PDD図書館管理番号 0001.0023.1000.17
百 科 辞 書 《きへ》 編集:獨 澄旻
-------- きへ --------------------------------------------------
きへい
【奇兵】
○正規ではない軍隊。敵を奇襲する軍隊。不意を討つ軍隊。
参照⇒みりしあ(ミリシア),ぱるちざん(パルチザン)
◎奇兵隊:⇒きへいたい(奇兵隊)
★きへい
【騎兵】
◇[英]cavalryman/trooper
○(1)馬に乗って戦う兵士。
参照⇒[2]ないと(ナイト),とるーぱー(トルーパー),すぱー
ひー(スパーヒー)
◎騎兵隊(cavalry):⇒きへいたい(騎兵隊)
重騎兵(man-at-arms):⇒じゅうきへい(重騎兵)
軽騎兵(hussar):⇒けいきへい(軽騎兵)
槍騎兵(lancer):⇒そうきへい(槍騎兵)
竜騎兵(dragoon):⇒りゅうきへい(竜騎兵,龍騎兵)
騎兵銃(carbine):⇒かーびんじゅう(カービン銃)(1)
騎兵刀(saber):⇒さーべる(サーベル)(1)
コテ(籠手)(gauntlet):⇒[1]がんとれっと(ガントレット)
(1)
○(2)[歴][軍]馬に乗り、その機動力を使って戦闘のほか、通
信・偵察・捜索などをも行う兵士・部隊。
◎帝国陸軍では七つの兵科の一つで、襟章は萌黄(モエギ)色。
○(3)[軍]戦闘車両などを有した機甲部隊(機械化部隊)。
第一次世界大戦後、戦闘車両や輸送トラックなどが馬にとっ
て代った。
きへい
【熹平】
◇[中]Xiping
○[歴]後漢の霊帝(Ling Di)(レイテイ)の治世の年号。
AD. 172<建寧 5,熹平元>からAD. 178<熹平 7,光和元>まで。
きべい
【帰米】
◇[英]Kibei
○[古]アメリカに移住した日本人一世([英]Issei)の子供で、
アメリカで生れ、日本で教育を受けた日系アメリカ人。
参照⇒にせい(二世)(3)
きへいじゅう
【騎兵銃】
◇[英]carbine、[独]Karabiner(カラビーナー)
○⇒かーびんじゅう(カービン銃)(1)
きへいせんしゃ
【騎兵戦車】
◇[フ]char de cavalerie(シャール・ド・カバルリ)、[英]cav-
alry tank
○[軍]機動力を重視し、火力・防御力を抑えた戦車。
歩兵戦車(infantry tank)に対する言葉。
機動力の面からは「巡航戦車(cruiser tank)」と呼ぶ。
きへいたい
【奇兵隊】
○[歴]1863(文久 3)長州藩士高杉晋作(シンサク)らが創設した軍隊。
中間(チュウゲン)・足軽(アシガル)・郷士層を中心に、農商を問わ
ず志願者で編成され、長州藩の尊攘・討幕運動を支えた。藩か
ら武器・俸給を支給され、近代的訓練がなされた。下関事件や
藩権奪取、第二次長州征伐、戊辰(ボシン)戦争などに活躍。
1869(明治 2)藩の兵制改革で解体。
★きへいたい
【騎兵隊】
○(1)[軍]騎兵([英]cavalryman,trooper)の部隊。
参照⇒きへい(騎兵)
○(2)[歴][軍]馬に乗り、その機動力を使って戦闘のほか、通
信・偵察・捜索などをも行う部隊。
◎帝国陸軍では七つの兵科の一つで、襟章は萌黄(モエギ)色。
○(3)[軍]戦闘車両などを有した機甲部隊(機械化部隊)。
第一次世界大戦後、戦闘車両や輸送トラックなどが馬にとっ
て代った。
◎英語:キャバリー(cavalry)。
ドイツ語:カバレリー(Kavallerie)。
きへいとう《きへいたう》
【騎兵刀】
◇[蘭]sabel
○⇒さーべる(サーベル)(1)
★きべつ
【記ベツ】
○[仏]仏(ホトケ)の境地に達することができるという保証。
参照⇒じゅき(授記)
◎「ベツ」は(「草」冠+「別」:補助5604)
きべらすらむ
【キベラ・スラム】
◇[英]Kibera slum
○[社]ケニア共和国の首都ナイロビ市内にある、アフリカで最
大規模とされるスラム(貧民街)。
ぎーべる
【ギーベル】
◇[独]Giebel
○[建](ドイツ語で)切妻。
⇒きりづま(切妻)
ぎべれりん
【ギベレリン】
◇gibberellin
○[生化]⇒じべれりん(ジベレリン)
きべん
【詭弁】
○(1)道理にあわない弁論。こじつけの議論。
◎詭弁を弄(ロウ)する
○(2)[論](sophism)外見上はもっともらしいが、実際には虚偽
を含む推論。多くは相手をあざむくため故意に行われる。
