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                    PDD図書館管理番号       0001.0028.2000.20

                 百   科   辞   書    《けん》     編集:獨  澄旻

-------- けん --------------------------------------------------
★けん
	【県】
	【縣】
	◇[中]xian
	○[漢](中国で)鎮(Zhen)・郷(Xiang)の上の行政単位。
けん
	【乾】
	◇[中]gan
	○(1)易(エキ)の八卦(ハッケ)の一つ。八卦の最初。
	 陽の卦で、天・陽などにかたどり、強く剛健を表す。
	 ⇔こん(坤)(1)
	 参照⇒はっけ(八卦)(1)
	○(2)戌亥(イヌイ)の方角(ホウガク)、すなわち北西。
	 ⇔こん(坤)(2)
★けん
	【権】
	○(1)秤(ハカリ)の重り。
	○(2)はかりごと。
	◎権謀
	○(3)支配する力。
	◎権威,実権
	◎権に借(カ)る(権威をかさに着る,権威を頼みにする)
	 権に募(ツノ)る(権威を頼みに増長する)
	 権を取る(権力を握る)
	○(4)法・定めによって付与された力・資格。
	◎権利,人権,特権
	○(5)高慢(コウマン)であること。
	◎権勢
	◎「権」は「ごん」とも読む。
けん
	【黔】
	◇[中]qian
	○(1)(Qian)貴州省の別称。
	 ⇒きしゅうしょう(貴州省)
	○(2)浅黒・黒。黒色。
げん
	【元】
	◇[中]Yuan
	○(1)[歴]中国の王朝(1271〜1368)。
	 ⇒げんちょう(元朝)
	○(2)[経](yuan)⇒じんみんげん(人民元)
けんあんしつ
	【検案室】
	○警察署などにある、医師の治療を受けずに死亡した死体を、
	医師が死亡事実を医学的に確認する部屋。
げんいけん
	【原医研】
	○[原][医]広島大学の原爆放射線医科学研究所の略称。
けんいせつ《けんゐせつ》
	【権威説】
	○⇒けんいどうとく(権威道徳)
けんいどうとく《けんゐだうとく》
	【権威道徳】
	○人の自律的な規範意識や意志ではなく、国家・教会・政党な
	どの権威による社会的に実現された価値秩序に服従する、他律
	的な道徳こそ道徳であるとする説。
	 「権威説」とも呼ぶ。
	 参照⇒るさんちまん(ルサンチマン)(2)
	◎道徳の五段階発達説(無道徳段階・権威道徳段階・仲間道徳
	段階・矛盾道徳段階・自立道徳段階)の第二段階。
げんいんりょうほう《げんいんれうはふ》
	【原因療法】
	◇[英]causal treatment
	○[医]疾病原因の根本に対応する治療法。
	 血清療法、手術による摘出など。
	 ⇔たいしょうりょうほう(対症療法)
けんうっど
	【ケンウッド】
	【KENWOOD】
	○[経]オーディオ専業メーカー。
	◎2002.11.15(平成14)経済産業省に産業再生法の適用を申請す
	ると発表。
	 参照⇒[2]びくたー(ビクター)(2)
けんうん
	【巻雲】
	【絹雲】
	◇[英]Cirrus
	○[気]十種雲級の一つ。上層雲の一つ。
	 対流圏の上部、気温が約マイナス20度以下のところに現れる
	極めて小さい氷の結晶から成る、繊維状の白雲。うすい絹をの
	ばしたように、またホウキ(箒)ではいたあとのように見える。
	 極地方では3〜8キロメートル、温帯地方では5〜13キロメ
	ートル、熱帯地方では6〜18キロメートルの高さに現れる。
	 気象用語では「巻雲」と書き、国際略号は「Ci」。
	 俗称は「すじぐも(筋雲)」,「まきぐも(巻雲,捲雲)」。
けんえいけんがんきょう《けんえいけんがんきやう》
	【検影検眼鏡】
	○[医]瞳孔に光を入れてその反射光線で、目の屈折力を測定す
	る器具。
	 「スキアスコープ(skiascope)」,「レチノスコープ(retino-
	scope)」とも呼ぶ。
げんえいじょう《げんえいじやう》
	【幻影城】
	○(1)[建]東京都豊島区西池袋にある江戸川乱歩(エドガワ・ランポ)
	(1894〜1965)が書斎兼書庫として使用していた土蔵。
	 参照⇒『人名辞典』えどがわ らんぽ(江戸川 乱歩,江戸川
	 亂歩)
	◎1924(大正13)建築。
	 1934(昭和 9)乱歩、芝区車町(現:港区高輪)から移転。
	○(2)[文]江戸川乱歩の評論集。
けんえう
	【懸衣嫗】
	○[仏]⇒だつえば(奪衣婆,脱衣婆)
けんえおう
	【懸衣翁】
	○[仏]三途(サンズ)の川のほとりにある衣領樹(エリョウジュ)の上に
	いる鬼神。
	 参考⇒だつえば(奪衣婆,脱衣婆)
★けんえつ
	【検閲】
	◇[英]censorship
	○
	◎映画検閲制度:参照⇒じごま(ジゴマ)(2)
けんえん《けんゑん》
	【軒轅】
	◇[中]Xuanyuan
	○⇒こうてい(黄帝)(1)
けんえん《けんゑん》
	【ケン園】
	○[歴]江戸茅場町(カヤバチョウ)にあった、荻生徂徠(オギュウ・ソライ)の
	書斎の名前。
	◎「ケン」は「(「藷」の「者」を「爰」)に代える」。
	 また、「ケン」の訓読は「かや」で、茅場町の「かや」に通じさせ
	たもの。
げんえん
	【舷縁】
	◇[英]gunwale/gunnel
	○[海]⇒がんねる(ガンネル)
げんえんあもく《げんゑんあもく》
	【原猿亜目】
	◇[学]Strepsirrhini
	○[哺]⇒げんえんるい(原猿類)
けんえんがくは《けんゑんがくは》
	【ケン園学派】
	○⇒こぶんじがくは(古文辞学派)
	◎「ケン」は「(「藷」の「者」を「爰」)に代える」。
けんえんし《けんゑんし》
	【軒轅氏】
	◇[中]Xuanyuan Shi
	○⇒こうてい(黄帝)(1)
★げんえんるい《げんゑんるい》
	【原猿類】
	◇[学]Prosimii、[英]prosimians
	○[哺]霊長類(霊長目)(Primates)のうち、原猿亜目(Strepsir-
	rhini)に属する哺乳類の総称。
	 霊長類は原猿亜目と真猿亜目(Anthropoidea)の2亜目があり、
	原猿類はその一つで、進化した高等の真猿亜目(真猿類)に対し
	て、原始的で下等なサル。
	 一般に小形で、顔面は被毛し、平爪(ヒラヅメ)のほか、どの指
	かに鋭い鉤爪(カギヅメ)をもつ。大脳の発達は低く、多くは夜行
	性。
	 曲鼻亜目(Strepsirrhini)と直鼻亜目(Haplorhini)に大別さ
	れる。
	 「擬猴類(ギコウルイ)」,「原猴類」とも呼ぶ。
	 参照⇒しんえんるい(真猿類)
	◎曲鼻亜目:アダピス類・キツネザル類・ロリス類。
	 直鼻亜目:オモミス類・メガネザル類。
	◎ツパイ科(Tupaiidae)・インドリ科(Indriidae)・アイアイ科
	(Daubentoniidae)。
けんおうどう《けんあうだう》
	【圏央道】
	◇[日]Ken'o Do
	○[交]首都圏中央連絡自動車道の略称。
	 東京都区部の中心を環状に結ぶ高速道路。全長は完成すると
	神奈川県横浜市から千葉県木更津市までの約300キロメートル。
	◎2015年、完成予定。
けんおんねつ《けんをんねつ》
	【犬瘟熱】
	◇[英]distemper
	○[哺][病]⇒[1]じすてんぱー(ジステンパー)
★けんか《けんくわ》
	【喧嘩】
	【諠譁】
	◇[英]quarrel
	○
	◎火事とけんかは江戸の華(ハナ)
げんか
	【元嘉】
	◇[中]Yuanjia
	○[歴]中国南北朝時代の宋(南朝)の年号( 424〜 453)。
	◎元嘉暦:⇒げんかれき(元嘉暦)
げんが
	【原我】
	◇[羅]id、[独]Es
	○[心]⇒[1]いど(イド)
けんかい
	【狷介】
	○自分の意志をまげず、人と協調しないこと。また、そのよう
	な性質。
	◎「狷」は「分を守って不義をしない」こと、「介」は「堅い」こと。
	◎狷介孤高,狷介不屈,狷介固陋
けんがい《けんぐわい》
	【圏外】
	○(1)地域・資格など、一定の条件を満たす範囲の外。
	○(2)[通](特に携帯電話で)交信用の電波が届かない場所。
けんがい
	【懸崖】
	○(1)切り立った、険(ケワ)しい崖(ガケ)。断崖(ダンガイ)・絶壁
	(ゼッペキ)。
	○(2)⇒けんがいづくり(懸崖作り)
げんかい
	【玄海】
	◇[日]Genkai
	○(1)⇒げんかいちょう(玄海町)
	○(2)[古]⇒げんかいまち(玄海町)
★げんかいげんしりょくはつでんしょ
	【玄海原子力発電所】
	○[原]佐賀県東松浦郡(ヒガシマツウラグン)玄海町(ゲンカイチョウ)にある、
	九州電力の原子力発電所。
	 「玄海原発」とも呼ぶ。
	◎第1号機:
	 第2号機:加圧水型炉、55.9万キロワット。
	 第3号機:加圧水型、118万キロワット。
	 第4号機:加圧水型、118万キロワット。
	◎1979(昭和54)第1号機、異常発生。
	 1981(昭和56)第2号機、運転開始。
