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百 科 辞 書 《ぬ》 編集:獨 澄旻
-------- ぬ ----------------------------------------------------
ぬ
【ぬ】
○(1)鼻音の有声子音[n]と母音[u]との結合した前硬口蓋(ゼ
ン・コウコウガイ)音節。
◎上代特殊仮名遣(ヅカ)いで一時期、甲乙二類の別があるとい
う説があった。現在は一類のみとする。
○(2)五十音図な行第三のカナ(仮名)。
ヒラガナ(平仮名)の「ぬ」は「奴」の草書体、カタカナ(片仮名)
の「ヌ」は「奴」の旁(ツクリ)。
ぬあくしょっと
【ヌアクショット】
◇Nouakchott
○アフリカ北西部、モーリタニアの首都。
〈人口〉
1968(昭和43) 2万人(推定)。
1992(平成 4)48万0,408人。
1995(平成 7)74万人。
ぬあーじゅ
【ヌアージュ】
◇[フ]nuage
○[気](フランス語で)雲。
⇒くも(雲)(1)
ぬいくぎ《ぬひくぎ》
【縫い釘】
【縫釘】
○(1)[海]舟釘の一種。
板をはぎ合せて幅広い板材を作る釘。
頭が小さく軸が平たい釘で、板端から次の板へ斜めに打ち込
んで継ぎ合せるもの。
参照⇒ふなくぎ(舟釘,船釘),あいくぎ(間釘,合釘,合い釘)
○(2)[建]和釘の一種、落し釘の別称。
⇒おとしくぎ(落し釘,落とし釘,落釘)
ぬえ
【ヌエ】
【鵺】
○[鳥]スズメ目(Passeriformes)ヒタキ科(Muscicapidae)ツグ
ミ亜科(Turdinae)の鳥、トラツグミ(虎鶫)の別称。
⇒とらつぐみ(トラツグミ,虎鶫)
◎「(「空」偏+「鳥」:補助7601)」とも書く。
ぬえ
【鵺】
○(1)[鳥]⇒ぬえ(ヌエ,鵺)
○(2)平家物語などに現われる想像上の怪獣。
頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎に、声はトラツグミに似
て陰気な声で嘆(ナゲ)くように鳴くという。
二条天皇の時に御白河法皇がこの怪物のため病気となり、源
三位頼政(ゲンザンミ・ヨリマサ)が紫宸殿(シシンデン)の上から射落(イオ)と
し、獅子王(シシオウ)と呼ばれる名剣を賞賜(ショウシ)されたという。
「鵺鳥(ヌエドリ)」,「鵺小鳥(ヌエコドリ)」とも呼ぶ。
参照⇒ししおう(獅子王)(2)
○(3)(転じて)得体の知れない人物、事物やあいまいな態度を
いう。
「鵺鳥(ヌエドリ)」,「鵺小鳥(ヌエコドリ)」とも呼ぶ。
◎「(「空」偏+「鳥」:補助7601)」とも書く。
ぬえいば
【ヌエイバ】
◇Nuweiba/Nuwaiba/Nuwaybi
○エジプト北東部、南シナイ県(Muhafazat Janub Sina')東部
の町。
北緯29.03°、東経34.67°の地。
アカバ湾(the Gulf of Aqaba)に面するリゾート地。
◎2004.10. 7(平成16)車爆弾によるテロ、発生。
ぬえこどり
【鵺小鳥】
○⇒ぬえ(鵺)
ぬえどり
【鵺鳥】
○⇒ぬえ(鵺)
ぬえばいすぱーにあ
【ヌエバ・イスパーニア】
◇[西]Nueva Espana(新イスパニア)
○[歴]⇒のばいすぱにあ(ノバ・イスパニア)
ぬえばえすぱるたしゅう《ぬえばえすぱるたしう》
【ヌエバエスパルタ州】
【ヌエバ・エスパルタ州】
◇[西]Estado Nueva Esparta、[英]Nueva Esparta State
○ベネズエラ北東部、カリブ海南部にあるマルガリータ島
(Isla de Margarita)とその周囲の島々で構成する州。
州都はラアスンシオン(La Ascuncion)。
〈面積〉
1,151平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)26万3,748人(10月21日現在)。
2001(平成13)37万3,851人(10月21日現在)。
ぬえばろは
【ヌエバ・ロハ】
◇Nueva Loja
○エクアドル北東部、スクンビオス州(Provincia de Sucum-
bios)中央部の州都。
ぬえぼれおんしゅう《ぬえぼれおんしう》
【ヌエボレオン州】
◇[西]estado de Nuevo Leon、[英]Nuevo Leon State
○メキシコ中北部の州。東部をタマウリパス州(estado de Ta-
maulipas)、西部をコアウィラ州(estado de Coahuila)に接す
る。
州都はモンテレイ(Monterrey)。
〈面積〉
6万4,555平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)313万7,600人。
1995(平成 7)355万0,100人。
2000(平成12)383万4,100人。
2004(平成16)404万1,300人。
ぬえるぞく
【ヌエル族】
◇Nuer
○南スーダンからエチオピア西部に居住する部族。
中心地は白ナイル上流のノ湖(Lake No)。
〈人口〉
1982(昭和57)74万0,000人(スーダン)。
1997(平成 9) 6万4,900人(エチオピア)。
ぬがー
【ヌガー】
◇[フ]nougat
○[食]キャラメルに似た、白く柔らかい洋風の飴菓子。
砂糖・水飴などを煮つめて、泡立てた卵白と刻んだアンズ・
クルミ・アーモンド・ピーナツなどを混ぜ、冷やして切ったも
の。
ぬかいだけ《ぬかゐだけ》
【額井岳】
◇[日]Nukai Dake
○[地]奈良県中北部、宇陀市(ウダシ)榛原額井(ハイバラヌカイ)と奈良
市都祁吐山町(ツゲハヤマチョウ)の境にある山。標高816メートル。
「大和富士(ヤマトフジ)」とも呼ぶ。
