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百 科 辞 書 《こき》 編集:獨 澄旻
-------- こき --------------------------------------------------
こき
【古希】
【古稀】
○70歳の呼び方。
参照⇒ちょうじゅ(長寿)
◎杜甫の『曲江詩』「人生七十古来稀(コライマレナリ)」から。
こき
【呼気】
◇[英]exhalation/expiration
○[医]肺が縮小して肺の中から体外へ吐(ハ)き出す空気。鼻や
口から吐く息。
「呼息(コソク)」とも呼ぶ。
⇔きゅうき(吸気)(1)
こーぎー
【コーギー】
◇corgi
○[哺]⇒うぇるしゅこーぎー(ウェルシュコーギー)
ごき
【五器】
○(1)[仏]⇒ごぐそく(五具足)
○(2)⇒ごき(御器,五器)
ごき
【五畿】
○[歴]五畿内の略称。
⇒きない(畿内)(3)
◎五畿七道
ごき
【御器】
【五器】
○食物を盛る蓋(フタ)つきの椀(ワン)。
◎御器噛(ゴキカブリ):⇒ごきぶり(ゴキブリ)
こきあ
【コキア】
◇[学]Kochia scoparia
○[植]⇒ほうきぐさ(ホウキグサ,箒草)(1)
★こきいろ
【濃色】
○(1)[色]濃い紫色。
⇔うすいろ(薄色)(2)
◎C=45,M=68,Y=44,B=73。
○(2)[服]
こぎがく
【古義学】
○江戸時代、儒学者伊藤仁斎(ジンサイ)が唱えた古学の一つ。
宋(ソウ)・明(ミン)の朱子学を孔孟の古学に背くとして排し、直
接経典を研究することを主張。嗣子の伊藤東涯(トウガイ)が継承・
発展させる。
荻生徂徠(オギュウ・ソライ)は仁斎より徹底し、古文辞学を提唱す
る。
参照⇒こぎがくは(古義学派),こぶんじがくは(古文辞学派)
こぎがくは
【古義学派】
○江戸時代、儒学者伊藤仁斎(ジンサイ)が唱えた古学の一学派。
伊藤仁斎(とその弟子の伊藤東涯(トウガイ)・稲生若水(イノウ・ジャ
クスイ)や、青木昆陽(コンヨウ)らの一派。
「堀川学派」とも呼ばれる。
参照⇒こぎがく(古義学)
こきくいも
【コキクイモ】
【小菊芋】
◇[学]Helianthus debilis
○[植]ヒメヒマワリの別称。
⇒ひめひまわり(ヒメヒマワリ,姫向日葵,姫日回)
こきし
【コキシ】
【王】
○[歴]⇒こにきし(コニキシ,王)
こぎしゅう《こぎしう》
【コギ州】
◇[英]Kogi State
○ナイジェリア中南部の州。
州都はロコジャ(Lokoja)。
〈面積〉
2万9,833平方キロメートル。
〈人口〉
1991(平成 3)214万7,800人。
2003(平成15)343万4,300人。
こぎどう《こぎだう》
【古義堂】
○[歴]江戸時代の儒学者伊藤仁斎(ジンサイ)が、京都堀川の自宅
に開いた私塾。
「堀川塾」,「堀川学校」とも呼ぶ。
◎1662(寛文 2)古義堂を創設。
こぎとえるごすむ
【コギト・エルゴ・スム】
◇[羅]cogito,ergo sum
○[哲]フランスの哲学者デカルト(Rene Descartes)の第一原理。
1637(寛永14)『方法序説([フ]Discours de la methode)』で
述べた言葉で「我思う、故に我あり」の意味。
デカルトが一切のものを懐疑(方法的懐疑)した末に到達した
哲学の原理。
すべてを疑い、そのすべてを偽りであると断定することが出
来ても、疑っている我の存在は疑い出来ず、この意識する自
我の明晰・判明な確実性を、すべての確実な認識の出発点と
したもの。
参照⇒でかると(デカルト,垤加爾多,等加児的)
ごきない
【五畿内】
○[歴]⇒きない(畿内)(3)
こきひ
【深緋】
【濃緋】
○[色]濃い緋色(ヒイロ)。当色の一つ。
参照⇒とうじき(当色),うすひ(浅緋),ひいろ(緋色)
◎10世紀初頭の『延喜式』によれば、アカネ(茜)とムラサキグ
サ(紫草)を同量使用して染めるとある。
★ごきぶり
【ゴキブリ】
◇[英]cockroach(コックローチ)、[西]cucaracha(クカラーチャ)
○[虫]ゴキブリ目(網翅目)(Blattaria)ゴキブリ目(Blattaria)
ゴキブリ科(Blattidae)の昆虫の総称。
「アブラムシ(油虫)」とも呼ぶ。
◎名称は「御器噛(ゴキカブリ)」の転と言う。
◎巨大ゴキブリ:⇒まだがすかるじゃいあんとひっしんぐこっ
くろーち(マダガスカルジャイアントヒッシングコックローチ)
メキシコ民謡:⇒らくからーちゃ(ラ・クカラーチャ)
ごきぶりほいほい
【ごきぶりホイホイ】
○アース製薬社製の、誘引剤と粘着シートを使用したゴキブリ
捕獲器。
★ごきぶりもく
【ゴキブリ目】
◇[学]Blattaria
○[虫]節足動物門(Arthropoda)昆虫綱(Insecta)有翅亜綱(Pter-
ygota)の一目。
「網翅目(モウシモク)」とも呼ぶ。
〈亜目〉
ゴキブリ亜目(Blattoidea,Blattoptera,Blatteria)。
カマキリ亜目(Mantodea)。
ごぎゃく
【五逆】
○(1)[仏]五逆罪の略。
⇒ごぎゃくざい(五逆罪)
○(2)主君・父・母・祖父・祖母を殺す罪。これを犯せば極刑
に処せられた。
ごぎゃくざい
【五逆罪】
○[仏]人倫や仏道に逆らう五種の重い罪悪。
小乗では、殺母(セツモ)(母を殺す)・殺父(セップ)(父を殺す)・
殺阿羅漢(セツアラカン)(聖者を殺す)・出仏身血(シュツブツシンケツ)(仏身
を傷つける)・破和合僧(ハワゴウソウ)(僧団の和合をこわす)。
大乗では、寺塔や経像などの破壊、三乗の教法をそしること、
出家者の修行を妨げること、小乗の五逆罪の一つを犯すこと、
業報を無視して悪行をなすこと。
単に「五逆」とも呼ぶ。また、犯すと無間(ムケン)地獄(阿鼻地獄)
に堕(オ)ちるといわれ、「無間業(ムケンゴウ)」とも呼ぶ。
参考⇒あびじごく(阿鼻地獄)
★ごーぎゃん
【ゴーギャン】
◇Paul Gauguin
○[人]画家(1848〜1903)。
1891年タヒチに渡る。1893年一旦帰国し、1895年再びタヒチ
に渡る。
[1]こきゅ
【コキュ】
◇[フ]cocu
○妻を寝取られた夫。不貞な女の夫。
