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百 科 辞 書 《まる》 編集:獨 澄旻
-------- まる --------------------------------------------------
[1]まる
【マル】
◇[英]mal-/male-
○[接頭辞]「悪い・不良・不完全・悪・非・不など」を表す語形
成要素。
◎マラドイット(maladroit):不器用な。
マラディー(malady):病気・病弊・悪疫。
マレボラント(malevolent):悪意のある・意地悪い・他人の
不幸を喜ぶ。
マレボランス(malevolence):悪意。
マルコンテント(malcontent):不満・不満分子・不満の。
マルファンクション(malfunction):機能不全。
マルフォーメイション(malformation):奇形。
[2]まる
【マル】
◇[西]mar、[英]sea
○(スペイン語で)海。
★まる
【丸】
【円】
○()
○()[古][爬]スッポンの上方(カミガタ)での別称。
参照⇒すっぽん(スッポン,鼈)
○()(丸)船舶の名の下に添える語。
◎最近では「号」も多く用いる。
中国語では「輪(lun)」。
まる
【放る】
○[古][他動ラ行四段]大小便をする、排泄(ハイセツ)する、放(ヒ)
る。
まる
【虎子】
○[古]⇒おまる(御虎子,御丸)
まるい《まるゐ》
【丸井】
○[経]割賦(カップ)販売の大手百貨店。
本社は東京。
参照⇒かっぷはんばい(割賦販売)
◎1931(昭和 6)青井忠治が割賦販売業「丸二商会」からのれん分
けを受けて東京中野で創業。
1936(昭和11)丸井と社名変更。
2007. 8.26(平成19)中野本店を閉店。
まるいいまい《まるゐいまゐ》
【丸井今井】
○[経]北海道最大手の百貨店。
本店は札幌市。
◎1872(明治 5)今井藤七が札幌に小間物商として創業。
1874(明治 7)丸井今井呉服店を開業。
1997(平成 9)主力取引行の北海度拓殖銀行破綻(ハタン)で経営
悪化。
2005.11.(平成17)伊勢丹と業務支援提携を結ぷ。
2009. 1.29(平成21)民事再生法の適用申請。
まるいしじてんしゃ
【丸石自転車】
○[歴][経]自転車製造会社。
本社は東京都千代田区。
◎1909(明治42)創業。
1918(大正 7)株式会社丸石商会を設立。
2004. 6.(平成16)架空増資疑惑が発覚。
2004. 8.31(平成16)1回目の不渡りを出す。
2004. 9. 1(平成16)自転車事業を滋賀丸石自転車工業に移管。
2004. 9.16(平成16)2回目の不渡りで銀行取引停止となり、
事実上の倒産。
まるうぃやみなれっと
【マルウィヤ・ミナレット】
◇[英]Malwiya minaret
○イラク中北部、サラハディン州(Muhafazat Salahad-Din)の
州都サマラ(Samarra)にあるミナレット(尖塔)。
高さ52メートル。
世界に三つしか現存しない螺旋状(ラセンジョウ)ミナレットの一
つ。
参照⇒みなれっと(ミナレット)
◎ 852(仁寿 2)建設。
まるうぇあ
【マルウェア】
◇[英]malware
○[計]コンピュータウイルス・スパイウェア・ワームなどの、
悪質面を強調した総称・別称。
参照⇒ぼっと(ボット)
◎"malicious computer software"の略称。"malicious"は「悪
意のある」の意味。
まるえい
【丸栄】
○[経]愛知県の地方百貨店。
本店は愛知県名古屋市中区。
親会社は興和。
まるえつ
【マルエツ】
○[経]丸紅グループの大手食品スーパー。
本社は東京都豊島区。
まるおか《まるをか》
【丸岡】
◇[日]Maruoka
○(1)[交]⇒まるおかえき(丸岡駅)
○(2)[歴]⇒まるおかはん(丸岡藩)
○(3)[古]⇒まるおかちょう(丸岡町)
まるおかえき《まるをかえき》
【丸岡駅】
○[交]福井県坂井市にある、JR北陸本線の駅。
春江(ハルエ)駅と芦原温泉(アワラオンセン)駅(あわら市)の間。
◎旧住所は坂井郡(サカイグン)坂井町(サカイチョウ)。
まるおかちょう《まるをかちやう》
【丸岡町】
◇[日]Maruoka Cho
○[古]福井県北部、坂井郡(サカイグン)の町。
霞(カスミ)に丸岡城が現存し、天守閣は重要文化財。
〈面積〉
107.33平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)2万9,660人。
◎1576(天正 4)柴田勝豊(カツトヨ)(勝家の甥)が丸岡城を築く。
江戸時代は丸岡藩の城下町。
1889(明治22)町制施行。
1955(昭和30)長畝村・竹田村・高椋村・鳴鹿村・磯部村を編
入。
2006. 3.20(平成18)坂井郡の全4町、三国町(ミクニチョウ)・丸岡
町・春江町(ハルエチョウ)・坂井町(サカイチョウ)が合併して坂井市を発足。
まるおかはん《まるをかはん》
【丸岡藩】
◇[日]Maruoka Han
○[歴]越前国(現:福井県)坂井郡(サカイグン)丸岡に本拠を置いた
譜代藩。
1624(寛永元)丸岡城代の本多成重(ナリシゲ)が藩主となる。前
年に城主松平忠直(タダナオ)が改易されたための処置。
1695(元禄 8)有馬清純(キヨズミ)、五万石で入封。
1871(明治 4)廃藩。
まるか
【マルカ】
◇markka
○[古]フィンランドの旧通貨単位。
1マルカ=100ペニ(penni)。
「マルッカ」とも呼ぶ。
◎現在はユーロ圏。
まるかじーしゅう《まるかじーしう》
【マルカジー州】
◇Markazi ostan、[英]Markazi province
○イラン中西部の州。東南部をイスファハン州(Esfahan ostan)
に接する。
州都はアラク(Arak)。
◎ナタンツとともに核兵器開発用の施設があるとされている。
まるがしゅ
【マルガシュ】
◇Malgache
○[地]⇒まだがすかる(マダガスカル)
まるがしゅきょうわこく
【マルガシュ共和国】
◇[フ]Republique Malgache
○⇒まだがすかるきょうわこく(マダガスカル共和国)
まるがっぱ
【丸合羽】
○[服]袖(ソデ)が無く裾(スソ)の広い合羽。
桐油紙(トウユガミ)などで作られ、広げると円形になる。
「ひきまわし(引き回し,引き廻し,引回し,引廻し)」,「まわし
がっぱ(回し合羽,回合羽)」,「坊主合羽(ボウズガッッパ)」とも呼ぶ。
まるがめし
【丸亀市】
◇[日]Marugame Shi
○香川県北西岸の市。
特産は団扇(ウチワ)。
〈面積〉
64.57平方キロメートル。
〈人口〉
1980(昭和55)7万0,840人。
1995(平成 7)7万8,088人。
◎もと京極氏の城下町。
1899(明治32)市制施行。
1917(大正 6)六郷村を編入。
1951(昭和26)南村を編入。
1954(昭和29)本島村・川西村・土器村・郡家村を編入。
1955(昭和30)飯野村の大部分を編入。
1958(昭和33)広島村・垂水村を編入。
まるがりーた
【マルガリータ】
◇[西]margarita
○(1)[植]⇒ひなぎく(ヒナギク,雛菊)
○(2)[食]テキーラにオレンジ・レモン・ライムなどのジュー
スを加えたカクテル。
まるがりーたとう《まるかりーたたう》
【マルガリータ島】
◇[西]Isla de Margarita、[英]Margarita Island
○[地]カリブ海南部、ベネズエラ北東部のアラヤ半島(Peninsu-
la de Araya)沖にある島。
北緯10.95°、西経64.15°の地。
周囲の島々とヌエバエスパルタ州(Estado Nueva Esparta)を
構成。
〈面積〉956.8平方キロメートル。
◎メキシコにはサンタマルガリータ島(Isla Santa Margarita)
がある。
まるがりーぬ
【マルガリーヌ】
◇[フ]margarine
○[食]⇒まーがりん(マーガリン)
まるがわら《まるがはら》
【丸瓦】
○[建]⇒おがわら(牡瓦,男瓦)
★まるかん《まるくわん》
【円環】
【丸環】
◇[英]ring
○
参照⇒えすかん(Sカン,S管,S環),さるかん(猿環),からび
な(カラビナ)
まるき
【マルキ】
◇[フ]marquis
○⇒こうしゃく(侯爵)
★まるきおん
【マルキオン】
◇Marcion
○[人]初期キリストの聖書学者(?〜AD. 160)。
黒海の商人。
旧約聖書の神と新約聖書の神を区別し、前者を否定して初期
キリスト教会から異端とされた。
◎マルキオン教会(Marcionite church)。
まるきーず
【マルキーズ】
◇[フ]marquise
○[建](フランス語で)日除(ヨ)け。
⇒さんぶらいんど(サンブラインド)
まるきーずしょとう《まるきーずしよたう》
【マルキーズ諸島】
◇[フ]Iles Marquises、[英]Marquesas Islands
○[地]太平洋南部、ポリネシアにある火山島群。フランス領ポ
リネシアに属する。
ヌークヒバ島(l'ile de Nuku Hiva)・ヒバオア島(l'ile de
Hiva Oa)・タフアタ島(l'ile de Tahuata)など14の島から成る。
行政中心地はヌークヒバ島南東岸のハカペヒ(Hakapehi)。
コプラを産する。
英語名で「マルケサス諸島」とも呼ぶ。
〈面積〉
1,276平方キロメートル。
〈人口〉
1967(昭和42)5,147人。
1988(昭和63)7,358人。
2003(平成15)9,600人。
◎1595(文禄 4)発見。
1842(天保13)フランス領となる。
まるきぶね
【丸木舟】
【独木舟】
○(1)一本の木を刳(ク)り抜いて造った船。
「刳り舟(クリブネ,エグリブネ)」,「空舟(ウツオブネ)」とも呼ぶ。
参照⇒ふなだな(船棚)(2),はなかます(はなかます)
○(2)「く」の字型に刳(エグ)った二本の木を合せて造った船。
参照⇒やくたねごよう(ヤクタネゴヨウ.屋久種子五葉)
まるぎり
【円錐】
○⇒つぼぎり(壺錐)
◎「えんすい(円錐)」とも読む。
まるく
【マルク】
◇[独]Mark
○(1)[歴][経]⇒まるく(マルク,馬克,馬)
○(2)[医]髄(ズイ)・骨髄(コツズイ)。
○(3)[食]⇒ぴゅーれ(ピューレ)
まるく
【マルク】
【馬克】
【馬】
◇[独]Mark
○[歴][経]ドイツの貨幣単位。記号は「M」。
1マルク=100ペニヒ(Pfennig)。
◎東西分裂期は、東ドイツの貨幣単位。西ドイツはドイツマル
ク(DM)。
1990. 7. 1(平成 2)ドイツマルクに統一。
2002. 1. 1(平成14)ユーロ(euro)に移行。
参照⇒ゆーろ(ユーロ)
◎オストマルク,レンテンマルク,ライヒスマルク
まるくぎ
【丸釘】
○[建]洋釘の別称。
⇒ようくぎ(洋釘)
まるくしゅう《まるくしう》
【マルク州】
◇[インドネシア語]Propinsi Maluku、[英]Maluku Province
○インドネシア東部、マルク諸島(Kepulauan Maluku)(別称モ
ルッカ諸島)から成る州。
州都はアンボン島(Ambon Island)のアンボン。
キリスト教徒が多く、同国の多数派のイスラム教徒とトラブ
ルがある。
〈面積〉
8万3,660平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)185万6,075人。
◎北部には北マルク州(Propinsi Maluku Utara)がある。
★まるくしょとう《まるくしよたう》
【マルク諸島】
◇[インドネシア語]Kepulauan Maluku、[英]Maluku Islands
○[地]インドネシアのスラウェシ島(セレベス島)とパプア島
(ニューギニア島)との間に南北に点在する島々。
カイ諸島(Kepulauan Kai)・アル諸島(Kepulauan Aru)など。
インドネシアのマルク州(Propinsi Maluku)に属する。
「モルッカ諸島(Molucca Islands)」,「香料諸島(Spice Is-
lands)」とも呼ぶ。
〈面積〉
8万3,660平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)185万6,075人。
まるくす
【マルクス】
◇Karl Heinrich Marx(カール・マルクス)
○[人]ドイツの経済学者・哲学者・革命家(1818. 5. 5〜1883.
