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百 科 辞 書 《まく》 編集:獨 澄旻
-------- まく --------------------------------------------------
まくあい《まくあひ》
【幕間】
○[劇]劇場で一幕が終り次の幕が開くまでの間。芝居の休憩時
間。
まくあれん
【マクアレン】
◇McAllen
○アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)南部のヒダ
ルゴ郡(Hidalgo County)南部の都市。
北緯26.22°、西経98.24°の地。
リオグランデ川(the Rio Grande)の北岸(左岸)で、対岸はメ
キシコのレイノサ(Reynosa)。
「マックアレン」,「マッカレン」とも呼ぶ。
〈人口〉
1990(平成 2) 8万4,021人。
2000(平成12)10万6,473人。
まーくうぃす
【マークウィス】
◇[英]marquess(英国の)/marquis(英国以外の)
○⇒こうしゃく(侯爵)
まぐうぇ
【マグウェ】
◇Magway
○(1)(Magway Division)⇒まぐうぇかんく(マグウェ管区)
○(2)ミャンマー(旧称ビルマ)西部、マグウェ管区の中央部に
ある行政所在地。
北緯20.14°、東経94.92°の地。
〈人口〉
1983(昭和58)5万4,900人。
1993(平成 5)7万2,400人。
2004(平成16)8万5,900人。
まぐうぇかんく《まぐゑくわんく》
【マグウェ管区】
◇[英]Magway Division
○ミャンマー(旧称ビルマ)西部の地区。北部をサガイン管区
(Sagaing Division)、東部をマンダレー管区(Mandalay Divi-
sion)、西部をラカイン州(Rakhaing State)、北西部をチン州
(Chin State)に接する。
行政所在地はマグウェ。
〈面積〉
4万4,820平方キロメートル。
〈人口〉
1983(昭和58)324万1,100人。
2004(平成16)484万7,500人。
まぐうぉると
【マグウォルト】
◇[英]mugwort
○[植](英語で)ヨモギ(蓬)。
⇒よもぎ(ヨモギ,蓬)
まーくえっくす
【マークX】
◇[登録商標]MARK X
○[交]トヨタ自動車(株)の中型乗用車(セダン)。
マークU(MARK II)の後継車。
◎2004.11. 9(平成16)新発売。
まくがふぃん
【マクガフィン】
◇MacGuffin/McGuffin
○[映]映画や小説などで、全体の中ではそれほど重要ではない
が、ストーリーの展開に効果や弾みをつける事件や事柄。また、
その工夫。
◎映画監督ヒッチコック(Sir Alfred Hitchcock)の造語。
まぐさ
【まぐさ】
【目草】
◇[英]lintel/transom
○[建]門・出入口の扉・窓などの上部に渡した横木(lintel)・
梁(ハリ)。
石製のものは「まぐさ石(イシ)」と呼ぶ。
「リンテル」,「トランソン」とも呼ぶ。
参照⇒とらんそん(トランソン)(2),まどだい(窓台)
◎「(「木」偏+「眉」)」とも書く。
まぐさ
【秣】
【馬草】
◇[英]fodder/forage
○[農]馬・牛など家畜の飼料(シリョウ)にする草や干草(ホシクサ)。飼
葉(カイバ)。
まぐさいさい
【マグサイサイ】
◇Ramon Magsaysay(ラモン・マグサイサイ)
○[人]フィリピンの政治家・大統領(1907. 8.31〜1957. 3.17)。
在任:1954〜1957。
航空機事故で死亡。
参照⇒まぐさいさいしょう(マグサイサイ賞)
まぐさいさいきち
【マグサイサイ基地】
◇[英]Fort Magsaysay
○[軍]フィリピン北部、ルソン島中部の基地。
★まぐさいさいしょう《まぐさいさいしやう》
【マグサイサイ賞】
◇[英]the Ramon Magsaysay Award
○
財団本部はマニラ。
「アジアのノーベル賞」と呼ばれる。
参照⇒まぐさいさい(マグサイサイ)
◎2010. 8.(平成22)広島市長秋葉忠利、受賞。
まぐさいし
【まぐさ】
【目草】
◇[英]lintel stone
○[建]門・出入口の扉・窓などの上部に渡した石製の梁(ハリ)。
参照⇒まぐさ(まぐさ,目草)
まくしみりあーのいっせい
【マクシミリアーノ一世】
【マクシミリアーノ1世】
◇[西]Maximiliano I
○[人]⇒[1]まくしみりあん(マクシミリアン)
[1]まくしみりあん
【マクシミリアン】
◇Archduke Ferdinand Maximilian Josef von Habsburg(フェ
ルドナンド・マクシミリアン・ジョセフ)、[西]Maximiliano I
○[人]メキシコの皇帝(1832〜1867)。在位:1864〜1867。
オーストリア皇帝フランツ・ヨゼフ一世(Franz Joseph I)の
弟。
ナポレオン三世(Napoleon III)のメキシコ干渉で、擁立され
てメキシコ皇帝となる。
フランス軍の撤兵後、革命派により銃殺。
「マクシミリアーノ一世」とも呼ぶ。
参照⇒[2]ふあれす(フアレス)
[2]まくしみりあん
【マクシミリアン】
◇Prinz von Baden Maximilian(プリンツ・マクシミリアン)
○[人]ドイツのバーデン公国の公子・政治家(1867〜1929)。
1918(大正 7)ドイツ帝国の首相。
「マックス公([英]Prince Max)」とも呼ばれる。
[1]まくしみりあんいっせい
【マクシミリアン一世】
【マクシミリアン1世】
◇Maximilian I
○[人]神聖ローマ帝国の皇帝(1459〜1519)。ドイツ王在位:
