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百 科 辞 書 《まへ》 編集:獨 澄旻
-------- まへ --------------------------------------------------
まへーしゅヴぁら
【マヘーシュヴァラ】
◇[梵]Mahesvara/Maheshvara
○[宗]⇒しば(シバ,湿婆)
まへーしゅばら
【マヘーシュバラ】
◇[梵]Mahesvara/Maheshvara
○[宗]⇒しば(シバ,湿婆)
まべちがわ《まべちがは》
【馬淵川】
◇[日]Mabechi Gawa
○[地]岩手県北部から青森県南東部へ流れ、太平洋へ注(ソソ)ぐ
一級河川。全長142キロメートル。
北上山地北部の袖山(ソデヤマ)に発して北流し、二戸市(ニノヘシ)
で安比川(アッピガワ)を合流。青森県で熊原川(クマハラガワ)・猿辺川
(サルベガワ)を合流。八戸市(ハチノヘシ)の北で太平洋に注ぐ。
◎もと下流で新井田川(ニイダガワ)と合流して氾濫が多く、現在
は新井田川と分離する放水路によって直接太平洋に注ぐ。
まぺっと
【マペット】
◇[英]muppet
○[劇]着ぐるみ(costume characters)や、中に手を差し入れて
操(アヤツ)る人形の総称。
広義には指人形(ハンドパペット)・糸の操り人形(マリオネッ
ト)なども含まれる。
参照⇒ゆびにんぎょう(指人形),ぎにょーる(ギニョール)
◎「マリオネット([フ]marionette)」と「パペット([英]puppet)」
からの造語。
TV番組「セサミストリート(Seseme Street)」で知られるア
メリカの人形作家・操者ジム・ヘンソン(Jim Henson)が1950年
代に造語。
まへとう
【マヘ島】
◇[英]Mahe Island
○[地]⇒まえとう(マエ島)
まーべらす
【マーベラス】
◇[米]marvelous、[英]marvellous
○(1)[形]素晴しい・素敵な。
○(2)[形]驚くべき・信じられない。
[1]まべりっく
【マベリック】
◇[英]maverick
○(1)[農](アメリカで)所有者の焼印のない子牛・家畜。
○(2)(政治家や芸術家などで)無所属の人。
○(3)組織内の一匹狼・異端者。
[2]まべりっく
【マベリック】
◇[英]Maverick
○[軍]アメリカ軍の空対地ミサイルAGM−65G。
攻撃機A−10、戦闘機F−15E/F−16などに装備可
能。
「マーベリック」とも呼ぶ。
まーべりっく
【マーベリック】
◇[英]Maverick
○[軍]⇒[2]まべりっく(マベリック)
まへんどらさんすくりっとだいがく
【マヘンドラ・サンスクリット大学】
◇Mahendra Sanskrit Vishwavidalaya、[英]Mahendra San-
skrit University
○[教]ネパール南西部のダン(Dang)にある国立大学。
略称は「MSU」。
◎1986.12.(昭和61)トリブバン大学(Tribhuvan University)の
サンスクリット教育研究所を独立させて設置。
2002. 5.11(平成14)ネパール共産党毛沢東主義派の兵士によ
り全焼。所蔵する約5万点の歴史書なども焼失。
まほうつかい《まはふつかひ》
【魔法使い】
◇[英](男性形)sorcerer/(女性形)sorceress
○(1)魔法(sorcery)を使う人・妖術(ヨウジュツ)を使う人。
「魔術師([英]magician)」,「マジシャン」,「エンチャンター(en-
chanter)」,「ネクロマンサー(necromancer)」とも呼ぶ。
参照⇒まぎ(マギ)(1),めでいあ(メデイア)
◎魔法の杖(ツエ)(magic wand)。
◎アーサー王伝説:⇒めるらん(メルラン)
○(2)悪魔と契約した女性の「魔女」や、男性の悪魔の手下。
⇒まじょ(魔女)
★まほがにー
【マホガニー】
◇mahogany
○(1)[植]([学]Swietenia mahogani)ムクロジ目(Sapindales)
センダン科(Meliaceae)マホガニー属(Swietenia)の常緑高木
(広葉樹)。
フロリダ半島・西インド諸島に分布。
○(2)[建](1)から製した木材。
材質は非常に堅く光沢があり、高級家具・工芸・楽器などに
使用される。
○(3)[色](1)の木質の色。赤褐色。
まほーにんぐぐん
【マホーニング郡】
◇[英]Mahoning County
○アメリカ合衆国東部、オハイオ州(Ohio State)北東部の郡。
ペンシルバニア州(Pennsylvania Commonwealth)に隣接。
郡都はヤングズタウン(Youngstown)。
〈人口〉
1980(昭和55)28万9,401人。
1990(平成 2)26万4,806人。
2000(平成12)25万7,555人。
2005(平成17)25万4,274人。
★まほめっと
【マホメット】
【馬哈黙】
◇Mahomet、[アラビア語]Muhammad
○[人]イスラム教の開祖( 570?〜 632)。クライシュ族の出身。
アラビアのメッカの貧家に生れる。
6歳で孤児となり、祖父や伯父に養われる。
「モハメッド」とも、アラビア語で「ムハンマド」,「ムハンマッ
ド」とも呼ぶ。
参照⇒ひじゅら(ヒジュラ),はーしむけ(ハーシム家)
◎誕生日は、スンニ派ではイスラム暦第3月(Rabi I)の12日、
シーア派では17日。
◎一人娘はファティマ(Fatima)( 606?〜 632)。
◎一族の子孫はシャリーフ(sharif)(単数形)・アシュラーフ
(ashraf)(複数形)と呼ばれる。
まほめっときょう《マホメットけう》
【マホメット教】
◇[英]Mohammedanism
○[宗]⇒いすらむきょう(イスラム教)
まほら
【まほら】
○[古]すばらしい所・国。
「まほらま」,「まほらば」,「まほろば」とも呼ぶ。
参照⇒まほろば(まほろば)
◎「ま」は「真」、「ほ」は「秀」ですぐれた所・めだつ所、「ら」は接
尾語。
「まほらま」はさらに空間・状態を表す接尾語「ま」が付いたも
の。さらに転じて「まほらば」,「まほろば」とも言う。
まほらば
【まほらば】
○[古]⇒まほら(まほら)
まほらま
【まほらま】
○[古]⇒まほら(まほら)
まほれとう《まほれたう》
【マホレ島】
◇[英]Mahore Island
○[地]⇒まよっととう(マヨット島)
まほろば
【まほろば】
○[古]すばらしい所・国。
「まほら」,「まほらま」,「まほらば」とも呼ぶ。
参照⇒まほら(まほら)
◎『古事記』歌謡:「大和(ヤマト)は国のまほろば/たたなづく青
垣山」。
まま
【ママ】
◇mama/mamma
○(1)母・お母さん。
⇔はぱ(パパ)(1)
参照⇒はは(母)
◎1928(昭和 3)「主婦之友」のグラフ記事に「ママさん」という言
葉が登場する。
1934. 8.29(昭和 9)松田源次文部大臣は「パパ・ママ」と呼ぶ
ことを非難。
◎フランス語:ママン(maman)。
ドイツ語:ムッター(Mutter)。
中国語:媽媽(mama)。
○(2)(バーなどの)女主人・マダム。
◎ママさん,チーママ
ままがあかちゃん
【ママが赤ちゃん】
○[楽]田中ナナ作詞、林光作曲の童謡。
ままがさんたにきすした
【ママがサンタにキッスした】
◇[英]I Saw Mommy Kissing Santa Claus
○[楽]トミー・コナー(Tommie Connor)作詞・作曲の歌謡曲。
歌はジミー・ボイド(Jimmy Boyd)。
◎1952(昭和27)ジミー・ボイド、12歳。
ままちゃり
【ママチャリ】
○[俗][交]家庭用自転車の一種。ハンドル部とサドル部を結ぶ
パイプを直線ではなく、下方へJの字に下げて乗りやすくした
もの。
原則、ハンドル部分に買い物用のカゴがついている。
「買物用自転車」とも呼ぶ。
◎「ママ」は、最初に婦人用だったことから。「チャリ」は自転車
の俗称「チャリンコ」から。
ままはは
【継母】
○父の後妻で、自分とは親子の血のつながりのない母。
「けいぼ(継母)」とも呼ぶ。
◎東北方言では「茶貰(チャモラ)い」。
種子島方言では「茶沸(チャワカ)し」。
ままれーど
【ママレード】
◇[英]marmalade
○[食]⇒まーまれーど(マーマレード)
まーまれーど
【マーマレード】
◇[英]marmalade
○[食]オレンジ・夏ミカン・キンカン・レモンなどの柑橘類(カ
ンキツルイ)の表皮で作ったジャム。
「ママレード」とも呼ぶ。
◎ポルトガル語で「マルメロ(marmelo)」のジムを意味する「マル
メラーダ(marmelada)」から。
ままん
【ママン】
◇[フ]maman(マモ)
○(フランス語で)ママ。
原音ではほぼ「マモ」と聞こえる。
◎お母さんは「メール(mere)」、お父さんは「ペール(pere)」。
まみのおかいせき《まみのをかゐせき》
【馬見岡遺跡】
○[歴]群馬県新田郡(ニッタグン)笠懸町(カサガケマチ)西鹿田(サイシカダ)
にある複合遺跡。
◎2004(平成16)旧石器時代後期(約1万5,000千年前)の地層から、
北方系の頁岩(ケツガン)製細石器と南方系の黒曜石製細石刃が出
土される。
まみや
【マミヤ】
○[経][写]中判カメラの大手製造会社。
◎2006. 4.21(平成18)マミヤ・オーピー、9月1日に光学機器
事業とカメラ事業の子会社マミヤを光学機器製造コスモ・デジ
タル・イメージングに売却しカメラ事業から撤退すると発表。
マミヤのブランド名やアフターサービスも引き継がれる。
まみやかいきょう《まみやかいけふ》
【間宮海峡】
◇[日]Mamiya Kaikyo、[英]Tatar Strait、[露]Tatarskiy Pro-
liv
○[地]サハリン(樺太)島北部とシベリア東岸との間にある海峡。
北はオホーツク海、南は日本海に連接。
最狭部のネヴェリスク海峡は幅7.3キロメートル。
冬季は凍結する。
「タタール海峡」,「韃靼(ダッタン)海峡」とも呼ぶ。
◎1809(文化 6)間宮林蔵が踏査し、発見。シーボルトが命名。
まむ
【マム】
◇[英]ma'am
○(1)マダム(madam)の省略形。
⇒まだむ(マダム)
○(2)[軍]女性上官への呼び掛け。
◎男性上官へは「サー(sir)」。
まむき
【真向き】
○(1)正しく向かうこと。
○(2)正面・真正面。
○(3)⇒まえむき(前向き)
まむし
【まむし】
【真蒸】
【真蒸し】
○[京阪地方の方言][料]鰻飯(ウナギメシ)。
参照⇒うなぎめし(鰻飯),ひつまむし(ひつまむし,櫃真蒸,櫃
真蒸し)
◎「塗(マブ)し」の転とも、「まんめし(鰻飯)」の転とも。
