フレーム版に戻る ノンフレーム版に戻る ホームページに戻る

                    PDD図書館管理番号       0001.0089.3000.11

                 百   科   辞   書    《めや》     編集:獨  澄旻

-------- めや --------------------------------------------------
★めやす
	【目安】
	○[古]中世に、文章を見やすいように箇条書きにした文書、ま
	た箇条書きすること。
	◎目安箱
めやに
	【目やに】
	【目ヤニ】
	【目脂】
	【眼脂】
	○目から分泌された粘液が脂のように固まったもの。
	 「めくそ(目くそ,目糞,目屎)」,「目垢(メアカ)」とも、医学用語で
	「がんし(眼脂)」とも呼ぶ。
	 参照⇒めくそはなくそをわらう(目くそ鼻くそを笑う,目糞鼻
	屎を笑う)
	◎英語:アイミューカス(eye mucus)。
	 イタリア語:チスパ(cispa)。
めーよーけん
	【メーヨー県】
	◇[英]Mayo County
	○アイルランド北西部、コノート州(Connacht Province)北西
	部の県。北東部をスライゴ県(Sligo County)、東部をロスコモ
	ン県(Roscommon County)、南部をゴールウェー県(Galway Coun-
	ty)に接し、北部を大西洋のキララ湾(Killala Bay)、西部をブ
	ラックソド湾(Blacksod Bay)とクルー湾(Clew Bay)に面する。
	 県都はカスルバー(Castlebar)。
	 「メーオー県」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 5,398平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)11万0,696人。
めーら
	【メーラ】
	◇[伊]mela
	○[植](イタリア語で)リンゴ(林檎)の実。
	 ⇒りんご(りんご,リンゴ,林檎,苹果)(2)
	◎リンゴの木は「メーロ(melo)」。
[1]めーらー
	【メーラー】
	◇[英]mailer
	○(1)[通][計]電子メールを送受信するためのソフトウエア。
	 「メールプログラム(mail program)」とも呼ぶ。
	○(2)[通]郵送係・郵便係。
	○(3)[通]郵便発送者・郵送者。
[2]めーらー
	【メーラー】
	◇Norman Kingsley Mailer(ノーマン・メーラー)
	○[人]⇒[2]めいらー(メイラー)
めらうけ
	【メラウケ】
	◇Merauke
	○(1)(Kabupaten Merauke)⇒めらうけけん(メラウケ県)
	○(2)インドネシア東部、パプア島(Pulau Papua)(ニューギニ
	ア島)中西部のパプアティモール州(Propinsi Papua Timur)南
	部にあるメラウケ県南東端の県都。
	 パプアニューギニアとの国境近くの、アラフラ海(Arafura 
	Sea)に面する港町。
めらうけけん
	【メラウケ県】
	◇[インドネシア語]Kabupaten Merauke、[英]Merauke District
	/Merauke Regency
	○インドネシア東部、パプア島(Pulau Papua)(ニューギニア島)
	中西部のパプアティモール州(Propinsi Papua Timur)南部の県。
	北西部をパプアテンガ州(Propinsi Papua Tengah)、東部をパ
	プアニューギニアに隣接し、南部・西部をアラフラ海(Arafura 
	Sea)に面する。
	 県都はメラウケ。
めらとにん
	【メラトニン】
	◇melatonin
	○[生化]松果体から分泌されるホルモン物質。
	 その産生は光の影響を受け、夜に高く昼に低い、概日(ガイジ
	ツ)リズムを示す。
	 両生類や魚類では体色を変化させる働きがある。
	 鳥類では生物時計として働くと考えられている。
	 哺乳類では生殖腺の活動に作用し、成熟を抑制する。
	◎寝ている牛から搾乳(サクニュウ)された「ナイトミルク」にはメラ
	トニンが通常の5倍含まれ、飲めば安眠に効果があるとされる。
めーらーどはんのう《めーらーどはんおう》
	【メーラード反応】
	◇[英]Maillard reaction
	○[化]⇒めいらーどはんのう(メイラード反応)
★めらにん
	【メラニン】
	◇[英]melanin
	○[生化]動物の組織・細胞内に存在する、黒褐色の色素。
めらにんさいぼう《めらにんさいばう》
	【メラニン細胞】
	◇[英]melanocyte
	○[医]⇒めらのさいと(メラノサイト)
★めらねしあ
	【メラネシア】
	◇Melanesia、"[希]melas(黒)"+"neos(島)"から。
	○[地]ポリネシア・ミクロネシアと並ぶ太平洋にある島々の3
	大区分の一つ。
めらの
	【メラノ】
	◇[英]melano-
	○[接頭辞]⇒めらん(メラン)
★めらのいじん
	【メラノイジン】
	◇[英]melanoidin
	○[化][料]メイラード反応(Maillard reaction)でつくられる
	物質。
	 ミソ(味噌)・醤油などの褐色成分。
	 抗酸化作用を持つ。
	 参照⇒めいらーどはんのう(メイラード反応)
めらのさいと
	【メラノサイト】
	◇[英]melanocyte
	○[医]色素細胞の一種。メラニン色素を産生する細胞で、偽足
	状の細胞突起を持つ。
	 恒温動物の表皮内(皮膚)・毛根(モウコン)・脳軟膜(ノウナンマク)・眼
	の脈絡膜(ミャクラクマク)・虹彩(コウサイ)などに散在する。
	 「メラニン細胞」とも呼ぶ。
	 参照⇒めらのーま(メラノーマ)
めらのーま
	【メラノーマ】
	◇[英]melanoma
	○(1)[医]メラニン細胞(メラノサイト)から発生する母斑(ボハ
	ン)(nevus)の一種。
	 頸部(ケイブ)・腋下(エキカ)・ふともも(太股)のつけ根などに、
	黒色の円形まはた楕円形上の隆起(リュウキ)として現れる。
	 良性の若年性黒色腫(Juvenile melanoma)や、転移が速い悪
	性黒色腫(malignant melanoma)、肥満による一時的なものなど
	がある。
	 「黒色腫(コクショクシュ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒あくせいこくしょくしゅ(悪性黒色腫)
	○(2)[病](malignant melanoma)⇒あくせいこくしょくしゅ(悪
	性黒色腫)
めらぴかざん《めらぴくわざん》
	【メラピ火山】
	◇[インドネシア語]Gunung Berapi Merapi、[英]Volcano Mera-
	pi
	○[地]⇒むらぴさん(ムラピ山)
めらぴさん
	【メラピ山】
	◇[インドネシア語]Gunung Merapi、[英]Mount Merapi
	○[地]⇒むらぴさん(ムラピ山)
★めらみん
	【メラミン】
	◇[英]melamine
	○[化]尿素とアンモニアから合成される白色結晶質の化合物。
	化学式はC3N3(CH2)3。
	◎2008(平成20)中国で窒素分を増やすため粉ミルクに混入して
	問題となる。
★めらみんじゅし
	【メラミン樹脂】
	◇[英]melamine resin
	○[化]合成樹脂の一種。メラミン(尿素化合物)とホルムアルデ
	ヒドとのを重縮合させて製造する熱硬化性樹脂。
	 参照⇒にょうそじゅし(尿素樹脂)
めらん
	【メラン】
	◇[英]melan-
	○[接頭辞]「黒い」を表す語形成要素。
	 「メラノ(melano-)」とも呼ぶ。
	◎メラニン(melanin):⇒めらにん(メラニン)
	 メラネシア(Melanesia):⇒めらねしあ(メラネシア)
	 メラノフォア(melanophore):黒色素胞。
	 メラノーマ(melanoma):⇒めらのーま(メラノーマ)
	 メランコリー(melancholy):⇒[1]めらんこりー(メランコリ
	ー)
★[1]めらんこりー
	【メランコリー】
	◇[英]melancholy
	○[病]憂鬱(ユウウツ)・憂鬱症。躁鬱症(ソウウツショウ)の鬱(ウツ)状態。
	◎"[希]melankholia(黒い胆汁)"から。
[2]めらんこりー
	【メランコリー】
	○[楽]喜多條忠作詞、吉田拓郎作曲の歌謡曲。
	 歌は梓みちよ。
	◎1976. 9.(昭和51)発売。
めらんち
	【メランチ】
	◇[インドネシア語]meranti
	○[植]⇒[1]らわん(ラワン)
めらんてぃ
	【メランティ】
	◇[インドネシア語]meranti
	○[植]⇒[1]らわん(ラワン)
めらんひとん
	【メランヒトン】
	◇Philipp Melanchton
	○[人]ドイツの宗教改革者・人文主義者(1497〜1560)。本名は
	"Schwarzert"。
	 ヴィッテンベルク大学(Universitat Wittenberg)のギリシア
