PDD図書館管理番号 0001.0012.8000.24
百 科 辞 書 《おか》 編集:獨 澄旻
-------- おか --------------------------------------------------
★おか《をか》
【陸】
○()
○()硯(スズリ)の墨(スミ)を磨(ス)る面の名称。
⇔いけ(池)()
参照⇒すずり(硯)
おーかー
【オーカー】
◇[英]ocher/ochre
○(1)[鉱]⇒おうど(黄土)
○(2)[色]⇒おうどいろ(黄土色)
おが
【大鋸】
○板挽(イタヒキ)用の大きなノコギリ(鋸)。
エ字形の木枠の片側に帯鋸(オビノコ)を取りつけ、反対側を紐
(ヒモ)でしぼり、鋸身を張ったもの。
丸太や厚い板材を二人で両側から縦挽きして板を製する。
室町時代ころから使用された。
江戸時代には一人挽きの柄(エ)のある大型の柄鋸(エノコ)が普及。
「おおが(大鋸)」,「ががり」,「だいぎり(大切)」とも呼ぶ。
参照⇒のこぎり(ノコギリ,鋸),おがくず(大鋸屑)
◎「おおが(大鋸)」の転訛・短縮。
◎大鋸を使用する以前は、丸太を斧(オノ)や楔(クサビ)で割り、手
斧(チョウナ)で削って板を製していた。
参照⇒ちょうな(手斧,丁鉋,釿)
おが《をが》
【男鹿】
◇[日]Oga
○(1)[地]⇒おがはんとう(男鹿半島)
○(2)⇒おがし(男鹿市)
[1]おーがー
【オーガー】
◇[英]auger
○ラセン状になった木工用の錐(キリ)。
参照⇒きり(錐)(1),ぎむれっと(ギムレット)(1)
[2]おーがー
【オーガー】
◇[英]ogre
○(1)伝説上の人食い鬼・怪物。
○(2)(転じて)残酷・冷酷な人。
おがいし《をがいし》
【男鹿石】
○[鉱]秋田県の男鹿半島にある寒風山の溶岩。
参照⇒かんぷうざん(寒風山)
おかき
【おかき】
【御欠き】
【御掻】
○[食]モチ(餅)を薄く切って乾燥させ、焼いたり油で揚げたり
した干菓子(ヒガシ)。
醤油(ショウユ)・砂糖醤油を塗ったもの、塩・青海苔・唐辛子な
どをまぶしたもの、海苔を巻いたものなどがある。
「かきもち(欠餅,掻餅)」,「せんべい(煎餅)」とも、小さいもの
は「あられ(霰)」とも呼ぶ。
◎もと女房詞。
狭義では「せんべい(煎餅)」は粳米(ウルチマイ)(普通の米)で作っ
たもの。
参照⇒せんべい(せんべい,煎餅)
★おがくず《おがくづ》
【大鋸屑】
◇[英]sawdust
○大鋸(オガ)やノコギリ(鋸)で材木を挽(ヒ)いた時に出る粉状の
くず。
「のこくず(鋸屑)」,「ひきくず(挽き屑,挽屑)」とも呼ぶ。
参照⇒まど(窓,窗)()
おがさ《をがさ》
【小笠】
◇[日]Ogasa
○(1)⇒おがさぐん(小笠郡)
○(2)⇒おがさちょう(小笠町)
おかざき《をかざき》
【岡崎】
◇[日]Okazaki
○(1)⇒おかざきし(岡崎市)
○(2)京都府京都市左京区の地域名。
◎もと「白河」と呼ばれ、藤原氏の別邸の白河殿(シラカワドノ)が白
河法皇に献じられ、その御所(院庁)となった地。
おかざきし《をかざきし》
【岡崎市】
◇[日]Okazaki Shi
○愛知県中央部の市。
紡績・自動車工業が発達。
〈面積〉
1970(昭和45)227平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)23万5,000人。
◎1916(大正 5)市制。
◎もと本多氏の城下町。
徳川家康の出生地。
東海道の宿駅で、東海道五十三次では藤川と池鯉鮒の間。
★おかざきてんまんぐう《をかざきみそ》
【岡崎天満宮】
○愛知県岡崎市中町(ナカマチ)にある神社。
おかざきみそ《をかざきみそ》
【岡崎味噌】
○[食]⇒はっちょうみそ(八丁味噌)
おがさぐん《をがさぐん》
【小笠郡】
◇[日]Ogasa Gun
○静岡県南部の郡。
大須賀町(オオスカチョウ)・小笠町(オガサチョウ)・菊川町(キクガワチョウ)・
大東町(ダイトウチョウ)の町。
◎2004. 4. 1(平成16)浜岡町(ハマオカチョウ)、榛原郡(ハイバラグン)御
前崎町(オマエザキチョウ)と合併して御前崎市を発足。
おがさちょう《をがさちやう》
【小笠町】
◇[日]Ogasa Cho
○静岡県南部、小笠郡(オガサグン)の町。
おがさわら《をがさはら》
【小笠原】
◇[日]Ogasawara
○(1)[地]⇒おがさわらしょとう(小笠原諸島)
○(2)⇒おがさわらむら(小笠原村)
★おがさわらおおこうもり《をがさはらおほかうもり》
【オガサワラオオコウモリ】
【小笠原大蝙蝠】
○[哺]翼手目(Chiroptera)オオコウモリ科(Pteropodidae)の哺
乳類。国の天然記念物。
父島(チチジマ)・南硫黄島・北硫黄島に生息。母島(ハハジマ)はほ
ぼ全滅。
◎小笠原返還時、母島にも生息。
2002(平成14)父島の生息数、数年前の130匹前後から65〜80
匹に半減。
◎近縁種:エラブオオコウモリ・ダイトウオオコウモリ・オキ
ナワオオコウモリ。
★おがさわらしょとう《をがさはらしよたう》
【小笠原諸島】
◇[日]Ogasawara Shoto、[英]Bonin Islands
○[地]伊豆七島の南方の太平洋上に南北に散在する諸島。
北から聟島(ムコジマ)列島・父島列島・母島列島、さらに南方
の硫黄列島の四列島から成る。
東京都小笠原支庁(オガサワラシチョウ)小笠原村(オガサワラムラ)に所属す
る。
動植物の固有種が多く、「東洋のガラパゴス(Galapagos of
the Orient)」とも呼ばれる。
参照⇒ちちじまれっとう(父島列島),ははじまれっとう(母島
列島)
〈人口〉
1875(明治 8) 71人。
1991(平成 3)2,430人。
◎1543.10.(天文12)スペイン人船長ロペス(Rui Lopez de Vil-