ぎべん
【擬娩】
◇[フ]couvade
○[社]⇒くーばーど(クーバード)
きぺんげれさんち
【キペンゲレ山地】
◇[英]Kipengere Range
○[地]アフリカ東部、タンザニア南部のマラウイ湖(Lake Mala-
wi)北岸にある山地。
最高峰は標高2,961メートルのルングウェ山(Rungwe Moun-
tain)。
北東部のムベヤ山地(Mbeya Range)、中央部のポロト山脈
(Poroto Mountains)、マラウイ湖北東岸沿いのリビングストン
山脈(Livingstone Mountains)から成る。
「キペンゲレ山脈(Kipengere Mountains)」とも呼ぶ。
きぺんげれさんみゃく
【キペンゲレ山脈】
◇[英]Kipengere Mountains
○[地]⇒きぺんげれさんち(キペンゲレ山地)
ぎへんりょけん
【欺騙旅券】
○別人に成りすまして入手した真正旅券。
偽変造旅券(bogus passport)と異なり、入国審査での発見は
困難。
参照⇒りょけん(旅券)
きぼ
【キボ】
◇[英]Kibo Peak
○[地]アフリカ東部、タンザニア北東部にあるキリマンジャロ
(Kilimanjaro)の主峰。アフリカ大陸の最高峰で、標高5,895メ
ートル。
★きぼう《きばう》
【きぼう】
○[宇]国際宇宙ステーション計画(ISSP)に参加している日
本の実験棟。
参照⇒あいえすえす(ISS)
◎2008. 6. 3(平成20)国際宇宙ステーション(ISS)に取り付
け完了。
きぼう《きばう》
【希房】
○[農]ビワ(枇杷)の一品種。
千葉県農業総合研究センターが開発した種なしの品種。
◎2003. 9.(平成15)品種登録。
きぼう《きばう》
【希望】
○[楽]藤田敏雄作詞、いずみたく作曲の歌謡曲。
歌は岸洋子。
◎1970(昭和45)。
★きぼう《きばう》
【希望】
【冀望】
○のぞみ・ねがい。
◎英語:ホープ(hope)。
ドイツ語:ホフヌング(Hoffnung)。
フランス語:エスポワール(espoir)/エスポアール。
イタリア語:スペランツァ(speranza)。
スペイン語:エスペランサ(esperanza)。
ギリシア語:エルピーダ(elpida)。
ロシア語:ナデズダ(nadezhda)。
トルコ語:ウムトゥ(umut)。
中国語:希望(xiwang)。
きぼう《きばう》
【既望】
◇[中]jiwang
○[暦]陰暦の十六日の夜。またその夜の月。
既(スデ)に望(満月)の終ったという意味。
「十六夜(イザヨイ)」とも呼ぶ。
参照⇒いざよいのつき(十六夜の月),もちづき(望月),きぼう
(幾望)
◎秋の季語。
きぼう《きばう》
【幾望】
◇[中]jiwang
○[暦]陰暦の十四日の夜。またその夜の月。
望(満月)に幾(チカ)いの意味。
参照⇒もちづき(望月),きぼう(既望)
◎中国語で「幾」は第三声、「既」は第四声。
きほうし《きはふし》
【基法師】
◇[中]Ji Fashi
○[人]中国唐代の学僧基(キ)の尊称。
⇒き(基)
★ぎぼうし
【ギボウシ】
【擬宝珠】
○[植]ユリ目(Liliales)ユリ科(Liliaceae)ギボウシ属(Hosta)
の多年草の総称。
観葉植物の一種。
初夏、薄紫色の筒状の花をつける。
「ギボシ(擬宝珠)」,「ギボウシュ(擬宝珠)」とも呼ぶ。
参照⇒おおばぎぼうし(オオバギボウシ,大葉擬宝珠)
◎新芽:参照⇒うるい(うるい,ウルイ)
山形県では「ギンボ」と呼び、春の野菜として茎を食用にする。
◎「ぎぼうしゅ(擬宝珠)」の約転。
ぎぼうし
【擬宝珠】
○(1)[建]⇒ぎぼし(擬宝珠)
○(2)[植]⇒ぎぼうし(ギボウシ,擬宝珠)
ぎぼうしゅ
【ギボウシュ】
【擬宝珠】
○[植]⇒ぎぼうし(ギボウシ,擬宝珠)
ぎぼうしゅ
【擬宝珠】
○(1)[建]⇒ぎぼし(擬宝珠)
○(2)[植]⇒ぎぼうし(ギボウシ,擬宝珠)
きほうちょう《きほうちやう》
【紀宝町】
◇[日]Kiho Cho
○三重県南西端、南牟婁郡(ミナミムログン)の町。熊野川下流の左岸。
〈面積〉
76.78平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)8,123人。
◎1954(昭和29)井田村・御船村・相野谷(オノダニ)村が合併し、
町制施行。
◎南牟婁郡には紀和町(キワチョウ)もある。
★きぼうほう《きばうほう》
【喜望峰】
