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百 科 辞 書 《きよか》 編集:獨 澄旻
-------- きよか ------------------------------------------------
きょかいきゅう
【巨蟹宮】
◇[英]cancer
○[天]⇒かにざ(かに座,カニ座,蟹座)
きよがき
【清書き】
【浄書き】
【清書】
○⇒せいしょ(清書)
きょかくきゅう《きよかくきう》
【巨核球】
◇[英]megakaryocyte(メガケイリョサイト)
○[医]骨髄中にある大形の多核細胞。
その細胞質が多数に分断、成熟して血小板に成る。
参照⇒せきがさいぼう(赤芽細胞)
きよかわむら《きよかはむら》
【清川村】
◇[日]Kiyokawa Mura
○(1)神奈川県中央部、愛甲郡(アイコウグン)の村。
○(2)[古]大分県南部、大野郡(オオノグン)の村。
◎2005. 3.31(平成17)大野郡の全町村(5町2村)が合併して豊
後大野市(ブンゴオオノシ)を発足し、郡は消滅。
★ぎょがんせき
【魚眼石】
◇[英]apophyllite(アポフィライト)
○[鉱]沸石(フッセキ)(zeolite)の一種。
ぎょがんれんず
【魚眼レンズ】
◇[英]fisheye lens
○[写]広角(コウカク)レンズの一種。
写角がほぼ180度で、レンズ前面の半円周視界を写せる特殊
レンズ。
一度に全天の雲などを撮影できるが、画像の歪曲(ワイキョク)も
大きい。
「全天レンズ(panoramic lens)」とも呼ぶ。
きょぎょう《きよげふ》
【虚業】
○[経]投機など堅実でない非生産的な事業。
⇔じつぎょう(実業)
ぎょく
【魚鼓】
○[仏]⇒ぎょばん(魚板)
ぎょくいん
【玉音】
○(1)天子の言葉・天皇の言葉。
「ぎょくおん(玉音)」とも呼ぶ。
○(2)天子の声・天皇の声。
「ぎょくおん(玉音)」とも呼ぶ。
参照⇒ぎょくおんほうそう(玉音放送)
○(3)(笛などの)清く美しい音(ネ)。また、声。
○(4)他人の言葉の敬称。
○(5)他人からの手紙の敬称。
ぎょくおん
【玉音】
○(1)天子の言葉・天皇の言葉。
「ぎょくいん(玉音)」とも呼ぶ。
○(2)天子の声・天皇の声。
「ぎょくいん(玉音)」とも呼ぶ。
◎玉音放送,玉音盤
★ぎょくおんほうそう《ぎよくおんはうそう》
【玉音放送】
○[歴]1945. 8.15(昭和20)昭和天皇が臣民(現:国民)にポツダ
ム宣言の受諾と太平洋戦争の終結を伝えたラジオ放送。
◎「爾(ナンジ)臣民ニ告ク」,「堪(タ)ヘ難(ガタ)キヲ堪ヘ忍(シノ)ヒ難
キヲ忍ヒ」が著名。
◎同日未明、陸軍近衛師団の青年将校たちが宮中に乱入し玉音
盤を奪取しようとして失敗、首謀者は自決した。
きょくきどう《きよくきだう》
【極軌道】
○[宇]北極と南極の上空を周回する、人工衛星の軌道・経路。
地球の自転により地表をくまなく探査できるため、気象観測
や軍事偵察などに用いられる。
参照⇒せいしえいせい(静止衛星)
ぎょくけい
【玉磬】
◇[中]yuqing
○[楽]⇒けい(磬)(1)
★ぎょくざん
【玉山】
◇[中]Yushan、[英]Mount Yu/Mount Morrison
○[地]台湾中部にある、台湾の最高峰。標高は3,997メートル。
「ユーシャン(玉山)」,「ユイシャン(玉山)」,「モリソン山」とも
呼ぶ。
参照⇒ありさん(阿里山)
◎標高は3,950メートルとも。
◎日本統治時代の名称は「新高山(ニイタカヤマ)」。
きょくし
【曲歯】
○[仏]十羅刹女の一神。
⇒じゅうらせつにょ(十羅刹女)
きょくしがい
【局子街】
◇[中]Juzijie
○(1)中国東北部、吉林省(Jilin Sheng)(キツリンショウ)東端にある
延辺朝鮮族自治州(Yanbian Chaoxianzu Zizhizhou)(エンペン・チョウ
センゾク・ジチシュウ)の州都延吉市(Yanji Shi)(エンキツシ)の一地区。
○(2)[古]延吉市の旧称。
⇒えんきつし(延吉市)
きょくじつき
【旭日旗】
○朝日を描いた旗。
日の丸の周囲に旭光(キョッコウ)を描いたもの。
◎明治期に旧日本軍が軍旗・軍艦旗として採用。
1952(昭和27)海上自衛隊が採用。
◎日章旗:⇒ひのまる(日の丸)
★きょくじつしょう《きよくじつしやう》
【旭日章】
○日本の勲章の一種。勲一等〜勲八等がある。
勲一等〜勲六等の勲章は赤丸の日章を白の旭光(朝日)で囲ん
だもので、綬(ジュ)(リボン)を通す鈕(チュウ)は桐葉。
勲七等・勲八等の勲章は桐葉で、鈕は小さな環のみ。
勲一等旭日桐花大綬章:日章の周囲に桐花、四方に光線を配
したもの。
綬は、勲一等〜勲三等は首に下げ、勲四等〜勲八等は胸に着
けるもの。
勲一等旭日大綬章:。
勲二等旭日重光章(ジュウコウショウ):。
勲三等旭日中綬章:。
勲四等旭日小綬章:。
勲五等双光旭日章:。
勲六等単光旭日章:。
勲七等青色桐葉章:。
勲八等白色桐葉章:。
◎1875(明治 8)制定。
きょくしむら
【旭志村】
◇[日]Kyokushi Mura
○[古]熊本県北部、菊池郡(キクチグン)の村。
◎2005. 3.22(平成17)菊池市に編入。
きょくしゃじゅう
【曲射銃】
○[軍]銃身が湾曲している鉄砲や軽機関銃(サブマシンガン)。
物陰に隠れたまま射撃する鉄砲で、弾丸は直進する。
銃口に湾曲した銃身アダプターを取り付けるものもある。
弾丸の変形による命中精度の不良、発射ガスの漏れによる射
程の低下、銃身の消耗などの問題も多い。
◎第二次世界大戦中、ドイツ軍が開発。
きょくしゃほう《きよくしやはう》
【曲射砲】
◇[英]howitzer
○[軍]曲射弾道で射撃する火砲の総称。
臼砲(キュウホウ)・榴弾砲(リュウダンホウ)・迫撃砲(ハクゲキホウ)など。
⇔かのんほう(カノン砲)
参照⇒きゅうほう(臼砲),りゅうだんほう(榴弾砲),はくげき
ほう(迫撃砲)
[1]ぎょくじゅ
【玉樹】
○(1)玉からできているという想像上の木。
○(2)気高く清らかな風姿(フウシ)の形容。
○(3)美しい木。
○(4)[植](特に)エンジュ(槐)の別称。
⇒えんじゅ(エンジュ,槐)
[2]ぎょくじゅ
【玉樹】
◇[中]Yushu
○(1)⇒ぎょくじゅちべっとぞくじちしゅう(玉樹チベット族自
治州,玉樹蔵族自治州,玉樹藏族自治州)
○(2)⇒ぎょくじゅけん(玉樹県)
