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百 科 辞 書 《かし》 編集:獨 澄旻
-------- かし --------------------------------------------------
かし
【かし】
◇[日]kashi
○[終助詞]文末または命令の終止について、念を押し意味を強
める意を表す。
◎詠嘆の係助詞「か」の終助詞的用法に、強めのの副助詞「し」が
付いたもの。
かし
【カシ】
【喀什】
◇[中]Kashi
○(1)⇒かしちく(カシ地区,喀什地区)
○(2)(喀什市)⇒かしゅがる(カシュガル,喀什喝爾,喀什)
★かし
【カシ】
【樫】
【橿】
◇[英]oak(オーク)
○[植]ブナ目(Fagales)ブナ科(Fagaceae)コナラ属(Quercus)の
常緑高木の総称。
◎川越市の木。
かし
【下士】
○(1)[国]下士官の略称。
⇒かしかん(下士官)
○(2)[漢][歴]([中]xiashi)周代の士の階級で、上士(shangshi)
・中士(zhongshi)の下の最下級の位。また、その階級の人。
○(3)愚かな男・教養の低い男。
かし
【樫】
○(1)[植]⇒かし(カシ,樫,橿)
○(2)樫ガス田の略称。中国名は天外天ガス田。
⇒てんがいてんがすでん(天外天ガス田)
かじ《かぢ》
【カジ】
【梶】
【構】
【楮】
○[植]カジノキ(梶の木)の別称。
⇒かじのき(カジノキ,梶の木,構の木,楮の木)
かじ《かぢ》
【梶】
【構】
【楮】
○[服]襲(カサネ)の色目の名称。
表裏ともに萌葱(モエギ)色。
七月に着用。
かじ《くわじ》
【火事】
○建物・船・山林などが焼けること。火災(カサイ)。
参照⇒かさい(火災)
◎冬の季語。
◎火事場泥棒。
◎火事と喧嘩(ケンカ)は江戸の花:⇒かじとけんかはえどのはな
(火事と喧嘩は江戸の花,火事と喧嘩は江戸の華)
◎俗に「彼岸花(ヒガンバナ)を持って帰ると火事になる」と言われ
ている。
かじ《かぢ》
【鍛冶】
○(1)[冶]金属を加熱して打ち鍛(キタ)え、いろいろの器具を作
ること。鍛金(タンキン)すること。
◎英語:スミサリー(smithery)。
○(2)[冶](1)を業とする人・職人。鍛冶屋(カジヤ)。
参照⇒のかじ(野鍛冶),くぎかじ(釘鍛冶)
◎師匠(シショウ):⇒よこざ(横座)(4)
弟子:⇒さきて(先手)(3)
◎英語:ブラックスミス(blacksmith)/スミス(smith)。
◎「かねうち(金打)」が「かぬち(金打)」・「かぢ」と約転した語。
「鍛冶(たんや)」は当て字。
[1]かしあ
【カシア】
◇[英]cassia
○[植]⇒けい(ケイ,桂)
[2]かしあ
【カシア】
◇Kasia
○インド中北部、ウッタル・プラデシュ州(Uttar Pradesh
State)東部のクシナガル県(Kushinagar District)の都市。
北緯26.75°、東経83.92°の地。
ガンジス河の支流大ガンダク河(Great Gandak)の西方、ゴー
ラクプル(Gorakhpur)の東方56キロメートルに位置する。
◎釈迦(シャカ)在世時代の十六大国の一つ、マッラ王国(Malla
Kingdom)(末羅国)に比定されている。
参照⇒くしながら(クシナガラ,拘尸那掲羅),まっらこく(マッ
ラ国,末羅国)
がじあんてっぷ
【ガジアンテップ】
◇Gaziantep
○⇒がじあんてぷ(ガジアンテプ)
がじあんてぷ
【ガジアンテプ】
◇Gaziantep
○(1)(Gaziantep Ili)⇒がじあんてぷけん(ガジアンテプ県)
○(2)トルコ南部、ガジアンテプ県の県都。
「ガジアンテップ」とも呼ぶ。
古称は「アインターブ(Aintab)」,「アインタブ」,「アンテプ(An-
tep)」。
〈人口〉
1965(昭和40)16万0,152人。
1975(昭和50)30万人。
1990(平成 2)62万7,584人。
1993(平成 5)68万3,557人。
◎十字軍時代、トルコ山岳地帯のアナトリア地方とシリアを結
ぶ交通・戦略上の要衝。
第一次世界大戦によって1920. 8.(大正 9)セーブル条約でフ
ランス委任統治領シリアとなったが、シリア独立運動の中心地
となり、1921(大正10)トルコに返還された。
がじあんてぷけん
【ガジアンテプ県】
◇[トルコ語]Gaziantep Ili、[英]Gaziantep province
○トルコ南部の県。東部をシャンリュウルファ県(Sanliurfa
il)、北西部をカラマンマラシュ県(Kahramanmaras Ili)に接し、
南部をシリアに隣接。
県都はガジアンテプ。
かしい《かしひ》
【香椎】
◇[日]Kashi'i
○(1)福岡県福岡市東区の地名。
香椎神宮(カシイジングウ)がある。
○(2)[交]⇒かしいえき(香椎駅)
かしいえき《かしひえき》
【香椎駅】
○(1)[交]福岡県福岡市東区にある、JR鹿児島本線の駅。
九産大前(キュウサンダイマエ)駅と千早(チハヤ)駅の間。
○(2)[交]JR香椎線の駅。
和白(ワジロ)駅と香椎神宮(カシイジングウ)駅の間。
◎西鉄宮地岳線には香椎宮前(カシイミヤマエ)駅・西鉄香椎(ニシテツカシイ)
駅・香椎花園前(カシイカエンマエ)駅がある。
かしうす
【カシウス】
◇Gaius Cassius Longinus
○[人]古代ローマの政治家(?〜BC. 42)。
カエサル(Caesar)暗殺首謀者の一人。逃れたマケドニアのフィ
リッピ(Philippi)でオクタビアヌス(Octavianus)に討伐された。
「カッシウス」とも呼ぶ。
参照⇒ふぃりっぴ(フィリッピ)
かーしぇありんぐ
【カーシェアリング】
◇[英]car sharing
○[交]複数の会員で自動車を共同利用するシステム。
一般に、電話予約をして専用駐車場の自動車を、時間単位の
料金で利用する。ガソリン代・保険料などは会費や使用料に含
まれる。
会員は会費を必要とするが、維持費や駐車場代などは節約で
き、またレンタカーより安価に利用できるメリットがある。
参照⇒れんたかー(レンタカー)
◎1999(平成11)シアトルのモビリティー社(Mobility Inc.)、
フレックスカー(Flexcar)を開業。
がじぇーがごう《がじえーががう》
【ガジェーガ号】
◇[西]La Gallega(ガリラヤ人)
○[歴]コロンブスの第一回航海の旗艦サンタマリア号(La San-
ta Maria)のニックネーム。
「ラ・ガジェーガ」とも呼ぶ。
参照⇒さんたまりあごう(サンタマリア号)(1),がりおんせん
(ガリオン船)
◎ラ・ガジェーガはイエス・キリストの別称。
がじぇっと
【ガジェット】
◇[英]gadget
○(1)気の利いた小物。目新しい小物。
「ガゼット」とも呼ぶ。
○(2)簡単な機械装置・仕掛け。
「ガゼット」,「ウィジェット([英]widget)」とも呼ぶ。
○(3)[計]小さなプログラム。
時計やカレンダーなど。
「ガゼット」とも呼ぶ。
○(4)⇒がぜっとばっぐ(ガゼットバッグ)
がじぇっとばっぐ
【ガジェットバッグ】
◇[英]gadget bag
○⇒がぜっとばっぐ(ガゼットバッグ)
かしぇる
【カシェル】
◇[露]kashel
○[医](ロシア語で)咳。
⇒せき(咳)
◎ロシア文字では"кашель"。
★かしおけいさんき
【カシオ計算機】
○[経]
◎ワープロ:⇒かしおわーど(カシオワード)
かしおぺあ
【カシオペア】
◇[羅]Cassiopeia
○(1)[ギ神]⇒かしおぺいあ(カシオペイア)
○(2)[天]⇒かしおぺあざ(カシオペア座)
○(3)[交]JR東日本の2階建ての寝台特急列車。1編成客車
