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百 科 辞 書 《おお》 編集:獨 澄旻
-------- おお --------------------------------------------------
おおあがりじま《おほあがりじま》
【大東島】
◇[日]Oagari Jina/Ooagari Jina/Oh'agari Jima
○[地]⇒だいとうしょとう(大東諸島)
おおあざ《おほあざ》
【大字】
○町村内の一区画の名。
⇒あざ(字)
おおあさちょう《おほあさちやう》
【大朝町】
◇[日]Oasa Cho/Ooasa Cho/Oh'asa Cho
○広島県北西部、山県郡(ヤマガタグン)の町。
おおあさり《おほあさり》
【オオアサリ】
【大浅利】
○(1)[俗][貝]ウチムラサキ貝(内紫貝)の俗称。
⇒うちむらさきがい(ウチムラサキガイ,ウチムラサキ貝,内
紫貝)
○(2)[食][貝]ホンビノス貝の食品表示名。
⇒ほんびのすがい(ホンビノスガイ,本ビノス貝)
おおあし《おほあし》
【大足】
○(1)大きな足。
◎馬鹿の大足、のろまの小足(コアシ)、ちょうどいいのは俺(オレ)
の足
○(2)歩幅が広いこと・大股(オオマタ)。
○(3)[農]⇒たげた(田下駄)
おおあみしらさとし《おほあみしらさとし》
【大網白里市】
◇[日]Oamishirasato Shi/Ooamishirasato Shi/Oh'amishira-
sato Shi
○千葉県東部の市。北部を東金市、南部を茂原市に接し、東部
を太平洋に面する。
◎2013. 1. 1(平成25)山武郡(サンブグン)大網白里町(オオアミシラサトマチ)、
市制施行。
おおあみしらさとまち《おほあみしらさとまち》
【大網白里町】
◇[日]Oamishirasato Machi/Ooamishirasato Machi/Oh'ami-
shirasato Machi
○[古]⇒おおあみしらさとし(大網白里市)
★おおあらいいそざきじんじゃ《おほあらひいそざきじんじや》
【大洗磯前神社】
○茨城県東茨城郡(ヒガシイバラキグン)大洗町(オオアライマチ)にある平安
時代創建の神社。
航海安全の守護神・大漁の神として信仰されている。
おおあらいまち《おほあらひまち》
【大洗町】
◇[日]Oarai Machi/Ooarai Machi/Oh'arai Machi
○茨城県中央部、東茨城郡(ヒガシイバラキグン)の町。
成田町(ナリタチョウ)に核燃料サイクル開発機構(略称、核燃機構)
大洗工学センターの高速増殖実験炉「常陽(ジョウヨウ)」がある。
参考⇒じょうよう(常陽)
◎大洗磯前神社:⇒おおあらいいそざきじんじゃ(大洗磯前神
社)
常陽明治記念館:⇒じょうようめいじきねんかん(常陽明治
記念館)
おおあらせいとう《おほあらせいとう》
【オオアラセイトウ】
【大あらせいとう】
【大紫羅欄花】
○[植]ショカツサイ(諸葛菜)の別称。
⇒しょかつさい(ショカツサイ,諸葛菜)
おおあわがえり《おほあはがへり》
【オオアワガエリ】
【大粟反】
◇[英]timothy/timothy grass
○[植]⇒ちもしー(チモシー)
おおい《おほゐ》
【大井】
◇[日]Oi/Ooi/Oh'i
○(1)東京都品川区南部の地名。
◎大井町駅,東大井,西大井,南大井
○(2)⇒おおいまち(大井町)
○(3)[地]大井川の略称。
⇒おおいがわ(大井川)
○(4)[歴][軍]旧日本海軍の雷装巡洋艦。
◎1921.10. 3(大正10)竣工。
おおい《おほい》
【大飯】
◇[日]Oi/Ooi/Oh'i
○(1)⇒おおいぐん(大飯郡)
○(2)⇒おおいちょう(おおい町)
○(3)[古]⇒おおいちょう(大飯町)
おおいいぐん《おほいぐん》
【大飯郡】
◇[日]Oi Gun/Ooi Gun/Oh'i Gun
○福井県南西端の郡。
高浜町(タカハマチョウ)・おおい町(チョウ)の町。
◎2006. 3. 1(平成18)大飯町(オオイチョウ)、遠敷郡(ユニュウグン)名田
庄村(ナタショウムラ)と合併して「おおい町」を発足。
★おおいがわ《おほゐがは》
【大井川】
◇[日]Oi Gawa/Ooi Gawa/Oh'i Gawa
○(1)[地]静岡県中部、駿河(スルガ)・遠江の境を流れ、駿河湾
に注(ソソ)ぐ川。全長160キロメートル。
◎江戸時代、江戸防備のために架橋・渡船が禁じられていた。
「越すに越されぬ大井川」と言われていた。
○(2)[地]⇒おおいがわ(大堰川)
○(3)⇒おおいがわちょう(大井川町)
おおいがわ《おほゐがは》
【大堰川】
◇[日]Oi Gawa/Ooi Gawa/Oh'i Gawa
○[地]京都府中東部、丹波山地の大悲山(タイヒザン)に発源し、亀
岡盆地を経て京都盆地北西隅の嵐山(アラシヤマ)の下へ流れる川。
嵐山の上流を保津川(ホヅガワ)と、下流を桂川(カツラガワ)と呼ぶ。
「大井川」とも書く。
◎平安時代、管絃(カンゲン)の船を浮べて貴族が宴遊した。
おおいがわちょう《おほゐがはちやう》
【大井川町】
◇[日]Oigawa Cho/Ooigawa Cho/Oh'igawa Cho
○静岡県中南部、志太郡(シダグン)の町。
おおいがわてつどうほんせん《おほゐがはてつだうほんせん》
【大井川鐵道本線】
○[交]静岡県榛原郡(ハイバラグン)の金谷町(カナヤチョウ)・川根町(カワネ
チョウ)・中川根町(ナカカワネチョウ)・本川根町(ホンカワネチョウ)間を運行する
大井川鐵道の鉄道路線。
金谷駅でJR東海道本線と連絡。
千頭(センズ)駅で南アルプスあぷとラインと連絡。
参照⇒みなみあるぷすあぷとらいん(南アルプスあぷとライ
ン)
〈停車駅〉
金谷駅・新金谷(シンカナヤ)駅・代官町(ダイカンチョウ)駅・日切(ヒギリ)
駅・五和(ゴカ)駅・神尾(カミオ)駅・福用(フクヨウ)駅・大和田(オオワダ)
駅・家山(イエヤマ)駅・抜里(ヌクリ)駅・笹間渡(ササマド)駅・地名(ジナ)
駅・塩郷(シオゴウ)駅・下泉(シモイズミ)駅・田野口(タノクチ)駅・駿河
徳山(スルガトクヤマ)駅・青部(アオベ)駅・崎平(サキダイラ)駅・千頭駅。
おおいけいばじょうまええき《おほゐけいばじやうまへえき》
【大井競馬場前駅】
○[交]東京都品川区勝島(カツシマ)にある、東京モノレールの駅。
天王州(テンノウズ)アイル駅と流通センター駅の間。
おおいげんげんしりょくはつでんしょ
《おほいげんしりよくはつでんしよ》
【大飯原子力発電所】
○[原]福井県大飯郡(オオイグン)おおい町(チョウ)にある、関西電力
の原子力発電所。
「大飯原発」とも呼ぶ。
◎1号機:117.5万キロワット。
2号機:117.5万キロワット。
3号機:加圧水型炉型、118万キロワット。
4号機:加圧水型炉型。
◎1972. 7.(昭和47)1・2号機の設置が許可。
1979. 3.(昭和54)1号機、営業運転を開始。
1979. 7.(昭和54)1号機、日本で初めて緊急炉心冷却装置
(ECCS)が作動する事故発生。
1979.12.(昭和54)2号機、営業運転を開始。
1987(昭和62)3・4号機の設置が許可。
2000.11.(平成12)1・2号機の焼却炉で異常燃焼事故が発生。
2003.12. 5(平成15)1号機、水漏れで手動停止。
