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百 科 辞 書 《こうす》 編集:獨 澄旻
-------- こうす ------------------------------------------------
こうす
【小有珠】
◇[日]Kousu/Ko Usu
○[地]有珠山の一峰。
⇒うすざん(有珠山)
ごうす《がふす》
【合子】
○⇒ごうし(合子,盒子)
こうすい《かうすい》
【幸水】
○[農][植]ナシ(梨)の赤梨(アカナシ)系と青梨(アオナシ)系の交配品種。
8月初旬から出回る早稲(ワセ)で水気が多い。
こうすいかくりつよほう《かうすいかくりつよほう》
【降水確率予報】
○[気]天気予報のうち、降水の可能性を確率で予報すること。
ある期間内に1ミリメートル以上の降水(雨または雪)が生ず
る確率を0〜100%まで、10%ごと11段階で発表する。
いつどれくらい降るかは問わない。
過去の気圧配置から単純に算出している。
◎1980(昭和55)試験的に実施。
1986(昭和61)正式に実施。
こうすう
【恒数】
◇[英]constant
○[物]⇒ていすう(定数)(3)
★こうずか
【好事家】
○
こうずけ《かうづけ》
【上野】
◇[日]Kozuke/Koduke
○[歴]旧国名。東山道の一つ。現在の群馬県。
「上州(ジョウシュウ)」,「上毛(ジョウモウ)」,「上毛野(カミツケノ)」とも呼ぶ。
◎「うえの」,「あがの」とも読む。
こうずけさんぴ《かうづけさんぴ》
【上野三碑】
○[歴]⇒じょうもうさんぴ(上毛三碑)
こうずけのさんざん《かうづけのさんざん》
【上野の三山】
◇[日]Kozuke no Sanzan/Koduke no Sanzan
○[地]群馬県内の赤城山(アカギヤマ)・榛名山(ハルナサン)・妙義山(ミョ
ウギサン)の総称。
「上毛三山(ジョウモウサンザン)」とも呼ぶ。
こうせい《くわうせい》
【広西】
◇[中]Guangxi
○⇒こうせいちわんぞくじちく(広西チワン族自治区,広西壮族
自治区)
こうせい《かうせい》
【江西】
◇[中]Jiangxi、[英]Kiangsi
○(1)[漢]中国南部、揚子江(ヨウスコウ)中流南岸の地方。
「江右(Jianyou)(コウユウ)」とも呼ぶ。
○(2)(Jiangxi Sheng)⇒こうせいしょう(江西省)
★こうせい《かうせい》
【江青】
◇[西]Jiang Qing
○[人]中国の政治家(1914〜1991)。本名は李進(Li Jin)。毛沢
東(Mao Zedong)夫人。
文化大革命を主導した四人組の一人。
1939(昭和14)延安で毛沢東と結婚。
1976. 9.(昭和51)毛沢東主席死去後、クーデターを企てたと
して10月華国鋒(カ・コクホウ)主席により逮捕。
1977. 7.(昭和52)党籍を剥奪(ハクダツ)。
1981(昭和56)死刑が確定。
1983(昭和58)無期懲役に減刑。
1991(平成 3)北京公安医院で自殺。
◎精神病の治療を受けていたとされる。
★こうせい
【紅星】
○[計]朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)製のパソコン用基本ソ
フト(OS)。
Linuxをベースにしたもの。
参照⇒りなっくす(リナックス,Linux),こうせい(紅星)
(5)
◎2006(平成18)開発に着手。
こうせい《かうせい》
【坑井】
○[鉱]鉱山の小形の立坑(タテコウ)。
鉱石の揚げ下ろし、気流の通路、作業者の通行などに使用さ
れる。
こうせい《かうせい》
【更生】
○(1)生き返ること・よみがえること。そせい(蘇生,甦生)・再
生。
◎会社更生法
○(2)もとの正常な状態にもどること・立ち直ること。
○(3)(特に)心を入れかえて過去を清算し、好ましくない精神
状態や生活態度を正しく改めること。
◎更生施設,自力更生
○(4)廃品など役に立たなくなったものに手を加え、再び使用
できるようにすること。再生。
こうせい《かうせい》
【校正】
◇[英]proofreading
