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百 科 辞 書 《こや》 編集:獨 澄旻
-------- こや --------------------------------------------------
★こや
【小屋】
○(1)[建]小さくて粗末(ソマツ)な造りの建物。
○(2)[建]仮に立てた小さな建物。
○(3)[劇]芝居や見世物などを興行(コウギョウ)する建物。
◎昔、河原(カワラ)などに木組みをムシロ(筵)でおおって造られ
ていたことから。
○()
★ごや
【ゴヤ】
◇Francisco Jose de Goya y Lucientes
○[人]スペインの画家(1746. 3.30〜1828)。
フランスで客死。
作品は『裸体のマヤ』・『カルロス四世の家族』・『聖アン
トニオの奇蹟』・『五月三日の処刑』など。
ごや
【五夜】
○⇒ごこう(五更)
ごーや
【ゴーヤ】
○[植](沖縄方言で)ツルレイシ(蔓茘枝)の別称。
⇒つるれいし(ツルレイシ,蔓茘枝)
こやく
【子役】
○(1)[劇][映]子供を演ずる役。
参照⇒こかた(子方)
○(2)[劇][映]子供の役者。
ごやく
【五薬】
◇[中]wu yao
○(1)[薬]代表的な五種の薬の材料。
諸説あり、草・木・虫・石・穀、草・木・金・石・穀など。
○(2)[薬]漢方の、茯苓(ブクリョウ)・朱砂(シュシャ)・雄黄(ユウオウ)・
人参(ニンジン)・赤箭(セキセン)の総称。
◎茯苓:⇒ぶくりょう(ブクリョウ,茯苓)
朱砂:⇒しゅしゃ(朱砂)(2)
雄黄:⇒けいかんせき(鶏冠石)
人参:⇒ちょうせんにんじん(チョウセンニンジン,朝鮮ニン
ジン,朝鮮人参)
赤箭:⇒せきせん(赤箭)
こやぐみ
【小屋組】
【小屋組み】
◇[日]koyagumi/koya-gumi
○[建]屋根を受け支える骨組み。
参照⇒じくぐみ(軸組,軸組み),のごや(野小屋)(3),けしょう
やねうら(化粧屋根裏)
こやしだめ
【肥やし溜め】
○[農]⇒こえだめ(肥溜め)
★こやす
【子安】
◇[日]koyasu
○(1)子供を安らかに出産すること。安産(アンザン)。
参照⇒こやすこう(子安講)
○(2)子安神の略称。
○(3)子安観音の略称。
○(4)子安地蔵の略称。
○(5)[貝]⇒こやすがい(コヤスガイ,子安貝)
○(6)([日]Koyasu)神奈川県横浜市神奈川区の地域名。
地名としては子安台(コヤスダイ)・子安通(コヤスドオリ)・新子安(シン
コヤス)がある。
こやすがい《こやすがひ》
【コヤスガイ】
【子安貝】
○(1)[俗][貝]吸腔目(Sorbeoconcha)タカラガイ上科(Cypraeoi-
dea)タカラガイ科(Cypraeidae)タカラガイ属(Cypraea)に含ま
れる大形の巻貝の俗称。
○(2)[俗][貝](特に)ハチジョウダカラガイ(八丈宝貝)の俗称。
⇒はちじょうだからがい(ハチジョウダカラガイ,八丈宝貝)
◎名称は、安産のお守りという俗信から。
こやすぐさ
【コヤスグサ】
【子安草】
○[植]イチハツの別称。
⇒いちはつ(イチハツ,一八,鳶尾,紫羅傘)
こやすこう《こやすかう》
【子安講】
○受胎(ジュタイ)け・安産(アンザン)・子育てを祈念(キネン)する既婚
で出産適齢期の女性で結成する信心講。
妊婦の安産を守護するという子安地蔵・子安観音・鬼子母神
(キシモジン)やコノハナノサクヤヒメ(木花開耶姫)などの子安神を
祀(マツ)る。
子安地蔵の講は東日本に、子安観音の講は西日本に多い。
また、子安地蔵の縁日は24日であるが、十九夜講・十七夜講
など別の日に催されることが多い。
こやだいらそん《こやだひらそん》
【木屋平村】
◇[日]Koyadaira Son
○徳島県中央部、美馬郡(ミマグン)の村。
〈面積〉
100.97平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1,314人。
◎1889(明治22)村制施行。
★こやづか
【小屋束】
◇[日]koyazuka/koya-zuka
○[建]小屋組(コヤグミ)に用いられる束柱。
梁(ハリ)・桔木(ハネギ)の上にあって、母屋(モヤ)・軒桁(ノキゲタ)
・棟木(ムナギ)などの水平材を支えるもの。
真束(シンヅカ)・杵束(キネヅカ)・蕪束(カブラヅカ)・枝束(エダヅカ)
・扠首束(サスヅカ)など。
参照⇒つかばしら(束柱)
◎真束/棟束(ムナヅカ):⇒しんづか(真束)
杵束:⇒きねづか(杵束)
蕪束/南瓜束(カボチャヅカ):⇒かぶらづか(蕪束,鏑束)
枝束:⇒えだづか(枝束)
扠首束/化粧束:⇒さすづか(扠首束)
ごやにあ
【ゴヤニア】
◇Goiania
○⇒ごいあにあ(ゴイアニア)
★こゆ
【踰ゆ】
○
こゆうすいいき《こいうすいゐき》
【固有水域】
◇[英]patrimonial sea
○[歴][海]⇒ぱとりもにあるしー(パトリモニアルシー)
こゆき
【粉雪】
○[気]⇒こなゆき(粉雪)
こゆぐん
【児湯郡】
◇[日]Koyu Gun
○宮崎県東部の郡。
高鍋町(タカナベチョウ)・新富町(シントミチョウ)・西米良村(ニシメラソン)・
木城町(キジョウチョウ)・川南町(カワミナミチョウ)・都農町(ツノチョウ)の町村。
こゆびのおもいで《こゆびのおもひで》
【小指の思い出】
○[楽]有馬三恵子作詞、鈴木淳作曲の歌謡曲。
歌は伊東ゆかり。
◎1967(昭和42)発売。
★こよう《こやう》
【胡楊】
◇[中]huyang、[学]Populus euphratica Olivier
○[植]キントラノオ目(Malpighiales)ヤナギ科(Salicaceae)ヤ
マナラシ属(Populus)コトカケヤナギ亜属の落葉高木。
高さ5〜30メートル。
近縁種に灰胡楊(Populus pruinosa Schrenk)がある。
中国の新疆・青海・内蒙古・甘粛・寧夏の荒漠地帯に自生す
る。
◎中国では「生而不死一千年、死而不倒一千年、倒而不朽一千
年(生れて千年死なず、死して千年倒れず、倒れて千年朽ちず)」
と言われている。
◎ヤマナラシ属にはヒロハハコヤナギ(cottonwood)・ポプラ
(poplar)・ヤマナラシ(aspen)などがある。
ごよう《ごよふ》
【ゴヨウ】
【五葉】
○[植]ゴヨウマツ(五葉松)の略。
⇒ごようまつ(ゴヨウマツ,五葉松)
ごようけんせつ《ごやうけんせつ》
【五洋建設】
◇[英]Penta-Ocean Construction Co.,Ltd.
