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百 科 辞 書 《き》 編集:獨 澄旻
-------- き ----------------------------------------------------
き
【キ】
○[交]JR(旧:国鉄)の気動車の記号。
◎キハ52,キハ58
★き
【気】
○
◎気が咎(トガ)める:⇒[2]とがめる(咎める)(1)
き
【匹】
【疋】
○(1)⇒ひき(匹,疋)(1)
○(2)⇒ひき(匹,疋)(2)
★き
【紀】
○()
○()([英]Period)地質時代の区分単位の一つ。
代(ダイ)(Era)の下位区分、世(セイ)(Epoch)の上位区分。
「ピリオド」とも呼ぶ。
き
【柝】
○⇒ひょうしぎ(拍子木)
★き
【基】
◇[中]Ji
○[人]中国唐代の学僧・法相宗(ホッソウシュウ)の祖( 632〜 682)。
諡号(シゴウ)は慈恩大師(Ci'en Dashi)(ジオンダイシ)。
玄奘(Xuanzang)(ゲンジョウ)の弟子。
「基法師(Ji Fashi)(キホウシ)」とも尊称され、また一般には「窺
基(Kuiji)(キキ)」とも呼ぶ。
参照⇒ほっそうしゅう(法相宗)(1)
き
【黄】
○[色]⇒きいろ(黄色)
き
【旗】
◇[中]Qi、[英]Banner
○[漢]中国の内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)で、県
(Xian)に相当する行政単位。
盟(meng)の下位、鎮(Zhan)(日本の町相当)・郷(Xiang)(日本
の村相当)・蘇木(sumu)(日本の村相当)の上位。
モンゴル語では「ホショー(Hoshu,Hushuu,Khoshuu,Khoshun)」。
参照⇒めい(盟)(2),さんじゃく(サンジャク),ちん(鎮),きょ
う(郷),すむ(スム,蘇木)
★きー
【キー】
◇[英]key
○(1)鍵(カギ)
○()
○()[楽]ピアノ・オルガン・吹奏楽器などの鍵(ケン)。鍵盤。
○()キーボード・タイプライターなどの押しボタン。
きー
【キー】
【Χ】
【χ】
◇chi
○[言]ギリシア文字の第22番目。
「カイ(chi)」とも呼ぶ。
◎ローマ字の「ch」に相当する。
★ぎ
【魏】
◇[中]Wei
○(1)[歴]中国の戦国七雄の一国(BC. 403〜BC. 225)。
○(2)[歴]中国の三国の一国( 220〜 265)。
198年、曹操(Cao Cao)(ソウ・ソウ)が後漢の献帝を奉じて魏王と
なる。
220年、曹操の子丕(Pi)(ヒ)が献帝に譲位を迫って帝位に就
く。
265年、5代元帝が臣下の司馬炎(Shima Yan)(エン)に迫られ
て譲位し、晋が建国される。
「曹魏(Cao Wei)」とも呼ぶ。
参照⇒そうそう(曹操),ぎしわじんでん(魏志倭人伝)
〈皇帝〉
初代:文帝・丕(ヒ)。
2代:
3代:
4代:曹髦(ボウ)。
5代:元帝。
○(3)[歴]中国の南北朝時代の北朝の一国。
参照⇒ほくぎ(北魏)
ぎー
【ギー】
◇[英]ghee
○[食]インドの半液状澄ましバター。
水牛・牛などの乳のバターを加熱して溶かし、漉(コ)したも
の。
食用のほか。ヒンズー教の儀式にも使用される。
きあい《きあゐ》
【キアイ】
【木藍】
○(1)[植]インドアイ(印度藍)の別称。
⇒いんどあい(インドアイ,インド藍,印度藍)(1)
○(2)[植]ナンバンコマツナギ(南蛮駒繋ぎ)の別称。
⇒なんばんこまつなぎ(ナンバンコマツナギ,南蛮駒繋ぎ,南
蛮駒繋)
○(3)[植]リュウキュウアイ(琉球藍)の別称。
⇒りゅうきゅうあい(リュウキュウアイ,琉球藍)
きあじどうしゃ
【起亜自動車】
◇[英]KIA Motor Company
○[経]韓国の自動車製造会社。
ぎあつ
【ギアツ】
◇Clifford Geertz(クリフォード・ギアツ)
○[人]アメリカの人類学者(1926〜2006.10.30)。
国家の本質は「劇場国家(Theatre State)」とする概念を提唱。
著書は『ヌガラ(Negara)』など。
きあつけい
【気圧計】
◇[英]barometer
○[気]気圧を測定する器械。
水銀気圧計(mercury barometer)・アネロイド気圧計(aner-
oid barometer)などがある。
「バロメーター」とも、気圧変化からおおよその晴雨を予想で
きることから「晴雨計」とも呼ぶ。
◎「バロメーター」は、ギリシア語の「重さ(baros)」とフランス
語の「計器(metre)」から。
ぎあっちょ
【ギアッチョ】
◇[伊]ghiaccio
○(イタリア語で)氷。
ぎあっちょーろ
【ギアッチョーロ】
◇[伊]ghiacciolo
○(1)[気](イタリア語で)つらら(氷柱)。
⇒つらら(氷柱,氷)
○(2)[食](イタリア語で)アイスキャンディー。
⇒あいすきゃんでぃー(アイスキャンディー)
きあつのたに
【気圧の谷】
◇[英]trough
○[気]低気圧の中心から細長く伸びた低圧部。
「トラフ」とも呼ぶ。
◎北半球では、西側は天気が良く、東側は天気が悪い。
ぎあな
【ギアナ】
◇[英]Guiana
○(1)[地]⇒ぎあなこうち(ギアナ高地)
○(2)南アメリカ大陸の北東部の地方。
赤道以北、オリノコ川(Rio Orinoco)の南側の地域。
特にガイアナ・スリナム・仏領ギアナ。
◎スペイン語:グアヤナ(Guayana)。
イタリア語:グヤナ(Guyana)。
ドイツ語:グヤナ(Guyana)。
フランス語:グイアナ(Guyane)。
ぎあなこうち《ぎあなかうち》
【ギアナ高地】
◇[英]Guiana Highlands、[フ]Plateaux des Guyanes
○[地]南アメリカ大陸の北東部の高地。
ベネズエラ南東部・ガイアナ・スリナム・仏領ギアナとブラ
ジル北端に広がる。
南側はアマゾン川(Rio Amazonas)流域の低地、北側はオリノ
コ川(Rio Orinoco)流域の低湿な平地。
参照⇒ぱからいまさんみゃく(パカライマ山脈)
ぎあなふらんしす
【ギアナ・フランシス】
◇[フ]Guyane Francaise
○⇒ふつりょうぎあな(仏領ギアナ)
ぎあにゃーる
【ギアニャール】
◇Gianyar
○(1)(Kabupaten Gianyar)⇒ぎあにゃーるけん(ギアニャール
県)
○(2)インドネシア南部、バリ州(Propinsi Bali)中南東部のギ
アニャール県東部にある県都。
ぎあにゃーるけん
【ギアニャール県】
◇[インドネシア語]Kabupaten Gianyar、[英]Gianyar Regency
○インドネシア南部、バリ州(Propinsi Bali)中南東部の県。
西部をバドゥン県(Kabupaten Badung)に接し、南部をインド洋
に面する。
県都はギアニャール。
西部にウブド(Ubud)がある。
〈面積〉
368平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)41万7,641人(推計)。
きあら
【キアラ】
◇[伊]Chiara
○[人]イタリアの女性名。
◎聖女キアラ(Santa Chiara):⇒あっしじのくらら(アッシジ
のクララ)
◎英語の「クララ(Clara)」に相当する。
きあり
【キアリ】
【黄蟻】
○(1)[俗][虫]体色が黄赤色のアリの種類の俗称。
キイロヒメアリ・ヒメアリ・イエヒメアリなど。
参照⇒あり(アリ,蟻)
○(2)[俗][虫]⇒あかあり(アカアリ,赤蟻)
きありす
【キアリス】
◇[商品名]Cialis
○[薬]⇒しありす(シアリス)
★きあんこう《きあんくわう》
【輝安鉱】
○[鉱]硫化アンチモンから成る鉱物。
「輝アンチモン鉱」,「アンチモナイト([英]antimonite)」,「ス
チブナイト([英]Stibnite)」とも呼ぶ。
きあんちもんこう《きあんちもんくわう》
【輝アンチモン鉱】
○[鉱]⇒きあんこう(輝安鉱)
きあんてぃ
【キアンティ】
◇[伊]chianti
○[食]⇒きゃんてぃ(キャンティ)
きい《きゐ》
【忌諱】
○⇒きき(忌諱)
◎忌諱に触れる
きい
【紀伊】
◇[日]Ki'i/Kiyi
○(1)[歴]旧国名。南海道六ヶ国の一国。大部分は現在の和歌
山県と、三重県の一部。
「きしゅう(紀州)」,「きのくに(紀国)」とも呼ぶ。
◎紀伊派
○(2)[歴]⇒きいはん(紀伊藩)
きいいちごう《きいいちがう》
【きい一号】
【黄一号】
○[軍]旧日本軍のイペリットの暗号名。
参照⇒さがみかいぐんこうしょう(相模海軍工廠),いぺりっ
と(イペリット)
◎2007(平成19)5〜8月、千葉市内の私有地で「きい弾」とみら
れる不発弾4発が発見。
◎みどり筒(トウ):催涙剤(サイルイザイ)の擲弾(テキダン)(手投涙弾)。
あか筒:クシャミ剤の擲弾。赤一号の成分はジフェニールシ
アンアルシン(Diphenylcyanarsine)。
あか弾(ダン):クシャミ剤の砲弾。
きい剤:糜爛剤(ビランザイ)。
きいざい
【きい剤】
○[軍]⇒きいいちごう(きい一号,黄一号)
きいさんち
【紀伊山地】
◇[日]Ki'i Sanchi/Kiyi Sanchi
○[地]紀伊半島の大半を占める山地。
◎2004. 7. 1(平成16)第28回世界遺産委員会で、「紀伊山地の
霊場と参詣道」の世界文化遺産登録が決定。山岳3霊場の吉野
・大峯、高野山、熊野三山、および三つの大峯奥駈道(オクガケミチ)、
熊野参詣道、高野山町石道(チョウイシミチ)。
きいちきょうかい《きいちけうくわい》
【帰一教会】
○(1)[宗]⇒ゆにてりあんは(ユニテリアン派)
○(2)[宗]⇒ごうどうとうほうかとりっくきょうかい(合同東方
カトリック教会)
きいちご
【キイチゴ】
【木苺】
【懸鉤子】
○(1)[植]バラ目(Rosales)バラ科(Rosaceae)キイチゴ属(Rubus)
の植物の総称。
落葉低木・常緑低木が多いが、草本性やつる性のものもある。
また、幹(茎)・葉ともにトゲのあることが多い。葉は単葉・三
出葉・羽状複葉など。
花は五弁花。果実はイチゴ(苺)に似た小核果から成る集合果
で、初夏に黄色または紅色に熟し、食べられるものが多い。
日本には約35種、世界には100種以上がある。