◇[英]Cape of Good Hope、[葡]Cabo da Boa Esperanca、[伊]
Capo di Buona Speranza
○[地]アフリカ南西端の岬。
◎幽霊船:⇒ふらいんぐだっちまん(フライング・ダッチマン)
きぼが
【キボガ】
◇Kiboga
○(1)(Kiboga District)⇒きぼがけん(キボガ県)
○(2)アフリカ中東部、ウガンダ中南西部のキボガ県の県都。
北緯0.91°、東経31.77°の地。
〈人口〉
1991(平成 3) 5,300人。
2002(平成14)1万1,900人。
2004(平成16)1万2,600人。
きぼがけん
【キボガ県】
◇[英]Kiboga District
○アフリカ中東部、ウガンダ中南西部の県。南部をムベンデ県
(Mubende District)に接する。
県都はキボガ。
きぼく
【亀卜】
○[歴]古代に行われた占いの一種。
亀の甲を焼き、その割れ目の形で吉凶や神意を判断する。
「かめうら(亀卜)」,「かめのうら(亀の卜)」,「亀の甲の卜(ウラ)」,
「亀筮(キゼイ)」,「亀(「土」偏+「斥」)(キタク)」とも呼ぶ。
参照⇒ふとまに(太占,太兆)
きぼく
【徽墨】
◇[中]huimo
○中国安徽省(Anhui Sheng)(アンキショウ)徽州(Huo Zhou)(現:歙県
<Xu Xian>)産の名墨。
きほくちょう《きほくちやう》
【紀北町】
◇[日]Kihoku Cho
○三重県南部、北牟婁郡(キタムログン)の町。
南部を尾鷲市(オワセシ)に接し、東部を熊野灘(クマノナダ)の尾鷲湾
(オワセワン)に面する。
◎2005.10.11(平成17)紀伊長島町(キイナガシマチョウ)と海山町(ミヤマチョ
ウ)が合併して発足。
きほくちょう《きほくちやう》
【鬼北町】
◇[日]Kihoku Cho
○[古]愛媛県南西部、北宇和郡(キタウワグン)の町。
◎2005. 1. 1(平成17)広見町(ヒロミチョウ)と日吉村(ヒヨシムラ)が合併
して発足・
ぎぼし
【ギボシ】
【擬宝珠】
○[植]⇒ぎぼうし(ギボウシ,擬宝珠)
ぎぼし
【擬宝珠】
○(1)[建]欄干(ランカン)の柱頭などにつける宝珠の飾り。
形は丸く上部の先がとがってネギ(葱)の花に似る。
「ぎぼうし(擬宝珠)」,「ぎぼうしゅ(擬宝珠)」とも呼ぶ。
参照⇒おやばしら(親柱),らんかん(欄干,欄杆,闌干)
○(2)[植]ネギ(葱)の花。ねぎぼうず(葱坊主)。
○(3)[植]⇒ぎぼうし(ギボウシ,擬宝珠)
◎「ぎぼうしゅ(擬宝珠)」の約転。
ぎぼん
【ギボン】
◇gibbon
○[哺]⇒てながざる(テナガザル,手長猿)
★きほんいりょう《きほんいれう》
【基本医療】
○[医]
「プライマリーケア(primary care)」とも呼ぶ。
★きほんそふと
【基本ソフト】
◇[英]basic software
○[計]OS(operating system)やユーティリティ・プログラム
など。
「ベーシックソフト」とも呼ぶ。
⇔おうようそふと(応用ソフト)
参照⇒ぷらっとほーむ(プラットホーム)(5),すーぱーばいざ
(スーパーバイザ)(2),ゆーてぃりてぃぷろぐらむ(ユーティリ
ティープログラム,ユーティリティ・プログラム)
★ぎま
【ギマ】
【義万】
○[魚]フグ目(Tetraodontiformes)ギマ科(Triacanthidae)の海
魚。
きまいら
【キマイラ】
◇[希]Chimaira
○(1)[ギ神]頭はライオン(獅子)、体はヤギ(山羊)、尾はヘビ
(蛇)で、口から火を吐(ハ)いたという怪獣。
「キメラ(chimera)」とも呼ぶ。
天馬ペガソス(Pegasos)に乗った英雄ベレロフォン(Bellero-
phon)に退治された。
○(2)[生]⇒きめら(キメラ)(1)
きーまかれー
【キーマカレー】
◇[英]kheema curry/keema curry
○[料]チキンまたはマトンの挽肉(ヒキニク)を使用したカレー料理。
参照⇒たんどーるちきん(タンドールチキン)
◎"kheema"は「細かいもの」の意味。
きまくら
【木枕】
○(1)角材で作った枕。
普通、上に籾殻(モミガラ)などを入れた布製の小枕(コマクラ)をの
せる。
○(2)⇒はこまくら(箱枕)
きまじない《きまじなひ》
【木呪い】
【木呪】
○[暦]小正月の予祝(ヨシュク)行事の一つ。
果樹に頼むかおどかしたり、刃物で傷をつけるか棒で打った
