PDD図書館管理番号 0001.0026.6000.23
百 科 辞 書 《くれ》 編集:獨 澄旻
-------- くれ --------------------------------------------------
くれ
【久礼】
◇[日]Kure
○高知県西部、高岡郡(タカオカグン)中土佐町(ナカトサチョウ)の地名。
◎久礼漁港
くれ
【呉】
◇[日]Kure
○⇒くれし(呉市)
[1]くれー
【クレー】
◇[英]clay(クレイ)
○(1)[地]粘土(ネンド)。
「クレイ」とも呼ぶ。
○(2)肉体。
◎死ぬと肉体は土に返る、つまり「肉体は土でできている」とい
う考えから。
参照⇒[1]あだむ(アダム)
○(3)[運]クレー射撃で空中に飛ばす皿状の標的。
⇒くれーぴじょん(クレーピジョン)
○(4)[運]クレー射撃(clay pigeon shooting)の略称。
⇒くれーしゃげき(クレー射撃)
○(5)[運]クレーコート(clay court)の略称。
⇒くれーこーと(クレーコート)
[2]くれー
【クレー】
◇Clay
○(Clay County)⇒くれーぐん(クレー郡)
[3]くれー
【クレー】
◇Paul Klee(パウル・クレー)
○[人]スイスの抽象派画家(1879〜1940)。ベルン近郊の生れ。
ミュンヘンの美術学校に学ぶ。
1911(明治44)ブラウエ・ライター(Der Blaue Reiter)の運動
に参加。
1914(大正 3)チュニジア旅行。
1921(大正10)バウハウスの教授に就任し、造形論を講義。
作品は『砂の上の花』・『旗をかかげた都市』など。
著書は1956(昭和31)『造形思考』・1957(昭和32)『クレーの
日記』など。
◎「二十世紀画壇の明星」と呼ばれる。
[1]ぐれー
【グレー】
◇[英]gray/grey
○[色]⇒はいいろ(灰色)
[2]ぐれー
【グレー】
◇Gray
○(Gray County)⇒ぐれーぐん(グレー郡)
[3]ぐれー
【グレー】
◇Jane Grey
○[人]イギリス女王(1537〜1554)。
1553年女王となるが、メアリー一世により斬首。
◎ヘンリー七世の曾孫娘(great-granddaughter)。
ヘンリー八世の兄弟姉妹の孫娘(grandniece)。
「グレイ」とも呼ぶ。
[4]ぐれー
【グレー】
◇Thomas Gray
○[人]イギリスの詩人・学者(1716〜1771)。
ケンブリッジ大学の教授なども務める。
作品は1751年『墓畔の哀歌』・1757年『詩の進歩』など。
「グレイ」とも呼ぶ。
◎『墓畔の哀歌』が『新体詩抄』に訳出され、明治文学に影響
を与える。
[5]ぐれー
【グレー】
◇Charles Grey(チャールズ・グレー)
○[人]イギリスの政治家(1764〜1845)。二代目グレー伯爵。初
代伯爵の子、三代目グレー伯爵の父。
ホイッグ(Whig)党に属し、1786年下院議員となる。
1789年以来、下院で(小)ピット内閣の反対者として活躍。議
会改革・旧教徒解放を主張。
1806年、挙国一致内閣の海軍大臣のち外務大臣。1807年、伯
爵(二代目)を襲爵し貴族院に移る。
1830年〜1834年、イギリスの初代首相。1832年、貴族院の反
対を押し切り第一次選挙法改正を達成。1833年、植民地の奴隷
制度廃止・工場法(児童就労の制限,週48時間制)を公布。
「グレイ」,「アール・グレイ(Earl Grey)」とも呼ぶ。
参照⇒あーるぐれいこうちゃ(アールグレイ紅茶,アール・グ
レイ紅茶)
[6]ぐれー
【グレー】
◇George Grey
○[人]イギリスの政治家(1799〜1882)。イギリス領ジブラルタ
ル生れ。二代目グレー伯爵の甥。
1846〜1852年・1855〜1858年・1861〜1866年、国務大臣。
「グレイ」とも呼ぶ。
[7]ぐれー
【グレー】
◇Asa Gray
○[人]アメリカの植物学者(1810.11.18〜1888. 1.30)。
1848(嘉永元)植物の分類手引書(Gray's Manual)を出版。
「グレイ」とも呼ぶ。
[8]ぐれー
【グレー】
◇Henry George Grey
○[人]イギリスのカナダ総督(1851〜1917)。三代目グレー伯爵。
初代グレー伯爵の孫、二代目グレー伯爵の子、四代目グレー伯
爵(Albert Henry Charles Grey)の叔父(uncle)。
1904〜1911年カナダ総督。
「グレイ」とも呼ぶ。
[9]ぐれー
【グレー】
◇Edward Grey
○[人]イギリスの外交官(1862〜1933)。
自由党に属し、1906〜1916年、外務大臣。1906年、アルジェ
シラス会議でフランスを支持。1907年、英露協商を締結し、三
国協商(Triple Entente)を成立させる。1912〜1913年、第一次
バルカン戦争終結を調停しロンドン条約を成立させるなど、第
一次世界大戦前後のイギリス外交を指導。1916年アスキス内閣
総辞職により下野。
のち子爵を授けられ、貴族院議員。
「グレイ」とも呼ぶ。
[10]ぐれー
【グレー】
◇Zane Grey
○[人]アメリカの西部劇作家(1875〜1939)。
作品は1912年"Riders of the Purple Sage"・1915年"The
Lone Star Ranger"・1921年"The Mysterious Rider"・1925年
"The Thundering Herd"・1934年"Code of the West"。
「グレイ」とも呼ぶ。
[11]ぐれー
【グレー】
◇Louis Harold Gray
○[人]イギリスの物理学者(1905〜1965)。
「グレイ」とも呼ぶ。
◎吸収線量のSI単位グレイは彼の名に因(チナ)む。
参照⇒ぐれい(グレイ)
[12]ぐれー
【グレー】
◇Ralph Francis Alnwick Grey
○[人]イギリスの政治家(1910〜1999)。ニュージーランド生れ。
1959〜1964年ギアナ知事・1964〜1968年バハマ知事・1968〜
1973年北アイルランド知事。
「グレイ」とも呼ぶ。
くれあけん
【クレア県】
◇[英]Clare County
○アイルランド共和国南西部、マンスター州(Munster Prov-
ince)北部の県。西部を大西洋に面する。
県都はエニス(Ennis)。
くれあちにん
【クレアチニン】
◇[英]creatinine
○[生化]筋肉細胞中にあるクレアチン燐酸(creatine phos-
phate)が生理的代謝によって生じる分解最終産物。
分子式はC4H7N3O。
血液を通して腎臓で尿中に排泄される。
「メチルグリコシアミジン(methylglycocyamidine)」とも呼ぶ。
参照⇒くれあちん(クレアチン)
★くれあちん
【クレアチン】
◇[英]creatine
○[生化]筋肉、特に随意筋に、単独またはクレアチン燐酸(cre-
atine phosphate)で存在する化合物。
分子式はC4H9N3O2。
アミノ酸の一種で、筋肉運動のエネルギー源となる。
生体内でアデノシン三燐酸(ATP)と反応して高いエネルギ
ーを持つクレアチン燐酸(creatine phosphate)と成り、筋肉運
動でこれが分解して大量のエネルギーを放出し、最終産物であ
るクレアチニン(creatinine)と成る。
「メチルグリコシアミン(methylglycocyamine)」とも呼ぶ。
参照⇒くれあちにん(クレアチニン)
◎ギリシア語の「肉(kreas)」に由来。
◎1835(天保 6)フランスの化学者シュブルール(Michel Eugene
Chevreul)(1786〜1889)が肉汁から単独を分離・発見。
★くれあちんにょうしょう《くれあちんねうしやう》
【クレアチン尿症】
◇[英]creatinuria
○[病]尿中のクレアチン量が急増する症状。
参照⇒くれあちん(クレアチン)
ぐれあむとう《ぐれあむたう》
【グレアム島】
◇[英]bench Graham/Graham Bank/Graham Island
○[歴][地]フェルディナンデア島(Ferdinandea isle)のイギリ
ス名。
⇒ふぇるでぃなんであとう(フェルディナンデア島)
くれあもあ
【クレアモア】
◇Claremore
○アメリカ合衆国中南部、オクラホマ州(Oklahoma State)北東
部のロジャーズ郡(Rogers County)中央部にある郡都。
北緯36.31°、西経95.62°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)1万3,280人。
2000(平成12)1万5,821人。
くれあもんと
【クレアモント】
◇Clermont
○(1)フランスの都市クレルモンの英語名。
⇒くれるもんふぇらん(クレルモン・フェラン)
