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百 科 辞 書 《くろま》 編集:獨 澄旻
-------- くろま ------------------------------------------------
くろまい
【黒米】
○[農]原生種に近いイネ(稲)の一品種。
茎・モミ(籾)も実も黒く、一般の白米と混ぜて炊くと赤飯の
ような色になる。
「くろごめ(黒米)」,「こくまい(黒米)」とも呼ぶ。
参照⇒くろごめ(黒米,玄米),こくはん(黒飯)
◎神社などの奉納用として、赤米(アカマイ)とともにほそぼそと栽
培され続いていたが、近年は健康ブームから市販されるように
なった。
参照⇒あかごめ(赤米)
くろまいと
【クロマイト】
◇[英]chromite
○(1)[鉱]クロム鉄鉱。
⇒くろむてっこう(クロム鉄鉱)
○(2)[化]亜クロム酸塩(salt of chromous acid)。
くろまきー
【クロマキー】
◇[英]chroma-key
○[TV]カラーテレビの画面合成技法の一つ。
色合い(クロマ)の違いを利用し、1台のカメラで人物などを
青い背景の前で写して青色を外した被写体を抜き出し、別のカ
メラで写している画面からはその青色の部分に相当する画像を
抜き出し、その2面を合成するもの。
参照⇒すーぱーいんぽーず(スーパーインポーズ)(4)
★くろまく
【黒幕】
○(1)黒色の幕。
○(2)[劇]
○(3)表面に出ず、かげで指図する人。
あまり良い意味では使われない。
参照⇒きんぐめーかー(キングメーカー),ふぃくさー(フィク
サー)
◎政界の黒幕
くろまぐろ
【クロマグロ】
【黒鮪】
◇[英]bluefin
○[魚]スズキ目(Perciformes)サバ科(Scombridae)マグロ属
(thunnus)の硬骨海魚。
マグロ属では最大で、体長3メートル、体重350キログラム
から最大500〜600キログラム。
体は水の抵抗が少ない紡錘形で、時速80キロメートル程度の
高速で泳ぐ。体色は背面が黒青色、腹面が銀白色。肉は濃赤色
で、刺身・寿司種(スシダネ)の食材として好まれる。腹部の脂肪
の多い部分は高級食材の「トロ」となる。
北半球の回遊魚で、太平洋・大西洋・地中海の亜寒帯から熱
帯海域に分布。
単に「まぐろ(鮪)」とも、「ほんまぐろ(本鮪)」とも呼ぶ。
成魚を「シビ(しび,鮪)」、幼魚を「メジ(めじ)」,「メジマグロ
(めじ鮪)」とも呼ぶ。
参照⇒みなみまぐろ(ミナミマグロ,南鮪)
くろます
【クロマス】
【黒鱒】
○[俗][魚]クニマス(国鱒)の俗称。
⇒くにます(クニマス,国鱒)
くろまちん
【クロマチン】
◇[英]chromatin
○[生]⇒せんしょくしつ(染色質)
★くろまつ
【クロマツ】
【黒松】
◇[学]Pinus thunbergii
○[植]マツ目(Pinales)マツ科(Pinaceae)マツ属(Pinus)の常緑
高木。
◎群馬県・島根県の県木。
くろまとしす
【クロマトシス】
◇[英]chromatosis
○[医]⇒しきそちんちゃく(色素沈着)
くろまなこ
【黒眼】
○⇒くろめ(黒目)(1)
くろまによんじん
【クロマニヨン人】
◇[英]Cro-Magnon man
○[化生]フランスで発見された、洪積世末期(後期旧石器時代)
の化石人類。
現代の人類と同一の新人に属し、約1〜4万年前と推定され
る。身長は約1.8メートル。
ヨーロッパ各地や北アフリカからも出土している。
洞窟に色彩豊かな壁画を残している。
