサンテラズモ島(Isola di Sant'Eerasmo)南西
沖の小島。
参照⇒らっざれっと(ラッザレット)
らつぃお
【ラツィオ】
◇[伊]Lazio
○(1)(Regione Lazio)⇒らつぃおしゅう(ラツィオ州)
○(2)[歴]古代ローマの発祥の地となった、イタリア半島中部
の西側、テベレ川南部の流域。
アペニン山脈以西とティレニア海(the Tyrrhenian Sea)との
間にある平野地帯。
英語名は「ラティウム(Latium)」,「ラチウム」。
「ラチオ」とも呼ぶ。
◎ここの住民が本来の「ラティーニ(Latini)(ラテン人)」。
らつぃおしゅう《らついおしう》
【ラツィオ州】
◇[伊]Regione Lazio、[英]Lazio Region
○イタリア中部の州。
州都はローマ(Roma)。
「ラチオ州」とも呼ぶ。
参照⇒らつぃお(ラツィオ)(2)
〈面積〉
1万7,203平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)517万0,672人。
2001(平成13)497万6,184人。
〈5県〉
ローマ県(Provincia di Roma)。
フロジノーネ県(Provincia di Frosinone)。
ラティーナ県(Provincia di Latina)。
リエーティ県(Provincia di Rieti)。
ビテルボ県(Provincia di Viterbo)。
らっかー
【ラッカー】
◇[英]lacquer
○(1)塗料の一種。
ニトロセルロース・合成樹脂などを揮発性溶剤に溶かし、顔
料をまぜたもの。
乾燥が速く、光沢・耐水性・耐摩耗性がある。
主に家具や自動車などの吹付け塗料に用いる。
「パイロキシリンラッカー(pyroxyline lacquer)」,「ピロキシ
リンラッカー」,「セルロース塗料(cellulose paint)」とも呼ぶ。
参照⇒わにす(ワニス)
◎ドイツ語:ラク(Lack)。
○(2)[植](英語で)ウルシ(漆)。
⇒うるし(ウルシ,漆)
らっかえだにかえらず《らくくわえだにかへらず》
【落花枝に返らず】
◇[中]luohua nan shangzhi(落花難上枝)
○(1)[慣用句]『伝灯録(Chuandeng Lu)』にある言葉。
ひとたび散った花は再び枝に戻らないということ。
◎「破鏡不重照(pojing bu zhong zhao)、落花難上枝」とある。
参照⇒はきょうふたたびてらさず(破鏡再び照らさず)
○(2)(転じて)死んだ者は再び生き返らないこと。
○(3)(転じて)一度破れた男女の仲は二度と元通りにはならな
いということ。
参照⇒はきょうふたたびてらさず(破鏡再び照らさず)(2),ふ
くすいぼんにかえらず(覆水盆に返らず,覆水不返盆)(2)
○(4)(転じて)一度過ぎ去った時は、再び帰らないということ。
らっかさん
【落下傘】
◇[フ]parachute
○[空]⇒ぱらしゅーと(パラシュート)
◎軍歌(見よ落下傘):⇒そらのしんぺい(空の神兵)(2)
★らっかせい《らくくわせい》
【ラッカセイ】
【落花生】
◇[学]Arachis hypogaea
○[植]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)ラッカセイ属(Arach-
is)の一年生作物。
英語名は「ピーナッツ(peanuts)」。
「なんきんまめ(ナンキン豆,南京豆)」とも呼ぶ。
◎国産の7割は千葉県産。
◎英語の「ピー(pea)」は「エンドウ(豌豆)」の意味。
参照⇒えんどう(エンドウ,豌豆,園豆,薗豆)
◎英語:ピーナッツ(peanuts)/グーバー(goober)/グラウン
ドナッツ(groundnuts)。
ドイツ語:エルトヌス(Erdnuss)。
フランス語:アラシド(arachide)。
中国語:花生(huasheng)/(殻なしの)花生米(huashengmi)。
らっきーすとらいく
【ラッキーストライク】
【ラッキー・ストライク】
◇[登録商標]Lucky Strike
○アメリカ製タバコの一銘柄。ブラウン・アンド・ウィリアム
ソン(Brown & Williamson Tobacco Corporation)(B&W)の登
録商標名。
◎「運よく(lucky)金鉱を掘り当てた(strike)」という意味。
参照⇒[2]ぼなんざ(ボナンザ)(2)
★らっきょう
【ラッキョウ】
【辣韮】
【辣韭】
◇[学]Allium chinense
○[植]ユリ目(Liliales)ユリ科(Liliaceae)ネギ属(Allium)の
多年草。
葉は細長く中空で群がり生ずる。秋に紅紫色の小さい花が咲
く。
鱗茎に臭気があり、主に漬物にして食用にする。
[1]らっく
【ラック】
◇[英]rack
○(1)置き棚。(列車などの)網棚。
◎マガジンラック(magazine rack),まぐさ棚(hayrack)。
○(2)[機]平板に歯車と同様の歯を付けたもの。
ピニオン(pinion)と呼ぶ小歯車と噛み合せ、回転運動を直線
運動に変えるもの。
「歯竿(ハザオ)」,「平板歯車(toothed bar)」とも呼ぶ。
参照⇒ぴにおん(ピニオン)(2)
○(3)[古](the rack)中世の責め道具・拷問台の一種。
手・足を引き伸ばすもの。
○(4)拷問。
[2]らっく
【ラック】
◇Lacq
○フランス南西部、アキテーヌ地域圏(Region Aquitaine)南西
端のピレネーアトランティク県(Departement Pyrenees-Atlan-
tiques)北部の村。
らっくざー
【ラックザー】
◇Rach Gia
○ベトナム南西端、キエンジャン省(Tinh Kien Giang)の省都。
◎漢字表記は「迪石」。
らっくなう
【ラックナウ】
◇Lakhnau、[英]Lucknow
○⇒らくなう(ラクナウ)
らっくらんどくうぐんきち
