PDD図書館管理番号 0001.0085.5000.06
百 科 辞 書 《ます》 編集:獨 澄旻
-------- ます --------------------------------------------------
ます
【マス】
【鱒】
○[魚]サケ目(Salmoniformes)サケ科(Salmonidae)で、サケ(鮭)
よりやや小形の魚類。
カラフトマス・サクラマス・ビワマスなど。
ます
【鱒】
◇[独]Die Forelle(ニジマス)
○(1)[楽]シューベルト作詞・作曲の歌曲。
◎1817(文化14)作。
○(2)[楽]シューベルト作曲の五重奏曲第四楽章。
[1]まーす
【マース】
◇[蘭]Maas
○[地]フランス・ベルギー・オランダを流れる国際河川。全長、
約900キロメートル。
フランス北東部のラングル高地([英]Langres Plateau)に源
を発し、ベルギー東部の工業地帯を北流して、オランダ南部で
ライン川の支流ワール(Waal)川に合流し、北海に注(ソソ)ぐ。
フランス語名は「ムーズ(Meuse)」、フラマン語名は「マエス
(Maes)」。
[2]まーす
【マース】
◇[英]Mars
○⇒まーず(マーズ)
★まず
【先ず】
○
まーず
【マーズ】
◇[英]Mars
○(1)[天]火星の英語名。
「マース」とも呼ぶ。
⇒かせい(火星)
◎英語の発音は「マーズ」。
○(2)[ロ神]マルス([羅]Mars)の英語名。
⇒まるす(マルス)
★まーず
【マーズ】
【MERS】
◇[英]Middle East Respiratory Syndrome
○[病]中東呼吸器症候群の略称。
MERSコロナウイルス(MERS-Coronavirus,MERS-CoV)によ
る重篤(ジュウトク)な感染症。
参照⇒さーず(サーズ,SIRS)
◎2012(平成24)初めて確認。
ますいし
【枡石】
【桝石】
◇[日]masuishi/masu-ishi
○[建]枡のように、ほぼ直方体の切り石。
参照⇒けんちいし(間知石),ぬのいし(布石)
ますいしりょうかん《ますいしれうくわん》
【麻醉資料館】
○[医]兵庫県神戸市中央区港島南町(ミナトジマミナミマチ)にある、日
本近代の麻酔装置や国内外の専門書などの資料を展示する資料
館。
社団法人日本麻酔科学会が資料を収集。
◎2009. 8.16(平成21)開館。17日から一般公開。
まーずえくすぷれーしょんろーばー
【マーズ・エクスプロレーション・ローバー】
◇[英]Mars Exploration Rover
○[宇]NASA(米航空宇宙局)の無人火星探査機。
参照⇒まーずぱすふぁんいだー(マーズ・パスファインダー)
◎1号機:スピリット(Spirit)。
2003. 6.(平成15)打ち上げ。
2004. 1. 3(平成16)赤道近くのグセフ・クレーター(Gusev
Crater)周辺に着陸。
◎2号機:オポチュニティ(Opportunity)。
2003. 7.(平成15)打ち上げ。
まーずえくすぷれす
【マーズ・エクスプレス】
◇[英]Mars Express
○[宇]ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の火星探査機。
着陸船はビーグル2(Beagle 2)。円盤形で直径95センチメー
トル、高さ23センチメートル、重量約69キログラム。
◎2003. 6.(平成15)カザフスタンからロシアのロケットで打ち
上げ。
2003.12.19(平成15)ビーグル2の分離に成功。
2003.12.25(平成15)ビーグル2の火星着陸に失敗し行方不明。
ますおとし
【桝落し】
【桝落】
○鼠(ネズミ)取りの仕掛けの一つ。桝(マス)を棒で支えて倒れ易く
し、その下にエサを置いたもの。鼠がエサを取るとき棒に当り、
桝が倒れて鼠にかぶさる仕掛け。