モミジイチゴ・ナワシロイチゴ・アワイチゴ・カジイチゴ・
クサイチゴ・ベニバナイチゴ・ラズベリー・ブラックベリーや、
観賞用のトキンイバラなど。
◎中国語:樹苺(shumei)。
◎ソース:⇒めるばそーす(メルバソース,メルバ・ソース)
○(2)[植](特に)モミジイチゴ(紅葉苺)の別称。
⇒もみじいちご(モミジイチゴ,紅葉苺)
◎夏の季語。花は春の季語。
きいちごう《きいちがう》
【き一号】
【黄一号】
○[軍]⇒きいいちごう(きい一号,黄一号)
きいちほうげん《きいちほふげん》
【鬼一法眼】
◇[日]Ki'ichi Hogen
○[日本伝説]京都一条堀川に住んだという伝説上の陰陽師(オンミョ
ウジ)。
文武の達人で、牛若丸(源義経)がその娘と通じて伝家の兵書
『六韜三略(リクトウサンリャク)』を盗み学んだという。
「おにいちほうげん(鬼一法眼)」とも呼ぶ。
参照⇒おんみょうじ(陰陽師)
きいと
【生糸】
◇[英]raw silk
○蚕(カイコ)の繭(マユ)をときほぐし、繊維をあわせて糸として繰
(ク)りとったままで、まだ練(ネ)っていない絹(キヌ)の繰糸。
参照⇒くりいと(繰糸),ねりいと(練糸)
◎生糸はセリシンという物質が覆(オオ)われたままで、精練によっ
て取り除かれた練糸では特有の感触と光沢が出てくる。
参照⇒せりしん(セリシン)
◎1909(明治42)日本の輸出量が世界一となる。
参照⇒めんぷ(綿布)
きいとくがわけ《きいとくがはけ》
【紀伊徳川家】
◇[日]Ki'i Tokugawa Ke/Kiyi Tokugawa Ke
○[歴]⇒きしゅうとくがわけ(紀州徳川家)
きいながしまちょう《きいながしまちやう》
【紀伊長島町】
◇[日]Ki'inagashima Cho/Kiyinagashima Cho/Kiyi Naga-
shima Cho
○[古]三重県南部、北牟婁郡(キタムログン)の町。熊野灘(クマノナダ)
に面する。
◎2005.10.11(平成17)海山町(ミヤマチョウ)と合併して紀北町(キホクチョ
ウ)を発足。
きいは
【紀伊派】
○[歴]⇒きしゅうは(紀州派)
★きいはん
【紀伊藩】
◇[日]Ki'i Han/Kiyi Han
○[歴]
「紀州藩」,「和歌山藩」とも呼ぶ。
参照⇒きしゅうとくがわけ(紀州徳川家)
きいはんとう《きいはんたう》
【紀伊半島】
◇[日]Ki'i Hanto/Kiyi Hanto
○[地]本州の中南部、近畿(キンキ)地方南部を占める、太平洋に
突出した日本最大の半島。
東部は櫛田川(クシダガワ)以南で、伊勢湾・熊野灘(クマノナダ)に
面し、西部は紀ノ川(キノカワ)(吉野川)以南で、紀伊水道に面する。
大部分が急峻(キュウシュン)な山地で占められ、雨量が多く森林が
繁茂し、吉野・熊野地方など林業・木材加工業が発達。
また、黒潮の影響が大きく、沿岸は遠洋漁業の根拠地など水
産業が盛ん。
半島南部は吉野熊野国立公園に含まれる。
参照⇒くしだがわ(櫛田川)
きいひきえき
【紀伊日置駅】
○[交]和歌山県西牟婁郡(ニシムログン)日置川町(ヒキガワチョウ)にある、
JR紀勢本線(キセイホンセン)の駅。
周参見(スサミ)駅(すさみ町)と椿駅(白浜町)の間。
きいふしゅう《きいふしう》
【キイフ州】
◇Kyyivs'ka Oblast'/Kyivs'ka Oblast'
○ウクライナ共和国北部の州。南東部・南部をチェルカスイ州
(Cherkas'ka Oblast')、西部をジトミル州(Zhytomyrs'ka Ob-
last')に接し、北部をベラルーシに隣接。
州都はキエフ(Kiev)(首都)。
北部のベラルーシ国境近くにチェルノブイリ(Chernobyl)が
ある。
〈面積〉
2万8,131平方キロメートル。
〈人口〉
1989(平成元)194万0,000人(1月12日現在)。
2001(平成13)182万7,894人(12月5日現在)。
2004(平成16)178万8,040人(6月1日推計)。
きいれ
【喜入】
◇[日]Ki'ire/Kiyire
○(1)[交]⇒きいれえき(喜入駅)
○(2)[古]⇒きいれちょう(喜入町)
きいれえき
【喜入駅】
○[交]鹿児島県鹿児島市喜入町(キイレチョウ)にある、JR指宿枕崎
線の駅。
中名(ナカミョウ)駅と前之浜(マエノハマ)駅の間。
◎旧住所は指宿郡(イブスキグン)喜入町。
きいれちょう《きいれちやう》
【喜入町】
◇[日]Ki'ire Cho/Kiyire Cho
○[古]鹿児島県南部、指宿郡(イブスキグン)の町。東部を鹿児島湾
(錦江湾)に面する。
◎2004.11. 1(平成16)鹿児島市に編入。
★きいろ
【黄色】
○[色]
単に「き(黄)」とも呼ぶ。
◎英語:イエロー(yellow)。
ドイツ語:ゲルプ(gelb,Gelb)。
フランス語:ジョン(jaune)。
イタリア語:ジャッロ(giallo)。
スペイン語:アマリーリョ(amarillo)。
トルコ語:サル(sari)。
ロシア語:ジォールトゥイ(zheltyi)。
語:()。
きいろいさくらんぼ
【黄色いさくらんぼ】
○[楽]星野哲郎(テツロウ)作詞、浜口庫之助作曲の歌謡曲。
歌はスリーキャッツ。
◎1959(昭和34)発売。
[1]きいろいりぼん
【黄色いリボン】
◇[英]yellow ribbon
○(1)(アメリカで)出征(シュッセイ)した愛する人が無事に帰還(キカン)
することを願うシンボル。
黄色は身を守る色と考えられていたから。
参照⇒せんにんばり(千人針)(1)
○(2)[映](She Wore a Yellow Ribbon)1949(昭和24)アメリカ
制作の西部劇映画。退役が近い騎兵隊大尉の話。
監督:ジョン・フォード(John Ford)。
出演:ジョン・ウェイン(John Wayne)、ジョーン・ドルー(Jo-
anne Dru)など。
[2]きいろいりぼん
【黄色いリボン】
○[楽]阿久悠(アク・ユウ)作詞、森田公一作曲の歌謡曲。
歌は桜田淳子(ジュンコ)。
◎1974(昭和49)レコード発売。
きいろかりふらわー
【黄色カリフラワー】
◇[英]yellow cauliflower
○[植][農]⇒おれんじかりふらわー(オレンジカリフラワー)
きいろすずめばち
【キイロスズメバチ】
【黄色雀蜂】
○[虫]⇒すずめばち(スズメバチ,雀蜂,胡蜂)(2)
★ぎいん《ぎゐん》
【議員】
○
◎1946. 4.10(昭和21)、第22回総選挙で、39人の婦人議員が誕
生。
2005. 9.11(平成17)衆議院選挙で、43人の女性議員が誕生。
ぎいんせき《ぎゐんせき》
【議院石】
○[鉱]尾立石の別称。
⇒おだちいし(尾立石)
きう
【祈雨】
○⇒あまごい(雨乞い,雨請い)
ぎう
【義烏】
◇[中]Yiwu
○(Yiwu Shi)⇒ぎうし(義烏市)
★きうい
【キウイ】
◇[英]kiwi、[伊]kiwi
○(1)[鳥]ダチョウ目キウイ亜目の鳥の総称。
ニュージーランドの森林に住み、尾も翼もない走鳥。姿はダ
チョウに似て、大きさはニワトリくらい。
「キウィ」,「キーウィ」とも呼ぶ。
○(2)[植]⇒きういふるーつ(キウイフルーツ)
きうぃ
【キウィ】
◇kiwi
○⇒きうい(キウイ)
きーうぃ
【キーウィ】
◇kiwi
○⇒きうい(キウイ)
きういふるーつ
【キウイフルーツ】
◇[英]kiwi fruit、[学]Actinidia chinensis
○[植]ツツジ目(Ericales)マタタビ科(Actinidiaceae)マタタ
ビ属(Actinidia)のツル性(蔓性)落葉木本。中国南部原産。雌
雄異株。
1906(明治39)中国のシナサルナシをニュージーランドで品種
改良した果樹・果物。果実が鳥のキウイに似るので命名。
6〜7月に開花し、秋の半ばに長楕円形の実を結ぶ。果皮は
褐色で全面に毛があり、果肉は緑色。
生食・パイ・ジャムなどにする。
「キウィ」,「キーウィ」とも呼ぶ。
◎主要生産国:中国・イタリア・ニュージーランド。
◎イタリア語:キーウィ(kiwi)。
中国語:(「狩」-「守」偏+「弥」)猴桃(mihoutao)/羊桃(yangtao)
/陽桃(yangtao)。
きーうえすと
【キーウエスト】
◇[英]Key West
○(1)[地](Key West Island)⇒きーうぇすととう(キーウェス
ト島)
○(2)⇒きーうぇすと(キーウェスト)
きーうぇすと
【キーウェスト】
◇[英]Key West
○(1)[地](Key West Island)⇒きーうぇすととう(キーウェス
ト島)
○(2)アメリカ合衆国南東部、フロリダ州(Florida State)南東
部のモンロー郡(Monroe County)の郡都。
北緯24.56°、西経81.78°の地。
「キーウエスト」とも呼ぶ。
〈人口〉
1990(平成 2)2万4,832人。
2000(平成12)2万5,478人。
2010(平成22)2万4,649人。
きーうえすととう《きーうえすとたう》
【キーウエスト島】
◇[英]Key West Island
○[地]⇒きーうぇすととう(キーウェスト島)
きーうぇすととう《きーゑすとたう》
【キーウェスト島】
◇[英]Key West Island
○[地]アメリカ合衆国本土の最南端の島。フロリダ半島の南端、
フロリダ・キーズ諸島(Florida Keys Islands)西部の島。
フロリダ州(Florida State)モンロー郡(Monroe County)に属
する。
「キーウエスト島」とも呼ぶ。
きヴこ
【キヴ湖】
◇[フ]Lac Kivu、[英]Lake Kivu
○[地]⇒きぶこ(キブ湖)
ぎうし
【義烏市】
◇[中]Yiwu Shi、[英]Yiwu City
○中国南東部、浙江省(Zhejiang Sheng)(セッコウショウ)中央部の金
華市(Jinhua Shi)(地級市)が管轄する市(県級市)。南西部を金
華市に接する。
「イーウー市(義烏市)」とも呼ぶ。
〈面積〉
1,103平方キロメートル。
〈人口〉
2006(平成18)69万人。
きうま
【木馬】
○山地で木材運搬に用いる、ソリ(橇)に似た道具。
切り出した木材を載(ノ)せて人力で牽引(ケンイン)するもの。
主に雪の降らない地方で使用され、カシ(樫)・オノオレ(斧