◎旧住所は宇陀郡(ウダグン)榛原町(ハイバラチョウ)額井と山辺郡(ヤマベ
グン)都祁村(ツゲムラ)。
ぬかご
【ヌカゴ】
【零奈子】
○[植]⇒むかご(ムカゴ,零奈子)
ぬかた
【額田】
◇[日]Nukata
○(1)⇒ぬかたぐん(額田郡)
○(2)⇒ぬかたちょう(額田町)
ぬかたぐん
【額田郡】
◇[日]Nukata Gun
○愛知県中南部の郡。
幸田町(コウタチョウ)・額田町(ヌカタチョウ)の町。
ぬかたちょう《ぬかたちやう》
【額田町】
◇[日]Nukata Cho
○愛知県中南部、額田郡(ヌカタグン)の町。南部を豊川市(トヨカワシ)、
西部を岡崎市(オカザキシ)に接する。
〈面積〉
160.27平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)9,414人。
◎1956(昭和31)豊富村・宮崎(ミヤザキ)村・形埜村の3村と、下
山村の一部が合併して発足。
ぬかでのれい
【額手の礼】
○[宗]⇒あっさらーむ(アッサラーム)
ぬがなさんぞく
【ヌガナサン族】
◇[英]n'Ganasans/N'ganasans
○⇒がなさんぞく(ガナサン族)
ぬかのめえき
【糠ノ目駅】
○[古][交]⇒たかはたえき(高畠駅)
ぬかるみ
【泥濘】
○雨・雪などで地上の泥がどろどろになった所。泥ぶかい所。
◎車が泥濘にはまる
◎「でいねい(泥濘)」とも読む。
ぬがんびこつ
【奴顔媚骨】
◇[中]nuyan meigu
○卑屈に媚(コ)びいるさま・媚び諂(ヘツラ)うさま・おもねるさま。
ぬき
【貫】
○(1)[建]和様建築で、垂直の柱・束柱(ツカバシラ)などを水平に
貫(ツラヌ)いて繋(ツナ)ぎ合せる材。
柱の貫穴(ヌキアナ)に貫を通し、穴の上部の隙間に楔(クサビ)を打
ち込んで固定する。
その位置により地貫(ジヌキ)・下貫(シモヌキ)、胴貫(ドウヌキ)・腰
貫(コシヌキ)、内法貫(ウチノリヌキ)、樋貫/飛貫(ヒヌキ)、頭貫(カシラヌキ)な
ど呼ぶ。
「貫木(ヌキギ)」とも呼ぶ。
参照⇒とおしぬき(通し貫),かしらぬき(頭貫)
◎斜めの筋違いを用いずに建物を固定する構造法(貫構造)。
○(2)[建]建築用材の一種。
(1)に使用する、厚さ三分(9ミリメートル)、幅三寸(9セン
チメートル)くらいの、薄くて幅の狭い板。
大きさにより大貫・中貫・二寸貫などがある。
「貫木(ヌキギ)」とも呼ぶ。
ぬき
【緯】
○⇒ぬきいと(緯糸)
ぬきあな
【貫穴】
【貫孔】
○[建]柱と柱を貫(ツラヌ)く横木・横板を通すため、柱にあけた
穴。
参照⇒ぬき(貫)(1)
ぬきいと
【緯糸】
○織物の横糸。
単に「ぬき(緯)」とも呼ぶ。
⇔たていと(縦糸,経糸,経)
◎「よこいと(緯糸,緯)」とも読む。
ぬきうちかいさん
【抜き打ち解散】
【抜打ち解散】
○[歴][政]1952. 8.28(昭和27)吉田茂首相が自由党内の反吉田
派(石橋湛山・河野一郎ら)に打撃を与えるために先手を打って
行った衆議院の解散。
1952.10. 1(昭和27)第25回衆議院議員総選挙で自由党240議
席と大幅減。
ぬきぎ
【貫木】
○[建]⇒ぬき(貫)
ぬきとおしもん《ぬきとほしもん》
【貫き通し門】
【貫通門】
○[建]⇒かぶきもん(冠木門)
ぬきほ
【抜穂】
○大嘗祭(ダイジョウサイ)に供(ソナ)える神饌(シンセン)の料(リョウ)とする
稲(イネ)の穂を、悠紀(ユキ)・主基(スキ)の斎田(サイデン)から抜き取
る儀式。また、その稲穂(イナホ)。
「ぬきぼ(抜穂)」とも呼ぶ。
参照⇒だいじょうさい(大嘗祭)
ぬきぼ
【抜穂】
○⇒ぬきほ(抜穂)
★ぬーく
【ヌーク】
◇Nuuk/Nuk
○グリーンランド(Greenland)の中心都市。
北緯64.18°、西経51.73°の地。
デンマーク名は「ゴットホープ(Godthab)」。
〈人口〉
1990(平成 2)12,217人(推計)。
2000(平成12)13,445人(推計)。
ぬくあろふぁ
【ヌクアロファ】
◇Nukualofa/Nuku'alofa
○南太平洋、トンガ王国の首都。トンガタプ(Tongatapu)島北
岸に位置する。
〈人口〉
1986(昭和61)2万9,018。
1990(平成 2)3万4,000人(推計)。
ぬくてー
【ヌクテー】
◇[朝鮮語]neuktai(勒犬)
○[哺]ネコ目(Carnivora)(食肉目)イヌ科(Canidae)の朝鮮オオ
カミまたはアカオオカミの朝鮮名。
朝鮮オオカミは「チベットオオカミ」とも呼ぶ。オオカミの亜
種でニホンオオカミに似て、体長1.2メートル・尾33センチメ
ートル・肩高64センチメートルくらい。朝鮮半島・モンゴル・
チベットに分布。
アカオオカミは「ドール」,「シベリアヤマイヌ」とも呼ぶ。
「ヌクテイ」とも呼ぶ。
参照⇒[4]どーる(ドール),にほんおおかみ(ニホンオオカミ,
日本狼)
ぬくてい
【ヌクテイ】
◇[朝鮮語]neuktai(勒犬)
○[哺]⇒ぬくてー(ヌクテー)
ぬーくひばとう《ぬーくひばたう》
【ヌークヒバ島】
◇[フ]l'ile de Nuku Hiva/l'ile de Nukuhiva/l'ile de
Nukahiva
○[地]太平洋南部、フランス領ポリネシアのマルキーズ諸島
(Iles Marquises)の一島。
南緯08.95°、西経140.25°の地。
中心地は南東岸のハカペヒ(Hakapehi)。
〈面積〉
345平方キロメートル。
ぬくまむ
【ヌクマム】
◇nuoc mam
○[料]⇒にょくまむ(ニョクマム)
ぬぐりすんびらんしゅう《ぬぐりすんびらんしう》
【ヌグリ・スンビラン州】
【ヌグリスンビラン州】
◇[英]Negeri Sembilan State
○⇒すんびらんしゅう(スンビラン州)
ぬくれいんさん
