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百 科 辞 書 《むた》 編集:獨 澄旻
-------- むた --------------------------------------------------
むたかびゃくしょう《むたかびやくしやう》
【無高百姓】
○[歴]⇒みずのみびゃくしょう(水呑百姓,水呑み百姓)(1)
むだばな
【むだ花】
【無駄花】
【徒花】
◇[英]abortive flower
○(1)[植](季節外れの開花などで)咲いても実を結ばない花。
「あだばな(あだ花,徒花)」とも呼ぶ。
参照⇒ふねん(不稔)(1)
○(2)[植]⇒おばな(雄花)
むたれ
【ムタレ】
◇Mutare
○アフリカ大陸南部、ジンバブエ共和国(Republic of Zimbabwe)
東部のマニカランド州(Manicaland Province)東端にある州都。
むーたんちあん
【ムータンチアン】
【牡丹江】
◇[中]Mudan Jiang
○⇒ぼたんこう(牡丹江)(1)
むーたんちあんし
【ムータンチアン市】
【牡丹江市】
◇[中]Mudanjiang Shi
○⇒ぼたんこう(牡丹江)(2)
むだんへんそくき
【無段変速機】
◇[英]Continuously Variable Transmission
○[交]⇒しーぶぃてぃー(CVT)
むち
【無知】
【無智】
◇[英]ignorance(イグノランス)
○(1)何も知らないこと。知識がないこと。
参照⇒あいろにー(アイロニー)(3)
○(2)知恵がないこと。愚かなこと。
◎無知蒙昧(モウマイ)
○(3)学問がないこと。無学・文盲(モンモウ)。
むちん
【ムチン】
◇[独]Muzin/Mucin、[英]mucin(ミューシン,ミューサイン)
○[生化]生物の粘液の主体。
体内では涙や胃腸・鼻などの粘膜に多く含まれる。
ナメコ(滑子)・ヤマイモ(山芋)・レンコン(蓮根)・オクラ・
ウナギ(鰻)・ドジョウ(泥鰌)などの「ぬめり」の成分。
「粘液素」とも呼ぶ。
◎ラテン語の「鼻汁(mucus)」と接尾辞の「塩基(-in)」から。
むちんがさんみゃく
【ムチンガ山脈】
◇[英]Muchinga Mountains
○[地]アフリカ南部、ザンビア東部を南西から北東に走る山脈。
最高峰はムワンダ峰(Mwanda Peak)(2,150メートル)。
むつ
【むつ】
◇[日]Mutsu
○(1)⇒むつし(むつ市)
○(2)[原][海]日本最初の原子力船。
1969. 6.12(昭和44)進水。
1974. 8.26(昭和49)青森県の大湊(オオミナト)を初出港。
1974. 9. 1(昭和49)北太平洋上で放射線漏れの事故を起こし、
青森県知事と地元漁民の帰港拒否により51日間漂流。
参照⇒せきねはま(関根浜),れーにんごう(レーニン号)
★むつ
【ムツ】
○[魚]スズキ目(Perciformes)ムツ科(Pomatomidae)の深海魚。
◎(「魚」偏+<「睦」-「目」>:補助7487)とも書く。
アカムツはスズキ目ホタルジャコ科(Acropomatidae)。
むつ
【六つ】
○(1)数の名前。むっつ(六つ)、ろく(六)。
○(2)六歳(ロクサイ)。
○(3)[古]時刻の名。今の午前6時・午後6時ころ。
◎明け六つ:⇒あけむつ(明六つ,明け六つ)
暮れ六つ:⇒くれむつ(暮六つ,暮れ六つ)
むつ
【陸奥】
◇[日]Mutsu
○(1)[歴]旧国名。旧陸奥の一国。現在の青森県全体と、岩手
県の西北部の一部。
1868(明治元.12.)陸奥国(ムツノクニ)から磐城・岩代・陸前・陸
中とともに分立。
「奥州(オウシュウ)」とも呼ぶ。
○(2)[歴]みちのく(陸奥)の別称。
⇒みちのく(陸奥)
○(3)⇒むつし(むつ市)
○(4)[軍]旧日本海軍の長門型戦艦。
主砲は41サンチ砲(全長20メートル・120トン)。
参照⇒ながと(長門)(4)
◎1943. 6. 8(昭和18)山口県大島郡(オオシマグン)東和町(トウワチョウ)
和田沖(柱島沖)で沈没。
1970. 7.23(昭和45)砲塔、引揚げ。
1971. 3.15(昭和45)艦尾、引揚げ。
むつぁむどう
【ムツァムドウ】
◇Mutsumudu
○インド洋西部、コモロ諸島(Iles Comores)ヌズワニ島(Ile
de Nzwani)北西岸にある、同島の中心地。
アンジュアン湾(Baie d'Anjouan)に面する。
「ムツァムドゥ」とも呼ぶ。
むつぁむどぅ
【ムツァムドゥ】
◇Mutsumudu
○⇒むつぁむどう(ムツァムドウ)
むついしやま
【六ツ石山】
◇[日]Mutsuishi Yama
○[地]秩父山地東部、東京都西多摩郡(ニシタマグン)奥多摩町(オクタマ
マチ)にある山。標高1,479メートル。
参照⇒ななついしやま(七ツ石山)
◎雲取山(クモトリヤマ)から六ツ石山までの尾根は石尾根(イシオネ)と呼
ばれる。
★むつうぶんべん
【無痛分娩】
◇[英]painless childbirth/painless delivery/painless
labor
○[医]
麻酔剤を全身または局所的に使用する方法と、心理的に恐怖
を除いて疼痛(トウツウ)を減ずる方法(精神予防性無痛分娩)がある。
参照⇒じんつう(陣痛)(1),らまーずほう(ラマーズ法)
◎1953. 6.27(昭和28)ソ連式無痛分娩が初めて成功。
むつかし
【難し】
○(1)[古]気に入らない、機嫌が悪い。
○(2)[古]うっとうしい、むさくるしい、気詰まりだ、気が晴
れない。
○(3)[古]わずらわしい、やっかいだ。
○(4)[古]気味が悪い、恐ろしい。
○(5)[古]いやみだ、不快だ。
◎江戸時代ころに、「仕事がうまくいかない」,「困難だ」の意味
が加わる。
参照⇒むずかしい(難しい,六借しい)
むつかしい
【難しい】
○⇒むずかしい(難しい,六借しい)
★むつき
【睦月】
○[暦]陰暦一月(1月)。
「睦び月(むつびづき)」,「孟春(モウシュン)」,「正月」,「初春(ハツハル)」
とも呼ぶ。
★むつき
【襁褓】
○
「おしめ」とも読む。
むつぎりばん
【六つ切判】
○[写]印画紙などの写真感光材料のサイズの一つ。
8×10インチ(203×254ミリメートル)。
むっく
【ムック】
◇[英]mook
○[通]雑誌と書籍の中間的な出版物。
雑誌のような造本形式で、定期刊行され、視覚的な写真・図
表なども多いが、毎号がテーマをもって単行本のように編集さ
れ、連載記事はほとんどない。
一方、一般の書店でもバックナンバーを並べて販売され、定
期購読を前提としていない。
◎「マガジン(magazine)(雑誌)」と「ブック(book)(書籍)」の合成
語。
1971(昭和46)アメリカのジャーナリストが使用。
1975(昭和50)小学館から「ロマンムックI」が刊行・
★むっくり
【ムックリ】
○[楽]アイヌの口琴(コウキン)。
参照⇒こうきん(口琴)
むつくろさきえき
【陸奥黒崎駅】
○[古][交]⇒しらかみだけとざんぐちえき(白神岳登山口駅)
★むつごと
【睦言】
○
むつごろう《むつごらう》
【ムツゴロウ】
◇[学]Boleophthalmus pectinirostris
○[魚]スズキ目(Perciformes)ハゼ科(Gobiidae)ムツゴロウ属
(Boleophthalmus)の海魚。
全長18〜19センチメートル。体色は淡褐色で、青みを帯び、
白点がある。
両眼は接近して頭頂部に突出。
潮(シオ)のひいた干潟(ヒガタ)を全身ではねたり、胸ビレで這
(ハ)って歩く。
九州・朝鮮半島・中国・台湾・東南アジアの沿岸の泥海に生
息し、日本では有明海・八代湾が有名。
食用で美味。
参照⇒わらすぼ(ワラスボ,藁素坊),とびはぜ(トビハゼ,跳鯊)
◎「(「魚」偏+「睦」-「目」)五郎」と書く。
◎春の季語。
むつざわまち《むつざはまち》
【睦沢町】
◇[日]Mutsuzawa Machi
○千葉県中東部、長生郡(チョウセイグン)の町。
むつし
【むつ市】
◇[日]Mutsu Shi
○青森県の、下北半島にある市。
関根浜に5万年以上前のハンノキの海底林がある。
◎もと上北郡。
むっしゅー
【ムッシュー】
◇[フ]Monsieur
○(フランス語で)ご主人。
◎イタリア語の「シニョール(signore)」、スペイン語の「セニョ
ール(senor)」に相当する。
★むっそりーに
【ムッソリーニ】
◇Benito Mussolini
○[人]イタリアの政治家(1883. 7.29〜1945. 4.28)。
1919. 3.(大正 8)復員兵などを集めて戦闘者団「戦闘ファッ
シ(Fasci di Combattimento)」を結成。
1921. 5.(大正10)総選挙で自身を含む35名の代議士を議会に
送る。
