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                    PDD図書館管理番号       0001.0029.3000.05

                 百   科   辞   書   《こうか》    編集:獨  澄旻

-------- こうか ------------------------------------------------
こうか《くわうくわ》
	【光華】
	○美しく光ること・かがやき・光輝・光彩。
	◎光華殿
こうか《かふか》
	【甲賀】
	◇[日]Koka
	○(1)⇒こうかし(甲賀市)
	○(2)[古]⇒こうかぐん(甲賀郡)
	○(3)[古]⇒こうかちょう(甲賀町)
	◎一般には「こうが(甲賀)」と呼ばれる。
こうか《くわうくわ》
	【黄禍】
	◇[英]yellow peril
	○黄色人種の勃興(ボッコウ)によって白色人種におよぼすであろ
	う災禍(サイカ)。また、その脅威。白色人種による黄色人種の排
	斥(ハイセキ)の根拠
	 「イエローペリル」とも呼ぶ。
	◎日清戦争後、ドイツ皇帝ヴィルヘルム二世(Wilhelm II)が、
	勝利した日本の中国進出に対する反感から黄禍論を唱えた。
	 アメリカでは19世紀末に中国人や日本人の移民を契機に唱え
	られ、移民法が制定された。
	 参照⇒いみんほう(移民法)(1)
★こうか《かうくわ》
	【硬貨】
	○[経]
	 「コイン(coin)」,「ハードカレンシー(hard currency)」とも呼
	ぶ。
	 参照⇒しへい(紙幣),ぎざじゅう(ギザ十)
	◎硬貨投げ(toss):⇒とす(トス)(*)
	◎1948(昭和23)穴なし五円硬貨、砲弾などの薬莢を素材に発行。
	 1949(昭和24)穴あり五円硬貨、発行。
	 1957.12.11(昭和32)百円硬貨、発行。
	 1959(昭和34)五円硬貨の文字、ゴシック体に変更。
	 1964.10. 2(昭和39)オリンピック記念千円銀貨、発行。
	 1982. 4. 1(昭和57)500円硬貨、発行。
	 1986.10.16(昭和61)昭和天皇在位60年記念の10万円金貨(純
	金20グラム)・1万円銀貨各500万枚、発行。金貨は追加発行さ
	れ、計1,100万枚。1990(平成 2)金貨大量偽造事件が発覚し、
	2001. 3.(平成13)日本銀行は68億円の特別損失を計上。
	 1987(昭和62)年度500円硬貨、発行数約275万枚。
	 2000. 8. 1(平成12)新500円硬貨(ニッケル黄銅・重さ7グラ
	ム・直径26.5ミリメートル)、発行。韓国の500ウォン硬貨を加
	工した変造500円硬貨に対処したもの。
	 2002. 5.27(平成14)ワールドカップ記念500円硬貨(裏面3種)、
	発行。
	 2002.11.29(平成14)造幣局、2000年発行の新500円硬貨の試
	作貨幣1枚が流出したと発表。
	 2003. 2.(平成15)第5回アジア冬季競技大会記念千円銀貨、
	6,000円で発行。直径4センチメートルで、日本初のカラーコ
	イン。
	 2003.11.(平成15)奄美復帰50年記念千円銀貨、6,000円で発
	行。9色刷りのカラーコイン。
	 2003.12. 3(平成15)造幣局、新500円硬貨の試作貨幣1枚(2
	枚目)が流出していたと発表。
	 2007. 1.23(平成18)南極観測50周年記念500円硬貨を発行。
	 2010. 7.21(平成22)地方自治法施行60年記念500円硬貨、福
	井県(恐竜)・岐阜県(白川郷とレンゲソウ)・高知県(坂本龍馬)
	の3種類を発行。五十円硬貨・五円硬貨、市中流通向
	けの製造を見送り。
	 2011(平成23)百円硬貨を増産、五百円硬貨・十円硬貨を減産、
	五十円硬貨・五円硬貨・一円硬貨は市中流通向けの製造を見送
	り。
こうが《かふが》
	【甲賀】
	◇[日]Koga
	○⇒こうか(甲賀)
こうが
	【紅河】
	◇[中]Hong He/Honghe
	○(1)[地]⇒ほんがわ(ホン川)
	○(2)中国の紅河州。
	 ⇒こうがはにぞくいぞくじちしゅう(紅河ハニ族イ族自治州,
	紅河哈尼族彝族自治州)
	○(3)中国の紅河県。
	 ⇒こうがけん(紅河県)
★こうが《くわうが》
	【黄河】
	◇[中]Huang He、[英]Hwang Ho/the Yellow River
	○[地]中国北部を流れる中国第2の大河。黄海(Huang Hai)に
	流入する。
	〈支流〉
	 汾河(Feng He):⇒ふんが(汾河)
	 トウ河(Tao He):⇒とうが(トウ河)
こうが《かうが》
	【硬臥】
	◇[中]yingwo
	○[交]中国の客車で、B寝台(二等寝台)。
	 参照⇒れっしゃ(列車)
こうが
	【コウ娥】
	◇[中]Heng'e
	○[中国神話]⇒じょうが(嫦娥)(1)
	◎「コウ」は「(「女」偏+「亘」)」と書く。
こうかい
	【叩解】
	○(製紙で)コウゾ(楮)などの樹皮を水に浸し、木槌など使い、
