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百 科 辞 書 《くた》 編集:獨 澄旻
-------- くた --------------------------------------------------
くた
【クタ】
◇Kuta
○インドネシア南部、バリ島南部の西海岸の町。
バリ州(Propinsi Bali)バドゥン県(Kabupaten Badung)に属
する。
クタビーチ(Kuta beach)はサーフィンの名所で、リゾート地
として知られる。
◎2002.10.12(平成14)pm11:30ころディスコ「サリ・クラブ」で
爆発があり、181人が死亡、300人以上が重軽傷を負う。
ぐだー
【グダー】
◇[露]gde、[英]where
○(ロシア語で)どこ(何処)へ。
くたい
【苦諦】
○[仏]四諦の一つ。
⇒したい(四諦)
くたいし
【クタイシ】
◇Kutaisi
○グルジア共和国中西部、イメレティ地区(Mkhare Imereti)の
中西部にある行政所在地。工業都市。
〈人口〉
1989(平成元)23万2,510人(1月12日現在)。
1991(平成 3)23万5,000人。
2002(平成14)18万5,965人(1月17日現在)。
くたいじ
【九体寺】
○京都の浄瑠璃寺の別称。
⇒じょうるりじ(浄瑠璃寺)
くだかじま
【久高島】
◇[日]Kidaka Jima
○[地]沖縄本島南部の東方にある、島尻郡(シマジリグン)知念村(チ
ネンソン)に属する小島。
〈面積〉
1.37平方キロメートル。
◎北方の津堅島(ツケンジマ)と併称して「津堅久高(ツケンクダカ)」と呼
ばれる。
くだぎつね
【クダギツネ】
【管狐】
○(1)想像上の小さなキツネ(狐)に似た小動物。
信州(現:長野県)飯綱山(イイヅナヤマ)の飯綱使(イヅナツ)いが竹筒
中に飼うという。
種々の通力を具(ソナ)え、飯綱使いの問いに答えて予言をする。
参照⇒いいづなやま(飯綱山,飯縄山)
○(2)[哺]⇒おこじょ(オコジョ)
ぐだにすく
【グダニスク】
◇[ポーランド語]Gdansk
○ポーランド北部、ポモジェ県(Wojewodztwo Pomorskie)北東
部にある県都。バルト海南部の港湾都市。
造船・化学工業が盛ん。
ドイツ語で「ダンチヒ(Danzig)」,「ダンツィヒ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1987(昭和62)46万8,000人。
◎もとドイツ領。
第一次世界大戦後、国際連盟保護の下の自由都市。
1939(昭和14)ドイツが侵入し、第二次世界大戦となる。
第二次世界大戦後、ポーランド領。
くたにやき
【九谷焼】
○[芸]石川県加賀市山中温泉九谷町(ヤマナカオンセンクタニマチ)に産する
磁器。
◎2002. 4.12(平成14)石川県加賀市に石川県九谷焼美術館が開
館。
◎旧住所は江沼郡(エヌマグン)山中町(ヤマナカマチ)九谷町(クタニマチ)。
くだばり
【管鍼】
○[医]管の中に入れて使用する、鍼術(シンジュツ)用の鍼(ハリ)。ま
た、その技法。
「かんしん(管鍼)」とも呼ぶ。
◎江戸時代、杉山和一(ワイチ)検校(ケンギョウ)が考案。
それまでは親指と中指で鍼を支持しながら一方で指の力を抜
いて人差し指の先を軽く打ち付けて挿さなければならなかった。
クダバリを使用すると親指と中指は管を支持するだけでよく
なり、格段にやりやすくなった。
現在は本場中国をはじめ世界中で使用されている。
参照⇒すぎやまりゅう(杉山流)
くだひげどうぶつ
【管鬚動物】
◇[羅]Pogonophora
○[動]⇒ゆうしゅどうぶつ(有鬚動物)
くたびーち
【クタビーチ】
◇[英]Kuta beach
○[地]インドネシア南部、バリ島南部のクタ地区にある西海岸。
サーフィンの名所。
参照⇒くた(クタ)
★くたびれる
【草臥れる】
○
くだまつし
【下松市】
◇[日]Kudamatsu Shi
○山口県南東部の市。東部・北部・西部を周南市、南東部を光
市に接し、南西部を周防灘(スオウナダ)の笠戸湾(カサドワン)に面する。
笠戸島(カサドジマ)を含む。
降松神社(クダマツジンジャ)がある。
〈面積〉
89.36平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)5万3,472人。
2000(平成12)5万3,101人。
◎1939(昭和14)下松町・久保村・末武南村・花岡村の3村が合
併して市制施行。
1954(昭和29)米川村を編入。
1970.11.(昭和45)笠戸大橋(全長476.2メートル)、完成。
ぐだーみす
【グダーミス】
◇Ghudamis
○⇒がだみす(ガダミス)
★くだもの
【果物】
○[食]食べられる果実(カジツ)・食用の果実。
「フルーツ([英]fruit)」,「水菓子(ミズガシ)」とも呼ぶ。
◎果物の甘さの主なものは果糖。
果糖は肝臓で中性脂肪にも変換されるので、食べ過ぎは肥満
の原因となる。
くだものとけいそう《くだものとけいさう》
【クダモノトケイソウ】
【果物時計草】
◇[英]passionfruit
○[植][食]⇒ぱっしょんふるーつ(パッションフルーツ)
くたら
【百済】
◇[日]Kutara
○奈良県北葛城郡(キタカツラギグン)広陵町(コウリョウチョウ)の大字(オオアザ)。
参照⇒くだらがわ(百済川)
くだら
【百済】
◇[朝]Paekche/Baekje、[中]Baiji
○(1)[歴]高句麗(コウクリ)・新羅(シラギ)とともに古代朝鮮の3国
の一つで、朝鮮半島の西南にあった国。
馬韓(バカン)54ヶ国の一つ伯済(ハクサイ)が他を統一し、扶余(フヨ)
の王族温祚(オンソ)が馬韓を滅ぼして 346年百済を建国。
353年、日本から使いを送り、国郡の界を定める。
391年倭(日本)が侵入。
427年、高句麗が首都を鴨緑江(オウリョッコウ)岸の丸都城(ガントジョ
ウ)(輯安)から南進して平壌(ピョンヤン)に移す。
475年、高句麗により首都漢城(現在のソウル付近)が陥落し、
蓋鹵王(ガイロオウ)らが殺されて、南方の熊津(クマナレ)(現:公州市)
に遷都。
512年、大伴金村(オオトモノカナムラ)、任那(ミマナ)の4県を百済に割
譲。
631[舒明 3. 3.]百済皇子豊璋(ホウショウ)、人質として来朝。
660[斉明 6]唐(トウ)・新羅(Sinra)(シラギ)連合軍の侵攻を受
け滅亡。
662[天智元. 5.]日本の援助を得て、百済再興軍は百済皇子
豊璋を送って王位につける。
663[天智 2. 8.]再興軍は白村江(ハクスキノエ)で唐軍と戦ったが
敗れ、百済の遺民とともに帰朝。豊璋は高句麗に逃れた。
「ひゃくさい(百済)」,「はくさい(百済)」とも呼ぶ。
参照⇒くまなれ(熊津),はくすきのえのたたかい(白村江の戦
い),はんげつじょう(半月城)
◎ 384年、百済へ仏教伝来。
669[天智 8]百済人、七百余人を近江国(現:滋賀県)蒲生郡
におく。
〈歴代王〉
第13代:近肖古王(Kun Ch'ogo Wang):在位 346〜 375。
第21代:蓋鹵王(ガイロオウ)(Kaero Wang):在位 455〜 475。
第25代:武寧王(ブネイオウ)(Muryong Wang):在位 501〜 523。
第26代:聖明王(聖王<セイオウ><Song Wang>):在位 523〜 554。
第30代:武王(Mu Wang):在位 600〜 641。
第31代:義慈王(ギジオウ)(Uija Wang):在位 641〜 660。
第32代:豊璋王(ホウショウオウ)(Pungjang Wang):在位 662〜 663。
参照⇒ぶねいおう(武寧王),せいめいおう(聖明王),ぎじおう
(義慈王)
○(2)[古]大阪府大阪市生野区(イクノク)鶴橋(ツルハシ)付近の古称。
くだらおん
【百済音】
○[言]⇒ごおん(呉音)
くだらがわ《くだらがは》
【百済川】
◇[日]Kudara Gawa
○[古][地]奈良県北葛城郡(キタカツラギグン)広陵町(コウリョウチョウ)を流
れる曾我川の古称。
参照⇒くたら(百済)
くだらじ
【百済寺】
○[歴]大阪府枚方市(ヒラカタシ)中宮西之町(ナカミヤニシノチヨウ)にあった
