PDD図書館管理番号 0001.0022.9000.07
百 科 辞 書 《きな》 編集:獨 澄旻
-------- きな --------------------------------------------------
きなー
【キナー】
◇Qina
○(1)(Muhafazat Qina)⇒けなけん(ケナ県)
○(2)⇒けな(ケナ)(2)
きない
【畿内】
○(1)[歴][漢]([中]jinei)中国の古制で、都を中心とする500
里四方以内の天子直轄地。都の周辺地区。
参照⇒きんき(近畿)(1)
○(2)[歴][国]([日]Kinai)律令制で、律令国家を形成した諸氏
族の住居地域を特別扱いした行政区域。
山背(山城)(ヤマシロ)・大和(ヤマト)・河内(カワチ)・摂津(セッツ)の四ヶ
国。
「四畿内(シキナイ)」とも呼ぶ。
参照⇒きんき(近畿)(2)
◎ 795(延暦14)山背、山城と改称。
○(3)[歴][国] 757(天平勝宝 9,天平宝字元)河内から和泉(イズ
ミ)が分立して五ヶ国。
「五畿内」とも呼ぶ。
きないはんとう《きないはんたう》
【キナイ半島】
◇[英]Kenai Peninsula
○[地]北アメリカ大陸西北部、アメリカ合衆国アラスカ州(A-
laska State)南部にある半島。南部はアラスカ湾(Gulf of A-
laska)、西部はクック入江(Cook Inlet)に面する。
半島基部の西部にアンカレッジ(Anchorage)がある。
「キーナイ半島」とも呼ぶ。
きーないはんとう《きーないはんたう》
【キーナイ半島】
◇[英]Kenai Peninsula
○[地]⇒きないはんとう(キナイ半島)
きなーけん
【キナー県】
◇[アラビア語]Muhafazat Qina、[英]Qina Governorate、[フ]
gouvernorat de Qena
○⇒けなけん(ケナ県)
きなさむら
【鬼無里村】
◇[日]Kinasa Mura
○[古]長野県北部、上水内郡(カミミノチグン)の村。
〈面積〉
134.99平方キロメートル。
(*)境界未定がある。
〈人口〉
2000(平成12)2,333人。
◎1955(昭和30)日里村の一部を編入。
2005. 1. 1(平成17)豊野町(トヨノマチ)・戸隠村(トガクシムラ)・鬼無
里村の1町2村が長野市に編入。
きなばたんがんがわ《きなばたんがんがは》
【キナバタンガン川】
◇[マレー語]Sungai Kinabatangan、[英]Kinabatangan River
○[地]マレーシアのボルネオ島北東部、サバ州(negeri Sabah)
中央部を東流してスル海(Laut Sulu)に注(ソソ)ぐ川。
流域はオランウータンの生息地。
きなばる
【キナバル】
◇Kinabalu
○[地]マレーシアのボルネオ島北東部にある高山。標高4,101
メートル。
◎標高は4,099メートルとも、4,077メートルとも。
きなり
【生成り】
【生成】
【生形】
○(1)生地のまま手を加えていないこと。
○(2)糸や布地などの晒(サラ)さないままのもの。
◎生成の木綿(モメン)
○(3)[色]染めない生地のままの糸や色。やや黄ばんだ白。
参照⇒べーじゅ(ベージュ)
きなり
【気成り】
【気成】
○自分の思ったままにふるまうこと。気のおもむくまま。
「きまま(気まま,気儘)」,「気随(キズイ)」とも呼ぶ。
参照⇒ばさら(婆娑羅,婆沙羅,婆佐羅,時勢粧)(2)
きなり
【着形】
○着物をきた形。着たまま。
★きーなん
【キーナン】
◇Joseph Berry Keenan(ジョセフ・キーナン)
○[人]アメリカの法律家(1888〜1954)。
第二次世界大戦後、極東国際軍事裁判(東京裁判)の首席検事
となる。
1947.10.10(昭和22)「天皇と財界には戦争責任なし」と言明。
参照⇒きょくとうこくさいぐんじさいばん(極東国際軍事裁
判)
ぎなんちょう《ぎなんちやう》
【岐南町】
◇[日]Ginan Cho
○岐阜県南部、羽島郡(ハシマグン)の町。
〈面積〉
7.90平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)2万1,251人。
◎1956(昭和31)八剣(ヤツルギ)村と上羽栗(カミハグリ)村が合併して
岐南村と改称し、同年町制施行。
ぎにあ
【ギニア】
◇Guinea
○アフリカ大陸西海岸の共和国。北部をセネガル・マリ、北東
部をマリ、南東部をコートジボアール・リベリア、南部をシエ
ラレオネ、北西部をギニアビサウ共和国に隣接し、南西部を大
西洋に面する。
首都はコナクリ(Conakry)。
〈面積〉
24.6万平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)465万人。
1984(昭和59)530万人。
1988(昭和63)507万人。
〈歴代大統領〉
セク・トーレ(Ahmed Sekou Toure)(1922〜1984):1958〜
1984。
◎1958(昭和33)フランスから独立。
ぎにあかいぼん
【ギニア海盆】
◇[英]Guinea Basin
○[地]アフリカ大陸西部、ギニア湾(Gulf of Guinea)西部、パ
ルマス岬(Cape Palmas)沖の赤道直下にある海盆。
ぎにあびさう
【ギニアビサウ】
◇Guinea-Bissau
○アフリカ大陸西海岸の共和国。北部をセネガル、東部・南部
をギニア共和国に隣接し、西部を大西洋に面する。
首都はビサウ(Bissau)。
「ギニアビサオ」とも呼ぶ。
〈面積〉
3万6,120平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)54万人。
1984(昭和59)88万人。
1988(昭和63)94万人。
〈歴代大統領〉
ヤラ(Kumba Yala):2000. 2.18〜2003. 9.17。
◎2003. 9.14(平成15)クーデターが発生し、暫定的な大統領に
ベリシモ・コレイア・セアブラ(Verissimo Correia Seabra)軍
参謀総長が就任。17日ヤラ大統領が辞任。
2003. 9.23(平成15)軍指導部、暫定大統領に実業家のロザを
指名。
ぎにあびさお
【ギニアビサオ】
◇Guinea-Bissau
○⇒ぎにあびさう(ギニアビサウ)
★ぎにあわん
【ギニア湾】
