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百 科 辞 書 《くろた》 編集:獨 澄旻
-------- くろた ------------------------------------------------
くろだいや
【黒ダイヤ】
○(1)[鉱]暗灰色または黒色のダイヤモンド(金剛石)。カルボ
ナード([西]carbonado)。ブラジル産で、鑿岩機(サクガンキ)など
に使用する。
○(2)[俗]石炭の別称。
⇒せきたん(石炭)
くろたきむら
【黒滝村】
◇[日]Kurotaki Mura
○奈良県南部、吉野郡(ヨシノグン)の村。
★くろだそうどう《くろださうだう》
【黒田騒動】
○[歴]1633(寛永10. 3.)福岡藩の御家騒動。
くろだはらえき
【黒田原駅】
○[交]栃木県那須郡那須町(ナスマチ)寺子(テラコ)にある、JR東北
本線の駅。
高久(タカク)駅と豊原(トヨハラ)駅の間。
くろたみとん
【クロタミトン】
◇Crotamiton
○[薬]疥癬(カイセン)治療薬(かゆみ止め)。非常に弱いステロイド
剤。
皮膚に塗布すると軽い灼熱間がある。
長期連用や高齢者・妊産婦・授乳婦・小児などへの使用は避
ける。
ぐろちうす
【グロチウス】
◇Hugo Grotius(フーゴー・グロチウス)
○[人]⇒ぐろてぃうす(グロティウス)
くろーちぇっと
【クローチェット】
◇[英]crotchet
○(1)突飛な考え・奇想。
○(2)[楽]四分音符(quarter note)。
○(3)クローシェ編み。
⇒かぎばりあみ(かぎ針編み,鉤針編み)
くろちゃ
【黒茶】
○[色]黒みをおびた焦茶色(コゲチャイロ)。
「極焦茶(ゴクコゲチャ)」,「黒茶色(クロチャイロ)」とも呼ぶ。
くろちゃいろ
【黒茶色】
○[色]⇒くろちゃ(黒茶)
くろづか
【黒塚】
◇[日]Kurozuka/Kuroduka
○(1)福島県二本松市の東方、安達ヶ原(アダチガハラ)にある古跡。
鬼女伝説で知られる。
参照⇒あだちがはら(安達ヶ原,安達が原,安達原)
○(2)[楽][劇]謡曲(能の曲名)の一つ。
⇒あだちがはら(安達ヶ原,安達が原,安達原)(2)
くろっかす
【クロッカス】
◇[英]crocus
○[植]ユリ目(Liliales)アヤメ科(Iridaceae)クロッカス属
(Crocus)(サフラン属)の多年草。
ヨーロッパ・地中海沿岸・小アジア原産。
球根は球茎。高さ約10センチメートルで、葉は細く、松葉状。
早春に黄・紫・白などの六弁の花をつける。
水栽培(ミズサバイ)で育てることも多い。
「クローカス」とも、和名で「ハナサフラン(花サフラン)」,「ム
ラサキサフラン(紫サフラン)」とも呼ぶ。
◎春の季語。
★くろっきー
【クロッキー】
◇[フ]croquis
○[美]人物や動きがあるものなどを短時間でおおまかに写生す
ること。
ぐろっきー
【グロッキー】
◇[英]groggy(グロッギー)
○(1)(飲酒・疲労・睡眠不足・病気などで)ふらふらになるこ
と・よろめくこと。
○(2)[運]ボクシングで、相手のパンチを受けたり疲労などで、
ふらふらになること。
◎「グロッグ」の転化。日本では「グロッギー」とはほとんど呼ば
ない。
強い酒のグロッグ(grog)を飲みすぎた状態を表しで、英語で
は形容詞。
参照⇒[1]ぐろっぐ(グロッグ)(1)
ぐろっぎー
【グロッギー】
◇[英]groggy
○⇒ぐろっきー(グロッキー)
[1]ぐろっぐ
【グロッグ】
◇[英]grog
○(1)[食]水割り(diluted)の強い酒。特に、水割りのラム酒。
参照⇒ぐろっきー(グロッキー)
◎グログラム外套(grogram cloak)を着てオールド・グロッグ
(Old Grog)と呼ばれたイギリスの提督バーノン(Edward Vernon)
(1684〜1757)が水兵によく提供したことから。
参照⇒ぐろぐらむ(グログラム)
○(2)[俗][食]⇒かば(カバ)
[2]ぐろっぐ
【グロッグ】
◇[英]glogg
○[食]温めた赤ワイン・ブランデー・シェリー酒などにアーモ
ンド・レーズン・オレンジピールなどで香り付けして砂糖を入
れた飲み物。
参照⇒ぐりゅーわいん(グリューワイン)
くろっぐぼっくす
【クロッグボックス】
◇[英]clog box
○[楽]⇒うっどぶろっく(ウッドブロック)(3)
ぐろっけんしゅぴーる
