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                    PDD図書館管理番号       0001.0022.0000.24

                 百   科   辞   書     《き》      編集:獨  澄旻

-------- き ----------------------------------------------------
き
	【キ】
	○[交]JR(旧:国鉄)の気動車の記号。
	◎キハ52,キハ58
★き
	【気】
	○
	◎気が咎(トガ)める:⇒[2]とがめる(咎める)(1)
き
	【匹】
	【疋】
	○(1)⇒ひき(匹,疋)(1)
	○(2)⇒ひき(匹,疋)(2)
★き
	【紀】
	○()
	○()([英]Period)地質時代の区分単位の一つ。
	 代(ダイ)(Era)の下位区分、世(セイ)(Epoch)の上位区分。
	 「ピリオド」とも呼ぶ。
き
	【柝】
	○⇒ひょうしぎ(拍子木)
★き
	【基】
	◇[中]Ji
	○[人]中国唐代の学僧・法相宗(ホッソウシュウ)の祖( 632〜 682)。
	諡号(シゴウ)は慈恩大師(Ci'en Dashi)(ジオンダイシ)。
	 玄奘(Xuanzang)(ゲンジョウ)の弟子。
	 「基法師(Ji Fashi)(キホウシ)」とも尊称され、また一般には「窺
	基(Kuiji)(キキ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒ほっそうしゅう(法相宗)(1)
き
	【黄】
	○[色]⇒きいろ(黄色)
き
	【旗】
	◇[中]Qi、[英]Banner
	○[漢]中国の内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)で、県
	(Xian)に相当する行政単位。
	 盟(meng)の下位、鎮(Zhan)(日本の町相当)・郷(Xiang)(日本
	の村相当)・蘇木(sumu)(日本の村相当)の上位。
	 モンゴル語では「ホショー(Hoshu,Hushuu,Khoshuu,Khoshun)」。
	 参照⇒めい(盟)(2),さんじゃく(サンジャク),ちん(鎮),きょ
	う(郷),すむ(スム,蘇木)
★きー
	【キー】
	◇[英]key
	○(1)鍵(カギ)
	○()
	○()[楽]ピアノ・オルガン・吹奏楽器などの鍵(ケン)。鍵盤。
	○()キーボード・タイプライターなどの押しボタン。
きー
	【キー】
	【Χ】
	【χ】
	◇chi
	○[言]ギリシア文字の第22番目。
	 「カイ(chi)」とも呼ぶ。
	◎ローマ字の「ch」に相当する。
★ぎ
	【魏】
	◇[中]Wei
	○(1)[歴]中国の戦国七雄の一国(BC. 403〜BC. 225)。
	○(2)[歴]中国の三国の一国( 220〜 265)。
	  198年、曹操(Cao Cao)(ソウ・ソウ)が後漢の献帝を奉じて魏王と
	なる。
	  220年、曹操の子丕(Pi)(ヒ)が献帝に譲位を迫って帝位に就
	く。
	  265年、5代元帝が臣下の司馬炎(Shima Yan)(エン)に迫られ
	て譲位し、晋が建国される。
	 「曹魏(Cao Wei)」とも呼ぶ。
	 参照⇒そうそう(曹操),ぎしわじんでん(魏志倭人伝)
	〈皇帝〉
	 初代:文帝・丕(ヒ)。
	 2代:
	 3代:
	 4代:曹髦(ボウ)。
	 5代:元帝。
	○(3)[歴]中国の南北朝時代の北朝の一国。
	 参照⇒ほくぎ(北魏)
ぎー
	【ギー】
	◇[英]ghee
	○[食]インドの半液状澄ましバター。
	 水牛・牛などの乳のバターを加熱して溶かし、漉(コ)したも
	の。
	 食用のほか。ヒンズー教の儀式にも使用される。
きあい《きあゐ》
	【キアイ】
	【木藍】
	○(1)[植]インドアイ(印度藍)の別称。
	 ⇒いんどあい(インドアイ,インド藍,印度藍)(1)
	○(2)[植]ナンバンコマツナギ(南蛮駒繋ぎ)の別称。
	 ⇒なんばんこまつなぎ(ナンバンコマツナギ,南蛮駒繋ぎ,南
	蛮駒繋)
	○(3)[植]リュウキュウアイ(琉球藍)の別称。
	 ⇒りゅうきゅうあい(リュウキュウアイ,琉球藍)
きあじどうしゃ
	【起亜自動車】
	◇[英]KIA Motor Company
	○[経]韓国の自動車製造会社。
ぎあつ
	【ギアツ】
	◇Clifford Geertz(クリフォード・ギアツ)
	○[人]アメリカの人類学者(1926〜2006.10.30)。
	 国家の本質は「劇場国家(Theatre State)」とする概念を提唱。
	 著書は『ヌガラ(Negara)』など。
きあつけい
	【気圧計】
	◇[英]barometer
	○[気]気圧を測定する器械。
	 水銀気圧計(mercury barometer)・アネロイド気圧計(aner-
	oid barometer)などがある。
	 「バロメーター」とも、気圧変化からおおよその晴雨を予想で
	きることから「晴雨計」とも呼ぶ。
	◎「バロメーター」は、ギリシア語の「重さ(baros)」とフランス
	語の「計器(metre)」から。
ぎあっちょ
	【ギアッチョ】
	◇[伊]ghiaccio
	○(イタリア語で)氷。
ぎあっちょーろ
	【ギアッチョーロ】
	◇[伊]ghiacciolo
	○(1)[気](イタリア語で)つらら(氷柱)。
	 ⇒つらら(氷柱,氷)
	○(2)[食](イタリア語で)アイスキャンディー。
	 ⇒あいすきゃんでぃー(アイスキャンディー)
きあつのたに
	【気圧の谷】
	◇[英]trough
	○[気]低気圧の中心から細長く伸びた低圧部。
	 「トラフ」とも呼ぶ。
	◎北半球では、西側は天気が良く、東側は天気が悪い。
ぎあな
	【ギアナ】
	◇[英]Guiana
	○(1)[地]⇒ぎあなこうち(ギアナ高地)
	○(2)南アメリカ大陸の北東部の地方。
	 赤道以北、オリノコ川(Rio Orinoco)の南側の地域。
	 特にガイアナ・スリナム・仏領ギアナ。
	◎スペイン語:グアヤナ(Guayana)。
	 イタリア語:グヤナ(Guyana)。
	 ドイツ語:グヤナ(Guyana)。
	 フランス語:グイアナ(Guyane)。
ぎあなこうち《ぎあなかうち》
	【ギアナ高地】
	◇[英]Guiana Highlands、[フ]Plateaux des Guyanes
	○[地]南アメリカ大陸の北東部の高地。
	 ベネズエラ南東部・ガイアナ・スリナム・仏領ギアナとブラ
	ジル北端に広がる。
	 南側はアマゾン川(Rio Amazonas)流域の低地、北側はオリノ
	コ川(Rio Orinoco)流域の低湿な平地。
	 参照⇒ぱからいまさんみゃく(パカライマ山脈)
ぎあなふらんしす
	【ギアナ・フランシス】
	◇[フ]Guyane Francaise
	○⇒ふつりょうぎあな(仏領ギアナ)
ぎあにゃーる
	【ギアニャール】
	◇Gianyar
	○(1)(Kabupaten Gianyar)⇒ぎあにゃーるけん(ギアニャール
	県)
	○(2)インドネシア南部、バリ州(Propinsi Bali)中南東部のギ
	アニャール県東部にある県都。
ぎあにゃーるけん
	【ギアニャール県】
	◇[インドネシア語]Kabupaten Gianyar、[英]Gianyar Regency
	○インドネシア南部、バリ州(Propinsi Bali)中南東部の県。
	西部をバドゥン県(Kabupaten Badung)に接し、南部をインド洋
	に面する。
	 県都はギアニャール。
	 西部にウブド(Ubud)がある。
	〈面積〉
	 368平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2003(平成15)41万7,641人(推計)。
きあら
	【キアラ】
	◇[伊]Chiara
	○[人]イタリアの女性名。
	◎聖女キアラ(Santa Chiara):⇒あっしじのくらら(アッシジ
	のクララ)
	◎英語の「クララ(Clara)」に相当する。
きあり
	【キアリ】
	【黄蟻】
	○(1)[俗][虫]体色が黄赤色のアリの種類の俗称。
	 キイロヒメアリ・ヒメアリ・イエヒメアリなど。
	 参照⇒あり(アリ,蟻)
	○(2)[俗][虫]⇒あかあり(アカアリ,赤蟻)
きありす
	【キアリス】
	◇[商品名]Cialis
	○[薬]⇒しありす(シアリス)
★きあんこう《きあんくわう》
	【輝安鉱】
	○[鉱]硫化アンチモンから成る鉱物。
	 「輝アンチモン鉱」,「アンチモナイト([英]antimonite)」,「ス
	チブナイト([英]Stibnite)」とも呼ぶ。
きあんちもんこう《きあんちもんくわう》
	【輝アンチモン鉱】
	○[鉱]⇒きあんこう(輝安鉱)
きあんてぃ
	【キアンティ】
	◇[伊]chianti
	○[食]⇒きゃんてぃ(キャンティ)
きい《きゐ》
	【忌諱】
	○⇒きき(忌諱)
	◎忌諱に触れる
きい
	【紀伊】
	◇[日]Ki'i/Kiyi
	○(1)[歴]旧国名。南海道六ヶ国の一国。大部分は現在の和歌
	山県と、三重県の一部。
	 「きしゅう(紀州)」,「きのくに(紀国)」とも呼ぶ。
	◎紀伊派
	○(2)[歴]⇒きいはん(紀伊藩)
きいいちごう《きいいちがう》
	【きい一号】
	【黄一号】
	○[軍]旧日本軍のイペリットの暗号名。
	 参照⇒さがみかいぐんこうしょう(相模海軍工廠),いぺりっ
	と(イペリット)
	◎2007(平成19)5〜8月、千葉市内の私有地で「きい弾」とみら
	れる不発弾4発が発見。
	◎みどり筒(トウ):催涙剤(サイルイザイ)の擲弾(テキダン)(手投涙弾)。
	 あか筒:クシャミ剤の擲弾。赤一号の成分はジフェニールシ
	アンアルシン(Diphenylcyanarsine)。
	 あか弾(ダン):クシャミ剤の砲弾。
	 きい剤:糜爛剤(ビランザイ)。
きいざい
	【きい剤】
	○[軍]⇒きいいちごう(きい一号,黄一号)
きいさんち
	【紀伊山地】
	◇[日]Ki'i Sanchi/Kiyi Sanchi
	○[地]紀伊半島の大半を占める山地。
	◎2004. 7. 1(平成16)第28回世界遺産委員会で、「紀伊山地の
	霊場と参詣道」の世界文化遺産登録が決定。山岳3霊場の吉野
	・大峯、高野山、熊野三山、および三つの大峯奥駈道(オクガケミチ)、
	熊野参詣道、高野山町石道(チョウイシミチ)。
きいちきょうかい《きいちけうくわい》
	【帰一教会】
	○(1)[宗]⇒ゆにてりあんは(ユニテリアン派)
	○(2)[宗]⇒ごうどうとうほうかとりっくきょうかい(合同東方
	カトリック教会)
きいちご
	【キイチゴ】
	【木苺】
	【懸鉤子】
	○(1)[植]バラ目(Rosales)バラ科(Rosaceae)キイチゴ属(Rubus)
	の植物の総称。
	 落葉低木・常緑低木が多いが、草本性やつる性のものもある。
	また、幹(茎)・葉ともにトゲのあることが多い。葉は単葉・三
	出葉・羽状複葉など。
