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百 科 辞 書 《きゆ》 編集:獨 澄旻
-------- きゆ --------------------------------------------------
きゅー
【Q】
○(1)⇒きゅー(Q,q)
○(2)[経]グアテマラの貨幣ケツァール(quetzal)の単位記号。
⇒けつぁーる(ケツァール)(2)
きゅー
【Q】
【q】
○(1)[言]アルファベットの第17番目の文字。
○(2)(転じて)十七番目。
[1]きゅー
【キュー】
◇[英]queue
○(1)(順番を待つ)行列。
参照⇒ふぉーくならび(フォーク並び)
○(2)おさげ。
○(3)[歴]弁髪(ベンパツ)。
⇒べんぱつ(弁髪,辮髪)
○(4)[計]待ち行列。
次の処理まで時間が空いている場合、周辺装置(I/O)やメ
モリーなどの資源が使用中で確保ができず資源の確保待ちの場
合などに使用される。
参照⇒せまふぉ(セマフォ)(3)
◎エンキュー(enqueue):待ち行列に追加する。
デキュー(dequeue):待ち行列から外す。
FIFO(first in,first out):先入れ先出し処理。
LIFO(last in,first out):後入れ先出し処理。
[2]きゅー
【キュー】
◇[英]cue
○[運]ビリヤード(玉突き)で、玉を突くのに用いる棒。
先端に玉を突く「タップ(tip)」と呼ばれる革製の部分があり、
滑り止めのチョークを塗って使用する。
◎ラテン語の「動物の尾(queue)」から。
[3]きゅー
【キュー】
◇Kew
○イギリスの首都大ロンドン(Greater London)南西部の、リッ
チモンド(Richmond upon Thames)の一地区。
王立植物園(Royal Botanic Gardens)、通称キュー植物園
(Kew Gardens)がある。
参照⇒おうりつしょくぶつえん(王立植物園)
きゅー
【キュー】
【Q】
◇[英]cue(合図)
○[放][劇]放送や演劇などで、演出者が俳優や他のスタッフな
どに、台詞(セリフ)・仕種(シグサ)・音楽などの開始を、手の動作
で示す合図。
◎キューを出す
きゅーいーえー
【QEA】
◇[英]Qantas Empire Airways Ltd.
○[古][空]⇒かんたすこうくうがいしゃ(カンタス航空会社)
きゅいじーぬ
【キュイジーヌ】
◇[フ]cuisine
○(1)(フランス語で)台所(kitchen)・調理室(galley)。
参照⇒がれー(ガレー)(4)
○(2)(フランス語で)料理(cooking)。
◎オート・キュイジーヌ(haute cuisine):高級料理。
○(3)(フランス語で)料理法(cookery)。
きゅーいーでぃ
【Q.E.D.】
【QED】
◇[羅]quod erat demonstrandum
○証明終了。
◎ラテン語の「(このように)証明されるべきことであった([英]
Which was to be demonstrated)」から。
★ぎゅいよんふじん
【ギュイヨン夫人】
◇Mme Guyon
○[人]フランスの神秘家(1648〜1717)。
参照⇒きえてぃすむ(キエティスム)(2)
きゅいらす
【キュイラス】
◇[フ]cuirass、[英]cuirass
○(1)胴鎧(ドウヨロイ)。鎧の胸当て。
◎日本の胴鎧:⇒どうまる(胴丸,筒丸)
○(2)[軍](フランス語で)戦車。
⇒せんしゃ(戦車)
★きゅう
【宮】
◇[中]gong
○()[]
○()[歴](中国の)宮刑。
⇒きゅうけい(宮刑)
★ぎゅう
【妓夫】
○遊里で客引きをする若い衆。
「牛太郎(ギュウタロウ)」とも呼ぶ。
きゅうい《きうい》
【九夷】
◇[中]jiu yi
○(1)[歴]古代中国、漢民族が東方にあると考えた九つの野蛮
国の総称。
現在の中国東部、山東省(Shandong Sheng)(サントウショウ)・江蘇
省(Jiangsu Sheng)(コウソショウ)・安徽省(Anhui Sheng)(アンキショウ)一
帯に居住していた少数民族を指していたらしい。
淮河(Huai He)(ワイガ)(淮水)流域であることから「淮夷(Huau
yi)(ワイイ)」とも呼ぶ。
参照⇒らいい(莱夷)
◎<1>(「田」偏+「犬」)夷(Quan yi)(ケンイ)。
<2>于夷(Yu yi)。
<3>方夷(Fang yi)。
<4>黄夷(Huang yi)。
<5>白夷(Bai yi)。
<6>赤夷(Chi yi)。
<7>玄夷(Xuan yi)。
<8>風夷(Feng yi)。
<9>陽夷(Yang yi)。
◎『爾雅』釋地:九夷、八狄、七戎、六蛮。
『後漢書』東夷伝:夷有九種。
◎東夷、西戎、南蛮、北狄。
○(2)漢民族が他民族を指す蔑称。
きゅヴぃえ
【キュヴィエ】
◇Georges Cuvier(ジョルジュ・キュヴィエ)
○[人]⇒きゅびえ(キュビエ)
きゅういちいち《きういちいち》
【911】
○(1)アメリカ合衆国の救急電話番号。
◎日本の119に相当する。
イタリア(カラビニエリ)では112。
中国では120。
○(2)[交]ポルシェ社製の高級スポーツカー。
