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                    PDD図書館管理番号       0001.0066.0000.20a

                 百   科   辞   書    《なふ》     編集:獨  澄旻

-------- なふ --------------------------------------------------
なーぶ
	【ナーブ】
	◇[英]nerve(ナーヴ)
	○[医](英語で)神経。
	 ⇒しんけい(神経)(1)
なふぁろあ
	【ナファロア】
	◇[バスク語]Nafarroa
	○⇒なばらしゅう(ナバラ州)
なふきん
	【ナフキン】
	○[俗][食]ナプキン([英]napkin)の訛(ナマ)り。
	 ⇒なぷきん(ナプキン)(1)
なぷきん
	【ナプキン】
	◇[英]napkin
	○(1)[食](table napkin)洋食の席で、衣服の汚れを防ぐため
	に用いる、布または紙製の布巾(フキン)。
	 なまって「ナフキン」とも呼ぶ。
	 参照⇒らんちょんまっと(ランチョンマット,ランチョン・マッ
	ト),どいりー(ドイリー)
	〈テーブルマナー〉
	 口や指先を拭(フ)くときは端を使う。
	 中座するときは椅子の上に置く。
	 食事が終ったら、軽くまとめてテーブルの左手に置く。
	◎英語:ナプキン(napkin)/サービエット(serviette)。
	 フランス語:セルビェット(serviette)。
	 ドイツ語:ゼルビエッテ(Serviette)。
	 イタリア語:トバリョーロ(tovagliolo)/サルビエッタ(sal-
	vietta)。
	 スペイン語:セルビリェータ(servilleta)。
	 中国語:餐巾(canjin)。
	○(2)[医](sanitary napkin)⇒ぱっど(パッド)(5)
なふさ
	【ナフサ】
	◇[英]naphtha
	○[化]粗製ガソリン。石油精製工程の半製品で、原油をガソリ
	ンの沸点範囲(摂氏25〜200℃)で蒸留して得られる炭化水素。
	 沸点約100℃以下の軽質ナフサと、沸点約80〜200℃の重質ナ
	フサに分ける。
	 軽質ナフサは、熱分解によりエチレン・プロピレンなどの石
	油化学や肥料工業などの原料となる。
	 重質ナフサは、接触改質法によりオクタン価を高めるなどし
	て内燃機関用ガソリンが製造される。
	 「ナフタ([蘭]naphtha)」,「ナプタ([独]Naphtha)」とも呼ぶ。
	◎ペルシア語の"neft(地中からしみ出た可燃液体)"から。
なふた
	【ナフタ】
	◇[蘭]naphtha
	○[化]⇒なふさ(ナフサ)
なぷた
	【ナプタ】
	◇[独]Naphtha
	○[化]⇒なふさ(ナフサ)
なふだとーるうらま
	【ナフダトール・ウラマ】
	◇Nahdlatul Ulama
	○インドネシア最大のイスラム教組織。
	 略称は「NU」。
★なふーどさばく
	【ナフード砂漠】
	◇[英]An-Nafud Desert
	○[地]アラビア半島北部、シリア砂漠の南方にあるアラビア砂
	漠の一部。
	 「ネフド砂漠(Nefud Desert)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ねじど(ネジド)
	〈面積〉
	 約13万平方キロメートル。
なふぷりお
	【ナフプリオ】
	◇Navplio、[英]Nauplio
	○ギリシア南部、ペロポネソス半島(the Peloponnesian Pen-
	insula)東部のアルゴリダ県(Nomos Argolida)中央部にある県
	都。
	 北緯37.56°、東経22.81°の地。
	 「ナフプリオン(Navplion,Nauplion)」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1971(昭和46)  9,281人。
	 1981(昭和56)1万0,609人。
	 1991(平成 3)1万1,897人。
	 2001(平成13)1万3,822人。
なふぷりおん
	【ナフプリオン】
	◇Navplion、[英]Nauplion
	○⇒なふぷりお(ナフプリオ)
なぶら《なむら》
	【なぶら】
	【魚群】
	○[魚]⇒ぎょぐん(魚群)
★なぶらとり
	【ナブラトリ】
	◇[梵]Navratri(九つの夜)
	○[暦]インド各地で行われるヒンズー教の年中行事の一つ。
	 9〜10月ころの9日間行われ、最終日に羅刹(ラセツ)王ラーバ
	ナ(Ravana)の人形が燃やされる。
	 「ドゥルガー・プジャ(Durga Puja)(ドゥルーガ祭)」とも呼ぶ。
	 参照⇒らーまーやな(ラーマーヤナ)
なふりん
	【ナフリン】
	◇Nahrin
	○⇒なはりん(ナハリン)
なぷる
	【ナプル】
	◇[フ]Naples
	○(フランス語で)イタリアの都市ナポリ(Napoli)。
	 ⇒なぽり(ナポリ,那保里,那浦里,拿破里)
なぶるす
	【ナブルス】
	◇Nabulus
	○ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区(West Bank)の北部にあ
	る中心地。
	 北緯32.22°、東経35.25°の地。
	 イスラム原理主義組織ハマスの拠点。
なぶんとぅらん
	【ナブントゥラン】
	◇Nabunturan
	○フィリピン、ミンダナオ島南東部のダバオ地域(Davao Re-
	gion)中東部のコンポステラ・バレー州(Compostela Valley 
	Province)南西部にある州都。
[1]なべ
	【ナベ】
	◇[西]nave(ナヴェ)
	○[交](スペイン語で)船。
	 ⇒ふね(船)
[2]なべ
	【ナベ】
	◇[フ]navet(ナヴェ)
	○[植][農](フランス語で)カブ(蕪)。
	 ⇒かぶ(カブ,蕪,蕪菁)
なーべ
	【ナーベ】