「クロマニョン人」とも呼ぶ。
◎1868(明治元)フランス南西部のアキテーヌ地域圏(Region
Aquitaine)ドルドーニュ県(Departement Dordogne)の小村にあ
る、ベーゼル河畔のクロマニヨン岩陰遺跡で化石人骨が発見。
くろまにょんじん
【クロマニョン人】
◇[英]Cro-Magnon man
○[化生]⇒くろまによんじん(クロマニヨン人)
★くろまめ
【黒豆】
【烏豆】
○[食]ダイズ(大豆)の一品種。特に、それを煮たもの。
関東では雁食豆(ガンクイマメ)、関西では丹波(タンバ)篠山(ササヤマ)
産のものが正月のおせち料理に用いられていたが、昭和30年代
からは関東でも丹波産が用いられるようになった。
参照⇒がんくいまめ(雁食い豆,雁食豆,雁喰豆)
くろまる
【黒丸】
【黒円】
○(1)黒色の円。
○(2)[印]文字の傍(カタワラ)につける黒い丸の記号。
○(3)[印]印刷用の黒丸の活字。「●」。
参照⇒くろぼし(黒星)
○(4)[印]印刷用の小さい黒丸の活字。「・」。
⇒なかぐろ(中黒)(4)
くろみえ
【クロミエ】
◇Coulommiers
○(1)フランス中北部、イル・ド・フランス地域圏(Region Ile-
de-France)東部のセーヌエマルヌ県(Departement Seine-et-
Marne)中央部の町。
北緯48.82°、東経3.08°の地。
「クーロミエ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1990(平成 2)1万3,100人。
1999(平成11)1万3,900人。
2004(平成16)1万3,500人。
○(2)[食]ブリー・チーズ(Brie cheese)の一種、クロミエ産の
白カビ・チーズ。
「クーロミエ」とも呼ぶ。
参照⇒ぶりーちーず(ブリー・チーズ)
くーろみえ
【クーロミエ】
◇Coulommiers
○⇒くろみえ(クロミエ)
くろみかげ
【黒御影】
◇[日]kuromikage/kuro-mikage
○[俗][建][鉱]黒色の斑糲岩(ハンレイガン)・閃緑岩(センリョクガン)な
どの深成岩の石材名・通称。
石質は堅く、磨くと中の角閃石や輝石が黒色または緑色の光
沢を発する。
建築・土木・墓石などに用いる。
参照⇒みかげいし(御影石),はんれいがん(斑糲岩)
★くろむ
【クロム】
◇[英]chrome
○[化]鉄族の金属元素の一つ。
元素記号は「Cr」、原子番号は24。
栄養素としては、糖やタンパク質などの代謝に関与する。
「クローム」とも呼ぶ。
くろーむ
【クローム】
◇[英]chrome
○[化]⇒くろむ(クロム)
ぐろむ
【グロム】
【GROM】
◇[ポーランド語]Grom(雷鳴)
○[軍]ポーランド軍の特殊精鋭部隊。
◎2003. 3.(平成15)イラクに後方支援名目で派兵のグロム200
人のうち、約40人が戦闘に参加していた。
くろむいえろー
【クロムイエロー】
◇[英]chrome yellow
○(1)[化]クロム酸鉛(ナマリ)の別称。
⇒くろむさんなまり(クロム酸鉛)
○(2)黄鉛(オウエン)の別称。
⇒おうえん(黄鉛)
○(3)[色]⇒うこんいろ(鬱金色)
★ぐろむいこ
【グロムイコ】
◇Andrei A.Gromyko
○[人]旧ソ連の政治家(1909〜1989)。
[1]くろむうぇる
【クロムウェル】
◇Cromwell
○[歴][軍]イギリスの巡航戦車(cruiser tank)。
第二次世界大戦で活躍。
参照⇒じゅんこうせんしゃ(巡航戦車)
