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                    PDD図書館管理番号       0001.0086.4000.14

                 百   科   辞   書    《まん》     編集:獨  澄旻

-------- まん --------------------------------------------------
まん
	【マン】
	◇[英]Man/the Isle of Man
	○[地]⇒まんとう(マン島)
まんえい
	【満映】
	○[歴]⇒まんしゅうえいがきょうかい(満州映画協会)
★まんが
	【マンガ】
	【漫画】
	◇[日]manga、[英]manga
	○[漫]簡単・誇張された絵に、台詞(セリフ)や擬音(ギオン)などを
	書き加え、物語風に絵の連続で表現したもの。
	◎四(ヨン)コマ漫画
	◎日本の漫画の台詞は縦書きのために本が右開きとなり、横書
	きの西洋などで翻訳出版される際は、絵の左右を反転させて左
	開きとすることが多い。その場合は英数字などはその部分のみ
	をさらに反転させて元に戻している。しかし、着物などでは不
	吉とされる左前のままで修正されない。
	 参照⇒ひだりまえ(左前)(1)
★まんが
	【漫画】
	○(1)何を描くともせず、気の向くままに描いた絵。
	○(2)社会風刺や批評に滑稽(コッケイ)をこめた戯画(ギガ)。ポンチ
	絵。
	 参照⇒かーとーん(カートーン)
	○(3)⇒まんが(マンガ,漫画)
	○()
まんがあくしょん
	【漫画アクション】
	○[漫]双葉社が刊行する青年漫画週刊誌。
	 劇画『子連れ狼』、『ルパン三世』・『じゃりン子チエ』・
	『クレヨンしんちゃん』などを連載。
	 参照⇒じゃりんこちえ(じゃりン子チエ)
	◎1967(昭和42)創刊。
	 2003. 9.30(平成15)10月14日号を発売し、一時休刊。
	 2004(平成16)4月20日発売号から隔週誌として復刊予定。
まんがさんでー
	【漫画サンデー】
	○[古][漫]実業之日本社が刊行した青年漫画誌。
	◎1959. 8.(昭和34)週刊漫画サンデーとして創刊。
	 2012. 6.(平成24)月2回刊となる。
	 2013. 2.19(平成25)3月5日号ほ発売し休刊。
まんがにーず
	【マンガニーズ】
	◇[英]manganese
	○[化](英語で)マンガン([独]Mangan)。
	 ⇒まんがん(マンガン,満俺)
まんがにん
	【マンガニン】
	◇[登録商標]Manganin
	○[工][電]イギリスの化学者ウェストン(Edward Weston)(1850
	〜1936)が開発した銅の合金。
	 銅84〜86%、マンガン12%、ニッケル2〜4%。
	 電気抵抗の温度係数が小さく、精密な電気計測器などに用い
	られる。
まんがのひ
	【まんがの日】
	○[暦][漫]11月3日。
	◎2002. 8.26(平成14)日本漫画家協会と講談社・集英社など出
	版社5社で作るまんがの日制定委員会が、文化的側面から文化
	の日と決定。
まんがればしょとう《まんがればしよたう》
	【マンガレバ諸島】
	◇[フ]Iles Mangareva、[英]Mangareva Islands
	○[地]⇒がんびえしょとう(ガンビエ諸島)
まんがろーる
	【マンガロール】
	◇Mangalore/Mangaluru
	○インド南部、カルナータカ州(Karnataka State)南西部のダ
	クシナカンナダ県(Dakshina Kannada District)の県都。アラ
	ビア海に面する港湾都市。
	 北緯12.88°、東経74.84°の地。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)34万7,917人。
	 2001(平成13)39万9,565人。
	◎13世紀、アルパ王国(Alupa Kingdom)の首都マンガラプラ
	(Mangalapura)。
	 14世紀、アラビアと交易。
	 16世紀中ころ、ポルトガルが占領。
	 1763(宝暦13)マイソール藩王国領。
	 1799(寛政11)イギリスに移譲。
まんがん
	【マンガン】
	○[海]海底をさらう漁具。
	 主に海底の泥の中の貝などを掘り起こして漁獲するもの。
	 熊手(クマデ)と針金の籠(カゴ)を組合わせたような形で、底浅
	の海底に人が立ってひく。
	 大きなものは幅数メートルで、両脇にソリをつけ、漁船で海
	底を滑らせてひく。貝が割れないように噴水式の水圧で掘り起
	こすものもある。
★まんがん
	【マンガン】
	【満俺】
	◇[独]Mangan
	○[化]マンガン族に属する金属元素の一つ。
	 元素記号は「Mn」、原子番号は25、原子量は54.94。
	◎英語:マンガニーズ(manganese)。
	 中国語:(「金」偏+「孟」)(meng)。
まんがんいん《まんぐわんいん》
	【満願印】
	◇[梵]varada-mudra
	○[仏]⇒よがんいん(与願印)
まんがんじ《まんぐわんじ》
	【満願寺】
	○栃木県西部、栃木市の出流(イズル)山の中腹にある古寺。
	 坂東三十三所の第十七番札所で、出流観音がある。
まんがんじあまとう《まんぐわんじあまたう》
	【万願寺甘とう】
	○[農]京野菜の一つ。辛みのない、または少ないトウガラシ品
	種。
	 「万願寺とうがらし(万願寺トウガラシ)」とも呼ぶ。
	◎京都舞鶴市の万願寺住職が、ピーマンとトウガラシを掛け合
	せて創生。
	 昭和後期から京都市場に出荷。
まんがんじとうがらし《まんぐわんじたうがらし》
	【万願寺とうがらし】
	【万願寺トウガラシ】
	【万願寺唐辛子】
	○[農]⇒まんがんじあまとう(万願寺甘とう)
まんがんじゅうせき《まんがんぢゆうせき》
	【マンガン重石】
	【満俺重石】
	◇[英]huebnerite(ヒュブネライト)/huebernite(ヒュバーナ
	イト)
	○[鉱]マンガンのタングステン酸塩(MnWO4)を主成分とす
	る鉱物。
	 参照⇒じゅうせき(重石)
	◎英名は19世紀のドイツの鉱物学者ヒュプナー(Adolph Hueb-
	ner)に因(チナ)む。
まんがんせいどう
	【マンガン青銅】
	◇[英]manganese bronze
	○[工]耐食性に優れ、張力などに強靭(キョウジン)な銅合金。
	 銅55%、亜鉛40%、マンガン3〜5%、その他にアルミニウ
	ム・鉄・スズ(錫)などを含む。
	 船舶の部品(スクリューなど)や鉱山・化学工場などで使用さ
	れる。
	 「高力青銅(コウリキ・セイドウ)(high strength brass)」とも呼ぶ。
まんぎすたうしゅう《まんぎすちうしう》
	【マンギスタウ州】
	◇Mangghystau Oblysy/Mangghystau Oblys、[英]Mangghystau 
	Province
	○カザフスタン南西部の州。北部をアティラウ州(Atyrau Ob-
	lysy)、北東部をアクトベ州(Aqtobe Oblysy)に接し、東部をウ
	ズベキスタン、南部をトルクメニスタンに隣接し、西部をカス
	ピ海に面する。
	 州都はアクタウ(Aqtau)。
まんきつ
	【マン喫】
	【漫喫】
	◇[日]mankitsu
	○[俗]マンガ喫茶(漫画喫茶)の略称。
★まんきゃくるい
	【蔓脚類】
	◇[英]cirripede
	○[動]甲殻綱フジツボ亜綱の節足動物。
	 「ツルアシ類(蔓脚類)」とも呼ぶ。
	〈目〉
	 フジツボ目(無柄目)(Sessilia)。
	 ツボムシ目。
	 キンチャクムシ目。
	 フクロムシ目。
まんぎょう《まんげふ》
	【満業】
	○[歴]満州重工業開発株式会社の略称。
	 ⇒まんしゅうじゅうこうぎょうかいはつ(満州重工業開発)
まんぎょんだいくいき
	【万景台区域】
	◇[朝]Mangyongdae-kuyok
	○朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の首都ピョンヤン(平壌<ヘイ
	ジョウ>)市内西部の一区域。
まんぎょんぼん
	【万景峰】
	◇[朝]Mangyeongbong
	○(1)[地]朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金日成主席の生
	家近くの山。
	○(2)[海]北朝鮮の貨客船。日本の新潟港と北朝鮮の元山(ゲンザ
	ン,ウォンサン)港間を不定期に運航。
	 在日朝鮮人の帰還事業(1959.12.〜1984)をきっかけに万景峰
	(初代)号が運航され、三池淵(サムジヨン)号を経て、万景峰9
	2号が就航。
	◎1971(昭和46)万景峰(初代)号、就航。
	 1992. 6.(平成 4)万景峰92号(総トン数9,672トン、排水量
	約7,130トン、乗客定員約250人)、就航。
	 1997. 5.31(平成 9)横浜港に初入港。
★まんぐいしらくはんとう《まんぐいしらくはんたう》
	【マングイシラク半島】
	◇[英]Mangyshlak peninsula
	○[地]カスピ海の北東岸にある、カザフスタン共和国の半島。
	 石油と天然ガスが採掘されている。
★まんぐはん
	【マング・ハン】
	【マング汗】
	【蒙哥汗】
	◇Mongke Khan
	○[人]モンゴル帝国第4代皇帝(1208〜1259)。在位:1251〜
	1259。廟号(ビョウゴウ)は憲宗
	 ジンギス汗の孫、ツルイの長子、フビライの兄。
	 「モンゲ汗(ハン,カン)」,「モンケ汗」とも呼ぶ。
まんぐびーん
	【マングビーン】
	◇[英]mung bean
	○[植](英語で)リョクトウ(緑豆)。
	 ⇒りょくとう(リョクトウ,緑豆)
★まんぐろーぶ
	【マングローブ】
	◇[英]mangrove
	○[植]亜熱帯や熱帯の河口・潮間帯の泥地に発達する森林性の
	常緑低木・高木の植物群落。
	 主にキントラノオ目(Malpighiales)ヒルギ科(Rhizophoraceae)
	・シソ目(Lamiales)クマツヅラ科(Verbenaceae)など。
	 「紅樹林(コウジュリン)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ひるぎ(ヒルギ,蛭木,漂木),しゅんどるぼん(シュンド
	ルボン)
	◎マレー語の"monggi"から。
まんげきょう《まんげきやう》
	【万華鏡】
	○⇒かれいどすこーぷ(カレイドスコープ)