	 花は五弁花。果実はイチゴ(苺)に似た小核果から成る集合果
	で、初夏に黄色または紅色に熟し、食べられるものが多い。
	 日本には約35種、世界には100種以上がある。
	 モミジイチゴ・ナワシロイチゴ・アワイチゴ・カジイチゴ・
	クサイチゴ・ベニバナイチゴ・ラズベリー・ブラックベリーや、
	観賞用のトキンイバラなど。
	◎中国語:樹苺(shumei)。
	◎ソース:⇒めるばそーす(メルバソース,メルバ・ソース)
	○(2)[植](特に)モミジイチゴ(紅葉苺)の別称。
	 ⇒もみじいちご(モミジイチゴ,紅葉苺)
	◎夏の季語。花は春の季語。
きいちごう《きいちがう》
	【き一号】
	【黄一号】
	○[軍]⇒きいいちごう(きい一号,黄一号)
きいちほうげん《きいちほふげん》
	【鬼一法眼】
	◇[日]Ki'ichi Hogen
	○[日本伝説]京都一条堀川に住んだという伝説上の陰陽師(オンミョ
	ウジ)。
	 文武の達人で、牛若丸(源義経)がその娘と通じて伝家の兵書
	『六韜三略(リクトウサンリャク)』を盗み学んだという。
	 「おにいちほうげん(鬼一法眼)」とも呼ぶ。
	 参照⇒おんみょうじ(陰陽師)
きいと
	【生糸】
	◇[英]raw silk
	○蚕(カイコ)の繭(マユ)をときほぐし、繊維をあわせて糸として繰
	(ク)りとったままで、まだ練(ネ)っていない絹(キヌ)の繰糸。
	 参照⇒くりいと(繰糸),ねりいと(練糸)
	◎生糸はセリシンという物質が覆(オオ)われたままで、精練によっ
	て取り除かれた練糸では特有の感触と光沢が出てくる。
	 参照⇒せりしん(セリシン)
	◎1909(明治42)日本の輸出量が世界一となる。
	 参照⇒めんぷ(綿布)
きいとくがわけ《きいとくがはけ》
	【紀伊徳川家】
	◇[日]Ki'i Tokugawa Ke/Kiyi Tokugawa Ke
	○[歴]⇒きしゅうとくがわけ(紀州徳川家)
きいながしまちょう《きいながしまちやう》
	【紀伊長島町】
	◇[日]Ki'inagashima Cho/Kiyinagashima Cho/Kiyi Naga-
	shima Cho
	○[古]三重県南部、北牟婁郡(キタムログン)の町。熊野灘(クマノナダ)
	に面する。
	◎2005.10.11(平成17)海山町(ミヤマチョウ)と合併して紀北町(キホクチョ
	ウ)を発足。
きいは
	【紀伊派】
	○[歴]⇒きしゅうは(紀州派)
★きいはん
	【紀伊藩】
	◇[日]Ki'i Han/Kiyi Han
	○[歴]
	 「紀州藩」,「和歌山藩」とも呼ぶ。
	 参照⇒きしゅうとくがわけ(紀州徳川家)
きいはんとう《きいはんたう》
	【紀伊半島】
	◇[日]Ki'i Hanto/Kiyi Hanto
	○[地]本州の中南部、近畿(キンキ)地方南部を占める、太平洋に
	突出した日本最大の半島。
	 東部は櫛田川(クシダガワ)以南で、伊勢湾・熊野灘(クマノナダ)に
	面し、西部は紀ノ川(キノカワ)(吉野川)以南で、紀伊水道に面する。
	 大部分が急峻(キュウシュン)な山地で占められ、雨量が多く森林が
	繁茂し、吉野・熊野地方など林業・木材加工業が発達。
	 また、黒潮の影響が大きく、沿岸は遠洋漁業の根拠地など水
	産業が盛ん。
	 半島南部は吉野熊野国立公園に含まれる。
	 参照⇒くしだがわ(櫛田川)
きいひきえき
	【紀伊日置駅】
	○[交]和歌山県西牟婁郡(ニシムログン)日置川町(ヒキガワチョウ)にある、
	JR紀勢本線(キセイホンセン)の駅。
	 周参見(スサミ)駅(すさみ町)と椿駅(白浜町)の間。
きいふしゅう《きいふしう》
	【キイフ州】
	◇Kyyivs'ka Oblast'/Kyivs'ka Oblast'
	○ウクライナ共和国北部の州。南東部・南部をチェルカスイ州
	(Cherkas'ka Oblast')、西部をジトミル州(Zhytomyrs'ka Ob-
	last')に接し、北部をベラルーシに隣接。
	 州都はキエフ(Kiev)(首都)。
	 北部のベラルーシ国境近くにチェルノブイリ(Chernobyl)が
	ある。
	〈面積〉
	 2万8,131平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1989(平成元)194万0,000人(1月12日現在)。
	 2001(平成13)182万7,894人(12月5日現在)。
	 2004(平成16)178万8,040人(6月1日推計)。
きいれ
	【喜入】
	◇[日]Ki'ire/Kiyire
	○(1)[交]⇒きいれえき(喜入駅)
	○(2)[古]⇒きいれちょう(喜入町)
きいれえき
	【喜入駅】
	○[交]鹿児島県鹿児島市喜入町(キイレチョウ)にある、JR指宿枕崎
	線の駅。
	 中名(ナカミョウ)駅と前之浜(マエノハマ)駅の間。
	◎旧住所は指宿郡(イブスキグン)喜入町。
きいれちょう《きいれちやう》
	【喜入町】
	◇[日]Ki'ire Cho/Kiyire Cho
	○[古]鹿児島県南部、指宿郡(イブスキグン)の町。東部を鹿児島湾
	(錦江湾)に面する。
	◎2004.11. 1(平成16)鹿児島市に編入。
★きいろ
	【黄色】
	○[色]
	 単に「き(黄)」とも呼ぶ。
	◎英語:イエロー(yellow)。
	 ドイツ語:ゲルプ(gelb,Gelb)。
	 フランス語:ジョン(jaune)。
	 イタリア語:ジャッロ(giallo)。
	 スペイン語:アマリーリョ(amarillo)。
	 トルコ語:サル(sari)。
	 ロシア語:ジォールトゥイ(zheltyi)。
	 語:()。
きいろいさくらんぼ
	【黄色いさくらんぼ】
	○[楽]星野哲郎(テツロウ)作詞、浜口庫之助作曲の歌謡曲。
	 歌はスリーキャッツ。
	◎1959(昭和34)発売。
[1]きいろいりぼん
	【黄色いリボン】
	◇[英]yellow ribbon
	○(1)(アメリカで)出征(シュッセイ)した愛する人が無事に帰還(キカン)
	することを願うシンボル。
	 黄色は身を守る色と考えられていたから。
	 参照⇒せんにんばり(千人針)(1)
	○(2)[映](She Wore a Yellow Ribbon)1949(昭和24)アメリカ
	制作の西部劇映画。退役が近い騎兵隊大尉の話。
	 監督:ジョン・フォード(John Ford)。
	 出演:ジョン・ウェイン(John Wayne)、ジョーン・ドルー(Jo-
	anne Dru)など。
[2]きいろいりぼん
	【黄色いリボン】
	○[楽]阿久悠(アク・ユウ)作詞、森田公一作曲の歌謡曲。
	 歌は桜田淳子(ジュンコ)。
	◎1974(昭和49)レコード発売。
きいろかりふらわー
	【黄色カリフラワー】
	◇[英]yellow cauliflower
	○[植][農]⇒おれんじかりふらわー(オレンジカリフラワー)
きいろすずめばち
	【キイロスズメバチ】
	【黄色雀蜂】
	○[虫]⇒すずめばち(スズメバチ,雀蜂,胡蜂)(2)
★ぎいん《ぎゐん》
	【議員】
	○
	◎1946. 4.10(昭和21)、第22回総選挙で、39人の婦人議員が誕
	生。
	 2005. 9.11(平成17)衆議院選挙で、43人の女性議員が誕生。
ぎいんせき《ぎゐんせき》
	【議院石】
	○[鉱]尾立石の別称。
	 ⇒おだちいし(尾立石)
きう
	【祈雨】
	○⇒あまごい(雨乞い,雨請い)
ぎう
	【義烏】
	◇[中]Yiwu
	○(Yiwu Shi)⇒ぎうし(義烏市)
★きうい
	【キウイ】
	◇[英]kiwi、[伊]kiwi
	○(1)[鳥]ダチョウ目キウイ亜目の鳥の総称。
	 ニュージーランドの森林に住み、尾も翼もない走鳥。姿はダ
	チョウに似て、大きさはニワトリくらい。
	 「キウィ」,「キーウィ」とも呼ぶ。
	○(2)[植]⇒きういふるーつ(キウイフルーツ)
きうぃ
	【キウィ】
	◇kiwi
	○⇒きうい(キウイ)
きーうぃ
	【キーウィ】
	◇kiwi
	○⇒きうい(キウイ)
きういふるーつ
	【キウイフルーツ】
	◇[英]kiwi fruit、[学]Actinidia chinensis
	○[植]ツツジ目(Ericales)マタタビ科(Actinidiaceae)マタタ
	ビ属(Actinidia)のツル性(蔓性)落葉木本。中国南部原産。雌
	雄異株。
	 1906(明治39)中国のシナサルナシをニュージーランドで品種
	改良した果樹・果物。果実が鳥のキウイに似るので命名。
	 6〜7月に開花し、秋の半ばに長楕円形の実を結ぶ。果皮は
	褐色で全面に毛があり、果肉は緑色。
	 生食・パイ・ジャムなどにする。
	 「キウィ」,「キーウィ」とも呼ぶ。
	◎主要生産国:中国・イタリア・ニュージーランド。
	◎イタリア語:キーウィ(kiwi)。
	 中国語:(「狩」-「守」偏+「弥」)猴桃(mihoutao)/羊桃(yangtao)
	/陽桃(yangtao)。
きーうえすと
	【キーウエスト】
	◇[英]Key West
	○(1)[地](Key West Island)⇒きーうぇすととう(キーウェス
	ト島)
	○(2)⇒きーうぇすと(キーウェスト)
きーうぇすと
	【キーウェスト】
	◇[英]Key West
	○(1)[地](Key West Island)⇒きーうぇすととう(キーウェス
	ト島)
	○(2)アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)南東
	部のモンロー郡(Monroe County)の郡都。
	 北緯24.56°、西経81.78°の地。
	 「キーウエスト」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)2万4,832人。
	 2000(平成12)2万5,478人。
	 2010(平成22)2万4,649人。
きーうえすととう《きーうえすとたう》
	【キーウエスト島】
	◇[英]Key West Island
	○[地]⇒きーうぇすととう(キーウェスト島)
きーうぇすととう《きーゑすとたう》
	【キーウェスト島】
	◇[英]Key West Island
	○[地]アメリカ合衆国本土の最南端の島。フロリダ半島の南端、
	フロリダ・キーズ諸島(Florida Keys Islands)西部の島。
	 フロリダ州(Florida State)モンロー郡(Monroe County)に属
	する。
	 「キーウエスト島」とも呼ぶ。
きヴこ
	【キヴ湖】
	◇[フ]Lac Kivu、[英]Lake Kivu
	○[地]⇒きぶこ(キブ湖)
ぎうし
	【義烏市】
	◇[中]Yiwu Shi、[英]Yiwu City
	○中国南東部、浙江省(Zhejiang Sheng)(セッコウショウ)中央部の金
	華市(Jinhua Shi)(地級市)が管轄する市(県級市)。南西部を金
	華市に接する。