きゅういちしきこうくうぎょらい《きういちしきかうくうぎよらい》
【九一式航空魚雷】
【91式航空魚雷】
○[歴][軍]帝国海軍の航空機から投下する魚雷。
改2型は真珠湾攻撃に使用された。
◎改2型:直径45センチメートル、長さ542.3センチメートル、
重さ838キログラム(爆薬204キログラム)。
きゅういちしきせんとうき《きういちしきせんとうき》
【九一式戦闘機】
◇[英]type 91 fighter
○[歴][軍]旧日本陸軍の戦闘機。
日本陸軍初の単葉戦闘機で、甲式四型複葉戦闘機に代って、
1932〜1935(昭和 7〜昭和10)ころの主力戦闘機となる。
◎1927(昭和 2)中島飛行機により開発開始。
1931(昭和 6)陸軍に正式採用。
2008. 4.14(平成20)所沢航空発祥記念館に展示・保存されて
いる「九一式航空機機体資料(胴体部分)」が日本航空協会の重要
航空遺産に指定。
きゅういちはちじへん《きういちはちじへん》
【九・一八事変】
◇[中]Jiuyiba shibian
○[歴]⇒まんしゅうじへん(満州事変)
きゅうう《きうう》
【求雨】
◇[中]qiuyu
○⇒あまごい(雨乞い,雨請い)
きゅうう《きふう》
【急雨】
○[気]⇒にわかあめ(にわか雨,俄雨)
ぎゅヴぇち
【ギュヴェチ】
◇[トルコ語]guvec
○[料]⇒ぎゅべち(ギュベチ)
きゅうか《きうか》
【九夏】
○(1)[暦]夏の九十日間(三ヶ月)。
参照⇒きゅうしゅん(九春),きゅうしゅう(九秋),きゅうとう
(九冬)
○(2)[漢]([中]Jiuxia)中国の周代、朝廷で演奏された九種の
音楽。
きゅうが《きゅうが》
【休芽】
○[植]休眠芽の別称。
⇒きゅうみんが(休眠芽)
★きゅうかく《きうかく》
【嗅覚】
○
◎糖尿病の患者の約60%で嗅覚低下が認められる。
◎妊娠初期には嗅覚が過敏になり、後期には嗅覚が低下する。
ぎゅうかくこ《ぎうかくこ》
【牛角湖】
◇[英]oxbow lake
○[地]⇒みかづきこ(三日月湖)
★きゅうかこくじょうやく《きうかこくでうやく》
【九ヶ国条約】
【九箇国条約】
◇[英]Nine Powers Treaty
○[歴]1922. 2. 6(大正11)ワシントンで締結された中国に関す
る条約。
イギリス・アメリカ・フランス・イタリア・日本・オランダ
・ベルギー・ポルトガル・中国が調印。
一国が中国での利益独占を防止するため、中国の主権尊重・
領土保全・門戸開放・機会均等などを規定。
「くこくじょうやく(九国条約)」,「中国九ヶ国条約」とも呼ぶ。
参照⇒こうしゅうわん(膠州湾)
★きゅうかざん《きうくわざん》
【九華山】
◇[中]Jiuhua Shan/Jiuhuashan
○中国東部、安徽省(Anhui Sheng)(アンキショウ)南部の池州市(Chi-
zhou Shi)青陽県(Qingyang Xian)にある霊場。
◎五台山(Wutai Shan)(ゴダイサン)・峨眉山(Emei Shan)(ガビサン)
・普陀山(Putuo Shan)(フダサン)とともに中国の四大仏教名山の
一つ。
参照⇒しだいぶっきょうめいざん(四大仏教名山)
きゅうかつ
【宮割】
◇[中]gong ge
○[歴](中国の)宮刑。
⇒きゅうけい(宮刑)
きゅうかもく《きうくわもく》
【九科目】
○[教]中学校教育で、国語・英語・数学・理科・社会の主要五
教科と技術家庭・音楽・美術・保健体育の実技四教科の総称。
「九教科」とも呼ぶ。
参照⇒ごきょうか(五教科)
◎高等学校の入試科目でもある。
きゅうかもく《きうくわもく》
【球果目】
◇[学]Pinales
○[古][植]マツ目(松目)の旧称。
⇒まつもく(マツ目,松目)
ぎゅうがん《ぎうがん》
【牛眼】
○[病]⇒ぎゅうがんしょう(牛眼症)
ぎゅうがんしょう《ぎうがんしやう》
【牛眼症】
◇[学]buphthalmos
○[病]乳幼児の緑内障(glaucoma)の症状。
房水(ボウスイ)の排出障害などによる慢性的な眼圧の亢進(コウシン)
のため、眼球が全体的に拡大した状態。
単に「牛眼」とも、「水眼(スイガン)」とも呼ぶ。
参照⇒りょくないしょう(緑内障)
きゅうき《きふき》
【吸気】
○(1)[医]肺が拡張して体外から肺の中に吸い込む空気。鼻や
口から吸う息。
「吸息(キュウソク)」とも呼ぶ。
⇔こき(呼気)
○(2)[機]外部から気体(空気)を吸い込むこと。また、その気
体。
特に内燃機関(エンジン)・空気圧縮機(コンプレッサー)など
燃料の混合気や空気が吸入されること。
⇔はいき(排気)
きゅうきたかみがわ《きうきたがみがは》
【旧北上川】
◇[日]Kyu Kitagami Gawa
○[地]⇒きたかみがわ(北上川)
ぎゅうきゃくゆ《ぎうきやくゆ》
【牛脚油】
○牛脚などの骨を加熱して抽出する黄色い油。
凝固点は−4〜4度Cで、ほぼ固形。主成分はオレイン酸グ
リセライド。
化学的に安定性が高く、保革油・潤滑油などとして使用され
る。
「ニートフットオイル([英]neat's foot oil)」とも呼ぶ。
◎骨は屠畜場(トチクジョウ)の非食用副産物で、ウシやブタのもの
を利用する。
★きゅうきゅうきゅうめいし《きうきふきうめいし》
【救急救命士】
○[医]国家資格。