★まんげつ
	【満月】
	○(1)まんまるに輝いて見える月。
	 「十五夜の月」,「月輪(ガチリン,ゲツリン)」とも呼ぶ。
	 参照⇒じゅうごや(十五夜)
	◎英語:フルムーン(full moon)。
	○(2)
まんげつもち
	【マンゲツモチ】
	○[農]もち米の一品種。
まんけん
	【漫研】
	○[俗](大学などの)マンガ(漫画)研究同好会(サークル)の略称。
まんこ
	【まんこ】
	【マンコ】
	【万子】
	○[俗]女陰。
	 ⇒じょいん(女陰)
★まんごー
	【マンゴー】
	◇mango、[学]Mangifera indica
	○[植]ムクロジ目(Sapindales)ウルシ科(Anacardiaceae)マン
	ゴー属(Mangifera)の常緑高木。
★まんごすちん
	【マンゴスチン】
	◇[英]mangosteen、[学]Garcinia mangostana
	○[植]キントラノオ目(Malpighiales)オトギリソウ科(Guttife-
	rae)フクギ属(Garcinia)の常緑高木。マレー原産。
	 参照⇒がるしにあ(ガルシニア)
まんごねる
	【マンゴネル】
	◇[英]mangonel
	○[歴]⇒いしゆみ(石弓,弩)(2)
まんごると
	【チャード】
	◇[独]Mangold
	○[植](ドイツ語で)フダンソウ(不断草)。
	 ⇒ふだんそう(フダンソウ,不断草,恭菜)
まんさ
	【マンサ】
	◇[登録商標]Manza
	○[交]インドのタタ・モーターズ(Tata Motors)のセダン。
	 参照⇒[2]なの(ナノ)
まんざ
	【万座】
	○⇒まんざおんせん(万座温泉)
★まんざい
	【漫才】
	【万才】
	○
まんざいきょうかい《まんざいけふくわい》
	【漫才協会】
	○東京の漫才師の社団法人。
	◎1955(昭和30)漫才研究会として発足。初代会長はリーガル万
	吉。
	 1964(昭和39)漫才協団に改称。
	 2005. 5.30(平成17)文部科学省から社団法人の許可を受け、
	同日漫才協会と改称。会長は内海桂子。
まんざおんせん《まんざをんせん》
	【万座温泉】
	○群馬県西部、吾妻郡(アガツマグン)嬬恋村(ツマゴイムラ)、草津白根
	山西麓にある温泉。
	 泉質は硫黄泉など。約80℃。
	 上信越高原国立公園に含まれ、冬期はスキー場。
★まんさく
	【マンサク】
	【満作】
	◇[学]Hamamelis japonica
	○[植]ユキノシタ目(Saxifragales)マンサク科(Hamamelida-
	ceae)マンサク属(Hamamelis)の落葉小高木。
	◎金縷梅(キンルバイ):シナマンサク(支那満作)(Hamamelis mol-
	lis)。
まんさーど
	【マンサード】
	◇[英]mansard roof
	○[建]⇒まんさーどるーふ(マンサード・ルーフ)
まんさーどやね
	【マンサード屋根】
	◇[英]mansard roof
	○[建]⇒まんさーどるーふ(マンサード・ルーフ)
まんさーどるーふ
	【マンサード・ルーフ】
	◇[英]mansard roof
	○[建]屋根の形態の一種。将棋の駒のような二重勾配で、上部
	の傾斜は緩(ユル)く、下部は急になっている。
	 採光用の窓を設けて屋根裏部屋として利用される。
	 「マンサード屋根」,「マンサード」,「腰折れ屋根」とも呼ぶ。
	◎16世紀のフランスの建築家マンサール(Francois Mansart)の
	考案といわれている。
まんさな
	【マンサナ】
	◇[西]manzana
	○[植](スペイン語で)リンゴ(林檎)。
	 ⇒りんご(りんご,リンゴ,林檎,苹果)
まんさにじょ
	【マンサニジョ】
	◇Manzanillo
	○メキシコ南西部のコリマ州(estado de Colima)西部、太平洋
	岸の港湾都市。また商工業の中心都市・海浜保養地。
	 北緯19.05°、西経104.32°の地。
	 「マンサニージョ」,「マンサニヨ」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)6万7,697人。
	 1995(平成 7)8万0,568人。
	 2000(平成12)9万4,893人。
まんさにーじょ
	【マンサニージョ】
	◇Manzanillo
	○⇒まんさにじょ(マンサニジョ)
まんさによ
	【マンサニヨ】
	◇Manzanillo
	○⇒まんさにじょ(マンサニジョ)
まんざもう
	【万座毛】
	◇[日]Manzamo
	○沖縄県の沖縄本島中部、国頭郡(クニガミグン)恩納村(オンナソン)に
	ある岬・景勝地。
	◎1998. 4.(平成10)広部俊明、近海で日本最大と見られる海底
	鍾乳洞を発見。
	 参照⇒ひでんちがま(ヒデンチガマ)
まんざらこ
	【マンザラ湖】
	◇[アラビア語]Buhayrat al Manzilah、[英]Lake Manzala、
	[フ]Lac Manzala
	○[地]エジプト北東部、地中海に面する潟湖(セキコ)(lagoon)。
	 スエズ運河(Suez Canal)北端の港湾都市ポートサイド(Port 
	Said)の西方、ナイル川河口のデルタ地帯東部に位置する。
	 「メンザラ湖(Lake Menzaleh)」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 約1,710平方キロメートル。
まんさーる
	【マンサール】
	◇Francois Mansart(フランソワ・マンサール)
	○[人]フランスの建築家(1598〜1666)。
	 参照⇒まんさーどるーふ(マンサード・ルーフ)
[1]まんしー
	【マンシー】
	◇[英]-mancy
	○[接尾辞]「占い」を表す語形成要素。
	◎アエロマンシー(aeromancy):気象占い。
	 ビブリオマンシー(bibliomancy):聖書占い。
	 カートマンシー(cartomancy):カード占い・トランプ占い。
	 カイロマンシー(chiromancy):手相術。
	 クライドマンシー(cleidomancy):鍵占い。
	 クリスタロマンシー(crystallomancy):水晶占い。
	 ジオマンシー(geomancy):土占い:⇒じおまんしー(ジオマ
	ンシー)
	 ジャイロマンシー(gyromancy):旋回占い:⇒じゃいろまん
	しー(ジャイロマンシー)
	 ハイドロマンシー(hydromancy):水占い。
	 レカノマンシー(lecanomancy):(宝石による)水占い。
	 リソマンシー/リトマンシー(lithomancy):宝石占い。
	 マーガリトマンシー(margaritomancy):真珠占い。
	 モリブドマンシー(molybdomancy):熔かした金属を使う占い。
	 ネクロマンシー(necromancy):(死者との)交霊による占い。
	 オナイロマンシー(oneiromancy):夢占い・占夢術。
	 サイコマンシー(psychomancy):(死者との)交霊による占い。
	 パイロマンシー(pyromancy):炎占い・火炎占い。
	 ラブドマンシー(rhabdomancy):棒占い・杖占い。
[2]まんしー
	【マンシー】
	◇Muncie
	○アメリカ合衆国中央部、インディアナ州(Indiana State)東
	部にあるデラウェア郡(Delaware County)の郡都。
★まんじ
	【卍】
	◇[梵]svastika、[英]swastika(スワスティカ)
	○(1)
	 参照⇒はーけんくろいつ(ハーケンクロイツ),じゅうじか(十
	字架)
	◎サンスクリット語の「スヴァスティカ」は「幸運・吉祥」の意味。
	 西域で一万を表す記号として使われていたことから、中国で
	「万字」と呼ぶようになったもの。
	 チベット仏教では右巻きの逆さ卍を、ボン教では左巻きの卍
	を使用する。
	 連鎖文様:⇒さやがた(紗綾形)
	◎英語で「仏教徒の十字(the Buddhist cross)」とも呼ぶ。
	○(2)蜂須賀(ハチスカ)氏の家紋。
まんしぇっと
	【マンシェット】
	◇[フ]manchette
	○(1)[服]袖口・カフス([英]cuffs)。
	○(2)[医]血圧計の圧迫帯。
	 参照⇒けつあつけい(血圧計)
まんじがため
	【卍固め】
	○[運]プロレスの締(シ)め技(ワザ)の一つ。
	 背後から相手の片足を自分の片足を引っかけ、自分のもう一
	方の足を相手の首に引っかけ、さらに引っかけられている相手
	の足の反対側の腕を、首にかけている足側の自分の腕に引っか
	けて締め付けるもの。
	 参照⇒えびがため(エビ固め,海老固め,蝦固め)
	◎引っかけている手足が「卍」の字形に見えることから。
まんじつなぎ
	【卍繋ぎ】
	【万字繋ぎ】
	○⇒らいもん(雷文,雷紋)
まんしゃ
	【満車】
	○(駐車場で)駐車場が車両で満杯(マンパイ)になること。また、
	その状態の表示。
	 ⇔くうしゃ(空車)(3)
★まんしゅう《まんしう》
	【満洲】
	【満州】
	◇[中]Manzhou
	○(1)[古]中国の東北一帯の旧称。現在の東北三省(遼寧・吉林
	・黒竜江)と内蒙古自治区。
	 参照⇒とうさんしょう(東三省)
	◎名は「文殊(モンジュ)菩薩」に因(チナ)む。
	○(2)[歴]⇒まんしゅうこく(満州国)
★まんじゅう《まんぢゆう》
	【饅頭】
	【万頭】
	○[食]餡(アン)を生地で包み、蒸した菓子。
	 参照⇒さかまんじゅう(酒饅頭,酒万頭),かすがまんじゅう
	(春日まんじゅう,春日饅頭,春日万頭),くりまんじゅう(栗饅頭,
	栗万頭),ちょこまん(チョコ饅),うまのくそまんじゅう(馬の糞
	饅頭,馬の糞万頭),しょよまんじゅう(薯蕷饅頭,薯蕷万頭)
	◎室町時代の暦応年間(1338〜1342)、宋(中国)から渡来した僧
	(ソウ)林浄因(Lin Jingyin)(リン・ジョウイン)が奈良で奈良饅頭を始め、
	日本に伝えたとされる。
	 林浄因を祀(マツ)る奈良市の林神社では饅頭祭が行われる。
	 参照⇒りんじんじゃ(林神社),しおぜ(塩瀬)(1)
	◎「頭(ジュウ)」は唐音。
まんじゅう《まんぢゆう》
	【饅頭】
	○(1)[食]⇒まんじゅう(饅頭,万頭)
	○(2)中に詰め物をしたアイロン台の一種。
	○(3[建])饅頭金物の略称。
	 ⇒まんじゅうかなもの(饅頭金物)
	○(4)[俗]女性の陰部の隠語。
	◎船饅頭(フナマンジュウ):⇒ふなまんじゅう(船饅頭)
★まんしゅうえいがきょうかい《まんしうえいぐわけふくわい》