★まむし
【マムシ】
【蝮】
○[動]トカゲ目(有鱗目)(Squamata)クサリヘビ科(Viperidae)
の毒蛇。
まむじゅ
【マムジュ】
◇Mamuju
○(1)(Kabupaten Mamuju)⇒まむじゅけん(マムジュ県)
○(2)インドネシア中央部のスラウェシ島(Pulau Sulawesi)南
西部、スラウェシスラタン州(Propinsi Sulawesi Selatan)北
部のマムジュ県南西部にある県都。
マカッサル海峡(Selat Makassar)に面する。
まむじゅうたらけん
【マムジュウタラ県】
◇[インドネシア語]Kabupaten Mamuju Utara、[英]North Ma-
muju Regency
○インドネシア中央部、スラウェシ島(Pulau Sulawesi)南西部
のスラウェシスラタン州(Propinsi Sulawesi Selatan)北端の
県。南部をマムジュ県(Kabupaten Mamuju)に接する。
県都はパサンカユ(Pasangkayu)。
「北マムジュ県」とも呼ぶ。
〈面積〉
4,996平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)14万3,672人(推計)。
◎2003. 7.(平成15)マムジュ県から分離・設置。
まむじゅけん
【マムジュ県】
◇[インドネシア語]Kabupaten Mamuju、[英]Mamuju Regency
○インドネシア中央部、スラウェシ島(Pulau Sulawesi)南西部
のスラウェシスラタン州(Propinsi Sulawesi Selatan)北部の
県。北部をマムジュウタラ県(Kabupaten Mamuju Utara)に接す
る。
県都はマムジュ。
〈面積〉
4,878平方キロメートル。
〈人口〉
1999(平成11)28万1,900人。
2003(平成15)15万6,862人(推計)。
◎2003. 7.(平成15)マムジュウタラ県を分離。
★まむるーく
【マムルーク】
◇[アラビア語]mamluk、[英]Mamelukes
○(1)[歴](アラビア語で)奴隷。
○(2)[歴](Mamluk Dynasty)⇒まむるーくちょう(マムルーク朝)
★まむるーくちょう《まむるーくてう》
【マムルーク朝】
◇[英]Mamluk Dynasty
○[歴]エジプト・シリアを支配したトルコ系イスラム王朝(1250
〜1517)。
アイユーブ朝(Ayyubid Dynasty)の軍人奴隷イズッディン・
アイバック(Izz Al-Din Aybak)(〜1257)が創建。
前後の2期に分けられる。
前マムルーク朝(Bahri Mamluk Dynasty)(1250〜1390)。ヨー
ロッパの十字軍やフラグのモンゴル軍を撃退。13世紀後半が最
盛期。
後マムルーク朝(Burji Mamluk Dynasty)(1382〜1517):オス
マン朝(Ottoman Dynasty)に滅ぼされた。
まめあじ《まめあぢ》
【豆アジ】
【豆鯵】
○[食][魚]夏から秋にとれる小形のマアジ(真鯵)の通称。
楯鱗(ジュンリン)(ぜいご)はまだ小さく、内臓も取らずに丸ごと
油で揚げて南蛮漬けやマリネなどにして食す。
参照⇒まあじ(マアジ,真鯵,真鰺)
まめいた
【豆板】
○(1)[食]熱して溶かした砂糖を板に円く流し、炒(イ)った豆を
その上に散らし、冷やして固めた砂糖菓子。
参照⇒[1]たふぃー(タフィー)
○(2)[食]溶かした砂糖を板に円く流し、甘納豆(アマナットウ)をそ
の上に散らして固めた砂糖菓子。
参照⇒あまなっとう(甘納豆)
○(3)[歴]豆板銀の略称。
⇒まめいたぎん(豆板銀)
○(4)[建]型枠に流し込んだコンクリートが行き渡らず、空洞
ができて小石が(1)のように見えること。
「じゃんこ」とも呼ぶ。
参照⇒じゃんこ(じゃんこ)(2)
まめいたぎん
【豆板銀】
○[歴]江戸時代、幕府が鋳造した豆状の銀の秤量(ショウリョウ)貨幣。
慶長〜安政年間(1596〜1860)に鋳造され、形は一定せず、秤
量は五匁(モンメ)(約17グラム)前後。
従来の丁銀(チョウギン)の切り遣(ヅカ)いの不便を避けるための
補助貨幣として用いられた。
鋳造時期によって銀の含有率に違いはあるが、同時期に鋳造
された丁銀と品質は同等であった。
「豆板」,「豆銀」,「小粒銀(コツブギン)」,「粒銀」,「小玉銀(コダマギン)」,
「小玉」とも呼ぶ。
参照⇒ちょうぎん(丁銀,挺銀)
まーめいど
【マーメイド】
◇[英]mermaid
○⇒にんぎょ(人魚)
まーめいどしんどろーむ
【マーメイド・シンドローム】
◇[英]mermaid syndrome
○[病]⇒にんぎょたいしょうこくぐん(人魚体症候群)
★まめか
【マメ科】
【豆科】
◇[学]Fabaceae
○[植]マメ目(Fabales)の一科。
参照⇒こんりゅうきん(根粒菌)
◎旧学名は"Leguminosae"。
〈主な属〉
アカシア属(Acacia)。
クサネム属(Aeschynomene)。
ネムノキ属(Albizia)。
イタチハギ属(Amorpha)。
ヤブマメ属(Amphicarpaea)。
アンティリス属(Anthyllis)。
ゲンゲ属(Astreagalus)。
ハカマカズラ属(Bauhinia)。
ナタマメ属(Canavalia)。
カワラケツメイ属(Cassia)。
タヌキマメ属(Crotalaria)。
エニシダ属(Cytisus)。
ホウオウボク属(Delonix)。
ヌスビトハギ属(Desmodium)。
デイゴ属(Erythrina)。
ダイズ属(Glycine)。
コマツナギ属(Indigofera)。
レンリソウ属(Lathyrus)。
ハギ属(Lespedeza)。
ギンゴウカン属(Leucaena)。
ミヤコグサ属(Lotus)。
ルピナス属(Lupinus)。
イヌエンジュ属(Maackia)。
ウマゴヤシ属(Medicago)。
シナガワハギ属(Melilotus)。
ナツフジ属(Millettia)。
トビカズラ属(Mucuna)。
ハリモクシュ属(Ononis)。
オヤマノエンドウ属(Oxytropis)。
クズ属(Pueraria)。
タンキリマメ属(Rhynchosia)。
ハリエンジュ属(Robinia)。
クララ属(Sophora)。
ストロンギドン属(Strongylodon)。
エンジュ属(Styphnolobium)。
シャジクソウ属(Trifolium)。
ハリエニシダ属(Ulex)。
ソラマメ属(Vicia)。
ササゲ属(Vigna)。
フジ属(Wisteria)。
まめぎん
【豆銀】
○[歴]⇒まめいたぎん(豆板銀)
まめざくら
【マメザクラ】
【豆桜】
◇[学]Cerasus incisa/Prunus incisa
○[植]バラ目(Rosales)バラ科(Rosaceae)サクラ亜科(Prunoid-
eae)サクラ属(スモモ属)(Prunus)サクラ亜属(Cerasus)の落葉
小高木。
関東・甲信地方、特に静岡県南部の富士山の裾野、箱根・伊
豆、房総半島の山中に自生。
5〜6月、葉の出る前に開花するウバザクラ(姥桜)の一種。
花は白色かまれに淡紅色で、小さく下向きにつく。
「フジザクラ(富士桜)」,「ハコネザクラ(箱根桜)」とも呼ぶ。
◎フジザクラは山梨県の県花。
まめしば
【マメシバ】
【豆芝】
○[哺]特に小型のシバイヌ(柴犬)。
参照⇒しばいぬ(シバイヌ,柴犬)
まめしぼり
【豆絞り】
○(1)板締(イタジ)めによる染柄(ソメガラ)(模様)の一種。
豆粒ほどの小さな円を横に並べ、それを縦に繰り返したもの。
参照⇒いたじめ(板締め,板締)
◎江戸時代に流行し、「元祖水玉模様」とも呼ばれる。
○(2)(1)で染めた布。
手拭地・浴衣地などに用いられる。
まめせんしゃ
【豆戦車】
○[歴][軍]⇒たんけっと(タンケット)
まめだいし
【豆大師】
○魔除けの護符の一つ。
慈眼大師天海(テンカイ)法力と長寿にあやかったもので、天海の
影像を三十三体押印してある。
魔除け・盗難除けとして戸口などに貼る。
◎比叡山の角大師に倣(ナラ)い、上野の東叡山寛永寺が版行した
もの。
参照⇒つのだいし(角大師)(3)
◎「豆」は「災厄を払う豆」と「達者に暮らす意味のまめ(忠実)」を
掛けたもの。
★まめだおし《まめだふし》
【マメダオシ】
【豆倒し】
【豆倒】
◇[英]Australian dodder、[学]Cuscuta australis
○[植]ハナシノブ目(Polemoniales)ヒルガオ科(Convolvulaceae)
ネナシカズラ属(Cuscuta)のツル性(蔓性)一年草。日本・中国
・東南アジア・オーストラリア原産。
寄生植物(parasite)で葉緑素を持たない。
ネナシカズラ(根無葛)(dodder)に似るが、花・果実ともに小
さい。
夏に小さな白〜黄白色の鐘形花を多数集まって咲き、球形の
果実を着け、それを食べた鳥のフン(糞)とともに種子が排出さ
れて繁殖する。
参照⇒きせいこん(寄生根)
まめたん
【豆炭】
◇[英]oval briquet/oval briquette
○成型燃料の一種。
石炭・木炭などの粉末を混ぜ、粘結剤で鶏卵大に練り固めた
もの。
参照⇒たどん(炭団)(1),れんたん(練炭,煉炭)
まめたん
【豆単】
○[俗][言]旺文社の『英語基本単語熟語集』の愛称。
「赤尾の豆単」とも呼ぶ。
◎1935(昭和10)赤尾好夫(旺文社の創業者)の編集で発刊。
1966(昭和41)5訂版、刊行。
まめたんく
【豆タンク】
○[歴][軍]⇒たんけっと(タンケット)
まめでっぽう《まめでつぱう》
【豆鉄砲】
◇[英]peashooter
○子供の玩具(オモチャ)で、マメを弾(タマ)にして飛ばす竹鉄砲の一
種。
竹筒に細長い溝(ミゾ)をくり抜き、その溝に細く割(サ)いた竹
をUの字に曲げて入れたもの。細い竹を強くたわめて豆を入れ、
手を放して弾(ハジ)き飛ばす。
まれに「鳩鉄砲」とも呼ぶ。
参照⇒はとがまめでっぽうをくったよう(鳩が豆鉄砲を食っ
たよう)
まーめーど
【マーメード】
◇[英]mermaid
○⇒にんぎょ(人魚)
まめめいげつ
【豆名月】
○[暦](陰暦八月十五夜の芋名月に対して)九月十三夜の月。
参照⇒じゅうさんや(十三夜),いもめいげつ(芋名月,芋明月)
◎秋の季語。
まめもち
【豆餅】
○[食]豆入りの餅。
搗(ツ)いた餅に、固く茹(ユ)でた黒豆(クロマメ)・赤豌豆(アカエンドウ)
・大豆(ダイズ)のいずれかを入れ、冷(サ)ましたもの。
豆はやや塩味があり、焼いてそのまま食べることが多い。
まめーり
【マメーリ】