【グロッケンシュピール】
◇[独]Glockenspiel、[英]glockenspiel
○(1)[楽]⇒かりよん(カリヨン)
○(2)[楽]⇒てっきん(鉄琴)
◎「グロッケ(Glocke)」は「ベル([英]bell)」、「シュピール
(Spiel)」は「スピーチ([英]speech)・演奏([英]play)」
ぐろっさりー
【グロッサリー】
◇[英]glossary
○(1)ある特定の分野や作家などの術語を解説した用語集・小
辞典。
参照⇒れきしこん(レキシコン)(2)
○(2)(特に)書物の巻末にある辞書風の説明。
◎グロサリー(grocery):⇒ぐろさりー(グロサリー)
ぐろっしぇん
【グロッシェン】
◇[独]Groschen
○(1)[歴][経]ドイツの小さい銀貨。
○(2)[古][経]オーストリアの通貨単位。
百分の一シリング(schilling)。
○(3)[古][経]ドイツの10ペニヒ(pfennig)硬貨。
くろっしんぐ
【クロッシング】
◇[英]crossing
○⇒くろーしんぐ(クローシング)
ぐろった
【グロッタ】
◇[伊](女性形)grotta/(男性形)grotto(グロット)
○(1)洞窟(ドウクツ)・洞穴(ホラアナ)。
参照⇒けーぶ(ケーブ)(2)
◎カプリ島の青の洞窟(Grotta Azzurra di Capri):⇒あおの
どうくつ(青の洞窟)
○(2)[建]人工の岩屋(イワヤ)。
⇒[1]ぐろっと(グロット)(2)
○(3)(地下の)ワイン貯蔵室。
「ワイン・セラー([英]wine cellar)」とも呼ぶ。
参照⇒けーぶ(ケーブ)(3)
◎「グロテスク([フ]grotesque)」と同源語。
参照⇒ぐろてすく(グロテスク)
くろっち
【クロッチ】
◇[英]crotch
○(1)人の股(マタ)。
○(2)木の股。
○(3)[服]ズボン・パンツなどの股の部分。
○(4)[運]⇒[2]くらっち(クラッチ)(1)
[1]ぐろっと
【グロット】
◇[英]grotto
○(1)洞窟(ドウクツ)・洞穴(ホラアナ)。
○(2)[建]人工の岩屋(イワヤ)。
18世紀、庭園内に避暑用として作られ、貝殻などで美しく飾
られていた。
◎イタリア語の「グロット(grotto)」から。
参照⇒ぐろった(グロッタ)
◎「グロテスク([フ]grotesque)」と同源語。
[2]ぐろっと
【グロット】
◇[伊](男性形)grotto/(女性形)grotta(グロッタ)
○⇒ぐろった(グロッタ)
くろつやみのが
【クロツヤミノガ】
【黒艶蓑蛾】
○[虫]⇒みのが(ミノガ,蓑蛾)(2)
ぐろてぃうす
【グロティウス】
◇Hugo Grotius(フーゴー・グロティウス)
○[人]オランダの法律学者・外交官(1583. 4.10〜1645. 8.23)。
本名は「グロート(Huig van Groot)」。
国家・宗教の対立を超えた自然法の立場から国際法に合理的
な体系を与える。
著書は1609(慶長14)『自由海論(Mare liberum)』・1625(寛
永 2)『戦争と平和の法(De Jure Belli ac Pacis)』など。
「グロチウス」,「グロート(Hugeianus de Groot)」とも呼ぶ。
◎「近代国際法の祖」,「国際法の祖(the founder of interna-
tional law)」,「国際法の父」,「近世自然法の父(the father of
the modern science of international law)」,「近世自然法の
祖(the founder of the modern theory of natural law)」など
と呼ばれている。
ぐろてすく
【グロテスク】
◇[フ]grotesque
○(1)[形]異様な、奇怪な、不気味な、気味が悪い。
和略語で「グロ」とも呼ぶ。
○(2)[名](1)の物。(1)なさま・不気味さ。
和略語で「グロ」とも呼ぶ。
○(3)[美]曲線模様の中に怪奇な人間像・動物像・植物像など
をからませた装飾模様。
◎ローマの遺跡の天井画から。
参照⇒ぐろった(グロッタ)
○(4)[文]奇怪な事件・事物を描く一分野。
くろてっどくりーむ
【クロテッドクリーム】
【クロテッド・クリーム】
◇[英]clotted cream
○[食]半固形の濃厚なクリーム。
牛乳を徐々に熱して、表面に凝固したクリームを集めたもの
で、乳脂肪分は55〜60%。
