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                    PDD図書館管理番号       0001.0022.2000.20

                 百   科   辞   書    《きさ》     編集:獨  澄旻

-------- きさ --------------------------------------------------
きさ
	【蚶】
	○[貝]⇒あかがい(アカガイ,赤貝)(1)
きさ
	【機作】
	◇[英]mechanism(メカニズム)
	○[生]⇒きじょ(機序)
★きざ
	【気障】
	○
	 参照⇒いき(粋),やぼ(野暮)
	◎気障な野郎
ぎざ
	【ギザ】
	◇El Giza/Al-Jizah
	○(1)(Muhafazat al-Jizah)⇒ぎざけん(ギザ県)
	○(2)エジプトアラブ共和国北部、ギザ県の県都。
	 ナイル川下流の左岸、右岸のカイロ(Cairo)郊外の南西方に
	ある。
	 第4王朝の三つのピラミッドとスフィンクスで有名。
	 「アルギーザ(El Giza)」,「ギーザ」,「ギゼー(Gizeh)」とも呼ぶ。
	 参照⇒すふぃんくす(スフィンクス)(1)
	〈人口〉
	 1975(昭和50) 89万人。
	 1986(昭和61)185万7,000人。
	 1990(平成 2)215万6,000人。
ぎーざ
	【ギーザ】
	◇El Giza
	○⇒ぎざ(ギザ)
ぎーざー
	【ギーザー】
	◇[英]geyser
	○[地](英語で)間欠泉。
	 ⇒かんけつせん(間欠泉,間歇泉)
	◎米語では「ガイザー(geyser)」。
きさい
	【鬼妻】
	○(1)未亡人。
	 ⇒みぼうじん(未亡人)
	○(2)幽霊(鬼)になった妻。
きさいち
	【私市】
	◇[日]Kisaichi
	○(1)[古](kisaichi)古代、私部(キサイチベ)の部民(ベミン)が居住
	した土地の市場。
	 参照⇒きさいちべ(私部)
	○(2)京都府福知山市(フクチヤマシ)の地名。
	○(3)大阪府交野市(カタノシ)の地名。
きさいちちょう《きさいちちやう》
	【私市町】
	◇[日]Kisaichi
	○京都府綾部市(アヤベシ)の地名。
きさいちべ
	【私部】
	○[歴]后妃のために置かれた部。
	 「きさいべ(私部)」とも呼ぶ。
	 参照⇒しかん(私官)
	◎『日本書紀』敏達六年二月「前田本訓」:詔して日の祀部・私
	部を置く。
	 敏達天皇の時、后妃全員のために名代(ナシロ)の部の代りに置
	いたという。
★きさいちまるやまこふん
	【私市円山古墳】
	○[歴]京都府綾部市(アヤベシ)にある、1,500年前の円墳。
きさいべ
	【私部】
	○[歴]⇒きさいちべ(私部)
きさいまち
	【騎西町】
	◇[日]Kisai Machi
	○[古]埼玉県北東部、北埼玉郡の町。
	◎2010. 3.23(平成22)加須市に編入。
きさがい《きさがひ》
	【蚶貝】
	○[貝]⇒あかがい(アカガイ,赤貝)(1)
★きさかた
	【象潟】
	◇[日]Kisakata
	○(1)[地]秋田県にかほ市象潟町(キサカタマチ)にあった大小の島々
	が点在する入り江状の潟。
	 松島と並称されたが、1804(文化元)大地震で地盤が2.4メー
	トルほど隆起し、現在は水田となっている。昔の面影は水田に
	映る九十九島(クジュウクシマ)に残っている。
	 参照⇒きさかたじしん(象潟地震)
	◎旧住所は由利郡(ユリグン)象潟町(キサカタマチ)。
	 1931(昭和 6)国の天然記念物に指定。
	○(2)[古]⇒きさかたまち(象潟町)
きさかたじしん《きさかたぢしん》
	【象潟地震】
	○[歴][地]1804. 7.10(文化元. 6. 4)羽前・羽後に起きた、北
	緯39.0°・東経140.0°を震源とする、マグニチュード7.1の大
	地震。
	 死者333人、倒壊家屋5,500棟以上。
	 象潟湖が隆起して岡や沼となる。
	 参照⇒きさかた(象潟)(1)
	◎五月から前震が始まり、六月六日の強い余震により酒田で15
	棟が倒壊。
きさかたまち
	【象潟町】
	◇[日]Kisakata Machi
	○[古]秋田県南部、由利郡(ユリグン)の町。南部を山形県に隣接。
	〈面積〉
	 124.02平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)1万3,880人。
	◎1896(明治29)町制施行。
	 1955(昭和30)上浜村・上郷村を編入。
	 2005.10. 1(平成17)由利郡の仁賀保町(ニカホマチ)・金浦町(コノウラ
	マチ)・象潟町の3町が合併して「にかほ市」を発足。
きざくら
	【キザクラ】
	【黄桜】
	○[植]サトザクラの園芸品種。
	 新緑と同時に開花し、八重咲きで淡黄緑色。
	 参照⇒うこん(ウコン,鬱金)(4)
きざくら
	【黄桜】
	○(1)[植]⇒きざくら(キザクラ,黄桜)
	○(2)[経]大手酒造会社の一社。
	 本社は京都府京都市伏見区。
	◎1925.10.(大正14)創立。
	○(3)[食]黄桜株式会社の日本酒のブランド名。
きさげ
	【きさげ】
	【刮げ】
	【削げ】
	◇[英]scraper
	○[機]手仕上げ用工具の一種。
	 機械仕上げ・ヤスリ仕上げを行なった金属面を、さらに削っ
	て滑らかに仕上げる刃物。
	 平(ヒラ)きさげ・笹葉(ササバ)きさげなどがある。
	 「スクレイパー」,「スクレーパー」とも呼ぶ。
ぎざけん
	【ギザ県】
	◇[アラビア語]Muhafazat al-Jizah、[英]Giza Governorate
	○エジプトアラブ共和国北部の県。
	 県都はギザ(El Giza,Al-Jizah)。
★きささげ
	【キササゲ】
	【木ササゲ】
	【楸】
	◇[学]Catalpa ovata
	○[植]シソ目(Lamiales)ノウゼンカズラ科(Bignoniaceae)キサ
	サゲ属(Catalpa)の落葉高木。中国南部原産。
	 果実は細長く垂れた莢(サヤ)となり、ササゲ(大角豆)の莢に似
	る。
	 「アズサ(梓)」とも呼ぶ。
	◎「木(「豆」偏+「工」)豆」とも書く。
	◎アメリカキササゲ(Catalpa bidnonioides)。
ぎざじゅう《ぎざじふ》
	【ギザ十】
	○[俗]縁(フチ)にギザギザが彫刻されている十円硬貨。
	 1951〜1958(昭和26〜昭和33)発行。
きさす
	【キサス】
	◇[西]quizas
	○おそらく・多分。
ぎざーど
	【ギザード】
	◇[英]gizzard
	○[鳥]鳥の砂嚢(サノウ)の英語名。
	 ⇒さのう(砂嚢)(2)
ぎざみ
	【ギザミ】
	○[魚]キュウセンの地方名。
	 ⇒きゅうせん(キュウセン,求仙,九仙,気宇仙)
★きさらぎ
	【如月】
	○(1)[暦]陰暦二月(2月)の呼称。
	 「仲春(チュウシュン)」,「仲陽(チュウヨウ)」,「酣春(カンシュン)」とも呼ぶ。
	○(2)[歴][軍]旧日本海軍の駆逐艦。
	 1941.12.10(昭和16)ウェーク(ウエーキ)島攻略中、米軍によ
	り撃沈。
	 参照⇒はやて(疾風)(2)
	◎真珠湾攻撃は12月8日。
きさらず《きさらづ》
	【木更津】
	◇[日]Kisarazu/Kisaradu
	○⇒きさらづし(木更津市)
きさらづし
	【木更津市】
	◇[日]Kisarazu Shi/Kisaradu Shi
	○千葉県中部の市。東京湾岸の港町。
	〈面積〉
	 138.65平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)12万2,768人。
	◎1942(昭和17)木更津町、岩根村・清川村・波岡(ナミオカ)村の3
	村を編入して市制施行。
	 1954(昭和29)鎌足(カマタリ)村を編入。
	 1955(昭和30)金田(カネタ)村と中郷(ナカゴウ)村を編入。
	 1971(昭和46)富来田(フクタ)町を編入。
きーさん
	【キーサン】
	【妓生】
	◇[朝]kisaing/kisayng、[英]gisaeng
	○⇒きーせん(キーセン,妓生)
きざん
	【岐山】
	◇[中]Qishan
	○(1)[地]中国中北部、陝西省(Shangxi Sheng)(センセイショウ)西部
	の岐山県(Qishan Xian)北部にある山。
	◎周の古公亶父(タンポ)が北狄(ホクテキ)に追われ、一族を率いてヒ
	ンから南麓に移り住む。のち、文王が豊京に遷都するまで周室
	の本拠となった。
	 文王の時、鳳凰がここで鳴いたと伝える。
	○(2)⇒きざんけん(岐山県)
きざん
	【箕山】
	◇[中]Jishan
	○[地]中国北部、河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)登封県(Dong-
	feng Xian)の南東にある山。
	◎帝尭(Diyao)(テイギョウ)が許由(Xuyou)(キョユウ)に譲位を申し入れ
	た時、許由・巣父(Chaofu)(ソウホ)・伯益(Boyi)が隠れ住んだ所。
	 参照⇒きょゆう(許由)
ぎさん
	【蟻酸】
	◇[英]formic acid
	○[化]最も簡単な脂肪族モノカルボン酸(monocarboxylic acid)。
	化学式はHCOOH。融点8.4℃、沸点100.8℃、比重1.2202。
	刺激臭のある無色・透明の酸性液体。水・エチルアルコールな
	どに可溶。
	 ハチやアリ(蟻)の毒腺中や、植物のイラクサ・マツ・モミな
	どの葉、細菌などの生体中にもある。皮膚に触れたり虫に刺さ
	れると、激痛を感じ発疹(ホッシン)ができる。
	 水酸化ナトリウムに一酸化炭素を加圧加熱反応させて製造。
	メチルアルコールやホルマリンの酸化でも得られる。
	 蓚酸(シュウサン)などの各種有機薬品の合成原料や、溶剤・染料
	・皮革のなめし加工・ゴム乳液の凝固剤などに用いる。
	 「メタン酸(Methanoic acid,methane acid)」とも呼ぶ。
きさんがに
	【キサンガニ】
	◇Kisangani
	○アフリカ中部、コンゴ民主共和国(旧ザイール)北東部のオリ
	エンターレ州(Orientale Province)の州都。
きざんけん
	【岐山県】
	◇[中]Qishan Xian、[英]Qishan County
	○中国中北部、陝西省(Shangxi Sheng)(センセイショウ)西部の宝鶏市
	(Baoji Shi)(ホウケイシ)管轄中東部の県。
	 県都は鳳鳴鎮(Fengming Zhen)。
	 周公廟遺跡がある。
	〈面積〉
	 855平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2002(平成14)46万人。
