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百 科 辞 書 《なふ》 編集:獨 澄旻
-------- なふ --------------------------------------------------
なーぶ
【ナーブ】
◇[英]nerve(ナーヴ)
○[医](英語で)神経。
⇒しんけい(神経)(1)
なふぁろあ
【ナファロア】
◇[バスク語]Nafarroa
○⇒なばらしゅう(ナバラ州)
なふきん
【ナフキン】
○[俗][食]ナプキン([英]napkin)の訛(ナマ)り。
⇒なぷきん(ナプキン)(1)
なぷきん
【ナプキン】
◇[英]napkin
○(1)[食](table napkin)洋食の席で、衣服の汚れを防ぐため
に用いる、布または紙製の布巾(フキン)。
なまって「ナフキン」とも呼ぶ。
参照⇒らんちょんまっと(ランチョンマット,ランチョン・マッ
ト),どいりー(ドイリー)
〈テーブルマナー〉
口や指先を拭(フ)くときは端を使う。
中座するときは椅子の上に置く。
食事が終ったら、軽くまとめてテーブルの左手に置く。
◎英語:ナプキン(napkin)/サービエット(serviette)。
フランス語:セルビェット(serviette)。
ドイツ語:ゼルビエッテ(Serviette)。
イタリア語:トバリョーロ(tovagliolo)/サルビエッタ(sal-
vietta)。
スペイン語:セルビリェータ(servilleta)。
中国語:餐巾(canjin)。
○(2)[医](sanitary napkin)⇒ぱっど(パッド)(5)
なふさ
【ナフサ】
◇[英]naphtha
○[化]粗製ガソリン。石油精製工程の半製品で、原油をガソリ
ンの沸点範囲(摂氏25〜200℃)で蒸留して得られる炭化水素。
沸点約100℃以下の軽質ナフサと、沸点約80〜200℃の重質ナ
フサに分ける。
軽質ナフサは、熱分解によりエチレン・プロピレンなどの石
油化学や肥料工業などの原料となる。
重質ナフサは、接触改質法によりオクタン価を高めるなどし
て内燃機関用ガソリンが製造される。
「ナフタ([蘭]naphtha)」,「ナプタ([独]Naphtha)」とも呼ぶ。
◎ペルシア語の"neft(地中からしみ出た可燃液体)"から。
なふた
【ナフタ】
◇[蘭]naphtha
○[化]⇒なふさ(ナフサ)
なぷた
【ナプタ】
◇[独]Naphtha
○[化]⇒なふさ(ナフサ)
なふだとーるうらま
【ナフダトール・ウラマ】
◇Nahdlatul Ulama
○インドネシア最大のイスラム教組織。
略称は「NU」。
★なふーどさばく
【ナフード砂漠】
◇[英]An-Nafud Desert
○[地]アラビア半島北部、シリア砂漠の南方にあるアラビア砂
漠の一部。
「ネフド砂漠(Nefud Desert)」とも呼ぶ。
参照⇒ねじど(ネジド)
〈面積〉
約13万平方キロメートル。
なふぷりお
【ナフプリオ】
◇Navplio、[英]Nauplio
○ギリシア南部、ペロポネソス半島(the Peloponnesian Pen-
insula)東部のアルゴリダ県(Nomos Argolida)中央部にある県
都。
北緯37.56°、東経22.81°の地。
「ナフプリオン(Navplion,Nauplion)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1971(昭和46) 9,281人。
1981(昭和56)1万0,609人。
1991(平成 3)1万1,897人。
2001(平成13)1万3,822人。
なふぷりおん
【ナフプリオン】
◇Navplion、[英]Nauplion
○⇒なふぷりお(ナフプリオ)
なぶら《なむら》
【なぶら】
【魚群】
○[魚]⇒ぎょぐん(魚群)
★なぶらとり
【ナブラトリ】
◇[梵]Navratri(九つの夜)
○[暦]インド各地で行われるヒンズー教の年中行事の一つ。
9〜10月ころの9日間行われ、最終日に羅刹(ラセツ)王ラーバ
ナ(Ravana)の人形が燃やされる。
「ドゥルガー・プジャ(Durga Puja)(ドゥルーガ祭)」とも呼ぶ。
参照⇒らーまーやな(ラーマーヤナ)
なふりん
【ナフリン】
◇Nahrin
○⇒なはりん(ナハリン)
なぷる
【ナプル】
◇[フ]Naples
○(フランス語で)イタリアの都市ナポリ(Napoli)。
⇒なぽり(ナポリ,那保里,那浦里,拿破里)
なぶるす
【ナブルス】
◇Nabulus
○ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区(West Bank)の北部にあ
る中心地。
北緯32.22°、東経35.25°の地。
イスラム原理主義組織ハマスの拠点。
なぶんとぅらん
【ナブントゥラン】
◇Nabunturan
○フィリピン、ミンダナオ島南東部のダバオ地域(Davao Re-
gion)中東部のコンポステラ・バレー州(Compostela Valley
Province)南西部にある州都。
[1]なべ
【ナベ】
◇[西]nave(ナヴェ)
○[交](スペイン語で)船。
⇒ふね(船)
[2]なべ
【ナベ】
◇[フ]navet(ナヴェ)
○[植][農](フランス語で)カブ(蕪)。
⇒かぶ(カブ,蕪,蕪菁)
なーべ
【ナーベ】
◇[伊]nave(ナーヴェ)
○[交](イタリア語で)船。
⇒ふね(船)
なべがえし《なべがへし》
【ナベ返し】
【鍋返し】
○[料]フライパンなどの片手ナベで、ナベを上下に煽(アオ)って