主にイングランド南西部で果物やデザートなどに添える。
くろてん
【クロテン】
【黒貂】
◇[英]sable
○[哺]食肉目(Carnivora)イタチ科(Mustelidae)の哺乳類。
頭胴長約40センチメートル、尾長約15センチメートル、体重
約1.5キログラム。毛色は淡褐色から黒褐色。森林に棲(ス)み、
ネズミや小鳥を捕食する。
ヨーロッパ北部からシベリア・サハリン・北海道・北方四島
に分布。
毛皮は高級品でセーブルと呼ばれ、特に黒褐色のものは最高
級品としてヨーロッパや中国で珍重された。
くろと
【クロト】
◇Clotho
○[ギ神]運命の三女神の一神で、運命の糸を紡ぐ女神。
参照⇒もいらい(モイライ)
くろと
【玄人】
○⇒くろうと(玄人)
くろど
【黒戸】
○(1)黒色の戸。
○(2)[古](特に)黒戸の御所の戸。
参照⇒くろどのごしょ(黒戸の御所)
○(3)[歴]黒戸の御所の略称。
⇒くろどのごしょ(黒戸の御所)
○(4)[女房詞]仏壇の別称。
⇒ぶつだん(仏壇)(2)
[1]ぐろーと
【グロート】
◇Huig van Groot
○[人]⇒ぐろてぃうす(グロティウス)
[2]ぐろーと
【グロート】
◇Hugeianus de Groot
○[人]⇒ぐろてぃうす(グロティウス)
くろとき
【クロトキ】
【黒鴇】
○[鳥]コウノトリ目の鳥。全長約85センチメートル、翼長約35
センチメートル。
体は白く、頭から首は黒褐色の皮膚が露出し、クチバシ(嘴)
と脚が黒い。
インド・インドシナ半島・中国南部にかけて生息。中国東北
部にも飛来。
◎江戸時代には日本にも多く飛来し繁殖していた。
2004.10.(平成16)利根川河口域に1羽が飛来。
ぐろどな
【グロドナ】
◇Grodna
○⇒ふろどな(フロドナ)
くろとね
【クロトネ】
◇Crotone
○(1)(Provincia di Crotone)⇒くろとーねけん(クロトーネ県)
○(2)⇒くろとーね(クロトーネ)(2)
くろとーね
【クロトーネ】
◇Crotone
○(1)(Provincia di Crotone)⇒くろとーねけん(クロトーネ県)
○(2)イタリア南部、カラブリア州(Regione Calabria)東部の
クロトーネ県南東部にある県都。
北緯39.09°、東経17.12°の地。
「クロトネ」とも呼ぶ。
〈面積〉
179.8平方キロメートル。
〈人口〉
1981(昭和56)5万8,262人。
1991(平成 3)6万1,813人。
2001(平成13)6万0,010人。
くろとねけん
【クロトネ県】
◇[伊]Provincia di Crotone、[英]Crotone District/Crotone
Province
○⇒くろとーねけん(クロトーネ県)
くろとーねけん
【クロトーネ県】
◇[伊]Provincia di Crotone、[英]Crotone District/Crotone
Province
○イタリア南部、カラブリア州(Regione Calabria)東部の県。
南西部をカタンツァロ県(Provincia di Catanzaro)、北西部を
コゼンツァ県(Provincia di Cosenza)に接し、東部・南部をイ
オニア海(Mare Ionio)に面する。
県都はクロトーネ。
「クロトネ県」とも呼ぶ。
〈面積〉
1,717平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)17万3,122人(10月21日)。
ぐろどの
【グロドノ】
◇Grodno
○(1)(Hrodzenskaya voblasts')⇒ふろどなしゅう(フロドナ州)
○(2)⇒ふろどな(フロドナ)
くろどのごしょ
【黒戸の御所】
○[歴]内裏(ダイリ)の清涼殿(セイリョウデン)の北廊で、滝口所の西側
を南北に連なっていた細長い部屋。
単に「黒戸(クロド)」とも呼ぶ。
参照⇒たきぐちどころ(滝口所)
◎夜間警護のための篝火(カガリビ)のスス(煤)で黒くなっていた
ことから。
ぐろどのしゅう《ぐろどのしう》
【グロドノ州】
◇Grodnenskaya Oblast'、[英]Grodno Region
○ベラルーシの一州。
⇒ふろどなしゅう(フロドナ州)
くろーな
【クローナ】
◇Krona
○(1)[経]スウェーデンの通貨単位。
1クローナ(Krona)=100オーレ(ore)。
○(2)[経]アイスランドの通貨単位。