lalobos)が発見という。
1593(文禄 2)豊臣秀吉も仕えたことがある武将小笠原貞頼(サ
ダヨリ)が発見し小笠原諸島と命名したといわれる。長い間、無
人島であった。
1675(延宝 3)嶋谷市左衛門、徳川幕府の命により探検。
イギリスとアメリカが領土宣言を行っていたが、明治政府の
交渉の結果、1875.12. 3(明治 8)日本の領有権が確立。
1891(明治24)硫黄列島を領有。
1898. 7.24(明治31)南鳥島を領有。
第二次世界大戦末期、1944. 6.(昭和19)住民は本土に強制疎
開させられる。
第二次世界大戦後、アメリカに施政権が移り原子力潜水艦の
基地となる。
1968. 6.26(昭和43)日本に返還。
2011. 6.24(平成23)世界自然遺産登録が決定。
◎英名は「無人(ムジン)島」に由来(ユライ)する。
おがさわらむら《をがさはらむら》
【小笠原村】
◇[日]Ogasawara Mura
○東京都小笠原支庁(オガサワラシチョウ)の村。伊豆諸島の南方、太平
洋に散在する小笠原諸島・硫黄列島から成る。
村役場は父島。
〈面積〉
104.41平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2,824人。
◎1886(明治19)小笠原支庁、設置。
第二次世界大戦末期、アメリカ軍占領。
1968. 6.26(昭和43)アメリカ合衆国から硫黄列島を含め返還。
おがし《をがし》
【男鹿市】
◇[日]Oga Shi
○秋田県西部、男鹿半島の全域を占める市。
中心地は半島南岸の船川港(フナガワミナト)。
重要無形民俗文化財の「なまはげ」の風習で知られる。
〈面積〉
198.04平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)3万0,469人。
◎1954(昭和29)船川港町・脇本(ワキモト)村・五里合(イリアイ)村・男
鹿中(オガナカ)村・戸賀(トガ)村が合併して市制施行。
1955(昭和30)北浦(キタウラ)町・船越(フナコシ)町を編入。
2002. 8.31(平成14)男鹿水族館、閉館。
★おかしい《をかしい》
【可笑しい】
○
おかしとむすめ
【お菓子と娘】
○[楽]西條八十(ヤソ)作詞、橋本国彦作曲の童謡。
◎1927(昭和 2)作詩。
1928. 3. 5(昭和 3)作曲。
おかじょうき《をかじようき》
【陸蒸気】
○[古][交]汽車(蒸気機関車)の別称。
⇒じょうききかんしゃ(蒸気機関車)
◎明治初期の言葉で、海の蒸気船に対し「陸の蒸気(船)」の意味。
おかじょうせき《をかじやうせき》
【岡城跡】
◇[日]Oka Joseki
○[歴]大分県竹田市(タケタシ)にある国指定史跡。
標高325メートルの山城。
◎土井晩翠(バンスイ)作詞、滝廉太郎(レンタロウ)作曲の唱歌『荒城の
月』の舞台として知られる。
おがしん《をがしん》
【おがしん】
○[古]小川信用金庫の略称。
⇒おがわしんようきんこ(小川信用金庫)
[1]おーがすた
【オーガスタ】
◇Augusta
○(1)アメリカ合衆国北東部、メーン州(Maine State)中南西部
にある州都。ケネベック郡(Kennebec County)の郡都。
北緯44.33°、西経69.73°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)2万1,325人。
2000(平成12)1万8,563人。
○(2)アメリカ合衆国南東部、ジョージア州(Georgia State)北
東部のリッチモンド郡(Richmond County)北東部にある郡都。
北緯33.46°、西経81.99°の地。
「オーガスタ・リッチモンド(Augusta-Richmond)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1990(平成 2)18万6,177人。
2000(平成12)19万5,185人。
[2]おーがすた
【オーガスタ】
◇Augusta
○(1)[人]女性名。
○(2)[人]イギリス国王ジョージ三世(George III)の母(1719.
11.30〜1772. 2. 8)。
おーがすたりっちもんど
【オーガスタ・リッチモンド】
◇Augusta-Richmond
○⇒[1]おーがすた(オーガスタ)
おーがすちん
【オーガスチン】
◇[英]Augustine
○⇒おーがすてぃん(オーガスティン)
★おーがすてぃん
【オーガスティン】
◇[英]Augustine
○(1)[人]英語圏の男性名。
○(2)[人]初期キリスト教の指導者アウグスティヌス(Aurelius
Augustinus)の英語名。
⇒あうぐすてぃぬす(アウグスティヌス)
○(3)[人]イングランドに布教したローマの宣教師(?〜 604)。
最初のカンタベリー大主教(archbishop of Canterbury)。
「イギリスの使徒(Apostle of the English)」とも呼ぶ。
○(4)[地]⇒おーがすてぃんとう(オーガスティン島)
おーがすてぃんとう《あうがすちんたう》
【オーガスティン島】
◇[英]Augustine Island
○[地]アメリカ合衆国アラスカ州南西部、アラスカ半島(Alas-
ka Peninsula)基部東岸のカミシャク湾(Kamishak Bay)沖にあ
る火山島。無人島。
島中央部のオーガスティン火山(Augustine Volcano)は標高
1,260メートル。
北緯59.38°、西経153.43°の地。
アンカレジの南西約270キロメートルに位置し、キナイ半島
郡(Kenai Peninsula Borough)に属する。
おーがすと
【オーガスト】