○(2)(Clermont County)⇒くらーもんとぐん(クラーモント郡)
くれあもんとぐん
【クレアモント郡】
◇[英]Clermont County
○⇒くらーもんとぐん(クラーモント郡)
くれあもんとごう《くれあもんとがう》
【クレアモント号】
◇Clermont
○[歴][交]⇒くらーもんとごう(クラーモント号)
くれい
【クレイ】
◇[英]clay
○[地]⇒[1]くれー(クレー)(1)
[1]ぐれい
【グレイ】
◇[英]gray/grey
○[色]⇒はいいろ(灰色)
★[2]ぐれい
【グレイ】
◇gray
○[原]吸収線量のSI単位。
単位記号は「Gy」。
参照⇒らど(ラド)
◎イギリスの物理学者グレー(L.H.Gray)の名に因(チナ)む。
参照⇒[11]ぐれー(グレー)
[3]ぐれい
【グレイ】
◇[英]Gray/Grey
○[人]英語圏の姓。
⇒ぐれー(グレー)
くれいお
【クレイオ】
◇[希]Kleio、[羅]Clio
○[ギ神]歴史の女神。ミューズ(Nine Muses)の一神。
マケドニア王ピエロス(Pieros)との間に美少年ヒュアキント
ス(Hyakinthos)を生む。
参照⇒みゅーず(ミューズ)
◎英語読みは「クライオ(Clio)」。
くれいぎー
【クレイギー】
◇Sir William Alexander Craigie
○[人]イギリスの辞書編集者・言語学者(1867〜1957)。
くれいぐん
【クレイ郡】
◇[英]Clay County
○⇒くれーぐん(クレー郡)
くれいじー
【クレイジー】
◇[英]crazy
○[形]⇒くれーじー(クレージー)
くれいず
【クレイズ】
◇[英]craze
○[他動][名]⇒くれーず(クレーズ)
★くれいすてねす
【クレイステネス】
◇Kleisthenes
○[人]古代ギリシア、紀元前6世紀ころのアテナイ(Athenai)
の政治家。生没年不詳。
僭主政治(センシュセイジ)を打倒し、執政官としてオストラシズム
(ostracism)を制定。
血縁的部族制度を改革し、民主政治の基礎を固めた。
参照⇒おすとらしずむ(オストラシズム)
くれいすとがみー
【クレイストガミー】
◇[英]cleistogamy
○[植]閉花受精。
ぐれいてぃんぐ
【グレイティング】
◇[英]grating
○⇒ぐれーちんぐ(グレーチング)
くれいとん
【クレイトン】
◇Clayton
○(1)(Clayton County)⇒くれいとんぐん(クレイトン郡)
○(2)アメリカ合衆国中央部、ミズーリ州(Missouri State)東
部のセントルイス郡(St Louis County)の郡都。
くれいとんぐん
【クレイトン郡】
◇[英]Clayton County
○アメリカ合衆国南東部、ジョージア州(Georgia State)北西
部の郡。南西部をフェイエット郡(Fayette County)、北西部を
フルトン郡(Fulton County)に接する。
郡都はジョーンズボロ(Jonesboro)。
くれいにあむ
【クレイニアム】
◇[英]cranium
○[医]頭蓋骨(トウガイコツ,ズガイコツ)の英語名。
⇒とうがいこつ(頭蓋骨)
くれいぷ
【クレイプ】
◇[英]crepe、[フ]crepe
○⇒くれーぷ(クレープ)
ぐれいぶ
【グレイブ】
◇[英]grave
○(英語で)墓。
「グレーブ」とも呼ぶ。
参照⇒ぐれいぶやーど(グレイブヤード)
◎墓標・墓石は「トゥーム(tomb)」、岩を掘った墓または霊廟(レ
イビョウ)は「セパルカー(sepulcher)」。
ぐれいぶくろーず
【グレイブクローズ】
◇[英]graveclothes
○(英語で)経帷子。
⇒きょうかたびら(経帷子)
[1]ぐれいぶず
【グレイブズ】
◇Robert Graves
○[人]イギリスの詩人(1895〜1985)。
[2]ぐれいぶず
【グレイブズ】
◇[フ]Graves
○[食]⇒ぐらーぶわいん(グラーブ・ワイン)
ぐれいぶずびょう《ぐれいぶずびやう》
【グレイブズ病】
◇[英]Graves' disease
○[病]⇒ばせどーびょう(バセドー病)
ぐれいぶやーど
【グレイブヤード】
◇[英]graveyard
○(英語で)墓地の一般名。
「グレーブヤード」とも呼ぶ。
◎教会付属の墓地は「チャーチヤード(churchyard)」。
教会に付属しない共同墓地は「セメタリー(cemetery)」。
くれいもあ
【クレイモア】
◇[英]claymore
○(1)両刃で長い直刀(チョクトウ)。
昔、スコットランド高地人が用いたもの。
参照⇒さーべる(サーベル)(1)
◎佐々木小次郎のように背負って帯びる。
短剣:⇒[2]だーく(ダーク)
○(2)[軍](claymore mine)⇒くれいもあじらい(クレイモア地
雷)
くれいもあじらい《くれいもあぢらい》
【クレイモア地雷】
◇[英]claymore mine
○[軍]電気的に起爆し、小さな金属球を飛び散らす地雷。
くれいよん
【クレイヨン】
◇[英]crayon
○(1)[美]クレヨン([フ]crayon)。
⇒くれよん(クレヨン)
○(2)[美]クレヨン画。
ぐれいる
【グレイル】
◇[英]Grail
○[宗](英語で)聖杯。
⇒せいはい(聖杯)(2)
ぐれいろーばー
【グレイローバー】
◇[英]Grey Rover
○[軍]⇒ぐれーろーばー(グレーローバー)
[1]くれいん
【クレイン】
◇[英]crane
○[鳥](英語で)ツル(鶴)。
⇒つる(ツル,鶴)
[2]くれいん
【クレイン】
◇Stephen Crane
○[人]アメリカの小説家(1871〜1900)。
★ぐれいん
【グレイン】
◇[英]grain
○(1)(grains)穀物。
○(2)穀物の種・穀粒。
○(3)(砂・砂糖・塩などの)粒(ツブ)・一粒。
○(4)微量。
○(5)ヤード・ポンド法の質量(重さ)の単位。
⇒ぐれーん(グレーン)(2)
○(6)皮の表面の粒々やシボ(皺)。
○(7)(なめし皮の)銀面。
⇒ぎんめん(銀面)(2)
○(8)[建]木目。
⇒もくめ(木目,杢目)
○(9)[建]石目・節理(セツリ)。
○(10)織物の目・織目・布目。
○(11)(人の)性質・気質。
くれいんぶろへるくうぐんきち
【クレインブロヘル空軍基地】
◇[英]Kleine Brogel Air Base
○[軍]ベルギー北東部にある空軍基地。
NATO(北大西洋条約機構)指揮下の、核兵器が配備されて
いると目される部隊が常駐。
くれーえ
【クレーエ】
◇[独]Kraehe/Krahe
○[鳥](ドイツ語で)カラス(烏)。
⇒からす(カラス,烏)
★くれおそーと
【クレオソート】
◇[英]creosote
○[薬]イヌブナなどの木を乾留して得られるタール分を、さら
に蒸留・精製して得る油液。
参照⇒くれおそーとゆ(クレオソート油),せいろがん(征露丸,
正露丸)
★くれおそーとゆ
【クレオソート油】
◇[英]creosote oil
○[工]コールタールを蒸留して得られる、230〜270℃の留分。
発ガン物質とされるベンゾピレン(benzopyrene)を含む。
参照⇒くれおそーと(クレオソート)
★[1]くれおぱとら
【クレオパトラ】
◇Kleopatra
○[人]古代エジプトのプトレマイオス朝最後の王、女王クレオ
パトラ七世(BC. 69〜BC. 30)。
絶世の美人として知られる。
参照⇒かえさる(カエサル)
★[2]くれおぱとら
【クレオパトラ】
◇[英]Cleopatra
○(1)[映]アメリカの歴史映画。
監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ(Joseph L.Mankiewicz)。
出演:エリザベス・テイラー(Elizabeth Taylor):クレオパ
トラ。
レックス・ハリソン(Rex Harrison):カエサル(Caesar)。
リチャード・バートン(Richard Burton):アントニウ
ス(Antony)。
◎1963. 6.12(昭和38)アメリカで公開。
1963.11. 2(昭和38)日本で公開。
○(2)[映]日本のアニメーション。
監督:手塚治虫(テヅカ・オサム)。
◎1970(昭和45)日本で公開。
くれおめ
【クレオメ】
◇[英]Cleome
○[植]フウチョウソウ目(Brassicales)フウチョウソウ科(Cap-
paraceae)の不耐寒性一年草。南アメリカ原産。
茎は高さ約1メートルで、掌状複葉を対生。
初夏から秋にかけ、茎の上部に総状花序を次々とつける。花
は雄蕊(オシベ)が長く突き出た、紅紫色・白色・淡紅色などの四
弁花で、夕方咲き始め翌日の昼にしおれる。
明治初年、日本に渡来、観賞用に栽培する。種子まきは4月
上旬で、花壇・庭園に植栽。
「セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)」とも呼ぶ。
参照⇒ふうちょうそう(フウチョウソウ,風蝶草)