エサと棒を紐(ヒモ)で結び、桝が確実に倒れるようにしたもの
もある。
ますがたやま
【桝形山】
◇[日]Masugata Yama
○[地]神奈川県川崎市多摩区枡形にある山。標高84メートル。
[1]ますかっと
【マスカット】
◇muscat、ラテン語の「麝香(ジャコウ)(muskus)」から。
○[農]葡萄(ブドウ)の高級な一品種。ヨーロッパ原産。
大粒で黄緑色に熟し、香りが高く甘味が強い。ワインの原料
となるものが多い。
日本では主に温室栽培。
[2]ますかっと
【マスカット】
◇Muscat/Masqat
○アラビア半島南東端、オマーン首長国の首都。
「マスカト」とも呼ぶ。
〈人口〉
1960(昭和35) 5,000人。
1993(平成 5)4万0,856人(推計)。
ますかっとおまーん
【マスカット・オマーン】
◇[英]Muscat and Oman
○[古]オマーンの旧称。
⇒おまーん(オマーン)
ますかと
【マスカト】
◇Muscat/Masqat
○⇒[2]ますかっと(マスカット)
★まずかり《まづかり》
【馬頭刈】
○[地]東京都西多摩郡檜原村(ヒノハラムラ)とあきる野市の境。
◎馬頭刈山,馬頭刈尾根
まずかりやま《まづかりやま》
【馬頭刈山】
◇[日]Mazukari Yama/Madukari Yama
○[地]東京都西多摩郡檜原村(ヒノハラムラ)とあきる野市の境にある
山。標高884メートル。
ますかりんしょとう《ますかりんしよたう》
【マスカリン諸島】
◇[英]Mascarene Islands、[フ]Iles Mascareignes
○[地]マダガスカル(Madagascar)の東方、インド洋西部にある
諸島。
レユニオン島(Ile de la Reunion)・モーリシャス島(Mauri-
tius Island)・ロドリゲス島(Ile Rodrigues)とその属島から
成る。
レユニオン島はフランス領で、その他はモーリシャス領。
ますかるぽーね
【マスカルポーネ】
◇[伊]mascarpone
○[食]イタリア北部、ロンバルディア州(Regione Lombardia)
原産の生クリームから作られるクリームチーズ。
ティラミス(tiramisu)などのドルチェ(dolce)(スウィーツ)
によく使用される。
ますかれーど
【マスカレード】
◇[英]masquerade
○(1)仮面舞踏会・仮装舞踏会。
⇒かそうぶとうかい(仮装舞踏会)
◎フランス語の「仮面(masque)」から。
◎イタリア語:マスケラータ(mascherata)。
○(2)仮装・変装。
○(3)虚構・見せかけ。
★[1]ますく
【マスク】
◇[英]mask
○(1)面(メン)・仮面。
参照⇒かめん(仮面)
◎イタリア語:マスケラ(maschera)。
○(2)[医]ウイルス感染の予防・防寒や防塵のため、鼻・口をお
おうもの。
ガーゼ製のものが多い。汚れが目立つようにほとんどが白色。
◎古くは革製・黒色のものもあった。
○(3)[運]スポーツで顔面をおおう防具。
◎キャッチャー・マスク
○(4)[運]フェンシングの防護面。
下部にビブ([英]bib)と呼ぶノド(喉)当てが付いている。
「ヘルメット(helmet)」とも呼ぶ。
◎剣道では「面(メン)」と呼ぶ。
○(5)(単に)顔・容貌(ヨウボウ)。
◎甘いマスクの男優
○()
[2]ますく
【マスク】
◇[英]masque
○(1)[歴][劇]16〜17世紀、イギリスの貴族の間に流行した、
仮面をつけて演じる一種の無言劇。
参照⇒はーれくぃん(ハーレクィン)
○(2)[劇]仮面劇の脚本。
○(3)[劇]仮面舞踏会(マスカレード)。
⇒ますかれーど(マスカレード)
○(4)[劇]⇒かめんげき(仮面劇)
◎フランス語から。
ますくふらわー
【マスクフラワー】
◇[英]musk flower
○[植]ニオイミゾホオズキ(匂溝酸漿)の別称。