	叩(タタ)き潰(ツブ)して繊維をバラバラに解(ホグ)すこと。
	◎前工程として、樹皮を煮(ニ)て柔らかくし、天日に晒(サラ)し
	て漂白する。
	 叩解ののち、紙漉(カミス)きを行う。
★こうかい
	【紅海】
	◇[アラビア語]al-Bahr-al-Ahmar、[英]Red Sea
	○(1)[地]
	◎地中海の一つとすることもある。
	 アラビア半島の反対側のペルシア湾の古称は「緑海(リョッカイ)
	(Green Gulf)」。
	○(2)(Muhafazat al Bahr al Ahmar)エジプトの一県。
	 ⇒こうかいけん(紅海県)
	○(3)(al-Bahr-al-Ahmar wilayah)スーダンの一州。
	 ⇒こうかいしゅう(紅海州)
こうかい《くわうかい》
	【黄海】
	◇[中]Huang Hai、[英]Hwang Hai/the Yellow Sea
	○[地]中国大陸東岸と朝鮮半島との間にある海域。北部は山東
	半島(Shandong Bandao)以北が渤海湾(Bohai Wan)、南部は東シ
	ナ海。
	 黄河(Huang He)が流入し、黄濁している。
★こうがい
	【公害】
	◇[英]public nuisance
	○[社]各種事業活動によって自然環境や生活環境を破壊する活
	動。また、その結果の汚染現象。
	 参照⇒こうがいびょう(公害病),こうがいたいさくきほんほ
	う(公害対策基本法),ぬーさんす(ヌーサンス)(2)
	◎ヒートポリューション(heat pollution):熱汚染。
こうかいおう《かうかいわう》
	【航海王】
	◇[葡]Henrique o Navegador
	○[人]エンリケ航海王(ヘンリー航海王)の別称。
	 ⇒えんりけこうかいおう(エンリケ航海王)
こうかいかぶ
	【公開株】
	○[経]株式公開(IPO)で初めて取引市場に上場された株。
	 参照⇒かぶしきこうかい(株式公開)
★こうかいくんれんじょ《かうかいくんれんじよ》
	【航海訓練所】
	○[教][海]神奈川県横浜市。
	 練習用帆船:⇒かいおうまる(海王丸)
こうかいけん
	【紅海県】
	◇[アラビア語]Muhafazat al Bahr al Ahmar、[英]Red Sea 
	Governorate
	○エジプト東部・南東部の県。南部をスーダンに隣接し、北東
	部をスエズ湾(Gulf of Suez)、東部を紅海(Red Sea)に面する。
	 県都はグルダカフ(Al Ghurdaqah)。
	〈面積〉
	 203,685平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1937(昭和12)   9,914人。
	 1947(昭和22) 1万5,929人。
	 1966(昭和41) 3万8,000人。
	 1976(昭和51) 5万6,191人。
	 1986(昭和61) 9万0,491人。
	 1996(平成 8)15万5,695人(11月19日)。
	 2004(平成16)18万2,526人(1月1日推計)。
こうかいしゅう《こうかいしう》
	【紅海州】
	◇al-Bahr-al-Ahmar wilayah、[英]al-Bahr-al-Ahmar State
	○スーダン北東部、紅海(Red Sea)に面する州。
	 州都はポートスーダン(Port Sudan)。
	〈面積〉
	 21万8,887平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1983(昭和58) 69万5,900人。
	 2003(平成15)121万0,800人。
こうがいすい
	【口蓋垂】
	◇[英]uvula
	○[医]口腔(コウコウ)の奥にある軟口蓋(ナンコウガイ)後端の、上部か
	ら垂れて下がっている乳頭状の突起(トッキ)。
	 「懸壅垂(ケンヨウスイ)」とも、俗に「喉彦(のどびこ,のどひこ)」,
	「のどちんこ(喉ちんこ)」,「のどちんぽ(喉ちんぼ)」とも呼ぶ。
	◎「ちんこ」,「ちんぼ」は陰茎(インケイ)(ペニス)の幼児語で、形に
	由来(ユライ)する。
★こうがいたいさくきほんほう《こうがいたいさくきほんはふ》
	【公害対策基本法】
	○[古][法]1967. 8. 3(昭和42)公布。
	 この法にもとづき、1969. 2.(昭和44)亜硫酸ガス環境基準が
	決定。
	 基本法を有効にするため、1970.12.(昭和45)通称公害国会で
	14の公害関係法律の新規制定・根本的改正がなされた。
	 1993.11.12(平成 5)環境基本法が成立し、公害対策基本法は
	廃止。
	 参照⇒こうがいびょう(公害病)
★こうかいどおう《くわうかいどわう》
	【広開土王】
	◇[朝]Kwanggaet'o Wang
	○[人]高句麗(コウクリ)第19代の王( 374〜 412)。在位: 391〜
	 412。
	 没後、陵(中国吉林省集安市)のそばに広開土王碑が建てられ
	た。
	 「好太王(コウタイオウ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒こうかいどおうひ(広開土王碑),わのごおう(倭の五王)