【ヌクレイン酸】
◇[英]nucleic acid
○[生化]⇒かくさん(核酸)
ぬーくれおふぁいる
【ヌークレオファイル】
◇[英]nucleophile
○求核的物質。求核剤・求核試薬。
ぬけくび
【抜け首】
○⇒ろくろくび(ろくろ首,轆轤首)
ぬけべんてん
【抜弁天】
○東京都新宿区にある厳島神社(イツクシマジンシャ)の通称。
◎南北に門を作って氏子の通行の便としたため。
旧住所名は東大久保2−222。都電大久保停留所があった。
ぬげりすんびらんしゅう《ぬげりすんびらんしう》
【ヌゲリ・スンビラン州】
◇[英]Negeri Sembilan State
○⇒すんびらんしゅう(スンビラン州)
ぬこう《ぬかう》
【怒江】
◇[中]Nu Jiang
○[地]⇒さるうぃんがわ(サルウィン川)
★ぬこうりすぞくじつしゅう《ぬかうりすぞくじちしう》
【怒江リス族自治州】
◇[中]Nujiang Lisuzu Zizhizhou
○中国南西部、雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)北西部の自治
州。
行政所在地は濾水県六庫鎮(Liuku Zhen)。
〈面積〉
1万4,703平方キロメートル。
〈人口〉
2006(平成18)52万0,400人。
〈管轄2県〉
濾水県(Lushui Xian)。
福貢県(Fugong Xian)。
〈管轄2自治県〉
貢山独龍族怒族自治県(Gongshan Dulongzu Nuzu Zizhixian)。
蘭坪白族普米族自治県(Lanping Baizu Pumizu Zizhixian)。
◎「リス」は「(人偏+「栗」)(人偏+「粟」)」。
ぬさ
【ヌサ】
◇[インドネシア語]nusa、[英]island
○(インドネシアで)島・小島。
「プラウ(pulau)」とも呼ぶ。
ぬさ
【幣】
○(1)神前に供える幣帛(ヘイハク)の一種。上古は麻・木綿(ユウ)な
どを用い、後には織った布や紙を代用した。
「へい(幣)」,「ごへい(御幣)」とも呼ぶ。
参照⇒ゆう(木綿)
○(2)贈り物。特に、旅立ちのときの贈り物。
「へい(幣)」とも呼ぶ。
ぬさいびん
【ヌサイビン】
◇Nusaybin
○トルコ南東部、マルディン県(Mardin Ili)南東部の町。
南部をシリアのカーミシュリー(Al Qamishli)に隣接。
ぬさいりは
【ヌサイリ派】
◇[英]Nusayri sect
○[宗]⇒あらうぃは(アラウィ派)
ぬさいりーは
【ヌサイリー派】
◇[英]Nusayri sect
○[宗]⇒あらうぃは(アラウィ派)
ぬさてんがらちもーるしゅう《ぬさてんがらちもーるしう》
【ヌサテンガラチモール州】
◇[インドネシア語]Propinsi Nusa Tenggara Timur
○⇒ぬさとぅんがらてぃもーるしゅう(ヌサトゥンガラティモ
ール州)
ぬさてんがらてぃもーるしゅう《ぬさてんがらちもーるしう》
【ヌサテンガラティモール州】
◇[インドネシア語]Propinsi Nusa Tenggara Timur
○⇒ぬさとぅんがらてぃもーるしゅう(ヌサトゥンガラティモ
ール州)
ぬさとぅんがらちもーるしゅう《ぬさつんがらちもーるしう》
【ヌサトゥンガラチモール州】
◇[インドネシア語]Propinsi Nusa Tenggara Timur
○⇒ぬさとぅんがらてぃもーるしゅう(ヌサトゥンガラティモ
ール州)
ぬさとぅんがらてぃもーるしゅう《ぬさつんがらちもーるしう》
【ヌサトゥンガラティモール州】
◇[インドネシア語]Propinsi Nusa Tenggara Timur
○インドネシア南部、小スンダ列島(the Lesser Sundas)東部
の州。フロレス島(Pulau Flores)・スンバ島(Pulau Sumba)・
ティモール島(Pulau Timor)などから成る。
州都はティモール島のクパン(Kupang)。
「ヌサテンガラティモール州」,「ヌサトゥンガラチモール州」,
「ヌサテンガラチモール州」,「東ヌサトゥンガラ州」,「東ヌサテ
ンガラ州」とも呼ぶ。
◎西にはヌサトゥンガラバラット州(Propinsi Nusa Tenggara
Barat)がある。
ぬさとぅんがらばらっとしゅう《ぬさつんがらばらつとしう》
【ヌサトゥンガラバラット州】
◇[インドネシア語]Propinsi Nusa Tenggara Barat
○インドネシア南部、小スンダ列島(the Lesser Sundas)西部
の州。ロンボク島(Pulau Lombok)・スンバワ島(Pulau Sumbawa)
とその属島から成る。
州都はロンボク島のマタラム(Mataram)。
「西ヌサトゥンガラ州」とも呼ぶ。
◎東にはヌサトゥンガラティモール州(Propinsi Nusa Tenggara
Timur)、西にはバリ州(Propinsi Bali)がある。
ぬーさんす
【ヌーサンス】
◇[英]nuisance
○(1)迷惑・生活妨害。迷惑をかける行為・人。
○(2)[法]不法妨害。
他人の生活・健康や財産などを間接的に侵害、またはその享
有(キョウユウ)や便益を妨害する行為。
特に産業活動に起因する煤煙・汚水・臭気・震動・騒音など
による公害。
★ぬし
【塗師】
○
ぬじゃじじゃとう《ぬじやじぢやたう》
【ヌジャジジャ島】
◇[フ]Ile de Njazidja
○[地]インド洋西部、コモロ諸島(Iles Comores)北西部にある
主島。
西岸にコモロ・イスラム連邦共和国の首都モロニ(Moroni)が
ある。
南部に活火山カルタラ山(Mont Kartala)(2,361メートル)が
ある。
旧称は「グランドコモロ島(Ile de Grande Comore)」,「大コモ
ロ島」。