	 1983(昭和58)第1号機、異常発生。
	 2006.11.11(平成18)4号機、一次冷却水の蒸気圧を調整する
	加圧器逃し弁の温度が異常に上昇。12日九州電力、原子炉を停
	止すると発表。
	 2009.11. 5(平成21)3号機で国内初のMOX燃料による試運
	転を開始。燃料集合体192体中の16体がMOX燃料。12. 2、営
	業運転を開始。
げんかいげんぱつ
	【玄海原発】
	○[原]⇒げんかいげんしりょくはつでんしょ(玄海原子力発電
	所)
げんかいしま
	【玄界島】
	◇[日]Genkai Shima
	○(1)[地]⇒げんかいじま(玄界島)
	○(2)福岡県福岡市西区の地名。
	 参照⇒げんかいじま(玄界島)
げんかいじま
	【玄界島】
	◇[日]Genkai Jima
	○[地]福岡県の北西方、玄界灘(ゲンカイナダ)にある島。東方には
	志賀島(シカシマ)、南方には音無瀬戸を隔てて糸島半島の西浦(ニシノ
	ウラ)がある。
	 住所は福岡市西区玄界島(ゲンカイシマ)。
	◎2005. 3.20(平成17)福岡県西方沖地震(福岡沖玄界地震)で被
	災し、島民のほとんど約700人が島外に避難。
げんかいしゅうらく《げんかいしふらく》
	【限界集落】
	○[社]住民の5割以上が65歳を越える高齢者になったため、集
	落の維持・存続が困難にある集落。
げんかいちょう《げんかいちやう》
	【玄海町】
	◇[日]Genkai Cho
	○佐賀県北西部、東松浦郡(ヒガシマツウラグン)の町。
	◎福岡県宗像郡(ムナカタグン)に玄海町(ゲンカイマチ)があった。
けんがいづくり
	【懸崖作り】
	○盆栽(ボンサイ)や鉢植えで、幹・茎・枝などが根よりも低く垂
	れ下がるように仕立てること。また、そのような盆栽や鉢植え。
	 単に「懸崖」とも呼ぶ。
	◎懸崖菊,懸崖の菊,懸崖作りの菊
★げんかいなだ
	【玄界灘】
	◇[日]Genkai Nada
	○[地]福岡県の北西方の海。
	 参照⇒おきのしま(沖ノ島)
げんかいまち
	【玄海町】
	◇[日]Genkai Machi
	○[古]福岡県北部、宗像郡(ムナカタグン)の町。南部を宗像市に接
	し、北部は玄界灘(ゲンカイナダ)に面する。
	〈面積〉
	 34.68平方キロメートル。
	〈人口〉
	 2000(平成12)9,559人。
	◎1955(昭和30)神湊(コウノミナト)町・田島村・池野村・岬(ミナト)村
	が合併して発足。
	 2003. 4. 1(平成15)宗像市(ムナカタシ)に編入。
	◎佐賀県東松浦郡(ヒガシマツウラグン)には玄海町(ゲンカイチョウ)がある。
けんかいめん
	【圏界面】
	◇[英]tropopause
	○[気]対流圏とその上の成層圏との境界面。
	 標準大気では地表から11キロメートルとなっているが、赤道
	地方では18キロメートル位、極地方では7キロメートル位と緯
	度により高度の幅がある。
	 「対流圏界面」,「止対流面」,「トロポポーズ」とも呼ぶ。
★げんかいれい
	【厳戒令】
	○[歴]1882. 1.(明治15)制定。
	◎1905. 9.(明治38)ポーツマス条約反対の大衆運動鎮圧のため
	公布。
	 1923. 9.(大正12)関東大震災により公布。
	 1936. 2.27(昭和11)二・二六事件により公布、九段の軍人会
	館に厳戒司令部が置かれ、司令官は陸軍中将香椎浩平が任命さ
	れる。7月18日、解除。
げんかく
	【幻覚】
	◇[英]hallucination
	○[心]現実に対応する刺激がないのに、神経の働きの異常によ
	り、あたかも実在するかのように知覚されること。
	 物がないのに物が見える幻視(ゲンシ)、音がないのに音が聞こ
	えてくる幻聴(ゲンチョウ)、その他に幻味・幻臭・幻触などがある。
	 参照⇒さっかく(錯覚)(2),まじっくまっしゅるーむ(マジッ
	クマッシュルーム),しゃるるぼねしょうこうぐん(シャルル・
	ボネ症候群)
	◎幻覚剤
げんかくきのこ
	【幻覚きのこ】
	○[俗]⇒まじっくまっしゅるーむ(マジックマッシュルーム)
げんかくせいぶつ
	【原核生物】
	◇[英]procaryote/prokaryote(プロカリオット)
	○[生]生物の二大群の一つ。
	 細胞中に核膜で囲まれた核を持たず、遺伝物質(DNA分子)
	が細胞の中央部に集まっている核様体(nucleoid)として存在し
	ている原始的な生物。
	 有糸分裂を行わなわず、また細胞小器官も持たない。
	 すべての細菌類と藍藻類(ランソウ)。
	 ⇔しんかくせいぶつ(真核生物)
けんがせき
	【犬牙石】
	◇[英]dogtooth spar
	○[鉱]方解石の一種。
	 結晶が犬牙状にとがっているもの。
	 参照⇒ほうかいせき(方解石)
げんがたせんすいかん
	【元型潜水艦】
	◇[英]Yuan class submarine
	○[軍]⇒ゆあんがたせんすいかん(ユアン型潜水艦,元型潜水艦)
けんがみね
	【剣ヶ峰】
	◇[日]Kengamine/Ken ga Mine
	○(1)[地]火山の噴火口の周縁。
	 主に富士山頂を指す。
	○(2)[地]石川県と岐阜県にまたがる白山の主峰の一つ。
	 ⇒はくさん(白山)(1)
	○(3)[運]相撲で、土俵(ドヒョウ)の境目の俵(タワラ)。
	 また、そこに足がかかって後がない状態。
	○(4)((3)から転じて)少しの余裕もない、ぎりぎりの状態。
	 「絶体絶命」とも呼ぶ。
	 参照⇒ぜったいぜつめい(絶体絶命),[1]したでる(シタデル)
げんかれき
	【元嘉暦】
	◇[中]Yuanjia Li
	○[暦] 443<元嘉20>何承天(He Chengtian)が作った暦。
	  602年、百済(クダラ)僧観勒(カンロク)によって初めて日本に伝え
	られた暦法。 692[持統 6]正式に採用された。
	◎2003. 2.26(平成15)奈良文化財研究所、奈良県明日香村の石
	神遺跡で表と裏に 689年の3月と4月と思われる具注暦が書き
	写された木簡を発見、と発表。元嘉暦と考えられている。
けんがんきょう《けんがんきやう》
	【検眼鏡】
	◇[英]ophthalmoscope(オフサルモロスコープ)
	○[医]瞳孔(ドウコウ)から光を入れ、眼内の角膜(カクマク)や眼底(ガ
	ンテイ)を観察する器具。
	 中央に小孔のあいた凹面反射鏡で光源の光を反射させて眼内
	に送り込んで小孔から観察する方式と、光源を内蔵する方式の
	ボンノスコープ(bonnoscope)がある。
	 「眼底鏡(funduscope)」とも呼ぶ。
げんかんさ
	【減感作】
	◇[英]desensitization
	○[医]⇒だっかんさ(脱感作)
げんかんさりょうほう《げんかんされうはふ》
	【減感作療法】
	◇[英]desensitization
	○[医]⇒だっかんさ(脱感作)
けんき
	【建機】
	○[建]建設機械の略称。
げんきだしてよ
	【元気だしてよ】
	○[楽]谷村有美(ユミ)作詞・作曲の歌謡曲(TVアニメ『3丁目
	のタマ うちのタマ知りませんか?』のオープニング曲)。
	 歌も谷村有美。
	◎1994(平成 6)。
けんきやくゆでん
	【ケンキヤク油田】
	◇[英]Kenkiyak oil field
	○カザフスタン中西部、アクトベ州(Aqtobe Oblysy)中央部に
	ある油田。シュバルシ(Shubarshi)の西方。
	◎1997(平成 9)中国が開発権を獲得。
	 2003. 3.(平成15)カスピ海沿岸のアティラウ(Atyrau)との第
	1期パイプライン工事(約450キロメートル)が完成。
げんぎゅう《げんぎう》
	【原牛】
	◇[英]aurochs
	○[哺]⇒[1]おーろくす(オーロクス)
けんきゅうし《けんきふし》
	【県級市】
	◇[中]xianjishi
	○中国の地方行政単位の一つ。
	 省(sheng)直轄の都市地級市(dijishi)が管轄する都市で、県
	(xian)と同等。
けんぎゅうせい《けんぎうせい》
	【牽牛星】
	○[天]⇒あるたいる(アルタイル)
げんきゅうせんすいかん《げんきふせんすいかん》
	【元級潜水艦】
	◇[英]Yuan class submarine
	○[軍]⇒ゆあんがたせんすいかん(ユアン型潜水艦,元型潜水艦)
けんきょ
	【検挙】
	◇[英]arrest
	○(1)[法]捜査機関が刑事事件として処分できるよう、被疑者
	の証拠を集めるなどの捜査手続き。
	○(2)[法](特に最終段階である)捜査機関が被疑者を官署に引
	致すること。
	 参照⇒たいほ(逮捕)(2)
けんぎょう《けんげう》
	【検校】
	○(1)[古]事務を点検し勘校(カンコウ)・監督すること。また、そ
	れを行う職名。
	○(2)[古]奈良時代、社寺の総務を監督する臨時の役。
	 平安中期ころから常置のものとなる。
	○(3)[歴]荘官の一種。
	○(4)[歴]盲官(モウカン)の一つ。