★こうかいどおうひ《くわうかいどわうひ》
	【広開土王碑】
	○[歴] 414年、建てられる。
	 高さ6.2メートルで、当時は高句麗(コウクリ)だった中国吉林省
	(Jilin Sheng)集安市(Ji'an Shi)(シュウアンシ)通溝(Tonggou)に現
	存する。
	 4世紀における倭の朝鮮進出と、その背景となる大和政権の
	成立の傍証として用いられている。
	 「好太王碑(コウタイオウヒ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒こうくり(高句麗,高勾麗)
	◎1884(明治17)日本軍部が碑文の表面に石灰を塗布して拓本を
	とっているが、李進煕(リ・ジンヒ)はこの際に碑文を改竄(カイザン)
	した疑いがあると指摘した。しかし、現在では軍部による作為
	は否定されている。
こうかいなんどう《くわうかいなんだう》
	【黄海南道】
	◇[朝]Hwanghaenam-do、[英]South Hwanghae Province
	○朝鮮半島西部、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の南西端部
	にある道(ドウ)。東部を黄海北道(コウカイホクドウ)に接し、南部・西
	部を黄海、北西部を西朝鮮湾に面する。
	 道庁所在地は海州(Haeju)(カイシュウ)(ヘジュ)。
	 農業が盛んで、北朝鮮の穀倉地帯。
	 朝鮮語では「ファンヘナムド(黄海南道)」。
★こうがいびょう《こうがいびやう》
	【公害病】
	○[社][病]1968(昭和43)富山県のイタイイタイ病、熊本県の水
	俣病、新潟県の阿賀野川水銀中毒(第二水俣病)が公害病と認定
	された。
	 1973(昭和48)宮崎県土呂久でヒ素中毒症があらたに認定。
	 参照⇒とろく(土呂久),こうがいたいさくきほんほう(公害対
	策基本法)
	◎四大公害:<1>熊本の水俣病、<2>四日市ぜんそく、<3>新潟
	の阿賀野川水銀汚染、<4>富山のイタイイタイ病。
こうかいほくどう《くわうかいほくだう》
	【黄海北道】
	◇[朝]Hwanghaebuk-do、[英]North Hwanghae Province
	○朝鮮半島中央部、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の南西部
	にある道(ドウ)。南西部を黄海南道(コウカイナンドウ)に接する。
	 道庁所在地は沙里院(Sariwon)(サリイン)(サリウォン)。
	 タングステン・金・銀・銅などの地下資源が豊富。
	 朝鮮語では「ファンヘブクド(黄海北道)」。
	〈市〉
	 沙里院市(Sariwon-si)。
	 開城市(Kaesong-si)。
	 松林市(Songrim-si)。
	〈郡〉
	 黄州郡(Hwangju-gun):⇒ふぁんじゅぐん(黄州郡)
	 燕灘郡(Yontan-gun)
	 鳳山郡(Pongsan-gun)。
	 銀波郡(Unpa-gun)。
	 麟山郡(Rinsan-gun)。
	 瑞興郡(Sohung-gun)。
	 遂安郡(Suan-gun)。
	 延山郡(Yonsan-gun)。
	 新坪郡(Sinpyong-gun)。
	 谷山郡(Koksan-gun)。
	 新渓郡(Singye-gun)。
	 平山郡(Pyongsan-gun)。
	 金川郡(Kumchon-gun)。
	 兎山郡(Tosan-gun)。
	 長豊郡(Changpung-gun)。
	 開豊郡(Kaepung-gun)。
★こうがいれつ
	【口蓋裂】
	◇[英]creft palate、[羅]uraniscochasma
	○[医]先天的に左右の口蓋突起の癒合が不完全なことによる奇
	形。
	 参照⇒しんれつ(唇裂)
	◎口唇口蓋裂:唇裂(口唇裂)を伴う口蓋裂。
こうかく
	【衡角】
	◇[英]ram
	○[歴][軍]⇒[2]らむ(ラム)(7)
★こうがく《かうがく》
	【高鶚】
	◇[中]Gao E
	○[人]中国の作家(1738〜1815)。字(アザナ)は蘭墅(Lanshu)(ラン
	ショ)。
	 『紅楼夢(Hongloumeng)(コウロウム)』の全120回中、後40回を補
	作。
	 参照⇒こうろうむ(紅楼夢,紅樓夢)
こうがく《くわうがく》
	【黄岳】
	◇[中]Huangyue
	○[地]⇒こうざん(黄山)(1)
こうがくいんだいがく《こうがくゐんだいがく》
	【工学院大学】
	○[教]東京都新宿区に本部を置く私立大学。
	◎1888(明治21)工部大学校造家学科教授の辰野金吾が工手学校
	として設立。
こうがくかんだいがく《くわうがくくわんだいがく》
	【皇学館大学】
	○[教]三重県伊勢市に本部を置く私立大学。
	 文学部・教育学部・社会福祉学部に大学院を併設。
	 参照⇒じんぐうこうがくかん(神宮皇学館)
こうがくじ《かうがくじ》
	【向獄寺】
	○山梨県塩山市(エンザンシ)上於曽(カミオゾ)にある、臨済宗(リンザイシュ
