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                    PDD図書館管理番号       0001.0020.0000.12

                 百   科   辞   書    《かれ》     編集:獨  澄旻

-------- かれ --------------------------------------------------
かれ
	【カレ】
	◇[トルコ語]kale
	○(トルコ語で)城。
	 ⇒しろ(城)
★[1]かれー
	【カレー】
	◇curry
	○(1)[食]インド料理の一種。
	 「カリー」とも呼ぶ。
	 参照⇒けじゃりー(ケジャリー),まりがとーに(マリガトーニ)
	○(2)[料]カレーライス・ライスカレーの略。
	 ⇒かれーらいす(カレーライス)
	○(3)(Curry County)⇒かりーぐん(カリー郡)
[2]かれー
	【カレー】
	◇Calais
	○フランス北部、ノール・パドカレー地域圏(Region Nord-Pas-
	de-Carais)西部にあるパドカレー県(Departement Pas-de-Cal-
	ais)の、カレー海峡(Pas de Calais)(ドーバー海峡)に面する
	港湾都市。
	 レース(lace)の生産地として知られる。
	 北緯50.95°、東経1.86°の地。
	〈人口〉
	 1990(平成 2)7万5,300人。
	 1999(平成11)7万7,300人。
	 2002(平成14)7万7,300人。
	◎百年戦争(1337〜1453)後もイギリス領として存続。
がれー
	【ガレー】
	◇[英]galley(ギャリー)
	○(1)[歴][海]古代ギリシア・ローマ時代、地中海で使用され
	た軍船。両舷から多数の櫂(カイ)(オール)を出して漕(コ)ぐ。帆
	を備えたものもあった。
	 一本の櫂は数人で操作し、全ての櫂が連動するために太鼓な
	どを打ち鳴らして同期させていた。
	 「ガレー船」,「ガリー」とも呼ぶ。
	 参照⇒がりおんせん(ガリオン船),ろうせん(楼船)(1)
	◎モノリーム(monoreme):櫂が1段のもの。
	 バイリーム(bireme):櫂が2段になったもの。
	 トライリーム(trireme):櫂が3段になったもの。
	 クアドリリーム(quadrireme):櫂が4段になったもの。
	 キンクェリーム(quinquereme):櫂が5段になったもの。
	 ロストラム(rostrum):クチバシ(嘴)状の船首。
	○(2)[歴][海]ヨーロッパの中世、奴隷や囚人に櫂で漕がせた
	帆を備えた船。
	 「ガレー船」,「ガリー」とも呼ぶ。
	○(3)[海]大型軍船に備えられた、艦長や将官用の大型ボート。
	○(4)[交]艦船・航空機やキャンピングカーなどの調理室。
	 「ギャレー」とも呼ぶ。
	 参照⇒きゅいじーぬ(キュイジーヌ
	○(5)[印](galley)ゲラ。
	 ⇒げら(ゲラ)(1)
	○(6)[印](galley proof)ゲラ刷り・校正刷り。
	 ⇒げらずり(ゲラ刷り,ゲラ刷),こうせいずり(校正刷り,校正
	刷)
★かれい
	【カレイ】
	【鰈】
	○[魚]カレイ目(Pleuronectiformes)カレイ科(Pleuronecti-
	dae)の海魚の総称。
	 参照⇒あかがれい(アカガレイ,赤鰈)
	◎左(ヒダリ)ヒラメに右(ミギ)カレイ:腹側を下(手前)にして置
	いたとき、左側に目がある魚がヒラメで、右側に目があるのが
	カレイだという意味。ただし、例外もある。
かれい《くわれい》
	【火鈴】
	○⇒こりん(火鈴)
かれい
	【加齢】
	◇[英]aging
	○(1)新年または誕生日を迎えて年齢を増すこと。
	 「加年」とも呼ぶ。
	○(2)⇒えーじんぐ(エージング)
★かれいおうはんへんせいしょう《かれいわうはんへんせいしやう》
	【加齢黄斑変性症】
	◇[英]Age-related Macular Degeneration
	○[病]網膜(モウマク)中央部の黄斑部の機能が低下し、新生血管が
	できる疾患。
	 失明につながることが多い。
	 略称は「AMD」。
	 「老人性黄斑変性症」とも呼ぶ。
	 参照⇒おうはん(黄斑),どるーぜん(ドルーゼン)
かれいがわえき《かれいがはえき》
