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百 科 辞 書 《かつ》 編集:獨 澄旻
-------- かつ --------------------------------------------------
★かつ
【且つ】
○
かつぃな
【カツィナ】
◇Katsina
○(1)(Katsina State)⇒かつぃなしゅう(カツィナ州)
○(2)ナイジェリア北部、カツィナ州の北部にある州都。
北緯13.00°、東経7.60°の地。
「カチーナ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1991(平成 3)25万9,300人。
2003(平成15)39万6,800人。
かつぃなしゅう《かついなしう》
【カツィナ州】
◇[英]Katsina State
○ナイジェリア北部の州。北東部をジガワ州(Jigawa State)、
東部をカノ州(Kano State)、南部をカドナ州(Kaduna State)、
南西部をナイジャー州(Niger State)、西部をザンファラ州
(Zamfara State)に接し、北部をニジェール共和国に隣接。
州都はカツィナ。
イスラム法シャリーア(Islamic sharia law)を導入。
「カチーナ州」とも呼ぶ。
〈面積〉
2万4,192平方キロメートル。
〈人口〉
1991(平成 3)375万3,100人。
2003(平成15)625万4,700人。
かつうら
【勝浦】
◇[日]Katsuura
○(1)⇒かつうらし(勝浦市)
○(2)⇒かつうらぐん(勝浦郡)
○(3)⇒かつうらちょう(勝浦町)
○(4)⇒かつうらおんせん(勝浦温泉)
かつうらおんせん《かつうらをんせん》
【勝浦温泉】
○和歌山県南東部、東牟婁郡(ヒガシムログン)那智勝浦町(ナチカツウラチョ
ウ)の港近くにある温泉地。泉質は硫黄泉など。40〜45℃。
参照⇒なちかつうらちょう(那智勝浦町)
かつうらかいがん
【勝浦海岸】
◇[日]Katsuura Kaigan
○[地]福岡県宗像郡(ムナカタグン)津屋崎町(ツヤザキマチ)勝浦にある、
日本海の玄界灘(ゲンカイナダ)に面する海岸。
アカウミガメが産卵する。
かつうらぐん
【勝浦郡】
◇[日]Katsuura Gun
○徳島県東部の郡。
勝浦町(カツウラチョウ)・上勝町(カミカツチョウ)の町。
◎古くは現在の徳島市を含む地域。
かつうらし
【勝浦市】
◇[日]Katsuura Shi
○千葉県南東部、太平洋岸の市。
中心の勝浦地区は漁師町・市場町で、マグロ・カツオなどの
沖合漁業の水揚げは銚子港に次ぐ県第2。近世以来の朝市の伝
統がある。
東廻り海運の停泊地であった南部の興津は、現在は海水浴場
として知られる。
大半が山地で、夷隅(イスミ)川が北流、JR外房線が海岸沿い
に通る。
◎海岸一帯は南房総国定公園。
地質学上有名な守谷洞穴や絶壁の続く「おせんころがし」、鵜
原理想郷・海中公園・行川(ナメガワ)アイランドなどがある。
◎1958(昭和33)市制。
◎徳島県には勝浦町(カツウラチョウ)がある。
かつうらぞうのらくえん《かつうらざうのらくゑん》
【勝浦ぞうの楽園】
○千葉県勝浦市にあるゾウの保養・福祉施設。
参照⇒いちはらぞうのくに(市原ぞうの国)
◎2004. 5.(平成16)完成し、11日にゾウのアキ子(推定55歳)が
入居。
かつうらちょう《かつうらちやう》
【勝浦町】
◇[日]Katsuura Cho
○徳島県東部、勝浦郡の町。
◎千葉県には勝浦市(カツウラシ)がある。
和歌山県東牟婁郡(ヒガシムログン)には那智勝浦町(ナチカツウラチョウ)が
ある。
かつえきまく《くわつえきまく》
【滑液膜】
○[医]滑膜の別称。
⇒かつまく(滑膜)
かーつぇっと
【カー・ツェット】
【KZ】
◇[独]Konzentrationslager
○⇒きょうせいしゅうようじょ(強制収容所)
★かつお《かつを》
【カツオ】
【鰹】
【堅魚】
【松魚】
◇[英]bonito/skipjack tuna
○[魚]スズキ目(Perciformes)サバ科(Scombridae)の海魚。
◎スペイン語:ボニート(bonito)。
イタリア語:トンノボニータ(tonno bonita)/ボニート
(bonito)。
◎イタリア語の「カッツォ(cazzo)」は「陰茎・男根」、「トンノ
(tonno)」は「マグロ(鮪)」の意味。
かつおじま《かつをじま》
【鰹縞】
○(1)暈(ボカ)し染めの一種。
カツオの体色のように濃い青から薄い水色にだんだんと薄く
染めた柄(ガラ)。また、その染色法・
「かつおぼかし(鰹ぼかし,鰹暈し)」とも呼ぶ。
○(2)格子縞(コウシジマ)の一種。
縦糸を濃い青から薄い水色にだんだんと薄くなるように並べ
て織ったもの。また、その技法。
★かつおどり《かつをどり》
【カツオドリ】
【鰹鳥】
○(1)[鳥]ペリカン目(Pelecaniformes)カツオドリ科(Sulidae)
の海鳥の総称。
○(2)[鳥]カツオドリ科の一種。
○(3)[鳥]オオミズナギドリ(大水薙鳥)の別称。
⇒おおみずなぎどり(オオミズナギドリ,大水薙鳥)
★かつおのえぼし《かつをのえぼし》
【カツオノエボシ】
【鰹の烏帽子】
◇[学]Physalia physalis、[英]portuguese man-of-war(ポル
トガルの戦艦)
○[動]クダクラゲ目(Siphonophora)ヒドロ虫綱(Hydrozoa)のク
ラゲ。
俗に「電気クラゲ」とも呼ぶ。
かつおのかんむり《かつをのかんむり》
【カツオノカンムリ】
【鰹の冠】
◇[学]Velella velella
○[動]クダクラゲ目(Siphonophora)ヒドロ虫綱(Hydrozoa)ハナ
クラゲ目(Anthoathecata)ギンカクラゲ科(Porpitidae)カツオ
ノカンムリ属(Velella)のクラゲ。
群体は鍋蓋(ナベブタ)状の平らな青紫色の気胞体で、上部に冠
に似た三角枝状の帆部を持つ。下面に栄養体がつき、周縁部か
ら短い触手を垂し、刺されるとひどく痛い。
暖海を浮遊し、しばしばカツオの群れとともに見つかる。
★かつおぶし《かつをぶし》
【鰹節】
【かつお節】
○[食]
半乾きを「なまぶし(生節)」と呼ぶ。
寺の隠語は「とっこ(独鈷,独古,独股)」。
参照⇒さばぶし(鯖節)
かつおぶしむし《かつをぶしむし》
【カツオブシムシ】
【鰹節虫】
◇[英]carpet beetle/skin beetle
○[虫]甲虫目(鞘翅目<ショウシモク>)(Coleoptera)カツオブシムシ科
(Dermestidae)の昆虫の総称。
ヒメマルカツオブシムシ・ヒメカツオブシムシ・トビカツオ
ブシムシなど。
かつおぼかし《かつをぼかし》
【鰹ぼかし】
【鰹暈し】
○鰹縞の別称。
⇒かつおじま(鰹縞)(1)
がっかつ《がくくわつ》
【学活】
○(1)[俗][教]学級活動(クラス活動)の略称。
○(2)[俗][教](特に)ホームルームの別称。
かっかん
【合罕】
◇[中]gehan
○[歴]⇒かかん(可汗)
がっかん
【合罕】
◇[中]gehan
○[歴]⇒かかん(可汗)
がっかん《がくくわん》
【学館】
○(1)学問を行う建物・校舎。
○(2)(転じて)学校。
がっかんいん《がくくわんゐん》
【学館院】
【学官院】
【学宦院】
○[歴][教]平安初期、橘氏(タチバナシ)が子弟のためにたてた私学。
大学別曹(ダイガクベッソウ)の一つ。
承和年間( 834〜 848)に嵯峨天皇の皇后橘嘉智子(タチバナノカチコ)
と弟の氏公(ウジキミ)が橘氏一族の学生のために創設。
964(応和 4,康保元)別曹として公認。
のち橘氏の衰微とともに衰退。
かつかんぱく《かつくわんぱく》
【褐寛博】
◇[中]hekuanbo
○(1)身分の低い者の衣服、賤(イヤ)しい者の衣服。
◎「褐」は「粗末な服」、「寛博」は「ひろくゆるやかな」の意味で、
「貫頭衣(カントウイ)」を指す。
○(2)(転じて)賤しい者。無頼漢(ブライカン)。
◎『孟子』(公上)自反而不縮、雖褐寛博吾惴焉:自(ミズカ)ら反
(カエリ)みて縮(ナホ)からずんば、褐寛博と雖(イヘド)も吾(ワレ)惴(オソ)
れざらんや。
参照⇒はんせい(反省)
かつぎ
【勝木】
○[植]ヌルデの別称。
⇒ぬるで(ヌルデ,白膠木)
かっくうき《くわつくうき》
【滑空機】
◇[英]glider
○[空][運]⇒ぐらいだー(グライダー)
かっけ《かくけ》
【脚気】
◇[英]beriberi(ベリベリ)
○[病]足の感覚が麻痺したり、脛(スネ)に浮腫(ムク)みができたり
して、全身がだるくなる病気。ビタミンB1の不足から末梢神
経が犯される栄養失調症。
古称は「あしのけ(脚の気)」,「江戸病(ヤマイ)」,「江戸患(ワズラ)い」。
参照⇒びたみんびーいち(ビタミンB1),ぴるびんさん(ピル
ビン酸)
◎英語の「ベリベリ」はシンハラ語から。
がっけい《がくけい》
【学兄】
○同じ学問をしている親しい友人、または後輩(コウハイ)に対する
敬称。
手紙などに用いる文章語。
◎意味は「学問の先輩(センパイ)」であるが、年長者に用いると失
礼になるので、その場合は「先生」などを用いる。
かっけつ《かくけつ》
【喀血】
◇[英]hemoptysis
○[病]膜などから出血した血液を咳(セキ)とともに口から吐(ハ)
き出すこと。また、その血。
普通、血は鮮やかな赤色。
◎消化管系から血を吐くことは「吐血(トケツ)」と呼ぶ。普通、血
は暗赤色。
がっけるかいれい
【ガッケル海嶺】
◇[英]Gakkel Ridge
○[地]⇒なんせんかいれい(ナンセン海嶺)
かつげん
【葛玄】
◇[中]Ge Xuan
○[人]中国、三国時代の呉の仙人。
不老不死の道を求めて仙人になったという。
「葛仙(Gexian)(カッセン)」,「蝦蟇仙人(ガマ・センニン)」とも呼ぶ。
がっけん
【学研】
○[経]学習研究社の略称。
⇒がくしゅうけんきゅうしゃ(学習研究社)
がっけんとしせん《がくけんとしせん》
【学研都市線】
○[交]JR片町線の別称。
⇒かたまちせん(片町線)
かっこ《かくこ》
【各個】
○(1)おのおの・それぞれ・各自。
○(2)いくつかあるものの、一つ一つ。
◎各個撃破
がっこ
【がっこ】
【ガッコ】
○(1)[秋田方言]学校(学っこ)。