「ンジャジジャ島」とも呼ぶ。
〈面積〉
1,148平方キロメートル。
★ぬしゃてる
【ヌシャテル】
◇Neuchatel
○(1)[地](Lac de Neuchatel)⇒ぬしゃてるこ(ヌシャテル湖)
○(2)(Canton de Neuchatel)⇒ぬしゃてるしゅう(ヌシャテル
州)
○(3)スイス西部、ヌシャテル州北東部にある州都。
北緯47.01°、東経6.92°の地。ヌシャテル湖(Lac de Neu-
chatel)の北岸に位置する。
時計工業の中心地。
「ヌーシャテル」とも呼ぶ。
ドイツ語名は「ノイエンブルク(Neuenburg)」。
〈人口〉
1990(平成 2)3万3,579人。
2000(平成12)3万2,914人。
ぬーしゃてる
【ヌーシャテル】
◇Neuchatel
○⇒ぬしゃてる(ヌシャテル)
ぬしゃてるこ
【ヌシャテル湖】
◇[フ]Lac de Neuchatel、[英]Lake Neuchatel
○[地]スイス西部の湖。
湖面は海抜429メートル、最大水深152メートル。長さ38.3キ
ロメートル、幅6〜8キロメートル。
南西端からティエール川(Riviere Thielle)が流入し、北東
端からビール湖(Lac de Bienne)を経てライン川の支流アーレ
川(Riviere Aare)へ流出。
北東岸のヌシャテル市南東部のラ・テーヌ地区に鉄器時代後
期のラ・テーヌ文化(La Tene culture)の遺跡がある。
「ヌーシャテル湖」とも呼ぶ。
ドイツ語名は「ノイエンブルク湖(Neuenburgersee)」。
〈面積〉
218.3平方キロメートル。
ぬーしゃてるこ
【ヌーシャテル湖】
◇[フ]Lac de Neuchatel、[英]Lake Neuchatel
○[地]⇒ぬしゃてるこ(ヌシャテル湖)
ぬしゃてるしゅう《ぬしやてるしう》
【ヌシャテル州】
◇[フ]Canton de Neuchatel
○スイス西部の州。ヌシャテル湖西岸に位置し、西部をフラン
スに隣接。
州都はヌシャテル。
「ヌーシャテル州」とも呼ぶ。
〈面積〉
802.93平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)16万5,700人(12月31日現在)。
2005(平成17)16万8,444人(12月31日現在)。
2009(平成21)17万1,647人(12月31日現在)。
ぬーしゃてるしゅう《ぬーしやてるしう》
【ヌーシャテル州】
◇[フ]Canton de Neuchatel
○⇒ぬしゃてるしゅう(ヌシャテル州)
ぬじゃめな
【ヌジャメナ】
◇N'djamena
○⇒うんじゃめな(ウンジャメナ)
★ぬーす
【ヌース】
◇[希]nous
○[哲]理性・英知。
参照⇒あなくさごらす(アナクサゴラス)
ぬすびとはぎ
【ヌスビトハギ】
【盗人萩】
◇[学]Desmodium podocarpum ssp.oxyphyllum var.japonicum
○[植]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)ヌスビトハギ属(Des-
modium)の多年草。
草丈80〜100センチメートル。
葉は茎上にまばらに互生し、長卵形の小葉三枚から成る複葉。
7〜9月、ハギに似た淡紅色の小蝶形花を長い総状花序にま
ばらに開く。サヤ(莢)は平らで半月形の2節から成り、細かい
カギ(鉤)状の毛があって衣服や動物などに付着して運ばれ、俗
に「くっ付き虫(ひっ付き虫)」と呼ばれる。
北海道〜沖縄の山野に自生。
参照⇒くっつきむし(くっ付き虫),みそなおし(ミソナオシ,
味噌直,小槐花)
ぬずわにとう《ぬずわにたう》
【ヌズワニ島】
◇[フ]Ile de Nzwani
○[地]インド洋西部、コモロ諸島(Iles Comores)中東部の島。
中心地は北西岸のムツァムドウ(Mutsumudu)。
旧称は「アンジュアン島(Ile Anjouan)」,「ジョハナ島(Ile Jo-
hanna)」。
「ンズワニ島」とも呼ぶ。
〈面積〉
424平方キロメートル。
ぬーぞく
【ヌー族】
【怒族】
◇[中]Nu Zu(怒族)/Nuzu
○中国の少数民族の一つ。
中国南西部の雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)に居住。
ぬだらたんど
【ヌダラタンド】
◇N'Dalatando
○アンゴラ共和国北西部、クアンザ・ノルテ州(Provincia do
Kuanza Norte)南部にある州都。
南緯9.30°、東経14.91°の地。
「ンダラタンド」とも呼ぶ。
〈人口〉
1970(昭和45) 7,342人(推計)。
2010(平成22)4万6,606人(推計)。
ぬたりのき
【渟足柵】
◇[日]Nutarinoki/Nutari no Ki
○[歴]飛鳥時代、日本海方面の蝦夷(エゾ)征討のため越後国に
設けられた前進基地。
木柵で囲まれた城柵で、柵戸(キノヘ,サクコ)と呼ばれる一種の屯
田兵的な民が守備していた。
647(大化 3)信濃川右岸に設置。現在の新潟市沼垂(ヌッタリ)付
近と推定されている。
廃止の時期は不明だが、 712(和銅 5)出羽国が設置されて間
もなく廃止された。
「ぬたりのさく(渟足柵)」とも呼ぶ。
◎翌 648(大化 4)磐舟柵(イワフネノキ,イワフネノサク)が現在の新潟県村上
市岩船に設置。
参照⇒いわふねのき(磐舟柵)
ぬたりのさく
【渟足柵】
◇[日]Nutarinosaku/Nutari no Saku
○[歴]⇒ぬたりのき(渟足柵)
ぬで
【白膠木】
○[植]ヌルデの別称。
⇒ぬるで(ヌルデ,白膠木)
ぬーでぃすと
【ヌーディスト】
◇[英]nudist
