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百 科 辞 書 《おおま》 編集:獨 澄旻
-------- おおま ------------------------------------------------
おおま《おほま》
【大間】
◇[日]Oma/Ooma/Ohma
○(1)⇒おおままち(大間町)
○(2)[交]⇒おおままえき(大間駅)
おおまえき《おほまえき》
【大間駅】
○[交]高知県須崎市(スサキシ)多ノ郷甲(オオノゴウコウ)にある、JR土
讃線(ドサンセン)の駅。
多ノ郷(オオノゴウ)駅と須崎(スサキ)駅の間。
◎JR五能線(ゴノウセン)には大間越(オオマゴシ)駅がある。
おおまえつぎみ《おほまへつぎみ》
【大臣】
○[古]「おおおみ(大臣)」,「だいじん(大臣)」や将軍の呼称。
◎「大前つ君」で、「御前に仕える者」の意味。
★おおまがき《おほまがき》
【大籬】
○
おおまかつひのかみ《おほまかつひのかみ》
【大禍津日神】
【大枉津日神】
◇[日]Omagatsuhi no Kami/Oomagatsuhi no Kami/Ohmagatsu-
hi no Kami
○[日本神話]災害や凶事をつかさどる神。
イザナギノミコト(伊弉諾尊)が黄泉(ヨミ)の国から帰って筑紫
で禊(ミソギ)をした時、その汚れから八十枉津日(ヤソマガツヒ)とと
もに化生(ケショウ)した。
参照⇒まがつひのかみ(禍津日神,禍日神)
おおまがとき《おほまがとき》
【大禍時】
【大魔時】
【大魔が時】
○[古]夕方の薄暗い時刻。たそがれどき(黄昏時)・夕間暮(ユウマ
グ)れ・ひともしごろ(火点し頃)。
「おうまがとき(逢魔時,逢魔が時,逢う魔が時)」,「おうまがと
き(王莽時,王莽が時)」,「おまんがとき(おまんが時)」とも呼ぶ。
また、「おおまがどき」,「おうまがどき」,「おまんがどき」とも
呼ぶ。
◎「大きな禍(マガ)の起こる時刻」の意味。
「ま」を「魔」に解して「大魔時」,「大魔が時」,「逢魔時」,「逢魔が
時」,「逢う魔が時」が、さらに漢の簒立者(サンリツシャ)王莽(オウ・モウ)
の故事に付会して「王莽時」,「王莽が時」とも書かれた。
おおまがどき《おほまがどき》
【大禍時】
【大魔時】
【大魔が時】
○[古]⇒おおまがとき(大禍時,大魔時,大魔が時)
おおまがり《おほまがり》
【大曲】
◇[日]Omagari/Oomagari/Ohmagari
○(1)[古]⇒おおまがりし(大曲市)
○(2)[交]⇒おおまがりえき(大曲駅)
○(3)東京都の文京区と新宿区との間を流れる神田川の、白鳥
橋(シラトリバシ)界隈(カイワイ)の地域名。
◎ムカム(大曲):⇒むかむ(ムカム,大曲)
おおまがりえき《おほまがりえき》
【大曲駅】
○(1)[交]秋田県大仙市大曲通町(トオリマチ)にある、JR奥羽本線
・JR田沢湖線の駅。
奥羽本線:飯詰(イイヅメ)駅(美郷町)と神宮寺(ジングウジ)駅の
間。
田沢湖線:飯詰駅と北大曲駅の間。
◎旧住所は大曲市通町。
○(2)[交]青森県上北郡(カミキタグン)六戸町(ロクノヘマチ)にある、十和
田観光電鉄の駅。
三沢(ミサワ)駅(三沢市)駅と柳沢(ヤナギザワ)の間。
◎1938. 2.17(昭和13)開業。
おおまがりし《おほまがりし》
【大曲市】
◇[日]Omagari Shi/Oomagari Shi/Ohmagari Shi
○[古]秋田県中央部、横手(ヨコテ)盆地の北西部にある市。
〈面積〉
104.69平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)3万9,615人。
◎陸羽街道の宿場町、雄物川(オモノガワ)の河港として発展。
1910(明治43)から奥羽六県煙火共進会(現:全国花火競技大会)
を毎年夏に開催。
1954(昭和29)大曲町、花館(ハナダテ)村・内小友(ウチオトモ)村・藤
木(フジキ)村・大川西根村・四ッ屋(ヨツヤ)村の5村を編入して市
制施行。
1955(昭和30)角間川町(カクマガワマチ)を編入。
2005. 3.22(平成17)仙北郡(センボクグン)の神岡町(カミオカマチ)・西
仙北町(ニシセンボクマチ)・中仙町(ナカセンマチ)・協和町(キョウワマチ)・南外
村(ナンガイムラ)・仙北町(センボクマチ)・太田町(オオタマチ)が合併して大
仙市(ダイセンシ)を発足。
◎長野県には千曲市(チクマシ)がある。
おおまげんしりょくはつでんしょ《おほまげんしりよくはつでんしよ》
【大間原子力発電所】
○[原]青森県下北郡(シモキタグン)大間町(オオママチ)に建設が予定され
ているプルサーマル専用の原子力発電所。
「大間原発」とも呼ぶ。
◎出力138万3,000キロワット。
◎2008. 4.23(平成20)経済産業省、電源開発(Jパワー)の申請
を許可。
2008. 5.27(平成20)経済産業省原子力安全・保安院、工事計
画を認可。
2012. 3.(平成24)運転開始予定。
おおまげんぱつ《おほまげんぱつ》
【大間原発】
○[原]⇒おおまげんしりょくはつでんしょ(大間原子力発電所)
おおまごしえき《おほまごしえき》
【大間越駅】
○[交]青森県西津軽郡(ニシツガルグン)深浦町(フカウラマチ)にある、J
R五能線(ゴノウセン)の駅。
岩館(イワダテ)駅と白神岳登山口(シラカミダケトザングチ)駅の間。
◎JR土讃線(ドサンセン)には大間(オオマ)駅がある。
おおまさり《おほまさり》
【おおまさり】
○[農]千葉県が開発した、大粒の落花生(ピーナッツ)。