	 「イーウー市(義烏市)」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 1,103平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2006(平成18)69万人。
きうま
	【木馬】
	○山地で木材運搬に用いる、ソリ(橇)に似た道具。
	 切り出した木材を載(ノ)せて人力で牽引(ケンイン)するもの。
	 主に雪の降らない地方で使用され、カシ(樫)・オノオレ(斧
	折)・マキ(槙)などの硬材で作り、積載量4〜10石(1.12〜2.8
	立米)。
	 勾配10%前後の坂道に、盤木(バンギ)と呼ぶ丸太を縦に敷き
	並べた木馬道(キウマミチ)を木馬夫1〜2人で滑走させ、急勾配や
	曲がり角では取り付けてある梶棒(カジボウ)やワイヤーで摩擦を
	増やして制動し、勾配が緩やかな場所では人力で引き、作業は
	高度の熟練と体力を要する。
	 「きんま(木馬)」とも呼ぶ。
	 参照⇒しゅら(修羅)(5),しゅら(修羅)(6)
	◎「もくば(木馬)」とも読む。
	 参照⇒もくば(木馬)
きうり
	【キウリ】
	【胡瓜】
	【黄瓜】
	◇[英]cucumber
	○[植]⇒きゅうり(キュウリ,胡瓜,黄瓜)
★きえ
	【帰依】
	○[仏]
	 ⇒きみょう(帰命)
	◎篤(アツ)く帰依する
きえい
	【帰営】
	◇[英]tattoo
	○[軍]兵士や部隊が外出先から兵営に帰ること。
	◎帰営ラッパ:通例午後10時。
	◎英語の「タトゥー(tattoo)」は「刺青(イレズミ)(tattoo)」と同じ
	綴(ツヅ)り、同じ音。帰営の方はオランダ語由来、刺青はポリ
	ネシア語由来。
きえい
	【機影】
	○飛んでいる飛行機の姿。また、その影。
きえてぃ
	【キエティ】
	◇Chieti
	○(1)(Provincia di Chieti)⇒きえてぃけん(キエティ県)
	○(2)イタリア中南部、アブルッツォ州(Regione Abruzzo)キエ
	ティ県の県都。
	 「キエーティ」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1991(平成 3)5万5,709人(推計)。
きえーてぃ
	【キエーティ】
	◇Chieti
	○⇒きえてぃ(キエティ)
きえてぃけん
	【キエティ県】
	◇[伊]Provincia di Chieti、[英]Chieti District/Chieti 
	Province
	○イタリア中南部、アブルッツォ州(Regione Abruzzo)東南部
	の県。北東部はアドリア海(Adriatic Sea)に面する。
	 県都はキエティ。
	 「キエーティ県」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 2,587平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1999(平成11)38万9,968人(推計)。
	 2001(平成13)38万2,076人(10月21日現在)。
きえーてぃけん
	【キエーティ県】
	◇[伊]Provincia di Chieti、[英]Chieti District/Chieti 
	Province
	○⇒きえてぃけん(キエティ県)
★きえてぃすむ
	【キエティスム】
	◇[フ]quietisme
	○(1)[哲]積極的な外的宗教活動を否定し、受動的な瞑想のみ
	によって神に帰依し霊魂の完成が得られるとする神秘的教理。
	 「クィエティスム」,「静寂主義」とも呼ぶ。
	 参照⇒へしかすむ(ヘシカスム)
	○(2)[宗]17世紀のモリノス(M.de Molinos)らが唱えた神秘説。
	 1687(貞享 4)ローマ教皇により異端とされる。
	 「クィエティスム」,「静寂主義」とも呼ぶ。
	 参照⇒もりのす(モリノス),ぎゅいよんふじん(ギュイヨン夫
	人),ふぇぬろん(フェヌロン)
きえふ
	【キエフ】
	◇Kiev/Kyiv/Kyivs'ka Mis'ka Rada
	○(1)ウクライナ共和国の首都。キイフ州(Kyyivs'ka Oblast')
	の州都。
	 ソフィア大聖堂がある。
	 北方104キロメートルにチェルノブイリ(Chernobyl)がある。
	〈面積〉
	 839平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1977(昭和52)208万人。
	 1987(昭和62)254万4,000人。
	 1989(平成元)260万2,800人(1月12日現在)。
	 1999(平成11)261万8,000人。
	 2001(平成13)261万1,327人(12月5日現在)。
	 2004(平成16)264万3,358人(6月1日推計)。
	◎もとキエフ公国の首都。
	 1934(昭和 9)ハリキフ(Kharkiv)から遷都。
	○(2)[歴][軍]旧ソ連のキエフ級航空母艦(軽空母)。
	 4万2,000トン。
	◎1975.12.28(昭和50)竣工。
	 1993. 6.30(平成 5)退役後、艤装を取り除き、2000(平成12)
	中国の民間企業が購入。天津で観光用に展示。
きぇるけごーる
	【キェルケゴール】
	◇Soren Aabye Kierkegaard(セーレン・オービエ・キェルケゴ
	ール)/Soeren Aabye Kierkegaard
	○[人]⇒きるけごーる(キルケゴール)
きえん
	【奇縁】
	○(1)(常識では考えられない)不思議な因縁(インネン)。
	○(2)思いがけない縁。
	◎合縁奇縁:⇒あいえんきえん(合縁奇縁,合縁機縁,相縁機縁)
きえん
	【貴鉛】
	○[冶]灰吹き法で作られた、金・銀を含む鉛。
	 金・銀の鉱石の粉末を溶解して湯状になった鉛に入れると、
	金・銀は鉛に取り込まれ、不純物は湯の上に浮き出す。この不
	純物を取り除くと金・銀を含んだ貴鉛が得られる。
	 参照⇒はいふきほう(灰吹き法,灰吹法)
きえんざんしょう《きえんざんしやう》
	【キエンザン省】
	◇[ベトナム語]Tinh Kien Giang、[英]Kien Giang province
	○⇒きえんじゃんしょう(キエンジャン省)
きえんじあんしょう《きえんぢあんしやう》
	【キエンジアン省】
	◇[ベトナム語]Tinh Kien Giang、[英]Kien Giang province
	○⇒きえんじゃんしょう(キエンジャン省)
きえんじゃんしょう《きえんぢあんしやう》
	【キエンジャン省】
	◇[ベトナム語]Tinh Kien Giang、[英]Kien Giang province
	○ベトナム南部、メコンデルタ地帯西端の省。北部をアンジャ
	ン省(Tinh An Giang)、東部をカントー省(Tinh Can Tho)に接
	し、北西部をカンボジアに隣接、西部はタイランド湾に面する。
	 タイランド湾南東部のプーコック島(Dao Phu Quoc)を含む。
	 省都はラックザー(Rach Gia)。
	 「キエンジアン省」,「キエンザン省」とも呼ぶ。
	〈面積〉
	 6,348.3平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1999(平成11)149万7,639人(4月1日現在)。
	◎漢字表記は「建江省」。
ぎえんぬ
	【ギエンヌ】
	◇[フ]Guyenne、[英]Guienne
	○フランス南西部の歴史的地域名。
	 現在のアキテーヌ地域圏(Region Aquitaine)のジロンド県
	(Departement Gironde)と、ロットエガロンヌ県(Departement 
	Lot-et-Garonne)・ドルドーニュ県(Departement Dordogne)の
	大半と、ミディ・ピレネー地域圏(Region Midi-Pyrenees)のロ
	ート県(Departement Lot)・アベロン県(Departement Aveyron)
	の大半と、タルンエガロンヌ県(Departement Tarn-et-Garonne)
	の一部を占める。
	◎1152(仁平 2)フランス王ルイ七世(Louis VII)の未亡人アリ
	エノール・ダキテーヌ(Alienor d'Aquitaine)がイングランド
	王ヘンリー二世(Henry II)に嫁してイギリス領となる。
	 1453(享徳 2)フランスが奪還。
	◎ヘンリー二世はもとアンジュー伯([英]Count of Anjou)。
★きおいざか《きをゐざか》
	【紀尾井坂】
	◇[日]Kioi Zaka
	○坂が紀州家(上屋敷)・尾州家・井伊家にはさまれていたこと
	から。
きおいざかのへん《きをゐざかのへん》
	【紀尾井坂の変】
	○[歴]1878. 5.14(明治11)朝、大久保利通(トシミチ)内務卿が東京
	赤坂の紀尾井坂で石川県士族島田一郎(陸軍大尉)・島根県士族
	浅井寿篤(ジュトク)ら不平士族145名に襲撃・暗殺された事件。
	 大久保は霞ヶ関の官邸から当時仮御所になっていた紀州上屋
	敷(現:迎賓館)への参内の途中であった。
	 島田は自首の後、斬罪。
	◎1877(明治10)の西南戦争による西郷隆盛の自殺を、大久保利
	通の斬奸状によるものと考えて暗殺に及んだもの。
	◎一緒に刑死した島田一郎・浅井寿篤・長蓮豪・脇田巧一・杉
	本乙菊・杉村文一の墓が、東京都台東区の谷中霊園に並んであ
	る。
きおいちょう《きをゐちやう》
	【紀尾井町】
	◇[日]Kioicho
	○東京都千代田区西部の地名。
	 港区元麻布(モトアザブ)とは江戸城内濠の弁慶濠(ベンケイボリ)で
	隔てられている。
	 上智(ジョウチ)大学・ホテルニューオータニ・赤坂プリンスホ
	テル・参議院議員宿舎や清水谷(シミズダニ)公園がある。
	 参照⇒きおいざか(紀尾井坂)
	◎もと東京市麹町区(コウジマチク)。
	◎新宿区には喜久井町(キクイチョウ)がある。
きおおつ《きおほつ》
	【黄大津】
	◇[日]ki-otsu/ki-ootsu/ki-ohtsu
	○[建]上塗り用の黄色い壁土。
	 黄色の粘土(ヘナツチ)に牡蠣灰(カキバイ)と揉寸莎(モミスサ)を混ぜた
	もの。
	 参照⇒[2]おおつ(大津)
★きおく
	【記憶】
	◇[日]kioku
	○(1)
	 記銘・保持・想起から成る。
	 参照⇒かいば(海馬)(4),ばそぷれしん(バソプレシン),ぷる
	ーすとこうか(プルースト効果)
	○()
きおくき
	【記憶基】
	◇[英]mneme
	○[心]⇒[1]にーむ(ニーム)
きおくそ
	【記憶素】
	◇[英]mneme
	○[心]⇒[1]にーむ(ニーム)
きおくそうしつしょう《きおくさうしつしやう》
	【記憶喪失症】
	◇[英]amnesia
	○[病]⇒けんぼうしょう(健忘症)
★きおくそうち《きおくさうち》
	【記憶装置】
	◇[英]memory unit
	○[計]コンピューターの基本装置の一つ。プログラムと各種デ
	ータを書き込み・読み出しする装置。
	◎主記憶装置,補助記憶装置,一時記憶装置,外部記憶装置