折)・マキ(槙)などの硬材で作り、積載量4〜10石(1.12〜2.8
立米)。
勾配10%前後の坂道に、盤木(バンギ)と呼ぶ丸太を縦に敷き
並べた木馬道(キウマミチ)を木馬夫1〜2人で滑走させ、急勾配や
曲がり角では取り付けてある梶棒(カジボウ)やワイヤーで摩擦を
増やして制動し、勾配が緩やかな場所では人力で引き、作業は
高度の熟練と体力を要する。
「きんま(木馬)」とも呼ぶ。
参照⇒しゅら(修羅)(5),しゅら(修羅)(6)
◎「もくば(木馬)」とも読む。
参照⇒もくば(木馬)
きうり
【キウリ】
【胡瓜】
【黄瓜】
◇[英]cucumber
○[植]⇒きゅうり(キュウリ,胡瓜,黄瓜)
★きえ
【帰依】
○[仏]
⇒きみょう(帰命)
◎篤(アツ)く帰依する
きえい
【帰営】
◇[英]tattoo
○[軍]兵士や部隊が外出先から兵営に帰ること。
◎帰営ラッパ:通例午後10時。
◎英語の「タトゥー(tattoo)」は「刺青(イレズミ)(tattoo)」と同じ
綴(ツヅ)り、同じ音。帰営の方はオランダ語由来、刺青はポリ
ネシア語由来。
きえい
【機影】
○飛んでいる飛行機の姿。また、その影。
きえてぃ
【キエティ】
◇Chieti
○(1)(Provincia di Chieti)⇒きえてぃけん(キエティ県)
○(2)イタリア中南部、アブルッツォ州(Regione Abruzzo)キエ
ティ県の県都。
「キエーティ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1991(平成 3)5万5,709人(推計)。
きえーてぃ
【キエーティ】
◇Chieti
○⇒きえてぃ(キエティ)
きえてぃけん
【キエティ県】
◇[伊]Provincia di Chieti、[英]Chieti District/Chieti
Province
○イタリア中南部、アブルッツォ州(Regione Abruzzo)東南部
の県。北東部はアドリア海(Adriatic Sea)に面する。
県都はキエティ。
「キエーティ県」とも呼ぶ。
〈面積〉
2,587平方キロメートル。
〈人口〉
1999(平成11)38万9,968人(推計)。
2001(平成13)38万2,076人(10月21日現在)。
きえーてぃけん
【キエーティ県】
◇[伊]Provincia di Chieti、[英]Chieti District/Chieti
Province
○⇒きえてぃけん(キエティ県)
★きえてぃすむ
【キエティスム】
◇[フ]quietisme
○(1)[哲]積極的な外的宗教活動を否定し、受動的な瞑想のみ
によって神に帰依し霊魂の完成が得られるとする神秘的教理。
「クィエティスム」,「静寂主義」とも呼ぶ。
参照⇒へしかすむ(ヘシカスム)
○(2)[宗]17世紀のモリノス(M.de Molinos)らが唱えた神秘説。
1687(貞享 4)ローマ教皇により異端とされる。
「クィエティスム」,「静寂主義」とも呼ぶ。
参照⇒もりのす(モリノス),ぎゅいよんふじん(ギュイヨン夫
人),ふぇぬろん(フェヌロン)
きえふ
【キエフ】
◇Kiev/Kyiv/Kyivs'ka Mis'ka Rada
○(1)ウクライナ共和国の首都。キイフ州(Kyyivs'ka Oblast')
の州都。
ソフィア大聖堂がある。
北方104キロメートルにチェルノブイリ(Chernobyl)がある。
〈面積〉
839平方キロメートル。
〈人口〉
1977(昭和52)208万人。
1987(昭和62)254万4,000人。
1989(平成元)260万2,800人(1月12日現在)。
1999(平成11)261万8,000人。
2001(平成13)261万1,327人(12月5日現在)。
2004(平成16)264万3,358人(6月1日推計)。
◎もとキエフ公国の首都。
1934(昭和 9)ハリキフ(Kharkiv)から遷都。
○(2)[歴][軍]旧ソ連のキエフ級航空母艦(軽空母)。
4万2,000トン。
◎1975.12.28(昭和50)竣工。
1993. 6.30(平成 5)退役後、艤装を取り除き、2000(平成12)
中国の民間企業が購入。天津で観光用に展示。
きぇるけごーる
【キェルケゴール】
◇Soren Aabye Kierkegaard(セーレン・オービエ・キェルケゴ
ール)/Soeren Aabye Kierkegaard
○[人]⇒きるけごーる(キルケゴール)
きえん
【奇縁】
○(1)(常識では考えられない)不思議な因縁(インネン)。
○(2)思いがけない縁。
◎合縁奇縁:⇒あいえんきえん(合縁奇縁,合縁機縁,相縁機縁)
きえん
【貴鉛】
○[冶]灰吹き法で作られた、金・銀を含む鉛。
金・銀の鉱石の粉末を溶解して湯状になった鉛に入れると、
金・銀は鉛に取り込まれ、不純物は湯の上に浮き出す。この不
純物を取り除くと金・銀を含んだ貴鉛が得られる。
参照⇒はいふきほう(灰吹き法,灰吹法)
きえんざんしょう《きえんざんしやう》
【キエンザン省】
◇[ベトナム語]Tinh Kien Giang、[英]Kien Giang province
○⇒きえんじゃんしょう(キエンジャン省)
きえんじあんしょう《きえんぢあんしやう》
【キエンジアン省】
◇[ベトナム語]Tinh Kien Giang、[英]Kien Giang province
○⇒きえんじゃんしょう(キエンジャン省)
きえんじゃんしょう《きえんぢあんしやう》
【キエンジャン省】
◇[ベトナム語]Tinh Kien Giang、[英]Kien Giang province
○ベトナム南部、メコンデルタ地帯西端の省。北部をアンジャ
ン省(Tinh An Giang)、東部をカントー省(Tinh Can Tho)に接
し、北西部をカンボジアに隣接、西部はタイランド湾に面する。
タイランド湾南東部のプーコック島(Dao Phu Quoc)を含む。
省都はラックザー(Rach Gia)。
「キエンジアン省」,「キエンザン省」とも呼ぶ。
〈面積〉
6,348.3平方キロメートル。
〈人口〉
1999(平成11)149万7,639人(4月1日現在)。
◎漢字表記は「建江省」。
ぎえんぬ
【ギエンヌ】
◇[フ]Guyenne、[英]Guienne
○フランス南西部の歴史的地域名。
現在のアキテーヌ地域圏(Region Aquitaine)のジロンド県
(Departement Gironde)と、ロットエガロンヌ県(Departement
Lot-et-Garonne)・ドルドーニュ県(Departement Dordogne)の
大半と、ミディ・ピレネー地域圏(Region Midi-Pyrenees)のロ
ート県(Departement Lot)・アベロン県(Departement Aveyron)
の大半と、タルンエガロンヌ県(Departement Tarn-et-Garonne)
の一部を占める。
◎1152(仁平 2)フランス王ルイ七世(Louis VII)の未亡人アリ
エノール・ダキテーヌ(Alienor d'Aquitaine)がイングランド
王ヘンリー二世(Henry II)に嫁してイギリス領となる。
1453(享徳 2)フランスが奪還。
◎ヘンリー二世はもとアンジュー伯([英]Count of Anjou)。
★きおいざか《きをゐざか》
【紀尾井坂】
◇[日]Kioi Zaka
○坂が紀州家(上屋敷)・尾州家・井伊家にはさまれていたこと
から。
きおいざかのへん《きをゐざかのへん》
【紀尾井坂の変】
○[歴]1878. 5.14(明治11)朝、大久保利通(トシミチ)内務卿が東京
赤坂の紀尾井坂で石川県士族島田一郎(陸軍大尉)・島根県士族
浅井寿篤(ジュトク)ら不平士族145名に襲撃・暗殺された事件。
大久保は霞ヶ関の官邸から当時仮御所になっていた紀州上屋
敷(現:迎賓館)への参内の途中であった。
島田は自首の後、斬罪。
◎1877(明治10)の西南戦争による西郷隆盛の自殺を、大久保利
通の斬奸状によるものと考えて暗殺に及んだもの。
◎一緒に刑死した島田一郎・浅井寿篤・長蓮豪・脇田巧一・杉
本乙菊・杉村文一の墓が、東京都台東区の谷中霊園に並んであ
る。
きおいちょう《きをゐちやう》
【紀尾井町】
◇[日]Kioicho
○東京都千代田区西部の地名。
港区元麻布(モトアザブ)とは江戸城内濠の弁慶濠(ベンケイボリ)で
隔てられている。
上智(ジョウチ)大学・ホテルニューオータニ・赤坂プリンスホ
テル・参議院議員宿舎や清水谷(シミズダニ)公園がある。
参照⇒きおいざか(紀尾井坂)
◎もと東京市麹町区(コウジマチク)。
◎新宿区には喜久井町(キクイチョウ)がある。
きおおつ《きおほつ》
【黄大津】
◇[日]ki-otsu/ki-ootsu/ki-ohtsu
○[建]上塗り用の黄色い壁土。
黄色の粘土(ヘナツチ)に牡蠣灰(カキバイ)と揉寸莎(モミスサ)を混ぜた
もの。
参照⇒[2]おおつ(大津)
★きおく
【記憶】
◇[日]kioku
○(1)
記銘・保持・想起から成る。
参照⇒かいば(海馬)(4),ばそぷれしん(バソプレシン),ぷる
ーすとこうか(プルースト効果)
○()
きおくき
【記憶基】
◇[英]mneme
○[心]⇒[1]にーむ(ニーム)
きおくそ
【記憶素】
◇[英]mneme
○[心]⇒[1]にーむ(ニーム)
きおくそうしつしょう《きおくさうしつしやう》
【記憶喪失症】
◇[英]amnesia
○[病]⇒けんぼうしょう(健忘症)
★きおくそうち《きおくさうち》
【記憶装置】
◇[英]memory unit
○[計]コンピューターの基本装置の一つ。プログラムと各種デ
ータを書き込み・読み出しする装置。
◎主記憶装置,補助記憶装置,一時記憶装置,外部記憶装置
きおすく
【キオスク】
◇[英]kiosk、[独]Kiosk、[フ]kiosque
○(1)イスラム式庭園などの四阿(アズマヤ)。
参照⇒がぜぼ(ガゼボ),あずまや(四阿,東屋)
○(2)[建](1)のような簡易建造物。
○(3)(転じて)公園・広場・街角・駅などで新聞・雑誌などを
販売する小さな店。
◎1973. 8.(昭和48)財団法人鉄道弘済会、駅構内にキヨスクを
出店。"kiosk"と「気安く,清く」をもじった名称。
1987(昭和62)財団法人鉄道弘済会、国鉄民営化にともない東
日本キヨスクと社名変更。