	 中世以降は盲人の官職にも用いられ、江戸時代には盲人に与
	えれた上級の官名。
	 総検校(ソウケンギョウ)・総録(ソウロク)の下位、勾当(コウトウ)の上位に
	あるもの。
	 参照⇒もうかん(盲官),しょくやしき(職屋敷)
	○(5)転じて盲人などの人名に付す敬称。
★けんぎょう《けんげう》
	【顕教】
	○[仏]
	 ⇔みっきょう(密教)
けんぎょう《けんげふ》
	【建業】
	◇[中]Jianye
	○[歴]中国の三国時代、呉の孫権(Sun Quan)が都を置いた地。
	現在の南京(ナンキン)。
	◎晋(シン)代に建康(Jiankang)(ケンコウ)と改称。
げんぎょうさん《げんげうさん》
	【元曉山】
	◇[朝]Wonhyosan
	○[古][地]⇒せんせいざん(千聖山)
けんきょうふかい《けかきやうふくわい》
	【牽強付会】
	【牽強附会】
	○自分の都合(ツゴウ)のよいように強引(ゴウイン)に理屈(リクツ)をこ
	じつけること。
	 参照⇒ぷろくるすてすのしんだい(プロクルステスの寝台)
げんきょくせいきんしっちょうしょう
	《げんきよくせいきんしつていしやう》
	【限局性筋失調症】
	◇[英]focal dystonia
	○[病]⇒ふぉーかるじすとにあ(フォーカルジストニア,フォー
	カル・ジストニア)
★げんくうじ
	【源空寺】
	○東京都台東区東上野6−18−12にある浄土宗の寺。山号
	は五台山。
	 開山は円誉霊門。
	◎1590(天正18)円誉が湯島に草庵を結び、徳川家康が度々江戸
	城に招き、1604(慶長 9)家康から現在地と法然上人源空にちな
	む寺号を賜って創建。
	 銅鐘は1636(寛永13)3代将軍徳川家光が寄進したもの。
	◎幡随院から受け継いだ幡随院長兵衛の墓や高橋東岡・伊能忠
	敬の墓がある。
	 谷文晁(タニ・ブンチョウ)の墓もある。
	 参照⇒ばんずいいん(幡随院)
けんぐん
	【健軍】
	◇[日]Kengun
	○熊本県熊本市東部の地域名・地名。
	 陸上自衛隊の健軍駐屯地に西部方面隊統監部が駐屯。
げんげ
	【ゲンゲ】
	【紫雲英】
	【翹揺】
	○[植]レンゲソウの別称。
	 ⇒れんげそう(レンゲソウ,蓮華草)
	◎岐阜県の県花。
	◎オランダゲンゲ:⇒しろつめくさ(シロツメクサ,白詰草)
★げんけいしつ
	【原形質】
	◇[英]protoplasma、[独]Protoplasma
	○[生]核(カク)と細胞質から成る細胞の主たる部分。
	 英語で「プロトプラズマ」,「プラズマ(plasma)」、ドイツ語で
	「プロトプラスマ」.「プラスマ(Plasma)」とも呼ぶ。
★げんけいしつたい
	【原形質体】
	◇[英]protoplast、[独]Protoplast
	○[生]植物細胞や細菌から細胞壁を取り除いた部分。
	 「プロトプラスト」とも呼ぶ。
	◎動物細胞では細胞壁がない。
けんけつ
	【欠缺】
	○[法]ある要件が欠けていること。欠陥(ケッカン)。
	◎民事法規で用いられ、特に適用すべき法の規定が欠けている
	こと。
けんけつ
	【献血】
	○[医]健康な人が自分の血液を他人の輸血のために無償で提供
	すること。
	 輸血時に血液型が不明な場合はO型を使用するため、O型が
	不足しやすい。
	 参照⇒どなー(ドナー),ばいけつ(売血),なっと(ナット,NA
	T),うぃんどきかん(ウィンド期間)
	◎献血車,献血手帳
	◎1967. 1.12(昭和42)日本血液銀行協会は4月から売血(バイケツ)
	の全廃を決定する。
	 2005. 3. 7(平成17)厚生労働省、1980〜1996年の間にイギリ
	スとフランスに一日以上滞在していた人の献血禁止を決定。 3.
	31、輸血用血液の在庫切れの恐れを理由にフランス滞在者は除
	外。 6. 1、実施。
	◎採血の副作用:⇒ぶいぶいあーる(VVR)
[1]けんけん
	【けんけん】
	○(1)片足でぴょんぴょん跳(ト)びあるくこと。片足跳び。
	○(2)主に女の子がする遊びの一つ。
	 空き地や路上で、片足跳びでする遊び。
	 多くは地面にクギ(釘)・ロウセキ(蝋石)・チョーク(白墨)な
	どで丸を幾つか書き連ね、一つ丸のところは片足を中に入れて
	跳び、横に二つある丸ではそれぞれに片足を同時に入れて着地
	し、ゴールまで進むもの。
	 片足で跳ぶときは「けん」と、両足で着地するときは「ぱ」と言
	うことから、「けんけんぱ」とも呼ぶ。
	 参照⇒いしけり(石蹴り)
[2]けんけん
	【けんけん】
	○[副]無愛想(ブアイソウ)なさま。
	◎けんもほろろ,つっけんどん(突慳貪)
けんけん
	【ケンケン】
	○(1)[擬音語]キジ(雉)の鳴き声。
	 参照⇒きじもなかずばうたれまい(雉も鳴かずば打たれまい,
	雉も鳴かずば撃たれまい)
	○(2)[擬音語]イヌ(犬)の鳴き声。
	 ⇒わんわん(ワンワン)(1)
	○(3)[擬音語]キツネ(狐)の鳴き声。
	 ⇒こんこん(コンコン)
けんけん
	【拳拳】
	○(1)両手でささげ持つこと。
	○(2)(転じて)うやうやしくつつしむさま。
	 参照⇒けんけんふくよう(拳拳服膺)
けんけん
	【喧喧】
	○騒がしいさま。喧(ヤカマ)しいさま。
	◎喧喧囂囂(ケンケンゴウゴウ)
けんけん
	【蹇蹇】
	○(1)なやみ苦しむさま。
	○(2)臣下が主君に対し忠義・忠誠を尽くすさま。
	◎蹇蹇匪躬(ヒキュウ):⇒けんけんひきゅう(蹇蹇匪躬)
	 蹇蹇録:⇒けんけんろく(蹇蹇録)
けんげん
	【建元】
	○元号を新たに定めること。
	◎類語:⇒かいげん(改元)
げんけん
	【原研】
	○[原]日本原子力研究所の略称。
	 ⇒にほんげんしりょくけんきゅうじょ(日本原子力研究所)
けんけんごうごう《けんけんがうがう》
	【喧喧囂囂】
	【喧々囂々】
	○たくさんの人が喧(ヤカマ)しく騒ぐさま。
げんげんこうてい《げんげんくわうてい》
	【玄元皇帝】
	【玄玄皇帝】
	◇[中]Xuanyuan Huangdi(玄元皇帝)/Xuanxuan Huangdi(玄玄
	皇帝)
	○[人]老子(Laozi)の尊号。
	 天宝年間( 742〜 755)唐の高宗(Gao Zong)から、唐皇室の遠
	祖として追贈。
	 参照⇒ろうし(老子)(1)
	◎老子も唐皇室も同姓の李(Li)(リ)。
けんけんのり
	【けんけん乗り】
	○[交]自転車の乗り方の一つ。
	 両手でハンドルを握り、左足を左ペダルに乗せ、右足で地面
	を何度か蹴(ケ)って勢いをつけて走らせながら、自転車をまたい
	で右足を右ペダルに乗せてサドルに腰掛けるもの。
	 参照⇒たちこぎ(立ち漕ぎ)
けんけんぱ
	【けんけんぱ】
	○⇒[1]けんけん(けんけん)(2)
けんげんび
	【顕現日】
	◇[英]Epiphany/Twelfth Day
	○[宗]⇒こうげんさい(公現祭)
けんけんひきゅう
	【蹇蹇匪躬】
	○臣下が我が身をかえりみず労苦を重ねて、主君に忠節をつく
	すこと。
	◎『易経』蹇卦:王臣蹇蹇匪躬之故。
けんけんふくよう
	【拳拳服膺】
	○(師の言葉や格言などを)常に心中に抱いて忘れず、守り行う
	こと。
	◎『中庸』から。
	 「拳拳」は「両手でささげ持つ」こと。
	 「服膺」は「胸に着ける」の意味。
けんけんろく
	【蹇蹇録】
	○[歴]陸奥宗光(ムツ・ムネミツ)の回顧録。
	 明治中期、外務大臣として日清戦争前後の外交にあたった全
	貌を記述した外交秘録。
	 朝鮮東学党の乱(甲午農民戦争)・日英通商航海条約の改正・
	日清戦争・三国干渉・日清講和条約(下関条約)批准交換・遼東
	半島還付など詳細に記録されている。
	◎1895(明治28)末、脱稿。
	 1929(昭和 4)刊行。
げんこ
	【拳固】
	○(1)拳骨(ゲンコツ)・握(ニギ)り拳(コブシ)。
	 参照⇒げんこつ(拳骨)
	○(2)[俗]五・五十・五百などの五の隠語。
	 参照⇒あんどん(行灯,行燈)(2)
	◎馬子・駕籠かき・雲助(クモスケ)などが用いた。
けんこう《けんかう》
	【建康】
	◇[中]Jiankang
	○[歴]中国の東晋(Dong Jin)・南朝の都。
	 現在の「ナンキン(南京)」。
	 参照⇒なんきん(南京)
けんこう《けんかう》
	【軒昂】
	○(1)意気込みや勢力が盛んなようす。
	◎意気軒昂
	○(2)高く上がったようす。
けんこう《けんかう》
	【絹膠】
	○⇒せりしん(セリシン)
★[1]げんこう
	【元寇】
	○[歴]鎌倉中期に元(蒙古)軍が二度にわたり襲来した事件。
	 執権北条時宗が元のフビライからの服属要請を拒否。
	 「文永・弘安の役」,「蒙古襲来(モウコシュウライ)」,「蒙古来(モウコライ)」
	とも呼ぶ。
	 参照⇒げんこうぼうるい(元寇防塁),といのにゅうこう(刀伊
	の入冦),むくりこくり(むくりこくり,蒙古高句麗)
	◎1274(文永11.10.)来襲。博多に上陸。
	 1281(弘安 4. 7.)来襲。
	 その後の1292(正応 5)にも、元の使者で高麗の金有成が入貢
