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                    PDD図書館管理番号       0001.0085.1500.14

                 百   科   辞   書    《まか》     編集:獨  澄旻

-------- まか --------------------------------------------------
まが
	【禍】
	【曲】
	○(1)[古](倫理的に)悪いこと・よくないこと・曲がったこと。
	○(2)[古](吉凶の面から)縁起が悪いこと・よくないこと。わ
	ざわい(禍)。
	◎まがまがしい,おおまがとき(大禍時)
まーが
	【マーガ】
	◇Magha
	○[暦]ヒンズー暦の第11月。
	 参照⇒ひんずーれき(ヒンズー暦)
★まがいぶつ
	【磨崖仏】
	【摩崖仏】
	○[仏]
	 栃木県宇都宮市大谷町(オオヤマチ)・大分県臼杵市(ウスキシ)深田(フカ
	タ)など。
	◎1995. 6.(平成 7)臼杵市の約60体の石仏群、国宝に指定。
まかお
	【マカオ】
	【澳門】
	◇Macao、[中]Aomen
	○中国南東部、広東省(Guangdong Sheng)(カントンショウ)の広東湾南
	岸、珠江(Zhu Jiang)(シュコウ)河口部にある特別行政区の港湾都
	市。マカオ半島とタイパ島(Ilha da Taipa)・コロワン島(Ilha 
	da Coloane)から成る。
	 半島の丘陵は風景佳良・気候温和。
	 香港の対岸にあり、もとポルトガルの植民地。
	〈面積〉
	 約20平方キロメートル。
	 2008(平成20)29.2平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1977(昭和52)28万人。
	 1984(昭和59)34万人。
	 1990(平成 2)44万人。
	◎語源:参照⇒まそ(媽祖,馬祖)
	◎明代から港として知られ、古くは壕鏡・阿媽港(アマコウ)とも呼
	ばれた。中世末以降、日本では天川(アマカワ)・阿媽港と呼ぶ。
	 1557(弘治 3)ポルトガル人が居住権を得て、16〜17世紀には
	ゴア・マラッカと並んでポルトガルの東洋貿易とカトリック布
	教の根拠地として栄える。
	 1887(明治20)リスボン条約により正式にポルトガル領となる。
	 住民の大多数は中国人で、政庁公認の賭博場があり、観光事
	業が盛んであった。
	 1999.12.20(平成11)中国へ返還され、香港に続き中国2番目
	の特別行政区となり一国二制度が採用される。
まかかしょう《まかかせふ》
	【摩訶迦葉】
	○[人]⇒かしょう(迦葉)
★まかかせんねん
	【摩訶迦旃延】
	○[人]釈迦十大弟子の一人。
	 釈迦の説法をかみくだいて解説するのが教団の中で一番うま
	かった。
★まがき
	【マガキ】
	【真牡蠣】
	◇[学]Crassostrea gigas
	○[貝]カキ目(イタボガキ目)(Ostreoida)カキ亜目(Ostreina)
	イタボガキ科(Ostreidae)マガキ属(Crassostrea)の二枚貝。
	 単に「カキ(牡蠣)」とも呼ぶ。
	 参照⇒かき(カキ,牡蠣,牡蛎)(1)
	〈マガキ属〉
	 マガキ(Crassostrea gigas)。
	 イワガキ(Crossostrea nippona)。
	 スミノエガキ(Crassostrea ariakesis)。
	 ヒラガキ(Crassostrea gigas)。
まがき
	【籬】
	○(1)竹・柴などを粗(アラ)く編んで作った垣(カキ)。
	 「ませ(籬)」,「籬垣(ませがき)」,「籬落(リラク)」,「籬垣(リエン)」,
	「籬笆(リハ)」,「籬墻(リショウ)」,「籬藩(リハン)」とも呼ぶ。
	○(2)遊郭で、見世(ミセ)と入口の落間(オチマ)との間にある格子戸。
	 見世の格式により、大見世は大籬(オオガキ)、中見世は惣半籬
	(ソウハンマガキ)、小見世は半籬、局見世(ツボネミセ)は聖窓(ヒジリマド)
	と決められていた。
	 参考⇒ひじりまど(聖窓)
	○(3)籬節(マガキブシ)の略。
★まかくちら
	【摩訶拘チ羅】
	◇[梵]Mahakotthita
	○[仏][人]釈迦(シャカ)の弟子。問答(モンドウ)第一と呼ばれ、問答
	が巧(タク)みで、舎利弗(シャリホツ)(シャーリプトラ<Sariputra>)と
	大議論して互いに賞賛しあったといわれる。
	◎「チ」は(「糸」偏+「希」:補助5179)。
まかげ
	【目蔭】
	【目陰】
	○(1)遠くを見る時、手を額にかざして光線をさえぎること。
	◎目蔭をさす
	○(2)[古](後ろめたいなどの)暗い目つき。
	○(3)[古]目のとどかないところ。
	○(4)疑うような目つき。また、疑惑の目で見ること。
	◎鼬(イタチ)の目陰
まーかさいと
	【マーカサイト】
	◇[英]marcasite
	○[鉱]⇒はくてっこう(白鉄鉱)
★まかしかん《まかしくわん》
	【摩訶止観】
	○[仏]天台三大部の一つ。
	 中国隋代の智(「豈」偏+「頁」)(チギ)が講述し、灌頂(カンチョウ)が
	筆録。
	 「止観」,「天台止観」,「天台摩訶止観」とも呼ぶ。
★まかじき《まかぢき》
	【マカジキ】
	【真旗魚】
	○[魚]スズキ目(Perciformes)マカジキ科(Istiophoridae)の海
	魚。
	 「カジキマグロ(梶木鮪)」とも呼ぶ。
	〈地方名〉
	 ナイラギ・ノウラギ:和歌山県。
	 ナイラゲ:高知県。
	◎英語:スペアフィッシュ(spearfish),スピアフィッシュ/
	(大形)マーリン(marlin)。
まがじゃねす
	【マガジャネス】
	◇Magallanes
	○[人]⇒まぜらん(マゼラン)
まがじゃねすいでらあんたるてぃかちれーなしゅう
	《まがじやねすいでらあんたるちかちれーなしう》
	【マガジャネス・イ・デラ・アンタルティカ・チレーナ州】
	◇[西]Region de Magallanes y de la Antartica Chilena、
	[英]Magellanes and Antartica Chilena Region
	○⇒まがりゃねすいでらあんたるてぃかちれーなしゅう(マガ
	リャネス・イ・デラ・アンタルティカ・チレーナ州)
まがじゃねすかいきょう《まがじやねすかいけふ》
	【マガジャネス海峡】
	◇[西]Estrecho de Magallanes
	○[地]⇒まぜらんかいきょう(マゼラン海峡)
まがしら
	【目頭】
	○⇒めがしら(目頭)
★まがじん
	【マガジン】
	◇[英]magazine