ぎょくじゅけん
【玉樹県】
◇[中]Yushu Xian
○中国西部、青海省(Qinghai Sheng)(セイカイショウ)南端の玉樹チベッ
ト族自治州(Yushu Zangzu Zizhizhou)東部にある県。南東部を四
川省・チベット自治区に隣接。
県都は結古鎮(Jiegu Zhen)。
〈面積〉
1万3,462平方キロメートル。
〈人口〉
2004(平成16)8万人。
◎2010. 4.15(平成22)マグニチュード7.1の地震が発生。
ぎょくじゅちべっとぞくじちしゅう《ぎよくじゆちべつとぞくじちしう》
【玉樹チベット族自治州】
【玉樹蔵族自治州】
【玉樹藏族自治州】
◇[中]Yushu Zangzu Zizhizhou
○中国西部、青海省(Qinghai Sheng)(セイカイショウ)南端の自治州。
行政所在地は玉樹県結古鎮(Jiegu Zhen)。
〈面積〉
18万8,794平方キロメートル。
〈人口〉
2004(平成16)27万人。
〈管轄6県〉
玉樹県(Yushu Xian):⇒ぎょくじゅけん(玉樹県)
雑多県(Zaduo Xian)。
称多県(Chengduo Xian)。
治多県(Zhiduo Xian)。
嚢謙県(Nangqian Xian)。
曲麻莱県(Qumalai Xian)。
きょくしょう《きよくせう》
【極小】
◇[英]minimum
○(1)非常に小さいこと。また、そのさま。
⇔きょくだい(極大)(1)
○(2)[数]ある関数の値が、減少傾向から増加傾向に切り替わ
る直前であること。その近傍(キンボウ)で最小であること。
「ミニマム」とも呼ぶ。
⇔きょくだい(極大)(2)
◎グラフに表わすと「谷」になる部分。
ぎょくしょう《ぎよくしやう》
【玉将】
○将棋(ショウギ)で、下手(シタテ)(下位の者)がもつ王将(オウショウ)。
参照⇒[1]おうしょう(王将)
★ぎょくずい
【玉髄】
○(1)[鉱]微細な石英が緻密に結晶した集合体(潜晶質石英)。
色が均一のものを(狭義の)玉髄(2)、縞模様の美しいものを
「メノウ(瑪瑙)」と呼ぶ。
参照⇒めのう(メノウ,瑪瑙)
○(2)[鉱]色が均一で、不純物によって多彩で、紅玉髄(ベニギョ
クズイ)・緑玉髄(リョクギョクズイ)などと呼ばれる。
美しいものは装飾用になる。
「カルセドニー([英]chalcedony)」とも呼ぶ。
◎紅玉髄:⇒ぺにぎょくずい(紅玉髄)
血玉髄(ケツギョクズイ):⇒ぶらっどすとーん(ブラッドストーン)
緑玉髄:⇒りょくぎょくずい(緑玉髄)
碧玉:⇒へきぎょく(碧玉)(2)
プラズマ(plasma):⇒ぷらずま(プラズマ)(4)
黒玉髄:⇒おにっくす(オニックス)(3)
きょくせつあくせんときごう《きよくせつあくせんときがう》
【曲折アクセント記号】
◇[英]circumflex
○[言][印]⇒さーかむふれっくす(サーカムフレックス)
きょくせんきんじ
【曲線近似】
◇[英]curve approximation
○[数]近似計算の一種。
ある二点間にある真の値を、その二点間を結ぶ曲線上にある
として算出するもの。
「二次近似(secondary approximation)」とも呼ぶ。
◎基準値が少ない場合に使用する。
折れ線近似(一次近似)より精度が高いとされるが、基準値の
間隔を狭くした折れ線近似の方が精度は良い。
参照⇒おれせんきんじ(折れ線近似)
きょくせんけい
【曲線計】
◇[英]opisometer
○[地]⇒きるびめーたー(キルビメーター)
きょくだい
【極大】
◇[英]maximum
○(1)非常に大きいこと。また、そのさま。
⇔きょくしょう(極小)(1)
○(2)[数]ある関数の値が、増加傾向から減少傾向に切り替わ
る直前であること。その近傍(キンボウ)で最大であること。
「マキシマム」とも呼ぶ。
⇔きょくしょう(極小)(2)
◎グラフに表わすと「山」になる部分。
きょくちせんとうき
【局地戦闘機】
○[軍]⇒げいげきせんとうき(迎撃戦闘機)
きょくちふう
【局地風】
◇[英]local wind
○[気]地形や水陸分布などの影響を受けて、特定の気圧配置や
気温のときに、ある限られた地方・地域にのみ特徴的に起こる
風。それぞれの地方により独得の名前がつけられている。
海陸風・山谷風・おろし(颪)・フェーン現象など。
「地方風(チホウフウ)」とも呼ぶ。
参照⇒ふぇーんげんしょう(フェーン現象),かむしんかぜ(カ
ムシン風),しろっこ(シロッコ),あるまたん(アルマタン),うい
んどしあ(ウインドシア)
きょくちょく
【曲直】
◇[中]quzhi
○(1)曲がったことと、真っ直ぐなこと。
○(2)(比喩的に)正しいことと、正しくないこと。
参照⇒しちょく(司直)
◎理非曲直,曲直を明らかにする
きょくとうきりすとしゅうかい《きよくとうきりすとしふくわい》
【極東キリスト集会】
○[古][宗]イエスの方舟の旧称。
⇒いえすのはこぶね(イエスの方舟)
★きょくとうこうくう《きよくとうかうくう》
【極東航空】
○[歴][空]
1952.12.26(昭和27)設立、1958. 3. 1(昭和33)日ペリ航空と
合併し全日本空輸となる。
★きょくとうこくさいぐんじさいばん
【極東国際軍事裁判】
◇[英]the International Military Tribunal for the Far
East
○[歴]オーストラリアのウェッブ(Sir William Webb)裁判長、
アメリカのキーナン(Joseph Berry Keenan)首席検察官ら。
略称は「IMTFE」、通称は「東京裁判(Tokyo war crimes
trials)」。
参照⇒きーなん(キーナン)
◎1946. 5. 3(昭和21)開廷、1948. 4.(昭和23)弁論を終る。
1948.11.12(昭和23)戦犯25被告に有罪判決。12.23東条英機
(ヒデキ)・広田弘毅(コウキ)・松井岩根(イワネ)・土肥原賢二(ドイハラ・ケ
ンジ)・板垣征四郎(セイシロウ)・木村兵太郎(ヘイタロウ)・武藤章(ムトウ・ア
キラ)の7人の絞首刑が執行。
◎インドのラダビノデ・パル(Radhabinod Pal)判事は、日本の
戦争指導者に対する個人的責任の追求が国際法的根拠を欠くも
のとして「日本無罪論」を主張した。
★きょくとうじょうこう《きよくとうでうかう》
【極東条項】
○[軍]日米安全保障条約の第6条。
在日アメリカ軍の活動範囲を限定している。