百済王族の末裔の氏寺。百済寺跡は特別史跡。
8世紀後半、百済王敬福(クダラノコニキシ・キョウフク)( 698〜 766)が
創建。
11世紀〜12世紀ころに焼失。
くだらでら
【百済寺】
○[俗]大安寺の通称。
⇒だいあんじ(大安寺)
くだらない
【下らない】
○(1)[形]価値がない、取るに足りない、なんの役にも立たない。
○(2)[形]つまらない、おもしろくない、興味を引かない。
◎「これ以下のものはない・最低だ」の意味。
俗説では、上方(カミガタ)のものならありがたがる江戸にも送
れない、の意味。また、何でもある百済(クダラ)にさえないもの、
とも。
参照⇒くだりざけ(下り酒,下酒)
くだらのおおでら《くだらのおほでら》
【百済大寺】
○[古]大安寺の古称。
⇒だいあんじ(大安寺)
くだらようしき《くだらやうしき》
【百済様式】
○[建]⇒あすかでらしき(飛鳥寺式)
くだりげぎょ
【降り懸魚】
【降懸魚】
○[建]屋根の破風(ハフ)の左右にある、桁(ケタ)の木口(コグチ)を隠
す懸魚。
「脇懸魚」,「桁隠し」と呼ぶ。
参照⇒げぎょ(懸魚)
くだりざかや
【下り酒屋】
【下酒屋】
○[近世語](江戸で)下り酒を売る酒屋。また、下り酒を扱う問
屋。
参照⇒くだりざけ(下り酒,下酒),れいがんじま(霊岸島)
くだりざけ
【下り酒】
【下酒】
○[近世語](江戸で)上方(カミガタ)から樽廻船などで江戸に運ば
れ、販売された清酒。
高級の酒とされた。
参照⇒れいがんじま(霊岸島),くだりざかや(下り酒屋,下酒
屋)
★くだんかいかん《くだんくわいくわん》
【九段会館】
○東京都千代田区九段南1丁目にある会館。
帝冠様式の代表的建築物。
旧称は「軍人会館」。
◎1934(昭和 9)軍人会館、建築。
1936(昭和11)二・二六事件の際、二階の宴会場に厳戒司令部
が設置され、隣の映写室からラジオ放送「今からでも遅くない、
原隊に戻れ」の電波が発せられた。
1937. 4. 3(昭和12)愛新覚羅溥傑(アイシンカクラ・フケツ)と嵯峨浩(ヒロ)
の挙式が行われる。
太平洋戦争後は駐留軍の「アーミーホール(Army Hall)」とな
り、1957(昭和32)日本遺族会が母体となって引き継ぐ。
2011. 3.11(平成23)東日本大震災でホールの天井が崩落し、
死者2人。
くだんさ
【九段沙】
◇[中]Jiuduansha
○[地]⇒きゅうだんさ(九段沙)
★くだんざか
【九段坂】
◇[日]Kudan Zaka
○東京都千代田区の靖国神社脇から神田方面に下る長い坂。
◎江戸時代は、名前通り九つの階段からなる石段の坂であった。
江戸城側は牛ヶ淵(ウシガフチ)で、反対側は段に沿(ソ)って白土
塀の御用屋敷の長屋が段々に建てられ、やはり九段長屋と呼ば
れていた。登り切った高台は田安台(タヤスダイ)と呼ばれ、現在の
靖国神社のある地である。
くだんしょうこんしゃ《くだんせうこんしや》
【九段招魂社】
○[古]⇒やすくにじんじゃ(靖国神社)
くだんのはは
【九段の母】
○[楽]石松秋二作詞、能代八郎作曲の歌謡曲。
歌は塩まさる/二葉百合子(フタバ・ユリコ)。
◎1939. 4.(昭和14)テイチクから発売。
くち
【倶致】
◇[梵]koti
○[仏]⇒くてい(倶胝)
ぐち
【グチ】
【ぐち】
○[魚]⇒いしもち(イシモチ,石持,石首魚)
ぐち
【愚痴】
○(1)[仏]三毒の一つ。道理を悟らぬこと。
参照⇒さんどく(三毒)
○(2)言っても仕方のないことを言って嘆くこと。またその無
益な言葉。泣きごと。
◎愚痴をこぼす
くちぇん
【クチェン】
◇[英]kuchen
○[食]ドイツ風のケーキ。
特に、フルーツやナッツをあしらったコーヒーケーキ。
◎ドイツ語の「クーヘン(Kuchen)」から。
参照⇒くーへん(クーヘン)
くちきり
【口切り】
○(1)密封した容器などの封(フウ)を切って開けること。また、
開けたばかりのもの。
「くちあけ(口開け,口明け)」,「口開(クチビラ)き」とも呼ぶ。
○(2)(転じて)物事の始め・手始(テハジ)め・皮切(カワキ)り。
○(3)茶の湯で、夏から封じておいた新茶の茶壺を初めて開け
ること。また、その新茶で催(モヨオ)す茶会。
陰暦十月の初めころに行われる。
◎口切りの茶事:⇒くちきりのちゃじ(口切りの茶事)
○(4)[取引用語]取引所などで、売買成立の最初の取引。
くちきりのちゃじ
【口切りの茶事】
○陰暦十月の初めころに、新茶の口切りをして催(モヨオ)す茶会。
参照⇒くちきり(口切り)(3),ろびらき(炉開き)
◎冬の季語。
くちくかん
【駆逐艦】
◇[英]destroyer
○[軍][海]魚雷を主要兵器として敵艦を襲撃するのを任務とす
る小型の快速艦。排水量は大体1,000〜4,000トン・クラス。
本来は敵の水雷艇を駆逐・破壊する目的であったための名称
だが、海軍軍縮会議では補助艦として制限をのがれるなどで機
能・目的が拡大。
第二次世界大戦以降は船団護衛・哨戒(ショウカイ)・対潜攻撃・
対空防御など広範な任務に、各種ミサイルも装備されて、名称
もフリゲート・コルベット・対潜艦・護衛艦・哨戒艦など多様
化している。
参照⇒すいらいてい(水雷艇),ふりげーと(フリゲート),こる
べっと(コルベット)
◎旧日本海軍では駆逐艦長は通常、大尉以上の士官を任命。
◎自衛隊では「護衛艦」と呼び、あまつかぜ型(3,050トン・33ノッ
ト)・はるな型(4,700トン・32ノット)・たちかぜ型(3,850トン
・32ノット)など。
参照⇒はるな(はるな)
くちくすいらい
【駆逐水雷】
○⇒すいらいかんちょう(水雷艦長)
くちくせんかん
【駆逐戦艦】
○⇒すいらいかんちょう(水雷艦長)
★くちくせんしゃ
【駆逐戦車】
○[軍]
参照⇒へっつあー(ヘッツアー)
くちくら
【クチクラ】
◇[羅]cuticula
○[生]動植物の体表を覆(オオ)う細胞(表皮細胞・上皮細胞)から
分泌してできた薄(ウス)く硬(カタ)い膜(マク)様構造の総称。
生物体の体表を機械的に保護し、また内部からの水分の過度
の発散を防ぎ、外部からの物質の透入を調節するなど生理的に
も保護する。
植物ではクチン(角皮素)と呼ばれる高級脂肪酸が主成分で、
茎・葉・果実などの表面をおおう。
動物では硬タンパク質・キチンなどが主成分で、節足動物で
はよく発達し外骨格を形成する。甲殻類(コウカクルイ)ではさらにカ
ルシウムが沈着して硬い甲殻となる。
「角皮(カクヒ)」,「キューティクル([英]cuticle)」とも呼ぶ。
参照⇒[1]きちん(キチン)
くちじお《くちじほ》
【口塩】
○(1)[料]魚の切身などに軽く塩を振りかけること。また、そ
の塩。
参照⇒しゃくじお(尺塩)
○(2)⇒もりじお(盛り塩)
くちじゃみせん
【口三味線】
○[俗]⇒しゃみせん(三味線)(2)
くちーな
【クチーナ】
◇[伊]cucina、[英]kitchen(キッチン)
○台所。調理場。
くちなし
【クチナシ】
【山梔子】
【梔】
【梔子】
【巵子】
◇[学]Gardenia jasminoides
○(1)[植]リンドウ目(Gentianales)アカネ科(Rubiaceae)クチ
ナシ属(Gardenia)の常緑低木。
葉は対生し楕円形で革質。花は白色・大型で夏期に咲き、果
実は黄色の染料、薬用(利尿剤)になる。
○(2)[色]⇒くちなしいろ(支子色)
くちなしいろ
【支子色】
【梔子色】
【山梔子色】
○(1)[色]クチナシの実で染めた赤みを帯た濃い黄色。
皇太子の礼服の「黄丹(オウタン)」に似ているので禁色(キンジキ)と
されたときもあった。
「いわぬいろ」,「くちなし(梔子)」とも呼ぶ。
◎C=0,M=30,Y=79,B=0。
○(2)[服]襲(カサネ)の色目の一つ。表裏とも黄色。
くちなしのはな
【くちなしの花】
○[楽]水木かおる作詞、遠藤実作曲の歌謡曲。
歌は渡哲也(ワタリ・テツヤ)。
◎1973. 8.(昭和48)レコード発売。
くちなわ《くちなは》
【蛇】
○[古]へび(蛇)の古称。
⇒へび(ヘビ,蛇)
◎「朽ち縄」に似ていることから。
くちなわいちご《くちなはいちご》
【クチナワイチゴ】
【蛇苺】
○[植]⇒へびいちご(ヘビイチゴ,蛇苺)
くちのえらぶじま
【口之永良部島】
◇[日]Kuchinoerabu Jima