きさんご
	【キサンゴ】
	【木珊瑚】
	○[植]サンゴジュ(珊瑚樹)の別称。
	 ⇒さんごじゅ(サンゴジュ,珊瑚樹)
きざんしゃ
	【箕山社】
	○[歴]出獄した岸信介(ノブスケ)が1949.12.(昭和24)銀座に設け
	た事務所。
	 参照⇒きょゆう(許由)
きさんちん
	【キサンチン】
	◇[独]Xanthin(クサンティーン)
	○[生化]溶解性の黄色色素。分子式はC5H4N4O2。
	 血液・尿・肝臓などに含まれる。
	 参照⇒あすたきさんちん(アスタキサンチン)
	◎英語:ザンシン(xanthine)/ザンセン(xanthene)。
★きさんとふぃる
	【キサントフィル】
	◇[独]Xanthophyll(クサントフィル)
	○[生化]酸素を含有するカロチノイド([独]Carotinoid)の総称。
	 「ザントフィル([英]xanthophyll)」とも呼ぶ。
きさんらん
	【キサンラン】
	【奇参蘭】
	○[植]キンラン(金蘭)の別称。
	 ⇒きんらん(キンラン,金蘭)
きし
	【騎士】
	○(1)馬に乗っている武士。騎馬の武士。
	○(2)中世ヨーロッパのナイト([英]knight)。
	 ⇒[2]ないと(ナイト)
	◎最後の騎士([英]the Last Knight):⇒[1]まくしみりあんいっ
	せい(マクシミリアン一世,マクシミリアン1世)
きし
	【旗幟】
	○(1)(戦さの)旗(ハタ)と幟(ノボリ)。旗じるし。
	○(2)表立って表明する立場・態度。
	 参照⇒えきし(易幟)
	◎旗幟鮮明
	 旗幟を鮮明にする:[英]show the flag。
★きじ
	【キジ】
	【雉】
	【雉子】
	○[鳥]キジ目(Galliformes)キジ科(Phasianidae)キジ亜科
	(Phasianinae)の鳥。
	 鳴き声の擬音語は「ケンケン」。
	◎岩手県・岡山県の県鳥。
	◎諺:⇒きじもなかずばうたれまい(雉も鳴かずば打たれまい,
	雉も鳴かずば撃たれまい)
	◎英語:フェズント(pheasant)。
きじ
	【亀茲】
	【龜茲】
	◇[中]Qiuci/Qiu Ci/Qiuzi/Qiu Zi/Guizi/Gui Zi
	○[歴]中国北西部、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu'er 
	Zizhiqu)中西部、アクス地区(阿克蘇地区)(Akesu Diqu)庫車県
	(Kuche Xian)(クチャケン)にあった、天山山脈南麓・タリム盆地(塔
	里木盆地)北辺のオアシス都市。
	 「亀茲国」とも呼ぶ。
	 参照⇒くちゃ(クチャ,庫車),うるいじょう(烏塁城,烏壘城),
	あんせいしちん(安西四鎮)
	◎鳩摩羅什(Kumarajiva)(クマラジュウ)の生地。
	 参照⇒くまらじゅう(鳩摩羅什)
ぎし
	【擬死】
	○[動]動物が不意の、または急激な刺激を受けた際に、反射的
	に死んだような姿勢で動かなくなること。
	 一種の防衛反応で、敵の目をのがれるなど、結果的には危険
	から身を守る行動となっている。
	 哺乳類・鳥類・ヘビ・カエル・昆虫などに広く見られる。
	◎英語:タナトーシス(thanatosis)。
	 イタリア語:タナトージ(tanatosi)。
★ぎじおう《ぎじわう》
	【義慈王】
	◇[朝]Uija Wang
	○[人]百済(クダラ)第31代の王。
	 新羅(シラギ)を攻略した結果、高句麗(コウクリ)と争っていた唐と
	新羅が同盟し窮地に立ち、 660[斉明 6][義慈20]日本に救援を
	求めた。日本は二万七千人の大軍を支援に送ることになったが
	斉明天皇が崩御(ホウギョ)して延期となる間、百済は滅亡した。
	 参照⇒はくすきのえのたたかい(白村江の戦い),くだら(百済)
★きじかくし
	【キジカクシ】
	【雉隠し】
	【雉隠】
	◇[学]Asparagus schoberioides
	○[植]ユリ目(Liliales)ユリ科(Liliaceae)クサスギカズラ属
	(キジカクシ属)(Asparagus)の多年草。
きしかん
	【既視感】
	○[心]⇒でじゃびゅ(デジャビュ)
ぎじかんちく《ぎじくわんちく》
	【疑似患畜】
	○[農]家畜感染症に感染している可能性がある家畜。
	 感染家畜(患畜)の周辺で飼育されていた、または感染家畜か
	ら産まれた家畜。
	 移動禁止や殺処分(埋却・焼却)される。
	◎狂牛病(BSE)では、感染牛から発症前2年間に産まれた牛。
★ぎしぎし
	【ギシギシ】
	【羊蹄】
	◇[学]Rumex japonicus
	○[植]ナデシコ目(Caryophyllales)タデ科(Polygonaceae)ギシ
	ギシ属(Rumex)の多年草。
	 薬用(皮膚病に効く)になる。
	 古名は「しぶき」,「しぶくさ(渋草)」。
きじこく
	【亀茲国】
	◇[中]Qiuci Guo
	○[歴]⇒きじ(亀茲)
ぎじこーど
	【擬似コード】
	◇[英]pseudocode
	○[計]⇒しゅーどこーど(シュードコード)
★きしせんそう《きしせんさう》
	【騎士戦争】
	◇[独]Ritterkrieg(リッタークリーク)
	○[歴]1522(大永 2)ドイツに発生した騎士(Ritter)の反乱。
きしちょうせん《きしてうせん》
	【箕子朝鮮】
	○[歴]朝鮮古代の王朝(古朝鮮)の一つ。檀君(ダンクン)朝鮮の後、
	衛氏朝鮮の前。
	 箕子は中国の殷(イン)王室の一族で、周の武王が殷を滅ぼすと
	き(紀元前11世紀)に朝鮮王に封じたとされる。
	 首都は王険城(平壌)。
	 BC. 190ころ、衛満(エイ・マン)に滅ぼされる。
	 参照⇒だんくん(檀君)
	◎実際の建国は中国の戦国時代(BC. 403〜BC. 221)と考えられ
	ている。
きしつふくしん
	【鬼室福信】
	◇[朝]Kwisil Poksin
	○[人]古代朝鮮、百済の武将(?〜 663)。
	 百済の滅亡後、任存城に拠って新羅軍に抵抗を続ける。在日
	中の王子余豊璋(ヨ・ホウショウ)を王位に就(ツ)かせたが、讒言で王に
	より殺害。
	 参照⇒ひのちょう(日野町)(1)
きしどうじだい《きしだうじだい》
	【騎士道時代】
	◇[英]the age of chivalry
	○[歴]中世ヨーロッパ、10〜14世紀。
きしどうのかがみ《きしだうのかがみ》
	【騎士道の鑑】
	◇[英]the model of chivalry
	○[人]⇒えどわーどこくたいし(エドワード黒太子)
きしなう
	【キシナウ】
	◇Chisinau
	○ヨーロッパ東部、モルドバ共和国の首都。
	 「キシニョフ(Kishinyov)」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1993(平成 5)66万人。
きしにょふ
	【キシニョフ】
	◇Kishinyov/Kishinev
	○⇒きしなう(キシナウ)
きじーぶ
	【キジーブ】
	◇khedive
	○[歴]トルコのエジプト総督の称号。
	 1867(慶応 3)から1914(大正 3)まで使用された。
	 「キディーブ」とも呼ぶ。
きじぶたい
	【雉部隊】
	○[歴][軍]旧日本海軍の偵察機による偵察専門部隊。
きしべ
	【岸辺】
	◇[日]kishibe/Kishibe
	○(1)岸のほとり。岸のあたり。
	○(2)大阪府吹田市(スイタシ)東部の地名。
	○(3)[交]⇒きしべえき(岸辺駅)
きしべえき
	【岸辺駅】
	○[交]大阪府吹田市(スイタシ)岸辺にある、JR東海道本線の駅。
	 千里丘(センリオカ)駅(摂津市)と吹田駅の間。
★ぎじぼうがい《ぎじばうがい》
	【議事妨害】
	○[政]
	 長時間演説、牛歩戦術、ピケ戦術などがある。
	 参照⇒ふぃりばすたー(フィリバスター)
★きじほんまつたい
	【紀事本末体】
	○[歴]中国の『通鑑紀事本末』に始まる歴史叙述の形式の一つ。
	 事件の発端・経過・結末をまとめた、紀伝体と編年体との折
	衷式。
	◎紀伝体(キデンタイ)・編年体(ヘンネンタイ)とともに歴史叙述の三体と
	いわれる。
きしまぐん
	【杵島郡】
	◇[日]Kishima Gun
	○佐賀県中西部の郡。
	 山内町(ヤマウチチョウ)・北方町(キタガタマチ)・大町町(オオマチチョウ)・江
	北町(コウホクマチ)・白石町(シロイシチョウ)・福富町(フクドミマチ)・有明町(ア
	リアケチョウ)の町。
きじません
	【木島線】
	○[歴][交]長野電鉄が運行した、信州中野駅〜木島駅間の鉄道
	路線。12.8キロメートル。
	〈停車駅〉
	 信州中野駅・中野北駅・四ヶ郷駅・赤岩駅・柳沢駅・田上駅
	・(飯綱山トンネル)・信州安田駅・木島駅。
	◎1925. 7.12(大正14)河東鉄道(株)により開通。停車駅は、信
	州中野駅・四ヶ郷駅・赤岩駅・柳沢駅・安田駅・木島駅。
	 1926. 1.29(大正15)電化。
	 1926. 3. 1(大正15)田上駅、開業。
	 1926. 9.30(大正15)河東鉄道(株)と長野電気鉄道(株)が合併
	し、長野電鉄(株)となる。
	 1930.12.10(昭和 5)安田駅を信濃安田駅と改称。
	 1961. 1.11(昭和36)中野北駅、開業。
	 2002. 3.31(平成14)最終運行。
	 2002. 4. 1(平成14)廃線。
★きじまだいら《きじまだひら》
	【木島平】
	◇[日]Kijimadaira/Kijima Daira
	○(1)[地]長野県北東部、飯山盆地東部に位置する、標高1,500
	メートルほどの高原。
	 上信越高原国立公園に属する。
	○(2)⇒きじまだいらむら(木島平村)
きじまだいらむら《きじまだひらむら》
	【木島平村】
	◇[日]Kijimadaira Mura
	○長野県北東部、下高井郡(シモタカイグン)の村。
	 千曲川右岸に位置し、日本海岸気候の豪雪地域。
	〈面積〉
	〈人口〉
	 99.31平方キロメートル。
	 2000(平成12)5,513人。
	◎1955(昭和30)穂高村(ホタカムラ)・上木島村(カミキジマムラ)・往郷村
	(オウゴウムラ)が合併して発足。
★きしまだけ
	【杵島岳】
	◇[日]Kishima Dakke
	○[地]熊本県北東部と大分県にまたがる阿蘇山(アソサン)の一
	峰。標高1,326メートル。
	 参照⇒あそごがく(阿蘇五岳)
きじまむら
	【木島村】
	◇[日]Kijima Mura
	○[古]東京都墨田区(スミダク)東向島(ヒガシムコウジマ)の旧称。
	 ⇒ひがしむこうじま(東向島)(1)
	◎木島ナス(茄子)
きしまやま
	【杵島山】
	◇[日]Kishima Yama
	○[地]佐賀県南西部、武雄市(タケオシ)東端にある山。標高342メ
	ートル。
	 三大歌垣山の一つ。
	 参照⇒さんだいうたがきやま(三大歌垣山)