◎1992(平成 4)導入。
2004. 7.(平成16)心肺停止状態に陥った患者への気管挿管が
認可。
きゅうきゅうしきせんしゃ《きうきうしきせんしや》
【九九式戦車】
【99式戦車】
○[軍]中国軍の主力戦車。
参照⇒きゅうろくしきせんしゃ(九六式戦車,96式戦車)
きゅうきゅうしゃ《きうきふしや》
【救急車】
◇[英]an ambulance/an ambulance car
○[医]事故・災害による負傷者や急病人などを収容して早急に
医療機関に運ぶ自動車。
患者を搬送(ハンソウ)する担架、救命救急士による応急の手当て
ができる酸素ボンベ・副木などの医療用具、薬品などを備えた
白い特殊車両で、車体に赤十字の標識が大きく描かれている。
また、緊急車として最高時速80キロメートルまで許され、他の
車に注意を与えるサイレンを鳴らしながら走行する。
急病人の発生した家や、交通事故・火災現場などに急行する。
車には看護人か救急救命士が同乗し、負傷者や病人に適切な処
置を施して救急病院などに搬送する。
日本では消防法により定められ、各市町村の消防本部により
救急隊の組織が組織され、救急車は消防署に配置されている。
呼び出しの電話番号は火災と同じ119番(ひゃくじゅうくゅ
うばん)。24時間いつでも出動の要請が受けられるようになっ
ている。
◎1933(昭和 8)横浜の山下町(ヤマシタチョウ)(現:横浜市中区)消防署
に初めて配備される。
1935(昭和10)警視庁消防部に救急車が配置。
1992(平成 4)救命救急士制度、発足。医療行為として禁止さ
れていた一部の医療行為が救急車内で行えるようになった。
◎アメリカなどでは消防署のほか、病院付属や民営のものもあ
る。
また、救急車の前面に裏返した文字で"ambulance(アンビュ
ランス)"と描かれていて、前を走っている車のバックミラーか
らも正しく読めるよう工夫(クフウ)されている。
◎"ambulance"の語源はフランス語の"hopital ambulant(移動
する病院)"から。
きゅうきょう《きうけう》
【旧教】
◇[英]Catholic
○[宗]⇒かとりっく(カトリック)
きゅうきょうか《きうけうくわ》
【九教科】
○[教]⇒きゅうかもく(九科目)
きゅうきょく《きうきよく》
【九棘】
◇[中]jiuji
○公卿(クギョウ)。九卿(キュウケイ)の位。
⇒きゅうけい(九卿)
★きゅうきん《きうきん》
【球菌】
◇[英]coccus
○[生]球形の細菌の総称。
「コッカス」,「コックス」とも呼ぶ。
ぎゅうきんそう《ぎうきんさう》
【牛筋草】
◇[中]niujincao
○[植]オヒシバ(雄日芝)の漢名。
⇒おひしば(オヒシバ,雄日芝)
きゅうぐう
【穹隅】
◇[英]pendentive
○[建]⇒ぺんでんてぃぶ(ペンデンティブ)
ぎゆうぐんこうしんきょく《ぎゆうぐんかうしんきよく》
【義勇軍行進曲】
◇[中]Yiyongjun Jinxingqu(義勇軍進行曲)
○[楽]中華人民共和国の国歌。田漢(Tian Han)(デン・カン)作詞、
聶耳(Nie Er)(ジョウ・ジ)作曲。
参照⇒[2]でんかん(田漢),じょうじ(聶耳)
◎田漢脚本の映画1935(昭和10)『風雲児女』の主題歌が抗日歌
として歌われたもの。
1949(昭和24)暫定的な国歌となる。
1966(昭和41)政治的問題があるとして歌われなくなる。
1978(昭和53)歌詞を替えて国歌として歌われる。
1982(昭和57)人民代表大会で、田漢の歌詞による『義勇軍進
行曲』が再び国歌と定められた。
参照⇒とうほうこう(東方紅)(1)
★きゅうけい《きうけい》
【九卿】
◇[中]jiuqing
○(1)[国]公卿(クギョウ)の別称。
⇒くぎょう(公卿)
○(2)[漢]中国の周代の三公に次ぐ九つの高官の名。
少師・少傅(ショウフ)・少保・(「蒙」-「草」冠:補助1886)宰(チョウサイ)
・司徒・宗伯・司馬・司寇(シコウ)・司空。
「九棘(jiuji)(キュウキョク)」,「棘路(jilu)(キョクロ)」とも呼ぶ。
◎うち、チョウ宰・司徒・宗伯・司馬・司寇・司空は「六卿(リク
ケイ)」と呼ぶ。
◎槐門棘路(キョクロ):⇒かいもんきょくろ(槐門棘路)
○(3)[漢]中国の秦・漢から六朝までの三公に次ぐ九つの中央
行政長官の総称。
太常(ダイジョウ)・光禄勲(コウロククン)・衛尉・太僕・廷尉・大鴻
臚(ダイコウロ)・宗正・少府・大司農(ダイシノウ)。
参照⇒だいしのう(大司農),こうろ(鴻臚)
◎北斉のころから、それら官庁を九寺(キュウジ)と称した。
きゅうけい
【宮刑】
◇[中]gong xing
○[歴]中国古代で行われた五つの刑罰(五刑)の一つ。
男子は去勢(男根と睾丸<コウガン>の除去)、女子は生涯宮中の
監房に幽閉(一説に鎖陰)。
死刑につぐ重刑で、先秦時代から清朝まで行われた。
「宮(gong)」,「腐刑(fu xing)」,「宮割(gong ge)」,「淫刑(ying
xing)」とも呼ぶ。
参照⇒ごけい(五刑)(1),しばせん(司馬遷)
◎英語:カストレイション(castration)。
きゅうけいかんらん《きうけいかんらん》
【キュウケイカンラン】
【球形甘藍】
○[植]コールラビの和名。
