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百 科 辞 書 《けか》 編集:獨 澄旻
-------- けか --------------------------------------------------
★けが
【ケガ】
【怪我】
◇[英]injury/wound
○
◎注意一秒、怪我一生
★げかい《げくわい》
【外科医】
○[医]
◎英語:サージャン(surgeon)。
ドイツ語:チルールク(Chirurg)/キルールク(Chirurg)。
フランス語:シールルジアン(chirurgien)。
イタリア語:キルールゴ(chirurgo)。
げがるくにくしゅう《げがるくにくしう》
【ゲガルクニク州】
◇Gegharkuniki Marz、[英]Gegharkunik Province
○アルメニア共和国東部の州。東部をアゼルバイジャンに隣接。
州都はガバル(Gavar)。
中央部にセバン湖(Sevana Lich)がある。
〈面積〉
5,348平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)25万5,800人(推計)。
2001(平成13)21万5,371人(10月10日現在)。
けーき
【ケーキ】
◇[英]cake(ケーク)
○(1)[食](ナイフで切れる柔らかい)西洋風の生菓子・洋菓子。
特に、スポンジケーキを台にしてクリームや果物をあしらっ
た菓子。
参照⇒すぽんじけーき(スポンジケーキ,スポンジ・ケーキ),
でこれーしょんけーき(デコレーションケーキ,デコレーション
・ケーキ)
◎ドイツ風ケーキ:⇒くちぇん(クチェン)
下敷き:⇒どいりー(ドイリー)
◎ドイツ語:クーヘン(Kuchen)。
フランス語:ガトー(gateau)。
イタリア語:トルタ(torta)。
スペイン語:トルタ(torta)。
ポルトガル語:ペダーソ(pedaco)。
○(2)平たく薄い固まり。
◎イエローケーキ(yellow cake):⇒いえろーけーき(イエロー
ケーキ)
げき
【外記】
○(1)[古]太政官(ダジョウカン)の職名。小納言に属する朝廷の書
記。詔勅(ショウチョク)・上奏文の起草や文典の記録、その他の公事
(クジ)(公務)の執行を担当。
大外記と小外記とがあり、それぞれの定員は2名。
平安以後、外記局は左・右弁官局と並んで三局の一つとなり、
大外記は清原・中原両家が世襲した。
「しるすつかさ」とも呼ぶ。
⇔ないき(内記)
○(2)禅宗の僧職。
文案をつかさどる役。
げき
【戟】
◇[中]ji
○[歴]古代中国の武器の一種。
戈(ge)(カ)と矛(mao)(ホコ)を組み合せたもので、突くことと引っ
掛けることができる。
主に青銅製で、漢代には鉄製となる。
「ほこやり(矛槍)」とも呼ぶ。
◎西洋:参照⇒はるばーど(ハルバード)
三叉戟(sancha ji):⇒とらいでんと(トライデント)
げきかじゅんかんけい《げきくわじゆんくわんけい》
【隙窩循環系】
◇[英]lacunar circulatory system
○[動]開放血管系(open vascular system)の別称。
⇒かいほうけっかんけい(開放血管系)
げきそ
【激素】
◇[中]jisu、[英]Hormone
○[生化](中国語で)ホルモン([独]Hormon)。
げきちょう《げきちやう》
【外記庁】
○[古]太政官(ダジョウカン)に属した、外記の事務をとる役所。
げきちん
【撃沈】
○[軍](敵の)軍艦・船舶を砲撃・爆撃・雷撃などによって沈め
ること。
◎類語:⇒ごうちん(轟沈)(1),ばくちん(爆沈)(2),らいちん
(雷沈)(3)
げきてつ
【撃鉄】
◇[英]striker/hammer
○小銃・拳銃などの撃発装置の一部品。
引き金(trigger)を引くと、スプリングなどの力で撃針(fir-
ing pin)を薬莢(ヤッキョウ)(cartridge)の雷管(primer)に強打し、
弾丸を発射させる鉄具。
回転式拳銃では撃鉄の先に撃針が固定され、直接雷管を打つ。
自動式拳銃では遊底(breechblock)内にある可動式の撃針を
打ち、間接的に雷管を打つ。
「うちがね(打金,撃鉄)」,「ストライカー」とも呼ぶ。
参照⇒はーふこっく(ハーフコック)
◎撃鉄を起す
げきへんせつ
【激変説】
○[生]⇒てんぺんちいせつ(天変地異説)
げぎょ
【懸魚】
○[建]屋根の破風(ハフ)の下に取り付けて、棟木(ムナギ)や桁(ケ
タ)の木口(コグチ)を隠す装飾・化粧板。
左右の破風板(ハフイタ)が合う拝(オガ)みの部分のものを「本(オモ)
懸魚」,「拝み懸魚」、左右の下部のものを「降(クダリ)懸魚」,「脇懸
