PDD図書館管理番号 0001.0020.0000.12
百 科 辞 書 《かれ》 編集:獨 澄旻
-------- かれ --------------------------------------------------
かれ
【カレ】
◇[トルコ語]kale
○(トルコ語で)城。
⇒しろ(城)
★[1]かれー
【カレー】
◇curry
○(1)[食]インド料理の一種。
「カリー」とも呼ぶ。
参照⇒けじゃりー(ケジャリー),まりがとーに(マリガトーニ)
○(2)[料]カレーライス・ライスカレーの略。
⇒かれーらいす(カレーライス)
○(3)(Curry County)⇒かりーぐん(カリー郡)
[2]かれー
【カレー】
◇Calais
○フランス北部、ノール・パドカレー地域圏(Region Nord-Pas-
de-Carais)西部にあるパドカレー県(Departement Pas-de-Cal-
ais)の、カレー海峡(Pas de Calais)(ドーバー海峡)に面する
港湾都市。
レース(lace)の生産地として知られる。
北緯50.95°、東経1.86°の地。
〈人口〉
1990(平成 2)7万5,300人。
1999(平成11)7万7,300人。
2002(平成14)7万7,300人。
◎百年戦争(1337〜1453)後もイギリス領として存続。
がれー
【ガレー】
◇[英]galley(ギャリー)
○(1)[歴][海]古代ギリシア・ローマ時代、地中海で使用され
た軍船。両舷から多数の櫂(カイ)(オール)を出して漕(コ)ぐ。帆
を備えたものもあった。
一本の櫂は数人で操作し、全ての櫂が連動するために太鼓な
どを打ち鳴らして同期させていた。
「ガレー船」,「ガリー」とも呼ぶ。
参照⇒がりおんせん(ガリオン船),ろうせん(楼船)(1)
◎モノリーム(monoreme):櫂が1段のもの。
バイリーム(bireme):櫂が2段になったもの。
トライリーム(trireme):櫂が3段になったもの。
クアドリリーム(quadrireme):櫂が4段になったもの。
キンクェリーム(quinquereme):櫂が5段になったもの。
ロストラム(rostrum):クチバシ(嘴)状の船首。
○(2)[歴][海]ヨーロッパの中世、奴隷や囚人に櫂で漕がせた
帆を備えた船。
「ガレー船」,「ガリー」とも呼ぶ。
○(3)[海]大型軍船に備えられた、艦長や将官用の大型ボート。
○(4)[交]艦船・航空機やキャンピングカーなどの調理室。
「ギャレー」とも呼ぶ。
参照⇒きゅいじーぬ(キュイジーヌ
○(5)[印](galley)ゲラ。
⇒げら(ゲラ)(1)
○(6)[印](galley proof)ゲラ刷り・校正刷り。
⇒げらずり(ゲラ刷り,ゲラ刷),こうせいずり(校正刷り,校正
刷)
★かれい
【カレイ】
【鰈】
○[魚]カレイ目(Pleuronectiformes)カレイ科(Pleuronecti-
dae)の海魚の総称。
参照⇒あかがれい(アカガレイ,赤鰈)
◎左(ヒダリ)ヒラメに右(ミギ)カレイ:腹側を下(手前)にして置
いたとき、左側に目がある魚がヒラメで、右側に目があるのが
カレイだという意味。ただし、例外もある。
かれい《くわれい》
【火鈴】
○⇒こりん(火鈴)
かれい
【加齢】
◇[英]aging
○(1)新年または誕生日を迎えて年齢を増すこと。
「加年」とも呼ぶ。
○(2)⇒えーじんぐ(エージング)
★かれいおうはんへんせいしょう《かれいわうはんへんせいしやう》
【加齢黄斑変性症】
◇[英]Age-related Macular Degeneration
○[病]網膜(モウマク)中央部の黄斑部の機能が低下し、新生血管が
できる疾患。
失明につながることが多い。
略称は「AMD」。
「老人性黄斑変性症」とも呼ぶ。
参照⇒おうはん(黄斑),どるーぜん(ドルーゼン)
かれいがわえき《かれいがはえき》
【嘉例川駅】
○[交]鹿児島県霧島市隼人町嘉例川(ハヤトチョウカレイガワ)にある、J
R肥薩線(ヒサツセン)の駅(無人駅)。
霧島温泉(キリシマオンセン)駅と中福良(ナカフクラ)駅の間。
開業からの木造駅舎は九州最古。