⇒においみぞほおずき(ニオイミゾホオズキ,匂溝酸漿)
ますくらっと
【マスクラット】
◇[英]muskrat
○[哺]ネズミ目(齧歯目<ゲッシモク>)(Rodentia)キヌゲネズミ科
(Cricetidae)の哺乳類。北アメリカ北部原産。
頭胴長22〜35センチメートルで、尾長18〜28センチメートル。
ビーバーに似るが尾は縦に扁平で、尾の付け根に麝香臭(ジャコウ
・シュウ)を放つ1対の腺がある。目・耳は小さい。
黒・褐色などの差し毛で長いが、下毛は柔らかく密生。
水生で後ろ足には水かきがあり、足指の間に硬毛が列生。
泳ぎが巧みで、沼や河川の岸に生息し、水生植物の根・茎、
貝・ザリガニなどを食べる。
毛皮用に適し、コートや帽子などのために養殖されている。
日本でも毛皮用に移入・養殖されていたが、東京の江戸川下
流の水元公園などで野生化している。
「ニオイネズミ(匂い鼠)」とも呼ぶ。
◎"musk(ジャコウ)"と"rat(ネズミ)"からの合成語で、「ジャコ
ウネズミ(麝香鼠)」とも呼ぶが、「ジャコウネズミ」はトガリネ
ズミ科(Soricidae)の別種を指すことが多い。
南アメリカ東部原産はヌートリア(nutria)。
参照⇒じゃこうねずみ(ジャコウネズミ,麝香鼠)(1),[1]ぬー
とりあ(ヌートリア)
まーずぐろーばるさーべいやー
【マーズ・グローバル・サーベイヤー】
◇[英]Mars Global Surveyor
○[宇]NASA(米航空宇宙局)の無人火星探査機。
◎1996.11. 7(平成 8)打ち上げ。
2006.11.(平成18)交信が途絶える。
ますくろむ
【マスクROM】
◇[英]mask ROM
○[工]製造段階で書き込み可能なROM。
参照⇒ろむ(ROM)
ますけっとじゅう
【マスケット銃】
◇musket
○ライフル銃の前身で、銃腔(ジュウコウ)に螺旋(ラセン)状の条溝(ラ
イフル)のない旧式の小銃。
中世のものは「カルバリン(culverin)」と呼ぶ。
参照⇒らいふるじゅう(ライフル銃)
ますけら
【マスケラ】
◇[伊]maschera、[英]mask
○⇒[1]ますく(マスク)(1)
ますけらーた
【マスケラータ】
◇[伊]mascherata、[英]masquerade
○⇒ますかれーど(マスカレード)(1)
ますじど
【マスジド】
◇[アラビア語]Masjid(ひれ伏す場所)
○[宗]イスラム教の礼拝所。
参照⇒もすく(モスク)
◎モスク([英]mosque)の語源。
ますすとれーじ
【マスストレージ】
◇[英]mass strage
○(1)[古][計]IBMが開発した、多数の磁気テープ・カート
リッジを使用した大量記憶装置。
必要箇所のカートリッジを自動的に抜き差しする機構でラン
ダム・アクセスする方式を採用。
後発の磁気ディスクの方が効率もよく安価なため普及しなかっ
た。
○(2)[計]USBマスストレージ・クラス(USB Mass Storage
Class)の略称。
まずだ
【マズダ】
◇Mazda
○[宗]⇒ふあらまずだ(アフラマズダ)
ますたーあい
【マスターアイ】
◇[英]master eye
○⇒ききめ(利き目,利き眼)
ますだし
【益田市】
◇[日]Masuda Shi
○島根県西端部、日本海に面する市。北東部を浜田市に接し、
東部を広島県、西部を山口県に隣接し、北西部を日本海に面す
る。
〈人口〉
1980(昭和55)5万2,753人。
◎2004.11. 1(平成16)美濃郡(ミノグン)の美都町(ミトチョウ)・匹見町
(ヒキミチョウ)を編入。
◎秋田県平鹿郡(ヒラカグン)には増田町(マスダマチ)があった。
ますたーど
【マスタード】
◇[英]mustard
○(1)[食][薬]セイヨウカラシナ(西洋芥子菜)の種子を粉末に
したもの。
香辛料・薬用にする。
カラシ(芥子)の和ガラシに対して「洋ガラシ」とも呼ぶ。