魚」,「桁隠し」と呼ぶ。
本来は火災除けの意味で魚の形をしていたが、その他の形で
は猪目(イノメ)懸魚・蕪(カブラ)懸魚・梅鉢懸魚・六葉懸魚などが
ある。
「瓔珞(ヨウラク)」,「涎掛(ヨダレカ)け」とも呼ぶ。
参照⇒いのめげぎょ(猪の目懸魚,猪目懸魚),ろくよう(六葉)
◎破風板下部:参照⇒まゆ(眉)(5)
げぎょう《げぎやう》
【夏行】
○[仏]⇒あんご(安居)
げきりょ
【逆旅】
◇[中]nilu/niliu
○(1)旅館。宿屋(ヤドヤ)。
◎「旅人を逆(ムカ)える」の意味。
○(2)旅。また、旅をすること。
げきりん
【逆鱗】
◇[中]nilin
○(1)竜のあごの下に生えているという一枚の鱗(ウロコ)。
参照⇒りゅう(龍,竜)
◎竜の逆鱗に人が触れると怒ってその人を殺すという伝説があ
る。
『韓非子』説難:喉下有逆鱗徑尺、若人有嬰之者、則必殺人。」
○(2)(帝王を竜にたとえ、転じて)帝王の怒り。
類語:⇒ねむれるしし(眠れる獅子)(2)
◎『韓非子』説難:人主亦有逆鱗(人主<ジンシュ>もまた逆鱗有り)。
◎逆鱗に触れる:⇒げきりんにふれる(逆鱗に触れる)
げきりんにふれる
【逆鱗に触れる】
○帝王から非常な怒りをこうむることのたとえ。
参照⇒げきりん(逆鱗)
◎類語:地雷を踏む。
参照⇒じらい(地雷)(2)
げくう
【外宮】
○豊受(トヨウケ)大神宮の別称。
⇔ないくう(内宮)
⇒とようけだいじんぐう(豊受大神宮)
◎伊勢神宮では「宮」を清音に読む慣習がある。
けくれ
【ケクレ】
◇Friedrich August Kekule von Stradonitz(アウグスト・ケ
クレ)
○[人]ドイツの化学者(1829. 9. 7〜1896. 7.13)。ダルムシュ
タット(Darmstadt)生れ。
はじめリービッヒ(Justus von Liebig)のもとで研究。
1858(安政 5)炭素の原子価を4とする炭素四原子価説を発表。
1865(慶応元)ベンゼンの構造式(ベンゼン環)を提唱。
有機化学構造論の基礎を確立。
けーけーけー
【KKK】
◇Ku-Klux-Klan
○⇒くーくらっくすくらん(クー・クラックス・クラン,KKK)
けーけーてぃー
【KKT】
◇[英]Kumamoto Kenmin Television Co.,Ltd.
○[放]熊本県民テレビの略称。
本社は熊本県熊本市。
NNN系列。
けーけーぶい
【KKV】
◇[英]Kinetic Kill Vehicle
○[軍]運動エネルギー迎撃体の略称。
炸薬などを内蔵しない弾頭で、ミサイルや軍事衛星などに直
接衝突する迎撃ミサイル。
参照⇒きるびーくる(キルビークル,キル・ビークル),えーさっ
と(エーサット,ASAT)
◎アメリカ陸軍がTHAADで開発。
2007. 1.11(平成19)中国がKKVにる人工衛星破壊実験を高
度約860キロメートルで成功。
けげん
【怪訝】
◇[日]kegen、[中]guaiya
○あやしみ(怪しみ)、いぶかる(訝る)さま。理由や訳がわから
ず、納得(ナットク)できないようす。
◎怪訝な顔
★げこくじょう《げこくじやう》
【下剋上】
【下克上】
○(1)身分・地位の下の者が上の者を押しのけて、地位や権力
を奪い取ること。
◎「下、上に剋(カ)つ」の意味。
○(2)[歴]室町時代(南北朝時代)から戦国時代、実力のある下
位の者が力で実権を奪い取り、台頭した社会風潮。
けこみ
【蹴込み】
【蹴込】
○(1)[建]階段の下の踏み板と上の踏み板の間の垂直な部分。
○(2)[建]家の上がり口で、地面と垂直な部分。
○(3)[建]床の間で、床板(トコイタ)の下と畳寄せの間の垂直な部
分。
○(4)[交]人力車の腰掛けの前の部分で、乗客が足をのせて休
めおく部分。
○(5)[劇]舞台の縁の下の部分。
○(6)[劇]劇場の大道具で、家の床・土手などの装置の垂直な
前面部分。
げごもり
【夏籠】
○[仏]⇒あんご(安居)
★けごん
【華厳】
○[仏]「行(ギョウ)」を「華」にたとえ、多くの修行によって仏果
(ブッカ)を荘厳(ショウゴン)すること。
★けごんきょう《けごんきやう》
【華厳経】
○[仏]『大方広仏華厳経』の略称。
釈迦(シャカ)が悟(サト)りを開いてから最初の説法を記(シル)した
経文(キョウモン)。
『雑華経(ザッケキョウ)』とも呼ぶ。
★けごんのたき
【華厳の滝】
【華厳滝】
○[地]日光の三名瀑一つ。高さ99メートル、幅約10メートル。
◎那智の滝(和歌山県東牟婁郡<ヒガシムログン>那智勝浦町<ナチカツウラチョ
ウ>)・袋田の滝(茨城県久慈郡<クジグン>大子町<ダイゴマチ>)ととも
に日本三名瀑の一つ。
◎1903. 5.22(明治36)那珂通世(ナカ・ミチヨ)の甥で一高生の藤村操