「コキュー」とも呼ぶ。
[2]こきゅ
【コキュ】
◇[フ]cocue
○夫を寝取られた妻。浮気な男の妻。
「コキュー」とも呼ぶ。
[1]こきゅー
【コキュー】
◇[フ]cocu
○⇒[1]こきゅ(コキュ)
[2]こきゅー
【コキュー】
◇[フ]cocue
○⇒[2]こきゅ(コキュ)
★こきゅう《こきふ》
【呼吸】
◇[英]respiration
○(1)[生](外呼吸)生物が外界から酸素を取り入れ、二酸化炭
素を外界に放出する現象。
○(2)[動][医]動物が、(1)ために呼吸器の筋肉を運動させて、
息を吸ったり吐いたりすること。
◎過呼吸:ハイパープネア(hyperpnea,hyperpnoea)/ハイパー
プニア。
呼吸困難:ディスアプネア(dyspnea,dysdyspnoea)/ディス
プニア。
無呼吸:アプネア(apnea,apnoea)/アプニア。
下顎呼吸:⇒かがくこきゅう(下顎呼吸)
○(3)[生](内呼吸)生物の組織や細胞が体内で酸素を取り入れ、
二酸化炭素を排出するガス交換現象。
○()
ごきゅう《ごきう》
【五畜】
○⇒ごちく(五畜)
こきゅうこうしん《こきふかうしん》
【呼吸亢進】
○[医]⇒かこきゅう(過呼吸)
こきゅうはくぶついん《こきゆうはくぶつゐん》
【故宮博物院】
◇[中]Gugong Bowuyuan、[英]National Palace Museum
○(1)中国の首都北京にある博物館。
◎1925(大正14)明・清朝の紫禁城(故宮)内府の遺構を利用して
開設。
内戦や日中戦争により、1949年大陸から約4分の1が台湾に
運ばれ、1965年台北にも同名の博物館が開設。
参照⇒しきんじょう(紫禁城)
◎原始社会から清代に至る約六千年の古書・美術工芸品を多数
収蔵。
○(2)中国東北部、遼寧省(Liaoning Sheng)(リョウネイショウ)瀋陽市
(Shenyang Shi)(シンヨウシ)にある瀋陽故宮博物院。
○(3)台湾の台北にある博物館。
所蔵68万点以上だが、スペースの関係で3,000点を展示し、
3ヶ月ごとに展示品を入れ替え。
「台北故宮博物院」とも呼ぶ。
こきょ
【虎虚】
○⇒ろぎょ(魯魚)
ごきょう《ごけう》
【五教】
◇[中]wujiao
○(1)(儒教で)⇒ごりん(五倫)
○(2)(儒教で)⇒ごじょう(五常)(3)
○(3)[仏]釈尊一代の教説を内容の深浅などによって五種に分
類したもの。
宋の慧観(エカン)の五時教判、天台宗の五時教、華厳宗(ケゴンシュ
ウ)の五教十宗判など。
★ごきょう《ごきやう》
【五境】
○[仏]五根によって知覚される色(シキ)・声(ショウ)・香(コウ)・味
(ミ)・触(ソク)。
参照⇒ごこん(五根)
ごぎょう《ごぎやう》
【ゴギョウ】
【御形】
【五行】
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)の二年草ハハコ
グサ(母子草)の別称。春の七草の一つ。
「おぎょう(御形)」とも呼ぶ。
⇒ははこぐさ(ハハコグサ,母子草)
★ごぎょう《ごぎやう》
【五行】
◇[中]wuxing
○(1)[哲]([英]Five Phases,Five Elements)古代中国で考えら
れた、天地万物を構成する五つの要素。
木(モク)・火(カ)・土(ド)・金(ゴン)・水(スイ)の五つ。
参照⇒ごぎょうせつ(五行説)
○(2)[仏]菩薩(ボサツ)が修行する五種の行法。
『涅槃経(ネハンギョウ)』では聖行(ショウギョウ)・梵行(ボンギョウ)・
天行・嬰児行(ヨウニギョウ)・病行、『大乗起信論』て゜は布施(フセ)
・持戒(ジカイ)・忍辱(ニンニク)・精進(ショウジン)・止観(シカン)。
○(3)[宗]([英]Five Duties)イスラム教徒(ムスリム)に義務付
けられた五つの勤行(ゴンギョウ)。
「五柱([英]Five Pillars)」とも呼ぶ。
参照⇒ろくしん(六信)
◎<1>シャハダー(Shahada)(信仰告白):⇒しゃはだー(シャハ
ダー)
<2>サラート(Salat)(礼拝):⇒さらーと(サラート)
<3>ザカート(Zakat)(喜捨):⇒ざかーと(ザカート)
<4>サウム(Sawm)(断食):⇒さうむ(サウム)
<5>ハジ(Hajj)(巡礼):⇒[1]はじ(ハジ)
ごきょうか《ごけうくわ》
【五教科】
○(1)[教]小学校で、国語・算数・理科・社会・体育の主要教
科。
○(2)[教]中学校・高等学校で、国語・英語・数学・理科・社
会の主要教科。
参照⇒きゅうかもく(九科目)
ごきょうじっしゅう《ごけうじつしゆう》
【五教十宗】
○[仏]華厳宗(ケゴンシュウ)で、五教と十宗の総称。
参照⇒ごぎょう(五行)(2),じっしゅう(十宗)(2)
★ごぎょうせつ《ごぎやうせつ》
【五行説】
○[暦]天地を木(モク)火(カ)土(ド)金(ゴン)水(スイ)の五つの要素
(五行)に分け、それらの関係から生成変化を説(ト)く。
相生説(ソウセイセツ)、相剋説(ソウコクセツ)または相勝説(ソウショウセツ)。
南
┌───┬───┬───┐
│ │ 火性 │ │
│ │ [朱] │ │
├───┼───┼───┤
東│ 木性 │ 土性 │ 金性 │西
│ [青] │ [黄] │ [白] │
├───┼───┼───┤
│ │ 水性 │ │
│ │ [玄] │ │
└───┴───┴───┘
北
参考⇒いんようごぎょうせつ(陰陽五行説),ごてんてい(五天
帝),せいしょく(正色),こうせん(黄泉)
◎青・朱(赤)・黄・白・玄(黒)は正色(セイショク)と呼ばれる。さ
らに四方に青竜(セイリョウ,セイリュウ)・朱雀(スザク)・白虎(ビャッコ)・玄
武(ゲンブ)の四神を、季節に青春・朱夏・白秋・玄冬を配する。
参照⇒しじん(四神)
◎相撲の土俵:参照⇒どひょう(土俵)
こきょうのそら《こきやうのそら》
【故郷の空】
◇[英]Coming through the rye
○[楽]大和田建樹作詞のスコットランド民謡。
◎原詩はロバート・バーンズ(Robert Burns)(1759〜1796)の
『麦畑を通って』。
古くから原詩に近い『麦畑』でも知られ、のちにザ・ドリフ
ターズがTVで歌って『誰かさんと誰かさん』として広まった。
