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百 科 辞 書 《もくは》 編集:獨 澄旻
-------- もくは ------------------------------------------------
もくば
【木馬】
○(1)木でウマ(馬)の形に造ったもの。
子供の乗り物、乗馬や騎射(キシャ)の稽古(ケイコ)、神社への奉納
(ホウノウ)などに用いる。
参照⇒ろっきんぐほーす(ロッキングホース),くらかけうま
(鞍掛馬)
◎回転木馬(merry-go-round):⇒かいてんもくば(回転木馬)
トロイの木馬(the Trojan horse):⇒とろいのもくば(トロ
イの木馬)
○(2)[運]器械体操の用具の一種。跳馬(チョウバ)・跳び箱など。
縦または横から駆けて来て、その上に手をついて飛び越すも
の。
参照⇒ろいたーばん(ロイター板)
○(3)昔の拷問(ゴウモン)の道具。
Λ(ラムダ)形に背をとがらせた木製の台で、この上に罪人など
を跨(マタガ)らせ、両足に石を吊(ツ)り下げて責(セ)めたもの。
◎「きうま(木馬)」とも読む。
参照⇒きうま(木馬)
★もくばかん《もくばくわん》
【木馬館】
○[劇]東京都台東区の浅草六区にある劇場。
「安木節(ヤスギブシ,ヤスキブシ)」で名を馳(ハ)せる。
参照⇒やすぎぶし(安来節)
★もくばてい
【木馬亭】
○[劇]東京都台東区の浅草にある演芸場。
もくひつ
【木筆】
○(1)⇒ぼくひつ(土筆)
○(2)鉛筆。
⇒えんぴつ(鉛筆)
○(3)⇒じつき(字突)
◎「つくし(土筆)」とも読む。
もくひょうかんりせいど《もまへうくわんりせいど》
【目標管理制度】
◇[英]management by objectives
○[経]⇒[2]えむびーおー(MBO)
★もくめ
【木目】
【杢目】
◇[英]grain(グレイン)/grain of wood
○(1)[建]
「木目(キメ)」,「木理(モクリ)」,「杢(モク)」とも呼ぶ。
◎柾目(正目):⇒まさめ(柾目,正目)
板目:⇒いため(板目)(2)
笹杢:⇒ささもく(笹目,笹木,笹杢)
筍杢(山杢):⇒たけのこもく(筍目,筍木,筍杢)
玉杢:⇒たまもく(玉目,玉木,玉杢,珠杢)
如鱗杢:⇒じょりんもく(如鱗目,如鱗木,如鱗杢,如輪目,如
輪木,如輪杢)
鶉杢:⇒うずらもく(鶉目,鶉木,鶉杢)(1)
虎斑:⇒とらふ(虎斑)(2)
泡杢:⇒あわもく(泡目,泡木,泡杢)
○(2)刀の地肌の一種。
もくもう
【木毛】
◇[日]mokumo、[英]wood wool
○緩衝用(カンショウヨウ)の梱包材(コンボウザイ)の一種。
木材を糸状に削り出した木製の詰めもの。
果物・陶磁器などの損傷(ソンショウ)を防ぐため、それらの間に
詰めて荷造りするもの。
参照⇒ぱでぃんぐ(パディング)(2),ぷちぷち(ぷちぷち,プチ
プチ)(1)
もくよう《もくえう》
【木曜】
○[暦]木曜日の略称。
⇒もくようび(木曜日)
もくようとう《もくえうたう》
【木曜島】
◇[英]Thursday Island
○[地]⇒さーずでーとう(サーズデー島)
もくようび《もくえうび》
【木曜日】
◇[英]Thursday(サーズデー)、[中]xingqi si(星期四)
○[暦]週の第五日。水曜日の翌日、金曜日の前日。
単に「木曜」,「木(モク)」とも呼ぶ。
◎聖木曜日:⇒せいもくようび(聖木曜日)(1)
暗黒の木曜日(Black Thursday):⇒あんこくのもくようび
(暗黒の木曜日)
★もぐら
【モグラ】
【土竜】
○(1)[哺]トガリネズミ目(Soricomorpha)モグラ科(Talpidae)
の哺乳類の総称。
ネズミに似た形で、地中に坑道を掘り、土中の虫を食べる。
◎英語:モール(mole)。
ドイツ語:マオルブルフ(Maulwurf)。
フランス語:トープ(taupe)。
イタリア語:タルパ(talpa)。
スペイン語:トーポ(topo)。
中国語:(「鼠」偏+「晏」)鼠(yanshu)/隠鼠(yinshu)。
◎毛皮:⇒もーるすきん(モールスキン)(1)
〈モグラ科〉
ヒメヒミズ属(Dymecodon)。
ヒミズ属(Urotrichus)。
ミズラモグラ属(Euroscaptor)。
モグラ属(Mogera)。
ホシバナモグラ属(Condylura)。
ロシアデスマン属(Desmana)。
ピレネーデスマン属(Galemys)。
ヨーロッパモグラ属(Talpa)。
セイブモグラ属(Scalopus)。
アメリカヒミズ属(Neurotrichus)。
参照⇒ひみずもぐら(ヒミズモグラ,不見日土竜),ですまん
(デスマン)
○(2)[哺](特に)グラ属アズマモグラ(Mogera imaizumii)の別
称。
◎トガリネズミ目は、もと旧分類の食虫目(モグラ目)の一亜目。
もぐらたたき
【モグラ叩き】
○アーケード・ゲームの一種。
幾つか開いた穴から、モグラを模(カタド)った人形が順不同で
次から次と顔を出しては引っ込め、それを手に持ったハンマー
で叩くもの。
顔を出している間に叩くと加点される。
もくらん
【木蘭】
○(1)[植]木蓮(モクレン)の別称。
⇒もくれん(モクレン,木蓮)
○(2)[色]木蘭色。
⇒もくらんじき(木蘭色)
○(3)[服]木蘭襲の略称。
⇒もくらんがさね(木蘭襲)
○(4)織物の名。縦糸は黒、横糸は黄。
もくらんいろ
【木蘭色】
○[色]⇒もくらんじき(木蘭色)
もくらんがさね
【木蘭襲】
○[服]襲(カサネ)の色目の一つ。表は黄、裏は黒。
もくらんじき