くれおめねすさんせい
【クレオメネス三世】
【クレオメネス3世】
◇Kleomens III
○[人]古代ギリシア、スパルタの王(BC. 260ころ〜BC. 219こ
ろ)。在位:BC. 235〜BC. 222。
くれおーる
【クレオール】
◇[フ]Creole
○(1)[言]クレオール語。
⇒くれおーるご(クレオール語)
○(2)新大陸(西インド諸島や中南米)で生れ育ったヨーロッパ
移民の子孫、特にスペイン系。
「クリオール」,「クリオーリョ([西]criollo)」とも呼ぶ。
◎植民地時代はイベリア半島生れのペニンスラールより下位、
メスティーソ(インディオとの混血)やムラート(黒人との混血)
より上位の階級であった。
参照⇒ぺにんすらーる(ペニンスラール)
○(3)ルイジアナ州(Louisiana State)生れのフランス系アメリ
カ人。
混交フランス語(クレオール語)を使用する。
○(4)クレオール人と黒人の混血児。北米生れの黒人。
参照⇒むらーと(ムラート)
○(5)[料]クレオール料理。トマト・タマネギ・トウガラシな
どを使う。
参照⇒じゃんばらや(ジャンバラヤ)(1)
くれおーるご
【クレオール語】
◇[フ]Creole
○(1)[言]混交語。2つ以上の言語が混じりあって出来上がっ
た混合語で、母国語として使用されているもの。
植民地などで交易に使われ出し、主に宗主国と植民地などの
二つの言語が混成した。フランス語系・英語系・スペイン語系
・ポルトガル語系・オランダ語系のものがある。
参考⇒ぴじんご(ピジン語)(1),りんがふらんか(リンガフラ
ンカ)(1),はいぶりっど(ハイブリッド)(3)
(3)
○(2)[言]ルイジアナ州(Louisiana State)生れのフランス系ア
メリカ人が使用している混交フランス語。
くれおん
【クレオン】
◇[フ]crayon(鉛筆)
○[美]⇒くれよん(クレヨン)
くれかいぐんこうしょう《くれかいぐんこうしやう》
【呉海軍工廠】
○[軍]山口県呉市にあった海軍工廠。
◎1903(明治36)呉海軍造船廠と呉海軍造兵廠を統一して設置。
くれかぜ
【くれかぜ】
○[海]海上保安庁の巡視艇。
呉海上保安部の所属。
くれーぐん
【クレー郡】
◇[英]Clay County
○アメリカ合衆国中部、インディアナ州(Indiana State)西部
の郡。
郡都はブラジル(Brazil)。
「クレイ郡」とも呼ぶ。
〈人口〉
1980(昭和55)2万4,850人。
1990(平成 2)2万4,705人。
2000(平成12)2万6,556人。
ぐれーぐん
【グレー郡】
◇[英]Gray County
○アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)北部の郡。
西部をカーソン郡(Carson County)に接する。
郡都はパンパ(Pampa)。
ぐれこ
【グレコ】
◇[西]El Greco(ギリシア人)
○[人]スペインの宗教画家(1541〜1614. 4.)。本名はドメニコ
ス・テオトコプーロス(Domenikos Theotokopoulos)。ギリシア
のクレタ島生れ。
「エル・グレコ」とも呼ぶ。
くれーこーと
【クレーコート】
◇[英]clay court
○[運]テニスコートの一種。
粘土または赤土と砂との混合土で表面を固めたハードコート
(hard court)。
単に「クレー」とも、「ダートコート(dirt court)」とも呼ぶ。
参照⇒ぐらすこーと(グラスコート),はーどこーと(ハード
コート)
ぐれごりうす
【グレゴリウス】
◇[羅]Gregorius
○[人]ローマ教皇の名前。
一世:⇒ぐれごりうすいっせい(グレゴリウス一世,グレゴリ
ウス1世)
七世:⇒ぐれごりうすななせい(グレゴリウス七世,グレゴリ
ウス7世)
九世:参照⇒あびにょんのほしゅう(アビニョンの捕囚)
十三世:⇒ぐれごりうすじゅうさんせい(グレゴリウス十三
世,グレゴリウス一三世,グレゴリウス13世)
★ぐれごりうすいっせい
【グレゴリウス一世】
【グレゴリウス1世】
◇[羅]Gregorius I、[英]Gregory I
○[人]ローマ教皇( 540ころ〜 604)。在位: 590〜 604。
ぐれごりうすじゅうさんせい《ぐれごりうすじふさんせい》
【グレゴリウス十三世】
【グレゴリウス一三世】
【グレゴリウス13世】
◇[羅]Gregorius XIII、[英]Gregory XIII
○[人]ローマ教皇(1502. 1. 7〜1585. 4.10)。在位:1572〜
1585。
宗教改革に対し反宗教改革運動を推進し、また教会内部の改
革を行った。
1582(天正10)ユリウス暦(Julian calendar)をグレゴリウス
暦(Gregorian calendar)に改める。
「グレゴリー十三世」とも呼ぶ。
★ぐれごりうすななせい
【グレゴリウス七世】
【グレゴリウス7世】
◇[羅]Gregorius VII、[英]Gregory VII
○[人]ローマ教皇(1020ころ〜1085)。在位:1073〜1085。
参照⇒かのっさのくつじょく(カノッサの屈辱)
★ぐれごりうすれき
【グレゴリウス暦】
◇[英]Gregorian calendar
○[暦](現行の)太陽暦。
「グレゴリオ暦」とも呼ぶ。
参照⇒ゆりうすれき(ユリウス暦)
◎1582(天正10)グレゴリウス十三世(Gregorius XIII)がユリウ
ス暦(Julian calendar)を新暦に改める。
1582年の復活祭がユリウス暦では春分の日から10日遅れてい
たため、10月4日の翌日を10月15日に変更して実施したもの。
ぐれごりおせいか
【グレゴリオ聖歌】
◇[羅]cantus gregorianus、[伊]canto gregoriano
○[宗][楽]キリスト教の聖歌の一つ。無伴奏で、男声の斉唱に
よる単旋律の典礼聖歌。
ローマ・カトリック教会や一部のイギリス国教会で用いられ
る。
「グレゴリー聖歌([英]Gregorian chant)」とも呼ぶ。
◎3〜6世紀の地中海沿岸各地の声楽の旋律を、ローマ教皇グ
レゴリウス一世が集大成したという。
ぐれごりおれき
【グレゴリオ暦】
◇[英]Gregorian calendar
○[暦]⇒ぐれごりうすれき(グレゴリウス暦)
ぐれごりーじゅうさんせい《ぐれごりーじふさんせい》
【グレゴリー十三世】
【グレゴリー一三世】
【グレゴリー13世】
◇[英]Gregory XIII、[羅]Gregorius XIII
○[人]⇒ぐれごりうすじゅうさんせい(グレゴリウス十三世,グ
レゴリウス一三世,グレゴリウス13世)
ぐれごりーせいか
【グレゴリー聖歌】
◇[英]Gregorian chant
○[宗][楽]⇒ぐれごりおせいか(グレゴリオ聖歌)
ぐれころーまん
【グレコローマン】
◇[英]Greco-Roman
○(1)[建]古代ギリシア・ローマ双方の特徴をもつ様式。
○(2)[美]古代ギリシアの影響を強く受けたローマ美術様式。
マケドニアがローマの属州になった(BC. 146)ころから紀元
後4世紀にローマ帝国の東西分裂(Ad. 395)ころまでの時期。
この時期はローマ人の要請で、ギリシアの名作が模刻されて
いた。
○(3)[運]⇒ぐれころーまんすたいる(グレコローマン・スタイ
ル)
ぐれころーまんすたいる
【グレコローマン・スタイル】
◇[英]Greco-Roman style
○[運]レスリング種目の一つ。
上半身だけで戦い、相手の腰から下への攻撃や、自分の下半
身による防御が禁じられている。
単に「グレコローマン」とも呼ぶ。
参照⇒ふりーすたいる(フリースタイル)(1)
◎名称は、古代ギリシア時代から行われている伝統的な型の意
味。
★ぐれーざー
【グレーザー】
◇Donald Arthur Glaser
○[人]アメリカの物理学者(1926. 9.21〜)。
泡箱を発明。
ノーベル物理学賞を受賞。
参照⇒あわばこ(泡箱)
くれし
【呉市】
◇[日]Kure Shi
○広島県南西部の市。
アメリカのブレマートン(Bremerton)市と姉妹都市。
〈面積〉
1970(昭和45)144平方キロメートル。
146.35平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)24万3,000人。
1980(昭和55)23万4,550人。
2000(平成12)20万3,159人。
◎1889(明治22)鎮守府、設置。
1902(明治35)市制施行。
1903(明治36)呉海軍工廠、設立。
1928(昭和 3)吉浦町・警固屋町・阿賀町を編入。
1941(昭和16)広村町・仁方(ニガタ)町を編入。
1956(昭和31)天応町・昭和村・郷原村を編入。
2003. 4. 1(平成15)安芸郡(アキグン)下蒲刈町(シモカマガリチョウ)を
編入。