	◇[伊]nave(ナーヴェ)
	○[交](イタリア語で)船。
	 ⇒ふね(船)
なべがえし《なべがへし》
	【ナベ返し】
	【鍋返し】
	○[料]フライパンなどの片手ナベで、ナベを上下に煽(アオ)って
	中の具材(グザイ)を混ぜたり返したりすること。
	 参照⇒ふらいがえし(フライ返し)
なべざ
	【鍋座】
	○⇒たてざ(竪座)(2)
なべしま
	【鍋島】
	◇[日]Nabeshima
	○(1)佐賀県佐賀市南西部の地名。
	 鍋島1〜6丁目と鍋島町(ナベシママチ)がある。
	○(2)[人]姓氏の一つ。
なべしまはん
	【鍋島藩】
	◇[日]Nabeshima Han
	○[歴]佐賀藩の別称。
	 ⇒さがはん(佐賀藩)
なべしろ
	【鍋代】
	○⇒たてざ(竪座)(2)
なべった
	【ナベッタ】
	◇[伊]navetta(ナヴェッタ)
	○(1)(イタリア語で)小さい船(veta)。
	○(2)(イタリア語で)シャトル([英]shuttle)。
	 ⇒しゃとる(シャトル)
★なべづる
	【ナベヅル】
	【鍋鶴】
	◇[学]Grus monacha
	○[鳥]ツル目(Gruiformes)ツル科(Gruidae)ツル属(Grus)の鳥。
	◎山口県の県鳥。
なべとろ
	【鍋トロ】
	○[交][建]土石運搬用のトロッコ。
	 前後が固定されて左右に回転する鋼鉄製の、鍋と呼ぶ容器が
	着いたもので、台車を倒さずに容器を横転させるだけで楽に土
	石を降ろすことができる。
	 参照⇒とろっこ(トロッコ)
なべわり
	【ナベワリ】
	【鍋破】
	◇[学]Croomia heterosepala
	○[植]タコノキ目(Pandanales)ビャクブ科(Stemonaceae)ナベ
	ワリ属(Croomia)の多年草。有毒植物。
	 暖地の林下に生え、茎(クキ)の高さ30〜40センチメートル。
	 葉は卵状楕円形で、茎の上半に数個を互生。地下に節の多い
	根茎(コンケイ)がある。
	 4〜5月ころ、葉腋(ヨウエキ)から柄の長い淡緑色の花を下向き
	に垂してつける。花の形はユリに似て花被片(カヒヘン)・雄蕊(オシベ)
	が4個あり、うち一つの花被片が特に大きい。果実は茶褐色。
	 世界に3種、日本にはナベワリとヒメナベワリ(姫鍋破)が関
	東以南の林下に自生。1種は北アメリカ産。
	◎2008. 4.(平成20)宮崎県で新種コバナナベワリ(小花鍋破)・
	ヒュウガナベワリ(日向鍋破)の2種が発見され、2010(平成22)
	確認。
	◎名称は、葉を舐(ナ)めると舌が割れるような感じがするとい
	う「舐め割り」が転訛したという。
なべわりやま
	【鍋割山】
	◇[日]Nabewari Yama
	○[地]神奈川県北西部の丹沢山地にある一峰。標高1,273メー
	トル。塔ヶ岳(トウガダケ)の南西。
	 参照⇒たんざわさんち(丹沢山地)
	◎鍋割山:岩手県胆沢郡にある山。標高673メートル。
なーぼ
	【ナーボ】
	◇[西]nabo
	○[植][農](スペイン語で)カブ(蕪)。
	 ⇒かぶ(カブ,蕪,蕪菁)
なぼこふ
	【ナボコフ】
	◇Vladimir Nabokov
	○[人]アメリカの作家・詩人(1899. 4.23〜1977. 7. 2)。ロシ
	アの名門貴族の出身。
	 1919(大正 8)ロシア革命のために亡命。
	 1922(大正11)ケンブリッジ大学卒業。
	 1940(昭和15)渡米。
	 1945(昭和20)アメリカに帰化。
	 1948〜1958(昭和23〜昭和33)コーネル大学でロシア文学を講
	義。
	 作品は小説1955(昭和30)『ロリータ(Lolita)』・1962(昭和
	37)『青白い炎(Pale Fire)』・1963(昭和38)『賜物(The Gift)』
	・1966(昭和41)『絶望(Despair)』・1969(昭和44)『アーダ
	(Ada)』・1974(昭和49)『道化たちを見よ(Look at Harle-
	quins)』、1959(昭和34)『詩集(Poems)』、1944(昭和19)評伝
	『ゴーゴリ(Nikolai Gogol)』など。
	 参照⇒ろりーた(ロリータ)
なほとか
	【ナホトカ】
	◇[露]Nakhodka
	○ロシア連邦東部、極東地方プリモルスキー地方(Primorsky 
	Krai)南部の港湾都市。
	 日本海に面する不凍港で、州都ウラジオストク(Vladivostok)
	が軍港であるため、対日貿易など極東の交通・貿易の中心地と
	なっている。
	 シベリア鉄道の支線の終点。
	 参照⇒ぼすとちぬいこう(ボストチヌイ港)
	◎第二次世界大戦後、ソ連に抑留されていた日本人送還の乗船
	地となった。
	◎地名はロシア語の「発見(nakhod)」に由来(ユライ)する。
なほむ
	【ナホム】
	◇Nahum
	○(1)[人]紀元前7世紀ころのヘブライの預言者。
	○(2)[聖]⇒なほむしょ(ナホム書)
なほむしょ
	【ナホム書】
	◇[英]the Book of Nahum
	○[聖]『旧約聖書』の一書。
なぽり
	【ナポリ】
	【那保里】
	【那浦里】
	【拿破里】
	◇[伊]Napoli
	○(1)⇒なぽりけん(ナポリ県)
	○(2)イタリア南部、カンパーニア州(regione Campania)ナポ
	リ県(provincia di Napoli)の州都・県都。ティレニア海(Mare 
	Tirreno)のナポリ湾(Golfo di Napoli)に面する風光明媚な港
	湾都市。
	 北緯40.85°、東経14.27°の地。
	 古称は「ネアポリス(Neapolis)」。
	 参照⇒べすびおかざん(ベスビオ火山),とれあんぬんつぃあ
	ーた(トレアンヌンツィアータ)
	〈人口〉
	 1976(昭和51)122万人。
	 1981(昭和56)121万2,387人。
	 1984(昭和59)120万7,000人。
	 1991(平成 3)120万6,013人。
	 2001(平成13)100万4,500人。