3.14)。トリール(Trier)生れ。
1867(慶応 3)『資本論(Das Kapital)』第一巻を発表。
◎死後にエンゲルスが遺稿を整理して、1885(明治18)『資本論』
第二巻、1894(明治27)第三巻を刊行。
◎次女ラウラ(Laura Marx)(1845〜1911)の夫は、フランスの社
会主義者ラファルグ(Paul Lafargue)(1842〜1911)。
まるくと
【マルクト】
◇[独]Markt、[英]market(マーケット)
○(ドイツ語で)市場。
まるぐらーてん
【マルグラーテン】
◇[蘭]Margraten、[独]Margarethen
○オランダ南部、リンブルフ州(Provincie Limburg)南部の町。
北緯50.82°、東経5.82°の地。
近郊に第二次世界大戦時のアメリカ軍兵士墓地(Amerikaanse
Militaire Begraafplaats)(8,301人)がある。
ドイツ語名は「マーガレッテン」。
〈面積〉
57.67平方キロメートル。
まるぐりーてにせい
【マルグリーテ二世】
【マルグリーテ2世】
◇Margrethe II
○[人]⇒まるぐれーてにせい(マルグレーテ二世,マルグレーテ
2世)
まるくーるかくしせつ
【マルクール核施設】
◇[英]Marcoule Muclear Plant
○[原]フランス南部、ラングドック・ルシヨン地域圏(Region
Languedoc-Roussillon)東部のガール県(Departement Gard)に
ある核施設。
フランス電力公社(EDF)の低レベル核廃棄物処理センター
・核廃棄物処理施設・核研究センターがある。
◎2011. 9.12(平成23)核廃棄物処理施設の溶融炉で爆発があり、
死者1人・負傷者4人。
まるぐれーてにせい
【マルグレーテ二世】
【マルグレーテ2世】
◇Margrethe II
○[人]デンマークの女王(1940. 4.16〜)。在位:1972. 1.15〜。
フレデリック九世(Frederick IX)の娘。
「マルグリーテ二世」とも呼ぶ。
1972. 1.14(昭和47)国王フレデリック九世が死去し、翌15日
に女王に即位。
まるけさすきーずとう《まるけさすきーずたう》
【マルケサス・キーズ島】
◇[英]Marquesas Keys Island
○[地]アメリカ合衆国南東部、フロリダ半島の南端に連なるフ
ロリダ・キーズ諸島(Florida Keys Islands)西端の島。
フロリダ州(Florida State)モンロー郡(Monroe County)に属
する。
まるけさすしょとう《まるけさすしよたう》
【マルケサス諸島】
◇[英]Marquesas Islands、[フ]Iles Marquises
○[地]⇒まるきーずしょとう(マルキーズ諸島)
まるけしゅう《まるけしう》
【マルケ州】
◇[伊]Regione Marche、[英]Marche Region
○イタリア中央東部の州。
州都はアンコナ(Ancona)。
〈面積〉
9,694.06平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)147万0,581人(10月21日現在)。
まるげりーた
【マルゲリータ】
◇[伊]margherita
○(1)[植](イタリア語で)フランスギク(フランス菊)。
⇒ふらんすぎく(フランスギク,フランス菊)
○(2)[植](イタリア語で)マーガレット([英]marguerite)。
⇒[1]まーがれっと(マーガレット)(1)
○(3)[古]真珠([羅]margarita)。
○(4)[人](Margherita)イタリア人の女性名。
英語圏の「マーガレット(Marguerite)」に相当。
○(5)[人](Margherita)イタリア人の姓。
まるげりたほう
【マルゲリタ峰】
◇[英]Margherita Peak
○[地]⇒るうぇんぞり(ルウェンゾリ)
[1]まるこ
【丸子】
○[魚]蘭鋳(ランチュウ)の別称。
⇒らんちゅう(蘭鋳)
[2]まるこ
【丸子】
◇[日]Maruko
○⇒まるこまち(丸子町)
まーるごうさばく
【マールゴウ砂漠】
◇Dasht-e Margow/Dashti Margo、[英]Margow Desert
○[地]アフガニスタンの南西部、ヘルマンド川(Helmand River)
北方に広がる砂漠。
参照⇒れぎすたんさばく(レギスタン砂漠),ごーどざりーえ
んげん(ゴードザリー塩原)
★まるこす
【マルコス】
◇Ferdinand Edralin Marcos
○[人]フィリピンの第6代大統領(1917〜1989. 9,28)。在任:
1965〜1986。
★まるこぽーろ
【マルコ・ポーロ】
◇Marco Polo
○[人]イタリアの商人・旅行家(1254〜1324)。
◎中国語表記は「馬可波羅(Make Boluo)」,「馬可孛羅(Make Bo-
luo)」。
まるこぽーろぶりっじ
【マルコ・ポーロ・ブリッジ】
◇[英]Marco Polo Bridge
○⇒ろこうきょう(盧溝橋,蘆溝橋)
まるこまち
【丸子町】
◇[日]Maruko Machi
○長野県中東部、小県郡(チイサガタグン)の町。
まるこむえっくす
【マルコムX】
◇Malcolm X
○[人]アメリカの急進的黒人解放指導者(1925. 5.19〜1965. 2.
21)。本名はマルコム・リトル(Malcolm Little)。ネブラスカ
州オマハ(Omaha)生れ。
バプテスト教会の牧師の父が人種差別主義者にり殺害され、
母はその後に精神を病んだため、上流階級の白人家庭に引き取
られて養育。
高校を中退後、1946(昭和21)強盗で服役して刑務所内で黒人
イスラム教(Black Muslim faith)を知る。
出所後、1952(昭和27)シカゴでムハンマド(Elijah Muhammad)
のネイション・オブ・イスラム教団(Nation of Islam)の牧師
(minister)となり、Xの姓を授かる。
1962(昭和37)師と仰ぐムハンマドの女性問題で失望し、1964
(昭和39)メッカを巡礼して正統的なイスラム教徒ハジ・マリキ
・シャバズ(El-Hajj Malik El-Shabazz)となり、帰国。教団と
決別して、アフロ・アメリカ人統一機構(Organization of Afro-
American Unity)を組織。
マンハッタンでの演説中、ネイション・オブ・イスラム教団
の暗殺者によって狙撃され死亡。
まるこめ
【マルコメ】
○[経]ミソ製造販売会社の一社。
本社は長野県長野市。
まるさ
【マルサ】
○(1)[俗]国税局査察部の俗称。
○(2)[俗]国税局査察官の俗称。
まるさあるぶらいか
【マルサ・アルブライカ】
◇Marsa al-Burayqah
○リビア中東部、アジュダービヤー県(sha'biyah Ajdabiya)北
西部の町。
北緯30.41°、東経19.58°の地。
地中海のスルト湾(Gulf of Surt)に面する石油積出港。
「ブレガ(Brega)」とも呼ぶ。
〈人口〉
2010(平成22)7,309人(推計)。
★まるさす
【マルサス】
◇Thomas Robert Malthus
○[人]イギリスの経済学者(1766. 2.13〜1834.12.23)。
東インド会社の付属学校で歴史と経済学を教授。
著書は1798(寛政10)『人口論(Essay on the Principles of
Population)』・1820(文政 3)『経済学原理(Principles of
Political Economy)』など。
参照⇒まるさすしゅぎ(マルサス主義)
★まるさすしゅぎ
【マルサス主義】
◇[英]Malthusianism
○[経]イギリスの経済学者マルサスが唱えた人口論。
人口は幾何級数的に増加するが、食糧生産は算術級数的にし
か増加しないという人口と食糧の関係から、貧困の増大は避け
られないとするもの。
貧困・犯罪・餓死・恐慌・戦争などは社会制度の欠陥による
ものではなく一種の自然現象とする。
この解決として道徳的抑制として禁欲・早婚の禁止を提唱。
◎この理論は資本主義社会の矛盾・欠陥の合理化に利用された。
まるさのおんな《まるさのをんな》
【マルサの女】
○[映]マルサ(国税局査察部)の女性捜査官を扱った娯楽映画
(東宝)。
監督:伊丹十三(イタミ・ジュウゾウ)。
出演:宮本信子・山崎努ら。
◎1987. 2. 7(昭和62)公開。
まるさびっと
【マルサビット】
◇Marsabit
○(1)(Marsabit District)⇒まるさびっとけん(マルサビット
県)
○(2)ケニア北部、マルサビット県中南部にある県都。
「マルサビト」とも呼ぶ。
まるさびっとけん
【マルサビット県】
◇[英]Marsabit District
○ケニア北部の県。北部をエチオピアに隣接。
県都はマルサビット。
「マルサビト県」とも呼ぶ。
まるさびと
【マルサビト】
◇Marsabit
○⇒まるさびと(マルサビット)
まるさびとけん
【マルサビト県】
◇[英]Marsabit District
○⇒まるさびっとけん(マルサビット県)
まるさや
【丸莢】
○[植]⇒さやいんげん(サヤインゲン,莢隠元)
[1]まるしぇ
【マルシェ】
◇[フ]marche
○(1)市場(bazaar)・市(イチ)・見本市。
参照⇒[1]ぼんまるしぇ(ボンマルシェ,ボン・マルシェ)
○(2)ビジネス。
[2]まるしぇ
【マルシェ】
◇[フ]marchez([英]walk)
○[運](フェンシングで)前進・前へ歩く。
⇔ろんぺ(ロンペ)
まるじぶきょうわこく《まるぢぶきようわこく》
【マルジブ共和国】
◇[英]Republic of Maldives