○(2)[秋田方言]漬け物。特に、ダイコン漬け。
参照⇒いぶりがっこ(いぶりがっこ,イブリガッコ)
かつこう
【葛洪】
◇[中]Ge Hong
○[人]中国、東晋初期の道士・学者( 283〜 343ころ)。字(アザ
ナ)は稚川(Zhichuan)(チセン)、号は抱朴子(Baopozi)(ホウボクシ)。江
蘇省(Jiangsu Sheng)(コウソショウ)句容(Jurong)の人。
乱世と家柄の低さから役人なることをあきらめ、神仙道を修
行。
教義と処世の調和をはかり、道教の教義を確立。
西湖(Xi Hu)(セイコ)の北方の山葛嶺(Ge Ling)(カツレイ)で仙薬を
作ったという。
錬丹(レンタン)のため、丹砂(タンシャ)(硫化水銀)を求めてコーチ
(交趾)に下ろうとして果たせなかった。
晩年は羅浮山(Luofu Shan)(ラフザン)に入り、読書・著述に専
念。
著書は『抱朴子』・『神仙伝(Shenxianchuan)』。
「かっこう(葛洪)」,「葛仙(Gexian)(カッセン)」とも呼ぶ。
参照⇒らふざん(羅浮山)
★かっこう《くわくこう》
【カッコウ】
【郭公】
○[鳥]カッコウ目(Cuculiformes)カッコウ科(Cuculidae)の鳥。
托卵(タクラン)する。
「閑古鳥(カンコドリ)」とも呼ぶ。
参照⇒みちばしり(ミチバシリ,道走り),たくらん(托卵)
◎「カッコウ科」の旧称は「ホトトギス科」。
かっこう《かくかう》
【角行】
○⇒かくぎょう(角行)
かっこう
【葛洪】
◇[中]Ge Hong
○[人]⇒かつこう(葛洪)
★がっこういつかせい《がくかういつかせい》
【学校五日制】
○[教]ゆとり教育の一環。
学力低下の一因との批判もある。
参照⇒しゅうきゅうふつかせい(週休二日制)
◎1992. 9.12(平成 4)月一回でスタート。
1995(平成 7)月二回となる。
2002. 4.(平成14)完全学校週五日制に移行。
2003年度から私立東海大学菅生中学校(あきる野市)と私立大
妻女子大学多摩中学校・高等学校、六日制に復帰。学力の低下
・平日のゆとりの減少・土曜の過ごし方などによる保護者の意
向から。
★かっこうか《くわくこうくわ》
【カッコウ科】
◇[学]Cuculidae
○[鳥]旧称は「ホトトギス科」。
★がっこうきゅうしょく《がくかうきふしよく》
【学校給食】
○[教][食]学校が管理・準備して、集団的に児童・生徒に食事
の全部または一部を供与すること。
第二次世界大戦後に普及し、学校給食法に基づいて義務教育
の学校などで実施。
配膳は児童・生徒の給食当番が行う。
◎1889(明治22)山形県の小学校で、貧しい家庭の児童へ昼食と
しておにぎりや漬物を出す。
1932. 7.27(昭和 7)文部省、農漁村の欠食児童20万人と発表。
1932. 9. 7(昭和 7)文部省、臨時学校給食を訓令。
1947. 1.(昭和22)東京都、ララ物資(Lara goods)による脱脂
粉乳でミルク給食を始める。
1950(昭和25)文部省、ガリオア資金によるパン給食を8大都
市の小学校で新学期の9月から実施。
1951. 2.(昭和26)パン給食、全国市制地に拡大。
1952. 4.(昭和27)パン給食、全国に拡大。
1954. 6. 3(昭和29)学校給食法、公布。
1956. 3.30(昭和31)学校給食法、改正。適用を中学校へも拡
大。
1960年代後半、脱脂粉乳から牛乳に替わる。
1976(昭和51)米飯給食が登場。
参照⇒らら(ララ,LARA),がりおあしきん(ガリオア資金,
CARIOA資金)
がっこうきょういくほう《がくかうけういくはふ》
【学校教育法】
○[法][教]新憲法に基づく教育基本法によって、学校教育の諸
事項を規定した法律。
六・三・三・四制の新学制が成立し、国民学校は再び小学校
と改められ、義務教育は中学校3年までとなる。
◎1947. 3.31(昭和22)公布。
2002.11.22(平成14)改正学校教育法、参議院本会議で可決。
2003. 4. 1(平成15)改正学校教育法、施行予定。
★かっこうとしょかん《がくかうとしよくわん》
【学校図書館】
○[教]
◎1953(昭和28)学校図書館法、公布。
1997(平成 9)学校図書館法、改正。2003年3月末までに12学
級以上ある学校は司書教諭を置くことが義務付けられる。
かっこん
【葛根】
○[薬]くず粉(コ)の漢方薬での呼称。いろいろなものと混合し
て用いられる。
湯で溶いて食べると、初期のカゼ・下痢・口の渇きなどに効
果がある。
参照⇒かっこんとう(葛根湯)
かっこんとう《かつこんたう》
【葛根湯】
○[薬]漢方薬の一つ。葛(クズ)の根の煎薬(センヤク)。発汗剤。
悪寒(オカン)・発熱・のぼせのほか、頭痛・身体痛・筋肉痛・
関節痛にも効果がある。
桂枝湯に葛根・麻黄(マオウ)を加味したもので、処方は葛根8
・麻黄4・大棗4・桂皮3・芍薬3・甘草2・生姜1。
参照⇒けいしとう(桂枝湯)
がっざ
【ガッザ】
◇[伊]gazza
○[鳥](イタリア語で)カササギ(鵲)
⇒かささぎ(カササギ,鵲)
[1]かっさい
【喝采】
◇[英]cheers
○(大勢が大声で)やんやと誉(ホ)めそやすこと。
◎「喝」は「大声を出すこと」、「采」は「色めき立つ(興奮する)」の
意味。
◎拍手喝采
[2]かっさい
【喝采】
○[楽]吉田旺作詞、中村泰士作曲の歌謡曲。
歌は「ちあきなおみ」。
◎1972. 9.(昭和47)レコード発売。
がっさいぶくろ
【合切袋】
【合財袋】
○こまごまとした携帯品を入れて、口を紐(ヒモ)で締め括(クク)る
袋。
底のあるものは「信玄袋」とも呼ぶ。
参照⇒しんげんぶくろ(信玄袋)
がっさく
【合作】
○(1)共同して作ること。また、共同で作ったもの。
◎日米合作映画
○(2)(hezuo)(中国で)提携・協力すること。
◎合作社(hezuoshe):中国の協同組合。
○(3)(Hezuo)中国の都市。
⇒ごうさくし(合作市)
かっさば
【カッサバ】
◇[英]cassava
○[植]⇒きゃっさば(キャッサバ)
かっさむ
【カッサム】
◇Qassam
○[軍]パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が開
発した、手製のロケット弾。
カッサム1号:射程約2キロメートル。
カッサム2号:射程10キロメートル以上。全長約180センチ
メートル。弾頭は5〜7キログラム。推進薬は砂糖・油脂・ア
ルコール・化学肥料の混合物。
参照⇒あくさ(アクサ)
◎2003. 8.28(平成15)ガザ地区北東端のベイトハヌーン(Bayt
Hanun)近郊から発射されたカッサム2号4発の内1発がイスラ
エル領アシュケロン(Ashqelon)南部のビール工場近くに落下。
2004.10.21(平成16)カッサム開発者のアドナン・グール
(Adnan al-Ghoul)、イスラエル軍の空爆で死亡。
かっさむたい
【カッサム隊】
◇[英]the Izzedine al Qassam Brigades
○パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの軍事部門(the
military wing of Hamas)。
参照⇒[1]はます(ハマス)
がっざーり
【ガッザーリ】
◇al-Ghazali
○[人]⇒がざーり(ガザーリ)
がっさん《ぐわつさん》
【月山】
◇[日]Gassan
○[地]山形県中部にある火山。標高1,984メートル。
古くから修験道(シュゲンドウ)の道場として知られ、山頂には元
官幣大社の月山神社があり、死者の魂の集まるところとして信
仰されている。
磐梯朝日(バンダイアサヒ)国立公園に含まれる。
「犂牛山(クロウシヤマ)」とも呼ぶ。
◎月山スキー場:道路開きの4月上旬から7月下旬まで営業。
◎羽黒山(ハグロサン)・湯殿山(ユドノサン)とともに出羽三山の一つ。
がっさんじょう《ぐわつさんじやう》
【月山城】
◇[日]Gassan Jo
○[歴]⇒がっさんとだじょう(月山豊田城)
がっさんとだじょう《ぐわつさんとだじやう》
【月山豊田城】
◇[日]Gassan Toda Jo
○[歴]現在の島根県北東部の安来市(ヤスギシ)広瀬町富田(ヒロセチョウ
トダ)にあった城。戦国時代は尼子(アマコ)氏の居城。
1392(<南>元中 9,<北>明徳 3)尼子持久が守護代として居城。
尼子義久のとき毛利元就(モトナリ)によって3年にわたり包囲さ
れ、1566(永禄 9)落城。
「富田月山城」,「豊田城」,「月山城」とも呼ぶ。
◎旧住所は能義郡(ノギグン)広瀬町(ヒロセマチ)富田。
かっさんどら
【カッサンドラ】
◇[希]Kassandra、[英]Cassandra
○(1)[ギ神]トロイアの王女。トロイア王プリアモス(Priamos)
とヘカベー(Hekabe)の娘。
アポロン(アポロ)に愛され、身を任せる約束をして予言の力
を授かったが、アポロンを軽んじたために、アポロンによって
その予言をだれも信じないように狂人扱いにさせられた。
トロイアの滅亡をつねに予言していたが、だれもその言葉を
信じなかった。
トロイア陥落後、ギリシア軍の総大将アガメムノン(Agamem-
non)の婢妾となり、その妃クリュタイムネストラ(Clytemnes-
tra)とその情夫アイギストス(Aigisthos)によって主人ととも
に殺害された。
「カサンドラ」とも呼ぶ。
参照⇒あぽろ(アポロ)(1)
○(2)(転じて)世に入れられない凶事の予言者。
○(3)[地](Kassandra Peninsula)⇒かっさんどらはんとう(カッ
サンドラ半島)
かっさんどらはんとう《かつさんどらはんたう》
【カッサンドラ半島】
◇[英]Cassandra Peninsula/Kassandra Peninsula
○[地]ギリシア北部、マケドニア中部のハルキディキ半島(Khal-
kidhiki Peninsula)にある三つの岬のうち、西側の岬。
西部はカッサンドラ湾(Kolpos Kassandra)、東部はテルマイ
コス湾(Thermaikos Kolpos)(サロニカ湾)。
「カサンドラ半島」とも呼ぶ。
参照⇒はるきでぃきはんとう(ハルキディキ半島)
かっさんどろす
【カッサンドロス】
◇Kassandros
○[人]マケドニアの王・ディアドコイ(Diadochoi)の一人(BC.