きじむしろ
	【キジムシロ】
	【雉蓆】
	◇[学]Potentilla fragarioides、[英]tormentil/cinquefoil
	(シンクフォイル)
	○[植]バラ目(Rosales)バラ科(Rosaceae)キジムシロ属(Poten-
	tilla)の多年草。
	 北海道〜九州・東アジアの日当たりのよい山野の草地や路傍
	に自生。
	 高さ10〜20センチメートル。
	 根生葉は数個叢生し、5〜7個の楕円形の小葉からなる羽状
	複葉で長さ5〜15センチメートル。全体に長い粗毛がある。
	 3〜7月、分枝する花茎を出し、イチゴに似た黄色の五弁花
	を数個開く。花の直径は1.5〜2センチメートル。
	 根は薬用・染料・皮なめし用。
	◎春の季語。
	 名称は、丸く広がるロゼット状の根出葉を「キジが座わるム
	シロ」に見立てたもの。
	◎タチキジムシロ(Potentilla erecta)。
	 ベニバナキジムシロ(Potentilla atrosanguinea)。
★きしめん
	【きしめん】
	【棊子麺】
	○[食]平打ちのうどん。
	 名古屋のきしめんは四国の讃岐うどん・秋田の稲庭(イナニワ)う
	どんともに「日本三銘うどん」とも呼ばれる。
	 参照⇒らざにあ(ラザニア),ふぇとちーね(フェトチーネ)
きしもじん
	【鬼子母神】
	◇[梵]Hariti(青色)
	○[仏]仏教諸神の一つ。
	 インドの王舎城の夜叉神の娘、鬼神王般闍迦(Pancika)(パー
	ンチカ)の妻で、その児は1万(あるいは千とも五百とも)あっ
	たという。
	 性質邪悪で、王舎城の町に来て多くの幼児を奪い食い殺して
	いたが、仏は戒(イマシ)めるため自分の最愛の末子を隠した。悲
	嘆にくれていると仏はその子を返し、吉祥果(キッショウカ)(ザクロ)
	を与えたので、親心を覚(サト)って悪行を止め、仏に帰依して仏
	法の護法神となり、求児・安産・育児・盗難除などの祈願を叶
	えるという。
	 「きしぼじん(鬼子母神)」,「かりてい(訶梨帝,呵利底)」,「訶梨
	帝母(カリテイモ)」,「歓喜母(カンギモ)」,「愛子母」とも呼ぶ。
	◎像容は、一児を懐に抱いて左手を添え、右手には吉祥果を捧
	げる天女の姿。ザクロは人肉に似た味がするといわれる。
	 また、日蓮宗では忿怒相の鬼神形のものもある。
	◎『法華経』陀羅尼品では十羅刹女(ジュウラセツニョ)と共に法華経
	の守護神。
	 参照⇒じゅうらせつにょ(十羅刹女)
	◎入谷(イリヤ)鬼子母神:⇒いりやきしもじん(入谷鬼子母神)
	 雑司ヶ谷(ゾウシガヤ)鬼子母神:⇒ぞうしがやきしもじん(雑司
	ヶ谷鬼子母神)
	◎ギリシア神話:参照⇒におべ(ニオベ)
きしもつけ
	【キシモツケ】
	【木下野】
	○[植]⇒しもつけ(シモツケ,下野)
きしもとちょう《きしもとちやう》
	【岸本町】
	◇[日]Kishimoto Cho
	○[古]鳥取県中西部、西伯郡(サイハクグン)の町。
	◎2005. 1. 1(平成17)日野郡(ヒノグンミ)の溝口町(ミゾクチチョウ)と合
	併して西伯郡伯耆町(ホウキチョウ)を発足。
きじもなかずばうたれまい
	【雉も鳴かずば打たれまい】
	【雉も鳴かずば撃たれまい】
	○[諺]「無用な発言をしたばかりに災難に招いてしまった」の意
	味。余計なことは言わない方が良いという喩(タト)え。
	◎原意:草むらに隠れているキジ(雉)も鳴かなかったら居場所
	が気付かれず、猟師に撃たれることもなかったろう。
きしゃ
	【汽車】
	○(1)[交]蒸気機関車(SL)で牽引され、レール上を走行する
	列車。
	 幼児語では「汽車ぽっぽ(ポッポ)([英]puffer,puffpuff)」。
	○(2)[交](転じて)([英]train)電車・ディーゼル車なども含む、
	列車一般。
	○(3)([中]qiche)自動車の中国語名。
	 ⇒じどうしゃ(自動車)
	◎日本語での「汽車」は中国語では「火車(houche)」、「機関車」は
	「火車頭(houchetou)」。
きしゃ
	【喜捨】
	◇[英]almsgiving
	○自分の財物を、進んで寺社に寄進、または貧しい人に施(ホド
	コ)しをすること。
	◎イスラム教:⇒さだか(サダカ),ざかーと(ザカート)
	 タイ王国:⇒たんぶん(タンブン)
きしゃ
	【騎射】
	○(1)馬上から弓を射ること。また、その訓練。
	 騎射三物(ミツモノ)と呼ばれた犬追物(イヌオウモノ)・笠懸(カサガケ)・
	流鏑馬(ヤブサメ)の他、その種類は多い。
	 ⇔ぶしゃ(歩射)(1)
	○(2)[暦]⇒きしゃのせち(騎射の節)
	○(3)[鳥]スズメ目(Passeriformes)ヒタキ科(Muscicapidae)ウ
	グイス亜科(Sylviinae)の小鳥ヤブサメの別称。
	 ⇒やぶさめ(ヤブサメ,流鏑馬)
きじやき
	【きじ焼き】
	【キジ焼き】
	【雉焼】
	○(1)[料]キジ焼豆腐の略。
	 ⇒きじやきどうふ(きじ焼き豆腐,キジ焼き豆腐,雉焼豆腐)
	○(2)[料]魚の切り身を生姜(ショウガ)の汁やミリン(味醂)を合せ
	た醤油に浸して焼いた料理。
	 美味のキジ肉に似せて、マグロ・カツオ・ブリ・サバなどの
	魚を調理したもの。
	○(3)[料]⇒しぎやき(しぎ焼き,シギ焼き,鴫焼)
きじやきどうふ
	【きじ焼き豆腐】
	【キジ焼き豆腐】
	【雉焼豆腐】
	○[料]豆腐を方二寸、厚さ五〜六分に切り、塩や塩味を薄くし
	た醤油をつけて焼き、燗酒(カンザケ)をかけた料理。
	 美味のキジ肉に似せて、豆腐を調理したもの。
	 「きじやき(きじ焼き,キジ焼き,雉焼)」とも呼ぶ。
ぎしゃくせん
	【耆闍崛山】
	◇[パーリ語]ギジャクータ(Grdhra-kuta)(鷲<ワシ>の峰)の音写。
	○[仏]⇒りょうじゅせん(霊鷲山)
★きしゃのせち
	【騎射の節】
	○[暦]古代、五月五日に朝廷で行われた馬上で弓を射る儀式・
	行事。
	 単に「騎射」とも呼ぶ。
	 参照⇒きしゃ(騎射)(1)
きしゃぽっぽ
	【汽車ぽっぽ】
	【汽車ポッポ】
	◇[英]puffer
	○[幼児語]⇒きしゃ(汽車)(1)
きしゃぽっぽ
	【汽車ポッポ】
	○[楽]富原薫作詞、草川信(クサカワ・シン)作曲の童謡。
きしゃみつもの
	【騎射三物】
	○馬上から弓を射る、犬追物(イヌオウモノ)・笠懸(カサガケ)・流鏑馬
	(ヤブサメ)の総称。
きじゃん
	【キジャン】
	◇[登録商標]Kijang
	○[交]トヨタ自動車(株)がインドネシアで生産する海外生産供
	給戦略車(IMV)。
	 キジャン・イノーバ(Kijang Innova):ミニバン。
★きしゃんがんががわ《きしやんがんががは》
	【キシャンガンガ川】
	◇[英]Kishen Ganga River
	○[地]パキスタン北部の川。
	 西流して、ムザファラバード(Muzaffarabad)の南西でジーラ
	ム川(Jhelum River)に合流。
	 参照⇒じーらむがわ(ジーラム川)
きしゅ
	【気腫】
	○(1)[病]疾患部位に空気またはガスがたまった状態。
	◎英語:エンフィシーマ/エンフィジーマ(emphysema)。
	 ドイツ語:エンフィゼーム(Emphysem)。
	○(2)[病]特に、肺気腫(pulmonary emphysema)。
	 ⇒はいきしゅ(肺気腫)
きじゅ
	【喜寿】
	○77歳の呼び方。また、その年齢の祝い。
	 参照⇒ちょうじゅ(長寿)
	 「喜の字の祝い」,「喜の字の祝」とも呼ぶ。
	◎「喜」の草書体が「七十七」の字で出来ていることから。
	 実際には「七十七」ではなく「七」の字が三つにみえる。
きしゅう《きしう》
	【紀州】
	◇[日]Kishu
	○(1)[歴]中国風の旧国名。
	 ⇒きい(紀伊)
	◎紀州派:⇒きしゅうは(紀州派)
	○(2)[歴](紀州藩)⇒きいはん(紀伊藩)
きしゅう《きしう》
	【貴州】
	◇[中]Guizhou
	○⇒きしゅうしょう(貴州省)
きじゅう
	【機銃】
	○[軍]⇒きかんじゅう(機関銃)
きしゅうしょう《きしうしやう》
	【貴州省】
	◇[中]Guizhou Sheng、[英]Guizhou Province
	○中国南部の省。省都は貴陽市(Quiyang Shi)(キヨウシ)。
	 四川省(Sichuan Sheng)(シセンショウ)の南に続く雲貴高原の東部
	にあり、山がちで耕地面積が少ない。木材・桐油(トウユ)・漆(ウル
	シ)などが主要産物で、水銀・アルミニウム・鉄・石炭・金など
	豊富な地下資源を利用して近代工業も盛んになっている。
	 住民は漢族のほか、苗(ミャオ)族・プイ族(布依族)・トン族な
	どの少数民族が多く居住している。
	 別称は「黔(Qian)(ケン)」。
	 「コイチョウ省(貴州省)」とも呼ぶ。
	 参照⇒うんきこうげん(雲貴高原)
	〈面積〉
	 17万6,100平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1964(昭和39)1,700万人。
	 1994(平成 6)3,361万人。
	◎漢代、現在の貴州の西境に異民族の夜郎(ヤロウ)国があった。
★きしゅうてつどう《きしうてつだう》
	【紀州鉄道】
	○[交]和歌山県の地方鉄道。
	 本社は東京都千代田区。
★きしゅうとくがわけ《きしうとくがはけ》
	【紀州徳川家】
	○[歴]
	 「紀伊(キイ)徳川家」とも呼ぶ。
	 参照⇒ごさんけ(御三家)
	〈歴代藩主〉
	 初代:徳川頼宣(ヨリノブ)(1606〜1671)。
	 2代:徳川光貞(ミツサダ)(1626〜1705)。
	 3代:徳川綱教(ツナノリ)(1665〜1705)。
	 4代:徳川頼職(ヨリトモ)(1680〜1705)。
	 5代:徳川吉宗(ヨシムネ)(1684〜1751)。
	 6代:徳川宗直(ムネナオ)(1682〜1757)。
	 7代:徳川宗将(ムネノブ)(1720〜1765)。
	 8代:徳川重倫(シゲノリ)(1746〜1829)。
	 9代:徳川治貞(ハルサダ)(1728〜1789)。
	 10代:徳川治宝(ハルトミ)(1771〜1853)。
	 11代:徳川斎順(ナリユキ)(1801〜1846)。
	 12代:徳川斎疆(ナリカツ)(1820〜1849)。
	 13代:徳川慶福(ヨシトミ)(1846〜1866)。
	 14代:徳川茂承(モチツグ)(1844〜1906)。
	◎江戸上屋敷:赤坂(アカサカ)。
	 江戸中屋敷:清水谷(シミズダニ)。
★きしゅうは
	【紀州派】
	○[歴]江戸幕末、将軍継嗣問題のときに、紀州の徳川慶福(ヨシト
	ミ)を推した一派。
	 「紀伊派」,「南紀派」とも呼ぶ。
	 ⇔ひとつばしは(一橋派)
きしゅうはん
	【紀州藩】
	◇[日]Kishu Han
	○[歴]⇒きいはん(紀伊藩)