2004. 4. 1(平成16)豊田郡(トヨタグン)川尻町(カワジリチョウ)を編入。
くれーじー
【クレージー】
◇[英]crazy(クレイジー)
○(1)[形]気の狂った。気違いじみた。
○(2)[形]熱狂した。
◎動詞・名詞は「クレーズ(craze)」。
類語:⇒[1]まっど(マッド)
くれしかいじれきしかがくかん《くれしかいじれきしくわがくくわん》
【呉市海事歴史科学館】
○[海]⇒やまとみゅーじあむ(大和ミュージアム)
くれしだ
【クレシダ】
◇Cressida
○[ギリシア伝説]トロイの王子トロイロス(Troilus)の恋人。
★くれじっと
【クレジット】
◇[英]credit
○(1)信用・信頼。
○(2)名声・評判・信望。
◎信用から生じるもの。
○(3)名誉・称賛・功績。
◎信用を生じさせるもの。
○(4)[経]借款(シャッカン)。
○(5)[経]割賦販売・信用販売(credit sale)。
○(6)[経](credit side)⇒かしかた(貸方,貸し方)(3)
○(7)新聞・雑誌・書物などで、提供された情報や資料などに
明記する著作権者・原作者・提供者などの表記。
○(8)[映][放](credit title)⇒くれじっとたいとる(クレジッ
トタイトル)
○(9)[TV](credit line)⇒くれじっとらいん(クレジットラ
イン)
くれじっとかーど
【クレジットカード】
◇[英]creditcard
○[経]信用販売のために発行している後払いカード。
クレジットカード会社の会員となって発行されるもの。カー
ド会社と提携していめ商店・飲食店などで使用し、カードの提
示とサインのみで直接現金を支払うことなく買い物や飲食がで
きる。使った金額はカード会社と提携している銀行などの預金
口座から後日引き落とされる。また、一回払いのほか分割払い
や、一定金額の借り入れもできる。
くれじっとさいど
【クレジットサイド】
◇[英]credit side
○[経]⇒かしかた(貸方,貸し方)(3)
くれじっとたいとる
【クレジットタイトル】
◇[英]credit title
○[映][放]映画・テレビで表示される、題名・製作者・作者・
監督・出演者・スタッフなどの名前。
単に「クレジット」とも呼ぶ。
くれじっとらいん
【クレジットライン】
◇[英]credit line
○[TV]テレビ番組などで表示される、番組提供のスポンサー名。
単に「クレジット」とも呼ぶ。
くれーじーほーす
【クレージー・ホース】
◇[英]Crazy Horse(気違い馬)
○[人]北米インディアンのスー族の酋長(1842〜1877. 9. 5)。
本名はタシュンカ・ウィトコ(Ta-sunka-witco/Tasunko Witko)。
1876. 6.(明治 9)25〜26日、モンタナ州のリトルビッグホー
ンの戦い(the Battle of Little Bighorn)でカスター(George
Armstrong Custer)将軍(1839〜1876. 6.25)の騎兵隊約600名を
全滅(Custer's fall)させる。
のち、アメリカ政府に投降して殺害。
ぐれーしゃー
【グレーシャー】
◇[英]Glacier
○[地]⇒ひょうが(氷河)
くれーしゃげき
【クレー射撃】
◇[英]clay pigeon shooting
○[運]皿状の標的(クレーピジョン)を空中に飛ばし、これを散
弾銃で撃つ競技。
トラップ射撃(rapshooting)とスキート射撃(skeet shooting)
の種目がある。
単に「クレー」とも呼ぶ。
参照⇒くれーぴじょん(クレーピジョン)
◎狩猟の練習として行ったのが起源。
◎トラップ(trap):クレー放出器。
[1]ぐれしゃむ
【グレシャム】
◇Gresham
○アメリカ合衆国北西部、オレゴン州(Oregon State)北西部の
マルトノマ郡(Multnomah County)南部の都市。
[2]ぐれしゃむ
【グレシャム】
◇Sir Thomas Gresham
○[人]イギリスの貿易商人・財政家(1519〜1579)。富豪の出身。
エリザベス一世の財政顧問として貨幣改鋳を行い、王室為替
取引所を設立。
また、オランダ大使となって通商外交にも活躍。
◎経済学の「悪貨は良貨を駆逐する」という「グレシャムの法則
(Gresham's law)」で知られる。
くれーじんぐ
【クレージング】
◇[英]crazing
○(1)ひび割れ。
○(2)陶磁器の表面のひび模様。
参照⇒くれーず(クレーズ)(2)
○(3)[空]航空機の客席脇にあるアクリル製の窓がひびで真っ
白になる現象。
ぐれーじんぐ
【グレージング】
◇[英]grazing
○(1)[農]放牧。
○(2)[農]牧草地・牧場。
くれーず
【クレーズ】
◇[英]craze(クレイズ)
○(1)[他動]熱狂させる。発狂させる。
○(2)[他動]焼いて陶磁器の表面にひび模様を入れる。
参照⇒くれーじんぐ(クレージング)
○(3)[名](新興宗教・投機などの)熱狂・狂気・夢中。
○(4)[名]一時的な大流行。
◎形容詞は「クレージー(crazy)」。
★ぐれーず
【グレーズ】
◇[英]glaze(グレイズ)
○(1)陶磁器の釉(ウワグスリ)。 1
○(2)(紙・皮・布などの)光滑剤。
○()
[1]くれすた
【クレスタ】
◇[伊]cresta
○[鳥](イタリア語で)トサカ(鶏冠)。
⇒とさか(トサカ,鶏冠)
[2]くれすた
【クレスタ】
◇[登録商標]Cresta
○[交]トヨタ自動車(株)の乗用車。
◎1980. 3.(昭和55)発売。
くれすてぃーな
【クレスティーナ】
◇[伊]crestina
○[服]メイドの頭巾(ズキン)。
◎「小さなトサカ(cresta)」の意味。
くれすと
【クレスト】
◇[英]crest
○(1)[鳥](英語で)トサカ(鶏冠)。
⇒とさか(トサカ,鶏冠)
○(2)山頂。
○(3)紋章の頂部。
○(4)楯紋章。
くれすとびゅー
【クレストビュー】
◇Crestview
○アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)北西部
のオカルーサ郡(Okaloosa County)中央部にある郡都。
くれずまー
【クレズマー】
◇[イディッシュ語]klezmer(クレツマー)
○[楽]⇒くれつまー(クレツマー)
ぐれーぜあ
【クレーゼア】
◇[独](複数形)Graeser,Graser/(単数形)Gras(グラス)
○[植](ドイツ語で)草。
⇒くさ(草)(1)
くれせんと
【クレセント】
◇[英]crescent
○(1)三日月。
○(2)三日月形のもの。
○(3)[食]クロワッサン([フ]croissant)。
⇒くろわっさん(クロワッサン)(2)
○(4)[建]上げ下げ窓や引き違い窓などの、半月形の締め金具。
★くれぞーるせっけんえき《くれぞーるせきけんえき》
【クレゾール石鹸液】
◇[英]saponated cresol solution
○[化]
通称は「リゾール([独]Lysol)(商標名)」。
くれぞーるふたれいん
【クレゾールフタレイン】
◇[英]cresolphthalein
○[化]pH指示薬(酸・塩基指示薬)の一種。
pH0〜8で無色、pH9で桃色、pH10以上で赤色を呈(テ
イ)する。
略称は「CP」。
参照⇒ぺーはー(pH),ふぇのーるふたれいん(フェノールフ
タレイン)
くれぞーるれっど
【クレゾールレッド】
◇[英]cresol red
○[化]pH指示薬(酸・塩基指示薬)の一種。
pH0〜7で黄色、pH8で褐色、pH9以上で赤色を呈(テ
イ)する。
略称は「CR」。
参照⇒ふぇのーるれっど(フェノールレッド),ぺーはー(pH)
★くれそん
【クレソン】
◇[フ]cresson、[英]watercress(ウォーター・クレス)、[学]
Nasturtium officinale
○[植][農]フウチョウソウ目(Brassicales)アブラナ科(Bras-
sicaceae)オランダガラシ属(Nasturtium)の多年草。葉菜。ヨー
ロッパ原産。
「オランダガラシ(和蘭辛子)」,「ミズガラシ(水辛子)」とも呼
ぶ。
くれた
【クレタ】
◇Kreta/Creta、[英]Crete(クリート)
○(1)[地]⇒くれたとう(クレタ島)
○(2)[地]⇒くれたかい(クレタ海)
ぐれーたーあくらしゅう《ぐれーたーあくらしう》
【グレーター・アクラ州】
◇[英]Greater Accra Region、[フ]Region du Grand Accra
○ガーナ共和国南東部の州。南部をギニア湾に面する。
州都は首都アクラ(Accra)。
〈面積〉
2,593平方キロメートル。
〈人口〉
1984(昭和59)143万1,099人(3月26日現在)。
2000(平成12)290万5,726人(3月11日現在)。
くれたかい
【クレタ海】