○[社]裸体主義者。
ぬーでぃずむ
【ヌーディズム】
◇[英]nudism
○[社]裸体主義。
ぬーど
【ヌード】
◇[英]nude
○(1)[形]裸(ハダカ)の、裸体(ラタイ)の。
◎ドイツ語:ナクト(nackt)。
イタリア語:ヌード(nudo)。
フランス語:ニュ(nu)。
スペイン語:デスヌード(desnudo)/デスヌーダ(desnuda)。
トルコ語:チプラック(ciplak)。
○(2)(nudity)裸・裸体。
○(3)裸体の人。
○(4)[美]裸体像。裸体画。
ぬーとかとう《ぬーとかたう》
【ヌートカ島】
◇[英]Nootka Island
○[地]カナダ南西岸、バンクーバー島(Vancouver Island)中部
の西岸にある属島。
北緯49.75°、西経126.75°の地。
〈面積〉
528.8平方キロメートル。
ぬーとかわん
【ヌートカ湾】
◇[英]Nootka Sound
○[地]カナダ南西岸、バンクーバー島(Vancouver Island)中部
の西岸にある入り江。ヌートカ島の南岸。
★ぬーどしょー
【ヌードショー】
◇[英]nude show
○
参照⇒がくぶちぬーどしょー(額縁ヌードショー)
ぬーどだんさー
【ヌードダンサー】
【ヌード・ダンサー】
◇[英]nude dancer
○ヌード姿でセクシーな踊りを見せる女性。
手にダチョウなどの羽毛の大きな団扇(fun)を持ち、股間(コカ
ン)にはバダフライ([英]G-string)と呼ぶ小さな布を着けている。
参照⇒すとりっぱー(ストリッパー)(1),べりーだんす(ベリ
ーダンス)
ぬーどもでる
【ヌードモデル】
◇[英]nude model
○(1)[美]絵画または芸術写真の裸体モデル。
○(2)[写]性的な写真の裸体モデル。
◎(1)と(2)ではポーズなどが大きく異なる。
ぬどら
【ヌドラ】
◇Ndola
○ザンビア中北部、コッパーベルト州(Copperbelt Province)
東部にある州都。銅鉱山地帯の中心鉱山都市。
南緯12.97°、東経28.64°の地。
「ンドラ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1990(平成 2)32万9,228人。
2000(平成12)37万4,757人。
ぬどらんげた
【ヌドランゲタ】
◇[伊]'Ndrangheta
○イタリア南部、カラブリア州(Regione Calabria)を中心とす
る秘密犯罪組織。
イタリアの麻薬密輸を仕切っているとされる。
「ンドランゲタ」,「ウンドランゲタ」とも呼ぶ。
参照⇒まふぃあ(マフィア)(1)
★[1]ぬーとりあ
【ヌートリア】
◇[西]nutria、[英]coypu、[学]Myocastor coypus
○[哺]ネズミ目(齧歯目<ゲッシモク>)(Rodentia)ヌートリア科
(Myicastoridae)の哺乳類。
南アメリカ東部の草原や湿地の原産地だが、世界各地で野生
化している。
「海狸鼠(カイリネズミ)」,「沼狸(ショウリ,ヌマダヌキ)」とも、英語名で「コ
イプー」とも呼ぶ。
参照⇒かぴばら(カピバラ)
◎別名の「海狸鼠」の「海狸」とは「ビーバー(beaver)」のこと。
「沼狸」は、軍用の毛皮養殖にするため1939(昭和14)輸入した
際に「勝利」に通ずるとして命名したもの。
北アメリカ北部原産はマスクラット(muskrat)。
参照⇒ますくらっと(マスクラット)
◎日本のカワネズミ(川鼠)はトガリネズミ目(Soricomorpha)ト
ガリネズミ科(Soricidae)。
参照⇒かわねずみ(カワネズミ,川鼠)
◎スペイン語:コイポー(coipo)/コイプー(coipu)/ヌートリ
ア(nutria)。
[2]ぬーとりあ
【ヌートリア】
◇[西]nutria
○[哺](スペイン語で)カワウソ(川獺)。
⇒かわうそ(カワウソ,川獺,獺)
ぬーどる
【ヌードル】
◇[英]noodle
○[食]⇒ぱすた(パスタ)(1)
ぬなぶっとじゅんしゅう《ぬなぶつとじゆんしう》
【ヌナブット準州】
◇[英]Nunavut Territory
○カナダ北部の準州。西部をノースウェスト準州(Northwest
Territories)に接する。
州都はバフィン島(Baffin Island)のイカルイット(Iqaluit)。
北方民族イヌイット(Inuit)(エスキモー)の自治州。
「ヌナブト准州」とも呼ぶ。
◎1999. 4. 1(平成11)ノースウェスト準州から分離。
ぬなぶとじゅんしゅう《ぬなぶとじゆんしう》
【ヌナブト準州】
◇[英]Nunavut Territory
○⇒ぬなぶっとじゅんしゅう(ヌナブット準州)
ぬなわ《ぬなは》
【ヌナワ】
【沼縄】
【蓴】
○[植]ジュンサイの古称。
⇒じゅんさい(蓴菜,蓴,茆)
ぬのいし
【布石】
○(1)[建]布敷(ヌノジキ,ヌノシキ)に敷きつめた石。
「布敷石(ヌノジキイシ,ヌノシキイシ)」とも呼ぶ。
参照⇒ぬのじき(布敷)
○(2)[建]布敷に用いる、正方形や長方形の平たい切り石。
「布敷石」とも呼ぶ。
参照⇒ぬのじき(布敷),ますいし(枡石,桝石)
ぬのいししき
【布石敷】
○[建]⇒ぬのじき(布敷)
ぬのしき
【布敷】
○[建]⇒ぬのじき(布敷)
ぬのじき
【布敷】
○[建]石敷(イシジキ)の敷き方の一種。
正方形や長方形の敷石・敷瓦(シキガワラ)・レンガ・タイルなど
を、建物・道路と平行に並べた敷き方。また、敷いたもの。
「ぬのしき(布敷)」,「布石敷(ヌノイシジキ)」とも呼ぶ。
参照⇒しはんじき(四半敷)
◎敷石は布石(ヌノイシ)・布敷石(ヌノジキイシ,ヌノシキイシ)と呼ぶ。
ぬのしきいし
【布敷石】
○[建]⇒ぬのいし(布石)
ぬのじきいし
【布敷石】
○[建]⇒ぬのいし(布石)
