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百 科 辞 書 《にほん》 編集:獨 澄旻
-------- にほん ------------------------------------------------
★にほん
【日本】
◇[日]Nihon
○極東にある国。北海道(ホッカイドウ)・本州(ホンシュウ)・四国(シコク)
・九州(キュウシュウ)の4大島とその周辺の島々からなる。
首都は本州の中央の太平洋側にある東京(Tokyo)。
略称は「JPN」。
「にっぽん(日本)」,「敷島(シキシマ)」,「みずほのくに(瑞穂の国,
瑞穂国)」,「おおやしま(大八洲)」,「東海(トウカイ)」,「大東(ダイトウ)」,
「東瀛(トウエイ)」とも呼ぶ。
〈面積〉
1978(昭和53)37万7,643.13平方キロメートル。
2004(平成16)37万7,906.97平方キロメートル(10月1日現在)
2010(平成22)37万7,950.10平方キロメートル(10月1日現在)
〈人口〉
1975(昭和50)1億1,193万7,000人。
2001(平成13)1億2,677万1,662(推計)。
〈地方行政〉
県:けん(ken)、[英]prefecture。
市:し(shi)、[英]city。
郡:ぐん(gun)、[英]district。
特別区:とくべつく(tokubetsu ku)、[英]special ward。
区:く(ku)、[英]ward。
町:まち(machi)/ちょう(cho)、[英]town。
村:むら(mura)/そん(son)、[英]village。
字(大字,小字):あざ(aza)、[英]section。
◎英語:ジャパン(Japan)。
ドイツ語:ヤーパン(Japan)。
スペイン語:ハポン(Japon)。
イタリア語:ジャッポーネ(Giappone)。
ロシア語:ヤポニヤ(Yaponiya)。
トルコ語:ジャポンヤ(Japonya)。
中国語:日本(Riben)(リーベン)。
◎親日家:ジャパノファイル(Japanophile)。
日本人嫌い(排日主義者):ジャパノフォウブ(Japanophobe)。
にほんあじあこうくう《にほんあじあかうくう》
【日本アジア航空】
◇[英]Japan Asia Airways
○[空]日本の国際航空会社。日本と台湾・香港間の旅客・貨物
便を運行する、日本航空の子会社。
本社は東京都品川区。
略称は「JAA」。
◎1975. 8. 8(昭和50)創立。
にほんあるぷす
【日本アルプス】
◇[日]Nihon Arupusu/Nihon Alps
○[地]本州の中部地方中央部、南北に走る飛騨山脈・木曽山脈
・赤石山脈が連なる山岳地帯。
「中央高地」とも呼ぶ。
〈別称〉
飛騨山脈:北アルプス。
木曽山脈:中央アルプス。
赤石山脈:南アルプス。
◎1881(明治14)イギリス人鉱山技師のウィリアム・ゴーランド
(William Gowland)(1842〜1922)が飛騨山脈をヨーロッパのア
ルプスに因んで名付ける。
のちにイギリスの宣教師だったウォルター・ウェストン(Wal-
ter Weston)(1861〜1940)が3山脈の総称とする。
さらに小島烏水(ウスイ)(1873〜1948)が北・中央・南アルプス
に3区分。
にほんいくえいかい《にほんいくえいくわい》
【日本育英会】
○[歴][教]国が設けた育英奨学金事業の特殊法人。
独立行政法人日本学生支援機構の前身。
◎1943.10.18(昭和18)財団法人大日本育英会として創設。
1944. 2.17(昭和19)大日本育英会法、公布。
1953(昭和28)日本育英会に改称。
1961. 4.(昭和36)大学生の特別貸与奨学生制度、採用。
2003. 6.10(平成15)衆議院本会議で、日本育英会を廃止して
新たに学生支援組織を設立する独立行政法人日本学生支援機構
法を可決・成立。
2004. 4.(平成16)独立行政法人日本学生支援機構、特殊法人
の日本育英会と、公益法人の内外学生センター・日本国際教育
協会・国際学友会・関西国際学友会を統合して発足。
にほんいしかい《にほんいしくわい》
【日本医師会】
○[医]開業医を中心とする医師の全国組織。
略称は「日医(ニチイ)」。
参照⇒にほんしかいしかい(日本歯科医師会)
◎1947(昭和22)発足。
★にほんいたち
【ニホンタイチ】
【日本鼬】
○[哺]ネコ目(食肉目)(Carnivora)イタチ科(Mustelidae)の哺
乳動物。日本原産。
体長はオスが40〜50センチメートル(頭胴長約30センチメー
トル)、メスはその半分くらい。
沖縄県を除く国内全域に生息。
にほんいぬ
【日本犬】
○[哺]⇒にほんけん(日本犬)
にほんいもり《にほんゐもり》
【ニホンイモリ】
【日本イモリ】
◇[学]Cynops pyrrhogaster、[英]Japanese fire-bellied newt
○[両]両生綱有尾目(Caudata)イモリ亜目(Salamandroidea)イ
モリ科(Salamandridae)トウヨウイモリ属(Cynops)のサンショ
ウウオの一種。
背面は黒褐色、腹側に赤と黒のまだら模様がある。
日本固有種で、本州・四国・九州などに生息。
別称は「アカハライモリ(赤腹イモリ)」,「アカハラ」。
★にほんえあしすてむ
【日本エアシステム】
◇[英]Japan Air System
○[歴][空]
略称は「JAS(ジャス)」。
◎1953.11.30(昭和28)東亜航空として設立。
1971. 5.15(昭和46)日本国内航空と合併し東亜国内航空とな
る。
1985. 4. 1(昭和63)日本エアシステムに社名変更。
2001.11.12(平成13)航空最大手の日本航空と2001. 9.(平成
14)経営統合に基本合意したと発表。
2002. 1.27(平成14)4月以降、関西国際空港の国際線の
廃止を発表。
2002.10. 2(平成14)日本航空システムを発足させ、同社の
100%子会社となる。
2004. 1. 7(平成16)4月に日本航空と日本エアシステムが