1921.11.(大正10)国家ファシスト党(Partito Nazionale Fas-
cista)と改称。
1922.10.28(大正11)武装したファシスト党員4万余のローマ
進軍により政権を掌握。
1943(昭和18)失脚し監禁。同年9月、ドイツ軍に救出されて
傀儡(カイライ)政権を組織。
1945(昭和20)パルチザンにより処刑。
称号で「ドーチェ(Duce)」とも呼ばれる。
参照⇒ばどりお(バドリオ)
◎身長160センチメートル。
むったー
【ムッター】
◇[独]Mutter、[英]mother
○(ドイツ語で)母・お母さん。
◎父は「ファーター(Vater)」。
むっつ
【六つ】
○⇒むつ(六つ)
むつびき
【睦び月】
○[暦]⇒むつき(睦月)
むつむさし
【六つ六指】
○⇒むさし(六指)(1)
むつらぼし
【六連星】
○[古][天]すばる(昴)の別称。
⇒ぷれあですせいだん(プレアデス星団)
むーでぃーず
【ムーディーズ】
◇[登録商標]Moody's
○[経]アメリカの企業・債券・投資信託の格付け会社。正称は
ムーディーズ・インベスターズ・サービス(Moody's Investors
Service)。
参照⇒すたんだーどあんどぷあーず(スタンダード・アンド
・プアーズ),ふぃっち(フィッチ)
◎1900(明治33)ジョン・ムーディー(John Moody)により創立。
むていでんでんげんそうち《むていでんでんげんさうち》
【無停電電源装置】
◇[英]uninterruptible power system
○[電][計]⇒[1]ゆーぴーえす(UPS)(2)
むてき
【霧笛】
◇[英]foghorn
○[海]霧中信号(fog signal)の一種。
濃霧などで視界不良のときに事故防止を目的に、灯台や船舶
がその位置を知らせるために鳴らす音波標識。
風によって聞こえてくる方向が不正確になる欠点がある。
エアサイレン(圧縮空気方式)やダイヤフラムホーン(電磁式
発信器)などがある。
「きりぶえ(霧笛)」とも呼ぶ。
参照⇒きてき(汽笛)
◎1910(明治43)犬吠埼灯台に霧信号所が設置。
1985(昭和60)国際航路標識協会(IALA)総会、船舶の位置
(距離と方位)を聴覚によって判断することは不正確として原則
行わないことを決議する。
2008. 3.31(平成20)千葉県銚子市の海上保安庁犬吠埼霧信号
所が廃止。
むてきかんたい
【無敵艦隊】
◇[西]la Armada Invencible、[英]the Invincible Armada
○[歴]1588(天正16)スペイン王フェリペ二世(Felipe II)がイ
ギリスへ向けて派遣した大艦隊。
軍艦130隻、船員8,000人、陸軍1万9,000人でイギリス上陸を
計画したが、英仏海峡でホーキンズ(John Hawkins)・ドレーク
(Francis Drake)らのイギリス艦隊80隻の機動作戦と、暴風で
壊滅的打撃を受け、北方へ逃れてから半数以下の50隻余が帰国
(アルマダ海戦)。
以後、スペインの大西洋における制海権が失われ、スペイン
没落・イギリスの発展・オランダ独立の遠因ともなった。
「アルマダ(艦隊)」とも呼ぶ。
むではる
【ムデハル】
◇[西]mudejar
○[歴][宗]レコンキスタ(Reconquista)以降、キリスト教支配
下のイベリア半島にとどまったイスラム教徒(ムーア人)。
ムデハル様式と呼ぶ独特の建築・美術を生み出した。
参照⇒れこんきすた(レコンキスタ),もさらべ(モサラベ)
むとぅーる
【ムトゥール】
◇Mutur
○スリランカ北部・東部、ノースイースタン州(North East-
ern Province)東部のトリンコマリー県(Trincomalee District)
中南部の都市。北部をトリンコマリー湾(Trincomalee Harbour)
の支湾コディヤル湾(Koddiyar Bay)に面する、マハウェリ川
(Mahaweli Ganga)河口の漁港。
◎トリンコマリー湾の対岸はトリンコマリー。
むながい
【胸繋】
【胸懸】
【鞅】
◇[英]breastplate
○馬具の一つ。三繋(サンガイ)の一つ。
馬の胸から鞍橋(クラボネ)を通し、前輪(マエワ)の四緒手(シオデ)に
繋(ツナ)ぐ組紐(クミヒモ)または革緒(カワオ)の装具。
さらに腹帯(ハラオビ)にも繋いで固定するものもある。
「むながき(鞅)」の音便。
参照⇒さんがい(三繋,三懸,三掛)
むながき
【鞅】
○⇒むながい(胸繋,胸懸,鞅)
むなかた
【宗像】
◇[日]Munakata
○(1)⇒むなかたし(宗像市)
○(2)⇒むなかたぐん(宗像郡)
むなかたぐん
【宗像郡】
◇[日]Munakata Gun
○福岡県北部の郡。
福間町(フクママチ)・津屋崎町(ツヤザキマチ)・大島村(オオシマムラ)の町村。
◎2003. 4. 1(平成15)玄海町(ゲンカイマチ)、宗像市(ムナカタシ)に編入。
むなかたし
【宗像市】
◇[日]Munakata Shi
○福岡県北部の市。
宗像神社がある。
〈面積〉
76.82平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)8万1,588人。
◎1954(昭和29)東郷町・赤間(アカマ)町・南郷村・河東(カトウ)村・
吉武(ヨシタケ)村と、神興(ジンゴウ)村の一部が合体して宗像町を発
足。
1981(昭和56)市制施行。
2003. 4. 1(平成15)宗像郡(ムナカタグン)玄海町(ゲンカイマチ)を編入。
むなかたじんじゃ
【宗像神社】
○[古]⇒むなかたたいしゃ(宗像大社)
むなかたたいしゃ
【宗像大社】
○福岡県宗像市にある元官幣大社。辺津宮(ヘツミヤ)・中津宮(カナツ
ミヤ)・沖津宮(オキツミヤ)の三宮の総称。
天照大神(アマテラスオオミカミ)の娘の三姫神を祀(マツ)る。
旧称は「宗像神社」。
〈辺津宮〉
本土の田島。
祭神は湍津姫命(タギツヒメノミコト)。
◎旧住所は宗像郡(ムナカタグン)玄海町(ゲンカイマチ)田島。
〈中津宮〉
玄界灘(ゲンカイナダ)の大島(オオシマ)。
祭神は市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)。
◎旧住所は宗像郡大島村(オオシマムラ)。
〈沖津宮〉
玄界灘の沖ノ島(オキノシマ)。
祭神は田心姫命(タゴリヒメノミコト)。
参照⇒おきのしま(沖ノ島)
◎旧住所は宗像郡大島村。
★むなぐろ
【ムナグロ】
【胸黒】
◇[学]Pluvialis fulva
○[鳥]チドリ目(Charadriiformes)チドリ科(Charadriidae)ム
ナグロ属(Pluvialis)の鳥。
夏羽は顔と腹面が黒色で、冬羽は腹面が白色となる。
むなづか
【棟束】
◇[日]shinzuka/shin-zuka
○[建]真束(シンヅカ)の別称。
⇒しんづか(真束)
むなつき
【胸突き】
○山道や坂などで、勾配(コウバイ)が急なこと・険(ケワ)しいこと。
また、その場所。
参照⇒むなつきはっちょう(胸突き八丁)
むなつきはっちょう《むなつきはつちやう》
【胸突き八丁】
○(1)山道で、頂上近くの勾配(コウバイ)が急な登り道。
◎もと、富士山の頂上付近の険(ケワ)しい登山道、八丁(約872メ
ートル)の区間を指した言葉。
○(2)(転じて)物事を達成する直前の最も苦しいとき。正念場。
むなばお
【ムナバオ】
◇Munabao
○インド北西部、ラジャスタン州(Rajasthan State)西部のバ
ルメール県(Barmer District)西端、パキスタンとの国境の町。
北緯25.75°、東経70.28°の地。
◎1965(昭和40)第二次印パ戦争で、パキスタンのコクラパル
(Khokrapar)との鉄道が閉鎖。
2006. 2.18(平成18)コクラパルとの鉄道が再開。
むにぇーか
【ムニェーカ】
◇[西]muneca
○(スペイン語で)人形。
⇒にんぎょう(人形)
★むねあて
【胸当て】
【胸当】
○()胸に当てて衣服のよごれを防ぐ布。
○()
○()胸に当てる防具([英]breastplate)。
⇒ぶれすとぷれーと(ブレストブレート)
「むねうち(棟打ち,刀背打ち)」とも呼ぶ。
★むねえそ
【ムネエソ】
【胸狗母魚】
◇[学]Sternoptyx diaphana
○[魚]ヒメ目(Aulopiformes)ムネエソ科(Sternoptychidae)ム
ネエソ属(Sternoptyx)の海魚。
◎エソはエソ科。
参照⇒えそ(エソ,狗母魚)
むねさんずん
【胸三寸】
○胸の中。また、胸の中にある考え。
◎胸三寸に納(オサ)める
むねのふりこ
【胸の振子】
○[楽]サトウ・ハチロー作詞、服部良一作曲の歌謡曲。
歌は霧島昇。
◎1947. 5.(昭和22)レコード発売。
むはじーる
【ムハジール】