きおすく
	【キオスク】
	◇[英]kiosk、[独]Kiosk、[フ]kiosque
	○(1)イスラム式庭園などの四阿(アズマヤ)。
	 参照⇒がぜぼ(ガゼボ),あずまや(四阿,東屋)
	○(2)[建](1)のような簡易建造物。
	○(3)(転じて)公園・広場・街角・駅などで新聞・雑誌などを
	販売する小さな店。
	◎1973. 8.(昭和48)財団法人鉄道弘済会、駅構内にキヨスクを
	出店。"kiosk"と「気安く,清く」をもじった名称。
	 1987(昭和62)財団法人鉄道弘済会、国鉄民営化にともない東
	日本キヨスクと社名変更。
	 2007. 7.(平成19)東日本キヨスク、JR東日本リテールネッ
	トに社名変更し、売店名も「キオスク」に変更。
	○(4)(イギリスで)公衆電話ボックス。
きおろしかいどう《きおろしかいだう》
	【木下街道】
	◇[日]Kioroshi Kaido
	○[歴][交]江戸時代、千葉県の北西部にあった利根川と江戸川
	の脇往還。銚子港と江戸を結ぶ鮮魚を運ぶ生活道路。
	 印西市(インザイシ)の木下・大森・鹿黒(カグロ)、白井町(シロイマチ)
	の十余一(トヨイチ)・白井、鎌ヶ谷市(カマガヤシ)の鎌ヶ谷・馬込沢(マ
	ゴメザワ)、船橋市の船橋法典、市川市の市川八幡・行徳河岸に
	至る約36キロメートル。
ぎおん《ぎをん》
	【祇園】
	◇[日]Gion
	○(1)[仏]祇樹給孤独園(ギジュ・ギッコドク・オン)の略称。
	 参照⇒ぎおんしょうじゃ(祇園精舎)
	○(2)祇園社(ギオンシャ)・祇園の社(ヤシロ)・祇園の神などの略称。
	○(3)[古]京都の八坂(ヤサカ)神社の旧称。
	 ⇒やさかじんじゃ(八坂神社)
	○(4)京都の八坂(ヤサカ)神社周辺の遊郭・地名。
	 参照⇒きょうとごかがい(京都五花街)
	○(5)祇園会(ギオンエ)・祇園祭(ギオンマツリ)の略称。
	 ⇒ぎおんえ(祇園会)
★ぎおんえ《ぎをんゑ》
	【祇園会】
	○京都府京都市の八坂神社(ヤサカ・ジンジャ)で7月17日に行われる
	祭礼。
	 葵祭(アオイマツリ)・時代祭(ジダイマツリ)とともに京都三大祭の一つ。
	 「祇園祭(ギオンマツリ)」,「御霊会(ゴリョウエ)」とも、単に「祇園」とも
	呼ぶ。
	 参照⇒しゃさんのぎ(社参の儀)
ぎおんこうた《ぎをんこうた》
	【祇園小唄】
	○[楽]長田幹彦作詞、佐々紅華作曲の歌謡曲。
	 歌は藤本二三吉。
	 マキノ映画『絵日傘』の主題歌。
	 歌い出しは「月はおぼろに東山/霞む夜毎のかがり火に/夢
	もいざよう紅桜(ベニザクラ)」。
	◎1930. 1.(昭和 5)レコード発売。
ぎおんさん《ぎをんさん》
	【祇園さん】
	○[俗]⇒やさかじんじゃ(八坂神社)
ぎおんじ《ぎをんじ》
	【祇園寺】
	○東京都調布市(チョウフシ)佐須町(サズマチ )にある古刹(コサツ)。
	 深大寺の開祖で渡来系(高句麗)の満功上人(マンクウ・ショウニン)一族
	の住んだところ。
	 参照⇒じんだいじ(深大寺)
	◎ 750(天平勝宝 2)建立。
ぎおんしゃ《ぎをんしゃ》
	【祇園社】
	○[古]⇒やさかじんじゃ(八坂神社)
★ぎおんしょうじゃ《ぎをんしやうじや》
	【祇園精舎】
	○[仏]古代インドのマガダ国の須達(シュダツ)長者が、祇陀太子
	(ギダタイシ)の所有する庭園を買って、釈迦(シャカ)のために建てた
	説法道場の名前。
	 その庭園を「祇陀園(ギダオン)」、略して「祇園」という。
	 「祇樹給孤独園(ギジュ・ギッコドク・オン)」,「給孤独園」とも呼ぶ。
	◎『平家物語』:祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
ぎおんのやしろ《ぎをんのやしろ》
	【祇園の社】
	○[古]⇒やさかじんじゃ(八坂神社)
ぎおんまつり《ぎをんまつり》
	【祇園祭】
	○⇒ぎおんえ(祇園会)
きか
	【机下】
	【几下】
	○[通]書簡の脇付(ワキヅケ)の一つ。
	 宛名(アテナ)の脇に書き添えて敬意を表すもの。
	◎「(直接では恐れ多く)あなた様の机の下に差し出します」の意
	味。
きか《きくわ》
	【帰化】
	○(1)[法](naturalization)本人が志望して他国の国籍を取得
	し、その国の国民となること。
	○(2)[生](naturalization)生物が人間の媒介などによって本
	来の自生地から新たな地域に移され、その土地の気候・風土に
	なじみ、そこの環境で野性化し、自生・繁殖するようになるこ
	と。
	 参照⇒いみぐらんと(イミグラント)(2)
	◎帰化植物
	 帰化動物を除く外来動物:⇒えきぞちっくあにまる(エキゾ
	チックアニマル)
	○(3)([中]guihua)君王の徳化に帰服すること。
	 参照⇒きかじん(帰化人)(1)
	◎論衡程材『帰化慕義』から。
	○(4)([中]guihua)(『後漢書』循吏伝、童恢から)他の地方の
	人がその土地に移って来て定着すること。
きか
	【幾何】
	◇[英]geometry
	○[数]幾何学の略称。
	 ⇒きかがく(幾何学)
ぎか
	【沂河】
	◇[中]Yi He
	○(1)[地]中国東部、山東省(Shandong Sheng)(サントウショウ)から江
	蘇省(Jiangsu Sheng)(コウソショウ)ヒ(「丕」偏+「郡」-「君」)県(Pei 
	Xian)(ヒケン)で運河に注(ソソ)ぐ川。
	 「沂水(Yishui)」とも呼ぶ。
	○(2)[地]山東省鄒県(Zou Xian)(スウケン)から曲阜県(Qufu Xian)
	を経て泗水(Sishui)(シスイ)に注ぐ川。
	 「沂水(Yishui)」とも呼ぶ。
ぎか《ぎくわ》
	【義化】
	◇[英]justification
	○[宗]⇒ぎにん(義認)
[1]ぎが
	【ギガ】
	◇giga
	○[接頭辞]「10の9乗(10億)」を表す単位の言葉。メガ(mega)の
	3乗。
	 記号は「G」。
	◎ギガバイト(gigabyte):バイトの10億倍。
	 ギガワット(gigawatt):ワットの10億倍。
[2]ぎが
	【ギガ】
	◇[登録商標]Giga
	○[交]いすゞ自動車の大型トラック。
	 ギガ・マックス(Giga Max)。
	◎中型トラックはフォワード(Forward)。
	 大型観光バスはガーラ(GALA)。
きかい
	【喜界】
	◇[日]Kikai
	○(1)[地]⇒きかいじま(喜界島)
	○(2)⇒きかいちょう(喜界町)
きかいがしま
	【鬼界ヶ島】
	◇[日]Kikai ga Shima
	○[古][地]⇒きかいじま(喜界島)
きかいご
	【機械語】
	◇[英]machine code/machine language
	○[計]⇒ましんご(マシン語)
★きかいじま
	【喜界島】
	◇[日]Kikai Jima
	○[地]鹿児島県奄美諸島(アマミショトウ)、奄美大島の東方にある島。
	 全島で大島郡(オオシマグン)喜界町(キカイチョウ)を形成する。
	◎古くは「鬼界ヶ島(キカイガシマ)」と呼ばれた。
きかいじまつうしんじょ
	【喜界島通信所】
	○[軍]鹿児島県大島郡(オオシマグン)喜界町(キカイチョウ)にある、防衛
	省の通信傍受施設。敷地面積約30万平方キロメートル。
	 円形アンテナ施設(象のオリ)がある。
	◎1997(平成 9)年度、着工。
	 2006. 3.15(平成18)開所式を挙行。3月下旬から一部運用開
	始。
きがいしゅうしゅく《きぐわいしうしゆく》
	【期外収縮】
	◇[英]extrasystole/premature contraction/premature beat
	○[病]不整脈の一種。
	 正規の拍動(リズム)となる基本的収縮に先立って、心臓に付
	加的収縮が起こるもの。
	 異常刺激の発生部位により、洞性・心房性・房室性・心室性
	期外収縮に分ける。
	◎心房性期外収縮:APC(atrial premature contraction)。
	 房室性期外収縮:AVE(atrioventricular extrasystole)。
	 心室性期外収縮:VPC(ventricular premature contrac-
	tion)/PVC(premature ventricular contraction)。
	 上室性期外収縮:SVPC(supraventricular premature 
	contraction)。
きかいちょう《きかいちやう》
	【喜界町】
	◇[日]Kikai Cho
	○鹿児島県大島郡(オオシマグン)の町。奄美諸島(アマミショトウ)の奄美大
	島東方にある喜界島(キカイジマ)全島で形成する。
	 防衛庁の喜界島通信所がある。
きがおんせん《きがをんせん》
	【木賀温泉】
	○神奈川県足柄下郡(アシガラシモグン)箱根町(ハコネマチ)にある温泉。
	 箱根七湯(シチトウ)の一つであるが、木賀(キガ)の代りに姥子(ウ
	バコ)とすることもある。
	 参照⇒はこねしちとう(箱根七湯)
★きかがく
	【幾何学】
	◇[英]geometry(ジオメトリー)
	○[数]空間図形を研究する、数学の一分野。
	 単に「幾何」とも呼ぶ。
	 参照⇒ゆーくりっどきかがく(ユークリッド幾何学),だいす
	うがく(代数学)
	◎幾何学に王道なし:参照⇒[2]えうくれいです(エウクレイデ
	ス)
きかがくげんぽん
	【幾何学原本】
	◇[希]Stoicheia
	○[数]⇒すといけあ(ストイケア)
きかくいん《きくわくゐん》
	【企画院】
	○[歴]戦時経済の国家統制遂行のための総理大臣直属の政府機
	関。
	 1937.10.25(昭和12)企画院官制の詔勅が公布され、企画庁と
	内閣資源局を統合し、内閣の外局として第1次近衛文麿内閣が
	新設。
	 1939. 3.17(昭和14)内閣に企画院総裁を会長として生産力拡
	充委員会を設置。
	 1940.12. 7(昭和15)閣議で「所有と経営の分離」は含まない
	「経済新体制確立要綱」案を決定。発表の同日午前、日本経済連
	盟会など7団体、経済新体制に関する意見書(「所有と経営の分
	離」に反対)を近衛文麿首相に提出。
	 1942. 2.(昭和17)大東亜建設審議会(幹事長:鈴木貞一、庶
	務:企画院)を設置。
	 1943(昭和18)企画院研究会『大東亜建設の基本綱領』を出版。
	 1943.11.(昭和18)新設された軍需省に併合。
	 参照⇒ないかくじょうほうきょく(内閣情報局)
	◎総裁:鈴木貞一。
	◎企画院事件
	◎太平洋戦争の開始に伴い、経済の参謀本部といわれ、各官庁
	各部門への国家統制を強化。戦時経済体制の企画・立案・調整
	にあたり、国家統制の確立に重要な役割をはたした。物資動員
	計画・生産力拡充計画などを立案した。
	 院内の革新官僚が左翼的という理由で検挙された企画院事件
	後、鈴木貞一を総裁として国家総動員計画の中枢となる。
きかくいんじけん《きくわくゐんじけん》
	【企画院事件】
	○[歴]1941(昭和16)4月〜、企画院調査官の佐多忠隆・稲葉秀