◇Goffredo Mameli dei Mannelli
○[人]イタリアの詩人・作家・愛国者(1827〜1849)。
まめーりのさんか
【マメーリの賛歌】
◇[伊]Inno di Mameli
○[楽]イタリアの国歌。
まも
【マモ】
◇[フ]maman
○⇒ままん(ママン)
まもにすと
【マモニスト】
◇[英]mammonist
○拝金主義者。金銭万能主義者。
参照⇒まもにずむ(マモニズム),まもん(マモン)
まもにずむ
【マモニズム】
◇[英]mammonism
○拝金主義。金銭万能主義。
参照⇒まもにすと(マモニスト),まもん(マモン)
まもりがみ
【守り神】
○(1)⇒しゅごじん(守護神)
○(2)自分を災(ワザワ)いから守ってくれる神。
参照⇒しゅごれい(守護霊)
まもるて
【マモルテ】
◇[フ]mainmorte、[英]mortmain
○[法]⇒もーとめいん(モートメイン)
まもん
【マモン】
◇mammon
○(1)[聖](Mammon)『新約聖書』「マタイ福音書」に現れる、シ
リアの財宝・黄金の神。
「マンモン」とも呼ぶ。
○(2)(転じて邪悪の根源である)悪徳・強欲・貪欲の象徴とし
ての、金銭・富・利欲。
「マンモン」とも呼ぶ。
◎マモニズム(mammonism):拝金主義。
マモニスト(mammonist):拝金主義者。
○(3)[経](転じて)財界の巨頭・財閥。
「マンモン」とも呼ぶ。
まや
【真屋】
【両下】
○[建]⇒きりづまづくり(切妻造)
◎「ま」は接頭辞、「や」は建物の意味。一説に「ま」は両方、「や」
は屋根の意味。
まや
【摩耶】
○[歴][軍]旧日本海軍の重巡洋艦。
★まやく
【麻薬】
○
「ドラッグ(drug)」とも呼ぶ。
参照⇒あいえぬしーびー(INCB),ごうせいまやく(合成麻
薬),めすかりん(メスカリン)
◎1897(明治30)阿片法、公布。
1946. 6.19(昭和21)麻薬取締規則、公布。
1948. 7.10(昭和23)麻薬取締法、公布。阿片法など廃止。
まやーく
【マヤーク】
◇[露]mayak([英]beacon)
○(1)[海]⇒とうだい(灯台,燈台)
◎ロシア文字では"маяк"。
○(2)[原](Mayak)ロシア共和国チェリャビンスク州(Chelya-
binskaya Oblast)にある核施設。
州都チェリャビンスクの北方約100キロメートルの閉鎖都市
にある。
◎兵器用プルトニウムを生産。
1957(昭和32)国際原子力事故評価尺度(INES)レベル6の
事故発生。
現在は使用済み核燃料を再処理。
★まやくさんじょうやく《まやくさんでうやく》
【麻薬三条約】
【麻薬3条約】
○薬物関連の国際的な三条約の総称。
<1>麻薬単一条約:麻薬に関して各国がそれぞれに締結して
いた条約を一本化する。
1961(昭和36)採択。1964(昭和39)日本、加盟。
<2>向精神薬条約:幻覚剤・鎮痛剤・覚醒剤(カクセイザイ)などの
乱用を防止する。
1971(昭和46)採択。1990(平成 2)日本、加盟。
<3>麻薬新条約:麻薬などの取引や資金洗浄などを監視する。
1988(昭和63)採択。1992(平成 4)日本、加盟。
まやさんみゃく
【マヤ山脈】
◇[英]Maya Mountains、[フ]Montagnes Mayas
○[地]中央アメリカのベリーズ(Belize)(旧:イギリス領ホンジュ
ラス)南部を海岸沿いに縦走する山脈。
最高峰はドイルスディライト(Doyle's Delight)(1,124メー
トル)。
参照⇒びくとりあほう(ビクトリア峰)(2)
まやふじん
【マヤ夫人】
【摩耶夫人】
○[仏][人]⇒まやぶにん(摩耶夫人)
★まやぶにん
【摩耶夫人】
◇[梵]Maya(マーヤー)/Maya Devi
○[仏][人]釈迦(シャカ)(ブッダ)の生母・浄飯王(ジョウボンノウ)の妻。
釈迦は生母の右脇から入り母胎に宿り、右脇から誕生し7歩
あゆみ、「天上天下唯我独尊(デンジョウテンゲ・ユイガドクソン)」と宣言
したという。
釈迦の生誕7日後に死去。
「まやふじん(摩耶夫人)」とも呼ぶ。
参照⇒るんびにー(ルンビニー)
★まやぶんめい
【マヤ文明】
◇[英]Mayan civilization
○[歴]4世紀〜10世紀初頭、中央アメリカのユカタン半島を中
心に栄えたマヤ族の古代文明。
車と鉄器を持たなかった。
参照⇒[3]こるどば(コルドバ),ぱれんけ(パレンケ)
◎メキシコ南部:⇒あすてかていこく(アステカ帝国)
南アメリカ:⇒いんかていこく(インカ帝国)
★まゆ
【眉】
◇[日]mayu
○(1)[医]目の上部に弓形に生えている毛。
◎英語:アイブロウ(eyebrow)/アイブロー。
○(2)眉墨(マユズミ)の略称。
○(3)[服]烏帽子(エボシ)の前面、額(ヒタイ)の上部を押し込んだ所
に出る横皺(ヨコジワ)。
○(4)牛車(ギッシヤ)の屋形の上部、前後の出入り口にある突き出
た軒(ノキ)の部分。
○(5)[建]虹梁(コウリョウ)・破風板(ハフイタ)などの材の下方の縁(フチ)
に沿って装飾的に彫り込んだ眉形の繰り形(クリガタ)。
弓眉(ユミマユ)・剣眉(ケンマユ)(義経眉)・捨眉(ステマユ)・出入眉(デイ
リマユ)・缺眉(欠眉)(カキマユ)・薙眉(ナギマユ)・抉眉(クジリマユ)・蛭眉
など。
◎破風板上部・左右:参照⇒げぎょ(懸魚)
○()[]
★まゆ
【繭】
◇[英]cocoon(コクーン)
○
参照⇒せいけん(生繭),かんけん(乾繭,干繭),きびそ(きびそ,
生皮苧)
◎音(オン)は「ケン」。繭糸(ケンシ)=絹糸(ケンシ)。
★まゆずみ
【眉墨】
【黛】
◇[日]mayuzumi/mayu-zumi
○(1)眉をかく墨。
参照⇒まこもずみ(真菰墨)
○(2)(1)のための化粧品。
○(3)眉を墨でかくこと。
○(4)墨でかいた眉。
○()[]
まゆだちぺんぎん
【マユダチペンギン】
【眉立ちペンギン】
○[鳥]⇒しゅれーたーぺんぎん(シュレーターペンギン)
★まゆだま
【まゆ玉】
【繭玉】
○小正月に神棚に供える飾り物。
葉を取ったヤナギ・エノキなどの枝に、丸めた餅や団子など
を沢山つけたもの。
「繭玉飾り」,「まいだま(繭玉)」,「まゆだんご(繭団子)」,「まゆ
もち(繭餅)」,「なりわいぎ(生業木)」,「もちばな(餅花)」とも呼
ぶ。
参照⇒こしょうがつ(小正月),もちばな(餅花)
◎新年の季語。
まゆだまかざり
【まゆ玉飾り】
【繭玉飾り】
○⇒まゆだま(まゆ玉,繭玉)
まゆだんご
【まゆ団子】
【繭団子】
○⇒まゆだま(まゆ玉,繭玉)
まゆみかんすづかこふん
【真弓鑵子塚古墳】
○[歴]奈良県高市郡(タカイチグン)明日香村(アスカムラ)にある円墳。直
径約40メートル。
東漢氏(ヤマトノアヤウジ)の首長墓と推定。
まゆもち
【まゆ餅】
【繭餅】
○⇒まゆだま(まゆ玉,繭玉)
まゆやま
【眉山】
◇[日]Mayu Yama
○[地]長崎県南東部、島原半島にある雲仙岳(ウンゼンダケ)東側の
寄生火山。標高819メートル。
「びざん(眉山)」とも呼ぶ。
まゆるばんじけん
【マユルバンジ県】
◇[英]Mayurbhanj District
○インド東部、オリッサ州(Orissa State)北東部の県。西部を
ケオンジャル県(Keonjhar District)に接し、北東部 を西ベン
ガル州(West Bengal State)、北西部をジャールカンド州(Jhar-
khand State)に隣接。
県都はバリパダ(Baripada)。
〈面積〉
10,418平方キロメートル。
〈人口〉
1991(平成 3)188万4,580人(3月1日)。
2001(平成13)222万1,782人(3月1日)。
まよあ
【マヨア】
◇[独]Major
○[軍](ドイツ語で、陸軍の)少佐。
⇒しょうさ(少佐)
まよいがだけ《まよひがだけ》
【迷岳】
◇[日]Mayoigadake/Mayoi ga Dake
○[地]三重県西部、飯南郡(イイナングン)飯高町(イイタカチョウ)と多気郡
(タキグン)宮川村(ミヤガワムラ)の境にある山。標高1,309メートル。
「まよいだけ(迷岳)」とも呼ぶ。
まよいだけ《まよひだけ》
【迷岳】
◇[日]Mayoi Dake
○[地]⇒まよいがだけ(迷岳)
まよいばし《まよひばし》
【迷い箸】
○[食]持ち上げた箸を皿の上であちこちと動かすこと。また、
あちこちと突付き回すこと。
食事の作法では禁じられている。
まよいみち《まよひみち》
【迷い道】
○[楽]渡辺真知子作詞・作曲の歌謡曲。
歌も渡辺真知子。
◎1977.11. 1(昭和52)発売。渡辺真知子のデビュー曲。
まよえるひつじ
【迷える羊】
◇[英]lost sheep
○(1)道に迷って孤立したヒツジ(羊)。
○(2)[聖](転じて)信仰・正道を踏みはずした人。
◎「神の救いを必要としている人」の意味。
○(3)[聖](特に)犯罪者。
まよけさんご
【マヨケサンゴ】
【魔よけ珊瑚】
【魔除け珊瑚】
【魔除珊瑚】
○[動]ウミカラマツ(海唐松)の別称。
⇒うみからまつ(ウミカラマツ,海唐松)
まよっととう《まよつとたう》
【マヨット島】
◇[フ]Ile de Mayotte
○[地]インド洋西部、コモロ諸島(Iles Comores)東南部の島。
「グランドテール(Grand Terre)」と呼ばれる本島と、「プチテー
ル(Petite Terre)」と呼ばれる東隣りの属島パマンジ島(Ile Pa-
manzi)などから成る環礁(カンショウ)。
中心地はパマンジ島のザウジ(Dzaouzi)。
現地名は「マオレ島(Maore Island)」,「マホレ島(Mahore Is-
land)」。
「マイヨット島」とも呼ぶ。
〈面積〉
374平方キロメートル。
〈人口〉
1997(平成 9)13万1,320人。
◎1974(昭和49)住民投票でフランス海外領として残留を希望し、
1975(昭和50)コモロ諸島の他の3島がコモロ・イスラム連邦共
和国として独立。現在、係争中。
参照⇒こもろいすらむれんぽうきょうわこく(コモロ・イス
ラム連邦共和国)
まよなかのぎたー
【真夜中のギター】
○[楽]吉岡治作詞、河村利夫作曲の歌謡曲。
歌は千賀かほる。
◎1969. 8.(昭和44)レコード発売。
1980(昭和55)高田みづえでレコード発売。
まよねーず
【マヨネーズ】
◇[フ]mayonnaise/mahonnaise
○[食]卵黄にサラダ油・酢・コショウ(胡椒)・カラシ(芥子)・
食塩などを加え、手早くかき回して乳化させた、クリーム状の
ドレッシング。
サラダに和(ア)えたり、フライにかけたりして食べる。
◎地中海西部のスペイン領バレアレス諸島(Islas Baleares)の