○⇒もるじぶきょうわこく(モルジブ共和国)
まるじゃ
【マルジャ】
◇Marjeh
○アフガニスタン南西部、ヘルマンド州(Velayat-e Helmand)
中央部の町。
州都ラシュカルガー(Lashkar Gah)の西方に位置する。
まるしょう《まるしやう》
【丸正】
○[経]東京都新宿区を基盤とする丸正チェーン商事株式会社の
食品チェーン店。
本社は東京都新宿区須賀町(スガチョウ)。
◎1919.12.(大正 8)飯塚正兵衛が東京四谷で青果物小売業を開
業。
1967. 3.(昭和42)本格的スーパーマーケット1号店(桶川店)
を開店。
★まるす
【マルス】
◇[羅]Mars
○[ロ神]軍神。
英語読みで「マーズ(Mars)」,「マース」とも呼ぶ。
◎英語の三月「マーチ(March)」の語源。
★まるすだれがいもく《まるすだれがひもく》
【マルスダレガイ目】
【丸簾貝目】
【円簾貝目】
◇[学]Veneroida
○[貝]二枚貝綱(Bivalvia)異歯亜綱(Heterodonta)の一目。
「真弁鰓目(シンベンサイモク)」とも呼ぶ。
〈科〉
アサジガイ科(Semelidae)。
イワホリガイ科(Petricolidae)。
ウロコガイ科(Galeommatidae。
キクザルガイ科(Chamidae)。
キサガイ科(Caradiliidae)。
キヌタアゲマキガイ科(Solecurtidae)。
ザルガイ科(Cardiidae)。
シオサザナミ科(Psammobiidae)。
シジミ科(Corbiculidae)。
チドリマスオ科(Mesodesmatidae)。
チリハギガイ科(Lasaeidae)。
ツキガイ科(Lucinidae)。
トマヤガイ科(Caraditidae)。
ニッコウガイ科(Tellinidae)。
バカガイ科(Mactridae)。
フジノハナガイ科(Donacidae)。
フタバシラガイ科(Ungulinidae)。
ブンブクヤドリガイ科Montactidae)。
マテガイ科(Solenidae)。
マルスダレガイ科(Veneridae)。
モシオガイ科(Crassatellidae)。
ユキノアシタガイ科(Cultelidae)。
まるせいゆ
【マルセイユ】
【馬耳塞】
◇Marseille
○フランス南東部、プロバンス・アルプス・コートダジュール
地域圏(Region Provence-Alpes-Cote d'azur)の主都。ブーシュ
デュローヌ県(Departement Bouches-du-Rhone)の県都。地中海
に臨む港湾・工業都市。
北郊マリニャーヌ(Marignane)に空港がある。
「マルセーユ」とも呼ぶ。
参照⇒らまるせいえーず(ラ・マルセイエーズ,ラマルセイエ
ーズ)
〈人口〉
1975(昭和50)89万人、96万人(都市域)。
1982(昭和57)86万7,000人。
1990(平成 2)80万7,726人、109万人(都市域)。
1999(平成11)79万7,486人、134万9,772人(都市域)。
◎紀元前7世紀、ギリシア人の植民地として建設され、「マッ
サリア(Massalia)」と呼ばれる。
BC. 49、ローマに併合され、「マッシリア(Massilia)」と呼
ばれる。
1481(文明13)フランス王室領となる。
まるせーゆ
【マルセーユ】
◇Marseille
○⇒まるせいゆ(マルセイユ)
★まるぜん
【丸善】
○[経]大手書店。
洋書販売を得意とする。
参照⇒りかねんぴょう(理科年表)
◎横浜で創業。
1872(明治 5)梶井基次郎の小説『檸檬(レモン)』に登場する京
都市の三条麩屋町を開店。
2004. 9.14(平成16)丸の内OAZOに丸の内本店(売り場面
積5,775平方メートル)を開店。
2005.10.10(平成17)京都市中京区の京都河原町店を閉店。
2008. 7.31(平成20)大日本印刷の子会社となる。
まるそー
【マルソー】
◇Marcel Marceau(マルセル・マルソー)
○[人]フランスの俳優・パントマイマー(1923. 3.22〜2007. 9.
22)。本名はマルセル・マンジェル(Marcel Mangel)(マンゲル)。
ユダヤ系。ストラスブール(Strasbourg)生れ。
第二次世界大戦中、名前をマルソー変えて南仏でレジスタン
運動に加わる。
1944(昭和19)父はアウシュビッツ強制収容所で殺される。
パントマイムの名優エティエンヌ・ドクルー(Etienne Dec-
roux)に師事。
1946(昭和21)パントマイム界にデビュー。
1947(昭和22)パリの劇場で、白塗りの顔に赤い花を付けたシ
ルクハットと横しま模様のシャツを着たキャラクター「ビップ
(Bip)」でパントマイムを演じて一躍名声を博する。
1978(昭和53)マイム劇学校(Ecole de Mimodrame Marcel Mar-
ceau)を設立。
「パントマイムの神様」,「マイム界のチャプリン」と呼ばれる。
[1]まるた
【マルタ】
◇Malta
○(1)[地](Isola di Malta)⇒まるたとう(マルタ島)
○(2)⇒まるたきょうわこく(マルタ共和国)
[2]まるた
【マルタ】
◇Martha
○(1)[人]女性の名前。
○(2)[聖]『新約聖書』に登場する、ラザロ(Lazaros)の妹、マ
リア(Maria)の姉。
参照⇒らざろ(ラザロ)
まるた
【マルタ】
【丸太】
○(1)[魚]⇒まるたうお(丸太魚)
○(2)[魚]⇒まるたうぐい(マルタウグイ,丸太石斑魚)
★まるた
【丸太】
◇[日]maruta
○(1)[建]丸木(マルキ)。
参照⇒びんた(鬢太)
○(2)[歴]旧日本陸軍の七三一部隊(細菌戦部隊)が人体実験用
の中国人を非人間化して呼んだ隠語。
参照⇒ななさんいちぶたい(七三一部隊)
◎丸太を倒す:実体実験を施す。
★まるだー
【マルダー】
◇[独]Marder
○(1)[哺](ドイツ語で)テン(貂)。
⇒てん(テン,貂,黄鼬)
○(2)[歴][軍]ドイツ軍の対戦車自走砲。
「マーダー」とも呼ぶ。
◎マルダー2(Sd.Kfz.131):2号戦車に75ミリ対戦車砲を搭載
したもの。1942. 7.(昭和17)から部隊配備。
マルダー3:チェコ製38トン戦車にソ連軍から捕獲した7.62
センチ砲を搭載したもの。
マルダー3M:チェコ製38トン戦車にドイツ製7.5センチ砲
を搭載したもの。
まるだい
【丸台】
○丸紐(マルヒモ)を組む円(クル)い台。
中央に穴があり、円の周囲にある数本〜数十本の糸を交互に
組み合せながら中央の穴に次々と編み落としていくもの。
周囲の糸や中央の組み上がった紐にはそれぞれ重しがあり、
その張りを利用して固く組んでいく。
参照⇒りりあん(リリアン)(2),くみひも(組紐,組み紐),ひら
だい(平台)(2)
まるたうお《まるたうを》
【丸太魚】
○[魚](東京近辺で)ウグイ・マルタウグイなどの大形の魚。
参照⇒まるたうぐい(マルタウグイ,丸太石斑魚)
まるたうぐい《まるたうぐひ》
【マルタウグイ】
【丸太石斑魚】
◇[学]Tribolodon brandti
○[魚]コイ目(Cypriniformes)コイ科(Cyprinidae)ウグイ属
(Tribolodon)の淡水魚。
全長40〜50センチメートル。体形は紡錘形で長く、やや側扁
する。
近縁種のウグイに酷似する。
食用。
本州の東京都・富山県以北から北海道、サハリン(樺太)・沿
海州、朝鮮半島東岸の河口付近や沿岸に生息。
単に「マルタ(丸太)」とも呼ぶ。
まるたきょうわこく
【マルタ共和国】
◇[英]the Republic of Malta
○地中海の中央部、マルタ島にある共和国。マルタ島(Isola
di Malta)・コミノ島(Isola di Comino)・ゴゾ島(Isola di
Gozo)の3島から成る。
首都はバレッタ(Valletta)。
〈面積〉
316平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)33万人。
1980(昭和55)36万人。
1984(昭和59)38万人。
1995(平成 7)37万人。
◎1964(昭和39)イギリス連邦内での独立。
1974(昭和49)共和国となる。
2004. 5. 1(平成16)EU(欧州連合)に加盟。
まるたじゅうじ《まるたじふじ》
【マルタ十字】
◇[英]the Maltese Cross
○縦横軸それぞれがクサビ状(V)になった十字。
ドイツの鉄十字勲章やイギリスのビクトリア十字勲章などに
使用されている。
参照⇒じゅうじか(十字架)
★まるたとう《まるたたう》
【マルタ島】
◇[伊]Isola di Malta、[英]Malta Island
○[地]地中海の中央部、シチリア島の南にある島。
参照⇒まるたきょうわこく(マルタ共和国)
まるたねつ
【マルタ熱】
◇[英]Malta fever
○[病]⇒ぶるせらしょう(ブルセラ症)
まるたぷら
【マルタプラ】
◇Martapura
○インドネシア中央部、ボルネオ島カリマンタン(Kalimantan)
南東部のカリマンタンスラタン州(Propinsi Kalimantan Sela-
tan)中西部のバンジャル県(Kabupaten Banjar)西部にある県都。
州都バンジャルマシン(Banjarmasin)の東方に位置する。
「マルタプーラ」とも呼ぶ。
まるたぷーら
【マルタプーラ】
◇Martapura
○⇒まるたぷら(マルタプラ)
まるたん
【マルタン】
◇[フ]Martin、[英]Martin(マーティン)
○(1)[人]男の名前。
○(2)[人](Saint Martin)⇒さんまるたん(サン・マルタン)
まるだん
【マルダン】
◇Mardan
○(1)(Mardan Division)⇒まるだんけん(マルダン県)