1クローナ(Krona)=100オイラル(aurar)。
ぐろなす
【グロナス】
【GLONASS】
◇[英]Global Orbiting Navigation Satellite System
○[天]ロシア(旧:ソ連)の全地球測位システム(GPS)の略称。
全24基で地球全体をカバーする。
参照⇒じーぴーえす(GPS)
◎1976(昭和51)開発を開始。
1982.10.12(昭和57)打ち上げを開始。
2007.12.25(平成19)衛星3基を搭載したロケットをバイコヌ
ール宇宙基地から打ち上げ。
2010.12. 5(平成22)最後の衛星3基を搭載したプロトンロケッ
トをバイコヌール宇宙基地から打ち上げたが、目標軌道への投
入に失敗。
◎ロシア文字では"ГЛОНАСС"。
くろにくる
【クロニクル】
◇[英]chronicle
○(1)記録。年代記。編年史。
○(2)新聞。
[1]くろーね
【クローネ】
◇[独]Krone
○(1)(ドイツ語で)王冠([英]crown)。
○(2)[古][経]昔のドイツの10マルク金貨。
○(3)[古][経]昔のオーストリアの銀貨。
[2]くろーね
【クローネ】
◇Krone
○[経]デンマーク・ノルウェーの通貨単位。
1クローネ(Krone)=100オーレ(ore)。
くろねこ
【黒猫】
◇[英]The Black Cat
○[文]アメリカの作家エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan
Poe)の短編小説。
愛猫と妻を殺した男の異常心理・犯罪心理を写実的に描いた
もの。
◎1843(天保14)発表。
くろねこのたんご
【黒ネコのタンゴ】
◇[英]Black Cat Tango、[伊]Volevo un gatto nero
○[楽]パガーノ(Francesco Pagano)作詞・作曲の歌謡曲。
歌はゼッキーノ・ドーロ(Zecchino d'Oro)。
◎1969. 9.(昭和44)みおたみずほの訳詞、皆川おさむの歌でレ
コード発売。
くろの
【クロノ】
◇[英]chrono-
○[接頭辞]「時」を表わす語形成要素。
◎ロニクル(chronicle):年代記・編年史。
クロノグラフ(chronograph):精密計時記録装置。
クロノグラム(chronogram):紀年銘。
クロノメーター(chronometer):(天文観測用の)精密時計。
クロノロジー(chronology):年代学。
クロノスコープ(chronoscope):分秒時計。
クロノファー(chronopher):報時器(極微時間測定器)。
クロノバイオロジー(chronobiology):時間生物学。
クロノセラピー(chronotherapy):時間療法。
クロノクーロメトリー(chronocoulometry):計時電量分析法。
クロノアンペロメトリー(chronoamperometry):計時電流測
定法、
くろのぐらふ
【クロノグラフ】
◇[英]chronograph
○(1)時間を図形的に記録する装置。
○(2)特に、精密計時記録装置。
クロノメーター(chronometer)(精密時計)からの信号電流を
電磁石に通し、連動するペンを動かして紙テープに記録するも
の。
○(3)ストップウォッチ機能を組込んだ腕時計。
★[1]くろのす
【クロノス】
◇[希]Kronos、[英]Cronos/Cronus
○[ギ神]タイタン(Titans)の一人。ウラノス(Uranos)とガイア
(Gaia)の子、ゼウス(Zeus)の父。
父の王位を奪い世界の支配者となったが、のち子ゼウスに覇
権を奪われた。
◎レア(Rhea)との長女:⇒へすてぃあ(ヘスティア)
[2]くろのす
【クロノス】
◇[登録商標]Cronos
○[交]マツダ社製の中級セダン。
くろのつかやそぷかかざん
【クロノツカヤソプカ火山】
◇[露]Kronotskaya Sopka
○[地]ロシア連邦共和国の極東、カムチャツカ半島(Poluostrov
Kamchatka)中央部にある活火山。標高3,528メートル。
◎ロシア文字では"Кроноцкая Сопка"。
★くろのろじー
【クロノロジー】
◇[英]chronology
○年代学。
◎デンドロクロノロジー(dendrochronology):年輪年代学。
くろばー
【クロバー】
◇[英]Clover MFG.Co.,Ltd.
