PDD図書館管理番号 0001.0014.2000.15
百 科 辞 書 《おな》 編集:獨 澄旻
-------- おな --------------------------------------------------
おなー
【オナー】
◇[米]honor、[英]honour
○(1)(社会からの)栄誉・名誉。
○(2)(上位者からの)光栄・特権。
○(3)尊敬・敬意。
○(4)[運]ゴルフで、そのホールで最初にボールを打つ特権。
また、その権利を持つ人。
前のホールで打数の最も少ない人が次のホールのオナーとな
る。
★おなが《をなが》
【オナガ】
【尾長】
◇[英]azure-winged magpie
○[鳥]スズメ目(Passeriformes)カラス科(Corvidae)の鳥。
おなが《をなが》
【尾長】
○(1)尾が長いこと。
○(2)[鳥]⇒おなが(オナガ,尾長)
○(3)[魚]琉金(リュウキン)の別称。
⇒りゅうきん(琉金)
おながどり《をながどり》
【尾長鳥】
【尾長鶏】
○[農][鳥]日本固有のニワトリ(鶏)の一品種。高知県原産。
江戸時代に突然変異したものを品種改良し、オスの尾羽の一
部が抜けずに伸び続け、成鳥では6〜8メートルにも達する。
「ながおどり(長尾鳥,長尾鶏)」,「長尾鶏(チョウビケイ)」とも呼ぶ。
◎1952(昭和27)国の特別天然記念物に指定。
おなかのへるうた
【おなかのへるうた】
○[楽]阪田寛夫(ヒロオ)作詞、大中恩作曲の童謡。
おながわげんしりょくはつでんしょ《をながはげんりよくはつでんしよ》
【女川原子力発電所】
○[原]宮城県東部、牡鹿郡(オシカグン)女川町(オナガワチョウ)〜石巻市
東南部(旧:牡鹿町<オシカチョウ>)にある、東北電力の原子力発電所。
1号機:沸騰水型軽水炉。
2号機:沸騰水型軽水炉、出力82.5万キロワット。
3号機:沸騰水型軽水炉、出力82.5万キロワット。
◎1984. 6.(昭和59)1号機、運転開始。
2002. 2. 9(平成14)2号機の制御棒補修室で火災事故が発生
し、作業員2名が負傷。放射能漏れはないと発表。
2002. 4. 2(平成14)2号機、冷却水配管で水漏れ発生。
2002. 9.23(平成14)1号機の炉心隔壁(シュラウド)にひび割
れ67個を発見。
2003. 6. 9(平成15)2号機の炉心隔壁に7ヶ所のひび割れを
発見。
2003. 6.24(平成15)2号機の再循環系配管の溶接継ぎ手部1ヶ
所にひび割れを発見。
2003.10.10(平成15)2号機の再循環ポンプ弁棒に損傷が発生
し、冷却水が原子炉格納容器内の水槽に漏れる。
2005. 2.25(平成17)1号機の原子炉格納容器内の窒素補給量
が異常に増加し手動停止。
2005. 3.30(平成17)東北電力、1号機の原子炉建屋で放射能
を含む水が漏れたと発表。
2007.10.12(平成19)東北電力、2号機の定期検査で高圧第2
給水加熱器のステンレス製配管に直径約1センチメートルの穴
を発見。1年前にも穴が開き、新品に交換したものだった。
おながわげんぱつ《をながはげんぱつ》
【女川原発】
○[原]⇒おながわげんしりょくはつでんしょ(女川原子力発電
所)
おながわちょう《をながはちやう》
【女川町】
◇[日]Onagawa Cho
○宮城県東部、牡鹿半島(オシカハントウ)基部にある牡鹿郡(オシカグン)
の町。
女川町〜牡鹿町(オシカチョウ)に東北電力の女川原子力発電所があ
る。
おなぎがわ《をなぎがは》
【小名木川】
◇[日]Onagi Gawa
○[地]東京都江東区にある、隅田川と中川の間を東西に結ぶ人
工運河。
「行徳川(ギョウトクガワ)」とも呼ぶ。
◎徳川家康の江戸入府間もなくの1590(天正18)年、行徳(ギョウト
ク)産の塩を江戸に運ぶために、小名木四郎兵衛が開削したと伝
える。
1877. 2.(明治10)蒸気船通運丸が日本橋側の両国橋から小名