メノルカ島(Insular de Menorca)の良港マオン(Mahon)に因(チナ)
む。
まよりか
【マヨリカ】
◇majolica
○⇒まじょりか(マジョリカ)
[1]まよるか
【マヨルカ】
◇Mallorca
○[地]⇒まりょるかとう(マリョルカ島)
[2]まよるか
【マヨルカ】
◇majolica
○⇒まじょりか(マジョリカ)
まよるかとう《まよるかたう》
【マヨルカ島】
◇[西]Insular de Mallorca/Isla de Mallorca
○[地]⇒まりょるかとう(マリョルカ島)
まよんさん
【マヨン山】
◇[英]Mayon Volcano
○[地]フィリピンのルソン島南東部ビコール半島(Bicol Penin-
sula)にある活火山。標高2,452メートル。
◎標高2,417メートルとも、2,462メートル(8,077フィート)と
も。
まら
【魔羅】
【摩羅】
【末羅】
◇[梵]mara
○(1)[仏](Mara)修行中の釈尊(シャクソン)を誘惑して成道(ジョウドウ)
を妨(サマタ)げようとした魔王、バラモン教の死神の名前。
また、成道した釈尊に教法を説く転法輪(テンボウリン)の断念を
図(ハカ)り、入滅(ニュウメツ)に際しても涅槃(ネハン)(覚り)の前に般涅
槃(ハツネハン)(死)に入ることを勧(スス)めた。
「マーラ」とも呼ぶ。
○(2)[仏](転じて)人心を惑わし、修行の妨げとなるもの。
○(3)[俗]陰茎・男根。
◎もとは僧侶の隠語。一説に、陰茎は諸悪・諸煩悩(ショボンノウ)
の根元で修行の妨げになることからとも、排泄(ハイセツ)を意味す
る「まる(放る)」からとも。
[1]まらー
【マラー】
◇Marrah/Marra
○[地]アフリカのスーダン西部にある高峰。標高3,088メート
ル。
[2]まらー
【マラー】
◇Jean Paul Marat
○[人]フランス革命の指導者(1743〜1793)。スイス生れ。
[1]まーら
【マーラ】
◇[英]mara
○[哺]ネズミ目(齧歯目<ゲッシモク>)(Rodentia)テンジクネズミ科
(Caviidae)マーラ属(Dolichotis)の哺乳類。
アルゼンチン中央部とチリ両国の南部のパタゴニア地方の草
原に生息。小供のみ地面の巣穴で生活。
体長70センチメートル・体高45センチメートルくらいで、耳
と後ろ足が長く、時速50キロメートルで走ることができる。
[2]まーら
【マーラ】
◇[梵]Mara
○[仏]⇒まら(魔羅,摩羅,末羅)
★まーらー
【マーラー】
◇Gustav Mahler(グスタフ・マーラー)
○[人]オーストリア、ロマン派の作曲家・指揮者。ボヘミア生
れ(1860〜1911)。
まらい
【馬来】
○[古]⇒まれー(馬来)
まらいしあ
【マライシア】
◇Malaysia
○⇒まれーしあ(マレーシア)
まらいたとう《まらいたたう》
【マライタ島】
◇[英]Malaita Island
○[地]南太平洋、ソロモン諸島(the Solomon Islands)南東部
にある火山島。ガダルカナル島(Guadalcanal)の北東。
まらいばらい
【マライバライ】
◇Malaybalay
○フィリピン南部、ミンダナオ島北部にある北部ミンダナオ地
方(Northern Mindanao Region)南部のブキドノン州(Bukidnon
Province)中東部の州都。
まらうい
【マラウイ】
◇Malawi
○(1)アフリカ南東部、マラウイ湖の西岸にある共和国。正称
はマラウイ共和国(the Republic of Malawi)。
首都はリロングウェ(Lilongwe)。
10月〜3月は雨期。
イギリス連邦に所属。
「マラウィ」とも呼ぶ。
旧称は「ニアサランド(Nyasaland)」,「ニヤサランド」。
〈面積〉
11.8平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52) 553万人。
1984(昭和59) 684万人。
1988(昭和63) 775万人。
1994(平成 6)1,044万人。
◎地方:Region。
市:City。
町:Municipality。
郡:Rural District。
地区:District。
◎1859(安政 6)イギリス人リビングストン(David Livingstone)
の踏査が行われる。
1891(明治24)イギリス保護領ニアサランド。
1953(昭和28)南北ローデシアとともにローデシア・ニアサラ
ンド連邦(中央アフリカ連邦)を結成。
1964. 7. 6(昭和39)イギリス連邦内の自治国として独立。
1966(昭和41)共和国に移行。
1975(昭和50)ゾンバ(Zomba)からリロングウェへ遷都。
○(2)[地](Lake Malawi)⇒まらういこ(マラウイ湖)
[1]まらうぃ《まらゐ》
【マラウィ】
◇Malawi
○⇒まらうい(マラウイ)
[2]まらうぃ《まらゐ》
【マラウィ】
◇Marawi
○フィリピン南部、ミンダナオ島(Mindanao Island)中西部の
ラナオ・デル・スール州(Lanao del Sur Province)北部にある
州都。
まらういこ
【マラウイ湖】
◇[英]Lake Malawi、[フ]Lac Malawi
○[地]アフリカ南東部、マラウイ・モザンビーク・タンザニア
にまたがる湖。
アフリカ大地溝帯(Africa's Great Rift Valley)に位置し、
南北に細長い。面積約3万平方キロメートル、最大深度372メ
ートル。
東岸からルブマ川(Ruvuma River)が流出。
「マラウィ湖」,「ニアサ湖(Lake Nyasa)」とも呼ぶ。
まらうぃこ
【マラウィ湖】
◇[英]Lake Malawi、[フ]Lac Malawi
○[地]⇒まらういこ(マラウイ湖)
まらが
【マラガ】
◇Malaga
○(1)(Provincia de Malaga)⇒まらがけん(マラガ県)
○(2)スペイン南部、アンダルシア自治州(Comunidad Autonoma
de Andalucia)南部のマラガ県の県都。地中海に面する港湾都
市。
画家ピカソの生地。
〈人口〉
1969(昭和44)32万1,622人。
1995(平成 7)51万6,000人。
◎この地方に伝わる民謡をマラゲーニャ(malaguena)と呼ぶ。
参照⇒まらげーにゃ(マラゲーニャ)
まらかいと
【マラカイト】
◇[英]malachite
○[鉱]⇒くじゃくいし(孔雀石)
★まらかいとぐりーん
【マラカイトグリーン】
【マラカイト・グリーン】
◇[英]malachite green
○(1)[色]深緑色。孔雀石の色。
参照⇒ろくしょういろ(緑青色)
○(2)[化]深緑色の塩基性有機色素。
染色のほか、観賞魚の水カビ病の合成抗菌剤として使用され
る。
参照⇒いわろくしょう(岩緑青)
まらかいぼ
【マラカイボ】
◇Maracaibo
○(1)[地]⇒まらかいぼこ(マラカイボ湖)
○(2)ベネズエラ北西部、スーリア州(Estado Zulia)中北部の
州都。マラカイボ湖(Lago de Maracaibo)北西岸にある港湾都
市。
〈人口〉
1976(昭和51)79万人。
まらかいぼこ
【マラカイボ湖】
◇[西]Lago de Maracaibo、[英]Lake Maracaibo
○[地]南アメリカ北部、ベネズエラ北西部にある塩湖。面積約
13,600平方キロメートル、湖岸は周囲900キロメートル、最大
深度約250メートル。
まらがけん
【マラガ県】
◇[西]Provincia de Malaga、[英]Malaga Province
○スペイン南部、アンダルシア自治州(Comunidad Autonoma de
Andalucia)南部の県。北部をコルドバ県(Provincia de Cordo-
ba)、東部をグラナダ県(Provincia de Granada)、西部をカディ
ス県(Provincia de Cadiz)、北西部をセビリア県(Provincia
de Sevilla)に接し、南部を地中海に面する。
県都はマラガ(Malaga)。
参照⇒まらげーにゃ(マラゲーニャ)
〈面積〉
7,308平方キロメートル。
〈人口〉
1991(平成 3)116万0,843人(3月1日現在)。
2001(平成13)128万7,017人(11月1日現在)。
2003(平成15)137万4,890人(1月1日推計)。
まらがしゅ
【マラガシュ】
◇Malgache
○[地]⇒まだがすかる(マダガスカル)
まらかにあんきゅうでん
【マラカニアン宮殿】
◇[英]Malacanang Palace
○フィリピンのマニラ市内、パッシグ川に面して立つ純スペイ
ン風の大統領官邸。
スペイン人の大地主の邸宅として建設され、1946(昭和21)フィ
リピン独立後に大統領府となる。
◎「マラカニアン」はタガログ語で「高貴な人の住むところ」とい
う意味。
◎アキノ大統領当時、イメルダ夫人の靴1,200足が陳列されて
いたことで有名。
まらかんど
【マラカンド】
◇Malakand
○(1)(Malakand Division)⇒まらかんどけん(マラカンド県)
○(2)(Malakand District)⇒まらかんどちく(マラカンド地区)
○(3)パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber
Pakhtunkhwa Province)北部のマラカンド県(Malakand Division)
南部にあるマラカンド地区の中心地。
まらかんどけん
【マラカンド県】
◇[英]Malakand Division
○パキスタン北西部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber
Pakhtunkhwa Province)北部の県。
県都はスワート地区(Swat District)ミンゴラ(Mingra)。
〈面積〉
2万9,872平方キロメートル。
〈人口〉
1981(昭和56)246万6,767人。
1998(平成10)426万2,700人。
まらかんどちく
【マラカンド地区】
◇[英]Malakand District
○パキスタン北部、カイバル・パシュトゥンハ州(Khyber
Pakhtunkhwa Province)北部のマラカンド県(Malakand Divi-
sion)南部にある地区。北部をディール地区(Dir District)、
北東部をスワート地区(Swat District)、南東部をマルダン地
区(Mardan District)、北西部をバジャウル地区(Bajaur Agen-
cy)に接する。
中心地はマラカンド。