★[2]くろむうぇる
【クロムウェル】
◇Richard Cromwell
○[人]イギリスの護国卿(1626〜1712)。オリバー・クロムウェ
ルの第三子。
★くろむうぇる
【クロムウェル】
【格侖児】
◇Oliver Cromwell(オリバー・クロムウェル)
○[人]イギリスの軍人・政治家(1599〜1658)。
清教徒革命で、1649(慶安 2)チャールズ一世を処刑し共和制
を樹立。
くろむぎ
【クロムギ】
【黒麦】
○(1)[植][農]ライムギの別称。
⇒らいむぎ(ライムギ,ライ麦)
○(2)[植][農]ソバ(蕎麦)の別称。
⇒そば(ソバ,蕎麦)(1)
★くろむさんなまり
【クロム酸鉛】
◇[英]lead chromate
○[化]化学式はPbCrO4。
天然には紅鉛鉱(コウエンコウ)(crocoite)として産出。
「黄鉛(オウエン)」,「クロムイエロー(chrome yellow)」とも呼ぶ。
参照⇒こうえんこう(紅鉛鉱)
◎黄鉛鉱は鉛のモリブデン酸塩(PbMoO4)。
くろむすきー
【クロムスキー】
◇[露]Kromesky
○[料]ロシア式のコロッケ。
★くろむてっこう《くろむてつくわう》
【クロム鉄鉱】
◇[英]chromite(クロマイト)
○[鉱]鉄とクロムとの酸化物(FeCr2O4)を主成分とする鉱
物。
クロムの唯一の原料鉱石。
参照⇒てっこう(鉄鉱)
くろむれっく
【クロムレック】
◇[英]cromlech
○(1)[歴]⇒かんじょうれっせき(環状列石)
○(2)[歴]⇒どるめん(ドルメン)
くろめ
【黒目】
○(1)眼球の中央の円く黒い部分。
「くろめ(黒眼)」,「くろまなこ(黒眼)」とも呼ぶ。
⇔しろめ(白目,白眼)(1)
○(2)銅と、鉛や銀などの合金。
「煮黒(ニグロ)め」,「にぐるみ」とも呼ぶ。
参照⇒にぐろめ(煮黒め)(1),しゃくどう(赤銅)(1)
くろめ
【黒眼】
○⇒くろめ(黒目)(1)
くーろめーたー
【クーロメーター】
◇[英]coulometer
○[電]⇒でんりょうけい(電量計)
★くろもじ
【クロモジ】
【黒文字】
◇[学]Lindera umbellata
○[植]クスノキ目(Laurales)クスノキ科(Lauraceae)クロモジ
属(Lindera)の落葉低木。雌雄異株。
参照⇒しろもじ(シロモジ,白文字),だんこうばい(ダンコウ
バイ,檀香梅)
くろもん
【黒門】
○大名屋敷の正門。
赤門に対して呼ばれる。
参照⇒あかもん(赤門)
くろもんいちば
【黒門市場】
○[経]大阪府大阪市中央区日本橋(ニッポンバシ)1・2丁目にある
商店街。
「大阪の台所」とも呼ばれる。
◎明治末期まで堺筋に面した日本橋2丁目に圓明寺という寺が
あったことから旧称は「圓明寺市場」。のち、この寺の北東にあっ
た黒い山門から現在名で呼ばれるようになったもの。
くろやえき
【黒谷駅】
○[古][交]⇒わどうくろやえき(和銅黒谷駅)
★くろゆり
【クロユリ】
【黒百合】
○[植]ユリ目(Liliales)ユリ科(Liliaceae)の多年草。
◎石川県の県花。
くろゆりのうた
【黒百合の歌】
○[楽]菊田一夫作詞、古関裕而作曲の歌謡曲。
歌は織井茂子(オリイ・シゲコ)。
映画『君の名は』第二部の主題歌。
◎1953(昭和28)発売。
くろよてん
【黒四天】
○[劇]歌舞伎で、盗賊・山賊・海賊などの役が着る、黒一色で
馬簾(バレン)の付いていない四天。
簾(バレン)の付いている黒四天は「忍び四天」と呼び、忍者など
やや格上が着る。
参照⇒よてん(四天)(2)