木川を通過する千葉・栃木方面に航路を開設。
1929. 3.20(昭和 4)砂町(スナマチ)に小名木川貨物駅が営業を開
始。
おなござ《をなござ》
【女子座】
○⇒たてざ(竪座)(2)
おなごむすび《をなごむすび》
【女子結び】
○⇒おんなむすび(女結び)
おなし
【おなし】
○[俗]⇒おなじ(同じ)
★おなじ
【同じ】
◇[英]same
○(1)[形]同一の、等しい。
俗に「おなし」,「おんなし」とも呼ぶ。
◎同じ学校
○(2)[形動]同一である。
俗に「おなし」,「おんなし」とも呼ぶ。
◎学校は同じだ
○(3)[副]同様に、等しく。
俗に「おなし」,「おんなし」とも呼ぶ。
◎英語の"same"も形容詞と副詞がある。
おなしざる《をなしざる》
【尾無しザル】
【尾無し猿】
◇[英]ape
○[俗][哺]類人猿の俗称。
⇒るいじんえん(類人猿)
[1]おなしす
【オナシス】
◇Aristotle Socrates Onasis
○[人]ギリシアの海運王(1906. 1.20<旧暦 1. 7>〜1975. 3.15)。
1968(昭和43)元大統領夫人ジャックリーンと結婚。
[2]おなしす
【オナシス】
◇Jacqueline Kennedy Onassis(ジャックリーン・ケネディ・
オナシス)
○[人]アメリカ第35代大統領ケネディ夫人(1929. 7.28〜1994.
5.19)。
1951(昭和26)ジョージ・ワシントン大学、卒業。
1953. 9.(昭和28)J.F.ケネディと結婚。
1957(昭和32)長女キャロラインを出産。
1960(昭和35)夫ケネディ、大統領に就任。同年、長男ジョン
二世(ジュニア)を出産。
1963.11.22(昭和38)テキサス州ダラスで夫ケネディ、暗殺。
1968(昭和43)ギリシアの海運王オナシスと結婚。
1975(昭和50)夫オナシス、死去。
参照⇒[3]けねでぃ(ケネディ)
おなはま《をなはま》
【小名浜】
◇[日]Onahama
○福島県いわき市南東部の一地区。漁港・工業地帯。
塩屋崎(シオヤザキ)と五浦海岸(イツウラカイガン)(茨城県)の間に位置
する。
◎小名浜港
★おなむ
【オナム】
◇Onam
○[暦]インド南西端、ケララ州(Kerala State)で伝説上の王マ
ハーバリ(Mahabali)を称える夏祭り。
8〜9月ころ、マラーヤラム暦(Malayalam calendar)の第一
月チンガム(Chingam)に開催される。
おーなめんと
【オーナメント】
◇[英]ornament
○(1)装飾・飾り。
「すえもの(据物,据え物)」とも呼ぶ。
◎飾り付ける物を指し、飾り付ける事や飾り付けられた物は
「デコレーション([英]decoration)」と呼ぶ。
○(2)[服]装身具・装飾品。首飾りや腕輪など。
○(3)[楽]装飾音。
○(4)[印]飾り罫(ケイ)の一種。
中央部に幾何学的模様をあしらった左右対称形の罫線で、装
飾をかねて文章や段落の境界に使用される。
★おなもみ《をなもみ》
【オナモミ】
【巻耳】
【耳】
◇[学]Xanthium strumarium、[英]cocklebur/clotbur
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)オナモミ属(Xan-
thium)の一年草。路傍・荒れ地に自生する雑草。
果実にはトゲがあって衣服や動物の毛などに付着して運ばれ、
俗に「くっ付き虫(ひっ付き虫)」と呼ばれる。
参照⇒くっつきむし(くっ付き虫)
◎「雄菜揉み」の意味。キク科メナモミ属(Siegesbeckia)に対す
る名称。
参照⇒めなもみ(メナモミ)
◎オオオナモミ(Xanthium canadense)はメキシコ原産の帰化植
物。
おなりもん
【御成門】
○(1)寺院や大名の屋敷などで、宮家・摂家・将軍などを迎え
るときに用いるため設けた門。