参照⇒[2]むぎばたけ(麦畑),だれかさんとだれかさん(誰か
さんと誰かさん)
こきょうをはなるるうた
【故郷を離るる歌】
◇[独]Der letzte Abend(最後の夜)
○[楽]吉丸一昌(ヨシマル・カズマサ)作詞のドイツ民謡・唱歌。
歌詞では「さらば故郷(フルサト)/さらば故郷(フルサト)/故郷(フルサト)
さらば」。
◎1913(大正 2)『新作唱歌(第五集)』に収録。
こきょのあやまり
【虎虚の誤り】
○⇒ろぎょ(魯魚)
こーきんぐ
【コーキング】
◇[英]caulking/calking
○(1)[海]船体の隙間(スキマ)にまいはだ(oakum)を詰めて水漏れ
を防止すること。
参照⇒まいはだ(槙皮,槙肌)
○(2)[建]窓枠の周囲や洗面台や回りなどの接ぎ目を、シリコ
ンなどのパテを充填(ジュウテン)すること。
○(3)[機]⇒かしめ(かしめ,加締め)(2)
★こきんとう《こきんたう》
【胡錦涛】
【胡錦濤】
◇[中]Hu Jintao
○[人]中国の国家主席(1942〜)。
2002.11.15(平成14)中国共産党(Zhongguo Gongchandang)の
総書記に就任。
「フー・チンタオ」とも呼ぶ。
★こく
【石】
○体積の単位。
◎「こく」と読む場合は中国語で"dan"、「せき」と読む場合は
"shi"。
こく
【こく】
【放く】
○(1)[他動](中にあるものを外に)はなつ・たれる・ひる。
◎屁(ヘ)をこく(屁こく)
○(2)[他動]「言う」を卑しめていう言葉。ぬかす。
◎馬鹿をこく(馬鹿こく),嘘(ウソ)をこく(嘘こく)
○(3)[自動][俗](転じて、気持ちや態度などが有り余って)外
にもれ出ること・湧(ワ)き出ること。
◎びっくりこく(びっくりをこく),余裕こく(余裕をこく),調子
こく(調子をこく)
こーく
【コーク】
◇[登録商標]Coke
○[食]コカコーラ(Coca Cola)の愛称。
⇒こかこーら(コカコーラ)
こぐ
【コグ】
◇[英]cog
○(1)[機]歯車の歯。
○(2)[機]歯車(cogwheel)。
⇒はぐるま(歯車)(1)
○(3)(転じて)比喩的に、大きな組織に組み込まれた小さな存
在。
★ごく
【極】
○()
○()[数]数の単位。10の48乗。載(サイ)の一万倍。
ごく
【五苦】
○(1)[仏]人間が全て持つ根元的な生老病死苦(ショウロウビョウシク)と
愛別離苦(アイベツリク)・怨憎会苦(オンゾウエク)・求不得苦(グフトクク)・
五陰盛苦(ゴオンジョウク)の五つの苦しみ。
○(2)[仏]生・老・病・死・獄。
○(3)[仏]迷界の五道の苦しみ。
諸天苦・人道苦・畜生苦・餓鬼苦・地獄苦の総称。
参照⇒さんく(三苦),しく(四苦),はっく(八苦)
こくあは
【国阿派】
○[仏]⇒りょうぜんは(霊山派)
こくあんしん
【黒闇神】
○[仏]⇒こくあんてん(黒闇天)
こくあんてん
【黒闇天】
◇[梵]Kalaratri
○[仏]不吉・災いの女神。
吉祥天(キッショウテン)の妹で常に姉と行動をともにするが、正反
対に容姿は醜悪で、性格も全く異なり、人の功徳を消し人に災
いを与えるという。
密教では閻魔羅闍(エンマラジャ)の三人の妃の一人で、中夜(チュウヤ)
を支配するものとされる。
その形像は肉色で、左手に人の頭の骨を描いた杖を持つ。
胎蔵界曼荼羅(タイゾウカイマンダラ)の外金剛部院に配される。
「黒闇」,「黒闇女(ニョ)」,「黒闇天女」,「黒闇神」,「暗夜神(アンヤシン)」,
「黒夜天」,「暗夜天」とも呼ぶ。
参照⇒えんまらじゃ(閻魔羅闍)
◎古代インド神話では、シバ神の妃ドゥルガーと同一視される。
また、ヤマ神(閻魔羅闍)の妹とされる。
こくあんてんにょ
【黒闇天女】
○[仏]⇒こくあんてん(黒闇天)
こくあんにょ
【黒闇女】
○[仏]⇒こくあんてん(黒闇天)
こくいたーじ
【黒衣大食】
◇[中]Heiyi Daji
○[歴]イスラム帝国アッバス朝の、中国における呼称。
「こくいたーじー(黒衣大食)」とも呼ぶ。
参照⇒あっばすちょう(アッバス朝)
◎ウマイア朝(西カリフ国)は「白衣(ハクイ)大食(Baiyi Daji)」と
呼ばれた。
こくいたーじー
【黒衣大食】
◇[中]Heiyi Daji
○[歴]⇒こくいたーじ(黒衣大食)
こくいのさいしょう《こくいのさいしやう》
【黒衣の宰相】
○[人]金地院崇伝(コンチイン・スウデン)の別称。
⇒『人名辞典』すうでん(崇伝)
こくいんづけ
【刻印付け】
【刻印づけ】
◇[英]imprinting
○[動]⇒すりこみ(刷り込み,刷込み)
★こくう
【虚空】
◇[梵]akasa(アーカーシャ)
○(1)何も存在しない空間。空(クウ)・空(ソラ)。
○(2)[仏]一切の事物の存在する場所を提供し、その事物に何
の影響も与えない空間。
○()
◎ヒンズー語(akash):参照⇒あかしゅ(アカシュ)
こくう
【穀雨】
○[暦]二十四節気の一つ。春の節気の最後。太陽の黄経が30度
の時。陰暦三月(3月)中旬。陽暦4月21日ころ。
参照⇒にじゅうしせっき(二十四節気)
◎「百穀を潤(ウルオ)し育てる春雨」の意味。
こくうぞう《こくうざう》
【虚空蔵】
○(1)[仏]宇宙の一切万有を無限に包括すること。
○(2)[仏]虚空蔵菩薩の略称。
⇒こくうぞうぼさつ(虚空蔵菩薩)
こくうぞうぼさつ《こくうざうぼさつ》
【虚空蔵菩薩】
◇[梵]Akasagarbha(アーカーシャガルバ)
○[仏]菩薩の一つ。胎蔵界曼荼羅(タイゾウカイマンダラ)虚空蔵院の中
尊。金剛界(コンゴウカイ)曼荼羅の賢劫(ゲンゴウ)十六尊中の一つ。
求聞持法(グモンジホウ)の本尊。
虚空のように福徳・智慧を無限に蔵して、すべての衆生(シュジョ
ウ)の望みに応じて分け与える菩薩。
形像は種々あるが一般に、蓮華座に坐し、五智宝冠を頂き、
左手に福徳の如意宝珠、右手に智慧の宝剣を持つ。
縁日は十三日。
「虚空蔵(コクウゾウ,コクゾウ)」,「虚空蔵(コクゾウ)菩薩」,「虚空孕(コクウ
ヨウ)菩薩」とも呼ぶ。
参照⇒にほんさんだいこくぞうそん(日本三大虚空蔵尊),じゅ
うさんまいり(十三参り)
◎虚空蔵菩薩は金剛界大日(ダイニチ)で、地蔵菩薩は胎蔵界(タイゾ