◇[英]Gulf of Guinea、[フ]Golfe de Guinee
○[地]アフリカ大陸西部にある、南大西洋の湾。
参照⇒ぎにあかいぼん(ギニア海盆)
〈北岸の古称〉:東側からの順。
奴隷海岸:⇒どれいかいがん(奴隷海岸)
黄金海岸:⇒おうごんかいがん(黄金海岸)(1)
象牙海岸:⇒ぞうげかいがん(象牙海岸)(1)
胡椒海岸(穀物海岸):⇒こしょうかいがん(胡椒海岸)
★きにくがくは
【キニク学派】
◇[希]Kynik、[独]Kyniker/Zyniker、[英]Cynics
○[哲]古代ギリシア哲学の一派、小ソクラテス学派(minor Soc-
ratic school)の一派。
ソクラテスの弟子アンティステネス(Antisthenes)が創始。
黒海沿岸のシノペ(Sinope)出身のディオゲネス(Diogenes)は
伝説的に有名。
「キニク派」,「キュニク学派」,「シニック学派」,「犬儒学派」と
も呼ぶ。
◎名称はアンティステネスの学校がアテナイのキノサルゲス
(Kynosarges)にあったことに因(チナ)むとも、門人の生活が「犬
のような([希]kynikos)」という意味からとも。後者から「犬儒
学派」の訳語が出来た。
きにくは
【キニク派】
◇[希]Kynik、[独]Kyniker/Zyniker、[英]Cynics
○[哲]⇒きにくがくは(キニク学派)
ぎにころじすと
【ギネコロジスト】
◇[英]gynecologist/gynaecologist(ガイナコロジェスト)
○[医](英語で)婦人科医。
★きにち
【忌日】
○()[仏]故人が死亡した日に当たる日。
「命日(メイニチ)」とも呼ぶ。
○()[仏]
★きにーね
【キニーネ】
【規尼涅】
◇[蘭]kinine
○[薬]キナ(kina)の樹皮から製するアルカロイドの一種。
マラリアの特効薬として用いられる。
参照⇒まらりあ(マラリア),すとりきにーね(ストリキニーネ,
斯篤里幾尼)
◎英語:クワイナイン(quinine)。
ドイツ語:チニン(Chinin)/キニン(Chinin)。
中国語:奎寧(kuining)。
ぎにょる
【ギニョル】
◇[フ]guignol
○[劇]⇒ぎにょーる(ギニョール)
ぎにょーる
【ギニョール】
◇[フ]Guignol
○[劇]指人形劇。
「ギニョル」とも呼ぶ。
参照⇒ゆびにんぎょう(指人形)
◎もと、フランスのリヨンで人形師ムールゲ(Laurent Mourguet)
(1769〜1844)が作った指人形の花形の名前。
きにん
【キニン】
◇[独]Chinin
○[薬]⇒きにーね(キニーネ,規尼涅)
ぎにん
【義認】
◇[羅]justificatio、[英]justification
○[宗]キリスト教で、神が人間の罪を赦(ユル)し、義(タダ)しい
人と認めること。
カトリック教会では「成義」,「義化」と呼ぶ。
◎入信の洗礼はその儀式。
参照⇒せんれい(洗礼)(1)
きぬ
【絹】
◇[英]silk(シルク)
○(1)カイコ(蚕)のマユ(繭)からとった繊維。絹糸。
参照⇒まゆ(繭)
○(2)絹糸で織った織物。絹織物。
きぬあ
【キヌア】
◇[英]quinua
○[植]⇒きのあ(キノア)
きぬいとそう《きぬいとさう》
【キヌイトソウ】
【絹糸草】
○稗蒔(ヒエマ)きの一種。チモシー(オオアワガエリ)の種を、水
盤の脱脂綿に蒔(マ)いて発芽させた苗。
あざやかな緑色の芽が萌(モ)え出た糸のように出揃って美し
く、涼感を愛(メ)でて観賞する。
参照⇒ちもしー(チモシー),ひえまき(稗蒔き)
◎夏の季語。
きぬがさ
【衣笠】
○[歴][軍]旧日本海軍の重巡洋艦。
グアム島攻略に参加。ウェーク島攻略の第二攻撃に参加。
◎1927. 9.30(昭和 2)竣工。
1942.11.14(昭和17)撃沈。
★きぬがさ
【衣笠】
【絹傘】
【華蓋】
【蓋】
【繖】
○(1)絹を張った長柄の差し傘。
○(2)天蓋(テンガイ)の別称。
⇒てんがい(天蓋)(1)
★きぬがさたけ
【キヌガサタケ】
【絹傘茸】
◇[学]Dictyophora indusiata
○[植]担子菌類スッポンタケ目(腹菌目)(Phallales)スッポン
タケ科(Phallaceae)キヌガサタケ属(Dictyophora)のキノコ(茸)。
「コムソウタケ(虚無僧茸)」とも呼ぶ。
きぬかずき《きぬかづき》
【被衣】
【衣被き】
○(1)[服]平安時代以来、公家・武家などの貴婦人が外出する
際、顔を隠すための被(カブ)りものとした衣(コロモ)。
元来は単衣(ヒトエ)だったが、しだいに被りやすいように襟肩
を前に下げて仕立てた小袖(コソデ)を用いた。
単に「かずき(被,被衣)」とも、「きぬかつぎ(被衣,衣被き)」,
「きぬかぶり(衣被り)」とも呼ぶ。
参照⇒きぬかぶり(衣被,衣被り)(1)
○(2)(1)を被った女。
○(3)[俗]⇒ほうけい(包茎)
○(4)イワシ(鰯)の女房詞。
⇒いわし(イワシ,鰯,鰮)
★きぬかつぎ
【衣被】
【衣被き】
○(1)[食]里芋の子芋。
皮ごと茹(ユ)でると、白い子芋が衣を被ったように見えるこ
とから。
参照⇒さといも(サトイモ,里芋)
◎もと女房詞。
○(2)⇒きぬかずき(被衣,衣被き)
きぬかぶり
【衣被】
【衣被り】
○(1)[服]僧侶などが用いた被衣(キヌカズキ)に似た被(カブ)りもの。
参照⇒きぬかずき(被衣,衣被き)
○(2)[服]⇒きぬかずき(被衣,衣被き)
きぬがわ《きぬがは》
【鬼怒川】
◇[日]Kinu Gawa
○(1)[地]利根川の支流。長さ約176.7キロメートル。
栃木県北西部の鬼怒沼(キヌヌマ)山に源を発し、川治で男鹿川(オ
ジカガワ)を合わせ、同県中央部を貫流し、茨城県南部で利根川
に合流する。
上流は日光国立公園に含まれ、竜王峡などの渓谷や、川沿い
の川俣(カワマタ)・川治(カワジ)・鬼怒川などの温泉がある。
また水力発電に利用され、川俣湖の川俣ダムや川治ダム、男
鹿川には五十里(イカリ)ダムがある。
古名は「毛野川」,「絹川」,「衣川」,「絹河」,「鬼奴川」。
参照⇒いかりこ(五十里湖)
◎古く下野国・下総国・常陸国を結ぶ交通路に利用され、多く
の河岸が置かれて年貢米や商荷が輸送された。
○(2)⇒きぬがわおんせん(鬼怒川温泉)
きぬがわおんせん《きぬがはをんせん》
【鬼怒川温泉】
○(1)栃木県北西部、塩谷郡(シオヤグン)藤原町(フジハラマチ)にある温
泉。泉質は単純泉。34〜53℃。神経痛・胃腸病などに効能があ