【木蘭色】
○[色]黄・赤・紅の雑色で、くすんだ茶色一般。
黄橡(キツルバミ)色とも、紫褐色(シカッショク)ともいわれる。
「もくらんいろ(木蘭色)」とも呼ぶ。
もくり
【木理】
○[建]⇒もくめ(木目,杢目)(1)
もくりこくり
【もくりこくり】
【蒙古高句麗】
○⇒むくりこくり(むくりこくり,蒙古高句麗)
もーぐる
【モーグル】
◇[古代ノルウェー語]mogul(塊)
○(1)[運](スキーの滑走斜面にある)固められ隆起しているコ
ブ(瘤)状の雪の塊(カタマリ)。
○(2)[運]スキーのフリースタイル競技の一種目。
もーぐるすきー
【モーグル・スキー】
◇[英]mogul ski
○[運]スキーのフリースタイル競技の一種目。
モーグルが密集した全長200〜270メートルの急斜面をターン
の技術・ジャンプの空中演技・スピード(タイム)の総合点で競
(キソ)う。
◎1988(昭和63)カルガリー五輪ではデモンストレーション競技。
1992(平成 4)アルベールビル五輪から正式種目。
★もくれん
【モクレン】
【木蓮】
◇[学]Magnolia quinquepeta 、[英]magnolia(マグノリア)
○[植]モクレン目(Magnoliales)モクレン科(Magnoliaceae)モ
クレン属(Magnolia)の落葉低木。中国原産。
「木蘭(モクラン)」とも呼ぶ。
参照⇒はくもくれん(ハクモクレン,白木蓮)
◎朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の国花。
アメリカ合衆国のルイジアナ州(Magnolia)・ミシシッピ州
(Magnolia grandiflora)の州花。
もくれん
【目連】
◇[梵]Mahamaudgalyayana/Maudgalyayana(マウドガリヤーヤ
ナ)、[パーリ語]Moggallana(モッガラーナ)
○[仏][人]釈尊から信頼の篤かった仏弟子。釈迦十大弟子の一
人。舎利弗(シャリホツ)の親友で、同時に釈尊に帰依し、神通第一
と称された。仏滅以前に死去。
餓鬼道に苦しむ母を救うために僧に供養したと伝え、これが
盂蘭盆会(ウラボンエ)の起源という。
「目連尊者(ソンジャ)」,「摩訶目ケン連(マカモッケンレン)」,「目ケン連(モ
クケンレン)」とも呼ばれた。
もくれんが《もくれんぐわ》
【木煉瓦】
◇[英]woodblock/wood block
○[建]レンガ状の木塊。床材や道路舗装に使用する。
「きれんが(木煉瓦)」,「ウッドブロック」とも呼ぶ。
★もくろう《もくらふ》
【木蝋】
◇[英]Japan wax
○ハゼノキ(黄櫨)の果皮から採ったロウ(蝋)。
主成分はパルミチン酸グリセリドで、化学的には脂肪でロウ
ではない。
参照⇒はぜのき(ハゼノキ,黄櫨,櫨),わろうそく(和ロウソク,
和蝋燭)
もーげーじ
【モーゲージ】
◇[英]mortgage
○(1)[経]抵当・担保。
参照⇒りばーすもーげーじ(リバースモーゲージ,リバース・
モーゲージ)
○(2)[経]抵当権。
○(3)[経]抵当額。
○(4)[経]抵当証書(mortage bond)。
◎古期フランス語の「死の(mort)約束(gage)」から。
"gage"は「エンゲージ(engage)」と同系語。
もーげん
【モーゲン】
◇[独]Morgen
○(ドイツ語で)朝。
⇒あさ(朝)
もーけんぞく
【モーケン族】
◇Moken
○マレー半島基部の西部アンダマン海(Andaman Sea)、ミャン
マー南部のメルギー諸島(Mergui Islands)からタイ王国南西部
のスリン諸島(Surin Islands)にかけて居住する海洋少数民族。
もこ
【モコ】
◇[西]moco
○(1)[生](スペイン語で、動植物の)粘液。
○(2)[卑語](スペイン語で)鼻水。鼻くそ。
もこ
【モコ】
【MOCO】
○[交]日産自動車の軽乗用車。
スズキからのOEMで、ベース車はMRワゴン。
◎2002. 4.10(平成14)日産としては初の軽乗用車発売を発表。
もこあ
【モコア】
◇Mocoa
○コロンビア南西部、プツマジョ県(Departamento del Putu-
mayo)北西部にある県都。
北緯1.15°、西経76.63°、標高604メートルの地。
〈人口〉
1985(昭和60)1万人。
2000(平成12)1万8,675人(推計)。
もこし
【裳階】
【裳層】
【母層】
○[建]仏堂・塔などで、屋根の下にある軒下壁面に庇(ヒサシ)状
につけた差掛(サシカ)け。このため、屋根が二重になっているよ
うに見える。
法隆寺の金堂・塔、薬師寺の三重塔などに見られる。
「裳階(ショウカイ)」とも呼び、また禅宗様(ゼンシュウヨウ)では「ゆた
(雨打,雪打)」と呼ぶ。
もごーるご
【モゴール語】
◇[英]Mogol language
○[言]アフガニスタン北西部の山岳地帯のヘラート州(Velayat-
e Herat)や一部トルキスタンに居住するモンゴル系種族で話さ
れている言語。
イスラム文化を強く受けたペルシア語を母体に、モンゴル語
の単語など音韻構造を受け入れたもので、他のモンゴル諸語に
みられない古形も保持されているなど不明な点も多い。
参照⇒もんごるご(モンゴル語)
◎イル・ハン国のモンゴル人が駐留した子孫とみられる。
参照⇒いるはんこく(イル・ハン国,イル汗国,伊児汗国)
★もさ
【猛者】
○
もーさ
【モーサ】
◇[葡]moca
○(ポルトガル語で)女の子・娘。
「フィーリャ(filha)」とも呼ぶ。
★もざいく
【モザイク】
◇[英]mosaic