358〜BC. 297)。在位:BC. 316〜BC. 297。アレクサンドロス
大王の遠征中にマケドニアを管理していた武将アンチパトロス
の子。
紀元前 316年以後、マケドニア・ギリシアを支配。
紀元前 301年、イプソス(Ipsos)の戦いでアンティゴノス一
世(Antigonos I)父子を破り、アレクサンドロス大王の妻子を
殺して自己の王権を強化。
カッサンドレイア・テッサロニキを建設し、テーバイ(ギリ
シア)を再建。
「カサンドロス」とも呼ぶ。
◎カッサンドロス朝マケドニア:BC. 301〜BC. 297。
かつし
【瞎子】
◇[中]xiazi
○[漢]盲人。
★かつじ《くわつじ》
【活字】
○[印]
参照⇒かっぱん(活版),すてっき(ステッキ)(2)
◎大きさに号とポイントとの2系列がある。
参照⇒ぽいんと(ポイント)()
◎欧文活字の太さは細い方から、ライト(light)・スタンダー
ド(standard)・メディウム(medium)・ボールド(bold)の順に太
くなる。
◎宋朝活字で知られるように、中国では宋代に実用化されてい
て、東洋の四大発明の一つ。
1403年、李氏朝鮮、活字を鋳造。
参照⇒ひっしょう(畢昇),『人名辞典』もとき しょうぞう
(本木 昌造)
◎鋳造法:参照⇒だいかすと(ダイカスト)
◎英語:タイプ(type)。
ドイツ語:ティーペ(Type)/シュリフト(Schrift)。
かっしうす
【カッシウス】
◇Gaius Cassius Longinus
○[人]⇒かしうす(カシウス)
かつしか
【葛飾】
◇[日]Katsushika
○(1)⇒かつしかく(葛飾区)
○(2)[古]下総(シモウサ)の国の郡(コオリ)の古名。
現在の千葉・埼玉・東京にまたがる地域。
◎現在、千葉県に東葛飾郡、埼玉県に北葛飾郡、東京都に葛飾
区がある。
かつしかく
【葛飾区】
◇[日]Katsushika Ku
○(1)東京都北東部の区。二三区(ニジュウサンク)の一つ。東部を千
葉県、北部を埼玉県に接する。
葛飾区の木は「しだれやなぎ」。
〈面積〉
34.84平方キロメートル。
(*)境界未定がある。
〈人口〉
1995(平成 7)42万4,316人。
◎千葉県には東葛飾郡、埼玉県には北葛飾郡がある。
○(2)[歴]旧区名。東京市三五区の一つ。
参照⇒とうきょうしさんじゅうごく(東京市三五区,東京市三
十五区)
かつしかわせ
【葛飾早稲】
○[農]下総(シモウサ)の葛飾地方に産する早稲米。
参照⇒わせ(早稲)
かっしき
【喝食】
◇「喝」は唱えるの意味。「しき(食)」は唐音。
○(1)[仏]喝食行者(アンジャ)の略。
⇒かっしきあんじゃ(喝食行者)
○(2)[仏]学問のために寺に預けられ、(1)の喝食を務めた有髪
(ウハツ)の稚児(チゴ)。
「沙弥(シャミ)喝食」とも呼ぶ。
参照⇒かっしきあんじゃ(喝食行者)
○(3)[歴]喝食姿の略。
⇒かっしきすがた(喝食姿)
○(4)[劇]能面の一つ。半僧半俗の喝食行者(アンジャ)に似せた美
少年の面。額に銀杏(イチョウ)の葉の形の前髪が描かれている。
○(5)[劇]歌舞伎の鬘(カツラ)の一つ。髻(モトドリ)を結んで後ろに
垂らした髪型。
「船弁慶」の静など、時代狂言で高位の女性の役に用いる。
かっしきあんじゃ
【喝食行者】
○[仏]禅寺で、大衆誦経の後など食事をする時、僧や大衆に食
事を知らせ、食事の種別やおかわりなどの進め方を告げながら
給仕する未得度(トクド)の僧。
のちには、有髪(ウハツ)の稚児(チゴ)がつとめた。
「喝食」,「沙弥(シャミ)喝食」,「沙喝(シャカツ)」とも呼ぶ。
かっしきすがた
【喝食姿】
○[歴]主に武家の童子が元服まで結った髪形。
髻(モトドリ)を頭頂で結んで後ろに垂らし、肩のあたりで切り
そろえる。
単に「喝食」とも呼ぶ。
参照⇒からわ(唐輪)(1)
かっしに
【カッシニ】
◇Giovanni Domenico Cassini(ジョバンニ・カッシニ)
○[人]⇒[2]かっしーに(カッシーニ)
[1]かっしーに
【カッシーニ】
◇[英]Cassini spacecraft
○[宇]アメリカ航空宇宙局(NASA)とヨーロッパ宇宙機関
(ESA)の共同企画による大型土星周回探査機。
総重量5.6トン。
木星探査機ガリレオのスウィング・バイのデータを利用して、
金星・地球・金星・木星の順にスウィング・バイを行って加速
し、その加速度によっても惑星の質量などを精密に測定する。
土星の周回軌道に乗って4年間、土星本体や環・衛星などを
観測する。
◎1997.10. 6(平成 9)ケネディ宇宙センターからタイタン4型
ロケットで打ち上げ。
2004. 6.30(平成16)土星の周回軌道に入る。
2004. 8.16(平成16)NASA、衛星ミマス(Mimas)とエンケ
ラデス(Enceladus)の間に新たに衛星2個を発見と発表。
2004.11.(平成16)第6衛星タイタンに子探査機ホイヘンス
(Huygens)を降下させ、大気成分や生命の痕跡を探査する予定。
参照⇒[2]ほいへんす(ホイヘンス)
◎ホイスヘンは衛星タイタンの発見者。
[2]かっしーに
【カッシーニ】
◇Giovanni Domenico Cassini(ジョバンニ・カッシーニ)
○[人]フランスの天文学者・パリ国立天文台長(1625〜1712)。
イタリア生れのイタリア人。
木星・火星・金星の周期を算出。木星の自転を発見。
土星の第3・4(ディオネ)・5・8衛星および土星の環中の
空隙(カッシーニの空隙)を発見。
「カッシニ」とも呼ぶ。
かつじばん《くわつじばん》
【活字版】
○[印]活字を組んで作った印刷版。
「活版(カッパン)」とも呼ぶ。
参照⇒かつじ(活字)
かっしむしゅう《かつしむしう》
【カッシム州】
◇Mintaqat al Qasim、[英]Qasim Emirate
○⇒かしむしゅう(カシム州)
★かっしゃ《くわつしや》
【滑車】
◇[英]pulley
○[機]
上から吊(ツ)るした1個の滑車(定滑車)に紐(ヒモ)をかけ、紐
の一端に物をくくりつけて他端を下に引くタイプは、物を上に
持ち上げるだけだが、力をかける方向を変え、体重をかけられ
るなどのメリットがある。
一端を固定した紐をU字型にして滑車を真ん中に吊るし、そ
の滑車(動滑車)に物を吊るして他端を上に持ち上げるタイプは、
物を上に持ち上げ力が半分になる。ただし、紐を引く長さは倍
になる。
定滑車と動滑車を幾つか組み合せた滑車も多く使用される。
単純機械(simple machine)の一種。
「プーリー」とも呼ぶ。
参照⇒[1]べけっと(ベケット)(1),たんじゅんきかい(単純機
械)
がっしゃーぶるむ
【ガッシャーブルム】
◇Gasherbrum
○[地]⇒がしゃーぶるむ(ガシャーブルム)
かっしやわ
【甲子夜話】
○[歴]江戸後期、肥前平戸藩第9代藩主松浦静山(マツラ・セイザン)
(名は清)が著した随筆集。
正編100巻、続編100巻、後編(三編)78巻。
著者62歳の1821(文政 4.11.17)甲子(キノエネ)の夜より起稿し、
20年間に渡って見聞した政治・経済・外交・軍事・大名や旗本
の逸話・市井の風俗など広範な記事を筆録。
◎当時を知る貴重な史料となっている。
[1]がっしゅ
【ガッシュ】
◇[フ]gouache、[伊]guazzo(水たまり)
○[美]顔料を水・アラビアゴム・蜜などの膠着剤(コウチャクザイ)で
練(ネ)った、濃厚で不透明な水彩絵具。また、これを用いる画
法や描いた作品。
「グワッシュ」,「グアッシュ」,「グァッシュ」とも呼ぶ。
◎アクリルガッシュ
[2]がっしゅ
【ガッシュ】
◇[英]gash
○(1)(英語で)長く深い切り傷。
○(2)(英語で)深手(フカデ)・深傷(フカデ)。
○(3)(英語で)(地面などの)深い割れ目・裂け目。
かっしょう《くわつしやう》
【滑翔】
◇[英]soaring(舞い上がる)
○[鳥]⇒そありんぐ(ソアリング)(2)
★がっしょう《がつしやう》
【合唱】
○(1)[楽]多くの人が声をそろえて同じ旋律を歌うこと。
○(2)[楽]多人数が互いにことなった旋律を同時に歌うこと。
○(3)[楽]ベートーベン作曲の交響曲第九番ニ短調(Op.125)の
通称。
⇒だいく(第九)
がっしょう《がつしやう》
【合掌】
◇[梵]anjali、「両方の掌(テノヒラ)を合わせる」の意味。
○(1)[仏]手のひらを合わせて拝むこと。
参考⇒しゃしゅ(叉手)
◎僧侶などの手紙の末尾にも記される。
○(2)[俗]二百文(モン)のこと。
○(3)[建]二本の木材を山形に組み合わせること。
◎合掌造り
がつじょう《ぐわつじやう》
【月城】