る。
鬼怒川の上流部で、日光国立公園に含まれる。
東武鬼怒川線が通じる。
○(2)[交]⇒きぬがわおんせんえき(鬼怒川温泉駅)
きぬがわおんせんえき《きぬがはをんせんえき》
【鬼怒川温泉駅】
○[交]栃木県塩谷郡(シオヤグン)藤原町(フジハラマチ)にある、東武鬼
怒川線の駅。
小佐越(コサゴエ)駅と鬼怒川公園駅の間。
きぬがわがくいん《きぬがはがくゐん》
【きぬ川学院】
○[教]⇒こくりつきぬがわがくいん(国立きぬ川学院)
★きぬげねずみ
【キヌゲネズミ】
【絹毛鼠】
○(1)[哺]ネズミ目(齧歯目)(Rodentia)キヌゲネズミ科(Cri-
cetidae)の動物の総称。
○(2)[哺]キヌゲネズミ科キヌゲネズミ亜科(Cricetinae)の哺
乳類。
参照⇒はむすたー(ハムスター)
きぬごし
【絹漉し】
【絹漉】
○(1)絹の篩(フルイ)や袋などでこすこと。また、漉した物。
○(2)[食]⇒きぬごしどうふ(絹漉し豆腐,絹ごし豆腐)
きぬごしどうふ
【絹漉し豆腐】
【絹ごし豆腐】
○[食]濃い豆乳に凝固材として「すまし粉(硫酸カルシウム)」を
加え、静かに固めた豆腐。
きめ細かく、つるりとした滑らかな食感がある。
また、木綿豆腐のように上澄みを取らずに固めるため、豆乳
のビタミンやミネラルなどもいっしょに閉じ込められ、味も濃
い。
単に「きぬごし(絹ごし,絹漉し)」とも、「あわゆきどうふ(泡
雪豆腐)」,「ささのゆき(笹の雪)」とも呼ぶ。
参照⇒とうふ(トウフ,豆腐),あわゆきどうふ(泡雪豆腐)(2),
ささのゆき(笹の雪)(2)
◎名称は、木綿豆腐に対する「絹で漉したような」の意味で、実
際に絹で漉すことはない。
第二次世界大戦までは、ニガリ(塩化マグネシウム)に寒天を
加えて固まらせていた。
きぬさや
【絹さや】
【絹莢】
○[食]⇒さやえんどう(サヤエンドウ,莢豌豆)
きぬじょうふ《きぬじやうふ》
【絹上布】
○⇒すきや(透綾)
★きぬた
【砧】
◇[日]Kinuta
○東京都世田谷区西部の地名。
◎砧村:砧・喜多見・宇奈根(ウナネ)・大蔵・鎌田・岡本など。
★きぬた
【砧】
【碪】
○(1)綾巻(アヤマ)きに巻いた絹布(ケンプ)を打ち付ける板。木製ま
たは石製。
生糸(キイト)のセリシン(sericin)を取り除き、絹(キヌ)特有の感
触と光沢を出すために行われる。
参照⇒せりしん(セリシン)
◎「きぬいた(布板)」の短縮。
実際には(1)の意味よりも、「きぬたたき」と誤解されて(2)の
「綾巻き」の意味に使用されることが多い。砧骨(キヌタコツ)も「綾巻
き」から。
砧の音:参照⇒あきしの(秋篠)
○(2)綾巻きの誤称。
⇒あやまき(綾巻き,綾巻)
きぬたこつ
【砧骨】
◇[英]incus/anvil
○[医]中耳(チュウジ)にある三つの耳小骨(ジショウコツ)の一つ。
槌骨(ツチコツ)と鐙骨(アブミコツ)との中間に位置し、鼓膜(コマク)の
振動(音)を内耳(ナイジ)へ伝える働きをする。
「ちんこつ(砧骨)」とも呼ぶ。
参照⇒じしょうこつ(耳小骨)
◎名称は骨の形から。
きぬただいこん
【砧ダイコン】
【砧大根】
○[料]ダイコン(大根)を桂剥(カツラム)きにして生姜・海老・鶏肉
などを丸く包み巻いた料理。
きぬたまき
【砧巻き】
【砧巻】
○(1)[料]薄い食べ物を丸く巻く料理法。また、その食品。
参照⇒きぬただいこん(砧ダイコン,砧大根)
◎ノリ(海苔)で巻いたものは「海苔巻き」と呼ぶ。
○(2)[食]巻餅(ケンピン)の別称。
⇒けんぴん(巻餅)
きぬのくつした
【絹の靴下】
○[楽]阿久悠(アク・ユウ)作詞、川口真作曲の歌謡曲。
歌は夏木マリ。
◎1973. 6.(昭和48)発売。
きぬばりさん
【衣張山】
◇[日]Kinubari San
○[地]神奈川県鎌倉市の浄明寺(ジョウミョウジ)2丁目と大町(オオマチ)
6丁目の境にある山。標高120メートル。
きねずみ
【木鼠】
○(1)[哺]リスまたはニホンリスの別称。
⇒にほんりす(ニホンリス,日本栗鼠)
○(2)[鳥]ゴジュウカラの別称。
⇒ごじゅうから(ゴジュウカラ,五十雀)
きねづか
【杵束】
◇[日]kinezuka/kine-zuka
○[建]真束(シンヅカ)の一種。
上下両端が杵のように膨らんでいるもの。
参照⇒しんづか(真束)
きねま
【キネマ】
◇[フ]cinema
○[映]⇒えいが(映画)
きねれっとこ
【キネレット湖】
◇[ヘブライ語]Yam Kinneret
○[地]⇒がりらやこ(ガリラヤ湖)
きのあ
【キノア】
◇[英]quinoa、[学]Chenopodium quinoa
○[植]アカザ目(Centrospermae)アカザ科(Chenopodiaceae)ア
カザ属(Chenopodium)の一年草。
アンデス原産で、古くから主食用の穀物として栽培。
タンパク質はコメの約2倍で、ミネラルも豊富。脱穀した種
子を煮るとモチモチとした食感がある。
「キヌア(quinua)」とも呼ぶ。
★きのう《きなう》
【気嚢】
○(1)[鳥](air sac)鳥類の肺に付属した大形の嚢。
○(2)[魚](air bladder)浮き袋。
○(3)[昆]昆虫類の気管の一部が拡大して嚢状になったもの。
○(4)[空]飛行船・気球などの、ガスを入れておく袋。
「エンペロープ(envelope)」とも呼ぶ。
きのうてきじききょうめいいめーじんぐ
【機能的磁気共鳴イメージング】
◇[英]functional magnetic resonance imaging
○[医]⇒えふえむあーるあい(fMRI)
きのうてきじききょうめいえいぞうほう
《きのうてきじききようめいえいざうはふ》
【機能的磁気共鳴映像法】
◇[英]functional magnetic resonance imaging
○[医]⇒えふえむあーるあい(fMRI)
きのうてきじききょうめいがぞうほう
《きのうてきじききようめいぐわざうはふ》
【機能的磁気共鳴画像法】
◇[英]functional magnetic resonance imaging
○[医]⇒えふえむあーるあい(fMRI)
きのうてきじききょうめいだんそうさつえい
【機能的磁気共鳴断層撮影】
◇[英]functional magnetic resonance imaging
○[医]⇒えふえむあーるあい(fMRI)
きのうはひとのみきょうはわがみ《きのふはひとのみけふはわがみ》
【昨日は人の身、今日は我が身】