	語教授となり、ルター(Martin Luther)と知り合う。
	 ルターの思想に共鳴し、その宗教改革運動に参加。古典学の
	素養を聖書解釈に生かし、ルター派の理論化に努めた。
	 のちにルター正統派と対立し、独自の神学説をたてる。
	 著書は1521(大永元)『神学綱要(Loci communes)』・『アウ
	クスブルク信仰告白(Confessio Augustana)』など。
めりー
	【メリー】
	◇[英]Mary
	○[人]⇒めありー(メアリー)
めりーあんどるー
	【メリーアンドルー】
	◇[英]merry andrew
	○[劇]道化役者。
	 参照⇒ぴえろ(ピエロ),はーれくぃん(ハーレクィン)
★めりえ
	【メリエ】
	◇Jean Meslier(ジャン・メリエ)
	○[人]フランスの司祭(1664〜1729)。
	 聖職者でありながら唯物論者・無神論者で、既成宗教や僧侶
	・貴族の支配に反対し、一切の悪の源として私有財産制を否定。
めりえす
	【メリエス】
	◇Georges Melies
	○[人]フランスの映画製作者(1861〜1938)。
	 作品は1902(明治35)『月世界旅行(Le Voyage dans la lune)』
	・1908(明治41)『海底二万里(Vingt Mille Lieues sous les 
	Mers)』など。
	 参照⇒[2]べるぬ(ベルヌ)
めりくろん
	【メリクロン】
	◇[英]mericlone
	○[農]植物の茎(stem)の先端部のメリステム(分裂組織)を培養
	して繁殖させる技術・方法。
	 この技術で複製された新株の遺伝子は親株と同一で、一種の
	クローン技術。
	 参照⇒めりすてむ(メリステム),くろーん(クローン)(1)
	◎"meristem"と"clone"からの合成語。
めりけん
	【メリケン】
	【米利堅】
	◇[英]American
	○(1)アメリカ・アメリカ合衆国・米国。転じて外国。
	◎メリケン粉,メリケン波止場
	○(2)アメリカ人・米国人。
	○(3)[古]拳骨(ゲンコツ)。また拳骨で殴(ナグ)ること。
	 参照⇒めりけんさっく(メリケン・サック)
	◎メリケンをくらう。
★めりけんがやつり
	【メリケンガヤツリ】
	【メリケン蚊帳吊】
	◇[学]Cyperus eragrostis
	○[植]イネ目(Poales)カヤツリグサ科(Cyperaceae)カヤツリグ
	サ属(Cyperus)の一年草。熱帯アメリカ原産。
	 第二次世界大戦後、日本にも帰化。
	 参照⇒かやつりぐさ(カヤツリグサ,蚊帳吊草,莎草)
めりけんさっく
	【メリケン・サック】
	◇[和製英語]American sack、[英]knuckle-duster
	○[古]けんかなどの時、手にはめる金属製のげんこつ覆(オオ)い。
	 「拳鍔(ケンツバ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒めりけん(メリケン,米利堅)(3)
めりーごーらうんど
	【メリーゴーラウンド】
	◇[英]merry-go-round
	○(1)⇒かいてんもくば(回転木馬)
	○(2)天井(テンジョウ)などから吊るす赤ん坊の玩具の一種。
	 色とりどりの小物が下げた紐(ヒモ)などに付けられ、オルゴー
	ルの音(ネ)と共に回転するもの。
	 小形の卓上型もある。
めりーごーらうんど
	【メリーゴーラウンド】
	◇[英]merry-go-round
	○(1)⇒かいてんもくば(回転木馬)
	○(2)⇒めりーごーらうんど(メリーゴーラウンド)(2)
めりーさんのひつじ
	【メリーさんの羊】
	◇[英]Mary had a Little Lamb
	○[楽]サラJ.ヘール(Sarah Josepha Hale)(1788〜1879)作詞、
	高田三九三訳詞のアメリカ民謡。
	◎1877(明治10)エジソンが蓄音機の蝋管(ロウカン)に初めて録音し
	た曲。
めりすてむ
	【メリステム】
	◇[英]meristem
	○[植]分裂組織。茎(stem)や根の先端部で新しい細胞になる未
	分化の組織。
	 参照⇒めりくろん(メリクロン)
めりーずびる
	【メリーズビル】
	◇Marysville
	○アメリカ合衆国中央部、カンザス州(Kansas State)北東部の
	マーシャル郡(Marshall County)の郡都。
めりた
	【メリタ】
	◇[登録商標]Melitta
	○[経]ドイツの世界的コーヒー関連製品の製造・販売会社。
	◎1908(明治41)ドレスデンのメリタ・ベンツ(Melitta Bentz)
	夫人がペーパードリップを考案。
	◎カリタは日本の会社。
	 参照⇒かりた(カリタ)
めりだ
	【メリダ】
	◇Merida
	○(1)[地](Cordillera de Merida)⇒めりださんみゃく(メリダ
	山脈)
	○(2)(Estado Merida)⇒めりだしゅう(メリダ州)
	○(3)スペイン西部、エストレマデューラ州(Comunidad Auto-
	noma de Extremadura)中央部にある州都。
	 州南部のバダホス県(Provincia de Badajoz)中北部に位置する。
	〈人口〉
	 2001(平成13)5万0,271人(11月1日現在)。
	○(4)メキシコ南東部、ユカタン州(estado de Yucatan)の州都。
	ユカタン半島の中心都市。
	◎世界遺産。
	○(5)ベネズエラ北西部、メリダ州(Estado Merida)の州都。
めりださんみゃく
	【メリダ山脈】
	◇[西]Cordillera de Merida
	○[地]ベネズエラ北西部、マラカイボ湖(Lago de Maracaibo)
	の南部を南西から北東に走る、アンデス東山系の山脈。
	 最高峰はピコ・ボリバル(Pico Bolivar)(5,007メートル)
めりだしゅう《めりだしう》
	【メリダ州】
	◇[西]Estado Merida、[英]Merida State
	○ベネズエラ北西部の州。東部をバリナス州(Estado Barinas)、
	北西部をスーリア州(Estado Zulia)に接する。
	 州都はメリダ。
[1]めりっさ
	【メリッサ】
	◇melissa、[学]melissa officinalis
	○[植]シソ目(Lamiales)シソ科(Lamiaceae)セイヨウヤマハッ
	カ属(メリッサ属)(melissa)の多年草。ハーブの一種。地中海
	沿岸原産。
	 レモンに似た芳香があり、香味料・香油にする。
	 「セイヨウヤマハッカ(西洋山薄荷)」とも呼ぶ。
	◎セイヨウハッカ(西洋薄荷):⇒ぺぱーみんと(ペパーミント)
	(1)
[2]めりっさ
	【メリッサ】
	◇Melissa
	○[人]女性の名前。
めりでぃあん
	【メリディアン】
	◇Meridian
	○アメリカ合衆国南東部、ミシシッピー州(Mississippi State)
	東部のローダーデール郡(Lauderdale County)の郡都。
	 ロッキード・マーチン社の工場がある。
めりとぽり
	【メリトポリ】
	◇Melitopol'
	○ウクライナ共和国南東部、ザポリージェ州(Zaporiz'ka Ob-
	last)南部の都市。
	 北緯46.84°、東経35.37°の地。
	〈人口〉
	 1979(昭和54)16万0,664人。
	 1989(平成元)17万3,385人。
	 2001(平成13)16万0,657人。
	◎ロシア文字では"Мелитополь"。
★めりべうみうし
	【メリベウミウシ】
	【メリベ海牛】
	◇[学]Melibe leonina
	○[貝]裸鰓目(ラサイモク)(ウミウシ目)(Nudibranchia)スギノハウ
	ミウシ亜目(Dendronotina)メリベウミウシ科(Tethydidae)メリ
	ベウミウシ属(Melibe)の軟体動物。
	◎メリベウミウシ科は"Tethyidae(Fischer,1883)"とも。
めりーぽぴんず
	【メリー・ポピンズ】
	◇[英]Mary Poppins
	○[映]アメリカのミュージカル映画。
	 監督:ロバート・スティーブンソン(Robert Stevenson)。
	 出演:ジュリー・アンドリュース(Julie Andrews)、ディッ
	ク・バン・ダイク(Dick Van Dyke)、デビッド・トムリンソン
	(David Tomlinson)など。
	 主題歌は『チム・チム・チェリー(Chim Chim Cheree)』。
	 傘をさしながら風に乗ってやって来た家庭教師メリー・ポピ
	ンズと子供たちの冒険を描くファンタジー。
	◎1964(昭和39)ウォルト・ディズニー製作。
めりまっくぐん
	【メリマック郡】
	◇[英]Merrimack County
	○アメリカ合衆国東部、ニューハンプシャー州(New Hampshire 
	State)中南部の郡。
	 郡都はコンコード(Concord)(州都)。
★めりめ
	【メリメ】
