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百 科 辞 書 《みせ》 編集:獨 澄旻
-------- みせ --------------------------------------------------
みせいた
【見せ板】
○[経]投資家の株取引を誘引するため、ある価格帯にあたかも
注文がしているようにみせる発注行為。
実際には約定直前に発注が取り消される。
★みせいねん
【未成年】
○
参照⇒しょうねんほう(少年法)
◎1934.10. 6(昭和 9)警視庁は未成年者のカフェやバーへの出
入りを禁止する。
みせす
【ミセス】
◇[英]Mrs.
○既婚の女性に対する敬称。
◎未婚:ミス(Miss)。
既婚・未婚共通:ミズ(Ms.)。
みせすろびんそん
【ミセスロビンソン】
◇[英]Mrs. Robinson
○[楽]ポール・サイモン(Paul Simon)作詞・作曲の歌謡曲。
歌はサイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel)。
◎1968. 4.(昭和43)リリース。
みぜっと
【ミゼット】
◇[英]midget
○(1)(サーカスなどの)こびと(小人)。一寸法師。ちび。
参照⇒どわーふ(ドワーフ),いっすんぼうし(一寸法師),しゅ
じゅ(侏儒,朱儒)(4)
○(2)超小型の物。
○(3)[接頭辞]「超小型の、豆(マメ)……」を表す語形成要素。
◎ミゼット・カメラ,ミゼット・ハウス,ミゼット・カー
○(4)[歴][交]ダイハツ工業の軽三輪車。
総生産数31万7,000台。
◎1957(昭和32)生産開始。
1968(昭和43)丸ハンドルにモデルチェンジ。
1972(昭和47)生産中止。
★みせまるやまこふん
【見瀬丸山古墳】
○[歴]奈良県橿原市(カシハラシ)にある、古墳時代後期の古墳。
みせられてえーげかいのてーま
【魅せられて〜エーゲ海のテーマ〜】
○[楽]阿木燿子作詞、筒美京平作曲の歌謡曲。
歌はジュディ・オング。
◎1979. 2.(昭和54)発売。
みせん
【弥山】
◇[日]Misen/Mi Sen
○(1)[地]奈良県南部、吉野郡の大峰山脈中央部にある一峰。
標高1,895メートル。
修験道の要地。
○(2)[地]広島県佐伯郡(サイキグン)宮島町(ミヤジマチョウ)にある山。
厳島(イツクシマ)の主峰。標高529.8メートル。
北面の林は天然記念物・世界文化遺産の弥山原始林。
山頂近くに大聖院(ダイショウイン)・御山神社がある。
◎標高535メートルとも。
みそ
【ミソ】
◇[英]miso-
○[接頭辞]「嫌い」を表す語形成要素。
◎ミソガミー(misogamy):結婚嫌い。
ミソジニー(misogyny):女嫌い。
ミソロギー(misology):理屈嫌い・論理嫌い。
★みそ
【ミソ】
【味噌】
○[食]調味料の一種。
「東坡(トウバ)」とも呼ぶ。
参照⇒なめみそ(嘗め味噌,嘗味噌)
◎八丁味噌(岡崎味噌,三州味噌):⇒はっちょうみそ(八丁味噌)
信州味噌:⇒しんしゅうみそ(信州味噌)
ミソナオシ(味噌直):⇒みそなおし(ミソナオシ,味噌直,小
槐花)
◎火災の際、土蔵の扉の隙間(スキマ)に厚く塗り込み、火が内部
に入らないように目張りとする。
参照⇒かけごぬり(掛子塗,掛子塗り,掛け子塗り,懸子塗,懸
子塗り,懸け子塗り)
★みぞ
【溝】
○(1)水を流すため、地面を細長く掘ったもの。
「せせなぎ(溝)」,「せせなげ(溝)」とも呼ぶ。
○(2)
★みぞおち
【鳩尾】
○胸骨の下の中央のくぼんだところ。
「みずおち」とも呼ぶ。
みそがみー
【ミソガミー】
◇[英]misogamy
○結婚嫌い。
みそぎきょう《みそぎけう》
【禊教】
○[宗]教派神道十三派の一つ。江戸幕末の1840(天保11)、井上
正鉄(マサカネ)が独自に唱えた吐菩加美(トオカミ)神道。
明治維新後の1873(明治 6)、門人坂田安治(ヤスハル)らによって
教団化され禊教となる。
1894(明治27)明治政府の公認。
みそくさ
【ミソクサ】
【味噌草】
○[植]ミソナオシ(味噌直)の別称。
⇒みそなおし(ミソナオシ,味噌直,小槐花)
みぞくちちょう《みぞくちちやう》
【溝口町】
◇[日]Mizokuchi Cho
○[古]鳥取県南西部、日野郡(ヒノグンミ)の町。
米子自動車道の谷川トンネルがある。
◎2005. 1. 1(平成17)西伯郡(サイハクグン)岸本町(キシモトチョウ)と合併
して西伯郡伯耆町(ホウキチョウ)を発足。
みそじひともじ
【三十一文字】
○[文]短歌の別称。
⇒たんか(短歌)
みそなおし《みそなほし》
【ミソナオシ】
【味噌直】
【小槐花】
◇[学]Desmodium caudatum
○[植]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)ヌスビトハギ属(Des-
modium)の草状の落葉小低木。
高さ30〜90センチメートル。
葉は三小葉から成る羽状複葉で、長小葉は側小葉よりやや大
きく狭長楕円形・長さ4〜12センチメートル・幅1〜3センチ
メートル。
8〜9月、淡黄色を帯びた白色の小花を総状花序につける。
サヤ(莢)は平らな線形で4〜8小節果から成り、節ごとにくび
れていて切れやすく、細かいカギ(鉤)状の毛があって衣服や動