○(2)(Mardan District)⇒まるだんちく(マルダン地区)
○(3)パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber
Pakhtunkhwa Province)中央部のマルダン県西部にある県都。
マルダン地区南部の中心地。
まるだんけん
【マルダン県】
◇[英]Mardan Divison
○パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber
Pakhtunkhwa Province)中央部の県。
県都はマルダン。
〈面積〉
3,046平方キロメートル。
〈人口〉
1981(昭和56)150万6,500人。
1998(平成10)248万6,904人。
まるだんちく
【マルダン地区】
◇[英]Mardan District
○パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber
Pakhtunkhwa Province)中央部のマルダン県西部にある地区。
北部をマラカンド地区(Malakand District)、南部をノシェラ
地区(Nowshera District)に接する。
中心地はマルダン。
[1]まるち
【マルチ】
◇[英]multi-
○(1)[接頭辞]「多数の、多種の」を表す語形成要素。
○(2)[接頭辞]「何倍もの、多重の」を表す語形成要素。
参照⇒まるちぷれくす(マルチプレクス)
○(3)[接頭辞]「多面の」を表す語形成要素。
◎形容詞は「マルチプル(multiple)」。
[2]まるち
【マルチ】
◇[英]mulch
○(1)[農](農作物の根元を保護する)ワラ(藁)・枯れ葉・腐葉
土などの総称。
肥料にもなる。
「ねおおい(根覆い,根被い)」とも呼ぶ。
参照⇒まるちんぐ(マルチング)
◎西洋では泥炭(peat)も使用する。
参照⇒でいたん(泥炭)
○(2)[農](特に)畑の畝(ウネ)を覆う細長い着色ビニールシート。
特に、黒ビニールシート。
○(3)[農]マルチング(mulching)の略称。
⇒まるちんぐ(マルチング)
まるちたすく
【マルチタスク】
◇[英]multi-task
○[計]一台のコンピュータで、複数の仕事(タスク)を同時に並
列処理すること。
参照⇒たすく(タスク)
まるちにくけん
【マルチニク県】
◇[フ]Departement de la Martinique、[英]Martinique Prefec-
ture
○カリブ海、小アンティル諸島のマルチニク島(Ile Martinique)
から成るフランス海外県(French West Indies)(DOM)。
県都はフォールドフランス(Fort-de-France)。
「マルティニク県」,「マルティニーク県」とも呼ぶ。
参照⇒でぃおーえむ(DOM)
まるちにくとう《まるちにくたう》
【マルチニク島】
◇[フ]Ile Martinique、[英]Martinique Island
○[地]カリブ海、小アンティル諸島にある島。ドミニカ島の南
東、セントルシア島の北方に位置する。
フランス海外県(French West Indies)のマルチニク県(De-
partement de la Martinique)を構成。
主都はフォールドフランス(Fort-de-France)。
バナナ・サトウキビの栽培が行われている。
「マルティニク島」,「マルティニーク島」とも呼ぶ。
〈面積〉
1,100平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)37万人。
◎ナポレオン一世の最初の皇后ジョゼフィーヌ(Josephine)の
生地。
まるちぬす
【マルチヌス】
◇[羅]Martinus
○[人]⇒さんまるたん(サン・マルタン)
まるちねす
【マルチネス】
◇Martinez
○⇒まるてぃねす(マルティネス)
まるちのうほう《まるちのうはふ》
【マルチ農法】
○[農]マルチング(mulching)の別称。
⇒まるちんぐ(マルチング)(2)
まるちぷらい
【マルチプライ】
◇[英]multiply
○(1)[数]掛け算する、乗算する。
◎アド(add):加算する。
サブトラクト(subtract):引き算する。
ディバイド(divide):割り算する。
○(2)[生]増殖する、繁殖する。
まるちぷる
【マルチプル】
◇[英]multiple
○(1)[形]多数の、多様な、複雑な。複式の、複合の。
「マルティプル」とも呼ぶ。
○(2)[形][数]倍数の。
「マルティプル」とも呼ぶ。
○(3)[名][数]倍数。
「マルティプル」とも呼ぶ。
まるちぷれくす
【マルチプレクス】
◇[英]multiplex
○⇒まるちぷれくす(マルチプレクス)
まるちぷれっくす
【マルチプレックス】
◇[英]multiplex
○(1)[形]複数の要素・部品などが関係する。
「マルチプレクス」とも呼ぶ。
◎一つの場合は「シンプレックス(simplex)」と呼ぶ。
二つの場合は「デュプレックス(duplex)」と呼ぶ。
○(2)[名]複数の要素・部品などが関係する物やシステム。
「マルチプレクス」とも呼ぶ。
まるちんぐ
【マルチング】
◇[英]mulching
○(1)[農]農作物・植木などの根元の地面に覆(オオ)いをするこ
と。
土壌の乾燥防止(保水)や、過剰雨水(多湿)の防除(ボウジョ)、
地温の維持(上昇や低下防止)、雑草の防除、肥効(ヒコウ)の維持
などのために行うもの。
「マルチ」,「ねおおい(根覆い,根被い)」とも呼ぶ。
○(2)[農](1)の栽培方法。
(1)を行って作物の発育・伸長を助長するもの。
「被覆栽培」,「マルチ農法」とも呼ぶ。
参照⇒ろじさいばい(露地栽培)
まるつぁぱーね
【マルツァパーネ】
◇[伊]marzapane
○[食](イタリア語で)マジパン([英]marzipan)。
⇒まじぱん(マジパン)。
まるっか
【マルッカ】
◇markka
○[古]⇒まるか(マルカ)
まるてぃ
【マルティ】
◇Jose Julian Marti y Perez(ホセ・マルティ)
○[人]キューバの革命家・詩人(1853. 1.28〜1895. 5.19)。ハ
バナ生れ。
17歳で反スペイン思想の罪により投獄。のちスペインへ追放。
マドリード大学卒業。
メキシコ・グアテマラ・アメリカを中心に独立運動を指導し、
アメリカ帝国主義反対を唱える。
1892(明治25)キューバ革命党(Cuban Revolutionary Party)
を組織。
1895(明治28)キューバ独立のため蜂起軍を率いてキューバに
渡り、オリエンテ州ドス・リオスでスペイン軍との戦闘中に死
亡。
文学ではラテンアメリカ文学の近代派の先駆をなす。
著書は1877(明治10)『グアテマラ』・1882(明治15)詩集『イ
スマエリージョ』・1891(明治24)『単純な詩』など。
◎ホセ・マルティ国際空港
まるでぃぐら
【マルディグラ】
◇[フ]Mardi Gras、[英]Shrove Tuesday
○[宗]謝肉祭(carnival)の最終の日、四旬節(Lent)の始まる聖
灰水曜日(Ash Wednesday)の前日。
謝肉祭が最高潮に達する。
「懺悔火曜日(ザンゲ・カヨウビ)」,「告解火曜日(コッカイ・カヨウビ)」,「食
肉火曜日」とも呼ぶ。
参照⇒しゃにくさい(謝肉祭),しじゅんせつ(四旬節)
◎"Mardi"は"Tuesday"、"Gras"は"fat"の意味。肉抜きの質素
な食事をする四旬節前の宴会を指す。
まるてぃにくけん
【マルティニク県】
◇[フ]Departement Martinique、[英]Martinique Prefecture
○⇒まるちにくけん(マルチニク県)
まるてぃにーくけん
【マルティニーク県】
◇[フ]Departement Martinique、[英]Martinique Prefecture
○⇒まるちにくけん(マルチニク県)
まるてぃにくとう《まるちにくたう》
【マルティニク島】
◇[フ]Ile Martinique、[英]Martinique Island
○[地]⇒まるちにくとう(マルチニク島)
まるてぃにーくとう《まるちにーくたう》
【マルティニーク島】
◇[フ]Ile Martinique、[英]Martinique Island
○[地]⇒まるちにくとう(マルチニク島)
まるてぃぬす
【マルティヌス】
◇[羅]Martinus
○[人]⇒さんまるたん(サン・マルタン)
まるてぃねす
【マルティネス】
◇Martinez
○アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州中北西部にあるコン
トラコスタ郡(Contra Costa County)の郡都。
「マルチネス」とも呼ぶ。
まるでぃぶきょうわこく《まるぢぶきようわこく》
【マルディブ共和国】
◇[英]Republic of Maldives
○⇒もるじぶきょうわこく(モルジブ共和国)
まるてぃぷる
【マルティプル】
◇[英]multiple
○⇒まるちぷる(マルチプル)
まるでぃん
【マルディン】
◇Mardin
○(1)(Mardin Ili)⇒まるでぃんけん(マルディン県)
○(2)トルコ南東部、マルディン県の中央部にある県都。
北緯37.33°、東経40.78°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)5万3,000人。
2000(平成12)6万5,100人。
2003(平成15)7万0,200人。
まるでぃんけん
【マルディン県】
◇[トルコ語]Mardin Ili、[英]Mardin Province