2004. 3.30(平成16)廃液蒸発装置から微量の放射能を含む廃
液700リットルが漏れる。
2008. 4.(平成20)3号機の1次冷却水配管(外径約88センチ
メートル)の内側にひびを発見。3ミリメートルの予測で研磨
したが、 8.15の時点で深さ15.5ミリメートルに研削してもひ
びが消えず、さらに研削中。 8.27関西電力、深さ20.3ミリメ
ートルだったと発表。
◎旧住所は大飯郡大飯町(オオイチョウ)。
おおいげんぱつ《おほいげんぱつ》
【大飯原発】
○[原]⇒おおいげんげんしりょくはつでんしょ(大飯原子力発
電所)
おおいずみ《おほいづみ》
【大泉】
◇[日]Oizumi/Oidumi/Ooizumi/Ooidumi/Oh'izumi/Oh'idu-
mi
○(1)⇒おおいずみまち(大泉町)
○(2)[古]⇒おおいずみむら(大泉村)
おおいずみがくえんえき《おほいづみがくゑんえき》
【大泉学園駅】
○[交]東京都練馬区(ネリマク)東大泉にある、西武池袋線の駅。
石神井公園(シャクジイコウエン)駅と保谷(ホウヤ)駅(西東京市)の間。
おおいずみがくえんちょう《おほいづみがくゑんちやう》
【大泉学園町】
◇[日]Oizumigakuen Cho/Oidumigakuen Cho/Oizumi Gakuen
Cho/Oh'izumigakuen Cho/Oh'idumigakuen Cho
○東京都練馬区(ネリマク)北西部の地名。
◎練馬区には大泉町(マチ)もある。
おおいずみまち《おほいづみまち》
【大泉町】
◇[日]Oizumi Machi/Oidumi Machi/Ooizumi Machi/Ooidumi
Machi/Oh'izumi Machi/Oh'idumi Machi
○(1)群馬県南東部、邑楽郡(オウラグン)の町。
○(2)東京都練馬区(ネリマク)北西部の地名。
◎練馬区には大泉学園町(ガクエンチョウ)もある。
おおいずみむら《おほいづみむら》
【大泉村】
◇[日]Oizumi Mura/Oidumi Mura/Ooizumi Mura/Ooidumi Mu-
ra/Oh'izumi Mura/Oh'idumi Mura
○[古]山梨県北西部、北巨摩郡(キタコマグン)の村。
◎2004.11. 1(平成16)明野村(アケノムラ)・須玉町(スタマチョウ)・高根
町(タカネチョウ)・長坂町(ナガサカチョウ)・白州町(ハクシュウマチ)・武川村(ムカ
ワムラ)の町村と合併して北杜市(ホクトシ)を発足。
おおいそまち《おほいそまち》
【大磯町】
◇[日]Oiso Machi/Ooiso Machi/Oh'iso Machi
○神奈川県南部、中郡(ナカグン)の町。
◎もと東海道五十三次の一宿。
おおいた《おほいた》
【大分】
◇[日]Oita/Ooita/Oh'ita
○(1)⇒おおいたけん(大分県)
○(2)⇒おおいたし(大分市)
○(2)⇒おおいたぐん(大分郡)
おおいたいかだいがく《おほいたいくわだいがく》
【大分医科大学】
○[歴][教]大分県大分郡狭間町(ハサママチ)に本部を置く国立大学。
◎1976(昭和51)設立。
2003.10. 1(平成15)大分大学に統合。
おおいたぐん《おほいたぐん》
【大分郡】
◇[日]Oita Gun/Ooita Gun/Oh'ita Gun
○大分県中央部の郡。
挾間町(ハサママチ)・庄内町(ショウナイチョウ)・湯布院町(ユフインチョウ)の町。
◎2005. 1. 1(平成17)野津原町(ノツハルマチ)、大分市に編入。
おおいたけん《おほいたけん》
【大分県】
◇[日]Oita Ken/Ooita Ken/Oh'ita Ken
○九州地方北東部の県。
県庁所在地は大分市。
〈面積〉
1978(昭和53)6,331.39平方キロメートル。
1980(昭和55)6,332平方キロメートル。
6,337平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)119万0,000人。
1980(昭和55)122万8,924人。
1995(平成 7)123万1,297人。
◎県花はブンゴウメ、県鳥はメジロ、県木はブンゴウメ。
◎1876(明治 9)小倉県の南東部を編入。
おおいたし《おほいたし》
【大分市】
◇[日]Oita Shi/Ooita Shi/Oh'ita Shi
○大分県中部の市。県庁所在地。
〈面積〉
1970(昭和45)354平方キロメートル。
1994(平成 6)360.55平方キロメートル。
360.84平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)32万0,000人。
1980(昭和55)36万0,484人。
1995(平成 7)42万6,981人。
2000(平成12)43万6,470人。
◎大分基地
◎もと豊国(豊前・豊後)の国府所在地。
1911(明治44)市制施行。
1963(昭和38)鶴崎市・大南町・大分町・坂ノ市町・大在村を
編入。
2005. 1. 1(平成17)大分郡野津原町(ノツハルマチ)と北海部郡(キタア
マベグン)佐賀関町(サガノセキマチ)を編入。
◎ポルトガルのアベイロ市と姉妹都市。
おおいたしょうねんいん《おほいたせうねんゐん》
【大分少年院】
○大分県豊後大野市(ブンゴオオノシ)三重町(ミエマチ)赤嶺(アカミネ)にあ
る少年院。
おおいただいがく《おほいただいがく》
【大分大学】
○[教]大分県大分市に本部を置く国立大学。
◎1949(昭和24)大分経済専門学校・大分師範学校・大分青年師
範学校が合併して、新制大学の大分大学を発足。
2003.10. 1(平成15)大分医科大学を統合。
おおいちょう《おほいちやう》
【おおい町】
◇[日]Oi Cho/Ooi Cho/Oh'i Cho
○福井県南西部、大飯郡(オオイグン)の町。
関西電力の大飯原発がある。
◎2006. 3. 1(平成18)大飯郡大飯町(オオイチョウ)と遠敷郡(オニュウグン)
名田庄村(ナタショウムラ)が合併して発足。
おおいちょう《おほいちやう》
【大飯町】
◇[日]Oi Cho/Ooi Cho/Oh'i Cho
○[古]福井県南西部、大飯郡(オオイグン)の町。
関西電力の大飯原発がある。
◎2006. 3. 1(平成18)遠敷郡(ユニュウグン)名田庄村(ナタショウムラ)と合
併しておおい町(チョウ)を発足。
おおいちょう《おほいちやう》
【大銀杏】
○(1)イチョウ(銀杏)の大木。
○(2)[歴]武家の髪形で、髷(マゲ)の刷毛先をイチョウの葉の形
に大きく広げた結(ユ)い方。
○(3)[運]相撲(スモウ)で、十両以上の力士(リキシ)(関取)が結う(2)
の髪形。
参照⇒とこやま(床山)(2)
おおいぬのふぐり《おほいぬのふぐり》
【オオイヌノフグリ】
【大犬の陰嚢】
◇[学]Veronica persica
○[植]ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)クワガタソウ属(Ve-
ronica)の越年草(二年草)。
原産地はヨーロッパで、ユーラシア大陸からアフリカに分布。
日本へは明治初期にヨーロッパから渡来し、道端(ミチバタ)な
どに普通に見られる雑草。
茎は長さ15〜30センチメートルで、地を這(ハ)って伸び、イ
ヌノフグリよりやや大きい。葉は対生し卵形。
