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百 科 辞 書 《なや》 編集:獨 澄旻
-------- なや --------------------------------------------------
なや
【納屋】
○(1)別棟に設けた物置(モノオキ)用の小屋。
特に農家で、収穫物・農機具・肥料などを納める建物。
「物置小屋(モノオキゴヤ)」,「物置」とも呼ぶ。
○(2)[古]室町時代、海産物やその加工品を保管するために港
町の海浜に設けられた倉庫。
○(3)[古]江戸時代、河岸(カシ)に建てられた商人の保管用倉庫。
◎納屋物,納屋米(ナヤマイ)
○(4)漁村で、漁網・舟など漁業用具を保管する小屋。
○(5)漁業地でいう網元の小部屋。網元(アミモト)がその下で働く
若者を起居させるために海岸に設けた小屋。
参照⇒あみこ(網子)
○(6)(転じて)飯場(ハンバ)。
⇒はんば(飯場)
なやりとしゅう《なやりとしう》
【ナヤリト州】
◇[西]estado de Nayarit、[英]Nayarit State
○メキシコ中央部、太平洋側の州。東部・南部をハリスコ州
(estado de Jalisco)に接し、西部を太平洋に面する。
州都はテピク(Tepic)。
〈面積〉
2万6,979平方キロメートル。
〈人口〉
2005(平成17)94万9,684人(10月17日現在)。
なゆた
【なゆた】
○[天]兵庫県佐用郡(サヨウグン)佐用町(サヨウチョウ)にある、県立西は
りま天文台の口径2メートルの大型望遠鏡。
なゆた
【那由多】
【那由他】
◇[梵]nayuta
○(1)[仏]古代インドの数の単位。阿由多(アユタ)の100倍。
極めて大きな数で、千億とも千万とも、異説が多い。
○(2)[数]数の単位。10の60乗。
一万(10の4乗)阿僧祇(アソウギ)(10の56乗)。
○(3)[数]数の単位。10の72乗。
一億(10の8乗)阿僧祇(10の64乗)。
なよろし
【名寄市】
◇[日]Nayoro Shi
○北海道中北部の市。南部を士別市に接する。
なよろすずいし
【名寄鈴石】
◇[日]Nayoro suzuishi/Nayoro suzu-ishi
○[鉱]北海道名寄市郊外で産出する鈴石(鳴石<ナリイシ>)。
直径3〜9センチメートルの土塊。
鉄分の多い粘土や砂が固まり、その中心部の石灰分が溶け出
して空所が形成されたもの。
参照⇒なりいし(鳴り石,鳴石)
◎1939(昭和14)天然記念物に指定。
★なら
【ナラ】
【楢】
【枹】
○(1)[植]ブナ目(Fagales)ブナ科(Fagaceae)コナラ属(Quercus)
の落葉高木の総称。
コナラ(小楢)・ミズナラ(水楢)・ナラガシワ(楢柏)など。
実は「どんぐり(団栗)」。材は器具、薪炭用。
○(2)[植]コナラ(小楢)の別称。
⇒こなら(コナラ,小楢)
★なら
【奈良】
◇[日]Nara
○(1)[歴]奈良時代の平城京の地。
○(2)⇒ならけん(奈良県)
○(3)⇒ならし(奈良市)
○(4)[地]⇒ならやま(奈良山,平城山)
★なら
【那羅】
○力くらべ。
ならい《ならゐ》
【奈良井】
◇[日]Narai
○長野県中央部、塩尻市南西部の地名。
景観保存地区。
◎もと中山道の宿場町で、南西に鳥居峠がある。
旧住所は木曽郡(キソグン)楢川村(ナラカワムラ)奈良井。
ならえん
【那羅延】
◇[梵]Narayana
○(1)[仏]仏教の守護神の一つ。
大力を有し、悪を排し善を守護する。
ビシュヌ(毘紐天<ビチュウテン>)と同一視される。
「那羅延天」とも呼ぶ。
◎「ナーラーヤナ」は「勝力」と訳す。
中国・日本では仁王(ニオウ)と混同される。
○(2)[仏]仁王(ニオウ)の一つ。仁王門の右に安置される。
「那羅延金剛」,「右弼(ウヒツ)金剛」とも呼ぶ。
⇔みっしゃくこんごう(密迹金剛)
参照⇒におう(仁王,二王)
ならえんこんごう《ならえんこんがう》
【那羅延金剛】
○[仏]⇒ならえん(那羅延)(2)
ならえんてん
【那羅延天】
○[仏]⇒ならえん(那羅延)(1)
ならおちょう《ならをちやう》
【奈良尾町】
◇[日]Narao Cho
○[古]長崎県西部、五島列島(ゴトウレットウ)東部の中通島(ナカドオリジ
マ)南部にあった、南松浦郡(ミナミマツウラグン)の町。
〈面積〉
15.36平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)3,332人。
◎1943(昭和18)町制施行。
2004. 8. 1(平成16)若松町(ワカマツチョウ)・上五島町(カミゴトウチョウ)
・新魚目町(シンウオノメチョウ)・有川町(アリカワチョウ)・奈良尾町の5町が
合併して新上五島町(シンカミゴトウチョウ)を発足。
◎奈良県には奈良市がある。
ならがくげいだいがく
【奈良学芸大学】
○[古][教]⇒ならきょういくだいがく(奈良教育大学)
ならかわむら《ならかはむら》
【楢川村】
◇[日]Narakawa Mura
○[古]長野県南西部、木曽郡(キソグン)の村。
参照⇒ならい(奈良井)
◎2005. 4. 1(平成17)塩尻市に編入。
ならがんせっとわん
【ナラガンセット湾】
◇[英]Narragansett Bay
○[地]アメリカ合衆国北東部、ロードアイランド州(Rhode Is-
land State)南部のワシントン郡(Washington County)東岸の湾。