○(2)[歴]東京都港区芝公園3丁目の御成門交差点(馬場)にあっ
た芝増上寺の裏門の別称。
増上寺は徳川家の菩提寺で、将軍が参詣する際にもっぱら用
いられたので呼ばれた。
◎1892(明治25)東京市区改正計画で道路(日比谷通り)が新設さ
れた際に東京プリンスホテルの駐車場脇に移転して現存。
○(3)[交]⇒おなりもんえき(御成門駅)
おなりもんえき
【御成門駅】
○[交]東京都港区芝公園にある、都営地下鉄三田線の駅。
内幸町(ウチサイワイチョウ)駅と芝公園駅の間。
おなるひと《をなるひと》
【尾生る人】
○[歴]⇒くず(国栖,国樔,国巣)(2)
★おなんど
【御納戸】
○(1)[建]⇒なんど(納戸)(1)
○(2)[歴]納戸役(ナンドヤク)の別称。
⇒なんどやく(納戸役)
○()
○()[色]御納戸色の略。
⇒なんどいろ(納戸色)
おなんどいろ
【御納戸色】
○[色]⇒なんどいろ(納戸色)
おなんどがた
【御納戸方】
○[歴]納戸役(ナンドヤク)の別称。
⇒なんどやく(納戸役)
おなんどやく
【御納戸役】
○[歴]納戸役(ナンドヤク)の別称。
⇒なんどやく(納戸役)
★おに
【鬼】
○(1)荒ぶる神。邪神。
○(2)人にたたりをするも恐ろしい姿の怪物。もののけ(物の怪)
・妖怪。
「がごうじ(元興寺)」,「がごじ(元興寺)」とも呼ぶ。
○()
おにあざみせいきち
【鬼あざみ清吉】
◇[日]Oniazami Seikichi
○[人]江戸後期の大盗賊(1776〜1805)。
参照⇒『人名辞典』おにあざみ せいきち(鬼あざみ 清吉)
おにいちほうげん《おにいちほふげん》
【鬼一法眼】
◇[日]Oni'ichi Hogen
○[日本伝説]⇒きいちほうげん(鬼一法眼)
おにうちまめ
【鬼打豆】
○[食]⇒ふくまめ(福豆)
おにおしだし
【鬼押出】
◇[日]Onioshidashi
○[地]群馬県西端・長野県の境、浅間山(アサマヤマ)北斜面に広が
る溶岩流地域。
輝石(キセキ)安山岩で、長さ5キロメートル、幅1〜2キロメ
ートル、厚さ約30メートル。
奇岩・岩窟など奇観を呈(テイ)し、付近に特別天然記念物の溶
岩樹型、すそにツツジの名所六里ヶ原がある。
参照⇒つまごいむら(嬬恋村),あさまやま(浅間山)
◎1783. 8. 5(天明 3. 7. 8)の大噴火で流出、千余名の死者を
出す。
おにおん
【オニオン】
◇[英]onion
○[植][農](英語で)タマネギ(玉葱)。
⇒たまねぎ(タマネギ,玉葱,葱頭)
★おにがしま
【鬼ヶ島】
◇[日]Oni ga Shima
○(1)[日本伝説]鬼が住んでいるという想像上の島。
参照⇒ももたろう(桃太郎)(1),いっすんぼうし(一寸法師)(2)
○(2)[地]香川県の女木島(メギシマ)の別称。
⇒めぎしま(女木島)
おにかます
【オニカマス】
【鬼カマス】
◇[英]great barracuda、[学]Sphyraena barracuda
○[魚]硬骨魚綱スズキ目(Perciformes)カマス科(Sphyraenidae)
カマス属(Sphyraena)の硬骨魚。
全長1〜1.8メートル。
大西洋の熱帯水域と西太平洋に生息する。
性質は獰猛(ドウモウ)で、人を襲うこともある。
食べた餌(エサ)によりシガテラ毒(ciguatera poison)をもつこ
とがあり、食用に向かないが、練り製品の原料として使われる
ことがある。
「ドクカマス(毒カマス)」とも、英語名で「グレートバラクー
ダ」,「バラクーダ」とも呼ぶ。
★おにがわら《おにがはら》
【鬼瓦】
○[建]
鬼の口が阿吽(アウン)になっているものもある。
参照⇒ししぐち(獅子口)(1),とりぶすま(鳥衾),じゅず(数珠)
(2)
◎州浜(スハマ)鬼瓦
おにきす
【オニキス】
◇[蘭]onyx
○(1)[鉱]⇒しまめのう(縞メノウ,縞瑪瑙)
○(2)[鉱]⇒おにっくす(オニックス)(3)
おにぎす
