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百 科 辞 書 《まか》 編集:獨 澄旻
-------- まか --------------------------------------------------
まが
【禍】
【曲】
○(1)[古](倫理的に)悪いこと・よくないこと・曲がったこと。
○(2)[古](吉凶の面から)縁起が悪いこと・よくないこと。わ
ざわい(禍)。
◎まがまがしい,おおまがとき(大禍時)
まーが
【マーガ】
◇Magha
○[暦]ヒンズー暦の第11月。
参照⇒ひんずーれき(ヒンズー暦)
★まがいぶつ
【磨崖仏】
【摩崖仏】
○[仏]
栃木県宇都宮市大谷町(オオヤマチ)・大分県臼杵市(ウスキシ)深田(フカ
タ)など。
◎1995. 6.(平成 7)臼杵市の約60体の石仏群、国宝に指定。
まかお
【マカオ】
【澳門】
◇Macao、[中]Aomen
○中国南東部、広東省(Guangdong Sheng)(カントンショウ)の広東湾南
岸、珠江(Zhu Jiang)(シュコウ)河口部にある特別行政区の港湾都
市。マカオ半島とタイパ島(Ilha da Taipa)・コロワン島(Ilha
da Coloane)から成る。
半島の丘陵は風景佳良・気候温和。
香港の対岸にあり、もとポルトガルの植民地。
〈面積〉
約20平方キロメートル。
2008(平成20)29.2平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)28万人。
1984(昭和59)34万人。
1990(平成 2)44万人。
◎語源:参照⇒まそ(媽祖,馬祖)
◎明代から港として知られ、古くは壕鏡・阿媽港(アマコウ)とも呼
ばれた。中世末以降、日本では天川(アマカワ)・阿媽港と呼ぶ。
1557(弘治 3)ポルトガル人が居住権を得て、16〜17世紀には
ゴア・マラッカと並んでポルトガルの東洋貿易とカトリック布
教の根拠地として栄える。
1887(明治20)リスボン条約により正式にポルトガル領となる。
住民の大多数は中国人で、政庁公認の賭博場があり、観光事
業が盛んであった。
1999.12.20(平成11)中国へ返還され、香港に続き中国2番目
の特別行政区となり一国二制度が採用される。
まかかしょう《まかかせふ》
【摩訶迦葉】
○[人]⇒かしょう(迦葉)
★まかかせんねん
【摩訶迦旃延】
○[人]釈迦十大弟子の一人。
釈迦の説法をかみくだいて解説するのが教団の中で一番うま
かった。
★まがき
【マガキ】
【真牡蠣】
◇[学]Crassostrea gigas
○[貝]カキ目(イタボガキ目)(Ostreoida)カキ亜目(Ostreina)
イタボガキ科(Ostreidae)マガキ属(Crassostrea)の二枚貝。
単に「カキ(牡蠣)」とも呼ぶ。
参照⇒かき(カキ,牡蠣,牡蛎)(1)
〈マガキ属〉
マガキ(Crassostrea gigas)。
イワガキ(Crossostrea nippona)。
スミノエガキ(Crassostrea ariakesis)。
ヒラガキ(Crassostrea gigas)。
まがき
【籬】
○(1)竹・柴などを粗(アラ)く編んで作った垣(カキ)。
「ませ(籬)」,「籬垣(ませがき)」,「籬落(リラク)」,「籬垣(リエン)」,
「籬笆(リハ)」,「籬墻(リショウ)」,「籬藩(リハン)」とも呼ぶ。
○(2)遊郭で、見世(ミセ)と入口の落間(オチマ)との間にある格子戸。
見世の格式により、大見世は大籬(オオガキ)、中見世は惣半籬
(ソウハンマガキ)、小見世は半籬、局見世(ツボネミセ)は聖窓(ヒジリマド)
と決められていた。
参考⇒ひじりまど(聖窓)
○(3)籬節(マガキブシ)の略。
★まかくちら
【摩訶拘チ羅】
◇[梵]Mahakotthita
○[仏][人]釈迦(シャカ)の弟子。問答(モンドウ)第一と呼ばれ、問答
が巧(タク)みで、舎利弗(シャリホツ)(シャーリプトラ<Sariputra>)と
大議論して互いに賞賛しあったといわれる。
◎「チ」は(「糸」偏+「希」:補助5179)。
まかげ
【目蔭】
【目陰】
○(1)遠くを見る時、手を額にかざして光線をさえぎること。
◎目蔭をさす
○(2)[古](後ろめたいなどの)暗い目つき。
○(3)[古]目のとどかないところ。
○(4)疑うような目つき。また、疑惑の目で見ること。
◎鼬(イタチ)の目陰
まーかさいと
【マーカサイト】
◇[英]marcasite
○[鉱]⇒はくてっこう(白鉄鉱)
★まかしかん《まかしくわん》
【摩訶止観】
○[仏]天台三大部の一つ。
中国隋代の智(「豈」偏+「頁」)(チギ)が講述し、灌頂(カンチョウ)が
筆録。
「止観」,「天台止観」,「天台摩訶止観」とも呼ぶ。
★まかじき《まかぢき》
【マカジキ】
【真旗魚】
○[魚]スズキ目(Perciformes)マカジキ科(Istiophoridae)の海
魚。
「カジキマグロ(梶木鮪)」とも呼ぶ。
〈地方名〉
ナイラギ・ノウラギ:和歌山県。
ナイラゲ:高知県。
◎英語:スペアフィッシュ(spearfish),スピアフィッシュ/
(大形)マーリン(marlin)。
まがじゃねす
【マガジャネス】
◇Magallanes
○[人]⇒まぜらん(マゼラン)
まがじゃねすいでらあんたるてぃかちれーなしゅう
《まがじやねすいでらあんたるちかちれーなしう》
【マガジャネス・イ・デラ・アンタルティカ・チレーナ州】
◇[西]Region de Magallanes y de la Antartica Chilena、
[英]Magellanes and Antartica Chilena Region
○⇒まがりゃねすいでらあんたるてぃかちれーなしゅう(マガ
リャネス・イ・デラ・アンタルティカ・チレーナ州)
まがじゃねすかいきょう《まがじやねすかいけふ》
【マガジャネス海峡】
◇[西]Estrecho de Magallanes
○[地]⇒まぜらんかいきょう(マゼラン海峡)
まがしら
【目頭】
○⇒めがしら(目頭)
★まがじん
【マガジン】
◇[英]magazine
○(1)雑誌。
⇒ざっし(雑誌)
○()
○()連発銃の弾倉。
⇒だんそう(弾倉)
まがじんはうす
【マガジンハウス】