○(1)文字の誤りをくらべ正すこと。
○(2)[印]本刷りに先立ち、仮刷りと原稿とを照らし合せ、文
字の誤り・活字の不備などを正し、体裁を整えること。
○(3)[印](写真や画像などの)版下と原画との照合し、色合い
やモアレなどを修正すること。
参照⇒もあれ(モアレ)(2)
こうせい《かうせい》
【較正】
◇[英]calibration
○[理][工]⇒きゃりぶれーしょん(キャリブレーション)(2)
こうせいしょう《くわうせいしやう》
【広西省】
◇[中]Guangxi Sheng
○[古]⇒こうせいちわんぞくじちく(広西チワン族自治区,広西
壮族自治区)
こうせいしょう《かうせいしやう》
【江西省】
◇[中]Jiangxi Sheng、[英]Kiangsi Province
○中国南東部、長江(チョウコウ)(揚子江<ヨウスコウ>)中流南岸にある省。
東部を福建省(Fujian Sheng)(フッケンショウ)に隣接。
省都は南昌市(Nanchang Shi)(ナンショウシ)。
「チャンシー省(江西省)」,「江右(Jianyou)(コウユウ)」とも呼ぶ。
〈面積〉
16万6,947平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)4,254万2,000人。
★こうせいしょう《こうせいしやう》
【厚生省】
◇[英]Ministry of Health and Welfare
○[歴][政]
2001. 1. 6(平成13)労働省と統合され、厚生労働省となる。
こうせいしんやく《かうせいしんやく》
【向精神薬】
○[薬]中枢神経に作用して精神の鎮静や興奮をもたらす物質の
総称。
73種類が麻薬及び向精神薬取締法で指定を受け、医師や許
可業者以外の取引が規制。
◎不眠症やうつ病などの治療薬として開発されたが、一部の薬
に食欲減退作用があるとしてダイエット効果が期待され、東南
アジアから痩せ薬として密輸された。
こうせいずり《かうせいずり》
【校正刷り】
【校正刷】
◇[英]proof
○(1)[印]校正をするために、仮刷りした印刷物。
○(2)[印](特に)ゲラ刷り。
⇒げらずり(ゲラ刷り,ゲラ刷)
こうせいそうぞくじちく《くわうせいさうぞくじちく》
【広西壮族自治区】
◇[中]Guangxi Zhuangzu Zizhiqu
○⇒こうせいちわんぞくじちく(広西チワン族自治区,広西壮族
自治区)
こうせいちょう《かふせいちやう》
【甲西町】
◇[日]Kosei Cho
○[古]滋賀県南部にあった、甲賀郡(コウカグン)の町。
◎2004.10. 1(平成16)石部町(イシベチョウ)・甲西町が2町が合併
して湖南市(コナンシ)を発足。
◎山梨県中巨摩郡(ナカコマグン)には甲西町(コウサイマチ)(現:南アルプ
ス市の一部)があった。
こうせいちわんぞくじちく《くわうせいちわんぞくじちく》
【広西チワン族自治区】
【広西壮族自治区】
◇[中]Guangxi Zhuangzu Zizhiqu、[英]Guangxi Zhuang Auton-
omous Region
○中国南端部の自治区。北東部を湖南省(Hunan Sheng)(コナンショウ)、
東部を広東省(Guangdong Sheng)(カントンショウ)、西部を雲南省(Yun-
nan Sheng)(ウンナンショウ)、北西部を貴州省(Guizhou Sheng)(キシュウショ
ウ)に接し、南部をトンキン湾(北部湾)に面し、南西部をベトナ
ムに隣接。
区都は南寧市(Nanning Shi)。
中国最大の少数民族のチワン族(壮族)が居住。
別称は「広西壮族(ソウゾク)自治区」,「カンシーチワン族自治区」,
「桂(Gui)(ケイ)」,「粤西(Yuexi)(エツセイ)」。
〈面積〉
23万6,300平方キロメートル。
〈人口〉
1990(平成 2)4,253万0,000人。
1994(平成 6)4,455万0,000人。
2000(平成12)4,708万5,900人。
2004(平成16)4,924万4,200人。
◎清代の初め、広西省が設置。省都は桂林(Guilin)。
1949.12.11(昭和24)中華共産党支配下となる。