◎1903. 1.15(明治36)開業。
1984(昭和59)無人駅となる。
2004(平成16)隼人町、駅舎を18万円で購入。
旧住所は鹿児島県姶良郡(アイラグン)隼人町(ハヤトチョウ)嘉例川。
かれいどすこーぷ
【カレイドスコープ】
◇[英]kaleidoscope
○玩具の一つ。円筒の中に長方形のガラス板を三角柱状に組み、
筒の一端をすりガラスで閉じた中に色付きの小さいセルロイド
・色ガラス・色紙などの小片を入れて、筒を回しながら筒の他
端の穴からのぞいて模様の変化を見るもの。
ガラスが鏡のように多重反射し、正三角形の模様が無限に繰
り返し、また筒を回したり振動させることにより模様が次々と
変化する。
「万華鏡(マンゲキョウ)」,「万花鏡(バンカキョウ)」,「錦眼鏡(ニシキメガネ)」,
「百色眼鏡(ヒャクイロメガネ)」,「カレードスコープ」とも呼ぶ。
◎1816(文化13)イギリスの物理学者ブルースター(Sir David
Brewster)(1781〜1868)が発明。
江戸末期に日本に渡来。
◎ギリシア語の"kalos(美しい)"と"eidos(形)"に、英語の
"scope(見るもの)"を合せた、発明者による造語。
かれいなう
【カレイナウ】
◇Qal'ehye Naw/Qal'eh-ye Now/Qalai Nao/Qala-i-Nau/
Kalainow
○アフガニスタン北西部、バドギス州(Velayat-e Badghis)の
州都。
北緯34.99°、東経63.12°、標高940メートルの地。
「カレナウ(Qala-e Nau)」とも呼ぶ。
〈人口〉
1979(昭和54) 5,300人。
2002(平成14)11万8,600人。
かれいろ
【枯色】
○(1)[色]草が枯れた色。黄土色(オウドイロ)。
⇒おうどいろ(黄土色)
○(2)[服]襲(カサネ)の色目の一つ。表は白、裏は薄紫。または表
は香(コウ)、裏は青。
◎C=8,M=28,Y=42,B=0。
がれおんせん
【ガレオン船】
◇[英]galleon
○[歴]⇒がりおんせん(ガリオン船)
かれーかいきょう《かれーかいけふ》
【カレー海峡】
◇[フ]Pas de Calais
○[地]ドーバー海峡の別称。
⇒どーばーかいきょう(ドーバー海峡)
◎パドカレー県(Departement Pas-de-Calais):⇒ぱどかれー
けん(パドカレー県,パ・ド・カレー県)
がれき《ぐわれき》
【瓦礫】
◇[英]rubble
○(1)瓦(カワラ)と小石(礫)。
○(2)(特に)建物などの崩れた残骸。
参照⇒ずり(ずり)(2),でぶり(デブリ)
○(3)(転じて)価値の無いもの。
かれくさいろ
【枯れ草色】
○[色]草が枯れた色。黄土色(オウドイロ)。
⇒おうどいろ(黄土色)
かれーぐん
【カレー郡】
◇[英]Curry County
○⇒かりーぐん(カリー郡)
がれーじ
【ガレージ】
◇[英]garage
○[交]⇒しゃこ(車庫)(2)
かれーず
【カレーズ】
◇[ペルシア語]karez
○⇒[1]かなーと(カナート)
がれーせん
【ガレー船】
◇[英]galley
○[海]⇒がれー(ガレー)
かれだに
【涸れ谷】
【涸谷】
○[地]⇒わでぃ(ワディ)(2)
★かれっじ
【カレッジ】
◇[英]college、[独]Hochschule(ホーホシューレ)
○(1)[教]大学。
○(2)[教]単科大学・学部・分科大学。
◎総合大学:⇒ゆにばーしてぃー(ユニバーシティー)
○(3)[英][教]学寮。
参照⇒おっくすふぉーど(オックスフォード),けんぶりっじ
(ケンブリッジ)
○(4)[教](イギリスやカナダの)パブリック・スクール。
参照⇒いーとんかれっじ(イートン・カレッジ)
かれっじぱーく
【カレッジパーク】
◇[英]College Park
○アメリカ合衆国東部、メリーランド州(Maryland State)中西
部のプリンスジョージズ郡(Prince George's County)北西部の
町。ワシントン(Washington D.C.)に近い。
メリーランド大学(University of Maryland)がある。