	勧告書を持参し、第9代執権北条貞時によって抑留されている。
	◎2010(平成22)長崎県松浦市の鷹島の南方沖で沈没した元寇の
	軍船を発見。
	 2011. 9.30(平成23)本格的調査を開始し、竜骨などの部材を
	発見。
	◎俗説:参照⇒むごい(惨い,酷い)
[2]げんこう
	【元寇】
	○[楽]永井建子(ケンシ)作詞・作曲の軍歌。
	◎1892(明治25)流行。
★けんごういん《けんがうゐん》
	【遣仰院】
	○京都府京都市北区鷹峯光悦町(タカガミネコウエツチョウ)にある浄土真
	宗遣仰院派の本山。
	 寺宝は快慶作の釈迦・阿弥陀立像。    
	 京都七福神の福禄寿。
	 参照⇒けんごうにそん(遣迎二尊)
けんこうじ
	【建興寺】
	○[歴]⇒むくはらでら(向原寺)
けんごうしづかこふん
	【牽牛子塚古墳】
	○[歴]⇒けんごしづかこふん(牽牛子塚古墳)
げんこうじんじゃ
	【元寇神社】
	○福岡県福岡市早良区(サワラク)西新(ニシジン)にある神社。
	◎1919(大正 8)元寇で死んだ鎌倉武士や蒙古・朝鮮の兵士を鎮
	魂するため、元寇祭を創始。
★けんこうぞうしんほう《けんかうぞうしんはふ》
	【健康増進法】
	○[法]
	 受動喫煙の防止対策が盛り込まれ、防止の責任者は喫煙者当
	人ではなくその場所の管理者と明示された。
	◎2002. 7.26(平成14)成立。
	 2002. 8. 2(平成14)公布。
	 2003. 5. 1(平成15)施行。
けんごうにそん《けんがうにそん》
	【遣迎二尊】
	○[仏][美]浄土教美術の主題。
	 発遣(ホッケン)の釈迦と来迎(ライゴウ)の阿弥陀仏とを表したもの。
	 現世から来世に向かう往生者に対し、釈迦が西方浄土への往
	生を勧め励まし、阿弥陀仏が浄土へ招き寄せている。
	 鎌倉時代以降に流行した。
	 参照⇒やまごえあみだ(山越え阿弥陀,山越阿弥陀,山越阿彌
	陀),はっけん(発遣,撥遣)(2),らいごう(来迎)(2)
	◎鎌倉中期の京都の二尊院の寺宝が有名。
げんごうほう《げんがうはふ》
	【元号法】
	○[法]1979. 6.12(昭和54)公布。
	 参照⇒ねんごう(年号)
★げんこうぼうるい《げんこうばうるい》
	【元寇防塁】
	○[歴]1274(文永11)文永の役の後、鎌倉幕府の命令を受けた九
	州の御家人によって築かれた石造りの防塁。
	 博多湾岸、今津から香椎までの約20キロメートルに、高さ約
	2メートルの石垣が築かれた。
	 弘安の役では元軍の侵入を阻止。
	◎1933(昭和 8)国の史跡に指定。
げんこうるい
	【原猴類】
	○[哺]⇒げんえんるい(原猿類)
けんこく
	【圏谷】
	◇[独]Kar
	○[地]⇒[2]かーる(カール)
げんこく
	【現国】
	○[教](高等学校の)国語の一教科「現代国語」の略称。
★けんこくきねんのひ
	【建国記念の日】
	○[暦]1967. 2.11(昭和42)初の建国記念の日。
	 戦前の紀元節にあたり、各地で祝賀と抗議が行われた。
	 参照⇒きげんせつ(紀元節)
けんこくじゅうさんしゅう《けんこくじふさんしう》
	【建国十三州】
	【建国13州】
	○[歴]⇒どくりつじゅうさんしゅう(独立十三州,独立13州)
けんごし
	【牽牛子】
	◇[中]qianniuzi
	○(1)[植]アサガオ(朝顔)の別称・漢名。
	 「けにごし(牽牛子)」とも呼ぶ。
	 参照⇒あさがお(アサガオ,朝顔)
	◎現代中国語では「牽牛花(qianniuhua)」。
	○(2)[植]アサガオ(朝顔)の種。有毒。
	 「けにごし(牽牛子)」とも呼ぶ。
	○(3)[薬]アサガオの種子を乾燥させた生薬。
	 虫下しなどの峻下剤(シュンゲザイ)として用いる。
	 作用が激しいので妊婦や胃弱者などには用いない。
	 「けにごし(牽牛子)」とも呼ぶ。
けんごしづかこふん
	【牽牛子塚古墳】
	○[歴]奈良県高市郡(タカイチグン)明日香村(アスカムラ)にある、7世紀
	末期の八角形墳。
	 墳丘は二段に築かれ、横口式石槨(セッカク)(石室)は左右の2室
	に分かれ、それぞれに棺床が造り付けられている。
	 「けんごうしづかこふん(牽牛子塚古墳)」とも呼ぶ。
	◎斉明天皇( 594〜 661)のものと考えられるが、宮内庁では斉
	明天皇陵を南西約2.5キロメートル離れた高市郡高取町(タカトリチョ
	ウ)の車木ケンノウ古墳とする。
	 『続日本紀』に 699[文武 3]「修造された」とあることから、
	牛子塚古墳に改葬されたとの説もある。
	 また、南東約20メートルで横口式石槨が出土し、越塚御門(コ
	シツカゴモン)古墳と名付けられる。『日本書紀』に斉明天皇陵の前
	に孫の大田皇女(オオタノヒメミコ)を埋葬したという記述と一致してい
	る。
げんごそうしつ《げんごさうしつ》
	【言語喪失】
	○[病]⇒しつごしょう(失語症)
げんこつ
	【拳骨】
	○握(ニギ)り拳(コブシ)・拳固(ゲンコ)。
	 「メリケン」とも呼ぶ。
	 参照⇒めりけんさっく(メリケン・サック),せいけん(正拳)
	◎英語:フィスト(fist)。
	 中国語:拳頭(quantou)。
げんこつやまのたぬきさん
	【げんこつやまのたぬきさん】
	○[楽]わらべ歌(童歌)の一つ。
★けんこん
	【乾坤】
	○天地。陰陽。
	◎乾坤一擲(イッテキ)
★けんこんいってき
	【乾坤一擲】
	○
げんざ
	【験者】
	○⇒しゅげんじゃ(修験者)
★げんさい
	【減殺】
	○
げんざい
	【原罪】
	◇[英]original sin
	○[宗](キリスト教で)人類の始祖アダム(Adam)とイブ(Eve)が
	神命に背(ソム)いて犯した人類最初の罪(『旧約聖書』創世記)。
	 ヘビにそそのかされたイブとともにアダムが、神に背いて禁
	断の木の実を食べて罪を犯したことから、すべての人間はアダ
	ムの子孫として生れながらに罪を負っているとされる。
	 原罪のため人間は神からの恩寵喪失(オンチョウソウシツ)の状態に置
	かれているので、回心・信仰・受洗によって許され神の子とし
	て再生することが求められている。
	 「宿罪」とも呼ぶ。
	 ⇔じざい(自罪)
	 参照⇒えでん(エデン)
	◎聖母マリアには原罪を持っていないとされる。
げんさいほう《げんさいはふ》
	【原災法】
	○[法][原]原子力災害対策特別措置法の略称。
けんざき
	【剣崎】
	◇[日]Kenzaki
	○[地]⇒つるぎさき(剣崎)
★けんさきいか
	【ケンサキイカ】
	【剣先烏賊】
	○[動]ツツイカ目(Teuthoida)ヤリイカ科(Loliginidae)ヤリイ
	カ属(Loligo)のイカ。
けんさついん《けんさつゐん》
	【検察院】
	◇[中]Jiancha Yuan
	○中国の司法機関のひとつ。
	 日本の検察庁に相当する。
けんざん
	【剣山】
	◇[英]frog
	○生け花の道具の一つ。金属製の台にたんさんの釘(クギ)を上
	向きに植えたもの。
	 枝(エダ)や茎(クキ)を刺(サ)して花などを固定させるのに用いる。
	◎「つるぎさん(剣山)」とも読む。
	 参照⇒つるぎさん(剣山)
	◎「針の山」は地獄の一つ。
	 参照⇒はりのやま(針の山)
げんざん
	【元山】
	◇[朝]Wonsan、[英]Wonsan
	○朝鮮半島東部の江原道(Kangwon-do)(コウゲンドウ)、朝鮮民主主
	義人民共和国(北朝鮮)南東部にある、日本海の永興湾(Yong-
	hung Man)南部の支湾元山湾(Wonsan Hang)に面する港湾都市。
	北朝鮮側の江原道の道庁所在地。
	 各種工業が発達。
	 朝鮮語名は「ウォンサン」。
	 参照⇒えいこうわん(永興湾)
	◎1992(平成 4)鳥取県境港市と友好都市盟約を締結。
	◎韓国側の道庁所在地は春川(Chunchon)(シュンセン)。
	 参照⇒こうげんどう(江原道)
げんさんしょう《げんさんしやう》
	【減酸症】
	○[病]⇒ていさんしょう(低酸症)
げんし
	【幻肢】
	◇[英]phantom limb
	○[医]事故や手術で後天的に手足を失った人が、その失った手
	や足の部分がまだ存在するかのように感じること。また、その
	体験。
	 多くは痒(カユ)みや痛み・激痛などを伴うが、脳内の現象のた
	め、症状を緩和する鎮痛薬などはない。
	◎幻肢痛
げんし
	【幻視】
	◇[英]visual hallucination/pseudopsia
	○[病]実際には存在しないものが、あたかも存在するかのよう
	に見えること。
	 参照⇒れびーしょうたいがたにんちしょう(レビー小体型認
	知症),さくし(錯視)
げんし
	【原資】
	◇[英]funds
	○(1)(運用するための)もとで(元手)・資金の源泉。
	○(2)[経](特に)財政投融資に向けられる資金源。
★げんじ
	【源氏】
	◇[日]Genji
	○源(ミナモト)の姓を有する氏族の称。四姓(シセイ)の一つ。
	 参照⇒へいし(平氏)
	◎源氏物語
げんしが《げんしぐわ》