	◇Prosper Merimee(プロスペル・メリメ)
	○[人]フランスの作家・探検家(1803. 9.28〜1870. 9.23)。
	 作品は小説1829(文政12)『シャルル九世年代記(La Chroni-
	que du temps de Charles IX)』・1840(天保11)『コロンバ(Co-
	lomba)』・1846(弘化 3)『カルメン(Carmen)』・1829(文政12)
	『マテオ・ファルコーネ(Mateo Falcone)』、短編集1833(天保
	 4)『モザイク(Mosaique)』など。
	◎著名な「エトルリアの壺(Le vase etrusque)」は『モザイク』
	の中の一編。
★めりやす
	【メリヤス】
	【莫大小】
	【目利安】
	◇[西]medias、[葡]meias(靴下)
	○よく伸縮する編物のような布地。
	 表と裏の編み目が異なる。
めりやすあみ
	【メリヤス編み】
	○⇒おもてあみ(表編み)
めりょう《めれう》
	【馬寮】
	○[歴]律令制で衛府(エフ)に属し、馬や牧場を管理した役所。
	 御所の廏(ウマヤ)の馬・馬具や、諸国の御牧(ミマキ)・官牧から毎
	年貢上される馬の調習・飼養、供御の乗具の調製、穀草の配給、
	飼部(ウマカイベ)の戸口・名籍などをつかさどる。
	 左馬寮(サマリョウ)と右馬寮(ウマリョウ)とに分れ、各寮の頭(カミ)・助
	(スケ)・大少允(ジョウ)・大小属(サカン)の四等官(シトウカン)のほかに、
	馬医・馬部(メブ)・飼丁などの職員を置く。
	 「うまのつかさ(馬寮)」,「うまづかさ(馬司)」とも、唐名で「典
	厩(テンキュウ)」とも呼ぶ。
めりーらんど
	【メリーランド】
	◇Maryland
	○(1)(Maryland State)⇒めりーらんどしゅう(メリーランド州)
	○(2)[軍]アメリカの軍艦。
	◎1921. 7.(大正10)竣工。
めりーらんどしゅう《めりーらんどしう》
	【メリーランド州】
	◇[英]Maryland State
	○アメリカ合衆国東部の州。北部をペンシルバニア州、東部を
	デラウェア州、南部・西部をバージニア州、北西部をウェスト
	バージニア州に接する。
	 州都はアナポリス(Annapolis)。
	 チェサピーク湾(Chesapeake Bay)が中央部を南北に貫(ツラヌ)
	き、南東端は大西洋に面する。
	 独立13州の一つ。
	◎1634年、ボルチモア(Baltimore)卿の領主植民地として設立。
	◎イギリス王チャールズ1世(Charles I)の妃ヘンリエッタ・
	メリー(Henrietta Maria)女王に因(チナ)む。
	◎もと奴隷州:⇒どれいしゅう(奴隷州)
めりりゃ
	【メリリャ】
	◇Melilla
	○アフリカ北西部のモロッコ東北部にある、地中海に面するス
	ペインの飛び地。
	 参照⇒せうた(セウタ)
	〈人口〉
	 1994(平成 6)6万3,670人。
めりる
	【メリル】
	◇Merrill
	○アメリカ合衆国中北部、ウィスコンシン州(Wisconsin State)
	中北部にあるリンカーン郡(Lincoln County)の郡都。
めりるりんち
	【メリルリンチ】
	◇[登録商標]Merrill Lynch
	○[経]世界的なアメリカの投資信託会社。
	 本社はニューヨーク市。
	◎1914(大正 3)メリルリ(Charles E.Merrill)により創立。遅
	れて友人のリンチ(Edmund C.Lynch)が参加。
	 1915(大正 4)現名(Merrill,Lynch & Co.)となる。
めりんが
	【メリンガ】
	◇[伊]meringa、[フ]meringue
	○[食](イタリア語で)メレンゲ。
	 ⇒めれんげ(メレンゲ)
★めーりんぐ
	【メーリング】
	◇Franz Mehring(フランツ・メーリング)
	○[人]ドイツのマルクス主義者(1846〜1919)。
	 1891(明治24)社会民主党に入党し、党の機関紙「新時代」を編
	集。
	 第一次世界大戦後の1916(大正 5)スパルタクス団の結成に参
	加。
めるー
	【メルー】
	◇Meru
	○[地]タンザニア北部にある火山。標高4,567メートル。
	 山麓にアルーシャ(Arusha)がある。
[1]めーる
	【メール】
	◇[英]mail
	○(1)[通](アメリカで)郵便。
	 ⇒ゆうびん(郵便)
	○(2)[通]電子メールの略。
	 ⇒でんしめーる(電子メール)
[2]めーる
	【メール】
	◇[英]mail
	○[歴]鎖帷子(クサリカタビラ)。
	 ⇒くさりかたびら(鎖帷子)(2)
[3]めーる
	【メール】
	◇[フ]mer
	○(フランス語で)海。
	◎ラ・メール(La Mer):⇒らめーる(ラ・メール)
	 メール・ノワール(Mer Noire):黒海。
[4]めーる
	【メール】
	◇[フ]mere
	○(フランス語で)母・お母さん。
	 ⇒はは(母)
	◎ママは「ママン(マモ)(maman)」、お父さんは「ペール(pere)」。
めるか
	【メルカ】
	◇Marka、[英]Marca
	○ソマリア南部、シャベーラハ・ホーセ州(gobolka Shabeell-
	aha Hoose)東部にある州都。首都モガディシュ(Mogadishu)の
	西南西に位置する。
	 北緯1.72°、東経44.77°の地。
	〈人口〉
	 2009(平成21)2万2,012人(推計)。
めるかーと
	【メルカート】
	◇[伊]mercato、[英]market(マーケット)
	○(イタリア語で)市場。
めるかーど
	【メルカード】
	◇[西]mercado、[英]market(マーケット)
	○(スペイン語で)市場。
めるかとる
	【メルカトル】
	◇Gerardus Mercator
	○[人]⇒めるかとーる(メルカトール)
★めるかとーる
	【メルカトール】
	◇Gerardus Mercator
	○[人]フランドルの数学者・地理学者(1512〜1594)。本姓はグ
	レーマー(Gerhard Kremer)。
	 1569(永禄12)メルカトール図法を考案。
	 「メルカトル」とも呼ぶ。
	◎フランドル地方は、彼が生れた当時はオランダ領、現在はベ
	ルギー領。
めるかとるずほう《めるかとるづはふ》
	【メルカトル図法】
	◇[英]Mercator projection/Mercator's projection
	○[地]⇒めるかとーるずほう(メルカトール図法)
★めるかとーるずほう《めるかとーるづはふ》
	【メルカトール図法】
	◇[英]Mercator projection/Mercator's projection
	○[地]地図投影法の一。
	 航海図など幅広く用いられている。
	 「メルカトル図法」とも呼ぶ。
	◎1569(永禄12)メルカトールが考案。
	 参照⇒めるかとーる(メルカトール)
めるかば
	【メルカバ】
	◇Merkava
	○[宗]ユダヤ教の聖典『ゾハル(Zohar)』に現れる神の戦車。
	◎メルカバ3:⇒めるかばすりー(メルカバ3)
	 メルカバ4。
めるかばすりー
	【メルカバ3】
	◇Merkava Mk3
	○[軍]イスラエル国産の高性能戦車。
	 世界で最も安全とされていた。
	 参照⇒あいえむあい(IMI),めるかば(メルカバ)
	◎2002. 2.14(平成14)ガザ地区中部でイスラエル過激派の高性
	能プラスチック爆弾により破壊される。
	 2003. 2.15(平成15)ガザ地区北部のユダヤ人入植地ドギット
	近くでイスラム過激派ハマス(Hamas)の軍事部門が新型爆弾に
	より爆破。乗員4人が死亡。
めるぎーぐんとう《めるぎーぐんたう》
	【メルギー群島】
	◇[英]Mergui Archipelago
	○[地]⇒めるぎーしょとう(メルギー諸島)
めるぎーしょとう《めるぎーしよたう》
	【メルギー諸島】
	◇[英]Mergui Islands
	○[地]ミャンマー南東端のマレー半島基部、西部アンダマン海
	(Andaman Sea)にある群島。
	 「メルギー群島(Mergui Archipelago)」とも呼ぶ。
	 参照⇒もーけんぞく(モーケン族)
	〈主な島〉
	 マリ島(Mali Kyun)。
	 カダン島(Kadan Kyun)。
	 ダウン島(Daung Kyun)。
	 ランビ島(Lanbi Kyun)。
	 サガンシット島(Saganthit Kyun)。
	 レツォコー島(Letsok-aw Kyun)。
めるきゅーる
	【メルキュール】
	◇[フ]mercure
	○(1)[天](フランス語で)水星。
	 ⇒すいせい(水星)
	○(2)[鉱](フランス語で)水銀。
	 ⇒すいぎん(水銀)
めるくーあ
	【メルクーア】
	◇[独]Merkur
	○(1)[ロ神]⇒めるくりうす(メルクリウス)
	○(2)[天](ドイツ語で)水星。
	 ⇒すいせい(水星)
めるくしゃ
	【メルク社】
	◇[英]Merck & Co.Inc.