(ミサオ)が滝に投身自殺し、そばの大樹に「厳頭の感」が刻まれて
いた。
「悠々たる哉天壊、遼々たる哉古今、五尺の小躯を以て此大
をはからむとす……曰く"不可解"……」。
★けさ
【化作】
○[仏]形(カタチ)のないものが形をとって現れること。
けさ
【袈裟】
◇[梵]kasaya(赤褐色)
○(1)(インドで)僧侶の着る法衣(ホウエ)。
参照⇒へんたんうけん(偏袒右肩),つうけん(通肩)
◎糞(フン)や塵(チリ)のように捨てられていた布切れを洗って縫い
合せて作ったもので、「糞掃衣(フンゾウエ)(pamsukula)」と呼ばれ
た粗末なものであった。
○(2)(中国・日本で)僧侶が法衣の上に着用する装束。長方形
の布で、左肩から右腋下へかける。
気候風土などから次第に変形し、(1)が形骸化したもの。金
襴(キンラン)など、色や布は華美で装飾的なものになった。
参照⇒きゃら(伽羅)(4)
◎青・黄・赤・白・黒の五正色(原色)は使用しない。
◎衲袈裟(ノウケサ):⇒のうえ(衲衣,納衣)
★げざ
【下座】
○(1)座を下りて平伏(ヒレフ)すこと。
貴人に対する敬礼。
◎土下座(ドゲザ)
○(2)しもて(下手)の座。しもざ(下座)・末座(マツザ,スエザ)。
身分の低いものが座(スワ)る場所。
○()[]
げざぎょう《げざぎやう》
【下座行】
○[仏]修行僧が掃除などを行う、謙虚と感謝の奉仕活動。
げさく
【外戚】
○⇒がいせき(外戚)
けさまるやま
【袈裟丸山】
◇[日]Kesamaru Yama
○[地]群馬県と栃木県にまたがる火山。標高1,878メートル。
けさら
【ケサラ】
【ケ・サラ】
◇[伊]CHE SARA'
○[楽]ミグリアッチ(Francesco Migliacci)作曲、フォンタナ
(Jimmy Fontana)・ペス(Carlo Pes)作詞の歌謡曲。
歌はホセ・フェリシアーノ(Jose Feliciano)。
参照⇒けせらせら(セケラセラ,セ・ケラ・セラ)
◎日本では岩谷時子の訳詞で知られる。
けさらんぱさらん
【けさらんぱさらん】
【ケサランパサラン】
○(1)[俗](想像上の)白い羽毛に似た生き物。
空から飛んできて、化粧箱に入れておくと白粉(オシロイ)を食べ
て成長するという。
参照⇒なんじゃもんじゃ(なんじゃもんじゃ,何じゃもんじゃ)
◎ガガイモの種子の毛など諸説ある。
参照⇒ががいも(ガガイモ),ごっさまー(ゴッサマー)(1)
○(2)[俗](転じて)さっぱりわからないもの。
げさん
【下散】
【下算】
◇[日]gesan
○草摺(クサズ)りの別称。
⇒くさずり(草摺り,草摺)(2)
★けし
【ケシ】
【芥子】
【罌粟】
◇[学]Papaver somniferum
○[植]双子葉植物キンポウゲ目(Ranunculales)ケシ科(Papa-
veraceae)ケシ亜科(Papaveroideae)ケシ属(Papaver)の一年草
または二年草。
果実はアヘン(阿片)の原料となる。
〈ケシ科(Papaveraceae)〉
ケシ亜科(Papaveroideae)=(狭義の)ケシ科(Papaveraceae)。
ケマンソウ亜科(Fumarioideae)=(狭義の)ケマンソウ科(Fu-
mariaceae)。
◎観賞用:参照⇒おにげし(オニゲシ,鬼罌粟)
松風:ケシ粒(ツブ)を使った和菓子。
参照⇒まつかぜ(松風)(2)
◎洋菓子:⇒あらざん(アラザン)(2)
◎英語:オピアムポピー(opium poppy)。
中国語:罌粟(yingsu)。
けし
【華歯】
○[仏]十羅刹女の一神。
⇒じゅうらせつにょ(十羅刹女)
けーしー
【Kc】
◇koruna
○[古][経]チェコスロバキアの通貨コルナの通貨記号。
けーじ
【ケージ】
◇[英]cage
○(1)鳥かご。ニワトリの飼育室・養鶏舎。
○(2)ケモノ(獣)のオリ(檻)。
○(3)エレベーターの、人や荷物をのせて上下する箱(室・かご)。
○(4)[運]ハンマー投げ・円盤投げなどの投擲(トウテキ)競技やバッ
ティング練習で、危険防止のために競技者の周囲にめぐらせた
金網などのサク(柵)。
○(5)[運]ホッケーのゴール。
○(6)刑務所・捕虜収容所。
げし
【夏至】
◇[中]xiazhi、[英]summer solstice/midsummer
○[気][暦]二十四節気の一つ。陰暦五月(5月)中旬。陽暦6月
22日ごろ。
太陽が黄道上の90度の天を通過する時で、北半球では昼の
時間が一番長い。
⇔とうじ(冬至)
参照⇒にじゅうしせっき(二十四節気)
[1]げーじ
【ゲージ】
◇[英]gauge(ゲイジ)
○(1)標準寸法・規格。
○(2)測定用の計器・器具の総称。
