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百 科 辞 書 《もん》 編集:獨 澄旻
-------- もん --------------------------------------------------
もん
【モン】
◇Mon
○(1)(the Mons)⇒もんぞく(モン族)
○(2)(Yin Mon)⇒もんしゅう(モン州)
★もん
【文】
○(1)[歴]古代から江戸幕末までの貨幣単位。
一貫(カン)の千分の一。
「せん(銭,錢)」とも呼ぶ。
○(2)[古]足袋(タビ)・靴の大きさの単位。
★もん
【門】
◇[英](動物)phylum/(植物)division
○[生]生物分類上の一階級。
界(kingdom)の下位、綱(class)の上位。
必要に応じて界・亜界(subkingdom)との間に上門(super-
phylum)、綱との間に亜門(subphylum)・上綱(superclass)がお
かれる。
参照⇒ぶんるい(分類)()
もんかい
【モンカイ】
◇Mong Cai
○ベトナム東北部、クアンニン省(Tinh Quang Ninh)北東端の
町。トンキン湾に面し、紅河(ソンコイ)河口を隔てて中国の広
西チワン族自治区の東興市(トウシンシ)と隣接。
外国人も越境可能。
「アンクアン(An Quang)」とも呼ぶ。
もんかしょう《もんくわしやう》
【文科省】
○[俗]文部科学省の略称。
⇒もんぶかがくしょう(文部科学省)
★もんがらかわはぎ《もんがらかははぎ》
【モンガラカワハギ】
【紋殻皮剥】
◇[学]Balistoides conspicillum
○[魚]フグ目(Tetraodontiformes)モンガラカワハギ科(Balist-
idae)モンガラカワハギ属(Balistoides)の海魚。
★[1]もんきー
【モンキー】
◇[英]monkey、[中]hou(猴)
○(1)[哺](英語で)サル(猿)。小型で尾のあるもの。
◎尾のないサル(類人猿)は「エイプ(ape)」。
○()[機]⇒もんきーすぱな(モンキー・スパナ)
[2]もんきー
【モンキー】
◇[登録商標]Monkey
○[交]ホンダ社製の50ccレジャー・バイク。
参照⇒[2]ごりら(ゴリラ)
もんきーすぱな
【モンキー・スパナ】
◇[英]monkey spanner
○[機]ボルトやナットをねじ回す工具の一種。
顎部(jaw)の口幅をネジで自由に調整できる構造のスパナで、
ボルトやナットの大きさに合せて使用する。
単に「モンキー」とも、「モンキー・レンチ(monkey wrench)」,
「自在スパナ」とも呼ぶ。
もんきふらわー
【モンキーフラワー】
◇[英]monkey flower、[学]Mimulus
○(1)[植]⇒みむらす(ミムラス)
○(2)[植]⇒においみぞほおずき(ニオイミゾホオズキ,匂溝酸
漿)
○(3)[植]⇒あめりかみぞほおずき(アメリカミゾホオズキ,ア
メリカ溝酸漿)
もんきりがた
【紋切り型】
【紋切型】
【紋切り形】
○(1)([英]template)紋を切り抜くための型。
参照⇒かたいた(型板,形板)
○(2)(転じて)([英]stereotype)物事の形式が型にはまってい
て、変化が乏しく新鮮味がないこと。また、その決まりきった
やり方。
参照⇒すてろたいぷ(ステロタイプ)(2)
もんきーれんち
【モンキー・レンチ】
◇[英]monkey wrench
○[機]⇒もんきーすぱな(モンキー・スパナ)
もんく
【モンク】
◇[英]monk
○(1)[宗]カトリック教会の修道士。
◎修道女は「ナン(nun)」。
托鉢(タクハツ)修道士(friar):⇒ふらいあ(フライア)
○(2)(一般に)僧。
もんぐぉるご
【モングォル語】
◇[英]Monguor language
○[言]中国西部の甘粛省(カンシュクショウ)西部から青海省(セイカイショウ)
で話されているモンゴル語の一方言。
参照⇒もんごるご(モンゴル語)
もんげ
【モンゲ】
◇[朝]meongge
○[生](朝鮮・韓国語で)ホヤ(海鞘)。
⇒ほや(ホヤ,海鞘)
もんけかん
【モンケ・カン】
【モンケ汗】
【蒙哥汗】
◇Mongke Khan
○[人]⇒まんぐはん(マング・ハン,マング汗,蒙哥汗)
もんげかん
【モンゲ・カン】
【モンゲ汗】
【蒙哥汗】
◇Mongke Khan
○[人]⇒まんぐはん(マング・ハン,マング汗,蒙哥汗)
もんけはん
【モンケ・ハン】
【モンケ汗】
【蒙哥汗】
◇Mongke Khan
○[人]⇒まんぐはん(マング・ハン,マング汗,蒙哥汗)
もんげはん
【モンゲ・ハン】
【モンゲ汗】
【蒙哥汗】
◇Mongke Khan
○[人]⇒まんぐはん(マング・ハン,マング汗,蒙哥汗)
もんこう《もんかう》
【聞香】
○⇒ききこう(聞き香,聞香)
もんこうはい《もんかうはい》
【聞香盃】
◇[中]wenxiangbei
○[食]茶の香りを楽しむ喫茶(キッサ)法。または、その茶器。
急須(キュウス)に湯を入れて温めてから湯を捨てる。次に、急須
に茶葉を入れ、軽く湯を注(ソソ)いで直ぐに湯を捨てる。再び急
須に湯をたっぷり注いで約1分間蒸らす。
その間に茶盃にも湯を入れて温め、次に聞香盃に急須から茶
を注ぐ。茶盃の湯を捨て、聞香盃に重ねてひっくり返す。
聞香盃に残った香りを楽しんで、茶盃の茶を飲む。
「ぶんこうはい(聞香盃)」,「もうこうはい(聞香盃)」とも呼ぶ。
[1]もんごめりー
【モンゴメリー】
◇Montgomery
○(1)アメリカ合衆国南東部、アラバマ州(Alabama State)の州
都。
北緯32.35°、西経86.28°の地。
「モントゴメリー」とも呼ぶ。
〈人口〉
1970(昭和45)13万3,386人。
1990(平成 2)19万0,800人。
2000(平成12)20万1,600人。
2002(平成14)20万3,100人。
○(2)(Montgomery County)⇒もんごめりーぐん(モンゴメリー
郡)
[2]もんごめりー
【モンゴメリー】
◇Lucy Maud Montgomery
○[人]カナダの小説家(1874.11.30〜1942. 4.24)。
作品は『赤毛のアン(Anne of Green Gables)』など。
「モントゴメリー」とも呼ぶ。
[3]もんごめりー
【モンゴメリー】
◇Bernard Law Montgomery
○[人]イギリスの軍人(1887〜1976)。
⇒[3]もんとごめりー(モントゴメリー)
もんごめりーぐん
【モンゴメリー郡】
◇[英]Montgomery County
○(1)アメリカ合衆国北東部、メリーランド州(Maryland State)
中西部の郡。北西部をフレデリック郡(Frederick County)、南
東部をプリンスジョージズ郡(Prince George's County)に接し、
南部・西部をバージニア州に隣接。
郡都はロックビル(Rockville)。
「モントゴメリー郡」とも呼ぶ。
○(2)アメリカ合衆国東部、バージニア州(Virginia Common-
wealth)中南西部の郡。
郡都はクリスチャンスバーグ(Christiansburg)。
「モントゴメリー郡」とも呼ぶ。
〈人口〉
1980(昭和55)6万3,523人。
1990(平成 2)7万3,913人。
2000(平成12)8万3,629人。
2005(平成17)8万4,303人。
○(3)アメリカ合衆国東部、オハイオ州(Ohio State)南西部の
郡。
郡都はデートン(Dayton)。
〈人口〉
1980(昭和55)56万8,353人。
1990(平成 2)57万3,809人。
2000(平成12)55万9,062人。
2005(平成17)54万7,435人。
もんごりあ
【モンゴリア】
◇[英]Mongolia
○⇒もうこ(蒙古)
もんごりずむ
【モンゴリズム】
◇[英]Mongolism
○[病]ダウン症候群の旧称。
⇒だうんしょうこうぐん(ダウン症候群)
もんごりすむす
【モンゴリスムス】
◇[独]Mongolismus
○[病]ダウン症候群の旧称。
⇒だうんしょうこうぐん(ダウン症候群)
もんごる
【モンゴル】
◇[蒙]Mongol Uls(勇敢で鼻息の荒い人)、[中]Menggu(蒙古)
○(1)アジア北東部、モンゴル高原北部の共和国。ロシアの東
シベリアと中国にはさまれている。
首都はウランバートル(Ulan Bator)。
公用語はモンゴル語、通貨はトグリク。
住民はハルハ部のモンゴル人が主体で、ラマ教徒。
牧畜が主で羊毛・皮革などを産するが、急速に工業化が進ん
でいる。
旧称は「モンゴル人民共和国(Mongolian People's Republic)」,
「蒙古人民共和国」、また古くは「外(ソト)モンゴル([英]Outer Mon-
golia)」と呼ばれた。
〈面積〉
156万4,160平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)153万人。
1979(昭和54)159万5,000人。
1980(昭和55)166万人。
1984(昭和59)182万人。
1995(平成 7)249万4,000人。
2000(平成12)237万3,500人。
2004(平成16)255万8,700人。
〈歴代大統領〉
初代:P.オチルバト(Punsalmaagiyn Ochirbat)(1942〜):
1990. 9. 3〜1997. 6.20。
ナツァギーン・バカバンディ(Natsagiyn Bagabandi)(1950〜)
:1997. 6.20〜2005. 6.24。
ナンバリン・エンフバヤル(Nambaryn Enkhbayar)(1958〜):
2005. 6.24〜。
〈歴代首相〉
チョイバルサン(Khorloin Choibalsan)(1895〜1952):1938
〜1952. 5.28。
ソドノム(Dumaagiyn Sodnom)(1933〜):1984.12.12〜1990.
