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                    PDD図書館管理番号       0001.0013.2000.18

                 百   科   辞   書   《おくら》    編集:獨  澄旻

-------- おくら ------------------------------------------------
おくら
	【オクラ】
	◇[西アフリカ土語]okra、[学]Abelmoschus esculentus
	○[植]アオイ目(Malvales)アオイ科(Malvaceae)トロロアオイ
	属(Abelmoschus)の一年草。アフリカ原産。
	 高さ0.6〜2メートル、野菜として栽培されるものは1メー
	トルほど。
	 全株に粗毛があり、掌状に3〜5深裂する大形の葉を互生し、
	葉間に五弁花を開く。花は黄色で、直径5〜7センチメートル。
	 果実は長さ12〜3センチメートルの角(ツノ)状の莢(サヤ)で、5
	本の稜があり熟すと木質化する。
	 若い5センチメートル内外の果実を食用にし、生のまま、ま
	たはスープなどの具とする。旬は7・8月。
	 「オクロー」,「アメリカねり」,「ガンボ(gumbo)」,「ガムボ」,「陸
	蓮根(オカレンコン)」とも呼ぶ。
	◎果菜としては太平洋戦争中に東南アジアから導入されたため、
	東アジア原産ともいわれる。
	 「ぬめり」の成分はムチン(mucin)。
おぐらあいす《をぐらあいす》
	【小倉アイス】
	○(1)[食]小倉アン(餡)で作ったシャーベットをモナカ(最中)
	に入れた和風アイス。
	 本来は乳製品を一切使用しない、サッパリした清涼感のある
	冷菓だった。
	 「アズキアイス(小豆アイス)」とも呼ぶ。
	○(2)[食](1)を棒につけたアイスキャンディー。
	 「アズキアイス(小豆アイス)」とも呼ぶ。
おくらいり
	【お蔵入り】
	【お倉入り】
	○(1)品物が使用されないまま蔵にしまっておかれること。
	 「博物館入り」とも呼ぶ。
	○(2)上演予定の映画・歌舞伎狂言などが取り止(ヤ)めになるこ
	と。
	○(3)(転じて)計画が取り止めになること。
	○(3)[歴]⇒くらいりち(蔵入地)
おくらこーくとう《おくらこーくたう》
	【オクラコーク島】
	◇[英]Ocracoke Island
	○[地]アメリカ合衆国南東部、ノースカロライナ州(North Car-
	olina State)の大西洋岸、パムリコ湾(Pamlico Sound)にある
	島。
おぐらのやま《をぐらのやま》
	【小倉乃山】
	◇[日]Ogura no Yama
	○[古]⇒おぐらやま(小倉山)(2)
おくらほま
	【オクラホマ】
	◇Oklahoma
	○(1)(Oklahoma State)⇒おくらほましゅう(オクラホマ州)
	○(2)(Oklahoma County)⇒おくらほまぐん(オクラホマ郡)
おくらほまぐん
	【オクラホマ郡】
	◇[英]Oklahoma County
	○アメリカ合衆国中南部、オクラホマ州(Oklahoma State)中央
	部の郡。東部をリンカーン郡(Lincoln County)、南部をクリー
	ブランド郡(Cleveland County)に接する。
	 郡都は州都オクラホマシティー(Oklahoma City)。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)56万6,179人。
	 1990(平成 2)59万9,611人。
	 2000(平成12)66万0,448人。
	 2005(平成17)68万4,543人。
おくらほましちー
	【オクラホマシチー】
	◇[英]Oklahoma City
	○⇒おくらほましてぃー(オクラホマシティー)
おくらほましてぃー
	【オクラホマシティー】
	◇[英]Oklahoma City
	○アメリカ合衆国中南部、オクラホマ州(Oklahoma State)の州
	都、オクラホマ郡(Oklahoma County)の郡都。
	 北緯35.47°、西経97.51°の地。
	 「オクラホマシチー」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)37万人。
	 1990(平成 2)44万4,600人。
	 2000(平成12)50万6,100人。
	 2002(平成14)50万8,900人。
おくらほましゅう《おくらほましう》
	【オクラホマ州】
	◇[英]Oklahoma State
	○アメリカ合衆国中南部の州。北部をカンザス州(Kansas State)
	に接する。
	 州都はオクラホマシティー(Oklahoma City)。
	〈面積〉
	 17万7,877平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)314万5,600人。
	 2000(平成12)345万0,700人。
	 2002(平成14)346万9,700人。
おぐらやま《をぐらやま》
	【小倉山】
	◇[日]Ogura Yama
	○(1)[地]京都府京都市右京区(ウキョウク)嵯峨西部にある山。標高
	293メートル。
	 保津川(ホヅガワ)を隔てて嵐山(アラシヤマ)に対する紅葉の名所と
	して知られる。
	○(2)[古]奈良県(旧:大和国)桜井市の山という。『万葉集』に
	歌われている。
	 「小倉乃山」,「小椋山」とも呼ぶ。
	◎旧住所は生駒郡(イコマグン)竜田町。
おぐらやま《をぐらやま》
	【小椋山】
	◇[日]Ogura Yama
	○[古]⇒おぐらやま(小倉山)(2)
おぐらやま
	【御蔵山】
	◇[日]Ogura Yama
	○[地]京都府宇治市六地蔵(ロクジゾウ)にある丘。標高86メート
	ル。
[1]おーくらんど
	【オークランド】
	◇Auckland
	○ニュージーランド北島のノースアイランド州(North Island 
	province)北部にある工業・港湾都市。
	 国際空港がある。
	〈人口〉
	 1977(昭和52)15万人。
	 1988(昭和63)14万9,000人。
	 2001(平成 9)38万7,000人(推計)。
[2]おーくらんど
	【オークランド】
	◇Oakland
	○(1)(Oakland County)⇒おーくらんどぐん(オークランド郡)
	○(2)アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California 
	State)中西部のアラメダ郡(Alameda County)北西部にある郡都
	・工業都市。サンフランシスコ湾東岸にある港湾都市。
	〈人口〉
	 1986(昭和61)35万6,000人。
おーくらんどぐん
	【オークランド郡】
	◇[英]Oakland County
	○アメリカ合衆国中北部、ミシガン州(Michigan State)東南部
	の郡。
	 郡都はポンティアック(Pontiac)。
おーくりー
	【オークリー】
	◇Annie Oakley(アニー・オークリー)
	○[人]⇒おーくれー(オークレー)
おくりあし
	【送り足】
	○(1)[古]貴人の前に物を持って出る時の礼法。
	 敷居際(シキイ・ギワ)で片足を上げ、敷居の先を踏まずにもとに
	戻し、踏み直した上で越えること。
	○(2)[運]剣道で、前足に後ろ足を引き寄せながら進む足さば
	き。
	○(3)[運]相撲(スモウ)で、相手を吊り上げたまま土俵(ドヒョウ)の
	外に自分の足を踏み出すこと。また、その足。
	 この場合、負けとはならない。
おくりおおかみ《おくりおほかみ》
	【送り狼】
	【送りオオカミ】
	○(1)山道などで通る人の後をつけ、すきをみて背後から襲う
	と言われているオオカミ。
	○(2)(転じて)若い女性に親切を装って家まで送り届けると言っ
	て近づき、途中で乱暴しようとたくらんでいる男。
おくりさる
	【送猿】
	【送り猿】
	○[建]猿(戸の閉め具)を上部に差し込む上猿(アゲザル)が重さで戻ら
	ないように、横からその上猿に差し込むもの。
	 参照⇒さる(猿)(3)
おくりざる
	【送猿】
	【送り猿】
	○[建]⇒おくりさる(送猿,送り猿)
おーくりっじ
	【オークリッジ】
	◇[英]Oak Ridge
	○アメリカ合衆国南東部、テネシー州(Tennessee State)東部
	のアンダーソン郡(Anderson County)南部にある工業都市。
	 東方約30キロメートルにノックスビル(Knoxville)がある。
	 原子力の研究機関や原子力工場がある。
	◎1945. 1.(昭和20)マンハッタン計画でウラン濃縮工場が建設
	され、原子爆弾リトルボーイを製造。
	 参照⇒まんはったんけいかく(マンハッタン計画)
★おくりな
	【諡】
	【贈り名】
	○(1)[漢]死者に対して、生前の行跡により付けられる名前。
	 大夫(タイフ)以上の身分では朝廷より贈られ、賜諡(シシ)と呼ぶ。
	それ以外は私諡(シシ)と呼ばれる。
	 参照⇒いみな(諱)
	◎孔子の諡:文宣王(ブンセンオウ)。
	○(2)戒名(カイミョウ)。
★おくりび
	【送り火】
	○(1)[暦]盂蘭盆会(ウラボンエ)(お盆)の最後日(陰暦七月十六日)
	の夜、祖先の精霊(ショウリョウ)を送り出すために焚(タ)く火。
	 一般には門口(カドグチ)で麻幹(オガラ)を焚く。
	 現在はおおむね新暦の七月十六日、または月遅れの八月十六