かれっと
【カレット】
◇[英]cullet
○[工]空きビン(瓶)などを破砕したガラスくず。
溶解してビンなどの材料に再利用される。
[1]がれっと
【ガレット】
◇[フ]galet
○(フランス語で)小石。
参照⇒[2]がれっと(ガレット)
[2]がれっと
【ガレット】
◇[フ]galette
○[食]塩味のパイ生地でつくる丸い菓子。
◎フランスでは公現祭(1月6日)に、中に陶製の人形を入れた
ガレットを焼き、切り分けて食べて祝う。人形が当たった人は
一同から祝福を受け、若者では王様となって好きな人にキスし
てよいことになっている。
参照⇒こうげんさい(公現祭),つじうらせんべい(辻占煎餅)
◎「小石([フ]galet)」から。
かれーどすこーぷ
【カレードスコープ】
◇[英]kaleidoscope
○⇒かれいどすこーぷ(カレイドスコープ)
かれどにあ
【カレドニア】
◇[羅]Caledonia
○[古]スコットランドのラテン語名。
参照⇒にゅーかれどにあ(ニューカレドニア)
かれとら
【カレトラ】
◇[登録商標]Kaletra
○[薬]アボット・ラボラトリーズ(Abbott Laboratories)社製
のプロテアーゼ阻害剤(エイズ治療薬)。
ロピナビル(lopinavir)とリトナビル(ritonavir)、4:1の
配合剤。
かれなう
【カレナウ】
◇Qala-e Nau/Qal'ehye Naw/Qal'eh-ye Now
○⇒かれいなう(カレイナウ)
がれぬす
【ガレヌス】
◇[羅]Claudius Galenus
○[人]⇒がれのす(ガレノス)
かれの
【枯野】
【枯れ野】
○(1)冬になって草木が枯れてしまった野原。冬景色の野原。
○(2)[服]襲(カサネ)の色目の一つ。表は香色(コウイロ)、裏は青また
は緑。表は黄色、裏は薄青。冬の装束。
がれのす
【ガレノス】
◇[希]Galenos
○[人]古代ローマ帝国時代、ギリシア人の医学者・解剖学者・
哲学者( 129ころ〜 216ころ)。小アジアのペルガモン(Pergam-
on)生れ。
アレクサンドリア(Alexandria)で医学を修め、162年30歳を
過ぎたころからローマに定住し、皇帝マルクス・アウレリウス
(Marcus Aurelius)の侍医となる。
ギリシア医学を大成し、また科学的医術を唱えてサルなどの
動物解剖により、解剖学・生理学の基礎を築く。
彼の医学はカトリック教会に公認され、長く医学の権威と仰
がれた。
「ガレヌス([羅]Claudius Galenus)」,「ガレン([英]Galen)」,
「ペルガモンのガレン(Galen of Pergamum)」とも呼ぶ。
★かれはざい
【枯葉剤】
○[化]植物枯殺用の化学剤。
3種類あって、薬剤の色から「オレンジ剤(Agent Orange)」・
「ホワイト剤」・「ブルー剤」と呼ぶ。
参照⇒だいおきしん(ダイオキシン)
◎ベトナム戦争でアメリカは1961〜1971(昭和36〜昭和46)(最
盛期は1967〜1969)の間に91,000トンの枯葉剤を散布した。
ゲリラ兵などがジャングルに逃げ込まないように散布したも
のだが、枯れた葉が落ちなかったため失敗に終った。しかし、
枯葉剤に含まれていたダイオキシンの強い毒性のため、散布地
域にガン患者・先天性異常児・流産・死産などが多発した。
参照⇒びえんほあ(ビエンホア)
◎2003. 4.16(平成15)米コロンビア大学の科学者グループ、ア
メリカ軍がベトナム戦争で投下したエージェント・オレンジが
700万リットル過小評価されていると発表。ダイオキシン含有
量は従来の推計の2倍と判明。
2008. 5.18(平成20)オーストラリアのクイーンズランド州イ
ニスフェイル(Innisfail)の熱帯雨林で1966年6月にオレンジ
剤を試験散布していたことが判明。
◎コロンビアで、アメリカの支援を受けてコカインの栽培地に
散布。
2004.11.(平成16)下旬、アフガニスタンのケシ栽培が盛んな
ナンガハル州で国籍不明機が枯葉剤と見られるカプセル状の薬
を大量に散布し、住民多数に健康被害が発生。
かれみ