3.21。
ビャンバスレン(Dashiyn Byambasuren)(1942〜):1990. 9.
11〜1992. 7.21。
ジャスライ(Puntsagiyn Jasray)(1933〜):1992. 7.21〜
1996. 7.19。
メンダサイハン・エンフサイハン(Mendsaikhan Enkhsaikhan)
(1955〜):1996. 7.19〜1998. 4.23。
ツァヒャーギーン・エルベグドルジ(Tsakhiagiyn Elbegdorj)
(1963〜):1998. 4.23〜1998.12. 9。
ナンバリン・エンフバヤル(前出):2000. 7.26〜2004. 8.13。
ツァヒャーギーン・エルベグドルジ(前出):2004. 8.20〜
2006. 1.25。
◎18県:[モンゴル語]* Aimag(Aymag)(アイマク)、[英]* Prov-
ince。
◎長く中国の清朝の支配下にあったが、1911年中国の辛亥革命
に乗じて外モンゴル(外蒙古<ソトモウコ>)の王侯が12.29活仏ボグド
・ゲゲン(Bogdo Gegen)を元首として独立を宣言、ロシアの支
援を受ける。
1915(大正 4)中華民国・ロシア・モンゴルの3国によるキャ
フタ協定(Kiakhta Agreement)が締結され、外モンゴルの自治
権が確定。
1917(大正 6)ロシア革命後、1919(大正 8)中国軍閥の支配下
に入る。
1921(大正10)ロシア帝政派の自衛軍に占領されるが、ソ連赤
軍の援助でチョイバルサン(喬巴山)らのモンゴル人民革命党が
同年7月11日モンゴル人民革命政府を樹立(モンゴル革命)。庫
倫(クーロン)をウラン・バートル・ホト(赤い勇者の都)と改称し、
ソ連の指導によってソビエト化を進め、集団経営による農牧業
が発展。
ボクドの死後、1924.11.26(大正13)共和制を施行し人民共和
国を成立。ラマ僧や封建諸侯の権力を排除しつつ社会主義化を
進める。
1939. 5.(昭和14)ノモンハン事件。
1946. 2.(昭和21)中華民国も外蒙古の独立を正式に承認した。
1960(昭和35)社会主義憲法、公布。
1961(昭和36)国連に加盟。
1972(昭和47)日本と外交関係、樹立。
1990. 9.(平成 2)大統領制に移行。
1992. 2.12(平成 4)モンゴル国と改称。
○(2)⇒もうこ(蒙古)
もんごるあるたいさんみゃく
【モンゴル・アルタイ山脈】
◇[モンゴル語]Mongol-Altayn Nuruu、[英]Mongolian Altai
Mountains
○[地]モンゴル南西部と中国との国境を成す山脈。全長約900
キロメートル。
アルタイ山地(Altayn Nuruu)の東部で、さらに東方はゴビ・
アルタイ山脈(Govi-Altayn Nuruu)に連なる。
もんごるかくめい
【モンゴル革命】
○[歴]1921. 7.11(大正10)モンゴル人民革命党がモンゴル人民
革命政府を樹立。
参考⇒もんごる(モンゴル)(1),なーだむさい(ナーダム祭)
もんごるご
【モンゴル語】
◇[英]Mongolian language
○[言]モンゴル人が使う言葉。アルタイ語族(Altaic family)
に属する。モンゴル高原を中心とした中央アジアに分布。東は
中国東北地方からボルガ川に、北はバイカル湖からアフガニス
タンへの広大な地域にわたり、多くの方言に分かれている。
狭義のモンゴル語(モンゴル人民共和国の公用語であるハル
ハ方言<Khalkha dialect>)の他、ブリヤート語(Buryat dia-
lect)・オイラート語(Oirat dialect)などから成る。
1921(大正10)のモンゴル革命以後、言語変革によってソ連領
ブリヤートやモンゴル人民共和国では、従来のウイグル式モン
ゴル文字と文語を廃止してロシア文字を使用している。
「蒙古語(モウコゴ)」とも呼ぶ。
参照⇒もんぐぉるご(モングォル語),もごーるご(モゴール語)
もんごるこうげん《もんごるかうげん》
【モンゴル高原】
◇[英]the Mongolian Plateau
○[地]アジア北東部を占める高原。ほぼモンゴリア(Mongolia)
と重なる。
★もんごるさくせん
【モンゴル作戦】
◇[英]Project Mongol
○[歴]アメリカの諜報機関CIA(中央情報局)が1970年代に、
オランダの偽政党を通じて行った中国共産党に対する諜報活動。
オランダの諜報機関が過激派対策として国内の毛沢東主義の
活動を把握するため、1969(昭和44)毛沢東主義を掲げてオラン
ダ・マルクス・レーニン主義者党(Marxist-Leninist Party of
the Netherlands)(MLPN)を結成。諜報員ピーター・ブーベ
(Pieter Boeve)がクリス・ピーターセン(Chris Petersen)の偽
名で書記長に就任。親ソ連派のオランダ共産党に対し欺(アザム)
かれた左翼・極左学生らは、「おとり」とは知らずにこの政党を
支持。
1972. 2.(昭和47)ニクソン大統領の電撃訪中の直前、CIA
がオランダ当局に協力を求め、中国の本音を調査。
中国と親しかったアルバニアやカンボジアの親善団体を装っ
たオランダ・アルバニア財団やオランダ・カンボジア財団をも
結成。
1974(昭和49)ブーベは中国に招待され、毛沢東や周恩来とも
面会。
1980年代、自然消滅。
◎2004(平成16)元諜報機関幹部フリッツ・フクストラ(Frits
Hoekstra)が暴露本を出版。
もんごるしかんこく
【モンゴル四汗国】
◇[英]the Four Khanates
○[歴]⇒もんごるしはんこく(モンゴル四汗国)
もんごるしはんこく
【モンゴル四汗国】
◇[英]the Four Khanates
○[歴]ジンギス汗の4子の子孫が封ぜられたモンゴル本国(元
朝)以外のオゴタイ・チャガタイ・キプチャク・イルの四汗国。
単に「四汗国(シハンコク,シカンコク)」とも呼ぶ。
◎<1>キプチャク汗国(Kipchak Khanate):1243〜1502。
始祖バツ(Batu)(抜都)、都サライ(Sarai)。
<2>チャガタイ汗国(Chaghatai Khanate):1227〜1389。
始祖チャガタイ(Chaghatai)、都アルマリク(Almalik)。
<3>オゴタイ汗国(Ogodei Ulus):1224〜1310。
始祖オゴタイ(Ogodei)、都エミール。
<4>イル汗国:1258〜1411。
始祖フラグ(Hulagu)、都タブリース(Tabriz)。
◎元朝:1271〜1368。
もんごるじんしゅ
【モンゴル人種】
○⇒もんごろいど(モンゴロイド)
もんごるじんみんきょうわこく
【モンゴル人民共和国】
◇[英]Mongolian People's Republic
○[古]⇒もんごる(モンゴル)(1)
もんごるずもう《もんごるずまふ/もんごるずまひ》
【モンゴル相撲】
◇[英]Mongolian wrestling、[モンゴル語]bukh
○[運]⇒ぶふ(ブフ)
★もんごるぞく
【モンゴル族】
◇[英]Mongol/Mongolian
○遊牧民族。
参照⇒さもえど(サモエド)
★もんごるていこく
【モンゴル帝国】
◇[英]the Mongol Empire/the Mongolian Empire
○[歴]ジンギス汗が13世紀初めに建設し、その子孫がアジアの
大半とヨーロッパの一部に拡大させたモンゴル族を支配者とす
る大帝国。
ジンギス汗はモンゴル高原・内陸アジアを統一、二代皇帝の
オゴタイ汗やバトゥ・フラグ・フビライらが支配を拡大。モン
ゴルの本家(元朝)とキプチャク・チャガタイ・オゴタイ・イル
の四汗国に発展し、中国東北地方から南ロシアにわたる領域を
支配。
フビライは中国に元朝を建て、四汗国はそれぞれ独立、帝国