	三・勝間田清一、農林省農政局農政課長で元企画院産業部の和
	田博雄らが共産主義活動に関与したとして治安維持法違反で逮
	捕された事件。
	◎1940(昭和15)企画院の発表した戦時統制経済化の「経済新体
	制確立要綱」が財界・右翼から赤化思想の産物と攻撃され、翌
	年になり原案作成にあたった和田博雄ら17人が検挙されたもの。
	 1945. 9.(昭和20)無罪とされる。
★きかくちょう《きくわくちやう》
	【企画庁】
	○[歴]1935(昭和10)発足した内閣調査局が、1937(昭和12)企画
	庁に編成され、さらに内閣資源局とともに、同年10月新設され
	た企画院に統合。
	 参照⇒きかくいん(企画院)
きかじょう《きくわじやう》
	【帰化城】
	○[歴]中国北部、内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)のフ
	フホト(呼和浩特)(Hohhot)の古称。
	 ⇒ふふほと(フフホト,呼和浩特)
きかじん《きくわじん》
	【帰化人】
	○(1)古代に大陸から渡来して永住した人々とその子孫。
	 参照⇒しょばん(諸蕃)
	◎「帰化」とは、その国の王の徳をしたって来朝し帰服するとい
	う意味があるので、昭和末期以降、大和政権の成立時期に大陸
	から渡来した人々は文化的水準が高く「帰化人」とするのは適当
	ではないとして「渡来人」が用いられている。
	 参照⇒きか(帰化)(3)
	○(2)帰化によって、他国の国籍を取得し、その国の国民となっ
	た人。
	 参照⇒きか(帰化)(1)
ぎがす
	【ギガス】
	◇[希](単数形)Gigas/(複数形)Gigantes(ギガンテス)
	○[ギ神]⇒ぎがんてす(ギガンテス)
きかせい
	【帰家性】
	◇[英]homing instinct
	○[動]⇒きそうせい(帰巣性)
きかねんりょうばくだん《きくわねんれうばくだん》
	【気化燃料爆弾】
	◇[英]fuel air explosive
	○[軍]⇒ねんりょうきかばくだん(燃料気化爆弾)
ぎがばいと
	【ギガバイト】
	◇[英]gigabyte
	○[計]情報量の単位の一つ、バイトの10億倍。
	 メガバイト(megabyte)の1,000倍、テラバイト(terabyte)の
	1,000分の一。
	 略号は「GB」。
	◎正しくは1,024の3乗(1,073,741,824)バイト。
★きがまえ《きがまへ》
	【気構え】
	○()
	○()[言]漢字の構(カマエ)の一つ。
	 「気(氣)」・「氛」・「氤」などの「气」の部分。
きがらちゃめし
	【黄枯茶飯】
	○[食]⇒ちゃめし(茶飯)(2)
きがり
	【キガリ】
	◇Kigali
	○アフリカ東部、ルワンダ(Rwanda)共和国の首都。
	 参照⇒るわんだ(ルワンダ)
	〈人口〉
	 1970(昭和45)5万人(都市域)。
ぎがわっと
	【ギガワット】
	◇[英]gigawatt
	○[物]仕事率・電力の単位の一つ、ワットの10億倍。
	 メガワット(megawatt)の1,000倍、テラワット(terawatt)の
	1,000分の一。
	 略号は「GW」。
きかわらけ《きかはらけ》
	【黄河原毛】
	【黄土器毛】
	○馬の毛色の名。黄色を帯びた河原毛。
	 「きかわらげ」ともいう。
	 参照⇒かわらけ(河原毛)
きかんかいせん《きかんくわいせん》
	【基幹回線】
	○[通]⇒ばっくぼーん(バックボーン)(5)
★きかんしゃ《きくわんしや》
	【機関車】
	○[交]客車・貨車などを牽引(ケンイン)する動力機関を備えた鉄道
	車両。
	◎SL(steam locomotive):⇒じょうききかんしゃ(蒸気機関
	車)
	◎英語:ロコモティブ(locomotive)/ロコ(loco)。
	 ドイツ語:ロコモティーベ(Lokomotive)/ロック(Lok)。
	 中国語:火車頭(houchetou)。
★きかんじゅう《きくわんじゆう》
	【機関銃】
	◇[英]machine gun、[独]maschinengewehr(マシーネンゲベー
	ア)
	○[軍]送弾機構のある、連射が可能な銃器。
	 重機関銃(heavy machine gun)・軽機関銃(light machine 
	gun)・短機関銃(sub machine gun)に大別される。
	 「機銃」,「マシンガン」とも呼ぶ。ドイツ語の略称は「MG(エ
	ムゲー)」。
	 参照⇒がとりんぐほう(ガトリング砲),まきしむじゅう(マキ
	シム銃),とむそんじゅう(トムソン銃),すてんがん(ステンガン),
	[1]るいす(ルイス),うーじー(UZI),こうしゃきかんじゅう
	(高射機関銃)
	◎重機関銃は据え付けて固定し、弾帯が使用される。おおむね
	口径は12.7ミリメートル以下。
	 軽機関銃は一人から数人で操作し、即座に移動が可能なもの
	で、弾帯または弾倉(マガジン)が使用される。おおむね口径は
	7.26ミリメートル以下で、重量も約16キログラム以下。
	 短機関銃(サブマシンガン)は個人用で、一般に弾倉による拳
	銃(ピストル)の実包(カートリッジ)が使用される。
	 口径11ミリ以上は「機関砲」と呼ぶ。
	◎1862(文久 2)アメリカの南北戦争のフェアオークスの戦い
	(Battle of Fair Oaks)で、機関銃(手動式)が史上初めて実戦
	で使用された。
★ぎがんてす
	【ギガンテス】
	◇[希](複数形)Gigantes/(単数形)Gigas(ギガス)
	○[ギ神]巨人族。オリンポスの神々([英]the Olympians)と戦っ
	て敗れた。
	◎"[英]gigantess"はギャイアント(gigant)の女性形。
ぎがんと
	【ギガント】
	◇[独]Gigant(巨人族)
	○[歴][軍]ソ連軍の重戦車KV−2の通称。
	 巨大な砲塔に152ミリ榴弾砲を装備。
	◎1941(昭和16)夏、独ソ戦に投入。
★きき
	【危機】
	○
	◎累卵(ルイラン)の危機
きき
	【忌諱】
	○忌(イ)み嫌(キラ)うこと。
	 「きい(忌諱)」は慣用読み。
	◎忌諱に触れる
きき
	【窺基】
	◇[中]Kuiji
	○[人]⇒き(基)
★ぎき
	【儀軌】
	○(1)規則・法則。規範・儀範。儀法。
	○(2)[仏]密教で、儀式・祭典の儀式規則。また、それらを記
	述した経典。
	◎秘密儀軌(密軌),造像儀軌,念誦儀軌
ぎぎ
	【巍巍】
	◇[中]weiwei
	○[形動]高く大きいさま。
	◎山容巍巍,巍巍堂々
ききこう《ききかう》
	【聞き香】
	【聞香】
	○(1)香をかぎわけること。
	 「ぶんこう(聞香)」,「もんこう(聞香)」とも呼ぶ。
	 参照⇒もんこうはい(聞香盃)
	○(2)香をかいでその種類を言い当てること。
	 「ぶんこう(聞香)」,「もんこう(聞香)」とも呼ぶ。
ききみみ
	【聞き耳】
	【聞耳】
	○(1)音や声を聞こうとすること。音や声に注意を集中させ、
	耳を澄ませて聞きもらさないようにすること。
	◎聞き耳を立てる
	○(2)世間の聞こえ。人聞(ヒトギ)き・外聞(ガイブン)。
★ききめ
	【利き目】
	【効き目】
	◇[英]effect/efficacy
	○効能。
ききめ
	【利き目】
	【利き眼】
	◇[英]dominant eye
	○両目でものを見るときに、対象物に視線を注いでいる側の目。
	はっきり見えるほうの目。
	 「優位眼」,「指導眼(leading eye)」,「マスターアイ(master 
	eye)」とも呼ぶ。
★ききゃくあもく
	【鰭脚亜目】
	◇[学]Pinnipedia
	○[古][哺]食肉目(Carnivora)の一亜目。
	 「アシカ亜目」とも呼ぶ。
	 ⇔れっきゃくあもく(裂脚亜目)
	 参照⇒ききゃくるい(鰭脚類)
	◎1993(平成 5)イヌ亜目(Caniformia)鰭脚上科(Pinnipedia)に
	分類。
ききゃくるい
	【鰭脚類】
	◇[学]Pinnipedia
	○[哺]食肉目(Carnivora)イヌ亜目(Caniformia)鰭脚上科(Pin-
	nipedia)に属する哺乳類の総称。
	 アシカ科(Otariidae)・セイウチ科(Odobenidae)・アザラシ
	科(Phocidae)がある。
	 四肢がひれ状(鰭状)になっていて海棲(カイセイ)に適している。
	 「ひれあし類(鰭脚類)」,「アザラシ目」とも呼ぶ。
★ききゅう《ききう》
	【気球】
	◇[英]balloon
	○熱した空気、水素またはヘリウムなどのガスを満たして空中
	に浮かぶことができる袋。
	 バスケット(籠)は竹製が軽く、衝撃にも強く安全とされる。
	 「バルーン」,「風船」とも呼ぶ。
	 参照⇒あどばるーん(アドバルーン),ばらすと(バラスト)(3),
	きのう(気嚢)(4),らじおぞんで(ラジオゾンデ),ひこうせん(飛
	行船)
	◎ナポレオン戦争において、1794. 6.26(寛政 6)ベルギーのフ
	ルリュス(Fleurus)で初めて熱気球による空中偵察が行われる。
★ききょう《ききやう》
	【キキョウ】
	【桔梗】
	◇[学]Platycodon grandiflorus/Platycodon grandiflorum
	○[植]キク目(Asterales)キキョウ科(Campanulaceae)キキョウ
	属(Platycodon)の多年草。秋の七草の一つ。
	 根は薬用になる(桔梗根<[羅]Platycodi Radix>)。
	 「きちこう(桔梗)」,「ぼんばな(盆花)」とも呼ぶ。
	 古称は「朝顔(アサガオ)」。
	◎花言葉:変わらぬ愛・従順。
	◎中国語:桔梗(jiegeng)。
	 朝鮮語:桔梗(gilgyeong)/トラジ(doraji)。
	 英語:チャイニーズベルフラワー(Chinese bellflower)。
	◎トルコギキョウはリンドウ目(Gentianales)リンドウ科(Gen-
	tianaceae)で別種。
ききょう《ききやう》
	【桔梗】
	○[植]⇒ききょう(キキョウ,桔梗)
	○(2)[色]⇒ききょういろ(桔梗色)
	○(3)紋所の一つ。
	○(4)[服]襲(カサネ)の色目の一つ。表は二藍(フタアイ)、裏は青。
	 「きちこう(桔梗)」とも呼ぶ。
ききょういろ《ききやういろ》
	【桔梗色】
	○(1)[色]桔梗の花の色。青紫色。
	 「桔梗(キキョウ)」,「桔梗色(きちこういろ)」,「はなだいろ(縹色,
	花田色)」とも呼ぶ。
	◎C=82,M=73,Y=0,B=0。
	○(2)[色]染色の名、うすい藍色。
	 「桔梗(キキョウ)」,「桔梗色(きちこういろ)」,「はなだいろ(縹色,
	花田色)」とも呼ぶ。
ききょうがすでん《ききやうがすでん》
	【桔梗ガス田】
	○⇒れいせんがすでん(冷泉ガス田)
きぎょうごうどう《きげふがふどう》
	【企業合同】
	◇[英]trust
	○[経]⇒とらすと(トラスト)
★きぎょうごうりかそくしんほう《きげふがふりくわそくしんはふ》
	【企業合理化促進法】
	○[法]1952. 3.14(昭和27)公布。