12両、88室、定員は176人。全室、テレビ・トイレ・洗面台付
の個室。
上野駅〜札幌駅間を運転。上野駅〜青森駅間はE26系が牽
引。北海道は非電化区間を通過。
上野駅〜札幌駅間の寝台列車「北斗星」の最上級車両となる。
参照⇒ほくとせい(北斗星)(2)
◎1999. 7.16(平成11)(金曜)上野駅発の下り運行。上りは翌土
曜日から運行。特A寝台が新設。
★かしおぺあざ
【カシオペア座】
◇[羅]Cassiopeia
○[天]冬の北天の星座の一つ。W字形の星座。
ギリシア神話の王妃カシオペイアが椅子(イス)にかけている姿
という。
日本名は「山形星」,「いかりぼし(いかり星,錨星,錠星)」。
かしおぺいあ
【カシオペイア】
◇[希]Kassiopeia、[英]Cassiopeia
○[ギ神]エチオピア王ケフェウス(Kepheus)の妃、アンドロメ
ダ(Andromeda)の母。
美を誇ったので海神ポセイドン(Poseidon)の怒りに触れ、国
中を洪水にされて、海神のおくった怪物の犠牲として娘を岩壁
につないで捧げるはめになる。英雄ペルセウス(Perseus)が海
の怪物を退治して救出し、娘はその妻になった。
死後、母娘ともに星座となる。
かしおわーど
【カシオワード】
○[古][計]カシオ計算機のワープロ。
◎1985(昭和60)ワープロ(カシオワード)を生産。
2001. 9.(平成13)ワープロから撤退。
かじか
【カジカ】
【鰍】
【杜父魚】
○[魚]カサゴ目(Scorpaeniformes)カジカ科(Cottidae)の淡水
魚。澄んだ水を好む川魚。
体長約15センチで痩せて鱗がない。
肉食性で、水生昆虫をエサとする。
美味で食用にする。
「ゴリ(鮴)」,「まごり」,「ちちんこ」とも呼ぶ。
◎「鰍」は「どじょう」とも読む。
かじか
【カジカ】
【河鹿】
○[両]⇒かじかがえる(カジカガエル,河鹿蛙,金襖子)
かじかがえる《かじかがへる》
【カジカガエル】
【河鹿蛙】
【金襖子】
○[両]無尾目(Anura)アマガエル科(Hylidae)の一種。
谷川の岩間に棲(ス)み、四肢の各指端に吸盤がある。背は暗
褐色で河原の石に似る。
6月中旬から8月にかけて雄は口笛のような美しい声で鳴く。
古称は「蛙(カワズ)」。
「カジカ(河鹿)」とも呼ぶ。
かしがすでん
【樫ガス田】
○⇒てんがいてんがすでん(天外天ガス田)
かしかた
【貸方】
【貸し方】
○(1)物を貸す方法・貸す手段。
○(2)金品を貸す側の人。貸し手。
○(3)[経]複式簿記の仕訳(シワケ)で、資産の減少、負債・資本の
増加、利益の発生などを記入する勘定口座。
出金・取引先の貸しとなるもの。
帳簿では右側の欄に記入する。
「クレジット([英]credit)」,「クレジットサイド([英]credit
side)」とも呼ぶ。
⇔かりかた(借方,借り方)(3)
かしかん《かしくわん》
【下士官】
◇[英](陸軍)noncommissioned officer/(海軍)petty officer
○[軍]軍隊で、准士官の下、兵の上に位する武官。
旧日本陸軍の曹長(ソウチョウ)・軍曹(グンソウ)・伍長(ゴチョウ)、旧
日本海軍の上等兵曹(ヘイソウ)・一等兵曹・二等兵曹が相当する。
略称は「下士」、英語の略称は「NCO」。
参照⇒さーじゃんと(サージャント)
◎自衛隊の陸曹・海曹・空曹に相当する。
かじき《かぢき》
【カジキ】
【梶木】
【旗魚】
○(1)[魚]スズキ目(Perciformes)の外洋性の海魚。
体長約2メートル、体重130キロに達する。上顎が剣状にの
び、背部は黒く、腹部は淡色。美味。
「カジキマグロ(梶木鮪)」とも呼ぶ。
◎マグロはスズキ目サバ科(Scombridae)マグロ属(Thunnus)。
○(2)[魚]スズキ目のマカジキ科(Istiophoridae)とメカジキ科
(Xiphiidae)の海魚の総称。
「カジキマグロ(梶木鮪)」とも呼ぶ。
◎マカジキ:⇒まかじき(マカジキ,真旗魚)
メカジキ:⇒めかじき(メカジキ,眼梶木,眼旗魚)
バショウカジキ:⇒ばしょうかじき(バショウカジキ,芭蕉梶木)
◎英語:(マカジキ)スペアフィッシュ(spearfish)/(大形マカ
ジキ)マーリン(marlin)/(メカジキ)ソードフィッシュ(sword-
fish)/(バショウカジキ)セイルフィッシュ(sailfish)。
かじき
【加敷】
【加鋪】
【梶木】
○[海]和船で、船棚(フナダナ)の一種。
中棚(ナカダナ)の下に接し、敷(シキ)(船底材)の両外側に取り付
ける、船体の最下部を構成する棚板(タナイタ)。
「根棚(ネダナ)」,「側(ソバ)がわら」,「横(ヨコ)がわら」とも呼ぶ。
参照⇒ふなだな(船棚)(1)
◎「かわら」は「(「舟」偏+「元」)」と書く。
かじきまぐろ《かぢきまぐろ》
【カジキマグロ】
【梶木鮪】
○[魚]⇒かじき(カジキ)
★かしきんぎょう《かしきんげふ》
【貸金業】
○[経]
無登録の貸金業は俗に「ヤミ金融」と呼ぶ。
参照⇒しゅっしほう(出資法),やみきんゆう(ヤミ金融)
◎2003. 7.25(平成15)参議院本会議で改正貸金業規制法・改正
出資法が可決・成立。違法な高金利や脅迫的取立てのヤミ金融
業者への罰則を強化、無登録業者の広告・勧誘行為を禁止し、
超高金利契約は無効。 9. 1施行。
かしぐね
【樫ぐね】
○[建](群馬県で)カシ(樫)で作られた風除(ヨ)けの垣根(カキネ)。
上州空っ風(カラッカゼ)と呼ばれる冬から春の季節風を防ぐため、
宅地の北側や西側に設けるもの。
カシが用いられるのは、高くまた冬でも葉が落ちないことか
ら。
参照⇒くね(くね)
かしけん
【伽師県】
◇[中]Jiashi Xian、[ウイグル語]Payzawat Nahiyisi、[英]
Jiashi County
○中国西北部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu-
er Zizhiqu)南西部のカシ地区(喀什地区<Kashi Diqu>)北部の
県。東部を巴楚県(Bachu Xian)(ハソケン)に接する。
タリム盆地の北西に位置する高原。
〈面積〉
6,528平方キロメートル。
〈人口〉
2002(平成14)33万人。
◎2003. 2.24(15)am.10:03(日本時間am.11:03)マグニチュード
6.8の地震が発生。
かしこどころ
【賢所】
○(1)宮中の温明殿(ウンメイデン)のなかで、八咫鏡(ヤタノカガミ)を祭っ
てある所。宮中三殿の一つ。
「けんしょ(賢所)」・「内侍所(ナイシドコロ)」とも呼ぶ。
◎古くは恐所・尊所・畏所ともいった。
○(2)八咫鏡(ヤタノカガミ)。
かしし
【カシ市】
【喀什市】
◇[中]Kashi Shi、[英]Kashgar City
○⇒かしゅがる(カシュガル,喀什喝爾,喀什)
かじし《かぢし》
【加地子】
○(1)[歴]平安末期、荘民(作人)が荘園領主に納めた年貢。
○(2)[歴]鎌倉・室町時代、小作人が地主に納めた小作料。
○(3)[歴]江戸時代、小作米の別称。
かじじけん《かぢじけん》
【鹿地事件】
○[歴]在日米軍の諜報機関による小説家鹿地亘(カジ・ワタル)の不
法監禁事件。
1951.11.25(昭和26)から行方不明になっていた鹿地が突然帰
宅し、1952.12. 7(昭和27)在日米軍の諜報機関に監禁されてい
たと発表。
キャノン機関(Z機関)の存在が明らかになった。
参照⇒きゃのんきかん(キャノン機関)
かしじょう《くわしじやう》
【華子城】
○[仏]インド、ガンジス川中流にある仏教遺跡パータリプトラ
(Pataliputra)の漢名。
⇒ぱーたりぷとら(パータリプトラ)
[1]かしす
【カシス】
◇[英]cassis、[学]Ribes nigrum