早春、他の花より早く小さな淡青紫色の四弁花をつける。
◎茎が地を這わずに立ち上がるものは「タチイヌノフグリ」。茎
が立ち上がり、初夏にピンクの花をつけるのは「クワガタソウ」。
参照⇒くわがたそう(クワガタソウ,鍬形草)
おおいまち《おほゐまち》
【大井町】
◇[日]Oi Machi/Ooi Machi/Oh'i Machi
○(1)神奈川県西部、足柄上郡(アシガラカミグン)の町。北部を秦野
市(ハダノシ)、南部を小田原市に接する。
〈面積〉
14.41平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万6,582人。
◎1956(昭和31)相和村・金田村の2村と、曽我村の一部が合併
して発足。
○(2)[交]⇒おおいまちえき(大井町駅)
○(3)[古]埼玉県南部、入間郡(イルマグン)の町。
◎2005.10. 1(平成17)上福岡市(カミフクオカシ)と合併して「ふじみ野
市」を発足。
おおいまちえき《おほいまちえき》
【大井町駅】
○(1)[交]東京都品川区にある、JR京浜東北線の駅。
品川駅(港区)と大森駅(大田区)の間。
○(2)[交]東急大井町線の駅。
下神明(シモシンメイ)駅の次で、ターミナル駅(起点)。
○(3)[交]東京臨海高速鉄道の駅。
品川シーサイド駅と大崎(オオサキ)駅の間。
おおいまちせん《おほいまちせん》
【大井町線】
○[交]⇒とうきゅうおおいまちせん(東急大井町線)
おおいりば《おほいりば》
【大入り場】
【大入場】
○[劇]⇒おいこみば(追い込み場,追込場)
おおうす《おほうす》
【大有珠】
◇[日]Ousu/O Usu/Oousu/Oo Usu/Oh'usu/Oh Usu
○[地]有珠山の一峰。
⇒うすざん(有珠山)
おおうだ《おほうだ》
【大宇陀】
◇[日]Ouda/Oouda/Oh'uda
○(1)⇒おおうだく(大宇陀区)
○(2)[古]⇒おおうだちょう(大宇陀町)
おおうだく《おほうだく》
【大宇陀区】
◇[日]Ouda Ku/Oouda Ku/Oh'uda Ku
○奈良県北東部、宇陀市(ウダシ)南西部の区。
◎旧住所は宇陀郡(ウダグン)大宇陀町(オオウダチョウ)。
おおうだちょう《おほうだちやう》
【大宇陀町】
◇[日]Ouda Cho/Oouda Cho/Oh'uda Cho
○[古]奈良県北東部、宇陀郡(ウダグン)の町。
◎2006. 1. 1(平成18)宇陀郡の大宇陀町・菟田野町(ウタノチョウ)・
榛原町(ハイバラチョウ)・室生村(ムロウムラ)の3町1村が合併して宇陀
市を発足。
おおうち《おほうち》
【大内】
◇[日]Ouchi/Oouchi/Oh'uchi
○(1)⇒おおうちまち(大内町)
○(2)福島県南西部、南会津郡(ミナミアイヅグン)下郷町(シモゴウマチ)の
地名。
もち会津西街道(下野街道)の宿場町「大内宿」。
◎1981(昭和56)重要伝統的建造物群保全地区に選定。
おおうちまち《おほうちまち》
【大内町】
◇[日]Ouchi Machi/Oouchi Machi/Oh'uchi Machi
○[古]秋田県南部、由利郡(ユリグン)の町。西部を本荘市(ホンジョウ
シ)に隣接。
〈面積〉
181.71平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)1万0,073人。
◎1956(昭和31)岩谷村・上川大内村・下川大内村が合併して大
内村となる。
1970(昭和45)町制施行。
2005. 3.22(平成17)由利郡の矢島町(ヤシママチ)・岩城町(イワキマチ)
・由利町(ユリマチ)・西目町(ニシメマチ)・鳥海町(チョウカイマチ)・東由利町
(ヒガシユリマチ)・本荘市と合併して由利本庄市を発足。
◎香川県大川郡(オオカワグン)には大内町(オオチチョウ)があった。
おおうちやま《おほうちやま》
【大内山】
◇[日]Ouchi Yama/Oouchi Yama/Oh'uchi Yama
○(1)[地]京都府京都市右京区にある仁和寺(ニンナジ)の北の山。
◎宇多天皇の離宮があった。
○(2)(転じて)皇居・御所・宮中・禁中。
○(3)[古]⇒おおうちやまむら(大内山村)
おおうちやまむら《おほうちやまむら》
【大内山村】
◇[日]Ouchiyama Mura/Oouchiyama Mura/Oh'uchiyama Mura
○[古]三重県東部、度会郡(ワタライグン)の村。
◎2005. 2.14(平成17)度会郡の大宮町(オオミヤチョウ)・紀勢町(キセイチョ
ウ)・大内山村の2町1村、合併して大紀町(タイキチョウ)を発足。
おおうら《おほうら》
【大占】
○[歴]⇒ふとまに(太占,太兆)
おおうら《おほうら》
【大浦】
◇[日]Oura/Ooura/Oh'ura
○(1)[地]⇒おおうらわん(大浦湾)
○(2)⇒おおうらちょう(大浦町)
おおうらごぼう《おほうらごばう》
【大浦ごぼう】
【大浦牛蒡】
○[農][食]千葉県八日市場市(ヨウカイチバシ)大浦で産する太いゴボ
ウ。
直径10センチメートルほどになる。
おおうらちょう《おほうらちやう》
【大浦町】
◇[日]Oura Cho/Ooura Cho/Oh'ura Cho
○鹿児島県南西部、川辺郡(カワナベグン)の町。
おおうらわん《おほうらわん》
【大浦湾】
◇[日]Oura Wan/Ooura Wan/Oh'ura Wan
○[地]沖縄本島中央部東側にある、太平洋に面する湾。
沿岸は全て名護市に含まれ、東側は安部崎(アブザキ)、西側は
辺野古崎(ヘノコザキ)に限られる。
参照⇒へのこ(辺野古)
おおえ《おほえ》
【大江】
◇[日]Oe/Ooe/Oh'e
○(1)⇒おおえやま(大江山)
○(2)⇒おおえまち(大江町)
○(3)⇒おおえちょう(大江町)
おおえちょう《おほえちやう》
【大江町】
◇[日]Oe Cho/Ooe Cho/Oh'e Cho
○京都府北西部、加佐郡(カサグン)の町。
参照⇒おおえやま(大江山)(2)
◎山形県西村山郡(ニシムラヤマグン)には大江町(オオエマチ)がある。
おおえとうげ《おほえたうげ》
【大枝峠】
◇[日]Oe Toge/Ooe Toge/Oh'e Toge
○[地]⇒おおえやま(大江山)(1)
おおえどおんせんものがたり《おほえどをんせんものがたり》
【大江戸温泉物語】
○東京都江東区青海(アオミ)2丁目にある、江戸の町並みを再現
した温泉テーマパーク。
◎2003. 3. 1(平成15)オープン。
おおえどせん《おほえどせん》
【大江戸線】
○[交]⇒とえいおおえどせん(都営大江戸線)
おおえまち《おほえまち》
【大江町】
◇[日]Oe Machi/Ooe Machi/Oh'e Machi
○山形県中央部、西村山郡(ニシムラヤマグン)の町。
JR左沢線(アテラザワセン)が通じる。
〈面積〉
153.92平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万0,477人。
◎1954(昭和29)本郷村と七軒村が合併して漆川村を発足。
1959(昭和34)左沢町と合併して大江町を発足。
◎京都府加佐郡(カサグン)には大江町(オオエチョウ)がある。
おおえやま《おほえやま》
【大江山】
◇[日]Oe Yama/Ooe Yama/Oh'e Yama