◇[英]August
○[暦]八月(8月)の英語名。
略号は「Aug.」,「Aug」,「AUG」。
参照⇒はちがつ(八月,8月)
◎語源は、オクタビアヌス(Caius Julius Caesar Octavianus)
の尊号「アウグストゥス(Augustus)(尊厳する者)」から。
参照⇒おくたびあぬす(オクタビアヌス)
おかずよこちょう《おかずよこちやう》
【おかず横丁】
◇[日]Okazu Yokocho
○東京都台東区(タイトウク)鳥越(トリゴエ)1丁目の商店街。
★おがだいじしん《をがだいじしん》
【男鹿大地震】
○[歴]1810(文化 7)。
おかだいらかいづか《をかだひらかひづか》
【陸平貝塚】
○[歴]茨城県稲敷郡(イナシキグン)美浦村(ミホムラ)にある縄文中・後
期の貝塚。
◎1879(明治12)日本人による最初の発掘が行われる。
★おかだはん《ほかだはん》
【岡田藩】
◇[日]Okada Han
○[歴]岐阜県揖斐郡(イビグン)揖斐川町(イビガワチョウ)。
おかだまくうこう《をかだまくうかう》
【丘珠空港】
○[空]北海道札幌市東区丘珠町(オカダマチョウ)にある空港。
「札幌空港」とも呼ぶ。
◎千歳市には「北海道の空の玄関口」と呼ばれる千歳空港がある。
おがたまち《をがたまち》
【緒方町】
◇[日]Ogata Machi
○[古]大分県南部、大野郡(オオノグン)の町。
◎2005. 3.31(平成17)大野郡の全町村(5町2村)が合併して豊
後大野市(ブンゴオオノシ)を発足し、郡は消滅。
おかだんごむし《をかだんごむし》
【オカダンゴムシ】
【岡団子虫】
【丘団子虫】
○[虫]ダンゴムシ(団子虫)の別称・学名。
⇒だんごむし(ダンゴムシ,団子虫)(2)
おがち《をがち》
【雄勝】
◇[日]Ogachi
○(1)⇒おがちぐん(雄勝郡)
○(2)[古]⇒おがちまち(雄勝町)
おかちいし《をかちいし》
【雄勝石】
○[鉱]⇒おがついし(雄勝石)
おがちぐん《をがちぐん》
【雄勝郡】
◇[日]Ogachi Gun
○秋田県南東部の郡。
羽後町(ウゴマチ)・東成瀬村(ヒガシナルセムラ)の町村。
◎2005. 3.22(平成17)稲川町(イナカワマチ)・雄勝町(オガチマチ)・皆瀬
村(ミナセムラ)、湯沢市に編入。
★おかちまち
【御徒町】
◇[日]Okachimachi
○(1)[交]⇒おかちまちえき(御徒町駅)
○(2)[古]東京市下谷区(シタヤク)(現:台東区)の地名。
おがちまち《をがちまち》
【雄勝町】
◇[日]Ogachi Machi
○[古]秋田県南部、雄勝郡の町。東南端を宮城県、西部を山形
県に接する。
北部の小野は小野小町(オノノコマチ)の生誕の地といわれ、小町塚
・岩井堂洞窟などがある。
参照⇒いんないぎんざん(院内銀山)
〈面積〉
306.02平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)1万0,344人。
◎1955(昭和30)院内町・横堀町・秋ノ宮村が合併して発足。同
年、小野村を編入。
2005. 3.22(平成17)湯沢市に編入。
◎宮城県桃生郡(モノウグン)には雄勝町(オガツチョウ)があった。
おかちまちえき
【御徒町駅】
○[交]東京都台東区(タイトウク)上野にある、JR山手線・京浜東
北線の駅。
秋葉原駅と上野駅の間。
◎1925.11. 1(大正14)上野駅〜東京駅間が開通した時に開業。
◎仲御徒町(ナカオカチマチ)駅は東京地下鉄(東京メトロ)日比谷線の
駅。
おかちめつけ
【御徒目付】
○[歴]⇒かちめつけ(徒目付)
おかちめんこ
【おかちめんこ】
○[俗]不細工な顔・不器量な顔。また、そのような女性。
◎語源は、「おかちん(餅)」のように目鼻が判らない、いかつい
下級武士の「おかち(御徒)」などで、いづれも「めんこ」は「顔」を
意味する。
インターネット上で語源とされている、「おかちいし(雄勝石)
の面子(メンコ)は割れて絵柄が判らない」は後付け。
おかついし《をかついし》
【雄勝石】
○[鉱]⇒おがついし(雄勝石)
おがついし《をがついし》
【雄勝石】
○[鉱]宮城県石巻市東部の雄勝地区で産出する黒色の粘板岩。
石碑・スレート(石板)・敷石・硯石(スズリイシ)(雄勝硯)などに
用いる。
「おかついし(雄勝石)」,「おかちいし(雄勝石)」,「玄昌石(ゲンショ
ウセキ)」とね呼ぶ。
おがつすずり《をがつすずり》
【雄勝硯】
○宮城県石巻市東部の雄勝地区で産出する雄勝石(オガツイシ)から
製した硯。
室町時代から始まる。
参照⇒おがついし(雄勝石)
おがつちょう《をがつちやう》
【雄勝町】
◇[日]Ogatsu Cho
○[古]宮城県中央部、桃生郡(モノウグン)の町。
◎◎2005. 4. 1(平成17)石巻市に編入。
◎秋田県には雄勝郡(オガチグン)がある。
雄勝郡には雄勝町(オガチマチ)があった。
おかっぴき《をかつぴき》
【岡っ引き】
【岡引】
○[歴]江戸時代、同心の下働きとして犯人の探索・捕縛にあたっ
た者。同心に私的に抱えられていた。
「目明かし」,「おかひき(岡引)」とも呼ぶ。
◎江戸時代、吉原は幕府公認で上納金を収めて営業していたが、
岡場所は支払っていなかった。岡場所が増えたため、吉原会所
は「岡っ引き」を使って市中を巡らせて、岡場所の女を見付けて
は引っ張って来て奴女郎にした。それが次第に捕縛の仕事に駆
り出されたりし、町奉行所の出入り鑑札を持つに至ったもの。
「捏(デ)っち上げ」とは、彼らが商家から頼まれて、同じ商売
仲間の商家の丁稚(デッチ)を番所に連れ込み、脅して偽りの証拠
を作り出したことから出来た言葉である。
参照⇒しろべえ(四郎兵衛)
おかでん《をかでん》
【岡電】
○[交]岡山電気軌道の略称。
⇒おかやまでんききどう(岡山電気軌道)
おがでん