1486〜1519、神聖ローマ皇帝在位:1493〜1519。ハプスブルク
家出身。
通称は「最後の騎士([英]the Last Knight)」。
[2]まくしみりあんいっせい
【マクシミリアン一世】
【マクシミリアン1世】
◇Maximilian I/Maximilian IV Joseph
○[人]初代ババリア王(1756〜1825)。在位:1806〜1825。
1799〜1806(寛政11〜文化 3)最後のババリア選帝侯。
[1]まくしみりあんにせい
【マクシミリアン二世】
【マクシミリアン2世】
◇Maximilian II
○[人]神聖ローマ帝国の皇帝(1527〜1576)。オーストリア大公
在位:1564〜1576、ボヘミア王在位:1564〜1576、ハンガリー
王在位:1564〜1576、神聖ローマ皇帝在位:1564〜1576。
[2]まくしみりあんにせい
【マクシミリアン二世】
【マクシミリアン2世】
◇Maximilian II
○[人]ババリア王(1811〜1864)。在位:1848〜1864。
★[1]まくすうぇる
【マクスウェル】
◇maxwell
○[理]磁束の電磁単位。
「マックスウェル」とも呼ぶ。
★[2]まくすうぇる
【マクスウェル】
◇James Clerk Maxwell
○[人]イギリスの物理学者(1831〜1879)。
「マックスウェル」とも呼ぶ。
まくすうぇるとんのおか《まくすゑのとんのをか》
【マクスウェルトンの丘】
◇[英]Maxwelton Braes
○[楽]⇒あにーろーりー(アニー・ローリー)
まーくすまん
【マークスマン】
◇[英]marksman
○(1)射手。
○(2)射撃の名手。
○(3)[軍]狙撃手(ソゲキシュ)・狙撃兵。
参照⇒すないぱー(スナイパー)
まぐそ
【馬糞】
○⇒ばふん(馬糞)
まぐそがぜ
【マグソガゼ】
【馬糞石陰子】
○[動]ウニの一種。
⇒ばふんうに(バフンウニ,馬糞海胆)
まぐだら
【マグダラ】
◇Magdalen/Magdalene
○パレスチナ(Palestine)北部の町。
マグダラのマリアの生地。
参照⇒まぐだらのまりあ(マグダラのマリア)
まぐだらのまりあ
【マグダラのマリア】
◇Maria Magdalena、[英]Mary Magdalen/Mary Magdalene/
the Magdalen/the Magdalene
○[聖](「ルカ伝」)キリストによって癒(イヤ)されて更正した娼婦。
パレスチナ(Palestine)北部の町マグダラの生れ。
7つの悪霊に悩まされていたが、キリストによって癒(イヤ)さ
れて更正し、イエスの足に香油を塗って聖女となる。
キリストの処刑(受難)の際は最期を見とどけ、また復活の際
は目撃者となった。
しばしば「ベタニアのマリア([英]Mary of Bethany)」と混同
される。
参照⇒のりめたんげれ(ノリメタンゲレ,ノリ・メ・タンゲレ)
◎木彫:参照⇒[2]どなてろ(ドナテロ)
小説・映画:参照⇒だヴぃんちこーど(ダ・ヴィンチ・コー
ド)
まぐだれな
【マグダレナ】
◇Magdalena
○アルゼンチン東部、ブエノスアイレス州(Provincia de Bue-
nos Aires)東南東の町。
刑務所がある。
まぐだれにあんき
【マグダレニアン期】
◇[英]Magdalenian period
○[歴]ヨーロッパ旧石器時代における最後の文化期。1万8千
年から1万1千年前ころ、クロマニヨン人によってマドレーヌ
文化が形成。
参照⇒まどれーぬぶんか(マドレーヌ文化)
まぐだれにあんぶんか《まぐだれにあんぶんくわ》
【マグダレニアン文化】
◇[英]Magdalenian Culture
○[歴]⇒まどれーぬぶんか(マドレーヌ文化)
まぐだれーぬぶんか《まぐだれーぬぶんくわ》
【マグダレーヌ文化】
◇[英]Magdalenian Culture
○[歴]⇒まどれーぬぶんか(マドレーヌ文化)
[1]まぐだれんかれっじ
【マグダレン・カレッジ】
◇[英]Magdalen College
○[教]⇒[1]もーどりんかれっじ(モードリン・カレッジ)
[2]まぐだれんかれっじ
【マグダレン・カレッジ】
◇[英]Magdalene College
○[教]⇒[2]もーどりんかれっじ(モードリン・カレッジ)
まくたんくうぐんきち
【マクタン空軍基地】
◇[英]the Mactan Air Base
○[軍]フィリピンのセブ島にある空軍基地。
まくたんとう《まくたんたう》
【マクタン島】
◇[英]Mactan Island
○[地]フィリピン諸島中央部、ビサヤ諸島(Visayan Islands)
のセブ島(Cebu Island)東岸、セブの東方沖にある島。
本島と2本の橋で連絡され、飛行場がある。
ダイビングリゾートで知られ、東岸はホテルが林立している。
◎1521(永正18)探検家マゼラン(Ferdinand Magellan)が原住民
と戦って死亡。
まーくつー
【マークU】
◇[登録商標]Corona MARK II
○[古][交]トヨタ自動車(株)の中型乗用車(セダン)。
参照⇒ころな(コロナ)
◎マーク2ブリット(BLIT):ステーションワゴン。
◎1968. 9.(昭和43)発売。
2004.11. 9(平成16)後継車マークXを発売。
まくでぃるくうぐんきち
【マクディル空軍基地】
◇[英]Macdill Air Force Base
○[軍]アメリカ合衆国南東部、フロリダ州タンパ(Tampa)郊外
にある空軍基地。
米特殊作戦軍団(USSOCOM)・米中央軍(USCENT
COM)の司令部がある。
まぐでぶるく
【マグデブルク】
◇Magdeburg
○ドイツ中北東部、ザクセン・アンハルト州(Bundesland
Sachsen-Anhalt)中央の州都。商工業都市。
北緯52.13°、東経11.62°の地。