⇒こーるらび(コールラビ)
きゅうげつ《きうげつ》
【久月】
○[経]大手人形専門店の一つ。
本店は東京都台東区。
きゅうけつき《きふけつき》
【吸血鬼】
◇[英]vampire
○(1)⇒ばんぱいあ(バンパイア)
○(2)(転じて)他人を食いものにする悪者。情け容赦なく他人
から金などを搾取(サクシュ)する金貸しなど。
きゅうけつこうもり《きふけつかうもり》
【吸血コウモリ】
【吸血蝙蝠】
◇[英]vampire bat
○[哺]⇒ちすいこうもり(チスイコウコリ,血吸蝙蝠)
きゅうこ《きふこ》
【汲古】
○昔のことを調べ、見識を高めること。
参照⇒おんこちしん(温故知新)
◎井戸の水を汲(ク)み上げるように、古書や文物から古人の事
跡・思想を知ること。
きゅうこう
【九叩】
◇[中]jiukou
○[歴]⇒きゅうこうれい(九叩礼)
きゅうこう《きうかう》
【九江】
◇[中]Jiujiang
○(1)(Jiujiang Shi)⇒きゅうこうし(九江市)
○(2)[古]洞庭湖の旧称。
⇒どうていこ(洞庭湖)
◎九つの川が注(ソソ)ぐことから。
きゅうこう《きうかう》
【旧港】
○[古]インドネシアの都市パレンバン(Palembang)の古称。
参照⇒ぱれんばん(パレンバン,旧港),しゅりーびじゃやおう
こく(シュリービジャヤ王国)
きゅうこう《きうこう》
【休工】
○[建]工事を一時休止すること。
◎休工期間,休工中,休工日,日曜休工
きゅうこうし《きうかうし》
【九江市】
◇[中]Jiujiang Shi
○中国南東部、江西省(Jiangxi Sheng)(コウセイショウ)北部の省直轄
市(地級市)。長江(揚子江)南岸の重要港湾都市。
古称は「潯陽(Xunyang)」。
「チウチアン市(九江市)」とも呼ぶ。
参照⇒じんようこう(潯陽江)
〈面積〉
1万8,823平方キロメートル。
〈人口〉
2002(平成14)450万3,100人(5月31日現在)。
〈管轄2区〉
潯陽区(Xunyang Qu)(ジンヨウク)。
慮山区(Lushan Qu)(ロザンク)。
〈管轄1市〉
瑞昌市(Ruichang Shi)。
〈管轄9県〉
九江県(Jiujiang Xian)。
武寧県(Wuning Xian)。
修水県(Xiushui Xian)(シュウスイケン)。
永修県(Yongxiu Xian)。
徳安県(De'an Xian)。
星子県(Xingzi Xian)。
都昌県(Duchang Xian)。
湖口県(Hukou Xian)。
彭澤県(Pengze Xian)。
★きゅうこうれい
【九叩礼】
◇[中]jiukouli
○[歴]中国清朝の大礼。
一跪三叩首を連続三回行うもの。
「九叩」,「三跪九叩([中]sangu jiukou;サンキキュウコウ)」とも呼ぶ。
参照⇒てんれいもんだい(典礼問題),こうとう(叩頭),きはい
(跪拝,跪拜)
きゅうごしきけいせんしゃ《きふごしきけいせんしや》
【九五式軽戦車】
◇[英]Type 95 Light Tank
○[歴][軍]旧日本陸軍の軽戦車(tankette)。
全長4.3メートル・全幅2.07メートル・全高2.28メートル・
自重6.7トン・最高速度時速40キロメートル。主砲九四式三七
粍(ミリ)戦車砲。乗員3名(車長・操縦手・機銃手)。
火炎放射戦車もあった。
参照⇒たんけっと(タンケット)
◎1933(昭和 8)陸軍、ハ号車として設計を開始。
1935(昭和10)[皇紀2595]制式化。
きゅうごろう《きうごらう》
【久五郎】
○[古]⇒きゅうすけ(久助)(1)
きゅうこん《きふこん》
【吸根】
◇[英]sucker
○[植]⇒きせいこん(寄生根)
きゅうざ《きうざ》
【久三】
○[古]⇒きゅうすけ(久助)(1)
きゅうさいこう《きうさいこう》
【九寨溝】
◇[中]Jiuzhai Gou、[英]Jiuzhai Valley
○(1)⇒きゅうさいこうけん(九寨溝県)
○(2)[地]中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)北部の
阿バ・チベット族(蔵族)チャン族(羌族)自治州(Aba Zangzu
Qiangzu Zizhizhou)九寨溝県にある、岷山山脈(Minshan Shan-
mai)(ミンザンサンミャク)の渓谷。
樹正溝(Shuzheng gou)・則査窪溝(Zechawa gou)・日則溝(Ri-
ze gou)と呼ぶ三つの渓谷がY字型に位置する景勝地。
三つの渓谷が合わさる地点に諾日朗瀑布(Nourilang Pubu)が
ある。
南方の黄龍洞(Huanglong dong)(コウリュウドウ)とともに「九寨黄
龍」と呼ばれる。
◎1992(平成 4)世界自然遺産に登録。
きゅうさいこうけん《きうさいこうけん》
【九寨溝県】
◇[中]Jiuzhaigou Xian、[英]Jiuzhaigou County
○中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)北部、阿バ・
チベット族(蔵族)チャン族(羌族)自治州(Aba Zangzu Qiangzu
Zizhizhou)北東部にある県。中西部を松潘県(Songpan Xian)、