	◎ナポリを見てから死ね([伊]Vedi Napoli, e poi muori.)。
	◎英語:ネープルズ(Naples)/ネープルス。
	 ドイツ語:ネアペル(Neapel)。
	 フランス語:ナプル(Naples)。
	 スペイン語:ナポレス(Napoles)。
	 中国語:那不勒斯(Nabulesi)。
★なぽりおうこく《なぽりわうこく》
	【ナポリ王国】
	◇[伊]Regno di Napoli
	○[歴]ナポリを中心とする南イタリア全体を支配した王国(1282
	〜1815)。
なぽりけん
	【ナポリ県】
	◇[伊]provincia di Napoli、[英]district of Naples/prov-
	ince of Naples
	○イタリア南部、カンパーニア州(regione Campania)中西部の
	県。北部をカゼルタ県(provincia di Caserta)、北東部をベネ
	ベント県(provincia di Benevento)、東部をアベリノ県(prov-
	incia di Avellino)、南東部をサレルノ県(provincia di Sa-
	lerno)に接し、南部・西部をティレニア海(Mare Tirreno)に面
	する。
	 県都はナポリ。
[1]なぽりたん
	【ナポリタン】
	◇[フ]napolitain
	○(1)[料]トマトを使ってイタリアの都市ナポリ風に味付けを
	した料理。
	○(2)[料](特に)スパゲティ(spaghetti)をベーコン・マッシュ
	ルームなどと炒(イタ)めて、トマトピューレをからめた料理。
	 参照⇒なぽれたーに(ナポレターニ)(2)
[2]なぽりたん
	【ナポリタン】
	◇[英]Neapolitan(ニーポリタン)
	○(1)[形]ナポリの。
	○(2)[名]ナポリの人。ナポリ出身の人・ナポリ在住の人。
	 イタリア語では男性を「ナポレターノ(napoletano)」、女性を
	「ナポレターナ(napoletana)」と呼ぶ。
	○(3)[食](neapolitan)⇒なぽりたんあいすくりーむ(ナポリタ
	ンアイスクリーム,ナポリタン・アイスクリーム)
なぽりたんあいすくりーむ
	【ナポリタンアイスクリーム】
	【ナポリタン・アイスクリーム】
	◇[英]neapolitan ice cream
	○[食]いろいろな味と色をつけて層状にしたアイスクリーム。
	 参照⇒りっぷる(リップル)(4)
なぽれおん
	【ナポレオン】
	◇napoleon
	○(1)[食](Napoleon)上質のコニャック(ブランデー)の等級。
	 参照⇒ぶらんでー(ブランデー)(2)
	○(2)[国][農]サクランボウの栽培品種。
	○(3)トランプ遊びの一種。
	○(4)[食]パイ皮の間にカスタードクリームをはさんだケーキ。
	○(5)[歴]ナポレオン金貨。フランスの旧20フラン金貨。
	○(6)[服]革製のブーツの一種。
	 ナポレオン軍の、またはナポレオンが愛用したとされるブー
	ツのデザインで、編み上げではなく、上端が斜めになっている
	膝上丈のもの。
	◎フランスの宮廷画家ダビッド(Jacques‐Louis David)の描い
	た『アルプスを越えるナポレオン(Bonaparte franchissant le 
	Grand-Saint-Bernard)』とは異なる。
★なぽれおん
	【ナポレオン】
	【奈破崙】
	【那破倫】
	【那破烈翁】
	【拿破倫】
	【拿破崙】
	【奈翁】
	【拿翁】
	◇[フ]Napoleon Bonaparte
	○(1)[人]フランスの皇帝一世(Napoleon Bonaparte)(1769〜
	1821)。
	 1806年、兄ジョゼフ(Giuseppe Bonaparte)はナポリ王、弟
	ルイ(Louis Bonaparte)はオランダ王となる。
	◎小柄なイメージだが、身長169センチメートル。
	 右手を懐(フトコロ)に入れたポーズが有名。
	 墓廟はパリのオテル・デザンバリッド(Hotel des invalides)
	(廃兵院)の聖堂内。
	 参照⇒よのじしょにふかのうはない(余の辞書に不可能はな
	い,予の辞書に不可能はない)
	◎「奈翁」は「なおう」とも読む。
	○(2)[人]⇒なぽれおんさんせい(ナポレオン三世,ナポレオン
	3世)
なぽれおんいっせい
	【ナポレオン一世】
	【ナポレオン1世】
	◇Charles Louis Napoleon Bonaparte
	○[人]⇒なぽれおん(ナポレオン,奈破崙,那破倫,那破烈翁,拿
	破倫,拿破崙,奈翁,拿翁)(1)
★なぽれおんさんせい
	【ナポレオン三世】
	【ナポレオン3世】
	◇Charles Louis Napoleon Bonaparte
	○[人]フランスの皇帝(1808〜1873)。ナポレオン一世の甥。
	 1848〜1852年、第二共和政の大統領。
	 1852〜1870年、第二帝政の皇帝。
	 「ルイ・ナポレオン」とも呼ぶ。
	◎ひげ:⇒[1]いんぺりある(インペリアル)(7)
なぽれおんそろ
	【ナポレオン・ソロ】
	◇[英]Napoleon Solo
	○[TV]⇒だぶるおーいれぶんなぽれおんそろ(0011ナポ
	レオン・ソロ)
なぽれおんふぃっしゅ
	【ナポレオンフィッシュ】
	◇[英]Napolean fish
	○[魚]⇒めがねもちのうお(メガネモチノウオ,眼鏡黐之魚)
なぽれおんらす
	【ナポレオンラス】
	◇[英]Napolean wrasse
	○[魚]⇒めがねもちのうお(メガネモチノウオ,眼鏡黐之魚)
なぽれす
	【ナポレス】
	◇[西]Napoles
	○(スペイン語で)イタリアの都市ナポリ(Napoli)。
	 ⇒なぽり(ナポリ,那保里,那浦里,拿破里)
なぽれたーな
	【ナポレターナ】
	◇[伊](単数形)napoletana/(複数形)napoletani
	○(1)ナポリの女性。
	◎男性は「ナポレターノ(napoletano)」。