○[経]手芸用品の製造販売会社の大手。
本社は大阪府大阪市東成区。
◎1925.10. 1(大正14)岡田敏雄が岡田慶七商店として創業。
1947. 3.12(昭和22)株式会社岡田慶七商店を設立。
1958. 5.(昭和33)クロバー裁縫具株式会社に商号変更。
1964. 7.(昭和39)クロバー株式会社に商号変更。
[1]くろーばー
【クローバー】
◇[英]clover
○(1)[植]⇒しろつめくさ(シロツメクサ,白詰草)
○(2)[俗]トランプのクラブ(club)の俗称。
⇒[1]くらぶ(クラブ)(2)
[2]くろーばー
【クローバー】
◇[英]crowbar
○⇒[1]ばーる(バール)
くろばい
【黒バイ】
○[俗][交]暴走族取り締まり用の覆面オートバイ。
黒い車体に、証拠写真撮影用カメラとビデオ、暴走車に吹き
付ける塗料噴射器などを装備している。
別称は「ブラックウイング」。
参照⇒しろばい(白バイ)
◎2003. 4.(平成15)警視庁交通部、導入。
くろはえ
【黒はえ】
【黒南風】
○[気]⇒はえ(はえ,南風)
★くろばえ《くろばへ》
【クロバエ】
【黒蠅】
○[虫]ハエ目(双翅目)(Diptera)クロバエ科(Calliphoridae)の
ハエの一群の総称。
ケブカクロバエ・オオクロバエ・エゾクロバエなど。
動物の糞や死骸をエサとする。
くろはせ
【崑崙八仙】
○[楽]⇒はっせん(八仙)(3)
くろはち
【黒八】
○⇒くろはちじょう(黒八丈)
くろはちじょう《くろはちぢやう》
【黒八丈】
○(1)黄八丈の一種。
スダジイの樹皮から採(ト)った染料で染めた黒色を主色に、
黄色や鳶色の糸を加えて織り上げたもの。
「黒八」とも呼ぶ。
参照⇒きはちじょう(黄八丈)(1)
○(2)東京都あきる野市(旧:五日市町)で織られる黒色無地の厚
手の絹織物。
経糸(タテイト)にくらべ緯糸(ヨコイト)がやや太い。
男子の袖口(ソデグチ)や襦袢(ジュバン)の掛襟(カケエリ)などに用い
る。
「五日市(イツカイチ)」,「黒八」とも呼ぶ。
参照⇒きはちじょう(黄八丈)(1)
くろぱときん
【クロパトキン】
【黒鳩公】
◇Aleksei Nikolaevich Kuropatkin
○[人]ロシアの将軍(1848〜1925)。
露土戦争に参加。日露戦争で極東軍総司令官となったが、
1905. 3.10(明治38)奉天会戦で大敗して解任。
◎ロシアの無政府主義者:⇒くろぽときん(クロポトキン)
くろばねまち
【黒羽町】
◇[日]Kurobane Machi
○[古]栃木県北東部、那須郡(ナスグン)の町。
町の中心部を西から南へ那珂川(ナカガワ)が流れている。
〈面積〉
187.47平方キロメートル。
〈人口〉
1970(昭和45)1万8,330人。
1995(平成 7)1万7,689人。
◎屋島の戦いで那須の与一(ヨイチ)(宗高)を乗せて海に泳ぎ出た
名馬は現在の黒羽町の産で、「鵜黒(ウクロ)の駒」と呼ばれ、鵜の
大将と牝馬の間に生れ水かきがあるとまで言われるほど泳ぎが
うまかった。
町内の黒羽田町(クロバネタマチ)はもと黒羽藩主大関氏(那須氏一
族の那須七党の一氏)の城下町。
松尾芭蕉(バショウ)が『奥の細道』の旅で最長の14日間を過ご
したことから、芭蕉公園に展示館「芭蕉の館」が建てられている。
2005.10. 1(平成17)大田原市(オオタワラシ)に編入。
ぐろーばらいぜーしょん
【グローバライゼーション】
◇[英]globalization
○[経](産業・企業などの)地球規模化・世界的規模化。
国境に捕われずに経済活動を営むこと。
「グローバリゼーション」とも呼ぶ。
ぐろーばりずむ
【グローバリズム】
◇[英]globalism