	ウ)の寺。向獄寺派の大本山。
	 開山は大円禅師(抜隊得勝)。
こうがくしゃ
	【工学社】
	◇[英]Kohgaku-Sha Co.,Ltd
	○[経]理工学系の出版者。
	 本社は東京都新宿区本塩町。
	◎1976(昭和51)『月刊I/O』を創刊。
こうかくほう《かうかくはう》
	【高角砲】
	◇[英]antiaircraft gun
	○[軍]飛行機を射撃するのに用いる、仰角(ギョウカク)の大きい中
	小口径砲。
	 旧帝国海軍での呼称で、旧帝国陸軍では「高射砲(コウシャホウ)」。
こうがくりょう《こうがくれう》
	【工学寮】
	○[歴]工部大学校の前身。
	 ⇒こうぶだいがっこう(工部大学校)
★こうかくるい《かうかくるい》
	【甲殻類】
	◇[学]Crustacea
	○[動]節足動物の一綱。
	〈幼生の発達段階〉
	 ノープリウス(nauplius):⇒のーぷりうす(ノープリウス)
	 メタノープリウス(metanauplius):⇒めたのーぷりうす(メ
	タノープリウス)
	 プロトゾエア(protozoea):⇒ぷろとぞえあ(プロトゾエア)
	 ゾエア(zoea):⇒ぞえあ(ゾエア)
	 メタゾエア(metazoea):⇒めたぞえあ(メタゾエア)
	 メガロパ(megalopa):⇒めがろぱ(メガロパ)
こうかぐん《かふかぐん》
	【甲賀郡】
	◇[日]Koka Gun
	○[古]滋賀県南部の郡。
	 石部町(イシベチョウ)・甲西町(コウセイチョウ)・水口町(ミナクチチョウ)・土
	山町(ツチヤマチョウ)・甲賀町(コウカチョウ)・甲南町(コウナンチョウ)・信楽町(シ
	ガラキチョウ)の町。
	◎2004.10. 1(平成16)水口町・土山町・甲賀町・甲南町・信楽
	町の5町が合併して甲賀市を、石部町・甲西町が2町が合併し
	て湖南市(コナンシ)を発足し、郡は消滅。
こうがぐん《かふがぐん》
	【甲賀郡】
	◇[日]Koga Gun
	○[古]⇒こうかぐん(甲賀郡)
こうがけん
	【紅河県】
	◇[中]Honghe Xian
	○中国南西部、雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)南部の紅河ハ
	ニ族イ族自治州(Honghe Hanizu Yizu Zizhizhou)西部の県。
こうかさん《こうかさん》
	【貢カ山】
	◇[中]Gongga Shan、Minya Konka
	○[地]⇒みにやこんか(ミニヤコンカ)
こうかし《かふかし》
	【甲賀市】
	◇[日]Koka Shi
	○滋賀県南部の市。
	◎2004.10. 1(平成16)甲賀郡(コウカグン)の水口町(ミナクチチョウ)・土
	山町(ツチヤマチョウ)・甲賀町(コウカチョウ)・甲南町(コウナンチョウ)・信楽町(シ
	ガラキチョウ)の5町が合併して発足。
ごうがしゃ
	【恒河沙】
	○(1)[仏]ガンジス河(恒河)の砂の数のように極めて多いこと。
	 「恒沙(ゴウシャ)」とも呼ぶ。
	○(2)[数]数の単位。10の52乗。極(ゴク)の一万倍。
	○(3)[数]数の単位。10の56乗。極(ゴク)の一億倍。
こうがしゅ《かうがしゆ》
	【膠芽腫】
	◇[英]glioblastoma
	○[病]⇒ぐりおぶらすとーま(グリオブラストーマ)
こうがしゅう《こうがしう》
	【紅河州】
	◇[中]Honghe Zhou
	○⇒こうがはにぞくいぞくじちしゅう(紅河ハニ族イ族自治州,
	紅河哈尼族彝族自治州)
こうかじょうやく《かうくわでうやく》
	【江華条約】
	◇[英]the Kanghwa Treaty
	○[歴]⇒にっちょうしゅうこうじょうき(日朝修好条規)
こうかだいがく《こうくわだいがく》
	【工科大学】
	○[古]工部大学校の前身。
	 ⇒こうぶだいがっこう(工部大学校)
こうがたこう《こうがたかう》
	【工形鋼】
	【工型鋼】
	○[建][建]I形鋼の別称。
	 ⇒あいがたこう(I形鋼,I型鋼)
こうかちょう《かふかちやう》
	【甲賀町】
	◇[日]Koka Cho
	○[古]滋賀県南部にあった甲賀郡(コウカグン)の町。
	◎2004.10. 1(平成16)甲賀郡の水口町(ミナクチチョウ)・土山町(ツチヤマ
	チョウ)・甲賀町・甲南町(コウナンチョウ)・信楽町(シガラキチョウ)の5町が
	合併して甲賀市を発足。
こうがちょう《かふがちやう》
	【甲賀町】
	◇[日]Koga Cho
	○[古]⇒こうかちょう(甲賀町)
こうがっこう
	【公学校】
	○[歴]⇒なんようちょうこうがっこう(南洋庁公学校)
★こうがでら《かふがでら》
	【甲賀寺】
	○[歴]聖武天皇の大仏発願(ホツガン)により紫香楽宮(シガラキノミヤ)
	に造営が行われた寺院。
	 参照⇒しがらきのみや(紫香楽宮,信楽宮),かじやしきいせき
	(鍛冶屋敷遺跡)
	◎ 743(天平15)大仏の建立を開始。
	  745(天平17. 5.)聖武天皇が平城京に戻って大仏は中断。
★こうかでん《くわうくわでん》
	【光華殿】
	○
	 参照⇒えどとうきょうたてものえん(江戸東京たてもの園)
★こうかとう《かうくわたう》