○[地]屋久島の西方にある、鹿児島県の火山島。
古岳(649メートル)・新岳(シンダケ)(626メートル)の火山があ
る。
熊毛郡(クマゲグン)屋久島町(ヤクシマチョウ)口永良部島(クチエラブジマ)
に属する。
屋久島との間を町営フェリーが運航。
◎磯辺の陸上にくらす魚ヨダレカケが生息する。
参照⇒よだれかけ(ヨダレカケ,涎掛け)
◎旧住所は熊毛郡上屋久町(カミヤクチョウ)口永良部島。
◎2014. 8. 3(平成26)新岳、噴火。
2015. 5.39(平成27)am09:52、新岳の爆発的噴火で火砕流が
発生。
くちのしま
【口之島】
◇[日]Kuchino Shima/Kuchi no Shima
○[地]鹿児島県鹿児島郡(カゴシマグン)十島村(トシマムラ)に属する、
吐カ喇(トカラ)列島の火山島。
標高628メートルの火山、前岳がある。
くちのみしま
【口之三島】
◇[日]Kuchi no Mishima
○[地]鹿児島県、大隅半島南方にある薩南(サツナン)諸島の一部、
竹島(タケシマ)・硫黄島(イオウジマ)・黒島(クロシマ)の3島の総称。
鹿児島県鹿児島郡(カゴシマグン)三島村(ミシマムラ)に属する。
くちば
【朽ち葉】
○(1)枯れ朽ちた落ち葉。
○(2)[色]朽葉色の略。
⇒くちばいろ(朽葉色)
○(3)織物の名。縦糸が薄紅、横糸が黄。
○(4)[服]襲(カサネ)の色目の一つ。表が赤がかった茶、裏が黄色。
晩秋に着用。
くちばいろ
【朽葉色】
○[色]赤みのある黄色。
「朽ち葉」とも呼ぶ。
◎C=0,M=42,Y=60,B=0。
くちぱく
【口ぱく】
【口パク】
○[放][映]人が話しまたは歌っているのに合せて、別人が口を
パクパクと動かして、あたかも当人が話しまたは歌っているよ
うに見せること。
⇔あてれこ(あてレコ)
くちばや
【口早】
【口速】
○話し方が早いさま。早口(ハヤクチ)であるさま。
参照⇒はやくち(早口)(1)
くちび
【口火】
○(1)ガス器具などの点火用に使う種火(タネビ)。
「パイロット・バーナー」とも呼ぶ。
○(2)爆発物の点火や火縄銃(ヒナワジュウ)の火蓋(ヒブタ)に用いる火。
火薬を爆発させる元となる。
○(3)(転じて)物事の起るきっかけ・原因。
◎口火を切る
くちびるほろびてはさむし
【唇亡びて歯寒し】
○[諺]互いに助け合うものの一方が亡びれば、他の一方も危(アブ)
なくなる事の喩(タト)え。
一国が滅びるとその隣国も危なくなること。
「唇亡歯寒([中]chuanwang chihan)(シンボウシカン)」とも呼ぶ。
◎『左伝』僖公五年:輔車相依(fuche xizngyi)、脣亡齒寒。
参照⇒しんしほしゃ(唇歯輔車)
くちびるよあつくきみをかたれ
【唇よ、熱く君を語れ】
○[楽]東海林良作詞、渡辺真知子作曲の歌謡曲。
歌は渡辺真知子。
◎1980. 1.21(昭和55)発売。
くちぶえ
【口笛】
◇[英]whistle
○(1)口をすぼめて息を強く出し、笛のように音をたてること。
また、その音。
「皮笛(カワブエ)」,「ホイッスル」とも呼ぶ。
○(2)指笛の別称。
⇒ゆびぶえ(指笛)(1)
◎指笛言語(Silbo):⇒しるぼ(シルボ)
★くちべに
【口紅】
○
「ルージュ([フ]rouge)」とも、棒状のものは「リップスティッ
ク([英]lipstick)」とも呼ぶ。
参照⇒かんべに(寒紅)
★くちゃ
【クチャ】
【庫車】
◇Kucha、[中]Kuche
○(1)(Kuche Xian)⇒くちゃけん(クチャ県,庫車県)
○(2)中国北西部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Wei-
wu'er Zizhiqu)中西部、アクス地区(阿克蘇地区)(Akesu Diqu)
庫車県(Kuche Xian)(クチャケン)の行政所在地(庫車鎮)。
天山山脈南麓・タリム盆地(塔里木盆地)北辺に位置する。
◎唐代、西域統治の拠点である安西四鎮の一都督府(トトクフ)。
参照⇒きじ(亀茲,龜茲),うるいじょう(烏塁城,烏壘城)
くちゃけん
【クチャ県】
【庫車県】
◇[中]Kuche Xian、[英]Kucha County
○中国北西部、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu'er Zizhi-
qu)中西部、アクス地区(阿克蘇地区<Akesu Diqu>)北東部の県。
県都は庫車鎮(Kuche Zhen)。
〈面積〉
1万4,529平方キロメートル。
〈人口〉
2004(平成16)41万人。
くちよせ
【口寄せ】
○(1)巫女(ミコ)が神懸(カミガカ)りとなり、霊魂の依代(ヨリシロ)とし
て招き寄せ、その意思を伝え告げること。
招き寄せる霊の違いにより、神霊を寄せる神口(カミクチ)、生霊
(イキリョウ)を寄せる生口(イキクチ)、死霊(シリョウ)を寄せる死口(シニクチ)
がある。
○(2)(1)を行う人。
⇒いちこ(市子,巫子,神巫)(1)
くちる
【クチル】
◇[インドネシア語]kecil、[マレー語]kecil
○[形]小さい。
◎ブサル(besar):大きい。
くちわちょう《くちわちやう》
【口和町】
◇[日]Kuchiwa Cho
○広島県北東部、比婆郡(ヒバグン)の町。
〈面積〉
110.14平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2,644人。
◎1955(昭和30)口南村と口北村が合併して口和村を発足。
1960(昭和35)町制施行。
[1]くちん
【クチン】
◇[英]cutin
○[植]植物のクチクラ([羅]cuticula)の主成分。
「角皮素(カクヒソ)」,「キューチン」とも呼ぶ。
参照⇒くちくら(クチクラ),[1]きちん(キチン)
[2]くちん
【クチン】
◇[マレー語]kuching
○[哺](マレー語で)ネコ(猫)。
⇒ねこ(ネコ,猫)
[3]くちん
【クチン】
◇[マレー語]Kuching(猫)
○マレーシア、サラワク州(negeri Sarawak)の州都。ボルネオ
島西部、南シナ海に面する都市。
北緯1.55°、東経110.34°の地。
〈人口〉
1980(昭和55) 7万2,555人。
2010(平成22)13万4,317人。
★くつ
【靴】
○
◎靴を履(ハ)く
くついし
【沓石】
◇[日]kutsuishi/kutsu-ishi
○[建]木造建築で、柱または床束(ユカヅカ)などを支えるため地
盤に据(ス)えた礎石(ソセキ)。
地輻石(ジブクイシ)や根石(ネイシ)で地面に基礎を造って据えるこ
ともある。
参照⇒はしらいし(柱石),つかいし(束石),じふくいし(地輻
石)
くつかけ
【沓掛】
◇[日]Kutsukake
○[歴]中山道(ナカセンドウ)の宿駅の一つ。
軽井沢宿と追分宿(オイワケジュク)の間。
◎現在の長野県北佐久郡(キタサクグン)軽井沢町(カルイザワマチ)中軽井
沢。
くつかけのときじろう《くつかけのときじらう》
【沓掛時次郎】
○[文][劇]長谷川伸(シン)(1884〜1963)の戯曲。
くつがた
【沓形】
【鵄尾】
○[建]⇒しび(鴟尾,鵄尾,蚩尾)
くつがたいせき《くつがたゐせき》
【沓形遺跡】
○[歴]宮城県仙台市若林区にある弥生時代の遺跡。
くつがなる
【靴が鳴る】
○[楽]清水かつら作詞、弘田竜太郎作曲の童謡。
★くつかぶり
【沓冠】
○[文]折句(オリク)の一種。各句の初めと終わりに定められた語
句を詠み込んだもの。
[1]くっきー
【クッキー】
◇[米]cookie/cooky、[英]biscuit
○[食]小麦粉・バター・卵・砂糖などを混ぜ、天火で焼いたビ
スケット。
一般のビスケットより脂肪分が多いものを指すことが多い。
薄手でサクサクしたものは「ショートブレッド(shortbread)」,
「サブレ([フ]sable)」とも呼ぶ。
◎中国語:曲奇(quqi)。
[2]くっきー
【クッキー】
◇[英]cookie
○[通]ウェブサイトを閲覧したときに、ユーザー側に記録され
る情報。
ユーザーが同じウェブサイトに次回アクセスしたときに再利
用される情報が多い。
ブラウザで保存の有効・無効を設定できるものが多い。
◎前回入力した個人名や住所なども記録されている場合があり、