○城郭の門外に突き出して造った、半円形の出丸(デマル)・出城
(デジロ)。
「月城(ゲツジョウ)」,「偃月城(エンゲツジョウ)」とも呼ぶ。
がっしょうつき《がつしやうつき》
【合唱付き】
○[楽]ベートーベン作曲の交響曲第九番ニ短調(Op.125)の通称。
⇒だいく(第九)
がっしょうどりい《がつしやうどりゐ》
【合掌鳥居】
○[建]⇒さんのうとりい(山王鳥居)
かっしょくかやく《かつしよくくわやく》
【褐色火薬】
○[化]トリニトロトルエンの別称。
⇒とりにとろとるえん(トリニトロトルエン)
かっしょくしぼうさいぼう《かつしよくしばうさいばう》
【褐色脂肪細胞】
◇[英]brown adipocyte
○[医]脂肪を燃焼(消費)させる脂肪細胞。
参照⇒しぼうさいぼう(脂肪細胞)
かつじんが《くわつじんぐわ》
【活人画】
◇[フ]tableau vivant
○背景の前で扮装(フンソウ)した人が一定時間ポーズをとり、絵の
中の人物のように見せるもの。
名画や歴史上の有名人などを題材にする。
「タブロー」とも呼ぶ。
参照⇒がくぶちぬーどしょー(額縁ヌードショー)
◎明治・大正時代に集会の余興や女学校の学芸会などで盛んに
行なわれた。
かつじんけん《くわつじんけん》
【活人剣】
○(1)人を活かすために用いる刀剣。また、不義・不正などの
悪を斬って、人々を救い活かす正しい剣法。
人を殺傷するための刀剣でも、用い方によっては、かえって
人を活かすことになる、ということ。
「かつにんけん(活人剣)」とも呼ぶ。
⇔さつじんけん(殺人剣)(1)
○(2)[仏]⇒かつにんけん(活人剣)
かつせい
【葛生】
◇[中]Gesheng
○[人]中国三国時代の蜀漢(Shu Han)(ショクカン)の宰相、諸葛孔明
(Zhuge Kongming)の別称。
⇒しょかつこうめい(諸葛孔明)
★かっせいさんそ《くわつせいさんそ》
【活性酸素】
◇[英]activated oxygen
○[化]
活性酸素は、体内に入ってきた病原体と戦う際の武器として
ヒトの免疫細胞で使われ、人体に必要不可欠なもの。
過剰になった活性酸素は、動脈硬化・老人性認知症(痴呆症)
・脳梗塞(ノウコウソク)・リウマチ性疾患・心筋梗塞・痛風・糖尿病
・ガンなどの原因になると考えられている。
「フリーラジカル(free radical)」とも呼ぶ。
参照⇒ぽりふぇのーる(ポリフェノール)
◎過剰になった活性酸素は人体を傷つけ、「人体をサビさせる」
と表現されている。
かっせいたん《くわつせいたん》
【活性炭】
◇[英]activated carbon/activated charcoal
○[化]吸着性の強い炭素質の物質の総称。
多数の微細な孔(アナ)が空いた表面積の大きい多孔質(タコウシツ)
の粒状または粉状物質で、その孔に気体や色素の分子などを吸
着するもの。
ヤシ殻・オガクズ・木材などを原料に塩化亜鉛やリン酸など
の活性化剤で処理してから炭化させるか、木炭・褐炭・泥炭な
どを赤熱して水蒸気で活性化して製造する。
用途は、ガスまたは液体の脱臭・脱色や精製、有機溶剤の回
収、触媒などのほか、防毒マスクの毒ガス吸着剤としても広く
使用される。
★かっせき《くわつせき》
【滑石】
◇[英]talc(タルク)、[西]talco(タルコ)
○[鉱]
参照⇒ろうせき(ロウセキ,ロウ石,蝋石)(1)
◎粉末は「タルカム(talcum)」と呼ぶ。
参照⇒たるかむぱうだー(タルカム・パウダー)
◎モースの硬度計(Mohs' scale)では1の基準石。
がっぜーぼ
【ガッゼーボ】
◇[伊]gazebo、[希]gazebo、[英]gazebo
○⇒がぜぼ(ガゼボ)
[1]かっせる
【カッセル】
◇kassel/Cassel
○ドイツ中西部、ヘッセン州(Bundesland Hessen)北部の工業
都市。
〈人口〉
1991(平成 3)19万4,268人(推計)。
◎1567〜1866(永禄10〜慶応 2)ヘッセンカッセル方伯領(Land-
grafschaft Hessen-Kassel)の首都。
1866〜1945(慶応 2〜昭和20)ヘッセンナッサウ州(Provinz
Hessen-Nassau)に属する。
[2]かっせる
【カッセル】
◇John Cassell(ジョン・カッセル)
○[人]イギリスの出版業者(1817〜1865)。
「キャッセル」とも呼ぶ。
かっせん
【葛仙】
◇[中]Gexian/Ge Xian
○(1)[人]中国東晋の道士、葛洪(Ge Hong)の別称。
⇒かつこう(葛洪)
○(2)[人]中国三国時代の葛玄(Ge Xuan)の別称。
⇒かつげん(葛玄)
かっそう《くわつそう》
【滑奏】
◇[伊]glissando
○[楽]⇒ぐりっさんど(グリッサンド)
かっそうろしきょり《くわつそうろしきより》
【滑走路視距離】
◇[英]runway visual range
○[空]⇒[1]あーるぶいあーる(RVR)
かつた
【勝田】
◇[日]Katsuta
○(1)⇒かつたぐん(勝田郡)
○(2)⇒かつたちょう(勝田町)
○(3)[古]⇒かつたし(勝田市)
○(4)[交]⇒かつたえき(勝田駅)
かったー
【カッター】
◇[英]cutter
○(1)切る道具・機械。紙の裁断器。金属の切断器。フライス
盤などの削(ケズ)る刃物。
○(2)(特に)小刀(コガタナ)・刃物。
○(3)切る人。裁断師。石切り職人。
○(4)[海]軍艦・汽船などに搭載する、手漕ぎの小艇(大型ボー
ト)。
8〜12人がオールで漕ぎ、帆走も可能。
救命・訓練・上陸などに使用する。
◎名称は、船尾が四角く切り取られたような形から。
○(5)[海]一本マストで首の長い小型帆船(ヨット)。
○(6)[海](coast guard cutter)アメリカの沿岸警備隊の監視
船。
かったい《かつたゐ》
【癩】
【乞丐】
○[俗]⇒かたい(乞丐,傍居)
かったいのかさうらみ《かつたゐのかさうらみ》
【癩の瘡うらみ】
○[諺]ハンセン病(癩病)の人が梅毒(バイドク)の人をうらやむこ
と。
自分より少しでもよい者を見て愚痴(グチ)をこぼす譬(タト)え。
◎「瘡」は梅毒の俗称、「うらみ」は「うらやみ」の転訛(テンカ)。
かったいぼう《かつたゐばう》
【癩坊】
○[俗]ハンセン病(癩病)の人。
参照⇒はんせんびょう(ハンセン病)
かつたえき
【勝田駅】
○(1)[交]茨城県ひたちなか市にある、JR常磐線の駅。
水戸(ミト)駅(水戸氏)と佐和(サワ)駅の間。
○(2)[交]茨城交通湊線の駅。
日工前駅の次で、ターミナル駅。
◎京成本線に勝田台(カツタダイ)駅がある。
かつたぐん
【勝田郡】
◇[日]Katsuta Gun
○岡山県北東部の郡。
勝田町(カツタチョウ)・勝央町(ショウオウチョウ)・奈義町(ナギチョウ)の町。
◎もと勝田郡:勝間田町・飯岡村・豊国村・豊並村・梶並村・
吉野村・北吉野村・古吉野村・高取村・植月村・公文村・北和
気村・南和気村・湯郷村・河辺村・大崎村・勝加茂村・新野村
・広戸村・瀧尾村・広野村。
2005. 2.28(平成17)勝北町(ショウボクチョウ)、津山市に編入。
かったぐん
【刈田郡】
◇[日]Katta Gun
○宮城県南西部の郡。
蔵王町(ザオウマチ)・七ヶ宿町(シチカシュクマチ)の町。
かつたし
【勝田市】
◇[日]Katsuta Gun
○[古]茨城県北東部の市。
1994(平成 6)那珂湊市と合併し「ひたちかな市」となる。
⇒ひたちなかし(ひたちなか市)
かつたちょう《かつたちやう》
【勝田町】
◇[日]Katsuta Cho
○岡山県北東部、勝田郡の町。
かったらていち
【カッタラ低地】
◇[アラビア語]Munkhafad al-Qattarah、[英]Qattara Depres-
sion
○[地]エジプト北西部にある海面下のくぼ地。海抜約マイナス
133メートル。
かっだろーる
【カッダロール】
◇Cuddalore
○(1)(Cuddalore District)⇒かっだろーるけん(カッダロール
県)
○(2)インド南端、タミルナドゥ州(Tamil Nadu State)東部の
カッダロール県東部にある県都。
かっだろーるけん
【カッダロール県】
◇[英]Cuddalore District
○インド南端、タミルナドゥ州(Tamil Nadu State)東部の県。
南部をナガパティナム県(Nagappattinam District)に接し、東
部をベンガル湾(Bay of Bengal)に面する。
県都はカッダロール。
かったん
【褐炭】
◇[英]brown coal/lignite
○[鉱]炭化の度合が低く、黄褐色(オウカッショク)または暗褐色した
低品位の石炭。
多量の水分を含むものも多く、火力は弱く、燃焼する時に多