○(1)[植]ユキノシタ目(Saxifragales)ユキノシタ科(Saxifra-
gaceae)スグリ属(Ribes)フサスグリ亜種(カレンツ)(currant)
の落葉低木。
6〜8月ころ、直径1センチメートル弱のブラックベリーに
似た果実をつける。
「クロスグリ(黒酸塊)(blackcurrants)」,「クロフサスグリ(黒
房酸塊)」とも呼ぶ。
○(2)[食](1)の果実から作られたコーディアル(cordial)。
「クレーム・ド・カシス(creme de cassis)」とも呼ぶ。
[2]かしす
【カシス】
◇Cassis
○フランス南東部、プロバンス・アルプス・コートダジュール
地域圏(Region Provence-Alpes-Cote d'azur)南西部のブーシュ
デュローヌ県(Departement Bouches-du-Rhone)南東部のリヨン
湾(Golfe du Lion)に面する港町。
北緯43.22°、東経5.53°の地。
〈人口〉
1999(平成11)8,070人。
かしたすこ
【カシタス湖】
◇[英]Lake Casitas
○[地]アメリカ合衆国南西部、カリフォルニア州(California
State)南部のベンチュラ郡(Ventura County)西部にある湖。
かしちく
【カシ地区】
【喀什地区】
◇[中]Kashi Diqu、[英]Kashgar District
○中国西北部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu-
er Zizhiqu)南西部の地区。北東部をアクス地区(阿克蘇地区
<Akesu Diqu>)、東部をホータン地区(和田地区<Hetian Diqu>)
に接する。
行政所在地はカシュガル(喀什喝爾,喀什)。
「カシュガル地区(喀什喝爾地区)」とも呼ぶ。
〈面積〉
13万9,077平方キロメートル。
〈人口〉
2003(平成15)351万人。
かしつ
【仮漆】
◇[英]varnish(ヴァーニッシュ)
○⇒わにす(ワニス)
★かじつ《くわじつ》
【果実】
◇[英]fruit
○[植]
果皮で大別して「乾果(カンカ)(dry fruit)」と「液果(エキカ)(sap
fruit)」がある。
食べられるものは「フルーツ」,「果物(クダモノ)」,「水菓子(ミズガ
シ)」とも呼ぶ。
参照⇒かんか(乾果),えきか(液果)
◎ローマ神話の果実の女神:⇒ぽもな(ポモナ)
かしてつ
【かしてつ】
○[古][交]鹿島鉄道の略称。
⇒かしまてつどう(鹿島鉄道)
かじとけんかはえどのはな《くわじとけんくわはえどのはな》
【火事と喧嘩は江戸の花】
【火事と喧嘩は江戸の華】
○江戸時代、江戸に火事と喧嘩が多く、喧噪(ケンソウ)な町だった
こと。
★かじのき《かぢのき》
【カジノキ】
【梶の木】
【構の木】
【楮の木】
◇[学]Broussonetia papyrifera
○[植]バラ目(Rosales)クワ科(Moraceae)カジノキ属(Brous-
sonetia)の落葉高木。東南アジア原産。雌雄異株。
高さ5〜10メートル。
単に「カジ(梶,構,楮)」とも、「カミノキ(紙の木)」とも呼ぶ。
参照⇒こうぞ(コウゾ,楮)
かーしのーま
【カーシノーマ】
◇[英]carcinoma
○[病](英語で)癌腫(ガンシュ)。
⇒がんしゅ(ガン腫,癌腫)
かしばし
【香芝市】
◇[日]Kashiba Shi
○奈良県北西部の市。
◎1991.10. 1(平成 3)香芝町、市制。
かじばし《かぢばし》
【鍛冶橋】
○[歴]江戸城の外濠の外郭門とその橋。
1609(慶長14)完成。
参照⇒なかまちぶぎょうしょ(中町奉行所)
◎鍛冶町に真っ直ぐに通じていたことから。
かじばしかんごく《かぢばしかんごく》
【鍛冶橋監獄】
○[歴]明治二十年代から日露戦争ころまで、東京駅の一部を含
む鍛冶橋あたりにあった監獄。
◎島崎藤村の『春』に記載されている。
かしはらし
【橿原市】
◇[日]Kashihara Shi
○奈良県中部の市。
曲川町(マワリカワチョウ)には縄文時代の曲川遺跡がある。
〈面積〉
39.52平方キロメートル。
〈人口〉
1980(昭和55)10万7,320人。
1995(平成 7)12万1,987人。
かしほん
【貸本】
○使用料をとって貸す本。
◎貸本屋
かしま
【かしま】
○[軍]海上自衛隊の練習艦(TV350)。
基準排水量4,050トン。
16名分の女性用居住区がある。
◎1995. 1.26(平成 7)竣工。
2005. 7. 5(平成17)ロシア共和国のクロンシュタット港に寄
港。
2008. 5.26(平成20)カリブ海沖を航行中、第1甲板開口部付
近から出火。
かしま
【鹿島】
◇[日]Kashima
○(1)鹿島神社の略。
⇒かしまじんじゃ(鹿島神社)
○(2)⇒かしまし(鹿島市)
○(3)⇒かしまく(鹿島区)
○(4)⇒かしまぐん(鹿島郡)
○(5)⇒かしままち(鹿島町)
○(6)北海道夕張市北東部の地域名。
○(7)長野県大町市北部の地名。
○(8)香川県小豆郡(ショウズグン)土庄町(トノショウチョウ)西端の地名。
○(9)[軍]旧日本海軍の香取型戦艦。
◎1906. 5.23(明治39)竣工。
○(10)[古]⇒かしまちょう(鹿島町)
○(11)[古]⇒かしまむら(鹿島村)
かしまく
【鹿島区】
◇[日]Kashima Ku
○福島県北東部、南相馬市北部の区。
◎旧住所は相馬郡(ソウマグン)鹿島町(カシママチ)。
かしまぐん
【鹿島郡】
◇[日]Kashima Gun
○(1)茨城県南部の郡。
旭村(アサヒムラ)・大洋村(タイヨウムラ)・鉾田町(ホコタマチ)の町村。
◎2005. 8. 1(平成17)神栖町(カミスマチ)、波崎町(ハサキマチ)を編入し
て市制施行し神栖市となる。
○(2)石川県中北部の郡。
中能登町(ナカノトマチ)のみ。
◎2004.10. 1(平成16)田鶴浜町(タツルハママチ)・中島町(ナカジママチ)・
能登島町(ノトジママチ)、七尾市(ナナオシ)に編入。
2005. 3. 1(平成17)鳥屋町(トリヤマチ)・鹿島町(カシママチ)・鹿西町
(ロクセイマチ)が合併して中能登町を発足。
かしまさっかーすたじあむえき
【鹿島サッカースタジアム駅】
○(1)[交]茨城県鹿嶋市にある、JR鹿島線の駅。
鹿島神宮(カシマジングウ)駅の次で、ターミナル駅(終点)。
◎1994. 3.12(平成 6)北鹿島駅を臨時駅に降格・改称。
○(2)[交]鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の駅。
荒野台(コウヤダイ)駅の次で、ターミナル駅(終点)。
かしまし
【鹿島市】
◇[日]Kashima Shi
○佐賀県南部の市。
かしまし
【鹿嶋市】
◇[日]Kashima Shi
○茨城県南部、太平洋に面する市。
◎1995. 9. 1(平成 7)鹿島町と大野村が合併して発足。
★かしまじんぐう
【鹿島神宮】
○(1)茨城県鹿嶋市(旧:鹿島郡鹿島町)にある神社。常陸国一の
宮。
剣の神、武甕槌(タケミカヅチ)命を祀(マツ)り、古くから香取神宮
(千葉県)とともに軍神として武将の崇敬をあつめていた。
東国三社の一つ。
参照⇒かとりじんぐう(香取神宮)
○(2)[交]⇒かしまじんぐうえき(鹿島神宮駅)
かしまじんぐうえき
【鹿島神宮駅】
○[交]茨城県鹿嶋市にある、JR鹿島線の駅。
延方(ノブカタ)駅(潮来市)と鹿島サッカースタジアム駅の間。
かしまだいまち
【鹿島台町】
◇[日]Kashimadai Machi
○[古]宮城県中央部、志田郡(シダグン)の町。
〈面積〉
54.01平方キロメートル。
〈人口〉