他のサイトの情報が読み出され悪用されることもある。
くつきむら
【朽木村】
◇[日]Kutsuki Mura
○[古]滋賀県北西部、高島郡(タカシマグン)の村。北西部を福井県、
南西部を京都府に隣接。
◎2005. 1. 1(平成17)高島郡の全5町1村が合併して高島市を
発足。
くっきんぐほいる
【クッキングホイル】
【クッキング・ホイル】
◇[英]cooking foil
○[食]⇒あるみはく(アルミ箔)
[1]くっく
【クック】
◇Cook
○(1)[地](Cook Islands)⇒くっくしょとう(クック諸島)
○(2)[地](Mount Cook)⇒くっくさん(クック山)
○(3)(Cook County)⇒くっくぐん(クック郡)
[2]くっく
【クック】
◇[英]Captain James Cook
○[人]イギリスの航海家・探検家(1728〜1779)。
くっくかいきょう《くつくかいけふ》
【クック海峡】
◇[英]Cook Strait
○[地]ニュージーランドの北島と南島との海峡。北西のタスマ
ン海(Tasman Sea)と南太平洋(South Pacific Ocean)を結び、
最狭部は幅約25キロメートル。
◎1770(明和 7)クック船長(Captain Cook)が発見。
くっくぐん
【クック郡】
◇[英]Cook County
○アメリカ合衆国中央部、イリノイ州(Illinois State)北東部
の郡。東部をミシガン湖(Lake Michigan)に面する。
郡都はシカゴ(Chicago)。
〈人口〉
1980(昭和55)522万3,222人。
1990(平成 2)510万5,067人。
2000(平成12)537万6,741人。
2005(平成17)530万3,683人。
くっくさん
【クック山】
◇[英]Mount Cook/Mt.Cook
○[地]ニュージーランド南島中西部、南アルプス(Southern
Alps)にある高山。
標高3,764メートルで、ニュージーランドの最高峰。
マオリ語では「アオラキ(Aoraki)(空の雲)」,「アオランギ(Ao-
rangi)(雲を貫<ツラヌ>くもの)」。
くっくしょとう《くつくしよたう》
【クック諸島】
◇[英]Cook Islands
○[地]南東太平洋のポリネシア、15個の火山島と珊瑚礁(サンゴショ
ウ)から成る島々。
北方に米領サモア(American Samoa)、東方に仏領ポリネシア
([フ]Polynesie francaise)のソシエテ諸島([フ]Iles de la
Societe)、西方にトンガ(Tonga)がある。
主島はラロトンガ島(Raratonga Island)。
住民はポリネシア人。
〈面積〉
234平方キロメートル。
〈人口〉
2006(平成18)1万9,569人。
◎1773(安永 2)J.クック(James Cook)が発見。
1901(明治34)ニュージーランドの信託統治領。
くっくり
【クックリ】
◇[ヒンドスタニ語]khukuri/kukri
○⇒くくり(ククリ)
★くつげん
【屈原】
◇[中]Qu Yuan
○[人]中国、戦国時代の楚(Chu)の政治家・詩人(BC. 343/ 344
ころ〜BC. 277ころ)。名は平(Ping)(ヘイ)、字(アザナ)は原、名は
正則(Zhengze)、号は霊均(Lingjun)(レイキン)。
楚の王族に生れ、懐王(Huai Wang)(カイオウ)の側近の三閭大夫
(サンリョタイフ)となる。
潔癖な性格で衰えた国政を盛り返したが、妬(ネタ)まれて反対
派の讒言(ザンゲン)から追放され、汨羅(Miluo)(ベキラ)の淵で石
を抱いて投身自殺。
参照⇒べきらこう(汨羅江),ぺーろん(ペーロン,飛龍,白龍)
◎入水(ジュスイ)した日は五月五日という。
くつした
【沓下】
【靴下】
○蹴鞠(ケマリ)で、沓(クツ)の足音。
★くつした
【靴下】
○[服]
◎英語:ソックス(socks)。
フランス語:ショセット(chaussette)。
イタリア語:カルツァ(calza)。
スペイン語:カルセティン(calcetin)。
くっしゃろこ
【屈斜路湖】
◇[日]Kussharo Ko
○[地]北海道東部、釧路(クシロ)地方北部、川上郡(カワカミグン)弟子
屈町(テシカガチョウ)にある屈斜路カルデラ内の湖。湖面は海抜121
メートル。
面積、79.7平方キロメートル。周囲、57キロメートル。最大
深度、117.5メートル。
中央に中島がある。
阿寒国立公園に含まれ、東方に川湯温泉がある。
「くっちゃろこ(屈斜路湖)」とも呼ぶ。
◎1996(平成 8)旧日本軍の毒ガス弾26発、発見。
◎北海道北部には「クッチャロ湖」がある。
参照⇒くっちゃろこ(クッチャロ湖)
ぐっしゅえつぃおん
【グッシュ・エツィオン】
◇Gush Etzion
○ヨルダン川西岸にある、イスラエル人の大規模入植地(set-
tlement)の一つ。
参照⇒まあれあどみむ(マアレ・アドミム),ありえる(アリエ
ル)(3)
くっしゅらっく
【クッシュラック】
◇Kuchlak
○パキスタン西部、アフガニスタンとの国境近くの町。
ぐっじょぶ
【グッジョブ】
◇[英]good job
○(1)(仕上りの)よい仕事。
○(2)(ほめ言葉として)よくやった・上出来(ジョウデキ)・よく出
来ました・出来(デカ)した。
くっしょん
【クッション】
◇[英]cushion
○(1)椅子(イス)の背もたれなどに用いる、羽毛・綿などをつめ
た柔らかい座布団。
「ざぶとん(座蒲団,座布団)」とも呼ぶ。
○(2)衝撃的な力を少なくするため間に挟むもの。
「バッファー」とも呼ぶ。
○(3)(比喩的に)影響力やショックを柔らげる方法・措置など。
「バッファー」とも呼ぶ。
◎ワン・クッション置く
○(4)乗り物などの座席の柔らかい部分。
○(5)(転じて)乗り物の乗り心地。
○(6)ビリヤード台の、球を当てて撥(ハ)ね返す内側の縁(ヘリ)。
○(7)ボーリングで飛ばされたピンを受けるため、レーンの奥
に垂(タレ)れ下がっているマット。
○(8)結髪用の芯(シン)。髱(タボ)。
くっしんぐ
【クッシング】
◇Cushing
○[軍]アメリカ海軍第7艦隊(the U.S. Navy's 7th Fleet)に
配属されている駆逐艦(DD985)。
排水量9,533トン、全長171.6メートル、乗組員298人。
◎1998(平成10)横須賀基地に配備。
2001. 8.28(平成13)和歌山県和歌山市の下津港に、ミサイル
フリゲート艦バンデグリフト(Vandegrift)とともに入港。
くっせつぼうえんきょう《くつせつばうゑんきやう》
【屈折望遠鏡】
◇[英]refracting telescope/refractor
○[天]対物鏡に凸レンズを用いる望遠鏡。
対物レンズの屈折作用で結像した第一次の像を接眼レンズで
拡大して見るもの。
ガリレイ式・ケプラー式・ホイヘンス式・ラムスデン式など
があり、主に小口径の天体望遠鏡に用いられる。
参照⇒がりれいしきぼうえんきょう(ガリレイ式望遠鏡),け
ぷらーしきぼうえんきょう(ケプラー式望遠鏡),はんしゃぼう
えんきょう(反射望遠鏡)
くつぞこ
【靴底】
◇[英]sole
○[服]靴の底。
足裏に触れる部分は「中底(ナカゾコ)」・「インソール(insole)」、
地面に触れる部分は「本底(ホンゾコ)」・「表底(オモテゾコ)」・「アウト
ソール(outsole)」と呼ぶ。
「ソール」とも呼ぶ。
くつーぞふ
【クツーゾフ】
◇Mikhail Ilarionovich Kutuzov/Mikhail Illarionovich
Kutuzov(ミハイル・クツーゾフ)
○[人]ロシアの将軍(1745. 9.16〜1813. 4.28)。
第一次露土戦争(1768〜1774)に参加。
ナポレオン戦争の1805(文化 2)アウステルリッツの戦い(the
Battle of Austerlitz)で負傷。
1812(文化 9)ナポレオン一世のロシア遠征で対ナポレオン戦
争の総司令官となる。9月ボロジノの戦い(the Battle of Bo-
rodino)で敗れるが、フランス遠征軍のモスクワ退却で追撃し、
決定的打撃を与えた。
「クトゥーゾフ」とも呼ぶ。
参照⇒ぼろじののたたかい(ボロジノの戦い)