ぎじゅぎっこどくおん《ぎじゆぎつこどくをん》
	【祇樹給孤独園】
	○[仏]⇒ぎおんしょうじゃ(祇園精舎)
きしゅこうくう《きーしゆかうくう》
	【キシュ航空】
	◇[英]Kish Airline
	○[空]イランの航空会社。
	 イランの自由貿易地域キシュ島(Jazireh-ye Kish)を中心に
	運航。
	◎1989.12.16(平成元)設立。
きしゅとう《きしゆたう》
	【キシュ島】
	◇Jazireh-ye Kish、[英]Kish Island
	○[地]イラン南部、ペルシア湾のイラン南岸約18キロメートル
	沖の島。自由貿易地域。
	 「キーシュ島」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 90.457平方キロメートル。
きーしゅとう《きーしゆたう》
	【キーシュ島】
	◇Jazireh-ye Kish、[英]Kish Island
	○[地]⇒きしゅとう(キシュ島)
きしゅんえん《きしゆんゑん》
	【綺春園】
	◇[中]Qichun Yuan
	○[歴]中国、北京の西北郊にあった円明園(Yuanmin Yuan)(清
	朝の離宮)の一つ。
	 ⇒えんめいえん(円明園)
きじょ
	【機序】
	◇[英]mechanism
	○[生]仕組み・機構。
	 「機作(キサ)」,「メカニズム」とも呼ぶ。
	◎作用機序,発症機序
★きしょう《きしやう》
	【気象】
	○[気]
	◎気象記念日:6月1日。1875(明治 8)東京気象台で気象観測
	を開始したことを記念し、1942(昭和17)制定。
	 世界気象デー:3月23日。1950(昭和25)世界気象機関(W
	MO)の発足を記念し、1961(昭和36)制定。
	◎気象衛星:⇒ひまわり(ひまわり)(2),えむてぃーさっと(M
	TSAT)
きしょう
	【起請】
	○(1)昔、主君に願い出ること。その文章。
	○(2)神仏に誓いを立てること。その文章。
	◎起請文(モン):⇒きしょうもん(起請文)
★きしょう《きしやう》
	【徽章】
	【記章】
	○
	 参考⇒にほんていこくきしょうしょうかい(日本帝国徽章商
	会)
きじょう
	【机上】
	○机の上。
	◎机上の空論:⇒きじょうのくうろん(机上の空論)
きじょう《きでう》
	【軌条】
	◇[日]kijo
	○[交]レール(rail)の別称。
	 ⇒れーる(レール)
	◎第三軌条:⇒だいさんきじょう(第三軌条)
	 軌条砦:⇒きじょうさい(軌条砦)
きじょう《きじやう》
	【亀城】
	◇[朝]Kusong
	○朝鮮半島北西部の平安北道(P'yong-anbuk-do)、朝鮮民主主
	義人民共和国(北朝鮮)の地名。寧辺市(Yongbyon-si)(ネイヘンシ)の
	北西40キロメートル。
	 「クソン(亀城)」とも呼ぶ。
	 参照⇒よんどくとん(ヨンドクトン,龍徳洞)
きじょう《きでう》
	【鰭条】
	◇[英]fin ray
	○[魚]魚のヒレ(鰭)(fin)を支える線状構造の組織。
	 基部は担鰭骨(タンキコツ)に支えられ、ヒレの外縁に向って並行
	にのびている。
	 骨質(bony)から成る棘条と角質(horny)から成る軟条とがあ
	る。
	 「ひれすじ(鰭条)」とも呼ぶ。
ぎしょう《ぎしやう》
	【宜昌】
	◇[中]Yichang
	○⇒ぎしょうし(宜昌市)
★ぎじょう《ぎじやう》
	【義浄】
	◇[中]Yi Jing
	○[人]中国の求法僧(グホウソウ)( 635〜 715)。旅は 671〜 695年。
	 広東から海路インドに赴(オモム)く。
	 参考⇒ほっけん(法顕),げんじょう(玄奘)
ぎじょう《ぎぢやう》
	【儀仗】
	○(1)儀式の際に用いる装飾的で形式化した武器(兵仗)。太刀
	(タチ)・弓箭(キュウセン)など。
	◎儀仗兵
	○(2)儀式。
きしょうかがくかん《きしやうくわがくくわん》
	【気象科学館】
	○[気]東京都千代田区大手町の気象庁1階にある、気象資料の
	展示室。
	 無料。電話:03-3212-8341(代)。問合せ先:広報室。
	◎1997(平成 9)開館。
きしょうきんぞく《きせうきんぞく》
	【希少金属】
	◇[英]rare metal
	○[鉱]⇒れあめたる(レアメタル)
きじょうさい《きでうさい》
	【軌条砦】
	◇[中]guitiao zhai
	○[軍]敵の侵入を防ぐため、レール(軌条)で作られた砦柵(サイサク)。
	 中国大陸に面した台湾領金門島の海岸のものが知られる。
	 参照⇒さいさく(砦柵)
ぎしょうし《ぎしやうし》
	【宜昌市】
	◇[中]Yichang Shi
	○中国中央部、湖北省(Hubei Sheng)(コホクショウ)中西部、長江(揚
	子江)中流域にある省直轄市(地級市)。
	 港湾・商業都市。
	 三峡の東口に位置する水陸交通の要地。
	 「イーチャン市(宜昌市)」とも呼ぶ。
	 参照⇒さんきょう(三峡)
	◎1876(明治 9)英清間のチーフー(芝罘)条約によって開港。
きしょうしっぺいいやくひん《きせうしつぺいいやくひん》
	【希少疾病用医薬品】
	○[薬]⇒おーふぁんどらっぐ(オーファンドラッグ)
★きしょうだいがっこう《きしやうだいがくかう》
	【気象大学校】
	○[気]千葉県柏市。
きしょうちゅういほう《きしやうちゆうほう》
	【気象注意報】
	○[気]災害を伴う気象現象が予想される場合に、注意を促(ウナガ)
	すために出される気象予報。
	 大雨注意報・強風注意報・風雪注意報・霜注意報など。
	 気象業務法により気象庁に義務付けられていて、全国各地の
	気象台から発令される。被害想定は地域の災害事例を踏まえて
	地域ごとに異なり、注意報または警報が発令される。
★きしょうちょう《きしやうちやう》
	【気象庁】
	◇[英]Meteorological Agency
	○[気]
	 もと運輸省の外局。
	 参照⇒きしょうかがくかん(気象科学館)
	◎地磁気観測所:茨城県新治郡(ニイハリグン)八郷町(ヤサトマチ)。
	◎1956(昭和31)中央気象台から気象庁に昇格。
★きしょうてんけつ
	【起承転結】
	○(1)[文]漢詩の構成・配置の名称。
	 「起承転合(テンゴウ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒いとやのむすめ(糸屋の娘)
	◎絶句(ゼック)では第一句を起句、第二句を承句、第三句を転句、
	第四句を結句と呼ぶ。
	 律詩(リッシ)では二句を聯(連)(レン)と呼び、首聯(シュレン)(起聯)
	・頷聯(ガンレン)(前聯)・頸聯(ケイレン)(後聯)・尾聯(ビレン)(結聯)
	が起承転結に相当する。
	○(2)(転じて)文章の組立・構成。
	○(3)(転じて)物事の順序。
きしょうてんごう《きしようてんがふ》
	【起承転結】
	○[文]⇒きしょうてんけつ(起承転結)
きじょうのくうろん《きじやうのくうろん》
	【机上の空論】
	○理想ばかり先走り、実際的でない論理。頭の中だけで考えた、
	役に立たない理論。
きしょうもん
	【起請文】
	○神仏にいつわりのないことを誓い、相手に書き記した文書。
	誓紙(セイシ)。
	 参照⇒おとこむすび(男結び)(2)
	◎起請文の用紙には牛王宝印(ゴオウホウイン)の裏面が用いられた。
	 参照⇒ごおうほういん(牛王宝印)
★きしょうよほうし《きしやうよほうし》
	【気象予報士】
	○[気]
	 気象業務支援センターが年2回試験を実施。
	◎1994(平成 6)第1回気象予報士試験、実施。
きしょうらっぱ《きしやうらつぱ》
	【起床ラッパ】
	【起床喇叭】
	◇[英]reveille
	○[軍]軍隊ラッパの一つ。兵営などで起床の合図に吹かれる。
	 参照⇒しょうとうらっぱ(消灯ラッパ,消灯喇叭,消燈ラッパ,
	消燈喇叭),とつげきらっぱ(突撃ラッパ,突撃喇叭)
	◎俗に「起きろよ、起きろ、みな起きろー、起きなきゃタイチョ
	(隊長)さんに叱(シカ)られるー」と聞こえるという。
	 また、「しんぺ(新兵)さんも、こへ(古兵)さんも、みな起き
	ろー、起きぬとハンチョ(班長)さんに叱られるー」とするもの
	もある。
きしら
	【キシラ】
	◇[希]Kithira、[英]Cythera
	○(1)[地](Nisos Kithira)⇒きしらとう(キシラ島)
	○(2)ギリシア南部、キシラ島(Nisos Kithira)南岸にある村。
	島の中心地。
	 旧称は「カプサリ(Kapsali)」。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)226人。
きしらとう《きしらたう》
	【キシラ島】
	◇[希]Nisos Kithira、[英]Cythera Island
	○[地]ギリシア南西部、ペロポニソス半島南端沖にある島。イ
	オニア諸島(Ionii Nisi)最南端の島。
	 中心地は南岸のキシラ。
	 アッティキ県(Nomos Attikis)に属する。
	 「キティラ島」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 282平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1981(昭和56)3,469人。
	 1991(平成 3)3,021人。
	◎ギリシア神話では女神アフロディテ(Aphrodite)が誕生後に
	上陸した島といわれ、アフロディテ信仰の中心地だった。
きじり
	【木尻】
	○囲炉裏(イロリ)の手前、土間(ドマ)側の場所。
	 主人の座る横座(ヨコザ)の対面で下座。
	◎炉に焚く薪(マキ)の尻側の意味。
	 参照⇒よこざ(横座)(1),たてざ(竪座)
きじりじか
	【キジリジカ】
	○[動]⇒わぴち(ワピチ)(1)
きしりとーる
	【キシリトール】
	◇xylitol
	○[化]シラカバ(白樺)やカシ(樫)などの樹木を原料とした天然
	素材甘味料。
	 虫歯の原因となるミュータンス菌はキシリトールを発酵させ
	ることができず、活性が弱まり砂糖などの糖からも酸を生成で
	きなくなるといわれ、虫歯予防に効果があるとされる。
	 保湿効果もある。
	 工業的にはトウモロコシの芯(シン)などから製造する。
きじる
	【キジル】
	◇[チュルク語]Kyzyl(赤)
	○ロシア連邦シベリア南部、トーバ共和国(the Republic of 
	Tyva)の首都。
	 「キジール」,「クイズイル」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)8万8,000人。
きじーる
	【キジール】
	◇Kyzyl
	○⇒きじる(キジル)
★きじるさばく
	【キジル砂漠】
	◇Kyzyl Kum
	○[地]中央アジアにある砂漠。面積約30万平方キロメートル。