一般の落花生にくらべ約2倍で、甘く軟らかで、ゆで豆に適
している。
◎2007.10.25(平成19)千葉県が発表。
おおまち《おほまち》
【大町】
◇[日]Omachi/Oomachi/Ohmachi
○(1)⇒おおまちし(大町市)
○(2)⇒おおまちちょう(大町町)
おおまちし《おほまちし》
【大町市】
◇[日]Oma Shi/Ooma Shi/Ohmachi Shi
○長野県北西部の市。
〈面積〉
464.84平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)3万1,011人。
◎1954(昭和29)大町、平(タイラ)村・常盤(トキワ)村・社(ヤシロ)村を
編入して市制施行。
おおまちちょう《おほまちちやう》
【大町町】
◇[日]Oma Cho/Ooma Cho/Ohmachi Machi
○佐賀県中西部、杵島郡(キシマグン)の町。
おおまま《おほまま》
【大間々】
◇[日]Omama/Oomama/Ohmama
○(1)[交]⇒おおままえき(大間々駅)
○(2)[古]⇒おおまままち(大間々町)
おおままえき《おほままえき》
【大間々駅】
○[交]群馬県みどり市大間々町(オオマママチ)大間々にある、わたら
せ渓谷鐵道の駅。
運動公園(ウンドウコウエン)駅(桐生市)と上神梅(カミカンバイ)駅の間。
◎旧住所は山田郡(ヤマダグン)大間々町大間々。
おおままち《おほままち》
【大間町】
◇[日]Oma Machi/Ooma Machi/Ohma Machi
○青森県北東部、下北郡(シモキタグン)の町。
◎電源開発(電発)がMOX燃料のみを使う世界初のフルMOX
原子炉(出力138万3,000キロワット)の大間原発建設を計画中。
参照⇒もっくすねんりょう(MOX燃料)
おおまままち《おほまままち》
【大間々町】
◇[日]Omama Machi/Oomama Machi/Ohmama Machi
○[古]群馬県東部、山田郡(ヤマダグン)の町。
〈面積〉
48.05平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2万2,192人。
◎1889(明治22)発足。
1954(昭和29)福岡村と、川内村の一部(高津戸)を編入。
2006. 3.27(平成18)勢多郡(セタグン)東村(アズマムラ)・新田郡(ニッ
タグン)笠懸町(カサカケマチ)と合併して「みどり市」を発足。
おおみ《おほみ》
【大臣】
○[歴]⇒おおおみ(大臣)
おおみかえき《おほみかえき》
【大甕駅】
○(1)[交]茨城県日立市大みか町(オオミカチョウ)にある、JR常磐線
(ジョウバンセン)の駅。
東海駅(東海村)と常陸多賀(ヒタチタガ)駅の間。
○(2)[古][交]日立電鉄の駅。
久慈浜(クジハマ)駅と水木(ミズキ)駅の間。
◎2005. 3.31(平成17)廃線。
おおみかみ《おほみかみ》
【大御神】
○神への尊称。
「おおかみ(大神)」,「おおがみ(大神)」,「だいじん(大神)」とも
呼ぶ。
★おおみずなぎどり《おほみづなぎどり》
【オオミズナギドリ】
【大水薙鳥】
○[鳥]ミズナギドリ目の海鳥。
「カツオドリ(鰹鳥)」とも呼ぶ。
◎京都府の府鳥。
おおみせ《おほみせ》
【大店】
○構えが大きな店。また、手広く商いをしている店。大規模な
商店。
「おおだな(大店)」とも呼ぶ。
おおみせ《おほみせ》
【大店】
【大見世】
○[古]⇒おおまがき(大籬)
★おおみそか《おほみそか》
【大晦日】
○[暦]一年の最後の日。12月31日。
元旦(ガンタン)の前日。
「臘日(ロウジツ)」とも呼ぶ。
おおみたから《おほみたから》
【大御宝】
【百姓】
【公民】
【人民】
○天皇が治める国民。天皇の臣民・人民。
「おおんたから(大御宝,百姓,公民,人民)」,「御民(ミタミ)」とも
呼ぶ。
◎「天皇が宝とされる」の意味とも、「神領の田の民」とも。
奴婢(ヌヒ)は含まれない。
おおみなと《おほみなと》
【大湊】
◇[日]Ominato/Oominato/Ohminato
○青森県北東部、下北半島恐山(オソレザン)南東麓にある、むつ市
の地名。
旧海軍要港で、海上自衛隊の大湊地方総監部がある。
◎北洋館:⇒すいこうしゃ(水交社)
◎1902(明治35)海軍大湊水雷団、開設。
◎岩手県には大船渡市(オオフナトシ)がある。
青森県東津軽郡(ヒガシツガルグン)平内町(ヒラナイマチ)には、小湊(コミ
ナト)がある。
おおみね《おほみね》
【大峰】
◇[日]Omine/Oomine/Ohmine
○[地]⇒おおみねさん(大峰山)
◎大峰入り,大峰山,大峰先達,大峰聖
おおみねいり《おほみねいり》
【大峰入り】
○修験者(シュゲンジャ)が大峰山(オオミネサン)にこもって修行をするこ
と。
「峰入り」とも呼ぶ。
参照⇒おおみねさん(大峰山)(1)
◎和歌山県熊野から登り奈良県吉野へ出る修行を「順の峰入り」、
吉野から登り熊野に出ることを「逆の峰入り」という。
おおみねさん《おほみねさん》
【大峰山】
◇[日]Omine San/Oomine San/Ohmine San
○(1)[地]奈良県南部、吉野郡(ヨシノグン)十津川村(トツカワムラ)の東
から重畳して和歌山県熊野に及ぶ山脈。その主要部の諸峰、山
上ヶ岳(サンジョウガタケ)・大普賢岳・八剣山(仏経ヶ岳<ブッキョウガタケ>)
などの総称。
「おおみねやま(大峰山)」,「大峰」,「御山(オヤマ)」とも呼ぶ。
◎標高1,915メートルの八剣山は、昔、金峰山(キンブセン)の頂上
と考えられた。