【ラックランド空軍基地】
◇[英]Lackland Air Force Base/Lackland AFB
○[軍]アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)中南部
のベクサー郡(Bexar County)の郡都サンアントニオ(San Anto-
nio)南西郊にある空軍基地。
北緯29.38°、西経98.62°の地。
★らっこ
【ラッコ】
【猟虎】
【海獺】
【獺虎】
◇語源はアイヌ語。
○[哺]ネコ目(食肉目)(Carnivora)イタチ科(Mustelidae)の哺
乳類。
◎英語:シーオッター(sea otter)。
らっさむ
【ラッサム】
◇rasam/rassam
○[料]南インドのスープ状のスパイス料理。
トマトとタマリンド(豆)にクミンとコショウ(胡椒)を使った
辛いスープ。
参照⇒さんばる(サンバル)
◎"rasam"は「エッセンス」の意味。
らっさーる
【ラッサール】
◇Ferdinand Lassalle(フェルディナント・ラッサール)
○[人]⇒らさーる(ラサール)
らっざれっと
【ラッザレット】
◇[伊]lazzaretto
○(1)[医]伝染病病院・ハンセン病院。
○(2)[医]隔離病院。
◎英語:ラザレット(lazaret,lazaretto)。
らっざろ
【ラッザロ】
◇[伊]lazzaro
○(1)[歴]ナポリの最下層市民・乞食(コジキ)・宿無し。
「ラッザローネ(lazzarone)」とも呼ぶ。
参照⇒らざろ(ラザロ)(2)
○(2)[古](イタリアで)ハンセン病患者。
参照⇒らざろ(ラザロ)(2),はんせんびょう(ハンセン病)
らっざろーね
【ラッザローネ】
◇[伊](単数形)lazzarone/(複数形)lazzaroni
○[歴]⇒らっざろ(ラッザロ)(1)
[1]らっしゅ
【ラッシュ】
◇[英]rush
○(1)突進すること。殺到すること。急いですること。
◎コールド・ラッシュ,帰省ラッシュ,建設ラッシュ
○(2)[運]ボクシングなどで、猛攻撃。
○(3)ラッシュアワー(rush hour)の略称。
○(4)[英]ラッシュプリント(rush print)の略称。
⇒らっしゅぷりんと(ラッシュプリント,ラッシュ・プリント)
[2]らっしゅ
【ラッシュ】
◇[英]rush
○[植]イグサ(藺草)の英語名。
⇒いぐさ(イグサ,藺草)
[3]らっしゅ
【ラッシュ】
【Rush】
○[交]トヨタ自動車が販売する小型スポーツ用多目的車(SU
V)。
ダイハツ工業のビーゴ(Be−Go)のOEM。
◎2006. 1.17(平成18)ダイハツ工業と同時発売。
らっしゅあわー
【ラッシュアワー】
【ラッシュ・アワー】
◇[英]rush hour
○[交]朝夕の、通勤者・通学者などで乗り物が一時的に混雑す
る時間帯。
単に「ラッシュ」とも呼ぶ。
◎大体、混雑するのは1時間くらいであることから。
らっしゅぷりんと
【ラッシュプリント】
【ラッシュ・プリント】
◇[英]rush print
○[映]撮影後、ネガ・フィルムから焼き付けたままで未編集の
ホジ・フィルム。
単に「ラッシュ」とも、「デイリーラッシュ(daily rushes)」,
「デイリーズ(dailies)」とも呼ぶ。
◎出来上がりを確認するため、急いで作ることから。
らっしょう《らつせう》
【辣椒】
◇[中]lajiao
○[植]⇒とうがらし(トウガラシ,唐辛子,唐芥子,蕃椒)
らっしんぐ
【ラッシング】
◇[英]lashing
○⇒けいさく(繋索)
[1]らっせる
【ラッセル】
◇[独]Rassel
○(1)⇒がらがら(がらがら,ガラガラ)
○(2)[病]⇒らっせるおん(ラッセル音)
[2]らっせる
【ラッセル】
◇Russell
○(1)[歴][軍]アメリカ海軍のシムス級の駆逐艦(DD414)。
◎1939.11. 3(昭和14)竣工。
1942. 5.(昭和17)珊瑚海海戦に参加。
○(1)[軍]アメリカ海軍のミサイル駆逐艦(DDG59)。ミサ
イル追跡システムを搭載したイージス艦。
◎1995. 5.20(平成 7)竣工。
★[3]らっせる
【ラッセル】
◇John Russell(1st Earl of Russell)
○[人]イギリスの自由主義政治家(1792〜1878)。
[4]らっせる
【ラッセル】
◇Bertrand Arthur William Russell(3rd Earl Bertrand Rus-
sell)(バートランド・ラッセル)
○[人]イギリスの数学者・哲学者・著述家(1872〜1970)。
数学者として出発し、ホワイトヘッドとの共著(1910〜1913
年)『数学原理(Principia mathematica)』3巻によって今日の
記号論理学の基礎を築く。認識論においては、物理学の対象を
手がかりにして精神的でも物質的でもない中間的実在を想定す
る。
フェビアン社会主義・平和主義・世界連邦主義の立場から政
治・社会・教育・文化の各方面で広範な著作活動を展開し鋭い
現状批判を行う。
第一次世界大戦中に非戦論を唱え反戦行為によって投獄され、
母校ケンブリッジ大学を追われる。
第二次世界大戦後は核兵器に反対し、原水爆禁止運動(パグ
ウォッシュ会議)・ベトナム戦争反対運動などを推進。
以後、著述と社会運動の面で広範な評論活動を行う。
1950(昭和25)ノーベル文学賞、受賞。
著書は1912年『哲学の諸問題』・1914年『外界はいかにして
知られるか(Our knowledge of the external world)』・1918
年『Roads to freedom』・1946年『西洋哲学史(A history of
western philosophy)』・1948年『人間の知識』・『社会改造
の原理』など多数。
★[5]らっせる
【ラッセル】
◇Ken Russell
○[人]イギリスの映画監督(1927〜)。