◇[希]Kritiko Pelagos、[英]Sea of Crete
○[地]地中海東部、エーゲ海(Egeon Pelagos)南部の支海。
北部をキクラデス諸島(Mikres Kyklades)、南部をクレタ島
(Nisos Kriti)に囲まれた海域。
◎ギリシア文字では"Κρητικο Πελαγοσ"。
くれたけ
【クレタケ】
【呉竹】
○(1)[植]ハチク(淡竹)の別称。
⇒はちく(ハチク,淡竹)
○(2)[植]マダケ(真竹)の別称。
⇒まだけ(マダケ,真竹)
くれたけのだい
【呉竹の台】
○清涼殿の東庭の北寄り、御溝水(ミカワミズ)に呉竹を植(ウ)え、
周囲に築垣(マセガキ)をめぐらした所。
⇔かわたけのだい(河竹の台)
くれたとう《くれたたう》
【クレタ島】
◇[希]Nisos Kriti、[英]Crete Island
○[地]地中海東部、エーゲ海(Egeon Pelagos)南端にあるギリ
シア最大の島。
北緯35.20°、東経25.00°の地。
中心地は北岸のイラクリオン(Iraklion)市。
〈面積〉
8,349.7平方キロメートル。
〈人口〉
1981(昭和56)50万1,082人。
2001(平成13)60万1,159人。
◎ギリシア文字では"Νησοσ Κρητη"。
ぐれーたーまんちぇすたーしゅう《ぐれーたーまんちえすたーしう》
【グレーター・マンチェスター州】
◇[英]the County of Greater Manchester
○イギリス、イングランド北西部の州。
州都はマンチェスター(Manchester)。
◎1974(昭和49)創設。
ぐれーちんぐ
【グレーチング】
◇[英]grating(グレイティング)
○(1)(窓などの)格子・格子窓。
○(2)(出入り口などの)格子・格子戸。
○(3)(排水口・側溝などの)格子・格子ぶた。
くれちんびょう《くれちんびやう》
【クレチン病】
◇[独]Kretinismus、[英]cretinism
○[病]甲状腺機能不全による先天性の発育障害。
甲状腺機能低下によるホルモン分泌の不足が原因で、発育不
全・無気力・無感覚・知能障害を生じる病気。
早期発見と治療が重要。放置すると成人になっても幼児のよ
うな知能(白痴症)と体格(小人症)となる。
◎もとアルプス山地の甲状腺腫(センシュ)による風土病を指した。
★くれっちまー
【クレッチマー】
◇Ernst Kretschmer(エルンスト・クレッチマー)
○[人]ドイツの精神医学者(1888〜1964)。
体形(体格)と気質(性格)の関係を研究。
著書は『体格と性格(Koerperbau und Charakter)』・『医学
的心理学(Medizinische Psychologie)』など。
◎1926(大正15)マールブルク大学教授。
1946(昭和21)チュービンゲン大学教授。
〈体格型と気質型〉
肥満型:躁鬱質(ソウウツシツ)。
やせ型:分裂質(内閉質)。
筋骨型(闘士型):癲癇質(テンカンシツ)(粘着質)。
くれつまー
【クレツマー】
◇[イディッシュ語](単数形)klezmer/(複数形)klezmorim(ク
レツモリム)
○[楽]ドイツや中欧・東欧のユダヤ人伝統的な職業音楽家。ま
た、その音楽。
中世から19世紀、ヨーロッパを各地放浪してユダヤ社会の祝
祭や非ユダヤ人の祭典などに、3〜5人のバンドで演奏した。
東欧のフォークダンスが基になっており、各国の要素が入り
込んでいる。
楽器は自由でバイオリンが主役。19世紀にはクラリネットが
活躍。1920年代にアメリカ合衆国へ移民したユダヤ人で復興し、
バンジョーなども使用された。
英語(米語)読みで「クレズマー」とも呼ぶ。
くれでぃああぐりこるぐるーぷ
【クレディ・アグリコル・グループ】
◇[英]Credit Agricole Group、[フ]Groupe Credit Agricole
○[経]フランス最大手の総合金融グループ。
本部はパリ。
銀行・証券・生命保険などから成る。
◎1894(明治27)フランスの農業系金融機関の中央機関として設
立。
2002(平成14)大和銀信託銀行(現:りそな信託銀行)に出資。
くれてぃえん
【クレティエン】
◇Joseph Jacques Jean Chretien
○[人]カナダの第26代首相(1934. 1.11〜)。在任:1993.11. 4
〜1993.12.12。
くれていゆ
【クレテイユ】
◇Creteil
○フランス中北部、イル・ド・フランス地域圏(Region Ile-de-
France)南東部のバルドマルヌ県(Departement Val-de-Marne)
中央部にある県都。
くれーど
【クレード】
◇[英]clade(クレイド)
○[生]共通の祖先から進化した生物群。
「分岐群」とも呼ぶ。
◎ギリシア語の「枝(klados)」から。
くれーどぐらむ
【クレードグラム】
◇[英]cladogram(クレイドグラム)
○[生](生物分化の)分岐図。
◎系統樹(genealogical tree)。
ぐれーとげーむ
【グレートゲーム】
◇[英]Great Game
○[歴]19世紀、インドを植民地化したイギリスと南下する帝政
ロシアが、アフガンに対して行った覇権争い。
◎アフガン戦争:⇒あふがんせんそう(アフガン戦争)
ティラー戦争(Tirah War):参照⇒てぃらー(ティラー)
日本:⇒つしまじけん(対馬事件)
朝鮮:参照⇒きょぶんとう(巨文島)
ぐれーとさんでぃさばく
【グレートサンディ砂漠】
◇[英]Great Sandy Desert
○[地]⇒ぐれーとさんでーさばく(グレートサンデー砂漠)
ぐれーとさんでーさばく
【グレートサンデー砂漠】
◇[英]Great Sandy Desert
○[地]オーストリア大陸内陸部のオーストラリア砂漠の一部。
ウェスタンオーストラリア州(State of Western Australia)
内陸北部にある砂漠。
「グレートサンディ砂漠」とも呼ぶ。
参照⇒おーすとらりあさばく(オーストラリア砂漠)
〈面積〉
約41.5万平方キロメートル。
★ぐれーとじんばぶえいせき《ぐれーとじんばぶえゐせき》
【グレートジンバブエ遺跡】
◇[英]Great Zimbabwe sites
○[歴]アフリカ南部、ジンバブエ共和国の中南東部にある石造
建築の遺跡。
金の交易で栄えた。
ぐれどすさんみゃく
【グレドス山脈】
◇[西]Sierra de Gredos
○[地]⇒しえらでぐれどす(シエラデグレドス,シエラ・デ・グ
レドス)
ぐれーとそるとれーく
【グレートソルトレーク】
◇[英]Great Salt Lake
○[地]アメリカ合衆国西部、ユタ州(Utah State)北部にある、
西半球最大の塩水湖。
ぐれーとでぃばいでぃんぐさんみゃく
【グレートディバイディング山脈】
◇[英]Great Dividing Range
○[地]オーストラリア大陸の東沿岸部を南北に走る大山脈。全
長約3,700キロメートル。
南端は大陸南西部を東西に走るオーストラリア・アルプス
(Australian Alps)に連なる。
「イースタン・ハイランズ(Eastern Highlands)」とも呼ぶ。
ぐれとな
【グレトナ】
◇Gretna
○アメリカ合衆国南部、ルイジアナ州(Louisiana State)南東
部のジェファーソン郡(Jefferson Parish)北東部にある郡都。
ぐれーとのーざんてつどう《ぐれーとのーざんてつだう》
【グレート・ノーザン鉄道】
◇[英]Great Northern Railway
○[古][交]⇒ばーりんとんのーざんさんたふぇてつどう(バー
リントン・ノーザン・サンタフェ鉄道)
ぐれーとはいらんどばぐぱいぷ
【グレートハインランドバグパイプ】
◇[英]great highland bagpipe
○[楽]⇒ばぐぱいぷ(バグパイプ)
ぐれーとばらくーだ
【グレートバラクーダ】
◇[英]great barracuda、[学]Sphyraena barracuda
○[魚]⇒おにかます(オニカマス,鬼カマス)
ぐれーとばりありーふ
【グレートバリアリーフ】
【グレート・バリア・リーフ】
◇[英]the Great Barrier Reef
○[地]オーストラリア北東部、クイーンズランド州(Queens-
land State)東海岸に平行して連なる世界一の大サンゴ礁。
幅15〜140キロメートル、延長2千キロメートル。
「大堡礁(ダイホショウ)」とも呼ぶ。
参照⇒ほしょう(堡礁)
◎1954(昭和29)世界初の海中公園に指定。
1981(昭和56)世界自然遺産に登録。
2004. 7. 1(平成16)漁業禁止海域、約1万6,000平方キロメー
トルから約11万4,000平方キロメートルに拡大。
ぐれーとびくとりあさばく
【グレートビクトリア砂漠】
◇[英]Great Victoria Desert
○[地]オーストリア大陸内陸部のオーストラリア砂漠の一部。
