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百 科 辞 書 《こくし》 編集:獨 澄旻
-------- こくし ------------------------------------------------
★こくし
【国師】
○(1)[歴]奈良時代の僧官。のち講師(コウジ)と改称。
○(2)中国では皇帝、日本では朝廷から国家の師表たるべき高
僧におくられた称号。
生前に賜るのを特賜(デス)、死後に賜るのを勅諡(チョクシ)とい
う。
参考⇒ちょくし(勅諡)
◎1311(応長元)花園天皇から賜った聖一国師(ショウイチコクシ)の勅諡
が、日本における国師号の最初。
こくし
【黒歯】
○[仏]十羅刹女の一神。
⇒じゅうらせつにょ(十羅刹女)
こくじ
【酷似】
◇[英]close resemblance
○酷(ヒド)く似ていること。極(キワ)めて似ていること。そっく
りなこと。
◎間違って「極似(コクジ,ゴクニ)」も使用されている。
「極(ゴク)似ている」は間違いではない。
ごくじ
【極似】
○[俗]「酷似(コクジ)」の間違い。
⇒こくじ(酷似)
こぐしえき
【小串駅】
○[交]山口県下関市小串にある、JR山陰本線の駅。
湯玉(ユタマ)駅と川棚温泉(カワタナオンセン)駅の間。
◎旧住所は豊浦郡(トヨウラグン)豊浦町(トヨウラチョウ)小串。
こくしゃるたうさんみゃく
【コクシャルタウ山脈】
◇khrebet Kokshaal-Tau、[英]Kokshaal-Tau Range
○[地]中央アジア、キルギスタンと中国新疆(シンキョウ)ウイグル
自治区との国境にある山脈。全長約400キロメートル。
天山山脈南西部の支脈で、東部に天山山脈の最高峰ポベーダ
(Pik Pobedy)(7,439メートル)がある。
こくじょういん《こくじやうゐん》
【国情院】
○⇒こっかじょうほういん(国家情報院)
こくしょうがん《こくしやうがん》
【黒障眼】
○[病]⇒こくないしょう(黒内障)
★こくしょくかやく《こくしよくくわやく》
【黒色火薬】
◇[英]black powder
○[化]硝石(ショウセキ)・硫黄(イオウ)・木炭の粉末を混合した火薬。
「硝薬(ショウヤク)」,「えんしょう(焔硝,塩硝,煙硝)」とも呼ぶ。
参照⇒くにいち(九二一),きりずみ(桐炭),おうしょくかやく
(黄色火薬)
こくしょくしゅ
【黒色腫】
◇melanoma
○[病]⇒めらのーま(メラノーマ)
こくしょくじんしゅ
【黒色人種】
◇[英]black race
○人種の三大区分の一つ、「ニグロイド(Negroid)」の別称。
⇒にぐろいど(ニグロイド)
こくしん
【黒心】
◇[英]black heart malleable cast iron
○[冶]硬質の白銑(白鋳鉄)に特殊熱処理を施し、含有炭素を黒
鉛化させて可鍛性(malleability)をもたせた鋳鉄。
自動車のフレーム・建築金物・パイプ継手・歯車・工具・家
庭用品など幅広く使用される。
「黒心可鍛鋳鉄」とも呼ぶ。
参照⇒かたんちゅうてつ(可鍛鋳鉄),はくしん(白心)
◎セメンタイト(cementite)(炭化鉄)を含む白銑を850〜950℃
で40時間加熱した後、さらに680〜720℃で数十時間保持する。
この処理により鋳鉄内の炭素は結晶化して分散析出し、黒鉛
粒となって硬度の低いフェライト(ferrite)が増して可鍛性が
得られる。
この析出した黒鉛(焼戻し黒鉛)のため、断面が黒く見えるこ
とから「黒心」と呼ぶ。
参照⇒ぱーらいとかたんちゅうてつ(パーライト可鍛鋳鉄)
こくじん
【黒人】
◇[英]black/Negro
○黒色人種(ニグロイド)に属する人。
⇒にぐろ(ニグロ)
こくしんかたんちゅうてつ《こくしんかたんちうてつ》
【黒心可鍛鋳鉄】
◇[英]black heart malleable cast iron
○[冶]⇒こくしん(黒心)
こーくす
【コークス】
◇[独]Koks、[英]coke(コーク)
○石炭を高温で乾留(カンリュウ)し、石炭ガスなどの揮発分を除い
た多孔質の固体。
灰黒色で金属性光沢がある。
点火しにくいが、炭素を75〜85%含み、発熱量が大きく無煙。
硫黄分も乾留で取り除かれている。
溶鉱炉用・鋳物用や一般燃料用として用いられる。
「骸炭(ガイタン)」とも呼ぶ。
◎コークスで刈上げの襟首あたりを軽く擦(コス)ると、穴に毛先
が入って引っ張られ、かなり痛い。
こくすい
【黒水】
◇[中]Heishui
○[古][地]⇒こくりゅうこう(黒竜江,黒龍江)
こくすいかい《こくすいくわい》
【国粋会】
○[社]指定暴力団の一つ。
本部は東京都台東区。
縄張りは銀座・渋谷・六本木など都内の主要な繁華街。
◎2005. 9. 7(平成17)山口組の傘下に入る。
参照⇒やまぐちぐみ(山口組)
こくすいじょう《こくすいじやう》
【黒水城】
◇[英]Heisui City
○[歴]⇒からほと(カラホト)
こくすいねつ
【黒水熱】
◇[英]blackwater fever
○[病]重症のマラリアの合併症。
マラリア原虫が血液に入り溶血を起して、栄養失調や貧血な
どの症状を伴い、尿が黒褐色になる。治療せずに放置すると死
に至る。
参照⇒まらりあ(マラリア)
ごくずしもん《ごくづしもん》
【五崩し文】
【五崩文】
○⇒いちくずしもん(一崩し文,一崩文)
★こくぜいちょう《こくぜいちやう》
【国税庁】
◇[英]National Tax Administration Agency
○
★こくせいちょうさ
【国勢調査】
○10月1日に調査を実施。
1925(大正14)第2回実施。内地人口59,179,200人。
1930(昭和 5)第3回実施。内地人口64,450,005人、外地人口
25,946,038人。
1935(昭和10)第4回実施。内地人口69,254,148人、外地人口
28,443,407人。
1940(昭和15)第5回実施。内地人口73,114,308人、外地人口
32,111,793人。