○トルコ南東部の県。北東部をバトマン県(Batman Ili)、北西
部をディヤルバクル県(Diyarbakir Ili)に接し、南部をシリア
に隣接。
県都はマルディン。
〈面積〉
8,891平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)55万8,300人。
2000(平成12)70万5,100人。
2003(平成15)76万0,700人。
まるでるぷらた
【マルデルプラタ】
◇[西]Mar del Plata(銀の海)
○アルゼンチン東部、ブエノスアイレス州(Provincia de Bue-
nos Aires)南西部にある、大西洋に面したリゾート地。
◎2005.11.(平成17)米州首脳会議を開催。
まるどなど
【マルドナド】
◇Maldonado
○(1)(Departamento de Maldonado)⇒まるどなどけん(マルド
ナド県)
○(2)ウルグアイ南部、マルドナド県南部にある県都。
〈人口〉
1985(昭和60)3万3,498人。
まるどなどけん
【マルドナド県】
◇[西]Departamento de Maldonado、[英]Maldonado Depert-
ment
○ウルグアイ南部の県。東部をロチャ県(Departamento de
Rocha)に接し、南部を大西洋に面する。
県都はマルドナド。
〈面積〉
4,793平方キロメートル。
〈人口〉
1985(昭和60) 9万4,314 人(10月23日現在)。
2004(平成16)14万0,192人。
◎1880. 7. 7(明治13)ロチャ県を分離。
★[1]まるとの
【マルトノ】
◇Maurice Martenot
○[人]フランスの音楽家(1898〜1980)。
1924(大正13)電気楽器オンド・マルトノを発明。
参照⇒おんどまるとの(オンド・マルトノ)
[2]まるとの
【マルトノ】
◇martenot
○[楽]⇒おんどまるとの(オンド・マルトノ)
まるとのま
【マルトノマ】
◇Multnomah
○(1)北アメリカ原住民(インディアン)チヌーク族(Chinookan
people)の一支族。
現在のオレゴン州(Oregon State)北西部に居住。
○(2)(Multnomah County)⇒まるとのまぐん(マルトノマ郡)
まるとのまぐん
【マルトノマ郡】
◇[英]Multnomah County
○アメリカ合衆国北西部、オレゴン州(Oregon State)北西部の
郡。北部をワシントン州に隣接。
郡都はポートランド(Portland)。
「マルトノマー郡」とも呼ぶ。
〈人口〉
2000(平成12)67万2,947人。
まるとのまーぐん
【マルトノマー郡】
◇[英]Multnomah County
○⇒まるとのまぐん(マルトノマ郡)
まるとふ
【マルトフ】
◇Julius Martov
○[人]ロシアの革命家(1873〜1923)。本名はユーリー・ツェデ
ルバウム(Yulii Osipovich Tsederbaum)。
はじめレーニンとともに革命運動に参加し、1895(明治28)ペ
テルブルグ労働者階級解放闘争同盟の結成に参画してシベリア
に流刑。
のち亡命して国外で機関紙「イスクラ(Iskra)」の編集・発行
を行う。
1903(明治36)ロシア社会民主労働党第2回大会でレーニンと
対立し、第一次世界大戦からメンシェビキ左派の指導者となり、
1917(大正 6)十月革命(十一月革命)に反対して、1920(大正 9)
亡命。
ドイツで「社会主義通報」を発行し、対コミンテルン闘争を展
開。
著書は『ロシア社会民主労働党史』など。
まるとも
【マルトモ】
○[経]かつお節・和風調味料製造会社。
本社は愛媛県伊予市。
かつお節製造で業界2位。
まるぬがわ《まるぬがは》
【マルヌ川】
◇[フ]Fleuve Marne
○[地]フランス北東部を北西流する、セーヌ川(Fleuve Seine)
の支流。長さ525キロメートル。
ラングル高地(Plateau de Langres)に発源する。
ストラスブール(Strasbourg)でマルヌ・ライン運河(Canal
de la Marne au Rhin)によってライン川(Fleuve Rhin)と結ば
れている。
参照⇒せーぬ(セーヌ,析奴)
★まるぬのたたかい《まるぬのたたかひ》
【マルヌの戦い】
◇[英]the Battle of the Marne
○[歴]第一次大戦開戦直後、西部戦線で行われたドイツとフラ
ンスの最初の会戦。
参照⇒しゅりーふぇんさくせん(シュリーフェン作戦),じょっ
ふる(ジョッフル)
★まるのうち
【丸の内】
◇[日]marunouchi/Marunouchi
○(1)城郭などの本丸の内。
○(2)東京都千代田区、皇居の東部から東京駅にいたる一帯の
地。
江戸時代は外濠の内で大名屋敷が立ち並んでいた。しかし、
1872(明治 5)の銀座大火の際にほとんど焼け、一部陸軍が兵営
などの用地に使う他、大半が荒れ地のままであった。
1890(明治23)陸軍省の兵舎が麻布に移転し、松方正義大蔵大
臣の要請で三菱財閥の岩崎弥之助が跡地約35万平方メートルを
128万円で購入、三菱ヶ原と呼ばれた。
1894(明治27)英国人コンドルの設計で赤レンガ造り3階建の
三菱1号館を建設、1911(明治44)には13号館が建てられ、ロン
ドンのロンバート街(Lombard Street)に比して「一丁ロンドン」
と呼ばれた。
参照⇒みつびしいちごうかんびじゅつかん(三菱一号館美術
館)
◎江戸川柳:「夕立を四角に逃げる丸の内」(大名屋敷が多いの
で)。
○(3)愛知県名古屋市中区(ナカク)の地名。
○(4)[交]⇒まるのうちえき(丸の内駅)
○(5)[交]⇒まるのうちえき(丸ノ内駅)
まるのうちえき
【丸の内駅】
○(1)[交]富山県富山市丸の内にある、富山地鉄市内線の駅。
県庁前(ケンチョウマエ)駅と諏訪川原(スワノガワラ)駅の間。
◎正式な路線名は県庁前駅間が支線、諏訪川原駅間が安野屋線
(アスノヤセン)。
○(2)[交]愛知県名古屋市中区(ナカク)にある、市営地下鉄鶴舞線
(ツルマイセン)の駅。
浅間町(センゲンチョウ)駅(西区)と伏見(フシミ)駅の間。
○(3)[交]ナゴヤ市営地下鉄桜通線(サクラドオリセン)の駅。
国際センター(コクサイセンター)駅(中村区)と久屋大通(ヒサヤオオドオリ)
駅の間。
まるのうちえき
【丸ノ内駅】
○[交]愛知県西春日井郡(ニシカスガイグン)清洲町(キヨスチョウ)にある、
名鉄名古屋本線の駅。
須ヶ口(スカグチ)駅(新川町)と新清洲(シンキヨス)駅の間。
まるのうちおあぞ
【丸の内OAZO】
【丸の内オアゾ】
○[経]東京都千代田区丸の内、JR東京駅丸の内北口前にある、
オフィス4棟とホテル・商業棟が成る複合街区。
三菱地所・日本生命保険などが旧国鉄本社跡地を再開発。
◎2004. 9.14(平成16)開業。
2004.10. 1(平成16)丸の内ホテル、開業。
◎"oazo"はエスペラント語でオアシス(oasis)の意味。
まるのうちまいぷらざ
【丸の内マイプラザ】
○東京都千代田区丸の内、JR東京駅西側にある明治安田生命
の本社ビルと商業施設を組み合わせた高層ビル(30階建て)。
高級ブランドのティファニーが入居。
◎2004. 9.17(平成16)オープン。
まるは
【マルハ】
○[経]大手水産食品会社の一社。
本社は東京都千代田区。
◎1880(明治13)中部幾次郎が鮮魚仲買運搬業者として林兼商店
を創業。
1916(大正 5)漁業に進出し、南氷洋捕鯨を行う。
水産統制令により、1943. 3.31(昭和18)株式会社林兼商店水
産部門・大洋捕鯨株式会社・遠洋捕鯨株式会社が合同して西大
洋漁業統制株式会社を設立。
1945.12.(昭和20)大洋漁業株式会社と改称。
1949(昭和24)プロ野球球団「大洋」(現:横浜ベイスターズ)を
設立。
1993(平成 5)マルハと改称。
2004(平成16)マルハグループ本社による持ち株会社体制に移
行。
2006.12.11(平成18)ニチロを完全子会社とする経営統合で合
意と発表。
2007.10. 1(平成19)持ち株会社マルハニチロホールディング
スに移行予定。
★まるばあまのり
【マルバアマノリ】
【丸葉甘海苔】
◇[学]Pyropia suborbiculata
○[植]紅藻類ウシケノリ目(Bangiales)ウシケノリ科(Bangia-
ceae)アマノリ属(Pyropia)の海藻。
いわゆるイワノリ(岩海苔)の一種。
参照⇒いわのり(イワノリ,岩海苔)
まるばだいおう《まるばだいわう》
【マルバダイオウ】
【丸葉大黄】
○[植]ルバーブ([英]rhubarb)の和名。
⇒るばーぶ(ルバーブ)(1)
★まるはち
【マルハチ】
【丸八】
◇[学]Cyathea mertensiana
○[植]薄嚢シダ綱(Leptosporangiopsida)真正シダ目(Filicales)
ヘゴ科(Cyatheaceae)ヘゴ属(Cyathea)の大形木生シダ植物。
小笠原諸島に自生する固有植物。
幹は直立し高さ3〜5メートルで、頂に大形の葉を束生して
全体では10メートルほどになる。
葉柄の落ちた跡(アト)が、丸の中に逆八の字形に残る。
★まるはなばち
【マルハナバチ】
【丸花蜂】
【円花蜂】
◇[英]bumblebee(バンブルビー)、[独]Hummel(フンメル)、[フ]
bourdon(ブルドン)
○[虫]ハチ目(膜翅目)(Hymenoptera)ミツバチ科(Apidae)マル
ハナバチ属(Bombus)のハチの総称。
まるびなすしょとう《まるびなすしよたう》
【マルビナス諸島】
◇[西]Islas Malvinas、[英]Malvinas Islands
○[地]フォークランド諸島のアルゼンチン名。