	○(1)雑誌。
	 ⇒ざっし(雑誌)
	○()
	○()連発銃の弾倉。
	 ⇒だんそう(弾倉)
まがじんはうす
	【マガジンハウス】
	○[経]若者向けの大手雑誌社。
	◎1945(昭和20)凡人社として設立、月刊誌「平凡」を創刊。
	 1954(昭和29)株式会社に改組し、平凡出版と改称。
	 1959(昭和34)「週刊平凡」、創刊。
	 1964. 4.28(昭和39)「平凡パンチ」、創刊。
	 1970(昭和45)「アンアン」、創刊。
	 1976(昭和51)「ポパイ」、創刊。
	 1977(昭和52)「クロワッサン」、創刊。
	 1980(昭和55)「ブルータス」、創刊。
	 1982(昭和57)「オリーブ」、創刊。
	 1983(昭和58)社名をマガジンハウスと改称。
	 1987(昭和62)「週刊平凡」・「平凡」・「平凡パンチ」を休刊。
まがす
	【マガス】
	◇Magas
	○ロシア連邦南西部の北カフカス地方、イングーシ共和国(Re-
	spublika Ingushetiya)南西部の新首都。
	 旧首都ナズラン(Nazran)の南東。
	◎2000(平成12)首都をナズランからマガスに遷都。
まがだ
	【マガダ】
	○[歴]⇒まがだこく(マガダ国)
★まがだこく
	【マガダ国】
	【摩掲陀国】
	【摩伽陀国】
	◇[英]Kingdom of Magadha
	○[歴]古代、中インド、ガンジス川中流域に栄えた国。およそ
	現在のビハール州南部に当る。
	 アーリア人の侵入後、前7〜6世紀頃から栄え、ビンビサー
	ラ(Bimbisara)(頻婆娑羅<ビンバシャラ>)王およびその子アジャー
	タシャトル(Ajatashatru)(阿闍世<アジャセ>)王がこの地を占め、
	仏教・ジャイナ教の中心をなした。
	 後にマウリヤ王朝が創立され、アショカ(Asoka)王(阿育王)
	の時に南部を除いてほぼ全インドを統一した。王の死後、急速
	に衰微・分裂した。
	◎釈迦(シャカ)在世時代の十六大国の一つ。
	 参照⇒じゅうろくだいこく(十六大国)
まがたま
	【曲玉】
	【勾玉】
	○[古][服]古代の装身具の一つ。巴(トモエ)型で孔(アナ)をうがち
	紐(ヒモ)をとおし首の飾りとした。
	 参照⇒くしろ(釧),こだま(小玉)(2)
まかだみあなっつ
	【マカダミア・ナッツ】
	◇[英]macadamia nuts
	○[植]ヤマモガシ目(Proteales)ヤマモガシ科(Proteaceae)マ
	カダミア属(Macadamia)の常緑高木マカダミア(Macadamia in-
	tegrifolia)の実。オーストラリア原産。
	 「マカデミア・ナッツ」とも呼ぶ。
	◎一説に1820年代に植物学者ジョン・マカダム(John MacAdam)
	がオーストラリアのクイーンズランド州東海岸のモレントン湾
	(Moreton Bay)付近で発見、自分の名からマカダミア・ナッツ
	と命名したという。
まかだむ
	【マカダム】
	◇macadam
	○(1)[建](舗装用の)砕石(サイセキ)。割り石。
	○(2)[建](macadam road)⇒まかだむどうろ(マカダム道路)
まかだむどうろ《まかだむだうろ》
	【マカダム道路】
	◇[英]macadam road
	○[建]砕石(サイセキ)を敷き詰めた舗装道路。砕石はタールやアス
	ファルトで固めたりもする。
	 「マカダム舗装道路」とも呼ぶ。
	 参照⇒たーるまかだむ(タールマカダム)
	◎スコットランドの土木技師マカダム(John Loudon McAdam)
	(1756〜1836)が発明。
まかだむほそうどうろ《まかだむほさうだうろ》
	【マカダム舗装道路】
	◇[英]macadam-paved road
	○[建]⇒まかだむどうろ(マカダム道路)
まがだん
	【マガダン】
	◇Magadan
	○(1)(Magadanskaya Oblast)⇒まがだんしゅう(マガダン州)
	○(2)ロシア共和国北東部、マガダン州南部にある州都。タウ
	イ湾(Tauyskaya Guba)の支湾ナガエボ湾(Bukhta Nagayeva)の
	湾奥にある港湾都市。
	 北緯59.57°、東経150.80°の地。
	〈人口〉
	 1979(昭和54)12万1,200人。
	 1989(平成元)15万1,600人。
	 2002(平成14) 9万9,399人。
	◎ロシア文字では"Магадан"。
まがだんしゅう《まがだんしう》
	【マガダン州】
	◇[露]Magadanskaya Oblast、[英]Magadan Region
	○ロシア共和国北東部の州。北西部をサハ共和国(Respublika 
	Sakha)に接し、南部をオホーツク海(Okhotskoe more)に面する。
	 州都はマガダン。
	〈面積〉
	 46万1,400平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1989(平成元)38万6,000人。
	 2002(平成14)18万2,726人。
	◎ロシア文字では"Магаданская Област"。
まかっさる
	【マカッサル】
	◇[インドネシア語]Makassar、[英]Macassar
	○(1)インドネシアのスラウェシ島(Pulau Sulawesi)(セレベス
	島)の南部に居住する民族。
	○(2)[地](Macassar Peninsula)⇒まかっさるはんとう(マカッ
	サル半島)
	○(3)[地](Selat Makassar)⇒まかっさるかいきょう(マカッサ
	ル海峡)
	○(4)[古]ウジュンパンダンの旧称。
	 ⇒うじゅんばんだん(ウジュンパンダン)
まかっさるかいきょう《まかつさるかいけふ》
	【マカッサル海峡】
	◇[インドネシア語]Selat Makassar、[英]Macassar Strait
	○[地]インドネシア中央部、スラウェシ島(Pulau Sulawesi)
	(セレベス島)とカリマンタン島(ボルネオ島)の間の海峡。
	 北のセレベス海(Celebes Sea)と南のジャワ海(Java Sea)を
	結ぶ。
まかっさるはんとう《まかつさるはんたう》
	【マカッサル半島】
	◇[英]Macassar Peninsula
	○[地]インドネシア中央部、スラウェシ島(Pulau Sulawesi)
	南西部の半島。
	 スラウェシスラタン州(Propinsi Sulawesi Salatan)に属す
	る。
まがつひ
	【禍津日】
	【禍霊】
	◇[日]Magatsuhi
	○[日本神話]⇒まがつひのかみ(禍津日神,禍日神)
まがつひのかみ
	【禍津日神】
	【禍日神】