○[政]世界統合主義・汎地球主義。世界統合政策・汎地球政策。
国際問題に関与して行く政策。
ぐろーばりぜーしょん
【グローバリゼーション】
◇[英]globalization
○[経]⇒ぐろーばらいぜーしょん(グローバライゼーション)
ぐろーばる
【グローバル】
◇[英]global
○(1)[形]地球規模の、世界規模の、全世界の。
○(2)[形](転じて)全体的な、包括的な。
◎名詞は「グローブ(globe)(球)」。
ぐろーばるすたんだーど
【グローバル・スタンダード】
◇[英]global standard
○[工]世界標準。
ぐろーばるにゅーくりあふゅえる
【グローバル・ニュークリア・フュエル】
◇[英]Global Nuclear Fuel L.L.C.
○[経][原]原子燃料関連会社の一社。
本社は神奈川県横須賀市。
ゼネラル・エレクトリック(GE)・東芝・日立製作所の合弁
会社。
略称は「GNF」。
◎1967. 5.(昭和42)設立。
ぐろーばるほーく
【グローバルホーク】
【グローバル・ホーク】
◇[英]Global Hawk
○[軍]アメリカ軍の全自動操縦の無人偵察機。
対空砲の届かない高度2万メートルを、無給油で35時間にわ
たり滞空することができる。
約1万8千メートルの高々度では約560キロメートル先まで
偵察が可能。また、赤外線カメラにより夜間・悪天候での偵察
も可能。
参照⇒ゆーえーぶい(UAV),[2]ぷれでたー(プレデター)
◎1998(平成10)初飛行。
2012.10.(平成24)グローバルホーク同士で空中給油に成功し、
連続飛行時間が41時間から160時間以上に延長。
くろびす
【クロビス】
◇Clovis
○[人]⇒くろーびす(クロービス)
★くろーびす
【クロービス】
◇Clovis
○[人]フランク王国前期のメロビング朝([独]Merowinger)初代
の王( 465/ 466〜 511)。在位: 481〜 511。ゲルマン人サリ
族(Salii)の族長メロービス(Merovius)の孫。
「クロビス」,「クロヴィス」とも呼ぶ。
参照⇒めろびんぐちょう(メロビング朝)
くろひめやま
【黒姫山】
◇[日]Kurohime Yama
○[地]長野県北部にある、筑摩山地の火山。標高2,053メート
ル。
くろびやま
【黒檜山】
◇[日]Kurobi Yama
○[地]群馬県にある赤城山(アカギヤマ)の主峰。標高1,828メート
ル。
参照⇒あかぎやま(赤城山)
くろひょうとう《くろへうたう》
【黒豹党】
○⇒ぶらっくぱんさー(ブラックパンサー)(1)
ぐろびん
【グロビン】
◇[英]globin
○[生化]ヘム(heme)と結合してヘモグロビン(hemoglobin)やミ
オグロビン(myoglobin)を構成する球状タンパク質(蛋白質)。
参照⇒へむ(ヘム),へもぐろびん(ヘモグロビン),みおぐろび
ん(ミオグロビン)
◎ラテン語の「球(globus)」から。
くろーぶ
【クローブ】
◇[英]clove
○(1)[植]チョウジ(丁子)の英語名。
⇒ちょうじ(チョウジ,丁子,丁字)
○(2)[食]チョウジの蕾(ツボミ)を乾燥させた香辛料。
肉料理やシチューなどに用いる。
「丁香(チョウコウ)」とも呼ぶ。
参照⇒けいぜつこう(鶏舌香,鷄舌香)
[1]ぐろーぶ
【グローブ】
◇[英]globe
○(1)球・球体。
○(2)球状のもの。
○(3)地球儀・天体儀。
○(4)(the blobe)地球。
○(5)電球をすっぽりと包みこむガラス球。
○(6)丸い金魚鉢。
◎形容詞は「グローバル(global)」。
★[2]ぐろーぶ
【グローブ】
◇[英]glove(グラブ)
○(1)[服]⇒てぶくろ(手袋)
「グラブ」とも呼ぶ。
参照⇒みとん(ミトン)