	 朝鮮特需が陰げりはじめ、政府は日本経済の資本蓄積・合理
	化政策を展開。近代化の機械設備などは、特別償却が初年度2
	分1が認められるなど、促進手段として減税措置に重点が置か
	れていた。
きぎょうしゃてい《きげふしやてい》
	【企業舎弟】
	○[古][俗]⇒ふろんときぎょう(フロント企業)
ききょうせき
	【起拱石】
	◇[英]skewback
	○[建]壁や柱の上部にあって、アーチの両端(起拱点)を支える
	上面が傾斜した石。
	 「拱座石」,「迫持石(セリモチイシ)」,「スキューバック」とも呼ぶ。
	◎「拱」,「迫持」はともにアーチのこと。
ききょうてん
	【起拱点】
	◇[英]springing
	○[建]アーチの両端にある、アーチの開始点。
	 「スプリンギング」とも呼ぶ。
	 参照⇒ききょうせき(起拱石)
きぎょうのしゃかいてきせきにん《きげふのしやくわいてきせきにん》
	【企業の社会的責任】
	◇[英]corporate social responsibility
	○[経]⇒しーえすあーる(CSR)
きぎょうへいたん《きげふへいたん》
	【企業兵站】
	◇[英]business logistics
	○[経]⇒ろじすてぃくす(ロジスティクス)(2)
★ききょうもん《ききやうもん》
	【桔梗門】
	○皇居(江戸城)の門。
	 門から見て左が桔梗濠、右が蛤濠(ハマグリボリ)。
きぎょうれんけい《きげふれんけい》
	【企業連携】
	◇[独]Konzern
	○[経]⇒こんつぇるん(コンツェルン)
きぎょうれんごう《きげふれんがふ》
	【企業連合】
	◇[独]Kartell、[英]cartel(カーテル)
	○[経]⇒かるてる(カルテル)
ききょらい
	【帰去来】
	◇[中]guiqulau
	○(1)さあ、帰ろう。
	◎「帰(カヘ)りなんいざ」と訓読(クンドク)する。
	○(2)[文]⇒ききょらいのじ(帰去来辞)
ききょらいのじ
	【帰去来辞】
	◇[中]Guiqulau Ci
	○[文]東晋(Dong Jin)末の陶淵明(Tao Yuanming)(トウ・エンメイ)の
	詩。
	 役人生活を13年勤めたが、彭沢(Pengze)(ホウタク)(現:江西省)
	の県令を八十余日で辞職し、帰郷してその心境を著したもの。
	 生活のための役人を辞する決心と、田園生活の喜びを謳(ウタ)っ
	ている。
	 六朝第一の名文と称される。
	◎ 405<義煕元年>作。
	〈冒頭〉
	 帰去来兮/田園将蕪胡不帰:帰(カヘ)りなんいざ、田園(デンエン)
	将(マサ)に蕪(ア)れんとす胡(ナ)んぞ帰らざる。
★きく
	【きく】
	○[宇]日本の、自動ランデブー・ドッキング技術用人工衛星。
	◎1997(平成 9)きく7号、打ち上げ。軌道上で「ひこぼし」と
	「おりひめ」に分離。
	 1998. 7. 7(平成10)「ひこぼし」と「おりひめ」のドッキングに
	成功。
	 2002.10.30(平成14)運用終了。
★きく
	【キク】
	【菊】
	○(1)[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)の多年草の総
	称。
	○(2)[植]([学]Dendranthema grandiflorum)キク科キク属(Den-
	dranthema)の多年草。
	 「翁草(オキナグサ)」,「隠君子(インクンシ)」とも呼ぶ。
	◎花言葉:深い愛・思いやり。
	 花札では九月。
	◎切花にしても日持ちするので、フランスでも墓に供(ソナ)える。
	◎英語:クラサンサマム(chrysanthemum)。
	 ドイツ語:クリザンテーメ(Chrysantheme)。
	 フランス語:クリザテム(chrysantheme)。
	 イタリア語:クリザンテーモ(crisantemo)。
	 スペイン語:クリサンテーモ(crisantemo)。
	 中国語:菊花(juhua)。
★きく
	【菊】
	○(1)[植]⇒きく(キク,菊)
	○(2)紋所(モンドコロ)の名称。
	 十六菊は皇室の紋章。
	 参照⇒うらぎく(裏菊),[1]きくすい(菊水)(1)
	○(3)[服]⇒きくがさね(菊襲)
[1]ぎぐ
	【ギグ】
	◇[英]gig
	○(1)ギグ馬車。一頭引き軽二輪馬車。
	○(2)ギグボート。船長専用船載の小型快速ボート・軽艇
	○(3)レース用小型ボート。
[2]ぎぐ
	【ギグ】
	◇[英]gig
	○(魚を突き刺す)ヤス・引っ掛け針。
[3]ぎぐ
	【ギグ】
	◇[英]gig
	○(1)[楽](ジャズなどで)ライブハウス・クラブなどで、一度
	だけ演奏すること。
	○(2)[楽]演奏家の、一回限りのの出演契約・一回きりの仕事。
[4]ぎぐ
	【ギグ】
	◇[英]gig
	○[俗](軍隊・学校などで)罰点・小過失。
きくいし
	【菊石】
	◇[英]ammonite
	○[化生]⇒あんもないと(アンモナイト)
きくいしるい
	【菊石類】
	◇[英]ammonite
	○[化生]⇒あんもないと(アンモナイト)
きくいちょう《きくゐちやう》
	【喜久井町】
	◇[日]Kikuicho
	○東京都新宿区の中東部にある地名。
	◎千代田区には紀尾井町(キオイチョウ)がある。
きくいむし《きくひむし》
	【キクイムシ】
	【木食い虫】
	【木食虫】
	【木蠧虫】
	○(1)[虫]甲虫類(コウチュウルイ)キクイムシ科(Scolytidae)・ナガキ
	クイムシ科(Platypodidae)・ヒラタキクイムシ科(Lyctidae)に
	属する昆虫(コンチュウ)の総称。
	 全世界に分布し約7千種が知られる。体長1〜9ミリメート
	ルで、3ミリメートル前後の小型種が多い。体は一般に微小な
	円筒形でかたく、多くは褐色または黒褐色。
	 幼虫・成虫ともに各種の樹皮下または材部深く穴をあけて生
	活し、食害する。普通は衰弱した木を枯死させるが、大発生す
	ると生木にも加害する林業害虫。
	 マツノキクイムシ・マツノスジキクイムシ・ウメノキクイム
	シなど。
	◎夏の季語。
	○(2)[動]甲殻類(コウカクルイ)等脚目(トウキャクモク)(ワラジムシ目)キク
	イムシ科(Limnoridae)の節足動物。海産。
	 体長約3ミリメートル内外、幅約1ミリメートル。
	 体は微小な半円筒形で頭は丸い。胸は7節、腹は6節の体節
	からなり、7対の短い脚がある。全体に黄白色で、2個の黒い
	複眼が目だつ。背面には暗色の小斑紋をもつ。
	 口部の大あごで海中にある木材に穴をあけて生活し、食害す
	る。木造船や桟橋・杭(クイ)などの湾岸施設などに大害を与える。
	 全世界に分布し、日本各地の沿岸にも普通にみられる。
きくいむし《きくひむし》
	【蠧】
	○[虫]木材や樹木を食い破る虫。
	 参照⇒きくいむし(キクイムシ,木食い虫,木食虫,木蠧虫)
	◎「蠧」の呉音は「つ」、漢音は「と」。
	 「蠧」はシミ(衣魚,蠧魚)をも意味する。
きくいも
	【キクイモ】
	【菊芋】
	◇[学]Helianthus tuberosus
	○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)ヒマワリ属(Hel-
	ianthus)の多年草。北アメリカ原産。
	 草丈は約2メートル。
	 9〜10月、枝頂に径4〜7センチメートルのヒマワリに似た
	黄色の頭状花を開く。
	 地下の塊茎(イモ)は食用・飼料用になり、イヌリン([独]
	Inulin)を多く含み、アルコールや果糖製造の原料にもなった。
	 現在はほとんど栽培されず、全国各地の路傍・空地・土手・
	草原などで野生化。
	◎17世紀、ヨーロッパに食用として導入・栽培。
	 日本への導入時期は不明で、江戸幕末〜明治初年・昭和前期
	・第二次世界大前後の食糧難当時など諸説ある。
	◎イヌキクイモ(犬菊芋):⇒いぬきくいも(イヌキクイモ,犬菊
	芋)
	 コキクイモ(小菊芋):⇒ひめひまわり(ヒメヒマワリ,姫向日
	葵,姫日回)
	 キクイモモドキ(菊芋擬):⇒きくいももどき(キクイモモド
	キ,菊芋擬)
★きくいももどき
	【キクイモモドキ】
	【菊芋擬】
	◇[学]Heliopsis helianthoides
	○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)キクイモモドキ
	属(Helianthus)の多年草。北アメリカ原産。
	 草丈は50〜150センチメートル。
	 キクイモ(菊芋)に似るが、地下の塊茎(イモ)はない。
	 参照⇒きくいも(キクイモ,菊芋)
きくがさね
	【菊襲】
	○[服]襲(カサネ)の色目(イロメ)の一つ。
	 表が白、裏が蘇芳(スオウ)。一説に、裏が青または紫。
	 秋に着用。
	 単に「きく(菊)」とも呼ぶ。
きくかしょう《きくくわしやう》
	【菊花賞】
	○競馬レースの一つ。毎年秋に京都競馬場で開催される特別レ
	ース。
	 サラブレッド3歳(旧:4歳)限定混合、芝3,000メートル。
	 「きっかしょう(菊花賞)」とも呼ぶ。
	◎1938(昭和13)第一回、開催。
	 1948(昭和23)名称が菊花賞となる。
	 2001(平成13)外国産馬の出走が可能となる。
きくかせき《きくくわせき》
	【菊花石】
	○[鉱]⇒きっかせき(菊花石)
きくかまち
	【菊鹿町】
	◇[日]Kikuka Machi
	○熊本県北部、鹿本郡(カモトグン)の町。
きくがわ《きくがは》
	【菊川】
	◇[日]Kikugawa
	○⇒きくがわちょう(菊川町)
きくがわちょう《きくがはちやう》
	【菊川町】
	◇[日]Kikugawa Cho
	○(1)静岡県南部、小笠郡(オガサグン)の町。
	○(2)[古]山口県西部にあった豊浦郡(トヨウラグン)の町。
	◎2005. 2.13(平成17)下関市に合併。
きくぎ
	【木釘】
	◇[英]wooden peg/wpeg
	○[建]木製の釘。
	 主に堅い材のウツギ(空木)などで作られ、細工物などに用い
	る。
きくざ
	【菊座】
	○(1)菊の花の形に刻んだ座金(ザガネ)。
	 武具・扉などの飾りに用いる。
	○(2)穴の周囲を放射線状にかがり縫いすること。
	○(3)[植][農]キクザカボチャ(菊座南瓜)・キクザトウナス(菊
	座唐茄子)の略称。
	 ⇒にほんかぼちゃ(ニホンカボチャ,日本南瓜)(2)
	○(4)[俗]肛門(コウモン)の俗称。
	 ⇒こうもん(肛門)
	○(5)[俗](転じて)男色の俗称。
きくざかぼちゃ
	【キクザカボチャ】
	【菊座南瓜】
	○[植][農]ニホンカボチャ(日本南瓜)の別称。
	 ⇒にほんかぼちゃ(ニホンカボチャ,日本南瓜)(2)
きくざけ
	【菊酒】
	○(1)[食]九月九日の重陽(チョウヨウ)の節句で、杯(サカズキ)に菊の
	花を浮かべたり浸したりして飲む酒。
	 「菊の酒」,「菊花の酒」とも呼ぶ。
	 参照⇒ちょうよう(重陽),きっかしゅ(菊花酒)
	◎邪気払いと長寿の意味がある。
	○(2)[食]加賀国(石川県)・肥後国(熊本県)産の味醂(みりん)
	の一種。