	○(2)ナポリ式のコーヒー沸かし器。
なぽれたーに
	【ナポレターニ】
	◇[伊](複数形)napoletani
	○(1)ナポリの人。
	○(2)[食]長いマカロニ。
	 参照⇒[1]なぽりたん(ナポリタン)(2)
なぽれたーの
	【ナポレターノ】
	◇[伊](単数形)napoletano/(複数形)napoletani
	○ナポリの人・男性。
	◎英語では「ナポリタン(Neapolitan)」。
	 女性は「ナポレターナ(napoletana)」。
なまあげ
	【生揚げ】
	【生揚】
	○(1)[料]揚げ方が不十分で、食品にしっかり熱が通っていな
	いこと。また、そのもの。
	○(2)[食]厚く切ったトウフ(豆腐)の水をきり、表面が色づく
	程度に油で軽く揚げた食品。
	 「あつあげ(厚揚げ,厚揚)」,「あげどうふ(揚げ豆腐,揚豆腐)」
	とも呼ぶ。
	 参照⇒あぶらあげ(油揚げ,油揚)(3)
なまあし
	【生足】
	◇[日]namaashi/nama-ashi
	○⇒すあし(素足)(2)
なまがえし《なまがへし》
	【生がえし】
	【生返し】
	○[料]醤油(ショウユ)を使った合せ調味料の一種。
	 ⇒かえし(かえし,返し)
なまがし《なまぐわし》
	【生菓子】
	○(1)[食](和菓子で)主に餡(アン)類を用い、水分が多く軟らか
	い菓子の総称。
	 餅菓子・蒸し菓子・饅頭(マンジュウ)・練り切り・羊羹(ヨウカン)な
	ど。
	 「和生菓子」,「和生(ワナマ)」とも呼ぶ。
	 ⇔ひがし(干菓子,乾菓子),やきがし(焼き菓子,焼菓子)(1)
	 参照⇒ねりきり(練り切り,煉り切り,練切,煉切)(2)
	○(2)[食](洋菓子で)生クリーム・果物(クダモノ)などを用いた菓
	子の総称。
	 ショートケーキなど。
	 「洋生菓子」,「洋生(ヨウナマ)」とも呼ぶ。
	 ⇔やきがし(焼き菓子,焼菓子)(3)
なまからんど
	【ナマカランド】
	◇Namaqualand
	○ナミビア南部から南アフリカ北西部の地域。オレンジ川(Or-
	ange River)北部のナミビア南部カラス州(Karas Region)周辺
	を「大ナマカランド(Great Namaqualand)」、南部の南アフリカ
	側を「小ナマカランド(Little Namaqualand)」と呼び、狭義には
	大ナマカランドを指す。
	 南アフリカの旧黒人居住地区(homeland)の一つで、旧行政名
	は「ナマランド(Namaland)」。
	 参照⇒ほーむらんど(ホームランド)
なまく
	【ナマク】
	◇[ウルドゥー語]namak、[英]salt
	○(1)(ウルドゥー語で)塩。
	○(2)[地](Daryacheh-ye Namak)⇒なまくこ(ナマク湖)
なまくこ
	【ナマク湖】
	◇[ペルシア語]Daryacheh-ye Namak、[英]Lake Namak
	○[地]イラン中北部、コム盆地(Qom Basin)にある塩湖。
	 カビル砂漠(Dasht-e-Kavir)西部に位置し、湖の東側はカビ
	ール国立公園([英]Kavir National Park)になっている。
	 参照⇒かびるさばく(カビル砂漠)
	〈面積〉
	 1,500〜2,000平方キロメートル。
	◎「ナマク」はウルドゥー語で「塩」の意味。
★なまけぐま
	【ナマケグマ】
	【懶熊】
	◇[学]Melursus ursinus、[英]sloth bear
	○[哺]ネコ目(食肉目)(Carnivora)クマ科(Ursidae)ナマケグマ
	属(Melursus)の哺乳類。インド・スリランカに生息。
	 体長約160センチメートル。全身に硬く長い黒色の毛が生え、
	ナマケモノに似た長いツメ(爪)を持つ。
	 行動は活発で、母親は背中に子供を乗せて移動する。
	 アリ・シロアリ・果実・ハチミツなどを食べる。
★なまけもの
	【ナマケモノ】
	【樹懶】
	◇[英]sloth
	○[哺]アリクイ目(貧歯目)(Xenarthra)ナマケモノ亜目(Foli-
	vora)の哺乳類。熱帯アメリカ産。
	〈科(family)〉
	 ミユビナマケモノ科(Bradypodidae)。
	 フタユビナマケモノ科(Megalonychidae)。
	◎ロリス(懶猴)、別称ノロマザル(鈍間猿)はサル目(Primates)。
	 参照⇒ろりす(ロリス)
★なまこ
	【ナマコ】
	【海鼠】
	○[動]ナマコ類(Holothuroidea)に属する棘皮(キュクヒ)動物の総
	称。
	 「かいそ(海鼠)」とも呼ぶ。
	◎英語:シー・キューカンバー(sea cucumber)(海のキュウリ)
	/トレパン(trepang)/ベシュデメール(Beche-de-Mer)。
	 イタリア語:オロトゥーリア(oloturia)。
	 中国語:海鼠(haishu)/海参(haishen)(海の人参)。
★なまこ
	【海鼠】
	○(1)[動]⇒なまこ(ナマコ,海鼠)
	○(2)[建]なまこ板の略称。
	 ⇒なまこいた(なまこ板,海鼠板,生子板)
	○(3)[建]海鼠壁の略称。
	 ⇒なまこかべ(海鼠壁)
	○()
なまご
	【生呉】
	○[食]挽(ヒ)いた大豆を水に浸し煮た、ニガリなどの凝固剤(ギョ
	ウコザイ)を入れる前の豆腐の原料。豆乳(トウニュウ)。
なまこいた
	【なまこ板】
	【海鼠板】
	【生子板】
	◇[英]corruganted sheet
	○[建]強度を増すため波形に加工した板の総称。
	 トタン・プラスチック・スレート・石綿など。
	 屋根葺き・塀などに用いる。
	 単に「なまこ(海鼠)」とも、「波板(ナミイタ)」とも呼ぶ。
なまこかべ
	【海鼠壁】
	○[建]土蔵・塗屋(ヌリヤ)・塀などの外壁に、方形の平瓦を貼り、
	目地(メジ)を漆喰(シックイ)でナマコ形に盛り上げて塗った壁。
	 単に「なまこ(海鼠)」とも呼ぶ。
	 参照⇒はまぐりば(蛤端)(2)
なまし
	【鈍し】
	○[冶]⇒やきなまし(焼き鈍し,焼鈍し)
なまじっか
	【憖じっか】
	【憖っか】