◇[アラビア語](男性形)muhajir/(女性形)muhajira、[トルコ
語]muhacir
○(1)(アラビア語で)移民。
「モハジール(muhajir)」とも呼ぶ。
参照⇒まいぐれーしょん(マイグレーション)
○(2)[歴]イスラム教の開祖マホメット(Mohammed)がメッカ市
民の迫害から逃れてメジナ(Medina)に移住したヒジュラ(hij-
rah)に参加した人々。
「モハジール(muhajir)」とも呼ぶ。
むばたま
【むばたま】
○⇒ぬばたま(射干玉)
むはっらく
【ムハッラク】
◇Muharraq
○⇒あるむはっらく(アル・ムハッラク)
むはっらむ
【ムハッラム】
◇Muharram
○[暦]イスラム暦の第1月。
参照⇒いすらむれき(イスラム暦)
むばばね
【ムババネ】
◇Mbabane
○アフリカ南東部、スワジランド王国の首都。
〈人口〉
1973(昭和48)2万人。
むはばらっと
【ムハバラット】
◇Mukhabarat、[英]Iraqi Intelligence Service
○[歴]イラク(旧フセイン政権)の総合情報局(諜報機関)。
略称は「IIS」。
「ムハバラト」とも呼ぶ。
むはばらと
【ムハバラト】
◇Mukhabarat
○[歴]⇒むはばらっと(ムハバラット)
★むばらく
【ムバラク】
◇Muhammad Hosni Mubarak(ムハンマド・ホスニ・ムバラク)
○[人]エジプトの大統領(1928〜)。
むばらくくうぐんきち
【ムバラク空軍基地】
◇[英]Al Mubarek Air Base
○[軍]クウェート中央部にある空軍基地。クウェート国際空港
に隣接。
むばらら
【ムバララ】
◇Mbarara
○アフリカ中東部のウガンダ共和国内の南西部にあるアンコレ
王国(Ankole Kingdum)の王都。
南緯0.60°、東経30.65°の地。
〈人口〉
1969(昭和44)1万6,078人。
1982(昭和57)2万3,255人。
1991(平成 3)4万1,031人。
2002(平成14)6万9,208人。
むばれ
【ムバレ】
◇Mbale
○(1)(Mbale District)⇒むばれけん(ムバレ県)
○(2)ウガンダ東部、ムパレ県の県都。
北緯1.09°、東経34.17°の地。
〈人口〉
1969(昭和44)2万3,544人。
1982(昭和57)2万8,039人。
1991(平成 3)5万3,987人。
2002(平成14)7万0,437人。
むばれけん
【ムバレ県】
◇[英]Mbale District
○ウガンダ東部の県。
県都はムバレ。
〈面積〉
1,372.8平方キロメートル。
〈人口〉
1991(平成 3)24万0,929人(1月12日現在)。
2002(平成14)33万2,571人(9月12日現在)。
むばんざこんご
【ムバンザコンゴ】
◇M'Banza Congo
○アフリカ南西部、アンゴラ共和国北西部のザイーレ州(Zaire
Province)中北東部にある州都。
むばんだか
【ムバンダカ】
◇Mbandaka
○コンゴ民主共和国(旧:ザイール)北西部、赤道州(Equateur
Province)南西部にある州都。コンゴ川の南岸。
むはんまっど
【ムハンマッド】
◇[アラビア語]Muhammad
○[人]⇒まほめっと(マホメット)
むはんまど
【ムハンマド】
◇[アラビア語]Muhammad
○[人]⇒まほめっと(マホメット)
★むはんまどにせい
【ムハンマド二世】
【ムハンマド2世】
◇[アラビア語]Muhammad II
○[人]オスマン・トルコの第七代スルタン(1432〜1481)。在位
:1444〜1446,1451〜1481。
トルコ語で「メフメト二世([英]Mehmet II)」,「メフメット二
世」,「メフメド二世(Mehmed II)」,「メフメッド二世(Mehmed II)」
とも呼ぶ。
参照⇒とぷかぷきゅうでん(トプカプ宮殿)
むーびー
【ムービー】
◇[米]movie
○[映]⇒えいが(映画)
むぴぎ
【ムピギ】
◇Mpigi
○(1)(Mpigi District)⇒むぴぎけん(ムピギ県)
○(2)アフリカ中東部、ウガンダ中南部のムピギ県の県都。
北緯0.22°、東経32.33°の地。
〈人口〉
1991(平成 3) 7,300人。
2002(平成14)1万0,200人。
2004(平成16)1万0,800人。
むぴぎけん
【ムピギ県】
◇[英]Mpigi District
○アフリカ中東部、ウガンダ中南部の県。北西部をムベンデ県
(Mubende District)に接し、南部をビクトリア湖(Lake Victo-
ria)に面する。
県都はムピギ。
むーぶ
【ムーブ】
◇[登録商標]MOVE
○[交]⇒むーヴ(ムーヴ)
むぶじまい
【ムブジマイ】
◇Mbuji-Mayi
○アフリカ中部、コンゴ民主共和国中央部の都市。カサイ・オ
リエンタル州(Kasai-Oriental Province)の州都。
南緯6.13°、東経23.59°の地。
〈人口〉
1984(昭和59)48万6,200人。
2002(平成14)95万5,800人。
[1]むふてぃ
【ムフティ】
◇[英]mufti
○[宗](イスラム教の)法学者・法律学者・法解釈官・法律顧問。
参照⇒むふてぃー(ムフティー)
[2]むふてぃ
【ムフティ】
◇[英]mufti
○[服](軍人など制服着用者の)平服・私服。
参照⇒へいふく(平服)(1)
むふてぃー
【ムフティー】
◇[英]muftiy
○[宗](イスラム教の)権威あるムフティ(mufti)。
参照⇒[1]むふてぃ(ムフティ),ふぁとわ(ファトワ)
むぷまらんがしゅう《むぷまらんがしう》
【ムプマランガ州】
◇[英]Mpumalanga Province
○南アフリカ共和国北東部の州。北部をノーザントランスバー
ル州(Northen Transvaal Province)、西部をハウテン州(Gaut-
eng Province)に接し、東部をモザンビークとスワジランドに
隣接。
州都はネルスプルート(Nelspruit)。
別称は「イースタントランスバール州(Eastern Transvaal
Province)」。
◎1993(平成 5)トランスバール州(Transvaal Province)が分割
されて発足。
むべ
【ムベ】
【郁子】
【野木瓜】
◇[学]Stauntonia hexaphylla
○[植]キンポウゲ目(Ranunculales)アケビ科(Lardizabalaceae)
ムベ属(Stauntonia)のツル性(蔓性)の常緑低木。
本州中部以西の暖かい山地に自生。
葉は厚い小葉5〜7個から成る掌状複葉。
5月ころ、、葉腋(ヨウエキ)に緑白色の花を数個づつつけ、佳香
がある。
果実は色が暗紫色・長さ約5センチメートルの楕円形でアケ
ビに似るが、アケビと異なり熟しても開裂しない。
果実は甘く食用。茎・根などは強心剤・利尿薬に用いる。
「トキワアケビ(常磐木通,常磐野木瓜)」,「ウベ(郁子)」とも呼
ぶ。
◎秋の季語。
「ムベ(郁子)の花」は春の季語。
むへもぐろびんけっきゅう《むへもぐろびんけつきう》
【無ヘモグロビン血球】
○[病]赤血球の変色・形状異常。
遺伝子の突然変異により、正常な円赤血球(elliptocyte)が
形成されず、ヘモグロビンが減少して淡い赤色または無色で、
変形した三日月形赤血球(achromatocyte)や鎌形赤血球(drepa-
nocyte)となり、血流も悪くなる。
アフリカ系アメリカ人などに発病する。
「無血色素血球(ムケッシキソケッキュウ)」,「アクロモサイト(achromo-
cyte)」とも呼ぶ。
◎「アクロモサイト」は「無色(achromo-)細胞(-cyte)」から。
むへーる
【ムヘール】
◇[西](単数形)mujer/(複数形)mujeres
○(スペイン語で)女・女性。
むへんせかい
【無辺世界】
○(1)[仏]無限の世界。
○(2)(転じて)見当違いの方角。
むべんで
【ムベンデ】
◇Mubende
○(1)(Mubende District)⇒むべんでけん(ムベンデ県)
○(2)アフリカ中東部、ウガンダ中南西部のムベンデ県の県都。
北緯0.59°、東経31.37°の地。
〈人口〉
1991(平成 3) 9,300人。
2002(平成14)1万6,500人。
2004(平成16)1万7,400人。
むべんでけん
【ムベンデ県】
◇[英]Mubende District
○アフリカ中東部、ウガンダ中南西部の県。北部をキボガ県
(Kiboga District)、南部をムピギ県(Mpigi District)に接す
る。
県都はムベンデ。
むほうとう《むほうたふ》
【無縫塔】
○卵塔(ラントウ)の別称。
⇒らんとう(卵塔,蘭塔)(1)
むほうまつのいっしょう《むはふまちのいちしやう》