統合されるに伴い、国内線の便名を「JAL」に統一すると発表。
2004. 4. 1(平成16)国際線の日本航空インターナショナル、
国内線の日本航空ジャパン、貨物の日本航空カーゴに再編成さ
れ、ロゴもJALに統一。
★にほんおおかみ《にほんおほかみ》
【ニホンオオカミ】
【日本狼】
◇[学]Canis hodopylax/Canis lupus hodophilax
○[哺]
参照⇒ぬくてー(ヌクテー)
〈特徴〉
<1>尾の先端が切断されたように丸い。
<2>前脚に黒斑があり、耳の後ろから前脚にかけてオレンジ
色が残る。
<3>尾の上部にフェロモンを出すスミレ腺(臭腺)がある。
〈毛皮・剥製の所在〉
国立科学博物館(東京都千代田区)。
和歌山大学(和歌山県和歌山市):1904(明治37)ころ、奈良県
内で捕獲された雌の剥製。
東京大学農学部(東京都文京区):1881(明治14)岩手県の業者
から購入。
三峯山博物館(埼玉県)。
ライデン博物館(オランダ)。
ロンドン博物館(イギリス):秩父産。
ベルリン博物館(ドイツ):現在フンボルト大学博物館所蔵。
◎1905(明治38)奈良県吉野村鷲家口(ワシカグチ)で捕獲された若い
雄が最後の標本。現在、大英博物館の所蔵。その後、生息の確
かな情報がなく、このころ絶滅したと考えられている。
2001(平成13)末、埼玉県秩父郡(チチブグン)大滝村(オオタキムラ)の
三峯神社にニホンオオカミの完全な全身の毛皮が奉納。
2004. 2.(平成16)福井市の松平試農場で1910年8月3日に捕殺
されたオオカミが巡回動物園から逃げ出したチョウセンオオカ
ミではなく、写真や記録にあった体重などからニホンオオカミ
だったと判定。
★にほんおりんぴっくいいんかい《にほんおりんぴつくゐゐんくわい》
【日本オリンピック委員会】
◇[英]Japanese Olympic Committee
○[運]
略称は「JOC」。
[1]にほんかい
【日本海】
◇[日]Nihon Kai、[英]the Sea of Japan、[フ]Mer du Japon
○[地]日本列島・サハリン島と朝鮮半島・アジア大陸東部に囲
まれた内海(ナイカイ)。
間宮(マミヤ)海峡(カイキョウ)・宗谷(ソウヤ)海峡でオホーツク海に、
津軽(ツガル)海峡で太平洋に、対馬(ツシマ)海峡で東シナ海に通じ
る。
面積97万8,000平方キロメートル、平均水深1,752メートル、
最深部3,742メートル。
◎日本海海戦:⇒にほんかいかいせん(日本海海戦)
◎中国では「日本海(Ribenhai)」、ロシアでは「Японско
е Море(Japonskoje More)」、韓国では「東海(Donghae),
[英]East Sea)」、北朝鮮では「朝鮮海([英]Korean Sea,[フ]Mer
de Coree)」。
◎「日本海溝」,「日本海流」は太平洋側。
[2]にほんかい
【日本海】
○[古][交]大阪駅〜青森駅(函館駅)間を運行する、JR東日本
・西日本(旧:国鉄)の寝台特急(ブルートレイン)。
参照⇒ぶるーとれいん(ブルートレイン)
◎1950(昭和25)運行開始。
2012. 3.17(平成24)定期運行を廃止。
★にほんかいかいせん
【日本海海戦】
○[歴]1905. 5.(明治38)日露戦争中に日本海で行われた、日露
両海軍の最大の海戦。
参照⇒ぜっとき(Z旗,ゼット旗),かいぐんきねんび(海軍記
念日)(1)
★にほんかいこう
【日本海溝】
◇[英]Japan Trench
○[地]太平洋北西部、北海道南東部沖から本州東北部・房総沖
に走る海溝。
東側の海底の太平洋プレートが西側のアジアプレートの陸地
の下へ斜めに沈み込んでいる地帯。
最深部は8,412メートル。
北端で千島カムチャツカ海溝(Kuril-Kamchatka Trench)、南
端で伊豆海溝(Izu Trench)・小笠原海溝(Bonin Trench)・マリ
アナ海溝(Mariana Trench)へと連なる。
参照⇒いずおがさわらかいこう(伊豆小笠原海溝)
◎西南日本海溝:⇒なんかいとらふ(南海トラフ)
にほんかいぞうほうあんたいこう《にほんかいざうはふあんたいかう》
【日本改造法案大綱】
○[歴]1919(大正 8)北一輝(キタ・イッキ)が上海(シャンハイ)で執筆した
著作。
日本の国際的孤立・国内の階級対立の激化を打開するために
国家改造を提起したもの。
天皇の大権を強化してその発動により、3年間の憲法の停止、
議会の解散、厳戒令の施行、私有財産の制限、在郷軍人を基礎
とする改造内閣の組閣、華族制・貴族院の廃止、銀行・貿易・
工業の国家管理などが説かれている。
参照⇒ゆうぞんしゃ(猶存社)
◎陸軍の急進派青年将校や右翼らに大きな影響を与え、ファシ
ズム運動の経典となった。
1936(昭和11)二・二六事件もその実現を目指して起こされて
いる。
にほんかいちゅうぶじしん《にほんかいちゅうぶぢしん》
【日本海中部地震】
○[地]1983. 5.26(昭和58)秋田県沖で発生したマグニチュード
7.7の地震。
直接の被害は小さかったが、震源が陸地に近かったため、津
波が地震発生後7分で第一波が到達し、北海道・青森県・秋田
県の沿岸部で100人が巻き込まれて死亡。
にほんかいりゅう《にほんかいりう》
【日本海流】
◇[日]Nihon Kairyu、[英]Japan Current
○[地]⇒くろしお(黒潮)
にほんかがくみらいかん《にほんくわがくみらいくわん》
【日本科学未来館】
○東京都江東区(コウトウク)青海(オウミ)2−41にある、最先端の科
学技術に関する情報を展示する施設。科学技術振興事業団が運
営。
電話:03-3570-9151。休館日:火曜日。
愛称は「みらいCAN」。
◎1995(平成 7)科学技術基本法、成立。
1998(平成10)文部省・通商産業省・科学技術庁の共同プロジェ
クトである国際研究交流大学村の建設を決定。
2001. 7.10(平成13)国際研究交流大学村の施設の一つとして
開館。初代館長は毛利衛(モウリ・マモル)。
★にほんがくしいん《にほんがくしゐん》