は分裂した。
「蒙古(モウコ)帝国」とも呼ぶ。
参照⇒もんごるしはんこく(モンゴル四汗国)
◎軍馬の走り方:参照⇒あんぶる(アンブル)
もんごるのうま
【モンゴルノウマ】
【モンゴル野馬】
◇[学]Meriones unguiculatus、[英]Mongolian wild horse
○[哺]⇒もうこのうま(モウコノウマ,蒙古野馬)
もんごろいど
【モンゴロイド】
◇[英]Mongoloid
○コーカソイド(白色)・ネグロイド(黒色)と並ぶ人種の三大区
分の一つ。
黄色または黄褐色の皮膚と、黒または黒褐色の直毛状の頭髪
とを主な特徴として分類され、瞼(マブタ)の皮下脂肪の厚いこと、
蒙古襞(モウコヒダ)、乳児に蒙古斑(モウコハン)の頻度がきわめて高い
ことなども特徴。
日本人・朝鮮人・中国人を含むアジア・モンゴロイドのほか、
広義にはインドネシア・マレー人、ポリネシア人、アメリカ・
インディアン(インディオ)も含まれる。
「モンゴル人種」,「黄色(オウショク,コウショク)人種(yellow race)」と
も呼ぶ。
◎イエローペリル(yellow peril):⇒こうか(黄禍)
もんさんみしぇる
【モンサンミシェル】
【モン・サン・ミシェル】
◇[フ]le Mont-Saint-Michel/le Mont-St-Michel
○[地]フランス北西部、バス・ノルマンディー地域圏(Region
Basse-Normandie)西部のマンシュ県(Departement Manche)南西
部、英仏海峡に面するサンマロ湾(Golfe de Saint-Malo)の南
部にある支湾モンサンミシェル湾(Baie du Mont-Saint-Michel)
の奥にある小島。
世界文化遺産のモンサンミシェル修道院(Abbaye du Mont-
Saint-Michel)がある。
「モンサンミッシェル」とも呼ぶ。
◎もとは潮汐の干満により、地続きになったり海中に孤立した
りしていたが、1879(明治12)海岸と結ぶ道路が建設。その後、
クエノン川(Riviere Couesnon)の土砂が大量に堆積したため、
橋に変える計画がある。
もんさんみしぇるしゅうどういん《もんさんみしえるしうだうゐん》
【モンサンミシェル修道院】
【モン・サン・ミシェル修道院】
◇[フ]Abbaye du Mont-Saint-Michel、[英]Abbey of Mont-
Saint-Michel
○フランス北西部の小島モンサンミシェルにあるベネディクト
派の修道院。
708年ころ、小礼拝堂が建てられる。
13世紀にフランス初期ゴシックを代表する壮麗な教会が建て
られる。
14〜15世紀の百年戦争では城として、16世紀以降は牢獄とし
て用いられた。
世界文化遺産に指定され、観光名所として知られる。
「モンサンミッシェル修道院」とも呼ぶ。
もんさんみっしぇる
【モンサンミッシェル】
【モン・サン・ミッシェル】
◇[フ]le Mont-Saint-Michel/le Mont-St-Michel
○[地]⇒もんさんみしぇる(モンサンミシェル,モン・サン・ミ
シェル)
もんさんみっしぇるしゅうどういん《もんさんみつしえるしうだうゐん》
【モンサンミッシェル修道院】
【モン・サン・ミッシェル修道院】
◇[フ]Abbaye du Mont-Saint-Michel、[英]Abbey of Mont-
Saint-Michel
○⇒もんさんみしぇるしゅうどういん(モンサンミシェル修道
院,モン・サン・ミシェル修道院)
もんし
【門歯】
○[哺]哺乳類の歯のうち、物を噛(カ)み取る最前部の歯。
人類では上下4枚、計8枚ある。
「前歯(マエバ)」,「切歯(セッシ)」とも呼ぶ。
もんし
【悶死】
○悶(モダ)え苦しんで死ぬこと。
もんじ《もんぢ》
【聞持】
○[仏]見聞覚知したことを覚えて忘れないこと。
◎求聞持法(グモンジホウ)
もんしゅ
【門首】
◇[中]menshou
○門口(カドグチ)・門前。
もんじゅ
【もんじゅ】
○[原]福井県敦賀市にある、核燃料サイクル開発機構の高速増
殖原型炉。
出力28万キロワット。
実験炉「常陽(ジョウヨウ)」の次の研究段階として建設された高速
増殖原型炉(FBR)。冷却剤に液化ナトリウムを使用する。
参考⇒こうそくぞうしょくろ(高速増殖炉),ぷるさーまる(プ
ルサーマル),ふげん(ふげん)
◎1994. 4. 5(平成 6)臨界に達成。
1995.12.(平成 7)冷却剤のナトリウム3トンが漏れ、火災事
故が発生。以後、運転停止。INES(国際原子力事故評価尺
度)1。
2003. 1.27(平成15)名古屋高等裁判所金沢支部(川崎和夫裁
判長)、周辺住民らの原子炉設置許可処分の無効確認ほ求めた
行政訴訟で、無効と判決。
2003. 4.15(平成15)核燃料サイクル開発機構、フランスから
海上輸送した「もんじゅ」用のプルトニウムの一部を常陽に転用
することを決定。
2007. 8.28(平成19)改造工事中、ナトリウム漏れを知らせる
検出器が誤作動。
2008(平成20)排気ダクト腐食。
2010. 5. 6(平成22)運転再開、6回の放射能漏れ検出器の誤
作動を無視して8日に臨界に到達。誤作動の報告は7日昼に公
表。8日、液体ナトリウムが入った予備系統の分岐配管の温度
が上昇し上限値(250度)を越えて警報が鳴り、ヒーターを手動
で制御して温度を下げ、15分後に適正温度(220〜230度)となる。
また作業員の未熟による制御棒の作業ミスが発生。作業手順書
とそのシミュレータにない操作が必要だった。
2010. 5.14(平成22)1次系の酸素濃度計が停止。
2010. 5.17(平成22)放射線管理室の排気モニターが流量異常
で停止。
2010.10.13(平成22)原子炉容器内にある、燃料交換時に燃料
を仮置きする中継装置(東芝製)が抜けずに落下・変形。
もんじゅ
【文殊】
○(1)[仏]⇒もんじゅぼさつ(文殊菩薩)
◎三人寄れば文殊の知恵:みんなで話し合えば、すばらしい考
えがうかぶ。
◎「文珠」は誤り。
○(2)岐阜県本巣郡(モトスグン)本巣町(モトスチョウ)の地名。
もんしゅう《もんしう》
【モン州】
◇[ビルマ語]Yin Mon、[英]Mon State
○ミャンマー南部の州。西部をアンダマン海(Andaman Sea)の
マルタバン湾(Gulf of Martaban)に面する。
州都はモーラミャイン(Mawlamyine)。
〈面積〉
1万1,831平方キロメートル。
〈人口〉
1983(昭和58)168万2,041人。
◎1974. 1. 4(昭和49)タニンタリー管区(Taninthayi Division)
を分離。
もんじゅえき
【文珠駅】
○[古]北海道歌志内市(ウタシナイシ)文珠にあった、国鉄函館本線の
歌志内支線の駅。
焼山(ヤケヤマ)駅(砂川市)と西歌駅の間。
もんじゅがい《もんじゆがひ》
【モンジュガイ】
【モンジュ貝】
【文殊貝】
○[貝]⇒うちむらさきがい(ウチムラサキガイ,ウチムラサキ貝,
内紫貝)
もんじゅしり
【文殊師利】
◇[梵]Manjusri(マンジュシュリー)
○[仏]文殊菩薩の名前、原語「マンジュシュリー」の音写(オンシャ)。
⇒もんじゅぼさつ(文殊菩薩)
もんじゅはちだいどうじ
【文殊八大童子】
○[仏]文殊菩薩の使者および眷属(ケンゾク)である八人の童子。
計設尼(ケシニ)・烏波(ウバ)計設尼・地慧幢(ジエドウ)・不思議慧
(フシギエ)・請召(ショウジョウ)・救護慧(クゴエ)・光網(コウモウ)・無垢光
(ムクコウ)の総称。
「八大童子」とも呼ぶ。
参照⇒はちだいどうじ(八大童子)
もんじゅぼさつ
【文殊菩薩】
◇[梵]Manjusri、「文殊師利」と音写(オンシャ)し、妙徳(ミョウトク)・
妙吉祥(ミョウキチジョウ)とも訳す。
○[仏]仏の般若(ハンニャ)(智慧)をつかさどる菩薩。特に『般若経』