きじるすきるぎすじちしゅう《きじるすきるぎすじちしう》
	【キジルス・キルギス自治州】
	【克孜勒蘇柯尓克孜自治州】
	【克孜勒蘇柯爾克孜自治州】
	◇[中]Kezilesu Ke'erkezi Zizhizhou、[英]Kizilsu Kirgiz 
	Autonomous Prefecture
	○中国北西部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu-
	er Zizhiqu)西部の自治州。頭部を喀什地区(Kashi Diqu)(カシ
	地区)に接し、北部をキルギス共和国、西部をタジキスタンに
	隣接。
	 州都は阿図什市(Atushi Shi)(アルトゥシ市)。
	 「クズルス・キルギス自治州」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 7万0,916.33平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2004(平成16)47万人。
きじるせっくつ《きじるせきくつ》
	【キジル石窟】
	【克孜爾石窟】
	【克孜尓石窟】
	◇[中]Kezier Shiku、[英]Kizil caves
	○[歴]中国北西部、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu'er 
	Zizhiqu)中西部、アクス地区(阿克蘇地区<Akesu Diqu>)拝城県
	(Baicheng Xian)キジル郷(Kezier Xiang)の東南7キロメート
	ルにある、4世紀初めから8世紀ころの石窟群。
	 クチャ(Kucha)(庫車<Kuche>)の西北西、ムザルト川(Muzart 
	River)の北岸に位置する。
	 「キジル千仏洞」とも呼ぶ。
	 参照⇒べぜくりくせんぶつどう(ベゼクリク千仏洞,伯孜克里
	克千仏洞)
きじるせんぶつどう
	【キジル千仏洞】
	【克孜爾千仏洞】
	【克孜尓千仏洞】
	◇[中]Kezier Qianfodong、[英]Kizil Thousand Buddha Caves
	○[歴]⇒きじるせっくつ(キジル石窟,克孜爾石窟,克孜尓石窟)
きしれん
	【キシレン】
	◇[独]Xylen、[英]xylene(ザレイン)
	○[化]芳香族炭化水素の一つ。分子式はC6H4(CH3)2。
	 「ジメチルベンゼン(dimethyl benzene)」とも呼び、ベンゼン
	の水素原子2個をメチル基で置換したもの。
	 オルト(ortho)(沸点144.4℃)・メタ(meta)(沸点139.1℃)・
	パラ(para)(沸点138.4℃)の三つの異性体があり、いづれも特
	有臭のある無色の油状液体。水に不溶、有機溶媒に可溶で、引
	火性があり有毒。
	 ナフサの接触改質油・熱分解ガソリンなどから抽出・蒸留さ
	れる。また、石炭乾留の際に生成する乾留成分からも得られる。
	 有機溶剤として用いられるほか、合成樹脂・合成繊維原料・
	分析試薬などに広く用い、酸化してそれぞれフタル酸・イソフ
	タル酸・テレフタル酸を製造する。
	 「キシロール(xylol)」とも呼ぶ。
きしろーる
	【キシロール】
	◇[独]Xylol
	○[化]⇒きしれん(キシレン)
★ぎしわじんでん
	【魏志倭人伝】
	○[歴]3世紀後半に成立した中国の史書『三国志』の『魏志』
	東夷伝倭人条の通称。
	 二千字たらずの文章であるが、2〜3世紀の日本を知る貴重
	な史料である。ここに記された「邪馬台国(ヤマタイコク)」に至る道程
	の解釈により、その位置を畿内とする説と九州とする説に分か
	れている。
	 「邪馬台(臺)国」を「邪馬壹国(ヤマイコク)」と記されている古版本
	もある。
きしわだし
	【岸和田市】
	◇[日]Kishiwada Shi
	○大阪府南部、大阪湾に面する市。
	 岸和田だんじり祭で知られる。
	〈面積〉
	 1970(昭和45)70平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1975(昭和50)17万5,000人。
	◎もと岡部氏の城下町。
	 岸和田城の築城は16世紀末(安土桃山時代)。
きしん
	【鬼神】
	○⇒きじん(鬼神)
きじん
	【キジン】
	◇Cizin
	○[マヤ伝説]マヤ族ヤカテク(Yacatec)人の地震と死の神。
	 スペイン征服後は邪神とされた。
	 参照⇒しばるば(シバルバ)
	◎中国語表記では「西津(Xijin)」。
★きじん
	【鬼神】
	○(1)死者の霊魂と天地の神霊。
	○(2)荒々しく恐ろしい鬼。
	◎仏法で鬼神王はパーンチカ(般闍迦)(鬼子母神<キシモジン>の夫)。
きじん《きぢん》
	【麹塵】
	○[色]⇒きくじん(麹塵)(1)
ぎしん
	【疑心】
	○(1)疑う心。疑う気持ち。疑い。
	 参照⇒ぎしんあんき(疑心暗鬼)
	○(2)[仏]六根本煩悩(ボンノウ)の一つ。
	 参照⇒ろくこんぽんぼんのう(六根本煩悩)
ぎしんあんき
	【疑心暗鬼】
	○一度疑う気持ちが起こると、その気持ちが強まって、なんで
	もない事にまで疑いを抱き、不安となって恐ろしくなること。
	 参照⇒あんき(暗鬼)
	◎『列子』「説符注」から。
きーじんがー
	【キージンガー】
	◇Kurt Georg Kiesinger
	○[人]ドイツの政治家(1904〜1988)。キリスト教民主同盟(C
	DU)。
	 1966(昭和41)キリスト教民主同盟とドイツ社会民主党(SP
	D)を大連立させ、12.1ドイツ連邦共和国(西ドイツ)の首相に
	就任。ドイツ社会民主党のブラント(Willy Brandt)副首相兼外
	務大臣とともに東方外交(Ostpolitik)を展開。
	 1967(昭和42)キリスト教民主同盟の党首に選出。
	 1969.10.21(昭和44)首相を辞職。
	◎次期首相はブラント。
ぎじんかん《ぎじんくわん》
	【擬人観】
	◇[英]anthropomorphism
	○[哲]人間以外の事物・自然現象・動植物・神などに、人間に
	似たものとして人間の形態・性質を与え、擬人化する考え方・
	立場。
	 「人間形態観」,「アンスロポモーフィズム」とも呼ぶ。
	 参照⇒しんじんどうけいせつ(神人同形説)
きす
	【きす】
	【酒】
	○[俗][食]さけ(酒)の隠語。
	◎きす引く:酒を飲む。
	 きす吸う:酒を飲む。
	 鬼ぎす:焼酎(ショウチュウ)。
	 にがぎす:ビール。
★きす
	【キス】
	◇[英]kiss
	○(1)くちづけ・接吻(セップン)。
	 「キッス」とも呼ぶ。
	 参照⇒なげきす(投げキス),がれっと(ガレット),ぱっくす
	(パックス),やどりぎ(ヤドリギ,宿り木,寄生木)
	◎1946. 5.23(昭和21)『はたちの青春』(松竹)で邦画初のキス
	シーンが登場。主演は幾野道子と大坂志郎。
	◎イタリア語:バーチョ(bacio)/バチャーレ(baciare)。
	 ドイツ語:クス(Kuss)。
	 フランス語:ベゼ(baiser)。
	 スペイン語:ベソ(beso)。
	 ロシア語:ポツェルイ(potselui)。
	 中国語:接吻(jiewen)。
	○(2)軽く触れること。
	○(3)[食]ホイルに包まれた小さな糖菓。チョコレート・タフィ
	ー・キャラメル・ドロップ・クッキーなど。
	◎チョコキス(chocolate kiss)。
★きす
	【キス】
	【鱚】
	○[魚]スズキ目(Perciformes)キス科(Sillaginidae)の海魚。
	 体形は細長い円筒形。
きーす
	【キース】
	◇[英]Keith
	○(1)[人](英語圏の)男性名。
	○(2)[人](スコットランド系の)姓・名字(苗字)。
	◎ケルト語の「森」から。
★きず
	【傷】
	○
	◎傷が咎(トガ)める
きすい
	【汽水】
	◇[英]brackish water/estuarine water/estuary water
	○(1)[地]海水と淡水とが混じり合っている、塩分濃度の低い
	水。河口部・内湾・汽水湖などの水。
	 中小河川の河口沖では2〜3キロメートル、大河では数百キ
	ロメートルまでが汽水となる。内湾では汽水域が発達しやすい。
	 塩分濃度の変化が著しいので、その環境に耐える生物がすむ。
	 ワカサギ・シラウオ・ボラ・ウナギなどの魚類や、シジミ・
	ゴカイなどが獲(ト)れる。
	 参照⇒きすいこ(汽水湖),きすいせいそう(汽水成層),かんす
	い(鹹水)(2),たんすい(淡水)
	○(2)水蒸気と水。
きすい
	【帰綏】
	◇[中]Guisui
	○[古]⇒ふふほと(フフホト,呼和浩特)
きずい
	【気随】
	○自分の思ったままにふるまうこと。気のおもむくまま。
	 「きまま(気まま,気儘)」,「きなり(気成り,気成)」とも呼ぶ。
ぎすい
	【沂水】
	◇[中]Yishui
	○(1)[地]⇒ぎか(沂河)
	○(2)(Yishui Xian)⇒ぎすいけん(沂水県)
きずいきしゃ
	【奇瑞汽車】
	◇[中]Qirui Qiche
	○[経]中国の自動車製造会社。
	◎「汽車([中]qiche)」は中国語で「自動車([日]jidosha,jidou-
	sha)」のこと。中国語で「汽車([日]kisha)」は「火車([中]huoche)」
	と呼ぶ。
ぎすいけん
	【沂水県】
	◇[中]Yishui Xian
	○[地]中国東部、山東省(Shandong Sheng)(サントウショウ)南部の臨
	沂市(Linyi Shi)(リンギケン)が管轄する北部の県。
	 行政所在地は沂水鎮(Zhen)。
	〈面積〉
	 2,435平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2003(平成15)111万人。
きすいこ
	【汽水湖】
	◇[英]brackish lake
	○[地]海岸付近にある、海水の影響で多少の塩分を含む湖沼。
	厳密には1リットル中に0.5グラム以上の塩分を含むもの。
	 日本ではサロマ湖・浜名湖・宍道湖(シンジコ)など。
★きすいせいそう
	【汽水成層】
	○[地]汽水地域に形成された堆積層。
	 三角州や潟など。
	 参照⇒きすい(汽水)
きすかとう《きすかたう》
	【キスカ島】
	◇[英]Kiska Island
	○[地]太平洋北部アリューシャン列島(Aleutian Islands)中西
	部のラット諸島(Rat Islands)西端にある、アメリカ合衆国領
	の島。東部に小キスカ島(Little Kiska Island)がある。
	 アッツ島(Attu Island)の東方、アムチトカ島(Amchitka Is-
	land)の西方。
	◎第二次世界大戦で、1942. 6. 7(昭和17)日本軍がアッツ島( 6.