【日本学士院】
○学術上の功績の大きい学者を優遇するための栄誉機関。文部
科学省(旧:文部省)の所管。
第一部(人文科学)と第二部(自然科学)で構成。
会員は終身制で定員150人。
◎1947(昭和22)国学士院を改称。
1974(昭和49)日本学士院会館(旧帝国学士院会館)を閉館。
参照⇒ていこくがくしいん(帝国学士院,帝國學士院)
★にほんがくじゅつかいぎ《にほんがくじゆつくわいぎ》
【日本学術会議】
◇[英]Science Council of Japan
○日本の科学者の内外に対する代表機関。
登録された学術研究団体の推薦に基づき、総理大臣が任命す
る会員210人で組織。
略称は「SCJ」。
〈部門〉
人文科学部門3部:文学・哲学・史学、法学・政治学、経済
学・商学。
自然科学部門4部:理学、工学、農学、医学・歯学・薬学。
◎1949. 7.10(昭和24)日本学術会議法、公布。
1949.12.20(昭和24)第1回会員選挙で210人を選出。
1983.11.28(昭和58)日本学術会議法改正、公布。会員選出を
公選制から学会推薦・首相任命制に変更。
★にほんがくせいしえんきこう《にほんがくせいしゑんきこう》
【日本学生支援機構】
○[教]独立行政法人。
◎2004. 4.(平成16)特殊法人の日本育英会と、公益法人の内外
学生センター・日本国際教育協会・国際学友会・関西国際学友
会を統合して発足。
参照⇒にほんいくえいかい(日本育英会)
にほんかなへび
【ニホンカナヘビ】
【日本金蛇】
【日本蛇舅母】
○[爬]⇒かなへび(カナヘビ,金蛇,蛇舅母)(2)
★にほんかぼちゃ
【ニホンカボチャ】
【日本南瓜】
○(1)[植][農]明治時代に日本へ渡来した西洋カボチャに対し、
それ以前(16世紀ころ)に渡来していたカボチャの総称。
扁球のものと洋梨形(ヒョウタン形)のものに大別される。
◎扁球:ニホンカボチャ(菊座)・チリメンカボチャなど。
洋梨形:トウナス・フクベカボチャ・サイキョウカボチャな
ど。
○(2)[植][農]([学]Cucurbita moschata var.melonaeformis)
ウリ目(Cucurbitales)ウリ科(Cucurbitaceae)カボチャ属(Cu-
curbita)のツル性(蔓性)一年草。代表的なニホンカボチャ。
実は扁球形で、縦に深い溝(ミゾ)が数本はいる。
「キクザ(菊座)」,「キクザカボチャ(菊座南瓜)」,「キクザトウ
ナス(菊座唐茄子)」とも呼ぶ。
参照⇒ぼうぶら(ぼうぶら,ボウブラ,南瓜)(2)
にほんかめらはくぶつかん《にほんかめらはくぶつくわん》
【日本カメラ博物館】
○[写]東京都千代田区一番町(イチバンチョウ)25JCII一番町ビル地下
1階にある、日本のカメラの歴史の紹介・実物の展示などの博
物館。
電話:03-3263-7110。休館日:月曜日。
★にほんかもしか
【ニホンカモシカ】
【日本羚羊】
【日本氈鹿】
◇[英]Japanese serow
○[哺]ウシ目(偶蹄目)(Artiodactyla)ウシ科(Bovidae)の哺乳
類。
シカ(鹿)と異なり、角は短く、先が枝分かれしない。
春から夏にかけて出産し、母親は翌春まで子とともに生活す
る。
単に「カモシカ(羚羊,氈鹿)」とも呼ぶ。
参照⇒れいよう(レイヨウ,羚羊)
◎国の天然記念物に指定。
栃木県の県獣。
★にほんかわうそ《にほんかはうそ》
【ニホンカワウソ】
【日本川獺】
【日本獺】
◇[学]Lutra lutra whiteleyi
○[哺]イタチ科の哺乳類。
特別天然記念物。
体長100〜110センチメートル。
◎泳ぎが得意にことから河童のモデルとも言われ、人をだまし
て水に引き込むという俗説がある。
参照⇒かっぱ(カッパ,河童)(1)
◎1979. 6.(昭和54)高知県須崎市の新荘川(シンジョウゴワ)で最後
の目撃。
2012. 8.28(平成24)環境省、絶滅危惧種から絶滅種に変更。
★にほんかんぎょうぎんこう《にほんくわんげふぎんかう》
【日本勧業銀行】
○[歴][経]農工業育成のための資金融通を目的とする特殊銀行。
略称は「勧銀」,「勧業銀行」。
◎1896(明治29)創立。
1950(昭和25)普通銀行となる。
1972(昭和47)第一銀行と合併し第一勧業銀行となる。
参照⇒だいいちかんぎょうぎんこう(第一勧業銀行)
にほんがんぐはくぶつかん《にほんぐわんぐはくぶつくわん》
【日本玩具博物館】
○兵庫県姫路市(ヒメジシ)香寺町(コウデラチョウ)にある民間の専門博
物館。
国内外の郷土玩具の展示・保存などを行う。
◎1974(昭和49)開館。
◎旧住所は神崎郡(カンザキグン)香寺町(コウデラチョウ)。
にほんかんたいちちゅうかいしゅつどう
【日本艦隊地中海出動】
○[歴]第一次世界大戦中、日本政府が、ドイツ潜水艦による連
合国商船の被害を防止するため、1917. 4.(大正 6)第二特務艦
隊を地中海に派遣したこと。
イギリスの再三による欧州出兵要請を拒否してきた日本は、
1914.10.(大正 3)占領したドイツ領南洋諸島を日本領とするこ
とを条件に巡洋艦1隻(旗艦:明石)・駆逐艦8隻を派遣。のち
巡洋艦2隻・駆逐艦4隻を追加した。
1917. 6.11(大正 6)駆逐艦榊(サカキ)(艦長:上原太一中佐)が魚
雷の直撃を受け、59人が戦死。
◎マルタ島のカルカーラ(Kalkara)の外国軍墓地の一角に戦死
・病死した戦没者の墓「大日本帝国第二特務艦隊戦死者之墓」が
ある。
にほんぎ
【二本木】
◇[日]Nihongi
○熊本県熊本市の地名。
◎明治〜昭和期、九州最大規模の花街。
1896(明治29)遊廓「日本亭」が建設。
2009. 9. 1(平成21)日本亭の建物の取り壊しが始まる。
にほんきいん《にほんきゐん》
【日本棋院】
○[運]囲碁の発達・普及と向上を目的とする、囲碁棋士の財団
法人。
本院は東京都千代田区五番町(ゴバンチョウ)。
専門棋士の昇段試合である大手合(公式戦)や棋聖戦・名人戦
・本因坊戦などを運営。また、囲碁雑誌「棋道」・「囲碁クラブ」
や書籍なども刊行。