	【嘉例川駅】
	○[交]鹿児島県霧島市隼人町嘉例川(ハヤトチョウカレイガワ)にある、J
	R肥薩線(ヒサツセン)の駅(無人駅)。
	 霧島温泉(キリシマオンセン)駅と中福良(ナカフクラ)駅の間。
	 開業からの木造駅舎は九州最古。
	◎1903. 1.15(明治36)開業。
	 1984(昭和59)無人駅となる。
	 2004(平成16)隼人町、駅舎を18万円で購入。
	 旧住所は鹿児島県姶良郡(アイラグン)隼人町(ハヤトチョウ)嘉例川。
かれいどすこーぷ
	【カレイドスコープ】
	◇[英]kaleidoscope
	○玩具の一つ。円筒の中に長方形のガラス板を三角柱状に組み、
	筒の一端をすりガラスで閉じた中に色付きの小さいセルロイド
	・色ガラス・色紙などの小片を入れて、筒を回しながら筒の他
	端の穴からのぞいて模様の変化を見るもの。
	 ガラスが鏡のように多重反射し、正三角形の模様が無限に繰
	り返し、また筒を回したり振動させることにより模様が次々と
	変化する。
	 「万華鏡(マンゲキョウ)」,「万花鏡(バンカキョウ)」,「錦眼鏡(ニシキメガネ)」,
	「百色眼鏡(ヒャクイロメガネ)」,「カレードスコープ」とも呼ぶ。
	◎1816(文化13)イギリスの物理学者ブルースター(Sir David 
	Brewster)(1781〜1868)が発明。
	 江戸末期に日本に渡来。
	◎ギリシア語の"kalos(美しい)"と"eidos(形)"に、英語の
	"scope(見るもの)"を合せた、発明者による造語。
かれいなう
	【カレイナウ】
	◇Qal'ehye Naw/Qal'eh-ye Now/Qalai Nao/Qala-i-Nau/
	Kalainow
	○アフガニスタン北西部、バドギス州(Velayat-e Badghis)の
	州都。
	 北緯34.99°、東経63.12°、標高940メートルの地。
	 「カレナウ(Qala-e Nau)」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1979(昭和54)    5,300人。
	 2002(平成14)11万8,600人。
かれいろ
	【枯色】
	○(1)[色]草が枯れた色。黄土色(オウドイロ)。
	 ⇒おうどいろ(黄土色)
	○(2)[服]襲(カサネ)の色目の一つ。表は白、裏は薄紫。または表
	は香(コウ)、裏は青。
	◎C=8,M=28,Y=42,B=0。
がれおんせん
	【ガレオン船】
	◇[英]galleon
	○[歴]⇒がりおんせん(ガリオン船)
かれーかいきょう《かれーかいけふ》
	【カレー海峡】
	◇[フ]Pas de Calais
	○[地]ドーバー海峡の別称。
	 ⇒どーばーかいきょう(ドーバー海峡)
	◎パドカレー県(Departement Pas-de-Calais):⇒ぱどかれー
	けん(パドカレー県,パ・ド・カレー県)
がれき《ぐわれき》
	【瓦礫】
	◇[英]rubble
	○(1)瓦(カワラ)と小石(礫)。
	○(2)(特に)建物などの崩れた残骸。
	 参照⇒ずり(ずり)(2),でぶり(デブリ)
	○(3)(転じて)価値の無いもの。
かれくさいろ
	【枯れ草色】
	○[色]草が枯れた色。黄土色(オウドイロ)。
	 ⇒おうどいろ(黄土色)
かれーぐん
	【カレー郡】
	◇[英]Curry County
	○⇒かりーぐん(カリー郡)
がれーじ
	【ガレージ】
	◇[英]garage
	○[交]⇒しゃこ(車庫)(2)
かれーず
	【カレーズ】
	◇[ペルシア語]karez
	○⇒[1]かなーと(カナート)
がれーせん
	【ガレー船】
	◇[英]galley
	○[海]⇒がれー(ガレー)
かれだに
	【涸れ谷】
	【涸谷】
	○[地]⇒わでぃ(ワディ)(2)
★かれっじ
	【カレッジ】
	◇[英]college、[独]Hochschule(ホーホシューレ)
	○(1)[教]大学。
	○(2)[教]単科大学・学部・分科大学。
	◎総合大学:⇒ゆにばーしてぃー(ユニバーシティー)
	○(3)[英][教]学寮。
	 参照⇒おっくすふぉーど(オックスフォード),けんぶりっじ
	(ケンブリッジ)
	○(4)[教](イギリスやカナダの)パブリック・スクール。
	 参照⇒いーとんかれっじ(イートン・カレッジ)
かれっじぱーく
	【カレッジパーク】
	◇[英]College Park