2007. 7.(平成19)東日本キヨスク、JR東日本リテールネッ
トに社名変更し、売店名も「キオスク」に変更。
○(4)(イギリスで)公衆電話ボックス。
きおろしかいどう《きおろしかいだう》
【木下街道】
◇[日]Kioroshi Kaido
○[歴][交]江戸時代、千葉県の北西部にあった利根川と江戸川
の脇往還。銚子港と江戸を結ぶ鮮魚を運ぶ生活道路。
印西市(インザイシ)の木下・大森・鹿黒(カグロ)、白井町(シロイマチ)
の十余一(トヨイチ)・白井、鎌ヶ谷市(カマガヤシ)の鎌ヶ谷・馬込沢(マ
ゴメザワ)、船橋市の船橋法典、市川市の市川八幡・行徳河岸に
至る約36キロメートル。
ぎおん《ぎをん》
【祇園】
◇[日]Gion
○(1)[仏]祇樹給孤独園(ギジュ・ギッコドク・オン)の略称。
参照⇒ぎおんしょうじゃ(祇園精舎)
○(2)祇園社(ギオンシャ)・祇園の社(ヤシロ)・祇園の神などの略称。
○(3)[古]京都の八坂(ヤサカ)神社の旧称。
⇒やさかじんじゃ(八坂神社)
○(4)京都の八坂(ヤサカ)神社周辺の遊郭・地名。
参照⇒きょうとごかがい(京都五花街)
○(5)祇園会(ギオンエ)・祇園祭(ギオンマツリ)の略称。
⇒ぎおんえ(祇園会)
★ぎおんえ《ぎをんゑ》
【祇園会】
○京都府京都市の八坂神社(ヤサカ・ジンジャ)で7月17日に行われる
祭礼。
葵祭(アオイマツリ)・時代祭(ジダイマツリ)とともに京都三大祭の一つ。
「祇園祭(ギオンマツリ)」,「御霊会(ゴリョウエ)」とも、単に「祇園」とも
呼ぶ。
参照⇒しゃさんのぎ(社参の儀)
ぎおんこうた《ぎをんこうた》
【祇園小唄】
○[楽]長田幹彦作詞、佐々紅華作曲の歌謡曲。
歌は藤本二三吉。
マキノ映画『絵日傘』の主題歌。
歌い出しは「月はおぼろに東山/霞む夜毎のかがり火に/夢
もいざよう紅桜(ベニザクラ)」。
◎1930. 1.(昭和 5)レコード発売。
ぎおんさん《ぎをんさん》
【祇園さん】
○[俗]⇒やさかじんじゃ(八坂神社)
ぎおんじ《ぎをんじ》
【祇園寺】
○東京都調布市(チョウフシ)佐須町(サズマチ )にある古刹(コサツ)。
深大寺の開祖で渡来系(高句麗)の満功上人(マンクウ・ショウニン)一族
の住んだところ。
参照⇒じんだいじ(深大寺)
◎ 750(天平勝宝 2)建立。
ぎおんしゃ《ぎをんしゃ》
【祇園社】
○[古]⇒やさかじんじゃ(八坂神社)
★ぎおんしょうじゃ《ぎをんしやうじや》
【祇園精舎】
○[仏]古代インドのマガダ国の須達(シュダツ)長者が、祇陀太子
(ギダタイシ)の所有する庭園を買って、釈迦(シャカ)のために建てた
説法道場の名前。
その庭園を「祇陀園(ギダオン)」、略して「祇園」という。
「祇樹給孤独園(ギジュ・ギッコドク・オン)」,「給孤独園」とも呼ぶ。
◎『平家物語』:祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
ぎおんのやしろ《ぎをんのやしろ》
【祇園の社】
○[古]⇒やさかじんじゃ(八坂神社)
ぎおんまつり《ぎをんまつり》
【祇園祭】
○⇒ぎおんえ(祇園会)
きか
【机下】
【几下】
○[通]書簡の脇付(ワキヅケ)の一つ。
宛名(アテナ)の脇に書き添えて敬意を表すもの。
◎「(直接では恐れ多く)あなた様の机の下に差し出します」の意
味。
きか《きくわ》
【帰化】
○(1)[法](naturalization)本人が志望して他国の国籍を取得
し、その国の国民となること。
○(2)[生](naturalization)生物が人間の媒介などによって本
来の自生地から新たな地域に移され、その土地の気候・風土に
なじみ、そこの環境で野性化し、自生・繁殖するようになるこ
と。
参照⇒いみぐらんと(イミグラント)(2)
◎帰化植物
帰化動物を除く外来動物:⇒えきぞちっくあにまる(エキゾ
チックアニマル)
○(3)([中]guihua)君王の徳化に帰服すること。
参照⇒きかじん(帰化人)(1)
◎論衡程材『帰化慕義』から。
○(4)([中]guihua)(『後漢書』循吏伝、童恢から)他の地方の
人がその土地に移って来て定着すること。
きか
【幾何】
◇[英]geometry
○[数]幾何学の略称。
⇒きかがく(幾何学)
ぎか
【沂河】
◇[中]Yi He
○(1)[地]中国東部、山東省(Shandong Sheng)(サントウショウ)から江
蘇省(Jiangsu Sheng)(コウソショウ)ヒ(「丕」偏+「郡」-「君」)県(Pei
Xian)(ヒケン)で運河に注(ソソ)ぐ川。
「沂水(Yishui)」とも呼ぶ。
○(2)[地]山東省鄒県(Zou Xian)(スウケン)から曲阜県(Qufu Xian)
を経て泗水(Sishui)(シスイ)に注ぐ川。
「沂水(Yishui)」とも呼ぶ。
ぎか《ぎくわ》
【義化】
◇[英]justification
○[宗]⇒ぎにん(義認)
[1]ぎが
【ギガ】
◇giga
○[接頭辞]「10の9乗(10億)」を表す単位の言葉。メガ(mega)の
3乗。
記号は「G」。
◎ギガバイト(gigabyte):バイトの10億倍。
ギガワット(gigawatt):ワットの10億倍。
[2]ぎが
【ギガ】
◇[登録商標]Giga
○[交]いすゞ自動車の大型トラック。
ギガ・マックス(Giga Max)。
◎中型トラックはフォワード(Forward)。
大型観光バスはガーラ(GALA)。
きかい
【喜界】
◇[日]Kikai
○(1)[地]⇒きかいじま(喜界島)
○(2)⇒きかいちょう(喜界町)
きかいがしま
【鬼界ヶ島】
◇[日]Kikai ga Shima
○[古][地]⇒きかいじま(喜界島)
きかいご
【機械語】
◇[英]machine code/machine language
○[計]⇒ましんご(マシン語)
★きかいじま
【喜界島】
◇[日]Kikai Jima
○[地]鹿児島県奄美諸島(アマミショトウ)、奄美大島の東方にある島。
全島で大島郡(オオシマグン)喜界町(キカイチョウ)を形成する。
◎古くは「鬼界ヶ島(キカイガシマ)」と呼ばれた。
きかいじまつうしんじょ
【喜界島通信所】
○[軍]鹿児島県大島郡(オオシマグン)喜界町(キカイチョウ)にある、防衛
省の通信傍受施設。敷地面積約30万平方キロメートル。
円形アンテナ施設(象のオリ)がある。
◎1997(平成 9)年度、着工。
2006. 3.15(平成18)開所式を挙行。3月下旬から一部運用開
始。
きがいしゅうしゅく《きぐわいしうしゆく》
【期外収縮】
◇[英]extrasystole/premature contraction/premature beat
○[病]不整脈の一種。
正規の拍動(リズム)となる基本的収縮に先立って、心臓に付
加的収縮が起こるもの。
異常刺激の発生部位により、洞性・心房性・房室性・心室性
期外収縮に分ける。
◎心房性期外収縮:APC(atrial premature contraction)。
房室性期外収縮:AVE(atrioventricular extrasystole)。
心室性期外収縮:VPC(ventricular premature contrac-
tion)/PVC(premature ventricular contraction)。
上室性期外収縮:SVPC(supraventricular premature
contraction)。
きかいちょう《きかいちやう》
【喜界町】
◇[日]Kikai Cho
○鹿児島県大島郡(オオシマグン)の町。奄美諸島(アマミショトウ)の奄美大
島東方にある喜界島(キカイジマ)全島で形成する。
防衛庁の喜界島通信所がある。
きがおんせん《きがをんせん》
【木賀温泉】
○神奈川県足柄下郡(アシガラシモグン)箱根町(ハコネマチ)にある温泉。
箱根七湯(シチトウ)の一つであるが、木賀(キガ)の代りに姥子(ウ
バコ)とすることもある。
参照⇒はこねしちとう(箱根七湯)
★きかがく
【幾何学】
◇[英]geometry(ジオメトリー)
○[数]空間図形を研究する、数学の一分野。
単に「幾何」とも呼ぶ。
参照⇒ゆーくりっどきかがく(ユークリッド幾何学),だいす
うがく(代数学)
◎幾何学に王道なし:参照⇒[2]えうくれいです(エウクレイデ
ス)
きかがくげんぽん
【幾何学原本】
◇[希]Stoicheia
○[数]⇒すといけあ(ストイケア)
きかくいん《きくわくゐん》
【企画院】
○[歴]戦時経済の国家統制遂行のための総理大臣直属の政府機
関。
1937.10.25(昭和12)企画院官制の詔勅が公布され、企画庁と
内閣資源局を統合し、内閣の外局として第1次近衛文麿内閣が
新設。
1939. 3.17(昭和14)内閣に企画院総裁を会長として生産力拡
充委員会を設置。
1940.12. 7(昭和15)閣議で「所有と経営の分離」は含まない
「経済新体制確立要綱」案を決定。発表の同日午前、日本経済連
盟会など7団体、経済新体制に関する意見書(「所有と経営の分
離」に反対)を近衛文麿首相に提出。
1942. 2.(昭和17)大東亜建設審議会(幹事長:鈴木貞一、庶
務:企画院)を設置。
1943(昭和18)企画院研究会『大東亜建設の基本綱領』を出版。
1943.11.(昭和18)新設された軍需省に併合。
参照⇒ないかくじょうほうきょく(内閣情報局)
◎総裁:鈴木貞一。
◎企画院事件
◎太平洋戦争の開始に伴い、経済の参謀本部といわれ、各官庁
各部門への国家統制を強化。戦時経済体制の企画・立案・調整
にあたり、国家統制の確立に重要な役割をはたした。物資動員
計画・生産力拡充計画などを立案した。
院内の革新官僚が左翼的という理由で検挙された企画院事件
後、鈴木貞一を総裁として国家総動員計画の中枢となる。
きかくいんじけん《きくわくゐんじけん》
【企画院事件】
○[歴]1941(昭和16)4月〜、企画院調査官の佐多忠隆・稲葉秀
三・勝間田清一、農林省農政局農政課長で元企画院産業部の和
田博雄らが共産主義活動に関与したとして治安維持法違反で逮
捕された事件。
◎1940(昭和15)企画院の発表した戦時統制経済化の「経済新体
制確立要綱」が財界・右翼から赤化思想の産物と攻撃され、翌
年になり原案作成にあたった和田博雄ら17人が検挙されたもの。
1945. 9.(昭和20)無罪とされる。