【鬼ぎす】
【鬼酒】
○[俗][食]焼酎(ショウチュウ)の隠語。
参照⇒きす(きす,酒)
おにぎり
【おにぎり】
【お握り】
【御握り】
○[食]「にぎり飯(握り飯)」の丁寧語。
⇒にぎりめし(にぎり飯,握り飯)
おにぐも
【オニグモ】
【鬼蜘蛛】
◇[英]garden spider(ニワオニグモ)/diadem spider 、[学]
Araneus diadematus
○[虫]節足動物クモ形綱(Arachnida)真正クモ目(Araneida)コ
ガネグモ科(Argiopidae)のクモ。
大形で、雌は体長約25〜30ミリメートル、雄は約20ミリメー
トル。背面に凹凸があり、脚は太く長い。体色は黒色または黒
褐色で斑紋がある。
夕方、軒下などに車輪状の円網を張り、朝になると畳み、昼
間は物陰にひそむ。
8〜9月ころ、木の幹や塀などに直径10ミリメートルくらい
の卵塊を産みつける。
日本全土・朝鮮半島・中国・台湾に生息。
「カネグモ」,「カミナリグモ(雷蜘蛛)」,「ダイミョウグモ(大名
蜘蛛)」とも呼ぶ。
おにくわがた《おにくはがた》
【オニクワガタ】
○[虫]クワガタムシ科(Lucanidae)の甲虫の一種。
★おにげし
【オニゲシ】
【鬼罌粟】
◇[英]oriental poppy、[学]Papaver orientale
○[植]双子葉植物キンポウゲ目(Ranunculales)ケシ科(Papa-
veraceae)ケシ属(Papaver)の多年草。西アジア・トルコ原産。
花の色は赤・ピンク・黄色など、
観賞用で、麻酔物質を含まない。
おにこうべおんせんきょう《おにかうべをんせんきやう》
【鬼首温泉郷】
○宮城県北西部、大崎市(オオサキシ)の北西域、鳴子温泉(ナルコオンセン)
鬼首にある温泉群。
荒雄岳(アラオダケ)の東麓にある雄釜・雌釜の特別天然記念物の
間欠泉(カンケツセン)が有名。
鬼首スキー場もある。
参照⇒かんけつせん(間欠泉,間歇泉)
◎旧住所は玉造郡(タマツクリグン)鳴子町(ナルコチョウ)鬼首。
★おにごっこ
【鬼ごっこ】
◇[英]tag
○子供の遊びの一つ。
参照⇒かんけり(カンケリ,缶蹴り)(2)
◎英語で鬼は「タガー(tagger)」。
おにさんこちら
【鬼さんこちら】
◇[英]blindman's buff/blindman's bluff
○目隠しされた鬼が、つかまえた人の名前を当てる遊び。
逃げる人は「鬼さんこちら、手の鳴る方へ」と言って手を打ち
鳴らしながら、すぐに別の場所に移り、鬼を混乱させる。
「目隠し遊び」,「目隠し鬼ごっこ」とも呼ぶ。
◎英語の"buff"は"buffet"の略で、「(運命にもてあそばれる)
不幸」の意味。"bluff"は「崖」り意味。
おにし
【お西】
○[俗]西本願寺の通称。
⇒にしほんがんじ(西本願寺)
おにしまち
【鬼石町】
◇[日]Onishi Machi
○[古]群馬県南西部、多野郡(タノグン)の町。
◎2006. 1. 1(平成18)藤岡市に編入。
★おにそてつ
【オニソテツ】
【鬼蘇鉄】
○[植]ソテツ目(Cycadales)ザミア科(Zamiaceae)オニソテツ属
(Encephalartos)の常緑多肉植物の総称・属名。南アフリカ原
産。
「エンセファラルトス」とも呼ぶ。
参照⇒そてつ(ソテツ,蘇鉄)
◎アルテンスタインオニソテツ(Encephalartos altensteinii)。
スナオニソテツ(Encephalartos arenarius)。
トゲオニソテツ(Encephalartos ferox)。
ヒメオニソテツ(Encephalartos horridus)。
ヒロバオニソテツ(Encephalartos latifrons)。
ナタールオニソテツ(Encephalartos natalensis)。
ナガゲオニソテツ(Encephalartos villosus)。
おにたびらこ
【オニタビラコ】