ウェスタンオーストラリア州(State of Western Australia)
内陸南部からサウスオーストラリア州(State of South Austra-
lia)北部にある砂漠。
参照⇒おーすとらりあさばく(オーストラリア砂漠)
〈面積〉
約32.9万平方キロメートル。
◎イギリスの核実験場:⇒えみゅ(エミュ)
ぐれーとぶりてん
【グレートブリテン】
◇[英]Great Britain、[フ]Grande Bretagne
○[地]イギリスの主要部を成す島。イングランド(England)・
ウェールズ(Wales)・スコットランド(Scotland)の3地域から
成る。
ラテン語名は「アルビオン(Albion)(白い丘)」。
◎英仏海峡対岸のブルターニュ(Bretagne)、英語名ブリタニー
(Brittany)を「リトルブリテン(Little Britain)」とも呼ぶこと
から。
ぐれーとぷれーんず
【グレートプレーンズ】
【グレート・プレーンズ】
◇[英]Great Plains(大平原)
○[地]アメリカ合衆国中央部、ロッキー山脈(Rocky Mountains)
の東麓からミシシッピー川(Mississippi River)に至る広大な
大草原地帯。
くれどらねーじゅ
【クレドラネージュ】
◇[フ]Cret de la Neige
○[地]フランス東部、ジュラ山脈(Jura Mountains)南西部にあ
る同山脈の最高峰。標高1,718メートル。
ローヌ・アルプス地域圏(Region Rhone-Alpes)北部、アン県
(Departement Ain)北東部に位置する。
◎標高1,723メートルとも。
ぐれーとりふとばれー
【グレートリフトバレー】
【グレート・リフト・バレー】
◇[英]great rift valley
○[地]⇒だいちこうたい(大地溝帯)
★くれない《くれなゐ》
【紅】
○(1)[植]ベニバナ(紅花)の別称。
⇒べにばな(ベニバナ,紅花)
○(2)[色]⇒くれないいろ(紅色)
○()
くれないいろ《くれなゐいろ》
【紅色】
○[色]赤色。ベニバナ(紅花)で染めた色。
神社の巫女(ミコ)の袴(ハカマ)の色でもある。
単に「紅(クレナイ)」とも呼ぶ。
◎C=6,M=88,Y=41,B=14。
◎「くれない」を「呉藍」とする説がある。さらに伝来を強調して
「からくれない(韓紅,唐紅)」とも呼ぶ。
「火色(ヒイロ)」と記すこともある。
◎やや色がさめやすいので、黄色と重ね染めするものもあり、
「紅緋(ベニヒ)」と呼ばれる。
ベニバナの染料は高価なため、茜(アカネ)や蘇芳(スオウ)で染めた
似紅(ニセベニ)もあった。
くれないのはかま《くれなゐのはかま》
【紅の袴】
○[服]⇒ひのはかま(緋の袴)
くれないのぶた《くれなゐのぶた》
【紅の豚】
◇[英]Porco Rosso(ポルコ・ロッソ)
○[映]宮崎駿(ハヤオ)監督のアニメーション映画。
◎1992. 7.18(平成 4)日本で公開。
1994. 9. 1(平成 6)スペインで公開。
1995. 6.21(平成 7)フランスで公開。
2003.10. 9(平成15)アメリカで公開。
ぐれなだ
【グレナダ】
◇Grenada
○(1)[地]西インド諸島南端の島。
○(2)グレナダ島を領土とする共和国。正称はグレナダ。
首都はセントジョージズ(St. George's)。
主要言語は英語。住民の大半が黒人。
主産物は香料・バナナ・コーヒーなど。
〈面積〉
344平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)10万人。
1984(昭和59)10万人。
1988(昭和63)11万人。
◎もとフランス植民地・イギリス植民地。
1967(昭和42)イギリス連邦自治領となる。
1974. 2.(昭和49)イギリス連邦内の独立国となる。
ぐれねーど
【グレネード】
◇[英]grenade
○[軍]手榴弾(シュリョウダン)・手投げ弾。
⇒しゅりゅうだん(手榴弾)
◎中期フランス語で「ザクロ」から。
ぐれねーどらんちゃー
【グレネード・ランチャー】
◇[英]grenade launcher
○[軍]手榴弾(シュリョウダン)の発射筒・射出機。
ライフルに装着して使用するものが多い。
参照⇒てきだんとう(擲弾筒)
くれねる
【クレネル】
◇[英]crenel/crenelle
○(1)[軍]西洋の城郭や要塞などで、胸墻(キョウショウ)(parapet)に
ある、石を高く積み上げた部分のマーロン(merlon)とマーロン
の間の低い部分。
石弓や大砲を撃つためのもの。
参照⇒まーろん(マーロン)
○(2)[軍](転じて)銃眼(loophole)。
くれのあい《くれのあゐ》
【呉の藍】
【呉藍】
【紅藍】
○[植]ベニバナ(紅花)の別称。
⇒べにばな(ベニバナ,紅花)
くれは
【クレハ】
○[経]大手総合化学メーカー。芙蓉系。
本社は東京都中央区。
家庭向けラップ「クレラップ」を製造。
◎1934(昭和 9)昭和人絹として創業。
1939(昭和14)呉羽紡績(のち東洋紡績に合併)が昭和人絹を吸
収合併。
1944(昭和19)戦時企業整備により呉羽紡績の化学肥料製造部
門が呉羽化学工業として分離・独立。
2005.10.(平成17)呉羽化学工業からクレハに社名変更。
くれはかがくこうぎょう《くれはくわがくこうげふ》
【呉羽化学工業】
○[古][経]⇒くれは(クレハ)
くればす
【クレバス】
◇[英]crevasse
○[地]氷河の深い割れ目。
参照⇒くーろあーる(クーロアール)
くれぱす
【クレパス】
◇[登録商標]Kurepasu、[英]pastel crayon
○[美]クレヨン(crayon)とパステル(pastel)の中間の硬さをも
つ棒状の画材。
顔料をワックスなどで練った柔らかいクレヨンで、盛り上げ
や混色もできるもの。
サクラクレパスの商品名。
参照⇒さくらくれぱす(サクラクレパス),くれよん(クレヨン),
ぱすてる(パステル)
ぐれーびー
【グレービー】
◇[英]gravy
○(1)[料]焼いている肉から出る汁。
「肉汁(ニクジュウ)」とも呼ぶ。
○(2)[食]⇒ぐれーびーそーす(グレービー・ソース)
くれーぴじょん
【クレーピジョン】
◇[英]clay pigeon
○[運]クレー射撃(clay pigeon shooting)で空中に飛ばす皿状
の標的。
粘土(ネンド)(clay)の素焼き、または石灰とピッチをまぜて固
めたもの。
単に「クレー」,「ピジョン」とも呼ぶ。
◎1860年代にハト(鳩)などの生きている小鳥を標的に射撃の練
習を行っていたことから。
ぐれーびーそーす
【グレービー・ソース】
◇[英]gravy sauce
○[食]肉の焼き汁(グレービー)を素(モト)に、煮詰めてとろみを
つけたソース。
単に「グレービー」とも呼ぶ。
★くれぶ
【クレブ】
【CREB】
◇[英]cAMP Response Element Binding Protein
○[生化]記憶形成を抑制するタンパク質。
参照⇒あいさー(アイサー,ICER)
◎"cAMP"は"cyclic adenosine-3',5'-monophosphate"。
くれーぷ
【クレープ】
◇[フ]crepe、[英]crepe(クレイプ)
○(1)縮緬(チリメン)風の織物。
緯糸(ヨコイト)に強撚糸(キョウネンシ)を使って布全体に細かい皺(シボ)
を出したもの。
○(2)黒い喪章(モショウ)。
◎多くが黒いクレーブ地で作られることから。
○(3)[食]そば粉・小麦粉に砂糖・牛乳・卵・バターなどを加
え、鉄板で薄く焼いた菓子。
ジャム・ホイップクリーム・小さくカットした果物・ハムな
どをくるんで食べる。
ぐれーぶ
【グレーブ】
◇[英]grave
○⇒ぐれいぶ(グレイブ)
ぐれーぷ
【グレープ】
◇[英]grape
○[植]⇒ぶどう(ブドウ,葡萄)
くれーふぇると
【クレーフェルト】
◇Krefeld
○ドイツ西部、ノルトライン・ベストファーレン州(Bundes-
land Nordrhein-Westfalen)西部の都市。
北緯51.33°、東経6.55°の地。
〈人口〉
1970(昭和45)23万5,700人。
1987(昭和62)23万2,300人。
2004(平成16)23万9,000人。
ぐれーぶくろーず
【グレーブクローズ】
◇[英]graveclothes
○(英語で)経帷子。
⇒きょうかたびら(経帷子)
くれぶすかいろ《くれぶすくわいろ》
【クレブス回路】
◇[英]Krebs cycle
○[生]トリカルボン酸回路の別称。
⇒とりかるぼんさんかいろ(トリカルボン酸回路)
ぐれーぶすびょう《ぐれーぶすびやう》
【グレーブス病】
◇[英]Graves' disease
○[病]⇒ばせどーびょう(バセドー病)
ぐれーぶずびょう《ぐれーぶずびやう》
【グレーブズ病】