中の具材(グザイ)を混ぜたり返したりすること。
参照⇒ふらいがえし(フライ返し)
なべざ
【鍋座】
○⇒たてざ(竪座)(2)
なべしま
【鍋島】
◇[日]Nabeshima
○(1)佐賀県佐賀市南西部の地名。
鍋島1〜6丁目と鍋島町(ナベシママチ)がある。
○(2)[人]姓氏の一つ。
なべしまはん
【鍋島藩】
◇[日]Nabeshima Han
○[歴]佐賀藩の別称。
⇒さがはん(佐賀藩)
なべしろ
【鍋代】
○⇒たてざ(竪座)(2)
なべった
【ナベッタ】
◇[伊]navetta(ナヴェッタ)
○(1)(イタリア語で)小さい船(veta)。
○(2)(イタリア語で)シャトル([英]shuttle)。
⇒しゃとる(シャトル)
★なべづる
【ナベヅル】
【鍋鶴】
◇[学]Grus monacha
○[鳥]ツル目(Gruiformes)ツル科(Gruidae)ツル属(Grus)の鳥。
◎山口県の県鳥。
なべとろ
【鍋トロ】
○[交][建]土石運搬用のトロッコ。
前後が固定されて左右に回転する鋼鉄製の、鍋と呼ぶ容器が
着いたもので、台車を倒さずに容器を横転させるだけで楽に土
石を降ろすことができる。
参照⇒とろっこ(トロッコ)
なべわり
【ナベワリ】
【鍋破】
◇[学]Croomia heterosepala
○[植]タコノキ目(Pandanales)ビャクブ科(Stemonaceae)ナベ
ワリ属(Croomia)の多年草。有毒植物。
暖地の林下に生え、茎(クキ)の高さ30〜40センチメートル。
葉は卵状楕円形で、茎の上半に数個を互生。地下に節の多い
根茎(コンケイ)がある。
4〜5月ころ、葉腋(ヨウエキ)から柄の長い淡緑色の花を下向き
に垂してつける。花の形はユリに似て花被片(カヒヘン)・雄蕊(オシベ)
が4個あり、うち一つの花被片が特に大きい。果実は茶褐色。
世界に3種、日本にはナベワリとヒメナベワリ(姫鍋破)が関
東以南の林下に自生。1種は北アメリカ産。
◎2008. 4.(平成20)宮崎県で新種コバナナベワリ(小花鍋破)・
ヒュウガナベワリ(日向鍋破)の2種が発見され、2010(平成22)
確認。
◎名称は、葉を舐(ナ)めると舌が割れるような感じがするとい
う「舐め割り」が転訛したという。
なべわりやま
【鍋割山】
◇[日]Nabewari Yama
○[地]神奈川県北西部の丹沢山地にある一峰。標高1,273メー
トル。塔ヶ岳(トウガダケ)の南西。
参照⇒たんざわさんち(丹沢山地)
◎鍋割山:岩手県胆沢郡にある山。標高673メートル。
なーぼ
【ナーボ】
◇[西]nabo
○[植][農](スペイン語で)カブ(蕪)。
⇒かぶ(カブ,蕪,蕪菁)
なぼこふ
【ナボコフ】
◇Vladimir Nabokov
○[人]アメリカの作家・詩人(1899. 4.23〜1977. 7. 2)。ロシ
アの名門貴族の出身。
1919(大正 8)ロシア革命のために亡命。
1922(大正11)ケンブリッジ大学卒業。
1940(昭和15)渡米。
1945(昭和20)アメリカに帰化。
1948〜1958(昭和23〜昭和33)コーネル大学でロシア文学を講
義。
作品は小説1955(昭和30)『ロリータ(Lolita)』・1962(昭和
37)『青白い炎(Pale Fire)』・1963(昭和38)『賜物(The Gift)』
・1966(昭和41)『絶望(Despair)』・1969(昭和44)『アーダ
(Ada)』・1974(昭和49)『道化たちを見よ(Look at Harle-
quins)』、1959(昭和34)『詩集(Poems)』、1944(昭和19)評伝
『ゴーゴリ(Nikolai Gogol)』など。
参照⇒ろりーた(ロリータ)
なほとか
【ナホトカ】
◇[露]Nakhodka
○ロシア連邦東部、極東地方プリモルスキー地方(Primorsky
Krai)南部の港湾都市。
日本海に面する不凍港で、州都ウラジオストク(Vladivostok)
が軍港であるため、対日貿易など極東の交通・貿易の中心地と
なっている。
シベリア鉄道の支線の終点。
参照⇒ぼすとちぬいこう(ボストチヌイ港)
◎第二次世界大戦後、ソ連に抑留されていた日本人送還の乗船
地となった。
◎地名はロシア語の「発見(nakhod)」に由来(ユライ)する。
なほむ
【ナホム】
◇Nahum
○(1)[人]紀元前7世紀ころのヘブライの預言者。
○(2)[聖]⇒なほむしょ(ナホム書)
なほむしょ
【ナホム書】
◇[英]the Book of Nahum
○[聖]『旧約聖書』の一書。
なぽり
【ナポリ】
【那保里】
【那浦里】
【拿破里】
◇[伊]Napoli
○(1)⇒なぽりけん(ナポリ県)
○(2)イタリア南部、カンパーニア州(regione Campania)ナポ
リ県(provincia di Napoli)の州都・県都。ティレニア海(Mare
Tirreno)のナポリ湾(Golfo di Napoli)に面する風光明媚な港
湾都市。
北緯40.85°、東経14.27°の地。
古称は「ネアポリス(Neapolis)」。
参照⇒べすびおかざん(ベスビオ火山),とれあんぬんつぃあ
ーた(トレアンヌンツィアータ)
〈人口〉
1976(昭和51)122万人。
1981(昭和56)121万2,387人。
1984(昭和59)120万7,000人。
1991(平成 3)120万6,013人。
2001(平成13)100万4,500人。
◎ナポリを見てから死ね([伊]Vedi Napoli, e poi muori.)。
◎英語:ネープルズ(Naples)/ネープルス。