ウカイ)大日で、両者同体ともいわれる。
◎明星(ミョウジョウ)(金星)は虚空蔵菩薩の化身(ケシン)であるといわ
れる。
こくうようぼさつ
【虚空孕菩薩】
○[仏]⇒こくうぞうぼさつ(虚空蔵菩薩)
こくえいしょうわきねんこうえん《こくえいせうわきねんこうゑん》
【国営昭和記念公園】
○⇒しょうわきねんこうえん(昭和記念公園)
こくえん
【黒鉛】
◇[英]graphite/plumbago(プランベイゴウ)
○[鉱][化]炭素の同素体の一つ。
結晶度の高い炭素で、六方晶系の板状結晶であるが、軟らか
くて通常はっきりした結晶形を示さず、金属光沢のある黒色・
不透明の土状・粉状の鉱物。
電気の良導体で、融点が高く、化学的に安定している。
天然に産するほか、工業的にも無定形炭素を原料として製造
する。
電極などの電気材料・るつぼ(坩堝)などの耐熱材・原子炉の
中性子減速材などに用いる。
また、鉛筆の芯(シン)や減磨剤にも用いる。
「石墨(セキボク)」,「グラファイト」とも呼ぶ。
参照⇒ぐらふぁいとばくだん(グラファイト爆弾)
こくえんろ
【黒鉛炉】
◇[英]graphite-moderated reactor
○[原]減速材として黒鉛を使用する原子炉。
ウランを濃縮していない天然ウランを使用することが可能。
また軽水炉に比べてプルトニウム239を多く生成する。
参照⇒げんしろ(原子炉)
◎ナトリウム黒鉛炉:⇒えすじーあーる(SGR)
ガス冷却炉:GCR(gas-cooled reactor)。
ガス冷却型黒鉛炉:AGR(air-cooled graphite-moderated
reactor)。
こくおうじんじゃ《こくわうじんじや》
【国王神社】
○茨城県坂東市(バンドウシ)にある神社。
平将門(マサカド)を祀(マツ)る。
こくが
【国衙】
○(1)[歴]律令制度で地方行政の役所。地方官である国司が治
める役所。
国衙のある所は「国府(コクフ)」と呼び、また国衙も「国府」と呼
ばれた。
○(2)[歴]⇒こくがりょう(国衙領)
★こくが
【穀芽】
○[食]コメ(米)の種子を発芽させたもの。
◎中国語:谷芽(穀芽)(guya)。
こくがかい《こくぐわくわい》
【国画会】
○美術団体の一つ。
国画創作協会に1926(大正15)設置された梅原竜三郎・川島理
一郎らの第二部(洋画部)が前身。1928(昭和 3)国画創作協会の
解散の際に独立。
現在は絵画・版画・工芸・写真の部門がある。
参照⇒こくがそうさくきょうかい(国画創作協会)
こくがくいん《こくがくゐん》
【国学院】
【國學院】
○[教]⇒こくがくいんだいがく(国学院大学,國學院大學)
こくがくいんだいがく《こくがくゐんだいがく》
【国学院大学】
【國學院大學】
○[教]東京都渋谷区に本部を置く私立大学。
1882(明治15)神道研究のために設立された皇典講究所(コウテンコ
ウキュウショ)が、1890(明治23)国学系の学生養成のために所長山田
顕義により国学院を敷地内(東京市麹町区飯田町)に設立。1920
(大正 9)大学令による国学院大学となる。1923(大正12)渋谷に
移転。
1946(昭和21)皇典講究所が神社本庁に引き継がれて独立。
1948(昭和23)予科・専門部を併合して新制大学となる。
こくがそうさくきょうかい《こくぐわさうさくけふくわい》
【国画創作協会】
○[歴]美術団体の一つ。
1918(大正 7)土田麦僊(バクセン)・榊原紫峰(シホウ)・小野竹喬(チ
クキョウ)・村上華岳(カガク)ら竹内栖鳳門下の京都派が官展に反対
して結成。
1926(大正15)梅原竜三郎・川島理一郎らの洋画部、富本憲吉
らの彫刻・工芸部が置かれる。
1928(昭和 3)解散。この際、第二部(洋画部)を中心に独立し
て国画会を結成。
参照⇒こくがかい(国画会)
こくがつ
【黒月】
【K月】
○[歴][暦]⇒こくげつ(黒月,K月)
こくかつしとう《こくかつしたう》
【黒瞎子島】
◇[中]Heixiazi Dao
○[地]中国とロシアの国境、アムール川(the Amur)とウスリー
川(the Ussuri)の合流点にある島・中洲(ナカス)の総称。
北緯48.23°、東経135.45°の地。
東部にある大ウスリー島([露]Ostrov Bolshoy Ussuriysky)
が最大。西部の大小2島は合せてタラバロフ島([露]Ostrov
Tarabarovsky)(銀竜島<Yinlong Dao>)と呼ぶ。大ウスリー島東
端の対岸はハバロフスク(Khabarovsk)。
「ヘイシャズ島」とも呼ぶ。
参照⇒ちんぽうとう(珍宝島)
◎2004.10.(平成16)中国とロシア、大ウスリー島の東部をロシ
ア領とすることでほぼ合意。
2008.10.14(平成20)中ロ国境碑除幕式が挙行。
★こくがりょう《こくがりやう》
【国衙領】
○[歴]平安後期以後、荘園化せず国衙(国司の役所)の支配下に
置かれた領地。
国司は、それまでの人身賦課から、私領である荘園と同様の
土地を対象とする賦課に切り換え、政府へは一定の租税を納め
るようになった。
「国衙」,「国領(コクリョウ)」とも呼ぶ。
参考⇒しょうえん(荘園)
★こくがん
【コクガン】
【黒雁】
◇[学]Branta bernicla
○[鳥]ガンカモ目の水鳥。
頭から胸・翼にかけて黒褐色で、頸部に白色の輪がある。
◎英語:ブレント(brent)/ブレントグース(brent goose)、ア
メリカ・カナダでブラント(brant)。
こくぎかん《こくぎくわん》
【国技館】
○東京都墨田区横綱にある、財団法人日本相撲協会が経営する
相撲興行場。
一月場所(初場所)・五月場所(夏場所)・九月場所(秋場所)を
開催。
◎1909(明治42)両国の回向院(エコウイン)隣接地に、辰野金吾の設
計でドーム式の国技館が完成。高さ41メートル、直径121メー
トルで東洋一といわれた。同年6月2日、板垣退助を委員長に
開館式が行われ、当時の東西両横綱の常陸山・梅ヶ谷の土俵入
りも行われた。
1917(大正 6)失火で全焼、1919(大正 8)再建。
第二次世界大戦後、進駐軍にメモリアルホールとして接収さ
れる。1950(昭和25)から大相撲は蔵前で行なわれ、1954. 9.