○[経]海洋土木を主力とする建設会社の一社。
本社は東京都文京区。
◎1896. 4.(明治29)水野組として広島県呉市に創設。
1929(昭和 4)合名会社水野組に改組。
1954(昭和29)株式会社水野組に改組し、本社を広島市に移転。
1964(昭和39)本社を東京に移転。
1967(昭和42)五洋建設株式会社に社名変更。
こようじ《こやうじ》
【小楊枝】
○⇒つまようじ(爪楊枝,妻楊枝)
★ごようつつじ《ごよふつつじ》
【ゴヨウツツジ】
【五葉躑躅】
◇[学]Rhododendron quinquefolium
○[植]ツツジ目(Ericales)ツツジ科(Ericaceae)の落葉低木。
「シロヤシオ(白八汐)」,「シロヤシオツツジ」とも呼ぶ。
ごようてい
【御用邸】
○皇室の別邸。避寒・避暑などに使用。
◎那須御用邸,葉山御用邸,須崎御用邸
ごようのまつ《ごよふのまつ》
【ゴヨウノマツ】
【五葉の松】
○[植]ゴヨウマツ(五葉松)の略。
⇒ごようまつ(ゴヨウマツ,五葉松)
こようほけん
【雇用保険】
○[社]雇用に関する社会保険の一種。
従来の失業給付のほかに、事業主(企業)が行う雇用安定・雇
用改善や、能力開発・雇用福祉事業の助成など、雇用に関する
総合的な保険制度。
◎1974.12.28(昭和49)失業保険法を廃止し、雇用保険法を公布。
1975(昭和50)雇用保険法、施行。
2003. 4.25(平成15)改正雇用保険法が成立、5月1日施行。
失業手当の給付率の下限を失業前の賃金の60%から50%に引き
下げ、自己都合による退職の支給期間が150日間(30日間短縮)
となった。
ごようまつ《ごよふまつ》
【ゴヨウマツ】
【五葉松】
○(1)[植]マツ目(Pinales)マツ科(Pinaceae)マツ属(Pinus)の
植物で、葉が五枚まとまって束生する一群の総称。
ヒメコマツ(姫小松)・ハイマツ(這松)・ヤクタネゴヨウ(屋
久種子五葉)・チョウセンゴヨウ(朝鮮五葉)など。
「ゴヨウ(五葉)」,「ゴヨウノマツ(五葉の松)」とも呼ぶ。
参照⇒やくたねごよう(ヤクタネゴヨウ,屋久種子五葉)
○(2)[植](特に)ヒメコマツの別称。
⇒ひめこまつ(ヒメコマツ,姫小松)
こよしがわ《こよしがは》
【子吉川】
◇[日]Koyoshi Gawa
○[地]秋田県南部の川。長さ61キロメートル。
本荘平野を形成し、河口には本荘市があり、日本海に注(ソソ)
ぐ。
江戸時代の旧称は「本荘川」。
★こよーて
【コヨーテ】
◇[英]coyote
○[哺]北アメリカの西部大草原にすむ小型のオオカミ。
★こよみ
【暦】
◇[英]calendar
○[暦]
「カレンダー」,「七曜表(シチヨウヒョウ)」,「日読(ヒヨ)み」とも呼ぶ。
参照⇒れきほう(暦法),ぐれごりうすれき(グレゴリウス暦),
かくめいれき(革命暦)
◎俗に暦を踏むとカマイタチ(鎌鼬)にあうといわれる。
参照⇒かまいたち(カマイタチ,鎌鼬)
こよみのちゅうだん
【暦の中段】
○[暦]⇒じゅうにちょく(十二直)
★こより
【紙撚り】
【紙撚】
【紙捻】
【紙縒】
○
参照⇒みずひき(水引)
こら
【コラ】
◇Kola
○[地]⇒こらはんとう(コラ半島)
ごらいあす
【ゴライアス】
◇[英]Goliath
○[聖]⇒ごりあて(ゴリアテ)(1)
ごらいこう《ごらいくわう》
【ご来光】
【御来光】
○(1)高山などで迎える、荘厳な日の出。
「ごらいごう(御来迎,ご来迎)」とも呼ぶ。
○(2)[気]⇒ぶろっけんげんしょう(ブロッケン現象)
ごらいごう《ごらいがう》
【御来迎】
【ご来迎】
○(1)[仏]来迎(ライゴウ)の尊敬語。
○(2)御来光(ゴライコウ)の別称。
⇒ごらいこう(ご来光,御来光)(1)
○(3)江戸時代の元禄(ゲンロク)年間(1688〜1704)ころに流行した
玩具(ガング)。
紙の張子(ハリコ)や木・土で作った小さな仏像と畳(タタ)んだ黄
色い紙を竹筒(タケヅツ)に収(オサ)め、その竹筒を下げると糸の仕
掛けで紙が後光(ゴコウ)のように開いて仏像が現れるもの。
○(4)[気]⇒ぶろっけんげんしょう(ブロッケン現象)
○(5)[気]⇒ごこう(御光)(1)
こらいだー
【コライダー】
◇[英]collider
○[原]衝突型加速器。
加速した粒子線を固定した物質に当てる従来のものと異なり、
2つの粒子線を同じエネルギーに加速して正面衝突させる装置。
参照⇒ひっぐすりゅうし(ヒッグス粒子)
◎リニアコライダー
★こーらおぞく
【コーラオ族】
◇[中]Gelao Zu
○中国南部、貴州省(Guizhou Sheng)に居住する少数民族。
◎「i(人偏+「老」)族」と書く。
ごらくしせつりようぜい
【娯楽施設利用税】
○[古]パチンコ・ゴルフ場・ボウリング場などに課税された地
方税。
◎1954(昭和29)実施。
1989. 4. 1(昭和64)消費税導入に伴い、ゴルフ場利用税を除
いて廃止。
こらーげん
【コラーゲン】
◇[独]Kollagen、[英]collagen(コラヘジェン)
○[生化]動物の硬タンパク質(コウタンパクシツ)の一種。
動物の結合組織の腱(ケン)・皮・骨などを構成する細胞間物質
の主成分。繊維状で水に溶けにくいが、温水で処理すると溶け
てゼラチン(gelatin)となる。
ニカワ(膠)の原料。
「膠原質(コウゲンシツ)」とも呼ぶ。
参照⇒ぜらちん(ゼラチン)(1),なんこつきしつ(軟骨基質)
◎コラーゲン・レンズ:⇒こらーげんれんず(コラーゲン・レ
ンズ)
こらーげんれんず
【コラーゲン・レンズ】
◇[英]collagen lens