	【江華島】
	◇[朝]Kanghwa-do、[英]Kanghwa Island
	○[地]朝鮮半島の中央部西岸沖、黄海側にある島。
	 朝鮮読みは「カンファド」。
	◎13世紀、モンゴル軍に高麗全土が占領されたとき、国王高宗
	は王都開京(現:開城<ケソン>)を放棄して江華島に立て籠り、28年
	間も抗戦、1259年降伏。
	 1636年、清国の軍に占領(丙子胡乱)。朝鮮の臣属を求めたも
	の。
	 1866年、フランス艦隊が侵入(丙寅洋擾)。仏人神父殺害の責
	任を名目としたもの。
	 1871年、アメリカ艦隊が攻撃(辛未洋擾)。米商船焼き打ち事
	件の責任追及・報復を名目としたもの。
	 1875. 9.(明治 8)日本の軍艦が強行侵入し砲撃を受ける(江
	華島事件)。
★こうかとうじけん《かうくわじけん》
	【江華島事件】
	◇[英]the Kanghwa Island Incident
	○[歴]1875. 9.20(明治 8)「高宗12」日本の軍艦が強行侵入し砲
	撃を受けた事件。
	 事件の賠償を理由に日本政府は1876. 2.27(明治 9)日朝修好
	条規(江華条約)を結ばせる。
	 参照⇒にっちょうしゅうこうじょうき(日朝修好条規)
	◎日本の軍艦は「雲揚(ウンヨウ)」245トンと「第二丁卯(テイボウ)」125
	トンの小砲艦であった。飲料水を求めてという名目で江華島の
	草芝鎮に無許可で近づき、草芝鎮の砲台から砲撃される。優勢
	に1時間半交戦するが潮が引き始めて退去。同日、江華島南方
	10キロメートルの永宗島を襲撃し大砲などを掠奪して帰る。
	 日本政府は釜山の日本公使館と居留民保護を名目に「春日」木
	造大型快速艦1,269トンを出撃させ、10. 3釜山に入港。「春日」
	と、それを迎える「孟春」357トン・「第二丁卯」が礼砲を打ち合
	い朝鮮官民を畏怖させたという。
★こうかなげ《かうくわなげ》
	【硬貨投げ】
	◇[英]toss
	○⇒とす(トス)(*)
こうがのみず《くわうがのみづ》
	【黄河の水】
	○[歴]東洋史学者鳥山喜一(トリヤマ・キイチ)(1887〜1959)の中国小史。
	 副題は「支那小史」。
こうがはにぞくいぞくじちしゅう《こうがはにぞくいぞくじちしう》
	【紅河ハニ族イ族自治州】
	【紅河哈尼族彝族自治州】
	◇[中]Honghe Hanizu Yizu Zizhizhou
	○中国南西部、雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)南部の自治州。
	 州都は蒙自県文瀾鎮(Wenlan Zhen)。
	 略称は「紅河州」。
	〈面積〉
	 3万2,930平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2002(平成14)399万人。
	〈管轄2県級市〉
	 個旧市(Gejiu Shi)。
	 開遠市(Kaiyuan Shi)。
	〈管轄8県〉
	 蒙自県(Mengzi Xian)。
	 緑春県(Lyuchun Xian)。
	 建水県(Jianshui Xian)。
	 石屏県(Shiping Xian)。
	 弥勒県(Mile Xian)。
	 瀘西県(Luxi Xian)。
	 元陽県(Yuanyang Xian)。
	 紅河県(Honghe Xian)。
	〈管轄3自治県〉
	 金平苗族瑶族タイ族自治県(Jinping Miaozu Yaozu Daizu Zi-
	zhixian)。
	 河口瑶族自治県(Hekou Yaozu Zizhixian)。
	 屏辺苗族自治県(Pingbian Miaozu Zizhixian)。
	◎2010(平成22)ハニ族の棚田(梯田<titian>)が世界農業遺産に
	申請・登録。
こうかもん《くわうくわもん》
	【光化門】
	◇[朝]Kwanghwamun(クァンファムン)
	○韓国のソウル(京城)にある景福宮の正門。
	 参照⇒けいふくきゅう(景福宮)
	◎朝鮮戦争で破壊。
	 1968(昭和43)コンクリート製で復元。
	 2010. 8.15(平成22)木造で復元。
★こうかりうむけっしょう《かうかりうむけつしやう》
	【高カリウム血症】
	◇[英]hyperkalemia(ハイパーカリミア)
	○[病]腎機能の低下で尿によるカリウムの排泄が十分に行われ
	ず、血液中のカリウム濃度が高くなった症状。
	 胸が苦しいなどの不整脈が発生する。
	 「高カリウム血漿(ケッショウ)」とも呼ぶ。
	 ⇔ていかりうむけっしょう(低カリウム血症)
	 参照⇒あしどーしす(アシドーシス),こうにょうさんけっしょ
	う(高尿酸血症)
こうかりうむけっしょう《かうかりうむけつしやう》
	【高カリウム血漿】
	○[病]⇒こうかりうむけっしょう(高カリウム血症)
★こうかわん《かうくわわん》
	【江華湾】
	◇[朝]Kanghwa-man、[英]Kanghwa Bay
	○[地]朝鮮半島中央部の西岸、黄海側の湾。
	 参照⇒こうかとう(江華島)
こうかん《かふくわん》
	【甲館】
	【甲】
	【甲観】
	【甲觀】