(昭和29)台東区蔵前に国技館が完成、定員12千人。相撲博物館
・相撲教習所・相撲茶屋などを併設。
戦前の国技館は1952. 4. 1(昭和27)対日講和発効により返還
され、1958(昭和33)日本大学講堂となる。
1985(昭和60)両国駅前に新しい国技館が完成。
参照⇒すもうはくぶつかん(相撲博物館)
◎蔵前(西側)と両国(東側)は隅田川(スミダガワ)をはさんだ両岸
である。
◎本場所興行のほか、柔道・レスリング・ボクシングなどの興
行にも利用される。
こくげつ
【黒月】
【K月】
◇[梵]krishna-paksa(黒い半月)
○[歴][暦]古代インドの太陰暦で、満月の翌日(十六日)から半
月間の呼称。下弦(カゲン)の半月間。
「こくがつ(黒月,K月)」,「黒分(K分)」,「黒半(K半)」とも呼
ぶ。
⇔びゃくげつ(白月)
★こくご
【国語】
◇[英]language
○(1)[言]その国の公用語。
◎ベトナム:⇒くぉっくぐー(クォックグー,国語)
○(2)[言]([英]Japanese)(日本で)日本語。
○(3)[教]国語科の略称。
ごくこげちゃ
【極焦茶】
○[色]焦茶より黒い茶色。
「黒茶(クロチャ)」,「黒茶色(クロチャイロ)」とも呼ぶ。
★こくごしんぎかい《こくごしんぎくわい》
【国語審議会】
○[言]文化審議会国語分科会の前身。
◎1934.12.22(昭和 9)臨時国語調査会を改組して文部省に設置。
1949(昭和24)文部省設置法に基づき新規設置。
1953. 3.12(昭和28)「ローマ字つづり方の単一化について」、
訓令式に統一する建議を提出。
こくさいうちゅうすてーしょん《こくさいうちうすてーしよん》
【国際宇宙ステーション】
◇[英]International Sapce Station
○[宇]⇒あいえすえす(ISS)
★こくさいえんげいはくらんかい《こくさいゑんげいはくらんくわい》
【国際園芸博覧会】
◇[英]International Horticultural Exhibition
○[農]
◎1948(昭和23)国際園芸家協会(AIPH)、設立。
1960(昭和35)初の国際園芸博覧会、オランダで開催。
1990(平成 2) 4. 1〜 9.30、大阪花博(国際花と緑の博覧会)。
1992(平成 4) 4.10〜10.11、オランダ(Floriade'92)。
1999(平成11) 5. 1〜10.31、中国('99昆明世界園芸博覧会)。
2000(平成12) 3.18〜 9.17、淡路花博(ジャパンフローラ
2000)。
2002(平成14)オランダのハーレマーメア(Haarlemmermeer)
(Floriade 2002)。
2004(平成16)浜名湖花博(PACIFIC FLORA 2004)。
こくさいおりんぴっくいいんかい《こくさいおりんぴつくゐゐんくわい》
【国際オリンピック委員会】
◇[英]International Olympic Committee
○[運]オリンピック大会開催とその運動を推進・決定する、国
際的な運営委員会。
本部はスイスのローザンヌ(Lausanne)。
略称は「IOC」。
◎1894(明治27)創設。
★こくさいかいていきこう
【国際海底機構】
◇[英]International Sea-Bed Authority
○[海]深海底に関する各国の活動を調整する国際機構。
略称は「ISBA」。
◎2001(平成13)中国、北太平洋の7万5,000平方キロメートル探
査権(7万5.000平方キロメートル)を獲得。
2011.11.18(平成23)中国大洋鉱産資源研究開発協会、インド
洋の多金属硫化物鉱床探査権(1万平方キロメートル)を獲得。
こくさいかいようほうさいばんしょ
《こくさいかいやうはふさいばんしよ》
【国際海洋法裁判所】
◇[英]International Tribunal for the Law of the Sea
○[海]海洋に関するあらゆる国際紛争を解決する常設的の国際
司法裁判機関。
本部はドイツのハンブルク。
◎1996(平成 8)国際連合海洋法条約に基づいて発足。
こくさいかじきかん《こくさいかいじきくわん》
【国際海事機関】
◇[英]International Maritime Organization
○[海]⇒[1]あいえむおー(IMO)
こくさいかわせ《こくさいかはせ》
【国際為替】
○[経]⇒がいこくかわせ(外国為替)(1)
★こくさいかんぜいきょうてい《こくさいくわんぜいけふてい》
【国際関税協定】
○[経]
参照⇒がっと(ガット,GATT)
こくさいきねんぶついせきかいぎ《こくさいきねんぶつゐせきくわいぎ》
【国際記念物遺跡会議】
◇[英]International Council On Monuments and Sites
○⇒いこもす(イコモス,ICOMOS)
こくさいきょうようだいがく《こくさいけうやうだいがく》
【国際教養大学】
◇[英]Akita International University
○[教]秋田県の公立大学。
本部は秋田市。
全授業が英語で行われる。
略称は「AIU」。
◎2004(平成16)創立。
こくさいきょうりょくじぎょうだん《こくさいけふりよくじげふだん》
【国際協力事業団】
◇[英]Japan International Cooperation Agency
○⇒じゃいか(JICA)
こくさいきりすときょうだいがく《こくさいきりすとけうだいがく》
【国際基督教大学】
◇[英]International Christian University
○[教]東京都三鷹市に本部を置く私立大学。
「ICU(アイシーユー)」とも呼ぶ。
◎1953(昭和28)アメリカ合衆国などのキリスト教諸派の国際的
協力によって設立。
★こくさいきんきゅうえんじょたいほう
《こくさいきんきふゑんじよたいはふ》
【国際緊急援助隊法】
○[法]
◎1987(昭和62)施行。
1992. 6.(平成 4)改正。自衛隊の出動が可能となる。
2004.12.(平成16)テロ対策特別措置法に基づくインド洋での
支援活動を終えて帰国途中の護衛艦たかなみ・きりしま2艦と
補給艦はまなに対し、インド洋大津波の救助活動に派遣。
★こくさいぐるーぷ
【国際グループ】
○[経]韓国の財閥の一つ。
1985. 2.(昭和60)事実上、倒産。
こくさいけいじけいさつきこう
【国際刑事警察機構】
◇[英]International Criminal Police Organization
○⇒あいしーぴーおー(ICPO)
こくさいけいじさいばんしょ
【国際刑事裁判所】
◇[英]International Criminal Court
○大量虐殺や戦争犯罪など人道に対する罪を裁く、国際連合の
下部機構。
裁判所が扱う犯罪は、<1>大量虐殺(ジェノサイド)、<2>人道
に対する罪、<3>戦争犯罪、<4>侵略の罪に限定。
提訴権は、条約締約国・国連安保理および検察官。個人でも
検察官に捜査要請が行える。
略称は「ICC」。
参照⇒じんどうほう(人道法)
◎1998. 7.(平成10)ローマで設立条約が採択。
2002. 7. 1(平成14)ローマ条約、発効。
2003(平成15)ハーグ(オランダ)に常設法廷を設置予定。
◎アメリカはクリントン政権が条約に署名しながら、ブッシュ