【カレミ】
◇Kalemie
○コンゴ民主共和国(旧:ザイール)南東部、カタンガ州(Katan-
ga Province)北東部の都市。
南緯5.92°、東経29.17°の地。
タンガニーカ湖(Lake Tanganyika)西岸の港市で銅の積出港。
西方約250キロメートルのカバロ(Kabalo)と鉄道が通じている。
また、タンザニアの都市キゴマ(Kigoma)と湖上汽船で結ばれて
いる。
旧称は「アルバートビル(Albertville)」,「アルベールビル」。
「カレミエ」とも呼ぶ。
〈人口〉
1984(昭和59) 7万3,528人。
1994(平成 6)10万1,309人。
かれみえ
【カレミエ】
◇Kalemie
○⇒かれみ(カレミ)
★かれーらいす
【カレーライス】
◇[英]curry and rice
○[料]インド料理。
「カレー」,「カリー」,「ライスカレー」とも呼ぶ。
参照⇒きーまかれー(キーマカレー)
◎ビンダルー(Vindaloo):極辛。
マドラス(Madras):酸味の利いた辛口。
コルマ(Korma):酸味のある中辛。
◎香辛料:⇒がらむまさら(ガラムマサラ)
隠し味:⇒ちゃつね(チャツネ)
パン:⇒なん(ナン),ちゃぱてぃ(チャパティ)
カレーライスは飲み物:タレントのウガンダ・トラ(本名佐
藤信一郎)の言葉。2008. 5.31(平成20)糖尿病などで死去(55歳)。
◎1927(昭和 2)新宿中村屋に登場。
かれりあ
【カレリア】
◇Karelia
○(1)(Respublika Kareliya)⇒かれりあきょうわこく(カレリ
ア共和国)
○(2)[軍]ロシア北方艦隊(Northern Fleet)のデルタ4級(Delta
IV class)原子力潜水艦(K18)。
◎1989.11.(平成元)進水。
1991. 9.(平成 3)就役。
2004. 2.18(平成16)バレンツ海で行った軍事演習で潜水艦発
射弾道ミサイルを発射。ミサイルの軌道が逸脱(イツダツ)して98
秒後に自爆装置で爆破。
かれりあきょうわこく
【カレリア共和国】
◇[露]Respublika Kareliya、[英]the Republic of Karelia
○ロシア連邦北西部の共和国。南部をレニングラード州(Len-
ingradskaya Oblast)に接し、西部をフィンランドに隣接。
首都はペトロザボーツク(Petorozavodsk)。
氷河湖が多く寒冷だが、鉱物資源は豊富。
人口の一割はカレリア人(Karelians)。
〈面積〉
15万6,665.2平方キロメートル。
〈人口〉
1989(平成元)79万2,000人。
2000(平成12)76万6,400人。
2002(平成14)71万6,700人。
2004(平成16)69万0,200人。
◎第二次世界大戦中、フィンランド軍が大半を占領。
かれりあご
【カレリア語】
◇[英]Karelian language
○[言]ウラル語族フィン・ウゴル語派(Finno-Ugric languages)
のバルト・フィン諸語(Balto-Finnic group)の一つ。
ロシア連邦のカレリア共和国(Respublika Kareliya)やトベ
リ州(Tverskaya Oblast)・レニングラード州(Leningradskaya
Oblast)・ムルマンスク州(Murmanskaya Oblast)で話されてい
る。
かれるばし
【カレル橋】
◇[英]Charles Bridge
○チェコ共和国の首都プラハを流れるブルタバ川(the Vltava
River)に架かる橋。
欄干(ランカン)に聖人の彫刻が30体が並ぶ。
◎12世紀に架けられていた木橋が増水で流されたため、カレル
四世の命で、1357〜1360年に再建。
かれわら
【カレワラ】
◇Kalevala
○フィンランドの民族叙事詩。全50章。
参照⇒かんてれ(カンテレ)
かれん
【カレン】
◇[登録商標]Curren
○[交]トヨタ自動車(株)の乗用車。
◎1994. 1.(平成 6)発売。
かれん
【苛斂】
◇「苛」は「ひどい」、「斂」は「とり上げて納める」の意味。