1947(昭和22)人口78,101,473人。
1955(昭和30)第8回実施。人口89,275,529人。
1960(昭和35)第9回実施。人口93,418,501人。
1965(昭和40)第10回実施。人口98,274,961人。
1975(昭和50)第12回実施。人口111,939,643人。(世界総人口
39億6700万人)。
1995(平成 7)第16回実施。人口126,570,246人。
2000.10.(平成12)第17回実施。人口126,925,843人。世界で
9番目。
〈住民基本台帳に基づく全国の人口〉
2001. 3.31(平成13)1億2,628万4,805人。
2002. 3.31(平成14)1億2,647万8,672人(男6,197万1,305人・
女6,450万7,367人)。
〈総務省の調査〉
2002.10. 1(平成14)1億2,743万5,000人(男6,225万2,000人・
女6,518万3,000人)。
こくせきほう《こくせきはふ》
【国籍法】
○[法]日本国民の国籍の取得および喪失に関して規定した法律。
出生地に拘わらない血統主義を原則とする。また憲法により
国籍の離脱が保障されている。
◎1899(明治32)制定。
1950(昭和25)全面改正。
1984. 5.(昭和59)女子差別撤廃条約の批准のために国籍・戸
籍法を改正。父母両系主義を採用し母親が日本人の子供も日本
人として認定。1985. 1. 1(昭和60)施行。
2008.12. 5(平成20)改正法が参議院本会議で可決・成立。日
本人の父親と外国人の母親の子の国籍取得要件から婚姻要件を
外し、結婚の有無に関係なく父親の認知(出生後を含む)のみで
国籍取得が認められる。
◎韓国の国籍法も父母両系主義に改正、1998. 6.14(平成10)施
行された結果、在日韓国人の二重国籍者(Doppelpass)が発生し
ている。
こくせんや
【国姓爺】
◇[中]Guoxingye
○[人]⇒ていせいこう(鄭成功)
★こくせんやかっせん
【国性爺合戦】
○[劇]近松門左衛門の人形浄瑠璃。
参照⇒わとうない(和藤内),ていせいこう(鄭成功)
こくそう《こくさう》
【国葬】
○国家が国の大典として国費で行なう葬儀。
◎1967.10.31(昭和42)吉田茂元首相の国葬が行われる(戦後初)。
こくそう《こくさう》
【穀倉】
○(1)穀物を貯蔵しておく倉。
○(2)(転じて)穀物の主要産地。
◎穀倉地帯,穀倉院
こくぞう《こくざう》
【虚空蔵】
○[仏]⇒こくうぞうぼさつ(虚空蔵菩薩)
こくぞうおおだいたきいせき《こくざうおほだいたきゐせき》
【虚空蔵大台滝遺跡】
○[歴]秋田県秋田市南部の河辺(カワベ)地区にある中世城館跡。
平安後期の清原一族の城跡で、東西約450メートル・南北約
300メートル。
◎旧住所は河辺郡(カワベグン)河辺町(カワベマチ)。
こくぞうぼさつ《こくざうぼさつ》
【虚空蔵菩薩】
○[仏]⇒こくうぞうぼさつ(虚空蔵菩薩)
ごぐそく
【五具足】
○[仏]仏の供養(クヨウ)のために供(ソナ)える、香炉(コウロ)一点と、
花瓶(ケビョウ)と燭台(ショクダイ)の各々(オノオノ)一対(イッツイ)とする五
点一揃(ソロ)い。
「五器(ゴキ)」とも呼ぶ。
参照⇒みつぐそく(三具足)
ごくそつ
【獄卒】
○(1)牢獄で、囚人を取り扱う下級の役人。牢屋(ロウヤ)の番人。
「獄丁(ゴクテイ)」,「押丁(オウテイ)」,「看守(カンシュ)」とも呼ぶ。
○(2)[仏]([梵]naraka-pala)地獄に堕(オ)ちてきた亡者(モウジャ)
の悪業(アクゴウ)の報いとして責め苛(サイナ)む鬼。
「地獄卒」とも呼ぶ。
参照⇒ごずめず(牛頭馬頭)
◎『倶舎論(クシャロン)』では、獄卒は生命あるもの(有情)ではな
く、罪人の業力(ゴウリキ)によって作り出されたものとされる。
◎地獄では閻魔羅闍(エンマラジャ)を総帥に18人の属将と8万の獄
卒が率いられている。
○(3)[俗]義理や人情を解さない人をののしっていう言葉。
★こくたい
【国体】
○(1)国家体制。
○(2)国の体面・体裁(テイサイ)。
○(3)国家の状態。
○(4)[運]国民体育大会の略。
⇒こくみんたいいくたいかい(国民体育大会)
こくたいこうくう《こくたいかうくう》
【国泰航空】
◇[中]Guotai Hangkong、[英]Cathay Pacific Airways
○[空]⇒きゃせいぱしふぃっくこうくう(キャセイ・パシフィッ
ク航空)
こくたいし
【黒太子】
◇[英]the Black Prince
○[人]⇒えどわーどこくたいし(エドワード黒太子)
★こくたいのほんぎ
【国体の本義】
○[歴]1937. 5.31(昭和12)文部省が全国の学校・社会教化団体
などに配布。
こくたん
【黒炭】
○[鉱]瀝青炭(レキセイタン)の別称。
⇒れきせいたん(瀝青炭)
◎「くろずみ(黒炭)」は木炭の一種。
★こくたん
【コクタン】
【黒檀】
◇[英]ebony
○(1)[植]([学]Diospyros ebenum)ツツジ目(Ericales)カキノ
キ科(Ebenaceae)カキノキ属(Diospyros)の常緑大高木。インド
原産。
材は高級家具やピアノの黒鍵などに使用する。
「エボニー」とも呼ぶ。
○(2)熱帯産のカキノキ属(Diospyros)の高木数種の材の総称。
心材が黒いもの。
「エボニー」とも呼ぶ。
★こぐち
【小口】
○()小さな口。
○()横に切った切り口。横断面。
○()[経]物の数量や金額が小さいこと。少量・少額。
○()
○()洋綴(ヨウトジ)の書物・雑誌で、綴じ側の背(セ)を除いた三方
の断面。天(テン)・前小口(マエコグチ)・地(チ)の総称。
特に、前小口。
◎天の金箔(キンパク):⇒てんきん(天金)
○()袋綴じの和装本で、天・背・地の総称。
特に、書名・巻数などが記されている地(下小口)。
◎小口書き:⇒こぐちがき(小口書き,小口書)
○()⇒こぐち(虎口)(1)
こぐち
【虎口】
○(1)城郭や陣営の要所にある出入口。