○(1)
○(2)[生]生物の単一個体が二つ以上の異なる遺伝子型の細胞
から成り立っている状態。また、その個体。
参照⇒きめら(キメラ)(1)
◎2010. 7.28(平成22)文部科学省の専門委員会、ヒトの人工多
能性幹細胞(iPS細胞)をブタの受精卵(胚)に移植し、試験管
内で短期間だけ培養する研究計画を承認。
もさでく
【モサデク】
◇Muhammad Mosadegh
○[人]イランの政治家(1880〜1967)。
1950(昭和25)議会の石油委員会委員長となり、1951. 3.(昭
和26)アングロ・イラニアン石油会社(Anglo Iranian Oil Com-
pany)の国有化法案を通過させ、同年4月首相に就任して国有
化を実行。
1953. 8.(昭和28)国王派のクーデタで失脚。
◎「モサデク」は他に"Mossadegh","Mossadeq","Mosadeq","Mosa-
ddegh","Mosaddeq"とも綴る。
もさど
【モサド】
◇[ヘブライ語]Mossad(組織)
○イスラエルの対外秘密諜報機関。
正称は"Ha-Mossad le-Modiin ule-Tafkidim Meyuhadim([英]
Institute for Intelligence and Special Tasks)"。
本部はテルアビブ(Tel Aviv)。
ナチス・ドイツのゲシュタポ指揮官アイヒマン逮捕などに活
躍。
参照⇒しんべと(シンベト),あいひまん(アイヒマン)
◎1951(昭和26)グリオン(David Ben Gurion)首相直属の組織と
して創設。
もさどつー
【モサドII】
【モサド2】
◇Mossad II
○アメリカ製の短機関銃UZI。
9ミリ弾を使用。銃身はフルサイズから短銃身(SBR)(UZI
Pistol)まで。
暴徒・テロの制圧用。
参照⇒うーじー(UZI)
◎SBR(short barrel rifle)。
もざらぶ
【モザラブ】
◇[英]Mozarab、[西]mozarabe
○[歴][宗]⇒もさらべ(モサラベ)
もさらべ
【モサラベ】
◇[西]mozarabe、[英]Mozarab
○[歴][宗]イスラム支配時代のスペインで、許容されていたキ
リスト教徒。
西ゴート様式(Visigothic)とイスラム様式(Muslim)を交えた
様式(Mozarabic)の建築や絵画などを生み出した。
「モザラブ([英]Mozarab)」とも呼ぶ、
参照⇒むではる(ムデハル)
もざれら
【モザレラ】
◇[英]mozzarella
○[食]⇒もっつぁれら(モッツァレラ)
もさんぐん
【茂山郡】
◇[朝]Musan-gun
○⇒むさんぐん(ムサン郡,茂山郡)
もさんこうざん《もさんくわうざん》
【茂山鉱山】
○[地]⇒むさんこうざん(ムサン鉱山,茂山鉱山)
★もざんびーく
【モザンビーク】
◇Mozambique
○アフリカ大陸南東部にある人民共和国。
首都はマプート(Maputo)。
公用語はポルトガル語。
〈面積〉
79万9,380平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45) 823万3,800人。
1977(昭和52) 968万人。
1984(昭和59)1,369万人。
1988(昭和63)1,493万人。
1997(平成 9)1,574万人。
2002(平成14)1,772万9,300人。
〈歴代大統領〉
初 代:マシェル(Samora Moises Machel)(1933.10.〜1986.
10.19):1975〜。
◎州:[英]* Province。
◎1505(永正 2)ポルトガル領。
1975. 6.25(昭和50)ポルトガル領から独立。
1975. 9.16(昭和50)国際連合に加盟。
1976(昭和51)首都をロレンソマルケス(Lourenco Marques)か
らマプートに改称。
もざんびーくかいきょう《もざんびーくかいけふ》
【モザンビーク海峡】
◇[英]Mozambique Channel
○[地]インド洋西部、アフリカ大陸南東部とマダガスカル島と
の間にある海峡。
モザンビーク海流(Mozambique Current)(暖流)が南下する。
もざんびーくかいりゅう《もざんびーくかいりう》
【モザンビーク海流】
◇[英]Mozambique Current
○[地]インド洋西部、アフリカ大陸南東部のモザンビーク海峡
(Mozambique Channel)を南下する暖流。
マダガスカル島南端沖でマダガスル海流(Madagascar Cur-
rent)と合流してアガラス海流(Agulhas Current)と成る。
◎アフリカ大陸南西部:⇒べんげらかいりゅう(ベンゲラ海流)
もし
【モシ】
◇Moshi
○アフリカ東部、タンザニア北東部のキリマンジャロ州(Kili-
manjaro Region)北部にある州都。
キリマンジャロ山の南麓に位置する。
★もし
【若し】
○
もじ
【モジ】
○⇒ぎむれっと(ギムレット)(1)
◎「モジ」は「(「金」偏+「戻」)」と書く。
★もじ
【文字】
○[言]
参照⇒しょうけいもじ(象形文字)
◎象形(ショウケイ)・指事(シジ)などの親文字を「文(モン)」といい、形
声(ケイセイ)・会意(カイイ)などの親文字でつくられた文字を「字」と
いう。
『説文解字(Shuowen Jiezi)』叙:「依類象形故謂之文、形声
相益即謂之字」。
◎2005. 7.22(平成17)文字・活字文化振興法、参議院本会議で
可決・成立。
もじ
【門司】
◇[日]Moji