	【幻視画】
	◇[フ]diorama
	○⇒じおらま(ジオラマ)
げんしかく
	【原子核】
	◇[英]atomic nucleus
	○[原]原子の中核をなす粒子。いくつかの陽子と中性子が核力
	によって結合した複合粒子で、正電荷を持ち、原子の質量の大
	部分を占める。
	 陽子の数は原子番号と等しい。
	 陽子と中性子の総数は質量数に等しい。
	 参照⇒まじっくなんばー(マジックナンバー)(2)
★げんしかくけんきゅうじょ《げんしかくけんきうじよ》
	【原子核研究所】
	○[原]
	 参照⇒せるん(CERN)
	◎1955. 7. 1(昭和30)東京都田無町に東京大学の原子核研究所、
	設置。初代所長は菊池正士(セイシ)。
げんしきみょうだん《げんしきみやうだん》
	【玄旨帰命壇】
	◇「玄旨壇」と「帰命壇」を合せ呼んだもの。
	○[仏]中世、天台宗の一部で行われた秘法。
	 摩多羅神(マタラジン)を本尊として、奥義を師から弟子へ秘密裡
	に伝える口伝法門の形がとられた。現実肯定的傾向から生死の
	本源を極めようとし、愛欲などの煩悩達成を目的とした祈祷・
	儀礼が考察されるにいたる。
	 後に真言宗から異端とされた立川流(タチカワリュウ)の影響を受け
	て、江戸中期には邪教として禁止された。
	 参照⇒たちかわりゅう(立川流)
	◎真言宗の立川流に対比される。
★げんししょう《げんししやう》
	【原子症】
	◇[英]radiation sickness
	○[病][原]
	 類似⇒げんばくしょう(原爆症)
	◎放射能金属の除去:参照⇒えでとさん(エデト酸)
げんしじょう《げんしじやう》
	【原子城】
	◇[中]Yuanzi Cheng
	○[俗]中国の西海鎮(Xihai Zhen)の別称。
	 ⇒さいかいちん(西海鎮)
げんししろく
	【言志四録】
	○[哲]江戸後期の儒学者の佐藤一斎(イッサイ)が著(アラワ)した随想、
	『言志録』・『言志後録』・『言志晩録』・『言志耋録(テツロク)』
	の総称。
	◎『言志晩録』六十条:少而學則壮而有為/壮而學則老而不衰
	/老而學則死而不朽(少<ワカ>くして学べば則<スナハ>ち壮<サウ>にし
	て為<ナ>す有<ア>り、壮にして学べば則ち老<オ>いて衰<オトロ>へず、
	老<オ>いて学べば則ち死して朽<ク>ちず)。
げんしち
	【言質】
	○[俗]⇒げんち(言質)
げんしつ
	【言質】
	○[俗]⇒げんち(言質)
★げんじつかんそうしつ《げんじつかんさうしつ》
	【現実感喪失】
	◇[英]derealization
	○[心]すべてのことに現実である感じられなくなる精神状態。
	 参照⇒とうごうしっちょうしょう(統合失調症),りじんしょ
	う(離人症)
げんじつてきむじゅん
	【現実的矛盾】
	◇[英]real contradiction
	○[哲]⇒むじゅん(矛盾)(5)
★けんじとぎょ
	【剣璽渡御】
	○
	◎1926.12.25(大正15)大正天皇が葉山の御用邸で崩御し、同日
	剣璽渡御の儀が行なわれた。
げんじな
	【源氏名】
	○(1)[歴]『源氏物語』五十四帖の巻名に因(チナ)んでつけられ
	た女官の名。
	 早蕨典侍(サワラビノスケ)・夕霧典侍(ユウギリノスケ)・榊命婦(サカキノミョウ
	ブ)・薄雲命婦(ウスグモノミョウブ)など。
	 のち、大名や高家の奥女中などにも用いられた。
	○(2)[歴]江戸時代以降、遊女などが『源氏物語』に因んで用
	いた名前。
	 のち、『源氏物語』に関係のない政岡・瀬川なども源氏名と
	呼ばれる。
	○(3)バーのホステスなど、水商売の女性が職業上で用いる名
	前。
	 参照⇒げいめい(芸名)
げんしねんりょうこうぎょう《げんしねんれうこうげふ》
	【原子燃料工業】
	◇[英]Nuclear Fuel Industries,Ltd.
	○[経][原]原子燃料成型加工会社の一社。
	 本社は東京都港区。
	 沸騰水型(BWR)用と加圧水型(PWR)用の両タイプの燃料
	を製造。
	 略称は「原燃工」,「NFI」。
	◎1972(昭和47)住友電気工業(株)と古河電気工業(株)が折半出
	資で設立。
★げんしばくだん
	【原子爆弾】
	◇[英]atomic bomb/atom bomb/fission bomb
	○[軍][原]
	 「核爆弾」とも呼ぶ。
	 「原爆(ゲンバク)」と、また水素爆弾と併称して「原水爆(ゲンスイバ
	ク)」と略称する。
	◎模擬原子爆弾:⇒ぱんぷきん(パンプキン)(2)
	 強化原爆:⇒きょうかげんばく(強化原爆)
	 起爆装置:参照⇒ばくしゅくれんず(爆縮レンズ),ぽろにう
	む(ポロニウム)
	 超小型核爆弾:SADM(Small Atomic Demolition Muni-
	tion)。
	 核抑止による平和:パックス・アトミカ(Pax Atomica)。
	 信頼性のある代替核弾頭:RRW(Reliable Replacement 
	Warhead)。
	◎1962(昭和37)アメリカ、B53核爆弾を実戦配備。威力は広
	島型の600倍。
	◎1945. 8.(昭和20)米軍により広島と長崎に原爆が投下される。
	ソ連参戦に対して、日本へのアメリカの主導権を確保する布石
	のためとされる。
	◎1945. 8. 6(昭和20)広島に投下。16時間後にアメリカのトル
	ーマン大統領は原子爆弾と公表し、「われわれは2億ドル以上
	を投じて、歴史上最大の科学的賭けを行い、勝ったのです」と
	声明。大本営発表では新型爆弾。
	 同年 8. 9長崎に投下。
	 同年 9. 3英国記者バーチェットが「広島における大惨状」"ノ
	ー・モア・ヒロシマ"を打電し世界に被爆地の実情を報道する。
	 参照⇒まんはったんけいかく(マンハッタン計画)
	◎広島の爆心地は本川と元安川の合流点近く細工町(現:大手町
	1丁目)。
	 長崎は浦上天主堂付近。
	◎広島はウラニウム235の、長崎はプルトニウム239の原子爆弾。
	 参照⇒りとるぼーい(リトルボーイ),ふぁっとまん(ファット
	マン)
	◎当時、日本では「ピカドン」と呼ばれた。「ピカ」は爆発の閃光
	(センコウ)、「ドン」は爆発音。
	 広島に爆弾が投下されて2〜3日後、広島県警の警防課が、
	てっとり早く説明するために呼び始めたと言われる。
	 参照⇒きのこぐも(キノコ雲,茸雲)
	◎1952(昭和27)原爆被害写真が掲載された「アサヒグラフ」52万
	部が発売即日売り切れる。
げんじまど
	【源氏窓】
	○[建]⇒かとうまど(火灯窓,花頭窓)
けんしゃ
	【県社】
	○(1)県が奉幣(ホウヘイ)した神社。
	○(2)旧社格の一つ。
	 国幣社(コクヘイシャ)の下、郷社(ゴウシャ)の上に位する。
げんじゃ
	【験者】
	○⇒しゅげんじゃ(修験者)
けんじゃのいし
	【賢者の石】
	◇[英]philosopher's stone
	○中世ヨーロッパの錬金術師(alchemist)たちが探し求めた、
	あらゆる物質を黄金に変える力があると考えられた物質。
	 また万病を治癒(チユ)するとも信じられた。
	 「エリクシア(elixir)(霊液)」,「哲学者の石」とも呼ぶ。
	 参照⇒れんきんじゅつ(錬金術)
げんじやま
	【源氏山】
	◇[日]Genji Yama
	○[地]神奈川県鎌倉市扇ヶ谷(オウギガヤツ)にある山。標高93メー
	トル。
	◎1965(昭和40)北側が源氏山公園となる。
けんしゅう《けんしう》
	【喧啾】
	○鳥などが騒がしく鳴くさま。
けんじゅう
	【拳銃】
	○⇒ぴすとる(ピストル)
げんじゅうあこう《げんじうあかう》
	【原獣亜綱】
	◇[学]Prototheria
	○[哺]⇒げんじゅうるい(原獣類)
けんじゅうつかい《けんじゆうつかひ》
	【拳銃使い】
	◇[英]gunman
	○⇒がんまん(ガンマン)(3)
げんじゅうるい《げんじうるい》
	【原獣類】
	◇[学]Prototheria
	○[哺]哺乳類の一亜綱。
	 真獣類(Eutheria)以外の原始的な哺乳類。
	 カモノハシ目(単孔目)(Monotremata)のみで、カモノハシ・
	ハリモグラなどが属する。
	 「原獣亜綱」とも呼ぶ。
	 参照⇒[1]かものはし(カモノハシ,鴨嘴),しんじゅうるい(真
	獣類)
けんじゅがくは
	【犬儒学派】
	○[哲]キニク学派([希]Kynik)の別称。
	 ⇒きにくがくは(キニク学派)
けんしゅく
	【捲縮】
	【巻縮】
	○繊維が縮(チヂ)れていること。また、その縮れ(カール)。
けんしゅくりょうこしゅう《けんしゆくりやうこしふ》
	【蜆縮涼鼓集】
	○[言]江戸時代の仮名遣書。1695(元禄 8)刊行。
	 四つ仮名(じ・ぢ・ず・づ)の使い分けを辞書風に示したもの。
	 参照⇒よつがな(四つ仮名)
	◎書名は、蜆(しじみ)・縮(ちぢみ)・凉(すずみ)・鼓(つづみ)
	の仮名に因(チナ)む。
げんしゅせい
	【元首政】
	◇[羅]Principatus
	○[歴]⇒ぷりんきぱとぅす(プリンキパトゥス)