○[慣用句]⇒あすはわがみ(明日は我が身)
きのえ
【甲】
○十干(ジッカン)の第一。
参照⇒じっかん(十干)
◎「木(キ)の兄(エ)」の意味。
「こう(甲)」とも読む。
きのえちょう《きのえちやう》
【木江町】
◇[日]Kinoe Cho
○[古]広島県南部、豊田郡(トヨタグン)の町。大崎上島(オオサキカミジマ)
の南部。
〈面積〉
10.13平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)2,744人。
◎1920(大正 9)町制施行。
1955(昭和30)大崎南村を編入。
2003. 4. 1(平成15)大崎町(オオサキチョウ)・東野町(ヒガシノチョウ)と
合併して大崎上島町(オオサキカミジマチョウ)を発足。
きのかわ《きのかは》
【紀ノ川】
◇[日]Kinokawa/Ki no Kawa
○[地]和歌山県北部を西流して横切り、和歌山市で紀伊水道に
注(ソソ)ぐ川。長さ136キロメートル。
上流は奈良県南部・三重県境の大台ヶ原山に源を発し吉野川
(ヨシノガワ)と呼ばれ、高野山への物資の輸送や吉野杉の運搬など
水運に利用された。
きのくに
【紀国】
◇[日]Ki no Kuni
○⇒きい(紀伊)
きのくにせん
【きのくに線】
○[俗][交]紀勢本線の中の紀勢西線の愛称。
⇒きせいほんせん(紀勢本線)
きのこぐも
【キノコ雲】
【茸雲】
◇[英]mushroom
○[原]核爆発・火山爆発などで発生するキノコ状の雲。
英語で「マッシュルーム」とも呼ぶ。
きのさき
【城崎】
◇[日]Kinosaki
○(1)[古]⇒きのさきぐん(城崎郡)
○(2)[古]⇒きのさきちょう(城崎町)
きのさきぐん
【城崎郡】
◇[日]Kinosaki Gun
○[古]兵庫県北部の郡。
◎2005. 4. 1(平成17)城崎町(キノサキチョウ)・竹野町(タケノチョウ)・日
高町(ヒダカチョウ)豊岡市に編入。
2005. 4. 1(平成17)香住町(カスミチョウ)、美方郡(ミカタグン)の村岡
町(ムラオカチョウ)・美方町(ミカタチョウ)と合併して美方郡香美町(カミチョウ)
を発足。
2005. 4. 1(平成17)郡は消滅。
きのさきちょう《きのさきちやう》
【城崎町】
◇[日]Kinosaki Cho
○[古]兵庫県北部、城崎郡(キノサキグン)の町。
◎2005. 4. 1(平成17)豊岡市に編入。
★きのしたさーかす
【木下サーカス】
○サーカス興行業者。
本社は岡山県岡山市。
◎1902(明治35)木下唯助、中国の大連で創業。
きのじのいわい《きのじのいはひ》
【喜の字の祝い】
【喜の字の祝】
○⇒きじゅ(喜寿)
★きのじょう《きのじやう》
【鬼ノ城】
◇[日]Kinojo/Ki no Jo
○[歴]岡山県総社市(ソウジャシ)にある古代吉備王国の遺跡。
きのと
【乙】
○十干(ジッカン)の第二。
参照⇒じっかん(十干)
◎「木(キ)の弟(ト)」の意味。
「おつ(乙)」とも読む。
きのとみ
【乙巳】
○[暦]⇒いつし(乙巳)
ぎのふぉびあ
【ギノフォビア】
◇[英]gynophobia(ガイノフォビア)
○[心]女性恐怖症。
◎アンドロフォビア(androphobia):男性恐怖症。
★きのぼりかんがるー
【キノボリカンガルー】
【木登カンガルー】
◇[学]Dendrolagus
○[哺]カンガルー目(Diprotodontia)カンガルー科(Macropodi-
dae)キノボリカンガルー属(Dendrolagus)のカンガルー。
オーストラリア北部とニューギニアに生息し、主に樹上で生
活する。
メスは下腹部に育児嚢(ノウ)がある。
〈キノボリカンガルー属〉
ベネットキノボリカンガルー(Dendrolagus bennettianus)。
ドリアキノボリカンガルー(Dendrolagus dorianus)([英]
Doria's tree kangaroo)。
セスジキノボリカンガルー(Dendrolagus goodfellowi)([英]
Goodfellow's tree kangaroo)。
ゴマシオキノボリカンガルー(Dendrolagus inustus)([英]
grizzled tree kangaroo)。
カオグロキノボリカンガルー(Dendrolagus lumholtzi)。
アカキノボリカンガルー(Dendrolagus matschiei)([英]Huon
tree kangaroo)。
(Dendrolagus scottae)([英]tenkile tree kangaroo)。
(Dendrolagus spadix)([英]lowland tree kangaroo)。
きのぼりふくろぐま
【キノボリフクログマ】
【木登り袋熊】
【木登袋熊】
○[哺]コアラ(koala)の別称。
⇒こあら(コアラ)
きのほるむ
【キノホルム】
◇[英]chinoform
○[化]キノリン誘導体(キノタンニン酸とホルムアルデヒドの
化合物)。
創面・潰瘍などの皮膚病薬に外用するほか、アメーバ赤痢・
細菌性下痢などの治療に腸内異常発酵・細菌性腸疾患・腸内殺
菌・整腸剤などとして市販されていた。
その乱用がスモン病の原因として1970. 9.(昭和45)含有商品
の製造・使用中止となる。
参照⇒すもん(スモン)
きのもとちょう《きのもとちやう》
【木之本町】
◇[日]Kinomoto Cho
○滋賀県北部、伊香郡(イカグン)の町。
ぎのわんし
【宜野湾市】
◇[日]Ginowan Shi
○沖縄県、沖縄本島中南部西海岸にある市。
市域の約40%が在日アメリカ軍普天間(フテンマ)基地の軍用地。
〈面積〉
19.37平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)8万2,891人。
◎琉球王察度(サット)の出身地。
1962(昭和37)市制。
きは
【キハ】
○[交]JR(旧:国鉄)の気動車の記号。
「キ」が気動車、「ハ」が普通座席車(旧:三等車)を意味する。
◎キハ52,キハ58,キハ80,キハ181(特急形ディーゼル車)
きば
【木場】
◇[日]kiba/Kiba
○(1)材木を貯えておく場所。貯木場(チョボクジョウ)。
参照⇒かくのり(角乗り,角乗)
○(2)東京都江東区(コウトウク)中央部の地名。
木場1〜6丁目。
◎江東区には新木場もある。
参照⇒しんきば(新木場)