	日。
	 ⇔むかえび(迎え火)
	 参照⇒うらぼんえ(盂蘭盆会)
	○(2)⇒あとび(後火,跡火)
おくりぼうちょう《おくりばうちやう》
	【送り包丁】
	○[料]材料に当てた包丁を、突き出すようにずらしながら押し
	切る方法。
おぐる
	【オグル】
	◇[英]ogle
	○(英語で)色目。
おくることば
	【贈る言葉】
	○[楽]武田鉄矢(テツヤ)作詞、千葉和臣作曲の歌謡曲。
	 歌は海援隊。
	 卒業式で歌われることも多い。
	◎1979.11.(昭和54)レコード発売。
おぐるす《をぐるす》
	【小栗栖】
	◇[日]Ogurusu
	○京都府京都市伏見区東部の地名。醍醐山の西方。
	◎もと醍醐村の字(アザ)。
	◎1582(天正10)明智光秀(アケチ・ミツヒデ)が山崎の合戦で豊臣秀吉
	に敗れて近江の坂本城へ敗走する途中、小栗栖の長兵衛という
	土民に竹槍で刺殺されたところ。
	 参照⇒おぐるすのちょうべえ(小栗栖の長兵衛)
おぐるすのちょうべえ《をぐるすのちやうべゑ》
	【小栗栖の長兵衛】
	○[人]1582(天正10)山崎の合戦で敗れて敗走中の明智光秀(アケチ
	・ミツヒデ)を竹槍で刺殺したと伝える小栗栖の土民。
	◎岡本綺堂(キドウ)によって戯曲化されている。
[1]おぐるそーぷ
	【オグルソープ】
	◇Oglethorpe
	○アメリカ合衆国南東部、ジョージア州(Georgia State)中西
	部のメーコン郡(Macon County)南部にある郡都。
[2]おぐるそーぷ
	【オグルソープ】
	◇James Edward Oglethorpe
	○[人]イギリスの博愛主義者(1696.12.22〜1785. 7. 1)。
	 1732(享保17)アン号(the ship Ann)で北アメリカに到着。ジョ
	ージア(Georgia)と命名し、領主植民地としてサバンナ(Savan-
	nah)を建設。
おーくれー
	【オークレー】
	◇Annie Oakley(アニー・オークレー)
	○[人]アメリカの女性ガンマン(1860〜1926)。
	 射撃の名手としてバッファロー・ビル(Buffalo Bill)のワイ
	ルド・ウエスト・ショー(Wild West Show)で働く。
	 「オークリー」とも呼ぶ。
	 参照⇒ばっふぁろーびる(バッファロー・ビル)
	◎映画:⇒あにーよじゅうをとれ(アニーよ銃をとれ)
おくろー
	【オクロー】
	○[植]オクラの別称。
	 ⇒おくら(オクラ)
おくろくらしー
	【オクロクラシー】
	◇[英]ochlocracy
	○[政]⇒しゅうぐせいじ(衆愚政治)
おくろふぉびあ
	【オクロフォビア】
	◇[英]ochlophobia
	○[病]群集恐怖症。
おくんち
	【お九日】
	○⇒ちょうよう(重陽)
	◎平戸くんち
★おけ
	【桶】
	○
	◎湿気につよいサワラ(椹)材が用いられる。
おーけー
	【オーケー】
	【OK】
	◇[米]OK/O.K./okey/okay
	○(1)同意すること、承認すること、了解すること。
	 「オッケー」とも呼ぶ。
	 参照⇒らじゃー(ラジャー)
	◎OKと言いながら、親指と人差し指でOの文字を表す輪を作
	ることもある。
	○(2)順調であること・問題のないこと。
おけあにす
	【オケアニス】
	◇[希]Okeanis、[英]oceanid
	○[ギ神][ロ神](西洋で信じられている)大洋の精。
	 参照⇒おけあのす(オケアノス),にんふ(ニンフ)
おけあのす
	【オケアノス】
	◇[希]Okeanos、[英]Oceanus
	○[ギ神]大洋神。チタン神族。
	 天の神ウラノス(Uranos)と地の神ガイア(Gaia)の子。テテュ
	ス(Tethys)の兄で夫。3千の河川の神々(息子)と3千の大海の
	妖精(娘)(Okeanidae)の父。
	 参照⇒おけあにす(オケアニス)
	◎「オーシャン(ocean)」,「オセアニア(Oceania)」の語源。
おけがわ《をけがは》
	【桶川】
	◇[日]Okegawa
	○(1)⇒おけがわし(桶川市)
	○(2)[交]⇒おけがわえき(桶川駅)
おけがわえき《をけがはえき》
	【桶川駅】
	○[交]埼玉県桶川市にある、JR高崎線の駅。
	 北上尾(キタアゲオ)駅(上尾市)と北本(キタモト)駅(北本市)の間。
おけがわし《をけがはし》
	【桶川市】
	◇[日]Okegawa Shi
	○埼玉県中部の市。
	◎もと中山道の宿場町。
おけさがき
	【おけさ柿】
	○[農]⇒しょうないがき(庄内柿)
おけつ
	【お血】
	◇[中]yuxie
	○(1)[医](漢方で)鬱血(ウッケツ)・血行障害・内出血などによっ
	て滞(トドコオ)った血。停留している血。
	○(2)[病](漢方で)血流が停滞をきたして生じる病態。
	◎「(「病」-「丙」+「於」)血」と書く。
おけと
	【置戸】
	◇[日]Oketo
	○(1)[地]⇒おけとさんち(置戸山地)
	○(2)⇒おけとちょう(置戸町)
	○(3)[古][交]⇒おけとえき(置戸駅)
おけとえき
	【置戸駅】
	○[古][交]北海道網走支庁(アバシリシチョウ)常呂郡(トコログン)置戸町
	(オケトチョウ)字置戸にあった、北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河
	線の駅。
	 小利別(ショウトシベツ)駅と豊住(トヨズミ)駅の間。
	◎2006. 4.20(平成18)ふるさと銀河線の廃線とともに廃駅。
おけとさんち
	【置戸山地】
	◇[日]Oketo Sanchi
	○[地]北海道東部、大雪山系の東縁にある山地。
	 標高1,000メートルほどのゆるやかな山々。
	 岩場にナキウサギが生息。
おけとちょう《おけとちやう》
	【置戸町】
	◇[日]Oketo Cho
	○北海道北東部、網走支庁(アバシリシチョウ)常呂郡(トコログン)西部の
	町。
	〈面積〉
	 527.54平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)4,451人。
	◎1950(昭和25)町制施行。
おけはざま《をけはざま》
	【桶狭間】
	◇[日]Okehazama
	○愛知県名古屋市緑区の南部の地区。
	◎もと尾張国知多郡北部の地名で、「田楽狭間」とも呼ばれた。
	◎桶狭間の戦いの古戦場は、愛知県名古屋市緑区有松町桶狭間
	(アリマツチョウオケハザマ)から愛知県豊明市(トヨアケシ)栄町(サカエチョウ)の辺り。
おーけーぼくじょうのけっとう《おーけーぼくじやうのけつとう》
	【OK牧場の決斗】
	◇[英]Gunfight at the O.K. Corral
	○[映]1957(昭和32)公開のアメリカ西部劇映画。
	 監督:ジョン・スタージェス(John Sturges)。
	 出演:バート・ランカスター(Burt Lancaster)、 カーク・
	ダグラス(Kirk Douglas)、 ロンダ・フレミング(Rhonda Flem-
	ing)ら。
	◎1957. 5.30(昭和32)アメリカで公開。
★おけら《をけら》
	【オケラ】
	【朮】
	【白朮】
	◇[学]Atractylodes japonica
	○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)オケラ属(At-
	ractylodes)の多年草。
	 薬用(健胃・利尿剤)、屠蘇散(トソサン)の原料の一つ。
	 漢名は「蒼朮(ソウジュツ)」。
	 「うけら(朮)」,「びゃくじゅつ(白朮)」とも呼ぶ。
おけら
	【オケラ】
	【螻蛄】
	○(1)[俗][虫]ケラの俗称。
	 ⇒けら(ケラ,螻蛄)
	○(2)[俗]一文無し・無一文のこと。
	◎金がないという両手を開いた姿が、昆虫のオケラに似ている
	ことから。
おけらまいり《をけらまゐり》
	【朮詣り】
	【白朮詣り】
	○[暦]大晦日(オオミソカ)の深夜から元旦(ガンタン)にかけて、京都府
	京都市東山区の八坂神社(ヤサカジンジャ)の朮祭(オケラマツリ)に詣(モウ)
	でること。
	 新年の無病息災を願う行事。
	 「朮詣で」とも呼ぶ。
	 参照⇒おけらまつり(朮祭,白朮祭)
おけらまつり《をけらまつり》
	【朮祭】
	【白朮祭】
	○[暦]京都府京都市東山区の八坂神社(ヤサカジンジャ)で大晦日(オオ
	ミソカ)の深夜から元旦(ガンタン)にかけて行われる神事(シンジ)。新
	年の無病息災を願う行事。
	 鑽火(キリビ)で火を起こし、薬草のオケラ(朮)を加えた篝火(カ
	ガリビ)を焚(タ)く。
	 参詣人はその火を竹で編んだ火縄(ヒナワ)吉兆縄に移し、消え
	ないように先端を回しながら持ち帰り、その「おけら火」を雑煮
	(ゾウニ)を煮る火種(ヒダネ)とする。
おけらもうで《をけらまうで》
	【朮詣で】
	○[暦]⇒おけらまいり(朮詣り,白朮詣り)
おげん《をげん》
	【汚言】
	◇coprolalia
	○[医]⇒こぷろらりあ(コプロラリア)
★おこ
	【烏滸】
	【尾籠】
	○
	◎烏滸がましい
	◎「尾籠」は「びろう」とも読む。
おご
	【御御】
	○⇒おごう(御御)
おごう
	【御御】
	○妻または娘を呼ぶ愛称。
	 「おご(御御)」とも呼ぶ。
	 参照⇒おごうさま(御御様),さつまおごじょ(薩摩おごじょ,
	薩摩御御女)
	◎「御御前(オゴゼ)」の転という。
おごうさま
	【御御様】
	○他人の妻または娘を呼ぶ敬称。奥様・お嬢様。
	 参照⇒おごう(御御)
おごうちだむ《をがうちだむ》
	【小河内ダム】