	 7〜 8)とともに占領。
	 1943. 5.12〜29(昭和18)アメリカ軍の反攻によりアッツ島の
	日本軍守備隊(2,576名)は玉砕。孤立無援となったキスカ島の
	日本軍守備隊(5,600名)は、7月29日濃霧の中、潜水艦と第五
	艦隊の第一水雷戦隊により奇跡的に全員撤退に成功。
	 アッツ島の抵抗に懲(コ)りたアメリカ軍は無人となった島を
	2週間にわたって空爆と艦砲射撃を加え、8月15日3万余名に
	より上陸を行い、撤収を知ったのは2日後だったという。
	 参照⇒あっつとう(アッツ島)
きすき
	【木次】
	◇[日]Kisuki
	○(1)[交]⇒きすきえき(木次駅)
	○(2)[古]⇒きすきちょう(木次町)
きすきえき
	【木次駅】
	○[交]島根県雲南市(ウンナンシ)木次町里方(キスキチョウサトガタ)にある、
	JR木次線の駅。
	 南大東(ミナミダイトウ)駅と日登(ヒノボリ)駅の間。
	◎旧住所は大原郡(オオハラグン)木次町(キスキチョウ)里方(サトガタ)。
★きすきせん
	【木次線】
	○[交]JRの鉄道路線。全長約82キロメートル。
	〈停車駅〉
	 宍道(シンジ)駅・南宍道(ミナミシンジ)駅・加茂中(カモナカ)駅・幡屋
	(ハタヤ)駅・出雲大東(イズモダイトウ)駅・南大東(ミナミダイトウ)駅・木次
	(キスキ)駅・日登(ヒノボリ)駅・下久野(シモクモ)駅・出雲八代(イズモヤシロ)
	駅・出雲三成(イズモミナリ)駅・亀嵩(カメダケ)駅・出雲横田(イズモヨコタ)
	駅・八川(ヤカワ)駅・出雲坂根(イスセモサカネ)駅・三井野原(ミイノハラ)駅
	・油木(ユキ)駅・備後落合(ビンゴオチアイ)駅。
	◎1937(昭和12)全通。
きすきちょう《きすきちやう》
	【木次町】
	◇[日]Kisuki Cho
	○[古]島根県中東部、大原郡(オオハラグン)の町。
	◎2004.11. 1(平成16)大原郡の大東町(ダイトウチョウ)・加茂町(カモマ
	チ)・木次町と、飯石郡(イイシグン)の三刀屋町(ミトヤチョウ)・吉田村(ヨ
	シダムラ)・掛合町(カケヤマチ)の、5町1村が合併して雲南市(ウンナンシ)
	を発足。
きすずめちゃ
	【黄雀茶】
	○[色]黄みがかった黒茶色。黄みがかった雀茶。
きすちょこ
	【キスチョコ】
	◇[英]kiss chocolate
	○[食]⇒ちょこきす(チョコキス)
きずな《きづな》
	【きずな】
	○[天]宇宙航空研究開発機構(JAXA)の超高速インターネッ
	ト衛星。
	◎2008. 2.23(平成20)打ち上げに成功。
きずな《きづな》
	【キズナ】
	○[楽]ORANGE RANGE作詞・作曲の歌謡曲。
	 歌もORANGE RANGE。
	◎2005. 8.24(平成17)発売。
きすふぃむけんもんじょ
	【キスフィム検問所】
	◇[英]Kissufim Crossing
	○ガザ地区(Gaza Strip)中南部とイスラエルとの国境にある、
	イスラエルの検問所。
	◎2005. 9.12(平成17)イスラエル軍、ガザ地区の軍事占領終結
	の式典を挙行。
きーすふらっくけっせつ
	【キース・フラック結節】
	◇[英]Keith-Flack node
	○[医]洞房結節(sinuatrial node)の別称。
	 ⇒どうぼうけっせつ(洞房結節)
きすまゆ
	【キスマユ】
	◇Kismaayo、[英]Chismayu/Chismaio
	○ソマリア南西部、ジュバダホーセ州(gobolka Jubbada Hoose)
	東部にある州都。インド洋に面する港湾都市。
きずみ
	【キズ見】
	【傷見】
	○腕時計修理用の拡大鏡。
	 上下のまぶたで挟み込んで使用する。焦点距離(拡大率)の異
	なる数種類を使い分ける。
	 参照⇒かくだいきょう(拡大鏡)
きすみーくいっく
	【キスミークイック】
	【キス・ミー・クイック】
	◇[英]kiss-me-quick
	○(1)[植]野生のパンジー(三色スミレ)。
	 ⇒ぱんじー(パンジー)
	○(2)額(ヒタイ)に垂(タ)らした巻き毛。
	○(3)[服]後頭部にかぶる縁(フチ)無し帽。
	○(4)[食]カクテルの一種。
	 アブサンやキュラソーなどの薬草系リキュールをベースにし
	てシェイクし、氷の入ったグラスに注いで、ソーダ水で割った
	もの。
きすむ
	【キスム】
	◇Kisumu
	○(1)(Kisumu District)⇒きすむけん(キスム県)
	○(2)ケニア西部、ニャンザ州(Nyanza Province)中央部にある
	州都。キスム県(Kisumu District)の県都。
	 南緯0.09°、東経34.75°の地。
	〈人口〉
	 1988(昭和63) 6万9,000人。
	 1999(平成11)19万4,390人。
きすむけん
	【キスム県】
	◇[英]Kisumu District
	○ケニア西部、ニャンザ州(Nyanza Province)中央部の県。
	 県都はキスム(州都)。
	〈面積〉
	 1,486平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1999(平成11)50万4,359人(8月24日)。
きすめっと
	【キスメット】
	◇[英]kismet
	○運命・宿命。
	◎英語の"lot"に相当する、アラビア語の「配分(qisma)」から。
きずもの
	【傷物】
	【疵物】
	○(1)傷のついた物。こわれ物。
	○(2)[経](特に)傷がついて値打ちの下がった商品。
	 参照⇒きゅうすけ(久助)(3)
	◎商品価値がなくなったもの:⇒がらくた(我楽多,瓦落多)
	○(3)処女を失った未婚の娘。
	 参照⇒しょじょ(処女)(1),できちゃったけっこん(できちゃっ
	た結婚)
きずり
	【木摺り】
	【木摺】
	○[建]モルタル・漆喰(シックイ)塗りやラスボード(lath board)貼
	りの壁下地(カベシタジ)として用いる小幅の貫板(ヌキイタ)。
	 幅約3センチメートル(一寸)ほどの杉板などを、5〜10ミリ
	メートルほどの空き間隔で打ちつける。
	 「きずりぬき(木摺り貫,木摺貫)」とも呼ぶ。
	 参照⇒きずりしたじ(木摺り下地,木摺下地),かべしたじ(壁
	下地)
きずりしたじ《きずりしたぢ》
	【木摺り下地】
	【木摺下地】
	○[建]木刷りを水平に間隔をあけて貼った壁下地(カベシタジ)。
	 塗ったモルタルなどが間に入り込んで支えとなり、また亀裂
	防止にもなる。
	 参照⇒きずり(木摺り,木摺),かべしたじ(壁下地)
きずりぬき
	【木摺り貫】
	【木摺貫】
	○[建]⇒きずり(木摺り,木摺)
きすりんぐ
	【キスリング】
	◇Moise Kisling
	○[人]フランスの画家(1891〜1953)。エコール・ド・パリの一
	人。
	 ポーランド出身。第一次世界大戦の外人部隊で負傷し国籍を
	取得。
	 作品は『ポーランド風の肩掛の娘』・『モンパルナスのキキ』
	など。
きすれぶ
	【キスレブ】
	◇[ヘブライ語]Kislev
	○[暦]ユダヤ暦の第3月(旧第9月)。
	 参照⇒ゆだやれき(ユダヤ暦)
きすろぼつく
	【キスロボツク】
	◇Kislovodsk
	○ロシア連邦南部、スタブロポリ地方(Stavropolsky Krai)南
	部の保養都市。カラチャイチェルケス共和国の近く。
	 北緯43.90°、東経42.71°の地。
	〈人口〉
	 1979(昭和54)10万0,900人。
	 1989(平成元)11万4,000人。
	 2000(平成12)12万0,400人。
	 2003(平成15)12万4,600人。
	◎ロシア文字では"Кисловодск"。
ぎぜー
	【ギゼー】
	◇Gizeh
	○⇒ぎざ(ギザ)
きせい
	【棋聖】
	○(1)将棋の名人位の一つ。
	◎他に名人・王将・竜王・王位・棋王・王座がある。
	○(2)囲碁の名人位の一つ。
	 読売新聞社主催の主催で棋聖戦が行われ、勝者に日本棋院と
	関西棋院から允許状が贈られる。
	◎名人戦:朝日新聞主催。
	 本因坊戦:毎日新聞主催。
きぜい
	【亀筮】
	○[歴]⇒きぼく(亀卜)
ぎせい
	【妓生】
	◇[朝]kisaing/kisayng、[英]gisaeng
	○⇒きーせん(キーセン,妓生)
きせいこん
	【寄生根】
	◇[英]sucker
	○[植]寄生植物(parasite)が宿主(シュクシュ)(host)の植物体内に
	入り込んで養分を吸収する特殊な根。
	 ヤドリギ・マメダオシの根など。
	 「吸根」とも呼ぶ。
	 参照⇒やどりぎ(ヤドリギ,宿り木,寄生木),まめだおし(マメ
	ダオシ,豆倒し,豆倒)
★ぎせいさい
	【犠牲祭】
	◇[アラビア語]Eid al-Adha(大祭)
	○[宗]イスラム教で聖地巡礼(ハジ)の最後に行われる祭り。ヒ
	ツジを生け贄(ニエ)に殺して、家長が神に捧げる儀式。
	 イスラム教の二大祭の一つ。
	 イスラム暦第十二月の七日から10日間行われる。
	 「イードル・アドファ(Eid al-Adha)」,「イードル・アドハー」,
	「イードエルアドハ(Eid el Adha)」とも呼ぶ。
	 参照⇒[1]はじ(ハジ),いーどあるふぃとる(イード・アル・
	フィトル)
きせいさいせん
	【紀勢西線】
	○[交]⇒きせいほんせん(紀勢本線)
きせいせん
	【紀勢線】
	○[交]⇒きせいほんせん(紀勢本線)
ぎせいだ
	【犠牲打】
	◇[英]sacrifice bunt
	○[運]⇒ぎせいばんと(犠牲バント)
きせいちょう《きせいちやう》
	【紀勢町】
	◇[日]Kisei Cho
	○[古]三重県東部、度会郡(ワタライグン)の町。
	◎2005. 2.14(平成17)度会郡の大宮町(オオミヤチョウ)・紀勢町・大
	内山村(オオウチヤマムラ)の2町1村、合併して大紀町(タイキチョウ)を発足。
きせいとうせん
	【紀勢東線】
	○[交]⇒きせいほんせん(紀勢本線)
ぎせいばんと
	【犠牲バント】