では仏以上に重視される。
釈迦如来(シャカニョライ)の左の脇侍(ワキジ)で、右の普賢(フゲン)菩
薩とともに釈迦三尊を形成する。
菩薩の中で一番上席といわれる。
右手に知剣を、左手に青蓮華(ショウレンゲ)を持ち、獅子に乗っ
て仏の左側に侍(ジ)す。
中国では五台山(ゴダイサン)を、日本では葛城山(カツラギサン)をそ
の霊地として尊信される。
「文殊会(エ)」は毎年7月8日で、文殊菩薩を供養する法要が
営まれる。
「もんじゅ(文殊)」,「文殊師利(シリ)」,「妙吉祥」とも呼ぶ。
次に法王(仏)の位につくの意味から「法王子」とも呼ぶ。
◎中国東北部の旧称「満州(Manzhou)」の名も「文殊(Wenshu)」に
因(チナ)むといわれる。
◎「文珠」は誤り。
★もんしょう《もんしやう》
【紋章】
○
◎頂部:クレスト(crest)。
左側:デクスター(dexter)。
右側:シニスター(sinister)。
楯紋章(crest)。
単紋(bearing)。
もんじょうはかせ《もんじやうはかせ,もんざうはかせ》
【文章博士】
○[歴]律令制の大学(大学寮)で詩文と歴史(文章道<モンジョウドウ>)
を教授した教官。
従五位下相当の官。
もんす
【モンス】
◇[フ]Mons
○ベルギー西部、エノー州(Province de Hainaut)中南部にあ
る州都。
北緯50.45°、東経3.93°の地。
オランダ語で「ベルヘン(Bergen)」とも呼ぶ。
参照⇒すぴえんぬ(スピエンヌ)
〈人口〉
2002(平成14)9万1,000人。
2004(平成16)9万1,500人。
★もんすずめばち
【モンスズメバチ】
【紋雀蜂】
◇[学]Vespa crabro
○[虫]ハチ目(膜翅目)(Hymenoptera)スズメバチ科(Vespidae)
スズメバチ属(Vespa)のハチ。
[1]もんすたー
【モンスター】
◇[英]monster
○(1)(想像上の)怪物・化け物・妖怪(ヨウカイ)。
◎フランス語では「モンスター(monstre)」。
ドイツ語では「モンストルム(Monstrum)」。
イタリア語では「モストロ(mostro)」。
スペイン語では「モンストルオ(monstruo)」。
ポーランド語では「モンストルム(Monstrum)」,「オブルダ(ob-
luda)」。
スロバキア語では「オブルダ(obluda)」。
チェコ語では「オブルダ(obluda)」。
トルコ語では「ジャナバル(canavar)」,「ウジュベ(Ucube)」。
中国語では「怪物(guaiwu)」。
○(2)(転じて)奇形の動植物・人。巨大なもの。
◎モンスター・タンカー(monster tanker)。
○(3)極悪非道な人。
[2]もんすたー
【モンスター】
◇[フ]monstre、[英]monster
○⇒[1]もんすたー(モンスター)
[3]もんすたー
【モンスター】
○[楽]阿久悠(アク・ユウ)作詞、都倉俊一(トクラ・シュンイチ)作曲の歌謡曲。
歌はピンクレディー。
◎1978. 6.(昭和53)レコード発売。
もんすてら
【モンステラ】
◇[学]Monstera
○(1)[植]オモダカ目(Alismatales)サトイモ科(Araceae)の一
属名。
熱帯アメリカ・西インド諸島の原産。約30種。
和名は「ホウライショウ属」。
○(2)[植]([学]Monstera deliciosa)(1)の一つ。ツル性(蔓性)
常緑観葉植物。
メキシコ原産。
茎は長い気根を多数出す。
葉は大きく厚い革質で、円形または卵形。大きくなると葉脈
間に大きな穴があき、葉縁が深く羽裂する。
肉穂花序は黄白色の仏炎苞(ブツエンホウ)に包まれ、芳香のある
果実をつける。
葉を生け花に利用する。
「ホウライショウ(蓬莱蕉)」,「デンシンラン(電信蘭)」とも呼
ぶ。
もんすとるむ
【モンストルム】
◇[独]Monstrum、[英]monster
○⇒[1]もんすたー(モンスター)
もんすとろ
【モンストロ】
◇[伊]mostro、[英]monster
○⇒[1]もんすたー(モンスター)
もんすら
【モンスラ】
○[服]モンペに似た婦人用のスラックス。
ウェスト部分にゴムが入った伸縮自在の機能に、スラックス
のファッション性が加味されたもの。
◎東京の巣鴨地蔵通り商店街から高齢者にヒット。
★もんぜき
【門跡】
○皇族や貴族などが出家して住持している寺。また、その寺格。
◎宮門跡,摂家門跡,准門跡
◎ 899(昌泰 2)宇多天皇(ウダ・テンノウ)が出家して仁和寺(ニンナジ)
に入ったの始まる。
参照⇒にんなじ(仁和寺)
もんせらっととう《もんせらつとたう》
【モンセラット島】
◇[英]Montserrat Island
○[地]西インド諸島南東部、小アンチル列島(Lesser Antilles)
北部のリーワード諸島(Leeward Islands)にあるイギリス領の
島。
北緯16.75°、西経62.12°の地。
「モンセラト島」,「モンセラート島」,「モントセラット島」,「モ
ントセラト島」とも呼ぶ。
〈面積〉
124.1平方キロメートル。
〈人口〉
1982(昭和57)1万1,675人。
◎1995(平成 7)スフリエヒルズ火山(the Soufriere Hills Vol-
cano)が約4世紀ぶりに噴火活動を開始。
もんせらととう《もんせらとたう》
【モンセラト島】
◇[英]Montserrat Island
○[地]⇒もんせらっととう(モンセラット島)
もんせらーととう《もんせらとたう》
【モンセラート島】
◇[英]Montserrat Island
○[地]⇒もんせらっととう(モンセラット島)
もんぜんいせき《もんぜんゐせき》
【門前遺跡】
○[歴]長崎県佐世保市愛宕町(アタゴチョウ)にある、弥生時代の遺
跡。
◎2004. 2.24(平成16)長崎県教育委員会、約2,300年前の木棺
墓5基がほぼ完全な状態で発見されたと発表。
もんぜんなかちょう《もんぜんなかちやう》
【門前仲町】
◇[日]Monzennakacho
○(1)東京都江東区(コウトウク)の地名。
江東区一番の繁華街。
略称は「門仲(もんなか)」。
◎古称は永代島。旧称は「永代寺門前仲町」・「深川富岡門前仲
町」。
永代寺の門前町として発展。深川芸者の本拠地。
1878(明治11)成田不動尊の出張所として深川不動尊が開設。
かつて都電の停留場があった。
○(2)[交]⇒もんぜんなかちょうえき(門前仲町駅)
もんぜんなかちょうえき《もんぜんなかちやうえき》
【門前仲町駅】
○[交]東京都江東区門前仲町にある、東京地下鉄(東京メトロ)
東西線の駅。
茅場町(カヤバチョウ)駅と木場(キバ)駅の間。
もんぜんまち
【門前町】
◇[日]Monzen Machi
○石川県北部、鳳珠郡(ホウスグン)の町。
総持寺別院(総持寺祖院)がある。
参照⇒そうじじ(総持寺)(1)
◎2005. 3. 1(平成17)鳳至郡(フゲシグン)と珠洲郡(スズグン)が合
併し、鳳至郡から鳳珠郡に移籍。
もんぞく
【モン族】
◇[英]the Mons
○ミャンマー・タイ・ラオスの少数民族。アウストロアジア語
族に属するモン語を話し、南インド系の独自の文字を使用する。
中国のミャオ族(苗族)・ヤオ族(瑶族)と親近の民族。
ミャンマーでは「タライン族(the Talains)」とも呼ぶ。
参照⇒みゃおぞく(ミャオ族,苗族),やおぞく(ヤオ族,瑶族)
◎ビルマ族・タイ族がミャンマー・タイ・マレー半島に南下す
る以前、早くからインド文化の影響を受け、近縁のクメール人
とともにインドシナに多くの王国を形成していた。
中国の『旧唐書(クトウジョ)』などに記された堕羅鉢底国(墮和
羅国)は、7〜8世紀にタイに建国されたモン族の国家ドワラ
バティ(Dvaravati)。
9世紀、ビルマにペグー朝を建国。
参照⇒くめーるじん(クメール人)