りして、果実の豊熟を約束させるもの。
その際、木に向かって「成るか成らぬか」,「成すか成さぬか」,
「成るか成らぬか、成らねば切るぞ」などと問い、木の陰の者が
木に代って「成ります、成ります」と答える。
「なりきぜめ(生り木責め,生木責め,成り木責め)」,「木責め」,
「成るか成らぬか」,「生(ナ)らな切ろ」とも呼ぶ。
参照⇒こしょうがつ(小正月)
きまちいし
【来待石】
○[鉱]島根県八束郡(ヤツカグン)宍道町(シンジチョウ)来待地区に産す
る凝灰質砂岩。
灰褐色で軟質。石灯籠・土木用。
◎石灯籠にすると他の石材より早く2〜3年で苔(コケ)むすとい
う。
きまま
【気まま】
【気儘】
○自分の思ったままにふるまうこと。気のおもむくまま。
「きなり(気成り,気成)」,「気随(キズイ)」とも呼ぶ。
きまゆ
【生繭】
○[農]⇒せいけん(生繭)
ぎまん
【偽満】
◇[中]Weiman
○[歴]満州国の中国側から名称、偽満州国(Wei Manzhou guo)
の略称。
⇒まんしゅうこく(満州国)
ぎまんぼうがい《ぎまんばうがい》
【欺瞞妨害】
◇[英]deception jamming
○[軍]⇒[2]いーしーえむ(ECM)
きみいでら《きみゐでら》
【紀三井寺】
○(1)和歌山県和歌山市の名草山(ナグサヤマ)中腹にある救世観音
宗の総本山。正式名は紀三井山金剛宝寺護国院。
○(2)[俗]愚者の隠語。
◎西国三十三所の第二番札所であることから、智者を一番とし
て二番を愚者としたもの。
○(3)[交]⇒きみいでらえき(紀三井寺駅)
きみいでらえき《きみゐでらえき》
【紀三井寺駅】
○[交]和歌山県和歌山市にある、JR紀勢本線(キセイホンセン)の駅。
宮前(ミヤマエ)駅と黒江(クロエ)駅の間。
きみいわし
【キミイワシ】
○[魚]⇒きびなご(黍魚子,吉備奈仔)
きみかげそう《きみかげさう》
【キミカゲソウ】
【君影草】
○[植]スズラン(鈴蘭)の別称。
⇒すずらん(スズラン,鈴蘭)
★きみがよ
【君が代】
○(1)[古][楽]イギリス軍楽隊隊長フェントン(1828〜?)作曲。
○(2)[楽]
参照⇒こっきこっかほう(国旗国歌法)
◎1893. 8.12(明治26)、文部省が学校の儀式に用いる歌として
選定。
きみかわいいね《きみかはいいね》
【きみ可愛いね】
○[楽]阿久悠(アク・ユウ)作詞、三木たかし作曲の歌謡曲。
歌は伊藤咲子(1958. 4. 2〜)。
◎1976. 3.(昭和51)レコード発売。
きみこいし《きみこひし》
【君恋し】
○[楽]時雨音羽(シグレ・オトワ)作詞、佐々紅華(サッサ・コウカ)作曲の歌
謡曲。
歌はフランク永井。
◎1961(昭和36)日本レコード大賞受賞を受賞。
きみこそわがいのち
【君こそわが命】
○[楽]川内康範作詞、猪俣公章(イノマタ・コウショウ)作曲の歌謡曲。
歌は水原弘。
◎1967. 2.(昭和42)レコード発売。
きみさわがた《きみさはがた》
【君沢形】
○(1)[歴][海]江戸幕末、幕府が建造したスクーナー型帆船。
1855(安政 2)ロシア使節プチャーチンが伊豆国君沢郡(現:田
方郡)戸田村(ヘダムラ)で日本人の船大工にスクーナー型帆船を建
造させ帰国。
1856(安政 3)同型帆船の建造に着手し、1857(安政 4)竣工。
参照⇒へだごう(戸田号)
○(2)[古][海]日本でのスクーナー([英]schooner)の古称。
参照⇒すくーなー(スクーナー)
きみさわぐん《きみさはぐん》
【君沢郡】
◇[日]Kimisawa Gun
○[古]伊豆国北東部にあった郡。
◎1896. 4. 1(明治29)田方郡(タガタグン)に編入。
きみしにたもうことなかれ
【君死に給ふこと勿れ】
○[楽]与謝野晶子(ヨサノ・アキコ)作詩、吉田隆子作曲の歌謡曲。
「すめらみことは戦ひに/おほみづからは出でまさね(天皇は
戦争に自ら出ていらっしゃいません)」と反戦を歌っている。
◎副題は「旅順口包囲軍の中に在る弟を歎きて」。
1904. 9.(明治37)雑誌「明星」に長詩を発表し、論争を引き起
こした。
きみず《きみづ》
【黄水】
○⇒おうずい(黄水)
ぎみっく
【ギミック】
◇[英]gimmick
○(1)(手品などの)仕掛け・からくり・ネタ・トリック(trick)。
○(2)[映][放]映像や音声の合成、特殊撮影ゆ証明などによる
効果。
○(3)[経](広告などで)興味を引き付けるための工夫・仕掛け。
○(4)玩具の仕掛け・からくり。