【鬼田平子】
◇[学]Youngia japonica/Crepis japonica
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)オニタビラコ属
(Youngia)の越年草。
各地の路傍や人家の庭などに生える普通の雑草。
タンポポに似て、長い柄の葉が下部に集まってつく根出葉が
あり、花茎は高さ20〜80センチメートルで、先が細かく枝分か
れして、春に黄色の小さな頭状花をつぎつぎに咲かせる。
全体に軟毛があり、葉・茎とも紫褐色を帯びる。
◎キク科フタマタタンポポ属(Crepis)にも分類。
◎名称は「大きなタビラコ」の意味。
参照⇒たびらこ(タビラコ,田平子)(1)
おにちゃ
【オニチャ】
◇Onitsha/Onicha
○ナイジェリア連邦共和国南部、アナンブラ州(Anambra State)
西部の都市。
北緯6.14°、東経6.78°の地。
〈人口〉
1991(平成 3)35万0,280人。
おにっくす
【オニックス】
◇[英]onyx
○(1)[鉱]⇒しまめのう(縞メノウ,縞瑪瑙)
○(2)[鉱](onyx marble)⇒おにっくすまーぶる(オニックスマ
ーブル,オニックス・マーブル)
○(3)[鉱]黒一色の玉髄(ギョクズイ)(chalcedony)。
「オニキス([蘭]onyx)」,「ブラックカルセドニー(black chal-
cedony)」,「黒玉髄」とも呼ぶ。
参照⇒かーねりあんおにっくす(カーネリアンオニックス,カ
ーネリアン・オニックス),ぎょくずい(玉髄)(2)
○(4)[色]真っ黒・漆黒。
おにっくすまーぶる
【オニックスマーブル】
【オニックス・マーブル】
◇[英]onyx marble
○[鉱]沈殿による縞状模様を示す半透明の石灰岩。
鍾乳石に含まれる。
工芸・装飾に用いる。
単に「オニックス」とも呼ぶ。
おにつつじ
【オニツツジ】
【鬼躑躅】
○[植]蓮華躑躅(レンゲツツジ)の別称。
⇒れんげつつじ(レンゲツツジ,蓮華躑躅)
おになべな
【オニナベナ】
【鬼山芹菜】
【鬼続断】
○[植]⇒ちーぜる(チーゼル)
おにのいわやこふん《おにのいはやこふん》
【鬼の窟古墳】
○[歴]宮崎県西都市にある西都原(サイトバル)古墳群の一つ。
その周囲に土塁を巡らした、特異な円形墳。
おにのこ
【鬼の子】
○[虫]⇒みのむし(ミノムシ,蓑虫)
おにのせんたくいた
【鬼の洗濯板】
◇[日]Oni no Sentaku-Ita
○[地]宮崎県宮崎市の日南海岸の青島にある砂岩とケツ岩の互
層の海食台。
参照⇒あおしま(青島)(1),たーびだいと(タービダイト)
★おにのやがら《》
【オニノヤガラ】
【鬼の矢柄】
◇[学]Gastrodia elata
○[植]クサスギカズラ目(Asparagales)ラン科(Orchidaceae)オ
ニノヤガラ属(Gastrodia)の腐生植物。
塊茎(カイケイ)を乾燥させた生薬を「天麻(tianma)(テンマ)」,「赤箭
(chijian)(セキセン)」と呼ぶ。
◎中国では植物名が「天麻」で、生薬名が「赤箭」。
★おにばば
【鬼婆】
○
「安達原殿(アダチガハラドノ)」とも呼ぶ。
参照⇒あだちがはら(安達ヶ原,安達が原,安達原)
おにび
【鬼火】
○(1)夜間に墓地や沼地・湿地などで見られる、青白く燃え上
がる火。空中を浮遊(フユウ)することもある。
一説に人や動物の骨などの燐(リン)が燐化水素となって自然発
火したもの。
「火の玉」,「人魂(ヒトダマ)」,「幽霊火(ユウレイビ)」,「狐火(キツネビ)」,
「狐の提灯(チョウチン)」,「陰火(インカ)」,「青火(アオビ)」,「燐火(リンカ)」と
も呼ぶ。
参照⇒せんとえるものひ(セント・エルモの火)
◎霊魂(レイコン)や妖怪(ヨウカイ)・キツネによるものと考えられてい
た。
参照⇒ひとだま(人魂)(1),きつねのよめいり(狐の嫁入り)(1)