	◇[日]Magatsuhi no Kami
	○[日本神話]邪悪・災害・凶事をつかさどる神。
	 イザナギノミコト(伊弉諾尊)が黄泉(ヨミ)の国から帰って筑紫
	で禊(ミソギ)をした時、その汚れから化生(ケショウ)した八十枉津日
	(ヤソマガツヒ)と大枉津日(オオマガツヒ)の二神。
	 単に「まがつひ(禍津日,禍霊)」とも呼ぶ。
	◎「まが」は「わざわい」、「つ」は「の」を意味する格助詞、「ひ」は
	「霊・霊力」の意味。
まかてぃし
	【マカティ市】
	◇[英]Makati City
	○フィリピンのルソン島(Luzon Island)、マニラ(Manila)首都
	圏中央部にある都市・商業地域。南部をタギッグ町(Taguig 
	Municipality)、北西部をマニラ市に接する。
	 巨大ショッピングモール・高級レストランや、リトル東京と
	呼ばれる和風居酒屋などが立ち並ぶ飲食店街がある。
まかでみあなっつ
	【マカデミア・ナッツ】
	◇[英]macadamia nuts
	○[植]⇒まかだみあなっつ(マカダミア・ナッツ)
まがな
	【真仮名】
	【真仮字】
	○[言]⇒まんようがな(万葉がな,万葉仮名)
まがのい
	【マガノイ】
	◇Maganoy
	○[古]⇒しゃりふあぐあく(シャリフアグアク)
まかぱ
	【マカパ】
	◇Macapa
	○ブラジル北部、アマパ州(Estado de Amapa)南東端にある州
	都。
まかはじゃはだい
	【摩訶波闍波提】
	◇[梵]Mahaprajapati(マハー・パジャーパテー)
	○[仏][人]釈迦(シャカ)の生母摩耶夫人(マヤブニン)の妹。仏弟子の
	孫陀羅難陀(ソンダラナンダ)の母。
	 出家前は釈迦族ゴータマ姓の女(Gautami;ゴータミー)の意味
	するキョウ曇弥(キョウドンミ)と呼ばれていた。
	 摩耶夫人が悉達多太子(シッタルタタイシ)(釈迦)を生んで7日目に死
	去したので、浄飯王(ジョウボンノウ)の後添いとなり太子を育て、
	釈迦が出家するとき気も狂わんばかりに嘆(ナゲ)き悲しんだと
	いう。
	 浄飯王が亡くなってから釈迦に弟子入りを再三願い出たが拒
	絶され、阿難(アナン)(アーナンダ)のとりなしでようやく許可さ
	れ、女性最初の仏弟子となった。
	 「キョウ曇弥」,「キュウ答弥(キョウトウミ)」とも呼ぶ。
	◎「大愛道(ダイアイドウ)」とも訳す。
	 「キョウ」は「(「立心」偏+「喬」:補助3064)」と書く。
まかはじゃはだいびくに
	【摩訶波闍波提比丘尼】
	○[仏][人]⇒まかはじゃはだい(摩訶波闍波提)
まかべ
	【真壁】
	◇[日]Makabe
	○(1)[古]⇒まかべぐん(真壁郡)
	○(2)[古]⇒まかべまち(真壁町)
	◎建築用語としては「しんかべ(真壁)」とも読む。
	 参照⇒しんかべ(真壁)
まかべぐん
	【真壁郡】
	◇[日]Makabe Gun
	○[古]茨城県中西部の郡。
	◎2005. 3.28(平成17)真壁郡の明野町(アケノマチ)・協和町(キョウワマチ)
	・関城町(セキジョウマチ)と下館市(シモダテシ)の1市3町が合併して筑
	西市(チクセイシ)を発足。
	 2005.10. 1(平成17)真壁町(マカベマチ)と大和村(ヤマトムラ)が合併
	して桜川市(サクラガワシ)を発足し、郡は消滅。
まかべまち
	【真壁町】
	◇[日]Makabe Machi
	○[古]茨城県中西部、真壁郡(マカベグン)の町。
	◎2005.10. 1(平成17)大和村(ヤマトムラ)と合併して桜川市(サクラガワ
	シ)を発足。
まかまんじゅしゃげ
	【摩訶曼珠沙華】
	◇[梵]maha manjusaka
	○[仏]天上に咲くという架空の華(ハナ)の名。四華(シケ)の一つ。
	 大きな赤色の花。
	 参照⇒しけ(四華,四花)
	◎「大きな天上に咲く華(ハナ)」の意味。
まかまんだらげ
	【曼陀羅華】
	◇[梵]maha mandarava
	○[仏]天上に咲くという架空の華(ハナ)の名。四華(シケ)の一つ。
	 大きな白色の花。
	 参照⇒しけ(四華,四花)
まかーむ
	【マカーム】
	◇[アラビア語]maqam(場所)
	○[楽]アラブ・トルコ・ペルシア音楽の伝統的な音階・旋法。
	 12種の基本マカームと、多くの副次マカームがある。
	◎イラク・アゼルバイジャン・中国(新疆ウイグル自治区)でそ
	れぞれ無形文化遺産に登録。
まかもっけんれん《まかもくけんれん》
	【摩訶目ケン連】
	◇「ケン」は(「牛」偏+「建」:補助4272)。
	○[人]釈迦十大弟子の一人。
	 ⇒もくれん(目連)
まがやねす
	【マガヤネス】
	◇Magallanes
	○[人]⇒まぜらん(マゼラン)
まがやねすいでらあんたるてぃかちれーなしゅう
	《まがやねすいでらあんたるちかちれーなしう》
	【マガヤネス・イ・デラ・アンタルティカ・チレーナ州】
	◇[西]Region de Magallanes y de la Antartica Chilena、
	[英]Magellanes and Antartica Chilena Region
	○⇒まがりゃねすいでらあんたるてぃかちれーなしゅう(マガ
	リャネス・イ・デラ・アンタルティカ・チレーナ州)
まがやねすかいきょう《まがやねすかいけふ》
	【マガヤネス海峡】
	◇[西]Estrecho de Magallanes
	○[地]⇒まぜらんかいきょう(マゼラン海峡)
まからじん
	【摩伽羅神】
	○⇒だいこくてん(大黒天)
まかりー
	【マカリー】
	◇Johnston McCulley(ジョンストン・マカリー)
	○[人]⇒まかれー(マカレー)
★まかりおすさんせい
	【マカリオス三世】
	【マカリオス3世】
	◇Makarios III
	○[人]キプロスの聖職者・政治家(1913〜1977)。大統領在職:
	1960〜1974。
	 1960(昭和35)独立とともに初代大統領に選ばれる。
まがりがね
	【曲金】
	【曲尺】
	○⇒かねじゃく(曲尺,矩尺)(1)
まがりじゃく
	【曲尺】
	○⇒かねじゃく(曲尺,矩尺)(1)
まがりねぎ
	【曲がりネギ】
	【曲りネギ】
	【曲がり葱】
	【曲り葱】
	○[農][食]宮城県仙台市宮城野区(ミヤギノク)岩切(イワキリ)の余目(ア
	マルメ)地区で産する長ネギ。
	 白い茎の部分がほぼ直角に曲がっていて、軟らかで甘味に富
	む。
	◎この地区は土壌の地下水が高く、深く栽培すると根腐れする
	ので、ある程度成長すると一度土から抜き、横に倒して土をか
	ぶせるため、曲がって成長する。
	 深く土に埋まっていないので、収穫も簡単になる。
まがりや
	【曲屋】
	【曲り屋】
	【曲がり屋】
	○(1)[建]平面の形がL字形に曲がっている民家。