	○東京都西多摩郡奥多摩町(オクタママチ)にあるダム。
	 1957. 6. 9(昭和32)完成。
	 参照⇒おくたまこ(奥多摩湖)
	◎西多摩郡小河内村の鴨沢(カモザワ)・川野(カワノ)・麥山(ムギヤマ)・
	留部(ルベ)・小留部(オルベ)・河内(カワチ)などの部落が水没した。
おごうむら《おがうむら》
	【麻郷村】
	◇[日]Ogo Mura
	○[古]山口県南東部、熊毛郡(クマゲグン)の村。
	◎1955. 1. 1(昭和30)田布施町(タブセチョウ)に編入。
おごおり《をごほり》
	【小郡】
	◇[日]Ogori/Ogo'ori
	○(1)⇒おごおりし(小郡市)
	○(2)[交]⇒おごおりえき(小郡駅)
	○(3)[古]⇒おごおりちょう(小郡町)
おごおりえき《をごほりえき》
	【小郡駅】
	○(1)[交]山口県吉敷郡(ヨシキグンノマチ)小郡町(オゴオリチョウ)にある、
	JR山陽本線・宇部線・山口線の駅。
	 山陽本線:四辻(ヨツツジ)駅(山口市)と嘉川(カガワ)駅(山口市)
	の間。
	 宇部線:上嘉川(カミカガワ)駅(山口市)の次で、ターミナル駅
	(起点)。
	 山口線:周防下郷(スオウシモゴウ)駅の次で、ターミナル駅(起点)。
	◎1900(明治33)国鉄山陽線の小郡駅として開業。
	 1975(昭和50)山陽新幹線の駅が開業。
	 2003.10. 1(平成15)JR山陽新幹線の小郡駅を新山口駅に名
	称変更。
	 参照⇒しんやまぐちえき(新山口駅)
	○(2)[交]福岡県小郡市小郡にある、甘木鉄道(アマギテツドウ)の駅。
	 立野(タテノ)駅(基山町)と大板井(オオイタイ)駅の間。
	◎西鉄天神太牟田線には西鉄小郡駅がある。
おごおりし《をごほりし》
	【小郡市】
	◇[日]Ogori Shi/Ogo'ori Shi
	○福岡県中西部の市。西部を佐賀県に隣接。
	〈面積〉
	 45.50平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)5万4,583人。
	◎1955. 3.31(昭和30)小郡町、三国(ミクニ)村・立石(タテイシ)村・
	御原(ミハラ)村・味坂(アジサカ)村を編入。
	 1972. 4.(昭和47)市制施行。
	◎山口県吉敷郡(ヨシキグンノマチ)には小郡町(オゴオリチョウ)があった。
おごおりちょう《をごほりちやう》
	【小郡町】
	◇[日]Ogori Cho/Ogo'ori Cho
	○[古]山口県中南部、吉敷郡(ヨシキグンノマチ)の町。東部・南部を
	山口市、西部を宇部市に接する。
	◎2005.10. 1(平成17)山口市に編入。
	◎福岡県には小郡市がある。
おこし
	【おこし】
	【興】
	○[食]糯米(モチゴメ)や粟(アワ)を蒸した後、乾かしてから炒った
	ものに、水飴(ミズアメ)と砂糖または黒砂糖で固めた干菓子(ヒガシ)。
	 ビマ(胡麻)・落花生・大豆・クルミ・青海苔などを加えたも
	のもある。
	 「おこしごめ(おこし米,興米)」とも呼ぶ。
	◎浅草名物「雷おこし」:⇒かみなりおこし(雷おこし)
	◎「(「米」偏+「巨」)(「米」偏+「女」)」とも書く。
おこし
	【お腰】
	【御腰】
	○(1)[服]腰巻の婦人語。
	 ⇒こしまき(腰巻,腰巻き)(2)
	○(2)腰をかけることの尊敬語。
おこしがね
	【起し金】
	○⇒あまがね(蜑金,海女金,海人金)
おこしごめ
	【おこし米】
	【興米】
	○[食]⇒おこし(おこし,興)
★おこじょ
	【オコジョ】
	○[哺]ネコ目(食肉目)(Carnivora)イタチ科(Mustelidae)の哺
	乳類。
	 「ヤマイタチ(山鼬)」,「エゾイタチ(蝦夷鼬)」,「クダギツネ(管
	狐)」,「アーミン([英]ermine)」,「エルミン([フ]hermine)」とも
	呼ぶ。
おごじょ《おごぢよ》
	【おごじょ】
	【御御女】
	○[薩摩地方の方言]⇒さつまおごじょ(薩摩おごじょ,薩摩御御
	女)
★おこぜ
	【オコゼ】
	【虎魚】
	◇[英]scorpionfish/scorpion fish
	○(1)[魚]カサゴ目(Scorpaeniformes)フサカサゴ科(カサゴ科)
	(Scorpaenidae)オコゼ類の近海魚。
	 背ビレのトゲに毒腺があり、刺されると激しく痛む。毒が強
	く、死亡例もある。
	 本州中部以南の近海の岩礁で、赤・黄・褐色のまだら模様で
	石や岩に擬態して海底に生息。
	○(2)[魚]カサゴ目オニオコゼ科(Synacaiidae)オニオコゼ属
	(Inimicus)のオニオコゼ(鬼虎魚)の別称。
	◎「(「縢」の「糸」を「魚」に替える)」とも書く。
おごせばいりん
	【越生梅林】
	○埼玉県入間郡(イルマグン)越生町(オゴセマチ)堂山(ドウヤマ)にある、
	越辺川(オッペガワ)沿いの梅林(ウメバヤシ)。
	 約50ヘクタール、約千本。有料。
	◎17世紀初め、梅園神社(旧:小杉天満宮)に九州太宰府から天
	満宮を分祀(ブンシ)した際、菅原道真(チザネ)に因(チナ)み梅を植え
	たことが起源とされる、関東三大梅林の一つ。
おごせまち
	【越生町】
	◇[日]Ogose Machi
	○埼玉県南西部、入間郡(イルマグン)の町。
	 越生梅林で知られ、町全体で梅の木が約2万5千本以上ある。
	〈面積〉
	 40.44平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)1万3,718人。
	◎1889(明治22)町制施行。
	 1985(昭和60)町の木にウメ(梅)を制定。
おごそえき《をごそえき》
	【小古曽駅】
	○[交]三重県四日市市(ヨッカイチシ)小古曽にある近鉄内部線(ウツベセ
	ン)の駅。
	 追分(オイワケ)駅と内部(ウツベ)駅の間。
おこた
	【おこた】
	◇[日]okota
	○こたつ(炬燵,火燵)の女性語・幼児語。
	 ⇒こたつ(炬燵,火燵)
おごたい
	【オゴタイ】
	【窩闊台】
	○[人]⇒おごたいはん(オゴタイ汗,窩闊台汗)
おごたいかん
	【オゴタイ汗】
	【窩闊台汗】
	○[人]⇒おごたいはん(オゴタイ汗,窩闊台汗)
おごたいかんこく
	【オゴタイ汗国】
	【窩闊台汗国】
	○[歴]⇒おごたいはんこく(オゴタイ汗国,窩闊台汗国)
おごたいはん
	【オゴタイ汗】
	【窩闊台汗】
	◇Ogotai Khan/Ogodai Khan/Ogodei Khan
	○[人]モンゴル帝国第二代皇帝(1186〜1241)、在位1229〜1241。
	廟号(ビョウゴウ)は太宗、諡(オクリナ)は英文皇帝。ジンギス汗の第
	3子、ジュチ(Djuchi Khan)やチャガタイ(Jaghatai Khan)の弟。
	金を滅ぼし、ロシアを征服した。
	 ジンギス汗の死後、本国のモンゴルの帝位を継ぐ。太祖(ジ
	ンギス汗)の制定した大法令を憲法として制定。遼の遺臣耶律
	楚材(ヤリツソザイ)を用いて金の制度を参考に中央政府の機構を整
	え、モンゴル人に対しても納税の義務を定め、兌換紙幣の交鈔
	(コウショウ)を発行。1235年首都をオルホン河畔カラコルム(和林)
	に建設、駅伝(ジャムチ)の制を設けて地方との交通の便をはかっ
	た。
	 外に対しては1234年金国を滅ぼし、1236年バトゥ(抜都)を将
	として西征軍を派遣、南ロシア・ハンガリーを経略。
	 「オゴタイ(窩闊台)」,「オゴタイカン(窩闊台汗)」,「エゲディ」,
	「オゴデイ・ハン」とも呼ぶ。
	 参考⇒わーるしゅたっとのたたかい(ワールシュタットの戦
	い),じゃむち(站赤),しらおるだ(シラ・オルダ)
	◎モンゴル帝国が元となるのは1271年のフビライ汗の時。
おごたいはんこく
	【オゴタイ汗国】
	【窩闊台汗国】
	◇Ogodei Ulus
	○[歴]モンゴル四汗国の一国、オゴタイ汗およびその子孫が封
	ぜられた国(1224〜1310)。領土は西北モンゴル地方、イリ河上
	流流域からアルタイ山脈の南麓。都はイリの西北、エミール
	(也迷里,葉密立)。
	 オゴタイ汗はジンギス汗の第3子で、ジンギス汗の死後に本
	国モンゴルの帝位を継いで太宗となったので、汗国の汗位はそ
	の子孫によって継がれた。
	 孫ハイズ(Kaidu)(海都)の時、世祖フビライとモンゴルの帝
	位を争い、四十年余にわたって反抗したが、彼の死後まもなく
	1310年チャガタイ(察合台)汗国に併合された。
おこつ
	【お骨】
	【御骨】
	○⇒こつ(骨)(2)
おこっぺ
	【奥戸】
	◇[日]Okoppe
	○青森県下北郡(シモキタグン)大間町(オオママチ)の地名。
	◎奥戸川
	◎北海道網走支庁(アバシリシチョウ)紋別郡(モクベツグン)には興部町(オコッ
	ペチョウ)がある。
おこっぺちょう《おこつぺちやう》
	【興部町】
	◇[日]Okoppe Cho
	○北海道北東部、網走支庁(アバシリシチョウ)紋別郡(モンベツグン)の町。
	 オホーツク海に面し、東南部を紋別市に接する。
	〈面積〉
	 362.41平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)5,277人。
	◎1951(昭和26)町制施行。
	◎興部川
	◎紋別郡には西興部村(ニシオコッペムラ)もある。
	 青森県下北郡(シモキタグン)大間町(オオママチ)の地名に奥戸(オコッペ)
	がある。
おごでいはん
	【オゴデイ・ハン】
	○[人]⇒おごたいはん(オゴタイ汗,窩闊台汗)
おごとえき《をごとえき》
	【雄琴駅】
	○[交]岐阜県大津市雄琴にあるJR湖西線の駅。
	 比叡山坂本(ヒエイザンサカモト)駅と堅田(カタタ)駅の間。
