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                    PDD図書館管理番号       0001.0089.2000.18

                 百   科   辞   書    《めた》     編集:獨  澄旻

-------- めた --------------------------------------------------
[1]めた
	【メタ】
	◇meta-
	○(1)[接頭辞]「超越の,高次の,後位の,間の」を表す語形成要素。
	 母音の前では"met"、有気音の前では"meth"。
	○(2)[化]ベンゼン環で一つ間をおいた一位と三位に置換基を
	もつこと。
	 略号は「m」。
	 参照⇒べんぜんかん(ベンゼン環)
[2]めた
	【メタ】
	◇[西]Departamento del Meta
	○⇒めたけん(メタ県)
めーたー
	【メーター】
	◇[英]meter、[伊]contatore(コンタトーレ)
	○(1)(自動式の)計器・計量器。
	 電気・ガス・水道などの自動計量器など。
	○(2)[交](特に)タクシーの走行計(料金表示器)。
	◎ギリシア語の「測定」から。
めーたー
	【メーター】
	【米】
	◇[英]meter、[フ]metre(はかる)
	○⇒めーとる(メートル,米)
めたあひさん
	【メタ亜砒酸】
	○[化]分子式はHAsO2。
	◎亜砒酸の水溶液中に共存していると考えられる。
★めだか
	【メダカ】
	【目高】
	○[魚]カダヤシ目(Cyprinodontiformes)メダカ科(Cyprinodon-
	tidae)の硬骨魚。
めだかのがっこう《めだかのがくかう》
	【めだかの学校】
	○[楽]茶木滋(チャキ・シゲル)作詞、中田喜直(ナカダ・ヨシナオ)作曲の童
	謡。
めだかのきょうだい《めだかのきやうだい》
	【めだかの兄妹】
	○[楽]荒木とよひさ作詞、三木たかし作曲の歌謡曲。
	 歌は「わらべ(高部知子・倉沢淳美・高橋真美)」。
	◎1983(昭和58)。
	◎バラエティー番組「欽ちゃんのどこまでやるの」で「わらべ」の
	役名は、のぞみ(高部知子)・かなえ(倉沢淳美)・たまえ(高橋
	真美)。
めだかもく
	【メダカ目】
	【目高目】
	◇[学]Cyprinodontiformes
	○[魚]カダヤシ目(Cyprinodontiformes)の別称。
めたくれぞーるぱーぷる
	【メタクレゾールパープル】
	◇[英]meta cresol purple
	○[化]pH指示薬(酸・塩基指示薬)の一種。
	 pH1.2〜2.8で赤色〜黄色、pH7.4〜9.9で黄色〜紫色に発
	色する。
	 略称は「MCP」。
	 参照⇒ぺーはー(pH)
★めだけ
	【メダケ】
	【女竹】
	【雌竹】
	◇[学]Pleioblastus simonii
	○[植]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)タケ亜科(Bambusioid-
	eae)メダケ属(Pleioblastus)のタケ。
	 「川竹(カワタケ)」とも呼ぶ。
	◎『徒然草』呉竹は葉ほそく、川竹(メダケの古称)は葉ひろし。
めたけん
	【メタ県】
	◇[西]Departamento del Meta、[英]Meta Department
	○南アメリカ、コロンビア中央部の県。南部をグアビアレ県
	(Departamento del Guaviare)に接する。
	 県都はビジャビセンシオ(Villavicencio)。
	〈面積〉
	 8万5,635平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1993(平成 5)56万1,121人(10月24日現在)。
	 2005(平成17)71万3,772人(5月22日現在)。
めだしぼう
	【目出し帽】
	○⇒ばらくらば(バラクラバ)(2)
めたせこいあ
	【メタセコイア】
	◇[学]Metasequoia
	○[植]マツ目(Pinales)スギ科(Taxodiaceae)メタセコイア属
	(Metasequoia)の落葉針葉高木。雌雄同株。
	 セコイアよりも大きく、高さ35メートル、径2メートルに達
	する。
	 葉は淡緑色で軟らかく、線形で2列に対生。
	 生育が早く、世界各地で公園樹や街路樹として栽培されてい
	る。
	 「生きている化石([英]living fossil)」,「生きた化石」とも呼
	ばれる。
	 和名は「アケボノスギ(曙杉)」。
	 参照⇒[1]せこいあ(セコイア)(1)
	◎中生代から中新世、北半球各地で繁茂した化石植物として知
	られていた。
	 1945(昭和20)中国四川省で現生種が発見。
	◎滋賀県高島市マキノ町(チョウ)に全長2.5キロメートルの並木が
	ある。
めたぞあ
	【メタゾア】
	◇[英]matazoa
	○[動]⇒こうせいどうぶつ(後生動物)
★めたぞえあ
	【メタゾエア】
	◇[羅]metazoea
	○[動]甲殻類の幼生の、ゾエア(zoea)に次ぐ発育段階。
	 メガロパ(megalopa)の前段階。
	 参照⇒こうかくるい(甲殻類)
めたなみー
	【メタナミー】
	◇[英]metonymy
	○[哲]⇒かんゆ(換喩)
★めたのーぷりうす
	【メタノープリウス】
	◇[羅]metanauplius
	○[動]甲殻類の幼生の、ノープリウス(nauplius)に次ぐ発育段
	階。
	 プロトゾエア(protozoea)の前段階。
	 参照⇒こうかくるい(甲殻類)
めたぼりずむ
	【メタボリズム】
	◇[英]metabolism
	○[生]⇒ぶっしつたいしゃ(物質代謝)
	◎アナボリズム(anabolism):同化作用。
	 カタボリズム(catabolism):異化作用。
めたぼりっくしょうこうぐん《めたぼりつくしやうこうぐん》
	【メタボリック症候群】
	◇[英]metabolic syndrome
	○[病]⇒めたぼりっくしんどろーむ(メタボリックシンドロー
	ム)
★めたぼりっくしんどろーむ
	【メタボリックシンドローム】
	◇[英]metabolic syndrome
	○[病]肥満に加え、血圧・血糖値や、血液中の中性脂肪・HD
	Lコレステロール値のうち2つ以上が異常な健康状態。
	 高カロリー・高脂肪の食事と運動不足によって、内臓脂肪が
	過剰に蓄積されることが原因。
	 生活習慣病の引き金となる。
	 「メタボリック症候群」,「内臓脂肪症候群」とも呼ぶ。
	 参照⇒せいかつしゅうかんびょう(生活習慣病),しのしじゅ
	うそう(死の四重奏,死の4重奏)
	◎日本内科学会による、必須条件はウエスト周囲径が男性85セ
	ンチメートル以上、女性90センチメートル以上。
	 2007. 6.(平成19)国際糖尿病連合、日本人の基準を男性90セ
	ンチメートル以上、女性80センチメートル以上、と発表。
めだまくりっぷ
	【目玉クリップ】
	○紙を挟(ハサ)む文具の一種。
	 二つのT字型のもの組み合わせ、スプリングで閉じるように
	したもの。
	◎指で開く箇所が円くなって穴か空き、斜めから見るとカタツ
	ムリなどの目玉のように見えることから。
めだまやき
	【目玉焼き】
	【目玉焼】
	○[料]1〜2個の卵をフライパンで片面のみを焼いた料理。
	 黄身(キミ)はくずさず円いままで半熟(ハンジュク)。
	◎黄身を目玉に見立てたもの。
めたみどほす
	【メタミドホス】
	◇[英]methamidophos
	○[化]有機リン系殺虫剤(農薬)。ホスホルアミドチオ酸−O,
	S−ジメチル(O,S-Dimethyl phosphoramidothioate)の一般名。
	 神経系に作用する劇薬。
	 人間が摂取(セッシュ)すると、下痢(ゲリ)・嘔吐(オウト)・寒気(サムケ)
	などの急性中毒症状が出る。
	◎2008(平成20)中国製ギョーザ中毒事件で一般に知られる。
めたもるふぉぷしあ
	【メタモルフォプシア】
	◇[英]metamorphopsia
	○[病]⇒へんししょう(変視症)
めだりおん
	【メダリオン】
	◇[英]medallion
	○(1)大型のメダル(large medal)。
	 参照⇒めだる(メダル)
	○(2)[美](肖像画などの)円形の浮き彫り。
	○(3)[建]円形の浮き彫り(レリーフ)。(扉などの)円形の飾り
	模様。
	○(4)(織物の)円形模様。
	○(5)(アメリカで)タクシーの営業許可プレート。
めだりすと
	【メダリスト】
	◇[英]medalist、[米]medallist
	○(1)(スポーツ競技などの)メダル受賞者。
	○(2)[運]ゴルフのハンディキャップなしで行われた予選競技
	で、最上位入選者。
	○(3)メダル製作者。
めたりっく
	【メタリック】
	◇[英]metallic
	○(1)[形]金属の、金属製の。
	○(2)[形]金属的な、金属性の。
	○(3)[形](特に)金属的な光沢の。
	◎メタリックカラー(metallic color)
★めたりんさん
	【メタリン酸】
	【メタ燐酸】
	◇[英]metaphosphoric acid
	○[化]重合リン酸の一種。化学式はHn+2PnO3n+1、示性式は
	(HPO3)n。
	 n=2のポリリン酸(polyphosphoric acid )のカリウム塩・
	ナトリウム塩の水溶液はコロイド状で粘性・分散性が高く、食
	品の保水・変色防止や素材の結着剤として添加されるが、高分
	子のため体内にはほとんど吸収されない。
[1]めたる
	【メタル】
	◇[英]metal
	○[化](英語で)金属・かね(金)。
[2]めたる
	【メタル】
	○[俗]メダル(medal)の訛(ナマ)り。
	 ⇒めだる(メダル)
めだる