らっせるおん
【ラッセル音】
◇[独]Rasselgeraeusch/Rasselgerausch、[英]bubbling sound
(水泡音)
○[病]肺臓・気管支・気管などの呼吸器に異常があるとき、聴
診器を当てると聞える、分泌物などの停滞で発する異常呼吸音。
単に「ラッセル」とも、「ラ音」とも呼ぶ。
参照⇒ぜんめい(喘鳴)
◎"Rassel(ラッセル)"は「(玩具の)ガラガラ」、"Geraeusch(ゲ
ロイシュ)"は「雑音」の意味。
「ラ音」の「ラ」は「(「口」偏+「羅」)」とも書く。
らっせるしゃ
【ラッセル車】
◇[英]snowplow
○[交]機関車の先頭部にくさび形(楔形)のスキ(鋤)と車体両側
または片側に開閉翼を取り付けた除雪車。
冬季、走行しながら線路上に積もった雪を押しのけて排除す
る。
参照⇒ろーたりーしゃ(ロータリー車),ささらでんしゃ(ササ
ラ電車)
◎本来はアメリカの「ラッセル除雪車会社(Russell Snow Plow
Co.)」の製品。現在の社名は「ラッセル車両除雪車会社(Russell
Car & Snow Plow Co.)」。
◎DD18型ラッセル車。
らっせん
【ラッセン】
◇Lassen
○(1)[地](Lassen Peak)⇒らっせんぴーく(ラッセンピーク)
○(2)[軍]アメリカ海軍のアーレイ・バーク級(Arleigh Burke
Class)イージス駆逐艦(DDG82)。
◎2001(平成13)就役。
らっせんぴーく
【ラッセンピーク】
◇[英]Lassen Peak
○[地]アメリカ合衆国カリフォルニア州(California State)北
部、カスケード山脈(the Cascade Range)にある火山。
標高3,187メートル。
ラッセン火山国立公園(Lassen Volcanic National Park)に
含まれる。
らっそ
【ラッソ】
◇[西]lasso
○⇒なげなわ(投げ縄,投縄)
らっち
【ラッチ】
◇[英]latch
○(1)(ドア・門などの)掛けがね・留めがね。
○(2)[交](専門用語)駅の改札口。
らっち
【拉致】
○⇒らち(ら致,拉致)
らっと
【ラット】
◇[英]rat
○[哺](英語で)ドブネズミ(water rat)・クマネズミ(black
rat)などの総称。
マウス(mouse)より大形のものを指す。
参照⇒くまねずみ(クマネズミ,熊鼠)
◎英米では、ネコが追うものはマウス、イヌが追うものはラッ
トという。
らっとしょとう《らつとしよたう》
【ラット諸島】
◇[英]Rat Islands
○[地]北太平洋、アリューシャン列島(Aleutian Islands)中西
部の諸島。
キスカ島(Kiska Island)・小キスカ島(Little Kiska Island)
・セグラ島(Segula Island)・クボストフ島(Khvostof Island)
・ダビドフ島(Davidof Island)・小シトキン島(Little Sitkin
Island)・ラット島(Rat Island)・アムチトカ島(Amchitka Is-
land)・サーバラス島(Cerberus Island)から成る。
★らっぱ
【ラッパ】
【喇叭】
○(1)[楽]金管楽器の総称。
特に、吹口の反対側が漏斗(ロウト)状(アサガオ状)に大きく開
いているもの。
「唐人笛(トウジンブエ)」とも呼ぶ。
参照⇒ちゃるめら(チャルメラ),[2]びゅーぐる(ビューグル)
◎軍隊ラッパ:⇒とつげきらっぱ(突撃ラッパ,突撃喇叭),きしょ
うらっぱ(起床ラッパ,起床喇叭),しょうとうらっぱ(消灯ラッ
パ,消灯喇叭,消燈ラッパ,消燈喇叭),しゃまーど(シャマード)
○(2)漏斗状に大きく開いているもの。
◎ラッパズボン:⇒[1]ぱんたろん(パンタロン)(2)
○(3)特に、メガフォン・拡声器。
参照⇒めがふぉん(メガフォン)
○(4)
★らっぱ
【乱波】
【亂波】
○(1)[古]戦国時代の間者(カンジャ)。
「草屈(クサカマリ)」,「伏せかまり」,「すっぱ(透波,素っ破,水波)」
とも呼ぶ。
参照⇒くさかまり(草屈),かんじゃ(間者)
○(2)
★らっぱうに
【ラッパウニ】
【喇叭海胆】
◇[学]Toxopneustes pileolus
○[動]棘皮動物門ウニ綱ホンウニ目(Echinoida)ラッパウニ科
(Toxopneustidae)の一種。
ラッパ状に開くトゲ(棘)が密生。
らっぱずぼん
【ラッパズボン】
【喇叭ズボン】
○[服]⇒[1]ぱんたろん(パンタロン)(2)
らっぱそつ
【喇叭卒】
◇[英]bugler(ビューグラー)
○[古][軍]軍隊ラッパを吹奏する兵卒。喇叭手(ラッパシュ)。
らっぴしゅう《らつびしう》
【ラッピ州】
◇[フィンランド語]Lappi Laani、[英]Lapland
○フィンランド北部の州。
州都はロバニエミ(Rovaniemi)。
参照⇒らっぷらんど(ラップランド)
らっぴんぐ
【ラッピング】
◇[英]wrapping
○(1)包装材料。包み。
参照⇒わいやらっぴんぐ(ワイヤラッピング)
○(2)⇒らっぴんぐぺーぱー(ラッピング・ペーパー)
○(3)[服]服の縁どりに用いるテープ。
らっぴんぐぺーぱー
【ラッピング・ペーパー】
◇[英]wrapping paper
○包み紙・包装紙。
らっぴんぐほいる
【ラッピングホイル】
【ラッピング・ホイル】
◇[英]wrapping foil
○⇒あるみはく(アルミ箔)
★[1]らっぷ
【ラップ】
◇[英]lap
○(1)ひざ(膝)。
◎ラップトップ(laptop):⇒らっぷとっぷ(ラップトップ)
○()
★[2]らっぷ
【ラップ】
◇[英]lap
○(1)[運]走路の一周。
○()
[3]らっぷ
【ラップ】
◇[英]Lapp
○⇒らっぷじん(ラップ人)
★[4]らっぷ
【ラップ】
◇[英]rap
○(1)コツコツまたはトントンと叩(タタ)く音。また、叩くこと。