きみつし
【君津市】
◇[日]Kimitsu Shi
○千葉県南西部の市。
きみどり
【黄緑】
○[色]黄色がかった緑色。
◎C=42,M=8,Y=100,B=0。
きみなご
【キミナゴ】
○[魚]⇒きびなご(キビナゴ,黍魚子,吉備奈仔)
きみのあさ
【きみの朝】
○[楽]岡本おさみ作詞、岸田智史(サトシ)作曲の歌謡曲。
歌は岸田智史。
◎1979(昭和54)。
きみのなは
【君の名は】
○(1)[劇][放]菊田一夫作の連続ラジオ放送劇。
氏家真知子と後宮春樹の悲恋を描く。
のち映画・テレビドラマ化。
◎1952〜1954(昭和27〜昭和29)NHKラジオで放送。
○(2)[映]1953(昭和28)(1)を映画化した松竹映画。
出演:岸惠子・佐田啓二。
ヒロイン真知子が頭から首に巻いていたショールが「真知子
巻き」として流行する。
○(3)[楽]映画『君の名は』の主題歌。
菊田一夫作詞、古関裕而(コセキ・ユウジ)作曲。
歌は織井茂子。
◎1953. 9.(昭和28)レコード発売。
きみのひとみはいちまんぼると
【君のひとみは10000ボルト】
【君のひとみは一万ボルト】
○[楽]谷村新司作詞、堀内孝雄作曲の歌謡曲。
歌は堀内孝雄。
◎1978. 8.(昭和53)レコード発売。
きみはこころのつまだから
【君は心の妻だから】
○[楽]なかにし礼作詞、鶴岡雅義作曲の歌謡曲。
歌は鶴岡雅義と東京ロマンチカ。
◎1969. 3.(昭和44)レコード発売。
きみはわがいのち
【君は我が運命】
◇[英]You Are My Destiny
○[楽]ポール・アンカ(Paul Anka)作詞・作曲の歌謡曲(ロカビ
リー)。
歌もポール・アンカ。
◎1958(昭和33)リリース。
きみまてども
【君待てども】
○[楽]東辰三(アズマ・タツミ)(1900〜1050)作詞・作曲の歌謡曲。
歌は平野愛子。
◎1948. 1.(昭和23)レコード発売。
★きみゃく
【気脈】
○(1)血液の通る筋道。
○(2)(人と人との)意思の疎通(ソツウ)。
○(3)(ひそかに)連絡を取り合い、意見・意思が互いに通じ合
うこと。下交渉をすること。
○(4)気運。
きみゃく
【気脈】
【気脉】
◇[中]qimai
○風水・神仙術の用語。
人体の経絡(ケイラク)と同様に大気にも経絡があり、地表の起伏
・深浅・山脈・河川・湖沼のほか、街道・城塞・都市などの人
造物にも気脈が流れ、循環していると考えるもの。
参照⇒ちみゃく(地脈,地脉),らんとう(巒頭)
きみょう《きめう》
【奇妙】
○(1)[形動]不思議なようす。
そのさまを強めて「奇妙きてれつ(奇妙奇天烈)」とも呼ぶ。
○(2)[形動]普通と違って変なようす・珍しいようす。
そのさまを強めて「奇妙きてれつ(奇妙奇天烈)」とも呼ぶ。
きみょう《きみやう》
【帰命】
◇[梵]nama(ナーマ)
○[仏]全身全霊を投げ出して信仰すること。
参照⇒なむ(南無)
◎「南無(ナム)」と音写する。また「帰依(キエ)」とも訳す。
◎帰命頂礼(チョウライ):⇒きみょうちょうらい(帰命頂礼)
きみょうきてれつ《きめうきてれつ》
【奇妙きてれつ】
【奇妙奇天烈】
○[形動]非常に変わった不思議なようす。
単に「奇妙」,「きてれつ(奇天烈)」とも呼ぶ。
きみょうちょうらい《きみやうちやうらい》
【帰命頂礼】
○(1)[仏]仏の教えに、身命を捧げて帰順し、頭を地につけて
礼拝すること。
参照⇒ごたいとうち(五体投地)
○(2)[仏]仏を礼拝するときに唱える言葉。
きみるちゃ
【黄海松茶】
○[色]黄色をおびた海松茶。
参照⇒みるちゃ(海松茶)
きむ
【キム】
【金】
◇[朝]Kim
○[人]朝鮮族の姓。
◎漢族では「金(Jin)」。
訓音は「きん(金)」。
★きむいるそん
【キム・イルソン】
【金日成】
◇[朝]Kim Il-song/Kim Il Sung(キミルソン)
○[人]北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の政治家・国家主席
(1912. 4.15〜1994. 7. 8)。金亨稷(キム・ヒョンジク)の子、金正日
(キム・ジョンイル)の父。
日本語読みで「きんにちせい(金日成)」,「きんにっせい(金日
成)」とも呼ぶ。
◎遺体:⇒きんしゅうざんきねんきゅうでん(錦繍山記念宮殿)
大立像:⇒まんすでだいきねんひ(万寿台大記念碑)
きむおくきゅん
【キム・オクキュン】
【金玉均】