	 きわめて濃厚なもの。
	○(3)[食]⇒きっかしゅ(菊花酒)
きくざとうなす《きくざたうなす》
	【キクザトウナス】
	【菊座唐茄子】
	○[植][農]ニホンカボチャ(日本南瓜)の別称。
	 ⇒にほんかぼちゃ(ニホンカボチャ,日本南瓜)(2)
きくじしゃ《きくぢしゃ》
	【菊萵苣】
	○(1)[植]⇒えんだいぶ(エンダイブ)
	○(2)[植]⇒ちこり(チコリ)
きくしちょう《きくしちやう》
	【岐宿町】
	◇[日]Kikushi Cho
	○[古]長崎県西部、五島列島(ゴトウレットウ)南部の福江島(フクエジマ)
	南部にあった、南松浦郡(ミナミマツウラグン)の町。
	◎2004. 8. 1(平成16)福江市(フクエシ)と南松浦郡の富江町(トミエチョ
	ウ)・玉之浦町(タマノウラチョウ)・三井楽町(ミイラクチョウ)・岐宿町・奈留
	町(ナルチョウ)の1市5町が合併して五島市(ゴトウシ)を発足。
きくしゅ
	【菊酒】
	◇[中]jujiu
	○(1)[食]⇒きくざけ(菊酒)
	○(2)[食]⇒らおちゅー(ラオチュー,老酒)
	○(3)[食]⇒きっかしゅ(菊花酒)
きくじん《きくぢん》
	【麹塵】
	○(1)[色]黄ばんだ青色。ほとんど灰色に近い淡い黄緑色。禁
	色(キンジキ)の一つ。
	 古くは刈安(カリヤス)と紫根(シコン)に灰を加えた染め色。
	 近世(江戸時代)は経(タテ)は青、緯(ヌキ)は黄の織り色。
	 「青色(アオイロ)」,「山鳩色(ヤマバトイロ)」,「青白橡(アオシラツルバミ)」,「き
	じん(麹塵)」,「きくちん(麹塵)」,「きちん(麹塵)」とも呼ぶ。
	 参照⇒きくじんのほう(麹塵の袍)
	◎麹(コウジ)カビの花の色に似ていることから。
	○(2)[服]「麹塵の袍」の略称。
	 ⇒きくじんのほう(麹塵の袍)
きくじんのほう《きくぢんのはう》
	【麹塵の袍】
	○[服]天皇が褻(ケ)(略儀)に着用する束帯(ソクタイ)の袍。
	 麹塵色で、文様を黄で表わす。文様は桐・竹・鳳凰(ホウオウ)・
	麒麟(キリン)など、江戸初期には唐草に鳥がある。
	 この服色は禁色(キンジキ)で、上皇が賭弓(ノリユミ)・臨時祭・五
	月の競馬(ウマクラベ)などの略儀に着るほか、皇太子が着る。
	 また、六位の蔵人は下賜によって用いることが許された。
	 単に「麹塵」とも、「青色(アオイロ)の袍」とも呼ぶ。
	◎内宴の文人や殿上の賭弓の射手も、天皇の代わりとして文様
	を異(コト)にした麹塵の闕腋(ケッテキ)の袍をつけた。
[1]きくすい
	【菊水】
	◇[日]kikusui/Kikusui
	○(1)紋所(モンドコロ)の名称。
	 流水に菊花が半ば浮かび出たもの。
	 楠木(クスノキ)氏の家紋として著名。
	 参照⇒きく(菊)(2),うらぎく(裏菊)
	○(2)⇒きくすいまち(菊水町)
★[2]きくすい
	【菊水】
	◇[中]Jushui
	○[地]中国中南部、河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)南陽市(Nan-
	yang Shi)中西部の内郷県にある白河の支流。
きくすいそうほんてん
	【菊水総本店】
	○[古][経]和菓子の老舗の一つ。
	 本店は兵庫県神戸市中央区。
	◎1868(明治元)創業。
	 1872(明治 5)湊川神社(神戸)の社殿完成を記念し、瓦煎餅を
	考案して発売。
	 2006(平成18)UCC上島珈琲(神戸)の子会社となる。
	 2010. 1(平成22)廃業。
きくすいでんしこうぎょう《きくすいでんしこうげふ》
	【菊水電子工業】
	○[経]計測器・電源の製造販売会社。
	 本社は神奈川県横浜市都筑区。
きくすいまち
	【菊水町】
	◇[日]Kikusui Machi
	○熊本県北部、玉名郡(タマナグン)の町。
	 江田船山古墳(エタフナヤマ・コフン)がある。
	 参照⇒えたふなやまこふん(江田船山古墳)
きくずみ
	【菊炭】
	○(茶の湯の炉で)胴炭(ドウズミ)などに添えて用いる切炭。
	 丸炭を輪切りにした炭で、切り口が菊花状に見えるもの。
	 クヌギ(櫟)などで製し、火付きも良く、燃えカスになっても
	菊花状のままである。
	 参照⇒くぬぎずみ(櫟炭),どうずみ(胴炭)
きくぜんばん
	【菊全判】
	○[印]⇒きくばん(菊判)(1)
きくち
	【菊池】
	◇[日]Kikuchi
	○(1)⇒きくちし(菊池市)
	○(2)⇒きくちぐん(菊池郡)
	○(3)[地]⇒きくちがわ(菊池川)
きくちがわ《きくちがは》
	【菊池川】
	◇[日]Kikuchi Gawa
	○[地]熊本県北部、阿蘇外輪山の北西斜面に発し、有明海に注
	(ソソ)ぐ川。全長約61キロメートル。
きくちぐん
	【菊池郡】
	◇[日]Kikuchi Gun
	○熊本県北部の郡。
	 大津町(オオヅマチ)・菊陽町(キクヨウマチ)・合志町(コウシマチ)・西合志
	町(ニシゴウシマチ)の町。
	◎2005. 3.22(平成17)七城町(シチジョウマチ)・旭志村(キョクシムラ)・泗
	水町(シスイマチ)の2町1村、菊池市に編入。
きくちけいふうえん《きくちけいふうゑん》
	【菊池恵楓園】
	○[医]熊本県菊池郡(キクチグン)合志町(コウシマチ)にある、国立ハン
	セン病療養所。
	 参照⇒らいよぼうほう(癩予防法,らい予防法),かいしゅんびょ
	ういん(回春病院)
	◎1934. 5.(昭和 9)宮崎松記(マツキ)、県立九州ライ療養所の所
	長に就任。
	 1941(昭和16)国立療養所菊池恵楓園に改称。
	 1958. 9.(昭和33)宮崎松記、園長を辞任。
	 参照⇒『人名辞典』みやざき まつき(宮崎 松記)
きくちし
	【菊池市】
	◇[日]Kikuchi Shi
	○熊本県北部の市。
	〈面積〉
	 182.60平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)2万7,987人。
	◎中世の豪族菊池氏の発祥の地で、中心市街地の隈府(ワイフ)が
	城下町として発展。
	 1954(昭和29)菊地温泉が湧出(ユウシュツ)。
	 1956(昭和31)隈府町・河原(カワハル)村・水源(スイゲン)村・迫間
	(ハサマ)村・竜門(リュウモン)村・戸崎(トザキ)村・花房(ハナブサ)村・菊
	池村が合併して菊池町となる。
	 1958(昭和33)市制。
	 2005. 3.22(平成17)菊池郡(キクチグン)の七城町(シチジョウマチ)・旭
	志村(キョクシムラ)・泗水町(シスイマチ)を編入。
きくぢしゃ
	【菊萵苣】
	○(1)[植]⇒えんだいぶ(エンダイブ)
	○(2)[植]⇒ちこり(チコリ)
★きくちじょうせき《きくちじやうせき》
	【菊池城跡】
	【鞠智城跡】
	○[歴]熊本県北部、菊池市〜山鹿市(ヤマガシ)にある7世紀後半
	の城跡(シロアト)。国史跡。
	  663[天智 2]白村江(ハクスキノエ)の戦いの後、新羅(シラギ)と唐の
	襲来に備えて築城。
	 参照⇒はくすきのえのたたかい(白村江の戦い),こうごいし
	(神籠石),きくちじんじゃ(菊池神社)
きくちじんじゃ
	【菊池神社】
	○熊本県菊池市隈府(ワイフ)にある神社。元別格官幣社。
	 祭神は菊池武時・武重・武光。
	◎1870(明治 3)菊池城跡に創建。
	 参照⇒きくちじょうせき(菊池城跡,鞠智城跡)
きくちん
	【麹塵】
	○[色]⇒きくじん(麹塵)(1)
きくとかたな
	【菊と刀】
	◇[英]The Chrysanthemum and the Sword
	○R.ベネディクト(Ruth Fulton Benedict)が著した日本文化
	論。
	 日本の文化を恥の文化としてとらえる。
	 参照⇒[2]ぶしどう(武士道),ちゃのほん(茶の本)
	◎武士が菊と刀を同時に愛(イト)おしむことから。
	 第二次世界大戦中、アメリカ軍の日本人研究の教科書的存在
	だった。
きくな
	【キクナ】
	【菊菜】
	○[植]シュンギク(春菊)の別称。
	 ⇒しゅんぎく(シュンギク,春菊)
	◎春の季語。
きくなえき
	【菊名駅】
	○(1)[交]神奈川県横浜市港北区菊名にある、JR横浜線の駅。
	 大口(オオグチ)駅(神奈川区)と新横浜(シンヨコハマ)駅の間。
	○(2)[交]東急東横線の駅。
	 大倉山(オオクラヤマ)駅と妙蓮寺(ミョウレンジ)駅の間。
きぐなすせきゆ
	【キグナス石油】
	○[経]中堅の石油元売り会社。
	 本社は東京。
	◎1972(昭和47)日本漁網船具(現:ニチモウ)の石油部門が分離
	独立して発足。
きくにがな
	【ハクニガナ】
	【菊苦菜】
	○(1)[植]⇒ちこり(チコリ)
	○(2)[植]⇒えんだいぶ(エンダイブ)
きくにんぎょう《きくにんぎやう》
	【菊人形】
	○たくさんの菊の花や葉で衣装のように飾り付けた人形の見世
	物。
	 多くは歌舞伎狂言や物語、世相・風俗などに取材。
	 参照⇒とぴありー(トピアリー)
	◎秋の季語。
きくのさけ
	【菊の酒】
	○[食]⇒きくざけ(菊酒)(1)
きくばん
	【菊判】
	○(1)[印]洋紙の原紙規格サイズの一つ。
	 636ミリメートル×939ミリメートルで、A判よりやや大きい。
	 「菊全判(キクゼンバン)」とも呼ぶ。
	 参照⇒しろくばん(四六判)(1)
	◎輸入された当初、菊花の商標があったからいう。
	○(2)[印]旧規格の書籍サイズの一つ。
	 菊判全紙を一六折(縦横とも4分の1)にした大きさ。
	 152ミリメートル(7寸2分)×218ミリメートル(5寸)で、A
	5判(148×210)よりやや大きい。
	 参照⇒しろくばん(四六判)(2)
きくまさむね
	【菊正宗】
	○[食]菊正宗酒造株式会社の清酒ブランド名。
	◎本社は兵庫県神戸市東灘区。
きくまちょう《きくまちやう》
	【菊間町】
	◇[日]Kikuma Cho
	○愛媛県北部、高縄半島(タカナワハントウ)北西部にある越智郡(オチグン)
	の町。斎灘(イツキナダ)に面する。
	〈面積〉
	 36.97平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1995(平成 7)8,159人。
	◎1908(明治41)町制施行。
	 1955(昭和30)亀岡村を編入。
きくめいし
	【キクメイシ】
	【菊目石】
	【海花石】
	◇[学]Favia speciosa
	○[動]腔腸動物門花虫綱イシサンゴ目(Scleractinia)キクメイ
	シ亜目(Faviina)キクメイシ科(Faviidae,Astraeidae)のサンゴ
	(珊瑚)。造礁サンゴの一種。
	 「菊銘石(キクメイセキ)」とも呼ぶ。
きくめいせき
	【キクメイセキ】
	【菊銘石】
	○[動]⇒きくめいし(キクメイシ,菊目石,海花石)
きくゆぞく
	【キクユ族】
	◇Kikuyu
	○ケニア南西部に居住する、バンツー系農耕民族。
	 男系、一夫多妻制。
	 参照⇒まうまう(マウマウ),むんぎき(ムンギキ)
きくようまち《きくやうまち》
	【菊陽町】
	◇[日]Kikuyo Machi