量の煤煙(バイエン)と臭気を出し、また灰が多く残る。
乾留用・ガス発生用・燃料用に用いる。
「リグナイト」とも呼ぶ。
参照⇒でいたん(泥炭)
◎日本では独自に低品位の褐炭を一般の石炭と区別して「亜炭
(アタン)」,「亜褐炭」と呼ぶ。
参照⇒あたん(亜炭)
かっちあじおーね
【カッチアジオーネ】
◇[伊]cacciagione
○⇒じびえ(ジビエ)
かっちゅう《かつちう》
【甲冑】
○(1)[軍]鎧(ヨロイ)(甲)と兜(カブト)(冑)。
○(2)[軍](転じて)武士・戦士が、戦闘に際して身体を保護す
るために身につける防護服。
◎助数詞は「領(リョウ)」または「揃(ソロ)い」。
◎英語:アーマー(armor,armour)。
スペイン語:アルマドゥーラ(armadura)。
イタリア語:アルマトゥーラ(armatura)。
フランス語:ブレンダージュ(blindage)。
ドイツ語:リュストゥング(Ruestung,Rustung)。
かっつ
【カッツ】
◇David Katz
○[人]ドイツの心理学者(1884.10. 1〜1953. 2. 2)。
かっつぇ
【カッツェ】
◇[独]Katze
○[哺](ドイツ語で)ネコ(猫)。
⇒ねこ(ネコ,猫)
かっつぇんふぃっしゅ
【カッツェンフィッシュ】
◇[独]Katzenfisch
○[魚](ドイツ語で)ナマズ(鯰)。
⇒なまず(ナマズ,鯰)(1)
かっつぉ
【カッツォ】
◇[伊]cazzo
○陰茎・男根。
かっつきる
【カッツキル】
◇Catskill
○アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州(New York State)東
部のグリーン郡(Greene County)南東端にある郡都。
〈人口〉
1990(平成 2)4,690人。
がっです
【ガッデス】
◇[英]goddess
○⇒ごっです(ゴッデス)
★かってっこう《かつてつくわう》
【褐鉄鉱】
◇[英]limonite(リモナイト)/brown hematite
○[俗][鉱]水酸化鉄を主成分とする鉱物の通称。
針鉄鉱(シンテッコウ)・鱗鉄鉱・粘土鉱物などの混合物。
参照⇒てっこう(鉄鉱),しんてっこう(針鉄鉱),うろこてっこ
う(ウロコ鉄鉱,鱗鉄鉱)
◎ヘマタイト(hematite):⇒せきてっこう(赤鉄鉱)
かってにしやがれ
【勝手にしやがれ】
○[楽]阿久悠(アク・ユウ)作詞、大野克夫作曲の歌謡曲。
歌は沢田研二。
◎1977. 5.(昭和52)発売。
がっでむ
【ガッデム】
◇[英]goddamn/Goddamn
○[俗]⇒がっでーむ(ガッデーム)
がっでーむ
【ガッデーム】
◇[英]goddamn/Goddamn
○[俗]いまいましい・畜生・地獄に落ちろ。
「ガッデム」,「ゴッダム」とも呼ぶ。
★がってん
【合点】
○()
○()
「庵点(イオリテン)」とも呼ぶ。
参照⇒いおりてん(庵点)
★かっと
【カット】
◇[英]cut
○()
○()
「挿絵(サシエ)」とも呼ぶ。
○()[映]⇒しょっと(ショット)
かっど
【カッド】
◇[英]cud
○[哺](cuds)(反芻動物の胃の第二室で)ダンゴ状に丸められた
食塊。
特に、口中に戻されたもの。
「ボーラス([英]boluses)」とも呼ぶ。
参照⇒はんすうい(反芻胃)
★[1]がっと
【ガット】
◇[英]gut、[独]Darm(ダルム)
○羊・豚などの腸から作った細い紐(ヒモ)または糸。
外科手術の縫合糸や、テニスのラケット(racket)に張ったり
する。
「腸線(チョウセン)」とも呼ぶ。
参照⇒らけっと(ラケット)(1)
◎かつてはガットギターの弦にも使用されたが、現在はほとん
どナイロン製の弦を使用している。
[2]がっと
【ガット】
◇[伊]gatto
○[哺](イタリア語で)ネコ(猫)。
⇒ねこ(ネコ,猫)
がっと
【ガット】
【GATT】
◇[英]General Agreement on Triffs and Trade
○[歴][経]関税および貿易に関する一般協定。
本部はジュネーブ。
1947.10.10(昭和22)関税の差別や貿易の障害をなくし自由な
貿易を促進するため、23ヶ国がジュネーブで調印。1948. 1.
(昭和23)発効。
日本は1955. 6. 7(昭和30)調印、9月加盟。
1995(平成 7)WTO(世界貿易機構)に改組。
参照⇒だぶりゅてぃーおー(WTO)
かっとう《かつたう》
【刮刀】
◇[英]xyster
○[医]⇒じすたー(ジスター)
★かつどう《くわつどう》
【活動】
○()
○()[古][映]活動写真の略称。
⇒かつどうしゃしん(活動写真)
かつどう《かつだう》
【喝道】
○(1)大声で、しかりつけること・どなりつけること。
○(2)貴人の外出の際、先駆(ゼンク)の者が大声で前方にいる通
行人を追い去らせること。
「さきばらい(先払い,先払)」,「ひとばらい(人払い,人払)」と
も呼ぶ。
参照⇒さきばらい(先払い)(4)
かつどうか《くわつどうか》
【活動家】
◇[英]activist
○(1)積極的に行動する人。
○(2)⇒[2]あくちぶ(アクチブ)
かっとぅぎ
【カットゥギ】
◇[朝]kaktugi
○[食]大根のキムチ(朝鮮漬け)。
かつどうしゃしん《くわつどうしやしん》
【活動写真】
○[古][映]映画の旧称。
1896(明治29)日本に渡来直後から大正の初めころまで用いら
れた。法律用語としては存続。
「活動」とも呼ぶ。
参照⇒かつべん(活弁)
かつどうしゃしんべんし《くわつどうしやしんべんし》
【活動写真弁士】
○[古][映]⇒かつべん(活弁)
かつどうぶんし《くわつどうぶんし》
【活動分子】
◇[露]aktiv
○⇒[2]あくちぶ(アクチブ)
かっとおぶぐれーど
【カットオフグレード】
◇[英]cut of grade
○[鉱]鉱石含有率(content by percentage)の等級。
AA・Aなど。
がっとせん
【ガット船】
◇[英]grab ship
○[海][建]グラブ付きの自航式石材運搬船。
旋回起重機(クレーン)の先にグラブ([英]grab)(ガットとと
も)と呼ぶ二枚貝のように開閉するバケット([英]bucket)が吊
り下げられていている船舶。
工事用の砂・砂利・石材などを摘まみ上げ、船体に載せて運
搬・陸揚げする。
◎「ガット」は「バケット」の転訛か。
がっとりんぐじゅう
【ガットリング銃】
◇[英]Gatling gun
○[軍]⇒がとりんぐほう(ガトリング砲)
がっとりんぐほう《がつとりんぐはう》
【ガットリング砲】
◇[英]Gatling gun
○[軍]⇒がとりんぐほう(ガトリング砲)
かつにんけん《くわつにんけん》
【活人剣】
○(1)[仏]「般若の智慧」の働きを二面に分けたときの肯定門の
別称。
◎他面は否定門で、別称は殺人刀(セツニントウ)。
○(2)[仏]禅宗で、師家(シケ)(指導者)が学人(ガクニン)(修行者)を
導く際、学人の自主的な修行にゆだねること。
師家は、修行の邪魔になることを禁ずる殺人刀とを、殺活自
在に用いて指導する。
○(3)⇒かつじんけん(活人剣)(1)
かつぬま
【勝沼】
◇[日]Katsunuma
○(1)[古]⇒かつぬまちょう(勝沼町)
○(2)[古][交]⇒かつぬまえき(勝沼駅)
かつぬまえき
【勝沼駅】
○[古][交]⇒かつぬまぶどうきょうえき(勝沼ぶどう郷駅)
かつぬまちょう《かつぬまちやう》
【勝沼町】
◇[日]Katsunuma Cho
○[古]山梨県中部、東山梨郡(ヒカシヤマナシグン)にある甲府盆地の町。
◎もと甲州街道の宿場町。
◎1877(明治10)日本で初めてワインが醸造される。
2005.11. 1(平成17)塩山市(エンザンシ)・東山梨郡大和村(ヤマトムラ)
と合併して甲州市を発足。
かつぬまぶどうきょうえき《かつぬまぶだうきやうえき》
【勝沼ぶどう郷駅】
○[交]山梨県甲州市勝沼町菱山(カツヌマチョウヒシヤマ)にある、JR中
央本線の駅。
甲斐大和(カイヤマト)駅(大和村)と塩山(エンザン)駅(塩山市)の間。
◎1993. 4. 1(平成 5)勝沼駅を改称。
◎旧住所は東山梨郡(ヒカシヤマナシグン)勝沼町菱山。
かづの
【鹿角】
◇[日]Kazuno/Kaduno
○(1)⇒かづのし(鹿角市)
○(2)⇒かづのぐん(鹿角郡)
★かつのうしょう《かつなうしやう》
【滑脳症】
◇[英]lissencephaly/lissencephalia
○[病]脳の神経細胞が未発達で、大脳表面の襞(ヒダ)(脳回)が
十分に形成されない障害・疾病。
知能不全などを伴う。
「脳回欠損症(agyria)」とも呼ぶ。