参照⇒らっぷげんしょう(ラップ現象)
○(2)[俗]おしゃべり。
参照⇒らっぷみゅーじっく(ラップミュージック)
[5]らっぷ
【ラップ】
◇[英]wrap
○(1)[動]包(ツツ)む・包(クル)む。
◎ラッピング(wrapping):⇒らっぴんぐ(ラッピング)
○(2)食品包装などに用いる透明な薄いフィルム。
原材料は日本で主流のポリ塩化ビニリデンや、安価なポリエ
チレン・塩化ビニール樹脂など。
塩素を含むポリ塩化ビニリデン・塩化ビニール樹脂などは燃
やすと有害なダイオキシンが発生する。
参照⇒だいおきしん(ダイオキシン)
〈家庭用ラップの商品名〉
サランラップ:旭化成社製。
クレラップ:クレハ社製。
○(3)[服]襟巻き・肩掛け・ひざ掛けなどの、体を被(オオ)うも
の。
[6]らっぷ
【ラップ】
◇[英]Dr.Ralph Lapp(ラルフ・ラップ)
○[人]アメリカの核物理学者(1917〜2004. 9. 7)。ニューヨー
ク州バファロー生れ。
シカゴ大学で物理学の博士号を取得。
第二次世界大戦でマンハッタン計画に従事。
その後、核実験で発生したフォールアウト(死の灰)による放
射線の健康面への影響を訴え、大気圏での核実験に反対。
1958(昭和33)『第五福竜丸の航海』を出版し、第五福竜丸事
件を世界に紹介。
参照⇒だいごふくりゅうまる(第五福竜丸)
らっふぁが
【ラッファガ】
◇[西]rafaga
○(1)[気](スペイン語で)突風。
⇒とっぷう(突風)
○(2)[軍](スペイン語で)一斉射撃。
⇒いっせいしゃげき(一斉射撃)
らっふぃか
【ラッフィカ】
◇[伊]raffica
○(1)[気](イタリア語で)突風。
⇒とっぷう(突風)
○(2)[軍](イタリア語で)一斉射撃。
⇒いっせいしゃげき(一斉射撃)
らっぷおんがく
【ラップ音楽】
◇[英]rap music
○[楽]⇒らっぷみゅーじっく(ラップミュージック)
らっぷげんしょう《らつぷげんしやう》
【ラップ現象】
◇[英]rap phenomenon
○超常現象の一つ。
発生源がないと思われるのにカタカタ・コトコトなどという
騒音が聞こえる現象。
超低周波や心霊現象として説明されることが多い。
参照⇒ていしゅうは(低周波),やなり(家鳴り,屋鳴り)(2)
★らっぷじん
【ラップ人】
◇Lapp
○ノルウェー・スウェーデン・フィンランドからロシアのコラ
半島(Kol'skiy Poluostrov)にかけて居住する少数民族。
主な生業はトナカイの遊牧・漁労・狩猟。
自称は「サミ(Sami)」,「サーミ」,「サーメ(Saame,Same)」。
参照⇒らっぷらんど(ラップランド)
◎英語:ラップランダー(Laplander)。
らっぷとっぷ
【ラップトップ】
◇[英]laptop(膝<ヒザ>の上)
○[計]携帯用の小型パソコン。
日本では「ノート(note)」,「ノート・パソコン」と呼ばれるこ
とが多い。
参照⇒ねっとぶっく(ネットブック),ぼーどぴーしー(ボード
PC)
らっぷみゅーじっく
【ラップミュージック】
◇[英]rap music
○[楽]リズムにしゃべり言葉を乗せた音楽。
「ラップ音楽」,「ヒップホップ(hip-hop)」とも呼ぶ。
参照⇒ひっぷほっぷ(ヒップホップ)(1),すくらっち(スクラッ
チ)(4)
らっぷらんだー
【ラップランダー】
◇[英]Laplander
○(英語で)ラップ人(Lapp)。
⇒らっぷじん(ラップ人)
★らっぷらんど
【ラップランド】
◇[英]Lapland
○[地]スカンジナビア半島(Scandinavia Peninsula)の最北部
の北極圏地域。
先住民はラップ人。
参照⇒らっぷじん(ラップ人),らっぴしゅう(ラッピ州)
◎1996(平成 8)スウェーデン北部のラポニア地域([英]Lapon-
ian Area)、世界複合遺産に登録。
★らっふるず
【ラッフルズ】
◇Thomas Stamford Bingley Raffles
○[人]イギリスの東インド植民地の政治家(1781〜1826)。
イギリス植民地行政官(administrator)として活躍。
1818(文政元)スマトラ島で寄生植物ラフレシア(Rafflesia)
を発見。
1819(文政 2)ジョホール王からシンガポールを租借(ソシャク)。
参照⇒[2]じょほーる(ジョホール),らふれしあ(ラフレシア)
◎ラッフルズ・ホテル(シンガポール)
らーてぃ
【ラーティ】
◇[ヒンディー語]lathi/lathee
○(1)インドで、木に鉄板をかぶせた棍棒(コンボウ)。
参照⇒かなぼう(金棒,鉄棒),かなさいぼう(鉄撮棒,鉄尖棒)
○(2)(特に)インドの警官が使用する警棒。
らてぃうむ《らちうむ》
【ラティウム】
◇Latium
○[歴]⇒らつぃお(ラツィオ)(2)
らてぃおえっせんでぃ
【ラティオエッセンディ】
【ラティ・エッセンディ】
◇[羅]ratio essendi
○[哲]⇒じつざいりゆう(実在理由)
らーでぃきーや
【ラーディキーヤ】
◇Al-Ladhiqiyah
○(1)(Muhafazat al Ladhiqiyah)⇒らーでぃきーやしゅう(ラ
ーディキーヤ州)
○(2)シリア北西部の港湾都市ラタキア(Latakia)のアラビア語
名。
⇒らたきあ(ラタキア)
らーでぃきーやしゅう《らーぢきーやしう》
【ラーディキーヤ州】
◇Muhafazat al Ladhiqiyah、[英]Ladhiqiyah Province
○シリア北西部、地中海に面する州。南部をタルトス州(Muha-
fazat Tartus)に接する。
州都はラタキア(Latakia)。
らでぃげ
【ラディゲ】
◇Raymond Radiguet(レイモン・ラディゲ)
○[人]フランスの小説家・詩人(1903. 6.18〜1923.12.12)。パ
リ郊外のサンモール(Saint-Maur)生れ。
20歳で夭逝(ヨウセイ)。