○[経]若者向けの大手雑誌社。
◎1945(昭和20)凡人社として設立、月刊誌「平凡」を創刊。
1954(昭和29)株式会社に改組し、平凡出版と改称。
1959(昭和34)「週刊平凡」、創刊。
1964. 4.28(昭和39)「平凡パンチ」、創刊。
1970(昭和45)「アンアン」、創刊。
1976(昭和51)「ポパイ」、創刊。
1977(昭和52)「クロワッサン」、創刊。
1980(昭和55)「ブルータス」、創刊。
1982(昭和57)「オリーブ」、創刊。
1983(昭和58)社名をマガジンハウスと改称。
1987(昭和62)「週刊平凡」・「平凡」・「平凡パンチ」を休刊。
まがす
【マガス】
◇Magas
○ロシア連邦南西部の北カフカス地方、イングーシ共和国(Re-
spublika Ingushetiya)南西部の新首都。
旧首都ナズラン(Nazran)の南東。
◎2000(平成12)首都をナズランからマガスに遷都。
まがだ
【マガダ】
○[歴]⇒まがだこく(マガダ国)
★まがだこく
【マガダ国】
【摩掲陀国】
【摩伽陀国】
◇[英]Kingdom of Magadha
○[歴]古代、中インド、ガンジス川中流域に栄えた国。およそ
現在のビハール州南部に当る。
アーリア人の侵入後、前7〜6世紀頃から栄え、ビンビサー
ラ(Bimbisara)(頻婆娑羅<ビンバシャラ>)王およびその子アジャー
タシャトル(Ajatashatru)(阿闍世<アジャセ>)王がこの地を占め、
仏教・ジャイナ教の中心をなした。
後にマウリヤ王朝が創立され、アショカ(Asoka)王(阿育王)
の時に南部を除いてほぼ全インドを統一した。王の死後、急速
に衰微・分裂した。
◎釈迦(シャカ)在世時代の十六大国の一つ。
参照⇒じゅうろくだいこく(十六大国)
まがたま
【曲玉】
【勾玉】
○[古][服]古代の装身具の一つ。巴(トモエ)型で孔(アナ)をうがち
紐(ヒモ)をとおし首の飾りとした。
参照⇒くしろ(釧),こだま(小玉)(2)
まかだみあなっつ
【マカダミア・ナッツ】
◇[英]macadamia nuts
○[植]ヤマモガシ目(Proteales)ヤマモガシ科(Proteaceae)マ
カダミア属(Macadamia)の常緑高木マカダミア(Macadamia in-
tegrifolia)の実。オーストラリア原産。
「マカデミア・ナッツ」とも呼ぶ。
◎一説に1820年代に植物学者ジョン・マカダム(John MacAdam)
がオーストラリアのクイーンズランド州東海岸のモレントン湾
(Moreton Bay)付近で発見、自分の名からマカダミア・ナッツ
と命名したという。
まかだむ
【マカダム】
◇macadam
○(1)[建](舗装用の)砕石(サイセキ)。割り石。
○(2)[建](macadam road)⇒まかだむどうろ(マカダム道路)
まかだむどうろ《まかだむだうろ》
【マカダム道路】
◇[英]macadam road
○[建]砕石(サイセキ)を敷き詰めた舗装道路。砕石はタールやアス
ファルトで固めたりもする。
「マカダム舗装道路」とも呼ぶ。
参照⇒たーるまかだむ(タールマカダム)
◎スコットランドの土木技師マカダム(John Loudon McAdam)
(1756〜1836)が発明。
まかだむほそうどうろ《まかだむほさうだうろ》
【マカダム舗装道路】
◇[英]macadam-paved road
○[建]⇒まかだむどうろ(マカダム道路)
まがだん
【マガダン】
◇Magadan
○(1)(Magadanskaya Oblast)⇒まがだんしゅう(マガダン州)
○(2)ロシア共和国北東部、マガダン州南部にある州都。タウ
イ湾(Tauyskaya Guba)の支湾ナガエボ湾(Bukhta Nagayeva)の
湾奥にある港湾都市。
北緯59.57°、東経150.80°の地。
〈人口〉
1979(昭和54)12万1,200人。
1989(平成元)15万1,600人。
2002(平成14) 9万9,399人。
◎ロシア文字では"Магадан"。
まがだんしゅう《まがだんしう》
【マガダン州】
◇[露]Magadanskaya Oblast、[英]Magadan Region
○ロシア共和国北東部の州。北西部をサハ共和国(Respublika
Sakha)に接し、南部をオホーツク海(Okhotskoe more)に面する。
州都はマガダン。
〈面積〉
46万1,400平方キロメートル。
〈人口〉
1989(平成元)38万6,000人。
2002(平成14)18万2,726人。
◎ロシア文字では"Магаданская Област"。
まかっさる
【マカッサル】
◇[インドネシア語]Makassar、[英]Macassar
○(1)インドネシアのスラウェシ島(Pulau Sulawesi)(セレベス
島)の南部に居住する民族。
○(2)[地](Macassar Peninsula)⇒まかっさるはんとう(マカッ
サル半島)
○(3)[地](Selat Makassar)⇒まかっさるかいきょう(マカッサ
ル海峡)
○(4)[古]ウジュンパンダンの旧称。
⇒うじゅんばんだん(ウジュンパンダン)
まかっさるかいきょう《まかつさるかいけふ》
【マカッサル海峡】
◇[インドネシア語]Selat Makassar、[英]Macassar Strait
○[地]インドネシア中央部、スラウェシ島(Pulau Sulawesi)
(セレベス島)とカリマンタン島(ボルネオ島)の間の海峡。
北のセレベス海(Celebes Sea)と南のジャワ海(Java Sea)を
結ぶ。
まかっさるはんとう《まかつさるはんたう》
【マカッサル半島】
◇[英]Macassar Peninsula
○[地]インドネシア中央部、スラウェシ島(Pulau Sulawesi)
南西部の半島。
スラウェシスラタン州(Propinsi Sulawesi Salatan)に属す
る。
まがつひ
【禍津日】
【禍霊】
◇[日]Magatsuhi
○[日本神話]⇒まがつひのかみ(禍津日神,禍日神)
まがつひのかみ
【禍津日神】
【禍日神】
◇[日]Magatsuhi no Kami
○[日本神話]邪悪・災害・凶事をつかさどる神。
イザナギノミコト(伊弉諾尊)が黄泉(ヨミ)の国から帰って筑紫