敵勢が一時に攻め込めないように桝形(マスガタ)の仕切りを造
り、曲って出入するようにしてある。
敵方には「小口」を当てる。
○(2)非常に危険なこと。また、危険な戦い。
「虎口(ココウ)」とも呼ぶ。
◎「トラ(虎)の口」の意味。
こぐちがき
【小口書き】
【小口書】
○和装本で、小口に書名・巻数などを書くこと。
和装本では横にねかせて積み重ねるので、手前に見える下小
口(地)に書くのが通例。
また、帙(チツ)と呼ぶ数冊を包む厚紙の覆(オオ)いでは、上蓋(ウ
ワブタ)にも書名などが書かれている。
こくちきねんび
【国恥記念日】
○(1)[暦]外国から恥辱を蒙ったとして、これを記念する日。
○(2)[暦]中国で、1915年日本の最後通牒で対華二十一ヶ条要
求を受諾した5月9日。
参照⇒にじゅういっかじょうもんだい(二十一ヶ条問題,二十
一ヵ条問題)
こくちゃがわ《こくちやがは》
【コクチャ川】
◇[英]the Kokcha River
○[地]アフガニスタン北東部、タジキスタン国境近くを流れる
川。
こくちょう《こくてふ》
【告牒】
○[仏]⇒どちょう(度牒)
こくてい
【黒帝】
◇[中]Heidi
○(五行説で)五天帝の一神。水性・冬(玄冬)・北方を支配する。
「玄帝(Xuandi)」,「水帝(Shuidi))」とも呼ぶ。
参照⇒ごてんてい(五天帝)
ごくてい
【獄丁】
○[仏]獄卒(ゴクソツ)と同じ。
⇒ごくそつ(獄卒)(1)
こくていしき
【国定式】
○[言]⇒くんれいしきろーまじ(訓令式ローマ字)
こくてつ
【国鉄】
○[歴][交]日本国有鉄道の略称。
⇒にほんこくゆうてつどう(日本国有鉄道)
こくてーる
【コクテール】
◇[英]cocktail
○[食]⇒かくてる(カクテル)
こくてん
【黒点】
○(1)([英]black spot)黒色の点。
○(2)[天]([英]sunspot)太陽の表面に現れる、周囲より暗い斑
点。
大きさは百キロメートルから地球の直径の数倍に及び、発達
したものは、半暗部の中により暗い暗部ができる。暗部の温度
は約4千度で、最大1千ガウスほどの磁場を持つ。
約11年周期で黒点の数が増減する。
「太陽黒点」とも呼ぶ。
参照⇒まうんだーきょくしょうき(マウンダー極小期)
★こくでん
【国電】
○[歴][交]国有鉄道(国鉄)電車の略称。
鉄道省時代の旧称は「省線電車」,「省電(ショウデン)」。
また、国鉄民営化を受けて通称の一般公募をしたが、「民電」
などの結果を無視して「E電」と命名したが、まったく普及しな
かった。
こくどあんぜんほしょうきょく《こくどあんぜんほしやうきよく》
【国土安全保障局】
◇[英]Office of Homeland Security
○アメリカ合衆国のテロ対策組織。関係46機関を統括(トウカツ)。
略称は「OHS」。
〈長官(governor)〉
初代:トーマス・リッジ(Thomas Ridge)。
◎2001. 9.11(平成13)同時多発テロ後に設置が決まり、10. 8
始動。
2003. 1.(平成15)発足。
★こくどあんぜんほしょうしょう《こくどあんぜんほしやうしやう》
【国土安全保障省】
◇[英]Department of Homeland Security
○アメリカ合衆国の本土防衛策・テロ対策を集中的に統括(トウカ
ツ)する政府機関。
連邦緊急事態管理局(FEMA)・運輸省の沿岸警備隊・財務
省の税関・シークレットサービスなど22政府組織を統合。
連邦捜査局(FBI)と中央情報局(CIA)は含まれない。
〈長官(governor)〉
初代:トーマス・リッジ(Thomas Ridge)。
◎2002.11.19(平成14)上院、賛成90・反対9で新設を可決。25
日、ブッシュ大統領が法案に署名。
2003. 1.24(平成15)正式発足。職員は約18万人。
こくとう《こくたう》
【黒糖】
○[食]⇒くろざとう(黒砂糖)
こくどうえき《こくだうえき》
【国道駅】
○[交]神奈川県横浜市鶴見区生麦(ナマムギ)にあるJR鶴見線の駅。
鶴見(ツルミ)駅と鶴見小野(ツルミオノ)駅の間。
◎阪急今津線には阪神国道(ハンシンコクドウ)駅がある。
こくどかいふくうんどう《こくどくわいふくうんどう》
【国土回復運動】
○[歴]⇒れこんきすた(レコンキスタ)
★こくどこうつうしょう《こくどかうつうしやう》
【国土交通省】
◇[英]Ministry of Land,Infrastructure and Transpot
○
略称は「国交省」。
◎2001. 1. 6(平成13)省庁再編により、建設省・運輸省・国土
庁・北海道開発庁の4省庁が統合して発足。
初代大臣:扇千景(オウギ・チカゲ)。
こくどちょう《こくどちやう》
【国土庁】
◇[英]National Land Agency
○[歴]総理府の外局の一つ。国土の適正利用・地価対策・大都
市の機能の改善など、国土政策を一元化し、関係行政機関の国
土に関する政策などを調整するため設置。
長官は国務大臣があたる。
◎1974. 6.26(昭和49)発足。
2001. 1. 6(平成13)省庁再編により国土交通省に統合。
★こくどちりいん《こくどちりゐん》
【国土地理院】
◇[英]Geographical Survey Institute
○茨城県つくば市にある、国土交通省(旧建設省)の付属機関。
国土の測量および基本地図・地勢図などの作成を行う。
◎明治初年に内務省地理局として創立。
1888(明治21)参謀本部陸地測量部。
1945(昭和20)地理調査所。
1960(昭和35)国土地理院に改称。
こくないこうくう《こくないかうくう》
【国内航空】
○[空]⇒にほんこくないこうくう(日本国内航空)
こくないしょう《こくないしやう》
【黒内障】
◇[英]amaurosis
○[病]外見上の異状を伴わずに視力が失われる病気。
先天性・遺伝性のもの、尿毒症性・家族性黒内障性痴呆など
がある。また視神経炎・外傷によってこの症状を呈することも
ある。
「くろそこひ(黒底翳)」,「黒障眼(コクショウガン)」とも呼ぶ。