○(1)[地]京都府京都市西部、西京区(ニシキョウク)大枝にある老ノ
坂(オイノサカ)峠付近の山。
「大枝山(オオエヤマ)」,「大枝峠」とも呼ぶ。
◎山腹にある円墳は酒呑童子(シュテンドウジ)の首塚とも言われる
が、酒呑童子説話は(2)の大江山とする説が有力。
◎かつての山城と丹波の国境(クニザカイ)で、亀岡市から京都盆地
に入る坂道を「大江の坂」,「老の坂」と呼ぶ。
○(2)[地]京都府北部、福知山市(フクチヤマシ)・加佐郡(カサグン)大江
町(オオエチョウ)・与謝郡(ヨサグン)加悦町(カヤチョウ)の境にある山。標高
833メートル。
◎頂上を「千丈ヶ岳(センジョウガタケ)」と呼び、山中に酒呑童子(シュテ
ンドウジ)が住んだと伝える洞穴がある。酒呑童子説話は(1)の大
江山にもある。
◎かつての丹波と丹後の国境。
◎第二次世界大戦中からニッケル鉱を採掘したが、現在は閉山。
○(3)[劇]能の一つ。五番目物。世阿弥作とも宮増(ミマシ)作とも
いう。古名『酒呑童子(シュテンドウジ)』。
源頼光らが山伏を装って大江山に入り、鬼神酒呑童子に酒を
すすめ酔いつぶれた隙(スキ)に退治する、鬼退治の話。
おおえやま《おほえやま》
【大枝山】
◇[日]Oe Yama/Ooe Yama/Oh'e Yama
○[地]⇒おおえやま(大江山)(1)
おおおかむら《おほをかむら》
【大岡村】
◇[日]O'oka Mura/Oo'oka Mura/Oh'oka Mura
○[古]長野県中北部、更級郡(サラシナグン)の村。
◎2005. 1. 1(平成17)長野市に編入。
おおおかやま《おほをかやま》
【大岡山】
◇[日]O'oka Yama/Oo'oka Yama/Oh'oka Yama
○(1)東京都目黒区南部の地名。
○(2)[交]⇒おおおかやまえき(大岡山駅)
おおおかやまえき《おほをかやまえき》
【大岡山駅】
○[交]東京都大田区北千束(キタセンゾク)にある、東急目黒線・大
井町線の駅。
目黒線:洗足(センゾク)駅と奥沢(オクサワ)駅の間。
大井町線:北千束駅と緑が丘駅の間。
おおおじ《おほをぢ》
【大伯父】
【大叔父】
【従祖父】
◇[英]greatuncle/granduncle
○祖父母の兄弟。父母のおじ。
⇔おおおば(大伯母,大叔母,従祖母)
◎「大伯父」は祖父母の兄、「大叔父」は祖父母の弟。
おおおば《おほをば》
【大伯母】
【大叔母】
【従祖母】
◇[英]greataunt/grandaunt
○祖父母の姉妹。父母のおば。
⇔おおおじ(大伯父,大叔父,従祖父)
◎「大伯母」は祖父母の姉、「大叔母」は祖父母の妹。
おおおみ《おほおみ》
【大臣】
○[歴]大化改新(タイカノカイシン)以前の大和朝廷の最高執政官の一つ。
臣(オミ)を姓(カバネ)とする最有力者の中から任ぜられ、大連(オ
オムラジ)と共に執政。
『日本書紀』では応神天皇朝で武内宿禰(タケノウチノスクネ)が最初
とする。その子孫の城(カツラギ)・平群(ヘグリ)・巨勢(コセ)・蘇我
(ソガ)の諸氏がつぎつぎに任命された。
6世紀半ばには蘇我氏が独占して世襲。
587年、大臣蘇我馬子(ソガノウマコ)らに大連物部守屋(モノノベノモリ
ヤ)がに殺害されてからは蘇我氏のみが政権を担当する。
大化改新で蘇我蝦夷(エミシ)が殺害されて以後は廃止。
「おおみ(大臣)」とも呼ぶ。
参照⇒おおむらじ(大連)
◎大化改新では太政官(ダイジョウカン)として左大臣・右大臣・大
納言が置かれた。
◎「だいじん(大臣)」,「おおまえつぎみ(大臣)」とも読む。
おおが《おほが》
【大鋸】
○⇒おが(大鋸)
おおがい《おほがひ》
【大貝】
【頁】
○[言]漢字の旁(ツクリ)の一つ。
「項」,「頭」,「顔」,「順」,「領」などの右側の「頁」の部分。
「頁」を分解して「一ノ貝(イチノカイ)」とも呼ぶ。
◎貝偏の「貝」と区別する呼称。
参照⇒かいへん(貝偏)
◎「頁」の音は「ケツ」、意味は「人の頭・首」。
日本では「ページ」とも読む
参照⇒ぺーじ(ページ,頁)
おおかえで《おほかへで》
【オオカエデ】
【大楓】
○[植]セイヨウカジカエデ(西洋梶楓)の別称。
⇒せいようかじかえで(セイヨウカジカエデ,西洋梶楓)
おおがきし《おほがきし》
【大垣市】
◇[日]Ogaki Shi/Oogaki Shi/Ohgaki Shi
○岐阜県南西部の市。
〈面積〉
1970(昭和45)80平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)14万0,000人。
1980(昭和55)14万3,151人。
◎もと戸田氏の城下町。
2006.11.28(平成18)岐阜県、HIRO学園(ブラジル学校)に
準学校法人と各種学校の認可(日本初)。
おおがきちょう《おほがきちやう》
【大柿町】
◇[日]Ogaki Cho/Oogaki Cho/Ohgaki Cho
○[古]広島県南西部、佐伯郡(サエキグン)の町。
◎2004.11. 1(平成16)佐伯郡の能美町(ノウミチョウ)・沖美町(オキミチョ
ウ)・大柿町の3町、安芸郡(アキグン)の江田島町(エタジマチョウ)と合
併して江田島市を発足。
おおかく《おほかく》
【大角】
○[建]木材(杣角)の規格の一つ。
地方によって異なり、九寸(約27センチメートル)角以上また
は七寸(約21センチメートル)角以上の角材。
それ以下を中角(チュウカク)(押角)・小角(コカク,コガク)と呼ぶ。
「おおがく(大角)」,「杣大角」,「大杣角」とも呼ぶ。
参照⇒そまかく(杣角)
おおがく《おほがく》
【大角】
○[建]⇒おおかく(大角)
おおかぜがふけばおけやがよろこぶ
《おほかぜがふけばをけやがよろこぶ》
【大風が吹けば桶屋が喜ぶ】
○[慣用句]⇒かぜがふけばおけやがもうかる(風が吹けば桶屋
が儲かる)
おおがたちょう《おほがたちやう》
【大方町】
◇[日]Ogata Cho/Oogata Cho/Ohgata Cho
○[古]高知県南西部、幡多郡(ハタグン)の町。
◎2006. 3.20(平成18)佐賀町(サガチョウ)と合併して黒潮町(クロシオチョ
ウ)を発足。
おおがたまち《おほがたまち》
【大潟町】
◇[日]Ogata Machi/Oogata Machi/Ohgata Machi
○[古]新潟県南部、中頸城郡(ナカクビキグン)の町。
◎2005. 1. 1(平成17)上越市に編入。
おおがね《おほがね》
【洪鐘】
○(1)梵鐘(ボンショウ)の別称。
⇒ぼんしょう(梵鐘)
◎「洪鐘」は「こうしょう」とも読む。
○(2)(特に)神奈川県鎌倉市山ノ内の円覚寺の弁天堂の高台に
ある梵鐘。
1301(正安 3)物部国光が第9代執権北条時貞の命で鋳造。
高さ259.5センチメートルで関東最大の鐘。
参照⇒えんがくじ(円覚寺,圓覺寺)
◎鋳造に幾度か失敗し、江ノ島の弁財天に祈願して成功したた
め、弁天堂が建てられている。
◎建長寺・常楽寺の鐘とともに鎌倉の三大名鐘の一つ。
おおがねえき《おほがねえき》
【大金駅】
○[交]栃木県那須郡(ナスグン)南那須町(ミナミナスマチ)にある、JR烏
山線(カラスヤマセン)の駅。
鴻野山(コウノヤマ)駅と小塙(コバナ)駅の間。
おおかばまだら《おほかばまだら》
【オオカバマダラ】
【大樺斑】
◇[英]monarch butterfly
○[虫]マダラチョウ科(Danaidae)の大型チョウ(蝶)。
開張約9.5センチ。