	【メダル】
	◇[英]medal
	○(1)人の功績を表彰する金属製の賞牌。勲章。
	 日本では訛(ナマ)って「メタル」とも呼ぶ。
	 参照⇒めだりおん(メダリオン)(1)
	◎メダル受賞者:⇒めだりすと(メダリスト)(1)
	◎金メダル,銀メダル,銅メダル
	○(2)事物を記念する、硬貨(コウカ)に似た金属製の記念章。
	 日本では訛って「メタル」とも呼ぶ。
	 参照⇒めだりおん(メダリオン)(1)
	◎硬貨は「コイン(coin)」。
	 代用硬貨:⇒すらっぐ(スラッグ)(3)
めたるはいどらいど
	【メタル・ハイドライド】
	◇[英]metal hydride
	○[化]多量の水素を吸収した金属の化合物。
	 白金・パラジウム・マグネシウムなどの金属が水素と直接結
	合したもので、圧力・温度を変えると水素を再び放出する。
	 水素エネルギーの貯蔵法・輸送法として注目されている。
	 「金属水素化物」,「水素吸蔵合金」とも呼ぶ。
	 参照⇒すいそじどうしゃ(水素自動車)
★めたるはらいどらんぷ
	【メタルハライド・ランプ】
	◇[英]metal halide lamp
	○[電]発光効率を高めるため、水銀の代りにハロゲン化金属を
	添加した放電灯の一種。
	 集魚灯や液晶プロジェクタなどに使用される。
	◎「ハライド」は英語で「ハロゲン化合物」のこと。
めたるらむ
	【メタルラム】
	◇Mehtarlam
	○アフガニスタン東部、ラグマン州(Velayat-e Laghman)の州
	都。
めだん
	【メダン】
	◇Medan
	○インドネシア中央部、スマトラ島北西部にあるスマトラウタ
	ラ州(Propinsi Sumatera Utara)(北スマトラ州)の州都。
	 イギリス総領事館がある。
	〈人口〉
	 1971(昭和46) 64万人。
	 1980(昭和55)137万8,000人。
★めたんけいたんかすいそ《めたんけいたんくわすいそ》
	【メタン系炭化水素】
	◇[英]methane hydrocarbon
	○[化]鎖式飽和炭化水素の総称。
	 「アルカン(alkane)」とも呼ぶ。
	 参照⇒あるきるき(アルキル基)
めたんさん
	【メタン酸】
	◇[英]methanoic acid/methane acid
	○[化]⇒ぎさん(蟻酸)
めたんはいどれーと
	【メタンハイドレート】
	◇[英]methane hydrate(メタン水和物)
	○[化]永久凍土や深海底で水と結合してシャーベット状になっ
	て埋蔵されている天然ガス(メタン)。
	 次世代エネルギーとして期待されている。
	 日本近海では遠州灘から四国沖にかけて埋蔵されている。
	 「燃える氷(burning ice)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ちばせき(千葉石)
	◎液化メタンガス(liquefied methane gas):LMG。
めちえ
	【メチエ】
	◇[フ]metier
	○(1)職業・仕事。ビジネス・商売。
	○(2)芸術・文学などで、作者独特の表現技法・技巧・流儀。
めちおにん
	【メチオニン】
	◇[独]Methionin、[英]methionine(メサイオニン)
	○[生化]含硫アミノ酸の一つ・ヒトの必須アミノ酸の一つ。
	 分子式はC5H11NO2S。
	 生体内でのメチル基供与体を成し、タンパク質(蛋白質)の構
	成成分。
	 カゼイン([独]Kasein)を塩酸で加水分解して得られる。
	 肝臓の機能を促進・抗うつ作用・抜け毛予防・二日酔い治療
	・栄養剤などに用いる。
めちがい《めちがひ》
	【目違い】
	◇[日]mechigai/me-chigai
	○(1)見当違い・見そこない。
	○(2)[建]隣り合っている木目や石目が異なること。
	○(3)[建]木材の継手(ツギテ)や組手(クミテ)で、接合のための凸凹
	または突起や穴の部分。
	 参照⇒ほぞ(ほぞ,ホゾ)(1)
めちちほう《めちちはう》
	【メチ地方】
	◇[英]Mechi Zone
	○ネパール東端の地方。西部をコシ地方(Koshi Zone)に接し、
	北部を中国、東部・南部をインドに隣接。
	 行政所在地はイラム(Ilam)。
	〈地区(郡)〉
	 タプレジュン地区(Taplejung District)。
	 パンチタル地区(Panchthar District)。
	 イラム地区(Ilam District)。
	 ジャパ地区(Jhapa District)。
★めちるあるこーる
	【メチルアルコール】
	◇[英]methyl alcohol、[独]Methylalkohol、[中]jiachun(甲
	醇)
	○[化]
	 毒性があり、飲むと失明または死亡する。
	 「木精(モクセイ)」,「メタノール」とも呼ぶ。
	◎太平洋戦争の終戦直後、1945(昭和20)飲用による死亡者が続
	出した。
めちるおれんじ
	【メチルオレンジ】
	◇[英]methyl orange
	○[化]酸・塩基指示薬(pH indicator)として用いるアゾ色素
	(azo dye)の一種。分子式はC14H14N3SO3Na。
	 橙黄色の結晶で、水に溶けるがアルコールには溶けにくい。
	 塩基性(アルカリ性)液中で黄色・橙色、酸性液中で赤色に発
	色する。変色域はpH3.1〜4.4。
	 酸化還元指示薬としても使用する。
	 参照⇒めちるれっど(メチルレッド),ぺーはー(pH)
めちるき
	【メチル基】
	◇[英]methyl radical/methyl group
	○[化]最も単純な一価のアルキル基(alkyl radical)。
	 化学式は-CH3。
	 参照⇒あるきるき(アルキル基)
	◎除去:参照⇒のる(ノル)
めちるぐりこしあみじにん
	【メチルグリコシアミジン】
	◇[英]methylglycocyamidine
	○[生化]クレアチニン(creatinine)の別称。
	 ⇒くれあちにん(クレアチニン)
めちるぐりこしあみん
	【メチルグリコシアミン】
	◇[英]methylglycocyamine
	○[生化]クレアチン(creatine)の別称。
	 ⇒くれあちん(クレアチン)
めちるべんぜん
	【メチルベンゼン】
	◇[英]methylbenzene/methyl benzene
	○[化]⇒とるえん(トルエン)
めちるれっど
	【メチルレッド】
	◇[英]methyl red
	○[化]酸・塩基指示薬(pH indicator)として用いるアゾ色素
	(azo dye)の一種。
	 pH1〜4で赤色、pH5で橙色、pH6以上で黄色を呈(テ
	イ)する。
	 参照⇒めちるおれんじ(メチルオレンジ),ぺーはー(pH)
★めちれんぶるー
	【メチレン・ブルー】
	◇[英]methylene blue
	○塩基性染料の一つ。
めつぇすとら
	【メツェストラ】
	◇[露]medsestra
	○[医](ロシア語で)看護師。
	 ⇒かんごし(看護師)
	◎ロシア文字では"медсестра"。
★めっか
	【メッカ】
	◇Mecca
	○(1)[宗]サウジアラビア西部の宗教都市。イスラム教の聖地。
	◎メッカ巡礼:⇒[1]はじ(ハジ)
	○(2)(転じて)多くの人が訪れる所、あこがれの地。ある分野
	の中心地。
	◎"mecca"とも綴(ツヅ)る。
めっかじゅんれい
	【メッカ巡礼】
	○[宗]⇒[1]はじ(ハジ)
めっき
	【メッキ】
	【鍍金】
	【滅金】
	○(1)金属または非金属の固体表面を他の金属の薄い膜(マク)で
	おおう方法。また、それを施したもの。
	 装飾・防蝕・表面硬化のために行う。
	 電気メッキ・溶融メッキ・真空メッキ(蒸着)などの方法があ
	り、電気分解を応用した電気メッキが一般的。プラスチックに
	は真空メッキが行われる。
	 「鍍金(トキン)」とも呼ぶ。
	◎鍍金をさす:鍍金をほどこす。
	◎メッキの下地の金属は地金(ジガネ)と呼ぶ。
	◎金メッキは俗に「テンプラ」とも呼ばれる。
	◎古代に行われた仏像の金メッキは、滅金(めっき)と呼ぶ金ア
	マルガムを塗布(トフ)し、周囲から加熱して水銀を蒸発させたも
	の。
	○(2)(転じて)中身の悪さを隠して、外面だけを飾り、とりつ
	くろうこと・中身をいつわること。
	 ⇔じがね(地金)
	 参照⇒かめん(仮面)(2)
	◎鍍金が剥(ハ)げる
めつけ
	【目付】
	○(1)[歴]室町から江戸時代までの武家の職名。
	 非違を検察し、これを主君に報告した監察官。
	 江戸時代には大目付と目付の別があった。大目付は1632(寛
	永 9)設置され、老中に直属して大名を監察し、定員4〜5名、
	旗本から任命され大名並の待遇を受けた。目付は1617(元和 3)
	設置され、若年寄に直属して旗本・御家人(ゴケニン)を監察し、
	定員10名。
	 また、諸大名も藩の目付を置いた。
	 「横目付(ヨコメツケ)」,「横目(ヨコメ)」とも呼ぶ。
	 参考⇒おおめつけ(大目付)
	◎徒目付:⇒かちめつけ(徒目付)
	○(2)まわしもの。密偵(ミッテイ)。間諜(カンチョウ)。
	○(3)目じるし。目標。
めっけ
	【めっけ】
	【目付け】
	○(1)[俗][幼児語]探しものを見つけ出すこと。
	 「みっけ(見付け)」とも呼ぶ。
	◎一番星、めっけ。
	○(2)[俗](偶然に)発見すること。
	 「みっけ(見付け)」とも呼ぶ。
	◎めっけもん。
めっける
	【めっける】
	【目付ける】
	○(1)[俗]探しものを見つけ出す。
	○(2)[俗](偶然に)発見する。
	◎「見付(ミツ)ける」の転訛。
★[1]めっさーしゅみっと
	【メッサーシュミット】
	◇[独]Messerschmitt AG
	○(1)[歴][経]ドイツの航空機製造会社。
	 第二次世界大戦後、ダイムラーグループに吸収。
	○(2)[歴][軍](1)が開発・製造した航空機・軍用機。