○(3)特に、機械工作物の寸法や形状を検査・測定する計器・
器具。
○(4)[交]鉄道路線の標準軌間。レールとレールの幅。
◎日本のJR在来線などは狭軌で1.067メートル、新幹線や一
部私鉄・路面電車などは国際標準軌間で1.435メートル。
○(5)編み物で、一定の寸法内(面積)の基準となる、編み目の
目数と段数。
○(6)散弾銃の口径。番径。
数字が大きいほど口径は細くなる。
[2]げーじ
【ゲージ】
◇[英]gage
○⇒[2]げいじ(ゲイジ)
けーしーあいえー
【KCIA】
◇[英]Korean Central Intelligence Agency
○[古]韓国中央情報部(現:国家情報院)の略称。
参照⇒こっかじょうほういん(国家情報院)
けしあざみ
【ケシアザミ】
【芥子薊】
【苦菜】
○[植]⇒のげし(ノゲシ,野芥子,苦菜)
けーしーいちさんご
【KC−135】
【KC135】
○[軍]アメリカ空軍の空中給油機。ボーイング社製。
通称は「ストラトタンカー(Stratotanker)」。
◎RC−135S(コブラボール)は電子偵察機。
◎KC−130(C−130K):ロッキード社製空中給油機。
参照⇒しーいちさんまる(C−130,C130)
げじぇ
【ゲジェ】
◇[トルコ語]gece、[英]night
○(トルコ語で)夜。
けーしーえぬえー
【KCNA】
◇[英]Korean Central News Agency
○[通]朝鮮中央通信社の略称。
⇒ちょうせんちゅうおうつうしんしゃ(朝鮮中央通信社)
けーじぇーほう《けーじえーはふ》
【KJ法】
○文化人類学者川喜田二郎(カワキダ・ジロウ)が考案した発想・情報
整理法。
フィールド・ワークで得られたさまざまな情報を、京大式カ
ードと呼ぶB6判のカードに小さな項目別に分けて記入するも
の。
それらのカードをさまざまな規準で並べると、新しい発想や
解釈が得られる。
◎ノートなどでは情報を簡単に並べ替えることができない。
けじぇりー
【ケジェリー】
◇kedgeree
○[料]⇒けじゃりー(ケジャリー)
★げじげじ
【ゲジゲジ】
【蚰蜒】
○ゲジの俗称。
★けしごむ
【消しゴム】
◇[英]rubber、[米]eraser
○
「字消し」,「ラバー」,「イレーザー」,「イレーサー」とも呼ぶ。
参照⇒すなけし(砂消し),じけしばん(字消し板,字消板),ね
りけし(練り消し)
けしじょう《けしじやう》
【華子城】
○[仏]インド、ガンジス川中流にある仏教遺跡パータリプトラ
(Pataliputra)の漢名。
⇒ぱーたりぷとら(パータリプトラ)
けしずみ
【消し炭】
【消炭】
○(1)燃えて赤くなった薪(マキ)に灰をかけて消した炭。
○(2)赤く燃えている炭に灰をかけて、または消し壺(ツボ)に入
れて消したもの。
軟らかくて軽く、火付きがよい。
参照⇒けしつぼ(消し壺,消壺)
○(3)(転じて、おこりやすいから)気の短い。
★けしずみいろ
【消炭色】
○[色]
◎C=13,M=8,Y=8,B=90。
けしつぼ
【消し壺】
【消壺】
○火がついている炭などを中に入れ、蓋(フタ)をして空気を絶っ
て火を消す壺。
「ひけしつぼ(火消し壺,火消壺)」,「炭壺(スミツボ)」とも呼ぶ。
参照⇒けしずみ(消し炭,消炭)(2)
★けーじーびー
【KGB】
◇[露]Komitet Gosudarstvennoi Benzopasnosti
○[歴]旧ソ連国家保安委員会の略称。
本部はモスクワ市ジェルジンスキー広場(現:ルビャンカ広場)
2番地。
参照⇒げーぺーうー(GPU),じーあーるゆー(GRU),えふ
えすびー(FSB)
〈議長〉
アンドロポフ(Yuri Vladimirovich Andropov):1967. 5.〜
1982。
◎1954(昭和29)GPU(国家秘密警察)の後身として設置。
◎ロシア文字では"КГБ(カー・ゲー・ペー)"。
げじひと
【ゲジヒト】
◇[独]Gesicht
○(ドイツ語で)顔。顔立ち・容貌。
けーしーひゃくさんじゅうご《けーしーひやくさんじふご》
【KC−135】
【KC135】
○[軍]⇒けーしーいちさんご(KC−135,KC135)
けしふんまきえ
【消し粉蒔絵】
【消粉蒔絵】
○平(ヒラ)蒔絵の一種。
薄い絵漆(エウルシ)で模様を描いた上に、消し粉をつけて乾燥さ
せたもの。
簡単な技法で安価なことから日用雑器に多く用いられた。
「消し蒔絵」,「消し粉蒔立(マキタテ)」とも呼ぶ。
参照⇒まきえ(蒔絵),あいづぬり(会津塗)
けしふんまきたて
【消し粉蒔立】
【消粉蒔立】
○⇒けしふんまきえ(消し粉蒔絵,消粉蒔絵)
けしまきえ
【消し蒔絵】
【消蒔絵】
○⇒けしふんまきえ(消し粉蒔絵,消粉蒔絵)
けしむとう《けしむたう》