役行者(エンノギョウジャ)が開山と伝えられている、修験者(シュゲン
ジャ)の根本霊場。
参照⇒きんぶせん(金峰山)(1)
◎北大峰(キタオオミネ):参照⇒ぶじょうじ(峰定寺)
○(2)(特に)[地]大峰山脈の山上ヶ岳のこと。
⇒さんじょうがたけ(山上ヶ岳)
おおみねせんだつ《おほみねせんだつ》
【大峰先達】
○たびたび大峰山に入って修行を積んだ人。
参照⇒おおみねさん(大峰山)(1)
おおみねひじり《おほみねひじり》
【大峰聖】
○大峰山で修行をする修験者(シュゲンジャ)。
参照⇒おおみねさん(大峰山)(1)
おおみねやま《おほみねやま》
【大峰山】
◇[日]Omine Yama/Oomine Yama/Ohmine Yama
○[地]⇒おおみねさん(大峰山)(1)
おおみや《おほみや》
【大宮】
◇[日]Omiya/Oomiya/Ohmiya
○(1)⇒おおみやく(大宮区)
○(2)[交]⇒おおみやえき(大宮駅)
○(3)[古]⇒おおみやし(大宮市)
○(4)[古]⇒おおみやまち(大宮町)
○(5)[古]⇒おおみやちょう(大宮町)
○(6)[古]大宮県。浦和県の旧称。
⇒うらわけん(浦和県)
おおみやえき《おほみやえき》
【大宮駅】
○(1)[交]埼玉県さいたま市大宮区錦町(ニシキチョウ)にある、JR
京浜東北線・高崎線・埼京川越線・宇都宮線の駅。
京浜東北線:与野(ヨノ)駅の次で、ターミナル駅。
高崎線:赤羽(アカバネ)駅(東京都)と宮原(ミヤハラ)駅の間。
埼京川越線:北与野駅と日進(ニッシン)駅の間。
宇都宮線:土呂(トロ)駅の次で、ターミナル駅。
◎旧住所は大宮市。
○(2)[交]JR東北新幹線と上越新幹線との分岐点・駅。
東北新幹線:上野駅(東京都)と小山(オヤマ)駅(栃木県)の間。
上越新幹線:上野駅と熊谷(クマガヤ)駅(熊谷市)の間。
○(3)[交]東武野田線の駅。
北大宮駅の次で、ターミナル駅。
○(4)[交]埼玉新都市交通(ニューシャトル)伊奈線の駅。
大成(オオナリ)駅の次で、ターミナル駅。
○(5)[交]京都府京都市中京区錦大宮町(ニシキオオミヤチョウ)にある、
阪急京都本線の駅。
烏丸(カラスマ)駅(下京区)と西院(サイイン)駅(右京区)の間。
◎JR宇都宮線に東大宮駅がある。
東武野田線に大宮公園駅がある。
JR水郡線には常陸大宮(ヒタチオオミヤ)駅(茨城県)がある。
JR越美北線には越前大宮(エチゼンオオミヤ)駅(福井県)がある。
タンゴ鉄道宮津線には丹後大宮(タンゴオオミヤ)駅(京都府)がある。
京福嵐山線には四条大宮(シジョウオオミヤ)駅(京都府)がある。
大阪市営地下鉄地下鉄谷町線には千林大宮(センバヤハオオミヤ)駅
(大阪府)がある。
南海本線には和泉大宮(イズミオオミヤ)駅(大阪府)がある。
近鉄奈良線には新大宮(シンオオミヤ)駅(奈良県)がある。
JR高徳線には阿波大宮(アワオオミヤ)駅(徳島県)がある。
おおみやく《おほみやく》
【大宮区】
◇[日]Omiya Ku/Oomiya Ku/Ohmiya Ku
○埼玉県さいたま市の区。
◎2003. 4. 1(平成15)政令指定移行に伴い新設。
おおみやけん《おほみやけん》
【大宮県】
◇[日]Omiya Ken/Oomiya Ken/Ohmiya Ken
○[古]浦和県の旧称。
⇒うらわけん(浦和県)
★おおみやこうえん《おほみやこうゑん》
【大宮公園】
○(1)埼玉県さいたま市大宮区高鼻町(タカハナチョウ)にある公園。
氷川神社の社域を公園としたもの。
◎旧住所は大宮市。
○(2)[交通]⇒おおみやこうえんえき(大宮公園駅)
おおみやこうえんえき《おほみやこうゑんえき》
【大宮公園駅】
○[交]埼玉県さいたま市大宮区寿能町(ジュノウチョウ)にある、東武
野田線の駅。
北大宮駅と大和田(オオワダ)駅の間。
◎旧住所は大宮市。
おおみやし《おほみやし》
【大宮市】
◇[日]Omiya Shi/Oomiya Shi/Ohmiya Shi
○[古]埼玉県南東部にあった市。
〈面積〉
1970(昭和45)89平方キロメートル。
89.38平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)32万8,000人。
1980(昭和55)35万4,082人。
1995(平成 7)43万3,768人。
◎1940(昭和15)大宮町・日進(ニッシン)村・三橋(ミハシ)村・大砂土
(オオサド)村・宮原(ミヤハラ)村が合併し、市制。
1955(昭和30)指扇(サシオウギ)村・馬宮(マミヤ)村・植水(ウエミズ)村
・片柳(カタヤナギ)村・七里(シチリ)村・春岡(ハルオカ)村を編入。
2001. 5. 1(平成13)浦和市・与野市と合併して「さいたま市」
を発足。
◎茨城県には常陸大宮市(ヒタチオオミヤシ)がある。
おおみやちょう《おほみやちやう》
【大宮町】
◇[日]Omiya Cho/Oomiya Cho/Ohmiya Cho
○(1)[古]三重県東部、度会郡(ワタライグン)の町。
◎2005. 2.14(平成17)度会郡の大宮町・紀勢町(キセイチョウ)・大内
山村(オオウチヤマムラ)の2町1村、合併して大紀町(タイキチョウ)を発足。
○(2)[古]京都府北西部、中郡(ナカグン)の町。
タンゴ鉄道宮津線の丹後大宮(タンゴオオミヤ)駅がある。
〈面積〉
68.93平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)1万0,416人。
◎1951(昭和26)河辺(コウベ)村・周枳(スキ)村・口大野(クチオオノ)村