	○[経]アメリカの大手製薬会社。
	 本社はニュージャージー州。
	 略称は「MRK」。
	 参照⇒ぷろぺしあ(プロペシア)
	〈子会社〉
	 万有製薬。
	◎1891(明治24)設立。
	 2007.10.12(平成19)インテグラーゼ阻害剤アイセントリス
	(Isentress)がFDA(アメリカ食品医薬品局)から認可。
めるくまーる
	【メルクマール】
	◇[独](単数形)Merkmal/(複数形)Merkmale
	○(1)目印・指標。
	○(2)特徴。
	○(3)[言]素性(ソセイ)。
めるくりうす
	【メルクリウス】
	◇[羅]Mercurius
	○[ロ神]商売・蓄財・旅・盗人などの神。
	 ギリシア神話の「ヘルメス(Hermes)」に相当。
	 参照⇒へるめす(ヘルメス)
	◎英語:マーキュリー(Mercury)。
	 ドイツ語:メルクーア(Merkur)」。
	 イタリア語:メルクーリオ(Mercurio)。
[1]めるくーりお
	【メルクーリオ】
	◇[伊]mercurio
	○(1)[ロ神](Mercurio)⇒めるくりうす(メルクリウス)
	○(2)[鉱](イタリア語で)水銀。
	 ⇒すいぎん(水銀)
[2]めるくーりお
	【メルクーリオ】
	◇[西]mercurio
	○(1)[天](イタリア語で)水星。
	 ⇒すいせい(水星)
	○(2)[鉱](イタリア語で)水銀。
	 ⇒すいぎん(水銀)
めるくりん
	【メルクリン】
	◇[登録商標]Maerklin/Marklin
	○[経][交]ドイツの玩具製造会社。世界的な鉄道模型メーカー。
	  本社はゲッピンゲン(Goeppingen)。
	◎1859(安政 6)ブリキ職人のテオドール・メルクリン(Theodor 
	Friedrich Wilhelm Maerklin)が、ドールハウス用の玩具台所
	用品メーカーとして設立。
	 1935(昭和10)鉄道模型HOゲージ・シリーズを発売。
	 2006. 5.17(平成18)イギリスの投資会社キングスブリッジ
	(Kingsbridge)に身売りすると発表。
	 2009. 2.(平成21)破産申請。
めるける
	【メルケル】
	◇Angela Kasner Merkel
	○[人]ドイツの女性政治家(1954〜)。旧東ドイツ生れ。キリス
	ト教民主同盟(CDU)。
	 2005.11.22(平成17)首相に就任。
	◎前期首相はシュレーダー(Gerhard Schroeder)。
めるこする
	【メルコスル】
	【MERCOSUR】
	◇[西]Mercado Comun del Sur
	○[経]⇒めるこすーる(メルコスール,MERCOSUR)
めるこすーる
	【メルコスール】
	【MERCOSUR】
	◇[西]Mercado Comun del Sur
	○[経]南米南部共同市場の略称。南米5ヶ国の関税同盟。
	 本部はモンテビデオ(ウルグアイ)。
	 「メルコスル」,「南米共同市場」とも呼ぶ。
	 参照⇒えふてぃーえーえー(FTAA)
	◎1991(平成 3)アメリカのクリントン大統領の呼びかけに応じ
	て、ブラジル・アルゼンチン・ウルグアイ・パラグアイの4ヶ
	国首脳がアスンシオン共同宣言。
	 1995. 1. 1(平成 7)発足。
	 1996(平成 8)チリとボリビアが準加盟国となる。
	 2004. 7.(平成16)ベネズエラが準加盟国となる。
	 2005.12. 9(平成17)モンテビデオの首脳会議でベネズエラの
	加盟申請を承認。
めるこむ
	【メルコム】
	【MELCOM】
	○[古][計]三菱電機社製の汎用コンピュータ。
めるしー
	【メルシー】
	◇[フ]merci
	○(フランス語で)ありがとう。
	◎メルシーボク(merci beaucoup):どうも有り難うございます。
	 ダリアン(de rien):どう致しまして。
めるしーぼく
	【メルシーボク】
	◇[フ]merci beaucoup
	○(フランス語で)どうも有り難うございます。
	 参照⇒めるしー(メルシー)
めるしゃん
	【メルシャン】
	◇[英]Mercian Corporation
	○(1)[経]酒造会社の一社。
	 本社は東京。
	◎1934.12. 4(昭和 9)昭和酒造株式会社として東京で創業。
	 1937. 9.(昭和12)合成酒「三楽」を発売。
	 1941.11.(昭和16)昭和農産化工株式会社と社名変更。
	 1949. 6.(昭和24)三楽酒造株式会社と社名変更。
	 1961. 5.(昭和36)日清醸造株式会社(メルシャン)を吸収合併。
	 1961.12.(昭和36)大和醸造株式会社を吸収合併。
	 1962. 7.(昭和37)オーシャン株式会社を吸収合併し、三楽オ
	ーシャン株式会社と社名変更。
	 1965. 4.(昭和40)東邦酒類株式会社を吸収合併。
	 1985. 4.(昭和60)三楽株式会社と社名変更。
	 1990. 9.(平成 2)メルシャン株式会社と社名変更。
	 2006.12.19(平成18)キリンビールのTOB、メルシャンの筆
	頭株主の味の素の賛同を得て、キリンの子会社となる。
	○(2)[食]メルシャン株式会社の販売するワインのブランド名。
	◎もと日清醸造株式会社の登録商標。
めるしん
	【メルシン】
	◇Mersin
	○トルコ南部、地中海に面するイチェル県(Icel Ili)南東部に
	ある県都。
	 北緯36.81°、東経34.63°の地。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)15万人。
	 1990(平成 2)42万2,400人。
	 2000(平成12)53万7,800人。
	 2003(平成15)58万0,300人。
めるずんげん
	【メルズンゲン】
	◇Melsungen
	○ドイツ中西部、ヘッセン州(Bundesland Hessen)中北部の都
	市。
	◎もと西ドイツ地区。
めるせだりおさん
	【メルセダリオ山】
	◇[西]Monte Mercedario、[英]Mount Mercedario
	○[地]アルゼンチン西部のメンドサ州(Provincia de Mendoza)
	北西端部、チリ国境近くにあるアンデス山脈の高峰。
	 標高6,770メートル。
	 南アメリカの最高峰アコンカグア山(Cerro Aconcagua)の北
	北西に位置する。
	◎1934(昭和 9)ポーランド隊が初登頂。
めるせです
	【メルセデス】
	◇Mercedes
	○(1)女性名。
	 ドイツ語読みは「メルツェーデス」。
	○(2)[交]メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)の略称。
	 ⇒めるせですべんつ(メルセデス・ベンツ)
めるせですべんつ
	【メルセデス・ベンツ】
	◇[登録商標]Mercedes-Benz
	○[交]ダイムラー・ベンツ社製の高級車。
	 Aクラス:コンパクトカー。
	 CLSクラス:4ドアクーペ。
	 SLKクラス:2シータースポーツカー。
	 SLクラス:最高級オープンカー。
	 Vクラス:ミニバン。
	◎日本では単に「ベンツ」と、ヨーロッパでは「メルセデス」と呼
	ばれることが多い。
めるせん
	【メルセン】
	◇[蘭]Meerssen、[英]Mersen
	○オランダ南部、リンブルフ州(Provincie Limburg)南部の町。
	 北緯50.88°、東経5.75°の地。
	 州都マーストリヒト(Maastricht)の北東方に位置する。
	◎メルセン条約
めるせんぬ
	【メルセンヌ】
	◇Marin Mersenne
	○[人]フランスの聖職者・数学者・科学思想家(1588〜1648)。
	 メルセンヌ素数(Mersenne primes)を研究。
めるせんぬそすう
	【メルセンヌ素数】
	◇[英]Mersenne primes
	○[数]2のp乗マイナス1(pは素数)で表せる素数。
	 p=2/3/5/7/13/17/19/31/61/89/107/127/521/607/1,279/
	2,203/2,281/3,217/4,253/4,423/9,689/9,941/11,213/19,937/
	21,701/23,209/44,497/86,243/110,503/132,049/216,091/756,
	839/859,433/1,257,787/1,398,269/2,976,221/3,021,377/6,