◎ロシアの国民的英雄。
ロシア暦(Julian Calendar)の生没年月日は、1745. 9. 5〜
1813. 4.16。
くつーぞふおおどおり《くつーぞふおほどほり》
【クツーゾフ大通り】
◇[英]Kutuzov Street
○⇒くつーぞふすきーおおどおり(クツーゾフスキー大通り)
★くつーぞふすきーおおどおり《くつーぞふすきーおほどほり》
【クツーゾフスキー大通り】
◇[露]Kutuzovsky Prospekt、[英]Kutuzovsky Street/Kutu-
zovsky Avenue
○モスクワ市の大通り。
「クツーゾフ大通り」とも呼ぶ。
くったく
【屈託】
【屈托】
◇[日]kuttaku
○(1)何かを気にして、くよくよすること。何かにこだわって、
心が晴れないこと。
◎屈託がない
○(2)退屈や疲労などであきあきすること。困り果てて精気を
失っていること。
◎屈託した顔
くったらこ
【倶多楽湖】
◇[日]Kuttara Ko
○[地]北海道南西部、胆振支庁(イブリシチョウ)白老郡(シラオイグン)白
老町(シラオイチョウ)にある円形のカルデラ湖。面積約5平方キロメ
ートル、周囲約9キロメートル。水面は海抜258メートル、最
大深度約148メートル。
急斜面に囲まれ、流入流出河川はない。
貧栄養湖であるがヒメマスが釣れる。
支笏洞爺(シコツトウヤ)国立公園に含まれ、西に登別(ノボリベツ)温
泉がある。
◎1916. 6.(大正 5)最大透明度、24.3メートル。
くったらだけ
【倶多楽岳】
◇[日]Kuttara Dake
○[地]北海道南西部、胆振支庁(イブリシチョウ)にある火山。標高549
メートル。
「四方嶺」とも呼ぶ。
ぐっち
【グッチ】
◇[登録商標]Gucci
○[服]イタリアのフローレンスに本店をもつ高級装飾品店。
なめし皮のハンドバッグで知られる。
くっちゃろこ
【クッチャロ湖】
◇[日]Kutcharo Ko
○[地]北海道北部、宗谷支庁(ソウヤシチョウ)枝幸郡(エサシグン)浜頓別
町(ハマトンベツチョウ)にある湖。湖面は海抜1メートル。
面積、14平方キロメートル。周囲、29キロメートル。
大沼と小沼からなる。
「頓別湖」とも呼ぶ。
参照⇒くっしゃろこ(屈斜路湖)
くっちゃろこ
【屈斜路湖】
◇[日]Kutcharo Ko
○[地]⇒くっしゃろこ(屈斜路湖)
くっちゃんちょう《くつちやんちやう》
【倶知安町】
◇[日]Kutchan Cho
○北海道南西部、後志支庁(シリベシシチョウ)虻田郡(アブタグン)の町。
町の南東に羊蹄山(ヨウテイザン)がある。
★くっつきむし
【くっ付き虫】
◇[英]bur/burr
○[俗][植]種子にトゲや粘毛があって衣服や動物などに付着し
て運ばれるもの。
キク科のセンダングサ・オナモミ・メナモミ・ゴボウ、マメ
科のヌスビトハギ・ミソナオシ、ヒユ科のイノコズチなど。
「ひっ付き虫」とも呼ぶ。
★ぐっど
【グッド】
◇[英]good
○(1)[形]良い、優秀な。
◎比較級は「ベター(better)」、最上級は「ベスト(best)」。
副詞は「ウェル(well)」。
○()
★[1]ぐっといやー
【グッドイヤー】
◇Goodyear
○[経]
★[2]ぐっといやー
【グッドイヤー】
◇Charles Goodyear
○[人]アメリカの発明家(1800.12.29〜1860. 7. 1)。
ぐっどたいみんぐ
【グッドタイミング】
【グッド・タイミング】
◇[英]good timing
○(1)(ある行為をするのに)最も効果的な時機・瞬間。
参照⇒たいみんぐ(タイミング)
○(2)最も効果的な行為をした時機・瞬間。
参照⇒たいみんぐ(タイミング)
ぐっどないと
【グッドナイト】
◇[英]good night、[フ]bonne nuit(ボンニュイ)
○(英語で)おやすみなさい。
「グッナイ」とも呼ぶ。
[1]ぐっどばい
【グッドバイ】
◇[英]good-by/goodby/good-bye
○(英語で)さようなら。
「グドバイ」,「グッバイ」,「バイバイ(bye-bye)」とも呼ぶ。
参照⇒そーろんぐ(ソーロング)
◎「神よ汝(ナンジ)と共にあれ(God be with ye)」の意味。"ye"は
"you(汝)"。
「バイバイ」は幼児語。中国語では「拜拜(baibai)(拝拝)」を当
てる。
[2]ぐっどばい
【グッドバイ】
○[楽]佐藤義美(ヨシミ)作詞、河村光陽作曲の童謡。
◎1934. 4.(昭和 9)「コドモノクニ」に詩が掲載。
1937. 4.30(昭和12)作曲。
◎歌い出しは「グッドバイ/グッドバイ/グッドバイバイ」。
ぐっどばいまいらぶ
【グッド・バイ・マイ・ラブ】
○[楽]なかにし礼(レイ)作詞、平尾昌晃(マサアキ)作曲の歌謡曲。
歌はアン・ルイス。
◎1974. 7.(昭和49)ビクターからシングル・レコード発売。
ぐっどふらいでー
【グッド・フライデー】
◇[英]Good Friday
○[宗]⇒じゅなんび(受難日)
ぐっどらっく
【グッドラック】
◇[英]good luck/good luck to you!
○別れのあいさつの一つ。特に、困難や危険に向かう人に贈る
言葉。
「お元気で」,「頑張って」,「しっかりね」,「幸運を祈る」。
ぐっない
【グッナイ】
◇[英]good night
○⇒ぐっどないと(グッドナイト)
くつなしょとう《くつなしよたう》
【忽那諸島】
◇[日]Kutsuna Shoto
○[地]瀬戸内海西部、愛媛県松山市の北西沖にある島群。防予
諸島(ボウヨショトウ)の一部。
中島を中心に津和地島(ツワジシマ)・二神(フタガミ)島・睦月(フタガ
ミ)島などと興居(ゴゴ)島(旧:松山市)。
北方に芸予諸島(ゲイヨショトウ)の倉橋島、北東方に斎灘(イツキナダ)、
南東方に伊予灘(イヨナダ)、西方に防予諸島、北西方に安芸灘(アキ
ナダ)がある。
松山市(旧:松山市と旧:温泉郡<オンセングン>中島町<ナカジマチョウ>)
に属する。
伊予柑(イヨカン)栽培と漁業が盛ん。
瀬戸内海国立公園に属する
◎古来からの海上交通の要地。
藤原道長の後裔が流されて忽那氏を創始。
南北朝期、忽那氏は南朝方に属する。
鎌倉時代、忽那水軍の本拠地として海上勢力を示す。
江戸時代、松山藩・大洲藩が分割統治。
くっぱ
【クッパ】
◇[朝]gukbap
○[料]朝鮮料理の一つ。
薬味や具をのせた温かいご飯の上に、牛肉を煮込んだ熱いス
ープをかけたもの。
参照⇒ゆっけ(ユッケ),びびんば(ビビンバ)
◎"bap"は「ご飯」の意味。
ぐっばい
【グッバイ】
◇[英]good-by/goodby/good-bye
○⇒[1]ぐっどばい(グッドバイ)
ぐっぴー
【グッピー】
◇[英]guppy、[学]Poecilia reticulata
○[魚]カダヤシ目(Cyprinodontiformes)カダヤシ科(Poecilii-
dae)グッピー属(Poecilia)の淡水魚。
飼育しやすく、もっとも一般的な熱帯魚の一つ。
〈近縁種〉
カダヤシ:⇒かだやし(カダヤシ,蚊絶やし)
くつぶてぃあとう《くつぶぢあたう》
【クツブディア島】
◇Kutubdia Island
○[地]バングラデシュ南東部、チッタゴン州(Chittagong Prov-
ince)南部にある。ベンガル湾(Bay of Bengal)沖の島。
「クトゥブディア島」とも呼ぶ。
くっぺ
【クッペ】
◇[フ]coupe
○[食]⇒くーぺ(クーペ)(4)
ぐーつへる
【グーツヘル】
◇[独]Gutsherr(グーツヘア)
○(ドイツ語で)農場主・大地主。
◎"Gut"は「農場」、"Herr"は「領主」。
★ぐーつへるしゃふと
【グーツヘルシャフト】
◇[独]Gutsherrschaft
○[歴]近世、東部ドイツに形成された領主的大農場制度。
12〜13世紀、東方殖民(Ostdeutsche Kolonisation)によって
エルベ川(Fluss Elbe)以東に移住した農民は当初、自由であっ
た。
15〜16世紀以降、領主支配の強化により農民は隷属関係を強
いられて農奴化していった。
領主は直営地を拡大し大土地所有者となってハンザ同盟の諸
都市に穀物を供給して商業利潤を得た。
参照⇒のうど(農奴)
◎この制度はプロイセンの経済的基盤として、1807(文化 4)農