まらき
【マラキ】
【馬拉基】
◇Malachi
○(1)[人]ヘブライ(ユダヤ)の小預言者。
○(2)[聖](the Book of Malachi)⇒まらきしょ(マラキ書,馬拉
基書)
まらきしょ
【マラキ書】
【馬拉基書】
◇[英]the Book of Malachi
○[聖]『旧約聖書』中の一書。
略称は「Mal.」。
まらきーた
【マラキータ】
◇[西]malaquita
○[鉱](スペイン語で)孔雀石。
⇒くじゃくいし(孔雀石)
まらきーて
【マラキーテ】
◇[伊]malachite
○[鉱](イタリア語で)孔雀石。
⇒くじゃくいし(孔雀石)
まらきーと
【マラキート】
◇[フ]malachite
○[鉱](フランス語で)孔雀石。
⇒くじゃくいし(孔雀石)
まらぐたいきち
【マラグタイ基地】
◇[英]Camp Malagutay
○[軍]フィリピン南部、ミンダナオ島サンボアンガ(Zamboanga)
にある基地。
まらげー
【マラゲー】
◇Maragheh
○イラン北西部、東アザルバイジャン州(Azarbayjan-e Kha-
vari Ostan)南西部の都市。
北緯37.42°、東経46.22°の地。
〈人口〉
1986(昭和61)10万0,679人。
1996(平成 8)13万2,318人。
2006(平成18)14万6,405人。
まらけしゅ
【マラケシュ】
◇Marrakesh/Marrakech
○アフリカ大陸北西端、モロッコ西部のマラケシュ・テンシフ
ト・アルハオウズ州(Region de Marrakech-Tensift-Al Haouz)
の州都・マラケシュ県(Province de Marrakech)の県都。オア
シスにある商業都市。
アトラス山脈(Atlas Mts.)のツブカル山(Mount Toubkal)北
麓、カサブランカから南方へ鉄道で約220キロメートルに位置
する。
皮製品・カーペットなどの製造が盛んで、農耕も行われてい
る。
12世紀にスペインのアンダルシア人が建てたモスク、王宮や
伝統があるベンユースフ大学(Universite Ben Youssef)などが
あり、観光地としても有名。
旧称は「モロッコ」。
「マラケーシュ」とも呼ぶ。
参照⇒もろっこ(モロッコ)(1)
〈人口〉
1970(昭和45)30万5,000人。
1971(昭和46)33万人。
1993(平成 5)60万2,000人。
1994(平成 6)67万2,478人。
◎1062(康平 5)イブン・タシュフィー(Yusuf ibn Tashfin)が
建設し、ムラービト朝(al-Murabitin)・ムワーヒド朝(al-Muwah-
hidun)の首都であった。
サハラ以南の隊商路の基点として、またスペインを結ぶ交易
で栄えた。
1912(大正元)フランス領となり近代的な市街が建設された。
1985(昭和60)ジャマ・エル・フナ広場(Plaza Djemaa el Fna)、
世界文化遺産に登録。
まらけーしゅ
【マラケーシュ】
◇Marrakesh
○⇒まらけしゅ(マラケシュ)
★まらけしゅてんしふとあるはおうずしゅう
《まらけしゆてんしふとあるはおうずしう》
【マラケシュ・テンシフト・アルハオウズ州】
◇[フ]Region de Marrakech-Tensift-Al Haouz
○モロッコ西部の州。
州都はマラケシュ。
「マラケシュ・テンシフト・エルハオウズ州(Region de Mar-
rakech-Tensift-El Haouz)」とも呼ぶ。
〈面積〉
3万1,160平方キロメートル。
〈人口〉
1994(平成 6)272万4,204人(9月2日現在)。
2004(平成16)310万2,652人(9月2日現在)。
〈県〉
アルハオウズ県(Province de Al Haouz)。
シシャワ県(Province de Chichaoua)。
県(Province de El Kelaa des Sraghna)。
エッサウィラ県(Province de Essaouira)。
マラケシュ県(Province de Marrakech)。
まらけしゅてんしふとえるはおうずしゅう
《まらけしゆてんしふとえるはおうずしう》
【マラケシュ・テンシフト・エルハオウズ州】
◇[フ]Region de Marrakech-Tensift-El Haouz
○⇒まらけしゅてんしふとあるはおうずしゅう(マラケシュ・
テンシフト・アルハオウズ州)
まらげーにゃ
【マラゲーニャ】
◇[西]malaguena
○[楽]スペイン南部のマラガ(Malaga)地方に伝わる民謡とその
舞踊。フラメンコの一種で、即興的に歌いながら踊るもの。
参照⇒まらが(マラガ)
まらしゅ
【マラシュ】
◇Marash
○トルコの都市。
⇒からまんまらしゅ(カラマンマラシュ)
まらすきーの
【マラスキーノ】
◇[伊]maraschino、[英]maraschino
○[食]リキュール酒の一種。
クロアチア(旧ユーゴスラビア)のダルマチア地方産のマラス
カ種のサクランボ(桜桃)(marasca cherry)から造られる甘い蒸
留酒。
まらすきーのちぇりー
【マラスキーノチェリー】
◇[英]maraschino cherry
○[食]マラスキーノに漬けたサクランボ(桜桃)。
ケーキやカクテルなどの飾りに用いる。
まらすむす
【マラスムス】
◇[学]marasmus
○[病]⇒しょうもうしょう(消耗症)
まらそん
【マラソン】
◇marathon
○[運]陸上競技の一つ。標準距離42.195キロメートルを走る長
距離競争。
◎発祥の地:⇒まらとん(マラトン)
◎ボストン・マラソン
◎1979.11.18(昭和54)世界初の女子マラソン、東京で開催。
◎距離は「死に行(イ)く覚悟(カクゴ)」と覚える。
まらたじん
【マラタ人】
◇[英]Marathas/Mahrattas
○⇒まらーたぞく(マラータ族)
★まらーたせんそう《まらーたせんさう》
【マラータ戦争】
◇[英]Maratha Wars
○[歴]マラータ同盟とイギリス東インド会社との戦争。
第一次:1775〜1782。
第二次:1803〜1805。
第三次:1817〜1819。
まらーたぞく
【マラータ族】
◇[英]Marathas/Mahrattas
○インド中央部の西海岸地方のマハラシュトラ(Maharashtra)
地方を中心に居住し、マラーティ語(Marathi)を話すヒンズー
教徒のカースト集団。南インド系先住民、アーリア系、スキタ
イ系人種から成る。
17世紀後半にシバージー(Shivaji)がムガール帝国と戦って、
1680(延宝 8)デカン高原にマラータ王国(Maratha Kingdom)を
創建。周辺のマラータ諸侯を結集させてマラータ同盟(Maratha
Confederacy)を結成。
イスラム教徒のムガール帝国に対抗する一大勢力となったが、
インドに進出したイギリスとの3度のマラータ戦争(Maratha
Wars)で敗北し、同盟は崩壊した。
「マラタ人」とも呼ぶ。
まらたむおうこく《まらたむわうこく》
【マラタム王国】
◇[英]Mataram Kingdom
○(1)[歴]8〜10世紀、インドネシアのジャワ島(Pulau Jawa)
中央部に栄えたヒンズー王朝。
○(2)[歴]16世紀末、ジャワ島中央部にあったイスラム王朝(〜
1755)。
18世紀中ころ、ドイツの東インド会社の勢力圏に入る。
1749(寛延 2)従属国となる。
1755(宝暦 5)スラカルタ(Surakarta)とジョクジャカルタ
(Yogyakarta)とに分裂。
まらちや
【マラチヤ】
◇Malatya
○⇒まらてぃや(マラティヤ)
まらちやけん
【マラチヤ県】
◇[トルコ語]Malatya Ili、[英]Malatya Province
○⇒まらてぃやけん(マラティヤ県)
まらっか
【マラッカ】
◇Malacca
○(1)(Malacca State)⇒まらっかしゅう(マラッカ州)
○(2)マレーシアのマラッカ州の州都。マラッカ河口にまたが
る港。
★まらっかおうこく《まらつかわうこく》
【マラッカ王国】
◇[英]the Kingdom of Malacca
○[歴](1402〜1511)。
1445年ころイスラム教に改宗。
★まらっかかいきょう《まらつかかいけふ》
【マラッカ海峡】
◇[英]the Strait of Malacca
○[地]マレー半島(the Malay Peninsula)とスマトラ(Sumatra)
島との間の海峡。
まらっかしゅう《まらっかしう》
【マラッカ州】
◇[マレー語]negeri Melaka、[英]Malacca State
○マレーシアのマレー半島(Malay Peninsula)南西岸にある州。
北部をスンビラン州(negeri Sembilan)、東部をジョホール州
(negeri Johore)に接し、南部・西部をマラッカ海峡(the St-
rait of Malacca)に面する。
州都はマラッカ。
「ムラカ州」とも呼ぶ。
まらてぃや
【マラティヤ】
◇Malatya
○(1)(Malatya Ili)⇒まらてぃやけん(マラティヤ県)
○(2)トルコ中東部、マラティヤ県の県都。
「マラチヤ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1975(昭和50)15万人。
まらてぃやけん
【マラティヤ県】
◇[トルコ語]Malatya Ili、[英]Malatya Province
○トルコ中東部の県。
県都はマラティヤ。
「マラチヤ県」とも呼ぶ。
まらでたさんち
【マラデタ山地】
◇[西]Macizo de la Maladetta、[フ]Massif de la Maladetta、
[英]Maladetta Massif
○[地]⇒まらでったさんち(マラデッタ山地)
まらでったさんち
【マラデッタ山地】
◇[西]Macizo de la Maladetta、[フ]Massif de la Maladetta、
[英]Maladetta Massif
○[地]スペイン北東部、ピレネー山脈(the Pyrenees)の中央部
にある山地。
最高峰アネト山([西]Pico de Aneto)(3,404メートル)・メディ
オ山(Pico del Medio)(3,346メートル)・マラデッタ山(Pico
de la Maladetta)(3,308メートル)などがある。
「マラデタ山地(Maladeta Mountains)」とも呼ぶ。
まらとん
【マラトン】
◇Marathon
○ギリシア南部のアッティカ地方、アテナイ(Athenai)の北東
にある村。
「マラトンの戦い」の古戦場。