参照⇒にちべいあんぜんほしょうじょうやく(日米安全保障
条約)
◎2004.11.(平成16)日本政府、審議官級協議で「日本や極東の
安全に寄与する実態を損なわない限り、(極東の)域外行動も認
められる」という見解をアメリカ政府に伝えていた。
きょくとうのーと
【極東ノート】
○[経]株式会社キョクトウ・アソシエイツ(大阪府大阪市西区)
製の製品名。
◎1922(大正11)佐野春吉が個人創業。
1935(昭和10)佐野ノート合名会社を設立。
1948(昭和23)佐野ノート株式会社に組織変更。
1958(昭和33)極東ノート株式会社に社名変更。
2003(平成15)株式会社キョクトウ・アソシエイツに営業譲渡
し、株式会社キョクトウ・アソシエイツとなる。
きょくとうほうそうもう《きよくとうはうそうもう》
【極東放送網】
◇[英]Far East Network
○[歴][放]⇒えふいーえぬ(FEN)
きょくにょじょう《きよくによじやう》
【曲女城】
◇[中]Qunyu Cheng
○[歴]⇒かんなうじ(カンナウジ)(3)
★きょくひどうぶつ
【棘皮動物】
○[動]無脊椎動物の一門。ウニ・ヒトデの類。
きょくふ
【曲阜】
◇[中]Qufu
○(1)[歴]中国の春秋戦国時代、魯(Lu)(ロ)の都。孔子誕生の地。
○(2)⇒きょくふし(曲阜市)
きょくふし
【曲阜市】
◇[中]Qufu Shi
○中国東部、山東省(Shandong Sheng)(サントウショウ)南西部の済寧
市(Jining Shi)(地級市)北東部の市(県級市)。泗水(Sishui)(シ
スイ)の南岸で、津浦線が通じる。
孔子誕生の地で、中国三大宮廷建築に数えられる孔子廟
(Kongzimiao)(孔廟)がある。
〈面積〉
896平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)64万人。
◎ 596年、曲阜県が新設。のち度々、他県と合併・分離を繰り
返す。
1018(寛仁 2)孔子廟、北宋の天禧二年に創建。
1724(享保 9)孔子廟、清の雍正二年に大成殿を重修。
1986. 6. 2(昭和61)曲阜市に昇格。
[1]ぎょくへん
【玉篇】
◇[中]Yupian
○[言]中国の字書。30巻。
梁(Liang)(リョウ)の顧野王(Gu Yewang)(コ・ヤオウ)( 519〜 581)が
編集して 543<大同 9>完成。
1万6,917字を542部に分類し、解説は詳しく、諸書の注解も
加える。
原本は失われ、日本に写本の一部が現存。
唐代に増補本が作られる。
宋代に陳彭年(Chen Pengnian)(チン・ホウネン)らが改訂した『大広
益会玉篇』が作られる。
「ごくへん(玉篇)」とも呼ぶ。
[2]ぎょくへん
【玉篇】
○[言][国]⇒たまへん(玉偏)
ぎょくもんかん《ぎよくもんくわん》
【玉門関】
◇[中]Yumenguan
○[歴]中国漢代、現在の甘粛省(Gansu Sheng)(カンシュクショウ)敦煌
県(Dunhuang Xian)(トンコウケン)の西にあった関所。
この関所より西方の地は「西域(Xiyu)(せいいき,さいいき)」
と呼ばれた。
参照⇒せいいき(西域)
ぎょくらん
【玉蘭】
○[植]ハクモクレン(白木蓮)の漢名。
⇒はくもくれん(ハクモクレン,白木蓮)
ぎょくらん
【玉鑾】
○⇒らん(鑾)(1)
ぎょくりゅうせつざん
【玉龍雪山】
【玉竜雪山】
◇[中]Yulong Xueshan
○[地]中国南西部、雲南省(Yunnan Sheng)(ウンナンショウ)北西部に
ある高峰。標高5,596メートル。
万年雪を頂く。
「ユーロンシュエシャン(玉龍雪山)」とも呼ぶ。
参照⇒きんさこう(金沙江),こちょうきょう(虎跳峡)
ぎょくりん
【玉林】
◇[中]Yulin
○中国南部、広西チワン族(壮族)自治区(Guangxi Zhuangzu Zi-
zhiqu)の都市。
きょくろ
【棘路】
◇[中]jilu
○九卿(キュウケイ)のこと。
⇒きゅうけい(九卿)
◎槐門(カイモン)棘路
ぎょくろ
【玉露】
○(1)露(ツユ)を玉に見立てて呼ぶ言葉。玉のような露。
○(2)[食]最上級の煎茶(センチャ)。
新芽の時に茶畑全体を寒冷紗(カンレイシャ)・ムシロ(筵)などの日
覆(ヒオオ)いをかけ、日照を減らしてタンニンの生成を抑制し、
苦味(ニガミ)の少なく甘味が多い茶葉に育成する。
石臼で微粉末にしたものは抹茶(マッチャ)となる。
宇治・八女(ヤメ)・岡部(静岡)が著名。
◎天保年間(1830〜1844)、江戸の山本徳翁が宇治で命名。
ぎょぐん
【魚群】
◇[英]school of fish/shoal of fish
○[魚]海中・水中を遊泳する魚の群(ム)れ。
「なむら(魚群)」,「なぶら(魚群)」,「なぐら(魚座)」とも呼ぶ。
参照⇒とりつきぐん(鳥付き群),とりやま(鳥山)
◎魚群探知機(fish-finder)。
きょけつ
【虚血】
◇[羅]ischaemia(イスケミア)
○[病]急性の局所貧血(local anemia)の一種。
臓器や組織に流入する血液量が必要量に比して極度に減少し
た状態。
血管の収縮(vasoconstriction)・血栓(thrombosis)・塞栓(ソ
クセン)(embolism)などにより起こり、その部位に変性・萎縮(イシュ
ク)・壊死(エシ)などをきたす。
「乏血(ボウケツ)」,「阻血(ソケツ)」とも呼ぶ。
◎英語:イスキーミア(ischaemia,ischemia)/ハイポエミア
(hypoemia)。
ドイツ語:イシェミー(Ischaemie,Ischamie)。
◎虚血性([英]ischaemic,ischemic)。
虚血性心疾患([英]ischaemic heart disease)。
★きょけつせいしんしっかん《きよけつせいしんしつくわん》
【虚血性心疾患】
◇[英]ischaemic heart disease/ischemic heart disease
○[病]
狭心症・急性心筋梗塞など。
高齢者に多い疾患。
★きょこつ
【距骨】
◇[英](単数形)talus(テイラス)/(複数形)tali/(単数形)
astragalus/(複数形)astragali
○[医]かかと付近にある七個の足根骨(ソッコナコツ)の一つ。
ぎょーざ
【ギョーザ】
【餃子】
◇[中]jiaozi
○[料]⇒ぎょうざ(ギョウザ,餃子)
きょさいとう《きよさいたう》