○(3)[交]⇒きばえき(木場駅)
ぎば
【耆婆】
◇[梵]Jivaka Komarabhacca(ジーバカ・コーマーラバッチャ)、
[中]Qipo(耆婆)
○[人]古代インド、マガダ国の首都王舎城(オウシャジョウ)に住んで
いた小児科の名医。
頻婆娑羅王(ビンバシャラオウ)(ビンビサーラ王)(King Bimbisara)
の王子(母は娼婦)とも、アバヤ王子(Prince Abhaya)と娼婦の
間の子ともいう。
古代都市タキシラ(Taxila)でピンガラ(Pingala)から医学を
学ぶ。
釈尊(シャクソン)(釈迦)に帰依し、釈尊・仏弟子や人々の病をな
おし、尊崇される。
頻婆娑羅王の王子(ギバの弟)阿闍世王(アジャセオウ)(アジャータ
シャトル王)(King Ajatasatru)が父を殺して苦悩しているとき、
勧めて仏教信者に導(ミチビ)く。
◎古来から「耆婆扁鵲(Qipo-Bianque)(ヘンジャク)」と、中国の扁鵲
と並び称せられる名医。
参照⇒へんじゃく(扁鵲)(2)
きはい
【亀背】
○[病]脊柱後湾症の一種。
⇒せきちゅうこうわん(脊柱後湾,脊柱後彎)
きはい
【跪拝】
【跪拜】
◇[中]guibai
○[歴]跪(ヒザマズ)き身をかがめ、頭(コウベ)を垂(タ)れて礼拝す
ること。
「はいき(拝跪,拜跪)([中]baigui)」とも呼ぶ。
参照⇒きゅうこうれい(九叩礼),てんれいもんだい(典礼問題),
こうとう(叩頭),そんきょ(蹲踞,蹲居)(2)
きばえき
【木場駅】
○[交]東京都江東区(コウトウク)にある東京地下鉄(東京メトロ)東
西線の駅。
東陽町(トウヨウチョウ)駅と門前仲町(モンゼンナカチョウ)駅の間。
◎JR京葉線・東京臨界高速鉄道には新木場駅がある。
きはく
【気迫】
【気魄】
○強い精神力。
何ものにも臆(オク)せず、立ち向かっていく強い気力。
参照⇒はく(魄)
◎気魄が満ちる
きはく
【欺魄】
◇[中]qipo
○土人形・土偶(ドグウ)。
◎古代中国では雨乞い(求雨)などに使用された。
◎「き(欺)」は漢音で、「ぎ(欺)」は慣用音。
きはだ
【キハダ】
【黄肌】
○[魚]⇒きはだまぐろ(キハダマグロ,黄肌鮪)
★きはだ
【キハダ】
【黄蘖】
◇[学]Phellodendron amurense
○[植]ムクロジ目(Sapindales)ミカン科(Rutaceae)キハダ属
(Phellodendron)の落葉高木。
「キワダ(黄蘖)」,「おうばく(黄蘖,黄柏)」とも呼ぶ。
きはだ
【黄蘖】
○(1)[植]⇒きはだ(キハダ,黄蘖)
○(2)[色]⇒きはだいろ(黄蘖色)
きばた
【生機】
◇[日]kibata
○織り上がったままの生地(キジ)。
精練(セイレン)・晒し(漂泊)・染色などを施(ホドコ)して製品とな
る。
きはだいろ
【黄蘖色】
○[色]黄蘖(キハダ,オウバク)で染めた色。黄色。
「きわだいろ」とも呼ぶ。
◎C=15,M=20,Y=92,B=0。
★きはだまぐろ
【キハダマグロ】
【黄肌鮪】
◇[学]Thunnus albacares
○[魚]スズキ目(Perciformes)サバ科(Scombridae)マグロ属
(Thunnus)の海産の硬骨魚。
「キハダ」,「キワダマグロ(黄肌鮪)」,「キワタ」とも呼ぶ。
きはちじょう《きはちぢやう》
【黄八丈】
○(1)東京都の伊豆八丈島で手織りされる絹織物の一つ。
八丈刈安(カリヤス)とツバキ(椿)の灰を媒染剤で糸染めした黄色
を主色に、暗褐色の鳶色(トビイロ)や黒色の糸を加えて縦縞(タテジ
マ)・格子縞などを織り上げたもの。
「本場黄八丈」とも呼ぶ。
◎1977(昭和52)国の伝統的工芸品に指定。
◎鳶色を主色にしたものは「鳶八丈」。黒色は「黒八丈(クロハチジョウ)」
と呼ぶ。
参照⇒とびはちじょう(鳶八丈),くろはちじょう(黒八丈)
○(2)(1)を模した絹織物。
米沢黄八条など。
きはつゆぜい
【揮発油税】
○[経]揮発油(ガソリン)に課される消費税。
通称は「ガソリン税」。
◎2003. 5.22(平成15)改正揮発油品質確保法が衆議院本会議で
可決・成立し、アルコールを混合した自動車用燃料が規制され
る。
きばとうぎゅうし《とうぎうし》
【騎馬闘牛士】
◇[西]picador
○⇒ぴかどーる(ピカドール)
きばな
【木鼻】
◇[日]kibana
○[建]社寺建築で、頭貫(カシラヌキ)・虹梁(コウリョウ)など水平材の端
(ハシ)が柱から突き出した部分。
装飾として象や貘(バク)などに似せた彫刻を施した象鼻・貘
鼻や、刳形(クリカタ)彫刻を施した拳鼻(コブシバナ)などがある。
参照⇒かしらぬき(頭貫),こうりょう(虹梁),こぶしばな(拳
鼻)
◎「木の端(ハナ)」の意味。
きばなうんらん
【キバナウンラン】
【黄花海蘭】
◇[学]Linaria genistifolia
○[植]⇒りなりあ(リナリア)(2)
★きばなしゃくなげ
【キバナシャクナゲ】
【黄花石南花】
◇[学]Rhododendron aureum
○[植]ツツジ目(Ericales)ツツジ科(Ericaceae)ツツジ属(Rho-
dodendron)の常緑低木。
きばなすずしろ
【キバナスズシロ】
【黄花蘿蔔】
【黄花清白】
◇[英]rocket、[学]Eruca sativa
○[植]⇒[3]ろけっと(ロケット)
ぎばへんじゃく
【耆婆扁鵲】
◇[中]Qipo-Bianque
○[人]名医だった古代インドの耆婆と古代中国の扁鵲の併称。
参照⇒ぎば(耆婆),へんじゃく(扁鵲)(2)
きばみんぞくせつ
【騎馬民族説】
○[歴]日本の大和政権は、4世紀ころに大陸から渡来した東北
アジア系の騎馬民族が樹立した征服王朝であるとする仮説。
1949(昭和24)江上波夫(エガミ・ナミオ)によって提唱。皇室の先祖
を異民族とする、それまでにない新説。
参照⇒さじん(左衽)
きばら
【キバラ】
◇[フ]qui va la
○⇒すいか(誰何)
きーぱらめーた
【キー・パラメータ】
◇[英]key parameter
○[計]制御文(control statement)やパラメータ言語などで、
キー変数名に代入する形式で受け渡される引数。
パラメータを記入する順番は自由で、省略した場合はデフォ
ルト値が代入される。
参照⇒ぱらめーた(パラメータ)(4)
きーぱんちゃー
【キーパンチャー】
◇[英]keypuncher
○(1)[古][計]カードや紙テープの穿孔機(センコウキ)(perforator)。