⇒ふぉーくらんどしょとう(フォークランド諸島)
まるびなすせんそう《まるびなすせんさう》
【マルビナス戦争】
○[歴]⇒ふぉーくらんどふんそう(フォークランド紛争)
まるびなすふんそう《まるびなすふんさう》
【マルビナス紛争】
○[歴]⇒ふぉーくらんどふんそう(フォークランド紛争)
★まるびる
【丸ビル】
○(1)[歴][建]東京都千代田区丸の内、東京駅前にあったビル。
地上8階、地下2階建て、鉄筋コンクリート製。
正称は「丸の内ビルディング」。
参照⇒しんまるびる(新丸ビル)
◎1923(大正12)完成し、関東大震災で被災。
参照⇒とうきょうこうしんきょく(東京行進曲)
○(2)[建]地上37階、地下4階建ての超高層ビル。高さ180メー
トル。
1階〜6階は初代の外観を残す。
運営管理は三菱地所。
◎2002. 9. 3(平成14)開館式。
2002. 9. 6(平成14)落成。最上階部分から皇居の宮殿が見え、
問題となる。
まるひろひゃっかてん《まるひろひやくくわてん》
【丸広百貨店】
○[経]埼玉県に展開する地方百貨店。
本店は埼玉県川越市。
◎1939.10.(昭和14)現在の飯能市に創業。
1949. 5.(昭和24)会社設立。
まるふぁん
【マルファン】
◇Bernard-Jean Anton Marfan
○[人]フランスの小児科医(1858〜1942)。
1896(明治29)マルファン症候群を報告。
まるふぁんくしょん
【マルファンクション】
◇[英]malfunction
○(1)(器官・機械などの)機能不全・故障・不調。
○(2)[形]うまく作動しない。
○(3)[形]正常に機能しない。
まるふぁんしょうこくうぐん《まるふあんしやうこうぐん》
【マルファン症候群】
◇[英]Marfan syndrome/Marfan's syndrome
○[病]骨格・心臓血管系・眼などの器官に異常がでる、結合組
織の多様な遺伝性の疾患。
身長が高くて体型は細く、手足や指が長い(蜘蛛指症)・鳩胸
(ハトムネ)などの背骨・骨格の変形や、剥離性大動脈瘤・心臓奇形、
緑内障など眼の水晶体の異常・近視・網膜剥離などを伴う。大
動脈瘤の破裂により突然死することもある。
原因は染色体異常で、その75%が遺伝により、25%は新たな
突然異変による。その発生頻度は人口5千人〜1万人あたり1
人程度。日本の患者は2万〜4万人と推定。
1型:特徴的な症状がはっきりと現れる。
2型:目の症状が出にくい。
◎1896(明治29)フランスの小児科医マルファンにより初めて報
告された。
1913(大正 2)Weve(Henricus Jacobus Marie Weve)(1888〜
1962)、マルファン症候群は同一家系内発生が高いことを指摘。
1991(平成 3)カイヌライネン(Katariina Kainulainen)、1
型がヒトの第15番染色体長腕15q上のフィブリリン遺伝子と連
関していることを発見。
2004(平成16)松本直通横浜私立大学教授らの科学技術振興機
構の研究チーム、2型の原因遺伝子を第3番染色体のTGFベ
ータR2に発見。TGFベータR2はガン抑制遺伝子として知
られ、一対とも遺伝子が壊れた場合はガン化し、片方が破壊さ
れた場合にマルファン症候群が発病すると見られる。
◎アメリカの第16代大統領リンカーンはこの病気だったと言わ
れている。
まるふぉーめいしょん
【マルフォーメイション】
◇[英]malformation
○(1)[医][動][植]奇形。
「マルフォーメーション」とも呼ぶ。
○(2)[医][動][植]奇形部分(deformity)。
「マルフォーメーション」とも呼ぶ。
まるふぉーめーしょん
【マルフォーメーション】
◇[英]malformation
○[医][動][植]⇒まるふぉーめいしょん(マルフォーメイショ
ン)
まるふぐ
【丸フグ】
【丸河豚】
○[食]全く調理の手を加えていない丸のままのフグ。
⇔みがきふぐ(身欠きフグ,身欠き河豚,身欠フグ,身欠河豚)
まるぶしゅかん
【マルブシュカン】
【丸仏手柑】
○[植]シトロン(citron)の和名。
⇒しとろん(シトロン)(1)
まーるぶるく
【マールブルク】
◇Marburg
○ドイツ中西部、ヘッセン州(Bundesland Hessen)の都市。
まーるぶるくしゅっけつねつ
【マールブルク出血熱】
◇[英]Marburg haemorrhagic fevers
○[病]⇒まーるぶるぐしゅっけつねつ(マールブルグ出血熱)
★まーるぶるぐしゅっけつねつ
【マールブルグ出血熱】
◇[英]Marburg haemorrhagic fevers
○[病]エボラ出血熱(ebola haemorrhagic fever)に似たウイル
ス性感染症。
血液や体液を通じて感染し、下痢や発熱・吐血などの症状を
伴う。
「マールブルク出血熱」,「マールブルグ病」とも呼ぶ。
参照⇒えぼらしゅっけつねつ(エボラ出血熱)
◎1967(昭和42)ドイツのマールブルクの研究所で、アフリカか
ら輸入したサルの腎臓細胞を培養していた研究員の間で発生し、
7人が死亡。
まーるぶるぐびょう《まへるぶるぐびやう》
【マールブルグ病】
◇[英]Marburg disease
○[病]⇒まーるぶるぐしゅっけつねつ(マールブルグ出血熱)
まるぺん
【丸ペン】
○細密描写などに用いる、筒状の細いペン先。
インク溜りまでの切れ込みが短く、均一な細い線が描ける。
参照⇒じーぺん(Gペン),たまぺん(タマペン,玉ペン),がら
すぺん(ガラスペン,ガラス・ペン),てつどうぺん(鉄道ペン)
まるぼるくし
【マルボルク市】
◇[ポーランド語]Miasta Malbork
○ポーランド北部、ポモジェ県(Wojewodztwo Pomorskie)南東
部の都市。
北緯54.04°、東経19.04°の地。
ドイツ語名は「マリエンブルク(Marienburg)」。
〈人口〉
2002(平成14)3万8,563人。
まるぽーるじょうやく《まるぽーるでうやく》
【マルポール条約】
【MARPOL条約】
◇[英]MARPOL Treaty
○[海]海洋汚染防止条約(International Convention for the
Prevention of Pollution from Ships)の略称。
海洋環境の保全を目的に、船舶が排出する油や有害物質など
を規制する国際条約。
参照⇒かいようおせんぼうしほう(海洋汚染防止法)
◎「MARPOL」は"Marine Pollution(海洋汚染)"の略語。
◎1980.10.15(昭和55)海洋汚染防止条約、批准書寄託。10.25
公布
1983(昭和58)日本、海洋汚染防止条約を批准。
[1]まるぼろ
【マルボロ】
◇Marlborough
○アメリカ合衆国北東部、マサチューセッツ州(Massachusetts
Commonwealth)北東部のミドルセックス郡(Middlesex County)
北西部の都市。
北緯42.35°、西経71.55°の地。
「マールボロ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1990(平成 2)3万1,813人。
2000(平成12)3万6,256人。
[2]まるぼろ
【マルボロ】
◇[英]Duke of Marlborough
○[人]⇒まるぼろこう(マルボロ公)
[3]まるぼろ
【マルボロ】
◇[登録商標]Marlborough
○アメリカ製タバコの一銘柄。
「マールボロ」とも呼ぶ。
◎1925(大正14)フィリップ・モリス(Philip Morris)、販売。
1980.10. 1(昭和55)日本専売公社、一部国産タバコを使用し
て販売。
2005. 4.27(平成17)日本たばこ産業(JT)、最後の製品を出
荷。
まーるぼろ
【マールボロ】
◇Marlborough
○⇒まるぼろ(マルボロ)
まるぼろこう
【マルボロ公】
◇[英]Duke of Marlborough
○[人]イギリスの将軍・政治家(1650〜1722)。本名はジョン・
チャーチル(John Churchill)。
「マールボロ公」とも呼ぶ。
参照⇒まるぼろはうす(マルボロ・ハウス)
まーるぼろこう
【マールボロ公】
◇[英]Duke of Marlborough
○[人]⇒まるぼろこう(マルボロ公)
まるぼろはうす
【マルボロ・ハウス】
◇[英]Marlborough House
○イギリスの首都ロンドンにある、イギリス王室の別邸。
もとマルボロ公(Duke of Marlborough)の公邸。
「マールボロ・ハウス」とも呼ぶ。
まーるぼろはうす
【マールボロ・ハウス】
◇[英]Marlborough House
○⇒まるぼろはうす(マルボロ・ハウス)
まるまらかい
【マルマラ海】
◇[英]the Sea of Marmara
○[地]トルコ北西部、バルカン半島と小アジア半島との間にあ
る内海。
エーゲ海(the Aegean Sea)とはダーダネルズ海峡(the Darda-
nelles)、黒海(the Black Sea)とはボスポラス海峡(the Bospo-
rus)で結ばれる。
まるまりす
【マルマリス】
◇Marmaris
○トルコ南西部、ムーラ県(Mugla Ili)南部のリゾート地。南
部を地中海に面する。
北緯36.86°、東経28.27°の地。
南方にギリシア領のロードス島(Nisos Rodhos)がある。
まるまるちんぶん
【団々珍聞】
【団団珍聞】
【團團珍聞】
○[歴]1877(明治10)創刊の週刊誌。
野村文夫(村田文夫)が、内務卿大久保利通と大喧嘩をして
1877. 1.15(明治10)退官、 2.25団々社を設立、 3.14創刊。
スタッフを野村一族と同郷人でかためていたが、1897. 4.