	○(1)[漢]皇太子の住む宮殿。
	○(2)[漢]中国の六朝時代、宮中の図書館。
こうかん《くわうくわん》
	【光冠】
	◇[英]corona
	○(1)[天]⇒[1]ころな(コロナ)(1)
	○(2)[気]⇒こうかん(光冠,光環)
こうかん《くわうくわん》
	【光冠】
	【光環】
	◇[英]corona
	○[気]太陽や月の周りに見える小さな光の輪。
	 空気中の水滴で太陽または月の光が回折して生じるもの。内
	側が青色、外側が赤色を帯びる。
	 「コロナ」とも呼ぶ。
こうかん
	【後漢】
	◇[中]Hou Han/Houhan、[英]Later Han Dynasty
	○[歴]中国、五代の一つ( 947〜 950)。
	  946年後晋(Hou Jin)(コウシン)を滅ぼした遼(Liao)(契丹)軍が
	引き揚げたのち、劉知遠(Liu Zhiyuan)(リュウ・チエン)が中原に建国。
	都は大梁(Daliang)(河南省開封県)。
	 知遠は突厥族(Tujue Zu)(トッケツゾク)沙陀部(Shatuo Bu)(サダブ)
	出身の後唐(Hou Tang)・後晋の武将・河東節度使で、建国の翌
	年に死亡。
	 隠帝(Yin Di)があとを継いだが、部将の郭威(Guo Wei)(後周
	太祖)に殺され、2代4年で後周(Hou Zhou)に国を奪われた。
	◎隠帝の叔父劉崇(Liu Chong)(リュウ・ソウ)は、 951年山西で再興
	をはかり北漢(Bei Han)(ホクカン)を建国。
	◎劉秀(Liu Xiu)(リュウ・シュウ)(光武帝)が再興した後漢(Hou Han)
	(東漢)は「ごかん」と呼ぶ。
★こうかん
	【浩瀚】
	○
こうかん《くわうかん》
	【皇漢】
	○皇国と漢土。日本と中国。
	◎皇漢医学,皇漢薬
★こうがん《かうぐわん》
	【睾丸】
	◇[日]kogan/kohgan
	○[哺][医]哺乳類の精巣。
	◎英語:テスティクル(testicle)/テスティス(testis)。
★ごうかん《がうかん》
	【強姦】
	◇[英]rape
	○
	 「レイプ」とも呼ぶ。
	 参照⇒ごうかんざい(強姦罪)
こうかんいがく《くわうかんいがく》
	【皇漢医学】
	○(1)[医]中国の漢方(カンポウ)に対し、日本特有となった医学。
	 古方学派・後世学派・古方後世折衷学派などがある。
	○(2)西洋医学に対し、漢方医学・東洋医学。
こうかんさ《かうかんさ》
	【高感作】
	◇[英]high sensitization
	○[医]生体の抗体が過剰に増えた状態。
	 参照⇒かんさ(感作),せいぎょせいてぃーさいぼう(制御性T
	細胞)
ごうかんざい《がうかんざい》
	【強姦罪】
	○[法]婦女を強姦することによって成立する罪。
	 13歳未満の婦女に対しては本人の同意がある場合でも成立す
	る。
	 2人以上が共同で強姦罪を犯した場合は集団強姦罪が適用さ
	れる。
	 法定刑は強姦罪が懲役3年以上、集団強姦罪が懲役4年以上。
	 参照⇒きょうせいわいせつざい(強制わいせつ罪,強制猥褻罪),
	じどうかいしゅんぽるのしょばつほう(児童買春・ポルノ処罰
	法)
	◎2004.12. 1(平成16)改正刑法により集団強姦罪・集団強姦致
	死傷罪が新設。
こうかんせん《かうくわんせん》
	【交換船】
	○交戦国が互いに在留民や捕虜を交換するために、定められた
	所に派遣する船。
	◎1942. 8.20(昭和17)日本郵船(株)の浅間丸、日米交換船とし
	て帰国。
	 1943. 9.14(昭18)第2次日米交換船として帝亜丸が出港、11.
	14邦人1,299人をのせ横浜に入港。
	 参照⇒あさままる(浅間丸)
こうかんやく《くわうかんやく》
	【皇漢薬】
	○[医]漢方(カンポウ)薬の別称。
	 ⇒かんぽうやく(漢方薬)
こうき《くわうき》
	【広軌】
	◇[英]broad gauge/wide gauge
	○[交]鉄道レールの間隔が国際標準軌間(1,435ミリメートル)
	より広い鉄道。
	 ロシア(旧ソ連)では1,520ミリメートルと1,524ミリメートル、
	モンゴルなどでは1,524ミリメートル、オーストラリアやブラ
	ジルなどでは1,600ミリメートル。
	 ドイツでは1,500ミリメートルを使用したこともあった。
	 「ブロードゲージ」,「ワイドゲージ」とも呼ぶ。
	 ⇔きょうき(狭軌)
	◎1,435ミリメートル=56.5インチ。
こうき
	【交機】
	○(1)[俗]警察の交通機動隊の略称。
	○(2)[俗]交通機動隊隊員の略称。
こうき
	【紅旗】
	◇[中]hongqi/Hongqi
	○(1)赤色の旗。
	○(2)[歴]中国共産党中央委員会の理論雑誌。毎月1日・16日
	発行の半月刊。
	 中国共産党の機関紙として、中ソ論争・文化大革命などに大
	きな役割を果たした。
	 「ホンチー(紅旗)」とも呼ぶ。
	◎1958. 6.(昭和33)創刊。
	 1988. 6.16(昭和63)廃刊。
	 1988. 7.(昭和63)中国共産党中央党学校の編集による「求是」
	に衣替え。