ドイツ語:ネアペル(Neapel)。
フランス語:ナプル(Naples)。
スペイン語:ナポレス(Napoles)。
中国語:那不勒斯(Nabulesi)。
★なぽりおうこく《なぽりわうこく》
【ナポリ王国】
◇[伊]Regno di Napoli
○[歴]ナポリを中心とする南イタリア全体を支配した王国(1282
〜1815)。
なぽりけん
【ナポリ県】
◇[伊]provincia di Napoli、[英]district of Naples/prov-
ince of Naples
○イタリア南部、カンパーニア州(regione Campania)中西部の
県。北部をカゼルタ県(provincia di Caserta)、北東部をベネ
ベント県(provincia di Benevento)、東部をアベリノ県(prov-
incia di Avellino)、南東部をサレルノ県(provincia di Sa-
lerno)に接し、南部・西部をティレニア海(Mare Tirreno)に面
する。
県都はナポリ。
[1]なぽりたん
【ナポリタン】
◇[フ]napolitain
○(1)[料]トマトを使ってイタリアの都市ナポリ風に味付けを
した料理。
○(2)[料](特に)スパゲティ(spaghetti)をベーコン・マッシュ
ルームなどと炒(イタ)めて、トマトピューレをからめた料理。
参照⇒なぽれたーに(ナポレターニ)(2)
[2]なぽりたん
【ナポリタン】
◇[英]Neapolitan(ニーポリタン)
○(1)[形]ナポリの。
○(2)[名]ナポリの人。ナポリ出身の人・ナポリ在住の人。
イタリア語では男性を「ナポレターノ(napoletano)」、女性を
「ナポレターナ(napoletana)」と呼ぶ。
○(3)[食](neapolitan)⇒なぽりたんあいすくりーむ(ナポリタ
ンアイスクリーム,ナポリタン・アイスクリーム)
なぽりたんあいすくりーむ
【ナポリタンアイスクリーム】
【ナポリタン・アイスクリーム】
◇[英]neapolitan ice cream
○[食]いろいろな味と色をつけて層状にしたアイスクリーム。
参照⇒りっぷる(リップル)(4)
なぽれおん
【ナポレオン】
◇napoleon
○(1)[食](Napoleon)上質のコニャック(ブランデー)の等級。
参照⇒ぶらんでー(ブランデー)(2)
○(2)[国][農]サクランボウの栽培品種。
○(3)トランプ遊びの一種。
○(4)[食]パイ皮の間にカスタードクリームをはさんだケーキ。
○(5)[歴]ナポレオン金貨。フランスの旧20フラン金貨。
○(6)[服]革製のブーツの一種。
ナポレオン軍の、またはナポレオンが愛用したとされるブー
ツのデザインで、編み上げではなく、上端が斜めになっている
膝上丈のもの。
◎フランスの宮廷画家ダビッド(Jacques‐Louis David)の描い
た『アルプスを越えるナポレオン(Bonaparte franchissant le
Grand-Saint-Bernard)』とは異なる。
★なぽれおん
【ナポレオン】
【奈破崙】
【那破倫】
【那破烈翁】
【拿破倫】
【拿破崙】
【奈翁】
【拿翁】
◇[フ]Napoleon Bonaparte
○(1)[人]フランスの皇帝一世(Napoleon Bonaparte)(1769〜
1821)。
1806年、兄ジョゼフ(Giuseppe Bonaparte)はナポリ王、弟
ルイ(Louis Bonaparte)はオランダ王となる。
◎小柄なイメージだが、身長169センチメートル。
右手を懐(フトコロ)に入れたポーズが有名。
墓廟はパリのオテル・デザンバリッド(Hotel des invalides)
(廃兵院)の聖堂内。
参照⇒よのじしょにふかのうはない(余の辞書に不可能はな
い,予の辞書に不可能はない)
◎「奈翁」は「なおう」とも読む。
○(2)[人]⇒なぽれおんさんせい(ナポレオン三世,ナポレオン
3世)
なぽれおんいっせい
【ナポレオン一世】
【ナポレオン1世】
◇Charles Louis Napoleon Bonaparte
○[人]⇒なぽれおん(ナポレオン,奈破崙,那破倫,那破烈翁,拿
破倫,拿破崙,奈翁,拿翁)(1)
★なぽれおんさんせい
【ナポレオン三世】
【ナポレオン3世】
◇Charles Louis Napoleon Bonaparte
○[人]フランスの皇帝(1808〜1873)。ナポレオン一世の甥。
1848〜1852年、第二共和政の大統領。
1852〜1870年、第二帝政の皇帝。
「ルイ・ナポレオン」とも呼ぶ。
◎ひげ:⇒[1]いんぺりある(インペリアル)(7)
なぽれおんそろ
【ナポレオン・ソロ】
◇[英]Napoleon Solo
○[TV]⇒だぶるおーいれぶんなぽれおんそろ(0011ナポ
レオン・ソロ)
なぽれおんふぃっしゅ
【ナポレオンフィッシュ】
◇[英]Napolean fish
○[魚]⇒めがねもちのうお(メガネモチノウオ,眼鏡黐之魚)
なぽれおんらす
【ナポレオンラス】
◇[英]Napolean wrasse
○[魚]⇒めがねもちのうお(メガネモチノウオ,眼鏡黐之魚)
なぽれす
【ナポレス】
◇[西]Napoles
○(スペイン語で)イタリアの都市ナポリ(Napoli)。
⇒なぽり(ナポリ,那保里,那浦里,拿破里)
なぽれたーな
【ナポレターナ】
◇[伊](単数形)napoletana/(複数形)napoletani
○(1)ナポリの女性。
◎男性は「ナポレターノ(napoletano)」。
○(2)ナポリ式のコーヒー沸かし器。
なぽれたーに
【ナポレターニ】