政権はローマ条約に反対している。また、アメリカ人を国際刑
事裁判所に引き渡さないと約束する二国間協定の締結を関係各
国に迫っている。
日本は条約採択に賛成しながら、条約への署名も批准もして
いない。
こくさいけっさいぎんこう《こくさいけつさいぎんかう》
【国際決済銀行】
◇[英]Bank for International Settlements
○[経]国際金融機関の一つ。
本部はスイスのバーゼル(Basel)。
略称は「BIS」。
◎第一次世界大戦後、ドイツ賠償金の支払いに関するヤング案
(Young Plan)が1930(昭和 5)ハーグ会議の承認を受けて各国の
中央銀行・商業銀行により設立され、ドイツの賠償金の金融的
管理を主要な任務としていた。
第二次世界大戦後、役割はヨーロッパ通貨協定の実務担当機
関に変り、現在は主要工業国の国際的な金融政策の調整・決済
の場となっている。
こくさいげんしりょくきかん《こくさいげんしりよくきくわん》
【国際原子力機関】
◇[英]International Atomic Energy Agency
○[原]⇒あいえーいーえー(IAEA)
こくさいげんしりょくじこひょうかしゃくど
《こくさいげんしりよくじこひやうかしやくど》
【国際原子力事故評価尺度】
◇[英]International Nuclear Event Scale
○[原]⇒あいえぬいーえす(INES)
★こくさいこうぎょう《こくさいこうげふ》
【国際興業】
○[経]タクシー・バス(路線・観光)を運行する運輸会社。
本社は東京。
国際興業グループ約50社で運輸事業・ホテル観光事業・不動
産事業などを展開。
グループ:富士屋ホテル・帝国ホテル。
◎1946(昭和21)小佐野賢治が五島慶太から東都乗合自動車(現:
国際興業バス)を譲り受け、創業。
経営再建中。
こくさいこうくうれんめい《こくさいかうくうれんめい》
【国際航空連盟】
◇[フ]Federation Aeronautique Internationale
○[空]各種の航空記録に関する国際機関。
本部はスイス。
記録飛行に関する国際的規則を制定し、それに基づいた記録
を公認・発表する。
模型滑空機の滞空時間なども扱っている。
略称は「FAI」。
◎1905(明治38)パリで設立。
こくさいこむぎきょうてい《こくさいこむぎけふてい》
【国際小麦協定】
◇[英]International Wheat Agreement
○(1)[歴]小麦の価格安定化を図るための国際商品協定。
略称は「IWA」。
◎1949(昭和24)成立。
1967(昭和42)発効した国際穀物協定に引き継がれる。
○(2)小麦の安定供給と開発途上国に対する食糧援助を図るた
めの国際商品協定。
略称は「IWA」。
◎1971(昭和46)成立。
こくさいさっかーれんめい
【国際サッカー連盟】
◇[フ]Federation Internationale de Football Association
○[運]⇒ふぃーふぁ(FIFA)
こくさいしぜんほごれんごう《こくさいしぜんほごれんがふ》
【国際自然保護連合】
◇[英]International Union for Conservation of Nature and
Natural Resources
○⇒あいゆーしーえぬ(IUCN)
こくさいしっちじょうやく《こくさいしつちでうやく》
【国際湿地条約】
○⇒らむさーるじょうやく(ラムサール条約)
★こくさいじゅうえきじむきょく《こくさいじうえきじむきよく》
【国際獣疫事務局】
◇[フ]Office International des Epizooties、[英]World Or-
ganisation for Animal Health
○[動]家畜の伝染病とその貿易基準に関する国際機関。世界貿
易機関(WTO)の諮問機関の一つ。
本部はパリ。
BSE・口蹄疫(コウテイエキ)などの家畜伝染病の清浄国・非清浄
国の認定も行う。
略称は「OIE」。
◎1930(昭和 5)日本、加盟。
2004. 5.27(平成16)総会でBSE(狂牛病)の安全基準を見直
して、特定危険部位の範囲を腸全体に拡大し、対象牛を現行6
ヶ月以上から12ヶ月以上に緩和。
2007. 5.22(平成19)第75回パリ総会でアメリカをBSEの準
安全国に認定。
★こくさいじゅうどうれんめい《こくさいじうだうれんめい》
【国際柔道連盟】
◇[英]International Judo Federation
○[運]
本部はパリ。
略称は「IJF」。
◎1951. 7.(昭和26)ヨーロッパとアルゼンチンで創設。
1964. 7.(昭和39)朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、加盟。
こくさいしょうかだいがく《こくさいしやうくわだいがく》
【国際商科大学】
○[古]東京国際大学の旧称。
⇒とうきょうこくさいだいがく(東京国際大学)
こくさいすいろきかん《こくさいすいろきくわん》
【国際水路機関】
◇[英]International Hydrographic Organization
○[海]国際水路機関条約に基づく、水路業務全般の国際協力を
目的とする政府間国際組織。
本部(国際水路局)はモナコ。
海図や「水路誌」を刊行。
略称は「IHO」。
◎1967(昭和42)設立。
2001(平成13)末、加盟70ヶ国。
こくさいすいろきょく
【国際水路局】
◇[英]International Hydrographic Bureau
○[海]モナコにある国際水路機関(IHO)の本部。
略称は「IHB」。
参照⇒こくさいすいろきかん(国際水路機関)
こくさいすきーれんめい
【国際スキー連盟】
◇[フ]Federation Internationale de Ski
○[運]⇒えふあいえす(FIS)(1)
こくさいせきゆかいはつ
【国際石油開発】
◇[英]INPEX Corporation
○[経]日本の石油開発会社の最大手。
本社は東京都渋谷区。
もと石油公団の子会社。
通称は「インペックス(INPEX)」。
◎1966. 2.11(昭和41)北スマトラ海洋石油資源開発(株)として
設立。
1975. 5.26(昭和50)インドネシア石油(株)(Indonesia Petro-
leum,Ltd.)に社名変更。
2001. 9. 1(平成13)国際石油開発(株)に社名変更。
2004.11.17(平成16)東京証券取引所1部に株式を上場。
2005.11. 5(平成17)帝国石油(業界3位)と2006. 4. 3共同持
ち株会社を設立し経営統合すると発表。
参照⇒ていこくせきゆ(帝国石油)
こくさいせきゆしほん
【国際石油資本】
○[経]⇒[3]めじゃー(メジャー)
★こくさいたんいけい《こくさいたんゐけい》
【国際単位系】
◇[フ]systeme international d'unites、[英]international
system of units
○[物]国際度量衡総会で採択された、物理学の法則と定義に基
づき、あらゆる分野でひろく世界的に使用される単位系。
略称は「SI」。
〈7基本単位〉
長さ:メートル(m)。
質量:キログラム(kg)。
時間:秒(s)。
電流:アンペア(A)。
熱力学温度:ケルビン(K)。