○(2)[古][計]カードや紙テープの穿孔機を操作してデータや
プログラムなどを入力する専業の作業員。ほとんどが女性。
キーボードの文字キーを押してカードや紙テープに穿孔しコ
ンピュータで読み取りできるデータへ変換する作業を行う。
参照⇒[1]しーあーる(CR)
◎一時期はアウトソーシングなどで海外にもデータ入力を依頼
するほどであったが、切符の自動発売機や銀行のATMなど顧
客が直接端末を操作したり、経理担当者やプログラマーなどが
パソコンから直接入力するなどで、現在はほとんど存在しない。
参照⇒あうとそーしんぐ)アウトソーシング)(2)
きび
【吉備】
◇[日]Kibi
○(1)[歴]山陽道の古代国名。
大化の改新後、備前・備中・備後に分けられ、 713(和銅 6)
美作(ミマサカ)が分立。
◎備前:岡山県の南東部。
備中:岡山県の西部。
備後:広島県の東部。
美作:岡山県の北東部。
○(2)[古]⇒きびぐん(吉備郡)
○(3)[古]⇒きびちょう(吉備町)
ぎひ
【犠飛】
◇[英]sacrifice fly
○[運]⇒ぎせいふらい(犠牲フライ)
きびぐん
【吉備郡】
◇[日]Kibi Gun
○[古]岡山県中南西部の郡。
真備町(マビチョウ)のみ。
◎2005. 8. 1(平成17)真備町が倉敷市に編入して、郡は消滅。
◎和歌山県有田郡(アリダグン)には吉備町(キビチョウ)があった。
きびしょ
【急焼】
【急須】
○⇒きゅうす(急須)
きびじょ
【急焼】
【急須】
○⇒きゅうす(急須)
きびしょう《きびせう》
【急焼】
【急須】
○⇒きゅうす(急須)
きびそ
【きびそ】
【生皮苧】
○マユ(繭)から生糸を繰(ク)る際、緒(イトグチ)を探し出す杓子帚
(シャクシボウキ)や指先などにつく糸屑(イトクズ)を集め、乾燥させた
もの。
絹糸紡績の原料とする。
カイコ(蚕)が最初に吐(ハ)いた糸で、太さが不均一で強度が
ない。
★きびたき
【キビタキ】
【黄鶲】
○[鳥]スズメ目(Passeriformes)ヒタキ科(Muscicapidae)ヒタ
キ亜科(Muscicapinae)の小鳥。
◎福島県の県鳥。
きびちゅうおうちょう《きびちゆうあうちやう》
【吉備中央町】
◇[日]Kibichuo Cho/Kibi Chuo Cho
○岡山県中央部、加賀郡(カガグン)の町。
◎2004.10. 1(平成16)御津郡(ミツグン)加茂川町(カモガワチョウ)と上
房郡(ジョウボウグン)賀陽町(カヨウチョウ)とが合併し、郡を新設して発
足。
きびちょう《きびちやう》
【吉備町】
◇[日]Kibi Cho
○[古]和歌山県北西部、有田郡(アリダグン)の町。
県立柑橘試験場がある。
〈面積〉
36.37平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万4,694人。
◎1955(昭和30)藤並村・田殿村・御霊村の3村が合併して発足。
2006. 1. 1(平成18)吉備町・金屋町(カナヤチョウ)・清水町(シミズチョ
ウ)の3町が合併して有田川町(アリダガワチョウ)を発足。
◎岡山県には吉備郡があった。
ぎひと
【ギヒト】
◇[独]Gicht
○[病](ドイツ語で)痛風。
⇒つうふう(痛風)
きびなご
【キビナゴ】
【黍魚子】
【吉備奈仔】
◇[学]Spratelloides gracilis
○[魚]ニシン目(Clupeiformes)ニシン科(Clupeidae)ウルメイ
ワシ亜科(Dussumieriinae)キビナゴ属(Spratelloides)の海産
の硬骨魚。
体長は約10センチメートルで、体は円筒状で細長いイワシ型、
頭部は鋭く突き出ている。全体に青緑色で、体側に幅広い銀白
色の縦帯がある。
本州中部〜熱帯の暖海に分布し、ふつう外洋に群泳するが、
4〜5月ころの産卵期に内湾や波打ちぎわなどに群集して来る。
生食や煮干・干物にして食用とするほか、釣餌(ツリエ)・撒餌
(マキエ)ともする。
「キミナゴ」,「キミイワシ」,「キブナイワシ」とも呼ぶ。
きびーぶ
【キビーブ】
◇[フ]qui vive
○⇒すいか(誰何)
[1]きーぷ
【キープ】
◇[英]keep
○(1)取って置く・保持する。
参照⇒りざーぶ(リザーブ)
○(2)(規則・約束・時間などを)守る。
○(3)維持する・続ける。管理する。
○(4)保護する・扶養する。飼育する。
◎過去形・過去分詞は「ケプト(kept)」。
★[2]きーぷ
【キープ】
◇quipu
○[言]古代インカ帝国で、事件や数量の記録のために用いた結
縄(ケツジョウ)。
「結縄(ケツジョウ)文字」,「クイプ」とも呼ぶ。
ぎふ
【岐阜】
◇[日]Gifu
○(1)⇒ぎふけん(岐阜県)
○(2)⇒ぎふし(岐阜市)
きーぷあうと
【キープアウト】
【キープ・アウト】
◇[英]keep out
○立ち入り禁止。
ぎぶあっぷ
【ギブアップ】
◇[英]give up
○(1)あきらめる・断念する。
◎ネバーギブアップ(never give up):決してあきらめるな。
○(2)放棄する・手放す・見放す。
○(3)降参する・明渡す。
○(4)[運]負けを認めて試合を放棄する。
ぎぶあんどてーく
【ギブアンドテーク】
【ギブ・アンド・テーク】
◇[英]give-and-take
○(1)公平な条件での交換。対等な譲り合い。
○(2)自分から何かを提供する条件で、相手に何かをしてもら
うこと。
○(3)(転じて)なれあい・もちつもたれつの歩み寄り。
ぎふぎんこう《ぎふぎんかう》
【岐阜銀行】
○[歴][経]岐阜県と愛知県・三重県に店舗を置く第二地方銀行。
◎1942. 5.(昭和17)岐阜合同無尽株式会社として設立。
2012. 9.18(平成24)十六銀行に吸収合併。
参照⇒じゅうろくぎんこう(十六銀行)
ぎふけん
【岐阜県】
◇[日]Gifu Ken
○本州、中部地方西部にある内陸の県。
県庁所在地は岐阜市。
北半分はもと飛騨国、南半分はもと美濃国。
〈面積〉
1978(昭和53)10,595.75平方キロメートル。
1980(昭和55)10,596平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)186万8,000人。
1980(昭和55)196万0,117人。
◎県花はゲンゲ(レンゲソウ)、県鳥はライチョウ、県木はイチ
イ。
きぶこ
【キブ湖】