【巨済島】
◇[朝]Kojedo
○[地]朝鮮半島の南東端、慶尚南道(Kyongsang-nam-do)(ケイショウ
ナンドウ)の南端、鎮海湾にある島。韓国領。
本土とは巨済大橋で通じる。
近海はブリ・タイ・グチ・イワシなどの好漁場で、漁業の中
心地。
造船業も盛んで、大規模な玉浦造船工業団地がある。
観光特区で、南岸沖は閑麗海上国立公園(Hallo Haesang
National Park)に含まれる。
朝鮮戦争当時の捕虜収容所跡がある。
「コジェド(巨済島)」,「コチェド(巨済島)」とも呼ぶ。
〈面積〉
389平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)14万7,551人。
◎古称は「涜盧(トクラ)」、日本からの古称は「唐島(カラシマ)」。
朝鮮戦争中の1952(昭和27)共産軍捕虜の暴動事件が発生。
もと巨済郡、現在は巨済市。
参照⇒ちくら(ちくら,筑羅)(1)
きよさと
【清里】
◇[日]Kiyosato
○(1)山梨県北西部、八ヶ岳南東麓の高原地帯。
○(2)⇒きよさとちょう(清里町)
○(3)[交]⇒きよさとえき(清里駅)
○(4)[古]⇒きよさとむら(清里村)
きよさとえき
【清里駅】
○[交]山梨県北杜市(ホクトシ)高根町(タカネチョウ)清里にある、JR小
海線(コウミセン)の駅。
甲斐大泉(カイオオイズミ)駅(大泉村)と野辺山(ノベヤマ)駅(南牧村)
の間。
◎旧住所は北巨摩郡(キタコマグン)高根町(タカネチョウ)清里。
◎JR釧網本線(センモウホンセン)には清里町(キヨサトチョウ)駅がある。
きよさとちょう《きよさとちやう》
【清里町】
◇[日]Kiyosato Cho
○(1)北海道北東部、網走支庁(アバシリシチョウ)斜里郡(シャリグン)の町。
〈面積〉
402.74平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)5,705人
○(2)[交]⇒きよさとちょうえき(清里町駅)
きよさとちょうえき《きよさとちやうえき》
【清里町駅】
○[交]北海道網走支庁(アバシリシチョウ)斜里郡(シャリグン)清里町にあ
る、JR釧網本線(センモウホンセン)の駅。
札弦(サッツル)駅(札弦町)と南斜里(ミナミシャリ)駅(斜里町)の間。
◎JR小海線には清里駅がある。
きよさとむら
【清里村】
◇[日]Kiyosato Mura
○[古]新潟県南部、中頸城郡(ナカクビキグン)の村。
◎2005. 1. 1(平成17)上越市に編入。
[1]ぎょざん
【魚山】
◇[中]Yushan
○中国華北地区北東部、山東省(Shandong Sheng)(サントウショウ)東
部、東阿県(Dong'a Xian)(聊城市<Liaocheng Shi>管轄)南部に
ある黄河(Huang He)河畔の山・地名。
西麓に曹植(Cao Zhi)(ソウ・ショク,ソウ・チ)の墓・墓碑がある
◎三国魏の武帝の子曹植( 192〜 232)が魚山中で谷間の清流に
響く梵天(ボンテン)の響きを聞き、その声楽を模(モ)して梵唄(ボン
バイ)(声明)を制定したという。
[2]ぎょざん
【魚山】
◇[日]Gyozan
○(1)京都府京都市左京区大原にある来迎院・三千院の山号。
⇒らいごういん(来迎院)
○(2)京都府京都市左京区大原にある来迎院一帯の地域名。
大原声明(ショウミョウ)の発源地で、音律になぞらえた呂川(リョセン)
・律川(リツセン)・音無の滝がある。
ぎょし
【魚翅】
◇[中]yuchi
○[食]フカ(鱶)のヒレ(鰭)を乾燥させた中華料理の高級食材。
「ユイチー」とも呼ぶ。
参照⇒きんし(金糸,金絲)(6)
きよしこのよる
【きよしこの夜】
◇[英]Silent Night
○[楽]ヨゼフ・モーア(Joseph Mohr)作詞、由木康(ユキ・ヤスシ)訳
詞、フランツ・グルーバー(Franz Gruber)作曲の聖歌(賛美歌)。
「聖夜」とも呼ぶ。
◎カトリックは「すくいの御子は御母(ミハハ)の胸に」、プロテス
タントは「すくいの御子はまぶね(馬舟)の中に」と歌う。
ぎょしゃ
【漁者】
○漁師(リョウシ)のこと。
「漁人(ギョジン)」・「漁父(ギョフ)」・「漁夫(ギョフ)」とも呼ぶ。
きょしゅう《きよしう》
【許州】
◇[中]Xuzhou
○[古]中国河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)の許昌市(Xuxhang
Shi)の古称。
⇒きょしょうし(許昌市)
★ぎょしょう《ぎよしやう》
【魚醤】
○[料]
参照⇒しょうゆ(醤油,正油)
◎しょっつる(塩汁):秋田。
いかなご醤油:香川。
いか醤油:石川。
ナンプラ(namplaa):タイ。
ニョクマム(nuoc mam):ベトナム。
ナムパー(nam paa):ラオス。
トゥックトレー(tuk trey):カンボジア。
パティス(patis):フィリピン。
ぎょしょう
【漁樵】
○(1)魚をとったり木を切ったりして生活する人。
○(2)名利を忘れて世俗から離れて暮らすこと。
◎漁師(リョウシ)と樵(キコリ)から。
きょしょうかこうがん《きよしやうくわかうがん》
【巨晶花崗岩】
◇[英]pegmatite
○[鉱]⇒ぺぐまたいと(ペグマタイト)
きょしょうし《きよしやうし》
【許昌市】
◇[中]Xuchang Shi
○中国中央部、河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)中央部の省直轄
市(地級市)。南部を平頂山市(Pingdingshan Shi)(ヘイチョウザンシ)
に接する。
行政所在地は魏都区。
古称は「許州(Xuzhou)(キョシュウ)」。
〈面積〉
4,977平方キロメートル(地級市)。
〈人口〉
2003(平成15)446万(地級市)。
〈管轄1区〉
魏都区(Weudu Qu)。
〈管轄2市〉
禹州市(Yuzhou Shi)。
長葛市(Changge Shi)。
〈管轄3県〉
許昌県(Xuchang Xian)。
イン陵県(Yinling Xian)。
襄城県(Xiangcheng Xian)。
◎「イン」は「(「焉」+旁<ツクリ>に邑<オオザト>)」。
★きょしょうじん《きよしやうじん》
【許昌人】
◇[中]Xuchang Ren
○[化生]中国北部、河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)許昌市の霊