○(2)[運]
「グラブ」とも呼ぶ。
参照⇒[1]がんとれっと(ガントレット)
○(3)[運](特に)野球で使用する皮手袋。
参照⇒みっと(ミット)(2)
[3]ぐろーぶ
【グローブ】
◇[英]grove(グロウヴ)
○小さい森・木立。
くろふぉーど
【クロフォード】
◇Crawford
○(1)(Crawford County)⇒くろふぉーどぐん(クロフォード郡)
○(2)アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)中北東部
のマクレナン郡(McLennan County)の町。ダラス(Dallas)の南
方。
「クローフォード」とも呼ぶ。
◎ブッシュ米大統領の牧場がある。
くろーふぉーど
【クローフォード】
◇Crawford
○⇒くろふぉーど(クロフォード)(2)
くろふぉーどぐん
【クロフォード郡】
◇[英]Crawford County
○アメリカ合衆国北東部、ペンシルバニア州(Pennsylvania
Commonwealth)北西部の郡。北部をエリー郡(Erie County)に接
する。
郡都はミードビル(Meadville)。
ぐろーぶこんぱーとめんと
【グローブコンパートメント】
◇[英]glove compartment
○[交]自動車のダッシュボードにある小物収納室。
「グローブボックス(glove box)」とも呼ぶ。
くろふさすぐり
【クロフサスグリ】
【黒房酸塊】
◇[英]blackcurrants
○[食]⇒[1]かしす(カシス)(1)
くろぶしやま
【黒伏山】
◇[日]Kurobushi Yama
○[地]山形県東根市(ヒガシネシ)東部の観音寺(カンノンジ)にある山。
標高1,227メートル。
船形山(フナガタヤマ)(1,500メートル)の東方に位置し、北西約1
キロメートルに沢渡黒伏山(サワタリクロブシヤマ)(1,235メートル)があ
る。
くろふじょう《くろふじやう》
【黒不浄】
○死のけがれ(穢れ)。
参照⇒ふじょうもん(不浄門)
◎赤不浄:月経・出産の穢れ。
ぐろーぶす
【グローブス】
◇Leslie Richard Groves
○[人]アメリカ陸軍の軍人(1896〜1970)。
1942(昭和17)陸軍の原子爆弾製造の統合機関「マンハッタン
管区(Manhattan District)」を指揮。
「グローブズ」とも呼ぶ。
ぐろーぶず
【グローブズ】
◇Leslie Richard Groves
○[人]⇒ぐろーぶす(グローブス)
ぐろーぶぼっくす
【グローブボックス】
◇[英]glove box
○(1)[原]保護手袋つきの密閉容器。
外部から危険な放射能物質を付属の手袋で操作できるように
したもの。
○(2)[交](glove compartment)⇒ぐろーぶこんぱーとめんと
(グローブコンパートメント)
ぐろぶりん
【グロブリン】
◇[英]globulin
○[生化]加水分解でアミノ酸となる、一群の単純タンパク質
(蛋白質)の総称。
水には溶けないが、希アルカリまたは中性の塩類には溶ける。
硫安またはマグネシウム塩の濃溶液では沈澱する。
アルブミンと共に動植物の組織に広く分布。
血清・卵黄などに含まれ、血清グロブリン(serum globulin)、
水晶体中のクリスタリン(crystallin)、フィブリノゲン(fi-
brinogen)などがある。
参照⇒あるぶみん(アルブミン)
くろべ
【くろべ】
○[軍]海上自衛隊の訓練支援艦(ATS4202)。
母港は呉基地(広島県)。
2,200トン。
◎1989. 3.23(平成元)竣工。
くろべ
【黒部】
◇[日]Kurobe
○(1)[地]⇒くろべがわ(黒部川)
○(2)⇒くろべし(黒部市)