で禊(ミソギ)をした時、その汚れから化生(ケショウ)した八十枉津日
(ヤソマガツヒ)と大枉津日(オオマガツヒ)の二神。
単に「まがつひ(禍津日,禍霊)」とも呼ぶ。
◎「まが」は「わざわい」、「つ」は「の」を意味する格助詞、「ひ」は
「霊・霊力」の意味。
まかてぃし
【マカティ市】
◇[英]Makati City
○フィリピンのルソン島(Luzon Island)、マニラ(Manila)首都
圏中央部にある都市・商業地域。南部をタギッグ町(Taguig
Municipality)、北西部をマニラ市に接する。
巨大ショッピングモール・高級レストランや、リトル東京と
呼ばれる和風居酒屋などが立ち並ぶ飲食店街がある。
まかでみあなっつ
【マカデミア・ナッツ】
◇[英]macadamia nuts
○[植]⇒まかだみあなっつ(マカダミア・ナッツ)
まがな
【真仮名】
【真仮字】
○[言]⇒まんようがな(万葉がな,万葉仮名)
まがのい
【マガノイ】
◇Maganoy
○[古]⇒しゃりふあぐあく(シャリフアグアク)
まかぱ
【マカパ】
◇Macapa
○ブラジル北部、アマパ州(Estado de Amapa)南東端にある州
都。
まかはじゃはだい
【摩訶波闍波提】
◇[梵]Mahaprajapati(マハー・パジャーパテー)
○[仏][人]釈迦(シャカ)の生母摩耶夫人(マヤブニン)の妹。仏弟子の
孫陀羅難陀(ソンダラナンダ)の母。
出家前は釈迦族ゴータマ姓の女(Gautami;ゴータミー)の意味
するキョウ曇弥(キョウドンミ)と呼ばれていた。
摩耶夫人が悉達多太子(シッタルタタイシ)(釈迦)を生んで7日目に死
去したので、浄飯王(ジョウボンノウ)の後添いとなり太子を育て、
釈迦が出家するとき気も狂わんばかりに嘆(ナゲ)き悲しんだと
いう。
浄飯王が亡くなってから釈迦に弟子入りを再三願い出たが拒
絶され、阿難(アナン)(アーナンダ)のとりなしでようやく許可さ
れ、女性最初の仏弟子となった。
「キョウ曇弥」,「キュウ答弥(キョウトウミ)」とも呼ぶ。
◎「大愛道(ダイアイドウ)」とも訳す。
「キョウ」は「(「立心」偏+「喬」:補助3064)」と書く。
まかはじゃはだいびくに
【摩訶波闍波提比丘尼】
○[仏][人]⇒まかはじゃはだい(摩訶波闍波提)
まかべ
【真壁】
◇[日]Makabe
○(1)[古]⇒まかべぐん(真壁郡)
○(2)[古]⇒まかべまち(真壁町)
◎建築用語としては「しんかべ(真壁)」とも読む。
参照⇒しんかべ(真壁)
まかべぐん
【真壁郡】
◇[日]Makabe Gun
○[古]茨城県中西部の郡。
◎2005. 3.28(平成17)真壁郡の明野町(アケノマチ)・協和町(キョウワマチ)
・関城町(セキジョウマチ)と下館市(シモダテシ)の1市3町が合併して筑
西市(チクセイシ)を発足。
2005.10. 1(平成17)真壁町(マカベマチ)と大和村(ヤマトムラ)が合併
して桜川市(サクラガワシ)を発足し、郡は消滅。
まかべまち
【真壁町】
◇[日]Makabe Machi
○[古]茨城県中西部、真壁郡(マカベグン)の町。
◎2005.10. 1(平成17)大和村(ヤマトムラ)と合併して桜川市(サクラガワ
シ)を発足。
まかまんじゅしゃげ
【摩訶曼珠沙華】
◇[梵]maha manjusaka
○[仏]天上に咲くという架空の華(ハナ)の名。四華(シケ)の一つ。
大きな赤色の花。
参照⇒しけ(四華,四花)
◎「大きな天上に咲く華(ハナ)」の意味。
まかまんだらげ
【曼陀羅華】
◇[梵]maha mandarava
○[仏]天上に咲くという架空の華(ハナ)の名。四華(シケ)の一つ。
大きな白色の花。
参照⇒しけ(四華,四花)
まかーむ
【マカーム】
◇[アラビア語]maqam(場所)
○[楽]アラブ・トルコ・ペルシア音楽の伝統的な音階・旋法。
12種の基本マカームと、多くの副次マカームがある。
◎イラク・アゼルバイジャン・中国(新疆ウイグル自治区)でそ
れぞれ無形文化遺産に登録。
まかもっけんれん《まかもくけんれん》
【摩訶目ケン連】
◇「ケン」は(「牛」偏+「建」:補助4272)。
○[人]釈迦十大弟子の一人。
⇒もくれん(目連)
まがやねす
【マガヤネス】
◇Magallanes
○[人]⇒まぜらん(マゼラン)
まがやねすいでらあんたるてぃかちれーなしゅう
《まがやねすいでらあんたるちかちれーなしう》
【マガヤネス・イ・デラ・アンタルティカ・チレーナ州】
◇[西]Region de Magallanes y de la Antartica Chilena、
[英]Magellanes and Antartica Chilena Region
○⇒まがりゃねすいでらあんたるてぃかちれーなしゅう(マガ
リャネス・イ・デラ・アンタルティカ・チレーナ州)
まがやねすかいきょう《まがやねすかいけふ》
【マガヤネス海峡】
◇[西]Estrecho de Magallanes
○[地]⇒まぜらんかいきょう(マゼラン海峡)
まからじん
【摩伽羅神】
○⇒だいこくてん(大黒天)
まかりー
【マカリー】
◇Johnston McCulley(ジョンストン・マカリー)
○[人]⇒まかれー(マカレー)
★まかりおすさんせい
【マカリオス三世】
【マカリオス3世】
◇Makarios III
○[人]キプロスの聖職者・政治家(1913〜1977)。大統領在職:
1960〜1974。
1960(昭和35)独立とともに初代大統領に選ばれる。
まがりがね
【曲金】
【曲尺】
○⇒かねじゃく(曲尺,矩尺)(1)
まがりじゃく
【曲尺】
○⇒かねじゃく(曲尺,矩尺)(1)
まがりねぎ
【曲がりネギ】
【曲りネギ】
【曲がり葱】
【曲り葱】
○[農][食]宮城県仙台市宮城野区(ミヤギノク)岩切(イワキリ)の余目(ア
マルメ)地区で産する長ネギ。
白い茎の部分がほぼ直角に曲がっていて、軟らかで甘味に富
む。
◎この地区は土壌の地下水が高く、深く栽培すると根腐れする
ので、ある程度成長すると一度土から抜き、横に倒して土をか
ぶせるため、曲がって成長する。
深く土に埋まっていないので、収穫も簡単になる。
まがりや
【曲屋】
【曲り屋】
【曲がり屋】
○(1)[建]平面の形がL字形に曲がっている民家。
特に岩手県南部地方を中心とした東北地方に多く見られる、
母屋(オモヤ)から廏(ウマヤ)を突出させて入口とする形式。