○租税などのきびしい取り立て。
◎苛斂誅求(ちゅうきゅう)
がれん
【ガレン】
◇[英]Galen
○[人]⇒がれのす(ガレノス)
かれんしー
【カレンシー】
◇[英]currency
○(1)[経]通貨・流通貨幣。
◎ハードカレンシー(hard currency):硬貨(交換可能通貨)。
ソフトカレンシー(soft currency):軟貨。
○(2)[経]貨幣の流通・発行高。
○(3)(文化・思想・言語・うわさなどの)流布・普及・流通・
通用・流行。
かれんしゅう《かれんしう》
【カレン州】
◇[英]Karen State
○ミャンマー南東部の州。東部をタイ王国に隣接。
州都はパアン(Pa-an)。
東部のタイ王国との国境をドーナ山脈(Dawna Range)が走る。
「カイン州(Kayin State)」とも呼ぶ。
参照⇒かれんみんぞくどうめい(カレン民族同盟)
〈面積〉
3万0,382.8平方キロメートル。
〈人口〉
1983(昭和58)63万3,000人。
かれんじんぞく
【カレンジン族】
◇Kalenjin
○ケニアに居住する部族。
〈人口〉
1989(平成元)245万8,123人(ケニア在住)。
かれんず
【カレンズ】
◇[英]currants
○⇒かれんつ(カレンツ)
かれんぞく
【カレン族】
◇[英]Kayan people/Karens
○ミャンマー東部・南東部、シャン州(Shan State)南部・カヤ
ー州(Kayah State)・カレン州(Karen State)・テナッセリム管
区(Tenasserim Division)と、その境を接するタイ西部の山地
に居住する民族。
言語はチベット・ビルマ語派に属するカレン語。
キリスト教徒が多いが、一部は仏教徒。
女性は首にシンチュウ(真鍮)の輪を幾つもはめて首を長く見
せる風習がある。
俗称は「首長族([英]long-neck tribe)」。
参照⇒かれんみんぞくどうめい(カレン民族同盟)
〈人口(年度不詳)〉
ミャンマー:6万2,000人。
タイ:2,700人。
[1]かれんだー
【カレンダー】
◇[英]calendar
○[暦]暦(コヨミ)。年中行事表。七曜表。
⇒こよみ(暦)
[2]かれんだー
【カレンダー】
◇[英]calender
○ローリングミル(rolling mill)の一種。
多数のロールを並べ、布・紙・ゴムなどの薄い材料をローラ
ーで圧搾(アッサク)して平滑(ヘイカツ)・艶出(ツヤダ)しする機械。
「光沢機」,「艶出し機」,「艶付(ツヤツケ)ロール」,「圧搾ロール」と
も呼ぶ。
参照⇒あーとし(アート紙)
かれんだーがーる
【カレンダー・ガール】
◇[英]Calendar Girl
○[楽]ニール・セダカ(Neil Sedaka)、ハワード・グリーンフィ
ールド(Howard Greenfield)作詞・作曲の歌謡曲(アメリカン・
ポップス)。
歌はセダカ。
◎1961(昭和36)星加ルミ子の訳詞、坂本九(キュウ)の歌でレコー
ド発売。
かれんちゅうきゅう《かれんちゆうきう》
【苛斂誅求】
○租税などをきびしく取り立てること。
かれんつ
【カレンツ】
◇[英]currants
○(1)[食]地中海沿岸から産出する、小粒の種なしブドウから
作る干しブドウ
黒紫色で、酸っぱい。
「カランツ」,「カレンズ」とも呼ぶ。
参照⇒さるたなれーずん(サルタナ・レーズン)
◎原産地であるギリシアの都市名「コリント(Corinth)」に由来
(ユライ)する。
○(2)[植](currant)([学]Ribes rubrum)ユキノシタ目(Saxifra-
gales)スグリ科(Grossulariaceae)スグリ属(Ribes)の落葉低木。
また、その実。
真紅の実を生食やジャムにする。
「カラント」,「カレンズ」,「フサスグリ(房酸塊)」とも呼ぶ。
◎ユキノシタ科(Saxifrageceae)スグリ属とすることも多い。
かれんと
【カレント】
◇[英]current
○(1)[形]現在の、最新の、流行の。
◎名詞は「カレンシー(currency)」。
○(2)[形]普及している、流通している、流行している。