おことてん《をことてん》
	【ヲコト点】
	【乎古止点】
	【乎己止点】
	【遠古登点】
	○[言]⇒をことてん(ヲコト点,乎古止点,乎己止点,遠古登点)
おこなー
	【オコナー】
	◇Donald O'Connor(ドナルド・オコナー)
	○[人]アメリカの俳優(1925. 8.28〜2003. 9.27)。イリノイ州
	シカゴ生れ。両親はサーカス芸人。
	 出演作は1937(昭和12)『二人のメロディ』・1952(昭和27)
	『雨に唄えば(Singin' in the Rain)』・1954(昭和29)『ショ
	ウほど素敵な商売はない』など。
★おこないさま
	【おこない様】
	○岩手・山形県で祀(マツ)られる家の神。
	 参照⇒おしらさま(おしら様)
おこも
	【御薦】
	○乞食(コジキ)・ものもらい。
	 「御薦さん」,「薦被(コモカブ)り」,「こも(薦,菰)」とも呼ぶ。
	◎薦(コモ)を被(カブ)っていたことから。江戸時代に出来た婦人
	語。
おこもさん
	【御薦さん】
	○⇒おこも(御薦)
★おこんねる
	【オコンネル】
	◇Daniel O'Connell
	○[人]イギリスの政治家(1775〜1847)。アイルランド人。
	 民族解放運動を指導。
	 1829(文政12)カトリック教徒解放法(Catholic Relief Act)
	を成立させる。
おさ
	【オサ】
	◇[英](複数形)ossa/(単数形)os(オス)
	○[医]⇒おす(オス)
おさ《をさ》
	【筬】
	◇[中]cheng
	○(1)織機の付属用具の一種。
	 竹の薄い小片を櫛の歯のように並び列(ツラ)ね、長方形の框(ワ
	ク)に入れたもの。
	 織物の幅と経糸(タテイト)の位置を整え、杼(ヒ)で経糸の間に打
	ち込まれた緯糸(ヨコイト)を押さえて織り目の密度を決めるもの。
	 現在は鋼鉄または真鍮製の扁平な針金で製した金筬(カナオサ)を
	用いる。
	 参照⇒じばた(地機),おさかき(筬掻き,筬掻)
	◎英語:リード(reed)/リード・オブ・ア・ルーム(reed of a 
	loom)。
	○(2)[哺]鯨鬚(クジラヒゲ)の別称。
	 ⇒くじらひげ(鯨鬚)
おーさ
	【オーサ】
	◇[西](女性形)osa/(男性形)oso(オーソ)
	○[哺](スペイン語で)クマ(熊)。
	 ⇒くま(クマ,熊)
おさえばしら《おさへばしら》
	【押え柱】
	【押さえ柱】
	○[建]⇒だきばしら(抱柱,抱き柱)(2)
おさか《をさか》
	【小坂】
	◇[日]Osaka
	○(1)[古]⇒おさかちょう(小坂町)
	○(2)[古]⇒おさかまち(小坂町)
おさか
	【忍坂】
	【恩坂】
	【押坂】
	◇[日]Osaka
	○[古]奈良県桜井市東部、外鎌(トカマ)山西麓にある忍阪(オッサカ)
	の古名。
	 律令制下では城上郡(シキノカミグン)に属する忍坂郷、中世には忍
	坂荘、近世には忍坂村(恩坂村)。
	 「おしさか(忍坂,恩坂,押坂)」とも呼ぶ。
	◎神武天皇が道臣命(ミチノオミノミコト)に命じて、酒盛り中の賊を誘
	殺したという伝説の地。
おさかき《をさかき》
	【筬掻き】
	【筬掻】
	○織機の付属用具の筬を造る作る竹細工(タケザイク)職人。
	 参照⇒おさ(筬)(1)
おさかちょう《をさかちやう》
	【小坂町】
	◇[日]Osaka Cho
	○[古]岐阜県中東部、益田郡(マシタグン)の町。
	 町域の大部分が山地で、主集落は益田川と小坂川の合流点に
	ある。東端に御岳(オンタケ)があり、美濃側の登山口。
	 山林の70%近くが国有林で、ヒノキなどの切出しが行われて
	いる。JR高山本線が通じ、木材を集散。
	 湯屋(ユヤ)・下島(シタジマ)・濁河(ニゴリガワ)などの温泉がある。
	〈人口〉
	 1970(昭和45)5,436人
	 1995(平成 7)4,184人
	◎2004. 3. 1(平成16)益田郡(マシタグン)の全4町1村が合併して
	下呂市(ゲロシ)を発足。
	◎秋田県鹿角郡(カヅノグン)には小坂町(コサカマチ)がある。
おさかなてんごく
	【おさかな天国】
	○[楽]井上輝彦作詞、柴矢俊彦作曲の歌謡曲。
	 歌は柴矢裕美。
	◎1991(平成 3)水産庁の普及事業CMソングとして作成され、
	店頭で曲が流されてヒット。
おさかまち《をさかまち》
	【小坂町】
	◇[日]Osakamachi
	○[古]岐阜県中東部、益田郡(マシタグン)小坂町(オサカチョウ)の地名。
	 現在は下呂市(ゲロシ)小坂町小坂町(オサカチョウオサカマチ)。
	◎秋田県鹿角郡(カヅノグン)には小坂町(コサカマチ)がある。
おさがめ《をさがめ》
	【オサガメ】
	【長亀】
	【革亀】
	○[爬]カメ目(Chelonia)オサガメ科(Dermochelyidae)の海産の
	カメ。
	 現存する最大のカメで、全長2.4メートルに達する。
	 甲羅(コウラ)は革質で、背甲に縦に七条、腹甲に五条の隆起線
	があり、亀甲(キッコウ)模様はない。
	 熱帯・亜熱帯の外洋に広く生息し、日本沿岸にも稀に接近す
	る。
	 参照⇒うみがめ(ウミガメ,海亀)
★おさがり
	【お下がり】
	【御下がり】
	○()
	○()年長者・目上の人から譲り受けた、使い古しの衣服や品
	物。お古。
	 成長期の衣服や靴などは傷(イタ)まないうちにサイズが合わな
	くなるので、弟や妹に譲られることが多い。
	◎英語:ハンドミーダウン(hand-me-down)/リーチミーダウン
	(reach-me-down)。
	○()
おざーく
	【オザーク】
	◇Ozark
	○(1)(Ozark Plateau)⇒おざーくこうげん(オザーク高原)
	○(2)アメリカ合衆国南東部、アラバマ州(Alabama State)南東
	部のデイル郡(Dale County)の郡都。
	 北緯31.44°、西経85.65°の地。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)1万2,922人。
	 2000(平成12)1万5,130人。
	○(3)アメリカ合衆国中南部、アーカンソー州(Arkansas State)
	北西部のフランクリン郡(Franklin County)の郡都。
	 北緯35.49°、西経93.83°の地。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)3,330人。
	 2000(平成12)3,549人。
おざーくこうげん《おざーくかうげん》
	【オザーク高原】
	◇[英]Ozark Plateau
	○[地]アメリカ合衆国中央部、ミズーリ州(Missouri State)南
	部からアーカンソー州(Arkansas State)北部・オクラホマ州
	(Oklahoma State)北東部に広がる高原。高所でも600メートル
	を超えない。
	 南方にボストン山脈(Boston Mountains)やウォシト山地(Oua-
	chita Mountains)がある。
	 「オザーク山地(Ozark Mountains)」とも呼ぶ。
おざくさん
	【石裂山】
	◇[日]Ozaku San
	○[地]栃木県西部、鹿沼市(カヌマシ)北西部の入粟野(イリアワノ)にあ
	る山。標高879.4メートル。
	 男体山(ナンタイサン)(2,486メートル)の南南東に位置する。
	 東麓中腹に加蘇山神社(カソサンジンジャ)がある。
	◎旧住所は上都賀郡(カミツガグン)粟野町(アワノマチ)入粟野。
おざーくさんち
	【オザーク山地】
	◇[英]Ozark Mountains
	○[地]⇒おざーくこうげん(オザーク高原)
おさげ
	【お下げ】
	【御下げ】
	○(1)少女の髪型の一種。
	 髪を左右に分け、編んで下げるもの。
	 「お下げ髪」とも呼ぶ。
	○(2)少女の髪型の一種。
	 髪を束ねて後ろへ垂(タ)らすもの。
	 「お下げ髪」,「さげがみ(下げ髪,垂髪)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぽにーてーる(ポニーテール)
	○(3)女の帯の結び方の一種。
	 帯を結んで両端を垂れ下げるもの。
	 「お下げ結び」とも呼ぶ。
おさげがみ
	【お下げ髪】
	【御下げ髪】
	○⇒おさげ(お下げ,御下げ)(2)
おさげむすび
	【お下げ結び】
	【御下げ結び】
	○⇒おさげ(お下げ,御下げ)(3)
おさななじみ《をさななじみ》
	【おさななじみ】
	○[楽]永六輔(エイ・ロクスケ)作詞、中村八大(ハチダイ)作曲の歌謡曲。
	 歌はデューク・エイセス。
	 歌い出しは「幼なじみの思いでは/青いレモンの味がする」。
	◎1963. 6.(昭和38)NHK『夢であいましょう』で発表。
おざなり
	【お座なり】
	【お座成り】
	【御座なり】
	【御座成り】
	○(1)当座を取り繕(ツクロ)うこと。
	 その場逃れにする言動やそのさま。間に合わせ・当座しのぎ。
	○(2)(何も考えず)機械的に対応する、ありふれた言動やその
	さま。
おさびゃくしょう《をさびやくしやう》
	【長百姓】
	○[歴]⇒おとなびゃくしょう(乙名百姓,長百姓)
おさふねちょう《おさふねちやう》
	【長船町】
	◇[日]Osafune Cho
	○[古]岡山県南東部、邑久郡(オクグン)の町。
	◎2004.11. 1(平成16)牛窓町(ウシマドチョウ)・邑久町(オクチョウ)・長
	船町が合併して瀬戸内市を発足。
おさほづか《をさほづか》
	【男狭穂塚】
	○[歴]宮崎県西都市の西都原古墳群の一つ、帆立て貝形古墳。