参照⇒はくないしょう(白内障),りょくないしょう(緑内障)
◎黒底翳の「翳」は「かげり」。
白内障は「しろそこひ(黒底翳)」。
緑内障は「あおそこひ(青底翳)」。
こくないじょう《こくないじやう》
【国内城】
○[歴]⇒がんとじょう(丸都城)
こくないそうせいさん
【国内総生産】
○[経]⇒じーでぃぴー(GDP)
こくなる
【コクナル】
◇[トルコ語]koknar
○[植](トルコ語で)モミ(樅)。
⇒もみ(モミ,樅)
こくにー
【コクニー】
◇[英]cockney/Cockney
○⇒こっくにー(コックニー)
ごくに
【極似】
○[俗]「酷似(コクジ)」の間違い。
⇒こくじ(酷似)
◎「極(ゴク)似ている」は間違いではない。
こくねけんせつ
【古久根建設】
○[歴][経]中堅ゼネコンの一社。
本社は東京都千代田区飯田橋。
マンションや教育施設などを建設。
◎1895(明治28)創業。
1946. 8.14(昭和21)古久根建設、創立。
2002.11.15(平成14)倒産。
こくねつびょう《こくねつびやう》
【黒熱病】
○[病]⇒からあざーる(カラアザール)
こぐのーめん
【コグノーメン】
◇[羅]cognomen
○古代ローマ人の名前の第3名。家族名。
"Caius Julius Caesar Octavianus"の場合は"Caius"が個人
名(praenomen)、"Julius"が氏族名(nomen)、"Caesar"が家族名、
"Octavianus"が添え名(agnomen)。
参照⇒ぷらえのーめん(プラエノーメン),のーめん(ノーメン),
あぐのーめん(アグノーメン)
こくはん
【黒半】
【K半】
○[歴][暦]⇒こくげつ(黒月,K月)
こくはん
【黒飯】
○[仏]ナンテン(南天)の葉で黒く染めた米飯。
禅宗で四月八日の灌仏会(カンブツエ)に仏に供(ソナ)える。
参照⇒かんぶつえ(灌仏会,灌佛會),くろまい(黒米)
こくばん
【黒板】
◇[英]blackboard
○教室・会議室などで、チョーク(chalk)(白墨<ハクボク>)で文字
や絵を書き示す黒色または暗緑色に塗った板。
一度書いたものは黒板拭き(eraser)で拭き消し、繰り返して
使用する。
「塗板(トバン)」とも呼ぶ。
参照⇒せきばん(石盤)(1)
◎白板(ハクバン):⇒ほわいとぼーど(ホワイトボード)
こくばんふき
【黒板拭き】
◇[英]eraser
○黒板に書いた文字や絵を拭き消す用具。
何度か使用すると付着したチョーク(chalk)(白墨<ハクボク>)の
粉がたまって消しづらくなるので、棒などで粉を叩(タタ)き落す。
「イレーザー」,「イレーサー」とも呼ぶ。
参照⇒まぬけおとし(間抜け落とし,間抜け落し)
◎教室では窓の外に出してハタキの柄(エ)ではたくことが多い。
窓の外の下に直接叩きつけて粉を落とすこともあり、この場合
は窓の下が白くなってしまう。
こくぴっと
【コクピット】
◇[英]cockpit
○⇒こっくぴっと(コックピット)
こくふ
【国父】
○国民から父として敬愛される人。
◎中国:⇒そんぶん(孫文)
メキシコ:⇒[3]いだるご(イダルゴ)
こくふ
【国府】
◇[日]kokufu/Kokufu
○(1)[歴]律令制度で、国ごとに置かれた国衙(コクガ)(地方行政
の役所)。また、その所在地。
長官は国司(コクシ)。
奈良時代〜平安時代、全国の60数ヶ所に置かれた。
古代は大国(伊勢など13ヶ国)・上国・中国・下国の等級があっ
た。
「こくぶ(国府)」,「こふ(国府)」,「府中(フチュウ)」とも呼ぶ。
◎その国の政治・経済・交通の要点に置かれ、条里の制の遺制
や国分寺などの遺跡のほか、国府・府中・府内などの地名が現
在にまで残っている場合が多い。
周防(スオウ)国府:山口県防府市(ホウフシ)。
○(2)中華民国国民政府の略称。
○(3)[古]⇒こくふちょう(国府町)
こくぶ
【国府】
◇[日]kokubu/Kokubu
○[歴]⇒こくふ(国府)(1)
こくぶ
【国分】
【国府】
◇[日]Kokubu
○(1)⇒こくぶし(国分市)
○(2)⇒こくぶちょう(国分町)
○(3)⇒こくぶたばこ(国分煙草,国府煙草)
こくぶし
【国分市】
◇[日]Kokubu Shi
○鹿児島県中央部、鹿児島湾の北東岸にある市。
「こくぶたばこ(国分煙草,国府煙草)」の産地。
◎奈良時代、大隅(オオスミ)国の国分寺が設置された。
1955(昭和30)市制。
こくぶだい
【国分台】
◇[日]Kokubudai
○[地]香川県中央部、高松市国分寺町(コクブンジチョウ)北西部にあ
る台地状の山。標高407メートル。溶岩台地の五色台(ゴシキダイ)
南部に位置する。
陸上自衛隊の演習地がある。
参照⇒ごしきだい(五色台)
◎旧住所は綾歌郡(アヤウタグン)国分寺町(コクブンジチョウ)。
こくぶたばこ
【国分煙草】
【国府煙草】
○鹿児島県国分地方から産する上質のタバコ。
江戸時代から、芳香のある火つきの良いタバコとして推賞さ
れている。
「こくぶ(国分,国府)」,「国府多葉粉」とも呼ぶ。
こくぶたばこ
【国府多葉粉】
○[古]⇒こくぶたばこ(国分煙草,国府煙草)
こくふちょう《こくふちやう》
【国府町】
◇[日]Kokufu Cho
○(1)[古]岐阜県北部にあった吉城郡(ヨシキグン)の町。
◎2005. 2. 1(平成17)高山市に編入。
○(2)[古]鳥取県北東部、岩美郡(イワミグン)の町。
◎2004.11. 1(平成16)鳥取市に編入。
こくぶちょう《こくぶちやう》
【国分町】
◇[日]Kokubucho
○宮城県仙台市(センダイシ)青葉区(アオバク)の地名。繁華街地区。
こくぶん
【黒分】
【K分】
○[歴][暦]⇒こくげつ(黒月,K月)
★[1]こくぶんじ
【国分寺】
○(1)[歴]奈良時代、国ごとに建てられた官寺。
参照⇒だいうんじ(大雲寺)(1)
○(2)[歴]武蔵国分寺。
⇒むさしこくぶんじ(武蔵国分寺)
○(3)奈良県橿原市(カシハラシ)八木町(ヤギチョウ)にある浄土宗の寺。
平安時代の木造十一面観音立像(国の重要文化財)がある。