【オガデン】
◇Ogaden
○アフリカ北東部、エチオピア(Ethiopia)南東部の地方。北部
・東部をソマリアに隣接。
現在のほぼソマリ州(Somali Kilil)。
参照⇒そまりしゅう(ソマリ州)
◎オガデン紛争(Ogaden War):1977〜1978(昭和52〜昭和53)エ
チオピアとソマリアが交戦。
おーがないざー
【オーガナイザー】
◇[英]organizer
○⇒おるがないざー(オルガナイザー)
おーがにっく
【オーガニック】
◇[英]organic
○(1)[化]有機の・有機化学の。
◎有機化学(organic chemistry),有機化合物(organic compounds)
○(2)[食]有機肥料の・自然の。
◎自然食品(organic food)
○(3)[生]有機体の・生物の。
○(4)[医]器官の・臓器の・器質性の。
◎器質性疾患(organic desease)
おーがにっくけみすとりー
【オーガニックケミストリー】
【オーガニック・ケミストリー】
◇[英]organic chemistry
○[化]有機化学。
おーがにっくふーど
【オーガニックフード】
【オーガニック・フード】
◇[英]organic food
○[食]有機栽培(organic produce)で作られた農作物を使用し
た食品。有機食品・自然食品。
おーがにっくぷろでゅーす
【オーガニックプロデュース】
【オーガニック・プロデュース】
◇[英]organic produce
○[農]有機栽培。
化学肥料を使用せず、有機質肥料のみで農作物を栽培すること。
おがのまち《をがのまち》
【小鹿野町】
◇[日]Ogano Machi
○埼玉県南西部、秩父郡(チチブグン)の町。
〈面積〉
100.03平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)1万2,452人。
2000(平成12)1万2,043人。
◎江戸時代、中山道の裏街道の宿場町。
1889(明治22)町制施行。
1955(昭和30)長若(ナガワカ)村を編入。
1956(昭和31)三田川(ミタガワ)村・倉尾(クラオ)村を編入。
★おかばしょ《をかばしよ》
【岡場所】
○[古](江戸時代の江戸で)官許以外の遊里。
「島(シマ)」,「川竹(カワタケ)」とも呼ぶ。
◎「川竹」は上方での寛政〜天保年間(1789〜1844)ころにかけて
の呼称。
◎1775(安永 4)『婦美車紫鹿子(フミグルマムラサキカノコ)』には、東の
霊厳島・深川・本所、西の赤坂・内藤宿、南の芝・三田・麻布
・品川、北の本郷・音羽・板橋・千住をあげている。また、音
羽・根津は中品下生、音羽裏町は下品上生、本郷丸山は下品中
生、音羽鼠坂は下品下生に分類している。
◎江戸の深川(辰巳)が天保の改革で廃止され、深川通いの通船
(カヨイブネ)の渡船場だった柳橋に移った。明治以降は、花柳の中
心は新橋に移って行く。
新橋は明治政府の高官とそれを取り巻く政商・財界人により、
柳橋は日本橋界隈の問屋筋の主人や旧幕臣の流れを汲む人々に
よって支えられていた。
参照⇒たつみ(辰巳,巽)(2)
おかはるむら《をかはるむら》
【岡原村】
◇[日]Okaharu Mura
○[古]熊本県南部、球磨郡(クマグン)の村。
〈面積〉
20.23平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2,935人。
◎1889(明治22)岡本村と宮原(ミヤハル)村が合体して発足。
2003. 4. 1(平成15)上村(ウエムラ)・免田町(メンダマチ)・須恵村(ス
エムラ)・深田村(フカダムラ)と合併してあさぎり町(チョウ)を発足。
★おかはん《をかはん》
【岡藩】
◇[日]Oka Han
○[歴]豊後国、現在の大分県竹田市。藩主は中川家。
◎江戸上屋敷は築地(ツキジ)。
おがはんとう《をがはんたう》
【男鹿半島】
◇[日]Oga Hanto
○[地]秋田県西部、日本海に突出する半島。
砂州により本土と連なった陸繋島(リクケイトウ)で、内側に八郎潟
(ハチロウガタ)を形成していたが、その大部分は干拓された。
参照⇒かんぷうざん(寒風山)
◎宮城県には牡鹿(オシカ)半島がある。
おかぴ
【オカピ】
◇[中央アフリカ地方語]okapi、[学]Okapia johnstoni
○[哺]ウシ目(偶蹄目)(Artiodactyla)キリン科(Giraffidae)の
哺乳類。
頭胴長約2メートル・肩高約1.5メートル・尾長約35センチ
メートル。首や四肢はキリンのように長くなく、体形はロバに
近い。体の背面と側面は濃褐色で、大腿部や四肢には白色の横
縞(ヨコジマ)がある。雄は短い一対の角をもつ。
夜行性で、木の葉や実を食べる。1腹1子。
◎コンゴ民主共和国北東部のイトゥリ(Ituri)およびセムリキ
(Semliki)森林に生息する珍獣で、1900(明治33)に発見された。
発見当初はウマ類の祖先かと思われたが、キリンの唯一の近
縁種で、生きた化石とされる。
★おかひじき《をかひじき》
【オカヒジキ】
【陸鹿尾菜】
◇[学]Salsola kamarovii
○[植]アカザ目(Centrospermae)アカザ科(Chenopodiaceae)オ
カヒジキ属(Salsola)の一年草。
「ミルナ(海松菜)」とも呼ぶ。
◎ヒジキ(海草):⇒ひじき(ヒジキ,鹿尾菜)
おかべ
【おかべ】
【御壁】
○[女房詞][食]豆腐の別称。
⇒とうふ(トウフ,豆腐)
◎「白壁」に見立てて。
おかべまち《をかべまち》
【岡部町】
◇[日]Okabe Machi
○[古]埼玉県中北部、大里郡(オオサトグン)の町。
◎2006. 1. 1(平成18)深谷市に編入。
おかぼ《をかぼ》
【陸稲】
○[農]畑地に栽培するイネ(稲)。