参照⇒からしでい(芥子泥,からし泥)
○(2)[植]セイヨウカラシナ(西洋芥子菜)の英語名。
ますたーどがす
【マスタード・ガス】
◇[英]mustard gas
○[化]⇒いぺりっと(イペリット)
ますたーとん
【マスタートン】
◇Masterton
○ニュージーランド北島(North Island)南部、ウェリントン地
方の都市。
南緯40.96°、東経175.66°の地。
〈人口〉
1985(昭和60)1万8,400人。
◎1998(平成10)広島県廿日市市(ハツカイチシ)と姉妹都市になる。
ますたば
【マスタバ】
◇[アラビア語]mastaba
○(1)(イスラム教国で)石製の据付ベンチ。
○(2)[歴]古代エジプトのベンチ形墳墓。
地下に墓室を設け、地上に日干しレンガまたは石材をベンチ
形に積んだ礼拝所を設置。頂上部は平坦(ヘイタン)で、側壁(ソクヘキ)
は急勾配(キュウコウバイ)をなし、内部は砂礫(サレキ)が詰(ツ)められて
いる。ベンチ形の長い側の軸線は南北に向いている。
古王国〜中王国時代に、国王や貴族の個人の墓として盛行(セ
イコウ)した。
参照⇒さっからいせき(サッカラ遺跡)
◎ピラミッドの原形とされる。
ますだまち
【増田町】
◇[日]Masuda Machi
○[古]秋田県南東部、平鹿郡(ヒラカグン)の町。
◎2005.10. 1(平成17)横手市に編入。
◎島根県には益田市がある。
ますたんぐ
【マスタング】
◇[英]mustang
○⇒むすたんぐ(ムスタング)(1)
★ますちふ
【マスチフ】
◇[英]mastiff
○[哺]イヌ(犬)の一品種。
紀元前からチベットで飼われていた大形犬を、イギリスで改
良したもの。
「マスチーフ」,「マスティフ」,「チベタン・マスチフ(Tibetan
mastiff)」,「チベタン・マスティフ」,「チベット犬(いぬ,けん)」
とも呼ぶ。
ますちーふ
【マスチーフ】
◇[英]mastiff
○[哺]⇒ますちふ(マスチフ)
ますづか
【枡束】
【升束】
【斗束】
◇[日]masuozuka/masu-zuka
○[建]升束(トヅカ)の別称。
⇒とづか(斗束)
ますてぃふ
【マスティフ】
◇[英]mastiff
○[哺]⇒ますちふ(マスチフ)
[1]ますと
【マスト】
◇[英]mast
○(1)[交][海]帆柱(ホバシラ)。
○(2)帆柱(ホバシラ)状のもの。鉄塔・旗竿など。
[2]ますと
【マスト】
◇[英]mast
○(1)[植]カシワ・ブナ・クリ・ドングリなどの木の実。
○(2)[植](特に)豚の飼料となる木の実。
[3]ますと
【マスト】
◇[英]masto-/mast-
○[接頭辞]「乳房・乳頭」を表す語形成要素。
◎ギリシア語の「乳房(mastos)」から。
◎マストイド(mastoid):乳頭状の/乳様突起。
マステクトミー(mastectomy):乳房切除/乳房切除術/乳腺
切除/乳腺切除術。
マストセル(mast cell):肥満細胞。
マストサイト(mastocyte):肥満細胞。
マストドン(mastodon):マストドン(化石象)。
ますとさいぼう《ますとさいばう》
【マスト細胞】
◇[英]mast cell/mastocyte
○[生][医]⇒ひまんさいぼう(肥満細胞)
★ますとどん
【マストドン】
◇[英]mastodon
○[化生]ゾウ目(長鼻目)(Proboscidea)ゴンフォテリウム科
(Gomphotheriidae)・マムート科(Mammut)・ノティオマストド
ン(Nottiomastodon)の化石象の総称。
上顎(ウワアゴ)に曲がりのない長い牙(キバ)が、下顎にも小さい
牙がある。
アフリカに誕生し、進化しながらヨーロッパ・アジア・南北
アメリカに広く生息。
約1万年前に絶滅し、マンモスより古い。
〈ゴンフォテリウム科〉
オーベルニュマストドン:⇒おーべるにゅまますとどん(マ