【無法松の一生】
○(1)[映]大映の劇映画(モノクロ)。
監督:稲垣浩。
出演:阪東妻三郎・園井恵子・月形龍之介ら。
車夫と軍人家族の交流を描く。
戦時中のため軍の検閲を受け、戦後はGHQの検閲を受けて
いる。
◎1943.10.28(昭和18)公開。
○(2)[映]東宝の劇映画(カラー)。
監督:稲垣浩。
出演:三船敏郎・高峰秀子・笠智衆・芥川比呂志ら。
◎1958. 4.22(昭和33)公開。
○(3)[楽]吉野夫二郎作詞、古賀政男作曲の歌謡曲。
歌は村田英雄。
◎1958. 8.(昭和33)レコード発売。
★むほん
【無品】
○親王(シンノウ)で位を持たないこと。
「無品親王」ともいう。
◎「品」は親王の位階で、一品から四品までの4等がある。
むほんしんのう《むほんしんわう》
【無品親王】
○⇒むほん(無品)
むま
【夢魔】
◇[英]nightmare(ナイトメア)
○(1)夢にあらわれる悪魔。
参照⇒ないとめあ(ナイトメア)(3),いんきゅばす(インキュ
バス)(1),さきゅばす(サキュバス)
○(2)甚だしい不安や恐怖をおぼえる悪夢。
むみょう《むみやう》
【無明】
◇[梵]avidya(アビドヤー)
○[仏]三惑の一つ。煩悩(ボンノウ)・邪見(ジャケン)・妄執(モウシュウ)
のために、真理を理解できないでいる状態。真如(シンニョ)に対す
る無智・錯覚(サッカク)。
◎「真理に達せず、真理を解せず、真理を了(サト)らない」こと。
むーみん
【ムーミン】
◇Moomin troollet
○(1)[漫]フィンランドの児童文学作家・画家トーベ・ヤンソ
ン(Tove Jansson)(1914〜2001. 6. 27)作の絵本(1945〜1970)
の主人公・空想動物(トロール)。
北欧神話を題材に、水中に住む小さい怪獣の一家の生活から、
子供の心にある感受性からくる恐怖心と安心を描いた作品。
30ヶ国語以上に翻訳された。
◎日本でムーミンの愛らしさを強調してTVアニメ化されたた
め、原作者のヤンソン自身は人間のように俗化して描かれたア
ニメのムーミンを嫌っていた。
◎1964(昭和39)山室静ほか訳『ヤンソン全集』(講談社)が初訳。
1969(昭和44)虫プロ、TVアニメ化。
○(2)[歴][交]国鉄の電気機関車EF55の愛称。
⇒いーえふごご(EF55)
むーむー
【ムームー】
◇[英]muumuu
○[服]ハワイ風の色彩が派手な模様のゆったりとした、頭から
かぶって着る袖なしの婦人用ワンピース。
「ムウムウ」とも呼ぶ。
参照⇒あっぱっぱ(あっぱっぱ,アッパッパ)
◎もとはハワイ女性の民族服。
一説に、裸でいたハワイ島の女性に宣教師が考えて着させた
とも。
参照⇒あろはしゃつ(アロハシャツ)
むめ
【梅】
○[古][植]ウメ(梅)の古称。
⇒うめ(ウメ,梅),うめ(梅)
むめいこつ
【無名骨】
◇[英]innominate bone
○[古][医]寛骨の旧称。
⇒かんこつ(寛骨)
むめいちりんいちりんほどのあたたかさ
【梅一輪一輪ほどの暖かさ】
○[文]江戸中期の俳人服部嵐雪(ハットリ・ランセツ)(1654〜1707)の俳
句。
ウメ(梅)のつぼみが一輪綻(ホコロ)びているのを見て、知らぬ
間に少しづつ暖かくなり、春の訪れの近さを感じる、の意味。
むもつしき
【無没識】
○[仏]⇒あらやしき(阿頼耶識,阿梨耶識)
むやう《むやふ》
【舫う】
【纜う】
○⇒もやう(舫う)
★むゆうびょう《むいうびやう》
【夢遊病】
◇[英]somnambulism/noctambulism
○[病]
◎夢遊病者:ノクタンビュール([フ]noctambule)。
むようのよう
【無用の用】
○世の中で役に立っていないとされている物が、かえって非常
に大切な役割を果たしていること。
◎『荘子(ソウシ,ソウジ)』人間世(ジンカンセイ)編の成句(セイク)。
「人皆知有用之用、而莫知無用之用也」:人は皆(ミナ)有用の用
を知りて無用の用を知ること莫(ナ)し。
むらー
【ムラー】
◇mullah/mulla
○[宗]イスラム教の学者・教師・律法学者への敬称。師・先生。
むーら
【ムーラ】
◇Mugla
○(1)(Mugla Ili)⇒むーらけん(ムーラ県)
○(2)トルコ南西部、ムーラ県の県都。
むらいてぃぶけん
【ムライティブ県】
◇[シンハラ語]Mullaitivu Distrikkaya、[英]Mullaitivu Dis-
trict
○スリランカ北部、北部州(Uturu Palata)東部の県。南部をワ
ウニア県(Vavuniya Distrikkaya)、西部をマンナール県(Man-
nar Distrikkaya)、北西部をキリノッチ県(Kilinochchi Dist-
rikkaya)に接する。
「ムラティブ県(Mullativu Distrikkaya)」とも呼ぶ。
〈面積〉
2,617平方キロメートル。
〈人口〉
1981(昭和56) 7万7,189人(3月17日)。
1994(平成 6) 9万8,000人。
2001(平成13)12万1,667人(7月17日)。
むらおかちょう《むらをかちやう》
【村岡町】
◇[日]Muraoka Cho
○[古]兵庫県北西部、美方郡(ミカタグン)の町。
◎2005. 4. 1(平成17)美方郡の村岡町・美方町(ミカタチョウ)と城崎
郡(キノサキグン)香住町(カスミチョウ)が合併して美方郡香美町(カミチョウ)を
発足。
むらかしゅう《むらかしう》
【ムラカ州】
◇[マレー語]negeri Melaka
○⇒まらっかしゅう(マラッカ州)
むらかた
【村方】
○(1)村の方面。また、田舎(イナカ)。
○(2)[近世語](江戸時代)町方に対して山方(山村)・浦方(漁村)
を含めた農村全般。
○(3)[近世語](2)の村方に関する物事や人。
○(4)[歴]村方三役の略。
むらかみし
【村上市】
◇[日]Murakami Shi
○新潟県北部の市。北部・西部を山形県に隣接し、西部を日本
海に面する。
◎2008. 4. 1(平成20)岩船郡(イワフネグン)の荒川町(アラカワマチ)・神
林村(カミハヤシムラ)・朝日村(アサヒムラ)・山北町(サンポクマチ)を編入。
むらくも
【群雲】
【叢雲】
【村雲】
○[気]にわかに群がり立つ雲。
◎多くは雨が降り出しそうな気配のときに用いる。
◎月に叢雲
むらくもごしょ
【村雲御所】
○[歴]京都村雲にあった尼寺。
⇒ずいりゅうじ(瑞竜寺,瑞龍寺)(2)
むらくもちょう《むらくもちやう》
【村雲町】
◇[日]Murakumocho
○京都府京都市上京区(カミギョウク)の地名。
村雲御所(瑞竜寺)があった。
参照⇒ずいりゅうじ(瑞竜寺,瑞龍寺)(2)
むーらけん
【ムーラ県】
◇[トルコ語]Mugla Ili、[英]Mugla Province
○トルコ南西部の県。北部をアイドゥン県(Aydin Ili)に接し、
南部・西部を地中海に面する。
県都はムーラ。
むらさき
【ムラサキ】
【紫】
○[植]⇒むらさきそう(ムラサキソウ,紫草)
むらさき
【紫】
○(1)[植]⇒むらさきそう(ムラサキソウ,紫草)
○(2)[色]色の名前。
⇒むらさきいろ(紫色)
○(3)(1)の根で染めた色。
参照⇒えどむらさき(江戸紫),きょうむらさき(京紫)
○(4)醤油(ショウユ)の別称。
⇒しょうゆ(醤油,正油)
○(5)(女房詞)イワシ(鰯)。
⇒いわし(イワシ,鰯,鰮)
むらさき
【村さ来】
○[経]居酒屋チェーン店の一社。
冷食メーカー加ト吉のグループ企業。
◎1973.11.(昭和48)東京都世田谷区に経堂店(1号店)を開店。
1994.12.(平成 6)株式会社加ト吉の傘下となる。
むらさきいがい《むらさきいがひ》
【ムラサキイガイ】
【紫貽貝】
◇[学]Mytilus galloprovincialis
○[貝]イガイ目(Mytilida)イガイ科(Mytilidae)イガイ属(Myt-
ilus)の海産の二枚貝。地中海原産。
貝殻は光沢のある黒紫色で内面は蒼白色。殻は薄く、形は三
角に近い長楕円形で、殻長7〜9九センチメートル。
岩礁などに足糸(ソクシ)で着生する。
船底などに付着して世界各地に広がり、大正末期から昭和初
期にかけて日本各地の浅海(センカイ)・内湾にも生息。
食用で、地中海料理によく使われ、「ムール貝([フ]moule)」
とも呼ぶ。
俗称は「カラスガイ(烏貝)」。
むらさきいも
【ムラサキイモ】
【ムラサキ芋】
【紫芋】
○[農]塊根(カイコン)が紫色をしたサツマイモの一品種。
ポリフェノールの一種アントシアニンを多く含む。
参照⇒さつまいも(サツマイモ,薩摩芋,甘藷)
★むらさきいろ
【紫色】
◇[英]purple(パープル)
○[色]赤と青の中間色。
単に「紫」とも呼ぶ。
参照⇒えどむらさき(江戸紫),きょうむらさき(京紫),むらさ
きのあけをうばう(紫の朱を奪う)