参照⇒のうかい(脳回)
かつのき
【かつの木】
【勝の木】
○[植]ヌルデの別称。
⇒ぬるで(白膠木)
かづのぐん
【鹿角郡】
◇[日]Kazuno Gun/Kaduno Gun
○秋田県北東部の郡。
小坂町(コサカマチ)のみ。
かづのし
【鹿角市】
◇[日]Kazuno Shi/Kaduno Shi
○秋田県北東部の市。
かづのはなわえき
【鹿角花輪駅】
○[交]秋田県鹿角市にある、JR花輪線(ハナワセン)の駅。
陸中大里(リクチュウオオサト)駅と柴平(シバヒラ)駅の間。
◎1995.12. 1(平成 7)陸中花輪(リクチュウハナワ)駅を改称。
かつは《くわつは》
【滑坡】
◇[中]huapo、[英]landslide/landslip
○地滑り・山崩れ.。
かっぱ
【カッパ】
【Κ】
【κ】
◇kappa
○(1)[言]ギリシア文字の第10番目。
「カッパー」とも呼ぶ。
◎ローマ字の「ケー(K,k)」に相当する。
○(2)[歴][天]東京大学生産技術研究所が開発した高層気象観
測用ロケット。固体燃料式。
9L型は日本初の3段式。
9M型は宇宙線・X線・電離層の観測に使用。
◎1957. 9.20(昭和32)秋田海岸から国産ロケット1号機カッパ
ーC型の打ち上げに成功。
1958. 6.30(昭和33)IGY(国際地球観測年)本観測用カッパ
ー2号機を打ち上げ、高度200キロメートルの観測に成功。
かっぱ
【カッパ】
【合羽】
◇[葡]capa、[英]cape(ケープ)
○(1)[服]防寒や雨よけに着る外套(ガイトウ)の一種。
戦国時代以降に来航したポルトガル・スペインの宣教師が着
ていたマントを真似(マネ)たもの。
綿布・桐油紙(トウユガミ)などで作られた。
雨天用は「あまがっぱ(雨ガッパ,雨合羽)」とも呼ぶ。
◎丸合羽(坊主合羽):⇒まるがっぱ(丸合羽)
鳶合羽(トンビガッパ):⇒[1]いんばねす(インバネス)
○(2)荷物などの雨よけに用いる桐油紙(トウユガミ)。
◎合羽刷り,合羽版
★かっぱ
【カッパ】
【河童】
○(1)水中に暮らす、想像上の動物。
おかっぱ(御河童)頭の中央部に皿(サラ)と呼ぶ水をたたえる凹
(クボ)みがあり、陸上でもこの皿に水があれば元気だと言う。
「河太郎(カワタロウ)」,「河童の河太郎」とも呼ぶ。
参照⇒きとうそん(木頭村)
◎河童の川流れ:⇒かっぱのかわながれ(河童の川流れ)
河童の屁:⇒へのかっぱ(屁の河童)
尻子玉:⇒しりこだま(尻子玉)
カッパの碑:参照⇒うしくぬま(牛久沼)
カッパのモデル:参照⇒かわうそ(カワウソ,川獺,獺)
○(2)(カッパのように)泳ぎの上手な人。
○(3)(カッパの好きな)キュウリ(胡瓜)の別称。
○(4)[食]カッパ巻きの略称。
⇒かっぱまき(カッパ巻き,河童巻き,河童巻)
○(5)[古]見世物や芝居(シバイ)の木戸(キド)にいて、客を呼び込
む者。客引き。
○(6)[古]江戸の、柳原(ヤナギワラ)や本所(ホンジョ)の私娼(シショウ)。
川に舟を浮かべて客を呼ぶことから。
「船饅頭(フナマンジュウ)」とも呼ぶ。
参照⇒よたか(夜鷹)(2)
かっぱ
【河童】
○[文]芥川竜之介(アクタガワ・リュウノスケ)の短編小説。
かっぱー
【カッパー】
【Κ】
【κ】
◇kappa
○⇒かっぱ(カッパ,Κ,κ)
かっぱざか
【合羽坂】
◇[日]Kappa Zaka
○東京都新宿区の中東部、市谷仲之町(イチガヤナカノチョウ )と市谷本
村町(イチガヤホンムラチョウ)の境にある、環状三号線の坂。
◎江戸時代、付近の池にカッパ(河童)が住んでいたと言う。
かっぱずり
【合羽刷り】
【合羽摺り】
◇[英]stencil
○[美]⇒すてんしる(ステンシル)
かっぱどきあ
【カッパドキア】
◇Kapadokya
○[歴]トルコ中東部、アナトリア高原(Anatolian Plateau)東
南部の歴史的地域名。東部をアルメニア(Armenia)、西部をガ
ラテヤ(Galatia)に接する。
紀元前15〜12世紀、ヒッタイト王国の中心となる。
のちアケメネス朝ペルシアの大守領([英]satrapy)。
AD. 17、ローマ領。
6〜13世紀、初期キリスト教の洞窟修道院が建設され、すぐ
れた壁画などが多数残る。
英名で「カッパドシア(Cappadocia)」,「カパドシア(Capadocia)」
とも呼ぶ。
参照⇒かいせり(カイセリ)(2),ぎよれめ(ギョレメ),かいま
くる(カイマクル),うちひさーる(ウチヒサール)
◎1985(昭和60)カッパドキアの奇岩群、世界複合遺産に登録。
参照⇒えるじぇすさん(エルジェス山)
かっぱどしあ
【カッパドシア】
◇[英]Cappadocia
○[歴]⇒かっぱどきあ(カッパドキア)
かっぱのかわたろう《かつぱのかはたらう》
【カッパの河太郎】
【河童の河太郎】
○カッパ(河童)の別称。
⇒かっぱ(カッパ,河童)(1)
かっぱのかわながれ《かつぱのかはながれ》
【河童の川流れ】
○[慣用句]泳ぎの上手(ジョウズ)なカッパ(河童)でも、時には水
に流されることもある。
転じて、どんな名人・達人でも時には失敗することもある、
という譬(タト)え。
◎類語:「猿も木から落ちる」,「弘法(コウボウ)も筆の誤(アヤマ)り」,
「上手の手から水が漏る」。
かっぱのへ
【河童の屁】
○[慣用句]⇒へのかっぱ(屁の河童)
かっぱばし
【合羽橋】
◇[日]Kappa Bashi
○東京都台東区中央部にある交差点。
東西の通りには料理店・レストランなどの厨房(チュウボウ)・食
器・食品サンプル・ウィンドウケース関係の専門店が多く、
「かっぱ橋道具街」とも呼ぶ。
南北の通りは「新堀通り」と呼ぶ。
◎もと三味線堀に架かる橋があった。
江戸時代は近くに職人が多く住み、もとは家具屋が多かった。
また、南の菊屋橋の通りには仏具店が多い。
かっぱばし
【河童橋】
◇[日]Kappa Bashi
○[交]長野県松本市安曇上高地(アヅミカミコウチ)にある、梓川(アズサ
ガワ)に架(カ)かる吊り橋。全長約36メートル、幅約3メートル。
穂高連峰が望める、上高地の名所。
参照⇒あずさがわ(梓川)(1)
◎1910(明治43)丸太の跳ね橋を吊り橋に架け替え。
1930(昭和 5)架け替え。
1957(昭和32)架け替え。
1975(昭和50)架け替え。
1997(平成 9)架け替え。
かっぱばしどうぐがい《かつぱばしだうぐがい》
【かっぱ橋道具街】
○東京都台東区中央部の合羽橋(カッパバシ)を東西に走る通り。
参照⇒かっぱばし(合羽橋)
かっぱばん
【合羽版】
◇[英]stencil
○[美]⇒すてんしる(ステンシル)
かっぱぶっくす
【カッパブックス】
○光文社が刊行する新書本。
◎1954.10.10(昭和29)刊行開始。
かっぱまき
【カッパ巻き】
【河童巻き】
【河童巻】
○[食]キュウリ(胡瓜)を芯(シン)にした細巻き寿司(ズシ)。
単に「カッパ(河童)」とも呼ぶ。
◎キュウリはカッパの好物だから。
かっぱん《くわつぱん》
【活版】
○[印]活字版の略。活字を組んで作った印刷版。
参照⇒かつじ(活字),ひらだい(平台)(1)
◎活版印刷
かっぱんさく《くわつぱんさく》
【括帆索】
◇[英]gasket
○[海]⇒がすけっと(ガスケット)(2)
がっぴつ
【合筆】
○[法]土地登記簿に登記されている、隣接する数区画(数筆<スウ
ヒツ>)を一区画(一筆<イッピツ>)に合せること。
⇔ぶんぴつ(分筆)
かっぷ
【カップ】
◇[英]cup
○(1)(取っ手の付いた)飲み物を入れる洋風の容器・茶碗。
取っ手のないものは「コップ([蘭]kop)」と呼ぶことが多い。
◎コーヒー・カップ
○(2)[料]材料の量をはかる取っ手の付いた容器。また、その
容量。
普通は200ミリリットル。以前は1合(180ミリリットル)。
米英では1/2パイント(pint)で、アメリカは236.6ミリリッ
トル、イギリスは237.6ミリリットル。
◎計量カップ
○(3)競技などの賞杯・トロフィー(trophy)。
◎優勝カップ
○(4)杯(サカズキ)・椀(ワン)状のもの。
○(5)[服](特に)ブラジャーの椀状の部分。
◎Aカップ,Bカップ
○(6)[運](特にゴルフで)グリーン上のホールにさす金属筒。
◎カップイン
○(7)[植]ドングリの殻斗(カクト)(ハカマ)。
○(8)[数]和集合を表すU字型の記号。
「結び」とも呼ぶ。
参照⇒わしゅうごう(和集合)
○(9)[数]論理和を表すU字型の記号。
参照⇒ろんりわ(論理和)
かっぷ
【割賦】
○[経]月賦(ゲップ)などの形で、何回かに割り振って支払うこ
と。賦払(フバラ)い。
「わりふ」,「わっぷ」とも読む。
◎割賦販売
◎1960. 7. 1(昭和35)割賦販売法、公布。