東方はコナニカット島(Conanicut Island)に限られる。
ならきょういくだいがく《ならけういくだいがく》
【奈良教育大学】
○[教]奈良県奈良市高畑町(タカバタケチョウ)に本部を置く国立大学。
◎1949(昭和24)奈良師範学校と奈良青年師範学校を統合して奈
良学芸大学を発足。
1966(昭和41)奈良教育大学に改称。
ならく
【奈落】
◇[梵]naraku
○(1)[仏]地獄・泥犁(ナイリ)。
⇒じごく(地獄)(2)
◎「那落」,「捺落」,「奈落迦」とも書く。
○(2)(転じて)どん底・どんづまり。行きつく果て。
○(3)[劇]劇場の舞台と花道の床下。回り舞台やせり出しの装
置がある。
ならけん
【奈良県】
◇[日]Nara Ken
○本州、近畿地方の中央部、内陸の県。
県庁所在地は奈良市。
〈面積〉
1978(昭和53)3,692.15平方キロメートル。
1980(昭和55)3,692平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)107万7,000人。
1980(昭和55)120万9,299人。
◎県花はナラノヤエザクラ、県鳥はコマドリ、県木はスギ。
★ならこくりつはくぶつかん《ならこくりつはくぶつくわん》
【奈良国立博物館】
○奈良県奈良市登大路町(ノボリオオジチョウ)50番地にある国立博物
館。
◎2001. 4. 1(平成13)設立された独立行政法人国立博物館に移
管。
ならさんさい
【奈良三彩】
○[歴]中国の唐の影響を受けて、主に奈良時代に製作された三
彩。
正倉院に伝わる正倉院三彩が有名。
参照⇒とうさんさい(唐三彩)
ならし
【奈良市】
◇[日]Nara Shi
○奈良県北部の市。北部を京都府に隣接。
県庁所在地。
参照⇒なら(奈良)(1)
〈面積〉
1970(昭和45)212平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)25万6,000人。
1980(昭和55)29万7,893人。
◎1898(明治31)市制。
2005. 4. 1(平成17)山辺郡(ヤマベグン)都祁村(ツゲムラ)を編入。
◎長崎県南松浦郡(ミナミマツウラグン)には奈良尾町(ナラオチョウ)があった。
ならしこんくりーと
【均しコンクリート】
【平しコンクリート】
◇[英]levelling concrete
○[建]⇒すてこん(捨てコン)
ならしちだいじ
【奈良七大寺】
○⇒しちだいじ(七大寺)
ならしの
【習志野】
◇[日]Narashino
○(1)千葉県北西部の地名。下総(シモウサ)台地西部を占める洪積
台地。
もと小金原と呼ばれたが、明治初期に陸軍の大演習が行われ
た際、行幸した明治天皇が習志野と命名。
のち陸軍演習場となり、騎兵旅団・鉄道連隊などが設置され、
軍都として発展。
第二次世界大戦後、跡地は大学用地・開拓地・自衛隊駐屯地
とる。
1958. 6.(昭和33)陸上自衛隊第一空挺団(パラシュート部隊)、
創立。
○(2)⇒ならしのし(習志野市)
ならしのし
【習志野市】
◇[日]Narashino Shi
○千葉県北西部、東京湾に面し、千葉市の北西に接する市。
中心市街は津田沼(ツダヌマ)(旧津田沼町地区)。
谷津遊園がある。
JR総武本線・京葉線、京成電鉄本線・千葉線、新京成電鉄
線、東京地下鉄(東京メトロ)東西線が通じる。
〈面積〉
1970(昭和45)15平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45) 9万9,951人。
1975(昭和50)11万8,000人。
1995(平成 7)15万2,884人。
◎1954(昭和29)市制。
★ならしのふりょしゅうようじょ《ならしりふりよしうようじよ》
【習志野俘虜収容所】
○[歴]千葉県北西部の習志野にあった捕虜(ホリョ)収容所。
日露戦争の時にロシア軍の下士官と兵士約1万5,000人を収容。
1915〜1920(大正 4〜大正 9)第一次世界大戦のドイツとオー
ストリア・ハンガリーの兵士約1,000人を収容。
[1]ならず
【ならず】
○(1)……できない。
○(2)……ではない。
◎心ならずも
[2]ならず
【ならず】
○⇒ならずもの(成らず者,破落戸)
ならずもの
【成らず者】
【破落戸】
○(1)暮しがままならない者。
「ならず」とも呼び、「どうにもならぬ」者の意味。
○(2)手に負えない者、手のつけられない者。道楽者・放蕩者。
「ならず」とも呼ぶ。
○(3)素行(ソコウ)が悪く、仕事をせずにゆすり(強請)などで生活
している者。無頼漢。
「ならず」とも呼び、女は「莫連(バクレン)」とも呼ぶ。
◎英語:ラフィアン(ruffian)/スカウンドレル(scoundrel)。
イタリア語:カナハリァ(canaglia)。
スペイン語:カナリャ(canalla)。
フランス語:カナリ(canaille)。
ドイツ語:カナイレ(Kanaille)。
ならずものこっか《ならずものこくか》
【ならず者国家】
◇[英]rogue states
○アメリカがテロ支援国と指定した、キューバ・イラン・イラ
ク・リビア・北朝鮮・スーダン・シリアの7ヶ国の別称。
ならだいしゅ
【奈良大衆】
○[歴]⇒ならほうし(奈良法師)
ならてぃわっと
【ナラティワット】
◇Narathiwat
○(1)(Changwat Narathiwat)⇒ならてぃわっとけん(ナラティ
ワット県)