アメリカ大陸の原産で、広く世界の暖地に分布する。
成虫はメキシコとカナダ間約4,000キロメートルの長距離を
移動し、メキシコ南部ミチョアカン州(estado de Michoacan)
山中の樹上で集団越冬する。幼虫はトウワタの葉を食う。
「帝王蝶」,「モナーク・バタフライ」「モナーク」とも呼ぶ。
◎日本にも稀(マレ)に台風などで運ばれ、採集される。
おおかべ《おほかべ》
【大壁】
○[建]木造建築で、柱が外部に現れないようにした壁。
細い柱を骨材に、両面を板張りまたは壁塗りにする。
土蔵の外壁などに使用する。
◎古墳時代に朝鮮半島からの渡来人が伝えた工法で、和風建築
では一般に真壁(シンカベ)が用いられる。
参照⇒しんかべ(真壁)
おおがま《おほがま》
【大鎌】
◇[英]scythe
○[農]⇒[3]さいず(サイズ)(1)
★おおかます《おほかます》
【オオカマス】
【大カマス】
◇[学]Sphyraena forsteri
○[魚]硬骨魚綱スズキ目(Perciformes)カマス科(Sphyraenidae)
カマス属(Sphyraena)の海魚。
全長90センチメートル。
沖縄以南、西太平洋やインド洋に生息する。
★おおかみ《おほかみ》
【オオカミ】
【狼】
○[哺]ネコ目(Carnivora)(食肉目)イヌ科(Canidae)の哺乳類。
「おおかめ(狼)」とも呼ぶ。
参照⇒にほんおおかみ(ニホンオオカミ,日本狼)
◎朝鮮オオカミは「ヌクテー(勒犬)」とも呼ぶ。
◎英語:(単数形)ウルフ(wolf)/(複数形)ウルブズ(wolves)。
ドイツ語:ボルフ(Wolf)。
フランス語:ル(loup)。
イタリア語:ルーポ(lupo)。
スペイン語:(男性形)ロボ(lobo)/(女性形)ロバ(loba)。
◎送り狼:⇒おくりおおかみ(送り狼,送りオオカミ)
蒼き狼:⇒じんぎすかん(ジンギスカン,ジンギス汗,成吉思
汗)
オオカミ男(狼男):⇒らいかんすろーぷ(ライカンスロープ)
狼煙:⇒のろし(狼煙,烽火,狼烟,狼火)
おおかみ《おほかみ》
【大神】
○神への敬称。
「おおがみ(大神)」,「だいじん(大神)」とも、さらに「おおみか
み(大御神)」とも呼ぶ。
◎「おおみわ(大神)」とも読む。
参照⇒おおみわじんじゃ(大神神社)
おおがみ《おほがみ》
【大神】
○⇒おおかみ(大神)
おおかみうお《おほかみうを》
【オオカミウオ】
【狼魚】
◇[学]Anarhichas orientalis
○[魚]スズキ目(Perciformes)オオカミウオ科(Anarhichadidae)
の海産の硬骨魚。全長約1メートルに達する。
口は大きく、両アゴの前端に犬歯があり、強大な歯で貝やカ
ニ類をかみ砕く。
北海道以北、オホーツク海・ベーリング海に生息。
おおかみおとこ《おほかみをとこ》
【オオカミ男】
【狼男】
◇[英]lycanthrope
○⇒らいかんすろーぷ(ライカンスロープ)
★おおかみしょうじょ《おほかみせうぢよ》
【オオカミ少女】
【狼少女】
◇[英]wolf girls
○[社]1920(大正 9)インドで発見された二人の少女、アマラ
(Amala)(〜1921. 9.21)とカマラ(Kamala)(〜1929.11.14)。
保護時、アマラは1歳半くらい、カマラは8歳くらい。裸で、
話を理解できず、食事も手を使わずに皿から直接食べていた。
のち、カマラは少しの会話をしたり、服も着るようになった。
牧師ジョセフ・シング(Joseph Amrito Lal Singh)(〜1941)
が報告。
人間らしさは先天的・遺伝的なものではなく、人間社会に暮
らして初めて形成されることを知る出来事であった。
オオカミに育てられていたすることは疑問視されている。
◎一部では捏造(ネツゾウ)と全否定されている。しかし、少女ら
が社会から隔絶されて生活していたことは事実で、オオカミに
育てられたという通説をそのまま受け入れていることなどに当
時の学問的限界があっても、社会的・心理学的な価値は変らな
い。
おおかみしょうねん《おほかみせうねん》
【オオカミ少年】
【狼少年】
○[文]⇒おおかみとしょうねん(オオカミと少年,狼と少年)
おおかみとさんびきのこぶた《おほかみとさんびきのこぶた》
【オオカミと三匹の子ぶた】
【オオカミと三匹の子ブタ】
【狼と三匹の子豚】
○[文]⇒さんびきのこぶた(三匹の子ぶた,三匹の子ブタ,三匹
の子豚)
おおかみとしちひきのこやぎ《おほかみとしちひきのこやぎ》
【オオカミと七匹の子やぎ】
【オオカミと七匹の子ヤギ】
【狼と七匹の子山羊】
◇[独]Der Wolf und die sieben jungen Geisslein、[英]Wolf
and the Seven Little Goats/Wolf and the Seven Little
Kids
○[文]グリム童話の一話。
「おおかみとななひきのこやぎ(オオカミと七匹の子やぎ,オ
オカミと七匹の子ヤギ,狼と七匹の子山羊)」とも呼ぶ。
参照⇒ぐりむどうわ(グリム童話)
〈あらすじ〉
母ヤギが子ヤギたちにオオカミに注意するように言って用事
に出掛けた。
子ヤギが留守番をしているとオオカミが来て「お母さんだよ、
カギを開けて」と言うと、声でオオカミであることがばれた。
オオカミが声を変えて言うと、子ヤギが「足を見せて」と答え、
黒い足を見せてまたオオカミであることがばれた。
今度は小麦粉で白くした足を見せると、母ヤギと信じた子ヤ
ギが戸のカギを開けるとオオカミが入って来たので子ヤギはそ
れぞれに隠(カク)れたが一匹づつ見つかっては丸呑(マルノ)みにさ
れた。
母ヤギが帰って来て、大きな時計に隠れて難(ナン)を逃(ノガ)
れた末っ子の子ヤギから話を聞き、腹一杯(ハライッパイ)で昼寝を
しているオオカミを見つけ、腹を割(サ)いて子ヤギたちを助け、
代りに石を入れて腹を縫(ヌ)い合せた。
目が覚(サ)めたオオカミはノドが渇(カワ)いて泉(イズミ)で水を
飲もうとして水に落ち沈(シズ)んでしまった。
おおかみとしょうねん《おほかみとせうねん》
【オオカミと少年】
【狼と少年】
◇[英]The Shepherd Boy and the Wolf/The Boy Who Cried
Wolf
○[文]イソップ童話の一話。
「オオカミ少年」とも呼ぶ。
〈あらすじ〉
羊飼い(shepherd)の少年が「オオカミ(wolf)が来た!」と叫ぶ
(cry)と大勢の村人が武器を持って出て来た。その後、少年は
面白がって何度か同じように叫ぶと誰も出て来なくなった。あ
る日、本当にオオカミが現れて少年は必死に叫んだが、誰も助
けに来てくれずオオカミに食べられた。
おおかみとななひきのこやぎ《おほかみとななひきのこやぎ》
【オオカミと七匹の子やぎ】
【オオカミと七匹の子ヤギ】
【狼と七匹の子山羊】
◇[独]Der Wolf und die sieben jungen Geisslein、[英]Wolf
and the Seven Little Kids
○[文]⇒おおかみとしちひきのこやぎ(オオカミと七匹の子や
ぎ,オオカミと七匹の子ヤギ,狼と七匹の子山羊)
おおかみなんかこわくない《おほかみなんかこわくない》
【オオカミなんかこわくない】
【狼なんかこわくない】
◇[英]Who's Afraid of the Big Bad Wolf?