◎C=48,M=80,Y=0,B=0。
むらさきうまごやし
【ムラサキウマゴヤシ】
【紫馬肥】
【紫苜蓿】
◇[西]alfalfa
○[植][農]⇒[1]あるふぁるふぁ(アルファルファ)
むらさきうんらん
【ムラサキウンラン】
【紫海蘭】
◇[学]Linaria bipartita
○[植]⇒りなりあ(リナリア)(3)
むらさきえもん《むらさきゑもん》
【紫衛門】
○[古]明治・大正期の女学生の別称。
「海老茶式部」とも呼ぶ。
参照⇒えびちゃしきぶ(海老茶式部)
★むらさきがい《むらさきがひ》
【ムラサキガイ】
【ムラサキ貝】
【紫貝】
○(1)[貝]マルスダレガイ目(Veneroida)シオサザナミガイ科
(Psammobiidae)の二枚貝。
○(2)[古][貝]⇒うちむらさきがい(ウチムラサキガイ,ウチム
ラサキ貝,内紫貝)
むらさきこうた
【むらさき小唄】
○[楽]佐藤惣之助作詞、安部武雄作曲の歌謡曲。
歌は東海林太郎(ショウジ・タロウ)。
歌い出しは「流す涙がお芝居ならば/なんの苦労もあるまい
に」。
◎1935. 5.(昭和10)レコード発売。
むらさきさふらん
【ムラサキサフラン】
【紫サフラン】
◇[英]crocus
○[植]⇒くろっかす(クロッカス)
★むらさきしきぶ
【ムラサキシキブ】
【紫式部】
◇[学]Callicarpa japonica
○[植]シソ目(Lamiales)クマツヅラ科(Verbenaceae)ムラサキ
シキブ属(Callicarpa)の落葉低木。
日本・朝鮮半島・中国の日当りの良い暖地の山野に自生する。
漢名は「紫珠」。
「実紫(ミムラサキ)」とも呼ぶ。
参照⇒やぶむらさき(ヤブムラサキ,藪紫)
◎名称は一説に、小さな丸い実が群がって紫に熟し、敷き詰め
られたように見えるからという。
むらさきすいしょう《むらさきすいしやう》
【紫水晶】
◇[英]amethyst
○[鉱]⇒あめしすと(アメシスト)
むらさきずきん《むらさきづきん》
【紫ずきん】
【紫頭巾】
○[農]京野菜の一つ。京都府京都市右京区の京北地区で栽培さ
れている、黒大豆の枝豆。
収穫期は9月中旬〜10月下旬。
参照⇒きょうなつずきん(京夏ずきん,京夏頭巾)
★むらさきそう《むらさきさう》
【ムラサキソウ】
【紫草】
◇[学]Lithospermum erythrorhizon
○[植]ムラサキ目(Boraginales)ムラサキ科(Boraginaceae)ム
ラサキ属(Lithospermum)の多年草。
根に色素シコニン(shikonin)を含む。根を乾燥したものを
「紫根(シコン)」と呼ぶ。
「ムラサキ(紫)」,「ネムラサキ(根紫)」とも呼ぶ。
参照⇒しこん(紫根)
◎セイヨウムラサキ(L.officinale):⇒せいようむらさき(セ
イヨウムラサキ,西洋紫)
パクーン(puccoon):⇒ぱくーん(パクーン)
[1]むらさきの
【紫野】
◇[日]murasakino/murasaki-no
○染料にするムラサキソウ(紫草)を栽培している野・かつて栽
培していた野。
[2]むらさきの
【紫野】
◇[日]Murasakino
○京都府京都市北区の地域名。
大徳寺・上品蓮台寺(ジョウボンレンダイジ)・今宮神社などがある。
◎もと朝廷の狩猟地で、洛北七野の一つ。
むらさきのあけをうばう《むらさきのあけをうばふ》
【紫の朱を奪う】
○[諺]中間色の紫が正色である朱よりもてはやされること。
悪が善にまさり、正論が疎んぜられること。世の不合理をい
う。
「朱を奪う紫」とも呼ぶ。
◎『論語』陽貨:悪紫之奪朱也:紫の朱を奪ふを悪(ニク)む。
むらさきのり
【ムラサキノリ】
【紫海苔】
【紫菜】
○[植]アサクサノリ(浅草海苔)の別称。
⇒あさくさのり(アサクサノリ,浅草海苔)
むらさきは
【紫派】
○[歴][美]外光派(ガイコウハ)の別称。
⇒がいこうは(外光派)(2)
むらさきはしどい
【ムラサキハシドイ】
【紫丁香花】
○[植]⇒らいらっく(ライラック)
むらさきはなな
【ムラサキハナナ】
【紫花菜】
○[植]ショカツサイ(諸葛菜)の別称。
⇒しょかつさい(ショカツサイ,諸葛菜)
むらさめ
【むらさめ】
○[軍]海上自衛隊の「むらさめ型」護衛艦(DD101)。
4,550トン。
神奈川県横須賀市の横須賀基地に配備。
◎1996. 3.12(平成 8)竣工。
2004. 2.20(平成16)イラク復興支援で陸上自衛隊の物資をク
ウェートに運ぶ大型輸送船「おおすみ」とともに室蘭港を出港。
むらさめ
【群雨】
【叢雨】
【村雨】
○[気]ひとしきり降ってはやみ、やんではまた時々思い出した
ようにはげしく降るにわか雨。
「白雨(ハクウ)」とも呼ぶ。
むらせん
【ムラセン】
◇Mulhacen
○[地]⇒むるあせん(ムルアセン)
むらせんさん
【ムラセン山】
◇[英]Mulhacen Peak
○[地]⇒むるあせん(ムルアセン)
むらたじゅう
【村田銃】
○[歴]陸軍少将村田経芳(ツネヨシ)(1838〜1921)が開発したボルト
・アクションの軍用小銃。
明治初期、陸軍の装備に外国製の多種多様な小銃が採用され
ていたので、村田は西南戦争の経験を生かし、国産化による改
良・統一を企てて、フランスのグラー銃(M1874 Gras)、オラン
ダのボーモン銃(M1871 Beaumont)、ドイツのモーゼル銃(M1871
Mauser)などを研究。
1880(明治13)単発銃(十三年式)を完成し、3月30日制式歩兵
銃として陸軍が採用。
1884(明治17)秩父事件で初めて実戦に使用される。
1885(明治18)改造(十八年式)。日清戦争(1894〜1895)で使用
されて活躍。
1889(明治22)村田連発銃(二十二年式)に改良。
参照⇒『人名辞典』むらた つねよし(村田 経芳)
◎十三年式:口径11ミリメートル、全長1,294ミリメートル、
銃身長0.84メートル、重量4キログラム、照尺1,500メートル。
二十二年式:口径8ミリメートル、全長1,220ミリ、重量4
キログラム、照尺2,000メートル。
◎有坂式:参照⇒さんぱちしきほへいじゅう(三八式歩兵銃)
むらたせいさくしょ
【村田製作所】
○[経]電子部品専業の大手メーカー。
本社は京都府長岡京市。
チップ積層コンデンサーは世界シェアの約4割。
◎1944(昭和19)村田昭(アキラ)、個人経営の村田製作所を京都で
創業。
1950(昭和25)村田製作所株式会社に改組。
むらてぃぶけん
【ムラティブ県】
◇[シンハラ語]Mullativu Distrikkaya、[英]Mullativu Dis-
trict
○⇒むらいてぃぶけん(ムライティブ県)
むらーと
【ムラート】
◇[西]mulato、[英]mulatto
○(アメリカ大陸で白人と黒人の)混血・混血児。
「ミュラート」とも呼ぶ。
参照⇒こんけつ(混血),くれおーる(クレオール)(4),めすてぃ
ーそ(メスティーソ),くあどるーん(クアドルーン)
むらの
【ムラノ】
◇[伊]Murano
○[地]⇒むらのとう(ムラノ島)
むらーの
【ムラーノ】
◇[登録商標]MURANO
○[交]日産自動車(株)のスポーツ用多目的車(SUV)。
北米向けのブランド名。
むらのかじや《むらのかぢや》
【村の鍛冶屋】
○[楽]作詞者・作曲者不詳の文部省唱歌。
むらのがらす
【ムラノ・ガラス】
◇[伊]vetro di Murano
○⇒べねちあがらす(ベネチア・ガラス)
むらのじょうすいじょう《むらのじやうすいぢやう》
【村野浄水場】
○大阪府枚方市(ヒラカタシ)村野高見台にある浄水場。磯島取水場
から淀川(ヨドガワ)の水が送られる。
むらのすいしゃ
【村の水車】
○[楽]林柳波(リュウハ)作詞、宮原禎次(テイジ)作曲の童謡。
むらのとう《むらのたう》
【ムラノ島】
◇[伊]Isola di Murano
○[地]イタリア北東部、ベネチア北部(Venezia)の島。
かつて、ベネチア・ガラスの技術流出を防ぐため、技術者は
この島に集められ、隔離されていた。
参照⇒べねちあがらす(ベネチア・ガラス)
むらはちぶ
【村八分】
○(1)江戸時代以来、村落で行われてきた私的制裁。
村定(ムラサダメ)などに違反した家に対して、他の全村民がその
家全員に対して付き合いを絶つこと。
地方によっては昭和中・後期まで行われていた。
単に「八分」とも呼ぶ。
◎葬式を出した家はその年に婚礼を行ってはならない、など。
前からどんなに準備していた婚礼でも、また突然の葬式であっ
たとしても、すでに村民に出費させているのだから、ふたたび
出費させる婚礼はさけなければならない。
◎俗説では、葬式と火事の二分のみを例外にするから。
また、排斥するの「撥無(ハツム)」からとも。
○(2)(転じて)仲間はずれにすること。
単に「八分」とも、俗に「ハミ」とも呼ぶ。
むらぴかざん《むらぴくわざん》