	 特に岩手県南部地方を中心とした東北地方に多く見られる、
	母屋(オモヤ)から廏(ウマヤ)を突出させて入口とする形式。
	 馬の出し入れが楽で、冬期でも外に出ずに馬の世話ができ、
	馬も寒い思いをせず、また馬の状態が分かりやすい長所がある。
	 「鍵屋(カギ)」とも呼ぶ。
	 ⇔すごや(直屋)
	○(2)[俗]質屋の別称。
	 ⇒しちや(質屋)
	◎「しちや(七屋)」の「七」を「十の下が曲がっている」と見立てた
	言葉。
まがりゃねす
	【マガリャネス】
	◇Magallanes
	○[人]⇒まぜらん(マゼラン)
まがりゃねすいでらあんたるてぃかちれーなしゅう
	《まがりやねすいでらあんたるちかちれーなしう》
	【マガリャネス・イ・デラ・アンタルティカ・チレーナ州】
	◇[西]Region de Magallanes y de la Antartica Chilena、
	[英]Magellanes and Antartica Chilena Region
	○チリ最南端の州。
	 州都はプンタアレナス(Punta Arenas)。
	 「マガヤネス・イ・デラ・アンタルティカ・チレーナ州」,「マ
	ガジャネス・イ・デラ・アンタルティカ・チレーナ州」とも呼
	ぶ。
	〈面積〉
	 11万2,310平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2002(平成14)15万0,826人(4月24日現在)。
まがりゃねすかいきょう《まがりやねすかいけふ》
	【マガリャネス海峡】
	◇[西]Estrecho de Magallanes
	○[地]⇒まぜらんかいきょう(マゼラン海峡)
まがりゃんいす
	【マガリャンイス】
	◇[葡]Fernao de Magalhaes
	○[人]ポルトガルの探検家マゼランのポルトガル名。
	 ⇒まぜらん(マゼラン)
まーがりん
	【マーガリン】
	◇[英]margarine、[フ]margarine(マルガリーヌ)
	○[食]バターの代用品として作られた食品。
	 原料は牛脂・豚脂・鯨油(ゲイユ)・魚油・植物油などの油脂で、
	これに乳化剤・食塩・着色料・香料を加え、練り合わせてバタ
	ー状にする。脱脂粉乳などの乳成分やビタミン類などを添加す
	ることもある。
	 近年は健康面から、大豆油・コーン油・綿実油などの植物油
	が主として用いられている。また、味もバターとは異なったマ
	ーガリン独自のものとなっている。
	 参照⇒とらんすがたしぼうさん(トランス型脂肪酸)
	◎1869(明治 2)フランスでバターの代用品として製造。「人造
	バター」と呼ばれた。
	 昭和中期、まだ冷蔵庫が普及していないころは、季節(気温)
	に合せて夏用・冬用それぞれのマーガリンが販売されていた。
	◎ギリシア語の「真珠(margaron)」から。
まかるー
	【マカルー】
	◇Makalu
	○[地]ヒマラヤ山脈中部の高峰。標高8,463メートル。
	 ネパールとチベットにまたがり、北西方にローチェ・エベレ
	ストが連なる。
	 北側にマカルー2(7,660メートル)・チョモレンゾー(7,790
	メートル)がある。
	◎1955. 5.(昭和30)フランスの登山隊(隊長ジャン・フランコ)
	が初登頂。
	 1970. 5.(昭和45)日本山岳会東海支部隊(隊長原真)が第2登
	に成功。
	◎標高は8,470メートルとも言われている。
まがーる
	【マガール】
	◇Magar
	○ネパール中西部に住む部族。チベット・ビルマ語族。
	 現在はグルカ族の一支族とされる。
	 参考⇒ぐるかへい(グルカ兵)
まかれー
	【マカレー】
	◇Johnston McCulley(ジョンストン・マカレー)
	○[人]アメリカの作家(1883. 2. 2〜1958.11.23)。
	 作品はTVドラマ『快傑ゾロ(The Mark of Zorro)』の原作
	『カピストラノの厄病神(The Curse of Capistrano)』など。
	 「マカリー」とも呼ぶ。
	 参照⇒かいけつぞろ(快傑ゾロ)
まがれいと
	【マガレイト】
	◇[英]marguerite
	○[古]明治期の若い女性の洋風髪形の一つ。
	 頭髪を三つ編みにし、後頭部で束ねて大きく輪にし、リボン
	で止めたもの。
	 リボンの結び方、毛先を垂らす、花を挿すなどのバリーショ
	ンも多い。
	 「マーガレット」とも呼ぶ。
	◎1885(明治18)ころから流行し、明治後期ころには女学生の髪
	型として定着した。
	 参照⇒えびちゃしきぶ(葡萄茶式部,海老茶式部)
まかれすたー
	【マカレスター】
	◇McAlester
	○アメリカ合衆国南部、オクラホマ州(Oklahoma State)南東部
	のピッツバーグ郡(Pittsburg County)中央部にある郡都。
	 マカレスター軍弾薬工場(McAlester Army Ammunition Plant)
	がある。
	 「マックアレスター」とも呼ぶ。
まーがれってん
	【マーガレッテン】
	◇[独]Margarethen、
	○オランダの町マルグラーテン(Margraten)のドイツ語名。
	 ⇒まるぐらーてん(マルグラーテン)
[1]まーがれっと
	【マーガレット】
	◇[英]marguerite
	○(1)[植]([学]Argyranthemum frutescens)キク目(Asterales)
	キク科(Asteraceae)アルギランセマム属(Argyranthemum)の常
	緑多年草。カナリア諸島原産。
	 草丈50〜100センチメートル。茎は低木状で木質化。
	 葉は羽状に深裂しシュンギク(春菊)に似る。
	 3〜7月、径約4センチメートルの白色の舌状花を頭状に開
	く。
	 花はしおれるが、落ちたり散ったりしない。
	 フランスで品種改良され、黄・桃色のものや八重のもある。
	 和名は「モクシュンギク(木春菊)」,「キダチカミツレ(木立ち
	加密爾列)」。
	◎夏の季語。
	◎語源は「真珠([羅]margarita,[希]margarites)」から。
	 イタリア語:マルゲリータ(margherita)。
	○(2)[古]⇒まがれいと(マガレイト)
[2]まーがれっと
	【マーガレット】
	◇[英]Marguerite
	○[人]英語圏の女性の名前。
	 愛称は「マギー(Maggie)」,「ペギー(Peggy)」など。
	 参照⇒まーがれっとおうじょ(マーガレット王女)
	◎イタリア人の「マルゲリータ(Margherita)」に相当。
★[3]まーがれっと
	【マーガレット】
	○[通]集英社が刊行する少女向け週刊誌。
	◎1963(昭和38)創刊。