○[医]痛んだ人間の角膜(カクマク)治療に用いる、動物の目のタン
バク質(蛋白質)で作られたレンズ。
こらーじぇん
【コラージェン】
◇[英]collagen(コラヘジェン)
○[生化](英語で)コラーゲン([独]Kollagen)。
⇒こらーげん(コラーゲン)
こらーじゅ
【コラージュ】
◇[フ]collage
○(1)[美]シュールレアリスム(surrealisme)の制作法の一つ。
新聞・写真・布片・針金などの部分や断片を組み合せ、画面
に貼り付けるもの。一部加筆も行う。
独自の表現効果から、広告やポスターなど広く用いられる。
参照⇒ふろたーじゅ(フロッタージュ)(1),あいこら(アイコラ)
◎ブラック・ピカソなどのパピエコレ(papier colle)に始まる。
参照⇒ぱぴえこれ(パピエコレ)
○(2)[服]さまざまなものを貼り付けたデザイン。
◎「糊付けする([フ]coller)」から。
「コラーゲン([独]Kollagen)」と同源語。
★こーらす
【コーラス】
◇[英]chorus
○(1)[楽]合唱。
○(2)[楽]合唱団。
○(3)[楽]合唱曲。
○(4)[楽]([希]khoros)⇒ころす(コロス)
こらすみあ
【コラスミア】
◇Chorasmia
○[古]中央アジアのホラズム地域の古称。
⇒ほらずむ(ホラズム,花剌子模)
こらずむ
【コラズム】
◇Khorazm
○[歴]⇒ほらずむ(ホラズム,花剌子模)
こらてらる
【コラテラル】
◇[英]collateral
○(1)[形]相並んだ、平行する。
○(2)[形]付随する、付帯的な、二次的な、副次的な。
○(3)[形]傍系の、直系でない。
○(4)[形][商]見返りの、担保となる。
○(5)[名]傍系の親戚・親族。
○(6)[名]付随事項・付帯事項。
◎コラテラルダメージ(collateral damage):⇒こらてらるだ
めーじ(コラテラルダメージ,コラテラル・ダメージ)
○(7)[名][商]担保物件・見返り品。
こらてらるだめーじ
【コラテラルダメージ】
【コラテラル・ダメージ】
◇[英]collateral damage
○[軍]付帯的損害・巻き添え。
爆撃などの軍事攻撃によって、目標物の周辺の一般市民など
に及ぼす被害。
参照⇒ぴんぽいんとばくげき(ピンポイント爆撃),じぇーでぃ
えーえむ(JDAM)
こらーと
【コラート】
◇[タイ語]Khorat/Korat(高原)
○タイ王国の都市ナコンラチャシマ(Nakhon Ratchasima)の通
称。
⇒なこんらちゃしま(ナコンラチャシマ)(2)
こらーとぴてくすぴりやい
【コラートピテクス・ピリヤイ】
◇[学]Koratpithecus Piriyai、[英]Ape Korat
○[哺]タイ王国の都市ナコンラチャシマ(Nakhon Ratchasima)、
別称コラート(Khorat/Korat)で発見されたサル(猿)の化石。
700〜900万年前の下あごの化石で、オランウータンの祖先と
みられている。
参照⇒おらんうーたん(オランウータン)
★こらながわ《こらながは》
【コラナ川】
◇[クロアチア語]Rijeka Korana、[英]Korana River
○[地]サバ川(Rijeka River)の支流。
クロアチアのカルロバッツ(Karlovac)でクーパ川(Rijeka
Kupa)と合流。
こらはんとう《こらはんたう》
【コラ半島】
◇[露]Kol'skiy Poluostrov/Kol'skii Poluostrov、[英]Kola
Peninsula
○[地]ロシア北西部、バレンツ海(Barentsovo More)と白海(ハッ
カイ)(Beloye More)の間にある半島。ムルマンスク州(Murman-
skaya Oblast)に属する。
湾流の影響で結氷しない北岸の不凍港に軍港都市ムルマンス
ク(Murmansk)がある。
参照⇒りばちーはんとう(リバチー半島)
こらぶさん
【コラブ山】
◇[英]Mount Korab
○[地]ディナルアルプス山脈(the Dinaric Alps)にある、アル
バニアとユーゴスラビアにまたがる高峰。標高2,764メートル。
こらぶり
【コラブリ】
◇[露]korabl
○[交](ロシア語で)船。
⇒ふね(船)
◎ロシア文字では"корабль"。
こらぼりー
【コラボリー】
◇[英]corroboree
○(1)オーストラリア原住民アボリジニ(Aborigine)の祭りの歌
と踊り。
「カラバリ」とも呼ぶ。
○(2)(転じて)お祭り騒ぎ。
「カラバリ」,「ジャンボリー(jamboree)」とも呼ぶ。
こらぼれーしょん
【コラボレーション】
◇[英]collaboration
○(1)協力・提携・援助。
○(2)共同作業・共同制作・共同研究。
○(3)(特に)さまざまな分野の人間が異なる視点から、ある目
標に向けて協力・補完しながら新しいアイデアを創造すること。
こらむ
【コラム】
◇[英]column
○(1)[通]新聞・雑誌などの短評欄。また、その記事。
罫で囲まれることが多い。
○(2)⇒[1]からむ(カラム)
こーらる
【コーラル】
◇[英]coral
○(1)[動]⇒さんご(サンゴ,珊瑚)
○(2)[色]⇒さんごいろ(珊瑚色)
こーらるかい
【コーラル海】
◇[英]Coral Sea
○[地]⇒さんごかい(珊瑚海)
こーらん
【コーラン】
◇[英]Koran、[アラビア語]Quran(クラーン)
○[宗]イスラム教(回教)の根本経典。
マホメットが神(アラー)から授けられた啓示を彼の死後に記