	○(3)中華人民共和国(中国)の国旗、五星紅旗(wuxing hongqi)
	の略称。
	 ⇒ごせいこうき(五星紅旗)
	○(4)[交]中国の自動車メーカー第一汽車集団の高級車。
	○(5)[軍]中国製の地対空ミサイル。
	◎紅旗7。
	 紅旗9:射程200キロメートル。
	○(6)[計]中国製のパソコン用基本ソフト(OS)。
	 Linuxをベースにしたもの。
	 参照⇒りなっくす(リナックス,Linux)
★こうぎ
	【公儀】
	○幕府。
★こうぎ《かうぎ》
	【講義】
	○(1)
	○(2)(大学などで)学問・研究の一端を講ずること。
	○(3)[歴]教導職の等級の一つ。
	 大・中・少の三等に分れ、正と権(ゴン)とがある。正訓導(クン
	ドウ)の上、権少教正の下。
★こうきあつ《かうきあつ》
	【高気圧】
	◇[英]high atmospheric pressure
	○[気]大気中で、周囲より大気圧が高い所。
	 下降気流によって雲の発生が抑えられ、好天となる。
	 ⇔ていきあつ(低気圧)
こうきつ《かう》
	【香橘】
	○[植]⇒くねんぼ(クネンボ,九年母)
★こうきてい
	【康煕帝】
	◇[中]Kangxi Di
	○[人]清朝の第4代皇帝(1654〜1722)。在位:1661〜1722。
	 名は愛新覺羅玄Y(Aisingiorro Xuanye)、廟号(ビョウゴウ)は
	聖祖(Shengzu)(セイソ)。
	 順治帝(Shunzhi Di)(世祖)の第三子。
	 三藩の乱(1673〜1681)を平定し、台湾を征討(1683)。
	 ロシアの東侵を阻止し、外モンゴル・青海・チベットを平定。
	 参照⇒さんぱんのらん(三藩の乱),ねっかりきゅう(熱河離宮)
★こうきょ《くわうきよ》
	【皇居】
	○
	 「皇宮(コウグウ)」,「宮城(キュウジョウ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒こうきょひがしぎょえん(皇居東御苑)
	◎1873. 5.(明治 6)炎上。
こうきょ
	【薨去】
	○皇族または三位以上の人の死去の敬語。
	 参照⇒ほうぎょ(崩御),こうぎょ(薨御)
こうぎょ《かうぎよ》
	【江魚】
	○[漢]川の魚。
こうぎょ《かうぎよ》
	【香魚】
	○[魚]アユ(鮎)の別称。
	 ⇒あゆ(アユ,鮎,年魚,香魚)
	◎香りがよいことから。
こうぎょ
	【薨御】
	○親王・女院・摂関・大臣の死去の敬語。
	 参照⇒ほうぎょ(崩御),こうきょ(薨去)
こうきょう《こうけう》
	【紅教】
	◇[英]the Red Sect/the Sakya Sect
	○[仏]チベット仏教(ラマ教)の古派。主にニンマ派(the Nying-
	mapa School)を指すが、黄教(コウキョウ)以外の他の諸派を含める
	こともある。
	 総本山はサキャ寺。
	 「紅帽派」,「ニンマ派」,「寧瑪派」,「サキャパ(Sakyapa)」,「サキャ
	派」,「サキャパ派」とも呼ぶ。
	 参照⇒ちべっとぶっきょう(チベット仏教),こうきょう(黄教),
	ぱすぱ(パスパ,八思巴)
	◎6世紀ころ仏教がチベットに伝わり、従来の民族信仰ボン教
	と混淆(コンコウ)して成立。
	 13世紀にサキャパ派の高僧パスパ(八思巴)が皇帝フビライ
	(世祖)の帝師となり、その保護を受けてモンゴルや華北にも普
	及させる。以来、モンゴル(元)・明朝に優遇されたが、政権と
	の接近から堕落を招いた。
	 15世紀初頭、ツォンカパ(宗喀巴)が改革を行い黄教が独立し
	てから、その勢力に押され現在チベットでは微々たる存在となっ
	た。
	 参照⇒つぉんかぱ(ツォンカパ,宗喀巴)
	◎教徒は紅衣・紅帽を着用し、出家の戒を受けない在家の密教
	行者によって伝えられている。
	◎「ニンマ(nyingma)」はチベット語で「古い」の意味。
こうきょう《くわうけう》
	【黄教】
	◇[英]Yellow Sect
	○[仏]チベット仏教(ラマ教)の新派。
	 15世紀初頭、ツォンカパ(宗喀巴)が従来のチベット仏教を改
	革して成立。厳格な戒律と教養、ラマの妻帯を禁止を特色とす
	る。
	 モンゴルのアルタン・ハンの帰依や清朝の保護を受けて、チ
	ベットやモンゴルに広がり、チベット仏教の主流となった。
	 「黄帽派」,「ゲルク派(Gelugpa)」,「格魯派([中]Gelu Pai)」,
	「ゲルクパ」,「道徳派」とも呼ぶ。
	 参照⇒ちべっとぶっきょう(チベット仏教),こうきょう(紅教),
	だらいらま(ダライ・ラマ,達頼喇嘛),ぱんちぇんらま(パンチェ
	ン・ラマ,班禅喇嘛)
	◎ツォンカパは法会の際に僧帽を裏返し黄色を表にして被(カ
	ブ)ったことから、僧侶は、古派である紅教に対抗して黄衣・
	黄帽を着用した。
	 参照⇒つぉんかぱ(ツォンカパ,宗喀巴)
	◎黄教の最高権力者ダライ・ラマが1959(昭和34)インドに亡命
	してからはインド北部のダラムサラがチベット仏教の中心となっ
	ている。
	◎黄教の六大寺は、チベットにあるセラ寺(Sera Temlpe)・ゼ