	墳長154.6メートル。
	 女狭穂塚(メサホヅカ)に隣接。
	 ニニギノミコト(瓊瓊杵尊)の墓と伝えられる宮内庁陵墓参考
	地。
	 参照⇒めさほづか(女狭穂塚),さいとばるこふんぐん(西都原
	古墳群)
おさまびんらでぃん
	【オサマ・ビンラディン】
	【オサマ・ビン・ラディン】
	◇Osama bin Laden(オサマ・ビン・ラディン)
	○[人]⇒びんらでぃん(ビンラディン)
おーさむ
	【オーサム】
	◇[英]awesome
	○(1)[形]荘厳な、うやうやしい。
	○(2)[形][俗]すばらしい、すごい、最高の。
	 参照⇒ぐるーびー(グルービー)
★おさむし《をさむし》
	【オサムシ】
	【筬虫】
	【歩行虫】
	○[虫]甲虫目(鞘翅目<ショウシモク>)(Coleoptera)オサムシ科(Carab-
	idae)オサムシ亜科(Carabinae)の昆虫の総称。
	 大多数の種は後翅が退化し、左右の前翅も癒合して飛行不能
	のため、地域分化が著しい。
おさむし《をさむし》
	【筬虫】
	【歩行虫】
	○(1)[虫]⇒おさむし(オサムシ,筬虫,歩行虫)
	○(2)[古][虫]ヤスデの(馬陸)の古名。
	 ⇒やすで(ヤスデ,馬陸)
おさめ《をさめ》
	【専領】
	【長女】
	○[古]平安時代、宮中の雑用に従う下級の老女の女官。
	◎「長女」は「ちょうじょ」とも読む。
おさりざわこうざん《をさりざはくわうざん》
	【尾去沢鉱山】
	◇[日]Osarizawa Kozan
	○[歴][地]秋田県鹿角市(カヅノシ)にあった日本最古の鉱山。
	 奈良時代、 708(和銅元)に発見されたといわれる。
	 日本一の銅山として栄え、坑道は800キロメートルに及ぶ。
	 慶長年間(1596〜1615)からおおむね南部藩の直営で、江戸前
	期は金鉱として、後半は銅山として発展した。
	 1884(明治17)岩崎氏に渡り、三菱金属鉱業が経営。
	 1978(昭和53)廃鉱・閉山。
おさるのかごや
	【お猿のかごや】
	○[楽]山上武夫(ヤマガミ・タケオ)作詞、海沼実(カイヌマ・ミノル)作曲の童
	謡。
	 参照⇒おだわらぢょうちん(小田原提灯)
おさん
	【オサン】
	【烏山】
	◇[朝]Osan
	○⇒うさんし(烏山市)
おさんし
	【オサン市】
	【烏山市】
	◇[朝]Osan-si
	○⇒うさんし(烏山市)
おさんどん
	【おさんどん】
	○(1)[古](江戸時代に)下女(ゲジョ)・女中(ジョチュウ)の通り名。
	 参照⇒さんすけ(三助)(1),でっち(丁稚)
	○(2)(転じて)台所仕事。
おさんばさん
	【お産婆さん】
	○[古]⇒さんば(産婆)(1)
おし
	【オシ】
	◇Osh
	○(1)(Osh Oblasty)⇒おししゅう(オシ州)
	○(2)中央アジアのキルギス共和国南西部、オシ州北西部にあ
	る州都。
	 北緯40.54°、東経72.79°の地。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)23万8,200人(推計)。
	 2002(平成14)22万1,300人。
	 2003(平成15)22万5,600人。
おじー
	【オジー】
	◇[英]ogee
	○(1)S字曲線・双湾曲線。
	 「オギー」とも呼ぶ。
	○(2)葱花形(ソウカガタ)・擬宝珠形(ギボシガタ)。
	 「オギー」とも呼ぶ。
	 参照⇒かとうがた(火灯形)
	○(3)[建]葱花形アーチ。
	 「オギー」とも呼ぶ。
おーじー
	【オージー】
	◇[英](単数形)orgy/(複数形)orgies
	○(1)[歴](orgies)古代ギリシア・ローマで行なわれた秘儀の
	酒神祭。
	 ギリシアのディオニュソス祭やローマのバッカス祭などで、
	しばしば乱痴気騒ぎとなった。
	 参照⇒でぃおにそす(ディオニソス)
	○(2)(転じて)乱痴気酒宴。どんちゃん騒ぎ。乱交パーティー
	(sexual activity)。
	○(3)過度の熱中・やり過ぎ。
おしあげ
	【押上】
	◇[日]Oshiage
	○(1)東京都東部、墨田区(スミダク)中央部の地名。
	 住所としては押上1〜3丁目がある。
	○(2)[交]⇒おしあげえき(押上駅)
おしあげえき
	【押上駅】
	○(1)[交]東京都墨田区(スミダク)押上にある、東武伊勢崎線の駅。
	 東京スカイツリー駅と曳舟(ヒキフネ)駅の間。
	○(2)[交]京成押上線の駅。
	 京成曳舟(ケイセイヒキフネ)駅の次で、ターミナル駅(起点)。
	○(3)[交]東京地下鉄(東京メトロ)半蔵門線の駅。
	 錦糸町(キンシチョウ)駅の次で、ターミナル駅(終点)。
	○(4)[交]都営浅草線の駅。
	 本所吾妻橋(ホンジョアヅマバシ)駅の次で、ターミナル駅(起点)。
おしあげまんりき
	【押し上げ万力】
	◇[英]jack(ジャック)
	○[機]⇒じゃっき(ジャッキ)
おじいさんのふるどけい《おぢいさんのふるどけい》
	【おじいさんの古時計】
	◇[英]My Grandfather's Clock
	○[楽]アメリカの歌謡作家ワーク(H.C.Work)作曲のアメリカ民
	謡。
	 「大きな古時計」とも呼ぶ。
	◎1876(明治 9)作曲。
おしうぃえんちむ
	【オシウィエンチム】
	◇[ポーランド語]Oswiecim
	○アウシュビッツ([独]Auschwitz)のポーランド名。
	 ⇒あうしゅびっつ(アウシュビッツ)
おしヴぇんちむ
	【オシヴェンチム】
	◇[ポーランド語]Oswiecim
	○アウシュビッツ([独]Auschwitz)のポーランド名。
	 ⇒あうしゅびっつ(アウシュビッツ)
おーしーえっちえー
	【OCHA】
	◇[英]Office for the Coordination of Humanitarian Affairs
	○国連人道問題調整事務所の略称。
	 本部はジュネーブ。
	 世界各地の人道援助活動を支援・調整する国連の機関。
	◎1992(平成 4)前身の人道問題局、設置。
	 1998(平成10)設立。
	◎国連難民高等弁務官事務所:⇒ゆーえぬえっちしーあーる
	(UNHCR)
おーじぇーてぃー
	【OJT】
	◇[英]on the job training
	○[経]現場の実際の業務を体験しながら行われる社員(従業員)
	訓練法。
	 見習い社員が研修などの後、日常の仕事から必要な知識・技
	能を習得させるもの。
おーしーえぬ
	【OCN】
	◇[英]Open Computer Network
	○[通]NTTコミュニケーションズが運営するインターネット
	接続サービス(プロバイダー)。
おしか《をしか》
	【牡鹿】
	◇[日]Oshika
	○(1)[地]⇒おしかはんとう(牡鹿半島)
	○(2)⇒おしかぐん(牡鹿郡)
	○(3)[古]⇒おしかちょう(牡鹿町)
おじか《をじか》
	【おじか】
	○[軍]海上自衛隊のみうら型輸送艦(LST4152)。
	 神奈川県の横須賀(ヨコスカ)基地に配備。
	◎1976. 3.22(昭和51)竣工。
おしがい《おしがひ》
	【押し買い】
	【押買い】
	○売手が望まないのに、強引に物品を買い取ること。
おしかく
	【押し角】
	【押角】
	○(1)[建]木材(杣角)の規格の一つ。
	 大角以下の杣角(ソマカク)、中角(チュウカク)と小角(コカク)の総称。
	 参照⇒ちゅうかく(中角),こかく(小角)(2)
	○(2)[建]中角の別称。
	 ⇒ちゅうかく(中角)
おしがく
	【押し角】
	【押角】
	○[建]⇒おしかく(押し角,押角)
おしかぐん《をしかぐん》
	【牡鹿郡】
	◇[日]Oshika Gun
	○宮城県東部、牡鹿半島にある郡。
	 女川町(オナガワチョウ)のみ。
	◎2005. 4. 1(平成17)牡鹿町(オシカチョウ)、石巻市に編入。
	◎秋田県には男鹿郡(オガグン)がある。
おしかけ
	【押し掛け】
	【押掛】
	○(1)押し掛けること。
	◎押し掛け女房
	○(2)三繋(サンガイ)の別称。
	 ⇒さんがい(三繋,三懸,三掛)
おしかちょう《をしかちやう》
	【牡鹿町】
	◇[日]Oshika Cho
	○[古]宮城県東部、牡鹿半島の先端にある牡鹿郡の町。
	 女川町(オナガワチョウ)〜牡鹿町に東北電力の女川原子力発電所が
	ある。
	 参照⇒きんかざん(金華山)
	◎2005. 4. 1(平成17)石巻市に編入。
おしかはんとう《をしかはんたう》
	【牡鹿半島】
	◇[日]Oshika Hanto
	○[地]宮城県東部、太平洋に突出する半島。
	 北上山地の南端にあたり、東側は女川湾、西側は石巻湾で、
	南部の先端の沖合に金華山(キンカザン)がある。海岸は典型的なリ
	アス式。
	 参照⇒きんかざん(金華山),さめうらわん(鮫浦湾),よりいそ
	はんとう(寄磯半島)
	◎2011. 3.11(平成23)東日本大震災で1.16メートル沈下。
	◎秋田県には男鹿(オガ)半島がある。
おしがみ
	【押紙】
	【押し紙】
	○(1)⇒ふせん(付箋,附箋)
	○(2)⇒すいとりがみ(吸取紙,吸い取り紙)
おしき《をしき》
	【折敷】
	○木具(キグ)の一つ。片木(ヘギ)を折り曲げて縁(フチ)にした、四
	角または角(カド)を落とした形の盆。主に食器や神饌(シンセン)を
	のせて使用。
	 檜(ヒノキ)製のほか、中古には沈(ジン)・紫檀(シタン)製のものな
	どもある。
	 足つきの足打(アシウチ)折敷、角を切り落とした角切(隅切)(スミキ
	リ)折敷・そば折敷・山折敷・縁高(フチダカ)折敷・かんなかけ折
	敷など種類も多い。