1958. 3. 5(昭和33)自治区に指定。
1964(昭和39)現名に改称。
★こうせいてい《かうせいてい》
【孝成帝】
◇[中]Xiaocheng Di
○[人]前漢の第12代皇帝。在位:BC. 33〜BC, 7。
諱(イミナ)は「劉(「敖」冠+「馬」)(Liu Ao)(リュウ・ゴウ)」、諡号(シゴウ)
は「統宗(Tong Zong)」。
「成帝(Cheng Di)」とも呼ぶ。
参照⇒せっかん(折檻)(1)
★こうせいどうぶつ
【後生動物】
◇[英]matazoa
○[動]原生動物(protozoa)以外の動物の総称。
「メタゾア」とも呼ぶ。
⇔げんせいどうぶつ(原生動物)
★こうせいとりひきいいんかい《こうせいとりひきゐゐんくわい》
【公正取引委員会】
○独占禁止法に関する業務を担当する行政機関。
略称は「公取委」。
◎アメリカのFTC(連邦取引委員会)をモデルに作られた。
★こうせいねんきんびょういん《こうせいねんきんびやうゐん》
【厚生年金病院】
○(1)[医]
全国10ヶ所。
◎2008.10.(平成20)53の社会保険病院とともに社会保険庁から
独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)に移管。
○(2)[医]特に、東京厚生年金病院。
⇒とうきょうこうせいねんきんびょういん(東京厚生年金病院)
こうせいぶっしつ《かうせいぶつしつ》
【抗生物質】
◇[英]antibiotics
○[生化][薬]微生物や細胞の発育または機能を阻害(ソガイ)する、
抗菌作用のある物質。
カビ・放線菌・細菌などの微生物から得られるが、化学的に
合成されるものもある。
異なる微生物から抽出される物質なので、微生物に対して選
択的に毒性を示し、人体への影響は少ないが、抗生物質の種類
や体質によっては副作用やアレルギーが起きる。
抗生物質の多用により、MRSAなど耐性を獲得した菌が出
現している。
ペニシリン(penicillin)・ストレプトマイシン(streptomy-
cin)・クロラムフェニコール(chloramphenicol)・テトラサイ
クリン(tetracycline)・トリコマイシン(trichomycin)・ネオ
マイシン(neomycin)など。
「アンチバイオティクス」とも呼ぶ。
参照⇒まいちん(マイチン)
◎1929(昭和 4)イギリスのフレミング(A.Fleming)が青カビの
ペニシリウム・ノターツム(Penicillium notatum)からペニシ
リンを発見。
1941(昭和16)フローリー(H.W.Florey)らが分離抽出に成功。
★こうせいほごじぎょうほう《かうせいほごじげふはふ》
【更生保護事業法】
○[法]更生保護事業に関する基本法。
◎1995(平成 7)公布。
1996(平成 8)施行され、更生緊急保護法は廃止。
こうせいほごしせつ《かうせいほごしせつ》
【更生保護施設】
○[法]前歴者の社会復帰支援を目的にした施設。
更生保護事業法による民間の更生保護法人が法務大臣の認可
・監督のもとに運営する施設で、宿泊場所や食事を提供し、生
活指導や就職支援を行う。受け入れ期間は原則6ヶ月以内。
国から委託金を受け、税制面などで優遇される。
規模は職員4〜5人程度が多い。
◎国が直営する更生保護施設はない。
ごうせいまやく《がふせいまやく》
【合成麻薬】
○[化]植物(ケシ・コカなど)を使用せず、化学薬品から合成さ
れる幻覚作用の強い物質。
MDMA(通称はエクスタシー)など。
参照⇒えむでぃえむえー(MDMA)
★こうせいろうどうしょう《こうせいらうどうしやう》
【厚生労働省】
○
略称は「厚労省」。
◎2001. 1. 6(平成13)省庁再編により、厚生省と労働省を統合
して発足。
こうせき《くわうせき》
【鉱石】
【砿石】
◇[英]ore
○[鉱]有用な金属などを多く含み、採取しても経済的に利益が
得られる鉱物。
◎鉄鉱石(iron ore)。
鉱石ラジオ(crystal set):⇒こうせきらじお(鉱石ラジオ)
こうせきあたたまらずぼくとつくろまず
【孔席暖まらず墨突黔まず】