録したもので、その後数回増訂されて114章から成る。
イスラム教徒の公私の全生活を規定し、イスラム教諸国の道
徳・法律制度の根本となっている。
コーランの合理的解釈を中心にイスラムの科学・法学・修辞
学が発展した。
◎「読むべきもの」の意味。
◎暗誦できる人:⇒[1]はーふぃず(ハーフィズ)
ごらんこうげん《ごらんかうげん》
【ゴラン高原】
◇[英]Golan Heights
○[地]シリア南西端部の丘陵地帯。西部をイスラエルに隣接。
標高千メートル前後。
ヨルダン渓谷上流地帯を見通す戦略上の要地。
肥沃な農業地帯であるが、入植したイスラエル人に追われて
アラブ人はほとんどが退去。
アラビア語名は「ジャウラン高原(Hadbat al-Jawlan)」,「ジャ
ーラン高原」。
◎1967. 6.(昭和42)第三次中東戦争(六日戦争)以降イスラエル
が占領。
1981(昭和56)イスラエルが一方的に併合宣言。シリア・国連
は不承認。
2009(平成21)イスラエル、国連職員にゴラン高原産の高級ワ
インを配布して問題となる。
こらんだむ
【コランダム】
◇[英]corundum
○[鉱]⇒こうぎょく(鋼玉)
こらんば
【コランバ】
◇[シンハラ語]Kolamba、[英]Colombo
○⇒[2]ころんぼ(コロンボ)
こらんばけん
【コランバ県】
◇[シンハラ語]Kolamba Distrikkaya、[英]Colombo District
○⇒ころんぼけん(コロンボ県)
こり
【古里】
○[交]⇒こりえき(古里駅)
こり
【垢離】
○[国]神仏に参詣や祈願するとき、冷水を浴(ア)びて、心(罪)
や体の汚(ケガ)れを洗い落とし清めること。
「水垢離(ミズゴリ)」,「水行(スイギョウ,ミズギョウ)」とも呼ぶ。
◎垢離を取る:水垢離の行(ギョウ)をする。
垢離を掻(カ)く:水垢離の行をする。
◎語源は「川に降りたって禊(ミソギ)をすること」を意味する「川
降(カワオリ)」から。
文字は漢語の「離垢(リク)」の連想もあって「垢離」を当てたもの
らしい。
こりー
【コリー】
◇[英]collie
○[哺]スコットランド原産の犬の一品種。もとはヒツジの番犬。
ごり
【ゴリ】
◇Gori
○(1)(Rayon Gori)⇒ごりけん(ゴリ県)
○(2)(Kalaki Gori)⇒ごりし(ゴリ市)
★ごり
【ゴリ】
【鮴】
○(1)[魚]淡水魚のカジカの別称。
⇒かじか(カジカ,鰍,杜父魚)
○(2)[魚]淡水魚のハゼの別称。
⇒はぜ(ハゼ,鯊,沙魚,蝦虎魚)
こりあ
【コリア】
◇[英]Korea(コリーア)
○朝鮮の英語名。
◎ノース・コリア(North Korea):北朝鮮。
サウス・コリア(South Korea):韓国。
◎朝鮮語の「高麗(Koryo)」から。
こりあー
【コリアー】
◇[英]collier
○(1)炭坑夫・炭鉱労働者。
◎コリアリー(colliery):炭坑。
○(2)石炭輸送船。
○(3)石炭商。
○(4)(Collier County)⇒こりあーぐん(コリアー郡)
ごりーあ
【ゴリーア】
◇[伊]Golia
○[聖]⇒ごりあて(ゴリアテ)(1)
こりあぐん
【コリア郡】
◇[英]Collier County
○⇒こりあーぐん(コリアー郡)
こりあーぐん
【コリアー郡】
◇[英]Collier County
○アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)南東部、
フロリダ半島南部の西岸にある郡。南東部をモンロー郡(Mon-
roe County)、北西部をリー郡(Lee County)に接する。
郡都はネープルズ(Naples)。
「コリア郡」とも呼ぶ。
〈人口〉
1980(昭和55) 8万5,148人。
1990(平成 2)15万2,099人。
2000(平成12)25万1,377人。
こりあたうん
【コリアタウン】
◇[英]Koreatown
○[俗]大阪府大阪市生野区にある、御幸通商店街や鶴橋周辺の
通称。
在日朝鮮人・韓国人が多く住む。
ごりあて
【ゴリアテ】
◇[独]Goliathe、[英]Goliath(ゴライアス)、[伊]Golia(ゴリ
ーア)
○(1)[聖]『旧約聖書』に登場する、ダビデ(David)に投石器で
殺されたペリシテ族(Philistines)の巨人。
参照⇒ぺりしてびと(ペリシテ人)
○(2)[歴][軍]([独]Gerat671)第二次世界大戦中、ドイツ軍が
使用した自走式無人爆薬運搬車。有線により操縦し、爆破させ
る兵器。
重量370キログラム、2個の電動モータを持ち60キログラム
の爆薬を搭載。操縦ケーブルは最大800メートル。
施設の破壊のほか、地雷の除去にも用いられた。
★こりあんだー
【コリアンダー】
◇[英]coriander、[学]Coriandrum sativum
○(1)[植]セリ目(Apiales)セリ科(Apiaceae)の一年草。地中海
地方原産の香味料・薬用植物。
「コエンドロ([葡]coentro)」,「チャイニーズパセリ(Chinese
parsley)」,「中国パセリ」とも、中国語で「シャンツァイ([中]
xiangcai)(香菜)」、タイ語で「パクチー(pakchee)」とも呼ぶ。
○(2)[食]コリアンダー(1)の果実から作られる香辛料。
薬用としては健胃・去痰(キョタン)薬。
◎ギリシア語の「コリス(koris)(南京虫)」から。
こりうす
【コリウス】
◇[羅][英]Coleus、[学]Coleus blumei/Solenostemon scut-