	 参照⇒へぎおしき(折ぎ折敷,折折敷,剥ぎ折敷,剥折敷)
	◎戎折敷(エビスオシキ):⇒えびすぜん(夷膳,恵比寿膳)
	 小角(コカク,コガク):⇒こかく(小角)(1)
	◎「おりしき」とも読む。
	 参照⇒おりしき(折敷)
おじぎ
	【おじぎ】
	【お辞儀】
	【御辞儀】
	○(1)頭を下げて礼をすること。また、その礼。
	◎腰を曲げる角度によって、(会釈)・挨拶(アイサツ)・礼儀・尊敬
	の3段階があるという。
	○(2)辞退・遠慮。
	◎「申し訳ありませんが……」の意味。
★おじぎそう《おじぎさう》
	【オジギソウ】
	【含羞草】
	【御辞儀草】
	◇[学]Mimosa pudica
	○[植]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)オジギソウ属(ネムリ
	グサ属)(Mimosa)の一年草または多年草。ブラジル原産。
	 「ネムリグサ(眠り草)」,「ミモザ」とも呼ぶ。
	 参照⇒ねむのき(ネムノキ,合歓木)
	◎「ミモザ」は触ると動くことから、ラテン語の「(動物の)物まね
	(mimus)」に由来する。
おしくら
	【押し競】
	【押しくら】
	○⇒おしくらまんじゅう(押し競饅頭,押しくらまんじゅう)
おしくらまんじゅう《おしくらまんぢゆう》
	【押し競饅頭】
	【押しくらまんじゅう】
	○子供の遊びの一つ。
	 大勢が一ヶ所に寄り集まって、「おしくらまんじゅう、押さ
	れて泣くな、あんまり押すとアンコが出るぞ」などと囃(ハヤ)し
	ながら、お互いに押し合うだけ遊び。
	 地面に輪を描き、腕を組んで尻だけで相手を外に出すことも
	ある。
	 冬の陽だまりで壁を背にして、押し合って体を温めることも
	多い。
	 単に「おしくら(押し競,押しくら)」とも呼ぶ。
おしこうじ《おしこうぢ》
	【押小路】
	◇[日]Oshi Koji/Oshi Kodi
	○京都府京都市中京区(ナカギョウク)の地名。
	 二条通と三条通との間。
おしこうじうじ《おしこうぢうじ》
	【押小路氏】
	◇[日]Oshikoji Uzi/Ishikodi Uzi
	○⇒なかはらうじ(中原氏)
おしこうじからすまるどの《おしこうぢからすまるどの》
	【押小路烏丸殿】
	○[歴]⇒おしこうじどの(押小路殿)
おしこうじどの《おしこうぢどの》
	【押小路殿】
	○[歴]鎌倉時代、後鳥羽上皇などが用いた里内裏(サトダイリ)・仙
	洞御所(センドウゴショ)の一つ。
	 京都府京都市中京区(ナカギョウク)押小路の南、上京区(カミギョウク)
	室町の東にあった。
	 「押小路烏丸殿」とも呼ぶ。
	 参照⇒さとだいり(里内裏)
	◎烏丸殿:⇒からすまるどの(烏丸殿)(2)
おしこし
	【オシコシ】
	◇Oshkosh
	○(1)アメリカ合衆国中北部、ウィスコンシン州(Wisconsin 
	State)中東部のウィネベーゴ郡(Winnebago County)東部にある
	郡都。
	 北緯44.02°、西経88.55°の地。
	 ウィネベーゴ湖(Lake Winnebago)の東岸に位置する。
	 「オシュコシュ」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)5万5,006人。
	 2000(平成12)6万3,285人。
	○(2)アメリカ合衆国中央部、ネブラスカ州(Nebraska State)
	中西部のガーデン郡(Garden County)南部にある郡都。
	 北緯41.41°、西経102.34°の地。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)986人。
	 2000(平成12)887人。
	○(3)[経]⇒おしゅこしゅしゃ(オシュコシュ社)
おしこししゃ
	【オシコシ社】
	◇[英]Oshkosh Corporation
	○[経]⇒おしゅこしゅしゃ(オシュコシュ社)
おしさか
	【忍坂】
	【恩坂】
	【押坂】
	◇[日]Oshisaka
	○[古]⇒おさか(忍坂,恩坂,押坂)
おーしーしーえーあーる
	【OCCAR】
	◇[フ]Organisme Conjointe de Cooperation en matiere 
	d'Armement
	○[軍]欧州共同兵器調達庁の略称。
	◎1996(平成 8)英仏独伊4ヶ国により設立。
おししゅう《おししう》
	【オシ州】
	◇Osh Oblasty、[英]Osh Region
	○中央アジアのキルギス共和国南西部の州。北部をジャラルア
	バド州(Jalal-Abad Oblasty)に接し、東部を中国、南部をタジ
	キスタン、北西部をウズベキスタンに隣接。
	 州都はオシ。
	〈面積〉
	 2万9,165.1平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1970(昭和45) 56万3,071人(1月15日現在)。
	 1979(昭和54) 73万4,663人(1月17日現在)。
	 1989(平成元) 94万1,763人(1月12日現在)。
	 1999(平成11)117万5,998人(3月24日現在)。
	 2002(平成14)124万7,900人。
	 2003(平成15)127万2,600人。
	〈7地区〉
	 ウズゲン地区(Uzgen Rayon)。
	 カラクリジャ地区(Kara-Kuldja Rayon)。
	 アラバン地区(Aravan Rayon)。
	 カラスー地区(Kara-Su Rayon)。
	 ナウカト地区(Nookat Rayon)。
	 アライ地区(Alai Rayon)。
	 チョンアライ地区(Chong-Alay Rayon)。
おしじょう《おしじやう》
	【忍城】
	◇[日]Oshi Jo
	○[歴]埼玉県行田市にあった平城。
	 1478(文明10)成田顕泰が沼地に水城として築城。
	 豊臣方の石田三成が城代成田長親の守る忍城を水攻めにしよ
	うとしたが、土石堤防の決壊で失敗している。
	 1590(天正18)小田原征伐で北条氏が降伏し、小田原に出向い
	ていた成田氏長の命により 7.16開城。
	 1592(天正20)徳川忠吉、入城。
	 1626(寛永 3)酒井忠勝、城主となる。
	 1633(寛永10)松平信綱、城主となる。
	 1639(寛永16)阿部忠秋、城主となる。
	◎水城公園の郷土博物館は模擬(モギ)の御三階櫓になっている。
おしす
	【オシス】
	◇[英]-osis
	○(1)[接尾辞]「状態・変化」を表す語形成要素。
	◎メタモルフォーシス(metamorphosis):変形・変態・変質。
	 オズモシス(osmosis):浸透。
	○(2)[接尾辞]「病名」を表す語形成要素。
	◎ノイローシス(neurosis):神経症。
	 アシドーシス(acidosis):酸血症。
	 ファイブローシス(fibrosis):繊維症。
	 トゥーバーキュローシス(tuberculosis):肺結核・結核。
	 スコリオシス(scoliosis):側弯症(ソクワンショウ)。
	○(3)[接尾辞]「増加・発展」を表す語形成要素。
	 リューコサイトーシス(leukocytosis):白血球増加。
	 ヘテローシス(heterosis):雑種強勢(ザッシャキョウセイ)。
おしずし
	【押し鮨】
	【押鮨】
	○(1)[食]木箱や木枠に酢飯(スメシ)(鮨飯)を詰め、その上に魚介
	類や卵焼などの種(タネ)(具)を並べ、蓋(ブタ)で押し固めた鮨。
	 箱鮨(ハコズシ)など。
	○(2)[食](特に)箱鮨の別称。
	 ⇒はこずし(箱鮨)
おしだしぶつ
	【押出仏】
	【押出し仏】
	○仏像造法の一つ。
	 半肉彫りに鋳造した雄型(オガタ)(原型)の上に薄い銅板を置き、
	木槌(キヅチ)などで像をたたき出し、さらに木鏨(キタガネ)で細部
	を打ち出して作る。
	 「打出仏(ウチダシブツ)」とも呼ぶ。
	◎中国で唐代に始まる。
	 日本では7〜8世紀に奈良地方を中心に作られ、現存は全国
	で約80体ほど。
おしっこ
	【おしっこ】
	【オシッコ】
	◇[英]piss/pee/number one
	○[幼児語]小便。
	 「しっこ(シッコ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒うんち(うんち,ウンチ)
おーしーてぃー
	【Oct.】
	【Oct】
	【OCT】
	◇[英]October
	○[暦]十月(10月)の略号。
	 ⇒おくとーばー(オクトーバー)
おーしーてぃー
	【oct】
	【OCT】
	◇[英]octal
	○[数][計]八進法・八進数。
	 ⇒はっしんほう(八進法,8進法)
おーしーでぃ
	【OCD】
	◇[英]obsessive-compulsive disorder
	○[病]強迫神経症(強迫障害)の略称。
	 参照⇒きょうはくかんねん(強迫観念)
★おしどり《をしどり》
	【オシドリ】
	【鴛鴦】
	○[鳥]ガンカモ目(Anseres)ガンカモ科(Anatidae)の水鳥。
	◎山形県・鳥取県・長崎県の県鳥。
おしどりでら《をしどりでら》
	【鴛鴦寺】
	○京都竜安寺の俗称。
	 ⇒りょうあんじ(竜安寺)(1)
おしどりどうちゅう《をしどりだうちゆう》
	【鴛鴦道中】
	○[楽]藤田まさと作詞、阿部武雄作曲の歌謡曲。
	 歌は上原敏(ビン)・青葉笙子。
	◎1938(昭和13)。
おしにんぐ
	【オシニング】
	◇Ossining
	○アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州(New York State)南