○(2)東南アジア、タイ王国南端のナラティワット県の県都。
北緯6.43°、東経101.82°の地。
「ナラティワート」とも呼ぶ。
〈人口〉
1990(平成 2)4万0,100人。
2000(平成12)4万2,000人。
2003(平成15)4万3,900人。
★ならてぃわっとけん
【ナラティワット県】
◇[タイ語]Changwat Narathiwat、[英]Narathiwat Province
○東南アジア、タイ王国南端の県。北東部をタイランド湾
(Gulf of Thailand)に面し、西部をヤラ県(Changwat Yala)、
北西端をパッタニ県(Changwat Pattani)に接し、南東部・南部
をマレーシアに隣接。
県都はナラティワット。
イスラム教徒が多い。
「ナラティワート県」とも呼ぶ。
〈面積〉
4,475.4平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)56万5,500人。
2000(平成12)66万1,100人。
2003(平成15)69万1,500人。
〈13郡〉
ムアン・ナラティワット郡(Amphoe Mueang Narathiwat)。
タクバイ郡(Amphoe Tak Bai)。
バチョ郡(Amphoe Bacho)。
インゴー郡(Amphoe Yi-ngo)。
(Amphoe Ra-ngae)。
(Amphoe Rueso)。
(Amphoe Si Sakhon)。
(Amphoe Waeng)。
スキリン郡(Amphoe Sukhirin)。
スンガイコロク郡(Amphoe Su-ngai Kolok):⇒すんがいころ
く(スンガイコロク)
(Amphoe Su-ngai Padi)。
(Amphoe Chanae)。
(Amphoe Cho Ai Rong)。
ならてぃわーと
【ナラティワート】
◇Narathiwat
○⇒ならてぃわっと(ナラティワット)
ならてぃわーとけん
【ナラティワート県】
◇[タイ語]Changwat Narathiwat、[英]Narathiwat Province
○⇒ならてぃわっとけん(ナラティワット県)
ならどりーむらんど
【奈良ドリームランド】
○[古]奈良県奈良市法蓮佐保山(ホウレンサホヤマ)2丁目にあった遊園
地。
面積、約32万平方メートル。
◎1961(昭和36)開園。
2006. 8.31(平成18)閉園。
ならなきろ
【生らな切ろ】
○[暦]⇒きまじない(木呪い,木呪)
ならびがおか《ならびがをか》
【双ヶ岡】
【双ヶ丘】
【雙ヶ岡】
◇[日]Narabigaoka/Narabi ga Oka
○[地]京都府京都市右京区(ウキョウク)御室双岡町(オムロナラビガオカチョウ)
にある丘陵。北から南へ一ノ岡(一ノ丘)(標高116メートル)・
二ノ岡(二ノ丘)・三ノ岡(三ノ丘)と大・中・小の丘が並ぶ。
国指定の名勝で、双ヶ丘古墳群と呼ばれる19基の古墳がある。
北側に仁和寺(ニンナジ)、東側に妙心寺(ミョウシンジ)、東南に法金
剛院(ホウコンゴウイン)、南西に東映太秦映画村・広隆寺(コウリュウジ)が
ある。
「ならびのおか(双岡,双の岡)」とも呼ぶ。
◎平安京の北西郊に位置し、貴族の別荘地であった。双岡大臣
と呼ばれた右大臣清原夏野(キヨハラノナツノ)の山荘は、 858(天安 2)
双丘寺さにら天安寺となり、さらに1130(大治 5)待賢門院璋子
(タイケンモンイン・ショウシ)の御願により再興され現在の法金剛院となる。
『徒然草』の著者吉田兼好(ヨシダ・ケンコウ)も草庵を結び、東麓の
長泉寺境内に兼好の墓と歌碑がある。
また、西方は常盤(トキワ)の森と呼ばれ、鬱蒼(ウッソウ)とした森
林が続き、天皇の遊猟地だった。
参照⇒ときわ(常盤)
ならびのおか《ならびのをか》
【双岡】
【双の岡】
◇[日]Narabinooka/Narabi no Oka
○[地]⇒ならびがおか(双ヶ岡,双ヶ丘,雙ヶ岡)
ならぶぎょう《ならぶぎやう》
【奈良奉行】
○[歴]江戸幕府の職名。遠国奉行(オンゴクブギョウ)の一つ。
老中に直属し、京都所司代の指揮を受ける。奉行は定員一名
で、禄高千石、役料1,500俵。与力は8騎、同心は30人。
奈良に駐在し、奈良の市政を処理し、寺社を管理する。また、
大和国(奈良県)の裁判なども京都町奉行と分担して管掌。
俗称は「南都奉行(ナントブギョウ)」。
参照⇒なんとぶぎょう(南都奉行)
◎1613(慶長18)設置。初代は興福寺衆徒の中坊(ナカノボウ)秀政。
代官職を兼務していたが、1664(寛文 4)大和代官が設置され
て、奈良奉行は民政一般、奈良代官は大和の天領支配と職掌が
分離された。
1696〜1702(元禄 9〜元禄15)奉行は二人役。
★ならぶんかざいけんきゅうしょ《ならぶんくわざいけんきうしよ》
【奈良文化財研究所】
○奈良の遺跡を発掘・調査する考古学の研究機関。
◎1952(昭和27)設立。
2001(平成13)独立行政法人に移行。
ならへいだん
【奈良兵団】
○[歴]旧日本陸軍、第六十五旅団の通称。
ならーぼあへいげん
【ナラーボア平原】
◇[英]Nullarbor Plain
○[地]オーストラリア大陸南部の平野。北部はグレートビクト
リア砂漠(Great Victoria Desert)に接し、南部はグレートオ
ーストラリア湾(Great Australian Bight)に面する。
ならほうし《ならはふし》
【奈良法師】