◎1924(大正13)大倉喜七郎の尽力で、本因坊門や方円社などの
各派が大同団結して設立。
設立直後、棋正社(雁金準一ら)が離脱。
1949(昭和24)関西棋院(橋本宇太郎ら)が脱退。
2004.11.15(平成16)棋院会館地下1階に囲碁殿堂資料館を開
館予定。
★にほんきしょうがっかい《にほんきしやうがくくわい》
【日本気象学会】
○[気]
◎1882(明治15)江戸豹之助ら、東京気象学会を結成。
★にほんきしょうきょうかい《にほんきしやうけふくわい》
【日本気象協会】
○[気]
◎1950(昭和25)気象協会として創立。
1966(昭和41)気象協会・関西気象協会・西日本気象協会が合
併して日本気象協会を発足。
★にほんきょうさんとう《にほんきようさんたう》
【日本共産党】
◇[英]Japanese Communist Party
○[政]日本の共産主義政党。
本部は東京都渋谷区千駄ヶ谷。
機関紙は「しんぶん赤旗」。
単に「共産党」とも略称する。
古い別称は「パルタイ([独]Partei)(政党)」。
参照⇒こうあんちょうさちょう(公安調査庁),やまかわいず
む(山川イズム),ふくもといずむ(福本イズム)
〈歴代議長〉
不破哲三。
志位和夫(シイ・カズオ)。
◎1945.10.(昭和20)映画館から寄付されたビルを党本部とする。
1999. 6.(平成11)耐震のため党本部ビルの全面建て替えを決
定。
2004. 1.17(平成16)第23回党大会で、天皇制と自衛隊存続を
認める綱領改定案を全会一致で採択。
2004. 7.(平成16)参議院選挙で、改選15議席から獲得4議席
へ。衆参両院で9議席となる。
2005. 1. 1(平成17)党職員の勤務規定、国民の祝日である建
国記念の日(2月11日)・みどりの日(4月29日)・天皇誕生日
(12月23日)を休日扱いに改定。
2005. 2. 3(平成17)党本部ビル(約1万6,500平方メートル)が
完成し、報道各社に公開。
★にほんきょうどうとう《にほんけふどうたう》
【日本協同党】
○[政]1945.12.18(昭和20)結成。
にほんきりすといっちきょうかい《にほんきりすといつちけうくわい》
【日本基督一致教会】
○[歴][宗]プロテスタントの教会。日本基督教会の前身。
自由民権運動出身の地方議員と結合し、地方伝道の基礎を作っ
た。
★にほんきりすときょうかい《にほんきりすとけうくわい》
【日本基督教会】
○[宗]プロテスタントの教会。前身は日本基督一致教会。
伝道する「福音」の理解で1901(明治34)日本基督教会の指導者
植村正久と日本組合基督教会の指導者海老名弾正との間で論争
が行われ、1902(明治35)第12回福音同盟会にいたってようやく
終結をみた。
にほんぎんこう《にほんぎんかう》
【日本銀行】
◇[英]the Bank of Japan
○[経]日本の中央銀行・唯一の発券銀行。本店は東京。
総裁・副総裁は内閣が任命する。
略称は「日銀(ニチギン)」,「BOJ」。
発行する紙幣(日本銀行券)には"NIPPON GINKO"
と記名されているが、一般に「にほんぎんこう」と呼ばれている。
◎日本銀行条例による株式会社として1882. 6.(明治15)創設。
1896(明治29)三菱の岩崎弥之助、総裁となる。
1942(昭和17)日本銀行法による特殊法人となる。
2006. 2. 8(平成18)XBRLの使用開始。
〈本店〉
敷地は江戸時代の金座の跡地。
旧館の建物は辰野金吾(キンゴ)の設計。
〈小樽支店〉
1893(明治26)札幌出張所小樽派出所として開設。
1897(明治30)北海道支店小樽出張所に昇格。
1906(明治39)小樽支店に昇格。
1912(明治45)辰野金吾らの設計でルネサンス様式を取り入れ
た支店を新築。
2002. 9.13(平成14)札幌支店に業務を引き継ぎ閉店。
2003. 5.14(平成15)建物内部を改装し、日銀初の広報専門施
設「金融資料館」として公開。
にほんきんだいおんがくかん《にほんきんだいおんがくくわん》
【日本近代音楽館】
○[歴][楽]東京都港区にあった、日本近代のクラシック音楽の
資料館。
資料約40万点は明治学院大学に移管された。
◎1987(昭和62)開館。
2010. 3.(平成22)閉館。
★にほんきんだいぶんがくかん《にほんきんだいぶんがくくわん》
【日本近代文学館】
○[文]
◎1967. 4.11(昭和42)開館。
★にほんくみあいきりすときょうかい
《にほんくみあひきりすとけうくわい》
【日本組合基督教会】
○[宗]同志社系のプロテスタント教会。
伝道する「福音」の理解で1901(明治34)日本基督教会の指導者
植村正久と日本組合基督教会の指導者海老名弾正との間で論争
が行われ、1902(明治35)第12回福音同盟会にいたってようやく
終結をみた。
にほんけいいどげんてん《にほんけいゐどげんてん》
【日本経緯度原点】
○東京都港区麻布台(旧東京天文台跡)にある、三角測量の際の
基準原点。
北緯35度39分17秒5148、東経139度44分40秒5020の地点。
参照⇒さんかくてん(三角点),にほんすいじゅんげんてん(日
本水準原点)
◎1883(明治16)設置。
★にほんげいじゅついん《にほんげいじゆつゐん》
【日本芸術院】
○[芸]
◎1919(大正 8)帝国美術院として創立。
1937(昭和12)帝国芸術院と改称。
1947(昭和22)日本芸術院と改称。
にほんげいじゅつきょうかい《にほんげいじゆつけふくわい》
【日本芸術協会】
○[歴]⇒らくごげいじゅつきょうかい(落語芸術協会)
にほんげきじょう《にほんげきじやう》
【日本劇場】
○[歴][劇]東京都千代田区有楽町、現在の有楽町マリオンにあっ
た劇場。
略称は「日劇(ニチゲキ)」。
◎1933(昭和 8)大川平三郎・根津嘉一郎・小林一三ら財界人の
出資で設立。同年12.24、客席2614の東洋一の大劇場として開
場。
1935(昭和10)東宝に合併。
1944. 3.(昭和19)決戦非常措置要綱に基づき休場。
第二次世界大戦末期、風船爆弾の製造所となる。
1953.12.31(昭和28)NHKの紅白歌合戦、初の公開放送。