	○(1)[副詞]中途半端(チュウトハンパ)なさま。生半可(ナマハンカ)。
	○(2)[形動]すべきではない、またはしないほうがよいさま。
なます
	【ナマス】
	【膾】
	【鱠】
	○(1)[食]魚貝や獣などの生肉を細かく切ったもの。
	○(2)[食]薄く細く切った魚肉を酢に浸した食品。
	○(3)[食]大根・人参を細かく刻み、三杯酢・胡麻(ゴマ)酢・味
	噌酢・いり酒酢などで和(ア)えた食品。魚や貝を入れることも
	ある。
	 参照⇒くろず(黒酢)(1),[1]かるぱっちょ(カルパッチョ)
	○(4)[古][俗]男女が情交すること。
	◎野菜の鱠に加える魚・貝などを「鱠の子」と呼び、「子を入れ
	る」に掛けた語。吉原遊郭などで使われた。
	◎「なましし(生肉)」の詰まった語という。
★なまず
	【ナマズ】
	【鯰】
	○(1)[魚]ナマズ目(Siluriformes)ナマズ科(Siluridae)の淡水
	魚。
	◎昔、地中にいる巨大ナマズが地震を起こすと考えられていた。
	〈ナマズ目〉
	 ナマズ科(Siluridae)。
	 ゴンズイ科(Plotosidae)。
	◎海産のナマズ目:⇒ごんずい(ゴンズイ,権瑞)
	◎英語:キャットフィッシュ(catfish)。
	 ドイツ語:ベルス(Wels)/ヴェルス/カッツェンフィッシュ
	(Katzenfisch)。
	 フランス語:シリル(silure)/ポアソンシャ(poisson-chat)。
	○(2)[古][俗](明治初期)官吏。
	◎黒服とヒゲの姿から「なまず」にたとえたもの。
なますてー
	【ナマステー】
	◇[ヒンディー語]namaste
	○インドの挨拶(アイサツ)言葉。朝夜兼用。
	 こんにちわ・こんばんは・さようなら。
なませらしょっぷ
	【生セラショップ】
	○[社]⇒ぶるせらしょっぷ(ブルセラショップ)
なまてん
	【生天】
	○[食]煮出した乾燥テングサ(天草)の汁を冷やしたもの。
	 カンテン(寒天)の素材。
	 参照⇒てんぐさ(テングサ,天草),かんてん(カンテン,寒天),
	かくかんてん(角寒天)
なまはむ
	【生ハム】
	◇[英]uncured ham
	○[食]豚肉を塩漬けにして低温で水煮し、その後に燻煙(クンエン)
	をしないハム。
	 一般のハムよりやや塩辛い。
	 乾燥していない(wet-cured)「シティーハム(city ham)」と、
	乾燥させた(dry-cured)「カントリーハム(country ham)」がある。
	◎"uncured"は「保存処理(燻煙)していない」の意味で、「生」の
	表現は日本のみ。
なまはるまき
	【生春巻き】
	◇[ベトナム語]goi cuon
	○[料]⇒ごいくん(ゴイクン)
なまぶし
	【生節】
	○(1)[食]半乾きの鰹節。
	 参照⇒かつおぶし(鰹節,かつお節)
	○(2)[食]
	 ⇒なまりぶし(生り節,生節)
なままゆ
	【生繭】
	○[農]⇒せいけん(生繭)
★なまむぎじけん
	【生麦事件】
	◇[英]the Namamugi Incident/the Namamugi Affair/Rich-
	ardson Incident
	○[歴]1862(文久 2. 8.)。
	 薩摩の島津久光が江戸からの帰途、横浜の生麦村で行列の前
	方を騎馬で横切ったイギリス人を殺傷した事件。
	 参照⇒さつえいせんそう(薩英戦争)
なまやつはし
	【生八橋】
	○[食]⇒やつはしせんべい(八橋煎餅)
なまらんど
	【ナマランド】
	◇Namaland
	○[古]⇒なまからんど(ナマカランド)
★なまり
	【鉛】
	◇[英]lead
	○[鉱]
	 元素記号は「Pb」。
	 「青金(セイキン)」とも呼ぶ。
	◎有毒で、狩猟に使われる鉛弾が撒き散らされて環境を汚染し、
	鉛弾を誤飲した鳥が中毒で死亡する例も多い。
	 鉛中毒・鉛毒症:プランビズム([英]plumbism)。
	◎元素記号Pbは「プルムブム([羅]plumbum)」から。なお、英
	語読みでは「プランバン」が近い。
なまりいろ
	【鉛色】
	○[色]鉛の色に似た淡い鼠色(ネズミイロ)。
	◎C=25,M=16,Y=13,B=62。
	◎雨が降り出しそうな鉛色の空
なまりがらす
	【鉛ガラス】
	【鉛硝子】
	◇[英]flint glass
	○[化]炭酸カリウムの珪酸塩に酸化鉛を加えて作られたガラス。
	 光の屈折率が大きく光沢に富み、比重や電気絶縁性も大きい。
	また加工しやすい。
	 レンズなどの光学ガラス・光学器械や放射線遮蔽ガラスの製
	造、クリスタルガラス・模造宝石などの装飾・工芸に用いる。
	 ブラウン管の側面のガラスにも使用する。
	 「フリントガラス(フリント硝子)」とも呼ぶ。
	 参照⇒そーだがらす(ソーダガラス,曹達硝子),かりがらす
	(カリガラス,加里硝子)
	◎英語名の"flint glass"は、もと石英の一種である火打ち石
	(flint)の粉末を製造に用いたことから。
	 鉛を含まないガラスは「クラウンガラス(crown glass)」と呼
	ぶ。
★なまりちゅうどく
	【鉛中毒】
	◇[英]plumbism
	○[病]
	 「鉛(エン)中毒」,「鉛毒症」,「プランビズム」とも呼ぶ。
なまりのへいたい
	【鉛の兵隊】
	◇[英]lead soldier
	○(1)鉛で作られた兵隊の人形。台付きで立たせることができ
	る。
	 もと机上で操兵や軍事作戦の訓練に用いたもので、のちに男
	の子の玩具となる。
	○(2)[文]『アンデルセン物語』の一話。
なまりぶし
	【生り節】
	【生節】
	○[食]カツオ(鰹)の節取りした身を一回だけ蒸して生干(ナマボ)
	し(半乾き)にした食品。
	 煮物・酢の物などにする。
	 「なまぶし(生節)」とも呼ぶ。
	◎夏の季語。
なまる
	【隠る】
	○[自動詞ラ変四段]隠(カク)れる・隠(ナバ)る。
★なまわくちん
	【生ワクチン】
	○[薬]毒性を弱めたウイルスで作るワクチン。