物などに付着して運ばれ、俗に「くっ付き虫(ひっ付き虫)」と呼
ばれる。
関東以西〜沖縄、東南アジアの山野に自生。
「ウジコロシ(蛆殺し)」,「ミソクサ(味噌草)」,「ウジクサ(蛆草)」
とも呼ぶ。
参照⇒ぬすびとはぎ(ヌスビトハギ,盗人萩),くっつきむし
(くっ付き虫)
◎昔は、いたんだミソ(味噌)に茎や葉を入れと良くしたり、わ
いたウジ(蛆)を殺すのにも用いたという。
みぞのぐちえき
【溝の口駅】
○[交]神奈川県川崎市高津区(タカツク)溝口(ミゾノクチ)にある、東急
田園都市線の駅。
高津駅と梶が谷(カジガヤ)駅の間。
◎JR南武線(ナンブセン)には武蔵溝ノ口駅がある。
みそのじょうすいじょう《みそのじやうすいぢやう》
【三園浄水場】
○東京都板橋区三園にある東京都水道局の浄水場。
荒川から取水。
みそのむら
【御薗村】
◇[日]Misono Mura
○[古]三重県東部、度会郡(ワタライグン)の村。周囲をほぼ伊勢市
に取り囲まれ、南西端を小俣町(オバタチョウ)に接する。
〈面積〉
6.05平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)8,925人。
◎1889(明治22)村制施行。
2005.11. 1(平成17)伊勢市に編入。
★みそはぎ
【ミソハギ】
【禊萩】
【千屈菜】
◇[学]Lythrum anceps
○[植]フトモモ目(Myrtales)ミソハギ科(Lythraceae)ミソハギ
属(Lythrum)の多年草。
盆棚(精霊棚)に飾る盆花(ボンバナ)の一つで、盂蘭盆会(ウラボン
エ)の7月ころに淡紅紫色の六弁小花を長い花穂に数個づつ集まっ
て咲く。
「ミゾハギ(溝萩)」,「ミズカケグサ(水掛草)」,「ショウリョウ
バナ(精霊花)」とも呼ぶ。
漢名は「千屈菜(センクツサイ)(qianqucai)」。
参照⇒ぼんばな(盆花)
◎秋の季語。
◎ハギ(萩)はマメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)ハギ属(Lespe-
deza)。
みぞはぎ
【ミゾハギ】
【溝萩】
○[植]⇒みそはぎ(ミソハギ,禊萩,千屈菜)
みそひともじ
【三十一文字】
○[文]短歌の別称。
⇒たんか(短歌)
みぞべちょう《みぞべちやう》
【溝辺町】
◇[日]Mizobe Cho
○[古]鹿児島県中央部、姶良郡(アイラグン)の町。
〈面積〉
63.50平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)8,537人。
◎1959(昭和34)町制施行。
2005.11. 7(平成17)姶良郡の溝辺町・横川町(ヨコガワチョウ)・霧
島町(キリシマチョウ)・隼人町(ハヤトチョウ)・福山町(フクヤマチョウ)の6町が合
併して霧島市(キリシマシ)を発足。
みぞほおずき《みぞほほづき》
【ミゾホオズキ】
【溝酸漿】
◇[学]Mimulus nepalensis
○[植]シソ目(Lamiales)ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)ミ
ゾホオズキ属(Mimulus)の多年草。
日本各地の水湿地に生える。
高さ10〜30センチメートル。葉は卵状楕円形。
夏、葉腋(ヨウエキ)に1.5〜2センチメートルの黄色の花を開く。
萼(ガク)は広卵形で果実を包み、ホオズキに似る。
◎アメリカミゾホオズキ:⇒みむらす(ミムラス)
ホオズキ(酸漿)はナス目(Solanales)ナス科(Solanaceae)。
みそら
【身空】
○身の上。
みぞらむしゅう《みぞらむしう》
【ミゾラム州】
◇[英]Mizoram State
○インド東部、アッサム地方南端の州。北部をアッサム州
(Assam State)・マニプル州(Manipur State)、北西部をトリプ
ラ州(Tripura State)に接し、東部・南部を隣国ミャンマー、
南西部をバングラデシュに隣接。
州都はアイザウル(Aizawl)。
◎1987(昭和62)アッサム州から分離創設。
みぞれ
【霙】
○(1)[気]雪が空中で解(ト)けかけて雨まじりに降(フ)る現象。
冬の初めや終わりに多く、比較的気温が高いときに起こりや
すい。
「氷雨(ヒサメ)」とも呼ぶ。
◎冬の季語。
○(2)[食]かき氷に蜜(ミツ)をかけた食べもの。
参照⇒かきごおり(かき氷,欠氷,欠き氷)(2)
みぞろがいけ
【深泥池】
【御菩薩池】
◇[日]Mizprpgaike/Mizoro ga Ike
○[地]京都府京都市北区上賀茂(カミガモ)にある池。
周囲約1キロメートル、深さ約2メートルで、底に堆積され
た泥土層は約7メートル。
水面に浮島が散在し、天然記念物の生物群落がある。
◎古くは「みどろがいけ(美度呂池)」とも「みぞろがいけ(美曽呂
池)」とも呼ばれた。
「御菩薩池」,「仏菩薩池」の表記は、奈良時代に行基(行基菩薩
とも)が当地で修法したことにかかわるという。
表記は他に「泥濘池」,「美与呂池」,「洫呂池」,「御曽呂池」,「御
曽路池」,「源菩薩池」,「御泥池」などがある。
みそろじー
【ミソロジー】
◇[英]mythology
○(1)神話学。
○(2)神話体系。
○(3)神話・神話集。
◎ドイツ語:ミトロギー(Mythologie)。
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