1981. 2.(昭和56)地区再開発計画のため閉館。
にほんけん
【日本犬】
○[哺]日本土着、または日本で明治以前に作出されたイヌ(犬)
の品種。日本固有の6種のイヌ。。
耳がピンと立ち、尾は巻き上がるものが多い。
性質が強く、もともと狩猟用または闘犬として飼育されてき
たが、現在は愛玩用または番犬。
「にほんいぬ(日本犬)」,「和犬(ワケン)」とも呼ぶ。
〈6品種〉
<1>北海道犬(アイヌ犬):北海道。
<2>秋田犬:秋田県:⇒あきたいぬ(アキタイヌ,秋田犬)
<3>甲斐犬:山梨県:⇒かいけん(甲斐犬)
<4>柴犬:長野県・岐阜県:⇒しばいぬ(シバイヌ,柴犬)
<5>紀州犬:和歌山県。
<6>四国犬(土佐犬):四国。
★にほんげんしりょくけんきゅうかいはつきこう
《にほんげんしりよくけんきうかいはつきこう》
【日本原子力研究開発機構】
○[原]独立行政法人。
本部は茨城県那珂郡(ナカグン)東海村(トウカイムラ)。
瑞浪超深地層研究所:⇒みずなみちょうしんちそうけんきゅ
うしょ(瑞浪超深地層研究所)
◎2005.10. 1(平成17)日本原子力研究所と核燃料サイクル開発
機構を統合して発足。初代理事長は殿塚猷一(前核燃機構理事
長)。
★にほんげんしりょくけんきゅうじょ
《にほんげんしりよくけんきうじよ》
【日本原子力研究所】
◇[英]Japan Atomic Energy Research Institute
○[歴][原]
本部は千葉県柏市。
核燃料サイクル開発機構との統合計画が進められている。
略称は「原研」,「JAERI」。
◎那珂研究所:茨城県那珂郡(ナカグン)那珂町(ナカマチ)。臨界プラ
ズマ試験装置(JT−60)がある。
参照⇒じぇーてぃーろくじゅう(JT−60)
◎1955.11.30(昭和30)(財)原子力研究所設立。理事長:石川一
郎。
1956. 6.15(昭和31)原子力基本法に基づき、特殊法人に改組。
2005.10. 1(平成17)核燃料サイクル開発機構と統合して独立
行政法人「日本原子力研究開発機構」を発足。
★にほんげんしりょくはつでん
【日本原子力発電】
○[原]電力会社9社などを主な株主とする原子力発電専業会社。
略称は「原電」。
◎1957(昭和32)創立。
1966(昭和41)日本初の商業炉である東海原発を稼動。
1970. 3.(昭和45)日本初の軽水炉である敦賀原発(ツルガゲンパ
ツ)1号機を稼働。
にほんご
【日本語】
○(1)日本民族の用いている言語。
○(2)[歴]外地の日本語教師のために発行していた雑誌。
1941(昭和16)から発行し第6号まで日語文化協会が、日本語
教育振興会が発行元を引き継ぎ、1944(昭和19)まで刊行。
編集者兼発行者は福田恆存(ツネアリ)、1944(昭和19)の第4巻第
7号からは長沼直兄(ナオエ)に替わる。
参照⇒にちごぶんかきょうかい(日語文化協会)
にほんこうがくこうぎょう《にほんくわうがくこうげふ》
【日本光学工業】
【日本光學工業】
○[古][写]⇒にこん(ニコン,Nikon)
にほんこうかん《にほんかうくわん》
【日本鋼管】
◇[日]Nihon Koukan Kabushikigaisha
○[歴][経]鋼管・厚板(アツイタ)の製造会社の一つ。
本社は東京都千代田区丸の内。
略称は「NKK」。
参照⇒じぇーえふいーえんじにありんぐ(JFEエンジニア
リング)
◎1912. 6.(明治45)鋼管製造を目的に設立。
1940(昭和15)鶴見製鉄造船株式会社、合併。
2002. 5. 9(平成14)(株)川崎製鉄と経営統合し9月27日付で
持株会社「JFEホールディングス」を設立する契約に調印した
と発表。
◎昭和中後期、危険な職場という意味で下請け企業から「人命
交換」と俗称されていた。
にほんこうぎょう《にほんくわうげふ》
【日本鉱業】
○[古][経]⇒じゃぱんえなじー(ジャパンエナジー)
にほんこうぎょうきかく《にほんくわうげふきかく》
【日本工業規格】
◇[英]Japanese Industrial Standard
○[工]⇒じす(JIS)
★にほんこうぎょうぎんこう《にほんこうげふぎんかう》
【日本興業銀行】
○[歴][経]もと明治政府の産業振興策によって設立された特殊
銀行。
株券・債券などの動産を担保に長期の事業資金の貸し付けを
行い、外資導入にもあたった。
第一次世界大戦後の不況時には救済資金の貸し付けも行った。
現在、みずほフィナンシャルグループの一行。
略称は「興銀」。
◎1900(明治33)日本興行銀行法、発布。
1902(明治35)長期設備資金の融資を目的に特殊銀行として設
立。
1950. 3.31(昭和25)日本興業銀行法が廃止され、翌 4. 1普
通銀行となる。
1952. 6.12(昭和27)長期信用銀行法、公布。同年12. 1施行
され、同日長期信用銀行法に基づく銀行に再転換。
2002. 4. 1(平成14)みずほ銀行・みずほコーポレーション銀
行に分割・吸収合併された。
★にほんこうぎょうしんぷん《にほんこうげふしんぶん》
【日本工業新聞】
○[古][通]日本工業新聞社が刊行する経済専門紙。
◎2004. 3. 1(平成16)紙名を「日本工業新聞」から「フジサンケ
イ ビジネスアイ」に改称。
★にほんこうくう《にほんかうくう》
【日本航空】
◇[英]Japan Air Lines
○[空]民間航空会社の一社。
略称は「日航(ニッコウ)」,「JAL(ジャル)」。
◎1951(昭和26)民間企業として設立。
1952(昭和27)自主運行、開始。
1953.10. 1(昭和28)日本航空会社法により、半官半民の特殊
法人に改組。
1954. 2. 2(昭和29)民間航空会社初の国際線(羽田〜ウェー
ク・ホノルル経由フランシスコ)にDC−6B(36席)が就航。
乗客21人(大半が招待客)、片道18時間で18万5,400円。
1987.11.18(昭和62)完全民営化。
2001.11.12(平成13)業界3位の日本エアシステム(JAS)と
2002. 9.(平成14)の経営統合に基本合意したと発表。2002.10.