・奥大野村・常吉(ツネヨシ)村・三重(ミエ)村が合併して町制施行。
2004. 4. 1(平成16)中郡の峰山町(ミネヤマチョウ)、竹野郡(タケノグン)
の網野町(アミノチョウ)・丹後町(タンゴチョウ)・弥栄町(ヤサカチョウ)、熊野
郡(クマノグン)の久美浜町(クミハマチョウ)と合併して京丹後市(キョウタンゴシ)
を発足。
◎茨城県には常陸大宮市(ヒタチオオミヤシ)がある。
茨城県那珂郡(ナカグン)には大宮町(オオミヤマチ)があった。
おおみやまち《おほみやまち》
【大宮町】
◇[日]Omiya Machi/Oomiya Machi/Ohmiya Machi
○[古]茨城県北部、那珂郡(ナカグン)にあった町。
◎2004.10.16(平成16)東茨城郡(ヒガシイバラキグン)御前山村(ゴゼン
ヤマムラ)と、那珂郡(ナカグン)大宮町・山方町(ヤマガタマチ)・美和村(ミワ
ムラ)・緒川村(オガワムラ)が合併して常陸大宮市(ヒタチオオミヤシ)を発足。
◎三重県度会郡(ワタライグン)と京都府中郡(ナカグン)には大宮町(オオミ
ヤチョウ)があった。
おおみわ《おほみわ》
【大神】
○⇒おおみわじんじゃ(大神神社)
★おおみわじんじゃ《おほみわじんじや》
【大神神社】
○奈良県桜井市北部の三輪(ミワ)、三輪山(ミワヤマ)西麓(セイロク)にあ
る神社。大和国一の宮・元官幣大社。
祭神は大物主神(オオモノヌシノカミ)で、大己貴神(オオナムチノカミ)・少彦
名神(スクナビコナノカミ)を配祀。
三輪山全体を御神体とし、拝殿と山との間に三輪鳥居を設け、
本殿(神殿)をもたない。
摂社に三輪山の神水が湧き出る狭井神社(サイジンジャ)がある。
「三輪明神」,「三輪神社」,「杉の御社(スギノミヤシロ)」とも呼ぶ。
参照⇒みわやま(三輪山)
◎入山初穂料で入山可能。
★おおむぎ《おほむぎ》
【オオムギ】
【大麦】
◇[学]Hordeum vulgare
○[植][農]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)オオムギ属(Hor-
deum)の一年生または二年生作物。
西アジア(中近東)の乾燥地が原産。
おおむたし《おほむたし》
【大牟田市】
◇[日]Omuta Shi/Oomuta Shi/Ohmuta Shi
○福岡県南西部の市。西部を有明海に面し、東部・南部を熊本
県に隣接。
〈面積〉
1970(昭和45)77平方キロメートル。
81.55平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)16万6,000人。
2000(平成12)13万8,629人。
◎1873(明治 6)三池炭鉱が政府直営となる。
1917(大正 6)市制施行。
1929(昭和 4)三川町(ミカワマチ)を編入。
1941(昭和16)駛馬町(ハヤメマチ)・三池(ミイケ)町・玉川村・銀水(ギ
ンスイ)村を編入。
◎有明海沿岸に三井三池炭鉱があった。
参照⇒みいけそうぎ(三池争議)
おおむら《おほむら》
【大村】
◇[日]Omura/Oomura/Ohmura
○⇒おおむらし(大村市)
★おおむらさき《おほむらさき》
【オオムラサキ】
【大紫】
○(1)[虫]([学]Sasakia charonda)チョウ目(鱗翅目)(Lepidop-
tera)タテハチョウ科(Nymphalidae)オオムラサキ属(Sasakia)
のチョウ(蝶)。
幼虫には2本の角(ツノ)があり、エノキの葉を食べて越冬する。
成虫は主に樹液を吸い、寿命は約2週間。
◎1957(昭和32)日本の国蝶に選定。
○(2)[植]([学]Rhododendron pulchrum)ツツジ目(Ericales)ツ
ツジ科(Ericaceae)ツツジ属(Rhododendron)の常緑低木。
5月ころ、紅紫色で上面に濃紫色の斑点のある紅紫色で上面
に濃紫色の斑点のある大輪の花を開く。
日本の各地の庭園や公園などに広く植えられている、公害に
強い園芸品種。
「オオムラサキツツジ(大紫躑躅)」とも呼ぶ。
おおむらさきつつじ《おほむらさきつつじ》
【オオムラサキツツジ】
【大紫躑躅】
○[植]⇒おおむらさき(オオムラサキ,大紫)(2)
おおむらし《おほむらし》
【大村市】
◇[日]Omura Shi/Oomura Shi/Ohmura Shi
○長崎県中部、大村湾に臨む市。
長崎空港がある。
◎もと大村氏の城下町。
◎日中戦争中、ここの基地から第一航空隊が南京渡洋爆撃を連
日敢行。
おおむらじ《おほむらじ》
【大連】
○[歴]大化改新(タイカノカイシン)以前の大和朝廷の最高執政官の一つ。
連(ムラジ)を姓(カバネ)とする最有力者の中から任ぜられ、大臣
(オオオミ)と共に執政。
5世紀後半ころから大伴(オオトモ)・物部(モノノベ)の二氏が世襲。
大伴金村(カナムラ)が朝鮮半島経営に失敗して失脚後は物部氏が独
占。
587年、大連物部守屋(モリヤ)が大臣蘇我馬子(ソガノウマコ)らに殺
された後は大連が置かれず、大化改新で廃止となった。
参照⇒おおおみ(大臣)
◎大化改新では太政官(ダイジョウカン)として左大臣・右大臣・大
納言が置かれた。
◎「だいれん(大連)」とも読む。
参照⇒だいれんし(大連市)
おおむろさん《おほむろさん》
【大室山】
◇[日]Omuro San/Oomuro San/Ohmuro San
○[地]山梨県南都留郡(ミナミツルグン)道志村(ドウシムラ)と神奈川県の
境にある山。標高1,588メートル。
◎山梨県と静岡県の境には大室山(オオムロヤマ)がある。
おおむろやま《おほむろやま》