	【満州映画協会】
	○[歴]国策会社。理事長は甘粕正彦(マサヒコ)。
	 略称は「満映(マンエイ)」。
	 参照⇒あまかすじけん(甘粕事件)
まんしゅうかな《まんしうかな》
	【満州カナ】
	【満州仮名】
	○[歴][言]1937(昭和12)満州帝国協和会の松川平八らが考え出
	した満州音の表記法。
	 日本語のカタカナのみで表記しようとしたもの。満州人や満
	鉄内外からも反対され、国務院は不採用を決定する。
	 参照⇒まんしゅうもじ(満州文字)
まんじゅうかなもの《まんぢゆうかなもの》
	【饅頭金物】
	○[建]門の扉の釘隠しに用いる、半球形の金物。
	 装飾としても用いる。
	 単に「饅頭」とも呼ぶ。
	 参照⇒くぎかくし(釘隠し),ちかなもの(乳金物),たいこびょ
	う(太鼓鋲)
まんしゅうけんこくだいがく《まんしうけんこくだいがく》
	【満州建国大学】
	○[歴][教]⇒まんしゅうこくりつけんこくだいがく(満州国立
	建国大学)
まんしゅうご《まんしうご》
	【満州語】
	○[言]満州族の言語で、アルタイ語族のツングース語に属する。
	 17世紀前半は蒙古文字で表記していたが、まもなく満州文字
	を作成。
	 17世紀後半、満州族は清朝を建国、しだいに言語も中国語化
	していったが、新疆(シンキョウ)地区に移住した満州族の間では今
	も話されている。
まんしゅうこく《まんしうこく》
	【満州国】
	◇[中]Manzhou guo/Manzhouguo
	○[歴]満州事変により、日本が中国に建国した傀儡(カイライ)国家。
	 清国廃帝(最後の皇帝)宣統帝(セントウテイ)であった溥儀(フ・ギ)を
	執政にして、1932. 3. 1(昭和 7)中国から東北三省(奉天・吉
	林・黒竜江)を分離させて建国、まもなく東部内蒙古(熱河<ネッカ>
	省)を加える。首都は新京(Xinjiang)(現:長春)、元首は執政、
	年号は大同(ダイドウ)、国旗は五族協和(日・朝・満・漢・蒙)を
	表す五色旗。
	 同年 8. 8大将武藤信義(ムトウ・ノブヨシ)が関東軍司令官に就任、
	駐満大使と関東庁長官を兼ね、武藤と満州国国務総理鄭孝胥(テ
	イ・コウショ)とのあいだで 9.15日満議定書が調印される。これによ
	り日本は満州国を承認し、攻守同盟というかたちで日本軍を満
	州に駐留させた。ついで独・伊・バチカン市国など数ヶ国が承
	認。
	 最高諮問機関は参議府、行政府は国務院としたが、議会はな
	かった。また、実権は関東軍司令官の指揮下の日本人が掌握、
	政府職員の過半数は日本人であった。また経済・交通も日本資
	本が支配した。
	 1934. 3. 1(昭和 9)溥儀を皇帝に即位させて帝政を施行。
	 1945. 8.(昭和20)ソ連軍に占領され、日本の敗戦に伴い消滅。
	〈年号〉
	 大同元年:1932. 3. 1〜1934. 2.28(昭和 7〜昭和 9)。
	 康徳元年:1934. 3. 1(昭和 9)〜。
	◎1932. 4.(昭和 7)三井・三菱の満州国融資が決定。
	 1933(昭和 8)新京放送局、開局。
	◎アヘン(阿片)専売制度があった。
	 中国では「偽満州国(Wei Manzhou guo)」,「偽満(Weiman)」と呼
	ばれている。
まんしゅうこくきょうわかい《まんしうこくけふわくわい》
	【満州国協和会】
	○[歴]関東軍によって1932. 7.15(昭和 7)に発足させた満州国
	の民衆統制組織。
	 名誉総裁は執政の溥儀(フ・ギ)、会長は国務総理の鄭孝胥(テイ・
	コウショ)、事務局長は外交部総長の謝介石が就任。
	 当初は「五族協和」・「王道楽土」などの宣撫工作を主としてい
	たが、1936(昭和11)住民動員組織に改組。1938(昭和13)協和青
	少年団・協和義勇奉公隊を関連組織として結成。1940(昭和15)
	生活必需品の配給機構としても機能。1941(昭和16)政府行政機
	構と一体化し省長・県長が協和会の本部長を兼任。
	 日本の敗戦による満州国崩壊とともに解体。
★まんしゅうこくりつけんこくだいがく
	《まんしうこくりつけんこくだいがく》
	【満州国立建国大学】
	○[歴][教]満州国の首都新京(現:長春)にあった満州国の国立
	大学。
	◎1938. 5. 2(昭和13)開校。
	 1945(昭和20)廃校。
まんしゅうさんかくどうめい
	【満州三角同盟】
	○[人]東条英機・岸信介・星野直樹。
	 参照⇒にきさんすけ(二キ三スケ),まんしゅうのさんすけ(満
	州の三スケ)
まんしゅうじ《まんしうじ》
	【満州字】
	○[言]⇒まんしゅうもじ(満州文字)
★まんしゅうじへん《まんしうじへん》
	【満州事変】
	◇[英]the Manchurian Incident
	○[歴]1931. 9.18(昭和 6)夜、奉天(今の瀋陽市)郊外北方の柳条
	湖の鉄道爆破事件から始まった、日本の中国東北侵略戦争。
	 日本政府は不拡大方針をとるが現地軍が独走し、翌1月まで
	に東北三省を占領、1932. 3. 1(昭和 7)満州国を建国。
	 参考⇒りゅうじょうこじけん(柳条湖事件),じゅうごねんせ
	んそう(十五年戦争),うめづかおうきんきょうてい(梅津・何応
	欽協定)
	◎中国では「九・一八事変([中]Jiuyiba shibian)」と呼ぶ。
★まんしゅうじゅうこうぎょうかいはつ
	《まんしうぢゆうこうげふかいはつ》
	【満州重工業開発】
	○[歴]1937.12.20(昭和12)満州国の満州重工業株式会社管理法
	にもとづき設立された国策会社。本社は新京。
	 資本金4億5千万円。半額は満州国の現物出資、半額は日産
	コンツェルンの鮎川義介(ヨシスケ)が出資。南満州鉄道から重工業
	部門を譲り受け、昭和製鋼・満州炭鉱・同和自動車工業・満州
	軽金属を接収。
	 満州鉱山・満州飛行機・東辺道開発などを設立。
	 1945(昭和20)敗戦により中国に全資産を接収される。
	 略称は「満業(マンギョウ)」。
まんしゅうぞく《まんしうぞく》
	【満州族】
	【満洲族】
	◇[中]Manzhou Zu
	○中国東北地方の東北部から南部一帯にかけて居住する南方ツ
	ングース系の種族。固有言語は満州語。
	 中国史上の粛慎(Sushen)(シュクシン)、ユウ(*)婁(Yilou)(ユウロウ)、
	勿吉(Wuji)(モツキツ)、渤海国を建てた靺鞨(Mohe)(マッカツ)、金を建
	てた女真(Nyuzhen)(ジョシン)、清を建てた女直(Nyuzhi)(ジョチョク)
	はともにこの種族または前身とされる。
	 参照⇒まんしゅうご(満州語),じょしんぞく(女真族),しぼぞ
	く(シボ族,錫伯族)
	(*)補助漢字3173,(「手」偏+「口」の下に「巴」)。
まんしゅうのさんすけ《まんしうのさんすけ》
	【満州の三スケ】
	○[人]満州の実力者のことで、鮎川義介(ヨシスケ)・岸信介(ノブスケ)
	・松岡洋右(ヨウスケ)。ともに山口県生れ。
	 参照⇒にきさんすけ(二キ三スケ),まんしゅうさんかくどう
	めい(満州三角同盟)
まんしゅうはっき《まんしうはつき》
	【満州八旗】
	○[歴]⇒はっき(八旗)
まんしゅうぼうじゅうだいじけん《まんしうぼうぢゆうだいじけん》
	【満州某重大事件】
	○[歴]1929. 1.(昭和 4)野党の民政党が第56議会で、前年6月
	の張作霖(チョウ・サクリン)爆殺事件をこう呼び、田中義一内閣に真相
	を追求。田中内閣はこの問題で昭和天皇の不信を買い 7. 2総
	辞職。
	 「奉天事件」とも呼ぶ。
	 参照⇒ちょうさくりんばくさつじけん(張作霖爆殺事件)
	◎この事件の真相は国民に報らされず、発表されたのは第二次
	世界大戦後であった。
まんしゅうむすめ《まんしうむすめ》
	【満州娘】
	【満洲娘】
	○[楽]石松秋二作詞、鈴木哲夫作曲の歌謡曲。
	 歌は服部富子(トミコ)(1917. 4. 6〜1981. 5.17)。
	◎1938.11.(昭和13)。
	◎服部富子は作曲家服部良一の妹。
まんしゅうもじ《まんしうもじ》
	【満州文字】
	◇[英]Manchu script
	○[言]満州語を書き表す音素文字。縦書きで、行は左から右へ
	改める。
	 満州語を表記するため蒙古文字を基本にして、1599<明:万暦
	27>(慶長 4)ヌルハチ(奴児哈赤,清朝の太祖)の制定に始まる。
	 その子ホンタイジ(太宗)の1632<明:祟禎 5>(寛永 9)に、達
	海が改良し有圏点満州文字ができた。
	 「満州字」,「満州文字(まんしゅうもんじ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒まんしゅうかな(満州カナ,満州仮名)
まんしゅうもんじ《まんしうもんじ》
	【満州文字】
	◇[英]Manchu script
	○[言]⇒まんしゅうもじ(満州文字)
まんしゅうり《まんしうり》
	【満州里】
	【満洲里】
	◇[中]Manzhouli
	○⇒まんちゅり(マンチュリ,満州里,満洲里)
まんじゅじ
	【万寿寺】
	○京都府京都市東山区の東福寺内にある臨済宗東福寺派の寺。
	山号は京城山。京都五山の第五。
	◎1097(永長 2)白河上皇の御願により建立され六条御堂に始ま
	る。
	 正嘉年間(1257〜1259)、弁円に帰依して禅宗となる。
	 1258(正嘉 2)湛照を開山として万寿禅寺と改称。
	 1434(永享 6)火災に遭う。
	 1575(天正 3)東福寺の塔頭(タッチュウ)(末寺)となって現在地に
	移り、三聖寺に合して両寺号を併称。
	 明治時代、万寿寺(現寺号)を称する。
	◎東福寺は京都五山の第四。
	 下京区(シモギョウク)の通り名に「万寿寺通」がある。
まんじゅしゃげ
	【曼珠沙華】
	◇[梵]manjusaka
	○(1)[仏]天上に咲くという架空の華(ハナ)の名。四華(シケ)の一
	つ。
	 参照⇒しけ(四華,四花)
	◎「天上に咲く華(ハナ)」の意味。
	○(2)[植]クサスギカズラ目(Asparagales)ヒガンバナ科(Ama-
	ryllidaceae)の別称。
	 ⇒ひがんばな(ヒガンバナ,彼岸花,石蒜)
	◎花言葉:悲しい思い出。
まんしょうろう
	【万松楼】
	○[歴][軍]佐世保にあった海軍向け料亭。
まんじょか
	【マンジョカ】
	○[植]⇒きゃっさば(キャッサバ)
まんしょん
	【マンション】
	◇[英]mansion(大邸宅)、[中]gongyu dalou(公寓大楼)
	○[建]主に分譲販売される、中高層の集合住宅。また賃貸の高
	級アパート。