作品は1923(大正12)『肉体の悪魔(Le Diable au corps)』
・1924(大正13)『ドルジェル伯の舞踏会(Le Bal du comte
d'Orgel)』など。
★らでぃっきお
【ラディッキオ】
◇[伊](単数形)radicchio/(複数形)radicchi(ラディッキ)、
[学]Cichorium intybus var.sylvestre
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)キクニガナ属
(Cichorium)の多年草。チコリ([英]chicory)の変種。
外見は紫キャベツに似るが、太い葉脈は白い。
葉は厚くしなっとして、ほろ苦く、サラダなどの風味づけ・
色彩りに用いる。
「赤チコリ」,「赤芽チコリ」,「レッドチコリ(red chicory)」,
「トレビス([フ]trevise)」とも呼ぶ。
参照⇒ちこり(チコリ)
◎イタリア語では「ラディッキオ・ロッソ・ディ・トレビゾ
(Radicchio Rosso di Treviso)(トレビゾの赤いラディッキオ)」
とも呼び、トレビゾはイタリアの地名で、フランス語名がトレ
ビス(Trevise)。
参照⇒とれびぞ(トレビゾ)
らでぃっしゅ
【ラディッシュ】
◇[英]radish
○(1)[植]ハツカダイコン(二十日大根)。
⇒はつかだいこん(ハツカダイコン,二十日大根)
○(2)[農](特に)赤いハツカダイコン。
◎日本のダイコンは"Japanese radish","Japanese white rad-
ish"。
[1]らてぃーの
【ラティーノ】
◇[伊]latino
○[形](古代)ローマの、ラテン語の。
◎「(現代)ローマの」は「ロマネスコ(romanesco)」。
[2]らてぃーの
【ラティーノ】
◇[西]Latino
○⇒ひすぱにっく(ヒスパニック)(3)
らでぃのご
【ラディノ語】
◇[英]Ladino Language
○[言]スペイン語にヘブライ語を交(マジ)えた混成語。
スペイン・ポルトガル系のユダヤ人セファルディ(Sephardi)
が用いる。
参照⇒せふぁるでぃ(セファルディ)(1),いでぃっしゅ(イ
ディッシュ)
らてぃふぃや
【ラティフィヤ】
◇al Latifiya
○イラク中央部、バビル州(Muhafazat Babil)北西部にある、
ユーフラテス川東岸の町。バクダッドの南西約50キロメートル、
アルファルージャ(al Fallujah)とヒッラ(al Hillah)のほぼ中
間。マフムディーヤ(al Mahmudiyah)の西方約20キロメートル。
北緯33.03°、東経44.18°の地。
★らてぃふぃんでぃうむ
【ラティフンディウム】
◇[羅]latifundium
○[歴]古代ローマの大土地所有制。
有力市民が占有し、占領地から連れて来られた奴隷を使役。
紀元前2世紀ころから普及し、プロウィンキア(provincia)
(属州)にも拡大。
中小農民の没落から共和制の危機をもたらした。
非能率の生産性と、帝政期のパックス・ロマーナ(Pax Romana)
によって奴隷供給が途絶え、紀元3世紀ころにはコロヌス(co-
lonus)制に移行していった。
参照⇒ぱっくすろまーな(パックス・ロマーナ)
らてぃふんでぃお
【ラティフンディオ】
◇[西]latifundio
○[経]ラテン・アメリカにみられる大土地所有制。
参照⇒あしえんだ(アシエンダ)
らでぃん
【ラディン】
◇Osama bin Laden(オサマ・ビン・ラディン)
○[人]⇒びんらでぃん(ビンラディン)
らてぃーんせいる
【ラティーンセイル】
◇[英]lateen sail
○[海]⇒だいさんかくほ(大三角帆)
らでつきーこうしんきょく《らでつきーかうしんきよく》
【ラデツキー行進曲】
◇[独]Radetzkymarsch、[英]Radetzky March
○[楽]ヨハン・シュトラウス一世(Johann Strauss I)(1804〜
1849)作曲の行進曲。
運動会などでよく使用される。
◎1848(嘉永元)北イタリアの独立運動を鎮圧したオーストリア
の将軍ヨーゼフ・ラデツキー(Josef Wenzel Graf Radetzky
von Radetz)(1766〜1858)を称え、同年に作曲。
らでふぁんすちく
【ラデファンス地区】
◇[英]La Defense district
○フランス中北部、イル・ド・フランス地域圏(Region Ile-
de-France)中央部のオートドセーヌ県(Departement Hauts-de-
Seine)東部の地区。首都パリ北西郊の副都心。
県都ナンテール(Nanterre)の東方。
★らてん
【ラテン】
【羅甸】
【拉甸】
◇Latin
○地名。
[1]らーてん
【ラーテン】
◇Lathen
○ドイツ北西部、ニーダーザクセン州(Bundesland Nieder-
sachsen)西部、エムスラント郡(Landkreis Emsland)中北部の
町。
北緯52.87°、東経7.32°の地。
オランダとの国境近くに位置する。
リニアモーターカー「トランスラピッド(Transrapid)」の実験
線がある。
◎2006. 9.22(平成18)走行車両と作業車との衝突事故が発生。
23人が死亡、10人が負傷。
[2]らーてん
【ラーテン】
◇Rathen
○(1)ドイツ東部、ザクセン州(Bundesland Sachsen)南部の町。
○(2)ドイツ南西部、ザールラント州(Bundesland Saarland)の
町。
北緯49.55°、東経6.92°の地。
らでん
【螺鈿】
○工芸の一つ。貝殻の真珠色の光る部分を薄く切り、漆器など
の表面にはめこみ磨いた装飾。また、その物。
オウム貝・ヤコウガイ(夜光貝)(屋久貝<ヤクガイ>)・アワビ(鮑)
などを使用する。
らてんあめりか
【ラテンアメリカ】