◎ベトナム戦争当時、アメリカ軍を支援して参戦し、約20万人
の犠牲者を出した。またラオス内戦後、アメリカに協力してラ
オス愛国戦線(パテト・ラオ)と抗戦した右派モン族らを中心に
ラオス難民約30万人がタイに逃(ノガ)れ、そのうちアメリカへ
はモン族16万人が移住。
2004. 6.21(平成16)タイの難民キャンプ閉鎖にともない、約
1万5,000人がアメリカへ移住開始。
◎ミャンマーにはモン州(Yin Mon)がある。
もーんだーきょくしょうき《もーんだーきょくせうき》
【モーンダー極小期】
◇[英]Maunder minimum
○[天][気]⇒まうんだーきょくしょうき(マウンダー極小期)
もんたーじゅ
【モンタージュ】
◇[フ]montage(組み立て)
○(1)[映]複数の断片的なショット(映像)を編集で継ぎ合わせ、
その中に感情・意志・思想などの意味を作り出す構成技法。
◎ソ連の映画監督エイゼンシュテイン(Sergei Mikhailovich
Eizenshtein)がモンタージュ理論を提唱。
○(2)[写]複数のカット(写真)を組み合せ、一つの画面を合成
する構成技法。合成写真・フォトモンタージュ(photomontage)。
○(3)[写]特に、顔の合成写真。
目・眉(マユ)・鼻・口・耳・髪形・顔の輪郭などに分け、それ
ぞれを組み合せて似顔絵の写真を作り出すもの。
犯罪捜査で目撃者の証言から被疑者の顔写真を合成したり、
ある男女の顔から二人の間に生れる子供の顔や、整形後や老後
のの顔を予想するなどに利用する。
もんたな
【モンタナ】
◇[西]montana、[英]mountain
○(スペイン語で)山。
もんたなしゅう《もんたなしう》
【モンタナ州】
◇[英]Montana State
○アメリカ合衆国北西部の州。東部をノースダコタ州(North
Datoka State)、南部をワイオミング州(Wyoming State)に接し、
北部をカナダに隣接。
州都はヘレナ(Helena)。
もんたーにゃ
【モンターニャ】
◇[伊]montagna、[英]mountain
○(イタリア語で)山。
もんたにゃーる
【モンタニャール】
◇[フ]Montagnards
○[歴]⇒さんがくとう(山岳党)
もんたーにゅ
【モンターニュ】
◇[フ]montagne、[英]mountain
○(フランス語で)山。
もんたーにゅは
【モンターニュ派】
◇[フ]Montagnards
○[歴]⇒さんがくとう(山岳党)
★もんちゅうじょ
【問注所】
○[歴]
◎1184(元暦元.10.)源頼朝は公文所とともに問注所を設置。
もんつきしば
【モンツキシバ】
【紋付柴】
○[植]タラヨウ(多羅葉)の別称。
⇒たらよう(タラヨウ,多羅葉)(2)
もんてぃせろ
【モンティセロ】
◇Monticello
○(1)アメリカ合衆国東部、バージニア州(Virginia Common-
wealth)中北部のシャーロッツビル(Charlottesville)市の地
名。
「モンティチェロ」とも呼ぶ。
◎第3代大統領トーマス・ジェファーソン(Thomas Jefferson)
の邸宅(世界遺産)がある。
○(2)アメリカ合衆国南東部、ジョージア州(Georgia State)中
北部のジャスパー郡(Jasper County)中央部にある郡都。
「モンティチェロ」とも呼ぶ。
○(3)アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)北部
のジェファーソン郡(Jefferson County)北部にある郡都。
「モンティチェロ」とも呼ぶ。
もんてぃちぇろ
【モンティチェロ】
◇Monticello
○⇒もんてぃせろ(モンティセロ)
もんてヴぇるでぃ
【モンテヴェルディ】
◇Claudio Monteverdi(クラウディオ・モンテヴェルディ)
○[人]⇒もんてべるでぃ(モンテベルディ)
もんでお
【モンデオ】
◇[登録商標]MONDEO
○[交]フォード・モーター社製の高級セダン。
◎1993(平成 5)発売。
もんてかしーの
【モンテカシーノ】
◇[伊]Monte Cassino
○[地]ローマとナポリの中間にある丘陵。
「モンテカッシノ」とも呼ぶ。
もんてかっしーの
【モンテカッシーノ】
◇[伊]Monte Cassino
○[地]⇒もんてかしーの(モンテカシーノ)
もんてかるろ
【モンテカルロ】
◇[伊]Monte Carlo
○モナコ北東部の都市・保養地。カジノ(賭博場)や自動車レー
スで知られる。
もんてくりすとはく
【モンテクリスト伯】
◇[フ]Le Comte de Monte-Cristo、[英]The Count of Monte
Cristo
○[文]フランスのアレクサンドル・デュマ(Alexandre Dumas)
(大デュマ)の長編伝奇小説。全13巻。
無実の罪で投獄された青年船長エドモン・ダンテス(Edmond
Dantes)が脱獄に成功し、獄中で知った法師の巨万の財宝を手
に入れ、モンテクリスト伯と名を変えてパリ社交界に現れ、さ
まざまな手段で自分を陥れた敵に復讐するという話。
◎1844〜1845(天保15〜弘化 2)刊行。
1901〜1902(明治34〜明治35)黒岩涙香(ルイコウ)が英訳本から重
訳して『巌窟王』を刊行。
もんてすきゅー
【モンテスキュー】
【孟得士瓜】
【孟徳斯鳩】
◇Charles Louis de Secondat (Baron de) Montesquieu
○[人]フランスの政治思想家・法学者(1689〜1755)。
主著『法の精神(De l'esprit des lois)』で専制政治を批判
し三権分立を説いて、アメリカ憲法やフランス革命に大きな影
響を与える。
また法律制度の原理を社会科学的な方法によって実証的に研
究。
他の著書は1721(享保 6)『ペルシア人の手紙(Lettres per-
sanes)』・『ローマ人盛衰原因論』など。
もんてっそり
【モンテッソリ】
◇Maria Montessori(マリア・モンテッソリ)
○[人]イタリアの女性教育家・女医(1870〜1952)。
障害児教育を研究。幼児教育改革論を唱え、ローマに「児童
の家」を設立。児童の自発性・自主性と感覚練習教具利用・教
育環境整備を重視する「モンテッソリ法」による教育を指導。
★もんてーにゅ
【モンテーニュ】
◇Michel de Montaigne(ミシェル・モンテーニュ)
○[人]フランスの随筆家(1533〜1592)。
★もんてねぐろ
【モンテネグロ】
◇Montenegro(黒い山)
○バルカン(Balkan)半島西部の一共和国。北東部をセルビア、
南東部をアルバニア、北西部をボスニア・ヘルツェゴビナに隣
接し、南西部をアドリア海に面する。
首都はポドゴリツァ(Podgorica)。
参照⇒せるびあ(セルビア)
〈面積〉
1万3,812万平方キロメートル。
〈人口〉
1969(昭和44)53万5,000人。
1991(平成 3)61万6,000人。
2000(平成14)68万人。
2002(平成14)64万2,500人。
〈歴代大統領〉
M.ブラトビッチ(Momir Bulatovic)。
ミロ・ジュカノビッチ(Milo Djukanovic):1998. 1.15〜
2002.11.25。
フィリップ・ブヤノビッチ(Filip Vujanovic):2003. 5.10
当選。
〈歴代首相〉
フィリップ・ブヤノビッチ:〜2002. 4.19。
ミロ・ジュカノビッチ(前大統領)。
◎自治区:* Opstina、[英]* municipality。
◎1910(明治43)王国となる。
旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国を構成した六共和国の