	○(3)[歴][軍](特に)第二次世界大戦中に(1)が開発した、世界
	初のジェット戦闘機Me262。
	 通称は「シュバルベ(Schwalbe)(ツバメ)」。
	◎連合国側では、プロペラのないこととその高速性は脅威だっ
	た。
★[2]めっさーしゅみっと
	【メッサーシュミット】
	◇Willy Messerschmitt
	○[人]ドイツの航空機設計者(1898〜1978)。
めっし
	【滅紫】
	○[色]⇒けしむらさき(滅紫)
めっしき
	【滅色】
	○[色]花などがしぼみ衰えて色が褪(ア)せること。また、色が
	変わること。
めっしどーる
	【メッシドール】
	◇[フ]Messidor
	○[暦]フランスの革命暦(Calendrier revolutionnaire)の第十
	月。
	 西暦6月19日からの30日間。
	 「収穫月」とも呼ぶ。
	 参照⇒かくめいれき(革命暦)
めっしな
	【メッシナ】
	◇Messina
	○(1)(Provincia di Messina)⇒めっしなけん(メッシナ県)
	○(2)イタリア南部、シチリア州(Regione Sicilia)北東部のメッ
	シナ県の県都。
	 メッシナ海峡に面し、イタリア半島本土のレッジョ・ディ・
	カラブリア(Reggio di Calabria)との間にフェリーが運航。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)23万1,693人。
	 1994(平成 6)23万3,845人。
	◎紀元前8世紀、ギリシア人が植民市ザンクレ(Zancle)を建設。
	 BC. 397年、カルタゴ人により破壊。
	  831(天長 8)ころ、サラセン人が侵入。
	 1061(康平 4)ノルマン人が侵入。
	 1282〜1860(弘安 5〜万延元)スペインが主に支配。
	 1908(明治41)大地震で市街の90%が破壊。
	 第二次世界大戦で爆撃を受ける。
めっしなかいきょう《めつしなかいけふ》
	【メッシナ海峡】
	◇[伊]Stretto di Messina、[英]Strait of Messina
	○[地]イタリア半島南端とシチリア島北東端にある、北のティ
	レニア海([伊]Mare Tirreno)と南のイオニア海(Mare Ionio)を
	結ぶ海峡。
	 最短幅は約4キロメートル。
	 参照⇒すきゅら(スキュラ)
めっしなけん
	【メッシナ県】
	◇[伊]Provincia di Messina、[英]Messina District/Mes-
	sina Province
	○イタリア南部のシチリア島、シチリア州(Regione Sicilia)
	北東部の県。
	 県都はメッシナ。
めっせ
	【メッセ】
	◇[独]Messe(教会のミサ)
	○見本市。特に、国際工業見本市・万国物産展。
[1]めっせんじゃー
	【メッセンジャー】
	◇[英]messenger
	○(1)使者。
	○(2)依頼を受けて品物・伝言を送り届けることを職業とする
	人。
	○(3)(郵便・電報の)配達人。
[2]めっせんじゃー
	【メッセンジャー】
	◇[英]Messenger
	○[天]アメリカ航空宇宙局(NASA)の水星探査機。
	◎2004. 8. 2(平成16)フロリダ州ケープカナベラル空軍ステー
	ション(CCAFS)から打ち上げ。
	 2011. 3.、水星軌道に進入予定。
めっせんじゃーあーるえぬえー
	【メッセンジャーRNA】
	◇[英]messenger RNA
	○[生]DNAの遺伝情報を蛋白質として写しとって伝えるリボ
	核酸(RNA)。
	 DNA上の塩基の配列順序に基づき、その情報を転写してタ
	ンパク質合成された一本のヌクレオチド(nucleotide)。
	 遺伝情報をリボソーム(ribosome)に運ぶ働きがある。
	 略号は「mRNA」。
	 「伝令RNA」とも呼ぶ。
	 参照⇒あーるえぬえー(RNA),おぺれーたー(オペレーター)
	(6)
めったい
	【滅諦】
	○[仏]四諦の一つ。
	 ⇒したい(四諦)
めったうち
	【滅多打ち】
	○むやみやたらに打ちまくること。
めったぎり
	【滅多斬り】
	○むやみやたらに斬りまくること。
めったざし
	【滅多差し】
	○むやみやたらに差しまくること。
めったせき
	【滅多急き】
	○むやみやたらに急(セ)くこと。
めったづき
	【滅多突き】
	○むやみやたらに突きまくること。
めったばら
	【滅多腹】
	○むやみやたらに腹を立てること。
めつっ
	【メツッ】
	◇[露]med'
	○[化](ロシア語で)銅。
	 ⇒どう(銅)
	◎ロシア文字では"медь"。
★めってるにひ
	【メッテルニヒ】
	◇Klemens Wenzel Nepomuk Lothar,Fuerst von Metternich
	(クレメンス・ヴェンツェル・メッテルニヒ)
	○[人]オーストリアの政治家(1773〜1859)。
	 ウィーン会議で議長となり国際政局の指導権を握る。
	 1848. 3.(嘉永元)ウィーンに三月革命が起り失脚してイギリ
	スに亡命。
	 のち帰国。
	 参照⇒[1]りすと(リスト)
めっと
	【メット】
	◇[英]helmet
	○[俗]ヘルメットの和略語。
	 ⇒へるめっと(ヘルメット)(1)
めつみ
	【芽摘み】
	○[農]⇒てきが(摘芽)
めて
	【馬手】
	【右手】
	◇馬の手綱をとる手の意。
	○右手、右のほう。
	 参照⇒かみて(上手)(4)
	◎左手は弓手(ユンデ)と呼ぶ。
★[1]めーでー
	【メーデー】
	◇[英]May Day
	○[暦]
	 ドイツ語では「エアステ・マイ(Erste Mai)」、中国語では「労
	働節(Laodong Jie)」,「五一(Wuyi)労働節」,「五一」と呼ぶ。
	 参照⇒れいばーでー(レイバー・デー),きんろうかんしゃの
	ひ(勤労感謝の日)
	◎1935. 5. 1(昭和10)第16回、戦前最後のメーデー。
	 1936. 3.(昭和11)メーデーが禁止される。
	 1946. 5. 1(昭和21)11年ぶりに復活、戦後初。
	 1946. 5.19(昭和21)飯米獲得人民大会(食糧メーデー)。
	 1952. 5. 1(昭和27)第23回メーデー。「メーデー事件」,「血の
	メーデー」と呼ばれる。
	 参照⇒しょくりょうめーでー(食糧メーデー),めーでーじけ
	ん(メーデー事件)
[2]めーでー
	【メーデー】
	◇mayday
	○船舶や航空機などが使用する無線電話による国際救難信号。
	 参照⇒えすおーえす(SOS)(1)
	◎フランス語の"m'aider([英]help me)"から。
めであ
	【メデア】
	◇Medea/Midyah
	○(1)(wilaya de Medea)⇒めであけん(メデア県)
	○(2)アルジェリア北部、メデア県の県都。
	 北緯36.27°、東経2.77°の地。
	〈人口〉
	 1987(昭和62) 8万5,195人(推計)。
	 2004(平成16)14万5,600人。
めであけん
	【メデア県】
	◇wilaya de Medea、[英]Medea Province
	○アルジェリア北部の県。
	 県都はメデア。
	〈面積〉
	 8,330平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1987(昭和62)65万0,600人。
	 2004(平成16)85万0,700人。
めでいあ
	【メデイア】
	◇[希]Medeia、[英]Medea
	○[ギ神]黒海のコルキス(Colchis)王アイエテス(Aeetes)の娘。
	魔法使い。
	 イアソン(Iason)の金毛の羊皮([英]Golden Fleece)獲得を助
	けて妻となるが、のち夫がコリント(Corinth)の王クレオン
	(Creon)の娘クレウサ(Creusa)を望んだため、その娘とわが子
	を殺害した。
	 のちアテナイ(Athenai)王アイゲウス(Aigeus)の妻となった
	が、二人との息子メドス(Medos)の陰謀がばれて、息子ととも
	にアテナイを追放された。
	 「メディア」とも呼ぶ。
[1]めでぃあ
	【メディア】
	◇[英](複数形)media/(単数形)medium(ミディアム)
	○(1)(伝達・通信・表現などの)媒体・手段。
	○(2)マスメディア(mass media)の略称。
[2]めでぃあ
	【メディア】
	◇[希]Medeia、[英]Medea
	○[ギ神]⇒めでいあ(メデイア)
[3]めでぃあ
	【メディア】
	◇Media
	○アメリカ合衆国北東部、ペンシルバニア州(Pennsylvania 
	Commonwealth)南東部のデラウェア郡(Delaware County)中南部
	にある郡都。
	 北緯39.92°、西経75.39°の地。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)5,957人。
	 2000(平成12)5,533人。
	 2010(平成22)5,327人。
★めでぃあおうこく《めぢあわうこく》
	【メディア王国】
	◇[英]the kingdom of Media /the Median kingdom/the Med-
	ian dynasty
	○[歴]古代メソポタミアにあったメディア人の王国。
	 首都はエクバタナ(Ecbatana)。
めでぃうむ
	【メディウム】
	◇[英](単数形)medium/(複数形)media
	○[美][美]顔料を溶かす溶剤。
	 「ミディアム」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぐろすめでぃうむ(グロスメディウム)
めでぃかるこんしぇるじゅ
	【メディカル・コンシェルジュ】