	 参照⇒あびたしおん(アビタシオン)
	◎2002.12. 4(平成14)参議院本会議、建て替え決議要件が5分
	の4以上の賛成と緩和する、区分所有法及びマンション建て替
	え法の改正案を可決・成立。
	◎マンション大手5社:大京・藤和不動産・ダイア建設・リク
	ルートコスモス・明和地所。
	 参照⇒だいきょう(大京),あさひじゅうけん(朝日住建)
まんす
	【マンス】
	◇[英]month
	○(暦の)月。
	◎天体の月は「ムーン(moon)」。
まんず
	【マンズ】
	【万子】
	◇[中]wanzi
	○⇒わんず(ワンズ,万子)
まんすたー
	【マンスター】
	◇Munster
	○(1)(Munster Province)⇒まんすたーしゅう(マンスター州)
	○(2)アメリカ合衆国中東部、インディアナ州(Indiana State)北
	西端のレイク郡(Lake County)の町。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)1万9,949人。
	○(3)ドイツの都市ミュンスター(Muenster)の英語名。
	 ⇒みゅんすたー(ミュンスター)
まんすたーしゅう《まんすたーちしう》
	【マンスター州】
	◇[英]Munster Province
	○アイルランド共和国南西部の州。
	 「マンスター地方(Munster Region)」とも呼ぶ。
	〈6県〉
	 クレア県(Clare County)。
	 コーク県(Cork County)。
	 ケリー県(Kerry County)。
	 リメリック県(Limerick County)。
	 ティペレアリ県(Tipperary County)。
	 ウォーターフォード県(Waterford County)。
	〈面積〉
	 2万4,126平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)100万9,533人。
まんすたーちほう《まんすたーちはう》
	【マンスター地方】
	◇[英]Munster Region
	○⇒まんすたーしゅう(マンスター州)
まんすでだいきねんひ
	【マンスデ大記念碑】
	【万寿台大記念碑】
	○朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の首都ピョンヤン(平壌)に
	ある、抗日戦争の記念施設。
	 中央に金日成(キム・イルソン)の大立像がある。
	◎1972. 4.(昭和47)金日成国家主席の生誕60周年を記念して建
	立。
[1]まんすてる
	【マンステル】
	◇[フ]munster
	○[食]チーズの一種類。
	 産地はアルザス地域圏(Region Alsace)オーラン県(Departe-
	ment Haut-Rhin)のマンステル(Munster)やロレーヌ地域圏(Re-
	gion Lorraine)ボージュ県(Departement Vosges)のジェラルメ
	(Gerardmer)。
[2]まんすてる
	【マンステル】
	◇Munster
	○フランス北東端、アルザス地域圏(Region Alsace)南部のオ
	ーラン県(Departement Haut-Rhin)北西部の町。
	 チーズのマンステル(munster)の産地。
まんすふぃーるど
	【マンスフィールド】
	◇Mike Mansfield(マイク・マンスフィールド)
	○[人]アメリカの政治家(民主党)・外交官(1903〜2001.10. 5)。
	 アイルランド移民の子としてニューヨーク市に生れる。3歳
	のときに西部のモンタナ州に移住。
	 1942(昭和17)民主党から連邦下院議員に初当選し、下院5期
	・上院4期の計34年間にわたり連邦議員を務める。
	 1961(昭和36)から16年間、民主党上院院内総務(the Senate's 
	majority leader)。
	 1977. 6.(昭和52)民主党のカーター(Carter)大統領の許で第
	22代駐日大使。
	 1988(昭和63)大統領選で共和党のレーガン(Ronald Reagan)
	が当選し大使を勇退。
	 心不全のためワシントンの病院(Walter Reed Army Medical 
	Center)で死去。
まんすーるちく
	【マンスール地区】
	◇[英]al Mansur district
	○イラクの首都バグダッド南西の地区。ヤルムーク地区(al 
	Yarmuk district)の北方。
まんせー
	【マンセー】
	【萬歳】
	◇[朝]manse
	○(韓国・朝鮮語で)万歳。
まんせいあるこーるちゅうどく
	【慢性アルコール中毒】
	◇[英]chronic alcoholism
	○[病]⇒あるこーるちゅうどく(アルコール中毒)(2)
★まんせいばし
	【万世橋】
	○(1)[交]東京都千代田区北東部にある神田川に架かる橋。
	 北詰の外神田(ソトカンダ)(電気街)と南詰の神田須田町(カンダスダ
	チョウ)を結ぶ。
	 下流側(東側)の和泉橋との間の北岸は佐久間河岸、南岸は柳
	原河岸と呼ばれていた。
	◎明治時代、須田町側にあった筋違門を崩し、その石材を利用
	して石造の眼鏡橋を架橋。
	 1930(昭和 5)鉄筋コンクリート製に架け替えられる。
	○(2)[歴][交]⇒まんせいばしえき(万世橋駅)
★まんせいばしえき
	【万世橋駅】
	○[歴][交]東京都千代田区神田にあった国鉄中央線のターミナ
	ル駅。
	 駅舎は辰野金吾設計の赤レンガ舎。
	◎1912(明治45)官設鉄道中央線のターミナルとして開業。
	 1923(大正12)関東大震災で焼失。のち、駅舎は再建。
	 1936(昭和11)交通博物館が移転。
	 1943(昭和18)駅を廃止。のち、駅舎を解体。
	 2006. 5.14(平成18)交通博物館、閉館。
	 参照⇒こうつうはくぶつかん(交通博物館)
まんせいふくびくうえん
	【慢性副鼻腔炎】
	◇[英]chronic sinusitis
	○[病]蓄膿症(チクノウショウ)の一種。粘膜(ネンマク)におおわれた副鼻
	腔内に膿(ウミ)がたまる化膿性炎症。
	 悪臭ある膿性の鼻汁分泌があり、頬部が緊張して、重圧感・
	頭痛・嗅覚障害・記憶力減退などをともなう。
	◎一般に蓄膿症といえば、この慢性副鼻腔炎をさす。
	 参照⇒ちくのうしょう(蓄膿症)
まんせいふくびこうえん《まんせいふくびかう》
	【慢性副鼻腔炎】
	○[病]⇒まんせいふくびくうえん(慢性副鼻腔炎)
まんせら
	【マンセラ】
	◇Mansehra
	○(1)(Mansehra District)⇒まんせらちく(マンセラ地区)
	○(2)パキスタン北部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber 
	Pakhtunkhwa Province)北東部のハザラ県(Hazara Division)マ
	ンセラ地区南西部にある中心地。
	 北緯34.33°、東経73.20°、標高1,066メートルの地。
	〈人口〉
	 1961(昭和36)1万1,848人。
	 1972(昭和47)1万9,865人。
	 1981(昭和56)2万7,843人。
	 1998(平成10)5万2,095人。
まんせらちく
	【マンセラ地区】
	◇[英]Mansehra District
	○パキスタン北部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber 
	Pakhtunkhwa Province)北東部のハザラ県(Hazara Division)の
	一地区。北部をバタグラム地区(Battagram District)、北東部
	をコヒスタン地区(Kohistan District)、南部をアボタバード
	地区(Abbottabad District)に接し、東部を自由カシミール
	(Azad Kashmir)に隣接。
	 中心地はマンセラ。
	◎2004(平成16)イスラム武装組織の訓練キャンプ、閉鎖。
まんぞくいっさいちちみょう《まんぞくいつさいちちみやう》
	【満足一切智智明】
	○[仏]⇒あびらうんけん(阿毘羅吽欠)(1)
[1]まんた
	【マンタ】
	◇[西]manta、[英]manta
	○(1)[服]スペインやラテンアメリカ(中南米)で着る外套・肩
	掛け。
	 参照⇒まんてぃっりゃ(マンティッリャ)
	○(2)[魚]エイ目(Rajiformes)イトマキエイ科(Mobulidae)の海
	魚オニイトマキエイ([学]Manta birostris)類の総称。
	 熱帯産で、エイ類の最大種。
	 頭部に耳状の鰭(ヒレ)が一対ある。
	 「マンタエイ(manta ray)」とも呼ぶ。
	◎英語では、「デビルフィッシュ(devilfish)」,「シーデビル
	(sea devil)」とも呼ぶ。
[2]まんた
	【マンタ】
	◇Manta
	○エクアドル西部、マナビ州(Provincia del Manabi)西部の港
	湾都市。太平洋に面する。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)12万5,505人。
	◎かつてインディオのマンタ族の首都。
	 2009. 9.18(平成21)在留アメリカ軍最後の兵士がマンタ空軍
	基地から撤収。
まんだ
	【茨田】
	◇[日]Manda
	○[古]河内国(現:大阪府)の旧郡名。
	 参照⇒まんだのつつみ(茨田の堤)
	◎1896. 4. 1(明治29)讚良郡(ササラゴオリ)・交野郡(カタノゴオリ)と合
	併して北河内郡(キタカワチグン)を発足。
まんたえい
	【マンタエイ】
	◇[英]manta ray
	○[魚]⇒まんた(マンタ)(2)
まんだこう《まんだくわう》
	【万田鉱】
	○[歴]熊本県荒尾市(アラオシ)万田にあった、三井三池炭鉱の一つ。
	 国の重要文化財として保存。
	 参照⇒みいけたんこう(三池炭鉱)
まんだのつつみ
	【茨田の堤】
	○[歴]上代、河内国(現:大阪府)茨田郡(マンダゴオリ)に築かれた
	堤防。
	 「記紀」では仁徳天皇が、淀川の水害を防ぐため、秦氏(ハタウジ)
	一族に造らせたとある。
	 その後、平安初期にかけてたびたび決壊したが、修復を重ね
	た。
	 現在の枚方市(ヒラカタシ)から大阪市福島区(フクシマク)野田(ノダ)に
	いたる淀川左岸(南岸)にある。
	 参照⇒はたうじ(秦氏)
まんだむ
	【マンダム】
	◇[英]mandom corp.