奴解放まで存続し、のちユンカー(Junker)(地主貴族)の経営に
移行した。
参照⇒ゆんかー(ユンカー)
★くつわむし
【クツワムシ】
【轡虫】
○[虫]バッタ目(Orthoptera)キリギリス科(Tettigoniidae)の
昆虫。
夏から秋にかけて、クツワの音のようにガチャガチャと鳴く。
「がちゃがちゃ(ガチャガチャ)」とも呼ぶ。
くてい
【倶胝】
◇[梵]koti
○[仏]古代インドの数の単位。阿由多(アユタ)の100分の一。
一千万とも、億とも、異説がある。
「倶致(クチ)」,「拘致(コウチ)」,「拘胝(コウテイ)」,「コーティ」とも呼ぶ。
くてしふぉん
【クテシフォン】
◇Ctesiphon
○[歴]イラクの首都バグダードの南東方にある、パルティア王
国およびササン朝ペルシアの首都遺跡。チグリス川東岸(左岸)
に位置する。
ササン朝ペルシアのホスロー一世(Khosro I)が建設した大宮
殿の一部が現存。
「テシフォン(Ctesiphon)」とも呼ぶ。
◎BC. 129ころ、パルティア王国の首都となる。
パルティア末期に一時衰える。
ササン朝ペルシアによって再興。
イスラム侵攻によって廃墟となる。
★くーでたー
【クーデター】
◇[フ]coup d'Etat(国家への一撃)
○既存の政治体制の一部が、非合法な行為で権力を奪取する政
変。
参照⇒くー(クー)
ぐーてでろわ
【グーテデロワ】
【グーテ・デ・ロワ】
◇[フ]gouter de roi
○(フランス語で)茶会・茶話会。
◎「王様の味わい」の意味。
くーてないぐん
【クーテナイ郡】
◇[英]Kootenai County
○アメリカ合衆国北西部、アイダホ州(Idaho State)北西部の
郡。東部をショショーン郡(Shoshone County)に接し、西部を
ワシントン州に隣接。
郡都はカーダレーン(Coeur D'Alene)。
〈人口〉
1980(昭和55) 5万9,914人。
1990(平成 2) 6万9,795人。
2000(平成12)10万8,685人。
ぐでるめす
【グデルメス】
◇Gudermes
○チェチェン共和国東部にある、同国第2の都市。
北緯43.36°、東経46.11°の地。
〈人口〉
1979(昭和54)3万4,000人。
1989(平成元)3万9,700人。
2002(平成14)3万3,756人。
◎ロシア文字では"Гудермес"。
★くでん
【口伝】
○
[1]ぐーてんべるく
【グーテンベルク】
◇Johannes Gensfleisch Gutenberg(ヨハンネス・グーテンベ
ルク)
○[人]ドイツの活字印刷発明者(1399ころ〜1468)。
ラテン語訳の『四十二行聖書』などを印刷。
[2]ぐーてんべるく
【グーテンベルク】
◇Beno Gutenberg
○[人]アメリカの地震学者(1889. 6. 4〜1960. 1.25)。ドイツ
のダルムシュタット生れ。
地震のマグニチュードを定義。
くとー
【クトー】
◇[露]kto、[英]who
○(ロシア語で)だれ(誰)。
くーと
【クート】
◇Al-Kut
○⇒あるくーと(アルクート)
くど
【苦土】
◇[独]Bittererde
○[化]⇒さんかまぐねしうむ(酸化マグネシウム)
くど
【竈】
【竃】
○(1)かまど(竈,竃)の後部にある煙出しの穴。
「竈突」,「竃突」とも書く。
○(2)⇒かまど(竈,竃)(1)
◎参照⇒おくどさん(おくどさん,お竈さん)
くど
【竈突】
【竃突】
○⇒くど(竈,竃)(1)
ぐーと
【グート】
◇[フ]goutte
○[病](フランス語で)痛風。
⇒つうふう(痛風)
くどう《くだう》
【衢道】
○[漢]四方八方へ通じる道。分かれ道。
「衢路(クロ)」とも呼ぶ。
くとうきょう《くたうけふ》
【瞿塘峡】
◇[中]Qutangxia
○[地]中国の長江(Chang Jiang)(揚子江)上流にある三峡(San-
xia)の一つ。
重慶市(Chongqing Shi)(旧四川省)の奉節県(Fengjie Xian)
(ホウセツケン)の東方にある白帝城(Baidi Cheng)(ハクテイジョウ)から巫
山県(Wushan Xian)(フザンケン)にいたる渓谷。全長約33キロメー
トル。
参照⇒さんきょう(三峡)
くどうぐん《くどほぐん》
【久遠郡】
◇[日]Kudo Gun
○北海道南西部の渡島半島(オシマハントウ)西部、檜山支庁(ヒヤマシチョウ)
の郡。
せたな町(チョウ)のみ。
◎2005. 9. 1(平成17)久遠郡の大成町(タイセイチョウ)と、瀬棚郡(セタ
ナグン)の瀬棚町(セタナチョウ)・北檜山町(キタヒヤマチョウ)の3町が合併し
て「せたな町」を発足。
くとぅーぞふ
【クトゥーゾフ】
◇Mikhail Ilarionovich Kutuzov/Mikhail Illarionovich
Kutuzov
○[人]⇒くつーぞふ(クツーゾフ)
くとぅぶうっでぃんあいばく
【クトゥブ・ウッディン・アイバク】
◇Qutb al-Din Aibak
○[人]⇒あいばく(アイバク)
くとぅぷっでぃーんあいばく
【クトゥブッディーン・アイバク】
◇Qutb al-Din Aibak
○[人]⇒あいばく(アイバク)
くとぅぶてぃあとう《くつぶぢあたう》
【クトゥブディア島】
◇Kutubdia Island
○[地]⇒くつぶてぃあとう(クツブディア島)
くどおぐん《くどほぐん》
【久遠郡】
◇[日]Kudo Gun
○⇒くどうぐん(久遠郡)
くどく
【口説く】
○(1)[古][自動]繰り返しくどくどと言う。しきりに愚痴をこ
ぼす。
○(2)[古][自動]しきりに意中を訴える。祈願する。懇願する。
○(3)[他動]自分の意に従わせようと、しきりに説得や懇願を
する。
◎父親を口説く
○(4)[他動]異性に対して、自分の意に従わせようと、しきり
に言い寄る。
◎女を口説く
★くどく
【功徳】
◇[梵]guna(グナ)
○[仏]
◎「功能福徳」の意味。
ぐとく
【愚禿】
◇[日]gutoku
○(1)[仏]僧侶が自分をへりくだって言う一人称。
◎「愚かな禿頭(ハゲアタマ)」の意味。
○(2)[人](特に)親鸞(シンラン)の自称。
⇒『人名辞典』しんらん(親鸞)
くどくすい
【功徳水】
○[仏]⇒はっくどくすい(八功徳水)
くどさん
【九度山】
◇[日]Kudo San
○[俗]⇒くどやまちょう(九度山町)
ぐどばい
【グドバイ】
◇[英]good-by/goodby/good-bye
○⇒[1]ぐっどばい(グッドバイ)
くーどぽわん
【クードポワン】
【クー・ド・ポワン】
◇[フ]coup de poing
○[歴]⇒あくふ(握斧)
くどやまちょう《くどやまちやう》
【九度山町】
◇[日]Kudoyama Cho
○和歌山県北東部、伊都郡(イトグン)の町。紀ノ川の南岸。
富有柿の産地、特産は真田ひも。
高野山の登山口。
◎安土桃山時代の武将真田昌幸(サナダ・マサユキ)・幸村(ユキムラ)父子
が関が原の戦い後、月山豊田城を退去して隠棲(インセイ)した地。
ぐーとら
【グートラ】
◇ghutra
○[服]⇒しぇまーぐ(シェマーグ)
くどりあびー
【クドリアビー】
◇[露]Kudriavy
○[地]⇒もよろだけ(茂世路岳)
くどりゃいぶかざん《くどりやいぶくわざん》
【クドリャブイ火山】
◇[英]Kudryaviy volcano/Kudriavy volcano
○[地]⇒もよろだけ(茂世路岳)
ぐどん
【愚鈍】
○愚(オロ)かで、頭の働きが鈍(ニブ)いこと。
「魯鈍(ロドン)」とも呼ぶ。
くない
【くない】
【苦無】
◇[英]spade(スペード)
○忍者のスコップに似た土掘りなどの多目的道具。
両刃の武器としても使用する。
参照⇒しころ(しころ,錣)
ぐないけいおん
【グナイケイオン】
◇[希]gunaikeion、[伊]gineceo(ジネチェーオ)、[英]gynae-
ceum
○[歴][建]古代ギリシア・ローマの婦人室。
◎男部屋:⇒あんどろん(アンドロン)
ペルシア・インドなどの女部屋:⇒ぜなーな(ゼナーナ)
くないしょう《くないしやう》
【宮内相】
○[古]宮内大臣の略称。
★くないしょう《くないしやう》
【宮内省】
○[歴]
唐名(カラナ)は「冬官(トウカン)」。