◇[伊](複数形)napoletani
○(1)ナポリの人。
○(2)[食]長いマカロニ。
参照⇒[1]なぽりたん(ナポリタン)(2)
なぽれたーの
【ナポレターノ】
◇[伊](単数形)napoletano/(複数形)napoletani
○ナポリの人・男性。
◎英語では「ナポリタン(Neapolitan)」。
女性は「ナポレターナ(napoletana)」。
なまあげ
【生揚げ】
【生揚】
○(1)[料]揚げ方が不十分で、食品にしっかり熱が通っていな
いこと。また、そのもの。
○(2)[食]厚く切ったトウフ(豆腐)の水をきり、表面が色づく
程度に油で軽く揚げた食品。
「あつあげ(厚揚げ,厚揚)」,「あげどうふ(揚げ豆腐,揚豆腐)」
とも呼ぶ。
参照⇒あぶらあげ(油揚げ,油揚)(3)
なまあし
【生足】
◇[日]namaashi/nama-ashi
○⇒すあし(素足)(2)
なまがえし《なまがへし》
【生がえし】
【生返し】
○[料]醤油(ショウユ)を使った合せ調味料の一種。
⇒かえし(かえし,返し)
なまがし《なまぐわし》
【生菓子】
○(1)[食](和菓子で)主に餡(アン)類を用い、水分が多く軟らか
い菓子の総称。
餅菓子・蒸し菓子・饅頭(マンジュウ)・練り切り・羊羹(ヨウカン)な
ど。
「和生菓子」,「和生(ワナマ)」とも呼ぶ。
⇔ひがし(干菓子,乾菓子),やきがし(焼き菓子,焼菓子)(1)
参照⇒ねりきり(練り切り,煉り切り,練切,煉切)(2)
○(2)[食](洋菓子で)生クリーム・果物(クダモノ)などを用いた菓
子の総称。
ショートケーキなど。
「洋生菓子」,「洋生(ヨウナマ)」とも呼ぶ。
⇔やきがし(焼き菓子,焼菓子)(3)
なまからんど
【ナマカランド】
◇Namaqualand
○ナミビア南部から南アフリカ北西部の地域。オレンジ川(Or-
ange River)北部のナミビア南部カラス州(Karas Region)周辺
を「大ナマカランド(Great Namaqualand)」、南部の南アフリカ
側を「小ナマカランド(Little Namaqualand)」と呼び、狭義には
大ナマカランドを指す。
南アフリカの旧黒人居住地区(homeland)の一つで、旧行政名
は「ナマランド(Namaland)」。
参照⇒ほーむらんど(ホームランド)
なまく
【ナマク】
◇[ウルドゥー語]namak、[英]salt
○(1)(ウルドゥー語で)塩。
○(2)[地](Daryacheh-ye Namak)⇒なまくこ(ナマク湖)
なまくこ
【ナマク湖】
◇[ペルシア語]Daryacheh-ye Namak、[英]Lake Namak
○[地]イラン中北部、コム盆地(Qom Basin)にある塩湖。
カビル砂漠(Dasht-e-Kavir)西部に位置し、湖の東側はカビ
ール国立公園([英]Kavir National Park)になっている。
参照⇒かびるさばく(カビル砂漠)
〈面積〉
1,500〜2,000平方キロメートル。
◎「ナマク」はウルドゥー語で「塩」の意味。
★なまけぐま
【ナマケグマ】
【懶熊】
◇[学]Melursus ursinus、[英]sloth bear
○[哺]ネコ目(食肉目)(Carnivora)クマ科(Ursidae)ナマケグマ
属(Melursus)の哺乳類。インド・スリランカに生息。
体長約160センチメートル。全身に硬く長い黒色の毛が生え、
ナマケモノに似た長いツメ(爪)を持つ。
行動は活発で、母親は背中に子供を乗せて移動する。
アリ・シロアリ・果実・ハチミツなどを食べる。
★なまけもの
【ナマケモノ】
【樹懶】
◇[英]sloth
○[哺]アリクイ目(貧歯目)(Xenarthra)ナマケモノ亜目(Foli-
vora)の哺乳類。熱帯アメリカ産。
〈科(family)〉
ミユビナマケモノ科(Bradypodidae)。
フタユビナマケモノ科(Megalonychidae)。
◎ロリス(懶猴)、別称ノロマザル(鈍間猿)はサル目(Primates)。
参照⇒ろりす(ロリス)
★なまこ
【ナマコ】
【海鼠】
○[動]ナマコ類(Holothuroidea)に属する棘皮(キュクヒ)動物の総
称。
「かいそ(海鼠)」とも呼ぶ。
◎英語:シー・キューカンバー(sea cucumber)(海のキュウリ)
/トレパン(trepang)/ベシュデメール(Beche-de-Mer)。
イタリア語:オロトゥーリア(oloturia)。
中国語:海鼠(haishu)/海参(haishen)(海の人参)。
★なまこ
【海鼠】
○(1)[動]⇒なまこ(ナマコ,海鼠)
○(2)[建]なまこ板の略称。
⇒なまこいた(なまこ板,海鼠板,生子板)
○(3)[建]海鼠壁の略称。
⇒なまこかべ(海鼠壁)
○()
なまご
【生呉】
○[食]挽(ヒ)いた大豆を水に浸し煮た、ニガリなどの凝固剤(ギョ
ウコザイ)を入れる前の豆腐の原料。豆乳(トウニュウ)。
なまこいた
【なまこ板】
【海鼠板】
【生子板】
◇[英]corruganted sheet
○[建]強度を増すため波形に加工した板の総称。
トタン・プラスチック・スレート・石綿など。
屋根葺き・塀などに用いる。
単に「なまこ(海鼠)」とも、「波板(ナミイタ)」とも呼ぶ。
なまこかべ
【海鼠壁】
○[建]土蔵・塗屋(ヌリヤ)・塀などの外壁に、方形の平瓦を貼り、
目地(メジ)を漆喰(シックイ)でナマコ形に盛り上げて塗った壁。
単に「なまこ(海鼠)」とも呼ぶ。
参照⇒はまぐりば(蛤端)(2)
なまし
【鈍し】
○[冶]⇒やきなまし(焼き鈍し,焼鈍し)
なまじっか
【憖じっか】
【憖っか】