ストドン)
キュビエロニウス(Cuvieronius)。
アナンクス属(Anancus)。
〈マムート科〉
アメリカマストドン(Mammut Americanum)。
〈ノティオマストドン科〉
ノティオマストドン(Nottiomastodon platensis)。
◎名称はギリシア語の「乳房(mastos)+歯(odous)」から。
ますとみおんせん《ますとみをんせん》
【増富温泉】
○山梨県北西部、北巨摩(キタコマ)郡須玉町(スタマチョウ)の本谷川右岸
にある温泉。
金峰山(キンプサン)山麓で、武田信玄の金山探しで発見されたと
いわれ、「信玄の隠し湯」の一つ。
世界屈指のラジウム含有量を誇り、泉質は放射能泉。32℃の
鉱泉。
韮崎市(ニラサキシ)からバスが通じる。
◎増富は秩父多摩国立公園に含まれ、金峰山・瑞牆(ミズガキ)山
への登山基地。
参照⇒きんぷさん(金峰山)
まーすとりひと
【マーストリヒト】
◇Maastricht
○オランダ南部、リンブルフ州(Provincie Limburg)南部の州
都。
★まーすとりひとじょうやく《まーすとりひとでうやく》
【マーストリヒト条約】
◇[英]Maastricht Treaty
○EU設立を規定した国際条約。
◎1993(平成 5)発効。
★まーずぱすふぁんいだー
【マーズ・パスファインダー】
◇[英]Mars Pathfinder
○[天]NASA(米航空宇宙局)の無人火星探査機。
探査車はソジャーナー(Sojourner)、重量10.8キログラム。
参照⇒まーずえくすぷれーしょんろーばー(マーズ・エクス
プロレーション・ローバー)
◎1997(平成 9)着陸。
ますばて
【マスバテ】
◇Masbate
○(1)[地]⇒ますばてとう(マスバテ島)
○(2)(Masbate Province)⇒ますばてしゅう(マスバテ州)
○(3)フィリピン中央部、ビサヤ諸島マスバテ州の州都。
ますばてしゅう《ますばてしう》
【マスバテ州】
◇[英]Masbate Province
○フィリピン中央部、ビサヤ諸島(Visayan Islands)マスバテ
島とその周辺の島々で構成する州。
州都はマスバテ。
〈面積〉
4,047.7平方キロメートル。
◎1905(明治38)ルソン島ソルソゴン州(Sorsogon Province)の
属州。
1920.12.15(大正 9)州に昇格。
ますばてとう《ますばてたう》
【マスバテ島】
◇[英]Masbate Island
○[地]フィリピン中央部、ビサヤ諸島(Visayan Islands)の北
部にある小島。
マスバテ州(Masbate Province)を構成し、州都はマスバテ。
ますぱん
【マスパン】
◇[フ]massepain
○[食](フランス語で)マジパン([英]marzipan)。
⇒まじぱん(マジパン)。
[1]ますぺろ
【マスペロ】
◇Gaston Camille Charles Maspero
○[人]フランスの考古学者(1846. 6.23〜1916. 6.30)。中国学
者H.マスペロの父。
古代エジプトを研究し、コレージュ・ド・フランスの教授と
なる。
1880(明治13)フランス政府の委嘱(イショク)を受け、カイロ考古
学研究所を設立。のちカイロの古代遺物管理庁長官。
サッカラなどの遺跡の発掘・調査、建造物を復元。
[2]ますぺろ
【マスペロ】
◇Henri Maspero
○[人]フランスの中国学者(1883〜1945)。考古学者G.マスペ
ロの子。
パリの東洋語学校を卒業。
1908(明治41)ハノイ極東学院で中国・ベトナムの言語と歴史
を研究。
1911(明治44)ハノイ極東学院の教授。
のちコレージュ・ド・フランスの教授。
1928〜1930(昭和 3〜昭和 5)日仏会館長。
1944(昭和19)ナチスの強制収容所に入れられ、そこで病没。