げんしゅせいじ《げんしゆせいぢ》
	【元首政治】
	◇[羅]Principatus
	○[歴]⇒ぷりんきぱとぅす(プリンキパトゥス)
けんしょ
	【賢所】
	○⇒かしこどころ(賢所)
けんじょ《けんぢよ》
	【建除】
	◇[中]jianchu
	○[天]古代中国で、北斗七星のさす方角を月ごとに配置した十
	二の語、建・除・満・平・定・執・破・危・成・収・開・閉の
	総称。
	 のちに暦注(レキチュウ)に取り入れられた。
	 「建除十二辰」,「建除十二神」とも呼ぶ。
	 参照⇒じゅうにちょく(十二直)
けんしょう《けんしやう》
	【肩章】
	◇[フ]epaulette、[英]epaulet/epaulette
	○[服]有爵者・文武官などが制服や礼服の肩につける飾章。形
	状・様式に区別があり、官職・階級を示す。
	 「エポレット」とも呼ぶ。
	 参照⇒そでしょう(袖章),えりしょう(襟章),かいきゅうしょ
	う(階級章)
	◎星:ピップ([英]pip)。
	◎1938. 6. 1(昭和13)陸軍軍衣の階級表示を肩章から襟章に変
	更。同時に立襟を立折襟に改正。
	 参照⇒えりしょう(襟章)
	◎イタリア語:スパッラッチオ(spallaccio)。
けんじょう《けんじやう》
	【賢聖】
	○(1)[仏]悪を離れたが悟りを開けていない凡夫(賢)と、悟り
	を開いた聖者。
	 悟りの階梯として、七賢七聖(シチショウ)、三賢十聖、四十二賢
	聖、二十七賢聖などがある。
	 「げんじょう(賢聖)」とも呼ぶ。
	○(2)[仏]修行を積んだ高僧の総称。
	○(3)徳(人格)と知恵(才能)を兼ねそなえた人。
	○(4)賢人と聖人。
	 参照⇒けんせい(賢聖)
	◎賢聖の障子(そうじ)
	◎弘法大師『十住心論』:「過を知りて必ず改むれば賢聖に斉
	(ヒト)し。善男善女、恕(オモンパカ)るを仁とす」
げんしょう《げんせう》
	【元宵】
	◇[中]yuanxiao
	○(1)[暦]陰暦正月十五日(上元)の夜。春節(Chunjie)(旧正月)
	後の最初の満月の夜。
	 「元夕(ゲンセキ)」,「元夜(ゲンヤ)」とも呼ぶ。
	◎朝鮮では「テボルム(大十五夜)」。
	○(2)[食](中国南部で)元宵節に食べるお菓子。
	 餅米(モチゴメ)の粉で作ったアン(餡)入りの団子。
	 参照⇒げんしょうせつ(元宵節)
げんじょう《げんじやう》
	【玄奘】
	◇[中]Xuanzang
	○[人]中国唐代の求法僧(グホウソウ)( 600〜 664)。姓は陳(Chen)、
	字(アザナ)は玄奘。陳留(Chenliu)(河南省偃師<エンシ>県)の人。
	 唐の太宗(Tai Zong)のとき、インドに渡り十年間滞在(旅は
	 629〜 645年)。帰国後、経典の漢訳に従事。
	 著書『大唐西域記(Datang Xiyu Ji)』。
	 「三蔵法師(Sancang Fashi)」とも呼ばれる。
	 参考⇒ほっけん(法顕),ぎじょう(義浄)
	(*)別書、生年は 602。
げんじょう《げんじやう》
	【賢聖】
	○[仏]⇒けんじょう(賢聖)(1)
げんじょう《げんじやう》
	【還浄】
	◇[日]genjo
	○[宗]浄土真宗の門徒が「忌中(キチュウ)」の代りに門戸に掲げる張
	り紙。
	 死を穢(ケガ)れ・不浄(フジョウ)とする忌中に対し、真宗では死
	は穢れではないから「浄土に還(カエ)る」の意味の「還浄」を使用す
	るもの。
	 参照⇒きちゅうふだ(忌中札)
	◎同じ意味から「清め塩」も使用しない。
げんしょうせき《げんしやうせき》
	【玄昌石】
	○[鉱]⇒おがついし(雄勝石)
げんしょうせつ《げんせうせつ》
	【元宵節】
	◇[中]Yuanxiao Jie、[英]Lantern Festival
	○[暦]中国で陰暦正月十五日(上元)の夜(元宵)に行われる祭。
	 春節(Chunjie)(旧正月)後の最初の満月の夜で、広場や公園
	を灯籠(denglong)(トウロウ)で飾って見物し、家族でダンゴ(団子)
	を食べる風習がある。
	 「上元節(Shangyuan Jie)(ジョウゲンセツ)」,「灯節(Deng Jie)(トウセ
	ツ)」とも呼ぶ。
	 参照⇒げんしょう(元宵)
けんしょうとういん《けんしやうたうゐん》
	【憲章党員】
	◇[英]Chartist
	○[歴]⇒ちゃーちすと(チャーチスト)
けんじょうのしょうじ《けんじやうのしやうじ》
	【賢聖の障子】
	【賢聖障子】
	○⇒けんじょうのそうじ(賢聖の障子,賢聖障子)
けんじょうのそうじ《けんじやうのさうじ》
	【賢聖の障子】
	【賢聖障子】
	○紫宸殿(シシンデン)の母屋と北廂(キタビサシ)を隔てる襖障子(フスマショ
	ウジ)。
	 障子は9枚からなり、中央には獅子と狛犬と文書を背負った
	亀が描かれている。東西各四間には中国の三代から唐までの聖
	賢・名臣人の肖像を一枚に四人づつ三二人の肖像を描く。
	◎漢の成帝(治世:BC.  32〜BC.   7)が功臣11人を麒麟(キリン)閣
	に描かせたことにならったものであるが、創始の年代は不祥。
	 内裏が焼失するなどの度に改められ、現在のものは寛政年間
	(1789〜1801)の作。仁和寺(ニンナジ)には慶長年間(1596〜1615)
	のものが残されている。
げんじょうふざいしょうめい《げんじやうふざいしようめい》
	【現場不在証明】
	◇[英]alibi
	○[法]⇒ありばい(アリバイ)
げんしょく
	【原色】
	○(1)[色](primary color)基本的な三つの色。混ぜ合わせる割
	合により全ての色合いが表せる色で、光の三原色と絵具の三原
	色がある。
	 参照⇒[4]やんぐ(ヤング),へるむほるつ(ヘルムホルツ)
	〈光の三原色〉
	 赤(red)・緑(green)・青紫(blue)で、「RGB」とも呼ばれる。
	 三原色を混ぜ合わせると白(自然光)になる(加算混合)。
	〈絵具の三原色〉
	 シアン(cyan)(青緑)・マゼンタ(magenta)(赤紫)・黄(yellow)。
	 三原色を等量に混ぜ合わせると灰色から黒になる(減算混合)。
	◎原色に少量の白色または灰色を混ぜた色は「破色(ハショク)」と呼
	ぶ。
	○(2)[色](garish color)(1)の三原色に近い色。または色合い
	のはっきりした刺激的で派手な色。純色(ジュンシヲク)。
	 ⇔ぱすてるからー(パステル・カラー)
	○(3)[色](original color)絵画や写真の複製で、元の色。原
	画の色。
けんじょじゅうにしん《けんぢよじふにしん》
	【建除十二辰】
	○[天]⇒けんじょ(建除)
けんじょじゅうにしん《けんぢよじふにしん》
	【建除十二神】
	○[天]⇒けんじょ(建除)
げんしりょくあんぜんきばんきこう
	【原子力安全基盤機構】
	◇[英]Japan Nuclear Energy Safety
	○[原]経済産業省原子力安全・保安院所管の独立行政法人。
	 本部は東京都港区。
	 国による原子力発電所の検査の一部や、法定化される電力会
	社の自主検査を審査する。
	 略称は「JNES」。
	◎2003. 9.21(平成15)発足時、電力会社からの出向者が37人に
	上ることが判明、検査の客観性に疑問が指摘される。東京電力
	12人・関西電力8人・九州電力5人・日本原電3人・中国電力
	2人・四国電力2人・東北電力1人・北陸電力1人・電源開発
	1人。
	 2003.10. 1(平成15)発足(職員数約420人)し、原子力安全・
	保安院から業務を引き継ぐ。
	 2011.10.(平成23)原発関連施設の法定検査要領書が事業者の
	作成した原案を丸写したものと判明。
★げんしりょくあんぜんほあんいん《げんしりよくあんぜんほあんゐん》
	【原子力安全・保安院】
	◇[英]Nuclear and Industrial Safety Agency
	○[古][原]エネルギー利用に係る原子力安全の行政を担当する、
	経済産業省の機関。
	 略称は「保安院」。
	◎2001. 1. 6(平成13)科学技術庁から原子力安全の一次審査事
	務が経済産業省に移管され、資源エネルギー庁と通商産業省環
	境立地局の安全・保安行政を統合して設立。職員は、旧通産省
	・旧科技庁と、原子炉メーカー出身者などから採用されている。
	 2002. 9.13(平成14)佐々木宜彦院長、調査中である東京電力
	の原発点検記録改竄(カイザン)問題について、調査終了を待たず
	に刑事告発や行政処分をしない方針を公表。
	 2003. 3.10(平成15)ひび割れが発生している原子炉11基(内
	シュラウドは9基)のうち、福島第二2号機を除き、修理なし
	での運転再開を容認する中間報告をまとめる。
	 2003. 3.11(平成15)東京電力、地元の理解を得るのが困難と
	して、軽微なひびを除き修理するか配管を交換すると発表。
	 2003. 9. 1(平成15)ひび割れが多発している原子炉の再循環