★きかくちょう《きくわくちやう》
【企画庁】
○[歴]1935(昭和10)発足した内閣調査局が、1937(昭和12)企画
庁に編成され、さらに内閣資源局とともに、同年10月新設され
た企画院に統合。
参照⇒きかくいん(企画院)
きかじょう《きくわじやう》
【帰化城】
○[歴]中国北部、内モンゴル自治区(Neimenggu Zizhiqu)のフ
フホト(呼和浩特)(Hohhot)の古称。
⇒ふふほと(フフホト,呼和浩特)
きかじん《きくわじん》
【帰化人】
○(1)古代に大陸から渡来して永住した人々とその子孫。
参照⇒しょばん(諸蕃)
◎「帰化」とは、その国の王の徳をしたって来朝し帰服するとい
う意味があるので、昭和末期以降、大和政権の成立時期に大陸
から渡来した人々は文化的水準が高く「帰化人」とするのは適当
ではないとして「渡来人」が用いられている。
参照⇒きか(帰化)(3)
○(2)帰化によって、他国の国籍を取得し、その国の国民となっ
た人。
参照⇒きか(帰化)(1)
ぎがす
【ギガス】
◇[希](単数形)Gigas/(複数形)Gigantes(ギガンテス)
○[ギ神]⇒ぎがんてす(ギガンテス)
きかせい
【帰家性】
◇[英]homing instinct
○[動]⇒きそうせい(帰巣性)
きかねんりょうばくだん《きくわねんれうばくだん》
【気化燃料爆弾】
◇[英]fuel air explosive
○[軍]⇒ねんりょうきかばくだん(燃料気化爆弾)
ぎがばいと
【ギガバイト】
◇[英]gigabyte
○[計]情報量の単位の一つ、バイトの10億倍。
メガバイト(megabyte)の1,000倍、テラバイト(terabyte)の
1,000分の一。
略号は「GB」。
◎正しくは1,024の3乗(1,073,741,824)バイト。
★きがまえ《きがまへ》
【気構え】
○()
○()[言]漢字の構(カマエ)の一つ。
「気(氣)」・「氛」・「氤」などの「气」の部分。
きがらちゃめし
【黄枯茶飯】
○[食]⇒ちゃめし(茶飯)(2)
きがり
【キガリ】
◇Kigali
○アフリカ東部、ルワンダ(Rwanda)共和国の首都。
参照⇒るわんだ(ルワンダ)
〈人口〉
1970(昭和45)5万人(都市域)。
ぎがわっと
【ギガワット】
◇[英]gigawatt
○[物]仕事率・電力の単位の一つ、ワットの10億倍。
メガワット(megawatt)の1,000倍、テラワット(terawatt)の
1,000分の一。
略号は「GW」。
きかわらけ《きかはらけ》
【黄河原毛】
【黄土器毛】
○馬の毛色の名。黄色を帯びた河原毛。
「きかわらげ」ともいう。
参照⇒かわらけ(河原毛)
きかんかいせん《きかんくわいせん》
【基幹回線】
○[通]⇒ばっくぼーん(バックボーン)(5)
★きかんしゃ《きくわんしや》
【機関車】
○[交]客車・貨車などを牽引(ケンイン)する動力機関を備えた鉄道
車両。
◎SL(steam locomotive):⇒じょうききかんしゃ(蒸気機関
車)
◎英語:ロコモティブ(locomotive)/ロコ(loco)。
ドイツ語:ロコモティーベ(Lokomotive)/ロック(Lok)。
中国語:火車頭(houchetou)。
★きかんじゅう《きくわんじゆう》
【機関銃】
◇[英]machine gun、[独]maschinengewehr(マシーネンゲベー
ア)
○[軍]送弾機構のある、連射が可能な銃器。
重機関銃(heavy machine gun)・軽機関銃(light machine
gun)・短機関銃(sub machine gun)に大別される。
「機銃」,「マシンガン」とも呼ぶ。ドイツ語の略称は「MG(エ
ムゲー)」。
参照⇒がとりんぐほう(ガトリング砲),まきしむじゅう(マキ
シム銃),とむそんじゅう(トムソン銃),すてんがん(ステンガン),
[1]るいす(ルイス),うーじー(UZI),こうしゃきかんじゅう
(高射機関銃)
◎重機関銃は据え付けて固定し、弾帯が使用される。おおむね
口径は12.7ミリメートル以下。
軽機関銃は一人から数人で操作し、即座に移動が可能なもの
で、弾帯または弾倉(マガジン)が使用される。おおむね口径は
7.26ミリメートル以下で、重量も約16キログラム以下。
短機関銃(サブマシンガン)は個人用で、一般に弾倉による拳
銃(ピストル)の実包(カートリッジ)が使用される。
口径11ミリ以上は「機関砲」と呼ぶ。
◎1862(文久 2)アメリカの南北戦争のフェアオークスの戦い
(Battle of Fair Oaks)で、機関銃(手動式)が史上初めて実戦
で使用された。
★ぎがんてす
【ギガンテス】
◇[希](複数形)Gigantes/(単数形)Gigas(ギガス)
○[ギ神]巨人族。オリンポスの神々([英]the Olympians)と戦っ
て敗れた。
◎"[英]gigantess"はギャイアント(gigant)の女性形。
ぎがんと
【ギガント】
◇[独]Gigant(巨人族)
○[歴][軍]ソ連軍の重戦車KV−2の通称。
巨大な砲塔に152ミリ榴弾砲を装備。
◎1941(昭和16)夏、独ソ戦に投入。
★きき
【危機】
○
◎累卵(ルイラン)の危機
きき
【忌諱】
○忌(イ)み嫌(キラ)うこと。
「きい(忌諱)」は慣用読み。
◎忌諱に触れる
きき
【窺基】
◇[中]Kuiji
○[人]⇒き(基)
★ぎき
【儀軌】
○(1)規則・法則。規範・儀範。儀法。
○(2)[仏]密教で、儀式・祭典の儀式規則。また、それらを記
述した経典。
◎秘密儀軌(密軌),造像儀軌,念誦儀軌
ぎぎ
【巍巍】
◇[中]weiwei
○[形動]高く大きいさま。
◎山容巍巍,巍巍堂々
ききこう《ききかう》
【聞き香】
【聞香】
○(1)香をかぎわけること。
「ぶんこう(聞香)」,「もんこう(聞香)」とも呼ぶ。
参照⇒もんこうはい(聞香盃)
○(2)香をかいでその種類を言い当てること。
「ぶんこう(聞香)」,「もんこう(聞香)」とも呼ぶ。
ききみみ
【聞き耳】
【聞耳】
○(1)音や声を聞こうとすること。音や声に注意を集中させ、
耳を澄ませて聞きもらさないようにすること。
◎聞き耳を立てる
○(2)世間の聞こえ。人聞(ヒトギ)き・外聞(ガイブン)。
★ききめ
【利き目】
【効き目】
◇[英]effect/efficacy
○効能。
ききめ
【利き目】
【利き眼】
◇[英]dominant eye
○両目でものを見るときに、対象物に視線を注いでいる側の目。
はっきり見えるほうの目。
「優位眼」,「指導眼(leading eye)」,「マスターアイ(master
eye)」とも呼ぶ。
★ききゃくあもく
【鰭脚亜目】
◇[学]Pinnipedia
○[古][哺]食肉目(Carnivora)の一亜目。
「アシカ亜目」とも呼ぶ。
⇔れっきゃくあもく(裂脚亜目)
参照⇒ききゃくるい(鰭脚類)
◎1993(平成 5)イヌ亜目(Caniformia)鰭脚上科(Pinnipedia)に
分類。
ききゃくるい
【鰭脚類】
◇[学]Pinnipedia
○[哺]食肉目(Carnivora)イヌ亜目(Caniformia)鰭脚上科(Pin-
nipedia)に属する哺乳類の総称。
アシカ科(Otariidae)・セイウチ科(Odobenidae)・アザラシ
科(Phocidae)がある。
四肢がひれ状(鰭状)になっていて海棲(カイセイ)に適している。
「ひれあし類(鰭脚類)」,「アザラシ目」とも呼ぶ。
★ききゅう《ききう》
【気球】
◇[英]balloon
○熱した空気、水素またはヘリウムなどのガスを満たして空中
に浮かぶことができる袋。
バスケット(籠)は竹製が軽く、衝撃にも強く安全とされる。
「バルーン」,「風船」とも呼ぶ。
参照⇒あどばるーん(アドバルーン),ばらすと(バラスト)(3),
きのう(気嚢)(4),らじおぞんで(ラジオゾンデ),ひこうせん(飛
行船)
◎ナポレオン戦争において、1794. 6.26(寛政 6)ベルギーのフ
ルリュス(Fleurus)で初めて熱気球による空中偵察が行われる。
★ききょう《ききやう》
【キキョウ】
【桔梗】
◇[学]Platycodon grandiflorus/Platycodon grandiflorum
○[植]キク目(Asterales)キキョウ科(Campanulaceae)キキョウ
属(Platycodon)の多年草。秋の七草の一つ。
根は薬用になる(桔梗根<[羅]Platycodi Radix>)。
「きちこう(桔梗)」,「ぼんばな(盆花)」とも呼ぶ。
古称は「朝顔(アサガオ)」。
◎花言葉:変わらぬ愛・従順。
◎中国語:桔梗(jiegeng)。
朝鮮語:桔梗(gilgyeong)/トラジ(doraji)。
英語:チャイニーズベルフラワー(Chinese bellflower)。
◎トルコギキョウはリンドウ目(Gentianales)リンドウ科(Gen-
tianaceae)で別種。
ききょう《ききやう》
【桔梗】
○[植]⇒ききょう(キキョウ,桔梗)
○(2)[色]⇒ききょういろ(桔梗色)
○(3)紋所の一つ。
○(4)[服]襲(カサネ)の色目の一つ。表は二藍(フタアイ)、裏は青。
「きちこう(桔梗)」とも呼ぶ。
ききょういろ《ききやういろ》
【桔梗色】
○(1)[色]桔梗の花の色。青紫色。
「桔梗(キキョウ)」,「桔梗色(きちこういろ)」,「はなだいろ(縹色,
花田色)」とも呼ぶ。
◎C=82,M=73,Y=0,B=0。
○(2)[色]染色の名、うすい藍色。
「桔梗(キキョウ)」,「桔梗色(きちこういろ)」,「はなだいろ(縹色,
花田色)」とも呼ぶ。
ききょうがすでん《ききやうがすでん》
【桔梗ガス田】
○⇒れいせんがすでん(冷泉ガス田)
きぎょうごうどう《きげふがふどう》
【企業合同】
◇[英]trust
○[経]⇒とらすと(トラスト)
★きぎょうごうりかそくしんほう《きげふがふりくわそくしんはふ》
【企業合理化促進法】
○[法]1952. 3.14(昭和27)公布。
朝鮮特需が陰げりはじめ、政府は日本経済の資本蓄積・合理
化政策を展開。近代化の機械設備などは、特別償却が初年度2
分1が認められるなど、促進手段として減税措置に重点が置か
れていた。
きぎょうしゃてい《きげふしやてい》
【企業舎弟】
○[古][俗]⇒ふろんときぎょう(フロント企業)