	972,593/13,466,917/20,996,011/24,036,583/25,964.951/30,
	402,457/...。
	◎2005. 2.(平成17)42番目となるメルセンヌ素数、発表。
	 2006. 1. 3(平成18)43番目となるメルセンヌ素数、発表。
	 2008. 9.27(平成20)カリフォルニア大学ロサンゼルス校(U
	CLA)の数学者、2の4,311万2,609乗引く1(1,297万8,189桁)
	を発表。
めるだー
	【メルダー】
	◇[独]Moerder/Morder
	○(ドイツ語で)殺人者・人殺し。
	 ⇒さつじんしゃ(殺人者)
めるつ
	【メルツ】
	◇[独]Maerz/Marz
	○[暦](ドイツ語で)三月。
	 ⇒さんがつ(三月,3月)
めるつぇーです
	【メルツェーデス】
	◇Mercedes
	○⇒めるせです(メルセデス)
めーると
	【メールト】
	◇Meerut
	○(1)(Meerut Dstrict)⇒めーるとけん(メールト県)
	○(2)インド中北部、ウッタル・プラデシュ州(Uttar Pradesh 
	State)北西部のメールト県中央部にある県都。
	◎1857. 5.(安政 4)インド人傭兵セポイ(Sepoy)が最初に決起
	した場所。
	 参照⇒せぽいのはんらん(セポイの反乱,セポイの叛乱)
めーるとけん
	【メールト県】
	◇[英]Meerut Dstrict
	○インド中北部、ウッタル・プラデシュ州(Uttar Pradesh 
	State)北西部の県。
	 県都はメールト。
めるとだうん
	【メルトダウン】
	◇[英]meltdown
	○[原]⇒ろしんようゆう(炉心溶融)
めーるのわーる
	【メール・ノワール】
	◇[フ]Mer Noire
	○[地](フランス語で)黒海。
	 ⇒こっかい(黒海)
めるば
	【メルバ】
	◇Dame Nellie Melba(ネリー・メルバ)
	○[人]オーストラリアのソプラノ歌手(1861〜1931)。本名はヘ
	レン・ポーター・ミッチェル(Helen Porter Mitchell)。
	 参照⇒めるばそーす(メルバソース,メルバ・ソース),めるば
	とーすと(メルバトースト,メルバ・トースト),ぴーちめるば
	(ピーチメルバ,ピーチ・メルバ)
	◎"Nellie"は"Helen"の愛称。
めるばそーす
	【メルバソース】
	【メルバ・ソース】
	◇[英]Melba sauce
	○[食]デザート用の、キイチゴのソース。
	◎オーストラリアのソプラノ歌手メルバ(N.Melba)に因(チナ)む。
めるばとーすと
	【メルバトースト】
	【メルバ・トースト】
	◇[英]Melba toast
	○[食]カリカリに焼いた、ごく薄いトースト。
	 フォアグラの付合せにする。
	◎オーストラリアのソプラノ歌手メルバ(N.Melba)に因(チナ)む。
めるはば
	【メルハバ】
	◇[トルコ語]merhaba
	○(1)(トルコ語で)こんにちは。
	○(2)(トルコ語で)さようなら。
	○(3)(トルコ語で)乾杯。
	 参照⇒かんぱい(乾杯,乾盃)
めるぱるく
	【メルパルク】
	○日本郵政株式会社の婚礼・宿泊施設。
	 旧称は「郵便貯金会館」。
	◎2008.10.(平成20)ワタベウェディング(総合ブライダル大手)
	に賃貸し、運営もゆうちょ財団からワタベウェディングに委託。
	 2010. 3.(平成22)売却・廃止予定。
めるばんたうんしっぷ
	【メルバン・タウンシップ】
	◇[英]Melvern Township
	○アメリカ合衆国中央部、カンザス州(Kansas State)東部にあ
	るオセージ郡(Osage County)の町。
めるびる
	【メルビル】
	◇Herman Melville(ハーマン・メルビル)
	○[人]アメリカの作家(1819〜1891)。
めーるぷろぐらむ
	【メールプログラム】
	◇[英]mail program
	○[通][計]⇒[1]めーらー(メーラー)(1)
★めるへん
	【メルヘン】
	◇[独]Maerchen(メーアヒェン)/Marchen
	○おとぎ話・童話。
めるぽめね
	【メルポメネ】
	◇Melpomene
	○[ギ神]悲劇の女神。ミューズ(Nine Muses)の一神。
	 参照⇒みゅーず(ミューズ)(1)
めるぼるん
	【メルボルン】
	◇Melbourne
	○(1)オーストラリア、ビクトリア州南端の州都。
	 オーストラリア大陸の南東部にある港湾都市。
	〈人口〉
	 1974(昭和49)262万人。
	 1987(昭和62)293万1,000人。
	 2001(平成13)337万1,300人(推計)。
	◎1956(昭和31)第16回オリンピック大会、開催。
	○(2)アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)東部
	のブレバード郡(Brevard County)の都市。
めるぼるんぱーむべい
	【メルボルン・パーム・ベイ】
	◇[英]Melbourne Palm Bay
	○アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)東部の
	ブレバード郡(Brevard County)の町。
めるぼるんびーち
	【メルボルン・ビーチ】
	◇[英]Melbourne Beach
	○アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)東部の
	ブレバード郡(Brevard County)の都市。
めるぼるんびれっじ
	【メルボルン・ビレッジ】
	◇[英]Melbourne Village
	○アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)東部の
	ブレバード郡(Brevard County)の都市。
めるらん
	【メルラン】
	◇[フ]Merlin
	○[伝説]『アーサー王伝説(Aurthurian Legends)』に登場する
	魔法使い。
	 年老いた高徳の予言者で、王の即位や諸国平定を救援した。
	 英語名は「マーリン(Merlin)」。
	 参照⇒あーさーおうでんせつ(アーサー王伝説)
めるりる
	【メルリル】
	◇Chott Melrhir
	○[地]アルジェリア北東部にある海面下の湖。湖面は海抜約マ
	イナス24メートル。
めるるっつぉ
	【メルルッツォ】
	◇[伊]merluzzo
	○(1)[魚](イタリア語で)タラ(鱈)。
	 ⇒たら(タラ,鱈,大口魚)
	○(2)[鳥](イタリア語で)トサカ(鶏冠)。
	 ⇒とさか(トサカ,鶏冠)
めるろ
	【メルロ】
	◇[伊]merlo
	○[鳥](イタリア語で)クロウタドリ(黒歌鳥)。
	 ⇒くろうたどり(クロウタドリ,黒歌鳥)
めるろー
	【メルロー】
	◇[フ]merlot、[伊]merlot
	○(1)[植]ブドウの栽培品種の一つ。
	 フランス南部・イタリア南部で栽培。
	○(2)[食](1)から作られる赤ワイン。
★めるろぽんてぃ
	【メルロ・ポンティ】
	◇Maurice Merleau-Ponty
	○[人]フランスの哲学者(1908〜1961)。
めれじこふすきー
	【メレジコフスキー】
	◇Dmitrii Sergeevich Merezhkovskii(ドミトリ・メレジコフ
	スキー)
	○[人]ロシアの作家(1865〜1941)。
めれんげ
	【メレンゲ】
	◇[フ]meringue
	○[料]卵白を固まるまで泡立て、砂糖・香料などを加えたもの。
	またはそれを軽く焼いたもの。
	 そのまま食べたり、洋菓子の飾りなどに用いる。
	 参照⇒すふれ(スフレ),[2]むーす(ムース)(4)
	◎泡立てたままのもの:⇒ねーじゅ(ネージュ)(2)
	 ゼラチンで固めたもの:⇒ましゅまろ(マシュマロ)(2)
	 生クリームを泡立てたものは「ホイップクリーム(whipped 
	cream)」。
	◎イタリア語:メリンガ(meringa)。
★めろ
	【メロ】
	◇Mero、[学]Dissostichus eleginoides
	○[魚]スズキ目(Perciformes)ノトセニア科(Nototheniidae)マ
	ジェランアイナメの通称。
	 チリ・南アフリカ南極周辺原産の深海魚。
	 「メロー」とも呼ぶ。
	 英語名は「パタゴニア・ツースフィッシュ(Patagonian tooth-
	fish)」。
	 食品表示名としては「ぎんむつ(銀ムツ,銀むつ,ギンムツ)」と
	も呼ぶ。