○(2)葬式で、出棺(シュッカン)の後に焚(タ)く門火(カドビ)。
参照⇒あとび(後火,跡火)
○(3)[暦]鬼火焚(オニビタキ)の略称。
⇒おにびだき(鬼火焚,鬼火焚き)
おにびだき
【鬼火焚】
【鬼火焚き】
○[暦]九州地方で、正月七日または六日に行う火祭り。どんど
焼きの一種。
円錐形に数本の長い竹を組み立て、正月の門松(カドマツ)・七
五三飾(シメカザリ)・書初めなどを持ち寄って焼く民間行事。
単に「鬼火」とも、「おねび焼き」,「おねび」,「左義長(サギチョウ)」
おにふだ
【鬼札】
○⇒わいるどかーど(ワイルドカード)(1)
おにやらい《おにやらひ》
【鬼やらい】
【鬼遣らい】
【鬼遣】
○[暦]⇒ついな(追儺)
おにゅうぐん《をんふぐん》
【遠敷郡】
◇[日]Onyu Gun
○[古]福井県南西部の郡。
◎2005. 3.31(平成17)上中町(カミナカチョウ)、三方郡(ミカタグン)三方
町(ミカタチョウ)と合併し、三方上中郡(ミカタカミナカグン)若狭町(ワカサチョウ)
を発足。
2006. 3. 1(平成18)名田庄村(ナタショウムラ)、大飯郡(オオイグン)大
飯町(オオイチョウ)と合併して大飯郡おおい町(チョウ)を発足し、郡は
消滅。
おにょん
【オニョン】
◇[フ]oignon
○[植][農](フランス語で)タマネギ(玉葱)。
⇒たまねぎ(タマネギ,玉葱,葱頭)
おにわばん《おにはばん》
【御庭番】
◇[日]oniwaban/oniwa-ban
○[歴]江戸幕府の職名。若年寄支配。
通常は江戸城奥庭の雑役や警固にあたる番人であるが、とき
に将軍専属の隠密(オンミツ)(密偵)の役を勤めた。
本来は将軍に会えない御目見以下(オメミエイカ)であったが、庭の
清掃を表向きにして竹箒を手に将軍に近付き、将軍から直接命
令を受けて市中の風聞や諸大名の動静・治績などを探索(タンサク)
し、結果も直接報告した。
村垣家など数家の者が世襲し、他との交際は禁じられていた。
正称は御休息御庭之者。
参照⇒くろくわ(黒鍬,畔鍬)(3)
◎八代将軍徳川吉宗の末年に創設。
おねいだぐん
【オネイダ郡】
◇[英]Oneida County
○アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州(New York State)中
北部の郡。南部をマジソン郡(Madison County)に接する。
郡都はユーティカ(Utica)。
〈人口〉
1980(昭和55)25万2,912人。
1990(平成 2)25万0,836人。
2000(平成12)23万5,469人。
★おねじ《をねぢ》
【雄ネジ】
【雄螺子】
◇[英]male screw
○[機]
⇔めねじ(雌ネジ,雌螺子)
参照⇒[2]びす(ビス)
おねじきり《をねぢきり》
【雄ネジ切り】
【雄螺子切り】
【雄螺子切】
◇[英](複数形)dies/(単数形)die
○[機]⇒[2]だいす(ダイス)(4)
おねしょ
【おねしょ】
○[俗](幼児語・女性語で)寝小便(ネショウベン)。
参照⇒やにょうしょう(夜尿症)
おねすとじょん
【オネスト・ジョン】
◇[英]Honest John
○[歴][軍]無誘導地対地ロケット(MGR−1)。
射程距離は37キログラム、弾頭重量は580キログラム。
アメリカ陸軍が始めて開発したロケット砲(初歩的なミサイ
ル)。
核弾頭搭載可能で、戦術核兵器を生むきっかけとなった。
参照⇒ふろっぐ(フロッグ)
◎1955. 7.28(昭和30)アメリカ陸軍、富士山山麓で最初の試射。
おねつ《をねつ》
【悪熱】
○[医](漢方で)発熱があって寒がった後に、熱がって暑さを極
端に嫌うこと。
参照⇒おかん(悪寒)
おねび
【おねび】
○[暦]鬼火焚(オニビタキ)の別称。
⇒おにびだき(鬼火焚,鬼火焚き)
おねびやき
【おねび焼】
【おねび焼き】
○[暦]鬼火焚(オニビタキ)の別称。