ききょうせき
【起拱石】
◇[英]skewback
○[建]壁や柱の上部にあって、アーチの両端(起拱点)を支える
上面が傾斜した石。
「拱座石」,「迫持石(セリモチイシ)」,「スキューバック」とも呼ぶ。
◎「拱」,「迫持」はともにアーチのこと。
ききょうてん
【起拱点】
◇[英]springing
○[建]アーチの両端にある、アーチの開始点。
「スプリンギング」とも呼ぶ。
参照⇒ききょうせき(起拱石)
きぎょうのしゃかいてきせきにん《きげふのしやくわいてきせきにん》
【企業の社会的責任】
◇[英]corporate social responsibility
○[経]⇒しーえすあーる(CSR)
きぎょうへいたん《きげふへいたん》
【企業兵站】
◇[英]business logistics
○[経]⇒ろじすてぃくす(ロジスティクス)(2)
★ききょうもん《ききやうもん》
【桔梗門】
○皇居(江戸城)の門。
門から見て左が桔梗濠、右が蛤濠(ハマグリボリ)。
きぎょうれんけい《きげふれんけい》
【企業連携】
◇[独]Konzern
○[経]⇒こんつぇるん(コンツェルン)
きぎょうれんごう《きげふれんがふ》
【企業連合】
◇[独]Kartell、[英]cartel(カーテル)
○[経]⇒かるてる(カルテル)
ききょらい
【帰去来】
◇[中]guiqulau
○(1)さあ、帰ろう。
◎「帰(カヘ)りなんいざ」と訓読(クンドク)する。
○(2)[文]⇒ききょらいのじ(帰去来辞)
ききょらいのじ
【帰去来辞】
◇[中]Guiqulau Ci
○[文]東晋(Dong Jin)末の陶淵明(Tao Yuanming)(トウ・エンメイ)の
詩。
役人生活を13年勤めたが、彭沢(Pengze)(ホウタク)(現:江西省)
の県令を八十余日で辞職し、帰郷してその心境を著したもの。
生活のための役人を辞する決心と、田園生活の喜びを謳(ウタ)っ
ている。
六朝第一の名文と称される。
◎ 405<義煕元年>作。
〈冒頭〉
帰去来兮/田園将蕪胡不帰:帰(カヘ)りなんいざ、田園(デンエン)
将(マサ)に蕪(ア)れんとす胡(ナ)んぞ帰らざる。
★きく
【きく】
○[宇]日本の、自動ランデブー・ドッキング技術用人工衛星。
◎1997(平成 9)きく7号、打ち上げ。軌道上で「ひこぼし」と
「おりひめ」に分離。
1998. 7. 7(平成10)「ひこぼし」と「おりひめ」のドッキングに
成功。
2002.10.30(平成14)運用終了。
★きく
【キク】
【菊】
○(1)[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)の多年草の総
称。
○(2)[植]([学]Dendranthema grandiflorum)キク科キク属(Den-
dranthema)の多年草。
「翁草(オキナグサ)」,「隠君子(インクンシ)」とも呼ぶ。
◎花言葉:深い愛・思いやり。
花札では九月。
◎切花にしても日持ちするので、フランスでも墓に供(ソナ)える。
◎英語:クラサンサマム(chrysanthemum)。
ドイツ語:クリザンテーメ(Chrysantheme)。
フランス語:クリザテム(chrysantheme)。
イタリア語:クリザンテーモ(crisantemo)。
スペイン語:クリサンテーモ(crisantemo)。
中国語:菊花(juhua)。
★きく
【菊】
○(1)[植]⇒きく(キク,菊)
○(2)紋所(モンドコロ)の名称。
十六菊は皇室の紋章。
参照⇒うらぎく(裏菊),[1]きくすい(菊水)(1)
○(3)[服]⇒きくがさね(菊襲)
[1]ぎぐ
【ギグ】
◇[英]gig
○(1)ギグ馬車。一頭引き軽二輪馬車。
○(2)ギグボート。船長専用船載の小型快速ボート・軽艇
○(3)レース用小型ボート。
[2]ぎぐ
【ギグ】
◇[英]gig
○(魚を突き刺す)ヤス・引っ掛け針。
[3]ぎぐ
【ギグ】
◇[英]gig
○(1)[楽](ジャズなどで)ライブハウス・クラブなどで、一度
だけ演奏すること。
○(2)[楽]演奏家の、一回限りのの出演契約・一回きりの仕事。
[4]ぎぐ
【ギグ】
◇[英]gig
○[俗](軍隊・学校などで)罰点・小過失。
きくいし
【菊石】
◇[英]ammonite
○[化生]⇒あんもないと(アンモナイト)
きくいしるい
【菊石類】
◇[英]ammonite
○[化生]⇒あんもないと(アンモナイト)
きくいちょう《きくゐちやう》
【喜久井町】
◇[日]Kikuicho
○東京都新宿区の中東部にある地名。
◎千代田区には紀尾井町(キオイチョウ)がある。
きくいむし《きくひむし》
【キクイムシ】
【木食い虫】
【木食虫】
【木蠧虫】
○(1)[虫]甲虫類(コウチュウルイ)キクイムシ科(Scolytidae)・ナガキ
クイムシ科(Platypodidae)・ヒラタキクイムシ科(Lyctidae)に
属する昆虫(コンチュウ)の総称。
全世界に分布し約7千種が知られる。体長1〜9ミリメート
ルで、3ミリメートル前後の小型種が多い。体は一般に微小な
円筒形でかたく、多くは褐色または黒褐色。
幼虫・成虫ともに各種の樹皮下または材部深く穴をあけて生
活し、食害する。普通は衰弱した木を枯死させるが、大発生す
ると生木にも加害する林業害虫。
マツノキクイムシ・マツノスジキクイムシ・ウメノキクイム
シなど。
◎夏の季語。
○(2)[動]甲殻類(コウカクルイ)等脚目(トウキャクモク)(ワラジムシ目)キク
イムシ科(Limnoridae)の節足動物。海産。
体長約3ミリメートル内外、幅約1ミリメートル。
体は微小な半円筒形で頭は丸い。胸は7節、腹は6節の体節
からなり、7対の短い脚がある。全体に黄白色で、2個の黒い
複眼が目だつ。背面には暗色の小斑紋をもつ。
口部の大あごで海中にある木材に穴をあけて生活し、食害す
る。木造船や桟橋・杭(クイ)などの湾岸施設などに大害を与える。
全世界に分布し、日本各地の沿岸にも普通にみられる。
きくいむし《きくひむし》
【蠧】
○[虫]木材や樹木を食い破る虫。
参照⇒きくいむし(キクイムシ,木食い虫,木食虫,木蠧虫)
◎「蠧」の呉音は「つ」、漢音は「と」。
「蠧」はシミ(衣魚,蠧魚)をも意味する。
きくいも
【キクイモ】
【菊芋】
◇[学]Helianthus tuberosus
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)ヒマワリ属(Hel-
ianthus)の多年草。北アメリカ原産。
草丈は約2メートル。
9〜10月、枝頂に径4〜7センチメートルのヒマワリに似た
黄色の頭状花を開く。
地下の塊茎(イモ)は食用・飼料用になり、イヌリン([独]
Inulin)を多く含み、アルコールや果糖製造の原料にもなった。
現在はほとんど栽培されず、全国各地の路傍・空地・土手・
草原などで野生化。
◎17世紀、ヨーロッパに食用として導入・栽培。
日本への導入時期は不明で、江戸幕末〜明治初年・昭和前期
・第二次世界大前後の食糧難当時など諸説ある。
◎イヌキクイモ(犬菊芋):⇒いぬきくいも(イヌキクイモ,犬菊
芋)
コキクイモ(小菊芋):⇒ひめひまわり(ヒメヒマワリ,姫向日
葵,姫日回)
キクイモモドキ(菊芋擬):⇒きくいももどき(キクイモモド
キ,菊芋擬)
★きくいももどき
【キクイモモドキ】
【菊芋擬】
◇[学]Heliopsis helianthoides
○[植]キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)キクイモモドキ
属(Helianthus)の多年草。北アメリカ原産。
草丈は50〜150センチメートル。
キクイモ(菊芋)に似るが、地下の塊茎(イモ)はない。
参照⇒きくいも(キクイモ,菊芋)
きくがさね
【菊襲】
○[服]襲(カサネ)の色目(イロメ)の一つ。
表が白、裏が蘇芳(スオウ)。一説に、裏が青または紫。
秋に着用。
単に「きく(菊)」とも呼ぶ。
きくかしょう《きくくわしやう》
【菊花賞】
○競馬レースの一つ。毎年秋に京都競馬場で開催される特別レ
ース。
サラブレッド3歳(旧:4歳)限定混合、芝3,000メートル。
「きっかしょう(菊花賞)」とも呼ぶ。
◎1938(昭和13)第一回、開催。
1948(昭和23)名称が菊花賞となる。
2001(平成13)外国産馬の出走が可能となる。
きくかせき《きくくわせき》
【菊花石】
○[鉱]⇒きっかせき(菊花石)
きくかまち
【菊鹿町】
◇[日]Kikuka Machi
○熊本県北部、鹿本郡(カモトグン)の町。
きくがわ《きくがは》
【菊川】
◇[日]Kikugawa
○⇒きくがわちょう(菊川町)
きくがわちょう《きくがはちやう》
【菊川町】
◇[日]Kikugawa Cho
○(1)静岡県南部、小笠郡(オガサグン)の町。
○(2)[古]山口県西部にあった豊浦郡(トヨウラグン)の町。
◎2005. 2.13(平成17)下関市に合併。
きくぎ
【木釘】
◇[英]wooden peg/wpeg
○[建]木製の釘。
主に堅い材のウツギ(空木)などで作られ、細工物などに用い
る。
きくざ
【菊座】
○(1)菊の花の形に刻んだ座金(ザガネ)。
武具・扉などの飾りに用いる。
○(2)穴の周囲を放射線状にかがり縫いすること。
○(3)[植][農]キクザカボチャ(菊座南瓜)・キクザトウナス(菊
座唐茄子)の略称。
⇒にほんかぼちゃ(ニホンカボチャ,日本南瓜)(2)
○(4)[俗]肛門(コウモン)の俗称。
⇒こうもん(肛門)
○(5)[俗](転じて)男色の俗称。
きくざかぼちゃ
【キクザカボチャ】
【菊座南瓜】
○[植][農]ニホンカボチャ(日本南瓜)の別称。
⇒にほんかぼちゃ(ニホンカボチャ,日本南瓜)(2)
きくざけ
【菊酒】
○(1)[食]九月九日の重陽(チョウヨウ)の節句で、杯(サカズキ)に菊の
花を浮かべたり浸したりして飲む酒。
「菊の酒」,「菊花の酒」とも呼ぶ。
参照⇒ちょうよう(重陽),きっかしゅ(菊花酒)
◎邪気払いと長寿の意味がある。
○(2)[食]加賀国(石川県)・肥後国(熊本県)産の味醂(みりん)
の一種。
きわめて濃厚なもの。
○(3)[食]⇒きっかしゅ(菊花酒)
きくざとうなす《きくざたうなす》
【キクザトウナス】
【菊座唐茄子】
○[植][農]ニホンカボチャ(日本南瓜)の別称。