かっぷ
【葛布】
○⇒くずふ(葛布)
かっぷあんどぼーる
【カップアンドボール】
◇[英]cup and ball(カッパンドボール)
○(1)カップと小さな玉やコインを使った遊び・手品。
3個ほどのカップをテーブルに伏せ、一つに玉またはコイン
を入れ、カップを何回か移動させてどのカップに入っているか
を当てさせるもの。
手品では別のものが入っていたり、全てに入っていなかった
り、全てに入っていたりする。
○(2)けん玉。
⇒けんだま(けん玉,剣玉,拳玉)
かっふぇ
【カッフェ】
◇[フ]cafe
○[歴]⇒かふぇ(カフェ)(4)
かつぶつ《くわつぶつ》
【活仏】
◇[英]Living Buddha
○(1)人間の姿になってこの世に現れた仏。生き仏。生き如来
(ニョライ)。
○(2)徳の高い僧や人物。
○(3)[宗]([チベット語]Tulku)チベット仏教(ラマ教)の生き仏。
チベットの黄教派の最高法王ダライ・ラマ(達頼喇嘛)と同派
の副法王パンチェン・ラマ(班禅喇嘛)、カギュ派のカルマパ
(Karmapa)、ドジュブ(Dezhub)活仏、および外モンゴルのボグド・ゲゲ
ン(Bogdo Gegen)が生き仏として信仰されている。
◎14世紀なかば、カギュ派の法主の選出に初めて採用。
2007. 9. 1(平成19)中国政府、活仏(高僧)の転生を中央政府
の申請許可制度とする「チベット仏教活仏転生管理規則」を導入。
参照⇒かるまぱ(カルマパ)
◎ネパールの生き神:⇒くまり(クマリ)
かっぷはんばい
【割賦販売】
○[経]商品の代金を分割して受け取る販売方法。
商品の所有権は代金完済をもって購入者に譲渡され、それま
では貸与というかたちで販売者側に留保されている。
参照⇒まるい(丸井)
◎1961. 7. 1(昭和36)割賦販売法が公布。
1962. 7. 1(昭和37)全面施行。
かっぷぼーど
【カップボード】
◇[英]cupboard(カバード)
○(戸のついた)食器棚。戸棚。
かっぷぼーどらぶ
【カップボードラブ】
【カップボード・ラブ】
◇[英]cupboard love(カバードラブ)
○(1)子供などが菓子や玩具などをおねだりするときに示す愛
情。
参照⇒かーふらぶ(カーフラブ,カーフ・ラブ)
○(2)(転じて)欲得ずくの愛情。
★かっぷめん
【カップ麺】
○[食]
◎1971. 9.18(昭和46)日清食品が『カップ・ヌードル』(100円)
を発売。
がっぶろ
【ガッブロ】
◇[伊]gabbro
○[鉱](イタリア語で)斑糲岩(ハンレイガン)。
⇒はんれいがん(斑糲岩)
かっぺ
【カッペ】
◇[独]Kappe
○(1)([英]cap)⇒[1]きゃっぷ(キャップ)
○(2)[鉱]炭鉱などで、鉄柱と横梁(ヨコハリ)とを組んで坑内の天
蓋を支える金属製の梁。
切羽(キリハ)の一部が無支柱となり、採炭機や積み込み機など
を入れる機械化がしやすくなる。
◎カッペ採炭:1948. 3.(昭和23)宇部興産の大浜炭鉱、ドイツ
からカッペを輸入し、日本で初めてカッペ採炭を採用。
がっぺいしゅうごう《かつぺいしふがう》
【合併集合】
◇[英]union/join
○[数]⇒わしゅうごう(和集合)
かっぺき
【合壁】
○(1)壁一つ隔(ヘダ)てた隣り同士。
「がっぺき(合壁)」とも呼ぶ。
○(2)壁一つ隔てた隣りの家・隣家(リンカ)。
「がっぺき(合壁)」とも呼ぶ。
○(3)壁一つ隔てた隣りの部屋・隣室(リンシツ)。
「がっぺき(合壁)」とも呼ぶ。
○(4)(転じて)近隣。
「がっぺき(合壁)」とも呼ぶ。
◎近所合壁
がっぺき
【合壁】
○⇒かっぺき(合壁)
かっぺり
【カッペリ】
◇[伊]capelli
○(イタリア語で)髪([英]hair)。
かっぺりーに
【カッペリーニ】
◇[伊]capellini
○[食]極細(ゴクボソ)のロング・パスタ。太さ0.9ミリメートル
くらい。
「天使の髪(Angel Hair)」とも呼ばれる。
参照⇒ばみせり(バミセリ)
かつべん《くわつべん》
【活弁】
○[古][映]活動写真弁士の略。
無声映画の上映時にそでで画面の人物にあわせて代弁したり、
筋を説明したりする解説者。またその仕事。
「弁士(ベンシ)」とも呼ぶ。
◎日本独自で、1897. 1.(明治30)キネマスコープの説明をした
上田恒次郎が元祖。ほかに染井三郎・徳川夢声(ムセイ)・生駒雷
遊らが有名。
がつへん
【歹偏】
○[言]漢字の偏(ヘン)の一つ。「死」・「残」・「殊」などの「歹(ガツ)」
の部分。
「一タ偏(イチタヘン)」,「一タ」とも呼ぶ。
◎「一タ」は「歹」の一字を「一」と「タ」の二字に分けて呼んだもの。
かっぽう《かつぱう》
【割烹】
○(1)食物の調理。料理。
日本料理を指すことが多い。
「割烹料理」とも呼ぶ。
◎「割」は「割(サ)く」、「烹」は「煮(ニ)る」の意味。
○(2)⇒かっぽうてん(割烹店)
かっぽうぎ《かつぱうぎ》
【割烹着】
○[服]料理や家事の際に、汚れ防止に着物の上に着る、筒袖(ツ
ツソデ)のうわっぱり。
参照⇒こいぐち(鯉口)(2),すもっく(スモック),えぷろん(エ
プロン)(1)
◎白い割烹着は「姉さん被り」とともに「主婦」のイメージがある。
1915(大正 4)婦人雑誌「婦人之友」家庭用仕事着として考案・
発表。
昭和中期までは主婦の労働着として掃除など料理以外にも常
用し、近所への買い物など着用したまま外出もしていた。
かっぽうてん《かつぽうてん》
【割烹店】
○料理屋。飲食店。
日本料理店を指すことが多い。
「割烹料理屋」とも、単に「割烹」とも呼ぶ。
かっぽうりょうり《かつぽうれうり》
【割烹料理】
○⇒かっぽう(割烹)(1)
かっぽうりょうりや《かつぽうれうりや》
【割烹料理屋】
○⇒かっぽうてん(割烹店)
かっぽーね
【カッポーネ】
◇[伊]cappone、[フ]chapon
○[食]⇒しゃぽーん(シャポーン)
かつま
【羯磨】
◇[梵]karman、[パーリー語]kamma
○(1)[仏]受戒(ジュカイ)の儀式・作法。
「こんま(羯磨)」とも呼ぶ。
参考⇒かるまん(カルマン)
◎梵語の「カルマン(karman)」の音写で、作法・儀式・行為・所
作・業(ゴウ)の意味。
◎白羯磨(ビャクカツマ):⇒びゃくかつま(白羯磨)
白二羯磨
白四羯磨
○(2)[仏]菩薩戒を受けて菩薩としての資格を得(ウ)る儀式。
「こんま(羯磨)」とも呼ぶ。
○(3)[仏]二本の独鈷杵(トッコショ)(三鈷杵)を打ち違いにした、密
教の十字型の仏具。
「こんま(羯磨)」とも呼ぶ。
参照⇒とっこしょ(独鈷杵,独古杵,独股杵)
かつまく
【滑膜】
◇[羅]membrana synovialis、[英]synovial membrane
○[医]関節部の骨と骨の間を袋状に包む関節包の内側の薄い膜。
神経・血管に富み、滑液を分泌する
「滑液膜」とも呼ぶ。
かづまやまこふん
【カヅマヤマ古墳】
○[歴]奈良県高市郡(タカイチグン)明日香村(アスカムラ)真弓(マユミ)にあ
る、飛鳥時代(7世紀後半)の古墳。
磚積(センヅミ)石室が出土。
かつもく《くわつもく》
【刮目】
○目をこすって注意深く見ること。
◎「刮」は「こする」の意味。
かつもとちょう《かつもとちやう》
【勝本町】
◇[日]Katsumoto Cho
○[古]長崎県北部、壱岐郡(イキグン)の町。
◎2004. 3. 1(平成16)壱岐郡の全4町が合併して壱岐市(イキシ)
を発足。
かつやま
【勝山】
◇[日]Katsuyama
○(1)⇒かつやまし(勝山市)
○(2)[古]⇒かつやまむら(勝山村)
かつやまし
【勝山市】
◇[日]Katsuyama Shi
○福井県北東部の市。
九頭竜川(クズリュウガワ)中流に位置し、南部を大野市、南西部
を福井市、北西部を坂井市に接し、北部・北東部を石川県に隣
接。
福井県立恐竜博物館がある。
◎もと小笠原氏の城下町。
1870(明治 3)平泉寺(ヘイセンジ)神仏分離で白山神社となる。
かつやまむら
【勝山村】
◇[日]Katsuyama Mura
○[古]山梨県南東部、南都留郡(ミナミツルグン)の村。
◎2003.11.15(平成15)河口湖町(カワグチコマチ)・足和田村(アシワダムラ)
と合併して富士河口湖町(フジカワグチコマチ)を発足。
★かつら
【カツラ】
【桂】
◇[学]Cercidiphyllum japonicum
○[植]ユキノシタ目(Saxifragales)カツラ科(Cercidiphylla-
ceae)カツラ属(Cercidiphyllum)の落葉高木。
◎ケイ(桂)(月桂樹)はクスノキ目(Laurales)クスノキ科(Laura-
ceae)。
[1]かつら
【桂】
○(1)[植]⇒かつら(カツラ,桂)