◇Latin America
○[地]スペイン語・ポルトガル語などラテン系言語を主要言語
とする中南米諸国の総称。
新大陸にヨーロッパ人が入植した際、スペイン人やポルトガ
ル人の移民を中心に開拓された文化圏。カトリック教やラテン
系言語などラテン文化を基調とする社会。
具体的には、メキシコ・中央アメリカ・西インド諸島・南ア
メリカを指す。
⇔あんぐろあめりか(アングロ・アメリカ)
◎このうちスペイン語を公用語とする諸国を「イスパノアメリ
カ([西]Hispanoamerica)」と呼ぶ。
ポルトガル語のブラジルを含む場合は「イベロアメリカ
(Ibero-America)」と呼ぶ。
ハイチのみフランス語(クレオール)を公用語とする。
らてんあめりかけいざいいいんかい
《らてんあめりかけいざいゐゐんくわい》
【ラテンアメリカ経済委員会】
◇[英]Economic Commission for Latin America
○[経]⇒えくら(エクラ,ECLA)
らてんあめりかだんけつきこう
【ラテンアメリカ団結機構】
◇[英]Latin American Solidarity Organization
○⇒らそ(ラソ,LASO)
らてんく
【ラテン区】
◇[フ]Quartier Latin
○⇒かるちぇらたん(カルチェラタン,カルチェ・ラタン)
らてんくぉーたー
【ラテン・クォーター】
◇[英]the Latin Quarter
○⇒かるちぇらたん(カルチェラタン,カルチェ・ラタン)
らてんくろす
【ラテンクロス】
【ラテン・クロス】
◇[英]Latin cross
○⇒らてんじゅうじか(ラテン十字架)
★らてんご
【ラテン語】
◇[英]Latin
○[言]古代ローマ帝国時代に公用語。
◎古代ラテン語(old Latin):〜BC. 75。
古典ラテン語(calssical Latin):BC. 75〜AD. 175。
後期ラテン語(late Latin): 175〜 600。
中世ラテン語(medieval Latin,middle Latin): 600〜 1500。
近代ラテン語(modern Latin,new Latin):1500〜。
らてんじゅうじか《らてんじふじか》
【ラテン十字架】
◇[英]Latin cross
○一般的な、縦長の十字架。
参照⇒じゅうじか(十字架)
★らーと
【ラート】
◇[独]Rad(輪)、[英]hoop
○[運]「ルーンラート(Rhonrad)」の和略語。運動用具の一つ。
「フープ」とも呼ぶ。
参照⇒ぞーぶ(ゾーブ)
◎1925(大正14)ドイツのオットー・ファイク(Otto Feick)が子
供の遊び用具として考案し、雑誌に発表。
1989(平成元)日本ラート協会(Japan rhonrad association)、
設立。
らど
【ラド】
◇rad
○[原]吸収された放射線量(吸収線量)の単位。
放射線の被照射体が1グラム当り100エルグのエネルギーを
吸収する場合を1ラドとする。
人間の場合、350ラド程度で50%の致死量となる。
SI単位(国際単位系)ではグレイ(gray,Gy)を用い、1/100
グレイが1ラドにあたる。1000ラドは1100レントゲン。
記号は「rad」、「rd」も用いられる。
参照⇒[2]ぐれい(グレイ)
◎単位名はラテン語のラディウス(radius)(光線)に由来する。
俗説では、ネズミ1匹を殺すのに必要なX線量の単位として
名付けられた。
◎1956(昭和31)よりレントゲンに代わって用いられる。
[1]らーど
【ラード】
◇[英]lard
○[料]ブタ(豚)の脂身(アブラミ)から採った料理用のあぶら(脂)。
乳白色で半固体。揚(ア)げ物や中華料理の炒(イタ)め物などに
使用される。
「豚脂(トンシ)」とも呼ぶ。
参照⇒へっと(ヘット)
◎セッケン(石鹸)・ロウソク(蝋燭)・減摩剤(ゲンマザイ)の製造
原料ともなる。
◎スペイン語:マンテカ・デ・セルド(manteca de cerdo)。
[2]らーど
【ラード】
◇[ペルシア語]Raad(雷鳴)、[英]thunder
○[軍](Raad Missle)⇒らーどみさいる(ラード・ミサイル)
らとヴぃあ
【ラトヴィア】
◇Latvia
○⇒らとびあ(ラトビア)
らどぅが
【ラドゥガ】
◇[露]Raduga(虹)、[英]rainbow
○[軍][天]ロシアの軍事静止通信衛星。
参照⇒もるにあ(モルニヤ),ごりぞんと(ゴリゾント)(2)
◎2001.10. 6(平成13)「ラドゥガ1」を、カザフスタンのバイコ
ヌール宇宙基地からプロトンKロケットで打ち上げ、7日未明
に軌道投入に成功。
らどがこ
【ラドガ湖】
◇[露]Ladozhskoye Ozero/Ladozhskoe Ozero、[英]Lake Rado-
ga
○[地]ロシア共和国北西部、フィンランド国境近くにある湖。
北部をカレリア共和国(Respublika Kareliya)、南部をレニン
グラード州(Leningradskaya Oblast)に囲まれている。
★らとけ
【ラトケ】
◇Martin Heinrich Rathke
○[人]ドイツの発生学者・解剖学者(1793〜1860)。
ラトケ嚢を発見。
★らとけのう《らとけなう》
【ラトケ嚢】
◇[英]Rathke's pouch
○[医]胚形成における脳下垂体(pituitary gland)の一前段階。
原始の口咽頭膜(buccopharyngeal membrane)の頂部(roof)が
上方に陥入した袋状のくぼみ。
のちに前葉が形成される。
らとびあ
【ラトビア】
◇Latvia
○ヨーロッパ北東部、バルト海沿岸の共和国。正称はラトビア
共和国(Latvijas Republika)。バルト三国の一つで、北をエス
トニア、南をリトアニアに接する。
首都はリガ(Riga)。
人口の5割強がラトビア人、3割強がロシア人。
「ラトヴィア」とも呼ぶ。
〈面積〉