一国。旧首都はチトーグラード(Titograd)。
2002. 3.14(平成14)連邦制から緩やかな連合国セルビア・モ
ンテネグロに改編。有効期間3年で、その後の離脱権(独立)も
EUにより保証された。
2006. 5.21(平成18)独立の是非を問う住民投票を実施。投票
率86.3%、独立賛成票が55.504%で、共和国独立が決定となっ
た。
2006. 6. 3(平成18)共和国議会、独立を宣言。
2006. 6.15(平成18)セルビア共和国政府、独立を承認。
もんてびあんこ
【モンテ・ビアンコ】
◇[伊]Monte Bianco
○[地]⇒もんぶらん(モンブラン,モン・ブラン)(1)
もんてびでお
【モンテビデオ】
◇Montevideo
○(1)(Departamento de Montevideo)⇒もんてびでおけん(モン
テビデオ県)
○(2)ウルグアイの首都、モンテビデオ県の県都。港湾都市。
〈人口〉
1975(昭和50)117万人。
1985(昭和60)125万1,000人。
もんてびでおけん
【モンテビデオ県】
◇[西]Departamento de Montevideo、[英]Montevideo Depert-
ment
○ウルグアイ南部の県。南部を大西洋に面する。
県都はモンテビデオ(首都)。
〈面積〉
530平方キロメートル。
〈人口〉
2004(平成16)132万5,968人。
もんてふぃつろい
【モンテ・フィツロイ】
◇Monte Fitzroy
○[地]チリとアルゼンチンの国境にある、アンデス山脈の高峰。
標高3,375メートル。
もんてべるでぃ
【モンテベルディ】
◇Claudio Monteverdi(クラウディオ・モンテベルディ)
○[人]イタリアの作曲家(1567〜1643)。
初期バロック時代に活躍し、歌劇や協奏曲形式の基礎を築く。
作品は歌劇『オルフェオ(オルフェウス)』・『ポッペアの戴
冠』など。
「モンテヴェルディ」とも呼ぶ。
もんてべろ
【モンテベロ】
◇Monte Bello
○[地]オーストラリアの北西、インド洋にある島。
◎イギリスの核実験場。
[1]もんてれー
【モンテレー】
◇Monterey
○(Monterey County)⇒もんてれいぐん(モンテレイ郡)
[2]もんてれー
【モンテレー】
◇Monterrey
○⇒[2]もんてれい(モンテレイ)
[1]もんてれい
【モンテレイ】
◇Monterey
○(1)(Monterey County)⇒もんてれいぐん(モンテレイ郡)
○(2)アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California
State)中西部のモンテレイ郡(Monterey County)北西部にある
都市。
[2]もんてれい
【モンテレイ】
◇Monterrey
○メキシコ中北部、ヌエボレオン州(estado de Nuevo Leon)の
州都・工業都市。
北緯25.67°、西経100.32°、標高約540メートルの地。
ブラボデルノルテ川(Rio Bravo del Norte)(リオグランデ川)
の対岸はアメリカ合衆国テキサス州ラレード(Laredo)。
「モンテレー」とも呼ぶ。
〈人口〉
1976(昭和51)109万人、173万人(都市域)。
1980(昭和55)108万4,000人。
1990(平成 2)106万9,000人。
1995(平成 7)108万8,000人。
2000(平成12)111万0,900人。
2004(平成16)114万2,900人。
◎1882(明治15)ラレードと鉄道連絡して発展。
2004. 1.(平成16)米州サミットを開催し、13日ヌエボレオン
宣言を採択。
参照⇒えふてぃーえーえー(FTAA)
もんてれいぐん
【モンテレイ郡】
◇[英]Monterey County
○アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California
State)中西部の郡。北東部をサンベニート郡(San Benito Coun-
ty)、南部をサンルイスオビスポ郡(San Luis Obispo County)、
北西端をサンタクルズ郡(Santa Cruz County)に接し、北西部
を太平洋のモンテレイ湾(Monterey Bay)に面する。
西部の海岸沿いにサンタルシア山地(Santa Lucia Range)が
走る。
郡都はサリナス(Salinas)。
「モンテレー郡」とも呼ぶ。
〈人口〉
1980(昭和55)28万3,086人。
1990(平成 2)35万5,660人。
2000(平成12)40万1,762人。
もんてろーざ
【モンテ・ローザ】
◇[伊]Monte Rosa(ばら色の山)、[フ]Mont Rose
○[地]アルプス山脈第2の高峰。標高4,634メートル。
スイス南部とイタリアとの国境にあり、主峰デュフールスピッ
ツェなど十数峰から成る。
フランス語名は「モン・ローズ」。
参照⇒もんぶらん(モンブラン,モン・ブラン)(1)
◎デュフールスピッツェ(Dufourspitze):4,634メートル。
グレンツギプフェル(Grenzgipfel):4,618メートル。
ノルトエント(Nordend):4,609メートル。
シグナルクッペ(Signalkuppe):4,555メートル。
リスカム(Liskamm):4,479メートル。
ザッテル(Sattel):4,359メートル。
カストール(Castol):4,223メートル。
ブライトホルン(Breithorn):4,164メートル。
ポリュックス(Pollux):4,092メートル。
もんてんるぱし
【モンテンルパ市】
◇[英]Montinlupa City
○フィリピンのルソン島、マニラ首都圏南東端の都市。北部を
タギッグ町(Taguig Municipality)に接し、東部をバイ湖(Lagu-
na de Bay)に面する。
◎第二次世界大戦後、ニュービリビット刑務所(the New Bili-
bid Prison)に日本人B・C級戦犯が収監された。
参照⇒ああもんてんるぱのよはふけて(ああモンテンルパの
夜は更けて)
[1]もんど
【モンド】
◇[フ]monde
○(フランス語で)世界。
[2]もんど
【モンド】
◇[伊]mondo
○(イタリア語で)世界。
★もんどうほう《もんだふはふ》
【問答法】
◇[希]dialektike
○[哲]ソクラテスの真理探求の弁証術。
自ら生むのでもなく、また相手に教えるのでもなく、対話に
よって相手が自分で真理を生み出す手助けをするという意味で、
母の職業に因(チナ)んで「産婆術([希]maieutike)(サンバジュツ)」と
も称した。
もんとかーむぐん
【モントカーム郡】
◇[英]Montcalm County
○アメリカ合衆国中北部、ミシガン州(Michigan State)中南部
の郡。
郡都はスタントン(Stanton)。
〈人口〉
1980(昭和55)4万7,532人。
1990(平成 2)5万3,059人。
2000(平成12)6万1,266人。
2005(平成17)6万3,893人。
もんとくれあ
【モントクレア】
◇Montclair
○(1)アメリカ合衆国北東部、ニュージャージー州(New Jersey
State)北東部のエセックス郡(Essex County)の町。
北緯40.82°、西経74.21°の地。
ニューヨーク市の西郊。
〈人口〉
2000(平成12)3万8,977人。
○(2)アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州(California
State)南部のサンバーナディノ郡(San Bernardino County)の
都市。
北緯34.07°、西経117.70°の地。