○(1)⇒もじく(門司区)
○(2)[交]⇒もじえき(門司駅)
もじえき
【門司駅】
○(1)[交]福岡県北九州市門司区にある、JR鹿児島本線の駅。
小森江(コモリエ)駅と小倉(コクラ)駅(小倉区)の間。
○(2)[交]JR山陰本線の駅。
下関(シモノセキ)駅(下関市)の次で、ターミナル駅(終点)。
◎JR鹿児島本線には門司港(モジコウ)駅もある。
もしお《もしほ》
【藻塩】
○(1)海藻(海草)から製した塩。
海藻類を簀(ス)の上に積み、たびたび潮水(シオミズ)を注ぎかけ
て乾かして塩分を多く含ませる。さらに、これを焼いて水に溶
かし、その上澄(ウワズ)みを釜(カマ)で煮詰めて作る。
◎昔の製塩法の一つ。
○(2)(1)を作るために汲む潮水・海水。
○(3)[植]アマモ(甘藻)の別称、藻塩草(モシオグサ)の略称。
⇒あまも(アマモ,甘藻)
もしおぐさ《もしほぐさ》
【もしほ草】
○[歴]「横浜新報もしほ草」の略称。
⇒よこはましんぽうもしおぐさ(横浜新報もしほ草)
もしおぐさ《もしほぐさ》
【藻汐草】
○[文]室町時代、宗碩(ソウセキ)(1474〜1533)が著した連歌用語辞
書。
もしおぐさ《もしほぐさ》
【藻塩草】
○(1)藻塩をとる材料にする海藻類。
掻き集めて潮水を注ぐことから、歌などで、多く物を「書き
集(ツ)む」,「書き集める」に掛けて用いる。
また、「草を敷く」から摂津国東成郡敷津村(現:大阪府大阪市
住吉区)にあった海岸「敷津の浦」の枕詞としても用いる。
○(2)(転じて)随筆・筆記類の別称。
○(3)[文]⇒もしおぐさ(藻汐草)
○(4)[歴]⇒よこはましんぽうもしおぐさ(横浜新報もしほ草)
○(5)[植]アマモ(甘藻)の別称。
⇒あまも(アマモ,甘藻)
もじぎり
【モジ錐】
○⇒ぎむれっと(ギムレット)(1)
◎「モジ」は「(「金」偏+「戻」)」と書く。
もじく
【門司区】
◇[日]Moji Ku
○福岡県北九州市の区。
◎1963(昭和38)門司市・小倉市(コクラシ)・戸畑市(トバタシ)・八幡
市(ヤワタシ)・若松市の5市が合併して北九州市となる。
もじこうえき《もじかうえき》
【門司港駅】
○[交]福岡県北九州市門司区にある、JR鹿児島本線の駅。
小森江(コモリエ)駅の次で、ターミナル駅(起点)。
もしもしかめよ
【もしもし亀よ】
○[楽]久保田宵二(ショウジ)作詞、服部良一作曲の童謡。
◎歌い出しが「もしもしかめよ/かめさんよ」は『うさぎとかめ
(兎と亀)』。
参照⇒うさぎとかめ(うさぎとかめ,兎と亀)
もしゅ
【モシュ】
◇[英]mosh
○[俗][楽]⇒もっしゅ(モッシュ)
★もじゅーる
【モジュール】
◇[英]module
○(1)基準寸法・基本単位。
○(2)[建](特に)規格化された建築材や組み立てユニット。
○(3)[機]機能単位に規格化された複合部品。
○(4)[機]歯車の歯の大きさを表す値。
○(5)[宇]宇宙船を構成する、独自の機能を持つ装置。
○(6)[計]機能単位にまとめられた小さなプログラムの集まり。
もしょ
【模書】
○手本を紙の下に敷いて透かし、模写する写経。
「しきうつし(敷き写し,敷写し)」とも呼ぶ。
参照⇒しきうつし(敷き写し,敷写し)(1)
もじょばんば
【モジョバンバ】
◇Moyobamba
○(1)(Provincia de Moyobamba)⇒もじょばんばぐん(モジョバ
ンバ郡)
○(2)ペルー北部、サン・マルティン県(Departamento de San
Martin)北部にある県都。モジョバンバ郡の郡都。
◎2005. 9.25(平成17)近郊でマグニチュード7.0の地震が発生。
もじょばんばぐん
【モジョバンバ郡】
◇[西]Provincia de Moyobamba、[英]Moyobamba District
○ペルー北部、サン・マルティン県(Departamento de San Mar-
tin)北部の郡。
郡都はモジョバンバ。
もーしょん
【モーション】
◇[英]motion
○(1)動き・活動・運行。
参照⇒[1]すろーもーしょん(スローモーション)
○(2)(体の)動作・身振り・行為。
○(3)手振り・合図。
○(4)[運]野球で、投手の投球動作。
○(5)相手の気を惹(ヒ)くための動作。特に、異性間でのもの。
◎モーションをかける
○(6)動議・提議・提案。
もーしょんきゃぷちゃー
【モーションキャプチャー】
◇[英]motion capture
○(1)[写]人間や動物などの身体の動きを静止画として撮影す
ること。
動作の分析などに使用する。
参照⇒きゃぷちゃー(キャプチャー)(4)
○(2)[映][計]コンピューターグラフィックスで、人間の身体
などの動きを抽出し、その情報でアニメの動作を自動的に作成
するシステム。
もじり
【モジリ】
○(1)(gimlet)⇒ぎむれっと(ギムレット)
○(2)袖搦(ソデガラ)みの別称。
武芸十八般の一つ。
「捩(モジリ)」とも書く。
参照⇒そでがらみ(袖搦み,袖搦),ぶげいじゅうはっぱん(武
芸十八般)(1)
もじり
【捩】
○⇒もじり(モジリ)(1)
もじり
【捩り】
○[服]男性が和服の上から重ねて着る、筒袖(ツツソデ)または角
袖(カクソデ)の外套(ガイトウ)・上っ張(ウワッパ)り。
参照⇒みちゆき(道行き,道行)(3),でか(でか,デカ)
もじりあに
【モジリアニ】
◇Amedeo Modigliani
○[人]⇒もじりあーに(モジリアーニ)
[1]もじりあーに
【モジリアーニ】
◇Amedeo Clemente Modigliani(アメデオ・クレメンテ・モジ