馬の出し入れが楽で、冬期でも外に出ずに馬の世話ができ、
馬も寒い思いをせず、また馬の状態が分かりやすい長所がある。
「鍵屋(カギ)」とも呼ぶ。
⇔すごや(直屋)
○(2)[俗]質屋の別称。
⇒しちや(質屋)
◎「しちや(七屋)」の「七」を「十の下が曲がっている」と見立てた
言葉。
まがりゃねす
【マガリャネス】
◇Magallanes
○[人]⇒まぜらん(マゼラン)
まがりゃねすいでらあんたるてぃかちれーなしゅう
《まがりやねすいでらあんたるちかちれーなしう》
【マガリャネス・イ・デラ・アンタルティカ・チレーナ州】
◇[西]Region de Magallanes y de la Antartica Chilena、
[英]Magellanes and Antartica Chilena Region
○チリ最南端の州。
州都はプンタアレナス(Punta Arenas)。
「マガヤネス・イ・デラ・アンタルティカ・チレーナ州」,「マ
ガジャネス・イ・デラ・アンタルティカ・チレーナ州」とも呼
ぶ。
〈面積〉
11万2,310平方キロメートル。
〈人口〉
2002(平成14)15万0,826人(4月24日現在)。
まがりゃねすかいきょう《まがりやねすかいけふ》
【マガリャネス海峡】
◇[西]Estrecho de Magallanes
○[地]⇒まぜらんかいきょう(マゼラン海峡)
まがりゃんいす
【マガリャンイス】
◇[葡]Fernao de Magalhaes
○[人]ポルトガルの探検家マゼランのポルトガル名。
⇒まぜらん(マゼラン)
まーがりん
【マーガリン】
◇[英]margarine、[フ]margarine(マルガリーヌ)
○[食]バターの代用品として作られた食品。
原料は牛脂・豚脂・鯨油(ゲイユ)・魚油・植物油などの油脂で、
これに乳化剤・食塩・着色料・香料を加え、練り合わせてバタ
ー状にする。脱脂粉乳などの乳成分やビタミン類などを添加す
ることもある。
近年は健康面から、大豆油・コーン油・綿実油などの植物油
が主として用いられている。また、味もバターとは異なったマ
ーガリン独自のものとなっている。
参照⇒とらんすがたしぼうさん(トランス型脂肪酸)
◎1869(明治 2)フランスでバターの代用品として製造。「人造
バター」と呼ばれた。
昭和中期、まだ冷蔵庫が普及していないころは、季節(気温)
に合せて夏用・冬用それぞれのマーガリンが販売されていた。
◎ギリシア語の「真珠(margaron)」から。
まかるー
【マカルー】
◇Makalu
○[地]ヒマラヤ山脈中部の高峰。標高8,463メートル。
ネパールとチベットにまたがり、北西方にローチェ・エベレ
ストが連なる。
北側にマカルー2(7,660メートル)・チョモレンゾー(7,790
メートル)がある。
◎1955. 5.(昭和30)フランスの登山隊(隊長ジャン・フランコ)
が初登頂。
1970. 5.(昭和45)日本山岳会東海支部隊(隊長原真)が第2登
に成功。
◎標高は8,470メートルとも言われている。
まがーる
【マガール】
◇Magar
○ネパール中西部に住む部族。チベット・ビルマ語族。
現在はグルカ族の一支族とされる。
参考⇒ぐるかへい(グルカ兵)
まかれー
【マカレー】
◇Johnston McCulley(ジョンストン・マカレー)
○[人]アメリカの作家(1883. 2. 2〜1958.11.23)。
作品はTVドラマ『快傑ゾロ(The Mark of Zorro)』の原作
『カピストラノの厄病神(The Curse of Capistrano)』など。
「マカリー」とも呼ぶ。
参照⇒かいけつぞろ(快傑ゾロ)
まがれいと
【マガレイト】
◇[英]marguerite
○[古]明治期の若い女性の洋風髪形の一つ。
頭髪を三つ編みにし、後頭部で束ねて大きく輪にし、リボン
で止めたもの。
リボンの結び方、毛先を垂らす、花を挿すなどのバリーショ
ンも多い。
「マーガレット」とも呼ぶ。
◎1885(明治18)ころから流行し、明治後期ころには女学生の髪
型として定着した。
参照⇒えびちゃしきぶ(葡萄茶式部,海老茶式部)
まかれすたー
【マカレスター】
◇McAlester
○アメリカ合衆国南部、オクラホマ州(Oklahoma State)南東部
のピッツバーグ郡(Pittsburg County)中央部にある郡都。
マカレスター軍弾薬工場(McAlester Army Ammunition Plant)
がある。
「マックアレスター」とも呼ぶ。
まーがれってん
【マーガレッテン】
◇[独]Margarethen、
○オランダの町マルグラーテン(Margraten)のドイツ語名。
⇒まるぐらーてん(マルグラーテン)
[1]まーがれっと
【マーガレット】
◇[英]marguerite
○(1)[植]([学]Argyranthemum frutescens)キク目(Asterales)
キク科(Asteraceae)アルギランセマム属(Argyranthemum)の常
緑多年草。カナリア諸島原産。
草丈50〜100センチメートル。茎は低木状で木質化。
葉は羽状に深裂しシュンギク(春菊)に似る。
3〜7月、径約4センチメートルの白色の舌状花を頭状に開
く。
花はしおれるが、落ちたり散ったりしない。
フランスで品種改良され、黄・桃色のものや八重のもある。
和名は「モクシュンギク(木春菊)」,「キダチカミツレ(木立ち
加密爾列)」。
◎夏の季語。
◎語源は「真珠([羅]margarita,[希]margarites)」から。
イタリア語:マルゲリータ(margherita)。
○(2)[古]⇒まがれいと(マガレイト)
[2]まーがれっと
【マーガレット】
◇[英]Marguerite
○[人]英語圏の女性の名前。
愛称は「マギー(Maggie)」,「ペギー(Peggy)」など。
参照⇒まーがれっとおうじょ(マーガレット王女)
◎イタリア人の「マルゲリータ(Margherita)」に相当。
★[3]まーがれっと
【マーガレット】
○[通]集英社が刊行する少女向け週刊誌。
◎1963(昭和38)創刊。
まーがれっとおうじょ《まーがれつとぢよわう》
【マーガレット王女】
◇[英]Princess Margaret Rose