井遺址(Lingjung Yizhi)から出土した8万〜10万年前の化石人
類(旧人類)。
10万〜20万年前の遼寧金牛人(Jinniu Ren)と、1万〜4万年
前の北京山頂洞人(Shandingdong Ren)との間に位置付けられる。
これで、中国古人類連続進化説の空白期間の一つが補完された。
参照⇒きんぎゅうじん(金牛人),さんちょうどうじん(山頂洞
人)
◎2007.12.17(平成19)頭頂部など16片が出土。
2008. 6.(平成20)頭蓋骨が新たに出土。
★きょしょくしょう《きよしよくしやう》
【拒食症】
◇[英]anorexia nervosa
○[病]摂食障害の一種。
心理的要因によって食事を摂(ト)れなくなる症状。
「神経性無食欲症」,「アノレクシア」とも呼ぶ。
⇔かしょくしょう(過食症)
参照⇒せっしょくしょうがい(摂食障害,摂食障碍)
◎「アノレクシア」は狭義には「食欲減退」のこと。
ぎょじん
【漁人】
○漁師(リョウシ)のこと。
「漁者(ギョシャ)」・「漁父(ギョフ)」・「漁夫(ギョフ)」とも呼ぶ。
きよす
【清須】
◇[日]Kiyosu
○(1)⇒きよすし(清須市)
○(2)[古]⇒きよすちょう(清洲町)
★きょすう
【虚数】
◇[英]imaginary number
○[数]複素数(complex number)のうち実数(real number)でな
いもの。
負数の平方根で、二乗すると負になる数。
⇔じっすう(実数)(2)
参照⇒ふくそすう(複素数)
きょすうたんい《きよすうたんゐ》
【虚数単位】
◇[英]imaginary unit
○[数]二乗すると、「−1」となる数。
複素数(complex number)の虚部(imaginary part)を表す単位
で、記号は「i」。
参照⇒ふくそすう(複素数)
★きよすかいぎ《きよすくわいぎ》
【清須会議】
○[歴]1582(天正10. 6.)清州城で羽柴秀吉・柴田勝家・丹羽長
秀・池田恒興の四宿老(重臣)が織田信長の後継者を決めるため
に開いた評定(ヒョウジョウ)。
丹羽長秀が秀吉の長子相続の筋目を支持し、三法師(織田秀
信)が正統な後継者となる。
きよすく
【キヨスク】
◇[英]kiosk、[独]Kiosk、[フ]kiosque
○[古]⇒きおすく(キオスク)(3)
きよすし
【清須市】
◇[日]Kiyosu Shi
○愛知県北西部の市。東部を名古屋市、西部を「あま市」に接す
る。
◎2005. 7. 7(平成17)西春日井郡(ニシカスガイグン)の西枇杷島町(ニ
シビワジマチョウ)・清洲町(キヨスチョウ)・新川町(シンカワチョウ)が合併して発
足。
2009.10. 1(平成21)西春日井郡春日町(ハルヒチョウ)を編入。
きよすじょう《きよすじやう》
【清州城】
○[歴]愛知県(旧:尾張国)清須市にあった城。
1405(応永12)尾張国・遠江国・越前国守護の斯波義重(シバ・ヨ
シシゲ)(1371〜1418)が築城。
1476(文明 8)守護所の下津城が戦乱で焼失し、斯波氏の居城
となる。
織田信秀(1510〜1551)(織田信長の父)が守護代として居所と
する。
1555(天文24. 4.)織田信長(1534〜1582)が入城。
1576(天正 4. 2.)織田信長、安土城に移る。
1610(慶長15)徳川義直(1600〜1650)が名古屋城を築城して廃
城となる。
◎1989. 4.14(平成元)清洲城天主閣(鉄骨鉄筋コンクリート造
り三層四階建て)が竣工。
きよすちょう《きよすちやう》
【清洲町】
◇[日]Kiyosu Cho
○[古]愛知県北西部、西春日井郡(ニシカスガイグン)の町。
◎2005. 7. 7(平成17)西枇杷島町(ニシビワジマチョウ)・新川町(シンカワ
チョウ)と合併して清須市(キヨスシ)を発足。
きよすばし
【清洲橋】
○[交]東京都、中央区日本橋中洲(ナカス)と江東区(コウトウク)清澄(キ
ヨスミ)を結ぶ清洲橋通りの、隅田川(スミダガワ)に架(カ)かる吊橋。
長さ186.3メートル。
夜間、ライトアップされている。
◎1928(昭和 3)完成。
きよすみていえん《きよすみていゑん》
【清澄庭園】
○東京都江東区(コウトウク)清澄にある回遊式築山山水庭園。
◎昔は紀伊国屋文左衛門の屋敷跡といわれる。
享保年間(1716〜1736)下総国関宿の城主久世大和守の下屋敷
となり、庭園が造られる。
1878(明治11)三菱財閥の岩崎弥太郎が荒れていた邸地を買い
取り、別邸として庭園を造成して1885(明治18)深川親睦園を竣
工。
関東大震災の避難所となり、1924(大正13)東半分を東京市に
寄付される。
1932. 7.24(昭和 7)開園。
◎大正記念館は最初、大正天皇の葬儀に用いられた喪場殿を移
築したものが戦災で焼失。1953(昭和28)貞明皇后(大正天皇の
皇后)の喪場殿の木材で再建、1989. 4.(平成元)全面的に改築。
きよすみでら
【清澄寺】
○⇒せいちょうじ(清澄寺)
きよずみでら
【清澄寺】
○⇒せいちょうじ(清澄寺)
きよすみやま
【清澄山】
◇[日]Kiyosumi Yama
○[地]千葉県南部、安房郡(アワグン)天津小湊町(アマツコミナトマチ)北部
にある山。標高377メートル。
安房・上総の境をなす房総丘陵の東部にあり、房総三山の一
つ。
「きよずみやま(清澄山)」とも呼ぶ。
参照⇒ようろうがわ(養老川)
◎山上に清澄寺(セイチョウジ,キヨスミデラ)がある。
参照⇒せいちょうじ(清澄寺)
◎標高は383メートルとも。
きよずみやま
【清澄山】
◇[日]Kiyozumi Yama
○[地]⇒きよすみやま(清澄山)
きよせ
【清瀬】
◇[日]Kiyose
○(1)⇒きよせし(清瀬市)
○(2)[交]⇒きよせえき(清瀬駅)
ぎょせい
【漁政】
◇[中]yusheng
○(1)[海]農業省漁政局の漁業監視船。
参照⇒かいかん(海監),かいじゅん(海巡)
○(2)[海]その船名。
ぎょせいそう《ぎよせいさう》
【魚腥草】
○[植]ドクダミの漢名。
⇒どくだみ(ドクダミ)
きよせえき
【清瀬駅】
○[交]東京都清瀬市にある、西武池袋線の駅。
東久留米(ヒガシクルメ)駅(東久留米市)と秋津(アキツ)駅(東村山市)
の間。
◎1924. 6.11(大正13)開業。
★きょせききねんぶつ
【巨石記念物】
◇[英]megalithic monument