ellarioides
○[植]シソ目(Lamiales)シソ科(Labiatae)コリウス属(Coleus)
の常緑多年草。インドネシア原産。
高さ30〜70センチメートル。葉の形は卵形・柳葉・ちりめん
葉など多様で、色は緑色の地に赤・赤紫・黄・白などの斑紋が
ある。
花は小形、青色で穂状花序。
園芸品種が豊富で、一年生観葉植物として扱われるが、室内
では越冬が可能。
「コレウス」,「キンランジソ(金襴紫蘇)」,「ニシキジソ(錦紫蘇)」
とも呼ぶ。
こりえき
【古里駅】
○[交]東京都西多摩郡(ニシタマグン)奥多摩町(オクタママチ)小丹波(コタバ)
にあるJR青梅線の駅。
川井(カワイ)駅と鳩ノ巣(ハトノス)駅の間。
◎十和田観光電鉄には古里(フルサト)駅がある。
こりおり
【コリオリ】
◇Gustave Gaspard de Coriolis
○[人]フランスの数学者・物理学者(1792〜1843)。
運動エネルギーに正しい表現を与え、力学的仕事の概念を確
立。
相対運動の考察から、1828(文政11)コリオリの力(Coriolis
force)を提唱。
こりおりのちから
【コリオリの力】
◇[英]Coriolis force
○[物]回転運動をしている座標系に対して運動する物体に働く
見かけ上の力。物体の運動方向に対して垂直に働くように見え
るもの。
その物体の速度の大きさに比例し、速度の方向に垂直に働く。
気象学では「転向力」,「偏向力」とも呼ぶ。
参照⇒てんこうりょく(転向力)(1)
[1]ごーりきー
【ゴーリキー】
◇Gorkii
○[古]ロシアの都市ニジニノブゴロド(Nizhnii Novgorod)の旧
称。
⇒にじにのぶごろど(ニジニノブゴロド)
★[2]ごーりきー
【ゴーリキー】
◇Maksim Gorkii、[英]Maxim Gorky
○[人]ロシアの小説家・劇作家(1868〜1936)。本名はアレクセ
イ・マクシモビッチ・ペシコフ(Aleksei Maksimovich Pesh-
kov)。
作品は戯曲『どん底(Na Dne)』など。
参照⇒[2]どんぞこ(どん底)
ごーりきーしゅう《ごーりきーしう》
【ゴーリキー州】
◇[英]Gorky Region/Gorki Region/Gorkii Region
○[古]⇒にじにのぶごろど(ニジニノブゴロド)
ごりきみょうおう《ごりきみやうわう》
【五力明王】
○[仏]五大明王の別称。
⇒ごだいみょうおう(五大明王)
ごりけん
【ゴリ県】
◇Rayon Gori
○グルジア中北部、シダカルトリ地区(Mkhare Shida Kartli)
中央部の県。
県都はゴリ市(Kalaki Gori)。
「ゴーリ県」とも呼ぶ。
〈面積〉
2,267平方キロメートル。
〈人口〉
1989(平成元)14万9,472人(1月12日現在)。
ごーりけん
【ゴーリ県】
◇Rayon Gori
○⇒ごりけん(ゴリ県)
ごりし
【ゴリ市】
◇Kalaki Gori、[英]Gori City
○グルジア中北部、シダカルトリ地区(Mkhare Shida Kartli)
中央部のゴリ県(Rayon Gori)中南部にある都市。地区の行政所
在地・県都。
リアフビ川(Liakhvi River)とクラ川(Kura River)の合流点。
「ゴーリ市」とも呼ぶ。
〈人口〉
1989(平成元)6万8,924人。
◎スターリン(Iosif Stalin)(1879〜1953)の生誕地。
◎1952(昭和27)広場にスターリン像(高さ約6メートル)を建立。
2010. 6.25(平成22)スターリン像が撤去。
ごーりし
【ゴーリ市】
◇Kalaki Gori、[英]Gori City
○⇒ごりし(ゴリ市)
ごりぞんと
【ゴリゾント】
◇[露]gorizont、[英]horizon(ホライゾン)
○(1)(ロシア語で)地平線・水平線。
⇒[1]ほらいぞん(ホライゾン)
◎ロシア文字では"горизонт"。
○(2)[歴][通][宇](Gorizont)ロシアの静止通信衛星(1978〜
2000)。
参照⇒もるにあ(モルニヤ),らどぅが(ラドゥガ)
◎ロシア文字では"Горизонт"。
こりだー
【コリダー】
◇[英]corridor
○(1)[建]廊下・通廊。
いくつかの部屋への出入り口がある通路。
「コリドー」,「コリドール」とも呼ぶ。
○(2)[建]回廊(カイロウ)。
建物・庭などの周囲をとりまく廊下。
「コリドー」,「コリドール」とも呼ぶ。
○(3)(転じて)回廊地帯(corridor strip)。
⇒かいろうちたい(回廊地帯)
◎イタリア語の「走路(corridore)」から。
こりーだ
【コリーダ】
◇[伊]corrida、[西]corrida de toros、[英]bullfight
○闘牛。
⇒とうぎゅう(闘牛)(2)
こりーだでとろす
【コリーダ・デ・トロス】
◇[西]corrida de toros、[伊]corrida、[英]bullfight
○闘牛。
⇒とうぎゅう(闘牛)(2)
◎スペイン語の「トロ(toro)」は「雄牛」。
★こりつしゅぎ
【孤立主義】
◇[英]isolationism
○(1)[政]国家が他国との協約・同盟などを結ばず、他国の政
治・経済・事件などに干渉せず、孤立を保持する外交政策。
「アイソレーショニズム」とも呼ぶ。
○(2)[歴][政]特に、第二次世界大戦以前までのアメリカの伝
統的な外交政策。
本来は、ヨーロッパの諸問題に介入せず、アメリカの利益を
求め、アメリカの平和を守ることを主張したもの。
モンロー主義など。