ベルリン西方120キロメートルにある古都で、エルベ川が南
北に貫流。
「マグデブルグ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1987(昭和62)28万9,000人。
2002(平成14)23万人。
◎1654(承応 3)市長でもあったオットー・フォン・ゲーリケ
(Otto von Guericke)が行った真空実験「マグデブルグの半球」
で知られる。
◎中世、ハンザ同盟の都市として繁栄。
1945. 1.16(昭和20)空爆で歴史的市街地は80%が破壊される。
2003.10.10(平成15)エルベ川(the Elb)を跨(マタ)ぎ、ミッテ
ルラント運河(the Mittelland canal)とエルベハーフェル(the
Elb-Havel canal)運河を東西に結ぶ立体交差水路が完成。水路
橋(Canal bridge)は長さ918メートル・幅34メートル。
◎もと東ドイツ地区。
まぐでぶるぐ
【マグデブルグ】
◇Magdeburg
○⇒まぐでぶるく(マグデブルク)
まくど
【マクド】
○[俗]ハンバーガー・チェーン店マクドナルドの関西での略称。
⇒[4]まくどなるど(マクドナルド)
★まーくとうぇーん
【マーク・トウェーン】
◇Mark Twain
○[人]アメリカの作家(1835〜1910)。本名はサミュエル・クレ
メンス(Samuel Langhorne Clemens)。
まくどなー
【マクドナー】
◇McDonough
○アメリカ合衆国南東部、ジョージア州(Georgia State)中北
西部にあるヘンリー郡(Henry County)の郡都。
[1]まくどなるど
【マクドナルド】
◇Sir John Alexander MacDonald
○[人]カナダの初代・第3代首相(1815. 1.10〜1891. 6. 6)。
在任:1867. 6. 1〜1873.11. 5、1878.10.17〜1891. 6. 6。
★[2]まくどなるど
【マクドナルド】
◇Claude Maxwell MacDonald
○[人]イギリスの軍人・外交官(1852〜1915)。
★[3]まくどなるど
【マクドナルド】
◇James Ramsay MacDonald
○[人]イギリス首相(1866〜1937)。
スコットランドの農業労働者の子。
1929. 5.30(昭和 4)イギリスの総選挙で労働党が保守党を
288対260で破り、6月5日第2次マクドナルド内閣が成立。
1932(昭和 7)オタワ会議の開催などを進める。
★[4]まくどなるど
【マクドナルド】
◇[登録商標]MacDonald
○世界的なハンバーガー・チェーン店の一つ。
関東での略称は「マック」、関西では「マクド」。
◎1948(昭和23)マクドナルド兄弟がアメリカ合衆国カリフォル
ニア州で開店。
レイ・ロック(1902〜)が、兄弟にチェーン展開を持ち掛けた
が乗り気でなかったため、270万ドルで営業権を買い取りチェ
ーン店化。
1971. 7.20(昭和46)日本マクドナルドが三越銀座店にレスト
ラン1号店を開店。
1990. 1.(平成 2)モスクワ1号店が開店。
1994(平成 6)バリューセット発売開始。
2002. 8. 5(平成14)ハンバーガーを80円から59円に値下げ。
まくどなるどしょとう《まくどなるどしよたう》
【マクドナルド諸島】
◇[英]MacDonald Islands
○[地]インド洋南部の群島。主島はハード島(Heard Island)。
オーストラリア領。
参照⇒はーどとう(ハード島)
まくどねるだぐらすしゃ
【マクドネルダグラス社】
◇[英]McDonnell Douglas Corporation
○[経][空]アメリカの航空機製造会社。
略称は「ダグラス」,「MD」。
◎1920(大正 9)創立。
◎DC−3:プロペラ輸送機。
CD−8:ジェット旅客機。
CD−9:ジェット旅客機。
CD−10:ジェット旅客機。
まくなまら
【マクナマラ】
◇Robert Strange McNamara(ロバート・マクナマラ)
○[人]アメリカの事業家・行政官(1916〜2009. 7. 6)。
カリフォルニア大学バークレー校を卒業。
ハーバード大学大学院を卒業。
ハーバード大学ビジネススクール助教授。
1943(昭和18)入隊。
1960〜1961(昭和35〜昭和36)フォード・モーター社(Ford
Motor Co.)の社長。
1961(昭和36)ケネディ(John F.Kennedy)大統領に招聘されて
国防長官に就任。
1968(昭和43)ジョンソン(L.B.Johnson)大統領との軋轢から
国防長官を辞任。
1968〜1981(昭和43〜1981(昭和56)国際復興開発銀行(IBR
D)の総裁。
著書は『マクナマラ回顧録〜ベトナムの悲劇と教訓〜』など。
まぐなむ
【マグナム】
◇[英]magnum
○(1)普通の2本分が入ったワイン・ビン(壜)。約1.5リットル
入りの大壜・大瓶。
○(2)(magnum cartridge)⇒まぐなむだん(マグナム弾)
○(3)(magnum gun)⇒まぐなむじゅう(マグナム銃)
まぐなむじゅう
【マグナム銃】
◇[英]magnum gun/magnum firearm
○火薬量の多いマグナム弾(magnum cartridge)専用の拳銃。
強力な弾丸で、命中とともに弾頭は押しつぶれ、さらに貫通
した場合には大きく肉片をえぐり、相手に強いダメージを与え
る。
44マグナムは大型獣ハンティングなどで、猟銃のトラブルな
どに備えて護身用サイド・アームに使用され、ゾウ(象)でも倒
すことが可能。
◎1995. 3.30(平成 7)国松孝次警察庁長官が東京都荒川区の自
宅マンション前で回転式マグナム銃で3発を腹部に被弾。全治