	○(1)[経]男性用を主力とする化粧品製造販売会社。
	 本社は大阪府大阪市中央区。
	◎1927.12.(昭和 2)金鶴香水株式会社として設立。
	 1933. 4.(昭和 8)丹頂チックを発売。
	 1959. 4.(昭和34)丹頂株式会社に社名変更。
	 1970. 7.(昭和45)男性化粧品マンダム(MANDOM)シリーズを発
	表。
	 1971. 4.(昭和46)株式会社マンダムに社名変更。
	○(2)(1)の化粧品ブランド名。
	◎1970(昭和45)丹頂、男性用化粧品マンダムを発売。CMキャ
	ラクターにハリウッド俳優のチャールズ・ブロンソン(Charles 
	Bronson)を起用。
★まんだら
	【曼荼羅】
	【曼陀羅】
	◇[梵]mandala(マンダーラ)
	○(1)[仏]
	 参照⇒あんちんまんだら(安鎮曼荼羅,安鎮曼陀羅),みやまん
	だら(宮曼陀羅),しもん(四門)(4)
	◎「まじりけのない本質のもの」の意味。「壇(ダン)」・「輪円具足
	(リンエングソク)」・「聚集(ジュシュウ)」などとも訳す。
	○(2)[俗](落語家の隠語で)手拭(テヌグ)い。
	 ⇒てぬぐい(手拭い)
★まんだらげ
	【曼陀羅華】
	○(1)[仏]天上に咲くという架空の華(ハナ)の名。四華(シケ)の一
	つ。
	 参照⇒しけ(四華,四花)
	○(2)[植]チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)の別称。
	 ⇒ちょうせんあさがお(チョウセンアサガオ,朝鮮朝顔)
	○(3)[植]ムラサキケマン(紫華鬘)の別称。
	○(4)[植]マンドレーク([英]mandrake)の別称。
	 ⇒まんどれーく(マンドレーク)
まんだり
	【マンダリ】
	◇Mandali
	○イラク中東部、ディヤーラ州(Muhafazat Diyala)東部の町。
	 北緯45.55°、東経33.74°の地。
	 州都バクーバー(Ba'qubah)の東方、イラン国境近くに位置す
	る。
まんだりん
	【マンダリン】
	◇[英]mandarin
	○(1)[歴]中国、清朝の高等官吏。
	 「マンダレイン」とも呼ぶ。
	◎[葡]mandarim(助言者)から。漢字では「満達令(mandaling)」
	を当てる。
	○(2)[古][言]([英]Mandarin)⇒かんわ(官話)
	○(3)[農]中国原産のミカン(蜜柑)。果肉は黄赤色で香りが高
	く、甘みが強い。
	 「マンダリン・オレンジ」とも呼ぶ。
	◎実の色が高等官吏の服の色と似ていたことから。
	○(4)[食]リキュールの一種。オレンジを主材料としたもの。
	 主産地はフランス。
まんだりんおれんじ
	【マンダリン・オレンジ】
	◇[英]mandarin orange
	○[植]⇒まんだりん(マンダリン)(3)
まんだるごび
	【マンダルゴビ】
	◇Mandalgovi
	○モンゴル人民共和国中東部、ドンドゴビ県(Dundgovi Aimag)
	の県都。
	 北緯45.77°、東経106.26°の地。
	〈人口〉
	 1979(昭和54)1万0,200人。
	 2000(平成12)1万4,500人。
	 2004(平成16)1万5,700人。
まんだれー
	【マンダレー】
	◇Mandalay
	○(1)(Mandalay Division)⇒まんだれーけん(マンダレー県)
	○(2)ミャンマー(旧称ビルマ)中央部、マンダレー県北部にあ
	る県都。イラワジ川中流東岸(左岸)にある商業都市。
	 米・タバコなどの農産物の集散地。
	 ビルマ王国の旧都で、王城や多数の寺院・仏塔など旧跡が多
	い。
	〈人口〉
	 1983(昭和58)53万2,000人。
	◎1857(安政 4)ビルマ王国のミンドン王が都城を築き、翌年完
	成。
	 第二次世界大戦中、日本軍と英印軍が激戦。
	 1945. 3.20(昭和20)英印軍、占領。
まんだれいん
	【マンダレイン】
	◇[葡]mandarim(助言者)
	○[歴]⇒まんだりん(マンダリン)(1)
まんだれーけん
	【マンダレー県】
	◇[英]Mandalay Division
	○ミャンマー(旧称ビルマ)中央部の県。
	 県都はマンダレー。
	〈面積〉
	 3万7,024平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1983(昭和58)457万7,800人。
	 2000(平成12)657万4,000人。
まんちぇすたー
	【マンチェスター】
	◇Manchester
	○(1)イギリス、イングランド北西部グレーター・マンチェス
	ター州(the County of Greater Manchester)の州都・商工業都
	市。
	 かつて「コットンポリス(Cottonpolis)(紡績の都)」とも呼ば
	れた。
	〈人口〉
	 1685(貞享 2)   6,000人。
	 1790(寛政 2) 3万人。
	 1880(明治13)39万3,700人。
	 1938(昭和13)73万3,000人。
	 1976(昭和51)49万人。
	 1987(昭和62)45万人。
	◎ローマ人により開かれたという。
	 産業革命後、木綿工業の中心地となり人口が急激に増大した。
	○(2)アメリカ合衆国南東部、テネシー州(Tennessee State)中
	南部にあるコーヒー郡(Coffee County)の郡都。
	○(3)アメリカ合衆国中央部、アイオワ州(Iowa State)東部の
	デラウェア郡(Delaware County)中西部にある郡都。
まんちゅり
	【マンチュリ】
	【満州里】
	【満洲里】
	◇[中]Manzhouli
	○中国北部、内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)北東部の
	フルンブイル(Hulun Buir)(呼倫貝爾)の商業都市。
	 北緯49.60°、東経117.43°の地。
	 黒竜江省(Heilongjiang Sheng)の西方で、中国東北部とモン
	ゴル国(外蒙古)とを結ぶ重要地点で、浜洲鉄路の終点。
	 また、ロシアとの国境付近でもあり、シベリア鉄道への連絡
	点ともなっている。
	 城門(国門)は幅46.6メートル、高さ43.7メートル。
	 「マンチュリー」とも呼ぶ。日本では「まんしゅうり」とも読む。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)4万5,200人。
	 2000(平成12)5万1,900人。
	 2004(平成16)5万4,300人。
	◎1901(明治34)現在の名となる。
まんちゅりー
	【マンチュリー】
	【満州里】
	【満洲里】
	◇[中]Manzhouli
	○⇒まんちゅり(マンチュリ,満州里,満洲里)
まんちんろう
	【萬珍楼】
	○[食]神奈川県横浜市中区山下町(ヤマシタチョウ)の横浜中華街にあ
	る、広東料理を中心とする中華料理店。
	◎1892(明治25)創業。
	 2002. 5.13(平成14)木造2階建て内部を全焼。
まんでー
	【マンデー】
	◇[英]Monday
	○[暦]月曜日。
	 略号は「Mon」。
まんていが
	【マンテイガ】
	◇[葡]manteiga
	○[食](ポルトガル語で)バター([英]butter)。
	 ⇒ばたー(バター,牛酪)
まんてぃす
	【マンティス】
	◇[英]mantis
	○[虫](英語で)カマキリ。
	 ⇒かまきり(カマキリ,鎌切,蟷螂,螳螂)(1)
まんてぃすしゅりんぷ
	【マンティスシュリンプ】
	◇[英]mantis shrimp
	○[動](英語で)シャコ(蝦蛄)。
	 ⇒しゃこ(シャコ,蝦蛄,青竜蝦)
まんてぃっりゃ
	【マンティッリャ】
	◇[西]mantilla
	○(1)[服]スペインやラテンアメリカ(中南米)の女性が、頭・
	肩・背を覆う大型のスカーフ。
	 軽いレースやシルク製で、色は白または黒。
	 英語で「マンティラ([英]mantilla)」とも呼ぶ。
	○(2)[服]女性用の小型のマントまたはケープ。
	 英語で「マンティラ」とも呼ぶ。
	 参照⇒[1]まんた(マンタ)(1)
まんてぃら
	【マンティラ】
	◇[英]mantilla、[西]mantilla(マンティッリャ)
	○[服]⇒まんてぃっりゃ(マンティッリャ)
まんてか
	【マンテカ】
	◇Manteca
	○アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California 
	State)中北部のサンウォーキン郡(San Joaquin County)南部の
	都市。
まんてきっりゃ
	【マンテキッリャ】
	◇[西]mantequilla
	○[食](スペイン語で)バター([英]butter)。
	 ⇒ばたー(バター,牛酪)
まんですふらんす
	【マンデス・フランス】
	◇Pierre Mendes-France(ピエール・マンデス・フランス)
	○[人]フランスの政治家(1907〜1982)。
	 1936(昭和11)急進社会党から代議士に選出され、人民戦線内
	閣の大蔵次官となる。
	 第二次世界大戦中、ド・ゴール派の自由フランス運動に参加。
	 1954. 6.18(昭和29)首相となり、インドシナ戦争の休戦を実
	現。
	 1959(昭和34)急進社会党を追われ、独立社会党に参加。
まんてつ
	【満鉄】
	○[歴]南満州鉄道株式会社の略称。
	 ⇒[2]みなみまんしゅうてつどう(南満州鉄道)
★まんてつちょうさぶ《まんてつてうさぶ》
	【満鉄調査部】
	○[歴]南満州鉄道株式会社(満鉄)の調査研究機関。
	 参照⇒[2]みなみまんしゅうてつどう(南満州鉄道)
	◎1907(明治40)設置。
	 第二次世界大戦の敗戦により解体。
★まんてま
	【マンテマ】
	◇[学]Silene gallica
	○[植]ナデシコ目(Caryophyllales)ナデシコ科(Caryophylla-
	ceae)マンテマ属(Silene)の多年草。
	 高さ約30センチメートル。
	 5月ころ、袋状の萼(ガク)があるサクラに似た五弁花をつけ
	る。
	 南ヨーロッパ原産で、日本では本州の福島・新潟以南、四国
	・九州などの海岸地方に自生する帰化植物。
	◎名称は不詳で、一説に英語の「マリタイム(maritime)(海辺の)」
	から。
[1]まんでら
	【マンデラ】
	◇Nelson Mandela(ネルソン・マンデラ)
	○[人]南アフリカ共和国の黒人運動指導者(1918〜)。トランス
	カイのテンプ族の部族長の長男。
	 1950(昭和25)ANC青年部設立に参加。
	 黒人初の弁護士事務所をオリバー・タンボとともに開設。
	 1962(昭和37)から27年間の獄中生活の後、1990. 2.(平成 2)
	デクラーク政権により釈放。
	 1993(平成 5)デクラーク大統領とともにノーベル平和賞を受
	賞。
	 1994. 5. 9(平成 6)最初の黒人大統領となる。
[2]まんでら
	【マンデラ】
	◇Winnie Mandela
	○[人]南アフリカ共和国の黒人運動指導者(1936〜)。
まんでりー
	【マンデリー】
	◇Mandali
	○イラク東部、ディヤーラ州(Muhafazat Diyala)東部の町。バ
	グダッドの東北東約120キロメートル、イラン国境から約10キ
	ロメートルの地。
まんでりん
	【マンデリン】
	◇mandheling
	○[食]インドネシアのスマトラ島北西部産のコーヒー豆。
	 苦味の強い、アラビア風のもの。
	◎名称は同地方に居住するマンダリン種族(Mandailing people)
	から。
まんでるぶろー
	【マンデルブロー】
	◇Benoit Mandelbrot(ブノワ・マンデルブロー)
	○[人]フランスの数学者(1924.11.20〜2010.10.14)。ポーラン
	ドのワルシャワ生れ。
	 1944(昭和19)エコール・ポリテクニク(Ecole Polytechnique)
	(理工科学校)を卒業。
	 1952(昭和27)パリ大学で数学博士。
	 1949〜1957(昭和24〜昭和32)フランスの中央国立科学研究セ
	ンター(Centre National de la Recherche Scientifique)の研
	究員。
	 1958(昭和33)アメリカのIBMワトソン研究所(IBM Thomas J.