2000(平成12)1万4,058人。
◎1951(昭和26)町制施行。
◎2006. 3.31(平成18)志田郡の全3町、古川市、玉造郡(タマツクリ
グン)の岩出山町(イワデヤママチ)・鳴子町(ナルコチョウ)、遠田郡(トオダグン)
の田尻町(タジリチョウ)の1市3町と合併して大崎市(オオサキシ)を発足。
◎福島県相馬郡(ソウマグン)には鹿島町(カシママチ)があった。
石川県鹿島郡には鹿島町(カシママチ)があった。
かしまちょう《かしまちやう》
【鹿島町】
◇[日]Kashima Cho
○[古]島根県北東部、八束郡(ヤツカグン)の町。
中国電力の島根原発がある。
◎2005. 3.31(平成17)松江市(マツエシ)に編入。
◎福島県相馬郡(ソウマグン)には鹿島町(カシママチ)があった。
石川県鹿島郡には鹿島町(カシママチ)があった。
かしまてつどう《かしまてつだう》
【鹿島鉄道】
○[歴][交]茨城県の霞ヶ浦湖北、石岡市〜鉾田市を運行する民
営の鉄道会社。全長27.2キロメートル。
親会社は関東鉄道。
略称・愛称は「かしてつ」。
〈停車駅〉
石岡(イシオカ)駅・石岡南台(イシオカミナミダイ)駅・東田中(ヒガシタナカ)
駅・玉里(タマリ)駅・新高浜(シンタカハマ)駅・四箇村(シカムラ)駅・常陸
小川(ヒタチオガワ)駅・小川高校下(オガワコウコウシタ)駅・桃浦(モモウラ)駅
・八木蒔(ヤキマキ)駅・浜(ハマ)駅・玉造町(タマツクリマチ)駅・榎本(エノキモ
ト)駅・借宿前(カリヤドマエ)駅・巴川(トモエガワ)駅・坂戸(サカド)駅・
鉾田(ホコタ)駅。
2007. 3.31(平成19)最終運行で、廃線となる。
かしままち
【鹿島町】
◇[日]Kashima Machi
○(1)[古]福島県北東部、相馬郡(ソウマグン)の町。
◎2006. 1. 1(平成18)相馬郡小高町(オダカマチ)・原町市(ハラマチシ)
と合併して南相馬市を発足。
○(2)[古]石川県中北部、鹿島郡の町。
◎2005. 3. 1(平成17)鹿島郡の全3町、鳥屋町(トリヤマチ)・鹿島
町・鹿西町(ロクセイマチ)が合併して中能登町(ナカノトマチ)を発足。
◎宮城県志田郡(シダグン)には鹿島台町(カシマダイマチ)がある。
島根県八束郡(ヤツカグン)には鹿島町(カシマチョウ)があった。
かしまむら
【鹿島村】
◇[日]Kashima Mura
○[古]鹿児島県西部、薩摩郡(サツマグン)にあった村。下甑島(シモコ
シキジマ)の北端。
〈面積〉
8.68平方キロメートル。
〈人口〉
1995(平成 7)998人。
◎1949(昭和24)下甑村(シモコシキソン)から分離・発足。
2004.10.12(平成)川内市(センダイシ)と、鹿児島郡の樋脇町(ヒワキ
チョウ)・入来町(イリキチョウ)・東郷町(トウゴウチョウ)・祁答院町(ケドウインチョ
ウ)・里村(サトムラ)・上甑村(カミコシキムラ)・下甑村・鹿島村の1市4
町4村が合併して薩摩川内市(サツマセンダイシ)を発足。
かしまやりがたけ
【鹿島槍ヶ岳】
◇[日]Kashima Yarigatake/Kashima Yari ga Take
○[地]飛騨(ヒダ)山脈(北アルプス)、富山県と長野県の境にあ
る山。標高2,890メートル。
北方に五龍岳(ゴリュウダケ)(2,814メートル)・鑓ヶ岳(ヤリガタケ)
(2,903メートル)、南方に槍ヶ岳(ヤリガタケ)(3,180メートル)があ
る。
「鹿島槍岳(ヤリダケ)」とも呼ぶ。
参照⇒やりがたけ(槍ヶ岳),やりがたけ(鑓ヶ岳)
かしまやりだけ
【鹿島槍岳】
◇[日]Kashima Yaridake/Kashima Yari Dake
○[地]⇒かしまやりがたけ(鹿島槍ヶ岳)
★かしまりんかいてつどう《かしまりんかいてつだう》
【鹿島臨海鉄道】
○[交]茨城県などが出資する第三セクター鉄道。
大洗鹿島線:水戸駅〜鹿島サッカースタジアム駅。
がじまる
【ガジマル】
◇[英]banyan tree
○[植]⇒がじゅまる(ガジュマル)
かじみやちく
【カジミヤ地区】
◇[英]al Kazimitah district
○イラクの首都バクダッド北西部の地区。マンスール地区(al
Mansur district)の北方、チグリス川(the Tigris River)の西
岸。
◎アザミヤ地区(アダミヤ地区)はチグリス川の東岸。
参照⇒あだみやちく(アダミヤ地区)
★かしみーる
【カシミール】
◇Kashmir
○[地]インド北部からパキスタン北東部の、ヒマラヤ山脈西部
からカラコルム山脈南部にひろがる地方。中心都市はインドの
スリナガル(Srinagal)。
三分の二がインドのジャンム・カシミール州(Jammu Kashmir
State)に、三分の一がパキスタンの自由カシミール州(Azad
Kashmir Province)・北方地域(Northern Areas)に属している。
また、インドのジャンム・カシミール州東部のラダック県
(Ladakh District)北東部のアクサイ・チン(Aksai Chin)は中
国が実効支配している。
参照⇒じゃんむかしみーるしゅう(ジャンム・カシミール州),
じゆうかしみーるしゅう(自由カシミール州)
◎もと藩王国で、住民の大部分(約8割)はイスラム教徒、藩王
はヒンズー教徒であった。インドとパキスタンがイギリスから
独立した時以来、この地の帰属をめぐってインド・パキスタン
間、インド・中国間で紛争が続いている。
1947〜1948(昭和22〜昭和23)藩王国のイスラム教徒住民がパ
キスタン帰属を求める暴動にイスラム教国のパキスタンが軍隊
を派遣。国王はヒンズー教国のインドに援軍を要請し、見返り
に「インド帰属文書」したことから第一次印パ戦争、勃発。
1949. 1.(昭和24)国連の調停で休戦し、カシミール地方は両
国に分断。
1965. 8.(昭和40)カシミールにパキスタンの武装ゲリラが侵
入し、第二次印パ戦争となる。
1971(昭和46)東パキスタンの自治要求にインドが支援し、第
三次印パ戦争となる。インドが勝利し、東パキスタンはバング
ラデシュとして独立。
1989(平成元)インド・パキスタンの紛争、再燃。
1998(平成10)インドとパキスタンが核実験を強行し、核保有
国となる。
参照⇒かくじっけん(核実験)
◎中国唐代( 618〜 907)では「迦湿弥羅(Jiashimiluo)」と表記
し、現在は「克什米尓(Keshimi'er)」。
かしみろん
【カシミロン】
◇[和製造語]Cashmilon
○[化]旭化成工業(株)のアクリル繊維の商標名。
◎カシミア(cashmere)とナイロン(nilon)からの造語。
かしむしゅう《かしむしう》
【カシム州】
◇Mintaqat al Qasim、[英]Qasim Emirate
○サウジアラビア中北西部の州。
州都はブライダ(Buraydah)。
「カッシム州」,「カシーム州」,「アル・カシム州(Al Qasim E-
mirate)」とも呼ぶ。
〈面積〉
5万8,046平方キロメートル。
〈人口〉
1992(平成 4) 75万1,000人。
2004(平成16)104万5,300人。
かしーむしゅう《かしーむしう》
【カシーム州】
◇Mintaqat al Qasim、[英]Qasim Emirate
○⇒かしむしゅう(カシム州)
かしめ
【かしめ】
【加締め】
◇[英]caulking/calking
○(1)[機]かしめること。かしめ作業。
○(2)[機]ボイラー・ガスボンベ・水槽などで、リベット継ぎ
手の部分からの流体の漏出を防ぐため、板金の縁をたがねで叩
(タタ)いて歪(ヒズミ)をとり、地と密着させて隙間(スキマ)をなくす
こと。
「コーキング」とも呼ぶ。
○(3)(ハサミの)刃と握り部分の間にある、二枚をネジまた