◎大内裏の宮内省には、皇室守護神として大己貴(オオナムチ)・少
彦名(スクナビコナ)の二神を韓神(カラノカミ)として祀っていた。
★くないちょう《くないちやう》
【宮内庁】
◇[英]Imperial Household Agency
○
くないちょうしんようくみあい《くないちやうしんようくみあひ》
【宮内庁信用組合】
○[歴][経]宮内庁・皇宮警察本部など皇居内に勤務する職員な
どを組合員とする金融機関。
店舗は宮内庁庁舎1ヶ所のみ。
◎1921(大正10)産業組合法に基づく有限責任丸之内信用購買組
合として設立。
1950(昭和25)中小企業等協同組合法に基づき、宮内庁信用組
合に改組。
2003. 6.(平成15)警視庁職員信用組合との合併話から経理上
の問題が発覚して合併延期となる。
2003. 6. 9(平成15)事務責任者による3億4,400万円の着服
発覚により、警視庁職員信用組合との合併を断念し、解散して
事業譲渡という形で統合する方針を決定。11日、正式発表。
2003. 6.23(平成15)総代会で、解散して警視庁職員信用組合
に事業譲渡することを決定。
くないちょうびょういん《くないちやうびやうゐん》
【宮内庁病院】
○[医]東京都千代田区の皇居内にある、宮内庁が管理する国立
総合病院。
皇族のほか宮内庁職員・家族が利用し、皇室専用の特別室2
部屋と一般病室がある。
◎1947(昭和22)宮内府病院として設置。
1964(昭和39)現在の建物が完成。
くなおふ
【クナオフ】
◇[独]Knauf(クノーフ)
○(1)(ドイツ語で)握り・取っ手。
○(2)(ドイツ語で)ボタン(釦)。
○(3)(ドイツ語で)柄頭(ツカガシラ)([英]pommel)。
参照⇒ぽんめる(ポンメル)(2)
★くなこく
【狗奴国】
◇[日]Kuna Koku
○[歴]紀元3世紀、邪馬台国(ヤマタイコク)の南にあった倭(ワ)の強
国。
『魏志倭人伝』によれば男王卑弥弓呼(ヒミココ)が支配し、AD.
247年に女王卑弥呼(ヒミコ)をいただく邪馬台国と戦う。
「くなのくに(狗奴国)」,「くぬこく(狗奴国)」とも呼ぶ。
参照⇒やまたいこく(邪馬台国,邪馬臺國)
◎邪馬台国の卑弥呼はこの抗争中の 248年ころに死亡したとみ
られる。
くなごんぶつ
【拘那含仏】
◇[梵]Kanakamana(コーナーガマナ)
○[仏]過去七仏の一つで、釈尊の2代前生。
「拘那含牟尼仏(クナゴンムニブツ)(Kanakamuni)」とも呼ぶ。
参照⇒かこしちぶつ(過去七仏)
くなごんむにぶつ
【拘那含牟尼仏】
◇[梵]Kanakamuni
○[仏]⇒くなごんぶつ(拘那含仏)
★くなしりとう《くなしりたう》
【国後島】
◇[日]Kunashiri To、[露]Ostrov Kunashir
○[地]南千島列島の最西端にある島。
ロシア名は「クナシル島」。
参照⇒ちゃちゃぬぷり(爺爺岳),らうすやま(羅臼山),とまり
やま(泊山)
〈面積〉
1935(昭和10)1,500平方キロメートル。
◎1811(文化 8. 6.)国後島に上陸したロシア艦長ゴローニン(V.
M.Golovnin)ら8名を捕え抑留。
1812(文化 9. 8.)国後島沖で高田屋嘉兵衛(カヘエ)、報復とし
てロシア艦に捕われカムチャッカに連行される。
1813(文化10. 9.)帰国した嘉兵衛の努力によりゴローニンら
は釈放。
くなしるとう《くなしるたう》
【クナシル島】
◇[露]Ostrov Kunashir
○[地]⇒くなしりとう(国後島)
くなのくに
【狗奴国】
◇[日]Kuna no Kuni
○[歴]⇒くなこく(狗奴国)
くなーる
【クナール】
◇Kunar
○(1)(Velayat-e Kunar)⇒くなーるしゅう(クナール州)
○(2)[地](Kunar River)⇒くなーるがわ(クナール川)
くなーるがわ《くなーるがは》
【クナール川】
◇[英]Kunar River
○[地]パキスタン北部からアフガニスタン北東部に流れる、カ
ブール川(Kabul River)の支流。
パキスタンのカイバル・パシュトゥンハ州(Khyber Pakhtun-
khwa Province)北部のチトラル地区(Chitral District)北部に
発源し、南西流してアフガニスタンのクナール州(Velayat-e
Kunar)に入り、ナンガルハル州(Velayat-e Nangarhar)の州都
ジャララバード(Jalalabad)でカブール川に合流する。
くなるしゅう《くなるしう》
【クナル州】
◇Velayat-e Kunar/Velayat-e Konar、[英]Kunar Province/
Konar Province
○⇒くなーるしゅう(クナール州)
くなーるしゅう《くなーるしう》
【クナール州】
◇Velayat-e Kunar/Velayat-e Konar、[英]Kunar Province/
Konar Province
○アフガニスタン北東部の州。北部をヌリスタン州(Velayat-e
Nuristan)、西部をラグマン州(Velayat-e Laghman)に接し、東
部をパキスタンに隣接。
州都はアサダバード(Asadabad)。
「クナル州」,「コナル州」とも呼ぶ。
〈面積〉
4,941.53平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)52万2,900人
◎2001(平成13)北部を新設のヌリスタン州に分割。
★くなん
【苦難】
○
参照⇒げっせまね(ゲッセマネ)
くにいち
【九二一】
○黒色火薬の一種。火縄銃(ヒナワジュウ)に用いた発射薬。
焔硝(エンショウ)九匁(クモンメ)・灰火二匁・硫黄(イオウ)一匁の割合で
配合したもの。
参照⇒こくしょくかやく(黒色火薬)
くにがみ
【国頭】
◇[日]Kunigami
○(1)⇒くにがみぐん(国頭郡)
○(2)⇒くにがみそん(国頭村)
くにがみぐん
【国頭郡】
◇[日]Kunigami Gun
○沖縄島の中・北部と伊江島(イエジマ)にある、沖縄県の郡。
国頭村(クニガミソン)・大宜味村(オオギミソン)・東村(ヒガシソン)・今帰
仁村(ナキジンソン)・本部町(モトブチョウ)・恩納村(オンナソン)・宜野座村
(ギノザソン)・金武町(キンチョウ)・伊江村(イエソン)の町村。
くにかみさん
【国神山】
◇[日]Kunikami San
○[地]日光の男体山の別称。
⇒なんたいさん(男体山)
くにがみそん
【国頭村】
◇[日]Kunigami Son
○沖縄本島北部の国頭半島北端にある、国頭郡(クニガミグン)の村。
ノグチゲラやヤンバルクイナが生息。
〈面積〉
194.80平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)6,018人。
くにさき
【くにさき】
○[軍]海上自衛隊の「おおすみ型」大型輸送艦(LST4003)。
基準排水量8,900トン。
広島県呉市の呉基地に所属。
くにさき
【国東】
◇[日]Kunisaki
○(1)[地]⇒くにさきはんとう(国東半島)
○(2)⇒くにさきまち(国東町)
くにさきはんとう《くにさきはんたう》
【国東半島】
◇[日]Kunisaki Hanto
○[地]大分県北東部、瀬戸内海に突出する半島。
くにさきまち
【国東町】
◇[日]Kunisaki Machi
○大分県北東部、東国東郡(ヒガシクニサキグン)の町。国東半島東部
に位置し、東部を瀬戸内海に面する。
〈面積〉
112.25平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)1万4,613人。
くにともちょう《くにともちやう》
【国友町】
◇[日]Kunitomocho
○滋賀県長浜市の地名。かつての近江国国友村。
◎近世まで、火縄銃の生産が盛んであった。
くにのみや
【久邇宮】
○[歴]旧宮家の一つ。
1863(文久 3)伏見宮第19世邦家親王(貞敬<サダヨシ>親王)の第
4王子朝彦(アサヒコ)親王が還俗(ゲンゾク)して中川宮(ナカガワノミヤ)を
創始し、翌1864(元治元)賀陽宮(カヤノミヤ)と改称。
1868(慶応 4. 8.)反政府運動の嫌疑により親王の宣旨を奪わ
れる。
明治維新後、広島に閑居し、1872(明治 5)再び宮を称するこ