	◎ギンダラの漁獲量が減少したため、1980年代に代用として輸
	入される。
[1]めろー
	【メロー】
	◇[英]mellow
	○[形]芳醇(ホウジュン)な、豊潤(ホウジュン)な。円熟した。
[2]めろー
	【メロー】
	◇Mero
	○[魚]⇒めろ(メロ)
めーろ
	【メーロ】
	◇[伊]melo
	○[植](イタリア語で)リンゴ(林檎)の木。
	 ⇒りんご(りんご,リンゴ,林檎,苹果)(1)
	◎リンゴの実は「メーラ(mela)」。
めろことん
	【メロコトン】
	◇[西]melocoton
	○[植](スペイン語で)モモ(桃)・モモの実。
	 ⇒もも(モモ,桃)
	◎中南米ではドゥラスノ(durazno)。
★めろーびす
	【メロービス】
	◇[羅]Merovius/Meroveus、[独]Merowech
	○[人]ゲルマン人サリ族(Salii)の族長( 411ころ〜 458)。フ
	ランク王国前期のメロビング朝([独]Merowinger)初代の王クロ
	ービス(Clovis)の祖父。
★めろびんぐちょう《めろびんぐてう》
	【メロビング朝】
	◇[独]Merowinger、[英]Merovingians
	○[歴]フランク王国前期の王朝。
	 5世紀末、クロービス(Clovis)がゲルマニア・ガリア全域を
	支配して建国。
	 参照⇒かろりんぐちょう(カロリング朝)
	◎名前はクロービスの祖父、ゲルマン人サリ族(Salii)の族長
	メロービス(Merovius)に由来する。
めーろん
	【メーロン】
	◇[英]merlon
	○[軍]⇒まーろん(マーロン)
めろんさん
	【メロン山】
	◇Har Meron、[英]Mount Meron
	○[地]イスラエル北部、ガリラヤ地方の山。標高1,208メート
	ルで、イスラエルの最高峰。
	◎ラビ・シメオン・バル・ヨハイ(Rabbi Simeon Bar Yohai)の
	墓がある。
★めん
	【麺】
	○[食]
	 製法は生地を、切る・引っ張って伸ばす・型から押し出すに
	大別される。
	◎2005(平成17)中国青海省(Qinghai Sheng)(セイカイショウ)海東地区
	(Haidong Diqu)の喇家遺跡(Lajia Yiji)で新石器時代(約4千
	年前)のアワとキビで作られ麺が発見される。
めーん
	【メーン】
	◇Maine
	○⇒めーんしゅう(メーン州)
めんえきせいけつじょ
	【免疫性欠如】
	◇[独]Anergie、[英]anergy
	○[医]⇒あねるぎー(アネルギー)(1)
めんえきたい
	【免疫体】
	○[生化][医]抗体の別称。
	 ⇒こうたい(抗体)
めんえきのびたみん
	【免疫のビタミン】
	○[生化]リポ多糖の別称。
	 ⇒りぼたとう(リポ多糖)
★めんえきりょうほう《めんえきれうはふ》
	【免疫療法】
	◇[英]immunotherapy(イミュノセラピー)
	○(1)[医]
	 参照⇒あぴせらぴー(アピセラピー)
	○(2)[医](desensitization)⇒だっかんさ(脱感作)
めんがー
	【メンガー】
	◇Carl Menger(カール・メンガー)
	○[人]オーストリアの経済学者(1840〜1921)。
	 限界効用理論を確立し、オーストリア学派(Austrian school)
	の創始者となる。
めんかやく《めんくわやく》
	【綿火薬】
	◇[英]guncotton/nitrocotton
	○[工]精製した綿に硝酸・硫酸・水の混合物を反応(ニトロ化)
	させてできる綿状の火薬。
	 主成分はニトロセルロース(nitrocellulose)で、無煙火薬や
	ダイナマイトの原料となる。
	 硝化度(窒素含有量)の高いもの(窒素量13%以上)は「強綿薬
	(キョウメンヤク)」,「強綿」とも呼ぶ。
	 参照⇒にとろせるろーす(ニトロセルロース),だいなまいと
	(ダイナマイト)(1)
めんきょていし
	【免許停止】
	○(1)資格免許で、違反行為などにより一時的に免許の効力を
	停止する処分。
	 免許取り消しより軽い処分。
	 「免停」とも呼ぶ。
	○(2)[交]特に、運転免許証の停止処分。
	 「免停」とも呼ぶ。
めんけー
	【めんけー】
	○[形](東北方言)⇒めんこい(めんこい)
めんげれ
	【メンゲレ】
	◇Josef Mengele(ヨーゼフ・メンゲレ)
	○[人]ナチス・ドイツの行政官・物理学者(1911〜1979)。逃亡
	中の変名はウルフガング(Wolfgang Gerhard)、グレゴリオ(Greg
	-orio Gregori)。「死の天使([独]Todesengel,[英]Angel of 
	Death)」と呼ばれる。
	 1943〜1945年、アウシュヴィッツ(Auschwitz)収容所で生体
	実験を指揮。
	 第二次世界大戦後、捕虜にならず、1949(昭和24)南米に脱出。
	 1959(昭和34)パラグアイ市民に帰化し、1961(昭和36)ブラジ
	ルに移民。
	 水死。
	 参照⇒[2]はいむ(ハイム)
めんこ
	【めんこ】
	【メンコ】
	【面子】
	○子供の玩具の一種。
	 円形や長方形のボール紙で、片側に武者・相撲取り・役者・
	スポーツ選手などの絵が印刷されているもの。大きさは大小さ
	まざま。
	 数人で遊び、地面に自分のメンコを置き、自分の番になると
	地面のメンコまたは手持ちのメンコを地面に叩(タタ)きつけ、相
	手のメンコを風で裏返したり、地面と相手のメンコとの間に滑
	(スベ)り込ませると勝ちとなってそのメンコを取ることができ
	る。相手のメンコが裏返らなかったり、下を滑り抜けたりする
	と次の人の番になる。
	 裏にロウ(蝋)を塗って重くしたり、滑りやすくしたりすもこ
	ともある。また、周囲を裏側に軽く反(ソ)らせて風圧を受けに
	くく、また滑り込みにくくすることもある。
	 「ばった(バッタ)」とも呼ぶ。
	◎「面子」は「メンツ」とも読む。
	 参照⇒めんつ(メンツ,面子)
めんご
	【めんご】
	○[俗]「ごめん(御免)」の倒語。
	 友人などごく親しい間で用いられた。
めんご
	【メンゴ】
	◇Mmengo
	○[古]アフリカ東部、ウガンダ南部にあったブガンダ王国(Bu-
	ganda Kingdom)の首都。現在のカンパラ(Kampala)。
	 参照⇒かんぱら(カンパラ)
めんご	
	【面語】
	○対面して語ること。面談。
めんこい
	【めんこい】
	○[形](東北方言)可愛(カワイ)らしい・愛(アイ)らしい。小さい。
	 「めごい」,「めんごい」とも呼び、感動詞的には「めんけー」と
	言う。
	◎一説に「面(メン)良(ヨ)い」から。
めんごい
	【めんごい】
	○[形](東北方言)⇒めんこい(めんこい)
めんざらこ
	【メンザラ湖】
	◇[英]Lake Menzaleh、[フ]Lac Menzaleh
	○[地]⇒まんざらこ(マンザラ湖)
★めんしぇびき
	【メンシェビキ】
	◇[露]Mensheviki(少数派)
	○[歴]
	 ⇔ぼりしぇびき(ボリシェビキ)
めんしゃ
	【面紗】
	◇[英]veil
	○[服]⇒[1]べーる(ベール)(1)
めんしゅ
	【メンシュ】
	◇[独](単数形)Mensch/(複数形)Menschen(メンシェン)
	○(ドイツ語で)人間・人類。
めーんしゅう《めーんしう》
	【メーン州】
	◇[英]Maine State
	○アメリカ合衆国北東部、ニューイングランド(New England)
	地方の州。南西部をニューハンプシャー州(New Hampshire 
	State)に接し、北部・東部・西部をカナダに隣接し、南部を大
	西洋のメーン湾(Gulf of Maine)に面する。
	 州都はオーガスタ(Augusta)。
めんず
	【メンズ】
	◇[英]men's
	○(1)[形]男性用の、男物(オトコモノ)の、男の。
	○(2)[服]メンズウェア(menswear)の略称。
	 ⇒めんずうぇあ(メンズウェア)
	◎メンズショップ(men's shop)
めんずうえあ
	【メンズウエア】
	◇[英]menswear/men's wear
	○[服]⇒めんずうぇあ(メンズウェア)
めんずうぇあ
	【メンズウェア】
	◇[英]menswear/men's wear
	○[服]男子用衣類。紳士服。
	 「メンズウエア」とも、単に「メンズ(men's)」とも呼ぶ。
めんせいし
	【面生歯】
	◇[英]pleurodont(プリューロドント)
	○[俗][爬]側生歯のインターネット上の誤訳。
	 ⇒そくせいし(側生歯)
めんせいたいざ
	【面生胎座】