	Watson Research Center)に就職。
	 1982(昭和57)『自然界のフラクタル幾何学(The Fractal Geo-
	metry of Nature)』。
	 1999(平成11)エール大学教授。
	 「フラクタル幾何学の父(father of fractal geometry)」とし
	て知られる。
	 参照⇒ふらくたる(フラクタル)
★まんと
	【マント】
	◇[フ]manteau
	○[服]外套(ガイトウ)の一種。
	 参照⇒[1]いんばねす(インバネス),かっぱ(カッパ,合羽)(1)
まんど
	【マンド】
	◇Mende
	○フランス南部、ラングドック・ルシヨン地域圏(Region Lang-
	uedoc-Roussillon)北部のロゼール県(Departement Lozere)中
	央部にある県都。
★まんとう《まんたう》
	【マン島】
	◇[英]Man/the Isle of Man
	○(1)[地]イギリスのブリテン島とアイルランドの間のアイル
	ランド海(Irish Sea)にある、イギリス領の島。
	○(2)マン島の自治区域。
	 主都はダグラス(Douglas)。
★まんとくじ
	【満徳寺】
	○群馬県太田市徳川町(トクガワチョウ)。
	 縁を切りたい願い事を短冊に書いて縁切りトイレに流すと縁
	が切れるという。
	◎江戸時代、鎌倉の東慶寺(トウケイジ)とともに縁切寺として有名。
	 参照⇒えんきりでら(縁切寺)
	◎旧住所は上野国新田郡尾島(オジマ)。
	 のち、新田郡(ニッタグン)尾島町(オジママチ)。
★まんどころ
	【政所】
	○[歴]
	◎1191(建久 2)公文所を公家にならい政所と改める。
★まんとひひ
	【マントヒヒ】
	【マント狒狒】
	◇[学]Papio hamadryas、[英]sacred baboon/hamadryas ba-
	boon
	○[哺]サル目(霊長目)(Primates)オナガザル科(Cercopitheci-
	dae)ヒヒ属(Papio)の大形のサル。
	◎古代エジプトでは神として神聖視されていた。
まんとら
	【マントラ】
	◇[梵]mantra、「秘密」の意。
	○[仏]真言。
	 ⇒しんごん(真言)
まんどらごら
	【マンドラゴラ】
	◇[英]mandragora
	○[植]マンドレーク([英]mandrake)の別称。
	 ⇒まんどれーく(マンドレーク)
まんどり
	【まんどり】
	○[服]⇒ばんどり(ばんどり,羽鳥)
まんどりん
	【マンドリン】
	◇[英]mandolin/mandoline
	○[楽]リュート属の撥弦(ハツゲン)楽器の一種。全長約60センチ
	メートル。
	 イチジクを縦割りにした形の胴の平らな前面に、2本1組の
	スチール製の弦を4組(計8本)張り、ピック(pick)ではじいて
	演奏する。調弦はバイオリンと同一。
	 ピックは鼈甲(ベツコウ)またはセルロイド製。
	 ギターを伴奏とした独奏楽器として用いられ、複弦を利(キ)
	かしたトレモロ(tremolo)奏法が特色。
	◎イタリア語の"mandolino(小型のマンドラ)"から。
	 16世紀ころイタリアで最初に作られる。
	 日本へは明治後期に渡来.
まんとる
	【マントル】
	◇[英]mantle(おおうもの)
	○(1)[服]マント([フ]manteau)の英語名。
	○(2)ガスマントル(gas mantle)。
	○(3)[地]地球の内側、地殻と核との間にある中間層。地球の
	体積の約83%を占める。
	 地殻の境界から下約2,900キロメートルの深さで、カンラン
	岩を主成分とする固体がゆっくり対流運動を行っていると考え
	られている。
	 「外套部(ガイトウブ)」とも呼ぶ。
	◎鉱物組成:参照⇒こんどらいと(コンドライト)
	○(4)[動](軟体動物の)外套膜。
	 ⇒がいとうまく(外套膜)
まんとるぷるーむ
	【マントルプルーム】
	【マントル・プルーム】
	◇[英]mantle plume
	○[地]⇒ぷるーむ(プルーム)(6)
まんどれーく
	【マンドレーク】
	◇[英]mandrake、[学]Mandragora officinarum
	○[植]ナス目(Solanales)ナス科(Solanaceae)マンドラゴラ属
	(Mandragora)の多年草。原産はペルシアらしく、のち地中海地
	方に広がる。
	 多肉質の根は有毒で、以前は催眠剤・幻覚剤・麻酔薬などに
	用いられた。
	 「マンドラゴラ([英]mandragora)」,「マンダラゲ(曼陀羅華)」,
	「コイナスビ(恋茄子)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ちょうせんあさがお(チョウセンアサガオ,朝鮮朝顔)
	◎昔、根は媚薬(ビヤク)になるとも信じられた。
	 根が二股のものを土から引き抜くと人間のような悲鳴を上げ、
	その声を聞いた人は死ぬという。
	〈別種〉
	 アメリカマンドレーク([学]Podophyllum peltatum,[英]may 
	apple):キンポウゲ目(Ranunculales)メギ科(Berberidaceae)
	ミヤオソウ属(Podophyllum)。
まんとん
	【マントン】
	◇Menton
	○フランス南東部、プロバンス・アルプス・コートダジュール
	地域圏(Region Provence-Alpes-Cote d'azur)東部のアルプマ
	リティーム県(Departement Alpes-Maritimes)南部のコート・
	ダジュール(Cote d'Azur)にある町。
	 北緯43.78°、東経7.50°の地。
	 県都ニース(Nice)の北東方に位置する。
まんなーらま
	【マンナーラマ】
	◇[タミル語]Mannarama([英]Mannar Town)
	○⇒まんなーる(マンナール)(2)
★まんなりいし
	【万成石】
	○[鉱]岡山県岡山市万成付近に産する白亜紀花崗岩の石材。
まんなる
	【マンナル】
	◇Mannar
	○⇒まんなーる(マンナール)
まんなーる
	【マンナール】
	◇Mannar
	○(1)(Mannar Distrikkaya)⇒まんなーるけん(マンナール県)
	○(2)スリランカ北部、北部州(Uturu Palata)北西部のマンナ
	ール県の県都。
	 マンナール島(Mannar Island)の南東端に位置する。
	 「マンナル」,「マンナーラマ(Mannarama)」とも呼ぶ。
まんなるけん
	【マンナル県】
	◇[タミル語]Mannarama Distrikkaya、[シンハラ語]Mannerama 
	Distrikkaya、[英]Mannar District
	○⇒まんなーるけん(マンナール県)
まんなーるけん
	【マンナール県】
	◇[タミル語]Mannarama Distrikkaya、[シンハラ語]Mannerama 
	Distrikkaya、[英]Mannar District
	○スリランカ北部、北部州(Uturu Palata)北西部の県。北部を
	キリノッチ県、北東部をムラティブ県(Mullaitivu Distrik-
	kaya)、東部をワウニア県(Vavuniya Distrikkaya)に接し、西
	部をマンナール湾(Gulf of Mannar)、北西部をポーク湾(Palk 
	Bay)に面する。
	 県都はマンナール。
	 「マンナル県」とも呼ぶ。
	〈5郡〉
	 マンナール郡(Mannar Division)。
	 ナナタン郡(Nanattan Division/Nanaddan Division)。
	 ムサリ郡(Musali Division)。
	 マドゥ郡(Madhu Division)。
	 マンタイ郡(Manthai Division)。
	 ウェスト郡(West Division)。
まんなんらいふ
	【マンナンライフ】
	◇[登録商標]Mannan Life
	○[経]こんにゃく入りゼリーの製造会社。
	 本社は群馬県富岡市。
	 商品名は「蒟蒻畑(コンニャクバタケ)」。
	◎2008.10. 7(平成20)死亡事故を受けて蒟蒻畑シリーズを9日
	から製造・出荷を一時停止すると発表。
まんにっと
	【マンニット】
	◇[英]mannite(マナイット)
	○[生化]⇒まにとーる(マニトール)
まんにとーる
	【マンニトール】
	◇[英]mannitol
	○[生化]⇒まにとーる(マニトール)
まんねるはいむ
	【マンネルハイム】
	◇Carl Gustav Emil Mannerheim(カール・グスタフ・マンネル
	ハイム)
	○[人]フィンランドの元帥・救国の英雄(1867〜1951)。
	 1918(大正 7)フィンランド独立と同時に最高司令官兼摂政。
	 1919(大正 8)大統領選で敗北し公職から退く。
	 1939.11.(昭和14)ソビエト軍の侵攻で総司令官に復帰。
	 1944〜1946(昭和19〜昭和21)大統領。
	 「マンネルヘイム」とも呼ぶ。
	 参照⇒そびえとふぃんらんどせんそう(ソビエト・フィンラ
	ンド戦争)(1)
まんねるへいむ
	【マンネルヘイム】
	◇Carl Gustav Emil Mannerheim(カール・グスタフ・マンネル
	ヘイム)
	○[人]⇒まんねるはいむ(マンネルハイム)
まんねんたけ
	【マンネンタケ】
	【万年茸】
	◇[学]Ganoderma lucidum
	○[植]担子菌類ヒダナシタケ目(Polyporales)マンネンタケ科
	(Ganodermataceae)マンネンタケ属(Ganoderma)のキノコ(茸)。
	 広葉樹の枯木の根元や切り株に生える。
	 傘は腎臓形で、数日で直径20センチメートル以上に達し、色