	 結核・小児麻痺(マヒ)(ポリオ)・ハシカ(麻疹<マシン>)・風疹(フウ
	シン)・おたふく風邪・水痘(スイトウ)などに使用される。
	 参照⇒せーびんわくちん(セービン・ワクチン),ふかっせい
	わくちん(不活性ワクチン)
	◎1964. 4.16(昭和39)予防接種法、改正公布施行。小児麻痺に
	生ワクチンを採用。
なまんがん
	【ナマンガン】
	◇Namangan
	○(1)(Namanganskaya Oblast)⇒なまんがんしゅう(ナマンガン
	州)
	○(2)ウズベキスタン東部、ナマンガン州中東部にある州都。
	〈人口〉
	 1993(平成 5)34万1,000人(12月31日推計)。
なまんがんしゅう
	【ナマンガン州】
	◇[露]Namanganskaya Oblast、[英]Namangan Region
	○ウズベキスタン東部の州。
	 州都はナマンガン。
	〈面積〉
	 7,900平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1993(平成 5)165万2,000人(12月31日推計)。
なまんしょ
	【なまんしょ】
	【ナマンショ】
	○[食][魚](広島方言で)小魚、特にカタクチイワシ(片口鰯)。
	◎昔、鷹匠(タカショウ)が「生のエサ(餌)」にしていたのが訛(ナマ)っ
	たもの。
なみあげは
	【ナミアゲハ】
	【並揚羽】
	○[昆]⇒あげはちょう(アゲハチョウ,揚羽蝶,鳳蝶)(2)
なみあし
	【並歩】
	【常歩】
	◇[英]walk
	○[運]⇒うぉーく(ウォーク)(2)
なみいた
	【波板】
	◇[英]corruganted sheet
	○[建]⇒なまこいた(なまこ板,海鼠板)
なみいたえき
	【浪板駅】
	○[古][交]⇒なみいたかいがんえき(浪板海岸駅)
なみいたかいがんえき
	【浪板海岸駅】
	○[交]岩手県上閉伊郡(カミヘイグン)大槌町(オオツチチョウ)にある、JR
	山田線の駅。
	 岩手船越(イワテフナコシ)駅(山田町)と吉里吉里(キリキリ)駅の間。
	◎1994.12. 3(平成 6)浪板駅を改称。
なみえまち
	【浪江町】
	◇[日]Namie Machi
	○福島県東部、双葉郡(フタバグン)の町。北部を南相馬市、南西
	部を田村市に接し、東部を太平洋に面する。
なみおかまち《なみをかまち》
	【浪岡町】
	◇[日]Namioka Machi
	○青森県中西部、南津軽郡(ミナミツガルグン)の町。
なみきせいさくしょ
	【並木製作所】
	○[古][経]⇒[2]ぱいろっと(パイロット)(1)
なみごすん
	【並五寸】
	○[建]⇒ごすんくぎ(五寸釘)(4)
★なみだ
	【涙】
	【涕】
	【泪】
	○
	 参照⇒るいえき(涙液),はつしお(初入)(3)
	◎涙を浮かべる,涙があふれる,涙が流れる,涙を流す,涙をぬぐ
	う,涙を誘う,涙をこらえる,涙を飲む,涙が枯れる
	 潸潸(サンサン):涙がはらはらと流れるさま。
	 涙雨:⇒なみだあめ(涙雨)
	 涙目:⇒なみだめ(涙目)
	 うるうる:⇒うるうる(うるうる,ウルウル)
	 涙袋:⇒なみだぶくろ(涙袋,泪袋)
	 涙壷(ナヒダツボ):⇒[1]らくりまとりー(ラクリマトリー)
	 空涙:⇒そらなみだ(そら涙,空涙)
	 ワニの涙:⇒わにのなみだ(ワニの涙,鰐の涙)
	 涙箸:⇒なみだばし(涙箸,泪箸)
	 涙橋:⇒なみだばし(涙橋,泪橋)
	◎英語:ティア(tear)。
	 ドイツ語:トレーネ(traene)。
	 フランス語:ラールム(larme)。
	 イタリア語:ラークリマ(lacrima)。
	 スペイン語:ラーグリマ(lagrima)。
なみだあめ
	【涙雨】
	○(1)悲しい時に降(フ)る雨。
	 悲しみの涙が雨に化して降ったとされる。
	○(2)ほんの少しだけ降る雨。
なみだくんさよなら
	【涙くんさよなら】
	○[楽]浜口庫之助作詞・作曲の歌謡曲。
	 歌は坂本九(キュウ)。
	◎1965(昭和40)レコード発売。
なみだつぼ
	【涙壷】
	【涙壺】
	◇[英]lachrymatory
	○⇒[1]らくりまとりー(ラクリマトリー)
なみだのたいよう《なみだのたいやう》
	【涙の太陽】
	◇[英]Crying in a storm
	○[楽]湯川れい子作詞、中島安敏作曲の歌謡曲。
	 歌はエミー・ジャクソン(Emy Jackson)とスマッシュメン。
	 安西マリア、田中美奈子などもリリース。
	◎1965. 4.(昭和40)発売。
なみだのみさお《なみだのみさを》
	【なみだの操】
	○[楽]千家和也作詞、彩木雅夫作曲の歌謡曲。
	 歌は殿様キングス。
	 歌詞では「守り通した女の操」,「肌に泌みつく女の操」。
	◎1973(昭和48)。
なみだのりくえすと
	【涙のリクエスト】
	○[楽]売野雅勇作詞、芹澤廣明作曲の歌謡曲。
	 歌はチェッカーズ。
	◎1984. 1.(昭和59)レコード発売。
なみだのれんらくせん
	【涙の連絡船】
	○[楽]関沢新一作詞、市川昭介(ショウスケ)作曲の歌謡曲。
	 歌は都はるみ。
	◎1965.11.(昭和40)レコード発売。
なみだばし
	【涙箸】
	【泪箸】
	○[食]箸の先端から汁などの滴(シズク)をたらすこと。
	 食事の作法では禁じられている。
なみだばし
	【涙橋】
	【泪橋】
	○[俗]東京都品川区にある、立会川(タチアイガワ)に架(カ)かる浜川
	橋の通称。
	 江戸時代の東海道の橋で、罪人が鈴ヶ森の刑場に送られる時、
	この世のなごりに振り返ったり、一目最後と待ち受ける家族・
	恋人と視線を交わしたことから。
	◎1934.12.(昭和 9)竣工。
なみだぶくろ
	【涙袋】
	【泪袋】
	◇[日]namidabukuro/namida-bukuro
	○[俗]フックラとふくらんだ下瞼(シタマブタ)の俗称。
	◎上瞼の二重瞼(フタエマブタ)とともに目を取り囲み、瞳(ヒトミ)を印
	象的にかつ大きく見せる効果があるとして、あこがれる若い女
	性は多い。
なみだめ
	【涙目】