◇[朝]Kim Ok-kyun
○[人]⇒『人名辞典』きん ぎょくきん(金 玉均)
きむぐ
【キム・グ】
【金九】
◇[朝]Kim Ku/Kim Gu、[英]Kim Koo
○[人]朝鮮の民族主義者(1876. 8.29〜1949. 6.26)。黄海道(
Hwanghae-do)(コウカイドウ)海州(Haeju)(ヘジュ)生れ。
1894(明治27)東学党の乱に参加。
1919(大正 8)三・一運動後、上海(シャンハイ)に亡命し大韓民国
臨時政府の設立に参加し、1927(昭和 2)国務総理となる。
第二次世界大戦後、1945.11.(昭和20)帰国して韓国独立党委
員長。
南北統一を主張して李承晩(リ・ショウバン)と対立し、安斗煕(Ahn
Du Whi)に暗殺される。
参照⇒だいかんみんこくりんじせいふ(大韓民国臨時政府)
◎ソウルの南山公園に銅像がある。
★きむじょんいる
【キム・ジョンイル】
【金正日】
◇[朝]Kim Jong-il
○[人]北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の総書記(1942. 2.16
〜2011.12.17)。金日成(Kim Il-song)(キム・イルソン)の子、
金敬姫(Kim Kyung-hee)(ギョンヒ)の兄。
〈子〉
金正男(Jong-nam)(ジョンナム)(1971.5.10〜):長男。
金雪松(Sol-song)(1974〜)。
金正哲(Jong-chol)(ジョンチョル)(1981. 9.25〜):次男。
金正恩(Jong-woon)(ジョンウン)(金正雲,正銀)(1983〜):三男。
〈夫人〉
成恵琳(Sung Hae-rim)(ソン・ヘリム)(〜2002):正男の母。
金英淑(Yong-suk)(ヨンスク):雪松の母。
高英姫(Ko Young-hee)(コ・ヨンヒ)(〜2004):正哲・正銀の母。
◎2010. 8.27(平成22)中国の一部メディアが三男を「正銀」と表
記。
2010. 10. 1(平成22)三男の漢字表記、東京の朝鮮通信に入っ
た北朝鮮の朝鮮中央通信からの通知で「正恩」と判明。
きむじょんぴる
【キム・ジョンピル】
【金鍾泌】
◇[朝]Kim Jong-pil
○[人]韓国の政治家(1926. 1. 7〜)。忠清南道生れ。
1971〜1975.12.(昭和46〜昭和50)首相。
きむそうん
【キム・ソウン】
【金素雲】
◇[朝]Kim So-un
○[人]⇒きんそうん(金素雲)
きむち
【キムチ】
◇[朝]kimchi(沈菜)、[英]kimchi/kimchee
○[食]朝鮮の漬物の総称。
塩漬けにした白菜などの野菜を、トウガラシ(唐辛子)・ニン
ニク(大蒜)や果物などを加えて発酵・熟成させたもの。
◎白菜のキムチ:ペチュキムチ(baechu kimchi)。
大根のキムチ:カットゥギ(kaktugi)。
キュウリ(胡瓜):オイキムチ(oi kimchi)。
きむちぇく
【キムチェク】
【金策】
◇[朝]Kimch'aek
○⇒[2]きんさく(金策)
★きむでじゅん
【キム・デジュン】
【金大中】
◇[朝]Kim Daejung
○[人]韓国の第15代大統領(1925.12.23〜2009. 8.18)。平和民
主党。在任:1998〜2003. 2.24
北朝鮮との融和政策「太陽政策」を推進。
1998(平成10)大統領選挙に当選。
2000. 6.(平成12)13〜15日、北朝鮮を訪問し金正日(キム・
ジョンイル)総書記との初の南北首脳会談を実現。
2000.12.10(平成12)ノーベル平和賞、受賞。
日本語読みで「きんだいちゅう(金大中)」とも呼ぶ。
〈金大中拉致事件〉
1973. 8. 8(昭和48)金大中が東京千代田区飯田橋のホテル・
グランドパレスからKCIA(韓国中央情報部)5人により拉致
(ラチ)された事件。同月13日、韓国ソウル市の自宅近くで解放さ
れる。
ぎむなじうむ
【ギムナジウム】
◇[独]Gymnasium
○(1)[運]体育館・屋内競技場・ジム。
参照⇒ぱれすとら(パレストラ),じすと(ジスト)(1)
◎ギリシア語の"gymnos(裸の)"に由来する"gymnasion(体を訓
練する所)"から。
参考:"[英]gymnosperm(裸子植物)"。
○(2)[教]ドイツの伝統的なエリート養成の高等中学校。大学
進学を目的とする学校。
小学校4年終了で入学し、修業年限7〜9年。