参照⇒まらとんのたたかい(マラトンの戦い)
◎マラソンの発祥の地。
2004. 8. 5(平成16)マラソン博物館、開館。
★まらとんのたたかい《まらとんのたたかひ》
【マラトンの戦い】
◇[英]the Battle of Marathon
○[歴]第二ペルシア戦争中のBC. 490、古代ペルシア帝国とギ
リシアの間に行われた戦争。
ミルチアデス(Miltiades)が率いるアテナイ軍が、アテナイ
の北岸マラトンに上陸したペルシアの大軍を撃破。
◎このときミルチアデスの使者がアテナイまで一気に走り、勝
利を伝えて絶命したと言われている。
まらにょんしゅう《まらによんしう》
【マラニョン州】
◇[葡]Estado de Maranhao、[英]Maranhao State
○ブラジル北東部の州。南西部をトカンティンス州(Estado de
Tocantins)、北西部をパラ州(Estado de Para)に接し、北部を
大西洋に面する。
州都はサンルイス(Sao Luis)。
アルカンタラ宇宙基地(Alcantara Space Center)がある。
〈面積〉
33万3,366平方キロメートル。
〈人口〉
1996(平成 8)521万8,400人。
2000(平成12)563万8,400人。
2003(平成15)597万2,200人。
まらばる
【マラバル】
◇Malabar
○⇒まらばーる(マラバール)
まらばーる
【マラバール】
◇Malabar
○インド半島南西部、西ガッツ山脈(Western Ghats)西側のア
ラビア海(Arabian Sea)に面する海岸地方。
北端がゴア州(Goa State)、北部がカルナータカ州(Karnata-
ka State)、南部がケララ州(Kerala State)に属する。
古来から香料の産地・東西貿易の中継地として栄え、ゴア
(Goa)・マンガロール(Mangalore)・コジコーデ(Kozhikode)(旧
:カリカット)・コーチン(Cochin)・ティルバナンタプラム(Thi-
ruvananthapuram)(旧:トリバンドラム)などの港湾都市がある。
「マラバル」とも呼ぶ。
参照⇒けららしゅう(ケララ州),まなばん(真南蛮,真南斑,真
盤,真名盤)
◎16世紀、ポルトガルが進出。
17世紀、オランダ・イギリス・フランスが進出。
18世紀後半、イギリスが領有権を確立。
まらばるかいがん
【マラバル海岸】
◇[英]Malabar Coast
○[地]⇒まらばーるかいがん(マラバール海岸)
まらばーるかいがん
【マラバール海岸】
◇[英]Malabar Coast
○[地]インド南西部、西ガッツ山脈(Western Ghats)西側にあ
るアラビア海(Arabian Sea)に面する海岸。
「マラバル海岸」とも呼ぶ。
参照⇒まらばーる(マラバール),まなばん(真南蛮,真南斑,真
盤,真名盤)
まらひーと
【マラヒート】
◇[独]Malachit
○[鉱](ドイツ語で)孔雀石。
⇒くじゃくいし(孔雀石)
[1]まらぶー
【マラブー】
◇[英]marabout
○(1)[宗](北アフリカの)イスラム教の隠者・聖者。
○(2)[宗](1)の墓。
◎イタリア語:マラブット(marabutto)。
★[2]まらぶー
【マラブー】
◇[英]marabou/marabout/marabou stork
○[鳥]アフリカハゲコウ([学]Leptoptilos crumeniferus)。
参照⇒はげこう(ハゲコウ,禿鸛)
まらぶっと
【マラブット】
◇[伊]marabutto、[英]marabout
○[宗]⇒[1]まらぶー(マラブー)
まらぷろっぷふじん
【マラプロップ夫人】
◇[英]Mrs.Malaprop
○[文]シェークスピア(Sheridan)の劇『恋敵(The Rivals)』に
登場する老婦人。
途方もない滑稽(コッケイ)な言葉の誤用・混用をする癖がある。
まらぼ
【マラボ】
◇Malabo
○アフリカ中西部、赤道ギニア共和国の首都。
北緯3.74°、東経8.79°の地。
旧称は「サンタイサベル(Santa Isabel)」。
〈人口〉
1960(昭和35) 4万人。
1983(昭和58) 4万5,900人。
2002(平成14)11万2,800人。
◎中国語表記は「馬拉博」。
まらまっど
【マラマッド】
◇Bernard Malamud
○[人]アメリカのユダヤ系小説家(1914〜1986)。
まらみゅーと
【マラミュート】
◇[英]malamute
○[哺]⇒えすきもーいぬ(エスキモー犬)
まらーやらむご
【マラーヤラム語】
◇[英]Malayalam language
○[言]ドラビダ系諸語(Dravidian language)に属する、インド
南西ドラビダ語。
インド南西端のケララ州(Kerala State)で使用されている公
用語の一つ。
タミル語(Tamil language)に近い。
参照⇒たみるご(タミル語)
★まらりあ
【マラリア】
◇[英]malaria、[独]Malaria
○[病]マラリア原虫(malaria parasite)が引き起こす熱病。
感染すると、発熱し震えがとまらず、黄だんが現われる。
特効薬はキニーネ([蘭]kinine)・クロロキン([英]chloro-
quine)。
古くは「おこり(瘧)」と呼ばれた。
参照⇒こくすいねつ(黒水熱)
◎イタリア語の「悪い(mala)空気(aria)」から。
イタリア語:マラリア(malaria)。
トルコ語:スィトマ(sitma)。
中国語:瘧疾(yaoji)/瘧子(yaozi)。
まらりんが
【マラリンガ】
◇Maralinga
○[原]オーストラリアにある、イギリスの核実験場。
まらんぐあ
【マラングア】
◇Malangwa
○ネパール南東部、ジャナカプール地方(Janakpur Zone)南西
部のサルラヒ地区(Sarlahi District)南端にある行政所在地。
「マラングワ」とも呼ぶ。
まらんぐわ
【マラングワ】
◇Malangwa
○⇒まらんぐあ(マラングア)
まらんじゅ
【マランジュ】
◇Malanje
○(1)(Malanje Province)⇒まらんじゅしゅう(マランジュ州)
○(2)アフリカ南西部、アンゴラ北部のマランジュ州中央部に
ある州都。
まらんじゅしゅう《まらんじゆしう》
【マランジュ州】
◇[英]Malanje Province
○アフリカ南西部、アンゴラ北部の州。
州都はマランジュ。
★まり
【マリ】
◇Mali
○(1)[歴]⇒まりていこく(マリ帝国)
○(2)[歴]マリ連邦。
○(3)⇒まりきょうわこく(マリ共和国)
まりー
【マリー】
◇[フ]Marie
○[人]フランス語の女子名。
◎ラテン語・イタリア語・スペイン語・ドイツ語ではマリア
(Maria)、英語ではメアリー(Mary)に当たる。
まりあ
【マリア】
◇Maria
○(1)[宗]イエス・キリストの母。
⇒[1]さんたまりあ(サンタマリア,サンタ・マリア)
○(2)[聖](Maria Magdalena)⇒まぐだらのまりあ(マグダラの
マリア)
○(3)[聖](Mary of Bethany)⇒べたにあのまりあ(ベタニアの
マリア)
○(4)[人]ラテン語・イタリア語・スペイン語・ドイツ語の女
子名。
◎英語ではメアリー(Mary)、フランス語ではマリー(Marie)に
当たる。
まりあすしょとう《まりあすしよたう》
【マリアス諸島】
◇[西]Islas Marias、[英]Marias Islands
○[地]メキシコ西部、ナヤリト州(estado de Nayarit)沖にあ
る太平洋上の諸島。
まりあっち
【マリアッチ】
◇[西]mariachi
○(1)[楽]メキシコ特有の楽団。
野外ダンスの伴奏をする楽団で、ギター・バイオリン・トラ
ンペットなど7〜8人で編成される。
○(2)[楽]その楽団が演奏する民俗的なダンス音楽。
◎2011(平成23)ユネスコの無形文化遺産に登録。
まりあてれさ
【マリア・テレサ】
◇[英]Maria Theresa
○[人]⇒まりあてれじあ(マリア・テレジア)
★まりあてれじあ
【マリア・テレジア】
◇Maria Theresia
○[人]ハプスブルク家のオーストリアの君主・神聖ローマ女帝
(1717〜1780)。在位:1740〜1780。カール六世の娘、フランツ
一世の皇帝妃。ヨゼフ二世、レオポルト二世、マリー・アント
ワネットの母。
英語名で「マリア・テレサ(Maria Theresa)」とも呼ぶ。
参照⇒まりーあんとわねっと(マリー・アントワネット)
★まりあなおきかいせん
【マリアナ沖海戦】
◇[英]the Battle of Mariana Sea
○[歴]1944. 6.(昭和19)日本海軍は敗北。
★まりあなかいこう
【マリアナ海溝】
◇[英]Mariana Trench
○[地]太平洋西部、マリアナ諸島(Mariana Islands)の東側を
弧状に走る海溝。
〈海淵(deep)〉
ビチアス海淵(Vitiaz Deep):水深1万1,034メートル。
トリエステ海溝(Trieste Deep):水深1万0,918メートル。
チャレンジャー海淵(Challenger Deep):水深1万0,863メー
トル。
参照⇒びちあすかいえん(ビチアス海淵)
まりあなぐんとう《まりあなぐんたう》
【マリアナ群島】
◇[英]the Mariana Islands
○[地]⇒まりあなしょとう(マリアナ諸島)
まりあなしょとう《まりあなしよたう》
【マリアナ諸島】
◇[英]the Mariana Islands
○[地]西太平洋、ミクロネシア北西部のサイパン島・グアム島
・テニアン島・ロタ島など15の島々から成る諸島。
アメリカ合衆国領のグアム島と、その他のアメリカ合衆国信
託統治領の島々で、自治連邦北マリアナ諸島(the Northern Mar-
iana Islands)を構成する。
「マリアナ群島」とも呼ぶ。
◎1898(明治31)グアム島、アメリカ領。
1899(明治32)グアム島を除き、ドイツ領。
第一次世界大戦で、1920(大正 9)ドイツ領から日本の委任統
治領となる。
サイパン島には日本の委任統治領時代に南洋庁支庁があった。
1986(昭和61)グアム島を除きアメリカ合衆国の自治連邦北マ
リアナ諸島となる。
参照⇒なんよういにんとうじち(南洋委任統治地)
まりあぶるちゅうてつ《まりあぶるちうてつ》
【マリアブル鋳鉄】
◇[英]malleable cast iron
○[冶]可鍛鋳鉄の別称。
⇒かたんちゅうてつ(可鍛鋳鉄)
まりあるーずごうじけん《まりあるーずがうじけん》
【マリアルーズ号事件】
◇[英]Maria Luz Incident