【大室山】
◇[日]Omuro Yama/Oomuro Yama/Ohmuro Yama
○(1)[地]山梨県南東部、南都留郡(ミナミツルグン)富士河口湖町(フジ
カワグチコマチ)富士ヶ嶺(フジガネ)にある山。標高1,478メートル。
参照⇒しょうじこ(精進湖)
◎旧住所は西八代郡(ニシヤツシログン)上九一色村(カミクイッシキムラ)富士ヶ
嶺。
○(2)[地]静岡県伊東市、伊豆半島東岸の伊豆高原にある成層
火山。標高580メートル。
天城火山群に属する。
「先原(サキバラ)」とも呼ぶ。
◎北東麓にはサボテン公園がある。
◎山梨県と神奈川県の境には大室山(オオムロサン)がある。
★おおめじろざめ《おほめじろざめ》
【オオメジロザメ】
【大目白鮫】
◇[学]Carcharhinus leucas
○[魚]メジロザメ目(Carcharhiniformes)メジロザメ科(Car-
charhinidae)メジロザメ属(Carcharhinus)のサメ。
世界の熱帯・亜熱帯域の沿岸から河川(汽水・淡水)に生息。
体長3メートル以上。
「ウシザメ(牛鮫)」とも呼ぶ。
おおめつけ《おほめつけ》
【大目付】
○[歴]江戸幕府の職名。
老中の直属で幕府の政務や諸大名の行動を監察し、諸吏の怠
慢などを摘発した。定員4〜5名、旗本から任命され大名並の
待遇を受けた。
1632(寛永 9.12.)設置された総目付(ソウメツケ)の改称。
「大名目付」,「大横目(オオヨコメ)」,「総横目」とも呼ぶ。
おおもちやま《おほもちやま》
【大持山】
◇[日]Omichi Yama/Oomichi Yama/Ohmochi Yama
○[地]埼玉県秩父市・秩父郡横瀬町(ヨコゼマチ)・入間郡(イルマグン)
名栗村(ナグリムラ)の境にまたがる山。標高1,294メートル。
北に小持山をはさみ武甲山(ブコウサン)が、南に鳥首峠(トリクビトウ
ゲ)、東に妻坂峠(ツマサカトウゲ)がある。
参照⇒こもちやま(小持山),つまさかとうげ(妻坂峠)
おおもと《おほもと》
【大本】
○物事の根本。一番大切な部分。
「たいほん」とも読む。
◎大本を正す
★おおもときょう《おほともけう》
【大本教】
○[宗]神道系の宗教団体の一つ。本部を京都府亀岡市と綾部市
に置く。世の立替え立直しと「みろくの世」の実現を唱える。
◎1892(明治25)開祖出口なおが神がかりをおこし布教所を開く。
1899(明治32)金明(キンメイ)霊学会を組織。1916(大正 5)皇道大本
と改称、機関紙「神霊界」を発刊。
1921(大正10)第1次大本教弾圧事件。
1934. 7.22(昭和 9)昭和神聖会を東京九段の軍人会館で結成、
統管は出口王仁三郎(聖師)、副統管は内田良平・出口宇知麿が
就任。
1935(昭和10)第2次大本教弾圧事件では不敬団体として治安
維持法違反で幹部61人が検挙され本部は爆破。1936(昭和11)解
散。
1947(昭和22)愛善苑(アイゼンエン)として再発足。
1952(昭和27)大本教に復す。
2006.12.22(平成18)宗教法人「大本」の元総長出口栄二(デグチ
・エイジ)、心不全で死去(87歳)。
参照⇒『人名辞典』でぐち おにさぶろう(出口 王仁三郎)
おおものぬしのおおかみ《おほものぬしのおほかみ》
【大物主大神】
◇[日]Omononushi no Okami/Oomononushi no Okami/Ohmono-
mushi no Okami
○[日本神話]⇒おおものぬしのかみ(大物主神)
★おおものぬしのかみ《おほものぬしのかみ》
【大物主神】
◇[日]Omononushi no Kami/Oomononushi no Kami/Ohmonomu-
shi no Kami
○[日本神話]奈良県の大神(オオミワ)神社の祭神。
「大物主大神(オオカミ)」とも呼ぶ。
参照⇒おおみわじんじゃ(大神神社)
◎宮内省内で皇室守護神として祀られていた園神。
参照⇒そののかみ(園神)
おおもり《おほもり》
【大森】
◇[日]Omori/Oomori/Ohmori
○(1)東京都大田区東部の一地区。
◎地名としては大森はなく、大森北(キタ)・大森中(ナカ)・大森西
(ニシ)・大森東(ヒガシ)・大森本町(ホンチョウ)・大森南(ミナミ)がある。
○(2)[歴]旧区名。
⇒おおもりく(大森区)
○(3)[交]⇒おおもりえき(大森駅)
○(4)[古]⇒おおもりまち(大森町)
おおもりえき《おほもりえき》
【大森駅】
○(1)[交]東京都大田区大森北にある、JR京浜東北線の駅。
大井町(オオイマチ)駅と蒲田(カマタ)駅の間。
○(2)[交]北海道中川郡(ナカガワグン)池田町(イケダチョウ)字大森にあ
る、北海道ちほく高原鉄道の駅。
高島(タカシマ)駅と勇足(ユウタリ)駅(本別町)の間。
◎京浜急行本線には大森海岸駅・大森町(オオモリマチ)駅がある。
京成千原線には大森台駅がある。
名鉄瀬戸線には大森・金城学園前駅がある。
おおもりかいづか《おほもりかひづか》
【大森貝塚】
○[歴]東京都大田区の大森にある縄文時代後期・晩期の貝塚。
1877(明治10)アメリカの動物学者モース(E.S.Morse)が車窓
から発見、縄文式土器の最初の発見地となる。
参照⇒[3]もーす(モース)
◎現在、正確な発掘地点が不明になり大田区大森または品川区
大井六丁目(大森駅の北側)といわれ、発掘記念碑が2ヶ所に建
てられている。
おおもりぎんざん《おほもりぎんざん》
【大森銀山】
◇[日]Omori Ginzan/Oomori Ginzan/Ohmori Ginzan