「アイソレーショニズム」とも呼ぶ。
こりどー
【コリドー】
◇[英]corridor
○[建]⇒こりだー(コリダー)
こりどーる
【コリドール】
◇[英]corridor
○[建]⇒こりだー(コリダー)
こりなぼ
【コリナボ】
◇[西]colinabo
○[植](スペイン語で)コールラビ([独]Kohlrabi)。
⇒こーるらび(コールラビ)
★こりにー
【コリニー】
◇Gaspard de Coligny
○[人]フランスの軍人(1519〜1572)。
ユグノーの指導者。
サン・バルテルミーの虐殺(Massacre de la Saint-Barthel-
emy)で殺される。
参照⇒さんばるてるみーのぎゃくさつ(サン・バルテルミー
の虐殺)
[1]こりま
【コリマ】
◇Colima
○(1)(estado de Colima)⇒こりましゅう(コリマ州)
○(2)[地](Nevado de Colima)⇒こりまかざん(コリマ火山)
○(3)メキシコ南西部、コリマ州の州都。
〈人口〉
1990(平成 2)10万6,967人。
[2]こりま
【コリマ】
◇Kolyma
○(1)[地](Kolyma Mountains)⇒こりまさんみゃく(コリマ山脈)
○(2)[地](Kolyma River)⇒こりまがわ(コリマ川)
こりまかざん《こりまくわざん》
【コリマ火山】
◇[西]Nevado de Colima
○[地]メキシコ南西部、コリマ州(estado de Colima)北部とハ
リスコ州(estado de Jalisco)南部にまたがる火山。
◎標高は冠雪(カンセツ)しているため不定で、3,850/3,860/4,323
/4,339メートルなど。
こりまがわ《こりまがは》
【コリマ川】
◇[英]Kolyma River
○[地]シベリア東部を北流し東シベリア海(East Siberian Sea)
に注(ソソ)ぐ川。全長約2,148キロメートル。
流域では金が産出される。
こりまさんみゃく
【コリマ山脈】
◇[露]Kolymskoe nagor'e、[英]Kolyma Mountains/Kolyma
Range
○[地]シベリア東部の山脈。大半がマガダン州に属し、オホー
ツク海のシェリホフ湾(Zaliv Shelikhova)に沿って北東に走る。
「ギダン山脈(Gydan Mountains)」とも呼ぶ。
こりましゅう《こりましう》
【コリマ州】
◇[西]estado de Colima、[英]Colima State
○メキシコ南西部の州。北部・東部をハリスコ州(estado de
Jalisco)、南東部をミチョアカン州(estado de Michoacan)に
接し、西部は太平洋に面する。
州都はコリマ。
「コリーマ州」とも呼ぶ。
〈面積〉
5,206平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)42万8,510人。
こりーましゅう《こりーましう》
【コリーマ州】
◇[西]estado de Colima
○⇒こりましゅう(コリマ州)
こりむ
【コリム】
◇[英]corymb(コーリム)
○[植]散房花序。
参照⇒さんぼうかじょ(散房花序,繖房花序)
ごりむちゅう
【五里夢中】
○[俗]「五里霧中」の誤記。
⇒ごりむちゅう(五里霧中)
ごりむちゅう
【五里霧中】
○[慣用句]現在の状態や物事の様子が全くわからず、方針や見
込みが立たないこと。また、判断に迷っていること。
参照⇒あんちゅうもさく(暗中模索,暗中摸索,闇中模索,暗中
模作)
◎『後漢書』「張楷伝(チョウカイデン)」:好道術、能作五里霧。
後漢の張楷が道術(トウジュツ)で五里四方にわたる霧をおこした
という。
◎「五里夢中」は誤記。
こりやなぎ
【コリヤナギ】
【行李柳】
◇[学]Salix koriyanagi
○[植]キントラノオ目(Malpighiales)ヤナギ科(Salicaceae)ヤ
ナギ属(Salix)の落葉低木。雌雄異株。
丈、約3メートル。枝は長く伸び、葉は長さ約10センチメー
トルの広線形で、対生または三個輪生する。
春、葉に先だって褐紫色の花穂をつける。若
人里の水辺などに自生し、湿地で栽培される。
若枝を柳行李の材料とする
参照⇒やなぎごうり(柳行李)
★こーりゃん
【コーリャン】
【高粱】
◇[学]Sorghum nervosum/Sorghum bicolor var. nervosum
○[植][農]イネ目(Poales)イネ科(Poaceae)モロコシ属(Sor-
ghum)の一年草。モロコシの亜種。
参照⇒もろこし(モロコシ,唐黍,蜀黍)
ごりゅうきょう《ごりゆうけう》
【五竜橋】
○[建]⇒きんたいきょう(錦帯橋)
ごりゅうさい
【五竜祭】
○陰陽師(オンミョウジ)の行なった、雨乞いの祭り。
ごりゅうしんとう《ごりうしんたう》
【御流神道】
○⇒りょうぶしんとう(両部神道)
ごりゅうせんせい《ごりうせんせい》
【五柳先生】
◇[中]Wuliu xiansheng
○[人]陶淵明(Tao Yuanming)の文「五柳先生伝」に出てくる、
五本の柳をその宅に植えていたという人物。
世に淵明自身のことと見なされた。
参照⇒とうえんめい(陶淵明)
ごりゅうだけ
【五龍岳】
【五竜岳】
◇[日]Goryu Dake
○[地]富山県下新川郡(シモニイカワグン)宇奈月町(ウナヅキマチ)と長野県
大町市(オオマチシ)北部との境にある、北アルプスの山。標高2,814
メートル。
当方に大遠見山(オオトオミヤマ)(2,106メートル)、南方に鹿島槍ヶ