まーがれっとおうじょ《まーがれつとぢよわう》
	【マーガレット王女】
	◇[英]Princess Margaret Rose
	○[人]イギリスの皇族(1930. 8.21〜2002. 2. 9)。ジョージ六
	世(King George VI)とエリザベス(皇太后)(Queen Elizabeth 
	the Queen Mother)の娘(次女)、エリザベス女王(Queen Eliza-
	beth)の妹。リンリー卿(Lord Linley)、セアラ・チャトー嬢
	(Lady Sarah Chatto)の母。スコットランド生れ。
	 1960. 5. 6(昭和35)写真家アントニー・アームストロングジョ
	ーンズ(Antony Armstrong-Jones)(スノードン伯<Lord Snowdon>)
	と結婚。1978. 5.(昭和53)離婚。
	◎結婚前、離婚歴のあるイギリス空軍パイロットのピーター・
	タウンゼント大佐(Group Captain Peter Townsend)との恋愛話
	があった。
★まかろに
	【マカロニ】
	◇[フ]macaroni、[英]macaroni、[伊]maccheroni(マッケロニ)
	○[料]ショート・パスタ。
	◎オレキエッテ(orecchiette):耳たぶの形。
	 コンキリエ(conchiglie):貝殻の形。
	 ファルファレ(farfalle):蝶々の形。
	 ペンネ(penne):ペン先の形。
まかろにうえすたん
	【マカロニ・ウエスタン】
	◇[和製造語]macaroni western
	○[映]イタリア製の西部劇映画。
	 参照⇒こうやのようじんぼう(荒野の用心棒)
	◎英語では「スパゲティ・ウエスタン(spaghetti western)」と
	呼ぶ。
★まかろふ
	【マカロフ】
	◇Makarov
	○(1)ロシア連邦のサハリン島(樺太<カラフト>)、サハリン州(Sa-
	khalinskaya oblast)中南部にある都市。
	◎日本統治時代の名称は「知取(シルトル)」。
	○(2)[人]⇒まかろふちゅうじょう(マカロフ中将)
	○(3)ロシア(旧ソ連)の軍用自動拳銃。
	 トカレフ(Tokarev)の後継形式。
まかろふかいぼん
	【マカロフ海盆】
	◇[英]Makarov Basin
	○[地]北極海(Arctic Ocean)のアメラシア海盆(Amerasian 
	Basin)の内、北極点側にある海盆。
	 アルファ海嶺(Alpha Cordillera)を介して北米大陸側にはカ
	ナダ海盆(Canadian Basin)、北極点の反対側にはユーラシア海
	盆(Eurasian Basin)がある。
	 参照⇒あめらしあかいぼん(アメラシア海盆)
まかろふちゅうじょう《まかろふちゆうじやう》
	【マカロフ中将】
	◇Stepan Osipovich Makarov(ステパン・マカロフ)
	○[人]ロシアの提督・太平洋艦隊司令官・海洋学者(1849. 1.
	 8〜1904. 4.13)。ニコラエフ(Nikolaev)生れ。
	 露土戦争に大尉として従軍。
	 1886(明治19)から三年間世界を一周し、海洋研究の名著『ヴィ
	チャズ号と太平洋』を発表。
	 日露開戦の際、解任されたスタルク(O.V.Stark)の後任とし
	て太平洋艦隊司令長官に任命。日本の連合艦隊によって旅順口
	(リョジュンコウ)封鎖のため敷設した機雷に触れて爆沈する旗艦ペト
	ロパブロフスク(Petropavlovsk)と運命をともにした。
	◎ロシア暦の誕生日は1948年12月27日。
まかろん
	【マカロン】
	◇[フ]macaron、[英]macaroon
	○[食]⇒まころん(マコロン)
まーかんたいる
	【マーカンタイル】
	◇[英]mercantile
	○(1)[形]商業の、商人の、商売の。
	◎シカゴ・マーカンタイル取引所(Chicago Mercantile Ex-
	change)。
	 ニューヨーク・マーカンタイル取引所(New York Mercantile 
	Exchange)。
	○(2)[形]重商主義の。
	◎重商主義(mercantile system/mercantilism)。
	○(3)[形]貿易に従事する、貿易の。
まーかんど
	【マーカンド】
	◇John Phillips Marquand(ジョン・マーカンド)
	○[人]アメリカの推理小説家(1893〜1960)。
	 1937(昭和12)『故ジョージ・アプリー(The Late George 
	Apley)』で、1938(昭和13)ピューリツァー賞を受賞。
	 作品は『天皇の密偵(Mr.Moto)』・『命みじかし(So Little 
	Time)』・『ウイリス・ウェイド物語(Sincerely,Willis Wade)』
	など。
まかんむり
	【麻冠】
	○[言][国]⇒まだれ(麻垂,广)
まき
	【まき】
	○古代の氏族をはじめ、近世の本家・分家の関係など、同一の
	血族団体。株。地類(ジルイ)。
	 「まけ(族)」,「まく」とも呼ぶ。
[1]まき
	【マキ】
	◇[フ]maquis
	○(1)地中海沿岸の低木地帯・叢林(ソウリン)。
	 特にコルシカ島にある低木の密林。しばしば犯罪者が逃げ込
	んで隠れ場所になった。
	○(2)[歴]第二次世界大戦中、ドイツ占領下にあったフランス
	の地下組織。また、その一員。
	 武装活動による抵抗運動で、ドイツ軍を悩ませた。
	 参照⇒れじすたんす(レジスタンス)(3)
	◎イタリア語の「マッキア(macchia)(茂み)」から。
★[2]まき
	【マキ】
	◇[英]maqui
	○(1)[植]([学]Aristotelia chilensis)カタバミ目(Oxalida-
	les)ホルトノキ科(Elaeaocarpaceae)アリストテリア属(Aristo-
	telia)の常緑低木。
	 チリ南部のパタゴニア原産。
	○(2)[植][食](1)の果実。
	 径5ミリメートルくらいの球形。黒に近い深紫色で光沢があ
	る。
	 アントシアニンが豊富な食品。
	 「マキベリー(maquiberry)」とも呼ぶ。
まき
	【牧】
	◇[日]maki/Maki
	○(1)まきば(牧場)・ぼくじょう(牧場)。
	 家畜を放ち飼いにする土地。
	◎語源は「馬城(マキ)」。
	○(2)⇒まきく(牧区)
	○(3)[古]⇒まきむら(牧村)
★まき
	【巻】
	◇[日]maki/Maki
	○(1)巻くこと。また、巻いたもの。
	○(2)書画の巻物。
	○(3)書物が分冊になっているときの、それぞれの一冊。
	○()
	○()⇒まきまち(巻町)
まき
	【真木】
	【槙】