はリベットで合せている箇所。
★かじめ《かぢめ》
【カジメ】
【搗布】
◇[学]Ecklonia cava
○[植]褐藻綱(Phaeophyceae)コンブ目(Laminariales)コンブ科
(Laminariaceae)カジメ属(Ecklonia)の海藻。
「ノロカジメ(野呂搗布)」とも呼ぶ。
参照⇒あらめ(アラメ,荒布)
◎レッソニア科(Lessoniaceae)カジメ属とも。
かしめる
【かしめる】
【加締める】
○[機]工具で叩(タタ)いたり強く締めたりして、隙間(スキマ)がで
きないように接合部をしっかりと密着させる。
リベット(鋲)の場合、リベットを加熱して軟らかくすると同
時に熱膨張させ、叩いて締めてから冷却させて強力に密着させ
る。
ボルトとナットの場合、ナット側を加熱してボルトで締めて
おくと冷却してから緩(ユル)みができにくくなる。
参照⇒かしめ(かしめ,加締め),あそび(遊び)
かじもど
【カジモド】
◇Salvatore Quasimodo
○[人]⇒くあじーもど(クアジーモド)
かしもむら
【加子母村】
◇[日]Kashimo Mura
○[古]岐阜県東部にあった、恵那郡(エナグン)の町。
◎2005. 2.13(平成17)中津川市(ナカツガワシ)に編入。
かしゃ
【カシャ】
◇[マジャール語]Kassa
○スロバキアの都市コシツェ(Kosice)のハンガリー名。
⇒こしつぇ(コシツェ)
かしゃ《くわしや》
【火舎】
○居香炉(スエコウロ)の一種。
中央に宝珠鈕(ホウジュチュウ)がある蓋(フタ)に煙出し用の切り透か
しをした三脚式の一般的なもの。
「かじゃ(火舎)」,「かさ(火舎)」とも、「火舎香炉」とも呼ぶ。
◎仏教では行者(ギョウジャ)の正面中央に置かれる。
◎香炉の蓋は「ほや(火屋,火舎)」とも呼ぶ。
かしゃ《くわしや》
【花車】
【火車】
○⇒やりてばば(遣り手婆)
かじゃ《くわじや》
【火舎】
○⇒かしゃ(火舎)
かしゃう
【カシャウ】
◇[独]Kaschau
○スロバキアの都市コシツェ(Kosice)のドイツ名。
⇒こしつぇ(コシツェ)
かしゃがんゆでん
【カシャガン油田】
◇[英]Kashagan oil fields
○[鉱]カスピ海北西部、カザフスタン沖にある大油田。
◎2000(平成12)発見。
かしゃこうろ《くわしやかうろ》
【火舎香炉】
○⇒かしゃ(火舎)
かじやしきいせき《かぢやしきゐせき》
【鍛冶屋敷遺跡】
○[歴]滋賀県甲賀郡(コウカグン)信楽町(シガラキチョウ)黄瀬(キノセ)にあ
る、奈良時代の紫香楽宮(シガラキノミヤ)に関連する鋳銅工房跡。
参照⇒こうがでら(甲賀寺)
がじゃじま《ぐわじやじま》
【臥蛇島】
◇[日]Kaja Jima
○[地]鹿児島県南部、鹿児島郡十島村(トシマムラ)に所属する、吐
カ喇(トカラ)列島にある火山島。
標高497メートルの火山、御岳がある。
参照⇒とかられっとう(吐カ喇列島)
がしゃぶるむ
【ガシャブルム】
◇Gasherbrum
○[地]⇒がしゃーぶるむ(ガシャーブルム)
がしゃーぶるむ
【ガシャーブルム】
◇Gasherbrum、バルーチ語で「輝く壁」の意味。
○[地]インド北端、カラコルム山脈中のカシミール地方北部に
ある高峰。
T〜Y峰の6峰からなる。
「ガシャブルム」,「ガッシャーブルム」とも呼ぶ。
◎T峰、標高8,068メートル。別称、ヒドンピーク。1958(昭和
33)アメリカのクリンチ隊が初登頂。
U峰、標高8,035メートル。1956(昭和31)オーストリア隊が
初登頂。
V峰、標高7,952メートル。
W峰、標高7,980メートル。1958(昭和33)イタリア隊が初登
頂。
X峰、7千メートル級。
Y峰、7千メートル級。
がしゃぽん
【ガシャポン】
○[経]総合玩具製造販売会社バンダイのカプセル式自動販売機
とその商品の登録商標名。
参照⇒がちゃがちゃ(がちゃがちゃ,ガチャガチャ)(5)
◎1988(昭和63)商標登録。
かじゃるく
【カジャルク】
◇Cajarc
○フランス南部、ミディ・ピレネー地域圏(Region Midi-Pyre-
nees)北部のロート県(Departement Lot)の町。
◎女性作家フランソワーズ・サガン(Francoise Sagan)の生地。
★かじゃーるちょう《かじやーるてう》
【カジャール朝】
◇[英]Qajar Dynasty
○[歴]イランのトルコ系イスラム王朝(1794〜1925)。首都はテ
ヘラン。
イスラム教シーア派を信奉するアガ・ムハンマド(Agha Mu-
hammad)がゼンド王朝(Zend Dynasty)を倒して創建。
1925(大正14)政変でパフレビー朝(Pahlavi Dynasty)に代わ
る。
「カージャール朝」,「ガージャール朝(Gajar Dynasty)」とも呼
ぶ。
かーじゃーるちょう《かーじやーるてう》
【カージャール朝】
◇[英]Qajar Dynasty
○[歴]⇒かじゃーるちょう(カジャール朝)
がーじゃーるちょう《がーじやーるてう》
【ガージャール朝】
◇[英]Gajar Dynasty
○[歴]⇒かじゃーるちょう(カジャール朝)
かしゃん
【カシャン】
◇Kashan、[フ]Kachan
○イラン中央部、イスファハン州(Esfahan ostan)北部の都市。
〈人口〉
2005(平成17)27万2,359人(推計)。
かしゃんさばく
【カシャン砂漠】
◇[英]Kashan Desert
○[地]イラン中北部にある砂漠。
首都テヘランから南東約250キロメートルに位置する。
参照⇒かびーるさばく(カビール砂漠)
◎2006. 8.20(平成18)短距離ミサイルのサエゲ(Saegheh)の発
射実験を実施。
かしゅ
【カシュ】
◇Kas
○トルコ南西部、アンタリア県(Antalya Ili)南西部のリゾー
ト地。
北緯36.20°、東経29.64°の地。
参照⇒りゅきあ(リュキア)
〈人口〉
1990(平成 2)4,560人。
2000(平成12)6,361人。
かしゅー
【カシュー】
◇[英]cashew、[蘭]cachu、[学]Anacardium occidentale
○(1)[植]双子葉植物ムクロジ目(Sapindales)ウルシ科(Ana-
cardiaceae)カシューナッツ属(Anacardium)の常緑小高木。熱
帯アメリカ原産。
果実の花柄(カヘイ)部分は「カシューアプル(cashew apple)」と
呼び、果実の先端を「カシューナッツ(cashew nuts)」と呼び、
ともに食用となり、熱帯各地で栽培されている。
「カシューノキ(カシューの樹)」とも呼ぶ。
◎1926(大正15)日本に渡来。
○(2)[食]カシューナッツの略称。
⇒かしゅーなっつ(カシューナッツ)
○(3)(1)の樹液からできる樹脂。ゴムなどになる。
○(4)(1)のカシューシェル(cashew shell)から作られる塗料。
⇒かしゅーとりょう(カシュー塗料)
かじゅ《くわじゆ》
【果樹】
◇[英]fruit tree
○[農]食用にする果実のなる樹木。果物(クダモノ)のなる樹木。
ミカン・リンゴ・カキ・モモ・ブドウなど。
参照⇒きまじない(木呪い,木呪)
かじゅ《くわじゆ》
【華寿】
○61歳(還暦)の別称。
⇒かんれき(還暦)
◎「華」の字は六つの十と一で出来ていることから。
かしゅーあっぷる
【カシューアプル】
◇[英]cashew apple
○[食]カシューの果実の赤い花柄(カヘイ)部分。
かしゅう《くわしう》
【火州】
◇[中]Houzhou
○[歴]トルファン(吐魯蕃)の元代の名称。
⇒とるふぁん(トルファン,吐魯蕃)
かしゅう《かしう》
【加州】
◇[日]Kashu