○[人]イギリスの皇族(1930. 8.21〜2002. 2. 9)。ジョージ六
世(King George VI)とエリザベス(皇太后)(Queen Elizabeth
the Queen Mother)の娘(次女)、エリザベス女王(Queen Eliza-
beth)の妹。リンリー卿(Lord Linley)、セアラ・チャトー嬢
(Lady Sarah Chatto)の母。スコットランド生れ。
1960. 5. 6(昭和35)写真家アントニー・アームストロングジョ
ーンズ(Antony Armstrong-Jones)(スノードン伯<Lord Snowdon>)
と結婚。1978. 5.(昭和53)離婚。
◎結婚前、離婚歴のあるイギリス空軍パイロットのピーター・
タウンゼント大佐(Group Captain Peter Townsend)との恋愛話
があった。
★まかろに
【マカロニ】
◇[フ]macaroni、[英]macaroni、[伊]maccheroni(マッケロニ)
○[料]ショート・パスタ。
◎オレキエッテ(orecchiette):耳たぶの形。
コンキリエ(conchiglie):貝殻の形。
ファルファレ(farfalle):蝶々の形。
ペンネ(penne):ペン先の形。
まかろにうえすたん
【マカロニ・ウエスタン】
◇[和製造語]macaroni western
○[映]イタリア製の西部劇映画。
参照⇒こうやのようじんぼう(荒野の用心棒)
◎英語では「スパゲティ・ウエスタン(spaghetti western)」と
呼ぶ。
★まかろふ
【マカロフ】
◇Makarov
○(1)ロシア連邦のサハリン島(樺太<カラフト>)、サハリン州(Sa-
khalinskaya oblast)中南部にある都市。
◎日本統治時代の名称は「知取(シルトル)」。
○(2)[人]⇒まかろふちゅうじょう(マカロフ中将)
○(3)ロシア(旧ソ連)の軍用自動拳銃。
トカレフ(Tokarev)の後継形式。
まかろふかいぼん
【マカロフ海盆】
◇[英]Makarov Basin
○[地]北極海(Arctic Ocean)のアメラシア海盆(Amerasian
Basin)の内、北極点側にある海盆。
アルファ海嶺(Alpha Cordillera)を介して北米大陸側にはカ
ナダ海盆(Canadian Basin)、北極点の反対側にはユーラシア海
盆(Eurasian Basin)がある。
参照⇒あめらしあかいぼん(アメラシア海盆)
まかろふちゅうじょう《まかろふちゆうじやう》
【マカロフ中将】
◇Stepan Osipovich Makarov(ステパン・マカロフ)
○[人]ロシアの提督・太平洋艦隊司令官・海洋学者(1849. 1.
8〜1904. 4.13)。ニコラエフ(Nikolaev)生れ。
露土戦争に大尉として従軍。
1886(明治19)から三年間世界を一周し、海洋研究の名著『ヴィ
チャズ号と太平洋』を発表。
日露開戦の際、解任されたスタルク(O.V.Stark)の後任とし
て太平洋艦隊司令長官に任命。日本の連合艦隊によって旅順口
(リョジュンコウ)封鎖のため敷設した機雷に触れて爆沈する旗艦ペト
ロパブロフスク(Petropavlovsk)と運命をともにした。
◎ロシア暦の誕生日は1948年12月27日。
まかろん
【マカロン】
◇[フ]macaron、[英]macaroon
○[食]⇒まころん(マコロン)
まーかんたいる
【マーカンタイル】
◇[英]mercantile
○(1)[形]商業の、商人の、商売の。
◎シカゴ・マーカンタイル取引所(Chicago Mercantile Ex-
change)。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(New York Mercantile
Exchange)。
○(2)[形]重商主義の。
◎重商主義(mercantile system/mercantilism)。
○(3)[形]貿易に従事する、貿易の。
まーかんど
【マーカンド】
◇John Phillips Marquand(ジョン・マーカンド)
○[人]アメリカの推理小説家(1893〜1960)。
1937(昭和12)『故ジョージ・アプリー(The Late George
Apley)』で、1938(昭和13)ピューリツァー賞を受賞。
作品は『天皇の密偵(Mr.Moto)』・『命みじかし(So Little
Time)』・『ウイリス・ウェイド物語(Sincerely,Willis Wade)』
など。
まかんむり
【麻冠】
○[言][国]⇒まだれ(麻垂,广)
まき
【まき】
○古代の氏族をはじめ、近世の本家・分家の関係など、同一の
血族団体。株。地類(ジルイ)。
「まけ(族)」,「まく」とも呼ぶ。
[1]まき
【マキ】
◇[フ]maquis
○(1)地中海沿岸の低木地帯・叢林(ソウリン)。
特にコルシカ島にある低木の密林。しばしば犯罪者が逃げ込
んで隠れ場所になった。
○(2)[歴]第二次世界大戦中、ドイツ占領下にあったフランス
の地下組織。また、その一員。
武装活動による抵抗運動で、ドイツ軍を悩ませた。
参照⇒れじすたんす(レジスタンス)(3)
◎イタリア語の「マッキア(macchia)(茂み)」から。
★[2]まき
【マキ】
◇[英]maqui
○(1)[植]([学]Aristotelia chilensis)カタバミ目(Oxalida-
les)ホルトノキ科(Elaeaocarpaceae)アリストテリア属(Aristo-
telia)の常緑低木。
チリ南部のパタゴニア原産。
○(2)[植][食](1)の果実。
径5ミリメートルくらいの球形。黒に近い深紫色で光沢があ
る。
アントシアニンが豊富な食品。
「マキベリー(maquiberry)」とも呼ぶ。
まき
【牧】
◇[日]maki/Maki
○(1)まきば(牧場)・ぼくじょう(牧場)。
家畜を放ち飼いにする土地。
◎語源は「馬城(マキ)」。
○(2)⇒まきく(牧区)
○(3)[古]⇒まきむら(牧村)
★まき
【巻】
◇[日]maki/Maki
○(1)巻くこと。また、巻いたもの。
○(2)書画の巻物。
○(3)書物が分冊になっているときの、それぞれの一冊。
○()
○()⇒まきまち(巻町)
まき
【真木】
【槙】