○[歴]ドルメン(dolmen)・メンヒル(menhir)・ストーンサーク
ル(stone circle)(環状列石)・ストーンヘンジ(Stonehenge)・
アリニュマン(alignement)など。
参照⇒どるめん(ドルメン),かんじょうれっせき(環状列石)
きよせし
【清瀬市】
◇[日]Kiyose Shi
○東京都北部、武蔵野台地にある市。南西部を東村山市に接し、
東部を埼玉県新座市、西部を所沢市に隣接する。
市域南西部は国立療養所東京病院・結核研究所付属病院など
が集中し、独特の病院地区となっている。
〈面積〉
平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)6万8,037人。
◎1931(昭和 6)結核療養所が進出以来、多くの病院・療養所・
研究所が開設。
1954. 4. 5(昭和29)北多摩郡(キタタマグン)清瀬村、町制施行。
1970.10. 1(昭和45)清瀬町、市制施行。
◎旧C戸村と柳瀬川から命名。
きょせんぐん
【虚川郡】
◇[朝]Hochon-gun
○朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)東部、咸鏡南道(Hamgyong-
nam-do)の郡。
「ホチョン郡」とも呼ぶ。
きょたいとし
【巨帯都市】
◇[英]megalopolis
○⇒めがろぽりす(メガロポリス)
きょだいとし
【巨大都市】
◇[英]megalopolis
○⇒めがろぽりす(メガロポリス)
きよたき
【清滝】
◇[日]Kiyotaki
○京都府京都市西部、右京区(ウキョウク)嵯峨(サガ)南部の地域名。
清滝川沿いの紅葉の名所で知られる景勝地。
★きよたきかいどう《きよたきかいだう》
【清滝街道】
◇[日]Kiyotaki Kaido
○[歴][交]大坂と奈良を結ぶ古道。
幅八尺(約2.4メートル)。
行基が奈良・東大寺の大仏造営のため、奈良時代以前からあ
る道を整備したと伝えられている。
◎2008(平成20)国土交通省の道路整備のため、四條畷市(シジョウ
ナワテシ)下田原(シモタワラ)を試掘して一部が発見。
きよたく
【清田区】
◇[日]Kiyota Ku
○北海道札幌市(サッポロシ)南東部の区。
◎1997(平成 9)豊平区(トヨヒラク)から分離・設置。
ぎょたく
【魚拓】
◇[英]fish print
○魚の拓本(タクホン)。
表面のぬめりを拭き取った魚に濡らした紙を置き、墨(スミ)ま
たは絵の具をわずかに付けた「たんぽ」で軽く叩いて形を写し取
るもの。
参照⇒ふろたーじゅ(フロッタージュ)(1)
ぎょちきょう《ぎよちきやう》
【魚池郷】
◇[中]Yuchi Xiang、[英]Yuchi Township
○台湾中央部、南投県(Nantou Xian)中央部の村。
〈面積〉
121.3735平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万4,785人。
◎1920年代後半、台湾総督府中央研究所の日本人技師新井耕吉
郎(1904〜1946)、紅茶を栽培。
ぎよちーぬ
【ギヨチーヌ】
◇[フ]guillotine
○⇒ぎろちん(ギロチン)
ぎよちん
【ギヨチン】
◇[英]guillotine
○⇒ぎろちん(ギロチン)
きょっこう《きよくくわう》
【極光】
○[気]⇒おーろら(オーロラ)
ぎょてい
【魚梯】
◇[英]fish ladder
○⇒ぎょどう(魚道)(2)
きょてんくうこう《きよてんくうかう》
【拠点空港】
◇[英]hub airport
○[空]⇒はぶくうこう(ハブ空港)
きょと
【許都】
◇[中]Xudu
○[歴]中国の古都の一つ。現在の河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)
許昌市(Xuchang Shi)許昌県(Xuchang Xian)の東部。
◎AD. 196<建安元>、曹操(Cao Cao)(ソウ・ソウ)が後漢の献帝(Xian
Di)を洛陽(Luoyang)から迎えた地。
ぎょどう《ぎよだう》
【魚道】
○(1)(regular course for fish)(海で)魚群の回遊経路。魚群
がいつも通る決まった道筋。
回游魚に限らず、魚の種類・水深・潮流などでほぼ一定して
いる。
○(2)(fishway)河川のダム・堰(セキ)などに魚の通り道として、
その一部に付随して設けられた水路。
ゆるい斜面または階段状にし、魚が上流へ遡上(ソジョウ)でき
るようにしたもの。
「魚梯(ギョテイ)(fish ladder)」とも呼ぶ。
参照⇒とねおおぜき(利根大堰)
○(3)⇒ぎょうどう(凝当,凝濁)(3)
きよとさくよこあな
【清戸迫横穴】
○[歴]福島県双葉郡(フタバグン)双葉町(フタバマチ)にある7世紀の
古墳。国史跡。
岩盤をくり抜いたもので、奥壁に朱色で描かれた渦巻き文様
や馬に乗る人物などの壁画がある。
きょなんまち
【鋸南町】
◇[日]Kyonan Machi
○千葉県南部、安房郡(アワグン)の町。北部を富津市に接し、西
部を東京湾に面する。
鋸山(ノコギリヤマ)の南麓に位置し、日本寺(ニホンジ)・五百羅漢・
鋸山大仏がある。
〈面積〉
45.16平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万0,521人。
◎1959(昭和34)勝山(カツヤマ)町と保田(ホタ)町が合併して発足。
ぎょにく
【魚肉】
○(1)[食]魚の肉。
◎1952(昭和27)日本水産、魚肉ソーセージ(フィッシュソーセ
ージ)を発売。
○(2)[食]魚と獣肉。
◎魚肉ハム
きょにゅう
【巨乳】
○[俗]乳房(チブサ)が人一倍豊満であること。また、そのような
女性。
⇔ひんにゅう(貧乳)
★きょにゅうしょう《きよにゆうしやう》
【巨乳症】
◇[英]gigantomastia
○[病]女性ホルモン異常によって乳房が肥大する症状。
きょばそう《きよばさう》
【拒馬槍】
◇[中]jumaqiang
○古代中国で、騎馬隊の進入防止に用いたバリケード(柵)の一
種。
太さ約60センチメートル・長さ約3メートルの丸太に一列の
穴をたくさん開け、穴に長槍を通したものに、支柱を付けて槍
を突き出させて槍衾(ヤリブスマ)とした。
参照⇒やりぶすま(槍衾)
★きよはらうじ
【清原氏】