西部をゾルゲ県(若爾蓋県)に接し、北部・東部を甘粛省(Gansu
Sheng)(カンシュクショウ)に隣接。
県都は永楽鎮(Yongle Zhen)。
〈面積〉
5,286平方キロメートル。
〈人口〉
2004(平成16)6万人。
◎1953(昭和28)南坪県を設置。
1998. 2.13(平成10)九寨溝県と改称。
きゅうさいこうりゅうくうこう《きうさいわうりゆうくうかう》
【九寨黄龍空港】
◇[英]Jiuzhai-Huanglong Airport
○中国南西部、四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)北部にある空
港。標高3,440メートル。
景勝地の九寨溝(キュウサイコウ)から88キロメートル、黄龍洞(コウリュ
ウドウ)から54キロメートルに位置する。
◎2003.10.20(平成15)正式に開港。
きゅうざぶろう《きうざぶらう》
【久三郎】
○[古]⇒きゅうすけ(久助)(1)
きゅうさらい《きうさらい》
【旧サライ】
◇[英]Old Sarai
○[歴]⇒さらい(サライ,薩来)(1)
きゅうし《きうし》
【九紫】
◇[中]jiuzi
○[暦]運命判断法の九星一つで、火星・南に当たる。
参照⇒きゅうせい(九星)
きゅうじ《きうじ》
【九寺】
◇[中]jiushi
○[歴]中国の九卿(キュユウケイ)が統括した九つの官庁。
参照⇒きゅうけい(九卿)(3)
★きゅうじ《きふじ》
【給仕】
○(1)
○(2)給仕をする人・給仕人。
〈男性〉
英語:ウエイター(waiter),ウエーター,ウェーター。
フランス語:ガルソン(garcon),ギャルソン/セルベール
(serveur)。
ドイツ語:ケルナー(Kellner)。
トルコ語:ガルソン(garson)。
〈女性〉
英語:ウエイトレス(waitress),ウエートレス,ウェートレス。
フランス語:セルブーズ(serveuse)。
ドイツ語:ケルネリン(Kellnerin)。
トルコ語:カドゥンガルソン(kadin garson)。
〈助手/見習い〉
英語:バスボーイ(busboy)。
ぎゅうし《ぎうし》
【牛脂】
○[料]⇒へっと(ヘット)
きゅうしち《きうしち》
【久七】
○[古]⇒きゅうすけ(久助)(1)
きゅうしゅ《きうしゆ》
【鳩首】
○何人かが集まり、顔を寄せ合って、ひそひそと相談すること。
◎鳩首凝議(ギョウギ)
◎「鳩」は「集める」の意味。
きゅうしゅう《きうしう》
【九州】
◇[日]Kyushu
○(1)[地]日本列島の中の九州本島とその属島。
○(2)[地]日本列島四大島の中の一島。本州・四国の西に位置
する。
〈面積〉
1961(昭和36)36,554平方キロメートル。
◎日本列島では本州・北海道に次ぎ3番目。
○(3)日本の九州地方の略。
福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島
県から成る。
◎便宜上(ベンギジョウ)、沖縄県を含むこともある。
○(4)[歴]西海道の九つの国。筑前(チクゼン)・筑後(チクゴ)・肥前
(ヒゼン)・肥後(ヒゴ)・豊前(ブゼン)・豊後(ブンゴ)・日向(ヒュウガ)
・大隅(オオスミ)・薩摩(サツマ)の総称。
○(5)[中国伝説]([中]Jiuzhou)古代中国、夏(カ)王朝の始祖禹
(ウ)が黄河(コウガ)の洪水を治めて開いた九つの地域。また、中
国全土。
『書経(Shujing)』「禹貢(Yugong)(ウコウ)」によれば、エン(「亠」
冠+「兌」)・冀(キ)・青(セイ)・徐(ジョ)・豫(ヨ)・荊(ケイ)・揚(ヨウ)
・雍(ヨウ)・梁(リョウ)。
参照⇒う(禹),じゅうにしゅう(十二州)
◎『爾雅(ジガ)』・『周礼(シュライ)』など異説が多い。
◎青州:⇒[1]せいしゅう(青州)
豫州:⇒よしゅう(予州,豫州)
荊州:⇒けいしゅう(荊州)
きゅうしゅう《きうしう》
【九秋】
○[暦]秋の九十日間(三ヶ月)。
参照⇒きゅうしゅん(九春),きゅうか(九夏)(1),きゅうとう
(九冬)
きゅうしゅうおうだんじどうしゃどう
《きうしうわうだんじどうしやだう》
【九州横断自動車道】
○[交]九州北部、長崎県長崎市から佐賀県・福岡県を経由して
大分県大分市を結ぶ高速道路。
総延長245キロメートル。
◎1989. 7.20(平成元)湯布院インターチェンジ〜別府日出ジャ
ンクション間(27.2キロメートル)、開通。
2004. 3.27(平成16)長崎多良見〜長崎インターチェンジ間
(11.3キロメートル)が完成し、全通。
きゅうしゅうげいじゅつこうかだいがく
《きうしうげいじゆつこうくわだいがく》
【九州芸術工科大学】
○[歴][教]福岡県福岡市南区に本部を置く国立大学。
◎1968(昭和43)設立。
2003.10. 1(平成15)九州大学に統合。
★きゅうしゅうこうぎょうだいがく《きうしうこうげふだいがく》
【九州工業大学】
○[教]福岡県北九州市戸畑区(トバタ)に本部を置く国立大学。
きゅうしゅうこうだいまええき《きうしうこうだいまへえき》
【九州工大前駅】
○[交]福岡県北九州市戸畑区(トバタ)にある、JR鹿児島本線の
駅。
西小倉(ニシコクラ)駅と戸畑駅の間。
◎1990.11. 1(平成 2)新中原(シンナカバル)駅を改称。