○(1)[歴]中国風の旧国名。
⇒かが(加賀)
◎加州製鉄所
○(2)アメリカ合衆国カリフォルニア州の略称。
⇒かりふぉるにあしゅう(カリフォルニア州)
かしゅう《かしう》
【河州】
◇[日]Kashu
○[歴]中国風の旧国名。
⇒[1]かわち(河内)
かしゅう《かしう》
【嘉州】
◇[中]Jiazhou
○⇒びざんし(眉山市)
がしゅう《がしう》
【賀州】
◇[日]Gashu
○[歴]中国風の旧国名。
⇒いが(伊賀)
かしゅうせいてつじょ《かしうせいてつじよ》
【加州製鉄所】
○[歴]川崎造船所の前身。
⇒かわさきぞうせんじょ(川崎造船所)
かじゅうとうかへいきんそうおんれべる
《かぢゆうとうかへいきんさうおんれべる》
【加重等価平均騒音レベル】
◇[英]Weighted Equivalent Continuous Percived Noise
Level
○[空]⇒だぶりゅいーしーぴーえぬえる(WECPNL)
かしゅかだりあしゅう《かしゆかだりあしう》
【カシュカダリア州】
◇Kashkadarya Wiloyati、[英]Kashkadarya Region/Qashqa-
daryo Region
○中央アジア南部、ウズベキスタン共和国南部の州。南部・西
部をトルクメニスタンに隣接。
州都はカルシー(Karshi)。
〈面積〉
2万8,400平方キロメートル。
〈人口〉
1983(昭和58)128万5,000人。
1993(平成 5)181万2,000人。
かしゅがる
【カシュガル】
【喀什喝爾】
【喀什】
◇Kashgar、[中]Kashihe'er(喀什喝爾)/Kashi(喀什)
○中国西北部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(Xinjiang Weiwu-
er Zizhiqu)南西部のカシ地区(喀什地区<Kashi Diqu>)北西端
にある行政所在地。
タリム盆地(塔里木盆地<Talimu pendi>)の北西に位置するオ
アシス都市で、天山南路の要衝。
中国最大のモスク「エイティガール寺院(Id Kah Mosque)」が
ある。
「カシ市(喀什市)」とも呼ぶ。
〈面積〉
203平方キロメートル。
〈人口〉
1999(平成11)31万8,900万人。
2002(平成14)35万人。
◎はじめの住民はアーリア系民族であった。
唐代、西域統治の拠点である安西四鎮の一都督府(トトクフ)。
10世紀ころからイスラム化したトルコ民族の拠るところとなっ
た。
2003. 2.24(平成15)am.10:03(日本時間am.11:03)近郊の砂漠
地帯(伽師県<Jiashi Xian><カシケン>・巴楚県<Bachu Xian><ハソケン>)
でマグニチュード6.8の地震が発生。
参照⇒そろく(疏勒)
かしゅがるちく
【カシュガル地区】
【喀什喝爾地区】
◇[英]Kashgar District、[中]Kashihe'er(喀什喝爾)/KKashi
Diqu
○⇒かしちく(カシ地区,喀什地区)
★がじゅつ
【ガジュツ】
◇[学]Curcuma zedoaria
○[植]ショウガ目(Zingiberales)ショウガ科(Zingiberaceae)
ウコン属(Curcuma)の多年草。ヒマラヤ原産。
参照⇒うこん(ウコン,鬱金)
◎ガジュツは「(草冠+「我」)(草冠+「述」)」と書く。
かしゅーとりょう《かしゆーとれう》
【カシュー塗料】
◇[英]cashew paint
○[建]カシューシェル(cashew shell)から作られる塗料。
ウルシ(漆)に似た風合いがあり、乾燥には湿気を必要とし
ないので、ウルシの代用として手軽に使用できる。
「西洋ウルシ」とも呼ぶ。
参照⇒うるし(ウルシ,漆)(2)
かしゅーなっつ
【カシューナッツ】
◇[英]cashew nuts
○[食]カシューの果実の仁(ジン)。
脂肪分に富む。
炒(イ)ってビールのつまみや、中華料理の食材になる。
かしゅーのき
【カシューノキ】
【カシューの樹】
◇[英]cashew tree
○[植]⇒かしゅー(カシュー)(1)
★がじゅまる
【ガジュマル】
【榕樹】
◇[学]Ficus microcarpa、[英]Okinawan banyan tree
○[植]バラ目(Rosales)クワ科(Moraceae)イチジク属(Ficus)の
常緑高木。
屋久島・沖縄に自生し、また以南の熱帯地方にも広く分布。
枝や幹から多数の気根(キコン)が垂れ下がる。
「ガジマル」とも呼び、漢名は「榕樹(rongshu)(ヨウジュ)」。
参照⇒ばんやんじゅ(バンヤン樹,バンヤンジュ),あこう(ア
コウ,赤秀),[1]べんじゃみん(ベンジャミン)(2)
◎名前は沖縄方言から。
かじゅらほ
【カジュラホ】
◇Khajuraho
○インド中央部、マディヤ・プラデシュ州(Madhya Pradesh
State)北部、チャッタルプル県(Chhatarpur District)東部に
ある町。
北緯24.85°、東経79.93°の地。
10世紀後半〜12世紀前半の、ジャイナ教・ヒンズー教の石造
寺院群があり、寺院内外の壁面は細密華麗な神像などの彫刻で
飾られている。明るく官能的な男女の彫像で知られ、世界的な
観光地となっている。
「カジュラーホ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1991(平成 3) 6,541人。
2001(平成13)1万9,286人。
◎10世紀末〜13世紀初、チャンデラ王国(Chandela Kingdom)の
首都。
かじゅらーほ
【カジュラーホ】
◇Khajuraho
○⇒かじゅらほ(カジュラホ)
かしゅるーと
【カシュルート】
◇Kashrut
○[宗]ユダヤ教の食物規定。食品規定をパスした食品はコシャ
ー(Kosher)と呼ばれる。
豚肉の禁止など。
◎ユダヤ教の生活律法規定:⇒はらはー(ハラハー)
◎イスラム教の禁忌:⇒はらーむ(ハラーム)
かしょ《くわしよ》
【花書】
○⇒かおう(花押,華押)
かしょ《くわしよ》
【華胥】
◇[中]Huaxu
○(1)[故]黄帝(Huangdi)が昼寝(ヒルネ)で遊んだという自然で平
和な理想郷。
参照⇒こうてい(黄帝)(1)
◎『列子』「黄帝」の「華胥の国」の故事から。
黄帝は国がうまく治まらないときにこの夢を見て、自然にゆ
だねた統治が最良であると知ったという。
○(2)(転じて)理想郷。
⇒りそうきょう(理想郷)
○(3)(転じて)昼寝。
⇒ひるね(昼寝)
◎華胥の国に遊ぶ:⇒かしょのくににあそぶ(華胥の国に遊ぶ,
遊華胥之国)
かじょ《くわじよ》
【花序】
◇[英]inflorescence
○(1)[植]花軸につく花の並び方・配列状態。
無限花序(indeterminate inflorescence)と有限花序(deter-
minate inflorescence)に大別される。
〈別称〉
◎無限花序:総穂花序 (botrys)。
有限花序:集散花序(cyme)。
○(2)[植]花をつけた茎または枝。
かしょう《かせう》
【下焦】
○[医]⇒さんしょう(三焦)
かしょう《くわしやう》
【花床】
◇[英](単数形)torus/(複数形)tori
○[植]⇒かたく(花托)
★かしょう《くわせう》
【花椒】
◇[中]huajiao
○[食]ムクロジ目(Sapindales)ミカン科(Rutaceae)サンショウ
属(Zanthoxylum)植物の種子。
香辛料・薬用に用いる。
◎土花椒(tuhuajiao)/山花椒(shanhuajiao):⇒いぬざんしょ
う(イヌザンショウ,犬山椒)
かしょう《くわしやう》
【和尚】
○[仏]天台宗で僧・和尚(オショウ)のこと。
かしょう《かしやう》