○(1)[副詞]中途半端(チュウトハンパ)なさま。生半可(ナマハンカ)。
○(2)[形動]すべきではない、またはしないほうがよいさま。
なます
【ナマス】
【膾】
【鱠】
○(1)[食]魚貝や獣などの生肉を細かく切ったもの。
○(2)[食]薄く細く切った魚肉を酢に浸した食品。
○(3)[食]大根・人参を細かく刻み、三杯酢・胡麻(ゴマ)酢・味
噌酢・いり酒酢などで和(ア)えた食品。魚や貝を入れることも
ある。
参照⇒くろず(黒酢)(1),[1]かるぱっちょ(カルパッチョ)
○(4)[古][俗]男女が情交すること。
◎野菜の鱠に加える魚・貝などを「鱠の子」と呼び、「子を入れ
る」に掛けた語。吉原遊郭などで使われた。
◎「なましし(生肉)」の詰まった語という。
★なまず
【ナマズ】
【鯰】
○(1)[魚]ナマズ目(Siluriformes)ナマズ科(Siluridae)の淡水
魚。
◎昔、地中にいる巨大ナマズが地震を起こすと考えられていた。
〈ナマズ目〉
ナマズ科(Siluridae)。
ゴンズイ科(Plotosidae)。
◎海産のナマズ目:⇒ごんずい(ゴンズイ,権瑞)
◎英語:キャットフィッシュ(catfish)。
ドイツ語:ベルス(Wels)/ヴェルス/カッツェンフィッシュ
(Katzenfisch)。
フランス語:シリル(silure)/ポアソンシャ(poisson-chat)。
○(2)[古][俗](明治初期)官吏。
◎黒服とヒゲの姿から「なまず」にたとえたもの。
なますてー
【ナマステー】
◇[ヒンディー語]namaste
○インドの挨拶(アイサツ)言葉。朝夜兼用。
こんにちわ・こんばんは・さようなら。
なませらしょっぷ
【生セラショップ】
○[社]⇒ぶるせらしょっぷ(ブルセラショップ)
なまてん
【生天】
○[食]煮出した乾燥テングサ(天草)の汁を冷やしたもの。
カンテン(寒天)の素材。
参照⇒てんぐさ(テングサ,天草),かんてん(カンテン,寒天),
かくかんてん(角寒天)
なまはむ
【生ハム】
◇[英]uncured ham
○[食]豚肉を塩漬けにして低温で水煮し、その後に燻煙(クンエン)
をしないハム。
一般のハムよりやや塩辛い。
乾燥していない(wet-cured)「シティーハム(city ham)」と、
乾燥させた(dry-cured)「カントリーハム(country ham)」がある。
◎"uncured"は「保存処理(燻煙)していない」の意味で、「生」の
表現は日本のみ。
なまはるまき
【生春巻き】
◇[ベトナム語]goi cuon
○[料]⇒ごいくん(ゴイクン)
なまぶし
【生節】
○(1)[食]半乾きの鰹節。
参照⇒かつおぶし(鰹節,かつお節)
○(2)[食]
⇒なまりぶし(生り節,生節)
なままゆ
【生繭】
○[農]⇒せいけん(生繭)
★なまむぎじけん
【生麦事件】
◇[英]the Namamugi Incident/the Namamugi Affair/Rich-
ardson Incident
○[歴]1862(文久 2. 8.)。
薩摩の島津久光が江戸からの帰途、横浜の生麦村で行列の前
方を騎馬で横切ったイギリス人を殺傷した事件。
参照⇒さつえいせんそう(薩英戦争)
なまやつはし
【生八橋】
○[食]⇒やつはしせんべい(八橋煎餅)
なまらんど
【ナマランド】
◇Namaland
○[古]⇒なまからんど(ナマカランド)
★なまり
【鉛】
◇[英]lead
○[鉱]
元素記号は「Pb」。
「青金(セイキン)」とも呼ぶ。
◎有毒で、狩猟に使われる鉛弾が撒き散らされて環境を汚染し、
鉛弾を誤飲した鳥が中毒で死亡する例も多い。
鉛中毒・鉛毒症:プランビズム([英]plumbism)。
◎元素記号Pbは「プルムブム([羅]plumbum)」から。なお、英
語読みでは「プランバン」が近い。
なまりいろ
【鉛色】
○[色]鉛の色に似た淡い鼠色(ネズミイロ)。
◎C=25,M=16,Y=13,B=62。
◎雨が降り出しそうな鉛色の空
なまりがらす
【鉛ガラス】
【鉛硝子】
◇[英]flint glass
○[化]炭酸カリウムの珪酸塩に酸化鉛を加えて作られたガラス。
光の屈折率が大きく光沢に富み、比重や電気絶縁性も大きい。
また加工しやすい。
レンズなどの光学ガラス・光学器械や放射線遮蔽ガラスの製
造、クリスタルガラス・模造宝石などの装飾・工芸に用いる。
ブラウン管の側面のガラスにも使用する。
「フリントガラス(フリント硝子)」とも呼ぶ。
参照⇒そーだがらす(ソーダガラス,曹達硝子),かりがらす
(カリガラス,加里硝子)
◎英語名の"flint glass"は、もと石英の一種である火打ち石
(flint)の粉末を製造に用いたことから。
鉛を含まないガラスは「クラウンガラス(crown glass)」と呼
ぶ。
★なまりちゅうどく
【鉛中毒】
◇[英]plumbism
○[病]
「鉛(エン)中毒」,「鉛毒症」,「プランビズム」とも呼ぶ。
なまりのへいたい
【鉛の兵隊】
◇[英]lead soldier
○(1)鉛で作られた兵隊の人形。台付きで立たせることができ
る。
もと机上で操兵や軍事作戦の訓練に用いたもので、のちに男
の子の玩具となる。
○(2)[文]『アンデルセン物語』の一話。
なまりぶし
【生り節】
【生節】
○[食]カツオ(鰹)の節取りした身を一回だけ蒸して生干(ナマボ)
し(半乾き)にした食品。
煮物・酢の物などにする。
「なまぶし(生節)」とも呼ぶ。
◎夏の季語。
なまる
【隠る】
○[自動詞ラ変四段]隠(カク)れる・隠(ナバ)る。
★なまわくちん
【生ワクチン】
○[薬]毒性を弱めたウイルスで作るワクチン。