	は傘・軸ともに赤褐色ないし紫褐色。質は堅く、乾燥すると腐
	らず、磨くと漆塗りに似た光沢がでる。
	 古来、中国や日本でその成長力や腐らないことから縁起物と
	して珍重され、床飾りなどにする。また、傘を乾燥させたもの
	は漢方薬に用いる。
	 「レイシ(霊芝)」,「サイワイタケ(幸茸)」,「ケイシ(桂芝)」,「シ
	ソウ(芝草)」とも呼ぶ。
まんねんつうほう
	【万年通宝】
	○[歴]和同開珎に次いで 760(天平宝字 4)鋳造された銅銭。
	 皇朝十二銭の一つ。
	 開基勝宝(金銭)・大平元宝(銀銭)とともに発行された。
	 和同開珎の10倍で通用と規定されたが、実際には差がなく、
	 772(宝亀 3)和同開珎と等価となる。
	 参照⇒こうちょうじゅうにせん(皇朝十二銭)
	◎和同開珎の私鋳銭が造られたため、その対策として万年通宝
	が生れたといわれる。
まんねんどこ
	【万年床】
	○夜も昼も常に敷きっぱなしになっている寝床(ネドコ)。
★まんねんひつ
	【万年筆】
	◇[日]man'nenhitsu/man'nen-hitsu
	○インク容器を軸に内蔵した携帯用のペン(pen)。
	 スポイト式にインクを吸入する方式や、カートリッジ(car-
	tridge)と呼ぶインク容器の交換式がある。
	◎英語:ファウンテンペン(fountain pen)。
	 中国語:鋼筆(gangbi)
まんねんべい
	【万年塀】
	◇[日]man'nembei/man'nen-bei
	○[建]コンクリートの板で作った組み立て塀。
	 参照⇒でっどふぇんす(デッドフェンス,デッド・フェンス)
★まんねんれい
	【満年齢】
	○[法]
	◎1950. 1.(昭和25)より満年齢を使用。
まんねんろう《まんねんらふ》
	【マンネンロウ】
	【万年蝋】
	【迷迭香】
	◇[英]rosemary
	○[植]ローズマリーの和名。
	 ⇒ろーずまりー(ローズマリー)
まんのういけ
	【満濃池】
	【万濃池】
	◇[日]Manno Ike
	○[地]香川県南西部、仲多度郡(ナカタドグン)まんのう町(チョウ)に
	ある、日本最大の溜池。
	 丸亀平野の灌漑用。
	 面積1.385平方メートル、周囲19.7キロメートル。
	 県立満濃池森林公園に含まれる。
	 「十千池(トオチノイケ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒あーすふぃるだむ(アースフィルダム)
	◎文武天皇の大宝年間( 701〜 704)、洪積層の浸食谷を塞(セ)
	き止めて築造。のち幾度か破損し、 818(弘仁 9)の堤防決壊で
	は3年かかっても修築できず、郡司らが朝廷に願い出て讃岐
	(香川県)出身の空海を築満濃池別当として迎え、その人望で人
	夫が一致団結して完了した。
	 1854(安政元)安政南海地震で破堤。
	 1959(昭和34)大改修を完了。
	◎旧住所は仲多度郡満濃町(マンノウチョウ)。
まんのうちょう《まんのうちやう》
	【まんのう町】
	◇[日]Manno Cho
	○香川県南西部、仲多度郡(ナカタドグン)の町。
	 参照⇒まんのういけ(満濃池,万濃池)
	◎2006. 3.20(平成18)琴南町(コトナミチョウ)・満濃町(マンノウチョウ)・仲
	南町(チュウナンチョウ)が合併して発足。
まんのうちょう《まんのうちやう》
	【満濃町】
	◇[日]Manno Cho
	○[古]香川県南西部、仲多度郡(ナカタドグン)の町。
	 参照⇒まんのういけ(満濃池,万濃池)
	〈面積〉
	 53.24平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)1万2,816人。
	◎1955(昭和30)吉野村・神野村・四条村が合併して満濃町を発
	足。
	 1955(昭和30)高篠村を編入。
	 1956(昭和31)長炭村を編入。
	 2006. 3.20(平成18)琴南町(コトナミチョウ)・仲南町(チュウナンチョウ)と
	合併して「まんのう町(チョウ)」を発足。
まんば
	【マンバ】
	◇[英]mamba
	○[爬]トカゲ目(有鱗目)(Squamata)コブラ科(Elapidae)マンバ
	属(Dendroaspis)の大型毒ヘビ。アフリカのサハラ南部の砂漠
	地帯に生息。
	 樹上に生活し、動きが速い。毒は主に神経毒。
	 最小のグリーンマンバ(green mamba)は2.7メートルくらい。
	ブラックマンバ(black mamba)は全長約4.5メートルに達する。
	◎グリーンマンバ([学]Dendroaspis angusticeps)。
	 ブラックマンバ([学]Dendroaspis polylepis)。
[1]まんはいむ
	【マンハイム】
	◇Mannheim
	○ドイツ南西部、バーデン・ビュルテンベルク州(Bundesland 
	Barden-Wuerttemberg)北西端の都市。ライン川(Fluss Rhein)
	とその支流ネッカー川(Fluss Neckar)との合流点にある河港都
	市。
	〈人口〉
	 1986(昭和61)29万4,000人。
	 1994(平成 6)31万8,025人。
	◎もと西ドイツ。
[2]まんはいむ
	【マンハイム】
	◇Karl Mannheim
	○[人]ドイツの社会学者(1893〜1947)。ハンガリー生れ。
	 ユダヤ系のためナチス・ドイツにフランクフルト大学社会学
	部長の職を追われ、ロンドン大学に移る。
	 知識社会学を創始。
	 著書は1929(昭和 4)『イデオロギーとユートピア(Ideologie 
	und Utopie)』・1934(昭和 9)『変革期における人間と社会
	([英]Man and society in an age of reconstruction)』など。
まんはいむごーるど
	【マンハイム・ゴールド】
	◇[英]Mannheim gold
	○[工]黄金色を示す真鍮(シンチュウ)(黄銅(<オウドウ>)。
	 亜鉛8〜20%、スズ(錫)1〜2%を含む銅の合金。
	 加工に優れ、金の代用として装身具などに使用する。
	 「トンバック([蘭]tombak)」とも呼ぶ。
	 参照⇒しんちゅう(真鍮)
まんばじゃお
	【マンバジャオ】
	◇Mambajao
	○フィリピン南東部、北部ミンダナオ地域(Northern Mindanao 
	Region)北部のカミギン州(Camiguin Province)の州都。カミギ
	ン島の北東岸。
	〈人口〉
	 2000(平成12)3万0,806人(5月1日現在)。
まんはったん
	【マンハッタン】
	◇Manhattan
	○(1)[地](Manhattan Island)アメリカ合衆国、ニューヨーク
	市の島。
	 ⇒まんはったんとう(マンハッタン島)
	○(2)(Manhattan borough)⇒まんはったんく(マンハッタン区)
	○(3)[食](manhattan)マンハッタン・カクテルの略。
	 ⇒まんはったんかくてる(マンハッタン・カクテル)
まんはったんかくてる
	【マンハッタン・カクテル】
	◇[英]manhattan cocktail
	○[食]カクテルの一種。
	 ウイスキーとベルモットに少量のビターズを加えたもの。
	 単に「マンハッタン(manhattan)」とも呼ぶ。
まんはったんかんく《まんはつたんくわんく》
	【マンハッタン管区】
	◇[英]Manhattan District
	○[歴][原][軍]⇒まんはったんけいかく(マンハッタン計画)
まんはったんく
	【マンハッタン区】
	◇[英]Manhattan borough
	○アメリカ合衆国、ニューヨーク市(New York City)の行政区。
	 マンハッタン島にあってニューヨーク市の中心をなし、南方
	のブルックリン区(Brooklyn borough)や西方のジャージーシティ
	ー(Jersey City)とは多くの橋やトンネルで連絡されている。
	 高層ビルが林立し、ウォール街・ブロードウェー・国連本部
	・セントラルパーク(Central Park)などがある。
	 参照⇒ばわりーどおり(バワリー通り)
	◎マンハッタン管区:⇒まんはったんけいかく(マンハッタン
	計画)
	 砂漠のマンハッタン:⇒しばーむ(シバーム)
まんはったんけいかく
	【マンハッタン計画】
	◇[英]Manhattan Project
	○[歴][原]第二次世界大戦中、アメリカで原子爆弾製造を遂行
	した時に使用された極秘計画の暗号名。
	 正称は「マンハッタン管区(Manhattan District)」で、のちに
	「マンハッタン計画」と俗称された。
	〈指揮官〉
	 レスリー・グローブス(Leslie R.Groves)陸軍大佐(のち少将)。
	〈参加学者〉
	 エンリコ・フェルミ(1901〜1954)。
	 エミリオ・セグレ(1905. 2. 1〜1989. 4.22)。
	 エドワード・テラー(1908〜2003. 9. 9)。
	 ユーリー。
	 ボイス・マクダニエル(〜2002. 5. 8)。
	 ベーテ(1906. 7. 2〜)。
	 ロートブラット(1908.11. 4〜)。
	 シェームズ・フランク(1882. 8.26〜1964. 5.21)。
	 ブロッホ(1905〜1983)。
	 フィリップ・モリソン(1915〜2005. 4.22)。
	 モーリス・ウィルキンス(1916〜2004.10. 5)。
	 オーエン・チェンバレン(1920. 7.10〜2006. 2.28)。
	 ウォルフガング・パノフスキー(Wolfgang K.H.Panofsky)
	(1919. 424〜2007. 9.24)。
	 サミュエル・コーエン(Samuel T.Cohen)(1921. 1.25〜2010.