リアーニ)
○[人]イタリアの画家(1884〜1920)。エコール・ド・パリの一
員。
リボルノ(Livorno)生れのユダヤ人。
1906年、パリに出て、モンパルナス(Montparnasse)に住む。
はじめ彫刻を志したが、セザンヌ(Paul Cezanne)およびフォー
ビスム・キュビスムの影響を受け、画家に転じた。
ほとんどの作品が裸婦か肖像で、細長い首の単純化した独特
の形態と重厚な色彩で、一種の哀愁を帯びた美を作り出してい
る。
生前は認められず、貧困と過度の飲酒による荒廃した生活の
中、若くして死んだ。
「モジリアニ」,「モディリアーニ」,「モディリアニ」とも呼ぶ。
[2]もじりあーに
【モジリアーニ】
◇Franco Modigliani(フランコ・モジリアーニ)
○[人]アメリカの経済学者(1918. 6.18〜)。イタリア生れ。
1939(昭和14)ファシズムを避け渡米し、1946(昭和21)帰化。
1985(昭和60)ノーベル経済学賞、受賞。
[1]もす
【MOS】
◇[英]metal oxide semiconductor
○[計][電]金属酸化膜半導体の略称。
半導体の上にアルミナなどの絶縁体の薄膜を作り、さらに金
属電極を施したもの。
消費電力が少ない集積回路として利用される。
◎CMOS(complementary metal-oxide semiconductor):相
補型金属酸化膜半導体。
★[2]もす
【MOS】
◇[英]marine observation satellite
○[宇]日本の海洋観測衛星の略称。
[1]もす
【モス】
◇[英]moss
○[植](英語で)コケ(苔)。
◎エラスムス(Erasmus)の金言:転石(テンセキ)苔(コム)を生(ム)ぜず
(A rolling stone gathers no moss)。
◎色:参照⇒もすぐりーん(モスグリーン,モス・グリーン)
[2]もす
【モス】
◇[英]moth
○[虫](英語で)ガ(蛾)。
⇒が(蛾)
◎参照⇒もすら(モスラ)
[1]もーす
【モース】
◇Friedrich Mohs
○[人]ドイツの鉱物学者(1773〜1839)。
硬度計(hardness scale)を考案。
参照⇒もーすのこうどけい(モースの硬度計)
[2]もーす
【モース】
◇Samuel Finley Breese Morse
○[人]アメリカの電気技師(1791〜1872)。
はじめ肖像画家としてニューヨーク線描協会を創立。
電気に興味をもち、1837(天保 8)電磁石を利用した電信機械
を発明。またモールス符号を考案。
1844(天保15)ワシントン・ボルチモア間の電報通信(電信)に
成功。
「モールス」とも呼ぶ。
参照⇒もーるすふごう(モールス符号)
[3]もーす
【モース】
◇Edward Sylvester Morse
○[人]アメリカの動物学者(1838. 6.18〜1925.12.20)。メーン
州ポートランド(Portland)生れ。
1861(文久元)ハーバード大学卒業。
1877(明治10)御雇(オヤトイ)外人教師として東京大学に招かれ来
日。2年間、動物学・生物学を講じ、日本で始めてダーウィン
の進化論を紹介。
江の島臨海実験所を設立。大森貝塚など各地の古墳の発掘・
研究など、日本の生物学考古学・人類学の発展に大きく貢献す
る。
著書は『大森介墟古物篇』・1886(明治19)『日本人の家庭と
環境(Japanese Homes & Their Surroundings)』・1917(大正 6)
『日本その日その日(Japan Day by Day)』など。
「モールス」とも呼ぶ。
参照⇒おおもりかいづか(大森貝塚)
★[4]もーす
【モース】
◇Marcel Mauss
○[人]フランスの社会学者・民族学者(1872〜1950)。デュルケ
ム(Emile Durkheim)(1858〜1917)の甥(オイ)。
★もず
【モズ】
【百舌】
【鵙】
【鴃】
○[鳥]スズメ目(Passeriformes)スズメ亜目(Passeri)モズ科
(Laniidae)の鳥。
◎百舌の速贄(ハヤニエ):モズが獲物を木の枝にさす習性のこと。
◎大阪府の府鳥。
もすおーきっど
【モスオーキッド】
◇[英]moth orchid(蛾の蘭)
○[植](英語で)コチョウラン(胡蝶蘭)。
⇒こちょうらん(コチョウラン,胡蝶蘭)
[1]もすきーと
【モスキート】
◇[英]mosquito
○(1)[虫](英語で)カ(蚊)。
⇒か(カ,蚊)
○(2)[歴][軍](Mosquito)第二次世界大戦中にイギリス軍が使
用した爆撃機(DH−98)の通称。
1940(昭和15)デハビランド(de Havilland)社が高速爆撃機と
して開発した、武装を持たない木製の双発軍用機。
全長12.66メートル・全幅16.50メートル。最高速度時速656
キロメートル、航続距離2,390キロメートル。
[2]もすきーと
【モスキート】
◇[独]Moskito
○[虫](ドイツ語で)カ(蚊)。
⇒か(カ,蚊)
[3]もすきーと
【モスキート】
◇[西]mosquito
○[虫](スペイン語で)カ(蚊)。
⇒か(カ,蚊)
[4]もすきーと
【モスキート】
◇[露]Moskit
○[軍]ロシア(旧:ソ連)が開発した対艦ミサイルの通称。
射程250キロメートル。超音速。
NATO名は「サンバーン(Sunburn)」、NATOコードは「S
SN−22」。
◎1984(昭和59)配備。
★もすく
【モスク】
◇[英]mosque、[アラビア語]Masjid(ひれ伏す場所)