◎名詞は「カレンシー(currency)」。
○(3)[経](貨幣などが)流通している。
◎名詞は「カレンシー(currency)」。
○(4)時間の流れ。時流・傾向・風潮。
○(5)(液体・気体などの)流れ・流動。潮流・海流。気流。
◎ウォーム・カレンシ(warm current):暖流。
コールド・カレント(cold current):寒流。
○(6)[電]電流。
かれんにしゅう《かれんにしう》
【カレンニ州】
◇[ビルマ語]Yin Karenni、[英]Karenni State
○[古]⇒かやーしゅう(カヤー州)
かれんみんぞくどうめい
【カレン民族同盟】
◇[英]Karen National Union
○ミャンマー(ビルマ)の反政府少数民族組織。
軍事部門はカレン民族解放軍(Karen National Liberation
Army)(KNLA)。
略称は「KNU」。
「カレン民族連合」とも呼ぶ。
〈議長〉
ボ・ミヤ(Bo Mya)(〜2006.12.24):。
バ・ティン(Pado Ba Thin)(〜2008. 5.22):2000〜。
◎1947. 6.(昭和22)組織。
1949(昭和24)武装闘争を開始。
2007. 3.(平成19)国軍と民主カレン仏教徒軍(DKBA)との
連合軍と交戦し、カレン族約300人がタイ領内に逃げ込む。
3012. 1.12(平成24)ミャンマー政府と停戦に合意。
かれんみんぞくれんごう《かれんみんぞくれんがふ》
【カレン民族連合】
◇[英]Karen National Union
○⇒かれんみんぞくどうめい(カレン民族同盟)
[1]かろ
【カロ】
◇[西]caro、[英]expensive
○[形](スペイン語で)高価な。
[2]かろ
【カロ】
◇Karo
○(1)[地](Tanah Karo)⇒かろこうげん(カロ高原)
○(2)(Kabupaten Karo)⇒かろけん(カロ県)
がろ
【ガロ】
○[歴][漫]青林堂が発行する月刊漫画・劇画雑誌。
白土三平の『カムイ伝』・林静一『赤色エレジー』などを連
載。
参照⇒せきしょくえれじー(赤色エレジー)(1)
◎1964. 7.24(昭和39)創刊。
2002.11.(平成14)7月号から季刊となっていたが売れ行き不
振のため書店販売を中止し、12月発売の新年号からインターネッ
ト注文のオンデマンド出版のみとなる。
がろう《やらう》
【牙郎】
◇[中]yalang
○[歴][経]⇒がこう(牙行)(2)
かろうと《からうと》
【唐櫃】
○(1)⇒からひつ(唐櫃)
○(2)棺(ヒツギ)。
○(3)墓石の下に設けた納骨室。
「からうど(唐櫃)」,「屍櫃(カラウト)」,「カロート」,「からひつ(屍
櫃,辛櫃)」とも呼ぶ。
参照⇒のうこつどう(納骨堂)
かろうと《からうと》
【屍櫃】
○⇒かろうと(唐櫃)(3)
かろうど《からうど》
【唐櫃】
○⇒かろうと(唐櫃)
かろかり
【カロカリ】
【カロ・カリ】
◇Karo Kari/Karo-Kari
○[社]パキスタンで行われている、名誉のための殺人。また、
その因習(インシュウ)。
不貞な関係を持ったとして、妻・娘・姉妹・母などの親族が
その女性や相手の男性を殺害すること。
文化的・社会的なものとされ、恩情の対象として罰せられる
ことは少ない。
参照⇒かんつうざい(姦通罪)
◎2004.10.26(平成16)国民議会、一族の名誉殺人の因習に対す
る罰則強化の法案が通過。
かろけん
【カロ県】
◇[インドネシア語]Kabupaten Karo、[英]Karo Regency
○インドネシア西部、スマトラ島北西部のスマトラウタラ州
(Propinsi Sumatera Utara)(北スマトラ州)北西部の県。
県都はカバンジャヘ(Kabanjahe)。
〈面積〉
2,122平方キロメートル。
〈人口〉
1999(平成11)27万5,800人。
2003(平成15)30万6,869人(推計)。
かろこうげん《かろかうげん》
【カロ高原】
◇[インドネシア語]Tanah Karo、[英]Karo Plateau
○[地]インドネシア西部、スマトラ島北西部のスマトラウタラ