	◇[英]sacrifice bunt/sacrifice hit
	○[運]野球で、味方の走者を進塁またはホームインさせるため、
	打者自身はアウトになることがわかりつつ行うバント。
	 「犠牲打」,「犠打」,「サクリファイスバント」,「サクリファイス
	ヒット」とも呼ぶ。
ぎせいひきゅう《ぎせいひきう》
	【犠牲飛球】
	◇[英]sacrifice fly
	○[運]⇒ぎせいふらい(犠牲フライ)
ぎせいふし
	【議政府市】
	◇[朝]Uijongbu-si
	○朝鮮半島中部西岸、韓国北西部の京畿道(Kyonggi-do)(ケイキド
	ウ)中北部の市。
	 首都ソウルの北東郊に位置する。
	 在韓アメリカ軍基地がある。
	 「ウィジョンブ市(議政府市)」とも呼ぶ。
ぎせいふらい
	【犠牲フライ】
	◇[英]sacrifice fly
	○[運]野球で、味方の走者をホームイン(得点)させるため、打
	者自身はアウトになることがわかりつつ行うフライ。
	 「犠牲飛球」,「犠飛」,「サクリファイスフライ」とも呼ぶ。
きせいほんせん
	【紀勢本線】
	○[交]JR西日本が運行する、三重県亀山市と和歌山市間を紀
	伊半島の海岸沿いに走る鉄道線。全長384.2キロメートル。
	 「紀勢線」とも呼ぶ。
	〈紀勢東線の停車駅〉
	 亀山(カメヤマ)駅・下庄(シモノショウ)駅・一身田(イシンデン)駅・津(ツ)
	駅・阿漕(アコギ)駅・高茶屋(タカチャヤ)駅・六軒(ロッケン)駅・松阪(マツ
	サカ)駅・徳和(トクワ)駅・多気(タキ)駅・相可(オウカ)駅・佐奈(サナ)駅
	・栃原(トチハラ)駅・川添(カワゾエ)駅・三瀬谷(ミセダニ)駅・滝原(タキハ
	ラ)駅・阿曽(アソ)駅・伊勢柏崎(イセカシワザキ)駅・大内山(オオウチヤマ)駅
	・梅ヶ谷(ウメガダニ)駅・紀伊長島(キイナガシマ)駅・三野瀬(ミノセ)駅
	・船津(フナツ)駅・相賀(アイガ)駅・尾鷲(オワセ)駅・大曽根浦(オオソネウ
	ラ)駅・九鬼(クキ)駅・三木里(ミキサト)駅・賀田(カタ)駅・二木島(ニギ
	シマ)駅・新鹿(アタシカ)駅・波田須(ハダス)駅・大泊(オオドマリ)駅・熊
	野市(クマノシ)駅・有井(アリイ)駅・神志山(コウシヤマ)駅・紀伊市木(キイイ
	チギ)駅・阿田和(アタワ)駅・紀伊井田(キイイダ)駅・鵜殿(ウドノ)駅・
	新宮(シングウ)駅。
	〈紀勢西線の停車駅〉
	 新宮駅・三輪崎(ミワサキ)駅・紀伊佐野(キイサノ)駅・宇久井(ウクイ)
	駅・那智(ナチ)駅・紀伊天満(キイテンマ)駅・紀伊勝浦(キイカツウラ)駅・
	湯川(ユカワ)駅・太地(タイジ)駅・下里(シモサト)駅・紀伊浦神(キイウラガ
	ミ)駅・紀伊田原(キイタハラ)駅・古座(コザ)駅・紀伊姫(キイヒメ)駅・串
	本(クシモト)駅・紀伊有田(キイアリタ)駅・田並(タナミ)駅・田子(タコ)駅・
	和深(ワブカ)駅・江住(エスミ)駅・見老津(ミロヅ)駅・周参見(スサミ)駅
	・紀伊日置(キイヒキ)駅・椿(ツバキ)駅・紀伊富田(キイトンダ)駅・白浜
	(シラハマ)駅・朝来(アッソ)駅・紀伊新庄(キイシンジョウ)駅・紀伊田辺(キイ
	タナベ)駅・芳養(ハヤ)駅・南部(ミナベ)駅・岩代(イワシロ)駅・切目(キリ
	メ)駅・印南(イナミ)駅・稲原(イナハラ)駅・和佐(ワサ)駅・道成寺(ドジョ
	ウジ)駅・御坊(ゴボウ)駅・紀伊内原(キイウチハラ)駅・紀伊由良(キイユラ)
	駅・広川ビーチ(ヒロカワビーチ)駅・湯浅(ユアサ)駅・藤並(フジナミ)駅・
	紀伊宮原(キイミヤハラ)駅・箕島(ミノシマ)駅・初島(ハツシマ)駅・下津(シモツ)
	駅・加茂郷(カモゴウ)駅・冷水浦(シミズウラ)駅・海南(カイナン)駅・黒
	江(クロエ)駅・紀三井寺(キイミイデラ)駅・宮前(ミヤマエ)駅・和歌山駅。
	 愛称は「きのくに線」。
	〈停車駅〉
	 和歌山駅・紀和(キワ)駅・和歌山市駅。
	◎1940. 8. 8(昭和15)紀勢西線和歌山駅〜紀伊木本駅間、全通。
	 1959. 7.15(昭和34)新鹿駅〜三木里駅が開通して多気駅〜和
	歌山駅が全通し、参宮線の亀山駅〜多気駅と合せて紀勢本線と
	なる。
	 参照⇒さんぐうせん(参宮線)
きせき
	【鬼籍】
	○(1)冥府(メイフ)の冥官が死者の姓名・戒名・死亡年月日などを
	載するという帳面。
	○(2)[仏]過去帳。
	 ⇒かこちょう(過去帳)
	◎「鬼」は「死者」のこと。
	◎鬼籍に入る:死ぬ。
★きせき
	【輝石】
	◇[英]pyroxene(パイロクシン)
	○[鉱]カルシウム・マグネシウム・鉄などを含む珪酸塩鉱物。
	 斜方晶系または単斜晶系。
	 火成岩・変成岩の中にある主要鉱物。
	〈斜方輝石(orthopyroxene)〉
	 頑火輝石(ガンカキセキ):エンスタタイト(enstatite)。
	 紫蘇輝石(シソキセキ):ハイパーシン(hypersthene)。
	 古銅輝石(コドウキセキ):ブロンザイト(bronzite)。
	 鉄紫蘇輝石:フェロハイパーシン(ferrohypersthene)。
	 鉄珪輝石(テツケイキセキ):フェロシライト(ferrosilite)。
	〈単斜輝石(clinopyroxene)〉
	 透輝石(トウキセキ):ダイオプサイド(diopside)。
	 灰鉄輝石:ヘデンバージャイト(hedenbergite)。
	 翡翠輝石(ヒスイキセキ):ジェイダイト(jadeite)。
	 錐輝石(キリキセキ):アクマイト(acmite)。
	 リチア輝石:スポドゥメン(spodumene)。
	 普通輝石:オージャイト(augite)。
	〈準輝石(pyroxenoid)〉
	 薔薇輝石(バラキセキ):ロードナイト(rhodonite):三斜晶系。
ぎせき
	【偽籍】
	○[歴]中国の唐代や古代日本の律令制度で、農民が兵役や租庸
	調(ソヨウヨウ)の負担を免(ノガ)れ、また口分田(クブンデン)の給付を
	増大させるために戸籍を偽(イツワ)ったこと。また、その戸籍。
	 成年男子を死亡などで削除したり、男子を女子として登録す
	るなど。
	◎コノシロ(鮗)という魚を焼くと死臭を発するといわれ、死亡
	の検査に来た役人を騙(タマ)したともいう。
	 参照⇒このしろ(コノシロ,鮗)
きせきのひと
	【奇跡の人】
	◇[英]The Miracle Worker
	○[映]1962(昭和37)公開のアメリカ映画。
	 ヘレン・ケラー(Helen Adams Keller)とその家庭教師サリバ
	ン(Anne Sullivan)を描くウィリアム・ギブソン(William Gib-
	son)(〜2008.11.25)の戯曲を映画化したもの。
	 監督:アーサー・ペン(Arthur Penn)。
	◎日本ではヘレン・ケラーを「奇跡の人」と呼んでいるが、実際
	には献身的に尽くしたサリバン女史を指す。
★きせつ
	【鬼節】
	◇[中]guijie
	○[暦]道教で七月十四日に行われる祖先の霊を祭る儀式。
	 七月(鬼月)一日に閻魔大王(エンマダイオウ)が冥界(メイカイ)の門を開
	け、亡者(モウジャ)(鬼)は外出を許されるという。祀(マツ)る家が
	あれば帰宅し、ないものは悪さをするという。しかし、十五日
	には冥界の門が閉じられるので、それまでに鬼は忘川河(Wang-
	chuanhe)(三途の川)を渡って冥界に戻らなければならない。
	 橋を通って川を渡ると生前の記憶を全て失い、泳いで渡ると
	失わないという。そのため、家族や子孫はアヒルを供養・食し
	て忘れないように願う風習がある。
	 仏教の「盂蘭盆会(ウラボンエ)」に相当する。
	 参照⇒きげつ(鬼月),めいたく(冥宅),うらぼんえ(盂蘭盆会)
ぎぜつ
	【義絶】
	○君臣・肉親の縁を絶(タ)つこと。
きせつこつ
	【基節骨】
	◇[英]proximal phalanx
	○[医]掌(テノヒラ)(palm)の中手骨(metacarpal)と連接する指の骨。
	 親指では先端から二番目、その他の指では三番目の骨。
	 参照⇒しこつ(指骨)(1)
きせつのなかで
	【季節の中で】
	○[楽]松山千春(チハル)作詞・作曲の歌謡曲。
	 歌も松山千春。
	◎1978. 8.(昭和53)レコード発売。
きせのん
	【キセノン】
	◇[英]xenon(ジーナン)、[独]Xenon(クセノン)
	○[化]希ガス元素の一つ。
	 元素記号は「Xe」、原子番号54、原子量131.3。
	 無色・無臭・無味の不活性気体で、大気中にきわめて微量に
	含まれ、その量は希ガス類中で最少。
	 「クセノン」,「ゼノン」とも呼ぶ。
	〈安定同位体〉
	 Xe124・Xe126・Xe128・Xe129・Xe130・Xe131・
	Xe132・Xe134・Xe136。
	〈放射性同位体:半減期〉
	 Xe127:36.4日。
	 Xe133:5.24日。
	 Xe135:9.14時間。
	◎1898(明治31)イギリスの化学者ラムゼー(Sir William Ram-
	say)とトラバース(Morris William Travers)が発見。
	 参照⇒ねおん(ネオン)(1),くりぷとん(クリプトン)
	◎ギリシア語の「見慣れぬ,異国の(xenos)」から。
きぜめ
	【木責め】
	○[暦]⇒きまじない(木呪い,木呪)
★きせる
	【キセル】
	【煙管】
	○(1)喫煙用具の一つ。
	 参照⇒らお(羅宇)(2),がんくび(雁首)(1),やにさがる(脂下
	がる)
	◎水キセル(水ギセル)
	◎語源はカンボジア語という。
	○(2)[俗][交]列車や電車の不正な乗車方法の一つ。乗車駅と
	降車駅それぞれの近くの切符または定期券を使用し、途中の乗
	車料金を払わずに乗車すること。
	◎キセルは雁首(ガンクビ)(頭部)と吸口(スイクチ)だけが金(カネ)(金
	属)で出来ていることから。
きぜわ
	【生世話】
	○[劇]⇒きぜわもの(生世話物)
★きぜわもの
	【生世話物】
	○[劇]江戸時代の庶民の生活を写実的に描いた歌舞伎の脚本。