	○熊本県北部、菊池郡(キクチグン)南部の町。
★きくらげ
	【キクラゲ】
	【木耳】
	◇[学]Auricularia auricula、[英]jelly fungus/Jew's-ear
	○[植]担子菌類シロキクラゲ目(Tremellales)キクラゲ科(Au-
	riculariaceae)キクラゲ属(Auricularia)のキノコ。食用。
	 「みみたけ」とも呼ぶ。
★きくらですしょとう《きくらですしよたう》
	【キクラデス諸島】
	◇[希]Mikres Kyklades、[英]Cyclades Islands
	○[地]ギリシア東部、エーゲ海(Egeon Pelagos)南部とクレタ
	海(Kritiko Pelagos)北部との間に散在する約220の諸島。
	 参照⇒てぃらとう(ティラ島)
	◎トルコ沿岸の島々はドデカニソス諸島(Dhodhekanisos)。
★きぐれさーかす
	【キグレサーカス】
	○[歴]サーカス興行業者。
	 本部は北海道札幌市中央区。
	◎1942(昭和17)創業。
	 1977(昭和52)法人化。
	 2010.10.19(平成22)事業停止。
ぎげいてん
	【伎芸天】
	○[仏]芸能・福徳を司る天部(テンブ)の女神(天女)。
	 天上で大自在天が諸天女に囲まれて歌舞を楽しんでいるとき
	に、額の髪際(カミギワ)から化生(ケショウ)したという。
	 天衣(テンネ)をまとい、瓔珞(ヨウラク)を着け、左手に花を盛った
	皿をかかげ、右手は下に裾をとり、腰を軽くひねる姿をなす。
	 豊饒・吉祥・富楽の守護神で、容貌端正にして伎芸に秀で、
	諸芸を速やかにかなえさせてくれるという。
	◎奈良の秋篠寺(アキシノデラ)の立像は、天平末期の頭部を鎌倉時
	代に胴体が補作されたもので容姿が異なる。
	 1893(明治26)シカゴ万博に出展された竹内久一(タケウチ・キュウイチ)
	(1857〜1916)の作品(東京芸術大学所蔵)が有名。
	 参照⇒あきしのでら(秋篠寺)
きげつ
	【鬼月】
	◇[中]guiyue
	○[暦](台湾で)陰暦七月の別称。
	 一日に地獄の鬼門が開かれので死者の霊(鬼)がこの世に戻っ
	てきて、晦日(三十日)(ミソカ)に霊が帰って鬼門が閉じられると
	いう。
	 祖先の霊だけではなく悪い霊も戻ってくるので、縁起の悪い
	月として結婚・旅行などは慎(ツツシ)まなければならない。
	 日本の盂蘭盆会(ウラボンエ)に相当する。
	 参照⇒きせつ(鬼節),じごくのかまのふたもあく(地獄の釜の
	蓋もあく),うらぼんえ(盂蘭盆会)
★きげん
	【紀元】
	○[暦]
	◎日本:皇紀元年:BC. 660。
	 韓国:檀君紀元:BC.2333。
	◎紀元節:⇒きげんせつ(紀元節)
ぎげん
	【魏源】
	◇[中]Wei Yuan
	○[人]中国、清代末期の学者・政治家(1794〜1857)。字(アザナ)
	は黙深(Moshen)。湖南省邵陽(Shaoyang)(ショウヨウ)の人。
	 地方官を歴任し、林則徐(Lin Zexu)(リン・ソクジョ)とともにアヘ
	ン戦争に従軍。
	 また、太平天国の乱にも従軍して、憂国の士となる。
	 公羊(クヨウ)学者として多くの書物を著して経世実用の学風を
	立て、西欧列強の進出に対する「変法自強」の先駆者となる。
	 著書は『聖武記』・『海国図志』、編『皇朝経世文編』など。
	◎『海国図志』は日本の江戸幕末に多数もたらされて、1854
	(嘉永 7)には和刻本が出版され、尊王攘夷論や明治初期の知識
	階級に影響を与えた。
きけんうんてんちししょうざい《きけんうんてんちししやうざい》
	【危険運転致死傷罪】
	○[法]飲酒や無謀な速度超過などによる人身事故を、従来の業
	務上過失致死傷罪に比べ罰則を重く科(カ)す法律。
	 被害者が死亡した場合、業務上過失致死傷罪では5年以下の
	懲役か50万円以下の罰金であったが、この法律では1年以上15
	年以下の懲役が科せられる。
	◎1999.11.(平成11)東京都世田谷区で発生した東名高速道路で
	の飲酒運転による幼児2人が死亡した追突事故をきっかけに新
	設。
	 2001.12.(平成13)施行。
きけんし
	【輝県市】
	◇[中]Huixian Shi
	○中国北部、河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)中北部の省直轄市
	新郷市(Xinxiang Shi)が管轄する区域北西部に位置する市(県
	級市)。
	 薄壁鎮(Bobi Zhen)に白雲寺(Baiyuan Si)がある。
きげんせつ
	【紀元節】
	○(1)[古][暦]旧制の四大節(シダイセツ)・三大節の一つ。
	 毎年2月11日、宮中で儀式が行なわれ、国民は祝日として
	祝った。
	 1873. 1.(明治 6)紀元節・天長節を祝日とする。
	 1873. 2.11(明治 6)より施行。
	 1940.11.10(昭和15)紀元2600年の式典を挙行。
	 1947(昭和22)片山哲(テツ)社会党首班内閣により廃止。
	 紀元節は1967. 2.11(昭和42)より「建国記念の日」として祝わ
	れる。
	◎神武天皇が大和の橿原宮(カシハラノミヤ)で正月元旦に即位した日
	(BC. 660)とされるが、科学的・歴史的な根拠はなく、それを
	さらに太陽暦に換算するという操作による無理がある。
	 紀元節を二月十一日とする決定に関与した塚本明毅は、のち
	に『三正綜覧(サンセイソウラン)』でその不都合なことを述べている。
	 しかし、軍国主義によって国民の思想統制に活用されていた。
	戦後になっても「日本始まって以来」の意味で「神武景気」などと
	使用されたほどである。
	○(2)[楽]高崎正風作詞、伊沢修二作曲の歌謡曲。
	 歌い出しは「雲にそびゆる/高千穂の」。
きこ
	【帰忌】
	【帰己】
	○[暦]⇒きこにち(帰忌日,帰己日)
きこう《きかふ》
	【き甲】
	◇[英]withers
	○馬の肩甲骨間の隆起。
	◎「き」は(「髟」冠+「耆」:補助7409)とも書く。
きこう《きかふ》
	【亀甲】
	○⇒きっこう(亀甲)
きこう
	【僖公】
	◇[中]Xigong
	○(1)[人]中国、春秋時代の魯(Lu)(ロ)の国王。在位:BC. 659
	〜 627。
	○(2)[人]中国、春秋時代の鄭(Zheng)(テイ)の国王。在位:BC.
	 570〜 566。
ぎこう《ぎかふ》
	【偽甲】
	○ベッコウ(鼈甲)の模造品・代用品。
	 卵甲・牛甲・セルロイドなどがある。
	 参照⇒らんこう(卵甲),うしこう(牛甲),せるろいど(セルロ
	イド)
ぎこう《ぎかふ》
	【義甲】
	○[楽]箏(コト)・三線(サンシン)などの撥弦楽器(ハツゲンガッキ)を演奏
	する際に用いる爪状の小さな道具。
	 指先に持ち、または指先に嵌(ハ)めて弦を弾くもの。
	 琴爪(コトヅメ)・ピック(puck)など。
きこうか《きかふくわ》
	【機甲科】
	○[軍]自衛隊における戦車兵の兵種の呼称。
きこうくらげ
	【旗口クラゲ目】
	【旗口水母目】
	◇[学]Semaeostomeae
	○[動]⇒みずくらげもく(ミズクラゲ目,水水母目)
きこうぐん《きかうぐん》
	【城飼郡】
	◇[日]Kiko Gun
	○[古]現在の静岡県にあった旧郡。
ぎこうせいじょうでんぱげん《ぎこうせいじやうでんぱげん》
	【擬恒星状電波源】
	◇[英]Quasistellar Radio Source
	○[天]⇒くえーさー(クエーサー)
きこうでん《きかうでん》
	【乞巧奠】
	◇[中]qiqaio dian
	○[暦]陰暦七月七日の夜の行事。
	 牽牛(ケンギュウ)・織女の二星を祭って供え物をし、女子が手芸
	の上達を祈願するもの。
	 中国から風習が伝来し、奈良時代から宮中の儀式となり、後
	に七夕(タナバタ)として民間にも普及した。
	 「きっこうでん(乞巧奠)」とも呼ぶ。
	 参照⇒たなばた(七夕,棚機)
	◎「技巧を乞う奠(供物をそなえる祭り)」の意味。
	 中国では「七夕(qixi)」のほか、「女児節(nyu'er jie)」,「少女
	節(shaonyu jie)」とも呼ぶ。
きこうへんどうわくぐみじょうやく《きこうへんどうわくぐみでうやく》
	【気候変動枠組み条約】
	【気候変動枠組条約】
	◇[英]United Nations Framework Convention on Climate 
	Change
	○[気]⇒こくれんきこうへんどうわくぐみじょうやく(国連気
	候変動枠組み条約,国連気候変動枠組条約)
ぎこうるい
	【擬猴類】
	○[哺]⇒げんえんるい(原猿類)
★きこくし
	【鬼谷子】
	◇[中]Guiguzi
	○[人]中国、戦国時代の縦横家。
★きこしめす《》
	【聞こし召す】
	○(1)「聞く」の尊敬語。
	○()
	○()[俗]酒を飲む。
きこにち
	【帰忌日】
	【帰己日】
	○[暦]日々の吉凶(キッキョウ)・生活の指針を示す暦注(レキチュウ)の一
	つ。旅行・帰宅・転宅・結婚などを忌(イ)む日。
	 「きこ(帰忌,帰己)」とも呼ぶ。
	 参照⇒れきちゅう(暦注)
きごま
	【キゴマ】
	◇Kigoma
	○(1)(Kigoma Region)⇒きごましゅう(キゴマ州)
	○(2)タンザニア西部、キゴマ州西部の州都。タンガニーカ湖
	(Lake Tanganyika)東岸の港市。
	 コンゴ民主共和国の都市カレミ(Kalemie)と湖上汽船で結ば
	れている。
きごましゅう《きごましう》
	【キゴマ州】
	◇[英]Kigoma Region
	○タンザニア西部の州。北西部をブルンジに隣接し、西部をタ
	ンガニーカ湖(Lake Tanganyika)に面する。
	 州都はキゴマ。
	 南西端にマハレ山塊国立公園(Mahale Mountains National 
	Park)がある。
きこみ
	【着込み】
	【着籠み】
	○⇒くさりかたびら(鎖帷子)(1)
きごみ
	【着込み】
	【着籠み】
	○⇒くさりかたびら(鎖帷子)(1)
きごめ
	【着込め】
	【着籠め】
	○⇒くさりかたびら(鎖帷子)(1)
きこり
	【樵】
	【木樵】
	【樵夫】
	○山林の木を伐(キ)ること。また、それを仕事にしている人。
	 「杣人(ソマビト)」,「山人(ヤマビト)」とも呼ぶ。
	◎動詞「樵(キコ)る」の連用形。
	◎中国語では「樵夫(qiaofu)」で、「樵」は「まき・たきぎ」の意味。
きこん
	【気根】
	◇[英]aerial root
	○[植]地上部の茎(クキ)・幹(ミキ)から垂れ下がり、空気中に露出
	した根。
	 その機能は植物によって異なる。
	 参照⇒はんこん(板根)
	◎支柱根:トウモロコシ・タコノキ・ヒルギなど。
	 付着根:キヅタなど。
	 呼吸根:タコノキ・ヌマスギ・ミズキンバイなど。
	 浮根:ミズキンバイなど。
	 保護根(保水):ヘゴなど。
	 吸水根:セッコクなど。
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