	○涙をたたえた目。
	 悲しみのほか、疲れ目や目の病気などによる場合にも用いる。
	 参照⇒うるうる(うるうる,ウルウル)
なみだをだいたわたりどり
	【涙を抱いた渡り鳥】
	○[楽]有田めぐみ作詞、いずみゆたか作曲の歌謡曲。
	 歌は水前寺清子。
	◎1964.10.(昭和39)レコード発売。
なみのそん
	【波野村】
	◇[日]Namino Son
	○熊本県北東部、阿蘇郡(アソグン)の村。
★なみのはな
	【ナミノハナ】
	【波の花】
	【波の華】
	◇[学]Portieria japonica
	○[植]紅藻類カクレイト目(Cryptonemiales)(イソノハナ目
	<Halymeniales>)ナミノハナ科(Rhizophyllidaceae)ナミノハナ
	属(Portieria)の海藻。
なみのはな
	【波の花】
	【波の華】
	◇[日]naminohana/nami no hana
	○(1)海の波が磯の岩にあたって砕(クダ)ける散るシブキ(飛沫)
	やアワ(泡)を花にたとえた言葉。
	◎名所:参照⇒えちぜんみさき(越前岬)
	○(2)(女房詞で)食塩。
	 ⇒しょくえん(食塩)
	○(3)[植]⇒なみのはな(ナミノハナ,波の花,波の華)
なみはなえき
	【浪花駅】
	○[交]千葉県いすみ市小沢(オザワ)にある、JR外房線の駅。
	 大原(オオハラ)駅と御宿(オンジュク)駅(御宿町)の間。
	◎旧住所は夷隅郡(イスミグン)大原町(オオハラマチ)小沢。
★なみはやぎんこう《なみはやぎんかう》
	【なみはや銀行】
	○[歴][経]大和銀行グループに営業譲渡。
	 前身は「なにわ銀行」。
	◎1999(平成11)経営破綻(ハタン)。
なみびあ
	【ナミビア】
	◇Namibia
	○アフリカ南西部の国。正称はナミビア共和国。
	 首都はウィントフーク(Windhoek)。
	〈面積〉
	 82万5,112平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1975(昭和50) 89万人。
	 1984(昭和59)151万人。
	 1988(昭和63)176万人。
	 1991(平成 3)140万9,900人。
	 2003(平成15)192万3,800人。
	◎州:[英]Region。
	 地区:[英]District。
	◎国名は沿海部のナミブ砂漠(Namib Desert)に由来(ユライ)。
	◎1793(寛政 5)ウォルビスベイ(Walvis Bay)をオランダが占領。
	 1795(寛政 7)ウォルビスベイをイギリスが占領。
	 1884(明治17)ウォルビスベイを除いてドイツ保護領となり、
	「南西アフリカ([独]Suedwestafrika)」と呼ばれる。
	 1914(大正 3)第一次世界大戦で南アフリカ軍、南西アフリカ
	に侵攻・占領。
	 1920(大正 9)南アフリカ連邦が管理する国際連盟の委任統治
	領となる。
	 1966(昭和41)国連総会、南アフリカの委任統治終了を決定。
	 1968(昭和43)国際連合は呼称をナミビアと改め、独立の実現
	をはかったが、南ア共和国はこれを拒否。
	 南アフリカが国連ナミビア委員会の管轄下で実質統治し、ア
	フリカ最後の植民地となる。
	 1988(昭和63)南アフリカ、独立に合意。
	 1990. 3.21(平成 2)独立。
	 1994. 3. 1(平成 6)ウォルビスベイ、ナミビア領となる。
なみひょうもん《なみへうもん》
	【ナミヒョウモン】
	【並豹紋】
	○[虫]⇒ひょうもんちょう(ヒョウモンチョウ,豹紋蝶)(2)
なみぶさばく
	【ナミブ砂漠】
	◇[英]Namib Desert
	○[地]アフリカ南西部、ナミビア西部沿岸地帯の砂漠。
	 全長約1,900キロメートル、幅約50〜160キロメートル。
	 ベンゲラ海流(Benguela Current)(寒流)の影響で気温は低く
	濃霧が多い。
なみゅーるしゅう《なみゆーるしう》
	【ナミュール州】
	◇Namen、[フ]Namur
	○(1)(Province de Namur)⇒なみゅーるしゅう(ナミュール州)
	○(2)ベルギー南部、ナミュール州北部にある州都。
	 ワロン語地区([フ]Region Wallonne)の中心地。
	 参照⇒わろんごちく(ワロン語地区)
	〈人口〉
	 2002(平成14)10万5,393人(1月1日現在)。
	 2008(平成20)10万7,939人(1月1日現在)。
なみゅーるしゅう《なみゆーるしう》
	【ナミュール州】
	◇Provincie Namen、[フ]Province de Namur、[英]Province 
	of Namur
	○ベルギー南部の州。南東部をリュクサンブール州(Province 
	du Luxembourg)に接し、南部をフランスに隣接。
	 州都はナミュール。
	〈面積〉
	 3,666.01平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2002(平成14)44万7,775人(1月1日現在)。
	 2008(平成20)46万5,380人(1月1日現在)。
★なみよけいなりじんじゃ
	【波除稲荷神社】
	○東京都中央区築地6−20−37(築地魚河岸)にある神社。
	 1990(平成 2)厄除天井大獅子が再興。
なむ
	【南無】
	◇[梵]namas/namo/nama
	○[仏]帰依(キエ)・帰命頂礼(キミョウチョウライ)。
	 「那謨(ナモ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒きみょう(帰命),おん(オン)
	◎敬意を表するために体を折り曲げること。
	 「納莫(ノウマク)(namah)」とも音写される。
	◎南無阿弥陀仏(アミダブツ),南無帰命頂礼(キミョウチョウライ),南無三宝
	(サンボウ),南無三
	 南無妙法蓮華経(ミョウホウレンゲキョウ):⇒なむみょうほうれんげきょ