⇒にほんかぼちゃ(ニホンカボチャ,日本南瓜)(2)
きくじしゃ《きくぢしゃ》
【菊萵苣】
○(1)[植]⇒えんだいぶ(エンダイブ)
○(2)[植]⇒ちこり(チコリ)
きくしちょう《きくしちやう》
【岐宿町】
◇[日]Kikushi Cho
○[古]長崎県西部、五島列島(ゴトウレットウ)南部の福江島(フクエジマ)
南部にあった、南松浦郡(ミナミマツウラグン)の町。
◎2004. 8. 1(平成16)福江市(フクエシ)と南松浦郡の富江町(トミエチョ
ウ)・玉之浦町(タマノウラチョウ)・三井楽町(ミイラクチョウ)・岐宿町・奈留
町(ナルチョウ)の1市5町が合併して五島市(ゴトウシ)を発足。
きくしゅ
【菊酒】
◇[中]jujiu
○(1)[食]⇒きくざけ(菊酒)
○(2)[食]⇒らおちゅー(ラオチュー,老酒)
○(3)[食]⇒きっかしゅ(菊花酒)
きくじん《きくぢん》
【麹塵】
○(1)[色]黄ばんだ青色。ほとんど灰色に近い淡い黄緑色。禁
色(キンジキ)の一つ。
古くは刈安(カリヤス)と紫根(シコン)に灰を加えた染め色。
近世(江戸時代)は経(タテ)は青、緯(ヌキ)は黄の織り色。
「青色(アオイロ)」,「山鳩色(ヤマバトイロ)」,「青白橡(アオシラツルバミ)」,「き
じん(麹塵)」,「きくちん(麹塵)」,「きちん(麹塵)」とも呼ぶ。
参照⇒きくじんのほう(麹塵の袍)
◎麹(コウジ)カビの花の色に似ていることから。
○(2)[服]「麹塵の袍」の略称。
⇒きくじんのほう(麹塵の袍)
きくじんのほう《きくぢんのはう》
【麹塵の袍】
○[服]天皇が褻(ケ)(略儀)に着用する束帯(ソクタイ)の袍。
麹塵色で、文様を黄で表わす。文様は桐・竹・鳳凰(ホウオウ)・
麒麟(キリン)など、江戸初期には唐草に鳥がある。
この服色は禁色(キンジキ)で、上皇が賭弓(ノリユミ)・臨時祭・五
月の競馬(ウマクラベ)などの略儀に着るほか、皇太子が着る。
また、六位の蔵人は下賜によって用いることが許された。
単に「麹塵」とも、「青色(アオイロ)の袍」とも呼ぶ。
◎内宴の文人や殿上の賭弓の射手も、天皇の代わりとして文様
を異(コト)にした麹塵の闕腋(ケッテキ)の袍をつけた。
[1]きくすい
【菊水】
◇[日]kikusui/Kikusui
○(1)紋所(モンドコロ)の名称。
流水に菊花が半ば浮かび出たもの。
楠木(クスノキ)氏の家紋として著名。
参照⇒きく(菊)(2),うらぎく(裏菊)
○(2)⇒きくすいまち(菊水町)
★[2]きくすい
【菊水】
◇[中]Jushui
○[地]中国中南部、河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)南陽市(Nan-
yang Shi)中西部の内郷県にある白河の支流。
きくすいそうほんてん
【菊水総本店】
○[古][経]和菓子の老舗の一つ。
本店は兵庫県神戸市中央区。
◎1868(明治元)創業。
1872(明治 5)湊川神社(神戸)の社殿完成を記念し、瓦煎餅を
考案して発売。
2006(平成18)UCC上島珈琲(神戸)の子会社となる。
2010. 1(平成22)廃業。
きくすいでんしこうぎょう《きくすいでんしこうげふ》
【菊水電子工業】
○[経]計測器・電源の製造販売会社。
本社は神奈川県横浜市都筑区。
きくすいまち
【菊水町】
◇[日]Kikusui Machi
○熊本県北部、玉名郡(タマナグン)の町。
江田船山古墳(エタフナヤマ・コフン)がある。
参照⇒えたふなやまこふん(江田船山古墳)
きくずみ
【菊炭】
○(茶の湯の炉で)胴炭(ドウズミ)などに添えて用いる切炭。
丸炭を輪切りにした炭で、切り口が菊花状に見えるもの。
クヌギ(櫟)などで製し、火付きも良く、燃えカスになっても
菊花状のままである。
参照⇒くぬぎずみ(櫟炭),どうずみ(胴炭)
きくぜんばん
【菊全判】
○[印]⇒きくばん(菊判)(1)
きくち
【菊池】
◇[日]Kikuchi
○(1)⇒きくちし(菊池市)
○(2)⇒きくちぐん(菊池郡)
○(3)[地]⇒きくちがわ(菊池川)
きくちがわ《きくちがは》
【菊池川】
◇[日]Kikuchi Gawa
○[地]熊本県北部、阿蘇外輪山の北西斜面に発し、有明海に注
(ソソ)ぐ川。全長約61キロメートル。
きくちぐん
【菊池郡】
◇[日]Kikuchi Gun
○熊本県北部の郡。
大津町(オオヅマチ)・菊陽町(キクヨウマチ)・合志町(コウシマチ)・西合志
町(ニシゴウシマチ)の町。
◎2005. 3.22(平成17)七城町(シチジョウマチ)・旭志村(キョクシムラ)・泗
水町(シスイマチ)の2町1村、菊池市に編入。
きくちけいふうえん《きくちけいふうゑん》
【菊池恵楓園】
○[医]熊本県菊池郡(キクチグン)合志町(コウシマチ)にある、国立ハン
セン病療養所。
参照⇒らいよぼうほう(癩予防法,らい予防法),かいしゅんびょ
ういん(回春病院)
◎1934. 5.(昭和 9)宮崎松記(マツキ)、県立九州ライ療養所の所
長に就任。
1941(昭和16)国立療養所菊池恵楓園に改称。
1958. 9.(昭和33)宮崎松記、園長を辞任。
参照⇒『人名辞典』みやざき まつき(宮崎 松記)
きくちし
【菊池市】
◇[日]Kikuchi Shi
○熊本県北部の市。
〈面積〉
182.60平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)2万7,987人。
◎中世の豪族菊池氏の発祥の地で、中心市街地の隈府(ワイフ)が
城下町として発展。
1954(昭和29)菊地温泉が湧出(ユウシュツ)。
1956(昭和31)隈府町・河原(カワハル)村・水源(スイゲン)村・迫間
(ハサマ)村・竜門(リュウモン)村・戸崎(トザキ)村・花房(ハナブサ)村・菊
池村が合併して菊池町となる。
1958(昭和33)市制。
2005. 3.22(平成17)菊池郡(キクチグン)の七城町(シチジョウマチ)・旭
志村(キョクシムラ)・泗水町(シスイマチ)を編入。
きくぢしゃ
【菊萵苣】
○(1)[植]⇒えんだいぶ(エンダイブ)
○(2)[植]⇒ちこり(チコリ)
★きくちじょうせき《きくちじやうせき》
【菊池城跡】
【鞠智城跡】
○[歴]熊本県北部、菊池市〜山鹿市(ヤマガシ)にある7世紀後半
の城跡(シロアト)。国史跡。
663[天智 2]白村江(ハクスキノエ)の戦いの後、新羅(シラギ)と唐の
襲来に備えて築城。
参照⇒はくすきのえのたたかい(白村江の戦い),こうごいし
(神籠石),きくちじんじゃ(菊池神社)
きくちじんじゃ
【菊池神社】
○熊本県菊池市隈府(ワイフ)にある神社。元別格官幣社。
祭神は菊池武時・武重・武光。
◎1870(明治 3)菊池城跡に創建。
参照⇒きくちじょうせき(菊池城跡,鞠智城跡)
きくちん
【麹塵】
○[色]⇒きくじん(麹塵)(1)
きくとかたな
【菊と刀】
◇[英]The Chrysanthemum and the Sword
○R.ベネディクト(Ruth Fulton Benedict)が著した日本文化
論。
日本の文化を恥の文化としてとらえる。
参照⇒[2]ぶしどう(武士道),ちゃのほん(茶の本)
◎武士が菊と刀を同時に愛(イト)おしむことから。
第二次世界大戦中、アメリカ軍の日本人研究の教科書的存在
だった。
きくな
【キクナ】
【菊菜】
○[植]シュンギク(春菊)の別称。
⇒しゅんぎく(シュンギク,春菊)
◎春の季語。
きくなえき
【菊名駅】
○(1)[交]神奈川県横浜市港北区菊名にある、JR横浜線の駅。
大口(オオグチ)駅(神奈川区)と新横浜(シンヨコハマ)駅の間。
○(2)[交]東急東横線の駅。
大倉山(オオクラヤマ)駅と妙蓮寺(ミョウレンジ)駅の間。
きぐなすせきゆ
【キグナス石油】
○[経]中堅の石油元売り会社。
本社は東京。
◎1972(昭和47)日本漁網船具(現:ニチモウ)の石油部門が分離
独立して発足。
きくにがな
【ハクニガナ】
【菊苦菜】
○(1)[植]⇒ちこり(チコリ)
○(2)[植]⇒えんだいぶ(エンダイブ)
きくにんぎょう《きくにんぎやう》
【菊人形】
○たくさんの菊の花や葉で衣装のように飾り付けた人形の見世
物。
多くは歌舞伎狂言や物語、世相・風俗などに取材。
参照⇒とぴありー(トピアリー)
◎秋の季語。
きくのさけ
【菊の酒】
○[食]⇒きくざけ(菊酒)(1)
きくばん
【菊判】
○(1)[印]洋紙の原紙規格サイズの一つ。
636ミリメートル×939ミリメートルで、A判よりやや大きい。
「菊全判(キクゼンバン)」とも呼ぶ。
参照⇒しろくばん(四六判)(1)
◎輸入された当初、菊花の商標があったからいう。
○(2)[印]旧規格の書籍サイズの一つ。
菊判全紙を一六折(縦横とも4分の1)にした大きさ。
152ミリメートル(7寸2分)×218ミリメートル(5寸)で、A
5判(148×210)よりやや大きい。
参照⇒しろくばん(四六判)(2)
きくまさむね
【菊正宗】
○[食]菊正宗酒造株式会社の清酒ブランド名。
◎本社は兵庫県神戸市東灘区。
きくまちょう《きくまちやう》
【菊間町】
◇[日]Kikuma Cho
○愛媛県北部、高縄半島(タカナワハントウ)北西部にある越智郡(オチグン)
の町。斎灘(イツキナダ)に面する。
〈面積〉
36.97平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)8,159人。
◎1908(明治41)町制施行。
1955(昭和30)亀岡村を編入。
きくめいし
【キクメイシ】
【菊目石】
【海花石】
◇[学]Favia speciosa
○[動]腔腸動物門花虫綱イシサンゴ目(Scleractinia)キクメイ
シ亜目(Faviina)キクメイシ科(Faviidae,Astraeidae)のサンゴ
(珊瑚)。造礁サンゴの一種。
「菊銘石(キクメイセキ)」とも呼ぶ。
きくめいせき
【キクメイセキ】
【菊銘石】
○[動]⇒きくめいし(キクメイシ,菊目石,海花石)
きくゆぞく
【キクユ族】
◇Kikuyu
○ケニア南西部に居住する、バンツー系農耕民族。
男系、一夫多妻制。
参照⇒まうまう(マウマウ),むんぎき(ムンギキ)
きくようまち《きくやうまち》
【菊陽町】
◇[日]Kikuyo Machi
○熊本県北部、菊池郡(キクチグン)南部の町。
★きくらげ
【キクラゲ】