	○(1)[古][植]ヒノキ(檜)・スギ(杉)・マツ(松)などの常緑樹。
	○(2)[古][植](特に)スギの呼称。
	○(3)[植]イヌマキ(犬槙)・ラカンマキ(羅漢槙)・コウヤマキ
	(高野槙)などの一般総称。
	 参照⇒いぬまき(イヌマキ,犬槙),らかんまき(ラカンマキ,羅
	漢槙),こうやまき(コウヤマキ,高野槙)
	◎千葉県の県木。
	○(4)[建](建築木材として優れた)ヒノキやスギの美称。
	◎「純粋な木」,「良い木」の意味。
★まき
	【薪】
	○燃料にする木。
	◎薪を焼(ク)べる
まーきー
	【マーキー】
	◇[英]marquee
	○(1)(サーカス・園遊会などの)大テント・大天幕。
	○(2)(劇場・ホテルなどの)玄関前に突出たひさし(庇)。
	 しばしば看板などが付いていたり、劇場では芝居や映画の題
	目を掲げていたりする。
まぎ
	【マギ】
	◇[英](複数形)magi/(単数形)magus
	○(1)占星術師・魔法使い(magus)の複数形。
	◎「マジシャン(magician)」と同根。
	○(2)[歴]古代ペルシアのマギ族。
	○(3)[歴]古代ペルシアの拝火教(Magianism)の僧。
	 参照⇒ぞろあすたーきょう(ゾロアスター教)
	○(4)[聖](『新約聖書』「マタイ福音書(the Book of Matthew)」
	に登場する)キリスト降誕の時、ベツレヘムの星に導かれて東
	方からお祝いに贈り物を携(タズサ)え、エルサレムを訪れて礼拝
	した三人の占星術の学者。
	 「東方の三博士(サンハカセ)」,「三博士」とも呼ぶ。
	◎贈り物:参照⇒にゅうこう(乳香)(2)
	◎英語では"the Magi","the tree Magi"と表記する。
まぎー
	【マギー】
	◇[英]Maggie
	○[人]英語圏の女性の名前マーガレット(Marguerite)の愛称。
まきあヴぇり
	【マキアヴェリ】
	◇Niccolo di Bernardo Machiavelli(ニコロ・ディ・ベルナル
	ド・マキアヴェリ)
	○[人]⇒まきゃべり(マキャベリ)
まきあべり
	【マキアベリ】
	◇Niccolo di Bernardo Machiavelli(ニコロ・ディ・ベルナル
	ド・マキアベリ)
	○[人]⇒まきゃべり(マキャベリ)
まきあみ
	【まき網】
	【巻き網】
	【旋き網】
	【巻網】
	【旋網】
	◇[英]purse seine
	○魚の群(ムレ)を取り囲んで捕獲する網の総称。また、その網に
	よる漁法。
	 巾着網(キンチャクアミ)(purse seine)・揚繰り網(アグリアミ)(round 
	haul net)など。
★まきえ
	【蒔絵】
	○漆(ウルシ)工芸の一つ。
	 ウルシを塗ったり模様を描いたりした上に、金銀や色の粉を
	蒔いたもの。
	 平(ヒラ)蒔絵・高(タカ)蒔絵・研出(トギダシ)蒔絵の三種の技法が
	ある。
	 「描金(ビョウキン)」とも呼ぶ。
	 参照⇒けしふんまきえ(消し粉蒔絵,消粉蒔絵)
	◎蒔絵師の家系:⇒こうあみ(幸阿弥),こま(古満)
	 艶出し:参照⇒つのこ(角粉)
まきおかちょう《まきをかちやう》
	【牧丘町】
	◇[日]Makioka Cho
	○[古]山梨県中北部、東山梨郡(ヒカシヤマナシグン)の町。南部を山梨
	市に接する。
	◎2005. 3.22(平成17)山梨市に編入。
まきおち
	【牧落】
	◇[日]Makiochi
	○(1)大阪府箕面市南西部の地名。
	○(2)[交]⇒まきおちえき(牧落駅)
まきおちえき
	【牧落駅】
	○[交]大阪府箕面市桜にある阪急箕面線の駅。
	 桜井(サクライ)駅と箕面(ミノオ)駅の間。
まきかご
	【巻籠】
	◇[日]makikago
	○河川の水制の一種。
	 川中に沈める石出(イシダシ)を全部蛇籠(ジャカゴ)詰めたもの。
	 水勢の強い大河の護岸工事に用いる。
	 参照⇒すいせい(水制),じゃかご(蛇籠),どのう(土嚢)(1),ひ
	じりうし(聖牛)
まきがしらくぎ
	【巻頭釘】
	○[建]和釘の一種。
	 頭部を叩いて平らにし、それを巻いて頭にした釘。
	 頭の幅の広い大巻き巻頭釘と狭い小巻き巻頭釘(頭巻釘<カシラマ
	キクギ>)がある。
まきかなぐ
	【巻き金具】
	【巻金具】
	◇[日]makikanagu/maki-kanagu
	○[建]⇒はこかなもの(箱金物)
まきかなもの
	【巻き金物】
	【巻金物】
	◇[日]makikanamono/maki-kanamono
	○[建]⇒はこかなもの(箱金物)
★まききゃはん
	【巻き脚絆】
	【巻脚絆】
	○(1)
	 参照⇒きゃはん(脚絆,脚半)
	○(2)⇒まきげーとる(巻きゲートル,巻ゲートル)
まきく
	【牧区】
	◇[日]Maki Ku
	○新潟県上越市南東部の区。
	◎旧住所は東頸城郡(ヒガシクビキグン)牧村(マキムラ)。
まきぐちえき
	【牧口駅】
	○[古][交]⇒ぶんごきよかわえき(豊後清川駅)
まきぐも
	【巻雲】
	【巻き雲】
	【捲雲】
	【捲き雲】
	○[気]⇒けんうん(巻雲,絹雲)
まきげ
	【巻き毛】
	【巻毛】
	◇[英]curl
	○縮(チヂ)れて巻いている、髪などの癖毛(クセゲ)。
	 「カール」とも呼ぶ。
	 参照⇒きすみーくいっく(キスミークイック,キス・ミー・ク
	イック)(2),らほつ(螺髪)
	◎波を打っている「ウェーブ(wave)」,「リップル(ripple)」より
	癖が強いもの。
	 巻き毛の断面は平たい楕円状(ダエン・ジョウ)、ウェーブはやや
	楕円状、直毛はほぼ真円になっている。
	◎フランス語:ブクル(boucle)。
まきげーとる
	【巻きゲートル】
	【巻ゲートル】
	○脛(スネ)に小幅の布を巻きつけるゲートル。
	 単に「ゲートル([フ]guetres)」とも、「まききゃはん(巻き脚
	絆,巻脚絆)」とも呼ぶ。
	 参照⇒げーとる(ゲートル)
	〈巻き方〉
	 足首に数回巻き付け、少しづつ上に巻き上げていく。前部に
	来たとき、裏返すように「へ」の字に折り返して後部(脹脛<フクラハ
	ギ>)を持ち上げるように巻く。
	 膝下(ヒザシタ)に達したら普通に巻き、ゲートルの端に縫い付
	けられている2本の紐で上部を数回巻き、下部に移動して巻き、
	さらに上部に戻って縛り上げる。
	 このため、前面は杉模様、背面は横縞に見える。
	◎包帯の巻き方「穂状包帯(スピカ)」と同じ。
まきし
	【マキシ】
	◇[英]maxi
	○(1)[服]洋装で、服の丈(タケ)がくるぶしが隠れる程度の長い
	もの。
	 コート・ドレス・スカートなど。
	 参照⇒みもれ(ミモレ)
	○(2)[服]特に、スカート。
	 参照⇒みにすかーと(ミニスカート),みでぃすかーと(ミディ