○(2)[中国伝説]月にあるという想像上の樹。
⇒つきのかつら(月の桂)
○(3)(転じて)月。
★[2]かつら
【桂】
◇[日]Katsura
○(1)京都府京都市西京区の地域名。
桂川西岸で、桂清水町(カツラシミズチョウ)に桂離宮がある。
◎古称は山城国葛野郡の「桂の里」。
参照⇒かつらめ(桂女)
○(2)[交]⇒かつらえき(桂駅)
○(3)[歴]⇒かつらめ(桂女)(1)
○(4)[古]⇒かつらむら(桂村)
かづらいし
【葛石】
◇[日]kazuraishi/kazura-ishi
○[建]⇒かずらいし(葛石)
かつらえき
【桂駅】
○(1)[交]京都府京都市西京区にある阪急京都本線の駅。
西京極(ニシキョウゴク)駅(右京区)と洛西口(ラクサイグチ)駅(向日市)
の間。
○(2)[交]阪急嵐山線の駅。
上桂(カミカツラ)駅の次で、ターミナル駅(始点)。
かつらお《かつらを》
【桂男】
○[中国伝説]⇒かつらおとこ(桂男)
かつらおおる《かつらをおる》
【桂を折る】
○[故事]⇒かつらをおる(桂を折る)
かつらおとこ《かつらをとこ》
【桂男】
○(1)[中国伝説]月中に住むという仙人。
日本では、満月でもないのに月を見続けると、桂男に月へ連
れ去られるという。
「かつらお(桂男)」とも呼ぶ。
参照⇒つきのかつら(月の桂)
○(2)(転じて)美男子。
かつらぎ
【葛城】
◇[日]Katsuragi
○(1)[古]奈良盆地南西部、金剛山(コンゴウザン)の東斜面一帯の
地域。奈良県西部にある北葛城郡・大和高田市・御所市(ゴゼシ)
一帯の古地名。葛上(カズラノカミ)・葛下(カズラノシモ)の両郡の地。
大和の国のほぼ中央部で、古代の倭六県(ヤマトノムツノミアガタ)の一
つ葛城県の所在地。
古くは「かづらき(葛城)」と呼んだ。
○(2)[歴]⇒かつらぎうじ(葛城氏)
○(3)⇒かつらぎし(葛城市)
○(4)[歴][軍]日本海軍の航空母艦(空母)。雲龍型の3番艦。
排水量も1万7,150トン、最高速力32ノット(時速59.3キロメ
ートル)。
◎1944.10.(昭和19)竣工。
出撃せずに終戦を迎え、復員船となる。
かづらき
【葛城】
◇[日]Kazaragi/Kaduragi
○[古]⇒かつらぎ(葛城)
★かつらぎうじ
【葛城氏】
◇[日]Katsuragi Uzi
○[歴]大和朝廷時代の中央の豪族。
武内宿彌(タケノウチノスクネ)の子孫といい、大和国葛城地方を本拠
とした。
大和朝廷の朝鮮半島出兵に功を立てる。
臣(オミ)の姓を称した一族は、天皇家と婚姻関係を結び、外戚
として5世紀末ころまで勢力を振るった。
「かづらきうじ(葛城氏)」とも呼ぶ。
かづらきうじ
【葛城氏】
◇[日]Kazuragi Uzi/Kaduragi Uzi
○[歴]⇒かつらぎうじ(葛城氏)
かつらぎさん
【葛城山】
◇[日]Katsuragi San
○(1)[地]大阪府と奈良県の県境にある山。標高959メートル。
修験道の霊場。
「かつらぎやま(葛城山)」,「大和(ヤマト)葛城山(カツラギサン)」とも
呼ぶ。
参照⇒くめのせんにん(久米仙人),ひとことぬしのかみ(一言
主神)
○(2)[地]大阪府と和歌山県の県境にある山。標高858メートル。
「和泉(イズミ)葛城山(カツラギサン)」とも呼ぶ。
かつらぎし
【葛城市】
◇[日]Katsuragi Shi
○奈良県北西部の市。
◎2004.10. 1(平成16)北葛城郡(キタカツラギグン)の新庄町(シンジョウチョ
ウ)・當麻町(タイマチョウ)の2町が合併して発足。
かつらぎちょう《かつらぎちやう》
【かつらぎ町】
◇[日]Katsuragi Cho
○和歌山県北東部、伊都郡(イトグン)の町。
高野山の地主神である丹生都比売神社(ニウツヒメジンジャ)がある。
かつらぎひとことぬしじんじゃ
【葛城一言主神社】
○奈良県御所市(ゴセシ)森脇(モリワキ)にある神社。旧県社。
祭神は葛城山(カツラギサン)の神である一言主大神(ヒトコトヌシノオオカミ)
と幼武尊(ワカタケルノミコト)(雄略天皇)。
「いちごんさん(一言さん)」とも呼ぶ。
参照⇒ひとことぬしのかみ(一言主神)
◎もとは葛城山頂にあった神社を麓(フモト)に移したという。
かつらぎやま
【葛城山】
◇[日]Katsuragi Yama
○[地]⇒かつらぎさん(葛城山)(1)
かつらじょう《かつらじやう》
【桂城】
◇[日]Katsura Jo
○[歴]大館城の別称。
⇒おおだてじょう(大館城)
かつらたふときょうてい《かつらたふとけふてい》
【桂・タフト協定】
◇[英]the Taft-Katsura agreement
○[歴]1905. 7.27(明治38)桂太郎首相とアメリカ特使タフト
(William Howard Taft)陸軍長官との秘密覚書(オボエガキ)。
日露戦争の講和直前に、日本の韓国に対する優越支配と、ア
メリカのフィリピン統治との相互承認を協定したもの。
参照⇒にっかんへいごう(日韓併合),[1]たふと(タフト)
◎翌8月の第2回日英同盟により、イギリスのインド統治に対
しても相互承認が行われ、日本の国際的地位が約束された。
★かつらはま
【桂浜】
◇[日]Katsura Hama
○[地]高知県高知市。龍頭岬と龍王岬に挟まれた海岸。
月の名所として有名。
かつらひめ
【桂姫】
○[歴]⇒かつらめ(桂女)(1)
かつらむら
【桂村】
◇[日]Katsura Mura
○[古]茨城県中央部、東茨城郡(ヒガシイバラキグン)の村。
◎2005. 2. 1(平成17)東茨城郡常北町(ジョウホクマチ)・西茨城郡七
会村(ナナカイムラ)と合併して東茨城郡城里町(シロサトマチ)を発足。
かつらめ
【桂女】
○(1)[歴]京都郊外の桂の里に住んでいた、神功皇后を祭神と
する御香宮(ゴコウノミヤ)に属する巫女(ミコ)。
正月・婚礼・出産・祈祷・出陣などに諸家を訪れ、祝言の
祓(キラエ)や花嫁の付き添いなどの奉仕を行った。
「桂姫(カツラヒメ)」,「桂」とも呼ぶ。
◎石清水八幡宮にも仕えたという。
○(2)[歴]桂の里に住んでいた桂川の鵜飼(ウカイ)集団の女性。
頭に桂包みと呼ぶ白い布を巻き、その上に荷を入れた籠(カゴ)
を載せ、京都市中に出向いて鮎(アユ)や飴(アメ)などを売り歩いた。
参照⇒おはらめ(大原女),しらかわめ(白川女),はたのおば
(畑の姥)
◎平安時代、天皇に桂川の鮎を献じたのが始まりという。
明治年間までここの名主は女系相続を守っていた。
★かつらりきゅう
【桂離宮】
○京都府京都市西京区桂清水町(カツラシミズチョウ)にある離宮。
1620(元和 6)〜1624(元和10,寛永元)創建。
かつらをおる
【桂を折る】
◇[中]zhe gui(折桂)
○[故事]官吏の登用試験に及第(合格)する。
◎晋の郤(「言」偏+「先」)(Xi Shen)(ゲキ・セン)が、東堂で武帝に問
われて、「桂林の一枝、崑山(コンザン)の片玉を得たにすぎない」
と謙遜(ケンソン)して答えたことによる。
参照⇒けいりんのいっし(桂林の一枝,桂林之一枝)
★かつれい
【割礼】
◇[英]Circumcision
○[社]通過儀礼または宗教儀式として行われる、性器に施(ホド
コ)される手術。その習俗。
参照⇒ぺりしてびと(ペリシテ人)
◎ニューヨークのユダヤ博物館では割礼用鋏が展示されている。
◎ナチスは割礼の有無をユダヤ人の判定に利用していた。
◎女子割礼:⇒えふじーえむ(FGM)
★かつれんせき
【褐簾石】
【褐レン石】
◇[英]allanite
○[鉱]緑簾石族の一種。
褐色または黒色の亜金属光沢をもつ火成岩で、非晶質は不透
明、結晶は透明。
花崗岩などペグマタイト中の副成分鉱物として産出。
「アラナイト」とも呼ぶ。
参照⇒りょくれんせき(緑簾石,緑レン石)
かつれんちょう《かつれんちやう》
【勝連町】
◇[日]Katsuren Cho
○沖縄県中頭郡(ナカガミグン)の町。沖縄本島中南部の勝連半島の
南岸部。
東方の津堅島(ツケンジマ)を含む。
在日米軍の港湾施設ホワイトビーチ(White Beach)がある。
◎2005. 4. 1(平成17)石川市(イシカワシ)・具志川市(グシカワシ)・中
頭郡(ナカガミグン)与那城町(ヨナシロチョウ)と合併してうるま市を発足。
がっろちぇどぅろーね
【ガッロチェドゥローネ】
◇[伊]gallo cedrone
○[鳥](イタリア語で)ライチョウ(雷鳥)。
⇒らいちょう(ライチョウ,雷鳥)(1)
◎「ガッロ」は「シチメンチョウ(七面鳥)」、「チェドゥローネ」は
「シトロン色(淡黄色)」の意味。
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