光度:カンデラ(cd)。
物質量:モル(mol)。
〈2補助単位〉
平面角:ラジアン(rad)。
立体角:ステラジアン(sr)。
〈接頭辞〉
乗倍数 接頭辞 記号
-----------------------------
10**24 ヨタ(yotta) Y
10**21 ゼタ(zetta) Z
10**18 エクサ(exa) E
10**15 ペタ(peta) P
10**12 テラ(tera) T
10**9 ギガ(giga) G
10**6 メガ(mega) M
10**3 キロ(kilo) k
10**2 ヘクト(hecto) h
10**1 デカ(deca) da
-----------------------------
10**-1 デシ(deci) d
10**-2 センチ(centi) c
10**-3 ミリ(milli) m
10**-6 マイクロ(micro) μ
10**-9 ナノ(nano) n
10**-12 ピコ(pico) p
10**-15 フエムト(femto) f
10**-18 アト(atto) a
10**-21 ゼプト(zepto) z
10**-24 ヨクト(yocto) y
◎1960(昭和35)第11回国際度量衡総会で採択。
こくさいつうかききん《こくさいつうくわききん》
【国際通貨基金】
◇[英]International Monetary Fund
○[経]⇒[1]あいえむえふ(IMF)
こくさいでじたるつうしん
【国際デジタル通信】
◇[英]International Degital Communication
○[歴][通]伊藤忠商事系の国際通信事業者。
略称は「IDC」。
◎1999(平成11)イギリスの通信企業C&Wが買収し、ケーブル
・アンド・ワイヤレスIDC(株)となる。
こくさいでんきつうしんれんごう《こくさいでんきつうしんれんがふ》
【国際電気通信連合】
◇[英]International Telecommunication Union
○[通]国連の電気通信関係の専門機関。
本部はジュネーブ(スイス)。
略称は「ITU」。
◎前身は1865(元治 2,慶応元)設立の万国電信連合。
1934(昭和 9)電気通信の改善・合理化のため国際協力の増進
と普及を目的に設立。
1947(昭和22)国連の電気通信関係の専門機関となる。
1949(昭和24)日本、加入。
こくさいてんじじょうえき《こくさいてんじぢやうえき》
【国際展示場駅】
○[交]東京都江東区有明(アリアケ)3丁目にある、東京臨海高速鉄
道(りんかい線)の駅。
東雲(シノノメ)駅と東京テレポート駅の間。
◎東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)の国際展示場正門駅とは
連絡しておらず、東京臨海新交通臨海線の有明(アリアケ)駅に近い。
こくさいてんじじょうせいもんえき
《こくさいてんじぢやうせいもんえき》
【国際展示場正門駅】
○[交]東京都江東区有明(アリアケ)3丁目にある、東京臨海新交通
臨海線(ゆりかもめ)の駅。
青海(アオミ)駅と有明(アリアケ)駅の間。
◎東京臨海高速鉄道(りんかい線)の国際展示場駅とは連絡して
おらず、有明駅の方が国際展示場駅に近い。
こくさいでんしんでんわかぶしきがいしゃ
《こくさいでんしんでんわかぶしきぐわいしや》
【国際電信電話株式会社】
◇[英]Kokusai Denshin Denwa Co.,Ltd.
○[歴][通]日本国内で国際回線を独占保有する電話会社。
略称は「KDD」。
◎1952. 8. 7(昭和27)国際電信電話株式会社法、公布。
1953. 3.24(昭和28)日本電信電話公社から分離して設立。
1953. 4. 1(昭和28)開業。
1998(平成10)国際電信電話株式会社法、廃止。
2000.10. 1(平成12)(日曜)DDI(第二電電株式会社)・ID
O(日本移動通信株式会社)と合併し、株式会社ディーディーア
イを発足。
2001. 2.22(平成13)ケイディーディーアイ株式会社に社名変
更。
参照⇒けいでぃーでぃーあい(ケイディーディーアイ)
こくさいどりょうこういいんかい《こくさいどりやうかうゐゐんくわい》
【国際度量衡委員会】
◇[フ]Comite International des Poids et Mesures
○1875(明治 8)締結されたメートル条約によって、国際単位系
の普及と完成を目的に組織された委員会。
本部はパリ。
パリ郊外に国際原器の保管や度量衡に関する研究などを行う
国際度量衡局を付設。
略称は「CIPM」。
◎2003.10.17(平成15)総会で、小数点のピリオドとカンマの併
用を採択。
こくさいねつかくゆうごうじっけんろ
《こくさいねつかくゆうがふじつけんろ》
【国際熱核融合実験炉】
◇[英]International Thermonuclear Experimental Reactor
○[原]⇒あいてぃーいーあーる(ITER)
こくさいふじんでー
【国際婦人デー】
◇[英]International Women's Day
○[暦]3月8日に行われる、国際的な婦人解放をめざす連帯行
動の日。
1904. 3. 8(明治37)ニューヨークの婦人労働者が婦人参政権
を求めて集会を開いた日を記念したもの。
1910(明治43)第二インターナショナル大会で決定。
参照⇒ふじんのひ(婦人の日)
◎中国語では「三八婦女節(Sanba Funu Jie)」。
★こくさいふっこうかいはつぎんこう
《こくさいふくこうかいはつぎんかう》
【国際復興開発銀行】
◇[英]International Bank for Reconstruction and Develop-
ment
○[経]
「世界銀行(World Bank)」,「世銀(セギン)」,「IBRD」とも呼ぶ。
◎1944. 7.(昭和19)連合国を中心とする44ヶ国が、第二次世界
大戦後の国際通貨金融体制を規定するブレトンウッズ協定を締
結(ブレトンウッズ体制)。
1945(昭和20)IMF(国際通貨基金)とともに創設。
1946. 6.(昭和21)IBRD開業。
1947. 3.(昭和22)IMF開業。
1990. 7.(平成 2)日本、借金の返済を完了。
参照⇒[1]あいえむえふ(IMF),ぶれとんうっずきょうてい
(ブレトンウッズ協定)
こくさいへいわけんきゅうがっかい
《こくさいへいわけんきうがくくわい》
【国際平和研究学会】
◇[英]International Peace Research Association
○⇒いぷら(イプラ,IPRA)
こくさいほげいいいんかい《こくさいほげいゐゐんくわい》
【国際捕鯨委員会】
◇[英]International Whaling Commission
○国際捕鯨条約の実施機関。本部はロンドン。
略称は「IWC」。
◎1949(昭和24)から開催。
1982(昭和57)年次総会で商業捕鯨の実質的な全面規制を決定。
1988. 4.(昭和63)日本、商業捕鯨を中止。
1989(平成元)アイスランド、捕鯨を中止。
1992(平成 4)アイスランド、脱退。
2002.10.(平成14)アイスランド、再加盟。
2003. 8.(平成15)アイスランド、調査捕鯨を再開。
★こくさいみほんいち