岳(カシマヤリガタケ)(2,890メートル)がある。
ごりょう《ごれう》
【御料】
○(1)使用するための物「料」の敬語。
特に、天皇や貴人が使用する、衣服・飲食物・調度品などの
尊敬語。
○(2)(転じて)皇室の財産。
○(3)御料所・御料地・御料林・御料車などの略称。
参照⇒ごりょうしゃ(御料車)
○(4)御料人(御寮人)の略称。
ごりょう
【御陵】
○⇒みささぎ(陵)
★ごりょうえ《ごりやうゑ》
【御霊会】
○(1)疫病(エキビョウ)の神や非業(ヒゴウ)の死を遂(ト)げた人の怨霊
(オンリョウ)を鎮めるために行う祭り。
「御霊会(ミタマエ)」,「御霊祭(ゴリョウマツリ)」,「御霊祭(ゴリョウサイ)」と
も呼ぶ。
◎平安時代、京都の神泉苑(インセンエン)で盛大に行われた。
参照⇒しんせんえん(神泉苑),ろくしょごりょう(六所御霊),
はっしょごりょう(八所御霊)
○(2)(独に)京都八坂神社(ヤサカ・ジンジャ)の祭礼。
⇒ぎおんえ(祇園会)
ごりょうかく《ごりようくわく》
【五稜郭】
◇[日]Goryokaku
○(1)[歴]北海道函館市の北東、五稜郭町(ゴリョウカクチョウ)(旧亀田
市)にあった洋式城郭。
江戸幕府が北方警備のための箱館奉行所の庁舎として1864
(元治元)完成した平城。オランダの築城法を参考にし、蘭学者
武田斐三郎(アヤサブロウ)が設計。塁形が五角形の花菱型をなし、
濠をめぐらせている。
明治維新の際、明治政府の箱館知事の許にあったが、幕臣榎
本武揚・大鳥圭介らがここに籠もり、官軍に最後の抵抗を試み
た(五稜郭の戦い)。
1872(明治 5)廃城となり取り壊され、現在は公園として堀・
石垣・土塁のみが残る。
「五稜廓」とも記す。
参照⇒りょうほう(稜堡)
○(2)[交]⇒ごりょうかくえき(五稜郭駅)
ごりょうかくえき《ごりようくわくえき》
【五稜郭駅】
○(1)[交]北海道函館市亀田本町(カメダホンチョウ)にある、JR北海
道函館本線の駅。
函館(ハコダテ)駅と桔梗(キキョウ)駅の間。
○(2)[交]JR北海道江差線(エサシセン)の駅。
七重浜(ナナエハマ)駅(北斗市)と函館駅の間。
★ごりょうかくのたたかい《ごりようくわくのたたかひ》
【五稜郭の戦い】
○[歴]
「箱館戦争」とも呼ぶ。
参照⇒ごりょうかく(五稜郭)
ごりょうさい《ごりやうさい》
【御霊祭】
○⇒ごりょうえ(御霊会)(1)
ごりょうしゃ《ごれうしや》
【御料車】
○(1)[交]天皇・皇族が乗車する特別列車。
参照⇒おめしれっしゃ(お召し列車,御召し列車,御召列車)
○(2)[交]天皇・皇族や外国貴賓の乗車する自動車。
◎1967〜1972(昭和42〜昭和47)日産自動車のプリンス・ロイヤ
ルを5台導入。
2006(平成18)宮内庁、プリンス・ロイヤルの老朽化でトヨタ
自動車のセンチュリー・ロイヤルに切り替えを始める。
こりょうちょう《こりようちやう》
【湖陵町】
◇[日]Koryo Cho
○[古]島根県北東部、簸川郡(ヒカワグン)の町。
◎2005. 3.22(平成17)出雲市(イズモシ)に編入。
ごりょうづか《ごりやうづか》
【御霊塚】
○祟(タタ)りを怖れて、その霊魂を祀(マツ)った塚。
参照⇒おんりょう(怨霊)(1)
ごりょうまつり《ごりやうまつり》
【御霊祭り】
【御霊祭】
○⇒ごりょうえ(御霊会)(1)
[1]ごりら
【ゴリラ】
◇[英]gorilla、[学]Gorilla gorilla
○[哺]霊長目(Primates)サル亜目(Anthropoidea)ヒトニザル科
(anthropoid)の哺乳類。
ローランドゴリラ(lowland gorilla)とマウンテンゴリラ
(mountain gorilla)の2亜種がある。
「ダイショウジョウ(大猩猩)」とも呼ぶ。
参照⇒なっくるうぉーきんぐ(ナックルウォーキング,ナック
ル・ウォーキング)
[2]ごりら
【ゴリラ】
◇[登録商標]Gorilla
○[交]ホンダ社製の50ccレジャー・バイク。
モンキー(Monkey)をベースに、折りたたみ式のハンドルや、
モンキーより大きくした燃料タンクなど、よりレジャー性を高
めている。
参照⇒[2]もんきー(モンキー)
[1]こりん
【コリン】
◇[英]choline
○[生化]ビタミンB複合体の一つ。
[2]こりん
【コリン】
◇Kolin
○(1)(Kolin District)⇒こりんけん(コリン県)
○(2)チェコ共和国中央部、中部チェコ州(Stredocesky kraj)
東部のコリン県の県都。
「コリーン」とも呼ぶ。
[3]こりん
【コリン】
◇Collin
○(Collin County)⇒こりんぐん(コリン郡)
こりん
【火鈴】
○禅寺で、就寝後に小さな鐘に似た鈴鐸(レイタク)を手で振り鳴ら
して火の用心を告げること。
◎「こりん(火鈴)」は唐音。
鈴鐸は起床の時刻を知らせるためにも鳴らす。
こりーん
【コリーン】
◇Kolin
○⇒[2]こりん(コリン)
こーりん
【コーリン】
◇[アイルランド語]colleen
○(1)少女・娘。
○(2)(アメリカで)アイルランド娘。
ごりん
【五倫】
○儒教で、人間関係として守るべき五つの徳目・道理。
父子の間の親、君臣の間の義、夫婦の間の別、長幼の間の序、
朋友(ホウユウ)の間の信をいう。
「五教」,「五常」とも呼ぶ。
参照⇒さんごう(三綱)(1)
◎『孟子』縢文公上:教以人倫、父子有親、君臣有義、夫婦有
別、長幼有序、朋友有信。
こーりんえんぴつ
【コーリン鉛筆】
◇[英]Colleen Pencil Co.,Ltd.