ギリシア語・ラテン語の古典語、古典的教養を重視する教育
が特徴。
◎フランスのリセ、イギリスのグラマー・スクールに相当する。
ぎむね
【ギムネ】
◇[英]gimlet
○⇒ぎむれっと(ギムレット)(1)
ぎむねば
【ギムネバ】
○[俗][植]⇒ぎむねま(ギムネマ)
ぎむねま
【ギムネマ】
◇[学]Gymnema sylvestre(ギムネマ・シルベスタ)
○[植]リンドウ目(Gentianales)ガガイモ科(Asclepiadaceae)
ギムネマ属(Gymnema)の常緑のツル性(蔓性)植物。
インド原産でインド中南部・インドネシア・中国などの熱帯
・亜熱帯地方に分布。
やや苦味のある葉を噛(カ)むと、含有するギムネバ酸(gym-
nemic acid)によって舌の甘味感覚が麻痺(マヒ)し、甘味のみが
感じなくなる。
また、小腸での糖の吸収を抑制するダイエット効果があると
される。
「ギムネバ」と誤称される。
ぎむのころにす
【ギムノコロニス】
◇[学]Gymnocoronis spilanthoides
○[植]⇒みずひまわり(ミズヒマワリ,水向日葵)
きむひょんぐぉんぐん
【キムヒョングォン郡】
【金亨權郡】
【金亨権郡】
◇[朝]Kimhyongkwon-gun、[英]Kimhyongkwon county
○⇒きんきょうけんぐん(金亨權郡,金亨権郡)
きむひょんじくぐん
【キムヒョンジク郡】
【金亨稷郡】
◇[朝]Kimhyongjik-gun、[英]Kimhyungjik county
○⇒きんきょうしょくぐん(金亨稷郡)
きむひろ
【キム・ヒロ】
【金嬉老】
◇[朝]Kim Hiro
○[人]⇒きんきろう(金嬉老)
きむへ
【キムヘ】
【金海】
◇[朝]Kimhae/Gimhae
○⇒きんかい(金海)
きむへこくさいくうこう《きむへこくさいくうかう》
【キムヘ国際空港】
【金海国際空港】
◇[英]Kimhae International Airport/Gimhae International
Airport
○[空]⇒きんかいこくさいくうこう(金海国際空港)
きむへし
【キムヘ市】
【金海市】
◇[朝]Kimhae-si/Gimhae-si
○⇒きんかいし(金海市)
★きむよんさむ
【キム・ヨンサム】
【金泳三】
◇[朝]Kim Youngsam、[英]Kim Young Sam
○[人]韓国の政治家(1927.12.20〜)。大統領在任:1993. 2.25
〜1998. 2.25。慶尚南道(Kyongsang-nam-do)巨済島(Kojedo)
(コジェド)生れ。
1951(昭和26)ソウル大学卒業。
1986. 2.(昭和61)新韓民主党(新民党)に入党。
★きむよんなむ
【キム・ヨンナム】
【金永南】
◇[朝]Kim Yong-nam
○[人]朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の政治家(1928. 2.〜)。
平壌生れ。
1953(昭和28)モスクワ大学、留学。
1998. 9.(平成10)最高人民会議常任委員長に就任。
きむらや
【キムラヤ】
○[経]ディスカウントストアの一社。
本店は東京都港区。
◎1955(昭和30)設立。
2004. 9.13(平成16)東京地方裁判所に民事再生法の適用を申
請。
2007. 9.25(平成19)ヤマダ電機、運営会社キムラヤセレクト
を買収して連結子会社にすると発表。
ぎむれっと
【ギムレット】
◇[英]gimlet
○(1)T字型になった柄付きの木工用の錐(キリ)。
「ギムネ(gimlet)」,「ボルト錐」,「南蛮錐(ナンバンギリ)」,「モジ(*)
錐」,「モジ」,「モジリ(*)」,「ネジ切り(螺子切り,螺子切)」とも呼ぶ。
参照⇒きり(錐)(1),[1]おーがー(オーガー)
(*)「モジ」,「モジリ」は「(「金」偏+「戻」)」と書く。
◎金属加工:⇒りーまー(リーマー)(1)
○(2)カクテルの一種。
ドライジンまたはウオッカ3/4、ライム果汁1/4を混ぜ
たもの。
○(3)(Gimlet)[軍]⇒いぐら(イグラ,IGRA,IGLA)
きめ
【木目】
○[建]⇒もくめ(木目,杢目)(1)
きめい
【記銘】
○[心]記憶の第一段階で、経験・学習した内容を覚えること・
記憶として定着させること。
「銘記」とも呼ぶ。
参照⇒めいき(銘記)(1),こくめい(刻銘)
きめら
【キメラ】
◇[英]chimera、[希]Chimaira