【ケシム島】
◇Jazireh-ye Qeshm、[英]Qeshm Island
○[地]イラン南部、ホルムズ海峡(Strait of Hormuz)にある島。
北緯26.77°、東経55.80°の地。
ホルモズガン州(Hormozgan ostan)に属し、自由貿易区の一
つ。
「ケシュム島」とも呼ぶ。
〈面積〉
1,488.2平方キロメートル。
◎2005.11.27(平成17)付近でマグニチュード6.1の地震が発生。
★けしむらさき
【滅紫】
○[色]やや黒みがかった濃い紫色。
「めっし(滅紫)」とも呼ぶ。
◎C=56,M=72,Y=34,B=60。
げしゃく
【外戚】
○⇒がいせき(外戚)
けじゃりー
【ケジャリー】
◇kedgeree
○(1)[料]米を使ったインド料理の一種。米飯に、豆・タマネ
ギ・香料などを混ぜて作る。
「ケジェリー」とも呼ぶ。
○(2)[料](1)をアレンジしたイギリス料理。米飯に、魚・卵・
バターなどを混ぜて作る。
「ケジェリー」とも呼ぶ。
◎イギリスがインドを統治していた時代に伝わり、上・中流階
級の人が朝食として食べていた。
げじゅ
【偈頌】
◇[中]jisong
○[仏]⇒げ(偈)
◎「偈」は梵語の"gatha"の音訳、「頌」は意訳の複合語。
けーじゅうご《けーじふご》
【K15】
○[軍]インドの潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)。
射程700キロメートル。核弾頭搭載可能。
開発名は「サガリカ(Sagarika)」。
参照⇒あぐに(アグニ),[1]ありはんと(アリハント)
◎2008. 2.26(平成20)インド東部、ベンガル湾沖合いで発射実
験に成功。
げしゅたぽ
【ゲシュタポ】
◇Gestapo
○[歴]ナチス・ドイツ(第三帝国)の秘密国家警察([独]Geheime
Staatspolizei)の略称。
ヒトラー(Adolf Hitler)が統轄し、隊員は親衛隊(SS)から
選定。
使命遂行のためには法規的な強い権限を有し、ユダヤ人の摘
発や、反ナチス分子・共産党員・占領地のレジスタンスに対し
て、手段を選ばず徹底的に弾圧しナチス独裁体制の強化に努め
た。
◎1933(昭和 8)ナチスの政権掌握後にゲーリング(Hermann Goe-
ring)によってプロイセンに創設。
1934(昭和 9)ヒムラー(Heinrich Himmler)の指導下に全国的
組織となる。
1945(昭和20)敗戦により解散。
★げしゅたると
【ゲシュタルト】
◇[独]Gestalt
○(1)形・姿。
○(2)[文]登場人物。
○(3)[心]形態。経験の統一的全体。
参照⇒げしゅたるとしんりがく(ゲシュタルト心理学)
げしゅたるとしんりがく
【ゲシュタルト心理学】
◇[独]Gestaltpsychologie、[英]Gestalt psychology
○[心]精神現象を組織的に組み立てられる形態(ゲシュタルト)
として把握する心理学。
個々の精神現象を単なる要素の寄せ集めとする、それまでの
要素心理学を否定した。
20世紀初め、ドイツのベルリン学派に属するウェルトハイマ
ー(Max Wertheimer)・ケーラー(Wolfgang Koehler)・コフカ
(Kurt Koffka)・レビン(Kurt Lewin)らが提唱。
「形態心理学」とも呼ぶ。
けしゅむとう《けしゆむたう》
【ケシュム島】
◇Jazireh-ye Qeshm、[英]Qeshm Island
○[地]⇒けしむとう(ケシム島)
★げじょ《げぢよ》
【下女】
○
「茜裏(アカネウラ)」とも呼ぶ。
参照⇒おさんどん(おさんどん)
◎相模(サガミ)下女:⇒さがみげじょ(相模下女)
けしょう《けしやう》
【化生】
○(1)[仏]四生(シショウ)の一つ。ウジがわくなど自然に生じたり、
サナギなどからチョウ(蝶)に変わるなど、形が変化して生れる
こと。
参照⇒ししょう(四生)
○(2)神仏が人間など形を変えて現われること。化人(ケニン)。
○(3)化け物。変化(ヘンゲ)。
◎「かせい(化生)」とも読む。
参照⇒かせい(化生)
★けしょう《けしやう》
【化粧】
【仮粧】
◇[日]kesho
○()[]
○()[建]建物・器物などで、外から見える部分・外面に現れ
ている部分。。
○()[建]外から見える部分に施す仕上げ・彩色など。
けしょうくぎ《けしやうくぎ》
【化粧釘】
○[建]⇒かくしくぎ(隠し釘)
★けしょうざくら《けしやうざくら》
【ケショウザクラ】
【化粧桜】
◇[学]Primula malacoides
○[植]ツツジ目(Ericales)サクラソウ科(Primulaceae)サクラ