	系配管を10月に導入する維持基準から除外することを決定。
	 2011. 3.11(平成23)東北地方太平洋沖地震で福島原子力発電
	所が被災して対応する最中の15日、原発にいた検査官7人全員
	が福島県庁に退避(名目は移動)。22日、2人が施設に戻り、情
	報収集に当る。
	 2012. 9.19(平成24)原子力安全・保安院と内閣府原子力安全
	委員会が統合して発足。
★げんしりょくいいんかい《げんしりよくゐゐんくわい》
	【原子力委員会】
	◇[英]Atomic Energy Commission
	○[古][原]原子力の研究・開発・利用に関して、行政的な企画
	・審議・監督を行う諮問機関。
	 略称は「AEC」。
	 参照⇒げんしりょくきせいいいんかい(原子力規制委員会)
	◎1956. 1. 4(昭和31)発足。委員長:正力松太郎、委員:石川
	一郎・藤岡由夫・湯川秀樹・有沢広巳。
★げんしりょくきせいいいんかい《げんしりよくきせいゐゐんくわい》
	【原子力規制委員会】
	○[原]原子力発電所の安全規制を一元的に担う組織。環境省の
	外局の一つ。
	 事務局は原子力規制庁。
	◎2012. 6.20(平成24)参議院本会議で原子力規制委員会設置法
	案が可決・成立。
	 2012. 9.19(平成24)内閣府原子力安全委員会と統合して原子
	力規制委員会を発足。
げんしりょくきほんほう《げんしりよくきほんはふ》
	【原子力基本法】
	○[法][原]日本の原子力の研究・開発・利用の基本方針を示す
	法律。
	 平和利用と民主・自主・公開(原子力三原則)を掲げ、総理府
	内に原子力委員会の設置を定め、原子力開発機関による学術の
	進歩と産業の振興、原子力エネルギー資源の確保、核燃料物質
	・原子炉の管理、特許・発明等に関する措置、放射線障害防止、
	補償などに関して規定。
	 1955.12.19(昭和30)原子力基本法の公布、1956(昭和31)施行。
	◎公開の原則は第2条で「その成果を公開し」と表現することに
	より、成果のみを公開すればよく、その課程は公開しなくてよ
	いと巧(タク)みに解釈し、その理念とは逆にほとんどの情報は秘
	匿される結果となっている。
げんしりょくけんきょうじょ《げんしりよくけんきうじよ》
	【原子力研究所】
	○[原]⇒にほんげんしりょくけんきゅうじょ(日本原子力研究
	所)
げんしりょくさんぽう《げんしりよくさんぱふ》
	【原子力三法】
	○[法][原]原子力基本法・原子力委員会および原子力安全委員
	会設置法・総理府設置一部改正法の総称。
	◎1956. 5.(昭和31)公布。
げんしりょくせんすいかん
	【原子力潜水艦】
	◇[英]nuclear submarine
	○[軍][原]原子炉を主機関として航走する潜水艦。
	 従来の潜水艦に対し飛躍的に潜航能力が向上し、核ミサイル
	を積載して戦略的価値を持つにいたっている。
	 長距離ミサイルを搭載した戦略型と、戦略型の破壊を主任務
	とする攻撃型に大別される。
	 1回の核燃料装填で2年以上の長期行動が可能といわれる。
	連続潜航も、原子力機関が酸素を必要とせず、自家発電により
	艦内空気の清浄化・飲料水製造ができるため50日以上が可能。
	 また、涙滴(ルイテキ)型船体を採用して構造強度の増大をはかり、
	数百メートルの潜航深度・30ノット以上の水中速力などを実現
	している。
	 略称は「原潜(ゲンセン)」。
	 参照⇒のーちらすごう(ノーチラス号)(3),とらいでんと(ト
	ライデント)(4)
	◎1959(昭和34)アメリカはSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)
	を積載したSSBN(戦略型原子力潜水艦)を就役。
	 攻撃型:ロスアンゼルス級:⇒ろすあんぜるすきゅう(ロス
	アンゼルス級),しーうるふきゅう(シーウルフ級)
	◎1986.10.(昭和61)旧ソ連海軍のヤンキー級原潜、大西洋のバ
	ミューダ諸島の北東約千キロ沖を航行中、ミサイル格納庫で爆
	発を起こし沈没。原子炉が制御不能に陥って、乗員2人が原子
	炉区画に入り、炉心溶融を逃れたが、2人とも死亡。
	 1989. 4. 7(平成元)旧ソ連海軍のマイク級原潜コムソモレツ
	(Komsomolets)、ノルウェー沖で火災を起こし爆発で沈没。5
	人は脱出カプセルに入るが操作法を知らなかったためカプセル
	の切り離しに失敗し、生存は1人のみ。乗員69人中、42人が死
	亡。
	 2000. 8.12(平成12)ロシア原潜クルスク(オスカー2級)、ロ
	シア北方のバレンツ海で沈没、乗員118人全員死亡。
	 2001. 2. 9(平成13) 1:45pm(日本時間10日10:45am)ころハワ
	イ・オアフ島の南約18キロメートルの海上で、アメリカ原子力
	潜水艦グリーンビル(Greeneville)(6,080トン)が急浮上で愛媛
	県立宇和島水産高校の実習船えひめ丸(499トン、大西尚生船長、
	乗員35名)に追突・沈没させる事故を発生。
	 参照⇒くるすく(クルスク)(2),[2]ぐりーんびる(グリーンビ
	ル)(6)
	〈日本への寄港〉
	 1964(昭和39)アメリカの原子力潜水艦シードラゴン、日本へ
	初寄港。その事前交渉で、1963. 3.19(昭和38)アメリカからの
	電文で「ウォームアップ時に少量の低レベル放射性の冷却水の
	放出が必要」と伝えられ、日本側は「例外的排出」として受け入
	れたが国民には知らせなかった。
	 1968. 5. 6(昭和43)海上保安庁、佐世保入港中のアメリカの
	原子力潜水艦ソードフィッシュの近くで異常放射能値を測定。
	 2008. 9.(平成20)原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀
	配備を前に「例外的排出」が判明。
げんしりょくせんすいかんのちち
	【原子力潜水艦の父】
	◇[英]Father of the Nuclear Submarine
	○[人]エーベルソン(Philip Hauge Abelson)の別称。
	 ⇒えーべるそん(エーベルソン)
げんしりょくのひ
	【原子力の日】
	○[暦][原]10月26日。
	 1963.10.26(昭和38)日本原子力研究所の動力試験炉(JPD
	R)により初めて原子力発電に成功。
げんしりょくはいしそちきこう
	【原子力廃止措置機構】
	◇[英]Nuclear Decommissioning Authority
	○[原]⇒えぬでぃえー(NDA)
★げんしりょくはつでん
	【原子力発電】
	○[原]
	 熱汚染問題があって再生可能エネルギーではなく、クリーン
	・エネルギーとは呼べない。
	 略称は「原発(ゲンパツ)」。
	 参照⇒でんげんりっちこうふきん(電源立地交付金)
	◎環境問題:参照⇒ねつおせん(熱汚染)
	◎1954(昭和29)世界最初のオブニンスク原子力発電所、稼動。
	 参照⇒おぶにんすくげんしりょくはつでんしょ(オブニンス
	ク原子力発電所)
	◎1957. 8.(昭和32)茨城県那珂郡(ナカグン)東海村(トウカイムラ)で「原
	子の火」が点(トモ)される。
	 1962. 9.12(昭和37)日本原子力研究所の国産1号炉、臨界に
	到達。
	 1963.10.26(昭和38)日本原子力研究所の動力試験炉(JPD
	R)により初めて原子力発電に成功(原子力の日)。
	 参照⇒ほうしゃせんもれ(放射線漏れ)
	◎1998. 1.(平成10)スウェーデン、脱原子力法を実施。
	 2000. 6.15(平成12)ドイツ、電力業界4社と原発廃止合意が
	成立。
	 2001(平成13)ドイツ、脱原発法を制定(原子力発電は約3分
	の1)。
	 2002. 3. 1(平成14)ベルギー政府の閣議で、7ヶ所の原発が
	2010〜2025年までに使用期限を迎えるのを機に廃止する法案の
	議会提出を可決(原子力発電は約6割)。
	 2003. 1.16(平成15)ベルギー上院、2025までに原子力発電所
	を全廃する法案を賛成多数で可決・成立。
	 2003.11.14(平成15)ドイツ、シュターデ原子力発電所(加圧
	水型、660メガワット)を脱原発法の適用第1号で停止。
けんじるし
	【剣印】
	【剣標】
	◇[英]dagger
	○⇒だがー(ダガー)(2)
★げんしろ
	【原子炉】
	◇[英]reactor/nuclear reactor
	○[原]
	 ウラン燃料中のウラン235の濃度は2〜4%(核兵器では80%
	以上)。
	◎軽水炉:⇒けいすいろ(軽水炉)
	 黒鉛炉:⇒こくえんろ(黒鉛炉)
	 ナトリウム黒鉛炉:⇒えすじーあーる(SGR)
げんしろとうきせいほう《げんしろとうきせいはふ》
	【原子炉等規制法】
	○[法]平和利用や原子力施設の安全確保などを規定する法律。
	 正称は「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する