[2]こくぶんじ
【国分寺】
◇[日]Kokubunji
○(1)⇒こくぶんじし(国分寺市)
○(2)[交]⇒こくぶんじえき(国分寺駅)
○(3)[古]⇒こくぶんじまち(国分寺町)
○(4)[古]⇒こくぶんじちょう(国分寺町)
こくぶんじえき
【国分寺駅】
○(1)[交]東京都国分寺市本町(ホンチョウ)にある、JR中央本線の
駅。
武蔵小金井(ムサシコガネイ)駅と西国分寺駅の間。
◎1889(明治22)甲武鉄道の新宿駅〜立川駅間が開業したときに
開設。
○(2)[交]西武多摩湖線・国分寺線の駅。
多摩湖線:一橋学園駅の次でターミナル駅。
国分寺線:恋ヶ窪駅の次でターミナル駅。
こくぶんじし
【国分寺市】
◇[日]Kokubunji Shi
○東京都中部、武蔵野台地にある市。
◎旧北多摩郡国分寺町。
こくぶんじちょう《こくぶんじちやう》
【国分寺町】
◇[日]Kokubunji Cho
○[古]香川県中央部、綾歌郡(アヤウタグン)の町。
◎2006. 1.10(平成18)高松市に編入。
こくぶんじまち
【国分寺町】
◇[日]Kokubunji Machi
○[古]栃木県南部、下都賀郡(シモツガグン)の町。
◎2006. 1.10(平成18)河内郡(カワチグン)の南河内町(ミナミカワチマチ)と
下都賀郡の石橋町(イシバシマチ)・国分寺町の3町が合併して下野
市(シモツケシ)を発足。
こくへいしゃ
【国幣社】
○(1)[古]国が奉幣した神社。
○(2)[歴]国家神道時代の神社の社格の一つ。
官幣社(カンペイシャ)の下、府県社の上に位する。大社・中社・
小社の三等があり、主に国土経営に功績のあった神を祭る。も
と国司から幣帛(ヘイハク)を奉った神社で、明治以後は地方官(知
事)から奉った。
第二次世界大戦後廃止。
「国社(コクシャ)」とも呼ぶ。
◎官幣社と国幣社とは官社、府県社などは諸社とも呼ばれる。
ごくへん
【玉篇】
◇[中]Yupian
○[言]⇒[1]ぎょくへん(玉篇)
こくほ
【国保】
○国民健康保険の略称。
⇒こくみんけんこうほけん(国民健康保険)
こくぼ
【国母】
○⇒こくも(国母)
こぐほいーる
【コグホイール】
◇[英]cogwheel
○[機]歯車。
⇒はぐるま(歯車)(1)
こくぼう《こくばう》
【国防】
○外国の攻撃・侵略に対して自国を防衛すること。
こくぼうかいぎ《こくばうくわいぎ》
【国防会議】
○[歴]国防の基本方針・防衛計画の大綱・防衛出動の可否など、
国防に関する重要事項を審議する内閣の一機関。
総理大臣を議長とし、副総理・外務大臣・大蔵大臣・防衛庁
長官・経済企画庁長官で構成。
◎1956. 7. 2(昭和31)国防会議構成法、公布。
1956.12. 8(昭和31)第1回国防会議。
1957. 6.14(昭和32)国防会議で第1次防衛力整備3ヶ年計画
と、国連と日米同盟を基軸とした国防の基本方針を決定。
1961. 7.18(昭和36)第2次防衛力整備5ヶ年計画を決定。
1966.11.29(昭和41)第3次防衛力整備計画大綱を決定。
1982. 7.23(昭和57)防衛力整備計画を決定。
1986. 7. 1(昭和61)安全保障会議設置法が施行され、安全保
障会議に改組。
こくぼうしょく《こくばうしよく》
【国防色】
○[色]昭和前期、陸軍の軍服をまねた色。茶褐色。カーキ色。
参照⇒こくみんふく(国民服),おうどいろ(黄土色)
こくぼうそうしょう《こくばうそうしやう》
【国防総省】
◇[英]the Department of Defence
○[軍]アメリカ合衆国の陸海空の3軍を統轄する中央官庁。最
高軍事機関。
長官(Defense Secretary)には文官を当てる。
バージニア州アーリントン市にある。
略称は「DOD(DoD)」。また、建物の形が五角形であると
ころから「ペンタゴン(Pentagon)」と俗称される。
参照⇒みるきかく(MIL規格)
〈国防長官〉
コーエン。
ラムズフェルド(Donald H.Rumsfeld)。
◎1943(昭和18)ポトマック河畔に五角形の建物が建設。
1947(昭和22)国家安全保障法(National Security Act)によ
り国家軍事機構(National Military Establishment)を創設。
1949(昭和24)国家軍事機構を改組して設立。
参照⇒りくぐんちょうかん(陸軍長官)
こくぼうふじんかい《こくばうふじんくわい》
【国防婦人会】
○[歴]1932. 3.18(昭和 7)大阪の主婦らにより結成された婦人
団体。軍の指導により同年12月13日全国組織の大日本(ダイニホン)
国防婦人会に発展。
婦人の戦争協力機関として活動。出征将兵の歓送迎・傷病兵
や遺骨の出迎え・遺族の慰問・防空演習や、傷痍(ショウイ)軍人・
遺家族の扶助なども行なった。
白い割烹着(カッポウギ)にタスキがけの姿で、スローガン「国防
は台所から」を掲げた。
1942. 2. 2(昭和17)愛国婦人会や他の婦人団体とともに大日
本婦人会に統合される。
参照⇒だいにほんふじんかい(大日本婦人会)
こくぼたん
【黒牡丹】
【K牡丹】
◇[中]hei mudan
○(1)[植]紫黒色のボタン(牡丹)。中国原産。
「くろぼたん(黒牡丹)」とも呼ぶ。
○(2)[慣用句][哺]ウシ(牛)の別称・雅称。
「くろぼたん(黒牡丹)」とも呼ぶ。
◎中国の唐末の劉訓(Liu Xun)(リュウ・クン)が牡丹観賞と称して人
を招き、門前に数百頭の水牛をつないで、これが劉氏の黒牡丹
だと言ったという故事から。
こくまい
【黒米】
○[食]⇒くろごめ(黒米,玄米)
こぐみ
【小組】
○[印]新聞で、植字工が活字を拾い個々の記事の組版をする作
業。
⇔おおぐみ(大組)
こくみんうんどう
【国民運動】
◇[西]Movimiento Nacional、[英]National Movement
○[歴]スペインのファシスト政党であるファランヘ党(Falange
Espanola)の後身。
⇒ふぁらんへとう(ファランヘ党)
こくみんえいよしょう《こくみんえいよしやう》