○[歴]1872(明治 5. 7.)ペルー船マリアルーズ(Maria Luz)号
の清国人苦力(クーリー)輸送事件。
ペルー船が苦力230人を輸送して横浜に寄港中、逃亡した苦
力が英国軍艦に救助を求めた。苦力に対する虐待が発覚し、神
奈川県庁(県令は大江卓)で臨時法廷が開かれ、日本側は奴隷売
買事件としてペルー船を抑留、船長を取り調べた。その結果、
奴隷売買の不当性を理由に苦力全員の釈放・本国送還などを命
令し、ペルー政府と紛糾。
1875(明治 8)ペルー国王は不服を申し立てたが、ロシア皇帝
による仲裁裁判で日本側の主張が認められた。
◎この事件を契機に国内の人身売買が問題化し、1872(明治 5)
娼妓解放令が出された。
まりあん
【マリアン】
◇[フ]Marianne
○フランス共和国(1789〜)の擬人的女性名称。
◎イギリス:⇒ぶりたにあ(ブリタニア)(2)
★まりーあんとわねっと
【マリー・アントワネット】
◇Marie Antoinette
○[人]フランス王ルイ十六世の妃(1755〜1793)。マリア・テレ
ジアと神聖ローマ皇帝フランツ一世との末娘。
ハプスブルク家とブルボン朝を結ぶ政策でルイ十六世と結婚。
フランス革命の際、オーストラリアと連絡して革命を阻止す
る反革命の中心とみなされ幽閉。のち国外逃亡を企てて、ギロ
チンで処刑。
★まりうす
【マリウス】
◇Gaius Marius
○[人]古代ローマの将軍・執政官(BC. 157〜BC. 86. 1.13)。
BC. 119、護民官(tribune)。
BC. 115、執政官(praetor)。
BC. 111〜BC. 108、ユグルタ戦争(Jugurtha War)でメテルス
(Quintus Metellus)の副将として台頭。
BC. 102、アクアエ・セクスティアエ(Aquae Sextiae)(現:エ
クサンプロバンス)でテウトニ人を壊滅。
BC. 101、ウェルケラエ(Vercellae)(現:ベルチェリ)でキン
ブリ人を壊滅。
スラ(Lucius Cornelius Sulla)との政争中に病死。
参照⇒てうとに(テウトニ),きんぶりじん(キンブリ人)
◎生年はBC. 155ころとも。
まりえった
【マリエッタ】
◇Marietta
○アメリカ合衆国南部、オクラホマ州(Oklahoma State)南部に
あるラブ郡(Love County)の郡都。
まりえんぶるく
【マリエンブルク】
◇[独]Marienburg
○ポーランドの都市マルボルク(Malbork)のドイツ語名。
⇒まるぼるくし(マルボルク市)
まりおうこく《まりわうこく》
【マリ王国】
◇[英]Kingdom of Mali
○[歴]⇒まりていこく(マリ帝国)
まりおっと
【マリオット】
◇Edme Mariotte
○[人]フランスの物理学者(1620〜1684)。
◎マリオット盲点(Mariotte blind spot):⇒もうてん(盲点)
(1)
まりおっともうてん《まりおつとまうてん》
【マリオット盲点】
◇[英]Mariotte blind spot
○[医]盲点の別称。
⇒もうてん(盲点)(1)
まりおねっと
【マリオネット】
◇[フ]marionette
○[劇]あやつり人形。
英語で「パペット(puppet)」とも呼ぶ。
参照⇒まぺっと(マペット)
まりおん
【マリオン】
◇Marion
○(1)[地](Marion Island)⇒まりおんとう(マリオン島)
○(2)(Marion County)⇒まりおんぐん(マリオン郡)
○(3)アメリカ合衆国南東部、アラバマ州(Alabama State)中央
部のペリー郡(Perry County)中西部にある郡都。
○(4)アメリカ合衆国中東部、イリノイ州(Illinois State)南
部にあるウィリアムソン郡(Williamson County)の郡都。
○(5)アメリカ合衆国中南部、アーカンソー州(Arkansas State)
東部にあるクリッテンデン郡(Crittenden County)東部の郡都。
まりおんぐん
【マリオン郡】
◇[英]Marion County
○(1)アメリカ合衆国中央東部、ケンタッキー州(Kentucky Com-
monwealth)中北部の郡。北部をワシントン郡(Washington Coun-
ty)、北西部をネルソン郡(Nelson County)に接する。
郡都はレバノン(Lebanon)。
○(2)アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)中北
部の郡。
郡都はオカラ(Ocala)。
〈人口〉
1980(昭和55)11万8,800人。
1990(平成 2)19万4,833人。
2000(平成12)25万8,916人。
2005(平成17)30万3,442人。
○(3)アメリカ合衆国中東部、インディアナ州(Indiana State)
中央部の郡。西部をヘンドリックス郡(Hendricks County)に接
する。
郡都はインディアナポリス(Indianapolis)(州都)。
○(4)アメリカ合衆国北西部、オレゴン州(Oregon State)北西
部の郡。東部をジェファーソン郡(Jefferson County)に接する。
郡都は州都セーラム(Salem)。
まりおんとう《まりおんたう》
【マリオン島】
◇[英]Marion Island
○[地]インド洋の南西、南アフリカ共和国の南東にあるプリン
ス・エドワード諸島(Prince Edward Islands)の主島。活火山
島。北東にプリンス・エドワード島がある。
南緯46.88°、東経37.86°の地。
南アフリカ共和国に帰属。
〈面積〉
290平方キロメートル。
まりがとーに
【マリガトーニ】
◇[英]mulligatawny
○[料]東インドのカレー入りスープ。
◎タミール語の「胡椒(milaku)水(tanni)」から。
まりきょうわこく
【マリ共和国】
◇[フ]Republique du Mali、[英]Republic of Mali
○アフリカ北西部の共和国。
首都はバマコ(Bamako)。
〈面積〉
124万0,192平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52) 599万人。
1988(昭和63) 891万人。
1997(平成 9)1,148万人。
◎州:[フ]Region。
◎1892(明治25)フランス領スーダンとなる。
1958(昭和33)フランス共同体の自治国となる。
1960. 6.20(昭和35)フランス共同体のマリ連邦としてセネガ
ルとともに独立。
1960. 8.20(昭和35)セネガルが連邦より離脱。
1960. 9.22(昭和35)単独の共和国となる。
まりく
【マリク】
◇[トルコ語]malik
○(1)占有者・所有者。
○(2)支配者・王。
○(3)(中央アジアの)部族長。
○(4)(中央アジアの)マリク(部族長)を中心とする伝統的な部
族制度。
参照⇒とらいばるえりあ(トライバル・エリア)(2)
まりこぱ
【マリコパ】
◇Maricopa
○(1)北アメリカ・インディアンの一種族。
○(2)(Maricopa County)⇒まりこばぐん(マリコパ郡)
まりこばぐん
【マリコパ郡】
◇[英]Maricopa County
○アメリカ合衆国南西部、アリゾナ州(Arizona State)中南部
の郡。
郡都は州都フェニックス(Phoenix)。
アメリカ最大級のパロバーデ原発(Palo Verde Nuclear Gen-
erating Station)がある。
★まりーごーるど
【マリーゴールド】
◇[英]marigold
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)センジュギク属
(Tagetes)の英名。メキシコ原産。
園芸品種が多く、フレンチマリーゴールド・メキシカンマリ
ーゴールド・アフリカンマリーゴールドなどがある。
「クジャクソウ(孔雀草)」,「コウオウソウ(紅黄草)」,「マンジュ
ギク(万寿菊)」,「センジュギク(千寿菊)」とも呼ぶ。
参照⇒きんけいぎく(キンケイギク,錦鶏菊)
まりしてん
【摩利支天】
◇[梵]Marici(摩利支)
○[仏]護身・隠身・勝利・財福などを司(ツカサド)る天部の女神。
常に自らの姿を隠し、摩利支天を供養する者のために、障難
(ショウナン)(災難)を除き利益を施すという。
もとインドの民間信仰の神で、日光や陽炎(カゲロウ)を神格化
したもの。
日本では武士の守護神として信仰された。
猪(イノシシ)に乗った二臂または三面八臂の天女像などで表され、
種々の武具を携えている。
参照⇒おんぎょうほう(隠形法)
◎"Marici(マリーチ)"は「光線」を意味し、「威光」,「陽炎」とも
訳される。
まりたいむあるぷす
【マリタイム・アルプス】
◇[英]Maritime Alps(沿海のアルプス)
○[地]アルプス山脈の南西端、リグリア海(Ligurian Sea)近く
を北西から南東に走る支脈。北部はコチアン・アルプス(Cot-
tian Alps)に連なる。
フランスとイタリアの国境を成す。
アルジェンテーラ峰(Cima dell'Argentera)は標高3,297メー
トル。
フランス語で「マリティーム・アルプス(Alpes Maritime)」、
イタリア語で「マリッティメ・アルプス(Alpi Marittime)」とも
呼ぶ。
参照⇒かでぃぼなとうげ(カディボナ峠)
★まりたん
【マリタン】
◇Jacques Maritain
○[人]フランスの哲学者(1882〜1973)。
まりってぃめあるぷす
【マリッティメ・アルプス】
◇[伊]Alpi Marittime
○[地]⇒まりたいむあるぷす(マリタイム・アルプス)
まりていこく
【マリ帝国】
◇[英]the Mali Empire/the Empire of Mali/the Mali
○[歴]13〜15世紀ころ、アフリカ北西部を支配した黒人イスラ
ム教国。
場所は現在の西スーダンの大部分。
黄金と塩の交易で栄える。
「マリ王国(Kingdom of Mali)」とも呼ぶ。
参照⇒ちんぶくつ(チンブクツ),そんがいていこく(ソンガイ
帝国)
◎1240(延応 2,仁治元)建国。
1473(文明 5)ソンガイ帝国(Songhai Empire)が独立。
参照⇒そんがいていこく(ソンガイ帝国)
◎イブン・バツータ(Ibn Battuta)の旅行記にも記述されてい
る。
◎皇帝カンカンムーサ(Mansa Kankan Musa I)(〜1332/1337?)