◇[フ]Lac Kivu、[英]Lake Kivu
○[地]アフリカ大陸中東部、コンゴ民主共和国(旧ザイール)と
ルワンダとの境にある湖。湖面海抜1,461メートル。
アフリカ大地溝帯(Africa's Great Rift Valley)に位置する。
北方約20キロメートルに活火山ニーラゴンゴ山(Mount Nyira-
gongo)があり、北岸はビルンガ国立公園(Virunga National
Park)に含まれる。
「キヴ湖」とも呼ぶ。
〈面積〉
2,700平方キロメートル。
ぎふし
【岐阜市】
◇[日]Gifu
○岐阜県南部の市。県庁所在地。
繁華街は柳ヶ瀬(ヤナガセ)。
〈面積〉
1970(昭和45)196平方キロメートル。
1994(平成 6)196平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)40万9,000人。
1980(昭和55)41万0,368人。
1995(平成 7)40万7,000人。
★きふじん
【貴婦人】
○(1)
○(2)[俗][交]旧国鉄の蒸気機関車(SL)C57の愛称。
ぎぶす
【ギブス】
◇[独]Gips(ギプス)
○(1)[鉱]⇒せっこう(石膏)
○(2)[医]⇒ぎぷす(ギプス)
◎ドイツ語の「ギプス」の訛(ナマ)り。
★ぎぷす
【ギプス】
◇[独]Gips(石膏)、[英]gypsum(ギプスム)、[伊]gesso(ジェッ
ソ)
○(1)[鉱]⇒せっこう(石膏)
○(2)[医]
ぎぷすこあけん
【ギプスコア県】
◇[西]Provincia de Guipuzcoa、[英]Guipuzcoa Province
○スペイン北部、バスク自治州(Comunidad Autonoma del Pais
Vasco)北東部の県。南部をアラバ県(Provincia de Alava)、西
部をビスカヤ県(Provincia de Vizcaya)に接し、北部をビスケ
ー湾(Costa Vasca)に面する。
県都はドノスティア・サンセバスチャン(Donostia-San Se-
bastian)。
〈面積〉
1,997平方キロメートル。
〈人口〉
2001(平成13)67万3,563人(11月1日現在)。
ぎぶすんさばく
【ギブスン砂漠】
◇[英]Gibson's desert
○[地]⇒ぎぶそんさばく(ギブソン砂漠)
[1]ぎぶそん
【ギブソン】
◇Gibson
○[食]マティーニ種のカクテル。
◎挿し絵画家ギブソンに因(チナ)む。
[2]ぎぶそん
【ギブソン】
◇Charles Dana Gibson(チャールズ・ダナ・ギブソン)
○[人]アメリカの挿し絵画家(1867〜1944)。
参照⇒ぎぶそんがーる(ギブソン・ガール)(1)(2)
[3]ぎぶそん
【ギブソン】
◇James Jerome Gibson(ジェームス・ギブソン)
○[人]アメリカの心理学者(1904〜1979)。
アフォーダンス(affordance)理論を完成。
◎ギブソン効果
ぎぶそんがーる
【ギブソン・ガール】
◇[英]Gibson girl
○(1)アメリカの挿し絵画家チャールズ・ダナ・ギブソンが描
いた少女に代表される、1890年代のアメリカ美人の典型。
○(2)[服](1)ような婦人服スタイル。
ハイネック、パフ・スリーブ、ベル型スカートを特徴とする。
○(3)[俗][空](海面不時着時用の)小型無線発信機。
ぎぶそんさばく
【ギブソン砂漠】
◇[英]Gibson's desert
○[地]オーストラリアのウェスタンオーストラリア州内陸中央
部にあるオーストラリア砂漠の一部。
北のグレート・サンディ(Great Sandy)砂漠と、南のグレー
ト・ビクトリア砂漠(Great Victoria)の間にあり、東西約830
キロメートル、南北約400キロメートル。面積約22万平方キロ
メートル。
高原状で塩湖をもつ盆地がある。砂丘が連なり部分的に低木
がはえる。
「ギブスン砂漠」とも呼ぶ。
きぷちゃくかんこく
【キプチャク汗国】
【欽察汗国】
【金帳汗国】
○[歴]⇒きぷちゃくはんこく(キプチャク汗国,欽察汗国,金帳
汗国)
きぷちゃくはんこく
【キプチャク汗国】
【欽察汗国】
【金帳汗国】
◇Qibchaq Ulus/Altin-Ordu、[英]Kipchak Khanate/Qipchaq
Khanate/Golden Horde、[中]Qincha Hanguo(欽察汗国)/Jin-
zhang Hanguo(金帳汗国)
○[歴]モンゴル四汗国の一国(1243〜1502)。
ジンギス汗の長子ジュチ(Juchi)(朮赤)の子孫の王朝で、ジュ
チの第二子バトゥ(Batu)(抜都)がキルギス草原に南ロシアのキ
プチャク草原(Dasht-i Qipchaq)一帯を加えて建国。
ボルガ川(Reka Volga)河畔のサライ(Sarai)(薩来)に都し、
領土は東はカザフ草原から西はクリミア地方に及んだ。
その国内にはバトゥの長兄オルダ(Orda)の建てた白帳汗国、
弟シバン(Sheibani)の建てた青帳汗国(Qingzhang Hanguo)があっ
た。
14世紀前半に最盛期を迎えたが、1396(応永 3)ティムール
(Timur)の攻撃を受けて衰え、15世紀には領内に小国が分立し、
さらに1480(文明12)モスクワ大公イワン三世(Ivan III)が叛き
独立、クリミア汗に滅ぼされた。
「きんちょうかんこく(金帳汗国)」とも呼ぶ。
参照⇒さらい(サライ,薩来),はくちょうはんこく(白帳汗国,
白帳ハン国)
◎1445(文安 2)カザン汗国が分国。
1466(文正元)ころ、カシム一世(Qasim I)が分国。
1480(文明12)モスクワ大公イワン三世が独立。
参照⇒あすとらはんはんこく(アストラハン・ハン国,アスト
ラハン汗国)
★ぎふちょう《ぎふてう》
【ギフチョウ】
【岐阜蝶】
○[虫]アゲハチョウ科(Papilionidae)の蝶(チョウ)の一種。
「春の女神」と愛称される。
参照⇒ひめぎふちょう(ヒメギフチョウ)
◎明治初期に岐阜県で発見。
きぶつ
【キブツ】
◇[ヘブライ語]kibbutz(集会)、[英]kibbutz
○イスラエルの集団主義社会・集団農場。
集団で生産手段を所有し、国有地を借りて行う農業や軽工業。
参照⇒こるほーず(コルホーズ)
きぶど
【キブド】
◇Quibdo
○コロンビア西部、チョコ県(Departamento del Choco)中央部