	スカート)
[1]まきしま
	【マキシマ】
	◇[英]maxima
	○マキシマム(maximum)の複数形。
	 ⇒まきしまむ(マキシマム)
[2]まきしま
	【マキシマ】
	◇[登録商標]MAXIMA
	○[交]日産自動車の高級乗用車(セダン)セフィーロ(CEFIRO)の
	海外ブランド名。
まきしまむ
	【マキシマム】
	◇[英](単数形)maximum/(複数形)maxima(マキシマ)
	○(1)最大量・最大限・最高点。
	 「マックス(max)」とも呼ぶ。
	 ⇔みにまむ(ミニマム)(1)
	○(2)[数]極大・極限。最大値(maximum value)。
	 ⇔みにまむ(ミニマム)(2)
	 参照⇒きょくだい(極大)(2)
[1]まきしむ
	【マキシム】
	◇[英]maxim
	○格言・金言。
	 「箴言(シンゲン)」とも呼ぶ。
[2]まきしむ
	【マキシム】
	◇Maxim
	○(1)[人](Hiram Stevens Maxim)イギリスの発明家(1840. 2.
	 5〜1916.11.24)。アメリカ合衆国メーン州(Maine State)サン
	ガービル(Sangerville)生れ。
	 1884(明治17)マキシム銃を考案。
	 参照⇒まきしむじゅう(マキシム銃)
	○(2)[軍]⇒まきしむじゅう(マキシム銃)
まきしむじゅう
	【マキシム銃】
	◇[英]Maxim gun/Maxim
	○[軍]初期の機関銃の一つ。水冷式だった。
	 単に「マキシム」とも呼ぶ。
	◎1884(明治17)イギリス人発明家マキシム卿が考案。
まーきーぜ
	【マーキーゼ】
	◇[独]Markise
	○[建](ドイツ語で)日除(ヨ)け。
	 ⇒さんぶらいんど(サンブラインド)
まきせん
	【巻き線】
	【巻線】
	【捲き線】
	【捲線】
	◇[英]coil
	○[電]⇒こいる(コイル)(2)
まきぞい《まきぞひ》
	【巻き添い】
	【巻添い】
	○⇒まきぞえ(巻き添え,巻添え)
まきぞえ《まきぞへ》
	【巻き添え】
	【巻添え】
	○本来自身に関係ない、他人の事件・事故・悪事などに巻き込
	まれて、損害・被害や災難・迷惑を受けたり、罪に問われたり
	すること。
	 「まきぞい(巻き添い,巻添い)」とも呼ぶ。
	 参照⇒こらてらるだめーじ(コラテラルダメージ,コラテラル
	・ダメージ)
	◎巻き添えを食う。
まきて
	【巻き手】
	【巻手】
	◇[日]makite
	○[海]和船で、柱引きの別称。
	 ⇒はしらびき(柱引き)
まきのお《まきのを》
	【槙尾】
	◇[日]Makino'o
	○京都府京都市北西端、右京区(ウキョウク)梅ヶ畑(ウメガハタ)地区に
	ある一地区名。地名としては梅ヶ畑槇尾町(ウメガハタマキノオチョウ)。
	 清滝川峡谷で、古来から紅葉(モミジ)の名所として知られる三
	尾(サンビ)の一つ。
	 真言宗大覚寺派の西明寺(サイミョウジ)がある。
	 参照⇒さんび(三尾)
まきのちょう《まきのちやう》
	【マキノ町】
	◇[日]Makino Cho
	○[古]滋賀県北西部、高島郡(タカシマグン)の町。
	◎2005. 1. 1(平成17)高島郡の全5町1村が合併して高島市を
	発足。
まきのはら
	【牧ノ原】
	【牧之原】
	◇[日]Makinohara/Maki no Hara
	○(1)[地]⇒まきのはらだいち(牧ノ原台地)
	○(2)⇒まきのはらし(牧之原市)
まきのはらし
	【牧之原市】
	◇[日]Makinohara Shi
	○静岡県南部の市。東部を駿河湾に面する。
	◎2005.10.11(平成17)榛原郡(ハイバラグン)の相良町(サガラチョウ)と
	榛原町(ハイバラチョウ)が合併して発足。
まきのはらだいち
	【牧ノ原台地】
	◇[日]Makinohara Daichi
	○[地]静岡県南部、大井川下流西岸の洪積台地。
	◎明治初期、士族授産で入植し、茶園を開拓。
まきはたやま
	【巻機山】
	◇[日]Makihata Yama
	○[地]新潟県南魚沼市と群馬県みなかみ町の県境にある山。標
	高1,967メートル。
まきばのあさ
	【牧場の朝】
	○[楽]杉村楚人冠(ソジンカン)作詞、船橋栄吉作曲の文部省唱歌。
	◎1933(昭和 8)『新訂尋常小学唱歌』(第四学年用)に収録。
まきびし
	【撒き菱】
	【播き菱】
	○⇒てつびし(鉄菱)
まきべりー
	【マキベリー】
	◇[英]maquiberry
	○[植][食]⇒[2]まき(マキ)(2)
まきまち
	【巻町】
	◇[日]Maki Machi
	○新潟県中央部、西蒲原郡(ニシカンバラグン)の町。新潟市に隣接す
	る穀倉地帯。
	◎もと長岡藩(現:新潟県長岡市)支藩の三根山藩。
	 1996. 8. 4(平成 8)原発計画の賛否を問う住民投票が行われ
	た。
	 東北電力、巻原発を中止。
まきむく
	【巻向】
	【纒向】
	◇[日]Makimuku
	○(1)[地]⇒まきむくやま(巻向山,纏向山)
	○(2)[地]⇒まきむくがわ(纒向川)
	○(3)[交]⇒まきむくえき(巻向駅)
まきむくえき
	【巻向駅】
	○[交]奈良県桜井市にある、JR西日本桜井線の駅。
	 柳本(ヤナギモト)駅と三輪(ミワ)駅の間。
まきむくがわ《まきむくがは》
	【纒向川】
	◇[日]Makimuku Gawa
	○[地]奈良県桜井市北東部、巻向山(マキムクヤマ)の北麓に源を発し
	西流する大和川(初瀬川)の支流。
まきむくこふんぐん
	【纒向古墳群】
	○[歴]奈良県桜井市にある、紀元3世紀中ころの古墳群。
	 参照⇒ほけのやまこふん(ホケノ山古墳),おおやまとこふん
	ぐん(大和古墳群)
まきむくのたまきのみや
	【纏向珠城宮】
	○[歴]大和国にあった第11代垂仁(スイニン)天皇の皇居。
まきむくのひしろのみや
	【纏向日代宮】
	○[歴]大和国にあった第12代景行(ケイコウ)天皇(垂仁天皇の第三
	皇子)の皇居。
まきむくやま
	【巻向山】
	【纏向山】
	◇[日]Makimuku Yama
	○[地]奈良県桜井市北部にある山。標高567メートル。
	 三輪山の北東方、初瀬山の西方に連なる。
	 古くは山頂部を「弓槻岳」と称し、南東の弓月ヶ岳を含める。
	 「痛足山(アナシヤマ)」とも呼ぶ。
まきむら
	【牧村】
	◇[日]Maki Mura
	○[古]新潟県南部、東頚城郡(ヒガシクビキグン)の村。
	◎2005. 1. 1(平成17)上越市に編入。
まきゃべり
	【マキャベリ】
	◇Niccolo di Bernardo Machiavelli(ニコロ・ディ・ベルナル
	ド・マキャベリ)
	○[人]イタリアの政治思想家・歴史家(1469. 5. 3〜1527. 6.