結核・小児麻痺(マヒ)(ポリオ)・ハシカ(麻疹<マシン>)・風疹(フウ
シン)・おたふく風邪・水痘(スイトウ)などに使用される。
参照⇒せーびんわくちん(セービン・ワクチン),ふかっせい
わくちん(不活性ワクチン)
◎1964. 4.16(昭和39)予防接種法、改正公布施行。小児麻痺に
生ワクチンを採用。
なまんがん
【ナマンガン】
◇Namangan
○(1)(Namanganskaya Oblast)⇒なまんがんしゅう(ナマンガン
州)
○(2)ウズベキスタン東部、ナマンガン州中東部にある州都。
〈人口〉
1993(平成 5)34万1,000人(12月31日推計)。
なまんがんしゅう
【ナマンガン州】
◇[露]Namanganskaya Oblast、[英]Namangan Region
○ウズベキスタン東部の州。
州都はナマンガン。
〈面積〉
7,900平方キロメートル。
〈人口〉
1993(平成 5)165万2,000人(12月31日推計)。
なまんしょ
【なまんしょ】
【ナマンショ】
○[食][魚](広島方言で)小魚、特にカタクチイワシ(片口鰯)。
◎昔、鷹匠(タカショウ)が「生のエサ(餌)」にしていたのが訛(ナマ)っ
たもの。
なみあげは
【ナミアゲハ】
【並揚羽】
○[昆]⇒あげはちょう(アゲハチョウ,揚羽蝶,鳳蝶)(2)
なみあし
【並歩】
【常歩】
◇[英]walk
○[運]⇒うぉーく(ウォーク)(2)
なみいた
【波板】
◇[英]corruganted sheet
○[建]⇒なまこいた(なまこ板,海鼠板)
なみいたえき
【浪板駅】
○[古][交]⇒なみいたかいがんえき(浪板海岸駅)
なみいたかいがんえき
【浪板海岸駅】
○[交]岩手県上閉伊郡(カミヘイグン)大槌町(オオツチチョウ)にある、JR
山田線の駅。
岩手船越(イワテフナコシ)駅(山田町)と吉里吉里(キリキリ)駅の間。
◎1994.12. 3(平成 6)浪板駅を改称。
なみえまち
【浪江町】
◇[日]Namie Machi
○福島県東部、双葉郡(フタバグン)の町。北部を南相馬市、南西
部を田村市に接し、東部を太平洋に面する。
なみおかまち《なみをかまち》
【浪岡町】
◇[日]Namioka Machi
○青森県中西部、南津軽郡(ミナミツガルグン)の町。
なみきせいさくしょ
【並木製作所】
○[古][経]⇒[2]ぱいろっと(パイロット)(1)
なみごすん
【並五寸】
○[建]⇒ごすんくぎ(五寸釘)(4)
★なみだ
【涙】
【涕】
【泪】
○
参照⇒るいえき(涙液),はつしお(初入)(3)
◎涙を浮かべる,涙があふれる,涙が流れる,涙を流す,涙をぬぐ
う,涙を誘う,涙をこらえる,涙を飲む,涙が枯れる
潸潸(サンサン):涙がはらはらと流れるさま。
涙雨:⇒なみだあめ(涙雨)
涙目:⇒なみだめ(涙目)
うるうる:⇒うるうる(うるうる,ウルウル)
涙袋:⇒なみだぶくろ(涙袋,泪袋)
涙壷(ナヒダツボ):⇒[1]らくりまとりー(ラクリマトリー)
空涙:⇒そらなみだ(そら涙,空涙)
ワニの涙:⇒わにのなみだ(ワニの涙,鰐の涙)
涙箸:⇒なみだばし(涙箸,泪箸)
涙橋:⇒なみだばし(涙橋,泪橋)
◎英語:ティア(tear)。
ドイツ語:トレーネ(traene)。
フランス語:ラールム(larme)。
イタリア語:ラークリマ(lacrima)。
スペイン語:ラーグリマ(lagrima)。
なみだあめ
【涙雨】
○(1)悲しい時に降(フ)る雨。
悲しみの涙が雨に化して降ったとされる。
○(2)ほんの少しだけ降る雨。
なみだくんさよなら
【涙くんさよなら】
○[楽]浜口庫之助作詞・作曲の歌謡曲。
歌は坂本九(キュウ)。
◎1965(昭和40)レコード発売。
なみだつぼ
【涙壷】
【涙壺】
◇[英]lachrymatory
○⇒[1]らくりまとりー(ラクリマトリー)
なみだのたいよう《なみだのたいやう》
【涙の太陽】
◇[英]Crying in a storm
○[楽]湯川れい子作詞、中島安敏作曲の歌謡曲。
歌はエミー・ジャクソン(Emy Jackson)とスマッシュメン。
安西マリア、田中美奈子などもリリース。
◎1965. 4.(昭和40)発売。
なみだのみさお《なみだのみさを》
【なみだの操】
○[楽]千家和也作詞、彩木雅夫作曲の歌謡曲。
歌は殿様キングス。
歌詞では「守り通した女の操」,「肌に泌みつく女の操」。
◎1973(昭和48)。
なみだのりくえすと
【涙のリクエスト】
○[楽]売野雅勇作詞、芹澤廣明作曲の歌謡曲。
歌はチェッカーズ。
◎1984. 1.(昭和59)レコード発売。
なみだのれんらくせん
【涙の連絡船】
○[楽]関沢新一作詞、市川昭介(ショウスケ)作曲の歌謡曲。
歌は都はるみ。
◎1965.11.(昭和40)レコード発売。
なみだばし
【涙箸】
【泪箸】
○[食]箸の先端から汁などの滴(シズク)をたらすこと。
食事の作法では禁じられている。
なみだばし
【涙橋】
【泪橋】
○[俗]東京都品川区にある、立会川(タチアイガワ)に架(カ)かる浜川
橋の通称。
江戸時代の東海道の橋で、罪人が鈴ヶ森の刑場に送られる時、
この世のなごりに振り返ったり、一目最後と待ち受ける家族・
恋人と視線を交わしたことから。
◎1934.12.(昭和 9)竣工。
なみだぶくろ
【涙袋】
【泪袋】
◇[日]namidabukuro/namida-bukuro
○[俗]フックラとふくらんだ下瞼(シタマブタ)の俗称。
◎上瞼の二重瞼(フタエマブタ)とともに目を取り囲み、瞳(ヒトミ)を印
象的にかつ大きく見せる効果があるとして、あこがれる若い女
性は多い。