(明治30)経営権が野村一族の団々社から珍聞館に移り、しだい
に「東京パック」などの新興雑誌に押され1907(明治40)終刊。
まるめ
【丸め】
◇[英]round(端数のない)
○[数][計]数値計算で、四捨五入などの切り上げ・切り下げを
して端数をなくす処理。
「ラウンド」とも呼ぶ。
参照⇒ししゃごにゅう(四捨五入),にしゃさんにゅう(二捨三
入),ろくしゃしちにゅう(六捨七入)
◎丸める
まるめー
【マルメー】
◇Malmo
○スウェーデン南端、スコーネ県(Skane Lan)南西部にある県
都。
自転車専用道が整備されている。
〈人口〉
2001(平成13)26万1,965人(11月1日現在)。
2002(平成14)26万4,989人(9月31日現在)。
◎もとマルメヒュース県(Malmohus Lan)の県都。
まるめぞん
【マルメゾン】
◇Malmaison
○⇒りゅえいゆまるめぞん(リュエイユ・マルメゾン)
まるめひゅーすけん
【マルメヒュース県】
◇[スウェーデン語]Malmohus Lan、[英]Malmohus County
○[古]スウェーデン南端の県。
県都はマルメー(Malmo)。
◎1997(平成 9)クリシャンスタード県(Kristianstad Lan)と合
併してスコーネ県(Skane Lan)を発足。
★まるめろ
【マルメロ】
【木瓜】
◇[葡]marmelo、[学]Cydonia oblonga
○[植]バラ目(Rosales)バラ科(Rosaceae)マルメロ属(Cydonia)
の落葉高木。1属1種。西アジア原産。
「セイヨウカリン(西洋花梨)」,「カマクラカイドウ(鎌倉海棠)」
とも呼ぶ。
◎英語:クインス(quince)。
ドイツ語:キッテ(Quitte)。
フランス語:コニァシエール(cognassier)(木)/クワ(coing)
(実)。
スペイン語:メンブリリョ(membrillo)。
イタリア語:コトンニョ(cotogno)(木)/コトンニャ(cotogna)
(実)。
◎「木瓜」は「ボケ」とも読む。
まるもち
【円餅】
○[食]円(マル)い形に作った餅。
関西で多く食される。
参照⇒きりもち(切り餅,切餅)(1)
まるもりせん
【丸森線】
○[歴][交]旧国鉄線。阿武隈急行の前身。
東北本線の槻木(ツキノキ)駅からの支線で、槻木駅・横橋駅・角
田(カクダ)駅・丸森駅の順。
参照⇒あぶくまきゅうこう(阿武隈急行)
まるもりまち
【丸森町】
◇[日]Marumori Machi
○宮城県南部、伊具郡(イググン)の町。
阿武隈急行(旧国鉄丸森線)が通じる。
◎伊達藩の河港として発達。
まるやね
【丸屋根】
【円屋根】
○[建]半球形の屋根。
「クーポラ([伊]cupola)」,「キュポーラ([英]cupola)」,「キュ
ポラ」とも呼ぶ。
まるやまかじ
【丸山火事】
○[歴]⇒めいれきのたいか(明暦の大火)
まるやまがわ《まるやまがは》
【円山川】
◇[日]Maruyama Gawa
○[地]兵庫県中央部から北流して日本海に注(ソソ)ぐ川。全長68
キロメートル。
中国山地東部に発源し、大屋川・八木川・出石川などの諸流
を朝来市(アサゴシ)で合流し、養父市東部を経て、豊岡市の津居
山港(ツイヤマコウ)付近で日本海に流入する。
勾配がきわめてゆるく、治水工事が完了するまでは水害が多か
った。
下流域に玄武洞や城崎温泉などがある。
「朝来川(アサゴガワ)」とも呼ぶ。
参照⇒げんぶどう(玄武洞)
◎1923(大正12)治水工事、着工。
1937(昭和12)治水工事、完工。
まるやまきょう《まるやまけう》
【丸山教】
○[宗]富士信仰系の呪術的農民宗教。
武蔵稲田登戸の地主伊藤六郎兵衛(1829〜1894)が富士信仰に
独自の解釈を加えて1873(明治 6)開教。伊藤は「登戸の生き神
行者」と呼ばれたが、呪術的治病・祈祷のため禁圧を受け苦境
に陥る。宍野半(シシノ・ナカバ)の勧めで富士一山(フジイチザン)講社と
合同して1875(明治 8)扶桑教を形成。宍野の死後、1884(明治
17)扶桑教を離脱し神道本局に所属。
1880年代後半に自由民権運動の影響を受けて、静岡県の同教
「み組」が復古的な世直しを唱え「西ヶ谷騒動」を起した。
1946(昭和21)宗教法人として独立。
〈前身〉
江戸時代、元禄年間(1688〜1704)伊藤録祐が創唱して講社を
結成。宝暦年間(1751〜1764)録祐の孫の伊藤六蔵が丸山講社と
命名し布教。
まるやまこうえん《まるやまこうゑん》
【丸山公園】
○(1)北海道札幌市中央区、円山山麓にある公園。
○(2)京都府京都市東山区(ヒガシヤマク)にある庭園式公園。
八坂神社・知恩院の境内に接する。
造園は小川治兵衛(1860〜1933)。
◎1886(明治19)開園。
まるやまこふん
【丸山古墳】
○[歴]奈良県橿原市にある、6世紀後半の古墳。
石室の長さは8.3メートル。
欽明天皇陵と見られている。
まるやまどうぶつえん《まるやまどうぶつゑん》
【丸山動物園】
○北海道札幌市中央区にある動物園。
まるやままち
【丸山町】
◇[日]Chikura Machi
○[古]千葉県南部、安房郡(アワグン)の町。
◎2006. 3.20(平成18)富浦町(トミウラマチ)・富山町(トミヤママチ)・三芳
村(ミヨシムラ)・白浜町(シラハママチ)・千倉町(チクラマチ)・丸山町・和田町
(ワダマチ)の6町1村が合併して南房総市(ミナミボウソウシ)を発足。
★まるやまわくちん
【丸山ワクチン】
○[薬]1981. 7.10(昭和56)中央薬事審議会が不承認。
まるるーにー
【マルルーニー】
◇Martin Brian Mulroney(ブライアン・マルルーニー)
○[人]カナダの第24代首相(1939. 3.20〜)。在任:1984. 9.17
〜1993. 6.25。
まるろー
【マルロー】
◇Andre Malraux(アンドレ・マルロー)
○[人]フランスの作家・政治家(1901〜1976)。
1923〜1926年、仏領インドシナ・中国に滞在し、中国革命運
動に取材して小説を書く。
スペイン内乱では空軍を率いて人民戦線に参加。
第二次世界大戦では戦車隊で活躍し、捕虜となるが脱走して、
レジスタンス運動に参加し、ベルジェ大佐(Colonel Berger)の
名で活躍。
ド・ゴール内閣の情報担当国務大臣・文化担当国務大臣を務
める。
代表作は小説1928(昭和 3)『征服者(Les Conquerant)』・
『王道(La Voie royale)』・1933(昭和 8)『人間の条件(La
Condition Humaine)』・1937(昭和12)『希望(L'Espoir)』、美
術評論『芸術心理学』・『沈黙の声』・『神々の変貌』など。
◎クリストファー・マーロー(Christopher Marlowe)はイギリ
スの劇作家・詩人。
参照⇒まーろー(マーロー)
[1]まれ
【マレ】
◇[英]male-/mal-
○[接頭辞]⇒[1]まる(マル)
[2]まれ
【マレ】
◇[伊]mare
○(イタリア語で)海。
[3]まれ
【マレ】
◇Male
○インド洋北部、モルジブ共和国(Republic of Maldives)の首
都。モルジブ諸島(Maldive Islands)のマレ環礁(Male Atoll)
にある。
「マーレ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1976(昭和51)1万人。
1990(平成 2)5万5,130人。
2001(平成13)7万2,000人(推計)。
★まれー
【マレー】
【馬来】
◇Malay
○[古]地名。現在のマレーシア。
「馬来」は「マライ」とも読む。
まーれ
【マーレ】
◇Male
○⇒[1]まれ(マレ)
まーれあどみむ
【マーレアドミム】
◇Ma'ale Adomim/Ma'ali Adomim/Malli Adomim
○ウエストバンク(ヨルダン川西岸)にあるユダヤ人入植地(Jew-
ish settlement)。
まれいしあ
【マレイシア】
◇[英]malacia
○[病]⇒[2]まれーしあ(マレーシア)
★まれーおきかいせん
【マレー沖海戦】
○[歴]1941.12.10(昭和16)。
航空機のみでイギリス海軍の戦艦レパルスとプリンス・オブ
・ウェールズを撃沈。
◎真珠湾攻撃は同月8日。
まれがおん
【マレガオン】
◇Malegaon
○インド西部、マハラシュトラ州(Maharashtra State)北西部
のナーシク県(Nashik District)北東部にある都市。
★まれーがびある
【マレーガビアル】
◇[英]Malay gavial
○[爬]ワニ目の爬虫類。
◎インドワニと呼ばれるガビアルとは別種。
参照⇒がびある(ガビアル)
[1]まれーしあ
【マレーシア】
◇Malaysia
○マレー半島(Malay Peninsula)南部の西マレーシアと、ボル
ネオ島(Pulau Borneo)北部(カリマンタン)の東マレーシアから
成るイギリス連邦内の立憲君主国。
首都はクアラルンプール(Kuala Lumpur)。首都機能をプトラ
ジャヤ(Putrajaya)に移転中。
公用語はマレー語。
通貨単位はリンギ(Ringgit Malaysia)(RM)。
「マライシア」とも呼ぶ。
古くは「マレー」,「馬来(マレー,マライ)」と呼んだ。
〈面積〉
33万平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)1,260万人(半島部のみ)。
1984(昭和59)1,520万人。
1988(昭和63)1,692万人。
〈歴代首相〉
第4代:マハティール・モハマド(Mahathir Mohamad)(1925
〜):1981. 7.〜2003.10.31。
第5代:アブドラ・アーマド(Abdullah Ahmad Badawi):
2003.10.31〜。
◎国王職は、国内9州のスルタンによる任期5年の互選制。
〈歴代国王〉
第11代:サラフディン・アブドル・アジズ・シャー国王(Sul-
tan Salahuddin Abdul Aziz Shah)(〜2001.11.21)、国王在位:
1999〜2001。スランゴール州の第7代スルタン(Sultan of Sel-
angor State)、在位:1960〜2001。
第12代:サイドシラジュディン・サイドプトラ・ジャマルラ
イル国王(Sultan Syed Sirajuddin Syed Putra Jamalullail)、
国王在位:2001.12.13〜。ペルリス州のスルタン(Sultan of
Perlis State)。
第13代:ミザン・ザイナル・アビディン(Mizan Zainal Ab-
idin)、国王在位:2006.12.13〜。トレンガヌ州のスルタン。
◎州:[マレー語]negeri *、[英]* State。
〈西マレーシア〉
ペルリス州(negeri Perlis)・ケダ州(negeri Kedah)・ペラ
州(negeri Perak)・ペナン州(negeri Penang)・セランゴール
州(negeri Selangor)・スンビラン州(negeri Sembilan)・トレ
ンガヌ州(negeri Terengganu)・ジョホール州(negeri Johore)
・マラッカ州(negeri Melaka)など。
〈東マレーシア〉