【河床】
◇[英]riverbed
○[地]川の流れる地盤。かわどこ(川床)・川底。
かしょう《かせふ》
【迦葉】
◇[梵]Mahakasyapa(マハーカーシャパ,摩訶迦葉<マカカショウ>,大迦
葉)、[パーリ語]Mahakassapa(マハーカッサパ)
○[人]釈迦(シャカ)の十大弟子の一人。
教団の最長老であった。釈迦の入滅(ニュウメツ)後、長老の迦葉
を中心に結集(ケツジュウ)が行なわれた。
参照⇒ねんげみしょう(拈華微笑)
◎釈迦から信頼の篤かった仏弟子の舎利弗(シャリホツ)・目連(モクレン)
は仏滅以前に死去していた。
かじょう《かじやう》
【佳城】
○墓・墓場・墓地。
◎墓を堅固な城にたとえた忌詞(イミコトバ)。
かじょう《くわじやう》
【華城】
◇[朝]Hwasong
○朝鮮半島中西部、韓国北西方、京畿道(Kyonggi-do)(ケイキドウ)
の都市。首都ソウルから南約50キロメートル。
「ファソン(華城)」とも呼ぶ。
◎2003. 1.26(平成15)韓国の烏山(Osan)(ウサン)米空軍基地を飛
び立ったU−2型偵察機が華城市の自動車修理工場近くの空き
地に墜落・炎上。パイロットは脱出し、工場は全壊、近くにい
た3人が軽症。
がじょう《がでう》
【芽条】
◇[英]shoot
○[植]⇒[2]しゅーと(シュート)(8)
がじょう《がじやう》
【牙城】
◇[中]yacheng
○(1)牙旗(ガキ)を立てた、天子または大将軍のいる城。
○(2)[漢]大きい城(cheng)(ジョウ)(都市)の内郭(ナイカク)。二重に
回(メグ)らされた城壁の内側の城壁。
「子城(zicheng)(シジョウ)」とも呼ぶ。
参照⇒じょう(城)(1)
○(3)(転じて)本拠地。大きな組織・勢力などの中枢。
○(4)(特に)敵の本陣。
かしょうざん《かせふざん》
【迦葉山】
◇[日]Kasho Zan
○[地]群馬県沼田市の北方約15キロに位置する山。標高1,322
メートル。
参照⇒ほたかさん(武尊山)
◎迦葉山弥勒寺。 853(仁寿 3)創建。大天狗の面が有名。
★かしょうぶつ《かせふぶつ》
【迦葉仏】
○[仏]過去七仏の一つで、釈尊の一代前生。
参照⇒かこしちぶつ(過去七仏)
かしょく《くわしよく》
【華燭】
◇[中]huazhu zhi dian
○(1)華(ハナ)やかなともしび(燭)。
◎一説に、華やかに彩色された絵蝋燭(エロウソク)とも。
参照⇒えろうそく(絵ロウソク,絵蝋燭)
○(2)(特に)婚礼などの席のともしび。
◎華燭の宴(ウタゲ)
○(3)(転じて)婚礼・結婚式。
◎華燭の典(テン),華燭の喜び
★かしょくしょう《くわしよくしやう》
【過食症】
◇[英]binge eating
○[病]摂食障害の一種。
心理的要因によって極端に食事を摂(ト)る症状。
「多食症」とも呼ぶ。
⇔きょしょくしょう(拒食症)
参照⇒せっしょくしょうがい(摂食障害,摂食障碍)
〈英語の別称〉
ハイパーオレクシア(hyperorexia)。
ハイパーフェイジア(hyperphagia)。
ビューリマレクシア(bulimarexia)。
ビューリミア(bulimia)。
ポリフェイジア(polyphagia):多食症。
かしょくのてん《くわしよくのてん》
【華燭の典】
【華燭之典】
◇[中]huazhu zhi dian
○(他人の)結婚式の美称。
⇒けっこんしき(結婚式)
◎華燭の典を挙(ア)げる。
かしょのくに《くわしよのくに》
【華胥の国】
【華胥之国】
◇[中]Huaxu zhi guo(華胥之国)
○⇒かしょ(華胥)
かしょのくににあそぶ《くわしよのくににあそぶ》
【華胥の国に遊ぶ】
【遊華胥之国】
◇[中]you Huaxu zhi guo(遊華胥之国)
○よい気持で昼寝(ヒルネ)をする。
参照⇒かしょ(華胥)
かしょのゆめ《くわしよのゆめ》
【華胥の夢】
【華胥之夢】
◇[中]Huaxu zhi meng(華胥之夢)
○昼寝(ヒルネ)の別称。
⇒ひるね(昼寝)
かしらぬき
【頭貫】
◇[日]kashiranuki/kashira-nuki
○[建]社寺建築で、垂直の柱・束柱(ツカバシラ)などの頭頂部を水
平に繋(ツナ)ぎ合せる材。
名前は「ぬき(貫)」だが貫(ツラヌ)くことはなく、上から柱頂に
落とし込む形式のもの。
端は柱より突き出し、彫刻を施して木鼻(キバナ)とする。
「柱貫(ハシラヌキ)」とも呼ぶ。
参照⇒ぬき(貫)(1),きばな(木鼻)
がしらまきくぎ
【頭巻釘】
○[建]和釘の一種。
頭の幅の狭い小巻き巻頭釘。
単に「小巻き」とも呼ぶ。
参照⇒まきがしらくぎ(巻頭釘)
★かしわ《かしは》
【カシワ】
【柏】
◇[学]Quercus dentata
○[植]ブナ目(Fagales)ブナ科(Fagaceae)コナラ属(Quercus)の
落葉高木。
「栢」とも書く。
かしわ《かしは》
【柏】
◇[日]Kashiwa
○(1)[植]⇒かしわ(カシワ,柏)
○(2)⇒かしわし(柏市)
○(3)[古]⇒かしわむら(柏村)
かしわぎいせき《かしはぎゐせき》
【柏木遺跡】
○[歴]宮城県多賀城市にある、約10万年前の中期旧石器時代と
される遺跡。
◎1987(昭和62)発掘。
2002.11.26(平成14)市教育委員会、同市志引(シビキ)遺跡とと
もに、東北旧石器文化研究所副理事長の藤村新一による石器発
掘の捏造(ネツゾウ)があったと発表。
かしわざき《かしはざき》
【柏崎】
◇[日]Kashiwazaki
○(1)⇒かしわざきし(柏崎市)
○(2)[歴]⇒かしわざきけん(柏崎県)
かしわざきかりわげんしりょくはつでんしょ
《かしはざきかりはげんしよくはつでんしよ》
【柏崎刈羽原子力発電所】
○[原]新潟県柏崎市と刈羽郡刈羽村(カリワムラ)にある、東京電力
の原子力発電所。
1号機:沸騰水型、出力110万キロワット。
2号機:沸騰水型、出力110万キロワット。
3号機:沸騰水型、出力110万キロワット。
4号機:沸騰水型、出力110万キロワット。
5号機:沸騰水型、出力110万キロワット。
6号機:改良型沸騰水型、出力135万6,000キロワット。
7号機:改良型沸騰水型、出力135万6,000キロワット。
「柏崎刈羽原発」,「刈羽原発」とも呼ぶ。
◎事務所所在地は、新潟県柏崎市青山町(アオヤマチョウ)16-46。
電話:0257-45-3131。
◎1985(昭和60)原子力発電所1号機が運転開始。
2002. 8.23(平成14)3号機の炉心隔壁(シュラウド)に亀裂を
発見。
2002.12.30(平成14)5号機の原子炉建屋内の付属棟地下3階
で、廃液中和パイプから濃硫酸が床に漏れて発煙し火災報知機
が作動。
2003. 1.23(平成15)2号機で放射能を含む約10リットルの炉
水漏れを発見。
2003. 6.30(平成15)5号機の炉心隔壁に2ヶ所のひび割れを
確認。
2003.10. 9(平成15)東京電力、3号機の再循環系配管に1ヶ
所のひび割れを確認と発表。
2004. 3.29(平成16)東京電力、6号機で制御棒8本が作動し
なくなったと発表。
2004. 3.30(平成16)東京電力、1号機の原子炉隔離時冷却系
で弁の一つが開いたまま調整不能になるトラブルがあったと発
表。
2004.10.18(平成16)5号機で男性作業員(29歳)が燃料プール
に落下。すぐに救助され体を洗浄。
2006. 8.22(平成18)東京電力、原発近くの海底土の中からコ
パルト60が微量検出と発表。
2007. 7.16(平成19)am10:13新潟中越沖地震の発生で、地盤
沈下や火災・放射能漏れなどを起こす。また、原発が活断層の
真殿坂(マドノサカ)断層直下にあることが問題となる。のち、原発
周辺地域が10センチメートル前後隆起していることが判明。