きゅうしゅうこくりつはくぶつかん《きうしうこくりつはくぶつくわん》
【九州国立博物館】
○福岡県太宰府市にある独立行政法人「国立博物館」の博物館。
◎2005.10.16(平成17)開館し一般公開。
きゅうしゅうさんだいまつり《きうしうさんだいまつり》
【九州三大祭】
○長崎くんち(長崎諏訪神社)、玉取祭(福岡筥崎宮)、妙見祭
(熊本八代神社)の総称。
★きゅうしゅうしんかんせん《きうしうしんかんせん》
【九州新幹線】
○[交]
鹿児島ルート:博多駅〜鹿児島中央駅。
長崎ルート:博多駅〜長崎駅。
愛称は「つばめ」。
参照⇒せいびしんかんせん(整備新幹線)
◎2004. 3.13(平成16)新八代駅〜鹿児島中央駅(旧:西鹿児島駅)
間(約128キロメートル)を部分開業。並行在来線(八代駅〜川内
駅)は第三セクターの肥薩おれんじ鉄道が継承・運行。
きゅうしゅうせいどうかい《きうしうせいだうくわい》
【九州誠道会】
○福岡県大牟田市に本部を置く暴力団。
指定暴力団道仁会の村上一家などが松尾義久会長就任に反発
して会を離脱し、組織したもの。
参照⇒どうじんかい(道仁会)
◎2006. 7.(平成18)結成。
きゅうしゅうだいがく《きうしうだいがく》
【九州大学】
○[教]福岡県福岡市東区に本部を置く国立大学。
略称は「九大(キュウダイ)」。
◎1910(明治43)福岡医科大学と工科大学を統合した九州帝国大
学として箱崎(ハコザキ)に設立。
1949(昭和24)福岡高等学校・久留米工業専門学校などを併合
して、新制大学の九州大学となる。
2003.10. 1(平成15)九州芸術工科大学を統合。
きゅうしゅうだいがくせいたいかいぼうじけん
《きうしうだいがくせいたいかいぼうじけん》
【九州大学生体解剖事件】
○[歴]第二次世界大戦末期の1945(昭和20)5〜6月、九州帝国
大学(現:九州大学)医学部でアメリカ軍捕虜になされた生体実
験手術。
同年5月、大分県と熊本県の境に墜落したB29の乗員捕虜
8人に対し、軍関係者の立会いの下で、代用血液として海水を
注入するなどの手術を行い、術後に血液を抜いて死亡させたも
の。
戦後、西部軍司令部は広島へ移送後に被爆して死亡としたが、
GHQの調査などで発覚。
計28人が起訴され、1948. 3.11(昭和23)横浜で軍事裁判が開
始され、 8.27、5人に絞首刑判決、18人に有罪判決。
「九大生体解剖事件」とも呼ぶ。
◎主導したとされる軍医は空襲で死亡、執刀した外科医は拘置
所で自殺。
きゅうしゅうていこくだいがく《きうしうていこくだいがく》
【九州帝国大学】
【九州帝國大学】
○[歴][教]⇒きゅうしゅうだいがく(九州大学)
★きゅうしゅうてつどう《きうしうてつだう》
【九州鉄道】
○[歴][交]
◎1889.12.11(明治22)博多停車場〜千歳川仮停車場間、開通。
きゅうしゅうてつどうきねんかん《きうしうてつだうきねんくわん》
【九州鉄道記念館】
○[交]福岡県北九州市のJR門司港駅の近くにある鉄道記念館。
無休・有料。電話093-322-1006。
◎2003. 8. 9(平成15)旧九州鉄道本社に開館。10日、見学者に
よる屋外展示車両の破損被害が大きく、車内展示公開を中止。
きゅうしゅうばしょ《きうしうばしよ》
【九州場所】
○[俗][運]大相撲の十一月場所の通称。
⇒じゅういちがつばしょ(十一月場所)
きゅうしゅん《きうしゆん》
【九春】
○[暦]春の九十日間(三ヶ月)。
参照⇒きゅうか(九夏)(1),きゅうしゅう(九秋),きゅうとう
(九冬)
きゅうじょう《きゆうじやう》
【宮城】
○⇒こうきょ(皇居)
◎「みやぎ(宮城)」とも読む。
きゅうしょうがつ《きうしやうぐわつ》
【旧正月】
◇[英]the lunar New Year
○[暦]旧暦(太陰暦)による正月。
新暦の正月の約1ヶ月後。
中国では「春節(chunjie)」、朝鮮では「クジョン(koojeong,旧
正)」、ベトナムでは「テト(Teto)」と呼ぶ。
◎春の季語。
★きゅうしょく《きふしよく》
【給食】
○[食]
参照⇒がっこうきゅうしょく(学校給食)
きゅうしん《きうしん》
【求心】
◇[英]centripetal
○中心に近づくこと・中心に近づこうとすること。
⇔えんしん(遠心)
参照⇒きんい(近位)
きゅうしん《きうしん》
【救心】
○[薬]救心製薬株式会社製の強心剤。動悸(ドウキ)・息切れなど
の衰弱した心臓の働きを強める生薬(ショウヤク)。
きゅうじん《きうじん》
【旧人】
○(1)以前から世に出ている人。以前からある部署に配属され
ている人。もとからの仲間。新しさのない人。
⇔しんじん(新人)(1)
○(2)[生]更新世中期、約30万〜3万5,000千年前の旧石器時代
中期に生息していた化石人類。
人類進化の段階では、猿人・原人に次ぎ、新人(現生人類)の
前段階。
ネアンデルタール人がその典型。
参照⇒ねあんでるたーるじん(ネアンデルタール人)
きゅうじんのこうをいっきにかく《きうじんのこうをいつきにかく》
【九仞の功を一簣に欠く】
【九仞の功を一簣に虧く】
◇[中]jiuren yikui(九仞一簣)
○[故]長い間の努力や苦労で完成を目の前にしたが、いま一息