【国民栄誉賞】
○国民に広く敬愛され、かつ前人未到の業績をあげた人へ、
内閣総理大臣の決定により日本政府が授与する表彰。
◎1977. 9. 3(昭和52)王貞治、通算本塁打756本を達成し、国
民栄誉賞の受賞第1号。
1984. 4.10(昭和59)長谷川一夫・植村直己。
1989. 9.29(平成元)横綱千代の富士(本場所通算965勝の最多
記録を達成)。
こくみんかいかくきょうぎかい《こくみんかいかくけふぎくわい》
【国民改革協議会】
○[政]民主党の政治資金団体。
こくみんかいぎは《こくみんくわいぎは》
【国民会議派】
◇[英]Indian National Congress
○インド国民会議派の略称。
⇒いんどこくみんかいぎは(インド国民会議派)
★こくみんがっこう《こくみんがくかう》
【国民学校】
○[歴][教]小学生を皇国民として教練する初等教育の学校。
初等科六年・高等科二年を義務教育年限とする。
参照⇒しょうこくみん(少国民)
◎1941. 3. 1(昭和16)国民学校令、公布。同年 4. 1施行。尋
常小学校を国民学校と改称。
1947. 3.31(昭和22)公布の学校教育法により、再び小学校の
名称に戻る。
参照⇒じんじょうしょうがっこう(尋常小学校)
★こくみんきょうどうとう《こくみんけふどうたう》
【国民協同党】
○[古][政]協同民主党が1947. 3.(昭和22)改党。1950. 4.(昭
和25)国民民主党となる。
★こくみんきんゆうこうこ
【国民金融公庫】
◇[英]Poeple's Finance Corporation
○[経]全額政府出資の金融機関。
◎1949(昭和24)庶民金庫・恩給金庫を承継して発足。
★こくみんけんこうほけん《こくみんけんかうほけん》
【国民健康保険】
○
略称は「国保(コクホ)」。
◎1959. 1. 1(昭和34)新国民健康保険法が施行、国民皆保険加
入となる。
こくみんしんげきじょう《こくみんしんげきぢやう》
【国民新劇場】
○[歴][劇]築地小劇場の後身。
⇒つきじしょうげきじょう(築地小劇場)
こくみんせいじきゅうかい《こくみんせいぢけふくわい》
【国民政治協会】
○[政]自由民主党(自民党)の政治資金団体。
★こくみんせいふ
【国民政府】
○[歴]中国国民党が組織した中華民国の政府。
◎1925(大正14)広東政府を改称。
のち、南京政府と武漢政府に分裂。
1928.10. 8(昭和 3)蒋介石、主席に就任。
こくみんそうせいさん
【国民総生産】
○[古][経]⇒じーえぬぴー(GNP)
★こくみんたいいくたいかい《こくみんたいいくたいくわい》
【国民体育大会】
○[運]毎年開催される総合体育競技の全国大会。冬季大会・夏
季大会・秋季大会がある。
都道府県の持ち回りで開催される。
略称は「国体」。
◎1946.11. 1(昭和21)第1回秋季大会開催。
1947. 1.25(昭和22)第1回国体スケート大会を青森県八戸市
で開催。
1947(昭和22)第2回国体を金沢市で開催。選手への食糧供給
が考慮されたため。
1987(昭和62)第42回大会で全国を一巡(イチジュン)。
2001(平成13)宮城国体。
2002(平成14)高知国体。
2004(平成16)埼玉国体。
★こくみんちょうようれい
【国民徴用令】
○[歴]1939. 7. 8(昭和14)公布、 7.15施行。
[1]こくみんとう《こくみんたう》
【国民党】
○[歴][政]立憲国民党の略称。
⇒りっけんこくみんとう(立憲国民党)
★[2]こくみんとう《こくみんたう》
【国民党】
◇[中]Koumin Dang/Koumindang
○(1)[歴][政]中国革命同盟会を前身とする政党。
1912(大正元)中国革命同盟会を改組して結党。
解散後、1914(大正 3)中華革命党を結成。
参照⇒ちゅうごくかくめいどうめいかい(中国革命同盟会)
○(2)[政]中国国民党の略称。
⇒ちゅうごくこくみんとう(中国国民党)
こくみんどうとく《こくみんだうとく》
【国民道徳】
○(1)国民として守るべき道徳。
○(2)ある国民だけに認められている特有な道徳。
こくみんとうひょうほう《こくみんとうへいはふ》
【国民投票法】
○[法]憲法改正の手続きを定める法律。
◎2007. 5.14(平成19)参議院本会議で可決・成立。
★こくみんねんきん
【国民年金】
○20歳以上60歳未満が納付。
第1号被保険者:自営業者・農業者と、その家族・学生など。
第2号被保険者:民間サラリーマン・公務員。
第3号被保険者:第2号被保険者に扶養されている配偶者。
◎1959. 4.16(昭和34)国民年金法が公布。11. 1施行。
1973. 9.26(昭和48)改正国民年金法公布。
1982(昭和57)国籍要件が撤廃。うち、改正時に20歳を超える
障害者と60歳を超える高齢者は除外。
1985. 4.24(昭和60)改正国民年金法公布。1986. 4. 1(昭和
61)施行。基礎年金制度が導入。専業主婦(サラリーマンの妻)
・国会議員なども強制加入となる。
1989.12.22(平成元)改正国民年金法公布。1990. 4. 1(平成
2)施行。国民年金基金が創設。大学生らも国民年金加入。
2002. 3. 8(平成14)社会保険庁が発表した『社会保険事業の
概況』で、保険料の未納率が2000年度末に27%に達しているこ
とが明らかになる。
2004(平成16)小泉純一郎首相など政治家の国民年金未加入期
間・保険料未納が問題となる。
こくみんふぁしすたとう《こくみんふあしすたたう》
【国民ファシスタ党】
◇[伊]Partito Nazionale Fascista、[英]Fascist Party
○[歴]⇒ふぁしすととう(ファシスト党)
こくみんふく
【国民服】
○[歴][服]国民が常用すべきものとして制定された、軍服に似
た男子の服装。
日中戦争中から第二次世界大戦の敗戦時まで、日常着・礼服
として広く男子に用いられた。
型は軍服に似て詰襟(ツメエリ)と折襟(オリエリ)とがあり、襟の形の