○[地]⇒いわみぎんざん(岩見銀山)
おおもりく《おほもりく》
【大森区】
◇[日]Omori Ku/Oomori Ku/Ohmori Ku
○[歴]旧区名。東京市三五区の一つ。現在の東京都大田区の一
地区。
参照⇒とうきょうしさんじゅうごく(東京市三五区,東京市三
十五区)
おおもりこふん《おほもりこふん》
【大森古墳】
○[歴]滋賀県伊香郡(イカグン)高月町(タカツキチョウ)松尾(マツオ)にある、
紀元3世紀の前方後方墳。全長63メートル。
おおもりまち《おほもりまち》
【大森町】
◇[日]Omori Machi/Oomori Machi/Ohmori Machi
○(1)[交]⇒おおもりまちえき(大森町駅)
○(2)[古]秋田県南部、平鹿郡(ヒラカグン)の町。北東部を大曲市
(オオマガリシ)に接する。
〈面積〉
102.23平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)8,103人。
◎1901(明治34)町制施行。
1955(昭和30)八沢木(ヤサワギ)村を編入。
1956(昭和31)川西村を編入。
2005.10. 1(平成17)横手市に編入。
おおもりまちえき《おほもりまちえき》
【大森町駅】
○[交]東京都大田区大森西にある、京浜急行本線の駅。
平和島(ヘイワジマ)駅と梅屋敷(ウメヤシキ)駅の間。
参照⇒おおもりえき(大森駅)
おおもりやまどうぶつえん《おほもりやまどうぶつゑん》
【大森山動物園】
○[動]秋田県秋田市浜田(ハマダ)にある、市立の動物園。
おおもん《おほもん》
【大門】
○(1)城郭や邸宅などの正面の大きな門。表門・正門。
「だいもん(大門)」とも呼ぶ。
○(2)遊郭の正面入り口の大きな門。
◎大門を打つ:⇒おおもんをうつ(大門を打つ)
◎江戸新吉原遊郭のものは有名で、唯一の出入り口であった。
京都島原を模していて京風に「おおもん」と呼び、「だいもん」
とは呼ばなかった。
吉原の大門左手には面番所(メンバンショ)と呼ばれる隠密廻り方
同心とその手下の詰所が、大門右手には四郎兵衛番所があった。
参照⇒しろべえ(四郎兵衛)
おおもんぐち《おほもんぐち》
【大門口】
○遊郭の大門にある入り口。
おおもんしろべえ《おほもんしろべゑ》
【大門四郎兵衛】
○[歴]⇒しろべえ(四郎兵衛)
おおもんをうつ《おほもんをうつ》
【大門を打つ】
○(1)遊郭内で事件があった時など、大門を閉めて人の出入り
を禁ずること。
○(2)遊郭の全遊女を買い占め、大門を閉じさせて他の客を入
れずに豪遊すること。
参照⇒だいじんきゃく(大尽客),すっちゃん(すっちゃん)
おおや《おほや》
【大家】
【大屋】
○(1)[国]貸家の持ち主。家主。
○(2)[国]⇒おもや(母屋,母家,主屋,主家)(2)
◎「大家」は「たいか」,「たいけ」,「たいこ」とも読む。
おおやいし《おほやいし》
【大谷石】
○[鉱]凝灰岩(ギョウカイガン)の一つ。
風化や火熱に耐え、質が柔らかく加工しやすい。土木・建築
用、特に門塀・石垣などに用いる。
栃木県宇都宮市大谷町(オオヤマチ)付近から多く産する。
◎大谷石を建材とした有名な建築物に、愛知県犬山市の明治村
に移築された帝国ホテル旧館がある。
◎岩手県:⇒たかはたいし(高畠石)
おおやえき《おほやえき》
【大谷駅】
○[古][交]⇒おおやかいがんえき(大谷海岸駅)
おおやかいがんえき《おほやかいがんえき》
【大谷海岸駅】
○[交]宮城県本吉郡(モトヨシグン)本吉町(モトヨシチョウ)にある、JR石
巻・気仙沼線(イシノマキ・ケセンヌマセン)の駅。
小金沢(コガネザワ)駅と陸前階上(リクゼンハシカミ)駅(気仙沼市)の間。
◎1997. 3.22(平成 9)大谷駅を改称。
おおやかんのん《おほやくわんおん》
【大谷観音】
○(1)栃木県宇都宮市にある坂東三十三所の第十九番札所、大
谷寺(オオヤジ)の千手観音の別称。
参照⇒おおやじ(大谷寺)
○(2)大谷寺の別称。
⇒おおやじ(大谷寺)
おおやじ《おほやじ》
【大谷寺】
○栃木県宇都宮市にある、弘法大師によって開かれた寺。
坂東三十三所の第十九番札所。
堂内に千手観音(大谷観音)と阿弥陀三尊・薬師三尊・釈迦三
尊の10体の石仏が彫られている。
「大谷観音」とも呼ぶ。
参照⇒おおやへいわかんのん(大谷平和観音)
おおやしま《おほやしま》
【大八洲】
◇[日]Oyashima/Ooyashima/Ohyashima
○[古]日本の古称・美称。
「大八洲国」とも呼ぶ。
参照⇒にほん(日本)
◎「多くの島々」の意味。
〈歌詞〉
愛国行進曲:天地の正気(セイキ)溌剌(ハツラツ)と/希望は躍る大
八洲。
おおやしまぐに《おほやしまぐに》
【大八洲国】
◇[日]Oyashima Guni/Ooyashima Guni/Ohyashima Guni
○[古]⇒おおやしま(大八洲)
おおやそういちぶんこ《おほやさういちぶんこ》
【大宅壮一文庫】
○[通]東京都世田谷区八幡山にある、日本屈指の雑誌専門図書
館。明治からの雑誌の一般誌・大衆誌・週刊誌などのバック・
ナンバーを所蔵。
財団法人大宅壮一文庫が運営する有料の私立図書館。
電話:03-3303-2000。
参照⇒にほんしんぶんはくぶつかん(日本新聞博物館),わー
るどまがじんぎゃらりー(ワールド・マガジン・ギャラリー)
◎ジャーナリスト大宅壮一の蔵書を元に、没後の1971. 3. 1
(昭和46)開館。
おおやちょう《おほやちやう》
【大屋町】
◇[日]Oya Cho/Ooya Cho/Ohya Cho
○[古]兵庫県北部中央、養父郡(ヤブグン)の町。