	◇[英]medical concierge
	○[医]総合病院などの窓口で、患者やその家族の相談に対応す
	る医師。そのサービス。
	 診療科や入院・手術費用などのこまごまとした相談や悩みな
	どを聞き、具体的な回答を行う。
	 参照⇒こんしぇるじゅ(コンシェルジュ),ほすぴたりてぃー
	(ホスピタリティー)
めでぃかるそーしゃるわーかー
	【メディカルソーシャルワーカー】
	◇[英]medical social worker
	○[医]医療福祉専門職。医師に協力して患者への医療効果が高
	まるようにする人。
めでぃかんと
	【メディカント】
	◇[英]mendicant
	○(1)[形]乞食(コジキ)をする。
	○(2)[形]托鉢(タクハツ)する。
	○(3)乞食。
	○(4)[宗]托鉢(タクハツ)修道士。
	 ⇒ふらいあ(フライア)
[1]めてぃす
	【メティス】
	◇metis
	○(1)混血児。
	 参照⇒こんけつ(混血)
	○(2)(カナダで)白人(特にフランス人)と北米インディアンと
	の混血児。
	 参照⇒はーふぶりーど(ハーフ・ブリード)
	○(3)(アメリカで)8分の1黒人の血が入った混血児。
	 参照⇒おくとるーん(オクトルーン)
[2]めてぃす
	【メティス】
	◇Metis
	○[ギ神]知恵の女神。
	 ゼウスの妻で、妊娠中にゼウスに飲み込まれる。のち、ゼウ
	スの頭からアテナ(Athena)が生れた。
★[1]めでぃち
	【メディチ】
	◇Giovanni di Bicci de'Medici(ジョバンニ・デ・メディチ)
	○[人]イタリアのフィレンツェの金融業者・政治家(1360〜
	1429)。
	 貿易業で得た巨利を背景に市民階級の支持を集め、フィレン
	ツェの政権を把握。
★[2]めでぃち
	【メディチ】
	◇Cosimo de'Medici(コシモ・デ・メディチ)
	○[人]イタリアのフィレンツェの財政家・政治家(1389〜1464)。
	ジョバンニの子。
	 フィレンツェ市の銀行頭取と国家元首(1434〜1464)の地位を
	得る。
	 文芸保護に力を入れ、プラトン学院や図書館を設立。
★[3]めでぃち
	【メディチ】
	◇Lorenzo de'Medici(ロレンツォ・デ・メディチ)
	○[人]イタリアのフィレンツェの政治家(1449〜1492)。コシモ
	の子、ローマ教皇レオ十世(Leo X)の父。
	 国家元首(1469〜1492)。
	 美術家や文学者を保護。
めでぃな
	【メディナ】
	◇Medina
	○⇒めじな(メジナ)
めでぃなしだん
	【メディナ師団】
	◇[英]Medina Division/Al-Medinah Division
	○[歴][軍]フセイン政権下のイラク共和国防衛軍の精鋭部隊。
	 2003(平成15)イラク戦争の開戦時には1万5千余人で首都バ
	グダッドを防衛。しかし、アメリカ軍の買収により地上戦が開
	始された時点では250人程度しか残らず壊滅したといわれてい
	る。
	 「アルメディナ装甲師団(Al-Medinah Armored Division)」と
	も呼ぶ。
めでぃにぷーる
	【メディニプール】
	◇Medinipur
	○(1)(Medinipur District)⇒めでぃにぷーるけん(メディニプ
	ール県)
	○(2)インド東部、ウェストベンガル州(West Begal State)南
	西端のメディニプール県の県都。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)12万5,498人(3月1日現在)。
	 2001(平成13)15万3,349人(3月1日現在)。
めでぃにぷーるけん
	【メディニプール県】
	◇[英]Medinipur District
	○インド東部、ウェストベンガル州(West Begal State)南西端
	の県。
	 県都はメディニプール。
	 「ミドナプール県(Midnapur District)」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 1万4,081平方キロメート。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)833万1,912人(3月1日現在)。
	 2001(平成13)963万8,473人(3月1日現在)。
めてお
	【メテオ】
	◇[伊]meteo
	○(1)[気]気象・天気。
	○(2)[気]気象予報・天気予報。
[1]めておら
	【メテオラ】
	◇[英]meteora
	○(1)[気]気象。
	○(2)[天]流星。
	 ⇒りゅうせい(流星)
[2]めておら
	【メテオラ】
	◇Meteora
	○ギリシア中央部、テッサリア地方(Thessalia Region)西部の
	トリカラ県(Nomos Trikala)にある修道院群。
	◎14世紀、修道士アサナシオスがメガロメテオロン修道院(Meg-
	alo Meteoron Abbey)を建てる。
	 1988(昭和63)世界遺産の自然・文化の複合遺産に登録。
めておらいと
	【メテオライト】
	◇[英]meteorite
	○[天]隕石(インセキ)。
	 「メテオリーテ([伊]meteorite)」とも呼ぶ。
めておりーて
	【メテオリーテ】
	◇[伊]meteorite
	○[天]⇒めておらいと(メテオライト)
めておろいど
	【メテオロイド】
	◇[英]meteoroid
	○[宇]宇宙空間を高速で移動する、小惑星(asteroid)より小さ
	な微粒子・宇宙塵(space dust)。
	 「流星体」,「隕星体(インセイタイ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒すぺーすでぶり(スペース・デブリ)
めーでーじけん
	【メーデー事件】
	○[歴]1952. 5. 1(昭和27)第23回メーデーの際、皇居前でデモ
	隊6千名と警官隊5千名が衝突した事件。
	 サンフランシスコ平和条約・日米安全保障条約の発効3日目
	で、米軍の日本駐留を認める両条約に対する国民の不満の上に、
	国会で審議中の破壊活動防止法に対する反対や、皇居前のメー
	デー会場使用禁止などが加わり爆発したもの。
	 デモ隊は神宮外苑を出発し日比谷公園で解散の予定であった
	が、馬場先門から皇居前広場に突入。警官が拳銃61発を発砲し、
	2人が射殺、重軽傷者二千数百人、検挙者1,230人を出した。
	騒乱罪で起訴されたが、適用されず他の罪で有罪となった。
	 「血のメーデー」とも呼ばれる。
	 参照⇒さんふらんしすこへいわじょうやく(サンフランシス
	コ平和条約)
めでじん
	【メデジン】
	◇Medellin
	○⇒めでりん(メデリン)
めでりん
	【メデリン】
	◇Medellin
	○南アメリカ、コロンビア中北西部アンティオキア県(Departa-
	mento de Antioquia)の県都・工業都市。首都サンタ・フェ・
	デ・ボゴタ(Santa Fe de Bogota)に次ぐコロンビア第2の都市。
	 北緯6.25°、西経75.59°の地。
	 「メデジン」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1969(昭和44) 96万7,825人。
	 1973(昭和48)111万人。
	 1985(昭和60)143万1,462人。
	 1993(平成 5)175万7,400人。
	 1995(平成 7)162万1,367人。
	 2002(平成14)193万2,400人、299万4,400(都市域)人。
めーてるりんく
	【メーテルリンク】
	◇Maurice Maeterlinck(モーリス・メーテルリンク)
	○[人]ベルギーの劇作家・詩人(1862〜1949)。
	 1911(明治44)ノーベル文学賞、受賞。
	 代表作は戯曲1909(明治42)『青い鳥(L'Oiseau bleu)』など。
★[1]めーと
	【メート】
	◇[英]mate
	○友達。
	 「メイト」とも呼ぶ。
	◎クラスメート(classmate),ルームメート(room mate)
[2]めーと
	【メート】
	◇[英]mate
	○チェックメート(checkmate)の略。
	 ⇒ちぇっくめいと(チェックメイト)
めーど
	【メード】
	◇[英]mais/maidservant
	○⇒めいど(メイド)
めといきおん
	【メトイキオン】
	◇metoikion
	○[歴]古代ギリシアのポリスがメトイコイ(在留外人)に課した
	人頭税。
	 成年男子は年額12ドラクマ(drachma)、女子は6ドラクマ。
	 参照⇒めといこい(メトイコイ)
めといこい
	【メトイコイ】
	◇[希](複数形)metoikoi/(単数形)metoikos(メトイコス)
	○[歴]古代ギリシアのポリスで生活する在留外人。
	 主として商工業に従事し、裕福な者が多かった。メトイキオ
	ン(在留外人税)や臨時財産税などを負担し、兵役や公共奉仕に
	も参加した。
	 メトイコイの資格を得るには市民身分の後見人が必要で、生
	命や財産の安全は保障された。
	 しかし、参政権はなく、土地・家屋の不動産所有権も許され
	なかった。また、訴訟は後見人を通してのみ行うことができた。
	 参照⇒めといきおん(メトイキオン)
めといこす
	【メトイコス】
	◇[希](単数形)metoikos/(複数形)metoikoi(メトイコイ)
	○[歴]⇒めといこい(メトイコイ)
めどぅさ
	【メドゥサ】
	◇[希]Medusa
	○[ギ神]⇒[1]めどぅーさ(メドゥーサ)
★[1]めどぅーさ
	【メドゥーサ】
	◇[希]Medusa
	○[ギ神]怪物三姉妹ゴルゴ(Gorgo)の一人。
	 ペルセウス(Perseus)に殺される。
	 「メドゥサ」とも呼ぶ。