○(1)[諺](班固『答賓戯<トウヒンギ>』)孔子と墨子の二人は、道
を天下に広めるために家に落ちついていなかったから、孔子の
座席は暖まることなく、また墨子の家の煙突は炊事の煙りで黒
くなることがなかったという故事。
「孔席暖まるに暇(イトマ)あらず」,「墨突黔まず」とも呼ぶ。
○(2)[諺](転じて)道を伝えるために東奔西走(トウホンセイソウ)する
こと。
「孔席暖まるに暇(イトマ)あらず」,「墨突黔まず」とも呼ぶ。
こうせきあたたまるにいとまあらず
【孔席暖まるに暇あらず】
【孔席不暇暖】
○[諺](韓愈『争臣論』)⇒こうせきあたたまらずぼくとつくろ
まず(孔席暖まらず墨突黔まず)
◎孔席不暇暖、而墨突不得黔(孔席<コウセキ>暖まるに暇<イトマ>あら
ず、墨突黔<クロ>むを得ず)
こうせきうん《かうせきうん》
【航跡雲】
◇[英]vapor trail
○(1)[海]大型の船舶の排気ガスや排煙を核に発生する雲。
○(2)[空]飛行機雲の別称。
⇒ひこうきぐも(飛行機雲)
こうせきしきじゅしんき《くわうせきしきじゆしんき》
【鉱石式受信機】
◇[英]crystal set
○[放][電]⇒こうせきらじお(鉱石ラジオ)
こうせきせい
【洪積世】
◇[羅]Diluvium
○[地]⇒こうしんせい(更新世)
こうせきらじお《くわうせきらぢお》
【鉱石ラジオ】
◇[英]crystal set
○[放][電]同調回路と鉱石検波回路のみから成る、イヤホーン
で聞く簡単なラジオ受信機。
増幅回路はなく、電池などの電源も不要。アンテナは電灯線
を代用する。
「鉱石式受信機」とも呼ぶ。
こうせつ《かうせつ》
【江雪】
○[漢]雪におおわれた川の景色(ケシキ)。
こうせつ《かうせつ》
【降雪】
○[気]雪が降(フ)ること。また、その降り積もった雪。
参照⇒ごうせつ(豪雪)
ごうせつ《がうせつ》
【豪雪】
○[気]大量に雪が降(フ)ること。また、その降り積もった大雪
(オオユキ)。
◎1963(昭和38)気象庁、1962年末〜1963年初の北陸地方の大雪
を「昭和三十八年一月豪雪(三八豪雪)」と命名。
2006. 3. 1(平成18)気象庁、2005.12.〜2006. 2.に山陰〜東
北地方の日本海側で続いた大雪を「平成十八年豪雪」と命名。
こうせん《かうせん》
【香煎】
◇[日]kosen/koosen/kohsen
○(1)[食]赤米(アカゴメ)を煎(イ)り、挽(ヒ)いて粉にし、陳皮(チナピ)
・茴香(ウイキョウ)などの香料を加えたもの。
白湯(サユ)にかして飲む。
「雲脚(ウンキャク)」とも呼ぶ。
○(2)[食]米・麦などの穀類を煎り、挽いて粉にし、シソ(紫蘇)
・陳皮などを加えたもの。
白湯にとかして飲む。
「雲脚」とも呼ぶ。
○(3)[食]麦焦(ムギコ)がしの別称。
⇒むぎこがし(麦焦がし)
こうせん《くわうせん》
【黄泉】
◇[日]kousen、[中]黄泉(huangquan)
○(1)地下の泉。
◎「よみ(黄泉)」,「よみじ(黄泉)」とも読む。
参照⇒よみがえる(蘇る,甦る)
◎中国で、地の色を黄に配するから。
参照⇒ごぎょうせつ(五行説)
○(2)地面の下にあるといわれる、死後に死者・魂が行くとい
う所。
「めいど(冥土)」,「きゅうせん(九泉)」,「あのよ(あの世)」とも
呼ぶ。
参照⇒きゅうせん(九泉),せんか(泉下),しこめ(醜女)(1)
◎黄泉への路を「よみじ(黄泉,黄泉路)」,「めいろ(冥路)」,「泉路
(センロ)」、その入り口を「泉門(センモン)」と呼ぶ。
こうせん《くわうせん》
【鉱泉】
◇[英]mineral spring
○(1)[鉱]鉱物成分・ガス・放射性物質などの鉱物性物質を一
定量以上含む泉。
温泉法では水温が25度以上を温泉(オンセン)、未満を冷泉(レイセン)
とする。
○(2)[鉱](狭義で)冷泉。
こうせん《かうせん》
【腔線】
【腔綫】
○⇒らいふる(ライフル)(1)
こうせんほう《こうせんはふ》
【公選法】
○[法]⇒こうしょくせんきょほう(公職選挙法)
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