【ムラピ火山】
◇[インドネシア語]Gunung Berapi Merapi、[英]Volcano Mera-
pi
○[地]⇒むらぴさん(ムラピ山)
むらぴさん
【ムラピ山】
◇[インドネシア語]Gunung Merapi、[英]Mount Merapi
○[地]インドネシア南部、ジャワ島(Pulau Jawa)中央部にある
活火山。標高2,914メートル。
南麓にジョクジャカルタ(Yogyakarta)がある。
「ムラピ火山(Gunung Berapi Merapi)」,「メラピ山」,「メラピ
火山」とも呼ぶ。
◎1930(昭和 5)噴火で約1,300人が死亡。
1994(平成 6)噴火で60人以上が死亡。
2010.10.26(平成22)噴火。11. 3、大噴火。11. 7、大噴火で
噴煙が上空6,000メートルに達し、噴火音は約20キロメートル
先まで響く。
◎標高2,968メートルとも。
★むらーびとちょう《むらーびとてう》
【ムラービト朝】
◇[アラビア語]al-Murabitin、[英]Almoravids
○[歴]ベルベル人がモロッコに建国したイスラム王朝(1056〜
1147)。
首都はマラケシュ(Marrakesh)。
1146(久安 2)ムワーヒド朝(al-Muwahhidun)に敗退し、翌年
滅亡。
むらまさ
【MURAMASA】
○[古][計]シャープ社製の薄型ノートパソコンの登録商標名。
参照⇒[2]めびうす(メビウス)
◎2004. 9.17(平成16)AV機能を強化したB5型のメビウスム
ラマサを発売。重量1.26キログラム、DVDドライブ内蔵。
◎室町時代の刀工村正から。
むらまつまち
【村松町】
◇[日]Muramatsu Machi
○[古]新潟県中央部、中蒲原郡(ナカカンバラグン)の町。
◎2006. 1. 1(平成18)五泉市に編入。
むらまつり
【村祭】
○[楽]葛原しげる(「凵」に「茲」)作詞、南能衛作曲の文部省唱歌。
歌い出しは「村の鎮守(チンジュ)の神様の/今日(キョウ)はめでた
い御祭日(オマツリビ)」。
むらやま
【村山】
◇[日]Murayama
○(1)⇒むらやまし(村山市)
○(2)[地]⇒むらやまえき(村山駅)
むらやまえき
【村山駅】
○[交]山形県村山市にある、JR奥羽本線・山形新幹線の駅。
奥羽本線:東根(ヒガシネ)駅(東根市)と袖崎(ソデサキ)駅の間。
山形新幹線:かみのやま温泉駅(上山市)と天童(テンドウ)駅(天
童市)の間。
◎1999.12. 4(平成11)楯岡(タテオカ)駅を改称。
◎西武新宿線・国分寺線・西武園線には東村山駅がある。
むらやまざ
【村山座】
○[歴][劇]江戸三座の一つである市村座の控櫓(ヒカエヤグラ)を許
された座。
参照⇒ひかえやぐら(控櫓)
むらやまし
【村山市】
◇[日]Murayama Shi
○山形県東部、山形盆地北部の市。
東部を尾花沢市(オバナザワシ)、南東部を東根市(ヒガシネシ)、西部
を寒河江市(サガエシ)に接する。
陸上自衛隊大高根演習場がある。
〈面積〉
196.83ロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)3万0,506人。
◎江戸時代、羽州街道の宿場町・市場町。
江戸時代末期の探検家最上徳内(モガミ・トクナイ)の生地。
1954(昭和29)楯岡町(タテオカマチ)・西郷村・大倉村・大久保村・
富本村・戸沢村が合併して市制施行。同年、袖崎村を編入。
1955(昭和30)大高根村を編入。
◎東京都には東村山市がある。
むらやまちょすいち
【村山貯水池】
◇[日]Murayama Chosuichi
○[地]多摩湖(タマコ)の正式名称。
⇒たまこ(多摩湖)
むらん
【ムラン】
◇Melun
○フランス中北部、イル・ド・フランス地域圏(Region Ile-de-
France)東部のセーヌエマルヌ県(Departement Seine-et-Marne)
の南西部にある県都。
北緯48.54°、東経2.65°の地。
白カビ・チーズのブリ・ド・ムラン(Brie de Melun)の産地。
〈人口〉
1990(平成 2)3万5,300人。
1999(平成11)3万5,700人。
2004(平成16)3万4,900人。
むーらんるーじゅ
【ムーランルージュ】
【ムーラン・ルージュ】
◇[フ]Moulin-Rouge(赤い風車)
○(1)[劇]フランスの首都パリのモンマルトルにある大衆演芸
場。
1889(明治22)ダンスホールを併設する酒場として開場。
スカートをまくって足を高く上げる踊りカンカン(cancan)で
有名になる。
のち、ミュージックホール・映画館と代り、現在はパリ名物
として併設の舞踊場でレビューを上演。
参照⇒かんかん(カンカン)
◎建物の屋根に赤い風車が取り付けられていた。
○(2)[歴][劇]東京の新宿にあった軽演劇場。
1931(昭和 6)ムーランルージュ新宿座として開場。
都会風の風刺喜劇で学生や知識人の人気を得た。
戦争中は「作文館」と改称。
戦後、「小議会」と称して再建。
1951(昭和26)経営難で解散。
むりあ
【ムリア】
◇Mulia
○インドネシア東部、パプア島(Pulau Papua)(ニューギニア島)
中西部のパプアティモール州(Propinsi Papua Timur)西部にあ
るプンチャクジャヤ県(Kabupaten Puncak Jaya)の県都。
むりとぅゆ
【ムリトゥユ】
◇[梵]Mrtyu
○[仏]⇒えんまらじゃ(閻魔羅闍)
むりや
【ムリヤ】
◇[ウクライナ語]Mriya(夢)
○[俗][空]ロシア(旧:ソ連)の超大型輸送機アントノフ225
型(An−225)の通称。
最大積載量250トン。
バラブエフ(Piotr V.Balabuyev)が設計。
参照⇒あんとのふ(アントノフ),ばらぶえふ(バラブエフ)
むりょうこうじゅじ《むりやうくわうじ》
【無量光寺】
○⇒せんじゅじ(専修寺)(2)
むりょうたいすう《むりやうたいすう》
【無量大数】
○(1)[数]数の単位。10の68乗。
一万(10の4乗)不可思議(10の64乗)。
○(2)[数]数の単位。10の88乗。
一億(10の8乗)不可思議(10の80乗)。
むりょんわん
【ムリョンワン】
【武寧王】
◇[朝]Muryong Wang
○[人]⇒ぶねいおう(武寧王)
むるあせん
【ムルアセン】
◇[英]Mulhacen Peak
○[地]スペイン南部にあるシエラネバダ(Sierra Nevada)山脈
の最高峰。標高3,478メートル。
「ムラセン」,「ムラセン山」とも呼ぶ。
参照⇒しえらねばだ(シエラネバダ)(1)
むーるがい《むーるがひ》
【ムール貝】
◇[フ]moule
○[貝]⇒むらさきいがい(ムラサキイガイ,紫貽貝)
むるきべる
【ムルキベル】
◇[羅]Mulkiber/Mulciber
○[ロ神]⇒うるかぬす(ウルカヌス)
むるしあ
【ムルシア】
◇Murcia
○(1)(Region de Murcia)⇒むるしあしゅう(ムルシア州)
○(2)スペイン南東部、ムルシア州東部にある州都。
むるしあしゅう《むるしあしう》
【ムルシア州】
◇[西]Region de Murcia、[英]Region of Murcia
○スペイン南東部の州。南東部を地中海に面する。
州都はムルシア。
★むるじぇきゅうりょう《むるじえきうりよう》
【ムルジェ丘陵】
◇[伊]Le Murge
○[地]イタリア南東部、アペニン山脈の南東部に位置するカル
スト台地。
むるしえらご
【ムルシエラゴ】
◇[西]murcielago
○[哺](スペイン語で)コウモリ(蝙蝠)。
⇒こうもり(コウモリ,蝙蝠)
むるたん
【ムルタン】
◇Multan
○(1)(Multan Division)⇒むるたんけん(ムルタン県)
○(2)パキスタン中東部、パンジャブ州(Punjab Province)中南
部のムルタン県西部にある県都。商業都市。
北緯30.20°、東経71.45°の地。
〈人口〉
1972(昭和47) 54万人。
1998(平成10)118万2,400人。
2003(平成15)134万4,200人。
むるたんけん
【ムルタン県】
◇[英]Multan Division
○パキスタン中東部、パンジャブ州(Punjab Province)中南部
の県。北部をファイサラバード県(Faisalabad Division)、北
東部をラホール県(Lahore Division)、東部・南部をバハワル
プール県(Bahawalpur Division)、西部をデラガジカーン県
(Dera Ghazi Khan Division)に接する。
県都はムルタン。
〈面積〉
2万1,137平方キロメートル。
〈人口〉
1981(昭和56) 753万3,710人。