	 参照⇒ごるご(ゴルゴ),ぺがそす(ペガソス)
	◎イタリア語:メドゥーサ(Medusa)。
[2]めどぅーさ
	【メドゥーサ】
	◇[伊]medusa
	○[動](イタリア語で)クラゲ。
	 ⇒くらげ(クラゲ,水母,海月)
めとき
	【目鋭き】
	○[古]視力が強い・鋭いこと。
めどき
	【筮】
	【蓍】
	○占(ウラ)いに用いる道具。
	 「めどぎ(筮,蓍)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぜいちく(筮竹)
	◎昔、メドハギ(蓍萩)の茎を用いたことから。
めどぎ
	【メドギ】
	【蓍】
	【蓍木】
	○[植]⇒めどはぎ(メドハギ,目処萩,蓍萩,筮萩,鉄掃箒)
めどぎ
	【筮】
	【蓍】
	○⇒めどき(筮,蓍)
★めときしき
	【メトキシ基】
	◇[英]methoxy group
	○[化]分子式(-OCH3)の原子団の総称。
めどぐさ
	【メドグサ】
	【蓍草】
	○[植]⇒めどはぎ(メドハギ,目処萩,蓍萩,筮萩,鉄掃箒)
めーどすとん
	【メードストン】
	◇Maidstone
	○イギリス、イングランド南東部ケント州(the County of 
	Kent)の州都。
	 「メイドストーン」とも呼ぶ。
めとせら
	【メトセラ】
	◇Methuselah/Mathusala
	○(1)[聖]『旧約聖書』に登場するノアの洪水以前のユダヤの
	族長。エノク(Enoch)の子。
	 187歳の時に息子レメク(Lamech)を儲ける。レメクが182歳の
	時にノア(Noah)を儲ける。
	 メトセラは969歳まで生きたといわれ、亡くなった年に大洪
	水が起きたとされる。
	○(2)(転じて)長寿者・長命者。
	○(3)[植]⇒めすーぜら(メスーゼラ)
めどっく
	【メドック】
	◇Medoc
	○(1)フランス南西部、アキテーヌ地域圏(Region Aquitaine)
	北西部のジロンド県(Departement Gironde)北西部にあるジロ
	ンド川(Riviere de Gironde)西岸地方。県都ボルトー(Bor-
	deaux)の北方。
	 赤ワインの産地はサンステーフ(St-Estephe)・ポイヤック
	(Pauillac)・サンジュリアン(St-Julien)・マルゴー(Margaux)
	など。
	○(2)[食]メドック産のボルドー・ワイン(赤葡萄酒)。
	 参照⇒くられっと(クラレット)
めとにみー
	【メトニミー】
	◇[英]metonymy
	○[哲]⇒かんゆ(換喩)
めどはぎ
	【メドハギ】
	【目処萩】
	【蓍萩】
	【筮萩】
	【鉄掃箒】
	◇[学]Lespedeza cineata
	○[植]マメ目(Fabales)マメ科(Fabaceae)ハギ属(Lespedeza)の
	小低木状の多年草。
	 荒地・草地・路傍や原野に普通に自生。
	 茎は直立し、草丈60〜100センチメートル。葉は細長い三小
	葉で密に互生。
	 夏、葉腋に白黄色で中央に紫の条線のある小さな蝶形花をつ
	ける。
	 若芽は食用にし、また尿・解熱剤となる。
	 「メドギ(蓍,蓍木)」,「メドグサ(蓍草)」,「鉄掃箒(テツソウシュウ)」
	とも呼ぶ。
	◎昔、茎を占いに用いた。
	 参照⇒ぜいちく(筮竹)
めどふぉーど
	【メドフォード】
	◇Medford
	○アメリカ合衆国北西部、オレゴン州(Oregon State)南西部の
	ジャクソン郡(Jackson County)中南西部にある郡都。
めどべち
	【メドベチ】
	◇[露]medved'(メドヴェチ)
	○[哺](ロシア語で)クマ(熊)。
	 ⇒くま(クマ,熊)
	◎ロシア文字では"медведь"。
めとりくす
	【メトリクス】
	◇[英]metrics、[独]Metrik
	○⇒めとりっく(メトリック)
めとりっく
	【メトリック】
	◇[独]Metrik、[英]metrics(メトリクス)
	○(1)[文]韻律学。韻律法・作詩法。
	○(2)[楽]拍節法。
めーとる
	【メートル】
	【米】
	◇[フ]metre(はかる)、[英]meter
	○長さの国際単位系(SI)基本単位。
	 単位記号は「m」。
	 「メーター」とも呼ぶ。
	◎もと北極から南極までの距離の1千万分の1の長さ。現在は
	光の速度を基準にして299,792,458分の1秒間に光が真空中を
	進む距離。
	◎中国語では「公尺(gongchi)」または「米(mi)」。
めーとるしょっこう《めーとるしよくくわう》
	【メートル燭光】
	◇[フ]lux
	○[光]⇒るくす(ルクス)
めーとるほう《めーとるはふ》
	【メートル法】
	◇[英]metric system
	○単位をそれぞれメートル(meter)・リットル(liter)・グラム
	(gram)とする度量衡法。
	 参照⇒めーとる(メートル,米)
	〈ギリシア語系〉
	 デカ(deca-)	:10。
	 ヘクト(hecto-):100。
	 キロ(kilo-)	:1,000。
	〈ラテン語系〉
	 デシ(deci-)	:1/10。
	 センチ(centi-):1/100。
	 ミリ(milli-)	:1/1,000。
	 参照⇒ばいすう(倍数)
	◎1924. 4.11(大正13)日本、採用。
	◎メートル法公布記念日:4月11日。
めとろ
	【メトロ】
	◇[フ]metro、[英]underground/tube、[米]subway
	○(1)[交]地下鉄。
	 ⇒ちかてつ(地下鉄)
	○(2)[交](Metro)(特に)フランスの首都パリの地下鉄。
	◎「パリ・メトロポリタン鉄道会社(Compagnie du chemin de 
	fer metropolitain de Paris)」から。
めとろのーむ
	【メトロノーム】
	◇[独]Metronom、[英]metronome
	○[楽]楽曲の拍子(テンポ)を示す器具。
	 時計の振子の原理を応用し、ゼンマイで振り子を一定周期で
	振動させるもの。周期の調整は振り子にある遊標(重り)を上下
	させて行う。
	 「拍節器(ハクセツキ)」とも呼ぶ。
	◎1816(文化13)ドイツの音楽教師メルツェル(Johann Nepenuk 
	Maelzel)(1772〜1838)が発明。
めとろぽりす
	【メトロポリス】
	◇[英]metropolis
	○(1)(国の)首都。国際都市。
	○(2)(地方・州などの)大都市・大都会・主要都市。
	○(3)(産業・文化の)中心都市。
	 参照⇒めがろぽりす(メガロポリス)
	○(4)[歴]古代ギリシアの都市国家(polis)・本国・母国。
	◎植民都市に対する言葉。
めとろぽりたん
	【メトロポリタン】
	◇[英]metropolitan
	○(1)[形]首都の、大都市の。
	○(2)[形]都会的な。
	○(3)[名]大都市の住民。
めとろぽりたんびじゅつかん《めとろぽりたんびじゆつくわん》
	【メトロポリタン美術館】
	◇[英]the Metropolitan Museum of Art
	○[美]アメリカ合衆国、ニューヨーク市セントラル公園の東側
	にある私立美術館。同国最大の美術館。
	 個人収集家の寄贈と購入により、西洋・東洋の古代から近代
	まであらゆる分野を網羅し、規模・内容ともに世界屈指(300万
	点)を誇る名品が収集されている。
	◎1870(明治 3)ユニオン・リーグ・クラブのメンバーを中心に
	創立。
めーなーどびる
	【メーナードビル】
	◇Maynardville
	○アメリカ合衆国南東部、テネシー州(Tennessee State)中北
	東部のユニオン郡(Union County)中央部にある郡都。
	 「メイナードビル」とも呼ぶ。
めなむ
	【メナム】
	◇[タイ語]Mae Nam
	○(タイ語で)川。
めなむがわ《めなむがは》
	【メナム川】
	◇[英]the Menam River、[タイ語]Mae Nam Chao Phraya
	○[地]⇒ちゃおぷらやがわ(チャオプラヤ川)
★めなもみ
	【メナモミ】
	◇[学]Siegesbeckia orientalis
	○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)メナモミ属
	(Siegesbeckia)の一年草。路傍・荒れ地に自生する雑草。
	 果実には粘毛があり、衣服や動物の毛などに付着して運ばれ、
	俗に「くっ付き虫(ひっ付き虫)」と呼ばれる。
	 参照⇒くっつきむし(くっ付き虫)
	◎「雌菜揉み」の意味。キク科オナモミ属(Xanthium)に対する名
	称。
	 参照⇒おなもみ(オナモミ,巻耳,耳)
めにえーるしょうこうぐん《めにえーるしやうこうぐん》
	【メニエール症候群】
	◇[英]Meniere's syndrome
	○[病]⇒めにえーるびょう(メニエール病)
めにえーるびょう《めにえーるびやう》
	【メニエール病】
	◇[英]Meniere's disease
	○[病]慢性の内耳疾患の一種。
	 自律神経障害・ホルモンの変調・内耳の血行障害などにより
	内耳にリンパ液がたまって平衡障害が起きるもの。耳鳴り・め
	まい・悪心・嘔吐などの症状を発作的に反復して起し、慢性化
	する。数年後に難聴に陥る場合もある。
	 患者は、他人の評価を意識し自分を抑える傾向の人が多い。
	 「メニエール症候群(Meniere's syndrome)」とも呼ぶ。
	◎フランスの耳鼻科医メニエール(Prosper Meniere)(1799〜
	1862)の名前に因(チナ)む。
めにかどをたてる
	【目に角を立てる】
	○⇒めくじらをたてる(目くじらを立てる)
めにぎり
	【女握り】
	◇[英]fig
	○⇒ふぃぐ(フィグ)(2)
めにすかす
	【メニスカス】
	◇[英]meniscus
	○[物]細管内の液体の表面が表面張力によって出来る曲面。ま