○[歴]平安・鎌倉・室町時代に、奈良の東大寺(トウダイジ)・興
福寺(コウフクジ)などの大寺にいた僧。
僧兵(ソウヘイ)として名高い。
「ならぼうし(奈良法師)」,「奈良大衆(ダイシュ)」とも呼ぶ。
参照⇒そうへい(僧兵)
ならぼうし《ならばふし》
【奈良法師】
○[歴]⇒ならほうし(奈良法師)
ならも
【奈良茂】
◇[日]Naramo
○[人]江戸時代の豪商の奈良屋茂左衛門の通称。
⇒『人名辞典』ならや もざえもん(奈良屋 茂左衛門)
ならやにちほう《ならやにちはう》
【ナラヤニ地方】
◇[英]Narayani Zone
○ネパール中南部の地方。北部・北東部をバグマティ地方(Bag-
mati Zone)、南東部をジャナカプール地方(Janakpur Zone)に
接し、南部をインドに隣接。
〈5地区(郡)〉
マクワンプール地区(Makawanpur District)。
チトワン地区(Chitwan District)。
ラウタハト地区(Rautahat District)。
バラ地区(Bara District)。
パルサ地区(Parsa District)。
〈面積〉
8,313平方キロメートル。
〈人口〉
2004(平成16)268万4,900人。
ならやま
【平城山】
○[楽]北見志保子作詞、平井康三郎作曲の歌謡曲。
歌は藤原義江。
◎1939. 1.(昭和14)レコード発売。
ならやま
【奈良山】
【平城山】
◇[日]Nara Yama
○[地]奈良県(もと大和国)北部、奈良盆地北方にある京都府
(もと山城国)との境をなす丘陵。
奈良の般若寺から京都の木津へ入る奈良坂がある。
なり
【なり】
○[俗]ハンセン病。
⇒はんせんびょう(ハンセン病)
なり
【奈梨】
◇[梵]niraya
○[仏]地獄・奈落(ナラク)。
⇒じごく(地獄)(2)
◎「ないり(泥黎,泥犂,泥犁,泥梨)」の略。
なりいし
【鳴り石】
【鳴石】
◇[日]nariishi/nari-ishi、[英]rattle stone
○[鉱]内部に空所ができた土石の団塊で、振り動かすと中で小
石が動いて音の出るもの。
「鈴石(スズイシ)」とも呼ぶ。
参照⇒なよろすずいし(名寄鈴石)
なりかく
【成り角】
○⇒りゅうめ(竜馬)(2)
なりきぜめ
【生り木責め】
【生木責め】
【成り木責め】
○[暦]⇒きまじない(木呪い,木呪)
なりきん
【成金】
○(1)将棋(ショウギ)で、敵の陣内(ジンナイ)に入ったことで金将(キン
ショウ)と同じ働きを得た駒(コマ)。特に歩(フ)の成ったもの。
○(2)(転じて)急に金持になること。また、その人。
フランス語では「ヌーボリーシュ(nouveau riche)」。
◎新興成金,にわか成金,成金趣味
なりしんぐくりーむ
【ナリシングクリーム】
【ナリシング・クリーム】
◇[英]nourishing cream
○(肌の)栄養クリーム。
参照⇒なりっしゅめんと(ナリッシュメント)
なりす
【ナリス】
◇[英](単数形)naris/(複数形)nares
○[医]鼻孔([英]nostril)。
◎イタリア語:ナリーチェ(narice)。
なりすまし
【成り済まし】
○⇒はいのり(背乗り)
なりた
【成田】
◇[日]Narita
○(1)⇒なりたし(成田市)
○(2)[空]成田国際空港の略称。
⇒なりたこくさいくうこう(成田国際空港)(1)
なりたくうこう《なりたくうかう》
【成田空港】
○[空]成田国際空港の略称。
⇒なりたこくさいくうこう(成田国際空港)(1)
◎もと新東京国際空港の別称。
なりたくうこうこうだん《なりたくうかうこうだん》
【成田空港公団】
◇[英]Narita Airport Authority
○[古][空]新東京国際空港公団の略称。
⇒しんとうきょうこくさいくうこうこうだん(新東京国際空
港公団)
★なりたこくさいくうこう《なりたこくさいくうかう》
【成田国際空港】
○(1)[空]
略称は「成田空港」、国際航空輸送協会(IATA)のシティー
コードは「NRT」、旧称は「新東京国際空港」。
参照⇒しんとうきょうこくさいくうこう(新東京国際空港)
◎2009. 3.23(平成21)フェデックス(FedEx)社の貨物機MD−
11(McDonnell Douglas)が着陸に失敗し炎上。乗務員2人が
死亡。開港以来、初の死亡事故。
○(2)[経]成田国際航空を運営・管理する株式会社。
◎2004. 4. 1(平成16)新東京国際空港公団が成田国際空港株式
会社に移行。
参照⇒しんとうきょうこくさいくうこうこうだん(新東京国
際空港公団)
なりたさん
【成田山】
○⇒しんしょうじ(新勝寺)
なりたさんしんしょうじ
【成田山新勝寺】
○⇒しんしょうじ(新勝寺)
なりたし
【成田市】
◇[日]Narita Shi
○千葉県北部の市。
〈面積〉
131.27平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)9万5,704人。
◎1954(昭和29)成田町・公津(コウヅ)村・八生(ハブ)村・中郷(ナカ
ゴウ)村・久住(クズミ)村・豊住(トヨスミ)村・遠山(トオヤマ)村の1町6
村が合併して市制施行。
なりたすかいあくせす
【成田スカイアクセス】
○[交]上野〜成田空港間(64.1キロメートル)を結ぶ、成田新高
速鉄道の愛称。
京成上野駅〜日暮里駅・京成線・北総線・専用線(19.1キロ
メートル)・空港第2ビル駅を運行。
◎2010. 7.17(平成22)開業。
なりーちぇ