ロスアンゼルスの東郊で、住宅街。
〈人口〉
1990(平成 2)2万8,434人。
2000(平成12)3万3,894人。
[1]もんとごめりー
【モントゴメリー】
◇Montgomery
○⇒もんごめりー(モンゴメリー)
[2]もんとごめりー
【モントゴメリー】
◇Lucy Maud Montgomery
○[人]⇒[2]もんごめりー(モンゴメリー)
[3]もんとごめりー
【モントゴメリー】
◇Bernard Law Montgomery
○[人]イギリスの軍人(1887〜1976)。
第二次世界大戦中、北アフリカを指揮し、ロンメル(Erwin
Rommel)が指揮するドイツ・イタリア枢軸軍の戦車軍団と戦い、
1942.10.(昭和17)エル・アラメイン(El Alamein)で破る。その
軍功で元帥・子爵となる。
のち、ノルマンディー上陸作戦に参加しイギリス軍司令官と
してドイツに進撃。
戦後、西欧同盟軍最高司令官会議議長・NATO軍副最高司
令官。
「モンゴメリー」とも呼ぶ。
参照⇒ろんめる(ロンメル)
もんとごめりーぐん
【モントゴメリー郡】
◇[英]Montgomery County
○⇒もんごめりーぐん(モンゴメリー郡)
もんとせらっととう《もんとせらつとたう》
【モントセラット島】
◇[英]Montserrat Island
○[地]⇒もんせらっととう(モンセラット島)
もんとせらととう《もんとせらとたう》
【モントセラト島】
◇[英]Montserrat Island
○[地]⇒もんせらっととう(モンセラット島)
もんとーばん
【モントーバン】
◇Montauban
○フランス南部、ミディ・ピレネー地域圏(Region Midi-Pyre-
nees)中西部にあるタルンエガロンヌ県(Tarn-et-Garonne De-
partment)中央部の県都。
北緯44.02°、東経1.35°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)5万1,224人。
1999(平成11)5万4,421人。
もんとぴりあ
【モントピリア】
◇Montpelier
○アメリカ合衆国北東部、バーモント州(Vermont State)の州
都。
「モントピーリア」とも呼ぶ。
もんとぴーりあ
【モントピーリア】
◇Montpelier
○⇒もんとぴりあ(モントピリア)
もんどりあん
【モンドリアン】
◇Piet Mondrian
○[人]オランダの画家(1872. 3. 7〜1944. 2. 1)。
もんとりおーる
【モントリオール】
◇Montreal
○カナダ南東部、ケベック州(Quebec Province)南部にある同
国の最大都市。
〈人口〉
1974(昭和49)121万人。
1981(昭和56) 98万人。
もんとるー
【モントルー】
◇Montreux
○スイス西部にある観光・保養地。レマン湖東端6キロメート
ルの地。
1946(昭和21)以来毎夏モントルー音楽祭が開催され、ジャズ
・フェスティバルが行われる。
「モントレー」とも呼ぶ。
〈人口〉
1969(昭和44)1万9,900人。
1990(平成 2)2万0,060人。
◎シヨン城(Chateau de Chillon)への観光拠点。
参照⇒しよんじょう(シヨン城)
◎1936(昭和11)モントルー国際会議、開催。
参照⇒もんとれーじょうやく(モントレー条約)
★もんどーる
【モン・ドール】
◇[フ]Mont d'Or(黄金の山)
○(1)[地]スイスの山(2,175メートル)。
○(2)[地]フランスとスイスとの国境近くの山(1,461メートル)。
山頂はフランス東部のフランシュ・コンテ地域圏(Region
Franche-Comte)東部のドゥー県(Departement Doubs)南部に位
置する。
もんとるーじょうやく《もんとるーでうやく》
【モントルー条約】
◇[英]Montreux Convention
○[歴]1936(昭和11)スイスのモントルーで結ばれた、ローザン
ヌ条約改訂に関する条約。
1936. 7.20(昭和11)モントルー国際会議でトルコに海峡管理
権返還を決定。トルコはこの条約によりダーダネルス海峡・ボ
スポラス海峡およびマルマラ海に対する管理権・防備権を回復。
もんとれー
【モントレー】
◇Montreux
○⇒もんとるー(モントルー)
もんなか
【門仲】
◇[日]Mon'naka
○[俗]門前仲町の略称。
⇒もんぜんなかちょう(門前仲町)(1)
もんばさ
【モンバサ】
◇Mombasa
○ケニア南東部、コースト州(Coast Provice)南部の州都。
インド洋に面する港湾都市。東アフリカ最大の貿易港。国際
的な高級リゾート地。
アラブ系・インド系住民が多い。
〈人口〉
1985(昭和60)44万2,000人。
1991(平成 3)60万人。
◎11世紀からアラブの貿易港として繁栄。
19世紀末、イギリスがザンジバル(Zanzibar)から買収し、
1888〜1907(明治21〜明治40)イギリス領東アフリカの主都。
もんぱり
【モン・パリ】
◇[フ]Mon Paris(私のパリ)
○[楽]リュシアン・ボアイエ(Lucien Boyer)作詞、バンサン・
スコット(Vincent Scotto)とジャン・ボアイエ(Jean Boyer)作
曲の歌謡曲(シャンソン)。
歌はエンマ・リーベル(Emma Liebel)。
◎1925(大正14)。
岸田辰彌訳詞で宝塚歌劇の定番曲。
もんぱるなす
【モンパルナス】
◇[フ]Montparnasse、丘陵をギリシアのパルナソス山に比した
名。
○パリ南部の丘陵地の繁華街。
セーヌ川左岸で、リュクサンブール公園の南西方、モンパル
ナス墓地周辺。1920年代から劇場・レストラン・ナイトクラブ
・カフェなどが並ぶ盛り場となっている。
◎もと学生の遊び場であったが、第一次世界大戦後に前衛芸術
家やロシアの亡命者が集まり、モンマルトルに代わり芸術家の
たまり場となる。
エコール・ド・パリの中心地でもある。
参照⇒もんまるとる(モンマルトル),えこーるどぱり(エコー
ル・ド・パリ)
もんび
【紋日】
○[古][暦]⇒ものび(物日)(2)
もんぴ
【門扉】
○門のとびら。
★もんぶかがくしょう《もんぶくわがくしやう》
【文部科学省】
○[歴]
略称は「文科省」。
◎2001. 1. 6(平成13)省庁再編により、文部省・科学技術庁を
母体に創設。
★もんぶしょう《もんぶしやう》
【文部省】
◇[英]Ministry of Education
○[歴]
1871(明治 4. 7.18)設置。
2001. 1. 6(平成13)科学技術庁と統合し、文部科学技術省と
なる。
もんぶしょうびじゅつてんらんかい
《もんぶしやうびじゆつてんらんくわい》
【文部省美術展覧会】
○略称は文展。
⇒ぶんてん(文展)
もんぶだいじん
【文部大臣】
○[古]内閣国務大臣の一つ。文部省の長。
略称は「文相(ブンショウ)」。
参照⇒もんぶしょう(文部省)
◎初代文部大臣は森有礼(アリノリ)、1885(明治18)就任。
もんぶらん
【モンブラン】
【モン・ブラン】
◇[フ]Mont Blanc、「白い山」の意味。
○(1)[地]アルプス山脈中の最高峰。標高4,807メートル。
フランスとイタリアに国境にまたがり、両国を結ぶ全長12キ
ロメートルのトンネル(Mont Blanc tunnel)がある。
フランス側の山麓にある登山基地のシャモニー(Chamonix)か
ら登山鉄道・空中ケーブルがある。
イタリア語名は「モンテ・ビアンコ(Monte Bianco)」。
参照⇒もんてろーざ(モンテ・ローザ)
◎山頂は花崗岩からなり、万年雪におおわれ、氷河が発達し流
下している。
ブレティエール峰(Aiguille de Blaitiere):3,522メートル。