著書は『中国古代史』・『道教』など。
◎中国語表記は「馬伯樂(Ma Bole)」。
ますほ
【真赭】
○⇒まそお(真赭,真朱)
ますほちょう《ますほちやう》
【増穂町】
◇[日]Masuho Cho
○山梨県南西部、南巨摩郡(ミナミコマグン)の町。
まずーらい
【マズーライ】
◇Madurai
○インド南部、タミルナドゥ州(Tamil Nadu State)の都市。
北緯9.92°、東経78.12°の地。
〈人口〉
1971(昭和46)55万人。
1991(平成 3)94万1,000人。
2001(平成13)92万2,900人。
2003(平成15)95万9,200人。
★ますらお《ますらを》
【益荒男】
【大夫】
【丈夫】
○(1)勇(イサ)ましい男・雄々(オオ)しい男・立派(リッパ)な男。
⇔たおやめ(手弱女)
○(2)
まずらとう《まずらたう》
【マズラ島】
◇[英]Madura Island
○[地]ジャワ島スラバヤ近く、ジャワ海(Java sea)の島。
まーずりこねさんすおーびたー
【マーズ・リコネサンス・オービター】
◇[英]Mars Reconnaissance Orbiter
○[宇]NASA(米航空宇宙局)の無人火星探査機(火星偵察軌
道船)。
「マーズ・リコネッサンス・オービター」とも呼ぶ。
◎2005. 8.15(平成17)打ち上げ。
2006. 3.13(平成18)火星周回軌道に入る。
2006. 9.(平成18)観測用の低軌道(上空約300キロメートル)
に入る。
まーずりこねっさんすおーびたー
【マーズ・リコネッサンス・オービター】
◇[英]Mars Reconnaissance Orbiter
○[宇]⇒まーずりこねさんすおーびたー(マーズ・リコネサン
ス・オービター)
まずる
【マズル】
◇[英]muzzle
○(1)動物の口輪・鼻。
◎引き具は「ハーネス(harness)」。
人間の鼻は「ノーズ(nose)」。
○(2)銃口・砲口。
⇔[2]ぶりーち(ブリーチ)(3)
◎マズル・ブレーキ(muzzle brake):⇒まずるぶれーき(マズ
ル・ブレーキ)
マズルローダー(muzzle-loader):⇒まずるろーだー(マズル
ローダー)
◎タンピオン(tampion):使用しない時、砲口に詰めておく木
栓。
チェイス(chase):マズルからトラニオン(trunnion)(砲耳)
まで。前身(マエミ)。
まずるぶれーき
【マズル・ブレーキ】
◇[英]muzzle brake
○銃砲の先端にある、射撃の反動を和らげる器具。
銃口・砲口の先端に取り付け、弾丸・砲弾が飛び出る直前、
爆発圧を左右に逃して後方への反動を減少させる。
参照⇒さいれんさー(サイレンサー)(3)
まずるろーだー
【マズルローダー】
◇[英]muzzle-loader/muzzleloader
○(旧式の)先込め銃。前装砲・口装砲。
⇔ぶりーちろーだー(ブリーチローダー)
ますろ
【マスロ】
◇[露]maslo
○[食](ロシア語で)バター([英]butter)。
⇒ばたー(バター,牛酪)
◎ロシア文字では"масло"。
ますんで
【ますんで】
◇[日]masunde
○[俗]「ますので(masu no de)」の転訛(テンカ)。
ませいお
【マセイオ】
◇Maceio
○ブラジル東部、アラゴアス州(Estado de Alagoas)の州都。
南緯9.65°、西経35.75°の地。
砂糖・タバコ・綿花などの輸出港。
〈人口〉
1996(平成 8)66万7,800人。
2000(平成12)79万4,900人。
2003(平成15)87万9,600人。
まーせど
【マーセド】
◇Merced
○(1)(Merced County)⇒まーせどぐん(マーセド郡)
○(2)アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州(California