とが許され、1875. 5.(明治 8)再興して久邇宮と改称。第2世
邦彦(クニヨシ)。
1892(明治25)朝彦親王の王子邦憲王は賀陽宮の宮号を復興。
1947(昭和22)久邇宮(朝融王)・賀陽宮とも皇籍離脱し、宮号
廃止。
参照⇒みやけ(宮家)
◎邦彦王の長女は良子(ナガコ)女王、のちの昭和天皇の皇后(香
淳皇后)。
くにます
【クニマス】
【国鱒】
◇[学]Oncorhynchus nerka kawamurae
○[魚]サケ目(Salmoniformes)サケ科(Salmonidae)の淡水魚。
秋田県田沢湖の固有種。
体長は最大で約30センチメートル。
1〜3月に産卵。
西湖での通称は「クロマス」。
◎昭和10年代に田沢湖周辺の発電施設の導水工事で強酸性の水
が流入し、湖水が酸性化して1940(昭和15)ころに死滅。
2010.12.(平成22)山梨県の西湖で生息が確認。絶滅前の1935
(昭和10)ころに卵10万個が放流されていたもの。
くにみだけ
【国見岳】
◇[日]Kunimi Dake
○[地]熊本県と宮崎県の境にある山。標高1,739メートル。
くにみやま
【国見山】
◇[日]Kunimi Yama
○(1)[地]佐賀県の西松浦郡(ニシマツウラグン)西有田町(ニシアリタチョウ)と
長崎県の北松浦郡(キタマツウラグン)世知原町(セチバルチョウ)・佐世保市
の境にある山。標高777メートル。
○(2)[地]熊本県球磨郡(クマグン)球磨村(クマムラ)と鹿児島県大口市
(オオクチシ)の境にある、国見山地の山。標高969メートル。
★くにゃーじすわろふ
【クニャージ・スワロフ】
◇[露]Kniaz Suvorov
○[歴][軍]旧ロシアの戦艦。バルチック艦隊の旗艦。
1905. 5.27(明治38)日本海海戦で日本の連合艦隊により転覆
沈没。
くーにゃん
【クーニャン】
【姑娘】
◇[中]guniang
○(1)(中国語で)若い女。
○(2)(日本で)中国人の娘。
くーにゃんつい
【姑娘追】
◇[中]guniang zhui
○[社]カザフ族に伝わる風習。
草原で若い男女が馬に乗って草原を駆け抜けながら、男性か
ら愛の告白を受けた女性が、その男性を追いかけてムチで返事
をするもの。ムチの加減に返答が込められいる。
★くにんがんけん
【クニンガン県】
◇[インドネシア語]Kabupaten Kuningan、[英]Kuningan Re-
gency
○インドネシア南部、ジャワ島西部のジャワバラト州(Propin-
si Jawa Barat)東部の県。
★くぬぎ
【クヌギ】
【櫟】
【椚】
【橡】
【櫪】
◇[学]Quercus acutissima
○[植]ブナ目(Fagales)ブナ科(Fagaceae)コナラ属(Quercus)の
落葉高木。雌雄同株。
樹高10〜15メートル。
樹皮は灰褐色で厚く、縦に深く不規則な裂け目があり、若枝
には褐色毛が密生。
材は薪炭材、シイタケ栽培の原木(ほだ木)用
果実は直径約2センチメートルと大きく球形で、「おかめど
んぐり(お亀団栗,阿亀団栗)」と呼ぶ。
堅果はタンニンが多く、鉄を媒染剤とした憲法染めなども使
用される。
古称は「つるばみ(橡)」
参照⇒くぬぎずみ(櫟炭),けんぽうぞめ(憲法染,憲法染め),
きつるばみ(黄橡)
くぬぎずみ
【櫟炭】
○クヌギの材を焼いて製した、良質の木炭。
千葉県佐倉地方の「さきらずみ(佐倉炭,桜炭)」など。
参照⇒さくらずみ(佐倉炭,桜炭),きくずみ(菊炭)
くぬぎやま
【くぬぎ山】
◇[日]Kunigi Yama
○(1)埼玉県南部、川越市・狭山市・所沢市・ふじみ野市(旧:
大井町)と入間郡(イルマグン)三芳町(ミヨシマチ)の4市1町にまたがる
里山(平地林・雑木林)。
参照⇒さんとめしんでん(三富新田),さとやま(里山)
◎1980年代以降、産業廃棄物の焼却施設が乱立し、「産廃銀座」
と呼ばれてダイオキシン汚染が深刻化。
○(2)[交]⇒くぬぎやまえき(くぬぎ山駅)
くぬぎやまえき
【くぬぎ山駅】
○[交]千葉県鎌ヶ谷市くぬぎ山にある、新京成電鉄線の駅。
元山(モトヤマ)駅(松戸市)と北初富(キタハツトミ)駅の間。
くぬこく
【狗奴国】
◇[日]Kunu Koku
○[歴]⇒くなこく(狗奴国)
くぬーでる
【クヌーデル】
◇[独]Knoedel/Knodel
○[料]ドイツ料理の一種。
ジャガイモやパンに肉や魚の挽肉(ヒキニク)を混ぜ入れ、団子(ダ
ンゴ)状にして茹(ユ)でたり煮込んだりしたツクネ(捏ね)の一種。
「クロース(Kloss)」とも呼ぶ。
参照⇒つくね(捏ね)(2)
◎チェコ料理:参照⇒くねどりーき(クネドリーキ)
くぬーといっせい
【クヌート一世】
【クヌート1世】
◇[デンマーク語]Knud I den Store、[独]Knut der Grosse、
[英]Canute the Great
○[人]⇒かぬーと(カヌート)
くぬひ
【公奴婢】
○[歴]律令制における五色の賤(五種の賤民)の一つ。
官有の賤民で、私奴婢(シヌヒ)(個人所有の奴婢)とともに最下
層の身分。
大化の改新以前に朝廷所有の奴婢であったもの、私奴婢を官
が買い上げたもの、または重罪人やその縁者として身柄を没収
したもの。
官奴司(カンヌシ)に属し、官田の耕作や雑役などの重労働に従事
する。班田収授では、良民(リョウミン)の三分の一が与えられた。
売買の対象となり、また戸をなすこと(家族を持つこと)が許
されず、66歳以上になると官戸(カンコ)に昇格した。
「官奴婢(カンヌヒ)」とも呼ぶ。
参照⇒ごしきのせん(五色の賤,五色の賎),こんりょう(今良)
ぐぬん
【グヌン】
◇[インドネシア語][マレー語]gunung
○(インドネシア語で)山。
ぐぬんきどぅるけん
【グヌンキドゥル県】
◇[インドネシア語]Kabupaten Gunung Kidul、[英]Gunung
Kidul Regency
○⇒ぐぬんきどるけん(グヌンキドル県)
ぐぬんきどるけん
【グヌンキドル県】
◇[インドネシア語]Kabupaten Gunung Kidul、[英]Gunung
Kidul Regency
○インドネシアのジャワ島中央南部、ジョクジャカルタ特別州
(Propinsi daerah istimewa Yogyakarta)東部の県。
県都はウォノサリ(Wonosari)。
「グヌンキドゥル県」とも呼ぶ。
〈面積〉
1,353平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)68万5,956人(推計)。
ぐぬんしとり
【グヌンシトリ】
◇Gunung Sitoli/Gunungsitoli
○インドネシア西部、スマトラウタラ州(Propinsi Sumatera
Utara)のニアス県(Kabupaten Nias)の県都。
ニアス島(Pulau Nias)の東岸。
ぐぬんるせる
【グヌン・ルセル】
◇[インドネシア語]Gunung Leuser、[英]Mount Leuser
○[地]インドネシア西部、スマトラ島北西部にある火山。
北緯3.75°、東経97.16°、標高3,380メートル。
「ルセル山」とも呼ぶ。
◎標高3,381/3,404/3,466メートルとも。
ぐぬんるせるこくりつこうえん《ぐぬんるせるこくりつこうゑん》
【グヌン・ルセル国立公園】
◇[英]Gunung Leuser National Park/Mount Leuser National
Park
○インドネシア西部、スマトラ島北西部にある国立公園。
◎2012. 8. 9(平成24)公園当局、スマトラサイ7頭の撮影に成
功と発表。
ぐぬんるむるこくりつこうえん《ぐぬんるむるこくりつこうゑん》
【グヌン・ムル国立公園】
◇[英]Gunung Mulu National Park/Mount Mulu National
Park
○マレーシア東部、ボルネオ島(Pulau Borneo)北部にある国立
公園。
ボルネオ島西部のサラワク州(negeri Sarawak)北東部に位置
し、公園北西部を隣国ブルネイに隣接。
ムル山(Gunung Mulu)は標高2,377メートル。
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