サバ州(negeri Sabah)・サラワク州(negeri Sarawak)の2州。
[2]まれーしあ
【マレーシア】
◇[英]malacia
○[病]軟化症。
「マレイシア」とも呼ぶ。
◎オステオマレーシア(osteomalacia):骨軟化症。
まれーしありんぎ
【マレーシア・リンギ】
◇Malaysia Ringgit
○[経]⇒りんぎ(リンギ)
★まれっくびょう《まれつくびやう》
【マレック病】
◇[英]Marek's disease
○[鳥][病]ヘルペスウイルスによる鳥の伝染病。家畜伝染予防
法では危険度ランク2。
伝播力が強く、致死性も高い。
◎1999(平成11)日本全国で、感染したニワトリ1万4,536羽が処
分。
まれっと
【マレット】
◇[英]mallet
○(1)木槌(キヅチ)。
○(2)[運]ポロ(polo)・クロッケー(croquet)などの球技の、球
を打つ槌。
○(3)[楽]打楽器用のバチ(撥)。
★まれーとら
【マレートラ】
【マレー虎】
◇[学]Panthera tigris corbetti
○[哺]ネコ目(食肉目)(Carnivora)ネコ科(Felidae)の哺乳類。
インドシナ半島に広く生息。
「インドシナトラ」とも呼ぶ。
まれんきー
【マレンキー】
◇[露]malen'kii
○[形]小さい、小さな。
⇔ぼりしょい(ボリショイ)
◎ロシア文字では"маленький"。
まれんご
【マレンゴ】
◇Marengo
○(1)イタリア北部、ロンバルディア州(regione Lombardia)南
東部のマントバ県(provincia di Mantova)北部にある村。
参照⇒まれんごのたたかい(マレンゴの戦い)
○(2)アメリカ合衆国中央部、アイオワ州(Iowa State)中南東
部のアイオワ郡(Iowa County)北部にある郡都。
★まれんごのたたかい《まれんごのたたかひ》
【マレンゴの戦い】
◇[英]Battle of Marengo、[伊]Battaglia di Marengo
○[歴]1800. 6.14(寛政12)フランス皇帝ナポレオン一世が第二
次イタリア遠征でオーストリア軍に大勝した戦い。
参照⇒まれんご(マレンゴ)(1)
まろー
【マロー】
◇[英]marrow
○[植][農](英語で)ペポカボチャ(ペポ南瓜)。
⇒ぺぽかぼちゃ(ペポカボチャ,ペポ南瓜)
まーろー
【マーロー】
◇Christopher Marlowe(クリストファー・マーロー)
○[人]イギリスの劇作家・詩人(1564. 2. 6〜1593. 5.30)。
無韻詩を創始。また、情熱的な悲劇を多く作り、ルネッサン
ス演劇の全盛期を作りあげたが、右目を突く不慮の事故で死去
(29歳)。
作品は1590(天正18)『タンバレン大王(Tamburlaine the
Great)』・1594(文禄 3)『エドワード二世( Edward II)』・
1604(慶長 9)『フォースタス(ファウスト)博士の悲劇物語(The
Tragicall History of Doctor Faustus)』・1633(寛永10)『マ
ルタ島のユダヤ人(The Jew of Malta)』など。
◎シェークスピアに大きな影響を与えた。
◎アンドレ・マルロー(Andre Malraux)はフランスの作家・政
治家。
参照⇒まるろー(マルロー)
まろけいん
【マロケイン】
◇[英]marocain
○[服]絹または毛の婦人用クレープ服地。ドレス用。
「マロケーン」とも呼ぶ。
まろけーん
【マロケーン】
◇[英]marocain
○[服]⇒まろけいん(マロケイン)
まろーだー
【マローダー】
◇[英]Marauder(略奪者)
○[軍]アメリカ軍の爆撃機マーチン(Martin)B26の通称。
★まろにえ
【マロニエ】
◇[フ]marronnier、[学]Aesculus hippocastanum
○[植]ムクロジ目(Sapindales)トチノキ科(Hippocastanaceae)
トチノキ属(Aesculus)の落葉高木。ギリシア北部・トルコ原産。
葉が大きく、欧米では街路樹として利用。
「セイヨウトチノキ(西洋橡,西洋栃)」,「ウマグリ(馬栗)」,「オ
オグリ(大栗)」とも呼ぶ。
◎英語:ホースチェストナット(horse chestnut)。
まろもことろほう
【マロモコトロ峰】
◇[英]Maromokotro Peak
○[地]インド洋西部、マダガスカル島の北部にあるツァラタナ
ナ山地(Tsaratanana Massif)の高峰。標高2,886メートル。
マダガスカル島の最高峰。
まろん
【マロン】
◇[フ]marron
○(1)[植]クリ(栗)。
⇒くり(クリ,栗)(1)
○(2)[食]クリ(栗)の実(ミ)。
⇒くり(クリ,栗)(2)
○(3)[色]栗色。
⇒くりいろ(栗色)
まろーん
【マローン】
◇Malone
○アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州(New York State)北
東部のフランクリン郡(Franklin County)の郡都。
★まーろん
【マーロン】
◇[英]merlon
○[軍]西洋の城郭や要塞などで、胸墻(キョウショウ)(parapet)にあ
る石などを積み上げた部分。
敵の矢や弾から兵士を守るもので、銃眼(loophole)などの小
さな穴をもつものもある。
「メーロン」とも呼ぶ。
参照⇒きょうしょう(胸墻)
◎マーロンとマローンの間の低い部分は「クレネル(crenel)」と
呼ぶ。
参照⇒くれねる(クレネル)(1)
まろんぐらっせ
【マロングラッセ】
【マロン・グラッセ】
◇[フ]marrons glaces
○[食]砂糖煮にしたのち乾燥させたクリ(栗)の実。
そのまま食べたり、洋菓子の材料としたりする。
◎「マロン」は「クリ」、「グラッセ」は「輝き・照りのある」の意味。
参照⇒ぐらっせ(グラッセ)
まろんでら
【マロンデラ】
◇Marondera
○アフリカ大陸南部、ジンバブエ共和国(Republic of Zimbabwe)
中北東部のマショナランドイースト州(Mashonaland East Prov-
ince)中南東部にある州都。
まわきいせき《まわきゐせき》
【真脇遺跡】
○[歴]石川県鳳至郡(フゲシグン)能都町(ノトマチ)字(アザ)真脇にある
縄文時代の長期定住集落遺跡。
イルカの骨が出土。
◎1982(昭和57)環状木柱列遺構が発見。
1989. 1. 9(平成元)国指定史跡に指定。
★まわし《まはし》
【回し】
【廻し】
○(1)まわすこと。まわすもの。
○(2)(人・物事・予定などを)次に送ること。順に移すこと。
◎たらいまわし,翌月まわし
○(3)会合などを輪番で行うこと。また、その当番。
○(4)(人・物などを)必要なところへ送ること。
○(5)利益が上がるように金銭をうまく運用すること。
○(6)[服]腰に巻き付けるように着る布や帯(オビ)。
下帯(シタオビ)・褌(フンドシ)など。
参照⇒ふんどし(褌,犢鼻褌)
○(7)[運](特に)相撲取(ウモウト)り(力士)が締(シ)める褌。
「しめこみ(締め込み,締込み)」とも呼ぶ。
参照⇒ふんどしかつぎ(褌担ぎ)
◎化粧回し
○(8)[服]二重回し(インバネス)の略称。
⇒[1]いんばねす(インバネス)
○(9)[服]回し合羽(ガッパ)の略称。
⇒まわしがっぱ(回し合羽,回合羽)
○(10)[古](遊里で)一人の遊女が、一夜のうちに、かけもちま
たは順次に替えて多くの客の相方となること。また、その客。
参照⇒まわしべや(回し部屋,廻し部屋,回部屋,廻部屋)(1)
○(11)[古]江戸時代、上方の遊里で白人(ハクジン)(私娼)の元締め。
○(12)[古](江戸の遊里で)回し方の略称。
⇒
まわしがっぱ《まはしがつぱ》
【回し合羽】
【回合羽】
○[服]着物の上に引き回して着る、袖(ソデ)の無い合羽。
「まわし(回し,廻し)」,「ひきまわし(引き回し,引き廻し,引回
し,引廻し)」,「丸合羽(マルガッッパ)」,「坊主合羽(ボウズガッッパ)」と
も呼ぶ。
まわしぎり《まはしぎり》
【回し錐】
○(1)⇒ろくろがんな(轆轤鉋)
○(2)⇒まいぎり(舞錐)
まわしざしき《まはしざしき》
【回し座敷】
【廻し座敷】
【回座敷】
【廻座敷】
○[歴](遊郭で)格の高い回し部屋。
参照⇒まわしべや(回し部屋,廻し部屋,回部屋,廻部屋)(1)
まわしべや《まはしべや》
【回し部屋】
【廻し部屋】
【回部屋】
【廻部屋】
○(1)[歴]遊郭で、遊女に先客のあるとき、後の客を入れる部
屋。
格の高い部屋は「まわしざしき(回し座敷.廻し座敷,回座敷,
廻座敷)」と呼ぶ。
参照⇒まわし(回し,廻し)(1)
○(2)[歴]自分の部屋をもたない新造(シンソ゚ウ)などが客を迎える
部屋。
参照⇒しんぞう(新造,新艘)(4)
まわりえん《まはりえん》
【回り縁】
【回縁】
【廻縁】
◇[日]mawarien
○[建]建物の周囲の二方以上にめぐらした縁側(エンガワ)。
参照⇒えんがわ(縁側)(1),まわりぶち(回り縁,回縁)
◎天守閣の廻縁
まわりかわいせき《まはりかはゐせき》
【曲川遺跡】
○[歴]奈良県橿原市(カシハラシ)曲川町(マワリカワチョウ)にある縄文時代
晩期の大規模な集落跡。
集落の西側からは墓地も発掘されている。
まわりつぎて《まはりつぎて》
【回り継ぎ手】
○⇒さるかん(猿環)
まわりどうろう《まはりどうろう》
【回り灯籠】
【回り燈籠】
◇[英]revolving lantern
○外枠の紙または布に、回転する内枠の絵が映し出される仕組
みの灯籠。
内枠の上部に風車がつけられ、内枠内部にあるロウソクまた
は白熱電灯の熱で温められた空気が上昇して回転し、絵が回っ
て映し出される。
内枠の紙にはいろいろな形に切り抜き、色セロファンなどで
彩色してある。
夏の夜の納涼(ノウリョウ)や、秋のお盆(ボン)の供物などに使われ
る。
「そうまとう(走馬灯,走馬燈)」,「まいどうろう(舞い灯籠,舞
い燈籠,舞灯籠,舞燈籠)」,「かげどうろう(影灯籠,影燈籠)」とも
呼ぶ。
◎秋の季語。「走馬灯」は夏の季語。
◎中国語:走馬灯(zoumadeng)/馬騎灯(maqideng)。
まわりぶたい《まはりぶたい》
【回り舞台】
【廻り舞台】
○[劇]劇場の舞台中央部の床がコマ(独楽)のように回転する舞
台機構。
床を円形に切り、床下(奈落<ナラク>)にあるロクロ(轆轤)で回
転させ、場面転換(テンカン)などに使用する。
参照⇒しんじゅくこまげきじょう(新宿コマ劇場)
◎日本は世界的に早く、正徳・享保期(1711〜1736)ころに発生。
まわりぶち《まはりぶち》
【回り縁】
【回縁】
◇[日]mawaribuchi
○[建]天井と壁が接する部分に取り付けた縁木。
参照⇒さおぶち(竿縁,棹縁),まわりえん(回り縁,回縁,廻縁)
まわれみぎ《まはれみぎ》
【回れ右】
【廻れ右】
◇[米]about-face、[英]about-turn
○(1)[軍]体の向きを正反対に反転させること。また、その号
令。
両足を揃(ソロ)えて直立した状態から、右足を後ろへ半歩引き、
体を右回りに180度回転させ、左足を引いてふたたび両足を揃
えること。
○(2)(転じて)進む向きを逆向きに変えること。方向転換。
○(3)(転じて)主義・思想や態度などを全く変えること。転向
すること。
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