くろべい
【黒塀】
○[建]黒く塗った板塀(イタベイ)。
金をかけた別宅、特に妾宅(ショウタク)のイメージがある。
◎歌謡曲『お富さん』:粋な黒塀/見越しの松に/あだな姿の
洗い髪。
★くろべがわ《くろべがは》
【黒部川】
◇[日]Kurobe Gawa
○[地]富山県東部の川。全長90キロメートル。
参照⇒くろよんだむ(黒四ダム)
★くろべきょうこくてつどう《くろべけふこくてつだう》
【黒部峡谷鉄道】
○[交]富山県下のトロッコ鉄道。
ウド谷橋梁(キョウリョウ)がある。
〈停車駅〉
宇奈月(ウナヅキ)駅・柳橋(ヤナギバシ)駅・森石(モリイシ)駅・黒薙(ク
ロナギ)駅・笹平(ササダイラ)駅・出平(デシダイラ)駅・猫又(ネコマタ)駅・
鐘釣(カネツリ)駅・小屋平(コヤダイラ)駅・欅平(ケヤキダイラ)駅。
くろべし
【黒部市】
◇[日]Kurobe Shi
○富山県北東部の市。南部を魚津市(ウオヅシ)に接し、北西部を
富山湾に面する。
〈面積〉
86.76平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)3万6,531人。
◎1954(昭和29)桜井(サクライ)町と生地(イクジ)町が合併して発足。
ぐろぼ
【グロボ】
◇[葡]Globo(地球)
○(1)[通]ブラジルの大手新聞・新聞社。
○(2)[放]ブラジルのテレビ局。
くろぼく
【黒ぼく】
○(1)黒ぼく土。
⇒くろぼくど(黒ぼく土)
◎「ぼく」は「(「石」偏+「卜」)」と書く。
○(2)火山から噴出した溶滓(ヨウシ)状の溶岩。庭石に用いる。
◎富士塚の黒ぼく
★くろぼくど
【黒ぼく土】
○[鉱]火山灰や軽石を母材とする土壌。
団粒構造で空隙が多く、水はけがよい。
リン(燐)は少ないが、肥料を与えることで畑地・果樹園地に
適する。
参照⇒ひるぜん(蒜山)
◎「ぼく」は「(「石」偏+「卜」)」と書く。
「踏むとぼくぼくする黒土」の意味。
くろぼし
【黒星】
○(1)的(マト)の中央にある黒丸。的の中心。
○(2)(転じて)ねらいをつけた所。図星(ズボシ)。
○(3)黒い、丸形(●)または星形(★)のしるし。
参照⇒くろまる(黒丸,黒円)
○(4)[運]相撲(スモウ)の星取り表(ヒョウ)で負けを表(アラワ)す黒丸(ク
ロマル)。
⇔しろぼし(白星)(2)
○(5)[運](転じて)力士(リキシ)が相撲に負けること。
⇔しろぼし(白星)(3)
○(6)(転じて)勝負などに負けること。
○(7)(転じて)あることで失敗すること。
くろぼたん
【黒牡丹】
◇[中]hei mudan
○⇒こくぼたん(黒牡丹,K牡丹)
くろぽときん
【クロポトキン】
◇Pyotr Alekseevich Kropotkin
○[人]ロシアの無政府主義者(1842〜1921)。公爵。
地理学者として活動し、のち革命運動に参加。
1872(明治 5)国際労働者協会に加入。
入獄・脱獄・亡命の生活を送る。
国家を廃し、相互扶助にもとづく小組織の連合による理想社
会を主張。
著書は『革命家の思い出』・『近代科学とアナーキズム』・
『相互扶助論』・『ロシア文学の理想と現実』・『フランス大
革命史』など。
◎ロシアの将軍:⇒くろぱときん(クロパトキン,黒鳩公)
くろほねむら
【黒保根村】
◇[日]Kurohone Mura
○[古]群馬県中央部、勢多郡(セタグン)の村。
〈面積〉
101.50平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2,753人。
◎2005. 6.13(平成17)桐生市(キリュウシ)に編入。
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