◎2004. 4. 1(平成16)養父郡の全4町が合併して養父市を発足。
おおやのまち《おほやのまち》
【大矢野町】
◇[日]Oyano Machi/Ooyano Machi/Ohyana Machi
○[古]熊本県西部、天草郡(アマクサグン)にあった町。
天草諸島(アマクサショトウ)東部の大矢野島から成る。
◎2004. 3.31(平成16)松島町(マツシママチ)・姫戸町(ヒメドマチ)・龍ヶ
岳町(リュウガタケマチ)と合併して上天草市(カミアマクサシ)を発足。
おおやへいわかんのん《おほやへいわくわんおん》
【大谷平和観音】
○栃木県宇都宮市の大谷寺のすぐ南側、石材採掘場の跡に建つ
高さ27メートル、胴まわり20メートルの石仏。
第二次世界大戦の戦没者の慰霊と平和祈願を目的として1948
(昭和23)着工、1956(昭和31)開眼。
参照⇒おおやじ(大谷寺)
おおやま《おほやま》
【大山】
◇[日]O Yama/Oo Yama/Oh Yama
○(1)[地]神奈川県中央部、丹沢山地の南東端にある山。標高
1,252メートル。
古来、山岳信仰の霊山・修験道場として知られ、山頂には雨
乞いの神を祀(マツ)る式内社の大山阿夫利神社(アフリジンジャ)、山
腹には大山寺がある。
神奈川県伊勢原市大山の門前町には御師(オシ)の家や土産物(ミ
ヤゲモノ)店が多い。
「雨降山(アフリヤマ)」とも呼ぶ。
参照⇒たんざわさんち(丹沢山地)
◎大山詣で,大山参り
○(2)⇒おおやままち(大山町)
○(3)[交]⇒おおやまえき(大山駅)
おおやまあふりじんじゃ《おほやまあふりじんじや》
【大山阿夫利神社】
○神奈川県伊勢原市の大山(標高1,252メートル)の山頂にある
神社。
祭神は大山祇命(オオヤマツミノミコト)。
雨乞いの神として、また古来から山岳信仰の霊山・修験道場
としても知られる。
単に「阿夫利神社」とも呼ぶ。
参照⇒おおやま(大山)(1)
◎江戸中期以降、大山詣でで有名となる。
おおやまえき《おほやまえき》
【大山駅】
○[交]東京都板橋区南西部の大山町(オオヤマチョウ)・大山東町(オオヤマ
ヒガシチョウ)にある、東武東上線(トウジョウセン)の駅。
下板橋駅(豊島区)と中板橋駅の間。
おおやまざきちょう《おほやまざきちやう》
【大山崎町】
◇[日]Oyamazaki Cho/Ooyamazaki Cho/Ohyamazaki Cho
○京都府南部、乙訓郡(オトクニグン)の町。
三名席の一つ待庵(タイアン)がある。
◎天王山がある。
参照⇒てんのうざん(天王山)
おおやまざくら《おほやまざくら》
【オオヤマザクラ】
【大山桜】
○[植]ヤマザクラの変種。北海道・本州中部以北の山地に自生。
高さ約12メートル。葉は質が厚く無毛で、裏は青みを帯び、
枝は暗紫色。
5月ころ、新葉とともにヤマザクラより赤味が濃い淡紅色の
花を開く。
庭木ともされる。
「エゾヤマザクラ(蝦夷山桜)」とも呼ぶ。
参照⇒やまざくら(ヤマザクラ,山桜)
◎名所:北海道札幌市円山公園。
おおやますいきょうどう《おほやますいきやうどう》
【大山水鏡洞】
◇[日]Oyama Suikyodo/Ooyama Suikyodo/Ohyama Suikyodo
○[地]南西諸島北部、奄美諸島(アマミショトウ)南部の沖永良部島(オキ
ノエラブジマ)にある鍾乳洞。総延長9,150メートルで全国2位。
おおやまだむら《おほやまだむら》
【大山田村】
◇[日]Oyamada Mura/Ooyamada Mura/Ohyamada Mura
○[古]三重県北西部、阿山郡(アヤマグン)の村。
◎2004.11. 1(平成16)上野市(ウエノシ)と、阿山郡の伊賀町(イガチョ
ウ)・島ヶ原村(シマガハラムラ)・阿山町(アヤマチョウ)・大山田村と、名賀
郡(ナガグン)の青山町(アオヤマチョウ)の、1市3町2村が合併して伊
賀市(イガシ)を発足。
◎富山県婦負郡(ネイグン)には山田村(ヤマダムラ)がある。
おおやまとこふんぐん《おほやまとこふんぐん》
【大和古墳群】
○[歴]奈良県天理市(テンリシ)・桜井市、奈良盆地東南部の南北4
キロメートル・東西1.5キロメートルの範囲にある古墳群。
北から萱生(カヨウ)古墳群・柳本(ヤナギモト)古墳群・纒向(マキムク)
古墳群の3つの古墳支群からなる。
古墳時代前期の巨大墳が約40基、集中している。
箸墓(ハシハカ)古墳・黒塚古墳・下池山古墳・ノムギ古墳など。
参照⇒はしはかこふん(箸墓古墳),のむぎこふん(ノムギ古墳)
おおやままち《おほやままち》
【大山町】
◇[日]Oyama Machi/Ooyama Machi/Ohyama Machi
○(1)富山県南東部、上新川郡(カミニイカワグン)の町。
○(2)大分県西部、日田郡(ヒタグン)の町。
おおゆいせき《おほゆゐせき》
【大湯遺跡】
○[歴]⇒おおゆかんじょうれっせき(大湯環状列石)
おおゆかんじょうれっせき《おほゆくわんじやうれつせき》
【大湯環状列石】
○[歴]秋田県北東部、鹿角市(カヅノシ)十和田大湯(トワダオオユ)にあ
る、縄文時代後期の環状列石(ストーン・サークル)。国の特別
史跡。
加工していない1〜2メートルの石を直径48メートルと45メ
ートルの内外二重の環状に配置している。
「大湯遺跡」とも呼ぶ。
参照⇒かんじょうれっせき(環状列石)
◎旧住所は鹿角郡(カヅノグン)大湯町(オオユマチ)。
おおゆみ《おほゆみ》
【大弓】
【弩】
◇[英]crossbow
○[歴]⇒いしゆみ(石弓,弩)(1)
おおよこめ《おほよこめ》
【大横目】