2007. 8. 6〜 9(平成19)IAEA(国際原子力機関)の査察官
が調査。
2007. 8.10(平成19)2号機で新潟中越沖地震直後に運転員が
手動でECCSを2回作動させていたことが判明。
2009. 5. 9(平成21)7号機、運転再開。
2009. 6. 6(平成21)7号機の給水ポンプから微量の放射性物
質を含む蒸気漏れが発見。
2009. 6.22(平成21)柏崎市、6号機の消防法に基づく緊急使
用停止命令を解除。
2009. 8.26(平成21)6号機、運転再開。
2010.12. 1(平成22)東京電力、3号機で制御棒が誤作動と発
表。制御棒の位置表示装置が所定位置より約15センチメートル
ずけていると警報を出し、その後、自然に解除。装置には異状
がなく、実際に制御棒が移動したと判断。
かしわざきかりわげんぱつ《かしはざきかりはげんぱつ》
【柏崎刈羽原発】
○[原]⇒かしわざきかりわげんしりょくはつでんしょ(柏崎刈
羽原子力発電所)
かしわざきけん《かしはざきけん》
【柏崎県】
◇[日]Kashiwazaki Ken
○[歴]1871(明治 4)廃藩置県で成立。
1876(明治 9)新潟県に併合。
参照⇒にいがたけん(新潟県)
かしわざきし《かしはざきし》
【柏崎市】
◇[日]Kashiwazaki Shi
○新潟県中部、日本海に面する市。
北陸(北国)街道の旧宿場町で、佐渡の金輸送や縮(チヂミ)布行
商の中心地として繁栄。
明治中頃から昭和中期まで西山油田開発で活気を呈し、精油
所がある。
中央は柏崎平野(刈羽<カリワ>平野)で、刈羽米の大産地。
田尻工業団地があり、機械・金属・ガラス工業・食品業が盛
ん。
JR信越本線が通じJR越後線が分岐。北陸自動車道が通じ
る。
参照⇒いくたよろずのらん(生田万の乱)
◎1940(昭和15)市制。
1971(昭和46)刈羽郡北条(キタジョウ)町を編入。同年、柏崎港が
国際貿易港として開港。
1985(昭和60)原子力発電所1号機が運転開始。
2007. 7.16(平成19)am10:13新潟中越沖地震の発生で大きな
被害が出る。
◎民謡『三階節』で有名な米山(ヨネヤマ)の北東麓にある。
かしわざきとるこぶんかむら《かしはざきとるこぶんくわむら》
【柏崎トルコ文化村】
○[歴]新潟県柏崎市にあったテーマパーク。
トルコから建国の父ケマル・アタチュルク像が寄贈される。
◎1996(平成 8)開園。
2001(平成13)休業。
2002(平成14)柏崎市が買い取り、運営会社を設立して再開。
2005(平成17)新潟県中越地震の影響で閉園。
2007. 6.(平成19)売却されて結婚式場となる。
かしわし《かしはし》
【柏市】
◇[日]Kashiwa Shi
○千葉県北西部の市。
〈面積〉
1970(昭和45)73平方キロメートル。
〈人口〉
1975(昭和50)20万3,000人。
◎もと水戸街道の宿場町。
◎青森県西津軽郡(ニシツガルグン)には柏村(カシワムラ)があった。
★かしわで《かしはで》
【柏手】
【拍手】
○
参照⇒あまのさかて(天の逆手)
◎「拍手」は「はくしゅ」とも読む。
かしわむら《かしはむら》
【柏村】
◇[日]Kashiwa Mura
○[古]青森県南西部、西津軽郡(ニシツガルグン)にあった村。
◎2005. 2.11(平成17)木造町(キヅクリマチ)・森田村(モリタムラ)・柏村
・稲垣村(イナガキムラ)・車力村(シャリキムラ)の1町4村が合併して「つ
がる市」を発足。
◎千葉県は柏市がある。
★かしわもち《かしはもち》
【柏餅】
○[食]カシワ(柏)の葉で包んだ餡(アン)入りの餅(モチ)菓子。
白い餅には小豆(アズキ)のこし餡またはつぶ餡が、赤い餅には
ミソ餡が入っている。
チマキ(粽)とともに五月五日の端午(タンゴ)の節句の供物(クモツ)
とする。
◎西日本ではサルトリイバラの葉も使用される。
かしわら《かしはら》
【橿原】
◇[日]Kashiwa Mura
○⇒かしはらし(橿原市)
かしわらし《かしはらし》
【柏原市】
◇[日]Kashiwara Shi
○大阪府中央部東端の市。
かしん
【嘉辰】
【佳辰】
○[暦]吉日。よい日柄(ヒガラ)。めでたい日。
◎嘉辰を選んで挙式する,嘉辰令月(カシンレイゲツ)(めでたい日と月)
かしん
【歌神】
○和歌の神。
⇒わかのさんしん(和歌の三神)
がじん
【牙人】
◇[中]yaren
○[歴][経]⇒がこう(牙行)(2)
がしんしょうたん《ぐわしんしやうたん》
【臥薪嘗胆】
◇[中]wo xin chang dan/woxin changdan
○(1)[故]仇討(アダウ)ち・報復のため、自分に苦しい試練を課
して機会を得るまで長い間待つこと。
参照⇒ごえつどうしゅう(呉越同舟)
◎中国の春秋時代の呉王夫差(Fucha)(フサ)と越王勾践(Goujian)
(コウセン)の故事から。
呉王の闔閭(He'iyu)(コウリョ)が大国楚(ソ)を攻めている間に新
興の越に侵攻され、越に打って返したが敗北し、そのときの傷
が元で闔閭は死去する。闔閭は死に際して息子の夫差に復讐を
誓わせ、夫差はその誓いを忘れないように薪(タキギ)の上に寝て、
3年後に会稽山(Huijishan)(カイケイザン)で勾践を打ち破る。
勾践は越が呉の属国となることを条件に命を存(ナガ)らえる。
数年後に越の功臣范蠡(Fan Li)(ハン・レイ)の助けで勾践は帰国を
果たす。勾践は復讐を誓い天井から苦い胆(キモ)を掛けてこれを
嘗(ナ)め、その屈辱を忘れないようにした。一方、夫差は范蠡
が献上した絶世の美女西施(Xishi)(セイシ)の色香(イロカ)に溺れて
政治を怠(オコ)たり国力が低下していった。
十数年後、勾践は呉を討って会稽の恥を雪(ソソ)いだ。
参照⇒せいし(西施)
○(2)(転じて)将来の目的を達成するため、たいへんな苦心と
努力を重ねること。
かしんちゅうごくきしゃ《くわしんちゅうごくきしや》
【華晨中国汽車】
◇[中]Huachen Zhongguo Qiche
○[交]中国の自動車製造会社。
参照⇒べーえむべー(BMW)
かしんのかぜ《くわしんのかぜ》
【花信の風】
○⇒かしんふう(花信風)
かしんふう《くわしんふう》
【花信風】
○(1)花の開く時節の到来を知らせる風。初春から初夏にかけ
て花の咲くころに吹く風、特に初春の風。
「花信の風(カゼ)」とも呼ぶ。
○(2)[暦]⇒にじゅうしばんかしんふう(二十四番花信風)
かしんべっくびょう《かしんべつくびやう》
【カシン・ベック病】
◇[英]Kashin-Beck disease/Kaschin-Beck disease
○[病]シベリアや中国東北部の山地などに見られる地方病。
変形性骨関節炎の一種。5〜25歳くらいで発病し、指の関節
が腫(ハ)れ出し、肩(カタ)・膝(ヒザ)・肘(ヒジ)に進行し、痛みを
伴う。O脚・X脚を来(キタ)して発育が障害され、成人しても身
長1メートルくらい。
原因は飲み水といわれている。
「ウルー病(Urov disease)」とも呼び、かつては「小人病(コビト
ビョウ)」とも呼ばれた。
◎1854(嘉永 7)ロシアの軍医カシン(N.Kashin)(1825〜1872)が
バイカル地方のウルー川([英]Urov River)流域で発見し、1856
(安政 3)記載。
のちロシアの内科医ベック(E.V.Beck)がモスクワで確認し、
詳細に研究。
病名は2人の名に因(チナ)む。
◎ウルー川はアルグン川([露]Reka Argun)の支流。
かしんぼ
【カシンボ】
◇Cachimbo
○⇒かちんぼ(カチンボ)
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