6万4,589平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)237万5,339人。
〈歴代大統領〉
ビケフレイベルガ(Vaira Vike-Freiberga)。
◎1940(昭和15)ソビエト連邦に編入され、ラトビア・ソビエト
社会主義共和国となる。
1990. 5.(平成 2)独立宣言。
1991. 8.21(平成 3)ソビエト連邦の解体により独立。
2003. 9.20(平成15)EU(欧州連合)加盟の国民投票を実施。
2004. 5. 1(平成16)EUに加盟。
★らーどみさいる
【ラード・ミサイル】
◇[英]Raad Missle
○[軍]イラン製の中距離ミサイル。射程40キロメートル以上。
「ラアド・ミサイル」とも呼ぶ。
◎2型:
3型:
らとる
【ラトル】
◇[英]rattle
○⇒がらがら(がらがら,ガラガラ)
らどるす
【ラドルス】
◇[登録商標]Ruddles
○[食]イギリスのグリーンキング・ブリュワリー(Greene King
Brewery)社製のビール。
★らどるふ
【ラドルフ】
◇[露]Vasily Vasilyevich Radlov、[独]Friedrich Wilhelm
Radloff
○[人]ロシアの言語学者(1837〜1918)。ドイツ生れ。
突厥文字を研究。
参照⇒とっけつもじ(突厥文字)
★らどん
【ラドン】
◇radon
○[化]希ガス元素の一種。
元素記号は「Rn」、原子番号は86。
同位体のRn222・Rn220・Rn219の3種類は天然に存在
する。
Rn219は「アクチノン(actinon)」とも呼び、「An」という元
素記号も使われる。
[1]らーな
【ラーナ】
◇[伊]rana
○[両](イタリア語で)カエル(蛙)。
⇒かえる(カエル,蛙,蛤,蝦)
[2]らーな
【ラーナ】
◇Rana
○[歴]⇒らじゃ(ラジャ)(1)
らなおこ
【ラナオ湖】
◇[英]Lake Lanao
○[地]フィリピン南部、ミンダナオ島(Mindanao Island)中西
部にある湖。
ムスリム・ミンダナオ地方(Muslim Mindanao Region)北部の
ラナオ・デル・スール州(Lanao del Sur Province)に含まれる。
らなおでるすーるしゅう《らなおでるすーるしう》
【ラナオ・デル・スール州】
◇[英]Lanao del Sur Province
○フィリピン南部、ミンダナオ島(Mindanao Island)中西部の
州。北西部をラナオ・デル・ノルテ州(Lanao del Norte Prov-
ince)に接する。
州都はマラウィ(Marawi)。
「南ラナオ州」とも呼ぶ。
らなおでるのるてしゅう《らなおでるのるてしう》
【ラナオ・デル・ノルテ州】
◇[英]Lanao del Norte Province
○フィリピン南部、ミンダナオ島(Mindanao Island)中西部の
州。東部をラナオ・デル・スール州(Lanao del Sur Province)
に接する。
州都はイリガン(Iligan)。
「北ラナオ州」とも呼ぶ。
★らにーにゃ
【ラ・ニーニャ】
【ラニーニャ】
◇[西]la nina(女の子)
○(1)[気]東太平洋の赤道域(ペルー沿岸海域)で、12月前後の
数ヶ月間、海水温が平年より低くなる現象。
逆に西太平洋のインドネシア・フィリピン近海では海水温が
高くなる。
世界的な異常気象を引き起こし、日本では猛暑になる確率が
高い。
参照⇒えるにーにょ(エル・ニーニョ,エルニーニョ)
○(2)[歴](La Nina)⇒にーにゃごう(ニーニャ号)
らぬきことば
【ら抜き言葉】
○[言]助動詞「られる」の「ら」を省略して「れる」とする用法。
大正時代ころに始まるという。
◎食べられる:食べれる。
来られる:来れる。
らのりん
【ラノリン】
◇[独]Lanolin、[英]lanoline/lanolin
○[生化]羊毛に付着している分泌物を精製した油脂。
水に溶けないが抱水性があり、水と混和させると軟膏状にな
り、肌になじみ吸収されるため、軟膏や化粧品の基剤、保革油
(ホカクユ)などに用いられる。
「羊毛脂(ヨウモウシ)」とも呼ぶ。
らのんがとう《らのんがたう》
【ラノンガ島】
◇[英]Ranongga Island
○[地]南太平洋のソロモン諸島(Solomon Islands)北西部、ニュ
ージョージア諸島(New Georgia Islands)の島。
ギゾ島(Gizo Island)西部に位置する。
南緯8.05°、東経156.55°の地。
「ガノンガ島(Ghanongga Island)」とも呼ぶ。
〈面積〉
147.9平方キロメートル。
◎2007. 4. 2(平成19)地震で隆起し形状が大きく変化。
らば
【ラバ】
【騾馬】
◇[英]mule(ミュール)、[独]Maultier(マオルティーア)
○[哺]雄ロバと雌ウマとの一代雑種。繁殖力はなく、一代限り。
ウマより小形、ロバより大きく、声や性質はロバに似て、強
健で耐久力が強く、おとなしく粗食に耐える。
南ヨーロッパ・西アジア・アフリカの一部などで労役に使わ
れる。
参照⇒へてろーしす(ヘテローシス)
◎雌ロバと雄ウマとの一代雑種:⇒けってい(ケッテイ)
[1]らばー
【ラバー】
◇[英]lover、[中]airen(愛人)
○恋人・愛人。
★[2]らばー
【ラバー】
◇[英]rubber
○(1)ゴム(護謨)。
⇒ごむ(ゴム,護謨)
○()
○()⇒けしごむ(消しゴム)
らーぱ
【ラーパ】
◇[伊]rapa
○[植][農](イタリア語で)カブ(蕪)。
⇒かぶ(カブ,蕪,蕪菁)
らばうる
【ラバウル】
◇Rabaul
○[地]太平洋ビスマルク諸島の主島ニューブリテン島、北端の
都市。
◎基地設営隊は、1941(昭和16)太平洋戦争開戦前の12. 1から
工員3千名が徴用され、12.16東京芝浦桟橋を出港し、翌年 1.