にある県都。
ぎふと
【ギフト】
◇[英]gift
○進物(シンモツ)・贈り物。
◎親しい人への「プレゼント(present)」に対し、少し改まった
感じのもの。
きふどう
【黄不動】
○[美]滋賀県大津市の園城寺(オンジョウジ)(三井寺)円満院所蔵の
不動明王画像。
全身を金色に描かれた不動明王の立像仏画で、脇侍の童子像
はない。
838(承和 5)智証大師(円珍)が感得した姿を描かせたと伝え
る。
◎高野山の『赤不動』・青蓮院(ショウレンイン)の『青不動』ととも
に三不動の一つ。
★きぶな
【黄鮒】
○栃木県宇都宮市の民芸品。
むかし天然痘が流行したとき、黄色の鮒を病人が食べると治
るという民間信仰から始まった。
きぶないわし
【キブナイワシ】
【きぶな鰯】
○[魚]⇒きびなご(キビナゴ,黍魚子,吉備奈仔)
きぶねじんじゃ
【貴船神社】
○京都府京都市左京区(サキョウク)鞍馬貴船町(クラマキブネチョウ)にある
神社。元官幣中社。二十二社の下八社の一社。
祭神はクラオカミノカミ(闇オカ神)・タカオカミノカミ(高
オカ神)。
祈雨(雨乞い)・止雨の竜神として崇拝されている。
参照⇒にじゅうにしゃ(二十二社)
◎「オカ」は「((「靈」-「巫」)冠+「龍」)」。
◎祈雨には黒馬、止雨には白馬・赤馬を奉納したことから、絵
馬(エマ)の元祖とも。
きぶねやま
【貴船山】
◇[日]Kibume Yama
○[地]京都府京都市北東部、左京区(サキョウク)西部の鞍馬二ノ瀬
町(クラマニノセチョウ)にある山。標高700メートル。
東の鞍馬山(クラマヤマ)(570メートル)と対峙(タイジ)する。
東麓(トウロク)に貴船神社(キブネジンジャ)がある。
きふぶどう《きふぶだう》
【貴腐ブドウ】
【貴腐葡萄】
◇[英]grapes with noble rot
○[農]ブドウの実にカビの一種、貴腐菌(Botrytis cinerea)が
着いて干ブドウ状になったもの。
一見、腐ったように見えるが、貴腐菌(ボトリティス・シネ
レア)により果皮に無数の小さな穴が開けられて水分が蒸発し
たため、一般のブドウより糖度が非常に高くなったもの。
高級ワインの製造に使われる。
ぎふやくがくせんもんがっこう《ぎふやくがくせんもんがくかう》
【岐阜薬学専門学校】
○[古][教]⇒ぎふやっかだいがく(岐阜薬科大学)
ぎふやっかだいがく《ぎふやくくわだいがく》
【岐阜薬科大学】
○[教]岐阜県岐阜市に本部を置く公立大学。
1931(昭和 6)市立岐阜薬学専門学校が創設、1949(昭和24)岐
阜市立の新制大学となる。
きぶら
【キブラ】
◇[アラビア語]qibla/qiblah、[英]kiblah
○[宗]イスラム教徒が礼拝する方角。
◎ 624[推古32]マホメットがメッカ(Mecca)にある神殿カーバ
(kabah)の方向と定める。
参照⇒かーば(カーバ)
きぷりんぐ
【キプリング】
◇Rudyard Kipling(ラドヤード・キプリング)
○[人]イギリスの作家・詩人(1865.12.30〜1936. 1.18)。
植民地インドのボンベイ生れ。
インドを背景にした異国趣味の小説を数多く書いた。
ロンドンで死去。
作品は詩集1892(明治25)『兵営詩集(Barrack-Room Ballads)』
・『七つの海』、短編1894(明治27)『ジャングル・ブック(The
Jungle Book)』・1895(明治28)『ジャングル・ブック続編(The
Second Jungle Book)』、1901(明治34)小説『キム(Kim)』など。
「キップリング」とも呼ぶ。
参照⇒じゃんぐるぶっく(ジャングルブック)
きぷろす
【キプロス】
◇[希]Kypros
○(1)[地]地中海東部、トルコ南方にある島。
英語名で「サイプラス([英]Cyprus)」とも呼ぶ。
◎女神ビーナス(Venus)の生地という伝説がある。
○(2)キプロス島を領土とする共和国。
首都はニコシア(Nicosia)。
住民の8割がギリシア系ギリシア正教徒、2割がトルコ系イ
スラム教徒。
現在、ギリシア系のキプロス共和国とトルコ系の北キプロス
・トルコ共和国(Turkish Republic of Northern Cyprus)に分
裂中。
英語名で「サイプラス([英]Cyprus)」とも呼ぶ。
〈面積〉
9,251平方キロメートル。
キプロス共和国 :5,896平方キロメートル。
北キプロストルコ共和国:3,355平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)64万人。
1984(昭和59)66万人。
1988(昭和63)69万人。
2003(平成15)93万5,400人。
キプロス共和国 :71万1,100人。
北キプロストルコ共和国:22万4,300人。
◎地方行政:地区([英]* District)。
◎もとトルコ領。
1925(大正14)イギリス直轄植民地。
1959. 2.(昭和34)キプロス共和国独立協定。
1960. 8.(昭和35)独立。初代大統領はマカリオス三世(Maka-
rios III)。
1974(昭和49)内戦によりトルコ軍が介入(キプロス紛争)。
2003. 4.16(平成15)EU(欧州連合)加盟条約に調印。
2004. 5. 1(平成16)EU(欧州連合)に加盟。
◎北キプロス・トルコ共和国:デンクタシュ(Rauf Denktash)
大統領。
きぷろすのぜのん
【キプロスのゼノン】
◇[英]Zenon of Cyprus
○[人]⇒[2]ぜのん(ゼノン)(1)
★きぶんしょうがい《きぶんしやうがい》
【気分障害】
◇[英]mood disorders
○[心]
うつ病(鬱病)を「単極性障害(unipolar disorder)」と呼ぶの
に対して、気分障害を「双極性障害(bipolar disorder)」とも呼
ぶ。
旧称は「躁鬱病(ソウウツビョウ)([英]manic-depressive psychosis)」。
◎1991. 5.(平成 3)世界保健機構(WHO)、従来の躁鬱病を精
神病とは言えないとして改称。
参照⇒とうごうしっちょうしょう(統合失調症)
きぶんしょくひん
【紀文食品】
○[経]大手水産練り製品製造会社。
本社は東京都中央区。
----------------------------------------------------------------