○[宗]イスラム教の礼拝所。
「モスケ」とも、アラビア語で「マスジド」とも呼ぶ。
参照⇒みなれっと(ミナレット),ざなーな(ザナーナ)
★もずく
【モズク】
【水雲】
【海蘊】
◇[学]Nemacystus decipiens
○[植]褐藻類シオミドロ目(Ectocarpales)ナガマツモ科(Chor-
dariaceae)モズク属(Nemacystus)の海藻。
粘質の細い糸状で、大型の海藻に着生する。食用。
◎ナガマツモ目(Chordariales)モズク科(Spermatochnaceae)と
も。
もすぐりーん
【モスグリーン】
【モス・グリーン】
◇[英]moss green
○[色]コケ(苔)のような、くすんだ暗い黄緑色。
「苔色(コケイロ)」とも、フランス語で「ベールムース(vert mousse)」,
「ヴェールムース」とも呼ぶ。
◎C=62,M=42,Y=83,B=8。
◎英語の"moss"は「コケ」の意味。
フランス語の"vert"は「緑色」、"mousse"は「コケ」の意味。
★もすくわ
【モスクワ】
【莫斯科】
◇[露]Moskva
○(1)ロシア連邦・ロシア共和国の首都。モスクワ州の州都。
北緯55.75°、東経37.62°の地。
英語読みで「モスコー(Moscow)」とも呼ぶ。
〈面積〉
2012. 7. 1(平成24)2,550平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45)694万2,000人。
1977(昭和52)694万人、782万人(都市域)。
1979(昭和54)783万0,500人。
1987(昭和62)881万5,000人。
1996(平成 8)840万人。
2000(平成12)838万9,200人。
2002(平成14)837万6,000人、1,210万0,100人(都市域)。
◎1147年ユーリー・ドルゴルーキー公(Prince Yuri Vladi-
mirovich Dolgoruky)がモスクワ川(Reka Moskva)(ボルガ川の
支流)に小さい要塞を築いたのに始まる。
2004. 8.31(平成16)中心部の地下鉄リシスカヤ(Rizhskaya)
駅近くで自爆テロが発生。死者10人。
2010. 7.29(平成22)気温38.2度を記録。
2012. 7. 1(平成24)南西郊外(1,480平方キロメートル)を編
入して面積が2.4倍になる。
◎ロシア文字では"Москва"。
○(2)(Moskovskaya Oblast)⇒もすくわしゅう(モスクワ州)
もすくわがいしゃ《もすくわぐわいしや》
【モスクワ会社】
○[歴]ロシア会社の別名。
⇒ろしあがいしゃ(ロシア会社)
もすくわしゅう《もすくわしう》
【モスクワ州】
◇[露]Moskovskaya Oblast、[英]Moskva Region
○ロシア共和国西部の州。東部をウラジーミル州(Vladimir-
skaya Oblast)に接する。
州都はモスクワ。
〈面積〉
4万6,000平方キロメートル。
もすくわじょうやく《もすくわでうやく》
【モスクワ条約】
◇[英]Moscow Treaty
○[軍]アメリカとロシアで結ばれた戦略核戦力削減条約。
10年間で戦略核弾頭の配備数を約3分の1に削減。
◎2002. 5.24(平成14)プーチン露大統領とブッシュ米大統領が
モスクワで調印。
2003. 6. 1(平成15)両大統領がサンクトペテルブルクで批准
書を交換し正式発効。
もすけ
【モスケ】
◇mosque
○[宗]⇒もすく(モスク)
もすこー
【モスコー】
◇[英]Moscow
○(1)⇒もすくわ(モスクワ)
○(2)アメリカ合衆国中央東部、ケンタッキー州(Kentucky Com-
monwealth)北部にあるギャラティン郡(Gallatin County)の郡
都。
○(3)アメリカ合衆国北西部、アイダホ州(Idaho State)北西部
のラター郡(Latah County)西端にある郡都。
アイダホ大学(University of Idaho)がある。
〈人口〉
1990(平成 2)1万8,519人。
もーすこうどけい《もーすかうどけい》
【モース硬度計】
◇[英]Mohs hardness scale
○[鉱]⇒もーすのこうどけい(モースの硬度計)
もーずこうどけい《もーずかうどけい》
【モーズ硬度計】
◇[英]Mohs hardness scale
○[鉱]⇒もーすのこうどけい(モースの硬度計)
もずこふんぐん
【百舌鳥古墳群】
○[歴]大阪府堺市西区上野芝町(ウエノシバチョウ)にある大古墳群。
古墳時代中期に属し、主に5世紀に築造。
大仙陵(ダイセンリョウ)古墳(仁徳天皇陵,大山古墳)・陵山(リョウザン)
古墳(履中陵古墳,上石津ミサンザイ古墳)など大形の前方後円
墳や、その陪塚(バイチョウ)の小形の円墳・方墳など合計100基以
上の古墳が散在している。
長持形石棺・鉄製武器武具類・馬具などが出土。
参照⇒ふるいちこふんぐん(古市古墳群),ごびょうやまこふ
ん(御廟山古墳)
◎大塚山(オオツカヤマ)古墳:全長約180メートルの前方後円墳。く
びれ部に造出(ツクリダシ)がある。
もすこみゅーる
【モスコミュール】
【モスコ・ミュール】
◇moscomule/mosco mule
○[食]カクテルの一種。
ウォッカをベースにライムジュースまたはレモンジュースと
ジンジャーエールを加えたもの。
◎1946(昭和21)ヒューブライン社(G.F.Heublein Brothers,Inc.)