1年6ヶ月で、その後、多少不自由ながら歩行が問題なく出来
ている。
まぐなむだん
【マグナム弾】
◇[英]magnum cartridge
○口径に対して通常より多くの火薬を装填(ソウテン)した、強力な
銃弾。威力が強いので専用の拳銃が必要となる。
火薬が多い分、薬莢(ヤッキョウ)(cartridge)は長くなり、間違っ
ても通常の拳銃に使用することはできない。
しかし回転式(リボルバー)拳銃でば、逆に口径さえ合えば通
常のカートリッジも使用できる。
◎357マグナム:38口径の威力をカバーするため火薬の量を約
20%増量し、銃全体を補強したリボルバー用。
44マグナム:大型獣ハンティングのサイド・アーム(護身用)
として開発。
まぐなむどらい
【マグナムドライ】
○[食]サントリー社製の発泡酒。
◎1999(平成11)発売。
まぐなりうむ
【マグナリウム】
◇magnalium
○[化]アルミニウムとマグネシウムの合金。
★まぐにちゅーど
【マグニチュード】
◇[英]magnitude
○[地]地震の規模(エネルギーの大きさ)を表す単位・数値。
記号は「M」。
参照⇒しんど(震度),りひたーすけーる(リヒタースケール),
がる(ガル,Gal)
◎地球の自転速度や地軸に影響を与える大地震:マグニチュー
ド8.5以上。
2011. 3.11(平成23)発生したマグニチュード9.0の東北地方
太平洋沖地震で地軸が約10センチメートルずれ、地球の自転速
度が1,000万分の16秒速くなった。
まぐねしあ
【マグネシア】
◇[英]magnesia
○[化]⇒さんかまぐねしうむ(酸化マグネシウム)
まぐねしあけん
【マグネシア県】
◇[希]Nomos Magnessia、[英]Magnessia Prefecture
○ギリシア中央部、テッサリア地方(Thessalia Region)南東部
の県。西部・北西部をラリッサ県(Nomos Larissa)に接する。
東部にマグネシア半島(Magnesia peninsula)があり、半島東
部はテルマイコス湾(Thermaikos Kolpos)(サロニカ湾)に面し、
西部は本土とパガシティコス湾(Pagasitikos Kolpos)を囲む。
県都はボロス(Volos)。
★まぐねしうむ
【マグネシウム】
◇[英]magnesium(マグネジーアム)
○[化]金属元素の一つ。元素記号は「Mg」。
栄養学的にはミネラルの一種。
〈生体内〉
成人で約30グラム。
その60〜70%は骨に、25%が筋肉にある。
参照⇒こつそしょうしょう(骨粗しょう症,骨粗鬆症)
まぐねたいと
【マグネタイト】
◇[英]magnetite
○[鉱]⇒じてっこう(磁鉄鉱)
まぐのりあ
【マグノリア】
◇[英]magnolia
○(1)[植]モクレン目(Magnoliales)モクレン科(Magnoliaceae)
モクレン属(Magnolia)に含まれる、モクレン・コブシ・タイサ
ンボクなどの花木。
参照⇒もくれん(モクレン,木蓮),こぶし(コブシ,辛夷),たい
さんぼく(タイサンボク,泰山木,大山木)
○(2)[植](Magnolia)モクレン目モクレン科のモクレン属。
まぐぱい
【マグパイ】
◇[英]magpie
○[鳥](英語で)カササギ(鵲)
⇒かささぎ(カササギ,鵲)
まくはりめっせ
【幕張メッセ】
○千葉県千葉市花見川区(ハナミガワク)の幕張新都心にある見本市
会場。
正称は「日本コンベンションセンター」。
◎1989(平成元)竣工。
まくびてぃ
【マクビティ】
◇[登録商標]McVITIE'S
○[食]イギリスのユナイテッドビスケット(United Biscuits)
社のビスケット。
まくふぁーかー
【マクファーカー】
◇Colin MacFarquhar
○[人]スコットランドの印刷業者(1745ころ〜1793)。
ベル(Andrew Bell)(1726〜1809)とともにブリタニカ百科辞
典(Encyclopaedia Britannica)の初版を販売。
参照⇒ぷりたにかひゃっかじてん(ブリタニカ百科辞典)
まくふぉーる
【マクフォール】
◇McFaul
○[軍]アメリカ海軍のミサイル駆逐艦(DDG74)。
◎1997. 4.12(平成 9)進水。
1998. 8.(平成10)竣工。
★まくべす
【マクベス】
◇Macbeth
○(1)[文]シェークスピア(Shakespeare)の四大悲劇の一つ。
参照⇒くものすじょう(蜘蛛巣城)
○(2)[文]その主人公。
まくべつちょう《まくべつちやう》
【幕別町】
◇[日]Makubetsu Cho
○北海道東部、十勝支庁中川郡(ナカガワグン)の町。
まくへんりーぐん
【マクヘンリー郡】
◇[英]McHenry County
○アメリカ合衆国北部、ノースダコタ州(North Datoka State)
中北部の郡。西部をウォード郡(Ward County)に接する。
郡都はタウナー(Towner)。
〈人口〉
1980(昭和55)7,850人。
1990(平成 2)6,528人。
2000(平成12)5,987人。
まぐま
【マグマ】
◇magma
○[地]地殻内部の溶融した造岩物質。高温で流動する。
地上に出ると火山ガスと溶岩流などになる。
「岩漿(ガンショウ)」とも呼ぶ。
参照⇒まぐまだまり(マグマ溜り),ふんきこう(噴気孔)
◎冷却し固結したものは種々の火成岩となる。
まぐまだまり
【マグマ溜り】
◇[英]magma chamber
○[地]相当量のマグマが地表近くの地下にたまっている部分。
大型の火山の地下数キロメートルの深さにあって、火山噴火
の際のエネルギーや噴出物を供給する。
参照⇒まぐま(マグマ)
[1]まくみらん
【マクミラン】
◇Harold Macmillan
○[人]イギリスの政治家(1894〜1986)。
著名な出版業者マクミラン書店の家に生れる。