	また演出。
	 事件・世相などの時事ネタや風俗・人情に取材した一種の社
	会劇。
きせん
	【麾扇】
	○⇒ぐんばいうちわ(軍配団扇)(1)
きーせん
	【キーセン】
	【妓生】
	◇[朝]kisaing/kisayng、[英]gisaeng
	○(1)[歴]高麗王朝以後の朝鮮で、宮廷にかかえられて医薬・
	裁縫・歌舞・妓楽などを行なったり、役所の高官の接待に当たっ
	た女。
	 「キーサン(妓生)」,「官妓(カンギ)」とも呼ぶ。
	○(2)朝鮮で、宴席に侍して音楽・舞踊などをする民妓・芸者。
	 族籍は妓籍(kicek)(キジョク)で、両班(yangban)(ヤンバン)と妓生
	の子は庶族(secok)(ソージョク)と呼ばれ常人扱いとなった。
	 「キーサン(妓生)」とも呼ぶ。
ぎーせん
	【ギーセン】
	◇Giessen
	○ドイツ中西部、ヘッセン州(Bundesland Hessen)の都市。
	 北緯50.58°、東経8.68°の地。
	〈人口〉
	 1987(昭和62)6万9,800人。
	 2002(平成14)7万1,100人。
	◎ギーセン大学
きせんいでん《きせんゐでん》
	【帰先遺伝】
	◇[英]atavism
	○[生]⇒せんぞがえり(先祖返り)
★ぎぜんしゃ
	【偽善者】
	○
	 「猫かぶり」,「ヒポクリット」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぱりさいは(パリサイ派)(2)
きそ
	【木曽】
	【木曾】
	◇[日]Kiso
	○(1)⇒きそぐん(木曽郡,木曾郡)
	○(2)[地]⇒きそがわ(木曽川)
	○(3)[歴][軍]旧日本海軍の軽巡洋艦。
	◎1921. 5. 4(大正10)竣工。
きそ
	【基礎】
	◇[日]kiso
	○(1)[建]建築物・構造物などの重量物を支えるために据(ス)え
	る土台。
	○(2)(転じて)物事を成立させるに必要な事柄。
	○(3)[建]石灯籠の竿石(サオイシ)を据える土台石。)。
きそいがり《きそひがり》
	【着襲狩り】
	【着襲狩】
	【競ひ狩り】
	【競狩】
	○[古][暦]薬狩りの別称。
	 ⇒くすりがり(薬狩り,薬狩,薬猟)
きそう
	【僖宗】
	◇[中]Xi Zong/Xizong
	○[人]中国、唐朝の第18代皇帝( 862〜 888)。在位: 873〜
	 888。
	 第17代皇帝懿宗(Yi Zong)(イソウ)の五男。
ぎそう《ぎさう》
	【義爪】
	◇[英]pick
	○[楽]⇒ぴっく(ピック)(6)
★ぎそう《ぎさう》
	【義倉】
	○[歴]
	◎社倉(シャソウ)・常平倉(ジョウヘイソウ)とともに「三倉(サンソウ)」と呼ぶ。
ぎそう《ぎさう》
	【艤装】
	◇[英]rigging(リギング)
	○[海]船体が完成して進水した船舶に、就航・就役に必要な一
	切の備品・器具・用具・武器などを装備する工事。
	 また、その装備全般。
きそうきょく《きさうきよく》
	【奇想曲】
	【綺想曲】
	◇[伊]capriccio
	○[楽]⇒かぷりっちお(カプリッチオ)(2)
きそうせい《きさうせい》
	【帰巣性】
	◇[英]homing instinct
	○[動]動物が棲む場所や産卵・育児のための巣などから遠く離
	れていても、その位置を知り戻ってくること。
	 アリ・ミツバチなどの社会性昆虫、伝書バト・ツバメなどの
	渡り鳥、大洋から産卵のために生れ故郷の川に戻ってくるサケ
	・マスなどが典型的である。
	 「回帰性」,「帰家性」,「帰巣本能」,「ホーミング([英]homing)」,
	「オリエンテーション([英]orientation)」とも呼ぶ。
きそうほんのう《きさうほんのう》
	【帰巣本能】
	◇[英]homing instinct/orientation
	○[動]⇒きそうせい(帰巣性)
きそおんたけ
	【木曾御岳】
	◇[日]Kiso Ontake
	○[地]⇒おんたけ(御岳,御嶽)
きそがわ《きそがは》
	【木曽川】
	◇[日]Kiso Gawa
	○(1)[地]長野県中部の鉢盛山に発し、長野県・岐阜県・愛知
	県・三重県の4県を流れて、伊勢湾に注(ソソ)ぐ川。長さ227キ
	ロメートル。
	 参照⇒にほんらいん(日本ライン)
	○(2)⇒きそがわちょう(木曽川町)
きそがわちょう《きそがはちやう》
	【木曽川町】
	◇[日]Kisogawa Cho
	○愛知県北西端、葉栗郡(ハグリグン)の町。
きぞくいん《きぞくゐん》
	【貴族院】
	○[歴]大日本帝国憲法(明治憲法)下で、衆議院とともに帝国議
	会を構成した、二院制の上院に相当する立法機関。
	 封建的特権階級を代表する機関で、皇族・華族と勅任の議員
	で構成されていた。
	◎1890(明治23)創設。
	 1925. 9.20(大正14)第1回貴族院帝国学士院会員議員選挙。
	 1947(昭和22)廃止。
きぞくのす
	【貴族の巣】
	◇[露]Dvoryanskoye Gnezdo、[英]A Nest of Nobles
	○[文]ロシアの作家ツルゲーネフ(Ivan S.Turgenev)の小説。
	◎1859(安政 6)。
	◎ロシア文字では"Дворянское Гнездо"。
きそぐん
	【木曽郡】
	【木曾郡】
	◇[日]Kiso Gun
	○長野県南西部の郡。
	 木曽福島町(キソフクシママチ)・上松町(アゲマツマチ)・南木曽町(ナギソマチ)
	・木祖村(キソムラ)・日義村(ヒヨシムラ)・開田村(カイダムラ)・三岳村(ミタ
	ケムラ)・王滝村(オウタキムラ)・大桑村(オオクワムラ)の町村。
	◎2005. 2.13(平成17)山口村(ヤマグチムラ)、岐阜県中津川市(ナカツガ
	ワシ)に県境を超えて編入。
	 2005. 4. 1(平成17)楢川村(ナラカワムラ)、塩尻市に編入。
きそこま
	【木曾駒】
	【木曽駒】
	◇[日]Kisokoma/Kiso Koma
	○[地]⇒こまがたけ(駒ヶ岳)(5)
きそこまがたけ
	【木曾駒ヶ岳】
	【木曽駒ヶ岳】
	◇[日]Kiso Komagatake
	○[地]⇒こまがたけ(駒ヶ岳)(5)
きそさきちょう《きそさきちやう》
	【木曽岬町】
	◇[日]Kisosaki Cho
	○三重県北西端、桑名郡(クワナグン)の町。
★きそしんりんてつどう《きそしんりんてつだう》
	【木曽森林鉄道】
	○[歴][交]上松〜赤沢間を運行した森林鉄道。
	◎1913(大正 2)森林鉄道小川線として着工。
	 1916(大正 5)開通。
	 1975. 5.30(昭和50)廃線。
ぎぞとう
	【ギゾ島】
	◇[英]Gizo Island
	○[地]南太平洋のソロモン諸島(Solomon Islands)北西部、ニュ
	ージョージア諸島(New Georgia Islands)の島。
	 南緯8.07°、東経156.75°の地。
	 「ギーゾ島(Ghizo Island)」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 35平方キロメートル。
ぎーぞとう
	【ギーゾ島】
	◇[英]Ghizo Island
	○[地]⇒ぎぞとう(ギゾ島)
きそはっけい
	【木曽八景】
	○近江八景になぞらえた木曾街道の八つの景勝地。
	 <1>徳音寺の晩鐘(バンショウ)(日義村)。
	 <2>御嶽の暮雪(オンタケノクレユキ)(開田村・三岳村・王滝村)。
	 <3>棧の朝霞(カケハシノアサガスミ)(上松町)。
	 <4>寝覚の夜雨(ネザメノヨサメ)(上松町):⇒ねざめのとこ(寝覚の
	床,寝覚ノ床)
	 <5>風越の晴嵐(カザコシノオオアラシ)(上松町)。
	 <6>駒の夕照(コマノユウショウ)(木曽路各地)。
	 <7>小野の瀑布(オノノバクフ)(上松町)。
	 <8>与川の秋月(ヨガワノアキヅキ)(南木曽町)。
	◎尾張藩の書物奉行松平君山(クンザン)(秀雲)が1743(寛保 3)こ
	ろに訪れて選定したとも、尾張藩の俳人横井也有(ヤユウ)が選定
	したとも、言われている。
きそふくしま
	【木曽福島】
	◇[日]Kisofukushima/Kiso Fukushiam
	○(1)⇒きそふくしままち(木曽福島町)
	○(2)[交]⇒きそふくしまえき(木曽福島駅)
きそふくしまえき
	【木曽福島駅】
	○[交]長野県木曽郡木曽福島町(キソフクシママチ)にある、JR中央本
	線の駅。
	 上松(アゲマツ)駅(上松町)と原野(ハラノ)駅(日義村)の間。
きそふくしまのせき
	【木曽福島の関】
	【木曽福島関】
	【木曾福島関】
	◇[日]Kiso Fukushina no Seki
	○[歴]江戸時代、中山道(ナカセンドウ)の木曽福島に置かれていた
	関所。
きそふくしままち
	【木曽福島町】
	◇[日]Kisofukushima Machi/Kiso Fukushima Machi
	○長野県南西部、木曽郡(キソグン)の町。
	 駒ノ湯温泉がある。
	◎江戸時代、中山道(ナカセンドウ)の宿場町。
	◎福島県には福島市、大阪府には大阪市福島区、北海道松前郡
	(マツマエグン)には福島町(フクシマチョウ)がある。
	 長崎県北松浦郡(キタマツウラグン)には福島町(フクシマチョウ)があった。
きそぶし
	【木曽節】
	【木曾節】
	○[楽]長野県の民謡。木曾地方の盆踊り唄。
	 歌い出しは「木曽のナー仲乗(ナカノリ)さん/木曽の御岳(オンタケ)
	ナンジャラホイ」。
	 参照⇒なかのり(中乗り)
	◎1915(大正 4)木曽福島町(キソフクシママチ)の町長が、酒盛り唄の
	『仲乗りさん』の歌に、飛騨の神代踊りに近い『中津川甚句』
	の振り付けを加え、曲名を現在のものに改める。
きそむら
	【木祖村】
	◇[日]Kiso Mura
	○長野県南西部、木曽郡(キソグン)の村。
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