【木耳】
◇[学]Auricularia auricula、[英]jelly fungus/Jew's-ear
○[植]担子菌類シロキクラゲ目(Tremellales)キクラゲ科(Au-
riculariaceae)キクラゲ属(Auricularia)のキノコ。食用。
「みみたけ」とも呼ぶ。
★きくらですしょとう《きくらですしよたう》
【キクラデス諸島】
◇[希]Mikres Kyklades、[英]Cyclades Islands
○[地]ギリシア東部、エーゲ海(Egeon Pelagos)南部とクレタ
海(Kritiko Pelagos)北部との間に散在する約220の諸島。
参照⇒てぃらとう(ティラ島)
◎トルコ沿岸の島々はドデカニソス諸島(Dhodhekanisos)。
★きぐれさーかす
【キグレサーカス】
○[歴]サーカス興行業者。
本部は北海道札幌市中央区。
◎1942(昭和17)創業。
1977(昭和52)法人化。
2010.10.19(平成22)事業停止。
ぎげいてん
【伎芸天】
○[仏]芸能・福徳を司る天部(テンブ)の女神(天女)。
天上で大自在天が諸天女に囲まれて歌舞を楽しんでいるとき
に、額の髪際(カミギワ)から化生(ケショウ)したという。
天衣(テンネ)をまとい、瓔珞(ヨウラク)を着け、左手に花を盛った
皿をかかげ、右手は下に裾をとり、腰を軽くひねる姿をなす。
豊饒・吉祥・富楽の守護神で、容貌端正にして伎芸に秀で、
諸芸を速やかにかなえさせてくれるという。
◎奈良の秋篠寺(アキシノデラ)の立像は、天平末期の頭部を鎌倉時
代に胴体が補作されたもので容姿が異なる。
1893(明治26)シカゴ万博に出展された竹内久一(タケウチ・キュウイチ)
(1857〜1916)の作品(東京芸術大学所蔵)が有名。
参照⇒あきしのでら(秋篠寺)
きげつ
【鬼月】
◇[中]guiyue
○[暦](台湾で)陰暦七月の別称。
一日に地獄の鬼門が開かれので死者の霊(鬼)がこの世に戻っ
てきて、晦日(三十日)(ミソカ)に霊が帰って鬼門が閉じられると
いう。
祖先の霊だけではなく悪い霊も戻ってくるので、縁起の悪い
月として結婚・旅行などは慎(ツツシ)まなければならない。
日本の盂蘭盆会(ウラボンエ)に相当する。
参照⇒きせつ(鬼節),じごくのかまのふたもあく(地獄の釜の
蓋もあく),うらぼんえ(盂蘭盆会)
★きげん
【紀元】
○[暦]
◎日本:皇紀元年:BC. 660。
韓国:檀君紀元:BC.2333。
◎紀元節:⇒きげんせつ(紀元節)
ぎげん
【魏源】
◇[中]Wei Yuan
○[人]中国、清代末期の学者・政治家(1794〜1857)。字(アザナ)
は黙深(Moshen)。湖南省邵陽(Shaoyang)(ショウヨウ)の人。
地方官を歴任し、林則徐(Lin Zexu)(リン・ソクジョ)とともにアヘ
ン戦争に従軍。
また、太平天国の乱にも従軍して、憂国の士となる。
公羊(クヨウ)学者として多くの書物を著して経世実用の学風を
立て、西欧列強の進出に対する「変法自強」の先駆者となる。
著書は『聖武記』・『海国図志』、編『皇朝経世文編』など。
◎『海国図志』は日本の江戸幕末に多数もたらされて、1854
(嘉永 7)には和刻本が出版され、尊王攘夷論や明治初期の知識
階級に影響を与えた。
きけんうんてんちししょうざい《きけんうんてんちししやうざい》
【危険運転致死傷罪】
○[法]飲酒や無謀な速度超過などによる人身事故を、従来の業
務上過失致死傷罪に比べ罰則を重く科(カ)す法律。
被害者が死亡した場合、業務上過失致死傷罪では5年以下の
懲役か50万円以下の罰金であったが、この法律では1年以上15
年以下の懲役が科せられる。
◎1999.11.(平成11)東京都世田谷区で発生した東名高速道路で
の飲酒運転による幼児2人が死亡した追突事故をきっかけに新
設。
2001.12.(平成13)施行。
きけんし
【輝県市】
◇[中]Huixian Shi
○中国北部、河南省(Henan Sheng)(カナンショウ)中北部の省直轄市
新郷市(Xinxiang Shi)が管轄する区域北西部に位置する市(県
級市)。
薄壁鎮(Bobi Zhen)に白雲寺(Baiyuan Si)がある。
きげんせつ
【紀元節】
○(1)[古][暦]旧制の四大節(シダイセツ)・三大節の一つ。
毎年2月11日、宮中で儀式が行なわれ、国民は祝日として
祝った。
1873. 1.(明治 6)紀元節・天長節を祝日とする。
1873. 2.11(明治 6)より施行。
1940.11.10(昭和15)紀元2600年の式典を挙行。
1947(昭和22)片山哲(テツ)社会党首班内閣により廃止。
紀元節は1967. 2.11(昭和42)より「建国記念の日」として祝わ
れる。
◎神武天皇が大和の橿原宮(カシハラノミヤ)で正月元旦に即位した日
(BC. 660)とされるが、科学的・歴史的な根拠はなく、それを
さらに太陽暦に換算するという操作による無理がある。
紀元節を二月十一日とする決定に関与した塚本明毅は、のち
に『三正綜覧(サンセイソウラン)』でその不都合なことを述べている。
しかし、軍国主義によって国民の思想統制に活用されていた。
戦後になっても「日本始まって以来」の意味で「神武景気」などと
使用されたほどである。
○(2)[楽]高崎正風作詞、伊沢修二作曲の歌謡曲。
歌い出しは「雲にそびゆる/高千穂の」。
きこ
【帰忌】
【帰己】
○[暦]⇒きこにち(帰忌日,帰己日)
きこう《きかふ》
【き甲】
◇[英]withers
○馬の肩甲骨間の隆起。
◎「き」は(「髟」冠+「耆」:補助7409)とも書く。
きこう《きかふ》
【亀甲】
○⇒きっこう(亀甲)
きこう
【僖公】
◇[中]Xigong
○(1)[人]中国、春秋時代の魯(Lu)(ロ)の国王。在位:BC. 659
〜 627。
○(2)[人]中国、春秋時代の鄭(Zheng)(テイ)の国王。在位:BC.
570〜 566。
ぎこう《ぎかふ》
【偽甲】
○ベッコウ(鼈甲)の模造品・代用品。
卵甲・牛甲・セルロイドなどがある。
参照⇒らんこう(卵甲),うしこう(牛甲),せるろいど(セルロ
イド)
ぎこう《ぎかふ》
【義甲】
○[楽]箏(コト)・三線(サンシン)などの撥弦楽器(ハツゲンガッキ)を演奏
する際に用いる爪状の小さな道具。
指先に持ち、または指先に嵌(ハ)めて弦を弾くもの。
琴爪(コトヅメ)・ピック(puck)など。
きこうか《きかふくわ》
【機甲科】
○[軍]自衛隊における戦車兵の兵種の呼称。
きこうくらげ
【旗口クラゲ目】
【旗口水母目】
◇[学]Semaeostomeae
○[動]⇒みずくらげもく(ミズクラゲ目,水水母目)
きこうぐん《きかうぐん》
【城飼郡】
◇[日]Kiko Gun
○[古]現在の静岡県にあった旧郡。
ぎこうせいじょうでんぱげん《ぎこうせいじやうでんぱげん》
【擬恒星状電波源】
◇[英]Quasistellar Radio Source
○[天]⇒くえーさー(クエーサー)
きこうでん《きかうでん》
【乞巧奠】
◇[中]qiqaio dian
○[暦]陰暦七月七日の夜の行事。
牽牛(ケンギュウ)・織女の二星を祭って供え物をし、女子が手芸
の上達を祈願するもの。
中国から風習が伝来し、奈良時代から宮中の儀式となり、後
に七夕(タナバタ)として民間にも普及した。
「きっこうでん(乞巧奠)」とも呼ぶ。
参照⇒たなばた(七夕,棚機)
◎「技巧を乞う奠(供物をそなえる祭り)」の意味。
中国では「七夕(qixi)」のほか、「女児節(nyu'er jie)」,「少女
節(shaonyu jie)」とも呼ぶ。
きこうへんどうわくぐみじょうやく《きこうへんどうわくぐみでうやく》
【気候変動枠組み条約】
【気候変動枠組条約】
◇[英]United Nations Framework Convention on Climate
Change
○[気]⇒こくれんきこうへんどうわくぐみじょうやく(国連気
候変動枠組み条約,国連気候変動枠組条約)
ぎこうるい
【擬猴類】
○[哺]⇒げんえんるい(原猿類)
★きこくし
【鬼谷子】
◇[中]Guiguzi
○[人]中国、戦国時代の縦横家。
★きこしめす《》
【聞こし召す】
○(1)「聞く」の尊敬語。
○()
○()[俗]酒を飲む。
きこにち
【帰忌日】
【帰己日】
○[暦]日々の吉凶(キッキョウ)・生活の指針を示す暦注(レキチュウ)の一
つ。旅行・帰宅・転宅・結婚などを忌(イ)む日。
「きこ(帰忌,帰己)」とも呼ぶ。
参照⇒れきちゅう(暦注)
きごま
【キゴマ】
◇Kigoma
○(1)(Kigoma Region)⇒きごましゅう(キゴマ州)
○(2)タンザニア西部、キゴマ州西部の州都。タンガニーカ湖
(Lake Tanganyika)東岸の港市。
コンゴ民主共和国の都市カレミ(Kalemie)と湖上汽船で結ば
れている。
きごましゅう《きごましう》
【キゴマ州】
◇[英]Kigoma Region
○タンザニア西部の州。北西部をブルンジに隣接し、西部をタ
ンガニーカ湖(Lake Tanganyika)に面する。
州都はキゴマ。
南西端にマハレ山塊国立公園(Mahale Mountains National
Park)がある。
きこみ
【着込み】
【着籠み】
○⇒くさりかたびら(鎖帷子)(1)
きごみ
【着込み】
【着籠み】
○⇒くさりかたびら(鎖帷子)(1)
きごめ
【着込め】
【着籠め】
○⇒くさりかたびら(鎖帷子)(1)
きこり
【樵】
【木樵】
【樵夫】
○山林の木を伐(キ)ること。また、それを仕事にしている人。
「杣人(ソマビト)」,「山人(ヤマビト)」とも呼ぶ。
◎動詞「樵(キコ)る」の連用形。
◎中国語では「樵夫(qiaofu)」で、「樵」は「まき・たきぎ」の意味。
きこん
【気根】
◇[英]aerial root
○[植]地上部の茎(クキ)・幹(ミキ)から垂れ下がり、空気中に露出
した根。
その機能は植物によって異なる。
参照⇒はんこん(板根)
◎支柱根:トウモロコシ・タコノキ・ヒルギなど。
付着根:キヅタなど。
呼吸根:タコノキ・ヌマスギ・ミズキンバイなど。
浮根:ミズキンバイなど。
保護根(保水):ヘゴなど。
吸水根:セッコクなど。
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