というところでわずかな不備や油断により完成に至らず無駄に
終わること。
参照⇒いっきのこう(一簣の功,一簣之功)
◎『書経』旅(傲「螯」の「虫」を「犬」に替える)(リョゴウ):為山九
仞、功虧一簣:山を為(ツク)る九仞、功、一簣に虧く:非常に高
い築山を築くのに、最後の一杯の簣(モッコ)の土を欠いても完成
しない。
◎「仞」は古代中国の長さの単位で諸説あり、周制の八尺・漢制
の七尺とも。
簣:参照⇒もっこ(もっこ,畚)
きゅうす《きふす》
【急須】
◇[中]jixu
○(1)[漢]昔、中国で酒の燗(カン)をした、注ぎ口のある鍋(ナベ)。
○(2)[国]横に取っ手の付いた、注ぎ口のある小さな土瓶(ドビ
ン)。煎茶(センチャ)などを入れ、湯をさして煎(セン)じ出すのに用い
る。
陶磁製のほか、鉄・アルミなどの金属製もある。
「ちゃだし(茶出し,茶出)」,「きびしょ(急焼,急須)」,「きびしょ
う(急焼,急須)」,「きびじょ(急焼,急須)」とも呼ぶ。
参照⇒うしろで(後ろ手)(4)
◎中国の(1)が日本に伝わって茶器になったもの。
「きびしょ」などは「急焼([中]jishao)」の唐音「きひしやき」が
訛(ナマ)ったもの。
○(3)[形動]急場の時に用いるさま。
○(4)[名]急場に必要なもの。
きゅうすいとう《きふすいたふ》
【給水塔】
○給水に必要な水圧を得るため、上部に給水タンク(水槽)を設
置している塔。
きゅうすけ《きうすけ》
【久助】
○(1)[古](江戸時代)下男の通称。
「久三(キュウザ)」,「久三郎(キュウザブロウ)」,「久五郎(キュウゴロウ)」,
「久六(キュウロク)」,「久七(キュウシチ)」などとも呼ぶ。
参照⇒でっち(丁稚)
○(2)[食]吉野葛(ヨシノクズ)の別称。
⇒よしのくず(吉野葛)
◎久助葛の略。
○(3)[俗](久助葛から屑<クズ>に掛けて)割れた煎餅(センベイ)や
あられのこと。
もと、職人仲間の隠語。
参照⇒きずもの(傷物,疵物)(2)
○(4)[古][俗](江戸時代、新吉原で)あつかましい者・愚かな
者を指す隠語。
きゅうすけくず《きうすけくず》
【久助葛】
○[食]⇒よしのくず(吉野葛)
きゅうせい《きうせい》
【九星】
◇[中]jiuxing
○(1)[暦]古代中国で発生した運命判断法。人の生れた年に当
てはめ、運命の吉凶・人間関係の相性(アイショウ)と相剋(ソウコク)な
どを占う九つの星。
九曜星を五行と方位に配置する。
┌──────┬──┬──┬────┐
│九星 │五行│方位│八卦 │
├──────┼──┼──┼────┤
│一白(イッパク) │水星│北 │坎(カン) │
│二黒(ジコク) │土星│西南│坤(コン) │
│三碧(サンペキ) │木星│東 │震(シン) │
│四緑(シロク) │木星│東南│巽(ソン) │
│五黄(ゴオウ) │土星│中央│ │
│六白(ロッパク) │金星│西北│乾(ケン) │
│七赤(シチセキ) │金星│西 │兌(ダ) │
│八白(ハッパク) │土星│東北│艮(ゴン) │
│九紫(キュウシ) │火星│南 │離(リ) │
└──────┴──┴──┴────┘
五黄が中心にある基本配置の表(魔法陣になっている)
南
┌───┬───┬───┐
│ 四緑 │ 九紫 │ 二黒 │
│(杜門)│(景門)│(屯門)│
├───┼───┼───┤
東│ 三碧 │ 五黄 │ 七赤 │西
│(傷門)│(中宮)│(驚門)│
├───┼───┼───┤
│ 八白 │ 一白 │ 六白 │
│(生門)│(休門)│(開門)│
└───┴───┴───┘
北
◎三碧の人は表面は剛毅であるが心は潔白で積極性に富むと
される。五黄の人は性質が寛容で運気が強いとされる。
○(2)[暦]九曜と同じ。
⇒きゅうよう(九曜)
○(3)[天]北斗七星のこと。
⇒ほくとしちせい(北斗七星)
○(4)奇門遁甲(qimen dunjia)で、天蓬星・天(草冠+「内」)星(テ
ンゼイセイ)・天冲星・天輔星・天禽星・天心星・天柱星・天任星
・天英星の総称。
きゅうせいあるこーるちゅうどく《きふせいあるこーるちゆうどく》
【急性アルコール中毒】
◇[英]acute alcoholism
○[病]⇒あるこーるちゅうどく(アルコール中毒)(1)
きゅうせいかいはくずいえん《きゆうせいくわいはくずいえん》
【急性灰白髄炎】
◇polio
○[病]ポリオ・ウイルスによって脊髄(セキズイ)の灰白質が冒(オカ)
される伝染病疾患。
突然の高熱に続いて四肢などに弛緩性麻痺(マヒ)を発する。ま
れに呼吸麻痺により死亡することもある。
予防にはソーク・ワクチン(不活性ワクチン)の接種やセービ
ン・ワクチン(生ワクチン)の経口投与を行なう。予防接種法に
より生後3〜90ヶ月の間に6週間以上の間隔をおいて2回生ワ
クチンを飲むことが推奨されている。
後遺症の神経機能障害の回復にはガラクタミン(galactamine)
(食物繊維の一種)が有効。
日本では5歳以下の小児に多いが、欧米では成人にもまれで
はない。
「ポリオ」,「脊髄性小児麻痺(ショウニマヒ)」,「ハイネ・メディン病」
とも呼ぶ。
参照⇒ぽりおわくちん(ポリオ・ワクチン),のうせいしょう
にまひ(脳性小児麻痺)
◎「ハイネ・メディン病」の病名は、ドイツの医師ハイネ(J.