⇒おにびだき(鬼火焚,鬼火焚き)
おのえまち《をのえまち》
【尾上町】
◇[日]Onoe Machi
○[古]青森県南部、南津軽郡(ミナミツガルグン)の町。
◎2006. 1. 1(平成18)平賀町(ヒラカマチ)・碇ヶ関村(イカリガセキムラ)と
合併して平川市(ヒラカワシ)を発足。
★おのおれ《をのをれ》
【オノオレ】
【斧折れ】
【斧折】
◇[学]Betula schmidtii
○[植]ブナ目(Fagales)カバノキ科(Betulaceae)カバノキ属
(Betula)の落葉高木。
「オンノレ(斧折れ,斧折)」,「オノオレカンバ(斧折れ樺,斧折
樺)」,「アズサミネバリ(梓峰榛)」,「ミネバリ(峰榛)」とも呼ぶ。
おのおれかんば《をのをれかんば》
【オノオレカンバ】
【斧折れ樺】
【斧折樺】
○[植]オノオレ(斧折れ)の別称。
⇒おのおれ(オノオレ,斧折れ,斧折)
おのがみむら《をのがみむら》
【小野上村】
○[古]群馬県中央部、北群馬郡(キタグンマグン)の村。
参照⇒おのこやま(小野子山)
◎2006. 2.20(平成18)渋川市に編入。
おのぐみ
【小野組】
○[歴]明治初年の政商。屋号は井筒屋。
はじめ両替商として幕府為替御用を勤めた。
明治維新の際、新政府の財政確立に寄与し、三井・島田両組
とともに為替方となり、政府からの預かり金を流用し、米相場
や生糸に手を出し、鉱山経営に資金を投入し巨利を占めた。
第一国立銀行設立にも参加。
従来は為替方の公金預かりの担保が預かり金の三分の一でよ
かったが、1874.10.(明治 7)政府が為替方の担保制度を強化し
預かり金相当額に改定、同年倒産。
参考⇒だいいちこくりつぎんこう(第一国立銀行)
◎1874.10.(明治 7)の担保強化で、油などの投機に資金を投入
していた島田組も動きがとれず倒産。かわって三菱が政商とし
て台頭した。
おのこやま《をのこやま》
【小野子山】
◇[日]Onoko Yama
○[地]群馬県中央部、渋川市北西部にある火山。標高1,208メ
ートル。
東方に子持山(コモチヤマ)がある。
◎旧住所は北群馬郡(キタグンマグン)小野上村(オノガミムラ)。
おのし《をのし》
【小野市】
◇[日]Ono Shi
○兵庫県南部の市。南東部を三木市、南西部を加古川市(カコガワ
シ)、西部を加西市(カサイシ)に接する。
加古川中流域に位置する。
別名「播州高野(コウヤ)」の高野山真言宗浄土寺がある。
特産品はソロバン(播州算盤)・数珠(ジュズ)・家庭用刃物な
ど。
◎一柳氏の陣屋があった旧城下町。
1954(昭和29)市制施行。
おのだ《をのだ》
【小野田】
◇[日]Onoda
○(1)[古]⇒おのだし(小野田市)
○(2)[古]⇒おのだまち(小野田町)
○(3)[交]⇒おのだえき(小野田駅)
おのだえき《をのだえき》
【小野田駅】
○[交]山口県山陽小野田市(サンヨウオノダシ)にある、JR山陽本線
・小野田線の駅。
山陽本線:宇部(ウベ)駅(宇部市)と厚狭(アサ)駅の間。
小野田線:目出(メデ)駅の次でターミナル駅(起点)。
◎小野田線には南小野田駅・小野田港(オノダコウ)駅もある。
◎旧住所は小野田市。
おのだし《をのだし》
【小野田市】
◇[日]Onoda Shi
○[古]山口県南西部の市。
◎2005. 3.22(平成17)厚狭郡(アサグン)山陽町(サンヨウチョウ)と合併し
て山陽小野田市(サンヨウオノダシ)を発足。
◎宮城県加美郡(カミグン)には小野田町(オノダマチ)があった。
千葉県には野田市がある。
★おのだせめんと《をのだせめんと》
【小野田セメント】
○[歴]太平洋セメントの前身。
三井財閥の傍系会社。
◎1881(明治14)創業。
1994.10.(平成 6)秩父セメントと合併し秩父小野田となる。
★おのだせん《をのだせん》
【小野田線】
○[交]JRが運行する、宇部新川駅〜雀田駅〜小野田駅、宇部