なみだめ
【涙目】
○涙をたたえた目。
悲しみのほか、疲れ目や目の病気などによる場合にも用いる。
参照⇒うるうる(うるうる,ウルウル)
なみだをだいたわたりどり
【涙を抱いた渡り鳥】
○[楽]有田めぐみ作詞、いずみゆたか作曲の歌謡曲。
歌は水前寺清子。
◎1964.10.(昭和39)レコード発売。
なみのそん
【波野村】
◇[日]Namino Son
○熊本県北東部、阿蘇郡(アソグン)の村。
★なみのはな
【ナミノハナ】
【波の花】
【波の華】
◇[学]Portieria japonica
○[植]紅藻類カクレイト目(Cryptonemiales)(イソノハナ目
<Halymeniales>)ナミノハナ科(Rhizophyllidaceae)ナミノハナ
属(Portieria)の海藻。
なみのはな
【波の花】
【波の華】
◇[日]naminohana/nami no hana
○(1)海の波が磯の岩にあたって砕(クダ)ける散るシブキ(飛沫)
やアワ(泡)を花にたとえた言葉。
◎名所:参照⇒えちぜんみさき(越前岬)
○(2)(女房詞で)食塩。
⇒しょくえん(食塩)
○(3)[植]⇒なみのはな(ナミノハナ,波の花,波の華)
なみはなえき
【浪花駅】
○[交]千葉県いすみ市小沢(オザワ)にある、JR外房線の駅。
大原(オオハラ)駅と御宿(オンジュク)駅(御宿町)の間。
◎旧住所は夷隅郡(イスミグン)大原町(オオハラマチ)小沢。
★なみはやぎんこう《なみはやぎんかう》
【なみはや銀行】
○[歴][経]大和銀行グループに営業譲渡。
前身は「なにわ銀行」。
◎1999(平成11)経営破綻(ハタン)。
なみびあ
【ナミビア】
◇Namibia
○アフリカ南西部の国。正称はナミビア共和国。
首都はウィントフーク(Windhoek)。
〈面積〉
82万5,112平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50) 89万人。
1984(昭和59)151万人。
1988(昭和63)176万人。
1991(平成 3)140万9,900人。
2003(平成15)192万3,800人。
◎州:[英]Region。
地区:[英]District。
◎国名は沿海部のナミブ砂漠(Namib Desert)に由来(ユライ)。
◎1793(寛政 5)ウォルビスベイ(Walvis Bay)をオランダが占領。
1795(寛政 7)ウォルビスベイをイギリスが占領。
1884(明治17)ウォルビスベイを除いてドイツ保護領となり、
「南西アフリカ([独]Suedwestafrika)」と呼ばれる。
1914(大正 3)第一次世界大戦で南アフリカ軍、南西アフリカ
に侵攻・占領。
1920(大正 9)南アフリカ連邦が管理する国際連盟の委任統治
領となる。
1966(昭和41)国連総会、南アフリカの委任統治終了を決定。
1968(昭和43)国際連合は呼称をナミビアと改め、独立の実現
をはかったが、南ア共和国はこれを拒否。
南アフリカが国連ナミビア委員会の管轄下で実質統治し、ア
フリカ最後の植民地となる。
1988(昭和63)南アフリカ、独立に合意。
1990. 3.21(平成 2)独立。
1994. 3. 1(平成 6)ウォルビスベイ、ナミビア領となる。
なみひょうもん《なみへうもん》
【ナミヒョウモン】
【並豹紋】
○[虫]⇒ひょうもんちょう(ヒョウモンチョウ,豹紋蝶)(2)
なみぶさばく
【ナミブ砂漠】
◇[英]Namib Desert
○[地]アフリカ南西部、ナミビア西部沿岸地帯の砂漠。
全長約1,900キロメートル、幅約50〜160キロメートル。
ベンゲラ海流(Benguela Current)(寒流)の影響で気温は低く
濃霧が多い。
なみゅーるしゅう《なみゆーるしう》
【ナミュール州】
◇Namen、[フ]Namur
○(1)(Province de Namur)⇒なみゅーるしゅう(ナミュール州)
○(2)ベルギー南部、ナミュール州北部にある州都。
ワロン語地区([フ]Region Wallonne)の中心地。
参照⇒わろんごちく(ワロン語地区)
〈人口〉
2002(平成14)10万5,393人(1月1日現在)。
2008(平成20)10万7,939人(1月1日現在)。
なみゅーるしゅう《なみゆーるしう》
【ナミュール州】
◇Provincie Namen、[フ]Province de Namur、[英]Province
of Namur
○ベルギー南部の州。南東部をリュクサンブール州(Province
du Luxembourg)に接し、南部をフランスに隣接。
州都はナミュール。
〈面積〉
3,666.01平方キロメートル。
〈人口〉
2002(平成14)44万7,775人(1月1日現在)。
2008(平成20)46万5,380人(1月1日現在)。
★なみよけいなりじんじゃ
【波除稲荷神社】
○東京都中央区築地6−20−37(築地魚河岸)にある神社。
1990(平成 2)厄除天井大獅子が再興。
なむ
【南無】
◇[梵]namas/namo/nama
○[仏]帰依(キエ)・帰命頂礼(キミョウチョウライ)。
「那謨(ナモ)」とも呼ぶ。
参照⇒きみょう(帰命),おん(オン)
◎敬意を表するために体を折り曲げること。
「納莫(ノウマク)(namah)」とも音写される。
◎南無阿弥陀仏(アミダブツ),南無帰命頂礼(キミョウチョウライ),南無三宝
(サンボウ),南無三
南無妙法蓮華経(ミョウホウレンゲキョウ):⇒なむみょうほうれんげきょ
う(南無妙法蓮華経)
なむか
【ナムカ】
◇Namka