【ナリーチェ】
◇[伊]narice
○[医](イタリア語で)鼻孔。
◎英語:ナリス(naris)。
なりちく
【ナリチク】
◇Nalchik
○ロシア連邦南西部、北カフカス地方のカバルディノ・バルカ
ル共和国(Kabardino-Balkarskaya Respublika)中央部にある首
都。
なりっしゅめんと
【ナリッシュメント】
◇[英]nourishment
○(1)栄養物・食物。
○(2)栄養・滋養(ジヨウ)
参照⇒なりしんぐくりーむ(ナリシングクリーム,ナリシング
・クリーム)
○(3)栄養状態。
○(4)養育・育成・助成。
○(5)(精神的な)糧(カテ)。
なりーにょけん
【ナリーニョ県】
◇[西]Departamento de Narino、[英]Narino Department
○コロンビア南西部の県。南部・南西部をエクアドルに隣接し、
北東部・西部を太平洋に面する。
県都はパスト(Pasto)。
〈面積〉
3万3,268平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)163万2,093人(6月30日現在)。
2002(平成14)169万0,354人(6月30日現在)。
なりびしゃ
【成り飛車】
○将棋(ショウギ)で、一度敵の陣内(ジンナイ)に入って成った飛車(ヒ
シャ)。
⇒[1]りゅうおう(竜王)
なりひら
【業平】
◇[日]Narihira
○(1)[人]⇒『人名辞典』ありわらのなりひら(在原 業平)
○(2)東京都墨田区(スミダク)中南部の地名。
住所としては業平1〜5丁目がある。
◎業平橋:⇒なりひらばし(業平橋)
なりひらばし
【業平橋】
○(1)[交]東京都墨田区(スミダク)の吾妻橋三丁目と業平一丁目を
結ぶ、大横川に架(カ)かる橋。
全長31.7メートル・幅33メートル。
参照⇒ことといばし(言問橋)(1)
◎1662(寛文 2)架橋。
1930(昭和 5)完成。
○(2)[古][交]⇒とうきょうすかいつりーえき(東京スカイツリ
ー駅)
なりひらばしえき
【業平橋駅】
○[古][交]⇒とうきょうすかいつりーえき(東京スカイツリー
駅)
なります
【成増】
◇[日]Narimasu
○(1)東京都板橋区西部の地名。西部を埼玉県和光市に隣接。
成増1〜5丁目がある。
○(2)⇒なりますえき(成増駅)
なりますえき
【成増駅】
○[交]東京都板橋区成増にある東武東上線の駅。
下赤塚(シモアカツカ)駅と和光市(ワコウシ)駅(和光市)の間。
◎東京地下鉄(東京メトロ)有楽町線には地下鉄成増駅(旧:営団
成増駅)がある。
なりますひこうじょう《なりますひかうぢやう》
【成増飛行場】
○[古][軍]⇒ひかりがおか(光が丘)(1)
なりやんまる
【ナリヤンマル】
◇Nar'yan-Mar/Naryan-Mar
○ロシア連邦北西部、ロシア北部のネネツ自治管区(Nenetsky
Autonomous Okrug)中央部にある行政所在地。
北緯67.65°、東経53.05°の地。
〈人口〉
1979(昭和54)2万3,400人。
1989'平成元)2万0,200人。
2002(平成14)1万8,611人。
◎ロシア文字は"Нарьян-Мар"。
★なりわいぎ《なりはひぎ》
【生業木】
○
参照⇒まゆだま(まゆ玉,繭玉)
なりわちょう《なりはちやう》
【成羽町】
◇[日]Nariwa Cho
○[古]岡山県西部にあった川上郡(カワカミグン)の町。
◎2004.10. 1(平成16)川上郡の3町が高梁市(タカハシシ)に編入さ
れ、郡は消滅。
なりんぼ
【なりんぼ】
○[俗]ハンセン病(癩病)の人。
参照⇒はんせんびょう(ハンセン病)
なりんぼう《なりんばう》
【なりん坊】
【癩坊】
○[俗]ハンセン病(癩病)の人。
参照⇒はんせんびょう(ハンセン病)
なるいん
【ナルイン】
◇Naryn
○(1)(Naryn Oblasty)⇒なるいんしゅう(ナルイン州)
○(2)中央アジアのキルギス共和国中央部、ナルイン州の州都。
北緯41.43°、東経75.99°の地。
〈人口〉
1989(平成元)4万2,700人。
2003(平成15)4万3,300人。
なるいんしゅう《なるいんしう》
【ナルイン州】
◇Naryn Oblasty、[英]Naryn Region
○中央アジア北東部、キルギス共和国中央部の州。南部を中国
に隣接。
州都はナルイン。
〈面積〉
4万5,200平方キロメートル。
〈人口〉
1989(平成元)24万7,900人。
2003(平成15)26万9,600人。
なるかならぬか
【成るか成らぬか】
○[暦]⇒きまじない(木呪い,木呪)
なるかん
【ナルカン】
◇[商品名]Narcan
○[薬]麻薬拮抗剤ナロキソン(naloxone)の商品名。
ヘロインやモルヒネなどの中毒の治療薬として使用される。
なるきっそす
【ナルキッソス】
◇[希]Narkissos
○[ギ神]森の妖精(ニンフ)エコー(Ekho)の愛を拒絶した美少年。
そのためアフロディテ(Aphrodite)の怒りを買い、水に映る
自分の姿に恋する運命を与えられ、絶望の果てに溺死して、水
仙([英]narcissus)の花に化したという。
参照⇒[1]えこー' エコー)
◎英語:ナーシサス(Narcissus)/ナルシサス。
フランス語:ナルシス(Narcisse)。
なるこ
【鳴子】
◇[日]naruko
○(1)[農]鳥威(トリオド)しの一つ。