◎1786(天明 6)ジャコモ・バルマ、ミシェル・パッカールが初
登頂。
2007.10.13(平成19)フランスのオートサボア県の測量技師協
会、GPS測量で4,810.9メートルと発表。
○(2)[商]ドイツのモンブラン・シンプロ有限会社(Mont Blanc
Simplo GmbH)製の万年筆の商標名。
◎モンブラン社は1907(明治40)創立の事務機器・文具製造会社。
○(3)[食]マロン(栗)・ペーストを使った洋菓子。
もんぷりえ
【モンプリエ】
◇Montpellier
○⇒もんぺりえ(モンペリエ)
★もんぺ
【もんぺ】
○[服]
参照⇒ふじんひょうじゅんふく(婦人標準服),もんすら(モン
スラ)
もんべつ
【門別】
◇[日]Mombetsu/Monbetsu
○⇒もんべつちょう(門別町)
もんべつ
【紋別】
◇[日]Mombetsu/Monbetsu
○(1)⇒もんべつし(紋別市)
○(2)⇒もんべつぐん(紋別郡)
もんべつぐん
【紋別郡】
◇[日]Mombetsu Gun/Monbetsu Gun
○北海道北東部、網走支庁(アバシリシチョウ)の郡。
生田原町(イクタハラチョウ)・遠軽町(エンガルチョウ)・丸瀬布町(マルセップチョ
ウ)・白滝村(シラタキムラ)・上湧別町(カミユウベツチョウ)・湧別町(ユウベツチョ
ウ)・滝上町(タキノウエチョウ)・興部町(オコッペチョウ)・西興部村(ニシオコッペ
ムラ)・雄武町(オウムチョウ)の町村。
もんべつし
【紋別市】
◇[日]Mombetsu Shi/Monbetsu Shi
○北海道北東部の市。オホーツク海に面する。
◎北海道日高支庁(ヒダカシチョウ)沙流郡(サルグン)には門別町(モンベツチョ
ウ)がある。
もんべつちょう《もんべつちやう》
【門別町】
◇[日]Mombetsu Cho/Monbetsu Cho
○北海道中南部、日高支庁(ヒダカシチョウ)沙流郡(サルグン)の町。
◎北海道には紋別市(モンベツシ)がある。
もんぺりえ
【モンペリエ】
◇Montpellier
○フランス南部、ラングドック・ルシヨン地域圏(Region Lan-
guedoc-Roussillon)中央部にある主都。エロー県(Departement
Herault)の県都。
北緯43.61°、東経3.87°の地。
「モンプリエ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1975(昭和50)19万1,354人。
1982(昭和57)19万7,231人。
1990(平成 2)20万7,996人。
1999(平成11)22万9,055人。
もんぼうちぐ《もんぼふちぐ》
【聞法値遇】
○[仏]容易に聞くことのできない仏法を直接聴聞する機会にめ
ぐり会うこと。
もんまるとる
【モンマルトル】
◇[フ]Montmartre
○フランスの首都パリ北部の丘陵地の繁華街。
セーヌ川右岸で、サクレクール寺院やサン・ピエール寺院な
どがある。またカフェ・軽演劇場・キャバレーや画商も多く、
パリ随一の盛り場となっている。
参照⇒もんぱるなす(モンパルナス)
◎19世紀後半以降、世界各地から多くの芸術家やボヘミアンな
どが集まり、印象派・象徴派・立体派などの近代美術の発祥の
地となっている。
もんみゃく
【門脈】
◇[英]portal vein
○(1)[医]毛細血管が集まって静脈となって心臓にもどる途中、
再び毛細血管に分れる血管系。
肝門脈(hepatic portal vein)・脳下垂体門脈(hypophyseal
portal vein)などがある。
「門静脈」とも呼び、略称は「PV」。
参照⇒かすいたいもんみゃく(下垂体門脈)
○(2)[医](特に)肝門脈。
⇒かんもんみゃく(肝門脈)
もんめ
【匁】
○(1)尺貫法(シャッカンホウ)の質量単位。1匁は約3.75グラム、1千
匁で1貫(カン)。
唐の開元通宝1文の重量から生じ、「文目」もと書き、略して
「目(メ)」とも、「銭(セン)」,「泉」とも呼ぶ。
○(2)[歴]江戸時代の貨幣単位。銀60匁で金1両。
○(3)(momme,monme)真珠(シンジュ)の重さの国際単位。
◎メートル法で匁の使用は全て禁止されたが、諸外国からの要
求で真珠取引の国際単位として復活したもの。
もんもう《もんまう》
【文盲】
○文字の読み書きができないこと。また、その人。
⇔しきじ(識字)
参照⇒めあき(目明き)(2)
もんゆわ
【モンユワ】
◇Monywa、[英]Mong Ywa
○ミャンマー(旧称ビルマ)北西部、サガイン管区(Sagaing Di-
vision)南部、下チンドウィン郡(the Lower Chindwin Dis-
trict)の行政所在地。
北緯22.11°、東経95.13°の地。
イラワジ川(the Irrawaddy River)の支流チンドウィン川
(the Chindwin River)の東岸。
タンボダイ寺院(Thanboddhay Paya)や洞窟寺院(Po Win Daung)
などがある。
近郊には世界有数の銅鉱床を持つ銅鉱山があり、精銅も行わ
れている。
「モニワ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1983(昭和58)10万6,873人。
1993(平成 5)13万8,600人。
2004(平成16)16万3,400人。
もんろー
【モンロー】
◇Monroe
○(1)(Monroe County)⇒もんろーぐん(モンロー郡)
○(2)[人](James Monroe)⇒もんろー(モンロー,文老)
○(3)[人](Marilyn Monroe)⇒まりりんもんろー(マリリン・モ
ンロー)
★もんろー
【モンロー】
【文老】
◇James Monroe
○[人]アメリカ合衆国の第5代大統領(1758〜1831)。在任:
1817〜1825。
参照⇒ばーじにあちょう(バージニア朝),もろんびあ(モロン
ビア)
もんろーぐん
【モンロー郡】
◇[英]Monroe County
○(1)アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州(New York State)
西部の郡。北部をオンタリオ湖(Lake Ontario)に面する。
郡都はロチェスター(Rochester)。
○(2)アメリカ合衆国北東部、ペンシルバニア州(Pennsylvania
Commonwealth)東部の郡。
郡都はストラウズバーグ(Stroudsburg)。
〈人口〉
1980(昭和55) 6万6,798人。
1990(平成 2) 9万5,709人。
2000(平成12)13万8,687人。
2005(平成17)16万3,234人。
○(3)アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)南東
部、フロリダ半島南端の西岸にある郡。北部をコリアー郡(Col-
lier County)に接する。
郡都はキーウェスト(Key West)。
〈人口〉
1980(昭和55)6万1,562人。
1990(平成 2)7万8,024人。
2000(平成12)7万9,589人。
もんろーず
【モン・ローズ】
◇[フ]Mont Rose
○[地]⇒もんてろーざ(モンテ・ローザ)
もんろびあ
【モンロビア】
◇Monrovia
○アフリカ西部、リベリア(Liberia)共和国の首都。
北緯6.31°、西経10.80°の地。
〈人口〉
1970(昭和45)10万人。
1984(昭和59)42万1,100人。
2002(平成14)54万3,000人。
◎都市名はアメリカ第5代大統領モンロー(J.Monroe)に因(チナ)
む。
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