○[歴][経]鉛筆製造会社の一社。
本社は葛飾区東新小岩。
◎1916(大正 5)赤木廣八が文具問屋から独立して紙文具卸の赤
木廣八商店を創業。
1927(昭和 2)東京府滝野川区田端町にピアス鉛筆製造所を設
立。
1947(昭和22)コーリン鉛筆株式会社に改名。
1997(平成 9)倒産。
◎"colleen"はアイルランド語で「少女・娘」の意味。
ごりんきじょう《ごりんきでう》
【護輪軌条】
○[交]⇒がーどれーる(ガードレール)(1)
こーりんぐ
【コーリング】
◇[英]calling
○(1)呼ぶこと。叫び声。点呼。
○(2)召集・召喚。
○(3)訪問。
○(4)天職・職業・生業。
○(5)[宗]神のお召し・召命。
こりんぐん
【コリン郡】
◇[英]Collin County
○アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)北東部の郡。
南西部をダラス郡(Dallas County)に接する。
郡都はマッキニー(McKinney)。
〈人口〉
1980(昭和55)14万3,812人。
1990(平成 2)26万4,036人。
2000(平成12)49万1,675人。
こりんけん
【コリン県】
◇[英]Kolin District
○チェコ共和国中央部、中部チェコ州(Stredocesky kraj)東部
の県。
県都はコリン。
〈面積〉
846平方キロメートル。
〈人口〉
1999(平成11)9万5,592人(12月31日)。
2002(平成14)9万5,459人(9月30日)。
★こりんごるけん
【コリンゴル県】
【和林格爾県】
【和林格尓県】
◇[中]Helinge'er Xian
○中国北部、内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)中央部の
区都フフホト(呼和浩特)南部の県。
◎南北朝時代の北魏(Bei Wei)の首都盛楽(Shengle)。
[1]こりんず
【コリンズ】
◇John Anthony Collins(ジョン・アンソニー・コリンズ)
○[人]イギリスの理神論者(1676〜1729)。
著書は1713(正徳 3)『自由思想について』など。
[2]こりんず
【コリンズ】
◇William Collins(ウィリアム・コリンズ)
○[人]イギリスの詩人(1721〜1759)。
ロマン主義の先駆であったが世に認められず、不遇のうちに
狂死。
[3]こりんず
【コリンズ】
◇William Wilkie Collins(ウィリアム・ウィルキー・コリン
ズ)
○[人]イギリスの小説家(1824〜1889)。
イギリス探偵小説の元祖。
作品は推理小説1860(万延元)『白衣の女(The Woman in Whi-
te)』・1868(明治元)『月長石(The Moonstone)』など。
[4]こりんず
【コリンズ】
◇Larry Collins(ラリー・コリンズ)
○[人]アメリカの小説家(1929〜2005. 6.20)。
作品はドミニク・ラピエール(Dominique Lapierre)との共著
『パリは燃えているか(Paris Brule-t-il?/Is Paris Burning
?)』など。
こりんずびる
【コリンズビル】
◇Collinsville
○アメリカ合衆国東部、バージニア州(Virginia Commonwealth)
南部にあるヘンリー郡(Henry County)の郡都。
北緯36.72°、西経79.92°の地。
〈人口〉
2000(平成12)7,777人。
こりんずわーすぐん
【コリンズワース郡】
◇[英]Collingsworth County
○アメリカ合衆国南部、テキサス州(Texas State)北部の郡。
東部をオクラホマ州に隣接。
郡都はウェリントン(Wellington)。
〈人口〉
1980(昭和55)4,638人。
1990(平成 2)3,573人。
2000(平成12)3,206人。
こりんそす
【コリンソス】
◇[希]Korinthos
○⇒こりんと(コリント)
★こりんと
【コリント】
◇[英]Corinth
○(1)(Nomos Korinthia)⇒こりんとけん(コリント県)
○(2)ギリシア南部、ペロポネソス半島北東部にあるコリント
県の県都。港湾都市・商業都市。
北緯37.94°、東経22.93°の地。
ギリシア語名は「コリンソス(Korinthos)」、古代ギリシア語
名は「コリントス(Korinthos)」。
〈人口〉
1961(昭和36)1万5,892人。
1991(平成 3)2万7,400人。
2001(平成13)2万9,800人。
2004(平成16)3万0,500人。
◎1858(安政 5)地震で古代以来の都市は壊滅し、北東約6キロ
メートルに現在の都市が建設された。
○(3)[歴]古代ギリシアの都市国家(ポリス)。
◎BC. 146、ローマにより破壊。
★ごりんとう《ごりんたふ》
【五輪塔】
○[仏]密教で説く五大にかたどった五つの部分から成る塔。
平安中期に密教で供養塔として用い始め、鎌倉期以後には各
宗でも広く用い、また墓標としても用いられた。
◎一石五輪塔:⇒いっせきごりんとう(一石五輪塔)
こりんとけん
【コリント県】
◇[希]Nomos Korinthia、[英]Corinth Prefecture
○ギリシア南部、ペロポネソス半島北東部の県。南部をアルゴ
リダ県(Nomos Argolida)に接する。
県都はコリント(Corinth)。
〈面積〉
2,290平方キロメートル。
〈人口〉
1991(平成 3)14万1,700人。
2001(平成13)15万4,600人。
2004(平成16)15万8,100人。
★こりんとしき
【コリント式】
◇[英]Corinthian order
○[歴]古代ギリシア建築の柱の三様式の一つ。
アカンサスの葉などをあしらった華麗な装飾の柱頭をもつ。
イオニア式(Ionic order)・ドリス式より新しい。
参照⇒いおにあしき(イオニア式),どりすしき(ドリス式),あ
かんさす(アカンサス)
こりんとす
【コリントス】
◇[希]Korinthos
○[古]⇒こりんと(コリント)
[1]こりんぼ
【コリンボ】
◇[伊]corimbo
○[植](イタリア語で)散房花序。
参照⇒さんぼうかじょ(散房花序,繖房花序)
[2]こりんぼ
【コリンボ】
◇[西]corimbo
○[植](スペイン語で)散房花序。
参照⇒さんぼうかじょ(散房花序,繖房花序)
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