2(平成14)日本航空システムを設立、2004年までに国際線の日
本航空インターナショナル、国内線の日本航空ジャパン、貨物
の日本航空カーゴに再編成する予定。企業グループ名は日本航
空グループ、日本航空・JALの名称も継続使用。
2002. 3.15(平成14)公正取引委員会、現状での経営統合は認
められないとの公式見解を表明。
2002.10. 2(平成14)日本航空システムを発足させ、同社の100
%子会社となる。
2010. 1.19(平成22)会社更生法の適用を東京地方裁判所に申
請。
★にほんこうくうしすてむ《にほんかうくうしすてむ》
【日本航空システム】
○[経][空]日本航空(JAL)と日本エアシステム(JAS)の共
同持ち株会社。
◎2002.10. 2(平成14)発足。JALとJASは100%子会社と
なる。
★にほんこうくうゆそう《にほんかうくうゆそう》
【日本航空運輸】
○[空]1926. 9.13(大正15)日本初の海外定期便(大阪〜大連)を
開始。
1929(昭和 4)東京〜大阪〜福岡の定期旅客便を開始。
★にほんこうつうこうしゃ《にほんかうつうこうしや》
【日本交通公社】
◇[英]Japan Travel Bureau
○(1)旅行上のあらゆる利便の提供などを事業とする株式会社。
○(2)公益法人の一つ。国鉄の外郭団体。乗車券・旅館券など
の代売、旅行案内などを業務とする。
1963(昭和38)同名の財団法人の営業部門を分離独立、株式会
社となる。
第二次世界大戦前のジャパン・ツーリスト・ビューローの後
身。
略称は「JTB」。
★にほんごきょういくしんこうかい《にほんごけういくしんこうくわい》
【日本語教育振興会】
○[歴]大東亜共栄圏に日本語を普及させ、日本語教育の振興を
図るため、1941. 8.(昭和16)設立された政府の外郭団体。
興亜院と文部省の肝いりで日語文化協会内に創設。会長は文
部大臣の橋田邦彦、副会長は文部次官の菊池豊三郎と興亜院文
化部長の松村、理事長は文部省図書局長の松尾長造など準官庁
的機関。
日語文化協会から雑誌「日本語」の発行を引き継ぐ。
参照⇒にほんご(日本語)
にほんこく
【日本国】
◇[日]Nihonkoku
○[地]新潟県村上市(旧:岩船郡<イワフネグン>山北町<サンポクマチ>)と
山形県鶴岡市(旧:西田川郡<ニシタガワグン>温海町<アツミマチ>)にまた
がる山。標高555メートル。
★にほんこくけんぽう
【日本国憲法】
○[法]
「新憲法」とも呼ぶ。
◎憲法記念日:5月3日。
◎9条:戦争放棄:⇒けんぽうきゅうじょう(憲法九条,憲法9
条)
25条:生存権。
97条:基本的人権。
◎1946. 6.(昭和21)枢密院、憲法改正案を可決。
1946.11. 3(昭和21)公布。
1947. 5. 3(昭和22)施行。
2007. 5.14(平成19)国民投票法、参議院本会議で可決・成立。
★にほんこくないこうくう《にほんこくないかうくう》
【日本国内航空】
◇[英]Japan Domestic Airlines
○[歴][空]
略称は「JDA」。
◎1964. 4.15(昭和39)富士航空・日東航空・北日本航空が合併
し設立。
1971. 5.15(昭和46)東亜航空と合併し、東亜国内航空(TD
A)に発展的解消。
にほんこくみんとう《にほんこくみんたう》
【日本国民党】
○[歴]1929.11.12(昭和 4)寺田稲次郎・鈴木善一らが結成。
◎1933. 7.(昭和 8)神兵隊事件が発覚し、鈴木善一らが検挙さ
れる。
参照⇒しんぺいたいじけん(神兵隊事件)
★にほんこくゆうてつどう《にほんこくいうてつだう》
【日本国有鉄道】
◇[英]Japan National Railways
○[歴][交]
略称は「国鉄」。
◎1949. 6. 1(昭和24)鉄道省・運輸省などによる政府直営事業
を引き継ぎ発足。総裁:下山定則。
1987. 4.(昭和62)JR7社に分割・民営化。
参照⇒じぇーあーる(JR)
★にほんごだいまつばら
【日本五大松原】
【日本5大松原】
○日本を代表する五つの松原。
<1>三保の松原:⇒みほのまつばら(三保の松原,三保ノ松原)
(1)
<2>唐津の虹の松原:⇒にじのまつばら(虹の松原)(1)
<3>宮津の天橋立:⇒あまのはしだて(天橋立,天の橋立)
<4>敦賀の気比の松原:⇒けひのまつばら(気比の松原)
<5>能代の風の松原:⇒かぜのまつばら(風の松原)
にほんごだいむかしばなし
【日本五大昔噺】
【日本五大昔話】
○日本に伝わる代表的な五つの昔話。
<1>かちかち山。
<2>猿蟹(サルカニ)合戦:⇒さるかにがっせん(猿蟹合戦)
<3>舌切雀:⇒したきりすずめ(舌切り雀,舌切雀)(1)
<4>花咲爺:⇒はなさかじじい(花咲爺,花咲か爺)
<5>桃太郎:⇒ももたろう(桃太郎)(1)
にほんこっかしゃかいしゅぎけんきゅうしょ
《にほんこくかしやくわいしゆぎけんきうしよ》
【日本国家社会主義研究所】
○[歴]1931. 9. 7(昭和 6)大川周明・津久井竜雄・赤松克麿ら
が設立。
1931.10. 1(昭和 6)『日本社会主義』を創刊、1932. 6.(昭
和 7)『国家社会主義』と改題。
★にほんころむびあ
【日本コロムビア】
○[楽]大手音楽ソフト会社。
◎1910.10. 1(明治43)日本蓄音機商会としてとして設立。
1946(昭和21)日蓄工業から日本コロムビアに社名変更。
2001(平成13)営業不振から筆頭株主が米投資会社リップルウッ
ド(RH)となる。
2002.10.(平成14)コロムビアミュージックエンタテインメン
トと社名変更。AV機器部門をデノンとして分離独立。
2010. 1.(平成22)筆頭株主がソフト配信会社フェイスとなる。
2010.10. 1(平成22)社名を日本コロムビアに復帰。
にほんころんびあ
【日本コロンビア】
○[歴][楽]⇒にほんころむびあ(日本コロムビア)