ソウ属(Primula)の多年草。中国雲南省原産。
「オトメザクラ(乙女桜)」とも呼ぶ。
◎ヨーロッパで品種改良されて品種が多く、小輪の二倍体系品
種と大輪の四倍体系品種とがある。
けしょうづか《けしやうづか》
【化粧束】
◇[日]keshozuka/kesho-zuka
○[建]扠首束(サスヅカ)の別称。
⇒さすづか(扠首束)
けしょうつち《けしやうつち》
【化粧土】
○[美]⇒えんごーべ(エンゴーベ)
けしょうでん《けしやうでん》
【化粧田】
○⇒けしょうりょう(化粧料)(6)
けしょうまわし《けしやうまはし》
【化粧回し】
○[運]相撲(スモウ)で、十両以上の力士(リキシ)(関取)の土俵(ドヒョウ)
入りなどに着用するまわし。
緞子(ドンス)の前垂れに金糸・銀糸などを使った豪華な刺繍(シ
シュウ)で鮮やかな絵模様や文字を施してある。
けしょうやなぎ《けしやうやなぎ》
【ケショウヤナギ】
【化粧柳】
◇[学]Chosenia arbutifolia
○[植]キントラノオ目(Malpighiales)ヤナギ科(Salicaceae)ケ
ショウヤナギ属(Chosenia)の落葉高木。1属1種。雌雄異株。
樹高15メートル・径1メートルに達する。
葉は有柄で互生し、長さ5〜8センチメートルで長楕円形。
枝や葉に毛がなく、白粉色を帯び、樹皮は縦にはがれる。
5月ころ、新葉とともに尾状花穂を垂下し、花後に果穂は立
ち上がる。種子に綿毛があり、風に吹かれて飛ぶ。
冬、枝先が赤く色づく。
北海道の日高・十勝地方と、本州長野県の上高地梓川上流の
川原の砂地に自生する。
◎名称は、若い枝葉が蝋質に厚くおおわれて白く、オシロイ
(白粉)をしているように見えることから。
けしょうやねうら《けしやうやねうら》
【化粧屋根裏】
◇[日]kesho yaneura
○[建]天井を張らず、傾斜した屋根裏をそのまま天井としてい
るもの。
梁(ハリ)・垂木・木舞(コマイ)などの小屋組(コヤグミ)は直接見えて
いる。
小間(コマ)の茶室などに多く用いられる。
⇔のごや(野小屋)(3)
参照⇒かけこみてんじょう(掛け込み天井,掛込み天井,掛込
天井,駆込天井)
けしょうりょう《けしやうれう》
【化粧料】
○(1)化粧品などを買う費用。化粧にかかる費用。
○(2)(転じて)婦人のこづかい銭
○(3)化粧用の品。化粧品。
○(4)舞台化粧の顔料。
○(5)[古]江戸時代、女子が嫁入りする際の持参金。
「けわいりょう(化粧料)」とも呼ぶ。
○(6)[歴]中世から江戸初期、上級の武士の娘が嫁入りする際
に持参する田地。
「化粧田(ケショウデン)」とも呼ぶ。
◎所有権は夫に移らないことが多く、死後は実家に戻されるこ
とも行われた。
参照⇒だわー(ダワー)(1)
○(7)[歴]中世、女子にその生存の間だけに限定して譲渡され
た相続財産。
参照⇒いちごぶん(一期分)
けしょうわ《けしやうわ》
【化粧輪】
○提灯(チョウチン)の火袋(ヒブクロ)の上側の黒い輪の部分。
下げるためのツル(弦)を取り付ける箇所。
参照⇒じゅうけ(重化)
けじょぬま《けぢよぬま》
【化女沼】
◇[日]Kejo Numa
○[地]宮城県大崎市古川にある沼。
ラムサール条約の登録湿地。
〈面積〉
34ヘクタール。
けしん
【化身】
○(1)形のないものが形をとって現れたもの。
○(2)特に、神仏・異類・鬼畜などが人間の姿をとって現れた
もの。
○(3)[仏]⇒おうじん(応身)
○(4)[劇]歌舞伎などに登場する妖怪変化。また、それに扮(フン)
する隈取(クマド)り。
◎化身事(ケシンゴト)
けじん
【毛芯】
○(1)平織の毛織物の一種。
粗剛の薄地で、芯地・夏服地。
○(2)[俗]⇒ばすおり(馬巣織り,馬巣織)
げじん《げぢん》
【外陣】
○[建]神社の本殿や寺院の本堂で、内陣(ナイジン)の外側にある
参拝のための場所。
「がいじん(外陣)」とも呼ぶ。
⇔ないじん(内陣)
◎内陣との仕切り:参照⇒いぬふせぎ(犬防ぎ)
教会堂:⇒しんろう(身廊)
けーしんぐ
【ケーシング】
◇[英]casing
○(1)包装。
○(2)[食]ソーセージなどの皮・袋。ヒツジ・ブタなどの小腸
・大腸や膀胱(ボウコウ)で作られるが、それに似せた人造の薄膜
もある。
参照⇒そーせーじ(ソーセージ),すきん(スキン)(4)
げす
【げす】
◇[日]gesu
○[助動](近世語)「ございます」の短縮形。
江戸末期〜明治初期、芸人・職人や遊郭の通人ぶった者たち
が用いた。
けーすおふぃさー
【ケースオフィサー】
【ケース・オフィサー】
◇[英]case officer
○作戦要員・事件従事者。
けすくせ
【ケスクセ】
◇[フ]Qu'est-ce que c'est?、[英]What is this?