	◇[英]laminar placentation
	○[植]胎座型(placentation)の一種。
	 子房室(ovarian locule)は1室で分かれていず、心皮(シンピ)
	(carpel)の内壁面全面に胚珠(ハイシュ)(ovule)がつくもの。
	 スイレン科・アケビ科・ハナイ科・トチカガミ科など。
	 「心皮面胎座」とも呼ぶ。
	 参照⇒たいざ(胎座)
めんせきけい
	【面積計】
	◇[英]planimeter
	○[工]⇒ぷらにめーたー(プラニメーター)
めんそ
	【免訴】
	○[法]刑事事件で、裁判所が犯罪事実を審理(シンリ)することな
	く、訴訟(ソショウ)の手続きを打ち切る判決。
	 刑事訴訟法により検察官の公訴権が消滅したとして、同じ犯
	罪について確定判決がある時、犯罪後に刑が廃止された時、大
	赦があった時、公訴時効が完成した時に、言い渡される。
めんそーる
	【メンソール】
	◇[英]menthol
	○[化]⇒めんとーる(メントール)
めんそれ
	【メンソレ】
	○[薬]メンソレータムの略称。
	 ⇒めんそれーたむ(メンソレータム)
めんそれたーむ
	【メンソレターム】
	◇[登録商標名]Mentholatum
	○[俗][薬]⇒めんそれーたむ(メンソレータム)
めんそれーたむ
	【メンソレータム】
	◇[登録商標]Mentholatum
	○[薬]ロート製薬(株)が販売する家庭用の皮膚軟膏。
	 成分にメンソール(menthol)(メントール)を使用。
	 略称は「メンソレ」,「メンタム」。俗称は「メンソレターム」。
	 参照⇒めんとーる(メントール)
	◎アメリカの製薬会社メンソレータム・インターナショナルの
	登録商標。
	 もと(株)近江兄弟社が製造・発売。のち、1974(昭和49)ロー
	ト製薬に譲渡。
	 (株)近江兄弟社は現在、「メンターム(Menturm)」として発売。
	 参照⇒ヴぉーりず(ヴォーリズ)
めんたい
	【メンタイ】
	【明太】
	○(1)[魚]⇒すけとうだら(スケトウダラ,介党鱈)
	○(2)[食]頭と内臓を除いたスケトウダラを、寒中に屋外で凍
	らせ乾かしたもの。
	○(3)[食]メンタイコ(明太子)の略称。
めんたいぎょ
	【明太魚】
	○[魚]⇒すけとうだら(スケトウダラ,介党鱈)
めんたいこ
	【メンタイコ】
	【明太子】
	○(1)[食]スケトウダラ(介党鱈)の卵巣。タラコ(鱈子)。
	○(2)[食]スケトウダラの卵巣を塩蔵し、更にトウガラシ(唐辛
	子)を加えて漬け、熟成させたもの。
	 参照⇒たらこ(たらこ,タラコ,鱈子)(2)
めんだまち
	【免田町】
	◇[日]Menda Machi
	○[古]熊本県南部、球磨郡(クマグン)の村。
	〈面積〉
	 10.31平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)5,991人。
	◎1937(昭和12)町制施行。
	 2003. 4. 1(平成15)上村(ウエムラ)・岡原村(オカハルムラ)・須恵村(ス
	エムラ)・深田村(フカダムラ)と合併してあさぎり町(チョウ)を発足。
めんたむ
	【メンタム】
	○[薬]メンソレータムの略称。
	 ⇒めんそれーたむ(メンソレータム)
めんたーむ
	【メンターム】
	◇[登録商標]Menturm
	○[薬](株)近江兄弟社の家庭用の皮膚軟膏。
	 参考⇒めんそれーたむ(メンソレータム)
めんたわいしょとう《めんたわいしよたう》
	【メンタワイ諸島】
	◇[インドネシア語]Kepulauan Mentawai、[英]Mentawai Is-
	lands
	○[地]インドネシア西部、スマトラ島中央部の西岸沖にある諸
	島。主島は北部のシベルト島(Pulau Siberut)。
	 東部はスマトラ本島とメンタワイ水道(Selat Mentawai)で隔
	てられ、北部はシベルト水道(Selat Siberut)を介してバツ諸
	島(Pulau-pulau Batu)がある。
	 スマトラバラト州(Propinsi Sumatra Barat)に属する。
めんち
	【メンチ】
	◇[英]mince
	○(1)[食]⇒みんち(ミンチ)
	○(2)[料]⇒めんちかつ(メンチカツ)
めんちかつ
	【メンチカツ】
	◇[和製英語]mince cutlet、[英]fried cake of minced meat
	○[料]ミンチ料理の一種。
	 挽肉(ヒキニク)と微塵切(ミジンギ)りにしたタマネギなどの野菜に
	調味料・香辛料などを加えて、平たく伸ばしパン粉をつけて油
	で揚げたもの。
	 単に「メンチ」とも呼ぶ。
	◎メンチ(ミンチ)のカツレツの意味。
めんちさいど
	【メンチサイド】
	◇[英]menticide
	○[心]⇒めんてぃさいど(メンティサイド)
★めんちょう《めんちやう》
	【面疔】
	◇[英]carbuncle of the face
	○[病]顔面にできる、悪性の腫(ハ)れ物。
	 口の周囲・額・鼻などにできやすい。
	 参照⇒よう(癰)
	◎人面疔:⇒じんめんそ(人面疽)
めんつ
	【メンツ】
	【面子】
	◇[中]mianzi(面子)
	○(1)体面(タイメン)・面目(メンボク)・威信(イシン)。
	◎(自分の)面子にかかわる。面子が潰(ツブ)れる。面子丸潰れ。
	 (相手の)面子を立てる。
	◎中国語で「顔」の意味。
	○(2)マージャン(麻雀)を行うのに必要な4人のメンバー。
	◎面子を集める。
	○(3)[俗](転じて、必要な)メンバー。人数。
	◎面子が足りない。
	○(4)マージャンで、有効な牌(パイ)の組み合わせ。
	◎「面子」は「めんこ」とも読む。
	 参照⇒めんこ(めんこ,メンコ,面子)
めんてい
	【免停】
	○免許停止の略称。
	 ⇒めんきょていし(免許停止)
めんでぃ
	【メンディ】
	◇Mendi
	○パプアニューギニア、南ハイランド州(Southern Highlands 
	Province)の州都。
めんてぃさいど
	【メンティサイド】
	◇[英]menticide
	○[心](計画的な)精神破壊・精神殺害。
	 訊問・拷問・洗脳・薬物などにより、意図的に精神錯乱(a-
	mentia)を起こさせること。
	 「メンチサイド」とも呼ぶ。
	 参照⇒せんのう(洗脳),あめんてぃあ(アメンティア)
めんてなんす
	【メンテナンス】
	◇[英]maintenance
	○(1)持続・維持。
	○(2)(機械類の)補修管理・整備・保全・保守。維持費。
	 参照⇒かすたまーえんじにあ(カスタマー・エンジニア)
	○(3)扶養・生計。
	○(4)扶助料・生活費。
	◎動詞は「メンテイン(maintain)」,「メインテイン」。
めんでりずむ
	【メンデリズム】
	◇[英]Mendelism
	○(1)[生]メンデルの遺伝学説。また、その生物学思想の潮流。
	○(2)[生]メンデルの遺伝法則を基礎とする遺伝学の体系。
	 参照⇒めんでるのほうそく(メンデルの法則)
★めんでる
	【メンデル】
	◇Gregor Johann Mendel(グレゴール・メンデル)
	○[人]オーストリアの修道士・植物学者(1822〜1884)。
	 チェコスロバキアのブルノの町で修道院の司祭をしていた。
	 1856年から8年間にわたり修道院の庭にエンドウを植えて、
	おしべの花粉をめしべの先につけ、かけ合せの実験を行った。
	1865年ブルノの自然科学会の例会で発表し、翌年同会の雑誌に
	「植物雑種の研究」という題名の論文を印刷公表した。
	◎メンデルの法則:⇒めんでるのほうそく(メンデルの法則)
★めんでるすぞーん
	【メンデルスゾーン】
	◇Jakob Ludwig Felix Memdelssohn Bartholdy(ヤコブ・ルー
	ドウィヒ・フェーリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ)
	○[人]ドイツの作曲家(1809〜1847)。
	 作品は1844年『バイオリン協奏曲ホ短調』など。
★めんでるのほうそく《めんでるのはふそく》
	【メンデルの法則】
	◇[英]Mendel's laws
	○[生]メンデルが植物の交配によって発見した、遺伝の法則。
	〈メンデルの三つの法則〉
	 <1>「優性(交配)の法則」。
	 <2>「分離の法則」。
	 <3>「独立の法則」。
	 参照⇒りんけーじ(リンケージ)(2)
★めんでれーえふ
	【メンデレーエフ】
	◇Dmitri Ivanovich Mendeleev