	法律」。
	◎1957. 6.10(昭和32)公布。同年12. 9施行。
★げんしん
	【元シン】
	◇[中]Yuan Zhen
	○[人]中国、中唐の詩人( 779〜 831)。
	◎「シン」は「(禾偏+「眞」)」。
けんじんかいぎ《けんじんくわいぎ》
	【賢人会議】
	○[俗]世界経済フォーラム年次総会の通称。
	 ⇒だぼすかいぎ(ダボス会議)
けんじんとん
	【ケンジントン】
	◇Kensington
	○[古]イギリスの首都ロンドン西部の一地区。
	 ⇒けんじんとんあんどちぇるしーく(ケンジントン・アンド
	・チェルシー区)
けんじんとんあんどちぇるしーく
	【ケンジントン・アンド・チェルシー区】
	◇[英]Borough of Kensington and Chelsea
	○イギリスの首都大ロンドン(Greater London)中西部の一行政
	区画。
	 ハイドパーク(Hyde Park)と、その西隣にケンジントン公園
	(Kensington Gardens)があり、そのさらに西隣にケンジントン
	宮殿(Kensington Palace)がある。
	 チェルシー地区は芸術家や作家が好んで住んだ住宅地。
	 参照⇒ちぇるしーやき(チェルシー焼)
けんすい
	【建水】
	○茶道で、茶碗をすすいだ水を捨てる器。
	 「水こぼし」,「こぼし」とも呼ぶ。
	 ⇔すいちゅう(水注)(2)
	◎種類:⇒ごうし(合子,盒子)
	◎酒:⇒ぎょうどう(凝当,凝濁)(3)
げんすい
	【減水】
	○水量が減ること。
	 ⇔ぞうすい(増水)
げんすいきょう《げんすいけふ》
	【原水協】
	○[原]原水爆禁止日本協議会の略称。
	 1955(昭和30)第1回原水爆禁止世界大会を機に結成。
	 1965(昭和40)運動方針をめぐって社会党・総評系が離脱し、
	原水禁(原水爆禁止日本国民会議)を結成。のち共産党系が中心
	となる。
	 参照⇒げんすいばくきんしせかいたいかい(原水爆禁止世界
	大会)
げんすいきん
	【原水禁】
	○(1)[原]原水爆禁止の略。
	○(2)[原]原水爆禁止日本国民会議の略称。
	 1965(昭和40)運動方針をめぐって社会党・総評系が原水爆禁
	止日本協議会(原水協)から離脱して結成。
	 参照⇒げんすいばくきんしせかいたいかい(原水爆禁止世界
	大会)
★げんすいばくきんしせかいたいかい
	《げんすいばくきんしせかいたいくわい》
	【原水爆禁止世界大会】
	○[原]1954. 3. 1(昭和29)第五福竜丸の死の灰事件にショック
	を受けた東京都杉並区の主婦らの集まりから、8月に原水爆禁
	止署名運動全国協議会が結成。国内ばかりでなく国際的ひろが
	りとなる。
	 1955. 8. 6(昭和30)広島で第1回原水爆禁止世界大会を開催。
	海外から23ヶ国50余人の代表が参加。直後、原水爆禁止日本協
	議会(原水協)を結成。
	 1965(昭和40)運動方針をめぐって原水協から社会党・総評系
	が離脱して原水爆禁止日本国民会議(原水禁)を結成。
	 2004. 8. 4(平成16)広島で第49回原水爆禁止世界大会を開催。
	原水禁の世界大会には約3,500人が、原水協の世界大会には約
	7,800人が参加。
	 参照⇒だいごふくりゅうまる(第五福竜丸),びきにでー(ビキ
	ニ・デー)
★けんすうがっかん《けんすうがくくわん》
	【研数学館】
	○[教]大手予備校り一つ。
	 本部は東京都千代田区西神田二丁目。
	◎1897(明治30)開校で、日本最古の予備校。
	 1929(昭和 4)鉄筋コンクリート造4階建ての本部が完成。
げんせ
	【現世】
	○[仏]三世(サンゼ)の一つ、生きているこの世界。
	 前世(ゼンセ)の次、来世(ライセ)の前の世界。
	 「げんぜ(現世)」,「今生(コンジョウ)」とも呼ぶ。
げんぜ
	【現世】
	○[仏]⇒げんせ(現世)
けんせい
	【賢聖】
	○(1)徳(人格)と知恵(才能)を兼ねそなえた人。
	 「聖賢(セイケン)」とも呼ぶ。
	○(2)賢人と聖人。
	 「聖賢(セイケン)」とも呼ぶ。
	○(3)濁酒(賢)と清酒(聖)。
	 「聖賢(セイケン)」とも呼ぶ。
	○(4)[仏]⇒けんじょう(賢聖)(1)
	◎「けんじょう(賢聖)」とも読む。
げんせい
	【ゲンセイ】
	【芫菁】
	○(1)[虫]甲虫目目(鞘翅目)(Coleoptera)ツチハンミョウ科(Me-
	loidae)の甲虫の総称。
	 ツチハンミョウ(土斑猫)・マメハンミョウ(豆斑猫)・アオハ
	ンミョウ(青斑猫)など。
	◎英語:スパニッシュフライ(Spanish fly)。
	 イタリア語:カンターリデ(cantaride)。
	○(2)[薬]⇒かんたりす(カンタリス)
★けんせいきねんかん《けんせいきねんくわん》
	【憲政記念館】
	○東京都千代田区永田町(ナガタチョウ)一丁目一番地。
	◎陸軍参謀本部陸地測量部の跡地で、庭園には1891(明治24)設
	置された日本水準原点がある。
★げんせいどうぶつ
	【原生動物】
	◇[英]protozoa
	○[動]動物分類上の一門。単一細胞から成る下等動物の総称。
	 アメーバなど。
	 「原虫(ゲンチュウ)」,「プロトゾア」とも呼ぶ。
	 ⇔こうせいどうぶつ(後生動物)
	◎「ゾア(zoa)」は「個虫(zoon)」の複数形。
	◎マラリア原虫(malaria parasite)。
	 住血原虫(toxoplasma):⇒ときそぷらずま(トキソプラズマ)
	 旧:胞子虫亜門・胞子虫類(Sporozoa)。
	 旧:胞子虫綱(Sporozoea)。
けんせき
	【拳石】
	【巻石】
	○にぎり拳(コブシ)くらいの石。
げんせき
	【元夕】
	○[暦]⇒げんしょう(元宵)
けんせきはくば
	【堅石白馬】
	◇[中]Jianshi Baima
	○⇒けんぱくどうい(堅白同異)
★けんせつしょう《けんせつしやう》
	【建設省】
	◇[英]Ministry of Construction
	○[歴]
	 2001. 1. 6(平成13)運輸省・国土庁・北海道開発庁と統合し、
	国土交通省となる。
けんぜん
	【健全】
	○(1)精神や肉体に異常や悪いところがなく健康な状態。
	○(2)精神や行動が、片寄らず中正であること。
	◎2004. 7. 1(平成16)東京都の改正青少年健全育成条例が施行。
	都が指定する不健全図書は、販売店などで区分陳列とビニール
	包装が義務付けられ、従わない場合は30万円以下の罰金が科せ
	られる。
	○(3)物事の状態や組織の活動などに不安がなく堅実である状
	態。
	◎健全財政
げんせん
	【原潜】
	○[軍][原]⇒げんしりょくせんすいかん(原子力潜水艦)
★げんそ
	【元素】
	◇[英]element
	○(1)[哲]
	 参照⇒あなくさごらす(アナクサゴラス)
	○(2)[化]化学元素。
★げんそう
	【玄宗】
	◇[中]Xuan Zong/Xuanzong
	○[人]中国、唐の第六代皇帝( 685〜 762)。在位: 712〜 756。
	姓名は李隆基(Li Longji)。
	 参照⇒ようきひ(楊貴妃)
げんそう《げんさう》
	【舷窓】
	◇[英]porthole
	○[海]採光・通風のため、舷側(ゲンソク)(船の側面)に設けた丸
	窓。
	 参照⇒げんそく(舷側)
けんぞく
	【眷属】
	○(1)親族。
	○(2)[仏]仏の分身、または仏・菩薩に常に近侍して従うもの。
	 薬師仏に従う十二神将(シンショウ)、不動明王に従う八大竜子(リュ
	ウシ)、千手観音に従う二十八部衆(ブシュ)など。
	○(3)家の子。配下の者。
	◎「眷」は「目をかける」の意味。
げんそく
	【舷側】
	◇[英]broadside
	○[交][海]船の側面。
	 「側舷」とも呼ぶ。
	 参照⇒がんねる(ガンネル),ふぇんだー(フェンダー)(4)
	◎舷縁(ゲンエン):ガンネル(gunwale,gunnel)。
	 左舷(サゲン):ポート(port)。
	 右舷(ウゲン):スタートボード(starboard)。
	 舷窓(ゲンソウ):⇒げんそう(舷窓)
	◎一般に左舷側を接舷(接岸)させる。
	◎右舷には緑色の灯火、左舷には紅灯の灯火を点灯している。
	 船舶は国際法によって右側通行で、前方を右側から左側に進
	行している(紅灯の灯火が見える)船舶に対しては衝突しないよ
	うに左側へ回避行動をとらねばならない。
けんそん
	【謙遜】
	◇[英]modesty
	○(1)相手を敬(ウヤマ)い、自分を卑下(ヒゲ)すること。
	○(2)(態度・発言などで)控え目に振る舞うこと。でしゃばら
	ず、へりくだること。自慢しないこと。
	◎「謙」も「遜」も「へりくだる(謙る,遜る)」こと。
	 中国語:謙遜(qianxun)。
げんそん
	【玄孫】
	○⇒やしゃご(やしゃご,玄孫)
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