	た、その現象。
	 ガラス管と水とのように両者間の付着力が大きい場合は管壁
	に沿う部分が下がって中央がくぼみ、ガラス管と水銀とのよう
	に付着力が小さい場合は管壁に沿う部分が盛り上がって中央が
	ふくらむ。
めにすかすれんず
	【メニスカス・レンズ】
	◇[英]meniscus lens
	○[光][写]片面が凸面(トツメン)、他面が凹面(オウメン)の単レンズ、
	または複合レンズ(組み合せレンズ)。
	 球面収差や色収差の補正に用いられる。
	 参照⇒いろしゅうさ(色収差),あくろまちっくれんず(アクロ
	マチック・レンズ),あぽくろまーと(アポクロマート)
めにゅー
	【メニュー】
	◇[フ]menu、[英]menu
	○(1)料理品目を表にした献立表(コンダテヒョウ)。料理品目表。
	○(2)(転じて)催し物などの内容・中味・番組・予定。
	○(3)[計]表示装置(display)に一覧表示される、操作の選択画
	面。
	 参照⇒ぷるだうんめにゅー(プルダウンメニュー)
めぬどびらん
	【メヌ・ド・ビラン】
	◇Francois-Pierre Gonthier Maine de Biran
	○[人]フランスの哲学者(1766.11.29〜1824. 7.20)。
	 観念学から出発し、後期は神秘主義的な傾向に走る。
めぬま
	【妻沼】
	◇[日]Menuma
	○(1)[古]⇒めぬままち(妻沼町)
	○(2)[古][交]⇒めぬまえき(妻沼駅)
めぬまえき
	【妻沼駅】
	○[古][交]埼玉県大里郡(オオサトグン)妻沼町(メヌママチ)(現:熊谷市)
	にあった、東武熊谷線のターミナル駅。
めぬまかっくうじょう《めぬまくわつくうぢやう》
	【妻沼滑空場】
	○[空]埼玉県熊谷市葛和田(クズワダ)の利根川河川敷にある、グ
	ライダー(滑空機)の滑空場。
	◎旧住所は大里郡(オオサトグン)妻沼町(メヌママチ)葛和田。
めぬましょうでん《めぬましやうでん》
	【妻沼聖天】
	○埼玉県熊谷市妻沼にある真言宗の歓喜院(カンギイン)。山号は聖
	天山(ショウデンザン)。高野山準別格本山。
	 本尊は大聖歓喜自在天(ダイショウカンギジザイテン)(聖天)。
	 拝観有料。
	 参照⇒だいしょうかんぎじざいてん(大聖歓喜自在天)
	◎1193(建久 4)斎藤実盛が開基、開山は良応。
	 2012. 7. 9(平成24)本殿(歓喜院聖天堂)、国宝に指定。
	◎関東三聖天の一つ。
	◎旧住所は大里郡(オオサトグン)妻沼町(メヌママチ)。
めぬままち
	【妻沼町】
	◇[日]Menuma Machi
	○[古]埼玉県北部中央、大里郡(オオサトグン)の町。
	 群馬県との堺を東に流れる利根川の沖積低地で、米・野菜を
	産し、畜産も行われている。
	 関東三聖天(ショウデン)の一つ、妻沼聖天がある。
	〈面積〉
	 36.27平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1970(昭和45)2万0,847人。
	 1995(平成 7)2万8,734人。
	 2000(平成12)2万8,182人。
	◎江戸時代、上州(現:群馬県)方面への脇往還の宿場町・市場
	町として、また利根川の舟運・渡船場として発達。
	 1913(大正 2)町制施行。
	 1955(昭和30)秦(ハタ)村・長井(ナガイ)村・男沼(オヌマ)村・太田
	村の4村を編入。
	 2005.10. 1(平成17)熊谷市に編入。
★めねじ《めねぢ》
	【雌ネジ】
	【雌螺子】
	◇[英]female screw
	○[機]
	 ⇔おねじ(雄ネジ,雄螺子)
	 参照⇒なっと(ナット)(1)
めねじきり《めねぢきり》
	【雌ネジ切り】
	【雌螺子切り】
	【雌螺子切】
	◇[英]tap
	○[機]⇒[1]たっぷ(タップ)(4)
[1]めねめん
	【メネメン】
	◇menemen
	○[料]トルコ料理の一つ。トマトを使ったトルコ風のオムレツ
	で、トルコの代表的な朝食。
	 参照⇒おむれつ(オムレツ)
[2]めねめん
	【メネメン】
	◇Menemen
	○トルコ西部、イズミル県(Izmir Ili)中央部の都市。
	 北緯38.61°、東経27.06°の地。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)2万9,006人。
	 1997(平成 9)4万2,369人。
	 2000(平成12)4万6,079人。
★めねらおす
	【メネラオス】
	◇[希]Menelaos、[英]Menelaus
	○[ギ神]スパルタ王。アトレウス(Atreus)の子、アガメムノン
	(Agamemnon)の弟、ヘレネ(Helene)の夫。
★めのう《めなう》
	【メノウ】
	【瑪瑙】
	◇[英]agate
	○[鉱]縞模様の美しい玉髄(ギョクズイ)。
	 縞は帯状や同心状がある。
	 「エゲート」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぎょくずい(玉髄)
	◎縞瑪瑙(シマメノウ):⇒しまめのう(縞メノウ,縞瑪瑙)
	 紅縞(アカシマ)瑪瑙:⇒あかしまめのう(紅縞メノウ,紅縞瑪瑙,
	赤縞瑪瑙)
めのこ
	【女の子】
	◇[日]menoko/me-no-ko
	○(1)おんな(女)。
	○(2)⇒めのこご(女の子子)
	○(3)⇒めのこやつこ(女の子奴,婢)
めのこ
	【目の子】
	◇[日]menoko/me-no-ko
	○「目の子算(「目の子勘定」)」の略称。
	 ⇒めのこざん(目の子算)
めのこかんじょう《めのこかんぢやう》
	【目の子勘定】
	◇[日]menokokanjo/menoko-kanjo
	○⇒めのこざん(目の子算)
めのこご
	【女の子子】
	◇[日]menokogo/me-no-ko-go
	○おんな(女)の子。少女・娘。
	 「めのこ(女の子)」とも呼ぶ。
めのこざん
	【目の子算】
	◇[日]menokozan/menoko-zan
	○(1)目で確かめながら数量を一つ一つ数えること。また、そ
	の数え方。
	 一つ、二つと声に出して数えることもある。
	 「目の子算用」,「目の子勘定(カンジョウ)」とも、単に「目の子」と
	も呼ぶ。
	○(2)数えられた一連の数量などを電卓・ソロバン(算盤)など
	で計算せず、ざっと目で見て概算値を推測すること。
	 「目の子算用」,「目の子勘定」とも、単に「目の子」とも呼ぶ。
めのこざんよう
	【目の子算用】
	◇[日]menokozan'yo/menoko-zan'yo
	○⇒めのこざん(目の子算)
めのこやつこ
	【女の子奴】
	【婢】
	◇[日]menoko yatsuko
	○女の奴隷・婢(ヒ)。
	 「めのこ(女の子)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぬひ(奴婢)
めのせいじんびょう《めのせいじんびやう》
	【目の成人病】
	○[俗][病]⇒りょくないしょう(緑内障)
めのないと
	【メノナイト】
	◇[英]Mennonite、[独]Mennoniten(メノニテン)
	○[宗]キリスト教プロテスタントのルノナイト教会(Mennonite 
	Church)の教徒。
	 『新約聖書』に基づいて平和と非暴力を信条に、質素な生活
	を送り、幼児洗礼・兵役拒否などを特色とする。
	 参照⇒めのないとは(メノナイト派)
めのないとは
	【メノナイト派】
	◇[英]Mennonites
	○[宗]キリスト教プロテスタントの再洗礼派(Anabaptists)の
	一派。
	 16世紀のオランダの宗教指導者メノー・シーモンス(Menno 
	Simons)(1496〜1561)が創始。
	 北アメリカに多く居住。
	 第二次世界大戦中、分派のアーミッシュ派(Amish Sect)と共
	に、信仰に基づく奉仕活動を代償とする兵役拒否の権利をアメ
	リカ政府に認めさせる。
	 「メノー派」とも呼ぶ。
	 参照⇒めのないと(メノナイト),さいせんれいは(再洗礼派),
	あーみっしゅは(アーミッシュ派),へいえききょひ(兵役拒否)
めのーは
	【メノー派】
	○[宗]⇒めのないとは(メノナイト派)
めのほよう《めのほやう》
	【目の保養】
	○(1)目を休めて健康を増進すること。
	○(2)美しいものなどを見て、心を晴れやかにして楽しむこと。
	 参照⇒がんぷく(眼福)
めのらー
	【メノラー】
	◇menorah
	○[宗]⇒みのらー(ミノラー)
めのるかとう《めのるかたう》
	【メノルカ島】
	◇[西]Insular de Menorca/Isla de Menorca
	○[地]⇒みのるかとう(ミノルカ島)
めのわらべ
	【女童】
	○(1)[古]女の子。
	 参照⇒わらべ(童)(1)
	○(2)[古]⇒わらわ(童)(3)
めのわらわ《めのわらは》
	【童女】
	○[古]⇒わらわ(童)(3)
めばえ
	【芽生え】
	○(1)[植]芽生えること。植物の芽が出始めること。また、そ
	の芽。
	○(2)[植]⇒みしょう(実生)
	○(3)(転じて)物事の起り始め。きざし(兆し)。
めはじき
	【メハジキ】
	【目弾き】
	【目弾】
	○(1)[植]([学]Leonurus japonicus)シソ目(Lamiales)シソ科
	(Lamiaceae)メハジキ属(Leonurus)の二年草(越年草)。
	 高さ80〜100センチメートルで、草地に生える。茎葉は深裂
	して四角く、根葉は卵心形で浅裂。
	 夏から秋に、葉腋に淡紅色の小唇形花を多数輪生状につける。
	 漢方では婦人の血止および補精薬として、また果実を利尿剤
	・眼病として用いる。
	 産前産後の薬として用いたことから「益母草(ヤクモソウ)」とも呼
	ぶ。
	◎名称は、子供が茎を短く切って上下まぶたの間に弓なりに入
	れ、目を開かせて遊んだからと言う。