○[楽]ディズニー・短編アニメ『三匹の子ぶた(Three Little
Pigs)』の主題歌。
フランク・チャーチル(Frank Churchill)作詞・作曲。
おおかみにんげん《おほかみにんげん》
【オオカミ人間】
【狼人間】
◇[英]werewolf/werwolf
○⇒らいかんすろーぷ(ライカンスロープ)
おおかみのたけ《おほかみのたけ》
【大神岳】
◇[日]Okaminotake/Okami no Take/Ookaminotake/Ookami
no Take/Ohkaminotake/Ohkami no Take
○[地]大山(ダイセン)の別称。
⇒だいせん(大山)
おおかみはじき《おほかみはじき》
【狼弾き】
○[建]埋葬直後の土饅頭(ドマンジュウ)の周囲に、割り竹を弓なり
に曲げて両端を土に挿し込んだもの。
動物が一方の端を掘ると弾けるようになっている。
「犬除(ヨ)け」,「犬弾き」,「目弾き」とも呼ぶ。
おおかめ《おほかめ》
【狼】
○[古][哺]⇒おおかみ(オオカミ,狼)
おおからすのえんどう《おほからすのゑんどう》
【オオカラスノエンドウ】
【大烏野豌豆】
○[植]⇒こもんべっち(コモンベッチ)
おおかわ《おほかは》
【大川】
◇[日]okawa/ookawa/ohkawa/Okawa/Ookawa/O Kawa/Oo
Kawa/Ohkawa/Oh Kawa
○(1)大きな川。
○(2)[地]東京都内を流れる隅田川(スミダガワ)の吾妻橋(アヅマバシ)
付近から下流の別称。
参照⇒おおかわばた(大川端)
○(3)[地]大阪市内を流れる淀川(ヨドガワ)下流の別称。
○(4)⇒おおかわし(大川市)
○(5)⇒おおかわむら(大川村)
○(6)[古]⇒おおかわぐん(大川郡)
○(7)[古]⇒おおかわちょう(大川町)
おおかわいりやま《おほかはいりやま》
【大川入山】
◇[日]Okawairi Yama/Ookawairi Yama/Ohkawairi Yama
○[地]長野県の中央アルプス南端の山。標高1907.7メートル。
矢作川(ヤハギガワ)の水源。
おおかわぐん《おほかはぐん》
【大川郡】
◇[日]Okawa Gun/Ookawa Gun/Ohkawa Gun
○[古]香川県東部にあった郡。
引田町(ヒケタチョウ)・白鳥町(シロトリチョウ)・大内町(オオチチョウ)・津田
町(ツダチョウ)・大川町(オオカワチョウ)・志度町(シドチョウ)・寒川町(サンガ
ワチョウ)・長尾町(ナガオチョウ)の町。
◎2002. 4. 1(平成14)津田町・大川町・志度町・寒川町・長尾
町の5町が合併して「さぬき市」を発足。
2003. 4. 1(平成15)引田町・白鳥町・大内町の3町が合併し
て東かがわ市を発足。大川郡は消滅。
おおかわし《おほかはし》
【大川市】
◇[日]Okawa Shi/Ookawa Shi/Ohkawa Shi
○福岡県南西部、筑後川下流南東岸の市。
家具・建具・仏壇などの木工業が盛んで、大川家具として知
られる。
おおかわちちょう《おほかはちちやう》
【大河内町】
◇[日]Okawachi Cho/Ookawachi Cho/Ohkawachi Cho
○兵庫県中央部、神崎郡(カンザキグン)の町。
〈面積〉
97.17平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)5,239人。
◎1955(昭和30)寺前(テラマエ)村と長谷(ハセ)村が合併して発足。
◎茨城県稲敷郡(イナシキグン)には河内町(カワチマチ)、栃木県河内郡に
は河内町(カワチマチ)・南河内町(ミナミカワチマチ)・上河内町(カミカワチマチ)、
石川県石川郡には河内村(カワチムラ)がある。
おおかわちょう《おほかはちやう》
【大川町】
◇[日]Okawa Cho/Ookawa Cho/Ohkawa Cho
○[古]もと香川県東部、大川郡(オオカワグン)の町。現在はさぬき
市大川町(オオカワマチ)。
参照⇒さぬきし(さぬき市)
〈面積〉
34.54平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)7,173人。
◎1955(昭和30)富田村・松尾村が合併して大川村を発足。
1961(昭和36)町制施行。
2002. 4. 1(平成14)大川郡の津田町(ツダチョウ)・大川町・志度
町(シドチョウ)・寒川町(サンガワチョウ)・長尾町(ナガオチョウ)の5町が合
併して「さぬき市」を発足。
◎福岡県には大川市がある。
おおかわばた《おほかはばた》
【大川端】
◇[日]Okawabata/Ookawabata/Ohkawabata
○[古]江戸(東京都)を流れる隅田川(スミダガワ)の、おもに吾妻
橋(アヅマバシ)から永代橋(エイタイバシ)までの西岸を呼んだ古称。
参照⇒ひゃっぽんくい(百本杭)
◎大川は隅田川の別名。
おおかわむら《おほかはむら》
【大川村】
◇[日]Okawa Mura/Ookawa Mura/Ohkawa Mura
○高知県北部、土佐郡(トサグン)の村。
★おおきい《おほきい》
【大きい】
○[形]
俗語・幼児語で「おっきい(大っきい)」とも呼ぶ。
おおきおおいどの《おほきおほいどの》
【太政大臣】
○[古]⇒だじょうだいじん(太政大臣)
おおきおおいもうちぎみ《おほきおほいまうちぎみ》
【太政大臣】
○[古]⇒だじょうだいじん(太政大臣)
おおきおとど《おほきおとど》
【太政大臣】
○[古]⇒だじょうだいじん(太政大臣)
★おおきど
【大木戸】
○[歴]江戸時代、都市に出入りする所に設けた街道の簡単な関
門。
四谷大木戸:甲州街道の関門。
高輪大木戸:1710(宝永 7)東海道を出入りする人々を調べる
ために設けられた。現在、片側の土塁が残っていて国の史跡と
なっている。
おおきなくりのきのしたで《おほきなくりのきのしたで》
【大きな栗の木の下で】
◇[英]Under the spreading chestnut tree
○[楽]平多正於・阪田寛夫作詞の童謡。原曲はアメリカ民謡。
おおきなふるどけい《おほきなふるどけい》
【大きな古時計】
○[楽]⇒おじいさんのふるどけい(おじいさんの古時計)
おおきまち《おほきまち》
【大木町】
◇[日]Oki Machi/Ooki Machi/Ohki Machi
○福岡県南西部、三潴郡(ミズマグン)の町。東部を筑後市(チクゴシ)、
西部を大川市・柳川市(ヤナガワシ)に接する。
〈面積〉
18.43平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万3,862人。
◎1955(昭和30)大溝(オオミゾ)村・木佐木(キサキ)村・大莞(オオイ)村
の3村が合併して町制施行。
おおぎみそん《おほぎみそん》
【大宜味村】
◇[日]Ogimi Son/Oogimi Son/Ohgimi Son
○沖縄本島北部の西岸にある、国頭郡(クニガミグン)の村。
〈面積〉
63.12平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)3,432人。
おおぎりやま《おほぎりやま》
【大霧山】
◇[日]Ogiri Yama/Oogiri Yama/Ohgiri Yama
○[地]埼玉県西部、秩父郡(チチブグン)東秩父村(ヒガシチチブムラ)の
南部にある山。標高767メートル。
おおきんけいぎく《おほきんけいぎく》
【オオキンケイギク】
【大錦鶏菊】
◇[学]Coreopsis lanceolata
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)ハルシャギク属
(Coreopsis)の多年草。北アメリカの東部から南部の原産。