○(1)[古][植]ヒノキ(檜)・スギ(杉)・マツ(松)などの常緑樹。
○(2)[古][植](特に)スギの呼称。
○(3)[植]イヌマキ(犬槙)・ラカンマキ(羅漢槙)・コウヤマキ
(高野槙)などの一般総称。
参照⇒いぬまき(イヌマキ,犬槙),らかんまき(ラカンマキ,羅
漢槙),こうやまき(コウヤマキ,高野槙)
◎千葉県の県木。
○(4)[建](建築木材として優れた)ヒノキやスギの美称。
◎「純粋な木」,「良い木」の意味。
★まき
【薪】
○燃料にする木。
◎薪を焼(ク)べる
まーきー
【マーキー】
◇[英]marquee
○(1)(サーカス・園遊会などの)大テント・大天幕。
○(2)(劇場・ホテルなどの)玄関前に突出たひさし(庇)。
しばしば看板などが付いていたり、劇場では芝居や映画の題
目を掲げていたりする。
まぎ
【マギ】
◇[英](複数形)magi/(単数形)magus
○(1)占星術師・魔法使い(magus)の複数形。
◎「マジシャン(magician)」と同根。
○(2)[歴]古代ペルシアのマギ族。
○(3)[歴]古代ペルシアの拝火教(Magianism)の僧。
参照⇒ぞろあすたーきょう(ゾロアスター教)
○(4)[聖](『新約聖書』「マタイ福音書(the Book of Matthew)」
に登場する)キリスト降誕の時、ベツレヘムの星に導かれて東
方からお祝いに贈り物を携(タズサ)え、エルサレムを訪れて礼拝
した三人の占星術の学者。
「東方の三博士(サンハカセ)」,「三博士」とも呼ぶ。
◎贈り物:参照⇒にゅうこう(乳香)(2)
◎英語では"the Magi","the tree Magi"と表記する。
まぎー
【マギー】
◇[英]Maggie
○[人]英語圏の女性の名前マーガレット(Marguerite)の愛称。
まきあヴぇり
【マキアヴェリ】
◇Niccolo di Bernardo Machiavelli(ニコロ・ディ・ベルナル
ド・マキアヴェリ)
○[人]⇒まきゃべり(マキャベリ)
まきあべり
【マキアベリ】
◇Niccolo di Bernardo Machiavelli(ニコロ・ディ・ベルナル
ド・マキアベリ)
○[人]⇒まきゃべり(マキャベリ)
まきあみ
【まき網】
【巻き網】
【旋き網】
【巻網】
【旋網】
◇[英]purse seine
○魚の群(ムレ)を取り囲んで捕獲する網の総称。また、その網に
よる漁法。
巾着網(キンチャクアミ)(purse seine)・揚繰り網(アグリアミ)(round
haul net)など。
★まきえ
【蒔絵】
○漆(ウルシ)工芸の一つ。
ウルシを塗ったり模様を描いたりした上に、金銀や色の粉を
蒔いたもの。
平(ヒラ)蒔絵・高(タカ)蒔絵・研出(トギダシ)蒔絵の三種の技法が
ある。
「描金(ビョウキン)」とも呼ぶ。
参照⇒けしふんまきえ(消し粉蒔絵,消粉蒔絵)
◎蒔絵師の家系:⇒こうあみ(幸阿弥),こま(古満)
艶出し:参照⇒つのこ(角粉)
まきおかちょう《まきをかちやう》
【牧丘町】
◇[日]Makioka Cho
○[古]山梨県中北部、東山梨郡(ヒカシヤマナシグン)の町。南部を山梨
市に接する。
◎2005. 3.22(平成17)山梨市に編入。
まきおち
【牧落】
◇[日]Makiochi
○(1)大阪府箕面市南西部の地名。
○(2)[交]⇒まきおちえき(牧落駅)
まきおちえき
【牧落駅】
○[交]大阪府箕面市桜にある阪急箕面線の駅。
桜井(サクライ)駅と箕面(ミノオ)駅の間。
まきかご
【巻籠】
◇[日]makikago
○河川の水制の一種。
川中に沈める石出(イシダシ)を全部蛇籠(ジャカゴ)詰めたもの。
水勢の強い大河の護岸工事に用いる。
参照⇒すいせい(水制),じゃかご(蛇籠),どのう(土嚢)(1),ひ
じりうし(聖牛)
まきがしらくぎ
【巻頭釘】
○[建]和釘の一種。
頭部を叩いて平らにし、それを巻いて頭にした釘。
頭の幅の広い大巻き巻頭釘と狭い小巻き巻頭釘(頭巻釘<カシラマ
キクギ>)がある。
まきかなぐ
【巻き金具】
【巻金具】
◇[日]makikanagu/maki-kanagu
○[建]⇒はこかなもの(箱金物)
まきかなもの
【巻き金物】
【巻金物】
◇[日]makikanamono/maki-kanamono
○[建]⇒はこかなもの(箱金物)
★まききゃはん
【巻き脚絆】
【巻脚絆】
○(1)
参照⇒きゃはん(脚絆,脚半)
○(2)⇒まきげーとる(巻きゲートル,巻ゲートル)
まきく
【牧区】
◇[日]Maki Ku
○新潟県上越市南東部の区。
◎旧住所は東頸城郡(ヒガシクビキグン)牧村(マキムラ)。
まきぐちえき
【牧口駅】
○[古][交]⇒ぶんごきよかわえき(豊後清川駅)
まきぐも
【巻雲】
【巻き雲】
【捲雲】
【捲き雲】
○[気]⇒けんうん(巻雲,絹雲)
まきげ
【巻き毛】
【巻毛】
◇[英]curl
○縮(チヂ)れて巻いている、髪などの癖毛(クセゲ)。
「カール」とも呼ぶ。
参照⇒きすみーくいっく(キスミークイック,キス・ミー・ク
イック)(2),らほつ(螺髪)
◎波を打っている「ウェーブ(wave)」,「リップル(ripple)」より
癖が強いもの。
巻き毛の断面は平たい楕円状(ダエン・ジョウ)、ウェーブはやや
楕円状、直毛はほぼ真円になっている。
◎フランス語:ブクル(boucle)。
まきげーとる
【巻きゲートル】
【巻ゲートル】
○脛(スネ)に小幅の布を巻きつけるゲートル。
単に「ゲートル([フ]guetres)」とも、「まききゃはん(巻き脚
絆,巻脚絆)」とも呼ぶ。
参照⇒げーとる(ゲートル)
〈巻き方〉
足首に数回巻き付け、少しづつ上に巻き上げていく。前部に
来たとき、裏返すように「へ」の字に折り返して後部(脹脛<フクラハ
ギ>)を持ち上げるように巻く。
膝下(ヒザシタ)に達したら普通に巻き、ゲートルの端に縫い付
けられている2本の紐で上部を数回巻き、下部に移動して巻き、
さらに上部に戻って縛り上げる。
このため、前面は杉模様、背面は横縞に見える。
◎包帯の巻き方「穂状包帯(スピカ)」と同じ。
まきし
【マキシ】
◇[英]maxi
○(1)[服]洋装で、服の丈(タケ)がくるぶしが隠れる程度の長い
もの。
コート・ドレス・スカートなど。
参照⇒みもれ(ミモレ)
○(2)[服]特に、スカート。
参照⇒みにすかーと(ミニスカート),みでぃすかーと(ミディ