オックスフォード大学、卒業。
マクミラン書店取締役を経て、1924(大正13)下院議員に当選
し、保守党議員として活躍。
1955(昭和30)外務大臣・大蔵大臣・国防大臣を歴任。
1957. 1.10(昭和32)首相に就任。活発な訪問外交を行い、対
米協調や冷戦の緊張緩和に努める。
EEC(ヨーロッパ経済共同体)加盟交渉に行き詰まり、1963
(昭和38)プロヒューモ事件(Profumo Affair)が起きて辞職。
[2]まくみらん
【マクミラン】
◇Edwin Mattison McMillan(エドウィン・マクミラン)
○[人]アメリカの物理学者(1907〜1991)。
1940. 6. 8(昭和15)エーベルソン(Philip Hauge Abelson)と
ともに超ウラン元素ネプツニウム(neptunium)を人工的に発見。
粒子加速装置サイクロトロンを改良し、1945(昭和20)シンク
ロトロン(synchrotron)を考案。
1951(昭和26)ノーベル化学賞、受賞。
[3]まくみらん
【マクミラン】
◇Kenneth MacMillan
○[人]イギリスの舞踊家・振付家(1929〜1992)。
まくやま
【幕山】
◇[日]Maku Yama
○[地]神奈川県南西部、足柄下郡(アシガラシモグン)湯河原町(ユガワラ
マチ)吉浜(ヨシハマ)にある山。標高615メートル。
★まくら
【枕】
○(1)
「ピロー([英]pillow)」とも呼ぶ。
◎括り枕・坊主枕(ボウズマクラ):⇒くくりまくら(括り枕)
箱枕:⇒はこまくら(箱枕)
木枕:⇒きまくら(木枕)(1)
籠枕:⇒かごまくら(籠枕)
高枕:⇒たかまくら(高枕)(1)
水枕・氷枕:⇒みずまくら(水枕,水まくら)
抱き枕:⇒だきまくら(抱き枕)
肘枕・手枕・腕枕:⇒ひじまくら(肘枕)
腕枕:⇒うでまくら(腕枕)(2)
袖枕:⇒そでまくら(袖枕)(1)
膝枕:⇒ひざまくら(膝枕)
:⇒
○()
○()寝ること。
◎高枕:⇒たかまくら(高枕)(2)
○()旅先で寝ること。
◎旅枕(タビマクラ):⇒たびね(旅寝)
草枕・野宿:⇒[1]くさまくら(草枕)
○()物を横たえて使用するとき、その下に置いて衝撃を受ける
もの。
参照⇒まくらぎ(枕木)
○()[服]アイロン台の一種。
⇒そでまくら(袖枕)
まくら
【摩休羅】
○[仏]⇒まこら(摩虎羅)
★まくらぎ
【枕木】
◇[英]crosstie/sleeper
○[交]鉄道線路で、レールを固定する木やコンクリートの角材。
レール間隔を一定に保ち、レールの車両荷重を道床の上に分
散させる。
レールは犬釘(イヌクギ)で枕木に固定する。
マツ材・ニレ材などを使用する。
参照⇒いぬくば(犬釘)
◎コンクリートの枕木には強度を高めたPSコンクリートが使
われる。
参照⇒ぴーえすこんくりーと(PSコンクリート)
まくらぎょう《まくらぎやう》
【枕経】
○[仏]通夜(ツヤ)や納棺(ノウカン)の際、死者の枕元(マクラモト)で読経
(ドキョウ)をすること。
本来は菩提寺(ボダイジ)の僧侶が夜通し経を読むもの。
一般には、臨終(リンジュウ)直後に居合せた近親が『般若心経(ハ
ンニャシンギョウ)』などを読んだり、通夜に呼ばれた僧侶が読経して
帰り、出棺に先立って再び僧侶が読経するもの。
参照⇒おむかえぼうず(お迎え坊主,御迎え坊主)
◎成仏(ジョウブツ)を促す意味のほかに、悪霊(アクリョウ)に取り憑(ツ)
かれないようにする意味がある。
まくらく
【マクラク】
◇[ユーピック語]maklak、[英]mukluk
○(1)[服]イヌイット(Inuit)(エスキモー)の、トナカイまたは
アザラシの毛皮で作った暖かい半長靴。
◎上着:参照⇒ぱーか(パーカ)
○(2)[服](1)に似た、底のやわらかいスリッパ(室内履き)。
まくらざきし
【枕崎市】
◇[日]Makurazaki Shi
○鹿児島県南西部、薩摩半島南部にある市。
まくらすきー
【マクラスキー】
◇McClusky
○[軍]アメリカ海軍のミサイル・フリゲート艦(FFG41)。
「マックラスキー」とも呼ぶ。
◎1983.12.10(昭和58)竣工。
1991. 2.11(平成 3)横須賀基地に配備。
まぐらん
【マグラン】
◇Magelang
○⇒まげらん(マゲラン)
まくらんけん
【マクラン県】
◇[英]Makran Division
○パキスタン南西部、バルチスタン州(Baluchistan Province)
南西部の県。北部・東部をカラート県(Kalat Division)に接し、
西部をイランに隣接し、南部をアラビア海に面する。
県都はトルバート(Turbat)。
「マクラーン県」とも呼ぶ。
〈面積〉
5万2,067平方キロメートル。
〈人口〉
1981(昭和56)65万2,602人(3月1日現在)。
1998(平成10)83万2,753人(3月2日現在)。
〈3地区〉
グワダル地区(Gwadar District)。
トルバート地区(Turbat District)=ケチ地区(Kech Dist-
rict)。
パンジグール地区(Panjgur District)。
まくらーんけん
【マクラーン県】
◇[英]Makran Division
○⇒まくらんけん(マクラン県)
まぐりっと
【マグリット】
◇Rene Francois Ghislain Magritte(ルネ・マグリット)
○[人]ベルギーの画家(1898〜1967)。レシーヌ生れ。
王立美術アカデミーに学ぶ。
まーくりーびる
【マークリービル】
◇Markleeville
○アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California State)
北東部のアルパイン郡(Alpine County)北部にある郡都。
まぐりぶ
【マグリブ】