◎盗賊の首領などは「伊達四天(ダテヨテン)」を着用する。
また、『弁天小僧』などでは捕手(トリテ)役がが黒四天を着用
する。
くろよんだむ
【黒四ダム】
○[地]富山県東部の黒部川に1963(昭和38)完成した第四ダム。
高さ186メートル、貯水容量1.5億トン、最大出力26万キロワッ
ト。
参照⇒くろべがわ(黒部川)
くろーらー
【クローラー】
◇[英]crawler
○(1)這(ハ)う人・這う動物。
○(2)[服](crawlers)(赤ん坊の)はいはい着。
「クリーパース(creepers)」とも呼ぶ。
参照⇒ろんぱーす(ロンパース)
○(3)⇒きゃたぴらー(キャタピラー)(2)
○(4)[運]クロール泳者。
○(5)[機]台車。
ぐろーらんぷ
【グローランプ】
【グロー・ランプ】
◇[英]glow lamp
○[電]蛍光灯の点灯などに用いる放電管の一種。
蛍光灯の点灯に2〜3秒必要とする。
「グロースターター(glow starter)」,「グロー管」,「点灯管」と
も呼ぶ。
◎蛍光灯にはグローを必要としないラピッドスタート式点灯回
路やインバータ式点灯回路を組み込まれたものもある。
ぐろーりー
【グローリー】
◇[英]glory
○(1)栄光・名誉。
○(2)栄華・全盛。
○(3)[気]⇒ぶろっけんげんしょう(ブロッケン現象)
○(4)[気]⇒ごこう(御光)(1)
ぐろりあ
【グロリア】
◇[登録商標]Gloria
○[古][交]日産自動車(株)の大型乗用車(セダン)。
後継車はフーガ(Fuga)。
くろりく
【クロリク】
◇[露]krolik
○[哺](ロシア語で)ウサギ(兎)。
⇒うさぎ(ウサギ,兎)
◎ロシア文字では"кролик"。
くろーる
【クロール】
◇[英]crawl(這<ハ>う)
○[運]泳ぎ方(泳法)の一つ。
ばた足で水をけり、両手を交互に抜いて水をかきながら進む
泳ぎ方。呼吸は右手または左手を水面から抜いたときに、顔を
横に向けて空気を吸い、顔を伏せて水中に排気する。
最も速い泳法で、自由形競泳では一般にこの泳法が用いられ
る。
「クロール泳法」,「クロールストローク(stroke)」とも呼ぶ。
参照⇒ばたふらい(バタフライ)(2)
◎もとはオーストラリアのアボリジニ(原住民)の泳法。
くろーるえいほう《くろーるえいはふ》
【クロール泳法】
◇[英]crawl stroke
○[運]⇒くろーる(クロール)
くろーるすとろーく
【クロールストローク】
【クロール・ストローク】
◇[英]crawl stroke
○[運]⇒くろーる(クロール)
くろれら
【クロレラ】
◇[英]chlorella、[独]Chlorella
○[植]緑藻類クロレラ目クロレラ属の単細胞緑藻(リョクソウ)類。
多くは淡水産。光合成能力が高く、繁殖力も旺盛(オウセイ)。
高タンパクで栄養価が高く、一時は食糧資源として注目され
たが、丈夫な細胞膜によってほとんど消化されないことがわかっ
た。
◎1960(昭和35)株式会社ヤクルト、クロレラ入りのクロレラヤ
クルトを発売。
◎ギリシア語の「薄緑色の(Khloros)」から。
くろれらやくると
【クロレラヤクルト】
○[古][経]飲料会社ヤクルトの旧称。
⇒やくると(ヤクルト)(1)
くろろ
【枢】
【樞】
○[建]⇒くるる(枢,樞)(1)
くろろあくね
【クロロアクネ】
◇[英]chloro-acne
○[病]塩素座瘡(ザソウ)。
◎「アクネ」はニキビ(面皰)などの皮膚病。
くろろあせとふぇのん
【クロロアセトフェノン】
◇[英]chloroacetophenone