○(フランス語で)これは何ですか。
けーずでんき
【ケーズデンキ】
○[経]大手家電量販店の一社。
本社は茨城県水戸市。
略称は「K's」。
げすなー
【ゲスナー】
◇Conrad von Gesner(コンラート・フォン・ゲスナー)
○[人]スイスの博物学者・医者(1516〜1565)。
当時の動物学の知識を集大成し、1551〜1587(天文20〜天正
15)『動物誌』を著し、近代動物学の原点となった。
植物学では、葉よりも花と果実の構造を重視して植物分類を
試み、リンネへの影響があった。
古典学にも通じ、『図書総覧』を著す。
けーすばいけーす
【ケースバイケース】
【ケース・バイ・ケース】
◇[英]case by case
○(1)[副]1件づつ、その時々に応じて。
○(1)[副]慎重に。
○(2)(転じて)個々の場合や状況に応じて、適切な対応に変え
ること。
◎英語ではほとんど使用されない用法で、一般には"as the
case may be(場合によって)"が用いられ、略号は"ATCMB"。
けすびる
【ケスビル】
◇Kesswil
○スイス北東部、トゥールガウ州(Kanton Thurgau)東部、ボー
デン湖畔の村。
北緯47.58°、東経9.30°の地。
〈人口〉
2001(平成13)909人(推計)。
◎心理学者ユング(Carl Gustav Jung)の生誕地。
けすりん
【ケスリン】
◇[独]Koeslin
○[古]ポーランドの都市コシャリン(Koszalin)のドイツ語名。
⇒こしゃりん(コシャリン)
[1]けーぜっと
【KZ】
◇Kazakstan Respublikasy、[英]Republic of Kazakhstan
○カザフスタン共和国の略号。
⇒かざふすたんきょうわこく(カザフスタン共和国)
[2]けーぜっと
【KZ】
◇[独]Konzentrationslager
○⇒きょうせいしゅうようじょ(強制収容所)
けーぜっと
【Kz】
◇kwanza
○[経]アンゴラ共和国の通貨単位クワンザの略号。
⇒くわんざ(クワンザ)
けせらせら
【セケラセラ】
【セ・ケラ・セラ】
◇[西]Que Sera Sera(なるようになる)
○[楽]レイ・エバンス(Ray Evans)作詞、ジェイ・リビングス
トン(Jay Livingston)作曲の映画主題歌。
歌はドリス・デイ(Doris Day)。
参照⇒けさら(ケサラ,ケ・サラ)
◎1956(昭和31)ヒッチコック(Alfred Hitchcock)監督『知りす
ぎていた男(The Man Who Knew Too Much)』公開。
★げぜるしゃふと
【ゲゼルシャフト】
◇[独]Gesellschaft
○[社]
「利益社会」とも呼ぶ。
⇔げまいんしゃふと(ゲマインシャフト)
参照⇒てにえす(テニエス)
◎アクツィエンゲゼルシャフト(Aktiengesellschaft):株式会
社。
げせん
【ゲセン】
◇Gessen
○[宗]⇒ごせん(ゴセン)(1)
げーせん
【ゲーセン】
◇[和製英語]game center、[米]penny arcade、[英]amusement
arcade
○[俗]ゲームセンターの和略語。
けせんぐん
【気仙郡】
◇[日]Kesen Gun
○岩手県南東部の郡。
住田町(スミタチョウ)のみ。
◎2001.11.15(平成13)三陸町(サンリクチョウ)、大船渡市(オオフナトシ)に
編入。
◎宮城県には気仙沼市がある。
けせんぬま
【気仙沼】
◇[日]Kesennuma
○(1)⇒けせんぬまし(気仙沼市)
○(2)[交]⇒けせんぬまえき(気仙沼駅)
けせんぬまえき
【気仙沼駅】
○(1)[交]宮城県気仙沼市古町(フルマチ)にあるJR東日本気仙沼線の
駅。
不動の沢(フドウノサワ)駅の次で、ターミナル駅(終点)。
○(2)[交]JR東日本大船渡線(ドラゴンレール大船渡線)の駅。
新月(ニイツキ)駅(岩手県一関市)と鹿折唐桑(シシオリカラクワ)駅の間。
◎JR気仙沼線には南気仙沼(ミナミケセンヌマ)駅もある。
けせんぬまし
【気仙沼市】
◇[日]Kesennuma Shi
○宮城県北東部の市。北部・西部を岩手県に隣接。
サメの水揚げが日本一。
透明な氷に魚を閉じ込めて展示する「氷の水族館」がある。
◎2006. 3.31(平成18)本吉郡(モトヨシグン)唐桑町(カラクワチョウ)を編入。
◎岩手県には気仙郡がある。
★けせんぬません
【気仙沼線】
○[交]JR東日本が運行する鉄道路線。
〈停車駅〉
前谷地(マエヤチ)駅・和渕(ワブチ)駅・のの岳(ノノダケ)駅・陸前豊
里(リクゼントヨサト)駅・御岳堂(ミタケドウ)駅・柳津(ヤナイヅ)駅・陸前横