がウォッカ「スミノフ(Smirnoff)」の販売促進のために創案した
もの。
名称は「モスクワのラバ(騾馬)(Moscow mule)」から。
もすたる
【モスタル】
◇Mostar(古い橋)
○ボスニア・ヘルツェゴビナ共和国南部、ネレトバ川(the Ner-
etva River)沿いにある、ヘルツェゴビナ(Hercegovina)地方の
主都。
共和国南部最大の都市で、イスラム教徒・クロアチア人・セ
ルビア人が混住。
石造橋スタリ・モスト(Stari Most)(古い橋)がある。
参照⇒すたりもすと(スタリ・モスト)
〈人口〉
1991(平成 3)7万5,613人。
もすてぃっく
【モスティック】
◇[フ]moustique
○[虫](フランス語で)カ(蚊)。
⇒か(カ,蚊)
もすと
【モスト】
◇[英]most
○[形]("much"の最上級)最も多い、最も多くの。
◎比較級は「モア(more)」。
もずどく
【モズドク】
◇Mozdok
○ロシア連邦南西部、北オセチア・アラニア共和国(Respublika
Severnaya Osetiya-Alaniya)北東部の都市。
北緯43.75°、東経44.65°の地。
カフカス地方で最大規模のロシア軍基地がある。
〈人口〉
1979(昭和54)3万4,000人。
1989(平成元)3万8,000人。
2002(平成14)4万2,865人。
◎ロシア文字では"Моздок"。
★もーすのこうどけい《もーすのかうどけい》
【モースの硬度計】
◇[英]Mohs hardness scale/Mohs' scale
○[鉱]鉱物の硬度を測定する10段階の尺度。
「モース硬度計」,「モーズの硬度計」,「モーズ硬度計」とも呼ぶ。
参照⇒でゅろめーたー(デュロメーター)
〈尺度〉
1:滑石(カッセキ)。
2:セッコウ(石膏)。
3:方解石(ホウカイセキ)。
4:ホタル石(蛍石)。
5:リン灰石(燐灰石)。
6:正長石(セイチョウセキ)。
7:石英(セキエイ)。
8:トパーズ(黄玉)。
9:鋼玉(コウギョク)。
10:ダイヤモンド。
◎ドイツの鉱物学者モース(F.Mohs)(1773〜1839)が考案。
もーずのこうどけい《もーずのかうどけい》
【モーズの硬度計】
◇[英]Mohs' scale
○[鉱]⇒もーすのこうどけい(モースの硬度計)
もずのみみはらさんりょう
【百舌鳥耳原三陵】
○[歴]大阪府堺市にある田出井山古墳(反正天皇陵)・大仙陵古
墳(仁徳天皇陵)・石津ヶ丘古墳(履中天皇陵)の総称。
参照⇒だいせんりょうこふん(大仙陵古墳)
もずのみみはらのなかのみささぎ
【百舌鳥耳原中陵】
○[歴]⇒だいせんりょうこふん(大仙陵古墳)
もすばーがー
【モスバーガー】
◇[登録商標]MOS BURGER
○[経]モスフードサービスが展開するハンバーガーチェーン店。
◎純国産企業。
モスは英語では「コケ(苔)(moss)」に通じ、海外でのイメージ
は良くない。
もすふろっくす
【モスフロックス】
◇[英]moss phlox
○[植](英語で)シバザクラ(芝桜)。
⇒しばざくら(シバザクラ,芝桜)
もすら
【モスラ】
◇[英]Mothra
○[映]東宝の怪獣映画、
監督:本多猪四郎(イシロウ)。
特技監督:円谷英二(ツブラヤ・エイジ)。
出演:フランキー堺、ザ・ピーナッツら。
◎1961. 7.30(昭和36)日本で公開。
1962. 5.10(昭和37)アメリカで公開。
1964. 4.29(昭和39)続編『モスラ対ゴジラ』、日本で公開。
もすらのうた
【モスラの歌】
○[楽]由起こうじ作詞、古関裕而(コセキ・ユウジ)作曲の映画『モス
ラ』の挿入歌。
歌はザ・ピーナッツ(伊藤エミ・伊藤ユミ)。
歌詞は「モスラやモスラ/ドゥンガン/カサクヤン」と意味不
明。
★もすりん
【モスリン】
【毛斯綸】
◇muslin
○
参照⇒もする(モスル)
もする
【モスル】
◇Mosul、[アラビア語]Al-Mawsil
○イラク北部、ニーナワー州(Muhafazat Ninawa)の州都。
北緯36.34°、東経43.14°の地。
チグリス川(the Tigris River)上流右岸(西岸)の商工業都市。
北部イラクの羊毛・皮革・小麦などの集散地。また、製粉・
皮革・繊維・製糖・セメントなどの工場がある。
付近は石油資源に富み、近郊に油田と精油所がある。
住民はアラブ系が多く、チグリス川の対岸はクルド人居住区。
「モスール」,「モースル」,「アル・マウシル(Al-Mawsil)」とも
呼ぶ。
〈人口〉
1957(昭和32) 17万9,600人。
1965(昭和40) 26万4,100人。
1985(昭和60) 57万0,926人(推計)。
1987(昭和62) 66万4,221人。
2002(平成14)173万9,000人。
◎古くから隊商路の重要拠点。
中世から織物業が盛んで、毛織物モスリン(muslin)の語源と
なった。
対岸には古代アッシリア帝国の首都ニネベ(Nineveh)などの
遺跡が発掘されている。
参照⇒にむるど(ニムルド)
◎1172(承安 2)に建てられたモスク「ジャーミ・アルカビール
(al-Jami al-Kabir)」に付随する55メートルのミナレット(尖塔)
は、傾いているため「モスルの斜塔(Bent Minaret of Mosul)」
とも呼ばれている。
参照⇒ぴさのしゃとう(ピサの斜塔)
もすーる
【モスール】
◇Mosul
○⇒もする(モスル)
もーする
【モースル】
◇Mosul
○⇒もする(モスル)
もするめ
【藻鯣】
○[食]アオリイカのスルメ。
参照⇒あおりいか(アオリイカ,障泥烏賊)
もすれむ
【モスレム】
◇Moslem
○[宗]⇒むすりむ(ムスリム)
もずれむ
【モズレム】
◇Moslem
○[宗]⇒むすりむ(ムスリム)
★もーせ
【モーセ】