小さい板に糸で吊(ツ)った細い数本の竹筒を並べてぶら下げ
たもの。
その板を幾つか張った縄(ナワ)に吊るしたり、竿(サオ)の先につ
けたりし、縄や竿を揺らして鳴らす。
空き缶を利用することもある。
参照⇒そうず(添水)
◎秋の季語。
夜間、敵の侵入を知る仕掛けとしても用いられたが、風で鳴
ることもあり、風で鳴らないように重くすると、引っ掛かって
も鳴る前に気付かれてしまうなど、警告的効果や動物以外には、
あまり実用的ではなかった。
○(2)[地](Naruko)宮城県北西部にあるカルデラ火山。標高461
メートル。
○(3)⇒なるごおんせん(鳴子温泉)
○(4)[古]⇒なるこちょう(鳴子町)
○(5)[古][交]⇒なるごえき(鳴子駅)
なるごえき
【鳴子駅】
○[古][交]⇒なるこおんせんえき(鳴子温泉駅)
なるこおんせん《なるこをんせん》
【鳴子温泉】
○(1)⇒なるごおんせん(鳴子温泉)
○(2)[交]⇒なるごおんせんえき(鳴子温泉駅)
なるごおんせん《なるごをんせん》
【鳴子温泉】
○宮城県中北部、大崎市(オオサキシ)北西部にある温泉。
江合川(エアイガワ)上流の荒雄川の上流域にある玉造八湯(タマツクリ
ハットウ)と呼ばれる玉造温泉郷の中心をなす。
泉質は硫化水素泉・酸性泉・アルカリ泉・単純泉などで、35
〜100℃。
飯坂(イイザカ)・秋保(アキウ)とともに奥州三名湯の一つ。
「なるこおんせん(鳴子温泉)」とも呼ぶ。
◎平安初期、山が鳴動し温泉を噴出して、「鳴声(ナルゴ)の湯」と
呼ばれたという。
◎旧住所は玉造郡(タマツクリグン)鳴子町(ナルコチョウ)。
なるこおんせんえき《なるこをんせんえき》
【鳴子温泉駅】
○[交]宮城県大崎市(オオサキシ)にある、JR陸羽東線(リクウトウセン)の
駅。
鳴子御殿湯(ゴテンユ)駅と中山平温泉(ナカヤマダイラオンセン)駅の間。
◎1997. 3.22(平成 9)鳴子(ナルゴ)駅から改称。
◎旧住所は玉造郡(タマツクリグン)鳴子町(ナルコチョウ)字湯本(アザユモト)。
なるこごてんゆえき
【鳴子御殿湯駅】
○[交]宮城県大崎市(オオサキシ)にある、JR陸羽東線(リクウトウセン)の
駅。
川渡温泉(カワタビオンセン)駅と鳴子温泉駅の間。
◎1997. 3.22(平成 9)東鳴子(ヒガシナルゴ)駅から改称。
◎旧住所は玉造郡(タマツクリグン)鳴子町(ナルコチョウ)大口。
なるこちょう《なるこちやう》
【鳴子町】
◇[日]Naruko Cho
○[古]宮城県北西部、玉造郡(タマツクリグン)の町。
奥州三名湯の一つの鳴子温泉のほか、鬼首(オニコウベ)・川渡(カ
ワタビ)・東鳴子・中山平の五温泉群がある。
JR陸羽東線(リクウトウセン)が通じる。
〈面積〉
326.10平方キロメートル。
(*)境界未定がある。
〈人口〉
1970(昭和45)1万3,312人。
1995(平成 7)1万0,197人。
◎特産の鳴子こけしで知られる。
◎1921(大正10)町制施行。
1954(昭和29)川渡村・鬼首村を編入。
2006. 3.31(平成18)古川市(フルカワシ)と志田郡(シダグン)の松山
町(マツヤママチ)・三本木町(サンボンギチョウ)・鹿島台町(カシマダイマチ)、玉
造郡の岩出山町(イワデヤママチ)・鳴子町、遠田郡(トオダグン)の田尻
町(タジリチョウ)の1市6町が合併して大崎市(オオサキシ)を発足。
なるこちん
【ナルコチン】
◇[独]Narkotin、[英]narcotine
○[化]アヘン・アルカロイドの一種。分子式C22H23O7N。
鎮咳(チンガイ)・鎮痛・解熱剤などとして用いられる。
モルヒネに次いでアヘン(阿片)中に多く含まれているが、麻
酔作用・麻薬中毒作用・習慣性は非常に弱く非麻薬となってい
る。
「ノスカピン」とも呼ぶ。
参照⇒こでいん(コデイン)
★なるこゆり
【ナルコユリ】
【鳴子百合】
◇[学]Polygonatum falcatum
○[植]ユリ目(Liliales)ユリ科(Liliaceae)ナルコユリ属(Poly-
gonatum)の多年草。
5〜6月、長い茎の葉腋(ヨウエキ)ごとに淡緑色の筒状花を3〜
5個下垂させる。
古称は「アマナ(甘菜)」。
なるこれぷしー
【ナルコレプシー】
◇[英]narcolepsy
○[病]突然に激しい眠気(ネムケ)を催(モヨオ)し、発作的に短い睡眠
におちいる症状。
金縛(ナカシバ)りのような全身の脱力発作(カタプレキシー)や、
入眠時の鮮明な幻覚などを伴(トモナ)うこともある。
発生は日に数回以上、一回の睡眠は数分から数十分に及ぶこ
ともある。
真性ナルコレプシーと症候性のものとがあり、原因は不明。
塩酸メチルフェニデート(商品名リタリン)などの中枢神経刺
激薬の薬剤療法によって社会生活に適応が可能とされている。
「発作性睡眠」,「睡眠発作」,「居眠り病」とも呼ぶ。
参照⇒おれきしん(オレキシン),えんさんめちるふぇにでー
と(塩酸メチルフェニデート),かなしばり(金縛り)(4)
◎情動脱力発作:⇒かたぷれきしー(カタプレキシー)
強硬症:⇒かたれぷしー(カタレプシー)
なるごんだ
【ナルゴンダ】
◇Nalgonda
○(1)(Nalgonda District)⇒なるごんだけん(ナルゴンダ県)
○(2)インド南東部、アンドラ・プラデシュ州(Andhra Pradesh
State)ナルゴンダ県の県都。
北緯17.06°、東経79.26°の地。
〈人口〉
1991(平成 3) 8万4,900人。
2001(平成13)11万0,700人。