がメッカ巡礼中に黄金を湯水のように使ったため、エジブト・
カイロの金相場が混乱したという。
"Mansa"は「皇帝(emperor)」の意味。
まりてぃーむあるぷす
【マリティーム・アルプス】
◇[フ]Alpes-Maritime
○[地]⇒まりたいむあるぷす(マリタイム・アルプス)
まりととのさま
【鞠と殿さま】
○[楽]西條八十(サイジョウ・ヤソ)作詞、中山晋平(シンペイ)作曲の童謡。
「てんてん手鞠(テンマリ)/てん手鞠(テマリ)」とリズミカルに歌わ
れている。
参照⇒かたたたき(肩たたき)
★まりなー
【マリナー】
◇[英]mariner
○(1)船乗り・水夫。
○(2)[宇](Mariner)アメリカの惑星探査機。
◎1962. 7.22(昭和37)マリナー1号(金星探査機)、打ち上げに
失敗。
1962.12.14(昭和37)マリナー2号(金星探査機)、打ち上げに
成功。
1964.11.28(昭和39)マリナー4号(火星探査機)、打ち上げ。
1965. 7.15(昭和40)マリナー4号、写真電送に成功。
1973(昭和48)マリナー10号(水星探査機)、打ち上げ。
[1]まりーな
【マリーナ】
◇[伊]marina
○(1)[地]海岸・海辺・浜辺。
○(2)[軍]海軍。
[2]まりーな
【マリーナ】
◇[英]marina
○(1)[海]ヨット・モーターボートなど、レジャー用小型船舶
を係留する停泊場。
○(2)日本のタバコの銘柄。
◎1970(昭和45)発売。
◎イタリア語の「マリーナ(marina)」から。
まりなーず
【マリナーズ】
◇Mariners
○[運]⇒しあとるまりなーず(シアトル・マリナーズ)
まりね
【マリネ】
◇[フ]mariner
○(1)[他動][料]マリネード(marinade)に漬ける([英]marinate)。
参照⇒まりねーど(マリネード)
○(2)[料]マリネードに浸した、魚介・鳥獣肉などの料理・食
品。
まりねーど
【マリネード】
◇[フ]marinade
○[料]酢にワイン・油と、細かく刻んだ香味野菜・塩・香辛料
などを混ぜた調味液。
参照⇒まりね(マリネ)
まりぶ
【マリブ】
◇Malibu
○アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California
State)南部、ロスア ンゼルス郡(Los Angeles County)西部の海
岸にある市。南部をサンタモニカ湾(Santa Monica Bay)に面す
る。
北緯34.04°、西経118.70°の地。
〈人口〉
1990(平成 2) 2,809人。
2000(平成12)1万2,539人。
◎1991. 3.28(平成 3)市(city)に昇格。
まーりぶ
【マーリブ】
◇Ma'rib
○(1)(Muhafaza Ma'rib)⇒まーりぶしゅう(マーリブ州)
○(2)イエメン中西部、マーリブ州中央部にある州都。首都サ
ヌア(San'a)の東方に位置する。
「マアリブ(Maarib)」とも呼ぶ。
◎『旧約聖書』に現れる古代シバ王国(Kingdom of Sheba)の都。
まりふぁな
【マリファナ】
◇[西]marijuana、[英]marijuana/marihuana
○[生化]インド大麻(タイマ)に含まれている幻覚物質。大麻の穂
や葉を乾燥させ粉末にしたもの。
日本では大麻取締法により規制。
参照⇒はっしし(ハッシシ),かんなびす(カンナビス)(2),[2]
ばんぐ(バング)
◎2001. 7.(平成13)カナダ、医療目的に限定したマリフアナ使
用を認可する法律を制定。
2002.12.19(平成14)カナダのケベック州上級裁判所、医療用
マリフアナのインターネット通販を事実上認可。
まーりぶしゅう《まーりぶしう》
【マーリブ州】
◇Muhafaza Ma'rib、[英]Maarib Governorate
○イエメン中西部の州。
州都はマーリブ。
「マアリブ州(Maarib Governorate)」とも呼ぶ。
まりふそん
【麻里布村】
◇[日]Marifu Son
○[古]山口県南東部、熊毛郡(クマゲグン)の村。
◎1955. 1. 1(昭和30)田布施町(タブセチョウ)に編入。
まりぽさ
【マリポサ】
◇Mariposa
○(1)(Mariposa County)⇒まりぽさぐん(マリポサ郡)
○(2)アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州(California
State)中央部にあるマリポサ郡中央部の郡都。
まりぽさぐん
【マリポサ郡】
◇[英]Mariposa County
○アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州(California State)
中央部の郡。西部をマーセド郡(Merced County)に接する。
郡都はマリポサ。
東部はヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)に含まれ
る。
まりーむ
【マリーム】
◇[登録商標]marim
○[食]味の素株式会社製の粉末クリーム。
主原料は植物油脂。
まりも
【まりも】
○[交]JR北海道・根室線(ネムロセン)の寝台特急列車。
札幌(サッポロ)駅〜釧路(クシロ)駅を運行。
★まりも
【マリモ】
【毬藻】
○[植]緑藻類シオグサ目(Cladophorales)シオグサ科(Cladopho-
raceae)の淡水藻の内で、糸状の緑藻で球体を作るものの総称。
北海道の阿寒湖が丸いマリモ(特別天然記念物)の生息地とし
て知られる。
参照⇒あかんこ(阿寒湖)
まりょるかとう《まりよるかたう》
【マリョルカ島】
◇[西]Insular de Mallorca/Isla de Mallorca
○[地]イベリア半島東方、地中海西部のバレアレス諸島(Islas
Baleares)の主島。
スペイン領バレアレス県(Provincia de Baleares)の県都パ
ルマ・デ・マリョルカ(Palma de Mallorca)がある。
「マヨルカ島」とも、英語で「マジョルカ島(Majorca Island)」
とも呼ぶ。
参照⇒まじょりか(マジョリカ)
〈面積〉
3,640平方キロメートル。
〈人口〉
1981(昭和56)56万1,215人。
まりりん
【マリリン】
○[楽]⇒せんきゅうひゃくはちじゅうろくねんのまりりん(1
986年のマリリン)
★まりりんもんろー
【マリリン・モンロー】
◇Marilyn Monroe
○[人]アメリカ映画の女優(1926. 6. 1〜1962. 8. 5)。
1954. 2. 1(昭和29)プロ野球選手ジョー・ディマジオ(Joseph
Paul Di Maggio)と来日。
1956(昭和31)劇作家アーサー・ミラー(Arther Miller)と結
婚し、1961(昭和36)離婚。
自宅で睡眠薬による変死。
出演映画は1953(昭和28)『紳士は金髪がお好き(Gentlemen
Prefer Blondes)』・1954(昭和29)『帰らざる河(River of No
Return)』・1955(昭和30)『七年目の浮気(The Seven Year
Itch)』・1956(昭和31)『バス停留所(Bus Stop)』・1959(昭和
34)『お熱いのがお好き(Some Like It Hot)』など。
◎大統領J.F.ケネディ(John Fitzgerald Kennedy)との浮名
があり、変死との関係も指摘されている。
[1]まーりん
【マーリン】
◇[英]marlin
○[魚](英語で)大形のマカジキ(真旗魚)。
⇒まかじき(マカジキ,真旗魚)
[2]まーりん
【マーリン】
◇[英]Merlin
○[伝説]⇒めるらん(メルラン)
まりんきー
【マリンキー】
◇[露]malen'kij
○(ロシア語で)小さい。
⇔ぼるしょい(ボルショイ)
まりんぐん
【マリン郡】
◇[英]Marin County
○アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州(California State)
西部の郡。
郡都はサンラファエル(San Rafael)。
南部のゴールデンゲート(Golden Gate)(金門海峡)はゴール
デンゲートブリッジ(Golden Gate Bridge)でサンフランシスコ
郡(San Francisco County)と連絡されている。
〈人口〉
1980(昭和55)21万7,199人。
1990(平成 2)23万0,096人。
2000(平成12)24万7,289人。
2005(平成17)24万6,960人。
まりんでぃ
【マリンディ】
◇Malindi
○(1)(Malindi District)⇒
○(2)ケニア南東部、コースト州(Coast Provice)中央部のマリ
ンディ県南東部にある県都。
インド洋に面する港湾都市。
◎1418(応永25)明の鄭和(Zheng He)(テイ・ワ)が率いる貿易船団の
分遣隊が来航。
1497(明応 6)バスコ・ダ・ガマ(Vasco da Gama)が来訪。
まりんでぃけん
【マリンディ県】
◇[英]Malindi District
○ケニア南東部、コースト州(Coast Provice)中央部の県。
県都はマリンディ。
〈面積〉
7,751平方キロメートル。
〈人口〉
1999(平成11)28万1,552人(8月24日現在)。
まりんぶるー
【マリンブルー】
◇[英]marine blue、[フ]bleu marin(ブルーマラン)
○[色]やや緑を帯びた濃い藍色(アイイロ)。海の色。
◎海軍の制服などに使用される。
参照⇒ねーびーぶるー(ネービーブルー)
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