	ポン寺( Drepung Temple)・タシルンポ寺(Tashilhunpo Temple)
	(扎実倫布寺)と、モンゴルにあるガンダン寺(甘丹寺)(Gandan 
	Temple)と、中国にある青海省(セイカイショウ)のタール寺(塔爾寺)、
	甘粛省のラプラン寺(拉卜楞寺)(Labrang Temple)。
	 参照⇒がんだんじ(ガンダン寺,甘丹寺),たーるじ(タール寺,
	塔爾寺,塔尓寺),らぷらんじ(ラプラン寺,拉卜楞寺)
★こうぎょう《こうぎやう》
	【興行】
	○(1)[劇]入場料を取って、映画・演劇・演芸・スポーツ・見
	世物などを催すこと。
	 参照⇒にっぱち(二八)
	◎地方巡業の俗称:⇒どさまわり(どさ回り)(1)
	 興行を打つ:興行する。
	 興行主(promoter):⇒ぷろもーたー(プロモーター)(2)
	 不入り:時化(シケ)。
	○()
★こうきょうしょくぎょうあんていじょ
	《こうきようしよくげふあんていじよ》
	【公共職業安定所】
	○[経]
	 略称は「職安」。
	 通称は「ハローワーク([和製造語]Hello Work)」。
	 前身は「職業紹介所」。
	 参照⇒しょくぎょうあんていほう(職業安定法),じゅさんじょ
	(授産所)
	◎1990(平成 2)ハローワークの使用開始。
こうきょうそかい
	【公共租界】
	◇[中]gonggong zujie、[英]international settlement 
	○[歴]⇒きょうどうそかい(共同租界)
こうきょうは《こうけうは》
	【紅教派】
	○[仏]⇒こうきょう(紅教)
こうきょうは《くわうけうは》
	【黄教派】
	○[仏]⇒こうきょう(黄教)
こうぎょく
	【紅玉】
	○(1)[鉱]ルビー(ruby)。
	 ⇒るびー(ルビー)(1)
	○(2)[農]リンゴ(林檎)の栽培品種の一つ。
	 実の表皮は真紅で、果肉は薄クリーム色。やや酸味が強い。
	 「ジョナサン(Jonathan)」とも呼ぶ。
	 参照⇒じょなごーるど(ジョナゴールド)
	○(3)女性の肌がつやつやと美しいたとえ。
こうぎょく《くわうぎよく》
	【黄玉】
	◇[英]topaz、[フ]topaze
	○[鉱]⇒とぱーず(トパーズ)
★こうぎょく《かうぎよく》
	【硬玉】
	○[鉱]
	 ⇔なんぎょく(軟玉)
	 参照⇒ひすい(翡翠)(5)
★こうぎょく《かうぎよく》
	【鋼玉】
	◇[英]corundum
	○[鉱]酸化アルミニウム(Al2O3)を主成分とする鉱物。
	 「コランダム」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぼーきさいと(ボーキサイト)
	◎モースの硬度計(Mohs' scale)では9の基準石。
★こうきょひがしぎょえん《くわうきよひがしぎよゑん》
	【皇居東御苑】
	○
	 1968(昭和43)新宮殿完成とともに一般公開される。
こうきょわ
	【恒居倭】
	○[歴]1436(永享 8)李氏朝鮮から交易のために三浦(サンポ)に居
	住が認められた日本人。また、三浦に居住する日本人。
	 1510(永正 7)三浦の乱により、1512(永正 9)壬申(ジンシン)約
	条が結ばれ、日本人の居住は禁止となる。
	 参照⇒さんぽ(三浦),さんぽのらん(三浦の乱)
★こうきん
	【口琴】
	○[楽]竹・金属など弾力のある細長い薄片の一端を枠に固定し、
	口にくわえて指で弾くまたは糸を付けて引いて他端を振動させ、
	口腔に共鳴させる楽器の総称。
	 民族楽器としてほぼ世界中に分布する。
	◎アイヌ語:ムックリ。
	 日本語:びやぼん(琵琶笛,口琴)。
	 英語:ジューズハープ(Jew's harp)(ユダヤ人の竪琴)。
こうぎん
	【興銀】
	○[古][経]日本興業銀行の略称。
	 ⇒にほんこうぎょうぎんこう(日本興業銀行)
こうきんきぎ《くわうきんきぎ》
	【黄巾起義】
	◇[中]Huangjin Qiyi
	○[歴]⇒こうきんのらん(黄巾の乱,黄巾之亂)
★こうきんのらん
	【紅巾の乱】
	【紅巾之亂】
	◇[中]Hongjin zhi Luan(紅巾之亂)、[英]Red Turban Rebel-
	lion
	○[歴]中国の元(Yuan)末期、1351<至正11>白蓮教徒(Bailian 
	Jiaotu)や弥勒教徒(Mile Jiaotu)が起こした反乱。
	 参照⇒[1]てんゆう(天佑)(4)
★こうきんのらん《くわうきんのらん》
	【黄巾の乱】
	【黄巾之亂】
	◇[中]Huangjin zhi Luan(黄巾之亂)、[英]Yellow Turban Re-
	bellion
	○[歴]中国の後漢(Hou Han)(ゴカン)末期、 184〜 192<光和 7〜
	初平 3>張角(Zhang Jiao)を首領として河北で起った農民反乱。
	 中国語で「黄巾起義(Qiyi)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ちょうかく(張角),たいへいどう(太平道)
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