新川駅〜雀田駅〜長門本山駅間の鉄道路線。
雀田駅〜長門本山駅間は2.3キロメートル。
おのだまち《をのだまち》
【小野田町】
◇[日]Onoda Machi
○[古]宮城県中西部、加美郡(カミグン)にあった町。北部を宮崎
町(ミヤザキチョウ)に、南東部を色麻町(シカマチョウ)に接し、西部を山形
県に隣接。
〈面積〉
221.61平方キロメートル。
(*)境界未定がある。
〈人口〉
2000(平成12)8,092人。
◎1943(昭和18)町制施行。
2003. 4. 1(平成15)中新田町(ナカニイダマチ)・宮崎町と合併し加
美町(カミマチ)を発足。
◎山口県には山陽小野田市(サンヨウオノダシ)(旧:小野田市)がある。
おののく《をののく》
【戦く】
○恐(オソ)れ震(フル)える。戦慄(ワナナ)く。
◎自動詞。「戦(タタカ)う」は他動詞。
おのまとぺ
【オノマトペ】
◇[フ]onomatopee
○[言]⇒おのまとぺあ(オノマトペア)
おのまとぺあ
【オノマトペア】
◇[羅]onomatopoeia、[英]onomatopoeia
○(1)[言]擬音・擬声。
○(2)[言]擬音語・擬声語・擬態語。
○(3)[言]声喩法。
◎ギリシア語の「名(onomat-)を作る(poiein)」から。
◎フランス語:オノマトペ(onomatopee)。
★おのまんねんぐさ《をのまんねんぐさ》
【オノマンネングサ】
【雄之万年草】
◇[学]Sedum lineare
○[植]ユキノシタ目(Saxifragales)ベンケイソウ科(Crassula-
ceae)マンネングサ属(キリンソウ属)(Sedum)の多年草。
「タカノツメ(鷹の爪)」とも呼ぶ。
おのみちし《をのみちし》
【尾道市】
◇[日]Onomichi Shi
○広島県南東部、瀬戸内海に面する市。
北緯34.41°、東経133.19°の地。
尾道大橋で向島(ムカイシマ)と結ばれている。
〈面積〉
1970(昭和45)111平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)10万3,000人。
1985(昭和60)10万0,640人。
1990(平成 2) 9万7,104人。
1995(平成 7) 9万3,756人。
2000(平成12) 9万2,586人。
おのやえき《をのやえき》
【小野屋駅】
○[交]大分県大分郡(オオイタグン)庄内町(ショウナイチョウ)にある、JR
久大本線(キュウダイホンセン)の駅。
天神山(テンジンヤマ)駅と鬼瀬(オニガセ)駅(挾間町)の間。
おのやくひんこうぎょう《をのやくひんこうげふ》
【小野薬品工業】
○[経]医薬品製造会社。
本社は大阪府大阪市。
★おのりゅう《をのりう》
【小野流】
○(1)[古][仏]古義真言宗の一派。東密二流、野沢二流(ヤタクニリュ
ウ)の一派。口伝(クデン)を重んじる。
参照⇒ひろさわしゅう(広沢流)
○(2)剣術の一派、小野派一刀流の略称。
おのわらべ《をのわらべ》
【男童】
○(1)[古]男の子。
参照⇒わらべ(童)(1)
○(2)[古]⇒わらわ(童)(3)
おのわらわ《をのわらは》
【童男】
○[古]⇒わらわ(童)(3)
おのんだがぐん
【オノンダガ郡】
◇[英]Onondaga County
○アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州(New York State)中
央部の郡。東部をマジソン郡(Madison County)に接する。
郡都はシラキュース(Syracuse)。
〈人口〉
1980(昭和55)46万3,843人。
1990(平成 2)46万8,973人。
2000(平成12)45万8,336人。
2005(平成17)45万8,053人。
----------------------------------------------------------------