	東部のウェストチェスター郡(Westchester County)西部の村。
	ハドソン川(Hudson River)の東岸(左岸)に位置する。
	 北緯41.16°、西経73.87°地。
	 シンシン州立刑務所(Sing Sing state prison)がある。
	 「オッシニング」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)2万2,582人。
	 2000(平成12)2万4,010人。
	◎1820年代にシンシン州立刑務所が建設。
	 1901(明治34)シンシン(Sing Sing)から現名に改称。
おじーば
	【オジーバ】
	◇[伊]ogiva(オジーヴァ)、[英]ogive
	○⇒おーじゃいぶ(オージャイブ)
おじーぶ
	【オジーブ】
	◇[フ]ogive(オジーヴ)、[英]ogive
	○⇒おーじゃいぶ(オージャイブ)
おしふぃえんちむ
	【オシフィエンチム】
	◇[ポーランド語]Oswiecim
	○アウシュビッツ([独]Auschwitz)のポーランド名。
	 ⇒あうしゅびっつ(アウシュビッツ)
おしべんちむ
	【オシベンチム】
	◇[ポーランド語]Oswiecim
	○アウシュビッツ([独]Auschwitz)のポーランド名。
	 ⇒あうしゅびっつ(アウシュビッツ)
おしほっく
	【押しホック】
	◇[英]press stud
	○[服]⇒すなっぷ(スナップ)(3)
おしま《をしま》
	【渡島】
	◇[日]Oshima
	○(1)[歴]旧国名。北海道十一ヶ国の一国。現在の渡島・檜山
	支庁に分属する。
	 亀田郡(龜田郡)・茅部郡・上磯郡・福島郡・津軽郡(津輕郡)
	・檜山郡・爾志郡の7郡。
	○(2)[地]⇒おしまはんとう(渡島半島)
	○(3)⇒おしましちょう(渡島支庁)
おしましちょう《をしましちやう》
	【渡島支庁】
	◇[日]Oshima Shicho
	○北海道南西部、渡島半島(オシマハントウ)太平洋側(東側)の支庁。
	 支庁所在地:函館市。
	 所属:松前郡(マツマエグン)・上磯郡(カミイソグン)・亀田郡(カメダグン)
	・茅部郡(カヤベグン)・山越郡(ヤマコシグン)の5郡。
	◎1922. 8.(大正11)函館支庁を改称。
★おしまはんとう《をしまはんたう》
	【渡島半島】
	◇[日]Oshima Hanto
	○[地]北海道南西部の半島。南東端は亀田半島と呼び、津軽海
	峡をはさみ下北半島と対峙し、南西端は松前半島と呼び、津軽
	海峡をはさみ津軽半島と対峙する。
	 太平洋側(東側)は渡島支庁(オシマシチョウ)に、日本海側(西側)は
	檜山支庁(ヒヤマシチョウ)に所属する。
おしまふじ《をしまふじ》
	【渡島富士】
	◇[日]Oshima Fuji
	○[地]⇒こまがたけ(駒ヶ岳)(1)
おじままち《をじままち》
	【尾島町】
	◇[日]Ojima Machi
	○[古]群馬県東南部、新田郡(ニッタグン)の町。
	 世良田(セラダ)の長楽寺境内に世良田東照宮がある。
	 江戸時代の縁切寺として知られる満徳寺(マントクジ)がある。
	 参照⇒とうしょうぐう(東照宮)(5),まんとくじ(満徳寺)
	◎2005. 3.28(平成17)太田市に編入。
おしみずまち《おしみづまち》
	【押水町】
	◇[日]Oshimizu Machi/Oshimidu Machi
	○[古]石川県中北部、羽咋郡(ハクイグン)にあった町。
	◎2005. 3. 1(平成17)志雄町(シオマチ)と合併して宝達志水町(ホウダ
	ツシズチョウ)を発足。
おしめ
	【襁褓】
	○⇒おむつ(おむつ,御襁褓)
おじや《をぢや》
	【小千谷】
	◇[日]Ojiya/Odiya
	○⇒おぢやし(小千谷市)
おーじゃいぶ
	【オージャイブ】
	◇[英]ogive(オージャイヴ)
	○(1)[建]ドーム(丸天井)のアーチ状筋違骨(スジカイボネ)。
	○(2)弾丸・砲弾の先端の半球または流線型の箇所。
	○(3)[軍]魚雷・ミサイルなどの弾頭。
	 「ウォーヘッド([英]warhead)」とも呼ぶ。
	◎フランス語:オジーブ(ogive)。
	 イタリア語:オジーバ(ogiva)。
	 スペイン語:オヒーバ(ojiva)。
おしゃく
	【お酌】
	【御酌】
	○(1)「酌」の丁寧な言い方。
	○(2)(相手の)杯(サカズキ)に酒をつぐこと。  ・
	○(3)(転じて)酌をする女。酌婦(シャクフ)。
	○(4)⇒はんぎょく(半玉)
おしゃく
	【御酌】
	【雛妓】
	○⇒はんぎょく(半玉)
おじやし《をぢやし》
	【小千谷市】
	◇[日]Ojiya Shi/Odiya Shi
	○⇒おぢやし(小千谷市)
おーしゃのぐらふぃー
	【オーシャノグラフィー】
	◇[英]oceanography
	○[海](英語で)海洋学。
	 ⇒かいようがく(海洋学)
おーしゃのろじー
	【オーシャノロジー】
	◇[英]oceanology
	○[海](英語で)海洋学。
	 ⇒かいようがく(海洋学)
おじゃま
	【お邪魔】
	【御邪魔】
	○(1)⇒ほうもん(訪問)
	○(2)⇒じゃま(邪魔)
おじゃまむし
	【お邪魔虫】
	【御邪魔虫】
	○邪魔な人。厄介(ヤッカイ)な人。
おしゃまんべちょう《をしやまんべちやう》
	【長万部町】
	◇[日]Oshamambe Cho
	○北海道南西部、渡島支庁(オシマシチョウ)山越郡(ヤマコシグン)の町。
おーしゃん
	【オーシャン】
	◇[英]ocean
	○(1)[地]⇒たいよう(大洋)(1)
	○(2)(Ocean County)⇒おーしゃんぐん(オーシャン郡)
おーしゃんぐん
	【オーシャン郡】
	◇[英]Ocean County
	○アメリカ合衆国北東部、ニュージャージー州(New Jersey 
	State)南東部の郡。
	 郡都はトムズリバー(Toms River)。
	〈人口〉
	 1980(昭和55)34万3,948人。
	 1990(平成 2)43万3,203人。
	 2000(平成12)51万0,916人。
	 2005(平成17)55万8,341人。
おーしゃんさいど
	【オーシャンサイド】
	◇[英]Oceanside
	○アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州(California State)
	南西端にあるサンディエゴ郡(San Diego County)北西端の都市。
おーしゃんぜりぜ
	【オー・シャンゼリゼ】
	◇[フ]Les Champs-Elysees
	○[楽]ピエール・ドラノエ(Pierre Delanoe)作詞、ウィルシュ
	(Mike Wilsh)作曲の歌謡曲(シャンソン)。
	◎日本では安井かずみ訳詞や、岩谷時子作詞・越路吹雪の歌な
	どで知られる。
おーしゃんぶりーずぱーく
	【オーシャンブリーズパーク】
	◇[英]Ocean Breeze Park
	○アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)南東部
	にあるマーティン郡(Martin County)の町。
★おしゅこしゅ
	【オシュコシュ】
	◇Oshkosh
	○(1)⇒おしこし(オシコシ)
	○(2)[経]⇒おしゅこしゅしゃ(オシュコシュ社)
★おしゅこしゅしゃ
	【オシュコシュ社】
	◇[英]Oshkosh Corporation
	○[経]アメリカの軍需車両・特殊車両の製造会社。
	 本社はウィスコンシン州(Wisconsin State)。
	 装甲車・トラック。レッカー車などを製造。
	 「オシコシ社」とも呼ぶ。
	◎1917(大正 6)創立。
おしょう《をしやう》
	【和尚】
	◇[梵]upadhyaya、[英]upajjhaya
	○(1)[仏]師の僧。受戒の時の師。親教師とも呼ぶ。
	 「おしょう」は禅宗・浄土宗、「かしょう」は天台宗、「わじょ
	う」は真言宗・法相(ホッソウ)宗での読み方。律宗では和上(ワジョウ)
	と呼ぶ。
	◎梵語「ウパージャヤ」は「親しく教える師匠」の意味。
	 西域の「于(「門」構え+「眞」:補助7024>)(ウテン)」で"khosha"と呼
	び、これを音訳したもの。
	〈童謡〉
	 山寺の和尚さん:⇒やまでらのおしょうさん(山寺の和尚さ
	ん)
	○(2)[国]勅任の僧位。
	○(3)[国]転じて高僧・住職の尊称。
	○(4)[国]武道・芸道の師匠。興福寺宝蔵院の僧侶が槍術を教
	えたことに始まる。
	○(5)[国]江戸初期、上席の遊女の呼称。
おしょうがつ《おしやうぐわつ》
	【お正月】
	○[楽]東くめ作詞、滝廉太郎作曲の童謡。
	 男の子の遊びとして凧(タコ)揚げ・独楽(コマ)回し、女の子の遊
	びとして鞠(マリ)突き・追羽根(オイバネ)が歌われている。
	◎歌詞の出だしは「もういくつねると/お正月」。
おしょうきちさ《をしやうきちさ》
	【和尚吉三】
	○[劇]歌舞伎に登場する、江戸駒込吉祥院の所化(ショケ)上がり
	の盗賊。
	 『三人吉三(キチサ)廓初買(クルワノハツガイ)』の主人公三人吉三の一
	人。三人の首領格。
	 参照⇒さんにんきちさくるわのはつがい(三人吉三廓初買)
おじょうきちさ《おぢやうきちさ》
	【お嬢吉三】
	○(1)[劇]歌舞伎に登場する女装の盗賊。
	 『三人吉三(キチサ)廓初買(クルワノハツガイ)』の主人公三人吉三の一
	人。
	 参照⇒さんにんきちさくるわのはつがい(三人吉三廓初買)
	◎序幕大川端の場の科白(セリフ)「月も朧(オボロ)に白魚(シラウヲ)の/