【国際見本市】
○1955. 5. 5(昭和30)第1回東京日本国際見本市。
こくさいみんかんこうくうきこう《こくさいみんかんかうくうきこう》
【国際民間航空機構】
◇[英]International Civil Aviation Organization
○[空]⇒いかお(ICAO)
★こくさいやせいせいぶつかんりれんめい
《こくさいやせいせいふせつくわんりれんめい》
【国際野生生物管理連盟】
◇[英]World Conservation Trust/International Wildlife
Management Consortium
○科学的根拠に基づいた野生生物の保護と資源としての利用を
対話する国際NGO(非政府組織)。
略称は「IWMC」。
★こくさいよたくしょうけん
【国際預託証券】
◇[英]international depositary receipt
○[経]
略称は「IDR」。
★こくさいれんごう《こくさいれんがふ》
【国際連合】
◇[英]United Nations
○
略称は「国連」,「UN」。
◎1945. 6.26(昭和20)国際連合、成立。
1945.10.24(昭和20)イラン・ギリシア・フランス、加盟。
1945.10.30(昭和20)インド、加盟。
1945.12.21(昭和20)イラク、加盟。
1946.11.19(昭和21)アイスランド、加盟。
1949. 5.11(昭和24)イスラエル、加盟。
1950. 9.28(昭和25)インドネシア、加盟。
1955.12.14(昭和30)フィンランド、加盟。
1955.12.(昭和30)ハンガリー、加盟。
1956.12.18(昭和31)日本、加盟。
1965. 1.(昭和40)インドネシア、脱退。
1968. 4.24(昭和43)モーリシャス、加盟。
1968. 9.24(昭和43)スワジランド、加盟。
1968.11.12(昭和43)赤道ギニア、加盟。
1970.10.13(昭和45)フィジー、加盟(127番目)。
1971. 9.21(昭和46)ブータン・カタール・バーレーン、加盟。
1971(昭和46)中華民国(台湾)、追放。
1973. 9.18(昭和48)ドイツ民主共和国(東ドイツ)・ドイツ連
邦共和国(西ドイツ)・バハマ、加盟。
1975. 9.16(昭和50)モザンビーク・カーボベルデ、加盟。
1975.10.10(昭和50)パプアニューギニア、加盟。
1975.11.12(昭和50)コモロ(仏領コモロ諸島)、加盟。
1975.12. 4(昭和50)スリナム、加盟。
1978. 9.19(昭和53)ソロモン諸島、加盟。
1978.12.18(昭和53)ドミニカ連邦、加盟。
1979. 9.18(昭和54)セントルシア、加盟。
1980. 8.25(昭和55)ジンバブエ、加盟。
1980. 9.16(昭和54)セントビンセントおよびグレナディーン
諸島、加盟(154番目)。
1981.11.11(昭和56)アンチグアバーブーダ、加盟。
1983. 9.23(昭和58)セントクリストファーネイビス、加盟
(158番目)。
1984. 9.21(昭和59)ブルネイ、加盟(159番目)。
1991(平成 3)ミクロネシア連邦、加盟。
1991. 9.16(平成 3)韓国・朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、
同時加盟。
1992. 3.(平成 4)アルメニア・カザフスタン、加盟。
1992. 7.(平成 4)グルジア、加盟。
2002. 9.10(平成14)スイス、加盟(190番目)。
2002. 9.27(平成14)東ティモール、加盟(191番目)。
〈歴代事務総長(General Secretary)〉
初 代:トリグブ・リー(Trygve Halvdan Lie)(1896. 7.16
〜1968.12.30):1946〜1953。
第2代:ハマーショルド(Dag Hjalmar Agne Carl Hammar-
skjoed)(1905〜1961):1953〜1961。
第3代:ウ・タント(U Thant)(1909〜1974):1961〜1971。
第4代:ワルトハイム(Kurt Waldheim)(1918〜):1972〜1981。
第5代:デ・クエヤル(Javier Perez de Cuellar)(1920〜)
:1982〜1991。
第6代:ガリ(Boutros Boutros-Ghali)(1922〜):1992〜
1996。
第7代:アナン(Kofi Annan)(1938〜):1997〜2006。
第8代:潘基文(Ban Ki-moon)(パン・ギムン)(1944〜):
2007. 1. 1〜。
◎国連安保理常任理事国:⇒ぴーふぁいぶ(P5)
非常任理事国:定数10ヶ国、任期2年。
★こくさいれんごうけんしょう《こくさいれんがふけんしやう》
【国際連合憲章】
◇[英]Charter of the United Nations
○国際連合の目的・原則・組織・機能・活動などの基本原則を
定めた法規。19章111条。
アメリカ・イギリス・フランス・ロシア(旧:ソ連)・中国の
五大国に拒否権を認める。
略称は「国連憲章」。
◎
1945.10.24(昭和20)発効。
2004. 9.15(平成16)アナン国連事務総長、BBCとのインタ
ビューでイラク戦争は「国連憲章上、違法」な戦争と言明。
◎日本・ドイツなど第二次世界大戦の敵国に関する「旧敵国条
項」がある。
参照⇒てきこくじょうこう(敵国条項)
★こくさいれんめい
【国際連盟】
◇[英]League of Nations
○[歴]
◎1920. 1.(大正 9)正式成立、11月総会。
1926. 6.(大正15)ブラジル、脱退。
1927. 9.(昭和 2)ドイツ、加入。
1933. 3.27(昭和 8)日本、脱退。
1933. 8.(昭和 8)トルコ、加入。
1933.10.(昭和 8)ドイツ、脱退。
1934. 9.(昭和 9)ソビエト連邦、加入。
1937.12.(昭和12)イタリア、脱退。
1938(昭和13)スイス、事実上脱退。
1945. 6.26(昭和20)国際連合が成立。
参照⇒こくさいれんごう(国際連合)
★こくさくのきじゅん
【国策の基準】
○[歴]1936. 8. 7(昭和11)五相会議、『国策の基準』を策定。
中国・東南アジアの資源確保の方針を決める。
こくさん
【国産】
○(1)その国で生産・産出すること。また、その国の産物。
○(2)自国で生産・産出すること。また、自国の産物。
◎国産牛:日本農林規格(JAS)の畜産物の原産地表示では、
国外から輸入した牛でも3ヶ月以上日本で飼育すれば国産牛と
して扱われる。
★こくさんじょうようしゃ
【国産乗用車】
○[交]
参照⇒みぎはんどる(右ハンドル)
◎1951(昭和26)通産省自動車課はトヨタ・日産に5年以内に国
産乗用車の開発を依頼。
1955. 1. 7(昭和30)トヨタがトヨペットクラウンを発表。
1958. 3. 3(昭和33)富士重工が軽自動車スバル360を発表。
1959. 8. 1(昭和34)日産自動車がダットサンブルーバードを
発表。
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