○[化]催涙作用をもつ有毒物質。
催涙ガス・暴動鎮圧剤として使用されていたが、高濃度では
視覚障害・肺水腫などを引き起こす。より強力で毒性の少ない
クロロベンジリデンマロノニトリル(CS)の開発後はあまり使
用されない。
軍用記号は「CN」。
参照⇒さいるいがす(催涙ガス)
★くろろきん
【クロロキン】
◇[英]chloroquine
○[薬]マラリア(malaria)の特効薬の一つ。
★くろろげんさん
【クロロゲン酸】
◇[英]chlorogenic acid
○[生化]コーヒー・ゴボウ(牛蒡)などに含まれる天然ポリフェ
ノール(抗酸化物質)の一種。
くろろじべんぞじおきしん
【クロロジベンゾジオキシン】
◇chlorodibenzodioxin
○[化]ダイオキシンの正式名称。
⇒だいおきしん(ダイオキシン)
くろろだいん
【クロロダイン】
◇[英]chlorodyne
○[薬]クロロホルム(chloroform)とアヘン(阿片)を含む麻酔鎮
痛薬。
くろろふぃる
【クロロフィル】
◇[英]chlorophyll
○[植]葉緑素。
⇒ようりょくそ(葉緑素)
くろろふぇのたん
【クロロフェノタン】
◇[英]chlorophenothane
○[化]⇒でぃでぃてぃー(DDT)
くろろふぉるむ
【クロロフォルム】
◇[英]chloroform
○[化]⇒くろろほるむ(クロロホルム)
くろろぷらすと
【クロロプラスト】
◇[英]chloroplast
○[植]葉緑体。
くろろぷれん
【クロロプレン】
◇[英]chloroprene
○[化]合成ゴムの原料。
くろろべんじりでんまろのにとりる
【クロロベンジリデンマロノニトリル】
◇[英]Chlorobenzylidene malononitrile/o-chlorobenzal-
malononitrile
○[化]催涙作用をもつ有毒物質。催涙ガス・暴動鎮圧剤として
使用される。
クロロアセトフェノン(CN)より毒性が少ない。
軍用記号は「CS」。
参照⇒さいるいがす(催涙ガス)
◎軍用記号CSは、発見者"Ben Carson"と"Roger Staughton"
の名から。
★くろろほるむ
【クロロホルム】
◇[英]chloroform
○[化]麻酔薬の一種。
「クロロフォルム」,「トリクロロメタン(trichloromethane)」
とも呼ぶ。
参照⇒とりはろめたん(トリハロメタン)
くろわし
【クロワシ】
【黒鷲】
○[鳥]イヌワシ(犬鷲)の別称。
⇒いぬわし(イヌワシ,犬鷲,狗鷲)
くろわーぜ
【クロワーゼ】
◇[フ]croisee
○[交](フランス語で)十字路・交差点。
くろわっさん
【クロワッサン】
◇[フ]croissant、[英]crescent
○(1)(フランス語で)三日月。
○(2)[食]三日月形のロールパン。
バターや卵をたっぷり使った、三角形のパイ生地を巻き、三
日月形に曲げて焼いたもの。
フランスでは朝食にカフェオレ(cafa au lait)とともに食べ
ることが多い。
「クレセント」とも呼ぶ。
くーろわーる
【クーロワール】
◇[フ]couloir(廊下)
○[運](登山用語)⇒くーろあーる(クーロアール)
★くろーん
【クローン】
◇[英]clone
○(1)[生]分枝系。
無性生殖で複製された個体・個体群。
「複製生物」とも呼ぶ。
参照⇒めりくろん(メリクロン)
◎受精卵クローン:原理は一卵性双生児と同じ。
体細胞クローン:未受精卵から細胞核を抜き去り、他の個体
の体細胞の核を入れて、仮親に出産させるもの。