◇[日]Kiyohara Uji
○(1)[歴]平安初期の皇族賜姓(シセイ)の一つ。真人(マヒト)姓清原
氏。
御原王(ミハラノオ)系と貞代王(サダヨノオウ)系の2系統がある。
○(2)[歴]明経道(ミョウギョウドウ)の博士家の一つ。
もと海宿禰(アマスクネ)で、真人姓との関係は不詳。
参照⇒みょうぎょうはかせ(明経博士)
○(3)[歴]平安時代の出羽国の豪族。
のち奥州藤原氏。
ぎょはん
【魚板】
○[仏]⇒ぎょばん(魚板)
ぎょばん
【魚板】
○[仏]禅寺などで用いる魚形の木製仏具。
僧堂・斎堂(食堂)などの前に吊るし、食事の時刻や諸事を叩
いて報せるもの。
「ぎょはん(魚板)」,「木魚鼓(モクギョク)」,「魚鼓」,「魚ホウ(*)」,
「木魚(モクギョ)」とも呼ぶ。
参照⇒かんしょう(喚鐘)(1)
(*)「ホウ」は「(木偏+「邦」)」と書く。
ぎょふ
【漁父】
【漁夫】
○漁師(リョウシ)のこと。
「漁者(ギョシャ)」・「漁人(ギョジン)」とも呼ぶ。
参照⇒りょうし(漁師)
◎中国語:漁民(yumin)/漁翁(yuweng)(ギョオウ)。
ぎょふのり
【漁父の利】
【漁夫の利】
【漁父之利】
◇[中]yuweng zhi li(漁翁之利)
○双方が競(セ)り合っているうちに、第三者に利益を横取りさ
れることのたとえ。
「鷸蚌(イッポウ)の争い」ともいう。
◎「しぎ(鷸)」と「どぶ貝(蚌)」が争っているうちに、ともに漁師
に捕われた故事による(『戦国策』燕)。
「蚌」は「どぶ貝」のことであるが、日本で一般には「はまぐり
(蛤)」とする。
◎漁父の利を占(シ)める
きょぶんとう《きよぶんたう》
【巨文島】
◇[朝]Geomundo
○[地]朝鮮半島南部、全羅南道に属する、古島・西島・東島の
3島から成る島。韓国領。
◎1885(明治18)英露のアフガニスタンをめぐる対立から、イギ
リスはウラジオストクのロシア艦隊を封じ込めるため、一時占
領し朝鮮に租借を申し込む。朝鮮政府は清朝の李鴻章に相談し、
受諾すると日本も同じ事を申し込んでくると言われ、拒絶。
参照⇒あふがんせんそう(アフガン戦争),かんろみつやくじ
けん(韓露密約事件)
きよべぎょこう《きよべぎよかう》
【清部漁港】
◇[日]Kiyobe Gyoko
○[地]北海道松前郡(マツマエグン)松前町(マツマエチョウ)の漁港。
◎2004. 9. 8(平成16)防波堤の先端部に立っていた灯台が台風
18号により倒壊。
きょぺく
【キョペク】
◇[トルコ語]kopek
○[哺](トルコ語で)イヌ(犬)。
⇒いぬ(イヌ,犬)
きょほう
【巨峰】
○(1)非常に大きく高い立派な山。
○(2)[農]ブドウの栽培品種の一つ。
果実は大粒・大房で、黒紫色に熟し、甘味が強い。
ピオーネ(pione)に似るが高級品。
◎1937(昭和12)ころ、アメリカブドウとヨーロッパブドウを交
配して作出。
ぎょほう《ぎよはう》
【魚ホウ】
○[仏]⇒ぎょばん(魚板)
◎「ホウ」は「(木偏+「邦」)」と書く。
きよぽん
【キヨポン】
○[農]⇒でこぽん(デコポン)
きよまさにんじん
【キヨマサニンジン】
【清正人参】
◇[英]celery
○[植][農]⇒せろり(セロリ)
きよみ
【清見】
◇[日]Kiyomi
○(1)[古]⇒きよみむら(清見村)
○(2)[農]柑橘類(カンキツルイ)の栽培品種名。
◎1981. 6.(昭和56)タンゴール農林1号として登録。
★きよみずでら《きよみづでら》
【清水寺】
○京都府京都市東山区清水にある北法相宗(キタホッソウシュウ)の寺。
西国三十三所の第16番札所。
本尊は十一面観音立像。
参照⇒しょうぐんじぞう(勝軍地蔵)
◎本尊は別称妻観音で、妻定(ツマサダ)めにご利益(リヤク)があると
いう。
★きよみずどう《きよみづだう》
【清水堂】
○
○東京都台東区上野公園にある観音堂。
1631(寛永 8)京都の清水観音堂を模して天海僧正が寛永寺境
内の摺鉢山に建立。1698(元禄11)大火で焼失、不忍池よりの現
在地に再建。
★きよみずやき《きよみづやき》
【清水焼】
【清水焼き】
○京焼の一派。
きよみでら
【清見寺】
○⇒せいけんじ(清見寺)
きよみむら
【清見村】
◇[日]Kiyomi Mura
○[古]岐阜県北部、大野郡(オオノグン)にあった村。北東部を高山
市に接する。
〈面積〉
359.16平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2,657人。
◎2005. 2. 1(平成17)高山市に編入。
ぎょみん
【漁民】
◇[中]yumin
○⇒りょうし(漁師)
きょむしゅぎ
【虚無主義】
◇[英]nihilism
○⇒にひりずむ(ニヒリズム)
きょむとう《きよむたう》
【虚無党】
◇[英]nihilist
○[歴]⇒にひりすと(ニヒリスト)(3)
きよめがき
【清め書き】
○⇒せいしょ(清書)
きょゆう《きよいう》
【許由】
◇[中]Xu You/Xuyou
○[人]中国古代の伝説上の賢人・高士。字(アザナ)は武仲(Wu-
zhong)。
帝尭(Diyao)(テイギョウ)が自分に天下を譲ると言う話を聴き、
その耳が汚れたとして、潁川(Yingchuan)(エイセン)で耳を洗い、
箕山(Jishan)(キザン)に隠れたという。
参照⇒きざん(箕山)
◎許由巣父(Chaofu)(ソウホ)
きょようせんりょう《きよようせんりやう》
【許容線量】
○[原]人体の健康への影響を考慮(コウリョ)して決められた、被曝
(ヒバク)放射線量の最大値。
この値以下であれば放射線障害や遺伝的影響はきわめて少な
いとされるが、数ミリシーベルト以下での健康への影響は確認
されているわけではない。
◎一般人の年間被爆限度は、国際放射線防護委員会(ICRP)
の勧告では1,000マイクロシーベルト。
★ぎょらい
【魚雷】
◇[英]torpedo
○[軍][海]自力で水中を進み命中・爆発する、攻撃を目的とす
る水雷。「魚形水雷」の略。
参照⇒さんそぎょらい(酸素魚雷),ぎょらいてい(魚雷艇),ら
いげきき(雷撃機)
◎防御:⇒ばるじ(バルジ)(1),くりのりん(クリノリン)(5)
★ぎょらいてい
【魚雷艇】
◇[英]torpedo boat
○[軍][海]魚雷と小口径砲や機銃を装備する小型高速艇。
参照⇒すいらいてい(水雷艇),くせんてい(駆潜艇)
◎海上自衛隊では魚雷艇の艦名は鳥・木・草に因(チナ)み命名す
る。