	う(南無妙法蓮華経)
なむか
	【ナムカ】
	◇Namka
	○中国南西部、チベット自治区(Xizang Zizhiqu)の区都ラサ
	(Lhasa)(拉薩)管轄のトルンデチェン県(堆龍徳慶県<Duilong-
	deqing Xian>)南東端にある県都。
	 「東(口偏+「戛」)鎮(Dongga Zhen)」とも呼ぶ。
なむこ
	【ナムコ】
	○[経]業務用ゲーム機などのハード・ソフト開発会社。
	 ゲームセンターなどの施設も運営。
	 『パックマン』などのゲーム・ソフトを販売。
	◎1955(昭和30)デパート屋上などの遊園施設経営会社として設
	立。
	 1974(昭和49)アメリカのゲーム会社の日本法人アタリ・ジャ
	パンを買収。
	 2005. 5. 2(平成17)バンダイとの経営統合を発表。
なむちぇばざーる
	【ナムチェバザール】
	◇Namche Bazar
	○ネパール東部、サガルマーター地方(Sagarmatha Zone)北部
	のソルクンブ地区(Solukhumbu District)中北部にある、エベ
	レスト(Everest)(現地名:サガルマーター)登山口。
★なむちゃばるわほう
	【ナムチャバルワ峰】
	【南迦巴瓦峰】
	◇[チベット語]Namjagbarwa、[中]Nanjiabawa Feng
	○[地]中国南西部のチベット自治区(Xizang Zizhiqu)にある高
	峰。標高7,782メートル。
	◎1992.10.30(平成 4)日中合同登山隊が初登頂。
なむなにさん
	【ナムナニ山】
	◇[チベット語]Naimona'nyi(雪山の王)、[中]Namunani Feng
	(納木那尼峰)
	○[地]中国南西部のチベット自治区(Xizang Zizhiqu)南西部、
	インド・ネパールとの国境近くにある高山。標高7,694メート
	ル。
	 インド・ネパールでは「グルラ・マンダータ山(Gurla Man-
	dhata)」と呼ぶ。
	◎1985. 5.26(昭和60)日中合同登山隊が初登頂。日本側は京都
	大学・同志社大学。
なむぷら
	【ナムプラ】
	◇namplaa
	○[料]⇒[1]なんぷら(ナンプラ)
なむぷらー
	【ナムプラー】
	◇namplaa
	○[料]⇒[1]なんぷら(ナンプラ)
なむみょうほうれんげきょう《なむめうほふれんげきやう》
	【南無妙法蓮華経】
	◇[梵]namas Saddharma-pundarika-sutra
	○[仏]日蓮宗の三大秘法の一つ。
	 『妙法蓮華経(Saddharma-pundarika-sutra)』に帰依(キエ)す
	る(namas)すること。
	 『妙法蓮華経(法華経<ホケキョウ>)』には釈尊(シャクソン)のすべての
	功徳(クドク)が収められているので、偉大な『妙法蓮華経』の徳
	をたたえて信仰を表し、加護を求めて、「南無妙法蓮華経」の七
	字(シチジ)を唱えると、真理に帰入して成仏するという。
	 「本門の題目」,「七字の題目」,「御題目」とも呼ぶ。
なむら
	【なむら】
	【魚群】
	○[魚]⇒ぎょぐん(魚群)
なめがたぐん
	【行方郡】
	◇[日]Namegata Gun
	○茨城県南東部の郡。霞ヶ浦(西浦)と白浜(北浦)に挟(ハサ)まれ
	ている。
	 麻生町(アソウマチ)・北浦町(キタウラマチ)・玉造町(タマツクリマチ)の町。
	◎2001. 4. 1(平成13)潮来町(イタコマチ)と牛堀町(ウシボリマチ)が合併
	して潮来市となる。
なめがわあいらんど《なめがはあいらんど》
	【行川アイランド】
	○(1)[歴]千葉県勝浦市(カツウラシ)浜行川(ハマナメガワ)にあった、熱
	帯の動物園・植物園を併設したレジャー施設。
	 フラミンゴのショーが有名。
	◎1964. 8.13(昭和39)開園。
	 2001. 8.31(平成13)閉園。
	○(2)[交]⇒なめがわあいらんどえき(行川アイランド駅)
なめがわあいらんどえき《なめがはあいらんどえき》
	【行川アイランド駅】
	○[交]千葉県勝浦市浜行川にあるJR外房線の無人駅。
	 上総興津(カズサオキツ)駅と安房小湊(アワコミナト)(鴨川市)の間。
	◎1972. 7. 2(昭和47)臨時駅として開業。
なめがわまち《なめがはまち》
	【滑川町】
	◇[日]Namegawa Machi
	○埼玉県中央部、比企郡(ヒキグン)の町。
	 国営武蔵丘陵森林公園がある。
	 東武東上線の森林公園(シンリンコウエン)駅がある。
	◎富山県には滑川市(ナメリカワシ)がある。
★なめくじ
	【ナメクジ】
	【蛞蝓】
	○[動]有肺目(Pulmonata)ナメクジ科(Philomycidae)に属する
	軟体動物の総称。
	◎「有肺亜綱」は「有肺目」の旧称。
★なめこ
	【ナメコ】
	【滑子】
	◇[学]Pholiota nameko
	○[植]担子菌類(Basidiomycetes)スギタケ属(Pholiota)の食用
	キノコ(茸)。
	 ナメスギタケ(滑杉茸)・ヌメリスギタケ(滑杉茸)・エノキタ
	ケ(榎茸)の三種が含まれる。
	 「ぬめり」の成分はムチン(mucin)とペクチン(pectin)。
	 初冬が旬。
★なめしがわ《なめしがは》
	【鞣し革】
	【鞣革】
	○
	 参照⇒ぎんめん(銀面)(2)
なめたけ
	【ナメタケ】
	【滑茸】
	○[植]⇒えのきたけ(エノキタケ,榎茸)
なめみそ
	【嘗め味噌】
	【嘗味噌】
	○[食]ミソ(味噌)の中に野菜・魚肉・獣肉などを入れて調味し
	た副食物。
	 金山寺味噌・鯛味噌・ピーナッツ味噌など。
	◎調味用のミソと区別する言い方。
	 参照⇒みそ(ミソ,味噌)
なめりかわし《なめりかはし》
	【滑川市】
	◇[日]Namerikawa Shi
	○富山県中央部、富山湾に面する市。
	◎埼玉県比企郡(ヒキグン)には滑川町(ナメカワマチ)がある。
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