State)中西部にあるマーセド郡の郡都。
北緯37.30°、西経120.48°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)5万6,700人。
2000(平成12)6万3,900人。
2001(平成13)6万5,900人。
2002(平成14)6万8,200人。
2004(平成16)7万2,000人。
まーせどぐん
【マーセド郡】
◇[英]Merced County
○アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州(California State)
中西部の郡。東部をマリポサ郡(Mariposa County)、西部をサ
ンタクララ郡(Santa Clara County)に接する。
郡都はマーセド。
サンホアキン川(the San Joaquin River)が流れる。
まぜむら
【馬瀬村】
◇[日]Maze Mura
○[古]岐阜県中央部にあった益田郡(マシタグン)の町。
◎2004. 3. 1(平成16)益田郡の全4町1村が合併して下呂市(ゲ
ロシ)を発足。
まーせらいずかこう
【マーセライズ加工】
◇[英]mercerization
○[工]⇒まーせらいずほう(マーセライズ法)
まーせらいずほう《まーせらいずはふ》
【マーセライズ法】
◇[英]mercerization
○[工]綿糸または綿布を水酸化物で処理して絹のような光沢を
与える加工法。
「マーセライズ加工」とも呼ぶ。
◎1850(嘉永 3)イギリスの化学者ジョン・マーサー(John Mer-
cer)(1791〜1866)、特許を取得。
ませらってぃ
【マセラッティ】
◇[伊]Maserati S.p.A.
○⇒ませらてぃ(マセラティ)
ませらてぃ
【マセラティ】
◇[伊]Maserati S.p.A.
○(1)[経]イタリアの自動車製造会社。
「マセラッティ」とも呼ぶ。
○(2)[交](1)の高級自動車のブランド名。
「マセラッティ」とも呼ぶ。
◎クアトロポルテ)Quattroporte)。
★まぜらん
【マゼラン】
◇Ferdinand Magellan(フェルディナンド・マゼラン)
○[人]ポルトガルの探検家(1480ころ〜1521)。
フィリピン諸島のマクタン島(Mactan Island)で原住民と戦っ
て死亡。
ポルトガル名は「マガリャンイス(Fernao de Magalhaes)」、
スペイン語では「マガリャネス(Magallanes)」,「マガヤネス」,
「マガジャネス」、英語読みでは「マジェラン」。
参照⇒びくとりあごう(ビクトリア号),らぷらぷ(ラプラプ)
まぜらんかいきょう《まぜらんかいけふ》
【マゼラン海峡】
◇[英]Strait of Magellan
○[地]南アメリカ大陸の南端部とフエゴ諸島との間の海峡。
太平洋と大西洋を結ぶ。
スペイン語名は「マガリャネス海峡(Estrecho de Magallanes)」,
「マガヤネス海峡」,「マガジャネス海峡」。
◎1520(永正17)ポルトガルの探検家マゼランが発見。
ませる
【マセル】
◇Maseru
○アフリカ南部、レソト王国(Kingdom of Lesotho)の首都。
南緯29.31°、東経27.49°の地。
〈人口〉
1972(昭和47) 1万人、3万人(都市域)。
1986(昭和61)10万9,400人。
1996(平成 8)13万7,837人。
2003(平成15)17万3,700人。
★まぜんた
【マゼンタ】
◇magenta
○(1)[色]絵の具・印刷インキなどの三原色の一つ。
「赤紫(アカムラサキ)」,「牡丹色(ボタンイロ)」とも、訛(マナ)って「マゼン
ダ」とも呼ぶ。
○(2)染料。
「フクシン(fuchsine)」とも、訛って「マゼンダ」とも呼ぶ。