スカート)
[1]まきしま
【マキシマ】
◇[英]maxima
○マキシマム(maximum)の複数形。
⇒まきしまむ(マキシマム)
[2]まきしま
【マキシマ】
◇[登録商標]MAXIMA
○[交]日産自動車の高級乗用車(セダン)セフィーロ(CEFIRO)の
海外ブランド名。
まきしまむ
【マキシマム】
◇[英](単数形)maximum/(複数形)maxima(マキシマ)
○(1)最大量・最大限・最高点。
「マックス(max)」とも呼ぶ。
⇔みにまむ(ミニマム)(1)
○(2)[数]極大・極限。最大値(maximum value)。
⇔みにまむ(ミニマム)(2)
参照⇒きょくだい(極大)(2)
[1]まきしむ
【マキシム】
◇[英]maxim
○格言・金言。
「箴言(シンゲン)」とも呼ぶ。
[2]まきしむ
【マキシム】
◇Maxim
○(1)[人](Hiram Stevens Maxim)イギリスの発明家(1840. 2.
5〜1916.11.24)。アメリカ合衆国メーン州(Maine State)サン
ガービル(Sangerville)生れ。
1884(明治17)マキシム銃を考案。
参照⇒まきしむじゅう(マキシム銃)
○(2)[軍]⇒まきしむじゅう(マキシム銃)
まきしむじゅう
【マキシム銃】
◇[英]Maxim gun/Maxim
○[軍]初期の機関銃の一つ。水冷式だった。
単に「マキシム」とも呼ぶ。
◎1884(明治17)イギリス人発明家マキシム卿が考案。
まーきーぜ
【マーキーゼ】
◇[独]Markise
○[建](ドイツ語で)日除(ヨ)け。
⇒さんぶらいんど(サンブラインド)
まきせん
【巻き線】
【巻線】
【捲き線】
【捲線】
◇[英]coil
○[電]⇒こいる(コイル)(2)
まきぞい《まきぞひ》
【巻き添い】
【巻添い】
○⇒まきぞえ(巻き添え,巻添え)
まきぞえ《まきぞへ》
【巻き添え】
【巻添え】
○本来自身に関係ない、他人の事件・事故・悪事などに巻き込
まれて、損害・被害や災難・迷惑を受けたり、罪に問われたり
すること。
「まきぞい(巻き添い,巻添い)」とも呼ぶ。
参照⇒こらてらるだめーじ(コラテラルダメージ,コラテラル
・ダメージ)
◎巻き添えを食う。
まきて
【巻き手】
【巻手】
◇[日]makite
○[海]和船で、柱引きの別称。
⇒はしらびき(柱引き)
まきのお《まきのを》
【槙尾】
◇[日]Makino'o
○京都府京都市北西端、右京区(ウキョウク)梅ヶ畑(ウメガハタ)地区に
ある一地区名。地名としては梅ヶ畑槇尾町(ウメガハタマキノオチョウ)。
清滝川峡谷で、古来から紅葉(モミジ)の名所として知られる三
尾(サンビ)の一つ。
真言宗大覚寺派の西明寺(サイミョウジ)がある。
参照⇒さんび(三尾)
まきのちょう《まきのちやう》
【マキノ町】
◇[日]Makino Cho
○[古]滋賀県北西部、高島郡(タカシマグン)の町。
◎2005. 1. 1(平成17)高島郡の全5町1村が合併して高島市を
発足。
まきのはら
【牧ノ原】
【牧之原】
◇[日]Makinohara/Maki no Hara
○(1)[地]⇒まきのはらだいち(牧ノ原台地)
○(2)⇒まきのはらし(牧之原市)
まきのはらし
【牧之原市】
◇[日]Makinohara Shi
○静岡県南部の市。東部を駿河湾に面する。
◎2005.10.11(平成17)榛原郡(ハイバラグン)の相良町(サガラチョウ)と
榛原町(ハイバラチョウ)が合併して発足。
まきのはらだいち
【牧ノ原台地】
◇[日]Makinohara Daichi
○[地]静岡県南部、大井川下流西岸の洪積台地。
◎明治初期、士族授産で入植し、茶園を開拓。
まきはたやま
【巻機山】
◇[日]Makihata Yama
○[地]新潟県南魚沼市と群馬県みなかみ町の県境にある山。標
高1,967メートル。
まきばのあさ
【牧場の朝】
○[楽]杉村楚人冠(ソジンカン)作詞、船橋栄吉作曲の文部省唱歌。
◎1933(昭和 8)『新訂尋常小学唱歌』(第四学年用)に収録。
まきびし
【撒き菱】
【播き菱】
○⇒てつびし(鉄菱)
まきべりー
【マキベリー】
◇[英]maquiberry
○[植][食]⇒[2]まき(マキ)(2)
まきまち
【巻町】
◇[日]Maki Machi
○新潟県中央部、西蒲原郡(ニシカンバラグン)の町。新潟市に隣接す
る穀倉地帯。
◎もと長岡藩(現:新潟県長岡市)支藩の三根山藩。
1996. 8. 4(平成 8)原発計画の賛否を問う住民投票が行われ
た。
東北電力、巻原発を中止。
まきむく
【巻向】
【纒向】
◇[日]Makimuku
○(1)[地]⇒まきむくやま(巻向山,纏向山)
○(2)[地]⇒まきむくがわ(纒向川)
○(3)[交]⇒まきむくえき(巻向駅)
まきむくえき
【巻向駅】
○[交]奈良県桜井市にある、JR西日本桜井線の駅。
柳本(ヤナギモト)駅と三輪(ミワ)駅の間。
まきむくがわ《まきむくがは》
【纒向川】
◇[日]Makimuku Gawa
○[地]奈良県桜井市北東部、巻向山(マキムクヤマ)の北麓に源を発し
西流する大和川(初瀬川)の支流。
まきむくこふんぐん
【纒向古墳群】
○[歴]奈良県桜井市にある、紀元3世紀中ころの古墳群。
参照⇒ほけのやまこふん(ホケノ山古墳),おおやまとこふん
ぐん(大和古墳群)
まきむくのたまきのみや
【纏向珠城宮】
○[歴]大和国にあった第11代垂仁(スイニン)天皇の皇居。
まきむくのひしろのみや
【纏向日代宮】
○[歴]大和国にあった第12代景行(ケイコウ)天皇(垂仁天皇の第三
皇子)の皇居。
まきむくやま
【巻向山】
【纏向山】
◇[日]Makimuku Yama
○[地]奈良県桜井市北部にある山。標高567メートル。
三輪山の北東方、初瀬山の西方に連なる。
古くは山頂部を「弓槻岳」と称し、南東の弓月ヶ岳を含める。
「痛足山(アナシヤマ)」とも呼ぶ。
まきむら
【牧村】
◇[日]Maki Mura
○[古]新潟県南部、東頚城郡(ヒガシクビキグン)の村。
◎2005. 1. 1(平成17)上越市に編入。
まきゃべり
【マキャベリ】
◇Niccolo di Bernardo Machiavelli(ニコロ・ディ・ベルナル
ド・マキャベリ)
○[人]イタリアの政治思想家・歴史家(1469. 5. 3〜1527. 6.