◇[アラビア語]Maghrib
○⇒まぐれぶ(マグレブ)
まくるすふぃーるどぐんとう《まくるすふいーるどぐんたう》
【マクルスフィールド群島】
◇[英]the Macclesfield Islands
○[地]⇒ちゅうさしょとう(中沙諸島)
まくるすふぃーるどしょとう《まくるすふいーるどしよたう》
【マクルスフィールド諸島】
◇[英]the Macclesfield Islands
○[地]⇒ちゅうさしょとう(中沙諸島)
まくるでぃ
【マクルディ】
◇Makurdi
○ナイジェリア南東部、ベヌエ州(Benue State)北部にある州
都。
北緯7.73°、東経8.53°の地。
〈人口〉
1991(平成 3)15万1,500人。
2004(平成16)25万9,400人。
まくれなんぐん
【マクレナン郡】
◇[英]McLennan County
○アメリカ合衆国南部、テキサス州中北東部の郡。
郡都はワコー(Waco)。
〈人口〉
1980(昭和55)17万0,605人。
1990(平成 2)18万9,123人。
2000(平成12)21万3,517人。
まぐれぶ
【マグレブ】
◇[アラビア語]Maghreb
○(1)(アラビア語で)日没。日の沈む地、西方。
「マグリブ(Maghrib)」とも呼ぶ。
◎夜明けは「ファジュル(Fajr)」。
○(2)アフリカ北西部、チュニジア・アルジェリア・モロッコ
地域の総称。
リビア以東とは異なった西アラブ圏を形成し、3ヶ国に分離
独立しているが、旧スペイン領サハラ(西サハラ)の帰属問題が
残されている。
「マグリブ(Maghrib)」とも呼ぶ。
参照⇒むーあじん(ムーア人)(1),[2]くすくす(クスクス)
◎リビアを含めることもあるが、含む場合は「バーバリ諸国(Bar-
bary States)」と呼ぶことが多い。
参照⇒ばーばりしょこく(バーバリ諸国)
○(3)モロッコの別称。
⇒もろっこ(モロッコ)(1)
まくれる
【マクレル】
◇[英]mackerel
○[魚](英語で)サバ(鯖)。
⇒さば(サバ,鯖)
まくれーん
【マクレーン】
◇McLean
○(1)(McLean County)⇒まくれーんぐん(マクレーン郡)
○(2)アメリカ合衆国東部、バージニア州(Virginia Common-
wealth)北東部のフェアファックス郡(Fairfax County)の町。
まくれーんぐん
【マクレーン郡】
◇[英]McLean County
○アメリカ合衆国中東部、イリノイ州(Illinois State)中北部
の郡。
郡都はブルーミングトン(Bloomington)。
まくろ
【マクロ】
◇macro-
○[接頭辞]「巨大・巨視的」を表す単位の言葉。
⇔まいくろ(マイクロ)(1)
★まぐろ
【マグロ】
【鮪】
○[魚]スズキ目(Perciformes)サバ科(Scombridae)マグロ属
(Thunnus)の海魚の総称。
「シビ(鮪)」とも呼ぶ。
参照⇒づけ(漬け)
〈マグロ属(Thunnus)〉
ビンナガ(Thunnus alalunga)。
キハダ(Thunnus albacares)。
クロマグロ(Thunnus orientalis)。
コシナガ(Thunnus tonggol)。
メバチ(Thunnus obesus)。
◎価格順:クロマグロ(本マグロ)>メバチ>キハダ>ビンナガ。
大衆マグロ:メバチ・キハダの別称。
〈資源管理を担う五つの国際漁業管理機関〉
IATTC:全米熱帯まぐろ類委員会。
ICCAT:大西洋まぐろ類保存国際委員会。
IOTC:インド洋まぐろ類委員会。
CCSBT:みなみまぐろ保存委員会:⇒みなみまぐろほぞ
んいいんかい(みなみまぐろ保存委員会)
WCPFC:中西部太平洋まぐろ類委員会。
◎英語:ツナ(tuna)。
イタリア語:トンノ(tonno)。
まくろばーすと
【マクロバースト】
◇[英]macroburst
○[気]ダウンバースト(downburst)の一種。
参照⇒だうんばーすと(ダウンバースト)
まくろめでぃあしゃ
【マクロメディア社】
◇[英]Macromedia Inc.
○[経][計]アメリカの大手マルチメディア・ソフトウェア会社。
◎2005. 4.18(平成17)アドビシステムズ社(Adobe Systems In-
corporated)、マクロメディア社の買収を発表。
まくろん
【マクロン】
◇[英]macron
○[言](母音の上につける)長音記号。
参照⇒うむらうと(ウムラウト)(2),あくさん(アクサン)(2)
◎ブレーブ(breve):短音記号。
★まーくわん
【マークT】
【MARKT】
◇[英]MARK I
○[歴][軍]世界最初の戦車。
イギリスのスウィントン(Ernest Swinton)陸軍大佐が考案。
第一次世界大戦のソンムの戦いで実戦使用される。
参照⇒そんむのたたかい(ソンムの戦い),たんく(タンク)(2)
まくわんちさぷ
【マクワンチサプ】
○[地]⇒あとさぬぷり(アトサヌプリ)
まくんば
【マクンバ】
◇Macumba
○[宗]ブラジルの黒人宗教。
西アフリカや中央アフリカの部族宗教にカトリシズムが混交
した一種の原始宗教。
参照⇒じゅじゅ(ジュジュ),ぶーどぅーきょう(ブードゥー教),
さんてりあ(サンテリア)
まけ
【族】
○やから。一族。血統。血筋。
「まき」,「まく」とも呼ぶ。
◎「ぞく(族)」とも読む。
★まげ
【髷】
○
◎髷を結う
まけいしゅら
【摩醯首羅】
◇[梵]Mahesvara
○[仏]大自在天の別称。
⇒だいじざいてん(大自在天)
まげしま
【馬毛島】
◇[日]Mage Shima
○[地]鹿児島県、大隅半島(オオスミハントウ)南方の大隅諸島の無人島。
種子島(タネガシマ)の西方約12キロメートルに位置する。
西之表市(ニシノオモテシ)に属する。
まけだ
【マケダ】