2003(平成15)11万5,000人。
なるごんだけん
【ナルゴンダ県】
◇[英]Nalgonda District
○インド南東部、アンドラ・プラデシュ州(Andhra Pradesh
State)中央部の県。西部を州都ハイデラバード(Hyderabad)に
接する。
県都はナルゴンダ。
「ナルゴンダ地区」とも呼ぶ。
◎2003. 6.(平成15)熱波で3日までに同県で204人が死亡。
なるごんだちく
【ナルゴンダ地区】
◇[英]Nalgonda District
○⇒なるごんだけん(ナルゴンダ県)
なるしさす
【ナルシサス】
◇[英]Narcissus
○[ギ神](英語で)ナルキッソス([希]Narkissos)。
⇒なるきっそす(ナルキッソス)
なるしす
【ナルシス】
◇[フ]Narcisse
○[ギ神](フランス語で)ナルキッソス([希]Narkissos)。
⇒なるきっそす(ナルキッソス)
なるせ
【成瀬】
◇[日]Naruse
○(1)[地]⇒なるせがわ(鳴瀬川)
○(2)⇒なるせちょう(鳴瀬町)
なるせいん
【ナルセイン】
◇narceine
○[化]麻酔性アルカロイドの一種。
なるせがわ《なるせがは》
【鳴瀬川】
◇[日]Naruse Gawa
○[地]宮城県中西部、船形山(フナガタヤマ)北麓に発して東流し、
大崎平野を貫流して東松島市(ヒガシマツシマシ)野蒜(ノビル)で石巻湾
(イシマキワン)に注(ソソ)ぐ一級河川。全長89キロメートル。
河口部で吉田川を合せる。
◎1885(明治18)河口に開発中の野蒜築港(ノビルチクコウ)、中止。
なるせちょう《なるせちやう》
【鳴瀬町】
◇[日]Naruse Cho
○[古]宮城県中央部、桃生郡(モノウグン)の町。
◎2005. 4. 1(平成17)矢本町(ヤモトチョウ)と合併して東松島市(ヒガ
シマツシマシ)を発足。
◎秋田県雄勝郡(オガチグン)には東成瀬村(ヒガシナルセムラ)がある。
なるたき
【鳴滝】
◇[日]Narutaki
○(1)京都府京都市右京区(ウキョウク)の地域名。
○(2)[交]⇒なるたきえき(鳴滝駅)
なるたきえき
【鳴滝駅】
○[交]京都府京都市右京区(ウキョウク)鳴滝嵯峨園町(ナルタキサガソノチョウ)
にある京福電鉄北野線の駅。
常盤(トキワ)駅と宇多野(ウタノ)駅の間。
なるたきど
【鳴滝砥】
○[鉱]京都府京都市右京区(ウキョウク)産の砥石(トイシ)。
鳴滝・梅ヶ畑(ウメガハタ)周辺で産出。
黄褐色の粘板岩で、肌理(キメ)が細かく適度な硬さと吸水性が
あり仕上げ砥に用いる。
参照⇒といし(砥石),しあげと(仕上げ砥)
なるちょう《なるちやう》
【奈留町】
◇[日]Naru Cho
○[古]長崎県西部、五島列島(ゴトウレットウ)中部の奈留島(ナルシマ)に
あった、南松浦郡(ミナミマツウラグン)の町。
◎2004. 8. 1(平成16)福江市(フクエシ)と南松浦郡の富江町(トミエチョ
ウ)・玉之浦町(タマノウラチョウ)・三井楽町(ミイラクチョウ)・岐宿町(キクシチョウ)
・奈留町の1市5町が合併して五島市(ゴトウシ)を発足。
★[1]なると
【鳴門】
○()
○()[食]⇒なるとまき(鳴門巻き,鳴門巻)
★[2]なると
【鳴門】
◇[日]Naruto
○(1)[地]鳴門海峡。
○(2)⇒なるとし(鳴門市)
なるーと
【ナルート】
◇Nalut
○(1)([英]Nalut District)⇒なるーとけん(ナルート県)
○(2)リビア北西部、ナルート県北部にある県都。
北緯31.87°、東経10.98°の地。
〈人口〉
2010(平成22)2万6,256人(推計)。
なるとう
【成東】
◇[日]Naruto
○(1)[交]⇒なるとうえき(成東駅)
○(2)[古]⇒なるとうまち(成東町)
なるとうえき
【成東駅】
○[交]千葉県山武市(サンムシ)津辺(ツベ)にあるJR総武本線・東
金線(トウガネセン)の駅。
総武本線:日向(ヒュウガ)駅(山武町)と松尾(マツオ)駅(松尾町)の
間。
東金線:求名(グミョウ)駅(東金市)の次で、ターミナル駅(終点)。
◎旧住所は山武郡(サンブグン)成東町(ナルトウマチ)津辺。
なるとうまち
【成東町】
◇[日]Naruto Machi
○[古]千葉県東部、山武郡(サンブグン)の町。
歌人伊藤左千夫(サチオ)の生地で、生家や伊藤左千夫記念公園
がある。
◎2006. 3.27(平成18)成東町・山武町(サンブマチ)・蓮沼村(ハスヌマム
ラ)・松尾町(マツオマチ)の3町1村が合併して山武市(サンムシ)を発足。
なるときょういくだいがく《なるとけういくだいがく》
【鳴門教育大学】
○[教]徳島県鳴門市鳴門町に本部を置く国立大学。
学校教育学部のみの単科大学。
◎1981(昭和56)設立。
1984(昭和59)大学院学校教育研究科を設置。
なるときんとき
【鳴門金時】
○[農]サツマイモの一栽培品種。徳島県の特産。
なるーとけん
【ナルート県】
◇[英]Nalut District
○リビア北西部の県。南西部をアルジェリア、北西部をチュニ
ジアに隣接。
県都はナルート。
県最大の都市はガダミス(Ghadamis)。
参照⇒がだみす(ガダミス)
〈面積〉
6万7,191平方キロメートル。
〈人口〉
2006(平成18)9万3,224人(4月15日現在)。
なるとさわぎく《なるとさはぎく》
【ナルトサワギク】
【鳴門沢菊】
◇[学]Senecio madagascariensis