まぜんだ
【マゼンダ】
◇magenta
○[俗]⇒まぜんた(マゼンタ)
まそ
【媽祖】
【馬祖】
◇[中]Mazu
○[中国伝説]中国大陸南部の福建省(Fujian Sheng)(フッケンショウ)
を中心とする沿海地域の漁民や台湾・東南アジアの華僑、ベト
ナム人に信仰されている道教の女性神。船乗りの守護神、安産
の神。
旧暦九月九日に媽祖が昇天したとされ、マカオ(澳門)にある
媽祖廟の天后宮で中国仏教協会による式典が行われる。
「マーツー(媽祖,馬祖)」,「ばそ(媽祖,馬祖)」,「阿媽(A Ma)」,
「天妃(Tianfei)」,「天后(Tianhou)」,「天后聖母(Shengmu)」,「天
后娘娘(Niangniang)」,「聖母娘娘」,「天上(Tianshang)聖母」とも
呼ぶ。
◎宋代に実在した林默娘(Lin Moniang)が神格化されたものと
いう。十代から神通力を示し、28歳の時に海へ出た父親が消息
を絶つと悲しみから行方知らずとなり、仙人となって天に昇っ
たという。
◎地名マカオは「媽閣廟(Magemiao)」の広東読み「マーゴッミュ
ウ(Maa-gok-miu)」が語源という。
◎日本の媽祖堂:参照⇒そうふくじ(崇福寺)(2)
2006(平成18)神奈川県横浜市中華街に媽祖廟が完成。
まぞ
【マゾ】
○(1)[病][心]マゾヒズム(masochism)の略称。
⇒まぞひずむ(マゾヒズム)
○(2)[病][心]マゾヒスト(masochist)の略称。
⇒まぞひすと(マゾヒスト)
★まそお《まそほ》
【真赭】
【真朱】
○(1)赤い土。
「ますほ(真赭)」とも呼ぶ。
○(2)[色]黄みのある赤。
「ますほ(真赭)」とも呼ぶ。
◎「真赭」は「しんしゃ」とも読む。
参照⇒しんしゃ(辰砂,真赭)
まぞきずむ
【マゾキズム】
◇[英]masochism
○[病][心]⇒まぞひずむ(マゾヒズム)
まそしょとう《まそしよたう》
【馬祖諸島】
◇[中]Mazu zhudao、[英]Matsu Islands/Ma-tsu lieh-tao
○[地]⇒ばそしょとう(馬祖諸島)
まぞひすと
【マゾヒスト】
◇[独]Masochist、[英]masochist(マソヒスト)
○(1)[病]被虐性変態性欲者。被虐淫乱症の人。
他者から肉体的・精神的な虐待・苦痛を受けることによって
満足感を味わう人。
和略語で「マゾ」,「M」とも呼ぶ。
⇔さでぃすと(サディスト)(1)
○(2)[心]自虐的傾向のある人。苦痛を受けることに快感を覚
える人。
和略語で「マゾ」,「M」とも呼ぶ。
⇔さでぃすと(サディスト)(2)
まぞひずむ
【マゾヒズム】
◇[英]masochism、[独]Masochismus(マゾヒスムス)
○(1)[病]異常性欲の一種。
他者から肉体的・精神的な虐待・苦痛を受けることによって
満足感を味わう性的倒錯。
「被虐淫乱症」とも、和略語で「マゾ」とも、英語読みで「マゾ
キズム(正しくはマソキズム)」とも呼ぶ。
⇔さでぃずむ(サディズム)(1)
◎オーストリアの小説家ザッヘル・マゾッホ(Leopold von
Sacher-Masoch)(1836〜1895)が描いた作品がその典型であると
して、ドイツの精神病学者クラフト・エビング(Richard von
Krafft-Ebing)(1840〜1902)が命名。
○(2)[心]苦痛を受けることを好む傾向。苦痛を受けることで
快感を得る性癖。
「被虐趣味」,「嗜虐(シギャク)」とも、和略語で「マゾ」とも、英語
読みで「マゾキズム」とも呼ぶ。
⇔さでぃずむ(サディズム)(2)
まぞひすむす
【マゾヒスムス】
◇[独]Masochismus
○[病][心]⇒まぞひずむ(マゾヒズム)
----------------------------------------------------------------