○(1)[歴]織豊時代の役名で、諸侯を監察した。江戸時代の大
目付にあたる。
○(2)[歴]江戸時代の大目付の別称。
⇒おおめつけ(大目付)
○(3)[歴]多くの庄屋(ショウヤ)の上に立ち、広い区域を支配した
庄屋。
「大庄屋」とも呼ぶ。
おおよどちょう《おほよどちやう》
【大淀町】
◇[日]Oyodo Cho/Ooyodo Cho/Ohyodo Cho
○奈良県南部、吉野郡(ヨシノグン)の町。
★おおるり《おほるり》
【オオルリ】
【大瑠璃】
○[鳥]スズメ目(Passeriformes)ヒタキ科(Muscicapidae)ヒタ
キ亜科(Muscicapinae)の小鳥。
◎栃木県の県鳥。
おおわきだに《おほわきだに》
【大涌谷】
◇[日]Owaki Dani/Oowaki Dani/Ohwaki Dani
○[地]⇒おおわくだに(大涌谷)(1)
おおわくだに《おほわくだに》
【大涌谷】
◇[日]Owaku Dani/Oowaku Dani/Ohwaku Dani
○(1)[地]神奈川県南西部、足柄下郡(アシガラシモグン)箱根町(ハコネマ
チ)にある、硫気噴孔群を有する谷。
箱根火山の中央火口丘である神山(カミヤマ)の北部中腹に位置す
る。
強羅(ゴウラ)温泉・仙石原温泉の泉源。
「おおわきだに(大涌谷)」とも呼ぶ。
参照⇒せんごくはら(仙石原)
○(2)[交]⇒おおわくだにえき(大涌谷駅)
おおわくだにえき《おほわくだにえき》
【大涌谷駅】
○[交]神奈川県足柄下郡(アシガラシモグン)箱根町(ハコネマチ)にある、
箱根ロープウェイの駅。
早雲山(ソウウンザン)駅と姥子(ウバコ)駅の間。
おおわだえき《おほわだえき》
【大和田駅】
○[交]埼玉県さいたま市大和田町(オオワダチョウ)にある、東武野田
線(ノダセン)の駅。
大宮公園(オオミヤコウエン)駅と七里(ナナサト)駅の間。
◎旧住所は大宮市。
おおわだのとまり《おほわだのとまり》
【大輪田の泊】
【大輪田泊】
◇[日]Owada no Tomari/Oowada no Tomari/Ohwada no Tomari
○[歴]摂津(セッツ)(現:兵庫県)の和田岬の北側にあった、和田岬
に抱かれた港。播磨五泊(ハリマゴハク)の一つ。現在の神戸港。
古くから瀬戸内海航路の要地で、12世紀に平清盛(タイラノキヨモリ)
により日宋貿易の港として拡大修築していたが、平氏滅亡によっ
て未完となる。
中世以降、「兵庫島」,「兵庫津(ヒョウゴノツ)」と改称。
「わだのとまり(輪田の泊,輪田泊)」とも呼ぶ。
参照⇒はりまごはく(播磨五泊),きょうがしま(経島,経ヶ島,
経が島),ふくはら(福原)
◎1180(治承 4. 2.)修築。
おおわに《おほわに》
【大鰐】
◇[日]Owani/Oowani/Ohwani
○(1)⇒おおわにまち(大鰐町)
○(2)⇒おおわにおんせん(大鰐温泉)
○(3)[交]⇒おおわにえき(大鰐駅)
おおわにえき《おほわにえき》
【大鰐駅】
○(1)[交]青森県南津軽郡(ミナミツガルグン)大鰐町(オオワニマチ)大鰐に
ある弘南鉄道大鰐線の駅。
宿川原(シュクガワラ)駅の次でターミナル駅(始点)。
○(2)[古][交]⇒おおわにおんせんえき(大鰐温泉駅)
おおわにおんせん《おほわにをんせん》
【大鰐温泉】
○(1)青森県中南部、南津軽郡(ミナミツガルグン)大鰐町(オオワニマチ)に
ある温泉。
泉質は食塩含有石膏泉。
12世紀の発見と伝える。
○(2)[交]⇒おおわにおんせんえき(大鰐温泉駅)
おおわにおんせんえき《おほわにをんせんえき》
【大鰐温泉駅】
○[交]青森県南津軽郡(ミナミツガルグン)大鰐町(オオワニマチ)にある、J
R奥羽本線の駅。
長峰(ナガミネ)駅と石川駅(弘前市)の間。
◎1990. 3.16(平成 2)大鰐駅を改称。
◎弘南鉄道大鰐線には大鰐駅がある。
おおわにまち《おほわにまち》
【大鰐町】
◇[日]Owani Machi/Oowani Machi/Ohwani Machi
○青森県中南部、南津軽郡(ミナミツガルグン)の町。
大鰐温泉があり、スキー場としても知られる。
〈面積〉
163.40平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万2,881人。
◎1923(大正12)町制施行。
1954(昭和29)蔵館(クラダテ)町を編入。
おおわらいたけ《おほわらひたけ》
【オオワライタケ】
【大笑茸】
◇[学]Gymnopilus spectabilis
○[植]担子菌類(Basidiomycetes)ハラタケ目(Agaricales)フウ
センタケ科(Cortinariaceae)チャツムタケ属(Gymnopilus)の毒
キノコ。
初夏〜秋、広葉樹や針葉樹の枯木に束生する。
傘は黄褐色でややぬめりがある。
食べると苦味があり、苦痛で顔がゆがみ、一見は笑っている
ように見える。
参照⇒わらいたけ(ワライタケ,笑茸,笑蕈)
おおわらわ《おほわらは》
【大わらわ】
【大童】
○(1)懸命に事を行うさま。奮闘するありさま。
○(2)[古]戦いの時、兜(カブト)が取れまたは脱ぎ、童髪(ワラワガミ)
のように髪をふりみだしたさま。
兜をかぶる時には頭髪の髻(モトドリ)をとき鉢巻きをしている
ので、兜をとると自然に頭髪がばらばらになる。
参照⇒はちまき(鉢巻,鉢巻き)(4)
おおんたから《おほんたから》
【大御宝】
【百姓】
【公民】
【人民】
○⇒おおみたから(大御宝,百姓,公民,人民)
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