○(1)[生]生物体の一個体内に、遺伝的に異なる同種あるいは
異種の別個体の組織が隣り合い、それぞれの形質が現われる現
象。また、その融合個体。
植物では、接ぎ木の癒着部位の芽などのほか、体細胞突然変
異や核分裂の異常などでも生ずる。
動物では、胚移植による若い胚(ハイ)(ES細胞)を融合させて
から育てたもの。黒毛と白毛のネズミの受精卵を融合させた黒
白ブチのキメラ・マウスが有名。細胞工学の進歩とともに、マ
ウスとラット、前半分はヤギで後半分はヒツジなど、人を含む
異種間のキメラも誕生している。
「キマイラ」とも呼ぶ。
参照⇒もざいく(モザイク)(2),いーえすさいぼう(ES細胞)
◎1920(大正 9)ドイツの植物学者ウィンクラー(Hans Winkler)
(1877. 4.23〜1944)がギリシア神話の怪獣から命名。
3012. 1. 7(平成24)オレゴン国立霊長類研究センターの研究
チーム、アカゲザルの異なる受精卵によるキメラを3匹誕生さ
せたと発表。
◎アメリカでは人間とサルのキメラを作る方法の特許の申請が
行なわれた。目的は生命倫理に反する人間との複合動物作りを
封じるためとする。
○(2)[ギ神]⇒きまいら(キマイラ)(1)
○(3)奇怪な幻想・妄想。
きめんざん
【鬼面山】
◇[日]Kimen Zan
○[地]長野県の下伊那郡(シモイナグン)豊丘村(トヨオカムラ)神稲(クマシロ)
と飯田市(イイダシ)上村(カミムラ)の境にある山。標高1,889メートル。
◎飯田市上村の旧住所は下伊那郡(シモイナグン)上村(カミムラ)。
★きもう《きまう》
【奇網】
◇[羅]rete mirabile
○[動]太い血管が一度、網状に分岐し、再び合流して太い血管
となっている部分。
きもつき
【肝属】
◇[日]Kimotsuki
○(1)⇒きもつきぐん(肝属郡)
○(2)⇒きもつきちょう(肝属町)
きもつきぐん
【肝属郡】
◇[日]Kimotsuki Gun
○鹿児島県南東部、大隅半島(オオスミハントウ)南部にある郡。
串良町(クシラチョウ)・東串良町(ヒガシクシラチョウ)・吾平町(アイラチョウ)・
錦江町(キンコウチョウ)・南大隅町(ミナミオオスミチョウ)・肝付町(キモツキチョウ)の
町。
◎2005. 3.22(平成17)大根占町(オオネジメチョウ)と田代町(タシロチョウ)
が合併して錦江町を発足。
2005. 3.31(平成17)根占町(ネジメチョウ)と佐多町(サタチョウ)が合併
して南大隅町を発足。
2005. 7. 1(平成17)内之浦町(ウチノウラチョウ)と高山町(コウヤマチョウ)
が合併して肝付町を発足。
きもつきちょう《きもつきちやう》
【肝属町】
◇[日]Kimotsuki Cho
○鹿児島県南東部、大隅半島(オオスミハントウ)南部にある肝属郡(キモ
ツキグン)の町。
内之浦宇宙空間観測所がある。
◎2005. 7. 1(平成17)内之浦町(ウチノウラチョウ)と高山町(コウヤマチョウ)
が合併して発足。
きもと
【生もと】
○[食]清酒の醸造工程で、蒸米・麹(コウジ)・仕込み水を半切り
桶(オケ)で発酵させ乳酸を生成した酒母(シュボ)。また、それを使
用した酒造法。
⇔そくじょう(速醸)
◎「生(「酉」偏+「元」)」と書く。
◎生もと造り
きもん
【鬼門】
○(1)陰陽道(オンヨウドウ)で、人にたたりをする鬼が出入りすると
いう艮(ウシトラ)の方角、すなわち東北。
◎裏鬼門は西南の方角:⇒うらきもん(裏鬼門)
◎平安京の鬼門には延暦寺が、江戸城の鬼門には寛永寺が建て
られている。
◎艮は「丑(ウシ)と寅(トラ)の中間の方位」のこと。このことから鬼
は牛の角があり、虎皮のパンツをはいていると言う。
○(2)不吉で避けたい方角・人・事柄。
きもん
【崎門】
○山崎闇斎(アンサイ)の門下。
◎崎門学派,崎門三傑
きもんさんけつ
【崎門三傑】
○[人]山崎闇斎(アンサイ)の門下生の佐藤直方(ナオカタ)・浅見絅斎(ケ
イサイ)・三宅尚斎(ショウサイ)の総称。
★きもんとんこう《きもんとんかふ》
【奇門遁甲】
◇[中]qimen dunjia
○方位術の一種。
古代中国で、吉方を占う戦術の一つとして生れる。
現在は個人の開運法として用いられる。
参照⇒さんき(三奇)(1),とんこう(遁甲)
----------------------------------------------------------------