違い・ポケットやベルトの有無などで甲号と乙号があった。色
は国防色(カーキ色)。いづれもチョッキ・ネクタイ・ワイシャ
ツがなく、上衣・中衣・袴(ズボン)・外套(ガイトウ)・靴で構成
され、帽子・儀礼章についても定められた(乙号は戦闘帽)。
参照⇒こくぼうしょく(国防色)
◎1940.11. 1(昭和15)国民精神総動員の一環として制定。翌日、
勅令として大日本帝国国民服令を公布。
1942(昭和17)厚生省、婦人標準服を制定。
参照⇒ふじんひょうじゅんふく(婦人標準服)
◎中国の国民服:⇒ちゅうざんふく(中山服)
★こくみんほごほう《こくみんほごはふ》
【国民保護法】
○[法]外国からの武力攻撃や大規模テロなど有事の際の、国・
自治体・指定公共機関の役割を規定した法律。
国民の生命・財産の保護を名目に、私権制限を含む自治体の
強制権が認められた。
参照⇒ゆうじかんれんさんぽう(有事関連三法,有事関連3法)
◎2004. 6.14(平成16)国民保護法を含む有事関連七法と関連三
条約、参議院本会議で可決・成立。
2004. 9. 7(平成16)国民保護法制整備本部、武力攻撃事態対
処法に基づく指定公共機関160法人を選定。
2004. 9.10(平成16)政府、国民保護法施行令と指定公共機関
160法人を閣議決定。
2004. 9.17(平成16)国民保護法、施行。同日、施行を受けて
総務省消防庁は都道府県に2005年度中、市町村に2006年度中に
国民保護計画を作成するよう通知。また都道府県に2004年度中
に国民保護協議会の設置に向けた条例制定の準備を進めるよう
要請。
★こくみんほどうれんめいじけん《こくみんほだうれんめいじけん》
【国民補導連盟事件】
○[歴]朝鮮戦争勃発(ボッパツ)後に韓国で起きた、補導連盟員を
虐殺した事件。
韓国政府は、共産主義者がその思想を放棄して更生施設の補
導連盟に加入すれば罪を問わないとした。
しかし、戦争勃発によって北朝鮮軍への呼応などを恐れ、密
かに家族を含め約20万人を殺戮(サツリク)したもの。
その発覚を恐れて、生存している親戚・家族などにも弾圧を
続けていた。
「補導連盟事件」とも呼ぶ。
◎ノ・ムヒョン(盧武鉉)政権による見直しで一般に知られるよ
うになった。
★こくみんみんしゅとう《こくみんみんしゆたう》
【国民民主党】
○[歴]民主党の芦田派と国民協同党が主勢力となり、1950. 4.
(昭和25)結成。
★こくみんゆうせいほう《こくみんいうせいほごはふ》
【国民優生法】
○[歴]1939(昭和14)公布、1940(昭和15)施行。
参考⇒ゆうせいほごほう(優生保護法)
こくむしょう《こくむしやう》
【国務省】
◇[英]the Department of State/the State Department
○アメリカ合衆国の外交関係を扱う行政機関。
日本などの外務省に相当する。
〈長官(secretary)〉
パウエル(Colin Powell)。
◎ポトマック河畔の低地(Bottom)にあり、よく霧が立ち込める
場所で、俗称は「フォギーボトム(Foggy Bottom)」。
こくめい
【刻名】
○石碑・墓石などに功績者や故人の名前を刻むこと。
こくめい
【刻銘】
○(1)金属・石の製品・作品や銘板(タブレット)・金属板(プレ
ート)などに製作者の名前・製造番号などを刻むこと。
参照⇒きめい(記銘)
○(2)(1)に刻まれた文字。
こくも
【国母】
○(1)天皇の母。皇太后。
「こくぼ(国母)」とも呼ぶ。
○(2)(国民の母の意味で)皇后。
「こくぼ(国母)」とも呼ぶ。
○(3)中国で、国父(中国革命の父)の孫文(Sun Wen)(ソンブン)の
妻である宋慶齢(Song Qingling)(ソウ・ケイレイ)。
参照⇒そうけいれい(宋慶齢)
◎「も(母)」は呉音。
★こくもつ
【穀物】
◇[米]grain、[英]corn
○[農][食]人が種子を常食とする農作物。
米・大麦・小麦・燕麦(エンバク)・粟(アワ)・稗(ヒエ)・黍(キビ)・
トウモロコシ(玉蜀黍)・豆など。
◎三大穀物:米・小麦・トウモロコシ。
五穀:⇒ごこく(五穀)(1)
こくもつかいがん
【穀物海岸】
◇[英]Grain Coast
○[古]⇒こしょうかいがん(胡椒海岸)
こくもり
【石盛】
○[歴]江戸時代、田畑の反当りの標準収穫高を定めること。ま
たはその数。
検地によって田畑を上・中・下・下々の四等級に分け、石高
の決定や年貢徴収の基準とする。屋敷地についてもこれに対応
する石高を定めた。
★ごくもん
【獄門】
○(1)獄屋の門、牢獄(ロウゴク)の門。
○(2)斬首(ザンシュ)に処せられた罪人の首を獄屋の門に晒(サラ)す
こと。
○(3)[歴]江戸時代、磔(ハリツケ)につぐ重い刑罰。
「斬首」,「斬罪(ザンザイ)」,「梟首刑(キョウシュケイ)」,「さらし首(晒し
首,曝し首)」とも呼ぶ。
◎獄門台と呼ぶ台で二夜三日、行われる。
この間、その側の小屋で「上番六人、下番六人」の12人で番を
行う。上番は穢多(エタ)から下番は非人(ヒニン)から出された。
◎1879. 1. 4(明治12)梟首刑、廃止の布告。
その様子は来日した外国人の手記や写真に残されている。
○(4)人をののしっていう語。
ごくもんだい
【獄門台】
○さらし首をのせるための台。
参照⇒ごくもん(獄門),どたんば(土壇場)(1)
こくよう
【黒鷹】
◇[中]Heiying
○[軍]⇒せんにじゅう(殲二十,殲20)
★こくようせき《こくえうせき》
【黒曜石】
○[鉱]ガラス質の火山岩。
石器の材料となった。
◎本州の産地:高原山(タカハラヤマ)(栃木県)。
★こくようちょう《こくやうてう》
【黒羊朝】
◇Qara-qoyunlu、[英]the Black Sheep Turkomans
○[歴]トルクメン系カラ・コユンル族の王朝(1377ころ〜1469)。
1469(文明元)アク・コユンル族(Aq Qoyunlu)の白羊朝によっ
て滅亡。
参照⇒はくようちょう(白羊朝)
こくら
【小倉】
◇[日]Kokura