州(Propinsi Sumatera Utara)(北スマトラ州)北西部のカロ県
(Kabupaten Karo)中央部のトバ湖(Danau Toba)周辺の高原。
「カロランド(Karoland)」とも呼ぶ。
★かろちのいど
【カロチノイド】
◇[独]Carotinoid
○[生化]動植物界に広く分布している一群の色素の総称。
黄色〜黄橙色〜赤色〜赤紫色を示す天然色素群。
炭素と水素から構成されるものをカロチン([独]Karotin)、
さらに酸素を含有するものをキサントフィル([独]Xanthophyll)
と呼ぶ。
「カロテノイド([英]carotenoid)」とも呼ぶ。
参照⇒こうよう(黄葉)
◎「カロチン([独]Karotin)に類似する(色素類)」の意味。
◎カロチン([独]Karotin):⇒かろちん(カロチン)
ルテイン([独]Lutein):⇒るていん(ルテイン)
キサントフィル([独]Xanthophyll):⇒きさんとふぃる(キサ
ントフィル)
かろちん
【カロチン】
◇[独]Karotin
○[生化]代表的なカロチノイド([独]Carotinoid)の一種。
ニンジン・カボチャ・トウガラシ・バター・卵黄などに含ま
れる赤黄色の色素(炭水化物)。精製したものは暗赤色板状、ま
たは柱状の結晶。
植物の緑葉中では葉緑素と共存し、動物では肝臓内でビタミ
ンAに変化する。光合成・視覚の光受容などで重要な機能を果
たす。
「カロテン([英]carotene)」とも呼ぶ。
◎α・β・γなど数種の異性体があり、天然にはβカロチンが
最も多い。
◎ラテン語の「ニンジン(carota)」から。
がろって
【ガロッテ】
◇[西]garrote、[英]garrote/garrotte
○(1)[歴]主に、スペインとその植民地で行われていた鉄環絞
首刑。
処刑者を背もたれに鉄環(iron collar)が付いた椅子に座ら
せて首を鉄環に通させ、その鉄環を手回しハンドルで締め付け
て処刑するもの。
「ガローテ」とも、英語で「ガロート」ともむ呼ぶ。
◎フランコ独裁政権下まで行われていた。
○(2)(特に)(1)に使用する鉄環。
「ガローテ」とも、英語で「ガロート」ともむ呼ぶ。
かろっと
【カロット】
◇[フ]calotte、[英]calotte
○[服]スカルキャップ([英]skullcap)の別称。
⇒すかるきゃっぷ(スカルキャップ)
がろーて
【ガローテ】
◇[西]garrote、[英]garrote/garrotte
○[歴]⇒がろって(ガロッテ)
かろてのいど
【カロテノイド】
◇[英]carotenoid
○⇒かろちのいど(カロチノイド)
かろてん
【カロテン】
◇[英]carotene
○[化]⇒かろちん(カロチン)
かろーと
【カロート】
○⇒かろうと(唐櫃)(3)
かろーと
【カロート】
◇[フ]calotte、[英]calotte
○(1)[服]スカルキャップ([英]skullcap)の別称。
⇒すかるきゃっぷ(スカルキャップ)
○(2)[宗]カトリック教会の聖職者のズケット([伊]zucchetto)。
⇒ずけっと(ズケット)
○(3)[建](1)に似た小ドーム。
○(4)[建]墓石の下などにある、骨壺の安置する納骨室。
参照⇒おがみいし(拝み石,拝石)(2)
○(5)[地]山頂の雪。
がろーと
【ガロート】
◇[英]garrote/garrotte、[西]garrote
○[歴]⇒がろって(ガロッテ)
かろめる
【カロメル】
◇[英]calomel
○[化]⇒えんかだいいちすいぎん(塩化第一水銀,塩化第1水銀)
かろやん
【カロヤン】
◇[登録商標]Karoyan
○[薬]第一製薬の育毛剤・発毛促進剤。
有効成分は塩化カルプロニウム(carpronium chloride)。
参照⇒りあっぷ(リアップ),ぷろぺしあ(プロペシア)
◎1973(昭和48)発売。
◎カロヤンガッシュ。
かろーら
【カローラ】
【COROLLA】
◇[登録商標]Corolla(花冠)
○[交]トヨタ自動車(株)の中型乗用車。
カローラセダン:セダン。
カローラ・レビン(LEVIN):クーペ。