◇Makeda
○[人]⇒しばのじょおう(シバの女王)
まーけっと
【マーケット】
◇Marquette
○(1)(Marquette County)⇒まーけっとぐん(マーケット郡)
○(2)アメリカ合衆国中北東部、ミシガン州(Michigan State)
北西部のマーケット郡北部にある郡都。
スペリオル湖(Lake Superior)南東部のアッパー半島(Upper
Peninsula)南岸に位置する。
まーけっとぐん
【マーケット郡】
◇[英]Marquette County
○アメリカ合衆国中北東部、ミシガン州(Michigan State)北西
部の郡。
郡都はマーケット。
〈人口〉
1980(昭和55)7万2,593人。
1990(平成 2)7万0,887人。
2000(平成12)6万4,634人。
2005(平成17)6万4,760人。
★まけどにあ
【マケドニア】
◇Makedonia
○(1)(Republic of Macedonia)⇒まけどにあきょうわこく(マ
ケドニア共和国)
○(2)バルカン半島南東部のギリシア・ブルガリア・マケドニ
アの3国にまたがる地域。旧王国名。
◎アンチゴノス朝:。
カッサンドロス朝:⇒かっさんどろす(カッサンドロス)
★まけどにあきょうわこく
【マケドニア共和国】
◇[英]Republic of Macedonia
○
住民はスラブ系3分の2、アルバニア系3分の1。
〈歴代大統領〉
ボリス・トライコフスキー(Boris Trajkovski)(1956. 6.25
〜2004. 2.26):1999.12.〜2004. 2.26。
◎1992(平成 4)旧ユーゴスラビア連邦制が崩壊し、独立。
まけないで
【負けないで】
○[楽]坂井泉水(イズミ)作詞、織田哲郎作曲の歌謡曲。
歌はZARD(ザード)。
◎1994(平成 6)春の選抜高校野球の入場行進曲。
まげらん
【マゲラン】
◇Magelang
○インドネシアのジャワ島中央部、ジャワテンガ州(Propinsi
Jawa Tengah)の都市。
南緯7.48°、東経110.21°の地。
陸軍士官学校(Magelang Akmil)がある。
「マグラン」とも呼ぶ。
〈人口〉
1990(平成 2)12万3,200人。
2003(平成15)14万2,100人。
まげわっぱ
【曲げわっぱ】
【曲げ輪っぱ】
○秋田県大館市(オオダテシ)の郷土工芸品。
秋田杉で薄板を作り、煮たり蒸したりして軟らかくした板を
曲げ、桜の皮で縫い止めて乾燥させ、杉の生地のままか、最後
に漆を塗ったり桜の皮(樺<カバ>)を張ったりして完成する。
奈良時代ころから始まり、盆・建水(ケンスイ)・茶びつ・蒸籠(セ
イロ)・わっぱ弁当などが作られる。
桜の皮を張ったものは「樺細工(カバザイク)」とも呼ぶ。
◎1980.10.16(昭和55)国の伝統的工芸品に指定。
まげんだびどあどむ
【マゲン・ダビド・アドム】
◇Magen David Adom
○⇒だびでのせきじゅんしゃ(ダビデの赤盾社)
まこ
【マコ】
【真子】
○[魚]⇒まこがれい(マコガレイ,真子鰈)
まこ
【麻姑】
◇[中]Ma Gu
○[中国神話]姑余山(Guyu Shan)(山東省莱州市)で仙道を修め
た仙女。仙人王遠(Wang Yuan)(字は方平(Fangping))の妹。
後漢のとき、蔡経(Cai Jing)の家で、遠に召されると、十八
九歳の麗しい美女が現れ、その爪は長く鳥の爪のようだったと
いう。経はそれを見て、その爪で痒(カユ)い所を掻(カ)いて貰え
ばさぞ気持ちがよいだろう心の中で考えたという。
「まご(麻姑)」とも、道教の女神として「寿仙娘娘(Shouxian
Niangniang)」とも呼ぶ。
まご
【マゴ】
◇[フ]magot
○(フランス語で)お金の束(タバ)。貯(タクワ)え・備蓄。
まご
【麻姑】
◇[中]Ma Gu
○[中国神話]⇒まこ(麻姑)
まご
【馬子】
○⇒うまかた(馬方)(1)
まごー
【マゴー】
◇[英]magot
○(1)[哺]バーバリーマカク(Barbary macaque)の別称。
⇒ばーばりーまかく(バーバリーマカク,バーバリー・マカク)
○(2)(中国・日本製の)陶器または象牙で作られた、うずくまっ
た姿の奇怪な小像。
まごい《まごひ》
【真鯉】
◇[英]black carp
○[魚]普通の黒いコイ(鯉)。
鯉濃漿(コイコクショウ)など食用にする。
緋鯉(ヒゴイ)に対して用いる。
参照⇒ひごい(緋鯉)
◎近藤宮子作詞『コヒノボリ』では「ヤネヨリタカイ/コヒノ
ボリ/オホキイマゴヒハ/オトウサマ、チヒサイヒゴヒハ/コ
ドモタチ」と歌われている。
まこがれい《まこがれひ》
【マコガレイ】
【真子鰈】
◇[学]Limanda yokohamae
○[魚]カレイ目(Pleuronectiformes)カレイ科(Pleuronectidae)
の海産の硬骨魚。
全長20〜30センチメートル。
体形は扁平(ヘンペイ)で楕円形、口が小さい。両眼は体の右側
に位置し、有眼側は暗褐色で黒褐色斑が散在し、無眼側は白色。
北海道南部以南から東シナ海の沿岸に生息する。
旬(シュン)は夏。
「マコ(真子)」,「シロシタガレイ(城下鰈)」,「アマテガレイ(ア
マテ鰈)」,「アマテ」,「アマガレイ」,「ホソクチ(細口)」,「モク」と
も呼ぶ。
参照⇒しろしたがれい(シロシタガレイ,城下鰈)(1)
◎マガレイ(真鰈)に似るが、マガレイより両眼の間隔が広い。
また、マガレイより南方に生息する。
まごさ
【マゴサ】
◇[トルコ語]Magosa
○キプロス島のファマグスタ(Famagusta)のトルコ語名。
⇒ふぁまぐすた(ファマグスタ)
まごっと
【マゴット】
◇[英]maggot
○[虫]双翅類(diptera)(ハエ・アブ・カなど)の幼虫。ウジ(蛆)。
参照⇒まごっとせらぴー(マゴット・セラピー)