22ニューブリテン島の東海上に到達。 1.23上陸部隊により上
陸作戦が開始。3ヶ月で東西両飛行場を完成させる。
海軍航空隊の基地が置かれた。
らぱうるこうた
【ラバウル小唄】
○[楽]歌謡曲『南洋航路』の替え歌(軍歌)。
歌は波岡惣一郎。
◎1943(昭和18)ころに現地で流行り始め、1944(昭和19)レコー
ド化。作詞は一説に第38師団平田連隊の中隊長佐竹中尉。
元歌『南洋航路』は1940(昭和15)若杉雄三郎作詞、畠山駒夫
作曲、歌は新田八郎。
らばかぐん
【ラバカ郡】
◇[英]Lavaca County
○アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)中南東部の
郡。
郡都はハレッツビル(Hallettsville)。
らぱす
【ラパス】
◇La Paz
○(1)メキシコ北西部、バハカリフォルニア・スル州(estado
de Baja California Sur)の州都。
北緯24.14°、西経110.32°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)13万7,600人。
1995(平成 7)15万4,300人。
2000(平成12)16万3,000人。
2002(平成14)16万8,600人。
○(2)(Departamento de La Paz)⇒らぱすけん(ラパス県)
○(3)南アメリカ、ボリビア共和国の行政上の首都・政庁所在
地。ラパス県の県都。
南緯16.50°、西経68.15°、標高3,828メートルの地。
同国の北部、アンデス山脈中の高原に位置する世界最高所の
首都。
西方にチチカカ湖がある。
〈人口〉
1976(昭和51)66万人。
1985(昭和60)99万2,000人。
1992(平成 4)71万1,036人(推計)。
◎憲法上の首都はスクレ(Sucre)。
○(4)(La Paz County)⇒らぱすぐん(ラパス郡)
らぱすぐん
【ラパス郡】
◇[英]La Paz County
○アメリカ合衆国南西部、アリゾナ州(Arizona State)南西部
の郡。北部をモハーベ郡(Mohave County)、南部をユマ郡(Yuma
County)に接し、西部をカリフォルニア州に隣接。
郡都はパーカー(Parker)。
〈人口〉
1980(昭和55)1万2,487人。
1990(平成 2)1万3,844人。
2000(平成12)1万9,715人。
らぱすけん
【ラパス県】
◇[西]Departamento de La Paz、[英]La Paz Department
○南アメリカ、ボリビア北西部の県。東部をベニ県(Departa-
mento de Beni)、北部をパンド県(Departamento de Pando)に
接し、西部をペルーに隣接。
県都はラパス。
〈面積〉
13万3,985平方キロメートル。
〈人口〉
1992(平成 4)190万0,800人。
2001(平成13)235万0,900人。
2004(平成16)252万1,000人。
らばと
【ラバト】
◇Rabat
○アフリカ北西端、モロッコ王国の首都。
正称は「ラバトサレ(Rabat Sale)」。
〈人口〉
1971(昭和46) 43万5,000人。
1973(昭和48) 44万人、60万人(都市域)。
1993(平成 5)122万人。
◎ブレグレグ川(Bou Regreg River)河口左岸(南岸)がラバト、
右岸(北岸)がサレ。
らばとされ
【ラバトサレ】
◇Rabat Sale
○⇒らばと(ラバト)
らばとりー
【ラバトリー】
◇[英]lavatory
○(1)洗面所・手洗い所。化粧室。
○(2)トイレ・便所。
◎ラテン語の「洗う(lavare)」から。
らばな
【ラバナ】
◇[西]La Habana
○⇒はばな(ハバナ)(1)
らーばな
【ラーバナ】
◇Ravana
○羅刹(ラセツ)の王。
「ラーヴァナ」とも呼ぶ。
参照⇒らーまーやな(ラーマーヤナ)
らぱぬい
【ラパヌイ】
◇Rapa Nui(大きな島)
○[地]イースター島の現地名。
⇒いーすたーとう(イースター島)
らぱはのっく
【ラパハノック】
◇Rappahannock
○[軍]アメリカ海軍の給油艦(タンカー)(T−AO204)。
らばる
【ラバル】
○[植]ルバーブ([英]rhubarb)の別称。
⇒るばーぶ(ルバーブ)(1)
らぱるまとう《らぱるまたう》
【ラ・パルマ島】
【ラパルマ島】
◇[西]Isla de La Palma、[英]La Palma Island
○[地]大西洋上、アフリカ北西岸寄りにあるカナリア諸島北西
部の火山島。
北緯28.68°、西経17.85°の地。
クンブレ・ビエハ火山(volcan Cumbre Vieja)がある。
スペインのカナリア自治州(Comunidad Autonoma de Canar-
ias)に属する。
「パルマ島」とも呼ぶ。
参照⇒かなりあしょとう(カナリア諸島)
〈面積〉
690.2平方キロメートル。
らぱろ
【ラパロ】
◇Rapallo
○イタリア北西部、リグリア州(regione Liguria)中央部、ジェ
ノバ県(provincia di Genova)の町。ジェノバの東北東、リグ
リア海に面する。
らぱろじょうやく《らぱろでうやく》
【ラパロ条約】
◇[英]Rapallo Treaty
○(1)[歴]イタリアとユーゴスラビア間の国境設定条約。
1920.11.(大正 9)ラパロで調印。フィウメ(Fiume)港の一部
をユーゴスラビア領、他を自由市とする。
◎1924(大正13)ムッソリーニ政権、フィウメ(リエカ)を併合。
参照⇒りえか(リエカ)
○(2)[歴]ドイツとロシア・ソビエト共和国間で結ばれた国交
樹立条約。
1922. 4.(大正11)ジェノバ会議出席中の独ソがラパロで調印。
賠償請求権の相互放棄、通商の拡大や、ロシアの社会主義化
によるドイツ人財産の弁償請求権の放棄などを内容とする経済
協力条約。
◎革命ロシア(ソ連)の最初の条約。
[1]らぱん
【ラパン】
◇[フ]lapin
○[哺](フランス語で)ウサギ(兎)
⇒うさぎ(ウサギ,兎)
[2]らぱん
【ラパン】
◇[登録商標]LAPIN
○[交]スズキ製の軽自動車アルト(ALTO)系列の車。
ドアやガラスをほぼ垂直にしたボックス型で、室内空間が広
い。
らばんぎ
【ラバンギ】
◇[梵]lavangi(ラヴァンギ)
○(サンスクリット語で)天使・天女。
らーばんちいき《らーばんちゐき》
【ラーバン地域】
◇[英]rurban community area
○都会と農村の中間地域。田園都市。
◎"rural area(田園地域)"と"urban area(都市地域)"からの造
語。
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