1998(平成10)1,157万7,431人。
むるてぃぷら
【ムルティプラ】
◇[伊]multipla
○(1)⇒むるてぃぷろ(ムルティプロ)
○(2)[交](Multipla)フィアット社製の乗用車(ファミリーカー)。
むるてぃぷろ
【ムルティプロ】
◇[伊]multiplo、[英]multiple
○(1)[形](イタリア語で)多様な、複合の。
○(2)[形][数](イタリア語で)倍数の。
○(3)[数](イタリア語で)倍数。
むるとえもーぜるけん
【ムルトエモーゼル県】
◇[フ]Departement Meurthe-et-Moselle
○フランス北東部、ロレーヌ地域圏(Region Lorraine)中央部の県。
県都はナンシー(Nancy)。
むるとる
【ムルトル】
◇[フ]meurtre
○(フランス語で)殺人。
むるまんすく
【ムルマンスク】
◇Murmansk
○(1)(Murmanskaya Oblast)⇒むるまんすくしゅう(ムルマンス
ク州)
○(2)ロシア北西部、ムルマンスク州の州都。
北緯68.96°、東経33.08°の地。
コラ半島(Kol'skiy poluostrov)北岸、バレンツ海(Barents-
ovo More)に面する湾口から50キロメートル奥のフィヨルド岸
にある不凍港で軍港都市。
〈人口〉
1979(昭和54)38万0,800人。
1989(平成元)44万0,000人。
1996(平成 8)39万9,000人。
2000(平成12)37万6,300人。
2003(平成15)35万3,500人。
◎ロシア文字では"Мурманск"。
むるまんすくしゅう《むるまんすくしう》
【ムルマンスク州】
◇[露]Murmanskaya Oblast、[英]Murmansk Region
○ロシア北西部、コラ半島(Kol'skiy poluostrov)から成る州。
州都はムルマンスク(Murmansk)。
〈面積〉
14万4,900平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)98万3,300人。
2003(平成15)87万0,200人。
むるれぞく
【ムルレ族】
◇[英]Murle tribe
○南部スーダンに居住する一部族。
〈人口〉
1982(昭和57)6万0,000人(スーダン)。
1975(昭和50) 200人(エチオピア)。
むるろあかんしょう《むるろあくわんせう》
【ムルロア環礁】
◇[英]Mururoa Atoll
○[地]南太平洋のフランス領ポリネシア(French Polynesia)、
ツアモツ諸島(Archipel des Tuamotu)中の環礁。タヒチ島の南
東約1,200キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)3,230人。
◎1966〜1996(昭和41〜平成 8)フランスの核実験場。
◎1960. 2.(昭和35)フランスはアルジェリアのサハラ砂漠で核
実験に初成功。
1963(昭和38)フランスの核実験地に決定され無人となる。
1965(昭和40)アルジェリアが独立したため、ムルロア環礁と
その南方約30キロメートルにあるファンガタウファ(Fangataufa)
環礁をサハラ砂漠に代わる実験場と決める。
1966. 7.(昭和41)大気圏内核実験を開始。
1968. 8.24(昭和43)南太平洋上空で初の水爆実験。 9. 8ム
ルロア環礁で第2回実験。
オーストラリアやニュージーランドの近隣諸国などから核実
験反対の国際世論が高まり、1974(昭和49)大気圏内核実験を中
止。
1975(昭和50)地下核実験を開始。
1992(平成 4)ミッテラン大統領、ムルロア環礁とファンガタ
ウファ環礁での地下核実験を中止。
1995〜1996. 5.(平成 7〜平成 8)シラク大統領、地下核実験
を強行再開。
むれ
【牟礼】
◇[日]Mure
○(1)⇒むれむら(牟礼村)
○(2)[古]⇒むれちょう(牟礼町)
むれしゅけん
【ムレシュ県】
◇judet Mures、[英]Mures County
○ルーマニア中部の県。県都はトレグムレシュ(Tirgu Mures)。
〈面積〉
6,696平方キロメートル。
〈人口〉
1992(平成 4)60万7,300人(推計)。
むれた
【ムレタ】
◇[西]muleta
○(1)(スペイン語で)杖(ツエ)・松葉杖。
○(2)マタドール(matador)(闘牛士)が闘牛の最後に使う、小さな
赤い布の付いた中空の棒。
参照⇒またどーる(マタドール)
むれちょう《むれちやう》
【牟礼町】
◇[日]Mure Cho
○[古]香川県北東部、木田郡(キタグン)の町。
◎2006. 1.10(平成18)高松市に編入。
◎長野県上水内郡(カミミノチグン)には牟礼村(ムレムラ)がある。
むれほうかいしょうがい《むれほうくわいしやうがい》
【群れ崩壊障害】
◇[英]Colony Collapse Disorder
○[虫]⇒[3]しーしーでぃ(CCD)
むれむら
【牟礼村】
◇[日]Mure Mura
○長野県北部、上水内郡(カミミノチグン)の村。
◎香川県木田郡(キタグン)には牟礼町(ムレチョウ)がある。
むろう《むろふ》
【ムロ生】
○[古]⇒むろつ(室津)(1)
◎「ムロ」は「(木偏+「聖」)」。
むろう《むろふ》
【室生】
◇[日]Muro
○(1)⇒むろうく(室生区)
○(2)[古]⇒むろうむら(室生村)
★むろうあかめあおやまこくていこうえん
《むろふあかめあをやまこくていこうゑん》
【室生赤目青山国定公園】
○三重県と奈良県にまたがる国定公園。
室生火山群・高見山地・青山高原を含む。
参照⇒あかめしじゅうはちたき(赤目四十八滝)
〈面積〉
263.08平方キロメートル。
◎1970(昭和45)指定。
むろうく《むろふく》
【室生区】
◇[日]Muro Ku
○奈良県北東部、宇陀市(ウダシ)北東部の区。
室生寺がある。
参照⇒むろうじ(室生寺)
◎旧住所は宇陀郡(ウダグン)室生村(ムロウムラ)。
★むろうじ《むろふじ》
【室生寺】
○奈良県宇陀市(ウダシ)室生区(ムロウク)にある真言宗室生寺派の大
本山。
女人禁制の高野山(金剛峰寺)に対し、俗に「女人高野(ニョニンコウ
ヤ)」と呼ばれる。
参照⇒こんごうぶじ(金剛峰寺,金剛峯寺)
◎1998(平成10)五重塔、台風で被災。
◎旧住所は宇陀郡(ウダグン)室生村(ムロウムラ)。
むろうむら《むろふむら》
【室生村】
◇[日]Muro Mura
○[古]奈良県北東部、宇陀郡(ウダグン)の村。
室生寺がある。
参照⇒むろうく(室生区),むろうじ(室生寺)
◎2006. 1. 1(平成18)宇陀郡の大宇陀町(オオウダチョウ)・菟田野町
(ウタノチョウ)・榛原町(ハイバラチョウ)・室生村の3町1村が合併して宇
陀市を発足。
むろつ
【室津】
◇[日]Murotsu
○(1)兵庫県南西部、たつの市御津町室津(ミツチョウムロツ)にある漁
港。
古代は播磨五泊(ハリマゴハク)の一つ。
中世は倭寇の根拠地、また瀬戸内海航路の寄港地として繁栄。
江戸時代はオランダ・朝鮮通信使・西国大名の上陸地。
明治時代以降は大型船の寄港に適さないため衰える。
「むろのつ(室津)」,「室の泊(トマリ)」,「室津の泊」とも呼ばれた。
参照⇒はりまごはく(播磨五泊),ちょうせんつうしんし(朝鮮
通信使)
◎古くは「ムロ生(むろふ)」と呼んだ。
「ムロ」は「(木偏+「聖」)」。
旧住所は揖保郡(イボグン)御津町(ミツチョウ)室津。
◎かつて遊女町があって、遊女の発祥地として知られる。
○(2)高知県室戸市、室戸岬の北西にある港。
◎『土佐日記』に見える古代の港。
むろつのとまり
【室津の泊】
◇[日]Murotsu no Tomari
○[古]⇒むろつ(室津)(1)
むろどこ
【室床】
◇[日]murodoko/muro-doko
○[建]茶室の床の間の一形式。
床柱や框(カマチ)を除いて回り縁(ブチ)や柱などが見えないよう
に、天井・脇壁などのすべての入隅(イリスミ)を壁土で塗り回した
もの。
床の間の奥行きがあいまいになり、幽玄な趣きが出る。
参照⇒ほらどこ(洞床),つちてんじょう(土天井)
むろとし
【室戸市】
◇[日]Muroto Shi
○高知県南東端の市。
〈面積〉
248.19平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)2万1,430人。
◎1959(昭和34)室戸町・室戸岬町(ムロトミサキチョウ)・佐喜浜町(サキハマ
チョウ)・吉良川町(キラガワチョウ)・羽根(ハネ)村が合併して市制施行。
★むろとたいふう
【室戸台風】
○[歴]1934. 9.21(昭和 9)。死者行方不明者約3,000人。
むろねさん
【室根山】
◇[日]Murone San