◇[エジプト語]Moses(子)
○[宗][人]ヘブライ王国の預言者・律法者。
「モーゼ」とも呼ぶ。
参照⇒しゅつえじぷとき(出エジプト記,出埃及記)
◎死に際し、ガブリエル(Gabriel)・ミカエル(Michael)・ザグ
ザゲル(Zagzagel)の三人の天使が現れた。
ガブリエルは彼の前に寝椅子を置いて彼の左にたたずみ、ミ
カエルは寝椅子に紫の布をかぶせて右にたたずみ、ザグザエル
はヤコブが使った彼の頭のところに白い石の枕を置いて寝椅子
の裾にたたずんだ。
神の声が聞こえ、「汝(ナンジ)の足を伸ばせ」の言葉に従って足
を伸ばし、「汝の手を胸に当てよ」に従って手を胸に当て、「汝
の目を閉じよ」に従って目を閉じると、風が彼の上を吹き、唇
に主の炎を感じて微笑み、神とともにある永久(トワ)の休みに入っ
た。
◎兄アロン(Aaron)はユダヤ最初の祭司長。
もーぜ
【モーゼ】
◇Moses
○[宗][人]⇒もーせ(モーセ)
もーせごしょ
【モーセ五書】
◇[英]the Pentateuch
○[聖]⇒もーせのごしょ(モーセの五書)
もーぜごしょ
【モーゼ五書】
◇[英]the Pentateuch
○[聖]⇒もーせのごしょ(モーセの五書)
もーせのごしょ
【モーセの五書】
◇[英]the Pentateuch、[独]Thora(トーラ)
○[聖]『旧約聖書』巻頭の五書。創世記(Genesis)・出エジプ
ト記(Exodus)・レビ記(Leviticus)・民数記(Numbers)・申命記
(Deuteronomy)の総称。
「モーセ五書」,「モーゼの五書」,「モーゼ五書」,「ペンタチュー
ク」とも呼ぶ。
参照⇒しゅつえじぷとき(出エジプト記,出埃及記)
◎ヘキサチューク(Hexateuch):『旧約聖書』の最初の6書。
ヘプタチューク(Heptateuch):『旧約聖書』の最初の7書。
オクタチューク(Octateuch):『旧約聖書』の最初の8書。
◎ユダヤ教では「トーラー(the Torah)(律法)」と呼ぶ。
五書以外の預言書:⇒かばら(カバラ)(1)
もーぜのごしょ
【モーゼの五書】
◇[英]the Pentateuch
○[聖]⇒もーせのごしょ(モーセの五書)
[1]もーぜる
【モーゼル】
◇[独]Mosel、[フ]Moselle
○(1)[地](Fluss Mosel)⇒もーぜるがわ(モーゼルがわ)
○(2)(Departement Moselle)⇒もーぜるけん(モーゼル県)
○(3)[食](Moselwein)⇒もーぜるわいん(モーゼル・ワイン)
★[2]もーぜる
【モーゼル】
◇Wilhelm Mauser
○[人]ドイツの銃砲開発者(1834〜1882)。
[3]モーゼルの兄。
[3]もーぜる
【モーゼル】
◇Paul von Mauser
○[人]モーゼル銃を考案したドイツ人(1838〜1914)。
参照⇒もーぜるじゅう(モーゼル銃)
もーぜるがわ《もーぜるがは》
【モーゼル川】
◇[独]Fluss Mosel、[フ]Riviere Moselle
○[地]ライン川の支流。
フランス北東部のボージュ山脈([フ]Vosges montagnes)に発
源し、ロレーヌ地方(Region Lorraine)を北流してドイツに入
り、コブレンツ(Koblenz)でライン川(Fluss Rhein)に合流する。
全長545キロメートル。
流域はブドウ(葡萄)の栽培が盛ん。
参照⇒もーぜるわいん(モーゼル・ワイン)
〈支流〉
ザール川(Fluss Saar):⇒ざーるがわ(ザール川)
もーぜるけん
【モーゼル県】
◇[フ]Departement Moselle、[英]Moselle Prefecture
○フランス北東部、ロレーヌ地域圏(Region Lorraine)北部に
ある県。北部をドイツ・ルクセンブルクに隣接。
県都はメス(Metz)。
もーぜるじゅう
【モーゼル銃】
◇[独]Mauser Gewehr、[英]Mauser-action gun、[中]maose-
qiang(毛瑟槍)
○(1)ドイツ人モーゼル(Paul von Mauser)が発明したボルト・
アクション式の後装銃(Bolt Action Rifle)。
◎機関部の信頼性が高く、改良して旧日本陸軍の三八式歩兵銃
など世界の軍用銃に広く採用された。
○(2)モーゼルが発明した大型軍用拳銃。
拳銃であるが射程距離が長く、銃床を付けて小銃のようにし
たものもある。
初期では実包の装填は、実包をクリップ(clip)(挿弾子)には
めて機関部を開き上から中に押し込む形式であった。のち、マ
ガジン(magazine)(弾倉)を挿入する形式となった。
30口径モーゼル弾(7.62ミリ×25ミリ)を使用する。
大型なので遠目(トオメ)でもハッタリが利き、満州馬賊などが
愛用した。
中国語名は「毛瑟軍用手槍(maose junyong shouqiang)」,「駮
殻槍(bokeqiang)」,「盒子槍(heziqiang)」。
◎モーゼル弾は旧ソ連の拳銃トカレフ(Tokarev)にも使用され
ている。
参照⇒とかれふ(トカレフ)
もーぜるれんぱつじゅう
【モーゼル連発銃】
◇[英]a Mauser-action gun
○⇒もーぜるじゅう(モーゼル銃)
もーぜるわいん
【モーゼル・ワイン】
◇[独]Moselwein
○[食]ドイツのモーゼル川流域で作られるワイン(ブドウ酒)。
細長い緑色のビンに入っている。
単に「モーゼル」とも呼ぶ。
もそ
【モソ】
【麼些】
◇[中]Moxie
○[古]⇒なしぞく(ナシ族,納西族)
もそ
【モソ】
【摩梭】
◇[中]Mosuo
○ナシ族(Naxi Zu)(納西族)の一支族。
参照⇒なしぞく(ナシ族,納西族)
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