明治中期に観賞用として渡来し、野生化した帰化植物。
参照⇒きんけいぎく(キンケイギク,錦鶏菊)
おおぐすやま《おほぐすやま》
【大楠山】
◇[日]Ogusu Yama/Oogusu Yama/Ohgusu Yama
○[地]神奈川県南東部、横須賀市(ヨコスカシ)にある三浦半島の山。
標高242メートル。
おおくちし《おほくちし》
【大口市】
◇[日]Okuchi Shi/Ookuchi Shi/Ohkuchi Shi
○鹿児島県北部の市。川内川(センダイガワ)上流の大口盆地を中心
とする。
★おおくちぼんち《おほくちぼんち》
【大口盆地】
◇[日]Okuchi Bonchi/Ookuchi Bonchi/Ohkuchi Bonchi
○[地]鹿児島県北部、川内川(センダイガワ)上流域の盆地。旧湖底
盆地。
「伊佐盆地(イサ・ボンチ)」とも呼ぶ。
おおくにたまじんじゃ《おほくにたまじんじや》
【大国魂神社】
○東京都府中市宮町(ミヤマチ)に鎮座する武蔵総社。旧官幣小社。
景行天皇の時の創建という。
主神の武蔵大国魂神を中殿中央に、氷川・金鑽(カナサナ)・秩父
などの武蔵国内の有名な神社六所を左右の相殿に合祀する。
「六所宮」,「六所明神」とも呼ぶ。
〈例祭〉
暗闇祭(クラヤミマツリ):5月5日。
李(スモモ)祭:7月20日。
◎大国魂神は素戔鳴尊(スサノウノミコト)の子。
おおくにぬしのかみ《おほくにぬしのかみ》
【オオクニヌシノカミ】
【大国主神】
◇[日]Okuninushi no Kami/Ookuninushi no Kami/Ohkuninu-
shi no Kami
○[日本神話]⇒おおくにぬしのみこと(大国主命,オオクニヌシ
ノミコト)
おおくにぬしのみこと《おほくにぬしのみこと》
【オオクニヌシノミコト】
【大国主命】
◇[日]Okuninushi no Mikoto/Ookuninushi no Mikoto/Ohku-
ninushi no Mikoto
○[日本神話]出雲神話の主神。素戔嗚尊(スサノオノミコト)の子とも六
世の孫ともいう。妻はタギツヒメノミコト(湍津姫命)。
海の向こうから渡ってきた少彦名神(スクナビコナノカミ)と協力して
天下を経営し、農業・畜産を興し、禁厭(マジナイ)・医薬などの
道を教える。
天照大神(アマテラスオオミカミ)の命に従って国土を献上し、杵築(キズ
キ)の地に隠退する。
出雲大社・大神神社などに祀(マツ)る。
参照⇒すくなびこなのかみ(少彦名神,少名毘古那神)
◎別名としては「大己貴神(オオナムチノカミ)」,「大穴牟遅神(オオアナムチノカミ)」,
「国魂神(クニタマノカミ)」,「八千矛神(ヤチホコノカミ)」,「大物主神(オオモノヌシノカ
ミ)」,「大国玉神(オオクニタマノカミ)」,「葦原醜男(アシハラノシコオ)」などあるが、
これらの名の地方神を『古事記』が「大国主神」として統合した
ものとみられる。
『古事記』には、素戔嗚尊の娘の須勢理姫(スセリビメ)を妻とし、
兄弟神にいじめられ、素戔嗚尊から受ける試練を妻とともに克
服する説話がある。他に、「因幡(イナバ)の素兎(シロウサギ)」の話で
も知られる。
参照⇒いなばのしろうさぎ(因幡の素兎,因幡の白兎)
◎『出雲国風土記』では天地創造神とされ、のち次第に皇室神
話に組み込まれたもの。
◎少彦名神とともに大小二神一対で国土の主と考えられる。
◎後世、大黒天と習合して民間信仰では福の神、縁結びの神と
して浸透。
禁厭(マジナイ)・医薬などでは、神農(シンノウ)と習合した少彦名
神が信仰されている。
★おおくのじま《おほくのじま》
【大久野島】
◇[日]Okuno Jima/Ookuno Jima/Ohkuno Jima
○[地]広島県竹原市(タケハラシ)忠海町(タダノウミチョウ)の沖3キロメー
トルにある島。
参照⇒とろく(土呂久)
◎旧日本軍の忠海兵器製造所で1929. 5.(昭和 4)から1945. 8.
(昭和20)まで化学剤(毒ガス)を製造していた。
機密保持のため、島は一般の地図には記載されていなかった。
1972(昭和47)毒ガス発見。
おおくぼ《おほくぼ》
【大久保】
◇[日]Okubo/Ookubo/Ohkubo
○(1)東京都新宿区の中央部の地名。1〜3丁目。
北を高田馬場(タカダノババ)、南を歌舞伎町(カブキチョウ)、東を戸
山(トヤマ)、西を百人町(ヒャクニンチョウ)に接する。
◎もと武蔵国豊島郡(トシマグン)大久保村。
1878.11. 2(明治11)東京府南豊島郡。
1896(明治29)東京府豊多摩郡(トヨタマグン)。
1912(大正元)町制施行。
1932.10. 1(昭和 7)東京府東京市淀橋区(ヨドバシク)。
○(2)[交]⇒おおくぼえき(大久保駅)
おおくぼえき《おほくぼえき》
【大久保駅】
○(1)[交]東京都新宿区百人町(ヒャクニンチョウ)にある、JR中央線
の駅。
新宿駅と東中野駅(中野区)の間。
◎新大久保駅はJR山手線の駅で東に約200メートルくらい離
れている。
旧都電大久保停留所は抜弁天(ヌケベンテン)のそばで、旧住所名
は東大久保2−222。
◎1890. 5. 5(明治23)開業。
○(2)[交]兵庫県明石市(アカシシ)にある、JR山陽本線の駅。
西明石駅と魚住(ウオズミ)駅の間。
◎小湊鉄道には上総大久保(カズサオオクボ)駅がある。
おおくままち《おほくままち》
【大熊町】
◇[日]Okuma Machi/Ookuma Machi/Ohkuma Machi
○福島県東部、双葉郡(フタバグン)の町。
◎福島第一原発3号機がある。
おおぐみ《おほぐみ》
【大組】
○[印]新聞で、小組の版を集めて1ページ分の組版に配列する
作業。
この後、校了を経て、活字印刷であれば紙型(シケイ)どりに回
される。
⇔こぐみ(小組)
★[1]おおくら《おほくら》
【大蔵】
○(1)[歴]大和時代の三蔵(ミツクラ)の一つ。
参照⇒みつくら(三蔵)
○(2)[歴]大蔵省の略称。
⇒おおくらしょう(大蔵省)
★[2]おおくら《おほくら》
【大蔵】
◇[日]Okura
○(1)⇒おおくらまち(大蔵町)
○(2)姓氏の一つ。
参照⇒おおくらざいばつ(大倉財閥)
おおくらかいがん《おほくらかいがん》
【大蔵海岸】
◇[日]Okura Kaigan/Ookura Kaigan/Ohkura Kaigan
○[地]兵庫県明石市にある人口砂浜の海岸。面積、約3.6ヘク
タール。
参照⇒あじゅーるまいこはまかいがん(アジュール舞子浜海
岸)
◎1997. 3.(平成 9)完成。
1998. 3.(平成10)使用開始。
1999. 1.26(平成11)2ヶ所の陥没、発見。
2001. 1.(平成13)砂浜陥没事故、発生。中が空虚なコンクリ
ートの箱ケーソンで護岸がされ、ケーソンのつなぎ目のゴム板
(厚さ約5ミリメートル)から砂が流入したため、砂浜に陥没が
できたもの。
★おおくらきょう《おほくらきやう》
【大蔵卿】
○(1)[歴]律令制の大蔵省の長官。
○(2)[歴]明治初年の大蔵省の長官。
1885.12.(明治18)内閣制度下に引き継がれる。
〈歴代大蔵卿〉
大隈重信:1873〜1880(明治 6〜明治13)。
佐野常民(ツネタミ):1880〜1881(明治13〜明治14)。
松方正義(マサヨシ):1881〜1885(明治14〜明治18)。
おおくらこうとうしょうぎょうがっこう
《おほくらかうとうしやうげふがくかう》
【大倉高等商業学校】
○[歴][教]東京経済大学の前身。
⇒とうきょうけいざいだいがく(東京経済大学)
◎大倉財閥の大倉喜八郎の設立した大倉商業学校が、1918(大
正 7)大倉高等商業学校に改組。
★おおくらざいばつ《おほくらざいばつ》
【大倉財閥】
○[経]大倉喜八郎が明治維新から日露戦争にいたる数次の戦争
で、軍需品御用商人(政商)として蓄えた資本で設立した大倉組