	22)。フィレンツェ(Firenze)生れ。
	 フィレンツェ共和国政府の下で政治・外交に活躍したが、メ
	ディチ家によって共和国が崩壊して失職。
	 その経験から『君主論(Il Principe)』で政治を宗教・道徳
	から独立した存在として考察し、祖国の統一を願って、獅子の
	ような力と狐のような賢明さを兼備した君主こそがイタリアを
	救うことができると主張し、政治の優位を展開して近代政治学
	の祖となる。
	 一方、『ローマ史論(La Storia di Roma)』では共和主義者
	の側面を見せ、彼の矛盾と苦悩を知ることができる。
	 他の著書は「フィレンツェ史(La Storia di Firenze)」,「戦術
	論(Dell'arte della guerra)」など。
	 「マキアベリ」,「マキアヴェリ」とも呼ぶ。
	 参照⇒くんしゅろん(君主論)
	◎マキャベリズム(Machiavellism)
★[1]まーきゅりー
	【マーキュリー】
	◇[英]Mercury
	○(1)[ロ神]商売の神メルクリウス(Mercurius)の英語名。
	 ⇒めるくりうす(メルクリウス)
	○(2)[天]水星の英語名。
	 ⇒すいせい(水星)
	○(3)[鉱](mercury)水銀の英語名。
	 ⇒すいぎん(水銀)
[2]まーきゅりー
	【マーキュリー】
	◇[登録商標]Mercury
	○[交]フォード・モーター社製の乗用車名。
	 マーキュリー・セーブル(Sable)。
	 マーキュリー・マウンテニア(Mountaineer)。
まーきゅりーけいかく《まーきゆりーけいくわく》
	【マーキュリー計画】
	◇[英]Project Mercury
	○[宇]NASA(ナサ)(アメリカ航空宇宙局)が行った一人乗り有
	人人工衛星の打ち上げ計画。
	 6人の飛行士を宇宙へ打ち上げる。
	◎1958(昭和33)開始し、無人衛星・チンパンジーの乗った衛星
	を打ち上げる。
	 1961. 5. 5(昭和36)アラン・シェパード飛行士をフリーダム
	・セブン号で打ち上げに成功。旧ソ連のガガーリン(ボストー
	ク1号)の約1ヶ月後。
	 1963. 5.(昭和38)計画終了し、ジェミニ計画に移行。
	 参照⇒じぇみにけいかく(ジェミニ計画)
	◎旧ソ連の有人衛星:⇒ぼすとーく(ボストーク)
まーきゅろ
	【マーキュロ】
	◇[英]mercurochrome
	○[薬]⇒まーきゅろくろむ(マーキュロクロム)
★まーきゅろくろむ
	【マーキュロクロム】
	◇[英]mercurochrome
	○[薬]帯緑赤褐色の消毒液。有機水銀化合物。
	 「マーキュロ」,「マーキロ」,「赤チン」とも呼ぶ。
	 参照⇒よーどちんき(ヨードチンキ,沃度丁幾)
まきらとう《まきらたう》
	【マキラ島】
	◇[英]Makira Island、[フ]Ile Makira
	○[地]南西太平洋、ソロモン諸島(Solomon Islands)南東部の
	島。
	 南緯10.60°、東経161.85°の地。
	 中心地は北岸のキラキラ(Kirakira)。
	 旧称は「サンクリストバル島(San Crostobal Island)」。
	〈面積〉
	 3,190平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1976(昭和51)1万3,034人。
	 1986(昭和61)1万7,003人。
	◎2010. 4.11(平成22)キラキラの南西97キロメートル、深さ約
	52キロメートルを震源とするマグニチュード7.1の地震が発生。
まぎりがわら《まぎりがはら》
	【間切骨】
	【間切瓦】
	○[古]洋船の竜骨(keel)の古称。
	 ⇒りゅうこつ(竜骨)
まぎりぼ
	【間切り帆】
	○[海]船が風を前斜め、または横に受けて走るため、帆の隅(ス
	ミ)を左舷(サゲン)または右舷(ウゲン)に定着させること。また、そ
	の帆の形。
	 「開き帆(ヒラキボ)」,「詰め開き(ツメヒラキ)」とも呼ぶ。
まーきろ
	【マーキロ】
	◇[英]mercurochrome
	○[薬]⇒まーきゅろくろむ(マーキュロクロム)
★まぎんだなお
	【マギンダナオ】
	◇Maguindanao
	○(1)(Maguindanao Province)⇒まぎんだなおしゅう(マギンダ
	ナオ州)
	○(2)フィリピン南部、ミンダナオ島中央部に居住する、マギ
	ンダナオ語を共通言語とする民族集団。
まぎんだなおしゅう《まぎんだなおしう》
	【マギンダナオ州】
	◇[英]Maguindanao Province
	○フィリピン南部、ミンダナオ島西部のムスリム・ミンダナオ
	地方(Muslim Mindanao Region)の州。西部がモロ湾(Moro Gulf)
	に面する。
	 州都はシャリフアグアク(Shariff Aguak)。
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