	◎秋の季語。
	○(2)[植]ハッカ(薄荷)の別称。
	 ⇒はっか(ハッカ,薄荷)
めはじき
	【目弾き】
	【目弾】
	○(1)まばたき。めくばせ。
	 「ウインク(wink)」,「ウィンク」とも呼ぶ。
	○(2)[植]⇒めはじき(メハジキ,目弾き,目弾)
	○(3)[建]⇒おおかみはじき(狼弾き)
★めばち
	【メバチ】
	【眼撥】
	○[魚]スズキ目(Perciformes)サバ科(Scombridae)の海魚。
	 肉は淡紅色。
	 「メバチマグロ(眼撥鮪)」とも呼ぶ。
	◎「バチマグロ(バチ鮪)」は「ミナミマグロ(南鮪)」の別称。
	 参照⇒みなみまぐろ(ミナミマグロ,南鮪)
めばちこ
	【目ばちこ】
	【眼撥子】
	○[俗][病]麦粒腫(バクリュウシュ)の俗称。
	 ⇒ばくりゅうしゅ(麦粒腫)
めばちまぐろ
	【メバチマグロ】
	【眼撥鮪】
	○[魚]⇒めばち(メバチ,眼撥)
めばな
	【雌花】
	◇[英]female flower/pistilate flower
	○[植]単性花の一つ。
	 メシベ(雌蕊)があって、オシベ(雄蕊)のない花。
	 また、オシベの生殖機能が退化し、メシベのみが機能する花。
	 「しか(雌花)」,「雌性花」とも呼ぶ。
	 ⇔おばな(雄花)
めはなやさい
	【メハナヤサイ】
	【芽花椰菜】
	【芽花野菜】
	○[農]ブロッコリー(broccoli)の別称。
	 ⇒ぶろっこりー(ブロッコリー)
めばり
	【目張り】
	○[劇]舞台で俳優の目を大きくはっきりと見せるための化粧(ケ
	ショウ)。
	 目の縁(フチ)を切れ長に誇張して墨(スミ)や紅(ベニ)で塗り描く
	もの。
めばり
	【目張り】
	【目貼り】
	○(1)物の合せ目や継ぎ目の隙間(スキマ)に紙などを貼って塞(フサ)
	ぐこと。また、その貼るもの。
	○(2)[建](特に)戸や窓の隙間風(カゼ)を防ぐために貼ること。
	また、その貼るもの。
	◎第二次世界大戦中、窓のガラスが空襲などの爆風で割れない
	ように強化するため、また割れても飛散しないようにガラスに
	X字に紙を貼っていた。
★めばる
	【メバル】
	【眼張】
	◇[英]rockfish
	○[魚]カサゴ目(Scorpaeniformes)フサカサゴ科(カサゴ科)
	(Scorpaenidae)メバル属(Sabastes)の近海産の硬骨魚。
	 体長20〜30センチメートル。眼が大きい。
	 体色により、アカメバル(Sabastes inermis)・キンメバル
	(シロメバル)(Sebastes cheni)・クロメバル(Sebastes ventri-
	cosus)がある。
	 卵胎生。
	 日本全土と朝鮮半島の沿岸の岩の間に普通に生息する根魚(ネ
	ウオ)で、海釣りの対象魚。
	 食用になり、春・夏に美味。
	◎春の季語。
	◎2008(平成20)京都大学の中坊徹次教授(魚類学)らの調査で、
	3種のメバルは交雑せず、別種と断定。
めばろちん
	【メバロチン】
	◇[登録商標]Mevalotin
	○[薬]高脂血症薬。三共(株)のプラバスタチンナトリウム(pra-
	vastatin natrium)の商品名。
	◎2002(平成14)秋、特許が失効。
めーびー
	【メービー】
	◇[英]maybe
	○[副]⇒めいびー(メイビー)
[1]めびうす
	【メビウス】
	◇August Ferdinand Moebius/August Ferdinand Mobius
	○[人]ドイツの数学者・天文学者(1790〜1868)。
	 メビウスの帯を発見。
	 参照⇒めびうすのおび(メビウスの帯)
[2]めびうす
	【メビウス】
	◇[登録商標]Mebius
	○[古][計]シャープ社製のノート型パソコン。
	 参照⇒むらまさ(MURAMASA)
	◎1995(平成 7)発売。
	 2010.10.21(平成22)シャープ、パソコン生産を2009年で打ち
	切ったことを発表。
めびうすのおび
	【メビウスの帯】
	◇[英]Moebius band/Mobius band
	○[数]長方形の紙(帯)を一回ねじり、両端を張り合わせて得ら
	れる曲面。表裏の区別がない曲面の最も簡単な例。
	 「メービウスの帯」とも呼ぶ。
	◎ドイツの数学者メビウスの名に因(チナ)む。
めーびうすのおび
	【メービウスの帯】
	◇[英]Moebius band/Mobius band
	○[数]⇒めびうすのおび(メビウスの帯)
めひかり
	【メヒカリ】
	◇Mexicali
	○メキシコ北西部、バハカリフォルニア州(estado de Baja 
	California)北端の州都。
	 北緯32.65°、西経115.47°の地。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)43万8,400人。
	 1995(平成 7)50万5,000人。
	 2000(平成12)54万9,900人。
	 2002(平成14)57万5,300人。
めひかり
	【メヒカリ】
	【目光】
	○[魚]アオメエソ(青目狗母魚)の別称。
	 ⇒あおめえそ(アオメエソ,青目狗母魚)
めひしば
	【メヒシバ】
	【雌日芝】
	◇[学]Digitaria ciliaris、[英]southern crabgrass
	○[植]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)メヒシバ属(Digitaria)
	の一年草。熱帯から温帯に広く分布し、庭・路傍・田畑などに
	自生する一般的な雑草の一種。
	 高さ50〜90センチメートル。
	 まばらに分枝し、広線形の軟らかい葉を互生し、葉基部の葉
	鞘(ヨウショウ)に白い長毛を生じる。茎の下部の節(稈<カン>)は地に
	伏してはう。
	 夏から秋に、枝頂に長さ3ミリメートルほどの小さな緑色の
	花穂をつける。
	 中国では牧草として利用する。
	 「メシバ(雌芝)」,「メヒジワ(雌陽皺)」,「ジシバリ(地縛り)」,
	「スモウトリグサ(相撲取草)」とも呼ぶ。
	 参照⇒おひしば(オヒシバ,雄日芝)
めひじわ
	【メヒジワ】
	【雌陽皺】
	○[植]⇒めひしば(メヒシバ,雌日芝)
めひとつこぞう
	【目一つ小僧】
	○[日本伝説]⇒ひとつめこぞう(一つ目小僧)
めひゃーにひ
	【メヒャーニヒ】
	◇Meschenich
	○ドイツ西部、ノルトライン・ベストファーレン州(Bundes-
	land Nordrhein-Westfalen)南西部の町。
	 北緯50.87°、東経6.93°の地。
	 ケルン(Koeln)の南郊。
めーびる
	【メービル】
	◇Mayville
	○アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州(New York State)南
	西端にあるシャトークア郡(Chautauqua County)の郡都。
めひるぎ
	【メヒルギ】
	【雌蛭木】
	◇[学]Kandelia candel
	○[植]キントラノオ目(Malpighiales)ヒルギ科(Rhizophora-
	ceae)メヒルギ属(Kandelia)の常緑高木。樹高約5メートル。
	 マングローブの一つで、九州南部〜沖縄県の泥深い海岸に自
	生する。
	 夏に白い花を開き、果実は菱形で長さ2〜3センチメートル、
	樹上で発根して長さ約30センチメートルの円錐形となって落下
	して生育する。
	 「リュウキュウコウガイ(琉球笄)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ひるぎ(ヒルギ,蛭木,漂木),おひるぎ(オヒルギ,雄蛭
	木,紅樹),まんぐろーぶ(マングローブ)
めふぃすと
	【メフィスト】
	◇Mephist
	○⇒めふぃすとふぇれす(メフィストフェレス)
めふぃすとふぇれす
	【メフィストフェレス】
	◇[独]Mephistopheles
	○15〜16世紀ころドイツで生れたファウスト(Faust)伝説に登
	場する悪魔の名前。
	 ファウストが悪魔を召喚し魔術の奥義を極めようとして、魔
	法陣を描き呪文を唱えると出現した。
	 人生を体験し尽くそうとするファウストに、メフィストフェ
	レスは彼に魂を売る契約を結ばせ、代償として召使となり、彼
	の快楽に奉仕して奈落の淵に引き込もうとする。
	 ゲーテ(Goethe)の『ファウスト』では、懐疑・風刺・嘲笑の
	権化として「悪のために善をなす」存在に描いている。
	 「メフィスト(Mephist)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ふぁうすと(ファウスト)
	◎語義については「光を憎むもの」など諸説ある。
めふぃてぃす
	【メフィティス】
	◇[羅]Mephitis(毒気)
	○(1)[ロ神]毒気の女神。火山とその硫気孔の神格化。
	○(2)[哺]スカンク属の学名。
	 参照⇒すかんく(スカンク)
めふてる
	【メフテル】
	◇Mehter
	○[楽]世界最古の歴史を持つトルコの軍楽隊。
	 オスマン・トルコ(オスマン帝国)時代、ヨーロッパ諸国の軍
	隊はこの音楽が聞こえるだけで震えが止まらなくなったという。
	 参照⇒いぇにちぇり(イェニチェリ)
	◎1979(昭和54)NHKが放送したTVドラマ『阿修羅のごとく』
	(向田邦子脚本)にメフテルの『シェッディン・デデン(Ceddin 
	Deden)』が使用されて話題となる。
めふめっとにせい
	【メフメット二世】
	【メフメット2世】
	◇[トルコ語]Mehmet II
	○[人]⇒むはんまどにせい(ムハンマド二世,ムハンマド2世)
めふめっどにせい
	【メフメッド二世】
	【メフメッド2世】
	◇[トルコ語]Mehmed II
	○[人]⇒むはんまどにせい(ムハンマド二世,ムハンマド2世)