	篝(カガリ)も霞(カス)む春の空/風にほろ酔ひの/心持ちよくうか
	うかと……」が有名。
	○(2)[楽]佐伯孝夫作詞、吉田正作曲の歌謡曲。
	 歌は橋幸夫(ユキオ)。
	◎1963.10.(昭和38)発売。
おしょろ
	【忍路】
	◇[日]Oshoro
	○北海道小樽市(オタルシ)の地名。
おしょろかんじょうせきり《おしよろくわんじやうせきり》
	【忍路環状石籬】
	○[歴]北海道小樽市の三笠山麓にある環状列石(ストーン・サ
	ークル)。
	 「忍路環状列石」とも呼ぶ。
	 参照⇒かんじょうれっせき(環状列石)
	◎旧住所は忍路郡塩谷村土場。
	 1886(明治19)渡瀬荘三郎が命名。
おしょろかんじょうれっせき《おしよろくわんじやうれつせき》
	【忍路環状列石】
	○[歴]⇒おしょろかんじょうせきり(忍路環状石籬)
★おしょろこま
	【オショロコマ】
	【忍路駒】
	◇[学]Salvelinus malma krascheninnikovi
	○[魚]サケ目(Osteichthyes)サケ科(Salmoniformes)イワナ属
	(Salvelinus)の硬骨魚。
	 降海型と陸封型がいる。
	 南部を除く北海道・オホーツク沿岸・カムチャツカ・沿岸州
	に生息。
おしょろそう《おしよろさう》
	【オショロソウ】
	【忍路草】
	○[植]バシクルモンの別称。
	 ⇒ばしくるもん(バシクルモン)
おしょろどばいせき《おしよろどばゐせき》
	【忍路土場遺跡】
	○[歴]北海道小樽市にある縄文時代の遺跡。
	 参照⇒おしょろかんじょうせきり(忍路環状石籬)
おしらかみ
	【おしら神】
	○⇒おしらさま(おしら様)
おしらがみ
	【おしら神】
	○⇒おしらさま(おしら様)
おしらく
	【オシラク】
	◇Osirak/Osiraq/Ossirac
	○[歴][原]イラクの首都バグダッド南東の約18キロメートルに
	あったアル・トゥワイサ原子力研究所(Al Tuwaitha Nuclear 
	Research Centre)のフランス製原子力発電所タムズ1号(Tam-
	muz 1)の別称。
	 出力4万キロワット。
	 核兵器の開発に使用したとされる原子炉施設。
	◎1981. 6. 7(昭和56)イスラエル空軍のF−16戦闘機8機で
	空爆・破壊(バビロン作戦)。運転開始前のため放射能汚染はな
	かった。
	◎イシス(タムズ2号):⇒[2]いしす(イシス)
おしらさま
	【おしら様】
	○東北・関東・中部地方の民間で広く信仰されている家の神。
	東北の神体は約一尺の木か竹の棒に、男女の頭部を彫った一対
	の偶像。木は桑(クワ)を用いることが多い。これにオセンダクと
	称する布片を着せ重ねたり、烏帽子(エボシ)を被(カブ)せたりす
	る。
	 農神とする所が多いが、「おしら様」はカイコ(蚕)の別称でも
	あり、関東・中部では蚕神とする所も多く、東京近県では桑の
	小枝を持ち馬に乗った女人像を描いた掛け軸を神体にする例が
	多い。
	 いたこ(巫女)がこれを両手に持って祭文を語り「おしら様」に
	遊んでいただく事を「オシラサマアソバセ」と呼ぶ。
	 「おしら神(ガミ,カミ)」,「おしら仏(ボトケ)」,「ぽぽ様」とも呼ぶ。
	 参照⇒おこないさま(おこない様),いたこ(いたこ,巫子,巫女)
	(1)
おしらしんこう《おしらしんかう》
	【おしら信仰】
	○⇒おしらさま(おしら様)
おしらぼとけ
	【おしら仏】
	○⇒おしらさま(おしら様)
おしりす
	【オシリス】
	◇[羅]Osiris
	○[エジプト神話]古代エジプトの神。大地神ゲブ(Geb)(父)と
	天空神ヌート(Nut)(母)の子、イシス(Isis)(妹)の夫、ホルス
	(Horus)の父。
	 エジプトの統治者となったが、弟セット(Set)に殺害された。
	 妻イシスは撒(マ)き散(チ)らされた遺体を集め、秘術で復活さ
	せ、冥界(メイカイ)の支配者とする。
	 死と復活を司(ツカサド)り、冥府で死者を裁(サバ)く。
	 参照⇒[1]いしす(イシス),[2]せっと(セット),ほるす(ホル
	ス)
	◎エジプトの復活思想の象徴。
おしるこ
	【お汁粉】
	【御汁粉】
	○[食]⇒しるこ(汁粉)
おしろい
	【白粉】
	○(1)肌色を整え、肌をなめらかに見せるために顔や首などに
	つける化粧品。
	 粉(コナ)白粉・水(ミズ)白粉・煉(ネリ)白粉・紙白粉・固形白粉
	などがある。
	 もとは白く見せるために用いられ、原料は鉛白(塩基性炭酸
	鉛)であったが、明治30年代に鉛毒を嫌って無鉛白粉が作られ、
	1930年に鉛白は禁止された。
	 現在は自然色が好まれ、顔に立体感を出すために用いられる。
	原料は亜鉛華と二酸化チタンに、タルク・硫酸バリウム・カオ
	リン・デンプンのほか、着色料・香料などが配合される。
	 参照⇒おしろいばな(オシロイバナ,白粉花)
	◎粉白粉:粉末のもの。
	 水白粉:化粧水に溶かしたもの。
	 練白粉:グリセリン・ワセリンなどで練ったもの。
	 固形白粉:押し固めたもの。
	 白粉を食べる生物:⇒けさらんぱさらん(けさらんぱさらん,
	ケサランパサラン)(1)
	◎「お白い」の意味。
	○(2)[植]⇒おしろいばな(オシロイバナ,白粉花)
おしろいぐさ
	【白粉草】
	○[植]オシロイバナ(白粉花)の別称。
	 ⇒おしろいばな(オシロイバナ,白粉花)
おしろいそう《おしろいさう》
	【白粉草】
	○[植]オシロイバナ(白粉花)の別称。
	 ⇒おしろいばな(オシロイバナ,白粉花)
おしろいばな
	【オシロイバナ】
	【白粉花】
	◇[学]Mirabilis jalapa
	○[植]ナデシコ目(Caryophyllales)オシロイバナ科(Nyctagina-
	ceae)オシロイバナ属(Mirabilis)の多年草。熱帯アメリカ原産。
	 江戸初期に日本に渡来し、一年草として観賞に栽培。
	 高さ60〜100センチメートル。茎はよく分枝して半球形に広
	がり、茎の分岐点には膨れた節がある。葉は長さ3〜10センチ
	メートルで、卵形をして対生する。
	 夏から秋にかけて夕方に、茎頂に漏斗状で先が浅く五つに裂
	けた花弁(本来は萼<ガク>)が数花づつ集まり咲き、微香がある。
	色は紅色・黄色・白色など。早朝にはしぼむ。
	 果実は球形で黒く熟して堅く、中の種子の胚乳は白粉に似て
	白く、白粉の代用にもされた。
	 「おしろい(白粉)」,「白粉草(おしろいぐさ,おしろいそう)」,
	「夕化粧(ユウゲショウ)」とも呼ぶ。
	 漢名は「紫茉莉」。
	 参照⇒おしろい(白粉)(1)
	◎秋の季語。
おしろいばなか《おしろいばなくわ》
	【オシロイバナ科】
	【白粉花科】
	◇[学]Nyctaginaceae
	○[植]双子葉植物ナデシコ目(Caryophyllales)の一科。約30属
	300種。
	 原産は熱帯で、大半がアメリカ大陸。
	 草本(ソウホン)と木本(モクホン)がある。
	 参照⇒おしろいばな(オシロイバナ,白粉花)
おしろいびょう《おしろいびやう》
	【おしろい病】
	【白粉病】
	○[植][病]⇒うどんこびょう(うどんこ病,うどん粉病,饂飩粉病)
おしろぐらふ
	【オシログラフ】
	◇[英]oscillograph
	○[電]種々の振動の波形を記録する観測装置。
	 電磁型では強い磁場の中に往復導線を着けた鏡を入れ、電流
	を通じてその振動を拡大させ、印画紙などに記録する。
	 ブラウン管を利用した陰極線型は「オシロスコープ(oscillo-
	scope)」と呼ばれる。
	 静電オシログラフ・インキ書きオシログラフなどもある。
	 記録した図形は「オシログラム(oscillogram)」と呼ぶ。
	 脳波・心電図・声紋などに利用される。
	 参照⇒おしろすこーぷ(オシロスコープ)
おしろぐらむ
	【オシログラム】
	◇[英]oscillogram
	○[電]オシログラフ(oscillograph)を使って記録した図形。
	 一般に水平軸(時間軸)に時間をとり、垂直軸に入力波形の振
	幅が表示される。
	 参照⇒おしろぐらふ(オシログラフ)
おしろすこーぷ
	【オシロスコープ】
	◇[英]oscilloscope
	○[電]電気信号の変化(振動)をブラウン管上に波形で表示する
	観測装置。
	 「陰極線オシログラフ(cathode-ray oscillograph)」,「ブラウ
	ン管オシログラフ(cathode-ray tube oscillograph)」とも呼ぶ。
	 参照⇒おしろぐらふ(オシログラフ)
おしろめーたー
	【オシロメーター】
	◇[英]oscillometer
	○[医]振動計。
おしん
	【おしん】
	○[TVドラマ]NHKテレビ、朝の連続ドラマ。また、その女
	主人公。橋田壽賀子(スガコ)作。
	 1901(明治34)山形県の寒村に生れた貧農の三女おしんの、激
	動の時代の不幸な中で辛抱強く生きる女の一生を描く。
	 出演:おしん役は年齢により小林綾子(アヤコ)・田中裕子(ユウコ)
	・乙羽信子(オトワ・ノブコ)、母親役は泉ピン子、父親役は伊藤四朗
	(シロウ)。
	◎1983. 4. 4(昭和58)〜1984. 3.31(昭和59)放送。最高視聴率
	65%。
	 1984(昭和59)中国で放映。
	 その後、アジアやエジプトなど世界各国で放送される。
	◎モデルは食品スーパー「ヤオハン」の創業者和田カツ(1906〜
	1993)。
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