ぬのづみ
【布積み】
○[建]石積みの一様式。
長方形の切り石を水平に積み重ねたもの。
⇔たにづみ(谷積み)
ぬのびきのたき
【布引の滝】
【布引きの滝】
【布引滝】
◇[日]Nunobiki no Taki
○[地]兵庫県神戸市南東部、中央区葺合町(フキアイチョウ)にある生
田川(イクタガワ)上流の滝。
上流に雄滝、下流に雌滝、その間に夫婦滝・鼓ヶ滝がある。
ぬばたま
【ぬば玉】
【射干玉】
【野干玉】
【烏玉】
【烏珠】
○(1)黒い珠(タマ)。
○(2)ヒオウギの種子。
「うばたま」,「むばたま」とも呼ぶ。
参照⇒ひおうぎ(桧扇)
◎「ぬばたまの」は「黒」,「夜」,「闇(ヤミ)」,「月」,「夢」,「夕」,「髪」や
「駒(コマ)」,「妹(イモ)」に掛る枕詞(マクラコトバ)。
◎ぬばたまの吾が黒髪に霜は降るとも
★ぬひ
【奴婢】
◇[日]nuhi、[中]nubi(奴婢)、[英]slaves and maids
○(1)[歴]律令制下の五色の賤の最下層。
官有の公奴婢(クヌヒ)と民有の私奴婢の別があった。
参照⇒ごしきのせん(五色の賤,五色の賎),くぬひ(公奴婢),
こんりょう(今良)
○(2)
○(3)[歴]([朝]nopi)⇒せんみん(賎民,賤民)(3)
ぬびあ
【ヌビア】
◇[ギリシア語]Nubia(黄金国)
○(1)アフリカ大陸東北部、南北はエジプト南部のアスワン(As-
wan)からスーダン北部のハルツーム(Khartoum)、東西はナイル
川沿岸から紅海におよぶ地域。
◎古くから金の産地として知られ、古代エジプト語のネブ(neb)
(金)からギリシア人・ローマ人が呼んだもの。
『旧約聖書』では「クシ(Kush,Cush)」と呼ばれている。
◎ヌビア砂漠,ヌビア遺跡
○(2)[歴]ヌビアにあった王国(BC.2000ころ〜AD.1400ころ)。
紀元前8世紀ころに繁栄。
○(3)[地](Lake Nubia)ナセル湖のスーダンからの呼称。
⇒なせるこ(ナセル湖)
★ぬびあいせき《ぬびあゐせき》
【ヌビア遺跡】
◇[英]ruins of Nubia
○[歴]アブシンベル神殿の遺跡。
ぬびあこ
【ヌビア湖】
◇[英]Lake Nubia
○[地]⇒なせるこ(ナセル湖)
ぬびあさばく
【ヌビア砂漠】
◇[英]the Nubian Desert
○[地]アフリカ大陸東北部、エジプト南部からスーダン北部に
またがる砂漠。サハラ砂漠(Sahara Desert)の一部。
〈面積〉
約27万2,000平方キロメートル。
ぬふ
【ヌフ】
◇[フ]neuf
○⇒ねふ(ネフ)
ぬーぶら
【ヌーブラ】
◇[登録商標]NuBra
○[服]ストラップやベルトを使用せず、胸に直接貼り付けるシ
リコン製のブラジャー。
◎アメリカのブラジェル社(Bragel International Inc.)が開
発。
[1]ぬーべ
【ヌーベ】
◇[西]nube
○[気](スペイン語で)雲。
⇒くも(雲)(1)
[2]ぬーべ
【ヌーベ】
◇[伊]nube
○[気](イタリア語で)雲。
⇒くも(雲)(1)
[1]ぬーぼー
【ヌーボー】
○(1)[国][俗][形動]性格がおっとりしているさま。
○(2)[国][俗][形動]態度などが、つかみどころのないさま。
◎「ぬうっと」または「間ぬけて」、「ぼうっと」などイメージから。
[2]ぬーぼー
【ヌーボー】
◇[フ]nouveau
○(1)[形]新しい。
参照⇒ねふ(ネフ)
○(2)新式・新しい流儀。
○(3)(art nouveau)アールヌーボーの略称。
⇒あーるぬーぼー(アールヌーボー,アール・ヌーボー)
○(4)(Beaujolais nouveau)ボジョレーヌーボーの略。
⇒ぼじょれーぬーぼー(ボジョレーヌーボー)
ぬーぼーしき
【ヌーボー式】
◇[フ]art nouveau(新しい芸術)
○[芸]⇒あーるぬーぼー(アールヌーボー,アール・ヌーボー)
ぬーぼら
【ヌーボラ】
◇[伊]nuvola(ヌーヴォラ)
○[気](イタリア語で)雲。
⇒くも(雲)(1)
ぬーぼりーしゅ
【ヌーボリーシュ】
【ヌーボ・リーシュ】
◇[フ]nouveau riche
○新興成金・にわか成金。
ぬまくま
【沼隈】
◇[日]Numakuma
○(1)⇒ぬまくまぐん(沼隈郡)
○(2)⇒ぬまくまちょう(沼隈町)
ぬまくまぐん
【沼隈郡】
◇[日]Numakuma Gun
○広島県東南部の郡。
沼隈町(ヌマクマチョウ)のみ。
◎2003. 2. 3(平成15)内海町(ウツミチョウ)、福山市に編入。
ぬまくまちょう《ぬまくまちやう》
【沼隈町】
◇[日]Numakuma Cho
○広島県東南部、沼隈郡(ヌマクマグン)の町。
[1]ぬまた
【沼田】
○[農]⇒[1]ふかだ(深田)
[2]ぬまた
【沼田】
◇[日]Numata
○(1)⇒ぬまたし(沼田市)
○(2)⇒ぬまたちょう(沼田町)
○(3)[交]⇒ぬまたえき(沼田駅)
ぬまたえき
【沼田駅】
○[交]群馬県沼田市にある、JR上越線の駅。
岩本駅と後閑(ゴカン)駅(月夜野町)の間。
◎駅近くに沼田城跡の沼田公園がある。
◎JR留萌(ルモイ)本線には石狩沼田駅(北海道)、伊豆箱根鉄道
大雄山線には相模沼田駅(神奈川県)がある。
ぬまたし
【沼田市】
◇[日]Numata Shi
○群馬県北東部の市。利根川上流の沼田盆地にある中心商業都
市。
製材・木工業・家具製造業が盛ん。
尾瀬・奥日光観光の基地で、JR上越線・関越自動車道が通
じる。
北部に標高約1,300メートルの玉原高原がある。
〈人口〉
1970(昭和45)4万3,898人。
1995(平成 7)4万7,207人。
◎1954(昭和29)市制。
◎1532(天文元)沼田氏の居城、沼田城が築城。
江戸時代は真田・本多・黒田・土岐氏の城下町。