めふめとにせい
	【メフメト二世】
	【メフメト2世】
	◇[トルコ語]Mehmet II
	○[人]⇒むはんまどにせい(ムハンマド二世,ムハンマド2世)
めふめどにせい
	【メフメド二世】
	【メフメド2世】
	◇[トルコ語]Mehmed II
	○[人]⇒むはんまどにせい(ムハンマド二世,ムハンマド2世)
★めぶらーな
	【メブラーナ】
	◇Mevlana
	○[人]ペルシアの神秘主義者・詩人(1207. 9.30〜1273.12.17)。
	メブラーナ教団(メフレビー教団)の創始者。本名はジャラル・
	アルディン・ムハンマド・アッルーミー(Jalal al-Din Muham-
	mad al-Rumi)。
	 「メフレビー(Mevlevi)」,「ルーミー」,「アッルーミー」とも呼
	ぶ。
	 参照⇒すーふぃずむ(スーフィズム)
めぶらーなはくぶつかん《めぶらーなはくぶつくわん》
	【メブラーナ博物館】
	◇[英]Mevlana Museum
	○トルコのコニヤ県(Konya Ili)の県都コニヤにある博物館。
	 もとメブラーナ教団(メフレビー教団)の創始者メブラーナの
	霊廟。
めーふらわーごう《めーふらわーがう》
	【メーフラワー号】
	◇[英]the Mayflower
	○[歴]⇒めいふらわーごう(メイフラワー号)
めーぷる
	【メープル】
	◇[英]maple
	○[植](英語で)カエデ(楓)。
	 ⇒かえで(カエデ,楓,槭樹)
めーぷるしゅがー
	【メープルシュガー】
	◇[英]maple sugar(メイプルシュガー)
	○[食]サトウカエデ(sugar maple)の樹液メープルシロップ
	(maple syrup)から製した、ハチミツに似た甘味料。
	 「カエデ糖(楓糖)」,「楓糖(フウトウ)」とも呼ぶ。
めーぷるしろっぷ
	【メープルシロップ】
	◇[英]maple syrup(メイプルシロップ)
	○[食]サトウカエデ(sugar maple)の樹液を煮詰めた濃厚な糖
	蜜(トウミツ)。
	 ホットケーキなどにかける食卓用・料理用や製菓用。
	 また、更に煮詰め・濾過してメープルシュガー(maple sugar)
	を作る。
	 エクストラライト(extra light)・ライト(light)(淡)・メデ
	ィアム(medium)(中)・アンバー(amber)(濃)・ダークアンバー
	(dark amber)などがある。
	 「カエデ糖蜜(楓糖蜜)」とも呼ぶ。
	◎約8割がカナダのケベック州産。
めーぷるりーふ
	【メープルリーフ】
	◇[英]maple leaf(メイプルリーフ)
	○(1)カエデの葉。
	○(2)カナダの国章。
	 サトウカエデ(sugar maple)の赤い葉をデザイン化したもの。
めふれびー
	【メフレビー】
	◇Mevlevi
	○[人]⇒めぶらーな(メブラーナ)
めへらばーどこくさいくうこう《めへらばーどこくさいくうかう》
	【メヘラバード国際空港】
	◇[英]Mehrabad International Airport
	○[空]イラクの首都テヘランの国際空港。
	 参照⇒いまーむほめいにこくさいくうこう(イマーム・ホメ
	イニ国際空港)
★めぼうき《めばうき》
	【メボウキ】
	【目箒】
	◇[学]Ocimum basilicum
	○[植]シソ目(Lamiales)シソ科(Lamiaceae)メボウキ属(Ocimum)
	の一年草。
	 「バジル([英]basil)」,「バジリコ([伊]basilico)」とも呼ぶ。
	◎香辛料:⇒ばじる(バジル)(2)
★めまい
	【目眩】
	【眩暈】
	○
めまんちん
	【メマンチン】
	◇memantine
	○[薬]⇒えんさんめまんちん(塩酸メマンチン)
めまんばらこうげん《めまんばらかうげん》
	【麻綿原高原】
	◇[日]Memambara Kogen
	○[地]千葉県南東部、夷隅郡(イスミグン)大多喜町(オオタキマチ)南西部
	にある高原。
めまんべつちょう《めまんべつちやう》
	【女満別町】
	◇[日]Memambetsu Cho
	○北海道北東部、網走支庁(アバシリシチョウ)網走郡(アバシリグン)の町。
★めみょう
	【馬鳴】
	◇[梵]Asvaghosa(アシュヴァゴーシャ)、[中]Maming(馬鳴)
	○[人]『ブッダチャリタ(Buddhacarita,仏所行讚)』を著した
	仏伝文学の大詩人(DC.  50〜 150ころ)。
めみんぴんぐいん
	【メミン・ピングイン】
	◇Memin Pinguin
	○[漫]メキシコの漫画の主人公。黒人の少年。
	 参照⇒[1]さんぼ(サンボ)
	◎1945(昭和20)発刊。
	 2005. 7. 1(平成17)郵便切手が発行。
めむしり
	【芽むしり】
	【芽毟り】
	○[農]⇒てきが(摘芽)
めむろちょう《めむろちやう》
	【芽室町】
	◇[日]Memuro Cho
	○北海道南東部、十勝支庁(トカチシチョウ)河西郡(カサイグン)の町。
めーめー
	【メーメー】
	○[擬音語]⇒めぇーめぇー(メェーメェー)
めーめー
	【メーメー】
	【妹妹】
	◇[中]meimei
	○(中国語で)妹。また、親類で自分より年下の女性。
	 「メイメイ(妹妹)」とも呼ぶ。
	 ⇔じぇーじぇー(ジェージェー,姐姐)
めめず
	【メメズ】
	【蚯蚓】
	○[動]ミミズ(蚯蚓)の訛(ナマ)り。
	 ⇒みみず(ミミズ,蚯蚓)
めも
	【メモ】
	◇[英]memo
	○(1)忘れないように要点を書き留めること。覚え書き。備忘
	録(ビボウロク)・忘備録(ボウビロク)。
	 自分のためのものや、他人に用事を頼むために使われる。
	○(2)(1)のために書いたもの。書かれたもの。
	○(3)(1)のための用紙や手帳。
	◎メモ用紙
	○(4)[政]⇒めもらんだむ(メモランダム)(2)
	◎「メモランダム(memorandum)」の略。
	 参照⇒めもらんだむ(メモランダム)
めもらんだ
	【メモランダ】
	◇[英](複数形)memoranda/(単数形)memorandum(メモランダム)
	○⇒めもらんだむ(メモランダム)
めもらんだむ
	【メモランダム】
	◇[英](単数形)memorandum/(複数形)memoranda(メモランダ)
	○(1)⇒めも(メモ)
	○(2)[政](外交上の)覚え書き。
	○(3)[経](契約用の)覚え書き・売買覚書。
	○(4)[経](会社の)基本定款。
めもり
	【目盛り】
	【目盛】
	◇[英]scale
	○物差(モノサシ)・秤(ハカリ)・桝(マス)などの計量器具や、温度計・
	気圧計・電流系などの各種計測器具に、長さ・重さ・容量など
	の単位で級数的(段階的)に記されている印(シルシ)。
	◎目盛りを読む
めもりー
	【メモリー】
	◇[英]memory
	○(1)記憶・思い出・追憶。
	○(2)記憶力・記憶の範囲。
	○(3)記念。死者の名声。
	○(4)[計]記憶装置。記憶容量。記憶媒体。
	◎ICメモリー
	 磁気コア・メモリー:⇒じきこあめもりー(磁気コア・メモ
	リー)
めもりあるでー
	【メモリアルデー】
	【メモリアル・デー】
	◇[英]Memorial Day
	○[暦]アメリカの戦没将兵記念日。
	 大多数の州ではもと5月30日、1971(昭和46)からは5月の最
	終月曜日に変更。
	 「デコレーションデー(Decoration Day)」とも呼ぶ。
	◎もと南北戦争戦没者の記念日で戦死者の墓を花で飾る"Deco-
	ration Day"と呼ばれていたが、のちすべての戦没者の追悼記
	念日となった。
	 南部の州では4月26日・5月10日・6月3日。
めもりけんてい
	【目盛り検定】
	◇[英]calibration
	○[理][工]⇒きゃりぶれーしょん(キャリブレーション)(2)
めもりしゅうせい《めもりしうせい》
	【目盛り修正】
	◇[英]calibration
	○[理][工]⇒きゃりぶれーしょん(キャリブレーション)(2)
めもりーすてぃっく
	【メモリースティック】
	◇[英]memory stick
	○[計]ソニーが提唱する小型の記録メディア。
	 フラッシュメモリーを使用し、サイズは縦21.5×横50×厚さ
	2.8ミリメートルのスティック状(棒状)。
	 デジタルカメラ・デジタルビデオ・音楽プレーヤ・パソコン
	などに採用。
	◎1998(平成10)登場。
	 2002. 7.13(平成14)Duo(デュオ)、発表。縦20×横31×厚
	さ1.6ミリメートル、重さ2グラム。
	 2002.12.(平成14)Pro、発表。縦21.5×横50×厚さ2.8ミ
	リメートル、重さ約4グラム。固有IDを書き込んだマジック
	ゲートを搭載。
めもりーだんぷ
	【メモリー・ダンプ】
	◇[英]memory dump
	○[計]プログラム・デバッグの一手法。
	 プログラムの実行中に主記憶(メモリー)の一部または全部を
	数値化してプリンターまたは磁気テープなどの補助記憶装置に
	出力すること。プログラムの終了後、その結果を解析に使用す
	る。
	 または、プログラムの異常をシステム(OS)が把握したとき、
	そのプログラムを強制終了させ、解析のためその時点の主記憶
	の状態を補助記憶装置などに出力させること。
	 システムの設定により、オペレータが判断して強制終了させ
	た場合にも出力される。
	 単に「ダンプ」とも呼ぶ。
	◎主記憶に磁気コア・メモリー(magnetic core memory)を使用
	していた当時は「コア・ダンプ(core dump)」の方が多く用いら
	れた。
	 「ダンプ」とは「ゴミの山」の意味で、ダンプ・リスト中で役に
	立つ部分は極々一部、または全てが役に立たないことから。
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