○中国南西部、チベット自治区(Xizang Zizhiqu)の区都ラサ
(Lhasa)(拉薩)管轄のトルンデチェン県(堆龍徳慶県<Duilong-
deqing Xian>)南東端にある県都。
「東(口偏+「戛」)鎮(Dongga Zhen)」とも呼ぶ。
なむこ
【ナムコ】
○[経]業務用ゲーム機などのハード・ソフト開発会社。
ゲームセンターなどの施設も運営。
『パックマン』などのゲーム・ソフトを販売。
◎1955(昭和30)デパート屋上などの遊園施設経営会社として設
立。
1974(昭和49)アメリカのゲーム会社の日本法人アタリ・ジャ
パンを買収。
2005. 5. 2(平成17)バンダイとの経営統合を発表。
なむちぇばざーる
【ナムチェバザール】
◇Namche Bazar
○ネパール東部、サガルマーター地方(Sagarmatha Zone)北部
のソルクンブ地区(Solukhumbu District)中北部にある、エベ
レスト(Everest)(現地名:サガルマーター)登山口。
★なむちゃばるわほう
【ナムチャバルワ峰】
【南迦巴瓦峰】
◇[チベット語]Namjagbarwa、[中]Nanjiabawa Feng
○[地]中国南西部のチベット自治区(Xizang Zizhiqu)にある高
峰。標高7,782メートル。
◎1992.10.30(平成 4)日中合同登山隊が初登頂。
なむなにさん
【ナムナニ山】
◇[チベット語]Naimona'nyi(雪山の王)、[中]Namunani Feng
(納木那尼峰)
○[地]中国南西部のチベット自治区(Xizang Zizhiqu)南西部、
インド・ネパールとの国境近くにある高山。標高7,694メート
ル。
インド・ネパールでは「グルラ・マンダータ山(Gurla Man-
dhata)」と呼ぶ。
◎1985. 5.26(昭和60)日中合同登山隊が初登頂。日本側は京都
大学・同志社大学。
なむぷら
【ナムプラ】
◇namplaa
○[料]⇒[1]なんぷら(ナンプラ)
なむぷらー
【ナムプラー】
◇namplaa
○[料]⇒[1]なんぷら(ナンプラ)
なむみょうほうれんげきょう《なむめうほふれんげきやう》
【南無妙法蓮華経】
◇[梵]namas Saddharma-pundarika-sutra
○[仏]日蓮宗の三大秘法の一つ。
『妙法蓮華経(Saddharma-pundarika-sutra)』に帰依(キエ)す
る(namas)すること。
『妙法蓮華経(法華経<ホケキョウ>)』には釈尊(シャクソン)のすべての
功徳(クドク)が収められているので、偉大な『妙法蓮華経』の徳
をたたえて信仰を表し、加護を求めて、「南無妙法蓮華経」の七
字(シチジ)を唱えると、真理に帰入して成仏するという。
「本門の題目」,「七字の題目」,「御題目」とも呼ぶ。
なむら
【なむら】
【魚群】
○[魚]⇒ぎょぐん(魚群)
なめがたぐん
【行方郡】
◇[日]Namegata Gun
○茨城県南東部の郡。霞ヶ浦(西浦)と白浜(北浦)に挟(ハサ)まれ
ている。
麻生町(アソウマチ)・北浦町(キタウラマチ)・玉造町(タマツクリマチ)の町。
◎2001. 4. 1(平成13)潮来町(イタコマチ)と牛堀町(ウシボリマチ)が合併
して潮来市となる。
なめがわあいらんど《なめがはあいらんど》
【行川アイランド】
○(1)[歴]千葉県勝浦市(カツウラシ)浜行川(ハマナメガワ)にあった、熱
帯の動物園・植物園を併設したレジャー施設。
フラミンゴのショーが有名。
◎1964. 8.13(昭和39)開園。
2001. 8.31(平成13)閉園。
○(2)[交]⇒なめがわあいらんどえき(行川アイランド駅)
なめがわあいらんどえき《なめがはあいらんどえき》
【行川アイランド駅】
○[交]千葉県勝浦市浜行川にあるJR外房線の無人駅。
上総興津(カズサオキツ)駅と安房小湊(アワコミナト)(鴨川市)の間。
◎1972. 7. 2(昭和47)臨時駅として開業。
なめがわまち《なめがはまち》
【滑川町】
◇[日]Namegawa Machi
○埼玉県中央部、比企郡(ヒキグン)の町。
国営武蔵丘陵森林公園がある。
東武東上線の森林公園(シンリンコウエン)駅がある。
◎富山県には滑川市(ナメリカワシ)がある。
★なめくじ
【ナメクジ】
【蛞蝓】
○[動]有肺目(Pulmonata)ナメクジ科(Philomycidae)に属する
軟体動物の総称。
◎「有肺亜綱」は「有肺目」の旧称。
★なめこ
【ナメコ】
【滑子】
◇[学]Pholiota nameko
○[植]担子菌類(Basidiomycetes)スギタケ属(Pholiota)の食用
キノコ(茸)。
ナメスギタケ(滑杉茸)・ヌメリスギタケ(滑杉茸)・エノキタ
ケ(榎茸)の三種が含まれる。
「ぬめり」の成分はムチン(mucin)とペクチン(pectin)。
初冬が旬。
★なめしがわ《なめしがは》
【鞣し革】
【鞣革】
○
参照⇒ぎんめん(銀面)(2)
なめたけ
【ナメタケ】
【滑茸】
○[植]⇒えのきたけ(エノキタケ,榎茸)
なめみそ
【嘗め味噌】
【嘗味噌】
○[食]ミソ(味噌)の中に野菜・魚肉・獣肉などを入れて調味し
た副食物。
金山寺味噌・鯛味噌・ピーナッツ味噌など。
◎調味用のミソと区別する言い方。
参照⇒みそ(ミソ,味噌)
なめりかわし《なめりかはし》
【滑川市】
◇[日]Namerikawa Shi
○富山県中央部、富山湾に面する市。
◎埼玉県比企郡(ヒキグン)には滑川町(ナメカワマチ)がある。
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