22)。フィレンツェ(Firenze)生れ。
フィレンツェ共和国政府の下で政治・外交に活躍したが、メ
ディチ家によって共和国が崩壊して失職。
その経験から『君主論(Il Principe)』で政治を宗教・道徳
から独立した存在として考察し、祖国の統一を願って、獅子の
ような力と狐のような賢明さを兼備した君主こそがイタリアを
救うことができると主張し、政治の優位を展開して近代政治学
の祖となる。
一方、『ローマ史論(La Storia di Roma)』では共和主義者
の側面を見せ、彼の矛盾と苦悩を知ることができる。
他の著書は「フィレンツェ史(La Storia di Firenze)」,「戦術
論(Dell'arte della guerra)」など。
「マキアベリ」,「マキアヴェリ」とも呼ぶ。
参照⇒くんしゅろん(君主論)
◎マキャベリズム(Machiavellism)
★[1]まーきゅりー
【マーキュリー】
◇[英]Mercury
○(1)[ロ神]商売の神メルクリウス(Mercurius)の英語名。
⇒めるくりうす(メルクリウス)
○(2)[天]水星の英語名。
⇒すいせい(水星)
○(3)[鉱](mercury)水銀の英語名。
⇒すいぎん(水銀)
[2]まーきゅりー
【マーキュリー】
◇[登録商標]Mercury
○[交]フォード・モーター社製の乗用車名。
マーキュリー・セーブル(Sable)。
マーキュリー・マウンテニア(Mountaineer)。
まーきゅりーけいかく《まーきゆりーけいくわく》
【マーキュリー計画】
◇[英]Project Mercury
○[宇]NASA(ナサ)(アメリカ航空宇宙局)が行った一人乗り有
人人工衛星の打ち上げ計画。
6人の飛行士を宇宙へ打ち上げる。
◎1958(昭和33)開始し、無人衛星・チンパンジーの乗った衛星
を打ち上げる。
1961. 5. 5(昭和36)アラン・シェパード飛行士をフリーダム
・セブン号で打ち上げに成功。旧ソ連のガガーリン(ボストー
ク1号)の約1ヶ月後。
1963. 5.(昭和38)計画終了し、ジェミニ計画に移行。
参照⇒じぇみにけいかく(ジェミニ計画)
◎旧ソ連の有人衛星:⇒ぼすとーく(ボストーク)
まーきゅろ
【マーキュロ】
◇[英]mercurochrome
○[薬]⇒まーきゅろくろむ(マーキュロクロム)
★まーきゅろくろむ
【マーキュロクロム】
◇[英]mercurochrome
○[薬]帯緑赤褐色の消毒液。有機水銀化合物。
「マーキュロ」,「マーキロ」,「赤チン」とも呼ぶ。
参照⇒よーどちんき(ヨードチンキ,沃度丁幾)
まきらとう《まきらたう》
【マキラ島】
◇[英]Makira Island、[フ]Ile Makira
○[地]南西太平洋、ソロモン諸島(Solomon Islands)南東部の
島。
南緯10.60°、東経161.85°の地。
中心地は北岸のキラキラ(Kirakira)。
旧称は「サンクリストバル島(San Crostobal Island)」。
〈面積〉
3,190平方キロメートル。
〈人口〉
1976(昭和51)1万3,034人。
1986(昭和61)1万7,003人。
◎2010. 4.11(平成22)キラキラの南西97キロメートル、深さ約
52キロメートルを震源とするマグニチュード7.1の地震が発生。
まぎりがわら《まぎりがはら》
【間切骨】
【間切瓦】
○[古]洋船の竜骨(keel)の古称。
⇒りゅうこつ(竜骨)
まぎりぼ
【間切り帆】
○[海]船が風を前斜め、または横に受けて走るため、帆の隅(ス
ミ)を左舷(サゲン)または右舷(ウゲン)に定着させること。また、そ
の帆の形。
「開き帆(ヒラキボ)」,「詰め開き(ツメヒラキ)」とも呼ぶ。
まーきろ
【マーキロ】
◇[英]mercurochrome
○[薬]⇒まーきゅろくろむ(マーキュロクロム)
★まぎんだなお
【マギンダナオ】
◇Maguindanao
○(1)(Maguindanao Province)⇒まぎんだなおしゅう(マギンダ
ナオ州)
○(2)フィリピン南部、ミンダナオ島中央部に居住する、マギ
ンダナオ語を共通言語とする民族集団。
まぎんだなおしゅう《まぎんだなおしう》
【マギンダナオ州】
◇[英]Maguindanao Province
○フィリピン南部、ミンダナオ島西部のムスリム・ミンダナオ
地方(Muslim Mindanao Region)の州。西部がモロ湾(Moro Gulf)
に面する。
州都はシャリフアグアク(Shariff Aguak)。
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