山(リクゼンヨコヤマ)駅・陸前戸倉(リクゼントグラ)駅・志津川(シヅガワ)駅
・清水浜(シズハマ)駅・歌津(ウタツ)駅・陸前港(リクゼンミナト)駅・蔵内
(クラウチ)駅・陸前小泉(リクゼンコイズミ)駅・本吉(モトヨシ)駅・小金沢(コ
ガネザワ)駅・大谷海岸(オオヤカイガン)駅・陸前階上(リクゼンハシカミ)駅・
最知(サイチ)駅・松岩(マツイワ)駅・南気仙沼(ミナミケセンヌマ)駅・不動の
沢(フドウノサワ)駅・気仙沼(ケセンヌマ)駅。
けせんぬまわん
【気仙沼湾】
◇[日]Kesennuma Wan
○[地]宮城県北東部の太平洋に面する湾。全域、気仙沼市に属
する。
東部を唐桑半島(カラクワ・ハントウ)と湾口東部の大島に抱かれ、湾
奥は北部、湾口は南部。
大川(二級河川)が西部に流入。
★けそう《けさう》
【懸想】
○
げそく
【下足】
○(1)[漢]身分の賤(イヤ)しい人。
○(2)[国]脱いだ履き物。
劇場・寄席・集会場・飲食店・旅館など人の集まるところで
客が脱いだ履き物を指す。
◎学校などで下履きから上履きに履き替えたり、一般家庭の来
客では脱いだ履き物を「下足」とは呼ばない。
参照⇒したばき(下履き,下履)
○(3)[国]下足番の略称。
⇒げそくばん(下足番)
○(4)[国]下足料の略称。
○(5)足を下におろすこと。
◎「かそく(下足)」とも読む。
参照⇒かそく(下足)
げそくばん
【下足番】
○人が集まるところで下足を預かる人。
二つ一組の下足札の一方を客に渡し、他方を下足に置く、ま
たはくくりつけて管理する。
預かり賃として下足料を徴収することもある。
単に「下足」とも呼ぶ。
参照⇒げそく(下足)(2)
げそくりょう《げそくれう》
【下足料】
○下足の預かり賃。
単に「下足」とも呼ぶ。
参照⇒げそくばん(下足番)
げそこん
【ゲソコン】
【ゲソ痕】
○[俗](警察の捜査で)事件(犯行)現場に残された足跡。
[1]けそん
【ケソン】
◇Quezon
○(1)(Quezon Province)⇒けそんしゅう(ケソン州)
○(2)(Quezon City)⇒けそんしてぃー(ケソン・シティー)
[2]けそん
【ケソン】
◇Manuel Luis Quezon y Molina(マヌエル・ルイス・ケソン)
○[人]フィリピンの政治家(1878〜1944)。
1899(明治32)アギナルド(Emilio Aguinaldo)の率いるスペイ
ンに対する独立革命軍に参加し、ナショナリスタ党を率いて祖
国独立に尽力。
タヤバス州(Tayabas Province)知事・議会議員・上院議員と
なり、アメリカ合衆国の自治領となった1935(昭和10)米国の信
任を得てフィリピン共和国初代大統領に就任、1941(昭和16)再
選。
太平洋戦争勃発後、日本軍に抵抗。1942(昭和17)バターン半
島の陥落直前にオーストラリアへ脱出。
アメリカで亡命政権を樹立するが、ニューヨーク州で客死。
参照⇒けそんしてぃー(ケソン・シティー),あぎなるど(アギ
ナルド)
けそん
【ケソン】
【開城】
◇[朝]Kaesong
○⇒かいじょう(開城)
けーそん
【ケーソン】
◇[英]caisson
○(1)[建]⇒せんかん(潜函)
○(2)[海](ドック用の)浮扉(ウキトビラ)。
○(3)[軍]弾薬箱・弾薬車。
参照⇒りんばー(リンバー)
◎イタリア語の「大きな箱(cassone)」から。
けーそん
【ケーソン】
【開城】
◇[朝]Kaesong
○⇒かいじょう(開城)
けそんしてぃー
【ケソン・シティー】
◇[英]Quezon City
○[歴]フィリピン共和国の前首都。ルソン島中部、首都マニラ
市の北東に隣接。
参照⇒まにら(マニラ)
〈人口〉
1975(昭和50)100万人。
1988(昭和63)150万4,000人。
◎1940(昭和15)計画的に建設を開始。
1948(昭和23)マニラから政府機関が移転を開始。
1975(昭和50)隣接のマニラに併合され、バサイなどとともに
新首都大マニラ(Metropolitan Manila)を構成する。
◎市の中央にある円形の緑地に初代大統領ケソンの記念塔があ
る。
参照⇒[2]けそん(ケソン)
けそんしゅう《けそんしう》
【ケソン州】
◇[英]Quezon Province
○フィリピン、ルソン島中南部の州。
州都はルセナ(Lucena)。
旧称は「タヤバス州(Tayabas Province)」。
〈面積〉
8,707平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)167万9,030人(5月1日現在)。
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