を基礎に形成。
おおくらしゅうこかん《おほくらしふこくわん》
【大倉集古館】
○東京都港区虎ノ門2−10−3にある美術館。
国宝『随身庭騎絵巻』・『普賢菩薩木造像』など東洋古美術
工芸品が多い。
◎大倉財閥の大倉喜八郎の寄贈により1917(大正 6)創立。芝区
西久保巴町(ニシクボトモエチョウ)が関東大震災で焼失。1927. 8.(昭和
2)現在の建物が赤坂葵町に完成し、1928(昭和 3)開館。
1960(昭和35)大倉文化財団と改称し、その事業の一部となる。
★おおくらしょう《おほくらしやう》
【大蔵省】
◇[英]Ministry of Finance
○[歴]財務省の前身。
長官は大蔵大臣(蔵相)。
略称は「MOF」。
参照⇒ざいむしょう(財務省)
◎2001. 1. 6(平成13)省庁再編により、大蔵省を財務省と改称。
参照⇒みつくら(三蔵)
おおくらしょうぎょうがっこう《おほくらしやうげふがくかう》
【大倉商業学校】
○[歴][教]東京経済大学の前身。
⇒とうきょうけいざいだいがく(東京経済大学)
◎大倉財閥の大倉喜八郎が、1898(明治31)東京と大阪に設立。
おおくらだいじん《おほくらだいじん》
【大蔵大臣】
○(1)[歴]大蔵省(現:財務省)の長(国務大臣)。
「蔵相(ゾウショウ)」とも呼ぶ。
略称は「MOF([英]Minister of Finance)」。
○(2)[古]家計を預かる主婦の別称。
おおくらまち《おほくらまち》
【大蔵町】
◇[日]Okura Machi/Ookura Machi/Ohkura Machi
○山形県中央部、最上郡(モガミグン)の町。
〈面積〉
211.59平方キロメートル。
(*)境界未定がある。
〈人口〉
2000(平成12)4,528人。
おおくらやま《おほくらやま》
【大倉山】
◇[日]Okura Yama/Ookura Yama/Ohkura Yama
○(1)神奈川県横浜市港北区(コウホクク)の地名。
1〜5丁目。
大倉山公園がある。
◎旧住所は太尾町(フトオチョウ)。
2007.11.19(平成19)1〜3丁目、変更実施。
2008.10.20(平成20)4・5丁目、変更実施。
○(2)[交]⇒おおくらやまえき(大倉山駅)
おおくらやまえき《おほくらやまえき》
【大倉山駅】
○[交]神奈川県横浜市港北区(コウホクク)大倉山にある、東急東横
線の駅。
綱島(ツナシマ)駅と菊名(キクナ)駅の間。
◎旧住所は港北区太尾町(フトオチョウ)。
おおぐり《おほぐり》
【オオグリ】
【大栗】
○[植]マロニエ([フ]marronnier)の別称。
⇒まろにえ(マロニエ)
おおくろかみしま《おほくろかみしま》
【大黒神島】
◇[日]Okurokami Shima/Ookurokami Shima/O Kurokami Shi-
ma/Oo Kurokami Shima/Ohkurokami Shi-
ma/Oh Kurokami Shima
○[地]瀬戸内海にある広島湾内の無人島。
広島県佐伯郡(サエキグン)沖美町(オキミチョウ)に属し、広島市の南方
約20キロメートル。西能美島の南側、東能美島の西側。
〈面積〉
7.25平方キロメートル。
◎1987(昭和62)最後の一人が離島し無人島となる。
◎沖美町には小黒神島(コクロカミシマ)もある。
おおげつひめ《おほげつひめ》
【オオゲツヒメ】
【大宜都比売】
【大気都比売】
【大気津比売】
◇[日]Ogetsu Hime/Oogetsu Hime/Ohgetsu Hime
○[日本神話]『古事記』に登場する、食物をつかさどる女神。
イザナギノミコト(伊弉諾尊)の娘。
鼻・口・尻から種々の食物を取り出してヤオヨロズノカミ
(八百万神)に奉ったが、上を汚すとしてスサノオノミコト(素
戔嗚尊)に殺された。
しかし、その死体から五穀が生じたという。
「オオゲツヒメノカミ(大宜都比売神,大気都比売神,大気津比
売)」とも呼ぶ。
◎「け(食)」は「食物」の意味。
『古事記』:頭に蚕生(ナ)り、二つの目に稲種(イナダネ)生り、
二つの耳に粟生り、鼻に小豆生り、陰(ホト)に麥生り、尻に大豆
生りき。
『日本書紀』の「ウケモチノカミ(保食神)」に相当する。
おおげつひめのかみ《おほげつひめのかみ》
【オオゲツヒメノカミ】
【大宜都比売神】
【大気都比売神】
◇[日]Ogetsu Hime no Kami/Oogetsu Hime no Kami/Ohgetsu
Hime no Kami
○[日本神話]⇒おおげつひめ(オオゲツヒメ,大宜都比売,大気
都比売,大気津比売)
おおごえまち《おほごえまち》
【大越町】
◇[日]Ogoe Machi/Oogoe Machi/Ohgoe Machi
○[古]福島県東部、田村郡(タムラグン)の町。
◎2005. 3. 1(平成17)田村郡の滝根町(タキネマチ)・大越町・都路
村(ミヤコジムラ)・常葉町(トキワマチ)・船引町(フネヒキマチ)の4町1村が合
併して田村市を発足。
おおごし《おほごし》
【大腰】
○(1)[服]女房装束で、裳(モ)の上端(腰<コシ>と呼ぶ)にある腰帯
(コシオビ)の部分名。
体の腰に当たる幅広の部分で、左右両端に「小腰(コゴシ)」と
「引腰(ヒキゴシ)」と呼ぶ2本の細長い紐(ヒモ)が付く。
参照⇒こごし(小腰)(2),ひきごし(引腰,引き腰)
○(2)[運]柔道の技の一つ。
相手を前方に引き、膝を曲げて自分の体を軽く落とし、体を
ひねって相手の体を自分の腰にのせ、膝を伸ばして相手の体を
浮かし、前方に投げ倒す腰技。
○(3)[運]相撲の決まり手、腰投げの一つ。
相手の体を自分の腰の上にのせて投げる技。
おおごしょ《おほごしよ》
【大御所】
○(1)親王・摂家(セッケ)・清華(セイガ)・大臣の隠居所。また、そ
の人を呼ぶ尊称。
「おおごっさん(大御所様)」とも呼ぶ。
○(2)隠居した将軍の住い。また、その退位した将軍を呼ぶ尊
称。
「おおごしょさま(大御所様)」とも呼ぶ。
⇔こごしょ(小御所)
○(3)[歴](特に)江戸時代、徳川家康・家斉(イエナリ)の尊称。
○(4)摂政・関白・将軍の父を呼ぶ尊称。
○(5)(転じて)隠退はしているが、依然として勢力を持ってい
る人。
○(6)ある分野で第一人者として大きな勢力を持っている人。
おおごしょさま《おほごしよさま》
【大御所様】
○⇒おおごしょ(大御所)(2)
おおごすん《おほごすん》
【大五寸】
○[建]⇒ごすんくぎ(五寸釘)(3)
おおごっさん《おほごつさん》
【大御所様】
○⇒おおごしょ(大御所)(1)
おおごま《おほごま》
【大駒】
○将棋(ショウギ)で重要な、飛車(ヒシャ)と角行(カクギョウ)の駒。
参照⇒ひしゃ(飛車)(2),かくぎょう(角行)
おおごましじみ《おほごましじみ》
【オオゴマシジミ】
【大胡麻蜆】
○[虫]シジミチョウ科(Lycaenidae)の蝶(チョウ)の一種。
おおごまだら《おほごまだら》
【オオゴマダラ】
【大胡麻斑】
◇[学]Idea leucone
○[虫]タテハチョウ科(Nymphalidae)マダラチョウ亜科(Danai-
nae)ルリマダラ亜族(Euploeina)オオゴマダラ属(Idea)の蝶(チョ
ウ)の一種。
開張120〜130ミリメートルで、日本では一番大きい蝶。
沖縄本島以南の、中国を除く東南アジアに生息し、日本産は
特に大型。
参照⇒ごまだらちょう(ゴマダラチョウ,胡麻斑蝶)
おおごまち《おほごまち》
【大胡町】
◇[日]Ogo Machi/Oogo Machi/Ohgo Machi
○[古]群馬県中央部、勢多郡(セタグン)の町。
◎2004.12. 5(平成16)前橋市に編入。
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