◎PTボート(propeller torpedo boat):アメリカ海軍の哨戒
(ショウカイ)用魚雷艇。
きょりゅう
【巨竜】
◇[学]Megalosaur
○[古生]⇒めがろさうる(メガロサウル)
ぎょりゅう
【魚竜】
◇[学]Ichthyosaurus
○[古生]⇒いくちおさうるす(イクチオサウルス)
★ぎょりゅう《ぎよりう》
【ギョリュウ】
【御柳】
◇[学]Tamarix chinensis
○[植]ナデシコ目(Caryophyllales)ギョリュウ科(Tamarica-
ceae)ギョリュウ属(Tamarix)の落葉小高木。中国北部・モンゴ
ルの原産。
高さ3〜6メートル。
「テイリュウ(*)」,「タマリクス([英]tamarisk)」とも呼ぶ。
(*)「(「木」偏+「聖」)柳」と書く。
きょりゅうち《きよりうち》
【居留地】
◇[英]foreign settlement/concession
○[歴]条約または慣例により、外国人の居住・営業が認められ
た区域。
「外国人居留地」とも呼ぶ。
◎江戸幕末の1858(安政 5)安政の仮条約(通商条約)により設置
が決定。明治初期までに、横浜・長崎・神戸・大阪・東京・神
奈川・兵庫・新潟・函館に開設。
1899(明治32)通商条約改正で廃止。
◎中国では「租界([中]zujie)(ソカイ)」と呼んだ。
参照⇒そかい(租界)
ぎょりゅうばい《ぎよりうばい》
【ギョリュウバイ】
【御柳梅】
○[植]⇒まぬか(マヌカ)
◎「御」は「(木偏+「聖」)」とも書く。
ぎょりゅうるい
【魚竜類】
◇[学]Ichthyosauria
○[古生]爬虫類魚竜群魚竜目に属する海生動物の一群。
参照⇒いくちおさうるす(イクチオサウルス)
ぎょりん
【魚鱗】
○[魚]⇒うろこ(鱗)(1)
ぎょりんさつ
【魚鱗冊】
◇[中]yulince
○[歴]⇒ぎょりんずさつ(魚鱗図冊)
ぎょりんず《ぎよりんづ》
【魚鱗図】
◇[中]yulintu
○[歴]⇒ぎょりんずさつ(魚鱗図冊)
ぎょりんずさつ《ぎよりんづさつ》
【魚鱗図冊】
◇[中]yulin tuce
○[歴]中国で課税の基礎にするため作成された一種の土地台帳。
南宋の時はじめて「魚鱗図」と呼び一部の地域で作成された。
明の太祖(洪武帝)により整備され1381<洪武14>「魚鱗図冊」と
称し、各地の番号・位置・境界・種類・所有者負担税などが記
載されていた。
清代にも受け継がれ「魚鱗冊」と称した。
◎台帳に記載された土地を細分した図形が魚鱗状であったこと
からこの名がある。
ぎょりんせん
【魚鱗癬】
◇[英]ichthyosis
○[病]皮膚が極端に乾燥し、魚のウロコ(鱗)のような肌になる
皮膚疾患。
「イクシオシス」とも、俗に「鮫肌(サメハダ)」とも呼ぶ。
参照⇒ぜろだーま(ゼロダーマ)
ぎょりんもく
【魚鱗目】
【魚鱗木】
【魚鱗杢】
○[建]⇒じょりんもく(如鱗目,如鱗木,如鱗杢,如輪目,如輪木,
如輪杢)
ぎょるいのじだい
【魚類の時代】
◇[英]Age of Fishes
○[地]デボン紀(Devonian period)の別称。
⇒でぼんき(デボン紀)
きょれき
【巨礫】
◇[英]boulder
○[地]⇒[1]ぼうるだー(ボウルダー)
ぎょれめ
【ギョレメ】
◇Goreme
○トルコ中東部、アナトリア高原(Anatolian Plateau)東南部
の古代遺跡カッパドキア(Kapadokya)にある、約1.5キロメート
ルの谷。
9世紀ころ、イスラム教徒に迫害を受けたキリスト教徒によっ
て幾つもの洞窟修道院が建設された。
参照⇒かっぱどきあ(カッパドキア)
きょろう《きよらう》
【巨浪】
◇[中]Julang
○[軍]中国が開発中の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)。
固体燃料を使う3段式で、射程距離は6,000〜8,000キロメ
ートル。
大陸間弾道ミサイル(ICBM)の東風31号(DF31)をベー
スに巨浪2(JL2)(射程約8,000キロメートル)を開発中。
参照⇒みさいる(ミサイル),[2]とうふう(東風),おうげき(鷹撃)
◎2005. 6.16(平成17)青島沖の原子力潜水艦から巨浪2とみら
れるSLBMを発射、中国内陸部の砂漠地帯に着弾。
2008. 5.29(平成20)朝鮮半島西方の黄海でシャ型(夏型)潜水
艦から巨浪2とみられるSLBMを発射。
★きょん
【キョン】
◇[中]qiang、[英]reeves's muntjac、[学]Muntiacus reevesi
○[哺]ウシ目(偶蹄目)(Artiodactyla)シカ科(Cervidae)ホエジ
カ亜科(Muntiacinae)(キョン亜科)の哺乳類。
中国南部と台湾の森林地帯に生息。
◎日本では房総半島の動物園から逃げ出して繁殖している。
八丈島の都立八丈植物公園でも飼育。
◎漢字は「(「羌」+「ム」)」。「鬼」のように「はね」の間に「ム」が入
る。
きょんうぃせん
【キョンウィ線】
【京義線】
◇[英]Kyongui Line
○[交]⇒けいぎせん(京義線)
きょんぎど
【キョンギド】
【京畿道】
◇[朝]Kyonggi-do
○⇒けいきどう(京畿道)
きょんさんなむど
【キョンサンナムド】
【慶尚南道】
◇[朝]Kyongsang-nam-do
○⇒けいしょうほくどう(慶尚北道)
きょんさんぶくど
【キョンサンブクド】
【慶尚北道】
◇[朝]Kyongsang-buk-do
○⇒けいしょうほくどう(慶尚北道)
きょんしー
【キョンシー】
◇[中]jiangshi、[広東語]geungsi、[英]stiff corpse
○中国の妖怪の一つ。
清朝の下級官僚の服装をした死体で、両手を前方へ水平に伸
ばし、両足を揃えて足首でピョンピョンと飛び跳ねる。
参照⇒ぞんび(ゾンビ)
◎「(「歹」偏+「彊」-「弓」)尸」,「僵尸」と書き、「硬くこわばった死
体」の意味。
◎1985(昭和60)香港映画『幽幻道士(邦題)』が1986. 4.(昭和
61)日本で公開されてブームとなる。
きょんじゅし
【キョンジュ市】
【慶州市】
◇[朝]Kyongju-si
○⇒けいしゅうし(慶州市)
きょんぼっくん
【キョンボックン】
【景福宮】
◇[朝]Kyongbokkung
○⇒けいふくきゅう(景福宮)
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