◇[英]Graves' disease
○[病]⇒ばせどーびょう(バセドー病)
くれぷとまにあ
【クレプトマニア】
◇[英]kleptomania/cleptomania
○[心][病]窃盗癖。
米語読みで「クレプトメイニア」とも呼ぶ。
◎ギリシア語の「盗む(kleptein)」と「癖(-mania)」の合成語。
くれぷとめいにあ
【クレプトメイニア】
◇[米]kleptomania/cleptomania
○[心][病]⇒くれぷとまにあ(クレプトマニア)
★ぐれーぷふるーつ
【グレープフルーツ】
◇[英]grapefruit、[学]Citrus paradisi
○[農]ムクロジ目(Sapindales)ミカン科(Rutaceae)ザボン類の
常緑小高木。
ジュースを医薬品と一緒に飲むと、薬の効果を強めたり、逆
に阻害(ソガイ)したりする成分があるので注意が必要。
◎名称は、ブドウの房のようにたわわに実(ミノ)ることから。
ぐれーぶやーど
【グレーブヤード】
◇[英]graveyard
○⇒ぐれいぶやーど(グレイブヤード)
くれべっと
【クレベット】
◇[フ]crevette
○(1)[動](フランス語で)クルマエビ。
⇒くるまえび(クルマエビ,車蝦,車海老)
○(2)[動](フランス語で)シバエビ(芝海老)などの、小エビ。
ぐれーべんまっはーちく
【グレーべンマッハー地区】
◇[フ]District de Grevenmacher、[英]Grevenmacher District
○ルクセンブルク南東部の地区。
〈面積〉
524.78平方キロメートル。
〈人口〉
1851(嘉永 4)4万6,134人。
1900(明治33)4万0,333人。
1990(平成 2)4万2,180人(1月1日現在)。
2002(平成14)5万2,618人(1月1日現在)。
〈3郡〉
エヒテルナハ郡(Canton d'Echternach)。
グレーべンマッハー郡(Canton de Grevenmacher)。
レミッヒ郡(Canton de Remich)。
くれましおん
【クレマシオン】
◇[西]cremacion
○(スペイン語で)火葬。
⇒かそう(火葬)
くれまちおーね
【クレマチオーネ】
◇[伊]cremazione
○(イタリア語で)火葬。
⇒かそう(火葬)
くれまちおん
【クレマチオン】
◇[独]Kremation
○(ドイツ語で)火葬。
⇒かそう(火葬)
くれまちす
【クレマチス】
◇[英]clematis、[学]Clematis
○[植]キンポウゲ目(Ranunculales)キンポウゲ科(Ranuncula-
ceae)センニンソウ属(Clematis)のツル性(蔓性)多年草。
テッセン(鉄線)・カザグルマ(風車)など含まれ、それらの交
配で多くの園芸品種が作られている。
葉は複葉で、初夏から夏に白・黄・紫・桃色などの萼辺(ガク
ヘン)が発達した大きな車輪状の花を平たく開く。
◎ギリシア語の「小枝(klematis)」から。
くれまっしょん
【クレマッション】
◇[フ]cremation
○(フランス語で)火葬。
⇒かそう(火葬)
くれまとりー
【クレマトリー】
◇[英]crematory
○(英語で)火葬場。
「クレマトリウム(crematorium)」とも呼ぶ。
参照⇒かそうば(火葬場)
くれまとりうむ
【クレマトリウム】
◇[英]crematorium
○⇒くれまとりー(クレマトリー)
[1]くれまんそー
【クレマンソー】
◇Clemenceau
○[歴][軍]フランスの航空母艦(R98)。
満載排水量3万2,780トン。全長265メートル。
母港はツーロン(Toulon)。
◎1961.11.22(昭和36)竣工。
1997(平成 9)兵装を撤去。
インドで解体予定がアスベスト問題で頓挫(トンザ)、エジプト
のスエズ運河の通過禁止などで各地をたらい回しにされて漂流。
2009. 2. 8(平成21)イギリス北東部のハートルプール(Hart-
lepool)に到着し、解体予定。
[2]くれまんそー
【クレマンソー】
◇Georges Clemenceau(ジョルジュ・クレマンソー)
○[人]フランスの政治家(1841〜1929)。
急進的左翼の雄弁な領袖で、反対党から「虎」と徒名(アダナ)さ
れる。
ブーランジェ事件(l'affaire Boulanger)やドレフュス事件
(l'affaire Dreyfus)では共和制擁護の先頭に立ち、反対勢力
と戦う。
1906〜1909(明治39〜明治42)首相として国益中心の政治を行
い、イギリスとの協調に努め、また政教分離を断行。
第一次世界大戦末期の1917〜1920(大正 6〜大正 9)首相に復
帰し、戦争継続を指導。戦後、パリ講和会議で主導権を握り、
ドイツに過酷な講和条件を主張する。
参照⇒どれふゅすじけん(ドレフュス事件)
ぐれみか
【グレミカ】
◇Gremikha
○ロシア連邦北西部、ムルマンスク州(Murmanskaya Oblast)東
北部の軍港。
コラ半島(Kol'skiy Poluostrov)北部、バレンツ海(Baren-
tsovo More)に面する。
「グレミハ」とも呼ぶ。
◎退役した原子力潜水艦が解体されずに係留されている。
くれみーじ
【クレミージ】
◇[伊]cremisi、[英]crimson
○[色](イタリア語で)深紅色。
⇒くりむそん(クリムソン)
ぐれみは
【グレミハ】
◇Gremikha
○⇒ぐれみか(グレミカ)
くれむつ
【暮六つ】
【暮れ六つ】
○(1)[歴]江戸時代の時刻法で、夕暮れの六つ時。季節によっ
て変動するが、おおよそ今の午後6時ころ。
「酉(トリ)の刻」とも呼ぶ。
⇔あけむつ(明六つ,明け六つ)
○(2)[歴](1)の時刻に鳴らす鐘。その音。
参照⇒ときのかね(時の鐘)(1)
くれーむどかしす
【クレーム・ド・カシス】
◇[フ]creme de cassis
○[食]⇒[1]かしす(カシス)(2)
くれむりん
【クレムリン】
◇[英]Kremlin、[露]kreml(クレムリ)
○(1)中世ロシア、各地の封建都市にあった官庁・大寺院・公
邸を設けた城砦(ジョウサイ)。
○(2)(特に)モスクワにある帝制時代の宮殿。
⇒くりむりんきゅうでん(クレムリン宮殿)
○(3)[歴]ソ連政府またはソ連共産党の代名詞。
◎クレムリン宮殿にソ連政府の主要機関が置かれていたことか
ら。
[1]ぐれむりん
【グレムリン】
◇[英]gremlin
○機械、特に飛行機のエンジンに故障を起こさせるという小さ
な妖怪・小鬼。
参照⇒ほぶごぶりん(ホブゴブリン)(1),せんとえるものひ
(セント・エルモの火)
◎20世紀に入ってから登場する新しい妖怪。
[2]ぐれむりん
【グレムリン】
◇[英]Gremlins
○[英]アメリカのSF映画。
監督:ジョー・ダンテ(Joe Dante)。
可愛い小動物モグワイ(mogwai)が醜いグレムリンに変身・増
殖していたずらする筋。
◎1984. 6. 8(昭和59)アメリカで公開。
1984.12. 8(昭和59)日本で公開。
1990. 6.12(平成 2)『グレムリン2/新・種・誕・生(Grem-
lins 2:The New Batch)』、アメリカで公開、
1990. 8. 4(平成 2)日本で公開。
くれむりんきゅうでん
【クレムリン宮殿】
◇[英]the Kremlin/Kremlin Palace
○ロシア連邦ロシア共和国の首都モスクワの中心部にある、帝
制時代の皇帝の居城。
ウスペンスキー聖堂・アルハンゲリスキー聖堂・武器庫など
もあり、城壁には革命戦士の墓所がある。
北東側の城壁に面した広場は、17世紀後半から「赤の広場
(Krasnaya ploshchad)」と呼ばれている。
◎1156年、イワン三世によりモスクワ川北岸の丘の上に木造の
砦(トリデ)を創建。14世紀には城壁が石造にされ、次第に外壁を
拡張し、歴代ツァーリ(皇帝)の居城とされた。中には大寺院も
造られ、1713年ペテルブルグ遷都以後も戴冠式が行われた。
ロシア革命後は、ソ連政府の主要機関が置かれ、共産党大会
が開かれていた。
現在もロシア共和国の主要機関が置かれ、政治の中枢を果た
している。
★くれめんす
【クレメンス】
◇[羅]Clemens
○(1)ローマ教皇の名。
「クレメント([英]Clement)」とも呼ぶ。
◎クレメンス四世:ローマ教皇(12??〜1268)。在位:1265〜1268。
俗名は"Guido Fulcodi, Guy le Gros Foulques"。
クレメンス五世:ローマ教皇(1264〜1314)。在位:1305〜
1314。
クレメンス七世:ローマ教皇(1478〜1534)。在位:1523〜
1534。
クレメンス十一世:ローマ教皇。在位:1700〜1721。
クレメンス十四世:⇒くれめんすじゅうよんせい(クレメン
ス十四世,クレメンス14世)
○(2)[人](Titus Flavius Clemens)ギリシアの神学者(AD. 150