にほんさいけんしんようぎんこう《にほんさいけんしんようぎんかう》
【日本債券信用銀行】
○[古][経]長期信用銀行の一つ。正称は「にっぽんさいけんし
んようぎんこう(日本債券信用銀行)」。
本店は東京都千代田区。
略称は「日債銀(ニッサイギン)」。
◎1957. 3.19(昭和32)旧朝鮮銀行の残余財産をもとに(株)日本
不動産銀行として設立。
1977(昭和52)日本債券信用銀行に改称。
1998.12.(平成10)巨額の不良債権を抱えて破綻(ハタン)。
後処理に4兆円近い税金がつぎ込まれる。
2000. 9.(平成12)国有化銀行となり、ソフトバンク・オリッ
クス・東京海上火災保険の三社連合に営業譲渡。
2001. 1. 4(平成13)民間銀行に戻り、あおぞら銀行と改称。
参照⇒あおぞらぎんこう(あおぞら銀行),ちょうせんぎんこ
う(朝鮮銀行)
◎初代社長:本間忠世氏(元日本銀行理事)(営業譲渡直後に自
殺)。
にほんざかとんねる
【日本坂トンネル】
○(1)[交]静岡県静岡市と焼津市の間にある、JR東海道新幹
線のトンネル。
◎JR東海道本線は石部トンネル。
○(2)[交]東名高速道路のトンネル。
◎1979. 7.11(昭和54)5台の玉突き事故で7人死亡、置き去り
にされた173台が炎上する。
◎国道150号線は新日本坂トンネル。
にほんさかり
【日本盛】
○(1)[経]清酒の製造販売会社。
本社は兵庫県西宮市。
○(2)[食](1)の清酒ブランド名。
にほんざし
【二本差】
【二本差し】
○(1)[俗]町人(チョウニン)(庶民)からの、武士(ブシ)・侍(サムライ)へ
の俗称。
太刀(タチ)と脇差(ワキザシ)の大小(ダイショウ)二振り(二本)の刀を
腰に差していたことから。
「二腰(フタコシ)」とも呼ぶ。
参照⇒だいしょう(大小)(3),わきざし(脇差,脇指)
◎江戸時代、侠客(キョウカク)は一本の刀を腰に差し、「一本差」と
呼ばれていた。
○(2)[食]焼豆腐や豆腐田楽(デンガク)の別称。
二本の串(クシ)を通して焼くことから。
○(3)[運]相撲で「もろざし(諸差し)」の別称。
⇒もろざし(諸差し,諸差,双差し,双差,両差し,両差)
★にほんさっかーきょうかい《にほんさつかーけふくわい》
【日本サッカー協会】
◇[英]Football Association of Japan
○[運]
略称は「JFA」。
◎1921(大正10)創立。
1929(昭和 4)FIFA(国際サッカー連盟)に加盟。
★にほんざりがに
【ニホンザリガニ】
◇[学]Cambaroides japonicus
○[動]十脚目(Decapoda)ザリガニ下目(Astacidea)アメリカザ
リガニ科(Cambaridae)の日本固有種。
北海道・東北地方北部の、水温の低い沢や湖に生息。雑食性
で、落ち葉や小さな虫などを食べる。外来種に比べて小さい。
単に「ザリガニ」とも呼ぶ。
参照⇒ざりがに(ザリガニ,ザリ蛄)
★にほんざる
【ニホンザル】
【日本猿】
◇[英]Japanese monkey
○[哺]霊長類サル目(Primates)オナガザル科(Cercopitheci-
dae)の哺乳類。
雪の降るような地域で暮らすため、近隣のタイワンザル(台
湾猿)などと比較して、尻尾は極端に短い。このため、まれに
"Japanese ape(類人猿)","Japanese macaque(短尾猿)"とも呼
ばれる。
単に「サル(猿)」とも呼ぶ。
参照⇒はなれざる(離れ猿),えてこう(えて公,猿公)
◎下北半島が生息の北限。
◎室町時代には、猿を「山の父」、馬を「山の子」といい慣(ナラ)わ
している。
にほんさんきゅうりゅう《にほんさんきふりう》
【日本三急流】
○[地]最上川(モガミガワ)(山形県)・富士川(山梨・静岡両県)・
球磨川(クマガワ)(熊本県)の総称。
参照⇒もがみがわ(最上川),ふじがわ(富士川),くまがわ(球
磨川)
にほんさんけい
【日本三景】
○天の橋立(アマノハシダテ)(京都府)・厳島(イツクシマ)(広島県)・松島
(マツシマ)(宮城県)の総称。
にほんさんこひ
【日本三古碑】
○[歴]宮城県の多賀城碑・栃木県の国造碑・群馬県の多胡碑の
総称。
◎多胡碑:参照⇒じょうもうさんぴ(上毛三碑)
にほんさんしん
【日本三津】
○[歴]⇒さんしん(三津)
にほんさんぜんしゅう
【日本三禅宗】
○[仏]臨済宗(リンザイシュウ)・曹洞宗(ソウトウシュウ)・黄檗宗(オウバクシュウ)
の総称。
にほんさんだいいなり
【日本三大稲荷】
○(1)伏見稲荷(京都市)・豊川稲荷(豊川市)・笠間稲荷(笠間市)
の総称。
○(2)伏見稲荷(京都市)・豊川稲荷(豊川市)・竹駒神社(岩沼市)
の総称。
参照⇒たけこまじんじゃ(竹駒神社)
にほんさんだいききょう《にほんさんだいきけう》
【日本三大奇橋】
○(1)[建]錦帯橋(キンタイキョウ)(岩国市)・猿橋(サルハシ)(大月市)・愛
本橋(アイモトキョウ)(宇奈月町)の総称。
「三奇橋」とも呼ぶ。
◎徳島県の祖谷(イヤ)のかずら橋を含めることもある。
○(2)[建]⇒にほんさんめいきょう(日本三名橋)
★にほんさんだいきさい
【日本三大奇祭】
○御柱祭(オンバシラマツリ)・なまはげ・吉田の火祭りの総称。
異説も多い。
参照⇒きょうとさんだいきさい(京都三大奇祭)
◎御柱祭:長野県諏訪市の諏訪大社。
なまはげ:秋田県男鹿市。
吉田の火祭り:山梨県富士吉田市の富士山本宮浅間神社。
会陽(エヨウ):岡山県岡山市の西大寺:⇒えよう(会陽)
にほんさんだいこくぞうそん《にほんさんだいこくざうそん》
【日本三大虚空蔵尊】
○柳津(ヤナイヅ)(福島県柳津町)・朝熊山(伊勢)・松村(茨城県東
海村)の虚空蔵尊の総称。
参照⇒こくうぞうぼさつ(虚空蔵菩薩)
◎柳津の虚空蔵尊:圓蔵寺(エンゾウジ)の福満(フクマン)虚空蔵尊。
にほんさんだいざくら
【日本三大桜】