◎ギリシア語の「小枝」から。
中国語では「克隆(kelong)」と呼ぶ。
◎1997. 6.(平成 9)第23回デンバー・サミットでクローン人間
作製禁止を宣言。
1997. 7.(平成 9)イギリス・エジンバラのロスリン研究所
(Roslin Institute)のイアン・ウィルムット博士(Professor
Ian Wilmut)の手で、世界初のクローン羊のドリー(Cloned Dol-
ly)が誕生。
2002. 6.(平成14)日本、クローン人間の作成を禁止するクロ
ーン規制法を施行。
2002.12.27(平成14)新興宗教団体ラエリアン・ムーブメント
(the Raelian Movement)(本部はスイス)、世界初のクローン人
間イブ(Eve)の誕生を発表。
2003. 2.14(平成15)世界初のクローン羊のドリー、肺疾患の
ため獣医師の判断により安楽死。
2008. 1.15(平成20)アメリカ食品医薬品局(FDA)、牛・豚
・ヤギのクローンから作られた肉製品・乳製品について安全と
発表。
○(2)本物をそっくりまねた複製品。コピー製品。
機械の場合は「コピー機」とも呼ぶ。
◎クローン・コンピュータ:⇒くろーんこんぴゅーた(クロー
ン・コンピュータ)
◎中国語では「山寨(shanzhai)」。
参照⇒さんさい(山寨)(3)
★[1]くーろん
【クーロン】
◇coulomb
○[電]電気量の単位。
★[2]くーろん
【クーロン】
◇Charles Augustin de Coulomb
○[人]フランスの物理学者・土木技術者(1736〜1806)。
クーロンの法則を発見。
くーろん
【クーロン】
【庫倫】
○[古]ウラン・バートル・ホト(モンゴル共和国の首都)の漢名。
⇒うらんばーとるほと(ウラン・バートル・ホト)
くーろんがわ《くーろんがは》
【クーロン川】
◇[ベトナム語]Song Cuu Long(九龍江)、[英]the Mekong Riv-
er
○[地]⇒めこんがわ(メコン川,メコン河)
くろーんこんぴゅーた
【クローン・コンピュータ】
◇[英]clone computer
○[計]あるコンピュータ用のソフトウェア(プログラム)を変換
せずそのまま実行し、得られる結果が全く同じ他社製のコンピュ
ータ。
くろんしゅたっと
【クロンシュタット】
◇Kronstadt
○(1)ロシア共和国北西部、レニングラード州(Leningradskaya
Oblast)の軍港・軍事都市。
州都サンクトペテルブルグ(Sankt-Peterburg)の沖約32キロ
メートル、フィンランド湾(Gulf of Finland)東部のコトリン
島(Ostrov Kotlin)東部にあり、バルチック艦隊の根拠地。
◎1710(宝永 7)要塞を建設。
十月革命の中心地の一つ。
○(2)ルーマニアのブラショブ(Brasov)のドイツ語名。
⇒ぶらしょぶ(ブラショブ)
くろんだいく
【クロンダイク】
◇[英]the Klondike
○カナダ北西部、ユーコン川(the Yukon)上流の金産地。
くろんといちく
【クロントイ地区】
◇[英]Khlong Toei district/Khlong Toey district
○タイ王国の首都バンコク(Bangkok)南東部にある、最大のス
ラム街。
くろんぷりんつ
【クロンプリンツ】
◇[独]Kronprinz
○(ドイツ語で)皇太子。
⇒こうたいし(皇太子)
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