ころ〜 215ころ)。
師パンタイノス(Pantaenus)のあとを継ぎ、アレクサンドリ
ア教校(Catechetical School of Alexandria)を主宰。
著書は『ギリシア人への勧告』・『教育者』など。
「アレクサンドリアのクレメンス(Clemens Alexandrinus)」と
も呼ぶ。
★くれめんすじゅうよんせい《くれめんすじふよんせい》
【クレメンス十四世】
【クレメンス14世】
◇Clemens XIV
○[人]第252代ローマ教皇(1705〜1774)。在位:1769〜1774。
イエズス会を廃止。
くれめんと
【クレメント】
◇[英]Clement、[羅]Clemens(クレメンス)
○[人]ローマ教皇の名。
⇒くれめんす(クレメンス)
くれよん
【クレヨン】
◇[フ]crayon(鉛筆)/crayon de couleur
○[美]パラフィンに顔料を混(マ)ぜ、ロウ(蝋)・セッケン(石鹸)
などで固めた、棒状の絵の具。
広義には鉛筆・コンテ・パステルなどを含む、棒状の絵の具
の総称。
「クレオン」とも呼ぶ。
参照⇒ぱすてる(パステル),くれぱす(クレパス),[1]こんて
(コンテ)
◎英語:クレイヨン(crayon)。
イタリア語:パステッロ(pastello)。
中国語:蝋筆(labi)。
くれよんしんちゃん
【クレヨンしんちゃん】
○(1)[漫]臼井儀人(ウスイ・ヨシト)(1958. 4.21〜2009. 9.11)のギャ
グ漫画。
かすかべ市の幼稚園児が活躍するもの。
◎1990. 8.(平成 2)「週刊漫画アクション」(双葉社)に連載開始。
2000(平成12)双葉社の「月刊まんがタウン」・「jourすて
きな主婦たち」で連載。
2002(平成14)春日部市に住民登録。
○(2)[TV][映](1)のアニメ化したもの。
◎1992. 4.(平成 4)TVアニメ化され、テレビ朝日系列で放送。
1993(平成 5)映画アニメ化。
くれらっぷ
【クレラップ】
◇[登録商標]
○[食]クレハ社製の食品包装用の透明なフィルム。
原材料はポリ塩化ビニリデン(polyvinylidene chloride)。
参照⇒[5]らっぷ(ラップ)(2)
◎1960. 7.(昭和35)呉羽化学(現:クレハ)から発売。
くれーらーみゅらーびじゅつかん《くれーらーみゆらーびじゆつくわん》
【クレーラーミュラー美術館】
◇[蘭]Rijksmuseum Kroeller-Mueller、[英]Kroeller-Mueller
Museum
○[美]オランダ中東部、ヘルデラント州(Provincie Gelder-
land)中央部のオッテルロー(Otterlo)にある国立美術館(Rijks-
museum)。
クレーラー・ミュラー夫人(Helene Kroeller-Mueller)(1869
〜1939)寄贈のコレクションを中心に、約300点のゴッホの作品
や、ルノアール・ピカソなど近代絵画を展示。
参照⇒ごっほこくりつびじゅつかん(ゴッホ国立美術館)
ぐれりん
【グレリン】
◇Ghrelin
○[生化]強力な摂食促進作用を持つペプチド・ホルモン。生理
活性物質の一つ。
睡眠不足など慢性のストレスで分泌が高まる。
老化予防・心機能回復・栄養改善・神経性食欲不振症(拒食
症)治療などへの応用が期待されている。
⇔れぷちん(レプチン)
参照⇒おぶすたちん(オブスタチン)
◎1999.12.(平成11)国立循環器病センター研究所生化学部の寒
川賢治部長らが胃から分泌されるホルモンとして発見。
2001(平成13)食欲促進機能が明らかにされる。
くれるもん
【クレルモン】
◇Clermont
○(1)[古]⇒くれるもんふぇらん(クレルモン・フェラン)
○(2)(Clermont County)⇒くらーもんとぐん(クラーモント郡)
くれるもんぐん
【クレルモン郡】
◇[英]Clermont County
○⇒くらーもんとぐん(クラーモント郡)
★くれるもんこうかいぎ《くれるもんこうくわいぎ》
【クレルモン公会議】
◇[英]Council of Clermont
○[歴]1095年。
「クレルモンの宗教会議」とも呼ぶ。
くれるもんのしゅうきょうかいぎ《くれるもんのしゆうけうくわいぎ》
【クレルモンの宗教会議】
◇[英]Council of Clermont
○[歴]⇒くれるもんこうかいぎ(クレルモン公会議)
★くれるもんふぇらん
【クレルモン・フェラン】
◇Clermont-Ferrand
○フランス中南部、オーベルニュ地域圏(Region Auvergne)の
主都。ピュイドドーム県(Departement Puy-de-Dome)の県都。
〈人口〉
1990(平成 2)14万0,167人。
◎1731(享保16)クレルモンとモンフェラン(Montferrand)が合
併して発足。
ぐれーろーばー
【グレーローバー】
◇[英]Grey Rover
○[軍]イギリス海軍の輸送艦(A269)。
「グレイローバー」とも呼ぶ。
◎1969. 4.17(昭和44)進水。
1970. 4.10(昭和45)竣工。
2004. 6.11(平成16)ミサイル駆逐艦エクセターとともに上海
を友好訪問。
ぐれん
【紅蓮】
○(1)[色]盛んに燃え上がる炎の色。真っ赤。
◎紅蓮地獄を「紅の炎が燃えたぎる所」と誤認したことから。
参照⇒ぐれんじごく(紅蓮地獄)
○(2)[仏]⇒ぐれんげ(紅蓮華)
○(3)[仏]紅蓮地獄の略称。
⇒ぐれんじごく(紅蓮地獄)(1)
★ぐれーん
【グレーン】
◇[英]grain(グレイン)
○(1)⇒ぐれいん(グレイン)
○(2)ヤード・ポンド法の質量(重さ)の単位。
1クレーン=1/700ポンド(pond)=0.0648グラム。
略号は「gr」。
「ゲレン」,「ゲレーン」,「ゲレイン」,「グレイン」とも呼ぶ。
◎<1>常衡(avoirdupois)。
1クレーン=0.036ドラム(drams)=0.002285オンス(ounces)。
700クレーン(grains)=16オンス(ounces)=1ポンド。
<2>金衡(troy weight)。
1クレーン=0.042ペニーウェート(pennyweight)=0.002083
トロイオンス(troy ounces)。
<3>薬衡(apothecaries' weight)。
1薬量クレーン=0.05スクループル(scruples)=0.0166ドラ
ム(drams)=1/5,760薬量ポンド(ponds)=0.002083薬量オン
ス(ounces)=0.0648グラム。
◎小麦一粒(grain)の質量に由来する。
ぐれんいーぐるず
【グレンイーグルズ】
◇Gleneagles
○スコットランド、パース・キンロス州(Perth and Kinross
Region)南東部にある谷。ゴルフ・リゾート地。
◎2005. 7.(平成17) 6〜 8、第31回サミットを開催。
ぐれんげ
【紅蓮華】
◇[梵]padma(パドマ)
○[仏]紅色の蓮花(レンゲ)。
単に「紅蓮」とも呼ぶ。
参照⇒れんげ(レンゲ,蓮華)
◎漢訳仏典では「鉢特摩華」,「波頭摩華」などと音訳される。
くれんざー
【クレンザー】
◇[英]cleanser
○(1)(金属器・ガラスなどの)みがき粉。
主成分は重曹(ジュウソウ)(炭酸水素ナトリウム)。
○(2)洗浄剤・洗剤。
○(3)洗濯人。
ぐれんじごく《ぐれんぢごく》
【紅蓮地獄】
○(1)[仏]『大毘婆沙論(ダイビバシャロン)』などの八寒地獄の第七。
また『長阿含経(ジョウアゴンギョウ)』などの十寒地獄中の第十。
閻浮提(エンブダイ)の下にある八大(もしくは九大)熱地獄と隣
りあう地獄。
ここに落ちた者は、酷寒のために皮膚が裂けて血が流れ、鉢
特摩(ハドマ,パドマ)([梵]Padma)と呼ばれる真紅の蓮華(レンゲ)が
開いたようになるという。
単に「紅蓮」とも、「鉢特摩(ハドマ)」,「鉢特摩地獄」とも呼ぶ。
○(2)[俗][仏]紅蓮の炎が燃えたぎる所。(1)の誤認。
参照⇒ぐれん(紅蓮)(1)
ぐれんだろっほ
【グレンダロッホ】
◇[ゲール語]Glendaloch(湖のある谷間)
○[地]アイルランド東部、ウィックロー州(County Wicklow)に
ある渓谷。
初期キリスト教の教会遺跡群がある聖地。
ぐれんつぎぷふぇる
【グレンツギプフェル】
◇Grenzgipfel
○[地]アルプス山脈にある高峰モンテ・ローザ(Monte Rosa)の
一峰。標高4,618メートル。
参照⇒もんてろーざ(モンテ・ローザ)
★くれんぶてろーる
【クレンブテロール】
◇[英]clenbuterol
○[薬]喘息(ゼンソク)治療用気管支拡張剤。
家畜を太らせるために不正乱用されることがある。
----------------------------------------------------------------