水稲(スイトウ)に比べ収量は少なく品質も劣るが、灌漑施設を必
要としない。
「りくとう(陸稲)」とも呼ぶ。
参照⇒てんすいでん(天水田)
◎「陸の穂」の意味。
秋の季語。
陸稲栽培は約1万2,000年前から。
おかみ
【内儀】
【女将】
○(料亭などの)女主人。
参照⇒なかい(仲居)
◎大女将(オオオカミ):娘や嫁の若女将(ワカオカミ)に対する言葉。
おかみ《をかみ》
【岡見】
【傍見】
○(1)大晦日(オオミソカ)の夜、蓑(ミノ)を逆さに着けて岡に上り、自
分の家の方を望んで来年の吉凶を占うこと。また、その民間習
俗。
○(2)⇒おかめ(傍目,岡目)
おがみいし《をがみいし》
【拝み石】
【拝石】
◇[日]ogamiishi/ogami-ishi
○(1)[建]庭園のなかに祠(ホコラ)などある場合、礼拝する立場所
に据(ス)えた平たい石。
○(2)[建]墓石の前にある拝む場所に敷いた石板。
骨壺の安置する納骨室の蓋を兼ねている場合もある。
参照⇒かろーと(カロート)(4)
おがみげぎょ《をがみげぎよ》
【拝み懸魚】
○[建]⇒おもげぎょ(本懸魚)
おがみだけ《をがみだけ》
【夫神岳】
◇[日]Ogami Dake
○[地]長野県上田市の西端、小県郷(チイサガタグン)青木村(アオキムラ)
との境にある山。標高1,250メートル。
参照⇒たけののぼり(岳の幟)
おがみやま
【越上山】
◇[日]Ogami Yama
○[地]埼玉県入間郡(イルマグン)越生町(オゴセマチ)と飯能市(ハンノウシ)
にまたがる山。標高567メートル。
おがむもじ
【オガム文字】
◇[英]Ogam script/Ogham script
○[言]5〜6世紀にブリテン島・アイルランドで用いられた碑
文用の文字。
ラテン字母に基づいて作られ、点と線からなる20字。
「オーガム文字」とも呼ぶ。
おーがむもじ
【オーガム文字】
◇[英]Ogam script/Ogham script
○[言]⇒おがむもじ(オガム文字)
おかめ
【お亀】
【阿亀】
○(1)お多福の仮面。
⇒おたふくめん(お多福面,阿多福面)
○(2)(1)に似た、器量の悪い女の人をあざけっていう言葉。
「おたふく(お多福,阿多福)」とも呼ぶ。
⇔ひょっとこ(ひょっとこ)(4)
参照⇒さんぺいじまん(三平二満)(2)
○(3)「おかめそば」・「おかめうどん」の略称。
○(4)[古]江戸時代、伊勢・尾張地方で宿場女郎・飯盛り女の
こと。
おかめ《をかめ》
【傍目】
【岡目】
○脇(ワキ)から他人のしていることを見ること。
「おかみ(岡見,傍見)」とも呼ぶ。
参照⇒おかめはちもく(傍目八目,岡目八目)
おかめどんぐり
【オカメドングリ】
【お亀団栗】
【阿亀団栗】
○[植]クヌギの実。
参照⇒くぬぎ(クヌギ,櫟,椚,橡,櫪)
おかめはちもく《をかめまちもく》
【傍目八目】
【岡目八目】
○[諺]当事者よりも直接関係のない人の方が、物事の是非や情
勢の利・不利、善悪の判断などを客観的に見ることができ正確
だということ。
◎他人の囲碁を傍(カタワラ)で見ていると、打っている人より八目
も先まで手が読めるということから。
おかやし《をかやし》
【岡谷市】
◇[日]Okaya Shi
○長野県中部の市。
おかやま《をかやま》
【岡山】
◇[日]Okayama
○(1)⇒おかやまけん(岡山県)
○(2)⇒おかやまし(岡山市)
おかやまくうこう《をかやまくうかう》
【岡山空港】
○[空]岡山県岡山市にある第三種空港。
◎1998(平成10)上海線、週2便で開設。
おかやまけいむしょ《をかやまけいむしよ》
【岡山刑務所】
○岡山県岡山市牟佐(ムサ)にある刑務所。
おかやまけん《をかやまけん》
【岡山県】
◇[日]Okayama Ken
○本州西部、中国地方の瀬戸内海側の県。
県庁所在地は岡山市。
〈面積〉
1978(昭和53)7,086.05平方キロメートル。
1980(昭和55)7,087平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)181万4,000人。
1980(昭和55)187万1,005人。
◎県花はモモノハナ、県鳥はキジ、県木はアカマツ。
おかやまし《をかやまし》
【岡山市】
◇[日]Okayama Shi
○岡山県南部の市。県庁所在地。
〈面積〉
1970(昭和45)249平方キロメートル。
1971(昭和46)488.21平方キロメートル。
1994(平成 6)513平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45)45万4,703人。
1975(昭和50)51万3,000人。
1980(昭和55)54万5,737人。
1995(平成 7)61万6,000人。
◎もと池田氏31万石の城下町。
1971(昭和46)周辺の7町2村を編入。
2005. 3.22(平成17)御津郡(ミツグン)御津町(ミツチョウ)を編入。
2007. 1.22(平成19)御津郡建部町(タケベチョウ)と赤磐郡(アカイワグ
ン)瀬戸町(セトチョウ)を編入。
おかやまじょう《をかやまじやう》
【岡山城】
○[歴]⇒いしやまじょう(石山城)
おかやまでんききどう《をかやまでんききだう》
【岡山電気軌道】
○[交]岡山県岡山市の地方鉄道。路面電車(狭軌)。
本社は岡山県岡山市。
略称は「岡電(オカデン)」。
〈東山線〉
岡山駅前・柳川・城下・県庁通・西大寺町・小橋(コバシ)・中
納言(チュウナゴン)・門田屋敷(カドタヤシキ)・東山(ヒガシヤマ)。
〈清輝橋線〉
岡山駅前・柳川・郵便局前・田町(タマチ)・新西大寺町筋・大
雲寺前・清輝橋(セイキバシ)。
おから
【オカラ】
◇Ocala
○アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)中北部
のマリオン郡(Marion County)中央部にある郡都。
★おから
【雪花菜】
【御殻】
○[食]もと女房詞(コトバ)。
参照⇒きらす(豆滓,雪花菜)
◎中国語:豆腐渣(dongfuzha)。
おがら《をがら》
【おがら】
【麻幹】
【苧殻】
○アサ(麻)の茎(クキ)から皮を取り除いたもの。
盂蘭盆会(ウラボンエ)(お盆)の迎え火・送り火に焚(タ)く。また、
盆棚(ボンダナ)の供え物に添える箸(ハシ)や精霊馬(ショウリョウマ)など
に用いる。
「あさがら(麻幹,麻殻)」とも呼ぶ。
参照⇒ぼんだな(盆棚),しょうりょううま(霊馬)
◎秋の季語。
おがらこ《をがらこ》
【小川原湖】
◇[日]Ogara Ko
○[地]⇒おがわらこ(小川原湖)
おかりな
【オカリナ】
◇[伊]ocarina
○[楽]陶器・粘土・プラスチック製の気鳴楽器。
ガチョウ(鵞鳥)のクチバシ(嘴)に似た形で、突き出した歌口
から息を吹き入れ、胴の穴を押さえて音程を出す。
「鳩笛(ハトブエ)」とも呼ぶ。
◎1860(万延元)ころ、イタリアのドナティ(Giuseppe Donati)
の創製という。
◎"oca"はイタリア語で「ガチョウ」、"rina"は「小さい」を表す
指小辞(シショウジ)。
おかる
【お軽】
○[劇]歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』の挿話の登場人物。山崎の与
市兵衛の娘、早野勘平の妻。
塩谷(エンヤ)判官(浅野内匠頭<タクミノカミ>)の腰元で、家臣の勘平
と結婚。夫の用金調達のため祇園(ギオン)の一力楼(イチリキロウ)に身
売りする。夫が山崎村で猟師をしていた折、与市兵衛を殺した
と思い切腹。
大星由良之助(大石内蔵助<クラノスケ>)の助力により敵に内通し
た斧九太夫(オノ・キュウダユウ)(大野九郎兵衛)を夫に代わってその茶
屋で刺す。
七段目では、茶屋の階子(ハシゴ)の上から鏡で由良之助の密書
を見てしまう。兄寺岡平右衛門(寺坂吉右衛門)はお軽を殺して
謝罪しようとするが、由良之助はその忠義心を賞して兄平右衛
門を討ち入りの同志に加える。
参照⇒はやのかんぺい(早野勘平)
◎お軽勘平
おがる
【おがる】
○(1)[東北方言](人・動物や植物が)成長する、大きくなる。
○(2)[関西方言]叫ぶ。
★おかるかや《をかるかや》
【オカルカヤ】
【雄刈萱】
【雄刈茅】
◇[学]Cymbopogon goeringii
○[植]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)オガルカヤ属(Cymbopo-
gon)の多年草。
メカルカヤに似るが、やや痩長で、粗毛はなく、花序は円錐
状。
「カルカヤ(刈萱,刈茅)」,「スズメカルカヤ(雀刈萱,雀刈茅)」
とも呼ぶ。
参照⇒れもんぐらす(レモングラス)
◎メガルカヤ属(Themeda):⇒めかるかや(メカルカヤ,雌刈萱,
雌刈茅)
おかるかんぺい
【お軽勘平】
○[劇]⇒おかる(お軽)
おかるーさぐん
【オカルーサ郡】
◇[英]Okaloosa County
○アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)北西部
の郡。東部をウォルトン郡(Walton County)、西部をサンタロ
ーザ郡(Santa Rosa County)に接し、北部をアラバマ州に隣接
し、南部をメキシコ湾の支湾チョクトハチー湾(Choctawhat-
chee Bay)に面する。
郡都はクレストビュー(Crestview)。
〈人口〉
1980(昭和55)10万9,717人。
1990(平成 2)14万3,776人。
2000(平成12)17万0,498人。
2005(平成17)18万2,172人。
おかると
【オカルト】
◇[英]occult
○(1)[形]神秘的な(mysterious)、超自然的な(supernormal)。
魔術的な、秘法の。
○(2)[名]超自然現象・超自然作用。
参照⇒ちょうしぜん(超自然)
おかれんこん《をかれんこん》
【オカレンコン】
【陸蓮根】
○[植]オクラの別称。
⇒おくら(オクラ)
おかわかめ《をかわかめ》
【オカワカメ】
【陸若芽】
【陸和布】
○[植]アカザカズラ(藜葛)の別称。
⇒あかざかずら(アカザカズラ,藜葛)
おかわさび《をかわさび》
【オカワサビ】
【陸山葵】
○[植]⇒ほーすらでぃしゅ(ホースラディッシュ)
おがわしんようきんこ《をがはしんようきんこ》
【小川信用金庫】
○[歴][経]埼玉県比企郡(ヒキグン)小川町(オガワマチ)を地盤とする
信用金庫。
略称は「おがしん」。
◎経営破綻(ハタン)し、2001(平成13)埼玉縣信用金庫に経営譲渡。
おがわまち《をがはまち》
【小川町】
◇[日]Ogawa Machi/Ogawamachi
○(1)栃木県の東部、那須郡(ナスグン)の町。
○(2)埼玉県の中央部、比企郡(ヒキグン)の町。
秩父山地東麓の小川盆地にあり、和紙の産地として有名。
JR八高線・東武鉄道東上線が通じる。
○(3)熊本県中央部、下益城郡(シモマシキグン)の町。
JR鹿児島本線・国道3号線が通じる。
◎もと薩摩街道の宿駅。
○(4)[古]茨城県中央部、東茨城郡(ヒガシイバラキグン)の町。霞ヶ
浦(カスミガウラ)の北岸。
東部の百里(ヒャクリ)に航空自衛隊百里基地がある。
〈面積〉
62.99平方キロメートル。
(*)境界未定がある。
〈人口〉
1995(平成 7)1万9,484人。
◎1954(昭和29)白河村と橘村が合併。
2006. 3.27(平成18)東茨城郡の美野里町(ミノリマチ)・新治郡(ニイ
ハリグン)玉里村(タマリムラ)と合併して小美玉市(オミタマシ)を発足。