	11.28)。
	 参照⇒かくじっけん(核実験),ろすあらもす(ロスアラモス),
	ふぇるみ(フェルミ),ろーれんすりばもあこくりつけんきゅう
	じょ(ローレンス・リバモア国立研究所),おーくりっじ(オーク
	リッジ)
	◎第二次世界大戦中、1939. 8. 2(昭和14)アインシュタインが
	ルーズベルト大統領にあてた勧告書により、ドイツより先に原
	子爆弾を製造するためウラン諮問委員会が設置される。
	 1942. 8.(昭和17)陸軍技術本部に原子爆弾製造の統合機関で
	ある暗号名「マンハッタン管区」が組織される。
	 1942(昭和17)ベルギー領コンゴの国策鉱山会社からウランを
	1,500トン購入。
	 1942.12. 2(昭和17)シカゴ大学の暗号名「冶金研究所」で原子
	核分裂の連鎖反応実験に成功。
	 1943(昭和18)春、ニューメキシコ州ロスアラモスに原子爆弾
	製造所である原子力研究所を設立。
	 1945. 1.(昭和20)テネシー州オークリッジにウラン濃縮工場
	を建設。
	 1945. 7.16(昭和20)ニューメキシコ州のアラモゴード砂漠で
	人類史上初のプルトニウム原爆実験「トリニティー」に成功。
	 1946(昭和21)末、「マンハッタン管区」廃止。
	 参照⇒ろーぜんばーぐじけん(ローゼンバーグ事件)
まんはったんとう《まんはつたんたう》
	【マンハッタン島】
	◇[英]Manhattan Island
	○[地]アメリカ合衆国、ニューヨーク市(New York City)のマ
	ンハッタン地区にある島。
	 ハドソン川河口にあり、イースト川・ハーレム川に囲まれ、
	高層ビルが林立している繁華街。
	 単に「マンハッタン」とも呼ぶ。
	 参照⇒はーれむ(ハーレム)
	◎1614(慶長19)オランダの東インド会社の植民地行政官ミニュ
	イット(Peter Minuit)(1580〜1638)がインディアンから24ドル
	で買い上げた。
まんばまち
	【万場町】
	◇[日]Mamba Machi
	○[古]群馬県南西部、多野郡(タノグン)の町。
	◎2003. 4. 1(平成15)中里村(ナカサトムラ)と合併して神流町(カンナマチ)
	を発足。
★まんぷくじ
	【万福寺】
	○(1)([中]Wanfu Si)中国南東部、福建省(Fujian Sheng)(フッケン
	ショウ)東部の福州市(Fuzhou Shi)(フクシュウシ)にある禅寺。
	 旧称は建福寺(Jianfu Si)。
	◎1637(寛永14)隠元(Yinyuan)(インゲン)(1592〜1673)、黄檗山主
	となる。
	○(2)京都府宇治市(ウジシ)五ヶ庄(ゴカショウ)三番割にある黄檗宗
	(オウバクシュウ)の大本山。山号は黄檗山。
	◎1661(寛文元)明の帰化僧隠元が創建(来日は1654)。
	 以後、中国僧が多く住む。
まんぷす
	【マンプス】
	◇[英]mumps
	○[病](英語で)耳下腺炎(ジカセンエン)。
	 ⇒じかせんえん(耳下腺炎)
★[1]まんぼ
	【マンボ】
	◇[英]mambp
	○(1)ダンスの一種。また、そのダンス音楽。
	○(2)[自動](1)を踊る。
[2]まんぼ
	【マンボ】
	◇[ハイチ・クレオール語]mambo
	○[宗]ブードゥー教(voodoo/Voodoo)の女性司祭。
	 参照⇒ぶーどぅーきょう(ブードゥー教)
★まんぼう
	【マンボウ】
	【翻車魚】
	○[魚]フグ目(Tetraodontiformes)マンボウ科(Molidae)の海魚。
まんぽけい
	【万歩計】
	○[運]⇒ほすうけい(歩数計)
[1]まんぼじゃんぼ
	【マンボジャンボ】
	◇Mumbo Jumbo
	○西アフリカの黒人の守護神。
	 参照⇒じゃんぼ(ジャンボ)(1)
[2]まんぼじゃんぼ
	【マンボジャンボ】
	◇[英]mumbo jumbo
	○(1)迷信的な偶像・崇拝物。
	○(2)ややこしく馬鹿げた儀式。仰々(ギョウギョウ)しいが意味の
	ない儀式。
	○(3)呪(マジナ)いの言葉。
	 参照⇒あぶらかたぶら(アブラカタブラ)
	○(4)(転じて)意味のわからない言葉。
	 参照⇒じゃーごん(ジャーゴン)
	◎[1]のマンボジャンボ(Mumbo Jumbo)から。
まんましんいんたーふぇーす
	【マンマシン・インターフェース】
	◇[英]man-machine interface
	○[計]人間とコンピュータとの情報のやり取りの方式。
	 略称は「MMI」。
	 参照⇒しーゆーあい(CUI),じーゆーあい(GUI)
まんまど
	【マンマド】
	◇Manmad
	○インド中西部、マハラシュトラ州(Maharashtra State)北西
	部の都市。
まんまんで
	【マンマンデ】
	【慢慢的】
	◇[中]manman de
	○(中国語で)ゆっくりと・のんびりと・のろく。
	 ⇔かいかいで(カイカイデ,快快的)
	◎大正時代に用いられた、
まんもう
	【満蒙】
	○満州と蒙古(モウコ)(内モンゴル)との併称。
★まんもうかいたくだん
	【満蒙開拓団】
	○[歴]1932〜1945(昭和 7〜昭和20)国策として満州国・内蒙古
	に送り出された農業移民団。
	 約27万人で、その多くは地方の貧しい農山村の出身者。約1ヶ
	月の農業技術指導を受けた東京からの失業者や空襲被爆者もい
	た。
	 独身者は集団見合いをして開拓民となり、当時その女性は
	「大陸の花嫁」と呼ばれた。
	 第二次終戦末期、ソビエト連邦の参戦で多くの犠牲者と、肉
	親から取り残された中国残留孤児を生んだ。
	◎長野県が全国一、開拓団を送り出した。
まんもぐらふぃー
	【マンモグラフィー】
	◇[英]mammography
	○[医]乳房X線撮影。
	 乳ガン(癌)の検査に使用される。
	◎PEM(positron emission mammography):⇒ぴーいーえむ
	(PEM)
まんもーね
	【マンモーネ】
	◇[伊](単数形)mammone/(複数形)mammoni(マンモーニ)
	○(イタリア語で)お母さん子・ママっ子・マザコン。甘ったれ
	・甘ちゃん。
まんもら
	【マンモラ】
	◇[伊](女性形)mammola/(男性形)mammolo(マンモロ)
	○(イタリア語で)女の赤ん坊・赤ちゃん。
まんもろ
	【マンモロ】
	◇[伊](男性形)mammolo/(女性形)mammola(マンモラ)
	○(イタリア語で)男の赤ん坊・赤ちゃん。
まんもん
	【マンモン】
	◇Mammon/mammon
	○⇒まもん(マモン)
★まんようがな《まんえふがま》
	【万葉がな】
	【万葉仮名】
	○[言]漢字の意味に関係なく音訓のみを借りて日本語の発音を
	書き表した文字。
	 「まがな(真仮名,真仮字)」,「男仮名(オトコガナ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒そうがな(草仮名),れんめんたい(連綿体)
	〈例〉
	 うみ(海):宇美。
	 やま(山):也末。
	 はる(春):波流。
	 あき(秋):阿木。
	 やまと(大和):八間跡。
	 こ:古・故・固・顧など。
	 こ:許・挙・拠・去など。
	◎この研究から古代日本語の母音は八つあったことがわかった。
★まんようせん《まんえふせん》
	【万葉線】
	○[交]富山県高岡市の第3セクター万葉線株式会社が運行する
	路面電車。
	 高岡駅前〜越ノ潟間、全長12.8キロメートル。
	 もと加越能鉄道が運行。
	 参照⇒かえつのうてつどう(加越能鉄道)
	〈駅(停留所)〉
	 高岡駅前(タカオカマエ)駅・片原町(カタハラマチ)駅・坂下町(サカシタマチ)駅
	・本丸会館前(ホンマルカイカンマエ)駅・広小路(ヒロコウジ)駅・志貴野中学
	校前(シキノチュウガッコウマエ)駅・市民病院前(シミンビョウインマエ)駅・江尻(エ
	ジリ)駅・旭ヶ丘(アサヒガオカ)駅・荻布(オギノ)駅・新能町(シンノウマチ)
	駅・米島口(ヨネジマグチ)駅・能町口(ノウマチグチ)駅・新吉久(シンヨシヒサ)
	駅・吉久(ヨシヒサ)駅・中伏木(ナカフシキ)駅・六渡寺(ロクドウジ)駅・庄
	川口(ショウガワグチ)駅・新湊市役所前(シンミナトシヤクショマエ)駅・新町口
	(シンマチグチ)駅・中新湊(ナカシンミナト)駅・東新湊(ヒガシシンミナト)駅・海
	王丸(カイオウマル)駅・越ノ潟(コシノカタ)駅。
まんりょう《まんりやう》
	【マンリョウ】
	【万両】
	◇[学]Ardisia crenata
	○[植]ツツジ目(Ericales)ヤブコウジ科(Myrsinaceae)ヤブコ
	ウジ属(Ardisia)の常緑小低木。
	 高さ約1メートル。
	 茎は多くに分枝。葉は互生し、光沢があり質厚く長楕円形で、
	縁(フチ)には波状の鋸歯(キョシ)があり、色は濃緑で細かい明点や
	黒褐色細点がある。
	 夏、枝先に径約8ミリメートルの白色花を散房状につけ、花
	冠は先端の五裂した杯形。果実は球形で、晩秋に液果が赤く熟
	し、そのまま春まで木から落ちない。
	 本州の関東以南、四国・九州・沖縄や東南アジアなどの暖地
	の山林で、樹下の日陰に自生。また果実の鑑賞用として庭木・
	鉢植・切り花などにする。
	◎冬の季語。
	 センリョウ(千両)との違い:マンリョウは実を木の下部に垂
	れ下がるように着け、センリョウは実を天に向けて垂れ下がら
	ない。また、実はマンリョウの方が多く着ける。
	◎ジュウリョウ(十両):⇒やぶこうじ(ヤブコウジ,藪柑子)
	 ヒャクリョウ(百両):⇒からたちばな(カラタチバナ,唐橘)
	 センリョウ(千両):⇒せんりょう(センリョウ,千両)(1)
まんりょう《まんりやう》
	【万両】
	○(1)一両の一万倍。一万両。
	○(2)(転じて)多額の金(カネ)。
	○(3)[植]⇒まんりょう(マンリョウ,万両)
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