カローラフィールダー(FIELDER):ワゴン。
カローラスパシオ(SPACiO):2BOXミニバン。
カローラランクス(RUNX):ハッチバック車。
◎1966(昭和41)大衆車(1,100CC・2ドア・セダン)として発
売。
1969(昭和44)乗用車の国内新車の年間販売台数でコロナを抜
きトップとなる。
1982. 5.(昭和57)カローラU、発売。
2001(平成13)年末、総生産台数約2,500万台(世界一)。
2002(平成14)乗用車の国内新車の年間販売台数トップの座を
ホンダのフィットに奪われる。
2006. 9.(平成18)ランクスの生産を終了。
2006.10.10(平成18)10代目を発売。
◎中国語表記は「花冠(Huaguan)」。
かろらんど
【カロランド】
◇Karoland
○[地]⇒かろこうげん(カロ高原)
★かろりんぐちょう《かろりんぐてう》
【カロリング朝】
◇[独]Karolinger、[英]Carolingian Dynasty/Carolingians
○[歴]フランク王国後期の王朝。
751年、ピピン三世(Pippin III)(小ピピン)がローマ教皇の
同意を得てメロビング朝(Merowinger)の国王を廃し、王位に就
いて建国。
参照⇒めろびんぐちょう(メロビング朝)
★かろりんしょとう《かろりんしよたう》
【カロリン諸島】
◇[英]Caroline Islands
○[地]西太平洋ミクロネシア南部に散在する900を超える諸島。
主島はパラオ諸島(Palau Islands)・ヤップ島(Yap Island)
・チューク諸島(旧:トラック諸島)。
住民はミクロネシア人が主。
参照⇒ぱらおしょとう(パラオ諸島)
〈人口〉
1985(昭和60)11万人。
◎1899(明治32)ドイツ領。
第一次世界大戦で、1920(大正 9)日本の委任統治領となる。
1947(昭和22)アメリカの信託統治領。
1986(昭和61)パラオ諸島を除き、ミクロネシア連邦として独
立。
参照⇒なんよういにんとうじち(南洋委任統治地)
かろる
【カロル】
◇[英]carol
○[宗][楽]⇒[1]きゃろる(キャロル)
かろん
【カロン】
◇[英]Charon
○[ギ神][天]⇒かろーん(カローン)
かろーん
【カローン】
◇[英]Charon
○(1)[ギ神]ステュクス(Styx)(三途<サンズ>の川)の年老いた渡
し守。
埋葬前に口に1オボル(obol)銀貨を入れられた死者の霊から
その銀貨を受け取って運ぶという。
参照⇒すてゅくす(ステュクス),ろくどうせん(六道銭)
○(2)[天]冥王星の衛星。
1978(昭和53)クリスティー(James Christy)、発見。
★がろん
【ガロン】
◇[英]gallon
○容量の単位。
イギリス・ガロン(imperial gallon)=4.546リットル。
アメリカ・ガロン(wine gallon)=3.785リットル。
かろんぐ
【カロング】
◇[ジャワ語]kalong
○[哺]⇒ふるーつこうもり(フルーツコウモリ,フルーツ蝙蝠)
がろんぬがわ《がろんぬがは》
【ガロンヌ川】
◇[フ]la Garonne/le fleuve de la Garonne
○[地]フランス南西部を流れる川。全長575キロメートルで、
下流のジロンド川を含めると650キロメートル。流域面積約5万
6,000平方キロメートル。
ピレネー山脈中央のマラッデタ山地([西]Macizo de la Mala-
detta)に発して北流、トゥールーズ(Toulouse)を経て北西に転
じてアキテーヌ地方(Region Aquitaine)を流れ、河港都市ボル
ドー(Bordeaux)の北でドルドーニュ川(la Dordogne)と合流し、
ジロンド(Gironde)の三角江を経てビスケー湾(Bay of Biscay)
に注(ソソ)ぐ。
参照⇒どるどーにゅがわ(ドルドーニュ川)
◎支流:⇒たるんがわ(タルン川)
----------------------------------------------------------------