○(5)[歴]東京都千代田区北部の旧地名。
現在の神田小川町(オガワマチ)・神田錦町(ニシキチョウ)・神田神保町
(ジンボウチョウ)・一ツ橋・西神田・三崎町(ミサキチョウ)の界隈(カイワイ)。
◎江戸時代は屋敷町。
○(6)[交]⇒おがわまちえき(小川町駅)
おがわまちえき《おがはまちえき》
【小川町駅】
○[交]東京都千代田区神田小川町にある、都営地下鉄新宿線の
駅。
岩本町(イワモトチョウ)駅と神保町(ジンボウチョウ)駅の間。
◎東京地下鉄(東京メトロ)丸ノ内線の淡路町(アワジチョウ)駅と連
絡。
おがわむら《おがはむら》
【小川村】
◇[日]Ogawa Mura
○長野県北部、上水内郡(カミミノチグン)の村。
〈面積〉
58.07平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)3,888人。
◎1955(昭和30)南小川村と北小川村が合併して発足。
◎茨城県那珂郡(ナカグン)には緒川村(オガワムラ)があった。
おがわむら《をがはむら》
【緒川村】
◇[日]Ogawa Mura
○[古]茨城県北部、那珂郡(ナカグン)にあった村。西部を栃木県
に隣接。
〈面積〉
56.74平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)4,867人。
◎1956(昭和31)小瀬村と八里村が合併して発足。
2004.10.16(平成16)東茨城郡(ヒガシイバラキグン)御前山村(ゴゼン
ヤマムラ)と、那珂郡大宮町(オオミヤマチ)・山方町(ヤマガタマチ)・美和村(ミ
ワムラ)・緒川村が合併して常陸大宮市(ヒタチオオミヤシ)を発足。
◎長野県上水内郡(カミミノチグン)には小川村(オガワムラ)がある。
茨城県東茨城郡には小川町(オガワマチ)がある。
おがわら《をがはら》
【牡瓦】
【男瓦】
○[建]半円筒形の瓦。
伏(フ)せて用い、平瓦(ヒラガワラ)などの牝瓦(メガラワ)と交互に食
い違(タガ)えて葺(フ)くもの。
「筒瓦(ツツガワラ)」,「丸瓦(マルガワラ)」とも呼ぶ。
⇔めがわら(牝瓦,女瓦)
参照⇒たまぶち(玉縁)(6),とりぶすま(鳥衾),ぎょうぎがわ
ら(行基瓦),かわらぼう(瓦棒)
おがわらこ《をがはらこ》
【小川原湖】
◇[日]Ogawara Ko
○[地]青森県東部、下北半島基部にある汽水湖。
北東部の上北郡(カミキタグン)六ヶ所村(ロッカショムラ)と三沢市の境か
ら高瀬川が北東流して太平洋に注(ソソ)ぐ。冬季は結氷する。
塩分をわずかに含む中栄養湖で、フナ・ワカサギ・シラウオ
などを産する。
「おがらこ(小川原湖)」,「こがわらこ(小川原湖)」,「小川原沼」
とも呼ぶ。
〈面積〉
62.7平方キロメートル。
〈最大深度〉
24.4メートル。
◎地盤の沈降で出来た大きな溺れ谷(オボレダニ)が湾口の砂州や
砂丘で閉じられ、外海から分離された海跡湖。
周囲には同様の成因の内沼・姉沼・田面木沼・市柳沼・鷹架
沼・尾鮫沼などの湖沼群があり、小川原湖はそのうち最大のも
の。
おがわらぬま《をがはらぬま》
【小川原沼】
◇[日]Kogawara Numa
○[地]⇒おがわらこ(小川原湖)
おかをこえて《をかをこえて》
【丘を越えて】
○[楽]島田芳文作詞、古賀政男作曲の歌謡曲。
歌は藤山一郎。
歌い出しは「丘を越えて行こうよ/真澄(マスミ)の空は朗らかに
/晴れてたのしいこころ」。
◎1931.12.(昭和 6)レコード発売。
おかん《をかん》
【悪寒】
◇[英]chill/ague/shake
○[医]急な発熱で、ぞくぞくと寒けを感ずること。
参照⇒おねつ(悪熱)
◎中国語:発冷(faleng)。
おーがんじー
【オーガンジー】
◇[英]organdie
○[服]⇒おーがんでぃー(オーガンディー)
おーがんでぃー
【オーガンディー】
◇[英]organdie
○[服]平織りで薄手の綿織物。張りと光沢があり、セミの羽の
ように透けて見える。絹・毛・合成繊維でも織る。
夏の婦人服や子供服、芯地・裏地など、また飾りや造花など
にも用いられる。
「オーガンジー」とも呼ぶ。
おき
【隠岐】
◇[日]Oki
○(1)[歴]旧国名。山陰道八ヶ国の一国。現在の島根県の日本
海の隠岐諸島。
参照⇒おきしょとう(隠岐諸島)
○(2)⇒おきぐん(隠岐郡)
★おぎ《をぎ》
【オギ】
【荻】
◇[学]Miscanthus sacchariflorus
○[植]単子葉植物イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)ススキ属
(Miscanthus)の多年草。
ススキに似る。
◎「萩」はマメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)の「ハギ」。
おぎ《をぎ》
【小城】
◇[日]Ogi
○(1)⇒おぎぐん(小城郡)
○(2)⇒おぎまち(小城町)
おぎ《をぎ》
【男木】
◇[日]Ogi
○(1)[地]⇒おぎしま(男木島)
○(2)⇒おぎちょう(男木町)
おぎー
【オギー】
◇[英]ogee(オジー)
○⇒おじー(オジー)
おきあがりこぼうし《おきあがりこぼふし》
【起き上り小法師】
【起上小法師】
○⇒おきあがりこぼし(起き上り小法師,起上小法師,不倒翁)
おきあがりこぼし
【起き上り小法師】
【起上小法師】
【不倒翁】
◇[英]tumbler(タンブラー)
○丸みのある底にオモリ(錘)に入れた人形。
何度倒してもオモリの重力ですぐに立ち上がるもの。
縁起物(エンギモノ)のダルマ(達磨)の人形が多い。
「おきあがりこぼうし(起き上り小法師,起上小法師)」,「ふと
うおう(不倒翁)」とも呼ぶ。
参照⇒ななころびやおき(七転び八起き)(1)
おぎーいぇ