○[植]三春の滝桜(タキザクラ)・山高(ヤマタカ)の神代桜(ジンダイザクラ)
・根尾谷薄墨桜(ネオダニウスズミザクラ)の総称。
◎三春の滝桜:福島県田村郡(タムラグン)三春町(ミハルマチ)。
山高の神代桜:山梨県北杜市(ホクトシ)(旧:北巨摩郡武川村<ムカワ
ムラ>山高)。
根尾谷薄墨桜:岐阜県本巣市(旧:本巣郡根尾村<ネオムラ>)。
◎1922(大正11)桜として初めて国の天然記念物にそろって指定。
にほんさんだいじぞう《にほんさんだいぢざう》
【日本三大地蔵】
○岩舟(イワフネ)地蔵・八尾(ヤオ)地蔵・木之本(キノモト)地蔵の総称。
異説もある。
◎岩舟地蔵:栃木県下都賀郡(シモツガグン)岩舟町(イワフネマチ)の高勝
寺。
八尾地蔵:大阪府八尾市(ヤオシ)本町(ホンマチ)5丁目の常光寺。
木之本地蔵:滋賀県伊香郡(イカグン)木之本町(キノモトチョウ)の浄信
寺。
にほんさんだいしょうにゅうどう
【日本三大鍾乳洞】
○[地]龍泉洞(リュウセンドウ)・秋芳洞(アキヨシドウ)・龍河洞(リュウガドウ)
の総称。
◎龍泉洞:岩手県下閉伊郡(シモヘイグン)岩泉町(イワイズミチョウ)。
秋芳洞:山口県美祢市(ミネシ)。
龍河洞:高知県香美市(カミシ)土佐山田町(トサヤマダチョウ)。
◎全長の日本1〜3位:参照⇒しょうにゅうどう(鍾乳洞)
にほんさんだいだるまいち《》
【日本三大だるま市】
【日本三大ダルマ市】
【日本三大達磨市】
○群馬県高崎市の少林山達磨寺、東京都調布市(チョウフシ)の浮岳
山昌楽院深大寺(ジンダイジ)、静岡県富士市の毘沙門天妙法寺の
だるま市の総称。
にほんさんだいとうろう
【日本三大灯籠】
○京都南禅寺・熱田神宮・上野東照宮にある大灯籠の総称。
参考⇒おばけとうろう(お化け灯籠)
にほんさんだいどやがい
【日本三大ドヤ街】
○[社]東京の山谷(サンヤ)、大阪の愛隣(アイリン)、横浜の寿町(コトブ
キチョウ)の総称。
参照⇒どやがい(どや街,ドヤ街),あいりんちく(あいりん地
区,愛隣地区)
にほんさんだいながなきどり
【日本三大長鳴鶏】
○[鳥]ニワトリ(鶏)の声が豊かな品種、東天紅(トウテンコウ)・声良
(コエヨシ)・唐丸(トウマル)の総称。
参照⇒とうてんこう(東天紅)(2),こえよしどり(声良鶏),と
うまる(唐丸,鶤鶏)
にほんさんだいばやし
【日本三大ばやし】
【日本三大囃子】
【日本三大囃】
○[楽]東京の神田(カンダ)囃子、京都の祇園(ギオン)囃子、秋田県
鹿角市(カヅノシ)の花輪(ハナワ)囃子の総称。
にほんさんだいひきやままつり
【日本三大曳山祭】
○京都祇園祭(ギオンマツリ)・飛騨(ヒダ)高山祭・秩父夜祭(ヨマツリ)の
総称。
にほんさんだいびじんのゆ
【日本三大美人の湯】
○⇒にほんさんだいびじんゆ(日本三大美人湯)
にほんさんだいびじんゆ
【日本三大美人湯】
○群馬県の川中(カワナカ)温泉・和歌山県の龍神(リュウジン)温泉・島
根県の湯ノ川(ユノカワ)温泉の総称。
「日本三大美人の湯」とも呼ぶ。
★にほんさんだいふどう
【日本三大不動】
○東京都目黒区の泰叡山瀧泉寺、熊本県下益城郡(シモマシキグン)富
合町(トミアイマチ)の木原(キワラ)不動尊、千葉県成田市の成田不動尊
(新勝寺)の総称。
また、大阪府富田林市の瀧谷山明王寺、新潟県新発田市の菅
煮不動など。
参照⇒さんふどう(三不動)
にほんさんだいめいえん《にほんさんだいめいゑん》
【日本三大名園】
○後楽園(コウラクエン)(岡山)・兼六園(ケンロクエン)(金沢)・偕楽園(カイラ
クエン)(水戸)の総称。
にほんさんだいめいしょう
【日本三大名鐘】
○東大寺(奈良市)・知恩院(京都市東山区)・方広寺(京都市東
山区)の梵鐘(ボンショウ)の総称。
参照⇒にほんさんめいしょう(日本三名鐘)
にほんさんだいもくぞうとりい《にほんさんだいもくざうとりゐ》
【日本三大木造鳥居】
○[建]春日大社・厳島神社・気比神宮にある木造の大鳥居の総
称。
参照⇒とりい(鳥居)
◎春日大社(奈良県):⇒かすがたいしゃ(春日大社)
厳島神社(広島県):⇒いつくしまじんじゃ(厳島神社)
気比神宮(福井県):⇒けひじんぐう(気比神宮)
にほんさんだいれいじょう《にほんさんだいれいじやう》
【日本三大霊場】
○(1)和歌山県の高野山金剛峰寺、京都府の比叡山延暦寺、青
森県の恐山(オソレザン)円通寺の総称。
○(2)富山県の立山、山形県の立石寺、青森県の恐山。
にほんさんめいうどん
【日本三銘うどん】
【日本三銘饂飩】
○[食]四国の讃岐(サヌキ)うどん・名古屋のきしめん・秋田の稲
庭(イナニワ)うどんの総称。
参照⇒いなにわうどん(稲庭うどん,稲庭饂飩)
にほんさんめいきょう《にほんさんめいけう》
【日本三名橋】
○[建]日光の神橋(シンキョウ)・甲斐(大月市)の猿橋(サルハシ)・岩国
の錦帯橋(キンタイキョウ)の総称。
参照⇒しんきょう(神橋)(2),さるはし(猿橋)(1),きんたいきょ
う(錦帯橋),にほんさんだいききょう(日本三大奇橋)
にほんさんめいしょう
【日本三名鐘】
○平等院(宇治市)・三井寺(大津市)・神護寺(京都市右京区)の
梵鐘(ボンショウ)の総称。
「形の平等院、音の三井寺(園城寺)、銘の神護寺」と称される。
参照⇒にほんさんだいめいしょう(日本三大名鐘)
◎「勢の東大寺(奈良市)」を三井寺に替えることもある。
にほんさんめいばく
【日本三名瀑】
○[地]華厳(ケゴン)の滝・那智(ナチ)の滝・袋田(フクロダ)の滝の総
称。
参照⇒けごんのたき(華厳の滝,華厳滝),なちのたき(那智の
滝,那智滝),ふくろだのたき(袋田の滝,袋田滝)
◎華厳の滝:栃木県日光市。
那智の滝:和歌山県東牟婁郡(ヒガシムログン)那智勝浦町(ナチカツウラ
チョウ)。
袋田の滝:茨城県久慈郡(クジグン)大子町(ダイゴマチ)。
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