○(1)福岡県北九州市の小倉北区と小倉南区からなる地域名。
商業・行政・交通の中心地区。
参照⇒こくらし(小倉市)
○(2)[古]⇒こくらく(小倉区)
○(3)[歴]⇒こくらし(小倉市)
○(3)[歴]⇒こくらけん(小倉県)
こくらきたく
【小倉北区】
◇[日]Kokurakita Ku/Kokura Kita Ku
○福岡県北九州市の区。商工業地区。
魚町(ウオマチ)に小倉銀天街(ギンテンガイ)がある。
〈面積〉
39.2平方キロメートル。
◎1974. 4. 1(昭和49)小倉区が小倉北区と小倉南区に分割。
こくらぎんてんがい
【小倉銀天街】
◇[日]Kokura Ginten Gai
○福岡県北九州市小倉北区魚町(ウオマチ)にあるショッピング街。
こくらく
【小倉区】
◇[日]Kokura Ku
○[古]福岡県北九州市の区。
1974. 4. 1(昭和49)小倉北区と小倉南区に分割。
ごくらく
【極楽】
○(1)なんの心配もない安楽な境遇・場所。
⇔じごく(地獄)
◎かつては銭湯や温泉などに入浴したとき、「ごくらく、ごく
らく」と言うことがあった。
○(2)[仏]極楽浄土の略。
⇒ごくらくじょうど(極楽浄土)
◎極楽往生(オウジョウ),極楽浄土(ジョウド)
○(3)[交]⇒ごくらくえき(極楽駅)
ごくらくあんにょうじょうど《ごくらくあんやうじやうど》
【極楽安養浄土】
○[仏]⇒ごくらくじょうど(極楽浄土)
こくらくうこう《こくらくうかう》
【小倉空港】
○[古]北九州空港の旧称。
⇒きたきゅうしゅうくうこう(北九州空港)
ごくらくえき
【極楽駅】
○[交]岐阜県恵那市岩村町(イワムラチョウ)にある明知鉄道(アケチテツドウ)
の駅。
飯羽間(イイバマ)駅と岩村(イワムラ)駅の間。
◎旧住所は恵那郡(エナグン)岩村町(イワムラチョウ)。
★ごくらくおうじょう《ごくらくわうじやう》
【極楽往生】
○[仏]
ごくらくかい
【極楽界】
○[仏]⇒ごくらくじょうど(極楽浄土)
ごくらくじ
【極楽寺】
○(1)神奈川県鎌倉市極楽寺にある真言律宗の寺。奈良西大寺
の末寺。山号は霊鷲山(リョウジュサン)。
◎1259(正嘉 3,正元元)北条重時(1198〜1261)が浄土系の念仏
寺を現在地に移築。
1267(文永 4)忍性(ニンショウ)が開山となり、真言律宗の寺となっ
て東国の西大寺派拠点として発展。
のち、火災や地震などで衰退。
○(2)[交]⇒ごくらくじえき(極楽寺駅)
ごくらくじえき
【極楽寺駅】
○[交]神奈川県鎌倉市極楽寺にある江ノ島電鉄(江ノ電)の駅。
稲村ヶ崎(イナムラガサキ)駅と長谷(ハセ)駅の間。
ごくらくじょうど《ごくらくじやうど》
【極楽浄土】
○[仏]阿弥陀如来(アミダニョライ)のいる浄土。
西方十万億土を過ぎた所にあり、諸仏の浄土の中でもっとも
完全とされ、諸事具足し全く苦患(クゲン)のない安楽な世界。阿
弥陀を念ずる行者が死後に迎えられるという。
「安養(アンニョウ)」,「安養浄土」,「安養界」,「安養世界」,「安養宝国」,
「安楽国」,「安楽世界」,「極楽」,「極楽安養浄土」,「極楽界」,「極楽
世界」,「浄土」,「西方(サイホウ)安楽国」,「西方極楽」,「西方十万億土」,
「西方浄土」,「十万億土」とも呼ぶ。
⇔じごく(地獄)
ごくらくせかい
【極楽世界】
○[仏]⇒ごくらくじょうど(極楽浄土)
★ごくらくちょう《ごくらくてう》
【ゴクラクチョウ】
【極楽鳥】
◇[英]bird of paradise、[学]Paradisaea Apodda
○[鳥]スズメ目(Passeriformes)フウチョウ科(Paradisaeidae)
の鳥の総称。
オスの求愛のダンスが有名。
「フウチョウ(風鳥)」とも呼ぶ。
インドネシア語では「チェンドラワシ(cenderawasih)」。
こくらけん
【小倉県】
◇[日]Kokura Ken
○[歴]1871(明治 4)廃藩置県により豊前国に置かれた県。
1876(明治 9)北西部が福岡県に、南東部が大分県に編入。
こくらし
【小倉市】
◇[日]Kokura Shi
○[歴]福岡県北部にあった市。
◎1900. 4. 1(明治33)市制施行し、小倉市となる。
1950. 7.11(昭和25)アメリカ軍の城野(ジョウノ)キャンプから
武装の黒人兵250人がトラックで脱走。市内で強盗・暴行を行
い、アメリカ軍と市街戦となり、 7.15鎮圧。
1963. 2.10(昭和38)門司市(モジシ)・戸畑市(トバタシ)・八幡市
(ヤハタシ)・若松市(ワカマツシ)と合併して北九州市となる。
1963. 4. 1(昭和38)北九州市の政令都市移行にともない旧小
倉市は小倉区となる。
1974. 4. 1(昭和49)小倉北区と小倉南区に分割。
参照⇒きたきゅうしゅうし(北九州市)
◎江戸時代、小笠原氏15万石の城下町。
こくらじゃけん
【コクラジャ県】
◇[英]Kokrajhar District
○インド東北部、アッサム州(Assam State)北西部の県。西部
をウェストベンガル州(West Bengal State)、北部をブータン
に隣接。
こくらぱる
【コクラパル】
◇Khokrapar/Khokhrapar/Khokhropar
○パキスタン南部、シンド州(Sindh Province)東部の町。
「コクラパール」とも呼ぶ。
◎1965(昭和40)第二次印パ戦争で、インドのムナバオ(Munabao)
との鉄道が閉鎖。
2006. 2.18(平成18)ムナバオとの鉄道が再開。
こくらぱーる
【コクラパール】
◇Khokrapar/Khokhrapar/Khokhropar
○⇒こくらぱる(コクラパル)
こくらみなみく
【小倉南区】
◇[日]Kokuraminami Ku/Kokura Minami Ku
○福岡県北九州市の区。住宅地区。
〈面積〉
169.4平方キロメートル。
◎1974. 4. 1(昭和49)小倉区が小倉北区と小倉南区に分割。
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