第二次世界大戦中、旧日本陸軍の迫撃第1連隊(毒ガス部隊)
があった。
◎沼田こけし
ぬまたちょう《ぬまたちやう》
【沼田町】
◇[日]Numata Cho
○北海道中央部、空知支庁(ソラチシチョウ)雨竜郡(ウリュウグン)の町。
陸上自衛隊沼田分屯地がある。
◎JR留萌(ルモイ)本線の駅は石狩沼田駅。
ぬまだぬき
【沼狸】
◇[西]nutria
○[哺]⇒[1]ぬーとりあ(ヌートリア)
ぬまづし
【沼津市】
◇[日]Nimazu Shi/Numadu Shi
○静岡県東部の市。狩野川の河口に位置し、駿河湾に面する商
工業都市。
駿河湾岸の海浜は千本松原と呼ばれ、古くからの名勝地。
〈面積〉
1970(昭和45)151平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)19万9,000人。
◎1923(大正12)市制。
◎もと水野氏2万石の城下町。
鎌倉時代から東海道の宿駅で、東海道五十三次では三島と原
の間。日本橋から約118キロメートルの地。
ぬまぶくろ
【沼袋】
◇[日]Numabukuro
○(1)東京都中野区北東の地名。
○(2)[交]⇒ぬまぶくろえき(沼袋駅)
ぬまぶくろえき
【沼袋駅】
○[交]東京都中野区沼袋にある、西武新宿線の駅。
新井薬師前(アライヤクシマエ)駅と野方(ノガタ)駅の間。
ぬみじあ
【ヌミジア】
◇Numidia
○[歴]⇒ぬみでぃあ(ヌミディア)
ぬみでぃあ
【ヌミディア】
◇Numidia
○[歴]アフリカの地中海沿岸、現在のアルジェリア北東部地方
にあった古代王国。
BC. 200ころに王国を形成。
BC. 46年、ユバ一世(Juba I)(BC. 84?〜BC. 46)の死と
ともにローマ帝国の属州となる。
「ヌミジア」とも呼ぶ。
参照⇒ゆぐるた(ユグルタ)
◎ヌミディア王ユバ二世(Juba II)(BC. 52/ 50〜BC. 23)
はモーリタニア王となる。
ぬーめあ
【ヌーメア】
◇Noumea
○太平洋南西部のメラネシアにあるフランス領ニューカレドニ
ア(New Caledonia)島の主都。
22.27°南緯、東経166.44°の地。
〈人口〉
1956(昭和31)2万2,235人。
1969(昭和44)4万1,853人。
1976(昭和51)5万6,078人。
1989(平成元)6万5,110人。
1996(平成 8)7万6,293人。
2004(平成16)9万1,386人。
ぬらりくらり
【ぬらりくらり】
○(1)[副](物理的に)ぬらぬらとすべって、つかまえにくいよ
うす。とらえにくいようす。
「ぬらりひょん(滑瓢)」とも呼ぶ。
○(2)[副](人の態度などが)あいまいで、とらえ所のないよう
す。つかみ所がないようす。
「ぬらりひょん(滑瓢)」,「のらりくらり」とも呼ぶ。
ぬらりひょん
【ぬらりひょん】
【滑瓢】
○(1)目も口もない、ナマズともヒョウタンとも区別がつかな
い、つかまえ所のない化物。
○(2)(1)のような、つかまえ所のない人。
○(3)[副]⇒ぬらりくらり(ぬらりくらり)
ぬりごめ
【塗籠】
【塗り籠め】
○(1)[建]寝殿造りの母屋(モヤ)の一部を仕切り、土蔵のように
周囲を厚く壁で塗り込めた部屋。
寝室や衣裳・調度類をおさめる納戸(ナンド)として用いた。
参照⇒なんど(納戸)(1)
○(2)重籐(シゲトウ)の上を漆で塗った弓。
「ぬりごめどう(塗籠籐)」とも呼ぶ。
参照⇒しげとう(重籐)
ぬりさしまど
【塗りさし窓】
【塗止窓】
○[建]下地窓の別称。
⇒したじまど(下地窓,助枝窓)
ぬりすたん
【ヌリスタン】
◇Nuristan/Nurestan
○(1)(Velayat-e Nuristan)⇒ぬりすたんしゅう(ヌリスタン州)
○(2)アフガニスタン北東部、ヌリスタン州の州都。
北緯34.94°、東経70.38°の地。
〈人口〉
2003(平成15)1万6,100人
ぬりすたんしゅう《ぬりすたんしう》
【ヌリスタン州】
◇Velayat-e Nuristan/Velayat-e Nurestan、[英]Nuristan
Province/Nurestan Province
○アフガニスタン北東部の州。北部をバダクシャン州(Velayat-
e Badakhshan)、南東部をクナール州(Velayat-e Kunar)、南西
部をラグマン州(Velayat-e Laghman)・カピサ州(Velayat-e Ka-
pisa)、西部をパルワン州(Velayat-e Parvan)に接し、東部を
パキスタンに隣接。
州都はヌリスタン。
〈面積〉
9,224.96平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)14万1,400人
◎2001(平成13)ラグマン州北部とクナール州北部を併せて新設
された州。
ぬりつちてんじょう《ぬりつちてんじやう》
【土天井】
◇[日]nuritsuchitenjo/nuri-tsuchi-tenjo
○[建]⇒つちてんじょう(土天井)
ぬりで
【白膠木】
○[植]ヌルデの別称。
⇒ぬるで(ヌルデ,白膠木)
ぬりでのき
【白膠木の木】
○[植]ヌルデの別称。
⇒ぬるで(ヌルデ,白膠木)
ぬりのこしまど
【塗り残し窓】
【塗残窓】
○[建]下地窓の別称。
⇒したじまど(下地窓,助枝窓)
ぬる
【濡る】
○(1)[古][自動詞下二段](雨や飛沫<シブキ>などで)濡れる。
参照⇒ぬれる(濡れる)
○(2)[古][自動詞下二段]涙に濡れる。
◎濡るる袂(タモト)
★ぬるかわおんせん《ぬるかはをんせん》
【温川温泉】
○(1)青森県黒石市の温湯(ヌルユ)温泉の一湯。
参照⇒ぬるゆおんせん(温湯温泉)
○(2)群馬県。
ぬるしあのべねでぃくつす