	○[人]ロシアの化学者(1834〜1907)。
めんでれーえふかいれい
	【メンデレーエフ海嶺】
	◇[英]Mendeleyev Ridge
	○[地]北極海([英]Arctic Ocean)のロシア側、チュクチ海([露]
	Chukotskoe More)のウランゲル島([露]Ostrov Vrangelya)から
	北極点([英]North Pole)へ伸びる海嶺。
	 西側はウランゲル平原([英]Wrangel Plain)、東側はチュク
	チ平原([英]Chukchi Plain)。
	 参照⇒ろものーそふかいれい(ロモノーソフ海嶺)
めんどい
	【めんどい】
	○[俗][形]面倒(メンドウ)で骨が折れる(しんどい)。
[1]めんどさ
	【メンドサ】
	◇Mendoza
	○(1)(Provincia de Mendoza)⇒めんどさしゅう(メンドサ州)
	○(2)アルゼンチン西部、メンドサ州の北部にある州都。商業
	都市。
	 アンデス山脈東麓の高原、標高785メートルに位置する。
	 東は首都ブエノスアイレス(Buenos Aires)に、西はチリに横
	断鉄道が通じる交通の要所。
	 ブドウ栽培・ワイン醸造が盛ん。
	 「メンドーサ」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1960(昭和35)10万9,122人。
	 1991(平成 3)12万2,000人。
	◎1561(永禄 4)創建。
	 1776(安永 5)創設されたリオデラプラタ副王領(the viceroy-
	alty of Rio de la Plata)となる。
	 1861(文久元)地震で壊滅的被害を受ける。
[2]めんどさ
	【メンドサ】
	◇Juan Gonzalez de Mendoza(ゴンサレス・デ・メンドサ)
	○[人]スペインのアウグスティヌス会宣教師(1545〜1618)。
	 使節の中国派遣を国王フェリペ二世(Felipe II)に願い、
	1581(天正 9)自らも使節の一員としてメキシコへ渡ったが、メ
	キシコ当局の反対で挫折。
	 メキシコで中国の資料を集め、1582(天正10)帰国。
	 1585(天正13)中国総論『シナ大王国誌』を著す。
	 「メンドーサ」とも呼ぶ。
	◎『シナ大王国誌(De la historia de las cosas mas notables, 
	ritos y costumbres, del gran reyno dela China)』はヨーロッ
	パ各国語に翻訳され、大きな影響を与えた。
めんどーさ
	【メンドーサ】
	◇Mendoza
	○(1)(Provincia de Mendoza)⇒めんどさしゅう(メンドサ州)
	○(2)⇒[1]めんどさ(メンドサ)(2)
	○(3)[人]⇒[2]めんどさ(メンドサ)
めんどさしゅう《めんどさしう》
	【メンドサ州】
	◇[西]Provincia de Mendoza、[英]Mendoza Province
	○アルゼンチン西部の州。西部をチリに隣接。
	 州都はメンドサ。
	 西端部に南アメリカの最高峰アコンカグア山(Cerro Acon-
	cagua)(6,959メートル)がある。
	 「メンドーサ州」とも呼ぶ。
めんどーさしゅう《めんどーさしう》
	【メンドーサ州】
	◇[西]Provincia de Mendoza、[英]Mendoza Province
	○⇒めんどさしゅう(メンドサ州)
めんどり
	【めんどり】
	【雌鳥】
	◇[英]hen
	○(1)[鳥]メス(雌)の鳥。
	○(2)[鳥]特に、メスのニワトリ(鶏)。
	 英語で「ヘン」とも呼ぶ。
	 参照⇒にわとり(ニワトリ,鶏)
めんとる
	【メントル】
	◇Mentor
	○[ギ神]オデュッセウス(Odysseus)がトロイア戦争に出陣する
	とき、自分の子供テレマコス(Telemachos)の教育を託した良指
	導者。
	 参照⇒おでゅっせうす(オデュッセウス),てれまこす(テレマ
	コス)
めんとーる
	【メントール】
	◇[独]Menthol
	○[化]テルペン系のアルコールの一種。化学式C10H20O。
	 無色針状結晶の結晶で、薄荷油(ハッカユ)の主成分。
	 清涼感のある芳香があり、食品・香味・香料・医薬品などに
	用いられる。
	 「メンソール([英]menthol)」,「薄荷脳(ハッカノウ)」とも呼ぶ。
めんな
	【メンナ】
	○[魚]⇒まながつお(マナガツオ,真魚鰹)
めんないちどり
	【目ン無い千鳥】
	○[楽]サトウハチロー作詞、古賀政男作曲の歌謡曲。
	 歌は霧島昇とミス・コロムビア。
	◎1940. 6.(昭和15)レコード発売。
めんぱん
	【綿パン】
	○[服]⇒ちのぱんつ(チノパンツ,チノ・パンツ)
めんばんしょ
	【面番所】
	○[歴]江戸時代、江戸吉原の大門(オオモン)左手にあった隠密(オンミ
	ツ)廻り方同心とその手下の詰所。
	◎大門右手には四郎兵衛番所があった。
	 参照⇒しろべえ(四郎兵衛)
★めんひる
	【メンヒル】
	◇menhir
	○[歴]巨石記念物の一種。
	◎ケルト語の"men(石)"+"hir(長い)"から。
めんびろーど
	【綿ビロード】
	【綿天鵞絨】
	○[服]⇒べっちん(ベッチン,別珍)
めんぷ
	【綿布】
	○[服]綿糸で織った布。綿織物。
	◎1933(昭和 8)日本の輸出量が世界一となる。
	 参照⇒きいと(生糸)
めんふぃす
	【メンフィス】
	◇Memphis(白い壁)
	○(1)アメリカ合衆国南東部、テネシー州(Tennessee State)南
	西端のシェルビー郡(Shelby County)の郡都。ミシシッピー川
	(the Mississippi)下流左岸の商工業・河港都市。
	 住民は黒人系が約4割。
	〈人口〉
	 1970(昭和45)62万3,530人、77万人(都市域)。
	 1975(昭和50)66万人。
	 1992(平成 4)61万人。
	◎1968(昭和43)キング(Martin Luther King)牧師が暗殺される。
	○(2)[歴]ナイル下流西岸(左岸)、カイロの南にあった古代エ
	ジプトの首都。
	 紀元前3千年ころにメネス王(King Menes)によって建設され、
	王宮などの遺跡があり、近くにはギザ(El Giza)やサッカラ(Saq-
	qara)のピラミッドがある。
	 現在名は「ミートラヒーナ(Mit Rahina)」。
	 参照⇒ぎざ(ギザ),さっからいせき(サッカラ遺跡)
めんぶりりょ
	【メンブリリョ】
	◇[西]membrillo、[葡]marmelo
	○[植](スペイン語で)マルメロ。
	 ⇒まるめろ(マルメロ,木瓜)
めんへんぐらーとばっは
	【メンヘングラートバッハ】
	◇Moenchengladbach
	○ドイツ北西部、ノルトライン・ベストファーレン州(Bundes-
	land Nordrhein-Westfalen)西部の小都市。ジュッセルドルフ
	(Duesseldorf)とオランダ国境との中間に位置する。
★めんぼく
	【面目】
	○世間体(セケンテイ)。
	 「めいもく(面目)」,「めんもく(面目)」とも言う。
めんま
	【メンマ】
	【麺媽】
	【麺麻】
	◇[中]mianma
	○[食]中国産の麻竹(マチク)の筍(タケコノ)を短冊(タンザク)状に刻み、
	茹(ユ)でて乾燥または塩漬けにしたもの。
	 主に砂糖と醤油で甘辛く煮てゴマ油を和(ア)え、ラーメンの
	具などにする。
	 「シナチク(支那竹)」,「カンスーン(乾筍,干筍<guansun>)」と
	も呼ぶ。
	◎昭和中期ころまでは一般に「シナチク」と呼ばれていたが、
	「支那」は中国の蔑称とされて「支那ソバ(ラーメン)」とともに言
	い換えられた。
めんもく
	【面目】
	○⇒めんぼく(面目)
めんよう《めんやう》
	【緬羊】
	【綿羊】
	○[哺]ヒツジの別称。
	 ⇒ひつじ(ヒツジ,羊)
めんようし《めんやうし》
	【綿陽市】
	◇[中]Mianyang Shi
	○中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)東北部の省直
	轄市(地級市)。
	〈面積〉
	 2万0,281平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2004(平成16)529万人。
	〈管轄2区1市6県〉
----------------------------------------------------------------