【オギーイェ】
◇[フ]anguille
○[魚](フランス語で)ウナギ(鰻)。
⇒うなぎ(ウナギ,鰻)
おきぐすり
【置き薬】
○(1)家庭に常備しておく医薬品。傷薬・胃薬・熱さましなど。
○(2)あらかじめ所定の薬を無料で家庭ごとに置き、販売員が
一定期間で巡回訪問し、その間に使った分の代金を受け取り、
薬を補充する家庭薬。また、そのしくみ・制度。
参照⇒かみふうせん(紙風船)(1)
◎富山の薬売りによるものが有名だったが、昭和後期には転居
する家庭も多く、また販売員の後継者も少なく廃れた。
廃業する販売員の台帳の情報が、一時高価に取引されること
があった。
モンゴルやタイ(2008. 7.から)で日本方式として置き薬を導
入。
おぎくぼえき《をぎくぼえき》
【荻窪駅】
○(1)[交]東京都杉並区荻窪にある、JR中央線の駅。
阿佐ヶ谷(アサガヤ)駅と西荻窪駅の間。
○(2)[交]東京地下鉄(東京メトロ)丸ノ内線の駅。
南阿佐ヶ谷駅の次で、ターミナル駅。
★おきくらげ
【オキクラゲ】
【沖水母】
【沖海月】
○[動]ミズクラゲ目(Semaeostomeae)オキクラゲ科(Pelagiidae)
のクラゲ。
参照⇒あかくらげ(アカクラゲ,赤水母,赤海月)
おきぐん
【隠岐郡】
◇[日]Ogi Gun
○島根県北部、日本海にある隠岐諸島から成る郡。
隠岐の島町(オキノシマチョウ)・海士町(アマチョウ)・西ノ島町(シノシマチョウ)
・知夫村(チブムラ)の町。
◎2004.10. 1(平成16)西郷町(サイゴウチョウ)・布施村(フセムラ)・五箇
村(ゴカムラ)・都万村(ツマムラ)が合併して隠岐の島町を発足。
おぎぐん《をぎぐん》
【小城郡】
◇[日]Ogi Gun
○佐賀県中央部の郡。
小城町(オギマチ)・三日月町(ミカツキチョウ)・牛津町(ウシヅチョウ)・芦
刈町(アシカリチョウ)の町。
おきさいど
【オキサイド】
◇[英]oxide
○(1)[化]酸素と他の元素との化合物。酸化物。
○(2)[接尾辞][化]「酸化物」を表す語形成要素。
◎ダイオキサイド(dioxide):二酸化物。
トライオキサイド(trioxide):三酸化物。
テトロキサイド(tertoxide):四酸化物。
おきさわら
【沖サワラ】
【沖鰆】
○(1)[俗][魚]スズキ目(Perciformes)クロタチカマス科(Gem-
pylidae)のウシサワラの別称。
⇒うしさわら(ウシサワラ,牛鰆)
○(2)[俗][魚]スズキ目サバ科(Scombridae)サワラ属(Scomber-
omorus)のカマスサワラの別称。
⇒かますさわら(カマスサワラ,カマス鰆)
★おきしすいさんかにっける《おきしすいさんくわにつける》
【オキシ水酸化ニッケル】
◇[英]Nickel Oxyhydroxide
○[化]化学式はNiOOH。
ニッケル乾電池(Nickel Battery)に利用される。
おきしだんと
【オキシダント】
◇[英]oxidant
○[化]強酸化性物質の総称。
大気中の炭化水素や窒素酸化物(NOx)などに太陽の強い紫
外線が当たる化学反応で生成する、酸化力の強い有毒物質。成
分はオゾン・二酸化窒素や各種の有機過酸化物などで、目や鼻
・ノド(喉)を刺激し、呼吸困難を起す場合もある。
無風時は地上に停滞し、光化学スモッグとなる。
「酸化体」とも呼ぶ。
参照⇒のっくす(NOx),すもっぐ(スモッグ)
おきしとしあ
【オキシトシア】
◇[英]oxytocia
○(1)[医]普通以上の急速な出産。
参照⇒ゆーとしあ(ユートシア)
○(2)[医]分娩促進。
おきしとしん
【オキシトシン】
◇[英]oxytocin
○[生化]下垂体後葉ペプチドホルモン。女性ホルモンの一種。
分子式はC43H68N12O12S2。
妊娠時には分泌されず、出産時に分泌して子宮を収縮させる。
また、乳頭を刺激されると分泌され乳腺を収縮させて陣痛を促
進する。
授乳での刺激でも分泌され、乳腺を収縮させて乳の出を促進
する。
人の信頼感を強めさせる作用が知られている。
俗に「愛情ホルモン」とも呼ぶ。
◎自閉症患者はオキシトシンの働きが弱い。
おきしどーる
【オキシドール】
◇[独]Oxidol、[英]oxydol
○[薬]約3%の過酸化水素を含む水溶液の薬局方名。
傷口などの消毒・殺菌、漂白、毛髪の脱色などに使用する。
「過酸化水素水(oxygenated water)」とも、三共の商品名で
「オキシフル(Oxyfull)」とも呼ぶ。
おきしふる
【オキシフル】
◇[商品名]Oxyfull
○[薬]⇒おきしどーる(オキシドール)
おきしへもぐろびん
【オキシヘモグロビン】
◇[英]oxyhemoglobin
○[医]酸素と結合(酸化)したヘモグロビン。
肺胞(ハイホウ)でヘモグロビンが酸素と結合し、細胞に酸素を運
搬する。
「酸素ヘモグロビン」とも呼ぶ。
参照⇒へもぐろびん(ヘモグロビン)
おぎしま《をぎしま》
【男木島】
◇[日]Ogi Shima
○[地]香川県高松市の北約7キロメートルにある、瀬戸内海の
島。高松市男木町(オギチョウ)に属する。
◎南に女木島(メギシマ)があり、合せて「雌雄島(シユウジマ)」とも呼
ぶ。
おきしょとう《おきしよたう》
【隠岐諸島】
◇[日]Oki Shoto
○[地]島根県北部、日本海にある諸島。最大島の島後(ドウゴ)
と島群である島前(ドウゼン)から成る。
大山隠岐(ダイセンオキ)国立公園に属する。
「隠岐島(オキノシマ)」,「隠岐」とも呼ぶ。
参照⇒おきどうご(隠岐島後)
◎島前は中ノ島・西ノ島・知夫里島(チブリジマ)とその属島から
成る。
◎後鳥羽天皇・後醍醐天皇が流された地。
----------------------------------------------------------------