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)キオン属(サワギ
ク属)(Senecio)の一年生または多年草。マダガスカル・南アフ
リカ原産。
海岸沿いに自生する、帰化した雑草(特定外来生物)。
葉に毒があるとされ、黄色い花をつける。
◎1976(昭和51)徳島県鳴門市瀬戸町の埋立地で初めて自生が確
認。
なるとし
【鳴門市】
◇[日]Naruto Shi
○徳島県東北端、鳴門海峡に面する市。
大鳴門橋で淡路島と結ばれる。
〈人口〉
1980(昭和55)6万3,422人。
◎第一次世界大戦時、ドイツ兵捕虜収容所があった。
なるとまき
【鳴門巻き】
【鳴門巻】
○(1)[食]かまぼこ(蒲鉾)の一種。
魚肉の白いすり身を平らに伸ばし、その上に赤く染めたすり
身を重ねて伸ばしたものを目の粗い巻き簀(ス)で円柱状に巻き
込み、蒸したもの。
口切りして掛けソバ(蕎麦)の浮き身などに使用する。
かつては掛け蕎麦やラーメンの定番の具の一つだった。
単に「鳴門」とも呼ぶ。
○(2)[食]かまぼこ(蒲鉾)の一種。
昆布の上に魚肉のすり身を平らに伸ばし、目の粗い巻き簀で
円柱状に巻き込み、蒸したもの。
単に「鳴門」とも呼ぶ。
◎名称は、小口切りにした断面が渦巻模様になることから。
また、周囲は目の粗い巻き簀の跡で、歯車状になっている。
なるば
【ナルバ】
◇Narva
○エストニア北東端の都市。ロシアに隣接。
〈人口〉
1994(平成 6)8万5,000人。
なるびく
【ナルビク】
◇Narvik
○ノルウェー中央部、ノールラン県(Nordland Fylke)北東端の
町。
なるへそ
【なるへそ】
○[副][俗](ふざけて言う)相づちの言葉。
相づちを打つ言葉の「なるほど」の「ほど」を「ほぞ(臍)」に掛け、
さらに「ほぞ」を「へそ(臍)」に言い換えてできたシャレ。
なるぼんぬどくぐも
【ナルボンヌドクグモ】
◇[学]Narbonne Lycosa
○[動]⇒たらんちゅら(タランチュラ)(1)
なるまだがわ《なるまだがは》
【ナルマダ川】
◇[英]the Narmada River
○[地]インド中央部、マディヤ・プラデシュ州(Madhya Pra-
desh State)を東から南に貫流し、グジャラート州(Gujarat
State)でアラビア海(Arabian Sea)に注(ソソ)ぐ川。
◎流域で約6,500万年前の地層から、白亜紀後期のラジャサウ
ルス・ナルマデンシス(Rajasaurus narmadensis)の化石が出土。
なるみ
【鳴海】
◇[日]Narumi
○(1)⇒なるみちょう(鳴海町)
○(2)[歴]江戸時代の尾張(オワリ)、現在の愛知県名古屋市緑区(ミ
ドリク)鳴海町(ナルミチョウ)にあった東海道五十三次の宿駅。
池鯉鮒(チリフ)(知立)宿と宮(ミヤ)(熱田)宿の間。
◎鳴海絞り
○(3)[交]⇒なるみえき(鳴海駅)
なるみえき
【鳴海駅】
○[交]愛知県名古屋市緑区(ミドリク)鳴海町(ナルミチョウ)向田(ムカエダ)
にある、名鉄名古屋本線の駅。
左京山(サキョウヤマ)駅と本星崎(モトホシザキ)駅(南区)の間。
なるみがた
【鳴海潟】
◇[日]Narumi Gata
○[古][地]尾張(オワリ)、現在の愛知県名古屋市緑区(ミドリク)鳴海
町(ナルミチョウ)にあった海岸。
千鳥で知られる。
「鳴海の浦(ウラ)」とも呼ぶ。
◎『新古今集』冬:「さよちどり声こそ近く鳴海潟、傾く月に
汐(シホ)やみつらん」。
なるみちょう《なるみちやう》
【鳴海町】
◇[日]Narumi Cho
○愛知県名古屋市の南東部、緑区(ミドリク)の地名。
桶狭間(オケハザマ)がある。
参照⇒おけはざま(桶狭間),なるみ(鳴海)(2)
◎鳴海絞り
なるみのうら
【鳴海の浦】
◇[日]Marumi no Ura
○[古]⇒なるみがた(鳴海潟)
★なれーしょん
【ナレーション】
◇[英]narration
○
「語(カタ)り」とも呼ぶ。
なれっじ
【ナレッジ】
◇[英]knowledge
○(1)知識・学識。
「ノレッジ」とも呼ぶ。
○(2)理解・認識。
「ノレッジ」とも呼ぶ。
○(3)情報。
「ノレッジ」とも呼ぶ。
なろ
【ナロ】
【羅老】
◇[朝]Naro
○[宇]韓国の衛星打ち上げロケット。
⇒けーえすえるぶい(KSLV)
なろきそん
【ナロキソン】
◇[英]naloxone
○[薬]⇒なるかん(ナルカン)
なろーげーじ
【ナローゲージ】
◇[英]narrow gauge
○[交]⇒きょうき(狭軌)
なろどなや
【ナロドナヤ】
◇Narodonaja
○[地]ロシア連邦、ウラル山脈にある高峰。標高1,894メート
ル。
★なわ《なは》
【縄】
○(1)植物の茎・皮・毛などの繊維をより合せて細長く作った
もの。
ワラ(藁)・アサ(麻)・シュロ(棕櫚)などを使用する。
◎縄を綯(ナ)う
○(2)(転じて)ロープ([英]rope)の別称。
一般に綱(ツナ)よりは細く、紐(ヒモ)より太いもの。
◎縄投げ
○(3)
なわちょう《なはちやう》
【縄帳】
○[歴]⇒けんちちょう(検地帳)
★なわない《なはなひ》
【縄綯】
○(1)イナワラ(稲藁)などを細長くより合せて縄を作ること。
縄の需要が多かった当時は、農閑期(冬期)の重要な仕事だっ
た。
○(2)狂言の一つ。
なわーぶ
【ナワーブ】
◇Nawab
○[歴]⇒らじゃ(ラジャ)(1)
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