○[地]岩手県東磐井郡(ヒガシイワイグン)室根村(ムロネムラ)にある山。
室根神社がある。
むろねむら
【室根村】
◇[日]Murone Mura
○岩手県南部、東磐井郡(ヒガシイワイグン)の村。
むろのつ
【室津】
◇[日]Muro no Tsu
○[古]⇒むろつ(室津)(1)
むろのとまり
【室の泊】
◇[日]Muro no Tomari
○[古]⇒むろつ(室津)(1)
むろまちどの
【室町殿】
○(1)[歴]京都府京都市上京区(カミギョウク)室町東にあった、足利
将軍家の邸宅。
庭園に多くの花が植えられ、「花の御所」とも呼ばれた。
参照⇒からすまるどの(烏丸殿)(2)
◎1378(<南>天授 4,<北>永和 4)第3代将軍義満が造営。
○(2)[古](転じて)室町幕府または、その将軍の別称。
★むろまちぶんか《むろまちぶんくわ》
【室町文化】
○[芸]
伝統的な公家文化に、支配者の地位を確立した武士文化と、
都市を基盤として台頭してきた庶民文化が融合し、芸能や文芸
や茶の湯・華道など今日の文化の源流をなしている。
前期と後期に区分され、前期は北山文化、後期は東山文化と
も呼ばれる。
〈北山文化〉
3代将軍足利義満が京都の北山に営んだ山荘にちなむ。
〈東山文化〉
8代将軍足利義政が京都の東山に営んだ山荘にちなむ。
むろみえき
【室見駅】
○[交]福岡県福岡市早良区(サワラク)室見にある福岡市営地下鉄空
港線の駅。
藤崎(フジサキ)駅と姪浜(メイノハマ)駅(西区)の間、
むろらんし
【室蘭市】
◇[日]Muroran Shi
○北海道南部の市。胆振支庁(イブリシチョウ)所在地。
〈面積〉
1970(昭和45)79平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)15万9,000人。
◎1945. 7.15(昭和20)米軍の艦砲射撃を受ける。
むろらんしちょう《むろらんしちやう》
【室蘭支庁】
◇[日]Muroran Shicho
○[古]⇒いぶりしちょう(胆振支庁)
★むろらんほんせん
【室蘭本線】
○[交]
◎白老(シラオイ)駅と沼ノ端(ヌマノハタ)駅の間は日本一長い直線区間
で、28.736キロメートル。
むわーひど
【ムワーヒド】
◇[アラビア語]al-Muwahhidun(団結の支持者)
○[宗]イスラム教のシーア派の一分派ドルーズ派(Druse)の自
称。
⇒どるーずは(ドルーズ派)
★むわーひどちょう《むわーひどてう》
【ムワーヒド朝】
◇[アラビア語]al-Muwahhidun、[英]Almohads/Almohad Dynas-
ty
○[歴]モロッコ・イベリア半島にあったベルベル人のイスラム
王朝(1130〜1269)。
1120(保安元)ころ、モロッコに建国。
1147(久安 3)ムラービト朝(al-Murabitin)を滅ぼし、マラケ
シュ(Marrakesh)を首都とする。
チュニジア・イベリア半島まで勢力を拡大し、1170(嘉応 2)
セビリア(Sevilla)に遷都。
キリスト教徒勢力にセビリアを奪われ、弱体して滅亡。
むわりとう《むわりたう》
【ムワリ島】
◇[フ]Ile de Mwali
○[地]インド洋西部、コモロ諸島(Iles Comores)西部の島。
「モヘリ島(Ile de Moheli)」とも呼ぶ。
〈面積〉
290平方キロメートル。
むわんだほう
【ムワンダ峰】
◇[英]Mwanda Peak
○[地]アフリカ南部、ザンビア東部にあるムチンガ山脈(Mu-
chinga Mountains)の最高峰。標高2,150メートル。
むーん
【ムーン】
◇[英]moon
○[天](天体の)月。
◎暦の月は「マンス(month)」。
むーんあい
【ムーンアイ】
◇[英]mooneye
○[俗][哺][病]⇒げつもうしょう(月盲症)
★むんかーさくし
【ムンカー錯視】
◇[英]Munker illusion
○[医]色彩の錯視の一つ。
白と色の縦縞(タテジマ)で、ある色が、白の間から見える場合
と、色の間から見える場合で、異なる色に見えるもの。
むんがわ《むんがは》
【ムン川】
◇[タイ語]Mae Nam Mun、[英]Mun River
○[地]⇒むーんがわ(ムーン川)
むーんがわ《むーんがは》
【ムーン川】
◇[タイ語]Mae Nam Mun、[英]Mun River
○[地]タイ王国東部、コラート高原(Khorat Plateau)とダンレッ
ク山脈(Dangrek Mountains)の間を東流し、ラオス国境でメコ
ン川([英]Mekong River)に合流する川。全長約673キロメート
ル。
「ムン川」とも呼ぶ。
参照⇒だんれっくさんみゃく(ダンレック山脈)
◎メコン川のタイ語名は「マエナンコン(Mae Nam Khong)」。
むんぎき
【ムンギキ】
◇[キクユ語]Mungiki(多数)
○ケニアの非合法組織。
主体はキクユ族(Kikuyu)。
参照⇒きくゆぞく(キクユ族),まうまう(マウマウ)
◎1980(昭和55)発足。
★むんく
【ムンク】
◇Edvard Munch(エドバルト・ムンク)
○[人]ノルウェーの画家(1863〜1944)。
代表作は『叫び』。
むんくさるじく
【ムンクサルジク】
◇Munk Sardyk
○[地]ロシア連邦とモンゴル共和国にまたがる、サヤン山脈
(Sayanskiy Khrebet)の高峰。標高3,491メートル。
むーんすとーん
【ムーンストーン】
◇[英]moonstone
○[鉱]長石の一種。半透明乳白色で青みを帯びた閃光を放つ貴
石(準宝石)。
「月長石(ゲッチョウセキ)」とも呼ぶ。
◎六月の誕生石。
むんたわいぐんとう《むんたわいぐんたう》
【ムンタワイ群島】
◇[英]Mentawai Archipelago
○[地]⇒むんたわいしょとう(ムンタワイ諸島)
むんたわいしょとう《むんたわいしよたう》
【ムンタワイ諸島】
◇[英]Mentawai Islands
○[地]東南アジア、スマトラ島(Pulau Sumatra)西岸沖の列島。
「ムンタワイ群島(Mentawai Archipelago)」とも呼ぶ。
むんてにあ
【ムンテニア】
◇Muntenia
○ルーマニア南東部の大ワラキアの別称。
⇒わらきあ(ワラキア)
むんと
【ムント】
◇[独]Mund、[英]mouth
○(ドイツ語で)人間の口(クチ)。
◎動物の口は「マオル(Maul)」。
むんど
【ムンド】
◇[西]munde
○(スペイン語で)世界。
[2]むんどぅ
【ムンドゥ】
◇Moundou
○アフリカ中北部、チャド共和国南西部のロゴヌ・オクシダン
タル州(Region de Logone Occidental)の州都。
北緯8.55°、東経16.09°の地。
〈人口〉
1993(平成 5) 9万9,500人。
2003(平成15)12万7,500人。
むんばい
【ムンバイ】
◇Mumbai
○インド西部、マハラシュトラ州(Maharashtra State)の州都。
北緯18.96°、東経72.82°の地。
アラビア海に面する港湾都市。
マニバワン・ガンジー博物館(Mani Bhavan Gandhi Museum)
がある。
旧称は「ボンベイ(孟買)(Bombay)」。
〈人口〉
1971(昭和46) 597万人。
1981(昭和56) 824万3,000人。
1991(平成 3) 992万5,900人。
2001(平成13)1,191万4,400人。
2002(平成14)1,214万7,100人。
◎1996(平成 8)グレーター・ボンペイ県(Greater Bombay Dis-
trict)、グレーター・ムンバイ県(Greater Mumbai District)
と改称。
グレーター・ムンバイ県、ムンバイ市(Mumbai City)とムン
バイサバーバン県(Mumbai Suburban District)に分割。
◎2006. 7.11(平成18)鉄道施設連続爆破テロが発生。
2008.11.26(平成20)市内で同時テロが発生し、100人以上が
死亡。29日に鎮圧され、少なくとも死者172人・負傷者約300人
に達する。
むんぷす
【ムンプス】
◇[独]Mumps
○[病](ドイツ語で)耳下腺炎(ジカセンエン)。
⇒じかせんえん(耳下腺炎)
むーんふらわー
【ムーンフラワー】
◇[英]moonflower
○[植](英語で)ヨルガオ(夜顔)。
⇒よるがお(ヨルガオ,夜顔)
むーんらいと
【ムーンライト】
◇[英]moonlight
○(1)月光・月明かり・月影(ツキカゲ)。
○(2)(夜間の)内職・アルバイト。
○(3)[空]日本航空の深夜割引便。
◎1960. 6.22(昭和35)東京〜福岡間で就航。
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