まごっとせらぴー
【マゴット・セラピー】
◇[英]maggot therapy
○[医]双翅類(diptera)の幼虫(ウジ<maggot>)に、壊疽(エソ)を
起こした患部のみを食べさせて取り除く治療法。
糖尿病で壊死(エシ)した患部などに用いられる。
「マゴット療法」とも呼ぶ。
◎2009. 3.20(平成21)イギリスのヨーク大学が比較臨床試験の
結果、傷口をきれいにすることはできても、傷を早く治すこと
にはならないと発表。
まごっとりょうほう《まごつとれうはふ》
【マゴット療法】
◇[英]maggot therapy
○[医]⇒まごっとせらぴー(マゴット・セラピー)
★まごのて
【孫の手】
○
参照⇒まこ(麻姑),にょい(如意)(4)
まこまない
【真駒内】
◇[日]Makomanai
○北海道札幌市南区の地名。
陸上自衛隊真駒内駐屯地に第七師団の司令部がある。
◎1965(昭和40)さっぽろ雪まつり、真駒内会場(駐屯地内)を開
設。
2005(平成17)さっぽろ雪まつりの真駒内会場の廃止が決定し、
同年第56回が最終となる。
まごめ
【馬籠】
◇[日]Magome
○岐阜県中津川市(ナカツガワシ)の一地区。
旧中山道の宿場町。
島崎藤村(トウソン)の生地で、藤村記念館がある。
参照⇒よあけまえ(夜明け前)(2)
◎旧住所:長野県西筑摩郡神坂村字馬籠。
1958(昭和33)神坂村の一部が岐阜県中津川市に、馬籠地区が
長野県木曾郡山口村(ヤマグチムラ)に編入。
2005. 2.13(平成17)山口村、県境を超えて中津川市に編入。
★まこも
【マコモ】
【真菰】
【真薦】
◇[学]Zizania latifolia
○[植]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)マコモ属(Zizania)の大
形多年草。
まこもずみ
【真菰墨】
○マコモ(真菰)の黒化した菰角(コモヅノ)を乾燥させて採(ト)った
黒穂病菌(クロボビョウキン)(Ustilago esculenta)の胞子。
絵具・眉墨(マユズミ)・お歯黒などに用いた。
参照⇒こもづの(菰角)
まこもたけ
【マコモタケ】
【真菰筍】
○[食]菰角の別称。
⇒こもづの(菰角)
まこもだけ
【マコモダケ】
【真菰筍】
○[食]菰角の別称。
⇒こもづの(菰角)
まこら
【摩虎羅】
○[仏]薬師十二神将(ジンショウ)の一つ。大威徳明王(ダイイトクミョウオウ)
を本地(ホンジ)とする申(サル)の刻(午後4時ころ)の守護神。
「まごら(摩虎羅)」,「摩休羅(マクラ)」とも呼ぶ。
参照⇒じゅうにじんしょう(十二神将)
まごら
【摩虎羅】
○[仏]⇒まこら(摩虎羅)
まごら
【摩喉羅】
◇[中]mohoulou
○[古][漢]⇒かせい(化生)(3)
まこらが
【摩呼洛伽】
◇[梵]Mahoraga
○[仏]⇒まごらが(摩ゴ羅伽)
★まごらが
【摩ゴ羅伽】
◇[梵]Mahoraga
○[仏]大蛇(ダイジャ)の形をした鬼神。のち仏法の守護神となり。
八部衆(ハチブシュウ)の一神。
「摩呼洛伽(マコラガ)」とも呼ぶ。
参照⇒はちぶしゅう(八部衆)
◎「ゴ」は(「目」偏+「候」:補助4709)。
[1]まこーりー
【マコーリー】
◇Macaulay
○[地](Macauley Island)⇒まこーりーとう(マコーリー島)
[2]まこーりー
【マコーリー】
◇Thomas Babington Macaulay
○[人]⇒まこーれー(マコーレー)
まこーりーとう《まこーりーたう》
【マコーリー島】
◇[英]Macauley Island
○[地]南太平洋のケルマデック諸島(Kermadec Islands)の火山
島。
南緯30.23°、西経178.43°の地。
ニージーランド領。無人島。
〈面積〉
3.7平方キロメートル。
まこーれー
【マコーレー】
◇Thomas Babington Macaulay
○[人]イギリスの政治家・歴史家(1800.10.25〜1859.12.28)。
ケンブリッジ大学に学ぶ。
ホイッグ党(Whigs)(現:自由党)で活躍し、雄弁家として知ら
れる。
1848〜1855『イギリス史(英国史)(History of England)』は
名文で史学史の古典と言われる。
「マコーリー」とも呼ぶ。
まころん
【マコロン】
◇[フ]macaron、[英]macaroon
○[食]泡立てた卵白に砂糖やアーモンドの粉・小麦粉などを加
え、ややつぶれた小球形に焼いたクッキー。
アーモンドの粉の代りにピーナッツの粉を使用したものもあ
る。
「マカロン」とも呼ぶ。
◎焼かない生のものは「マジパン(marzipan)」。
まこん
【マコン】
◇Macon
○フランス中北東部、ブルゴーニュ地域圏(Region Bourgogne)
南部のソーヌエロアール県(Departement Saone-et-Loire)南東
部にある県都。
◎英語読みは「メーコン」。
まこんぶ
【マコンブ】
【真昆布】
◇[学]Laminaria japonica/Saccharina japonica
○[植]褐藻綱(Phaeophyceae)コンブ目(Laminariales)コンブ科
(Laminariaceae)コンブ属(Laminaria)の海藻
葉は暗褐色の帯状でその両縁は波状、長さ2〜6メートル・
幅10〜30センチメートル。
茎は短い円柱状で、根は樹枝状に分岐して岩礁に着生する。
サハリン島(樺太)南部・北海道から宮城県の沿岸漸深帯に生
育。
食用・調味料・菓子素材など。
単に「コンブ(昆布)」とも呼ぶ。
古称は「エビスメ(夷布)」,「ヒロメ(広布)」。
◎収穫直後は薬品臭が非常に強く、食品にしたのは世界で日本
のみ。
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