Heine)が初めて記載し、のちスウェーデンの医師メディン(K.
Medin)が詳しく研究したことから。
◎1959(昭和34)八戸市などで集団発生。6月15日、厚生省は急
性灰白髄炎を指定伝染病に指定。ソ連製生ワクチンを輸入し9
月3日到着。
◎1988(昭和63)世界保健機関(WHO)、世界レベルのポリオ根
絶計画を開始。
1994(平成 6)アメリカ地域で根絶宣言。
2000(平成12)西太平洋地域で根絶宣言。
2002(平成14)ヨーロッパ地域で根絶宣言。
きゅうせいぐん《きうせいぐん》
【救世軍】
◇[英]Salvation Army(サルベーション・アーミー)
○[宗]キリスト教プロテスタントの一宗派。
軍隊式の組織で民衆伝道と社会事業を行う。
年末に鍋で寄付活動を行う救済事業が有名。
◎1865(慶応元)イギリス人ブース夫妻(William Booth,Cather-
ine Booth)が活動を開始。
1878(明治11)救世軍を組織。
1895. 9.(明治28)日本支部創設。
きゅうせかい《きうせかい》
【旧世界】
○アメリカ大陸発見以前に知られた大陸。旧大陸。
ヨーロッパ・アジア・アフリカの3大陸と、その周辺の島々
⇔しんせかい(新世界)
★きゅうせっきじだい《きうせきじだい》
【旧石器時代】
◇[英]the Paleolithic era/the Old Stone Age
○[歴]
〈文化〉
前期(lower):握斧(アクフ)(ハンド・アックス)文化。
シェーユ文化・アシュール文化(Acheulean Culture)。
中期(middle):剥片(ハクヘン)石器文化。
ムスティエ文化(Moustierian Culture)・丁村文化
([中]Dingcun Wenhua,[英]Dingcun Culture)。
後期(upper):打割石器文化。
オーリニャック文化(Aurignac Culture)・ソリュトレ
ー文化(Solutrean Culture)・マドレーヌ文化(Madeleine Cul-
ture)。
参照⇒むすてぃえぶんか(ムスティエ文化),まどれーぬぶん
か(マドレーヌ文化)
★きゅうせん《きうせん》
【キュウセン】
【求仙】
【九仙】
【気宇仙】
◇[学]Halichoeres poecilopterus
○[魚]スズキ目(Perciformes)ベラ科(Labridae)の海水魚。
オス(雄)は青みが強く「アオベラ(青倍良,青遍羅)」、メス(雌)
は赤みが強く「アカベラ(赤倍良,赤遍羅)」と呼ぶ。
太平洋北西部、日本・朝鮮半島・中国・台湾に分布。
ベラの仲間では一番美味とされる。
「ギザミ」,「スナメリ(砂滑)」とも呼ぶ。
◎中国語:花鰭海猪魚(huaqihaizhuyu)。
きゅうせん《きうせん》
【九泉】
◇[中]jiuquan
○(1)九重の地の底。人が死後に行くという地の底にある世界。
「よみ(黄泉)」,「よみじ(黄泉路)」,「めいど(冥土)」,「地下」,
「あの世」とも呼ぶ。
参照⇒こうせん(黄泉)
○(2)墓地(ボチ)。墓場(ハカバ)。
きゅうせんどうえき《きうせんどうえき》
【球泉洞駅】
○[交]熊本県球磨郡(クマグン)球磨村(クマムラ)にある、JR肥薩線
(ヒサツ)の駅。
白石(シロイシ)駅(芦北町)と一勝地(イッショウチ)駅の間。
◎1988. 3.13(昭和63)大坂間(オオサカマ)駅を改称。
きゅうそ
【窮鼠】
【窮鼡】
◇[日]kyuso
○追い詰められて逃げ場を失ったネズミ(鼠)。
◎窮鼠、猫を噛(カ)む
きゅうそう《きふさう》
【給桑】
◇[日]kyusou
○[農]カイコ(蚕)にクワ(桑)の葉を与えること。
参照⇒ようさん(養蚕)
きゅうそく《きふそく》
【吸息】
○[医]⇒きゅうき(吸気)(1)
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