【ヌルシアのベネディクツス】
◇[英]Benedictus of Nursia
○[人]⇒べねでぃくとぅす(ベネディクトゥス)
ぬるたま
【寝る魂】
○[古]夢の別称。
⇒ゆめ(夢)
ぬるで
【ヌルデ】
【白膠木】
◇[学]Rhus javanica var.roxburghii
○[植]ムクロジ目(Sapindales)ウルシ科(Anacardiaceae)ウル
シ属(Rhus)の落葉小高木。雌雄異株。
東南アジアに広く分布し、山野に自生。高さ5〜6メートル。
葉は先に一葉と互生する三〜六対の小葉からなる、中軸に翼
のある30センチくらいの大形羽状複葉。小葉は楕円形で縁に粗
い鋸歯があり、裏に黄褐色の毛が密生。
夏に、枝先に小形白色の五弁花を多数、円錐花序につける。
果実は扁平で毛があり赤熟する。成熟後、白粉を生じ塩辛い。
秋に紅葉し、「ぬるでもみじ」と呼ぶ。
「ふしのき(五倍子の木)」,「かちのき(勝ち木)」,「かつのき(勝
の木)」,「かつぎ(勝木)」,「ぬりで(白膠木)」,「ぬりでのき(白膠
木の木)」,「ぬるでのき(白膠木の木)」,「ぬで(白膠木)」とも呼ぶ。
漢名は「塩麩子」,「塩麩木」,「五倍子樹」。
◎葉に寄生したヌルデノミミフシ(白膠木耳五倍子)による虫こ
ぶが生じ、これを乾燥したものを「ふし(五倍子・付子・附子)」
と呼ぶ。タンニンの原料となり、薬用・染料・インク製造など
に用いる。
また、椎茸(シイタケ)栽培の培養原木や、護摩木(ゴマギ)にも使
用。
参照⇒ふし(五倍子・付子・附子)
ぬるでのき
【白膠木の木】
○[植]ヌルデの別称。
⇒ぬるで(ヌルデ,白膠木)
ぬるでもみじ《ぬるでもみぢ》
【白膠木紅葉】
○[植]ヌルデの紅葉。
⇒ぬるで(ヌルデ,白膠木)
★ぬるはち
【ヌルハチ】
【奴児哈赤】
【奴爾哈赤】
【弩爾哈斉】
◇Aisin Giorro Nurhaci、[中]Nuerhachi(努邇哈赤)/Nuerha-
qi(努邇哈齊)
○[人]清(シン)の太祖(1559〜1626. 8.11)。在位:1616〜1626。
建州女直の出身で、姓は愛新覚羅(アイシンカクラ,アイシンギョロ)。
1603(慶長 8)<万暦31>赫図阿拉(Hetu'ala)(ホトアラ)に築城。
参照⇒あいしんかくら(愛新覚羅),じょしんぞく(女真族),
ほんたいじ(ホンタイジ,皇大極)
◎陵墓は清永陵:参照⇒んぴんまんぞくじちけん(新賓満族自
治県)
ぬるみ
【ヌルミ】
◇Paavo Johannes Nurmi
○[人]フィンランドの陸上選手(1897〜1973)。
1920年代に活躍。
★ぬるゆおんせん《ぬるゆをんせん》
【温湯温泉】
○(1)青森県黒石市。
浅瀬石川(アセイシカワ)に沿って、落合・板留・温川(ヌルカワ)温泉な
どがある。
○(2)宮城県北部、栗原市(クリハラシ)西部の花山本沢(ハナヤマホンサワ)、
栗駒山(クリコマヤマ)南麓にある温泉。
花山三湯・栗駒五湯の一つ。
泉質は弱食塩泉。
◎旧住所は栗原郡(クリハラグン)花山村(ハナヤマムラ)本沢(ホンサワ)。
○(3)福島県福島市桜本(サクラモト)温湯にある、吾妻山山中の秘湯。
ぬれあまなっとう
【濡れ甘納豆】
○[食]砂糖を少なくして甘味をおさえ柔かく煮た甘納豆。
普通の甘納豆に比べ日持ちがしない。
参照⇒あまなっとう(甘納豆)
ぬれーえふ
【ヌレーエフ】
◇Rudolf Hametovich Nureyev(ルドルフ・ヌレーエフ)
○[人]オーストリアの舞踏家(1938〜1993)。ロシア・イルクー
ツク生れ。
1955(昭和30)レニングラード・バレエ学校に入学。
1958(昭和33)レニングラード・バレエ学校を卒業し、キーロ
フ・バレー(Kirov Ballet)団に入団。
1961(昭和36)巡業中、パリで西側に亡命。
1962(昭和37)アメリカでデビュー。
1982(昭和57)オーストリアの市民権を得る。
1983〜1989(昭和58〜平成元)パリ・オペラ座バレエ芸術監督。
HIVで死去。
ぬれえん
【濡れ縁】
【濡縁】
◇[英]open veranda
○[建]和風建築で、雨戸(アマド)の敷居(シキイ)の外側に張り出し
ている、狭い板張りの縁側(エンガワ)。
部屋と庭との出入りに使用したり、腰掛けて新聞を読んだり、
夏の宵(ヨイ)には夕涼みや花火をしたりする。
参照⇒えんがわ(縁側)(1)
ぬれせん
【濡れ煎】
○[食]⇒ぬれせんべい(濡れせんべい,濡れ煎餅)
ぬれせんべい
【ぬれ煎餅】
○[食]銚子電気鉄道で売られている濡れ煎餅。
参照⇒ぬれせんべい(濡れせんべい,濡れ煎餅)
ぬれせんべい
【濡れせんべい】
【濡れ煎餅】
○[食]一度焼いたセンベイを甘い醤油(ショウユ)ダレに浸して軟ら
かくしたもの。
「濡れ煎」とも呼ぶ。
参照⇒ぬれせんべい(ぬれ煎餅),せんべい(せんべい,煎餅)
★ぬれる
【濡れる】
○[自動詞下一段]
◎古語:⇒ぬる(濡る)
ぬんちお
【ヌンチオ】
◇[伊]nunzio
○(1)([英]nuncio)ローマ教皇大使・ローマ教皇使節。
○(2)([英]harbinger)前兆・触れ。先駆者。
ぬんちゃく
【ヌンチャク】
【双節棍】
◇[日]nunchaku、[英]nunchuck
○沖縄に伝わる武具。
短いカシ(樫)の棒二本を、短い紐(ヒモ)または鎖でつないだも
の。
一方を手に持ち、他方を振り回し、さらに持ち手を左右次々
に替えて攻撃するもの。
◎江戸時代、薩摩藩に武器の所持を禁止されていたため、脱穀
に使う農具を短くして武器としたもの。
名前は「双節棍([中]shuangjiegun)」,「両節棍([中]liangjie-
gun)」から。
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