	○アメリカ合衆国東部、メリーランド州(Maryland State)中西
	部のプリンスジョージズ郡(Prince George's County)北西部の
	町。ワシントン(Washington D.C.)に近い。
	 メリーランド大学(University of Maryland)がある。
かれっと
	【カレット】
	◇[英]cullet
	○[工]空きビン(瓶)などを破砕したガラスくず。
	 溶解してビンなどの材料に再利用される。
[1]がれっと
	【ガレット】
	◇[フ]galet
	○(フランス語で)小石。
	 参照⇒[2]がれっと(ガレット)
[2]がれっと
	【ガレット】
	◇[フ]galette
	○[食]塩味のパイ生地でつくる丸い菓子。
	◎フランスでは公現祭(1月6日)に、中に陶製の人形を入れた
	ガレットを焼き、切り分けて食べて祝う。人形が当たった人は
	一同から祝福を受け、若者では王様となって好きな人にキスし
	てよいことになっている。
	 参照⇒こうげんさい(公現祭),つじうらせんべい(辻占煎餅)
	◎「小石([フ]galet)」から。
かれーどすこーぷ
	【カレードスコープ】
	◇[英]kaleidoscope
	○⇒かれいどすこーぷ(カレイドスコープ)
かれどにあ
	【カレドニア】
	◇[羅]Caledonia
	○[古]スコットランドのラテン語名。
	 参照⇒にゅーかれどにあ(ニューカレドニア)
かれとら
	【カレトラ】
	◇[登録商標]Kaletra
	○[薬]アボット・ラボラトリーズ(Abbott Laboratories)社製
	のプロテアーゼ阻害剤(エイズ治療薬)。
	 ロピナビル(lopinavir)とリトナビル(ritonavir)、4:1の
	配合剤。
かれなう
	【カレナウ】
	◇Qala-e Nau/Qal'ehye Naw/Qal'eh-ye Now
	○⇒かれいなう(カレイナウ)
がれぬす
	【ガレヌス】
	◇[羅]Claudius Galenus
	○[人]⇒がれのす(ガレノス)
かれの
	【枯野】
	【枯れ野】
	○(1)冬になって草木が枯れてしまった野原。冬景色の野原。
	○(2)[服]襲(カサネ)の色目の一つ。表は香色(コウイロ)、裏は青また
	は緑。表は黄色、裏は薄青。冬の装束。
がれのす
	【ガレノス】
	◇[希]Galenos
	○[人]古代ローマ帝国時代、ギリシア人の医学者・解剖学者・
	哲学者( 129ころ〜 216ころ)。小アジアのペルガモン(Pergam-
	on)生れ。
	 アレクサンドリア(Alexandria)で医学を修め、162年30歳を
	過ぎたころからローマに定住し、皇帝マルクス・アウレリウス
	(Marcus Aurelius)の侍医となる。
	 ギリシア医学を大成し、また科学的医術を唱えてサルなどの
	動物解剖により、解剖学・生理学の基礎を築く。
	 彼の医学はカトリック教会に公認され、長く医学の権威と仰
	がれた。
	 「ガレヌス([羅]Claudius Galenus)」,「ガレン([英]Galen)」,
	「ペルガモンのガレン(Galen of Pergamum)」とも呼ぶ。
★かれはざい
	【枯葉剤】
	○[化]植物枯殺用の化学剤。
	 3種類あって、薬剤の色から「オレンジ剤(Agent Orange)」・
	「ホワイト剤」・「ブルー剤」と呼ぶ。
	 参照⇒だいおきしん(ダイオキシン)
	◎ベトナム戦争でアメリカは1961〜1971(昭和36〜昭和46)(最
	盛期は1967〜1969)の間に91,000トンの枯葉剤を散布した。
	 ゲリラ兵などがジャングルに逃げ込まないように散布したも
	のだが、枯れた葉が落ちなかったため失敗に終った。しかし、
	枯葉剤に含まれていたダイオキシンの強い毒性のため、散布地
	域にガン患者・先天性異常児・流産・死産などが多発した。
	 参照⇒びえんほあ(ビエンホア)
	◎2003. 4.16(平成15)米コロンビア大学の科学者グループ、ア
	メリカ軍がベトナム戦争で投下したエージェント・オレンジが
	700万リットル過小評価されていると発表。ダイオキシン含有
	量は従来の推計の2倍と判明。
	 2008. 5.18(平成20)オーストラリアのクイーンズランド州イ
	ニスフェイル(Innisfail)の熱帯雨林で1966年6月にオレンジ
	剤を試験散布していたことが判明。
	◎コロンビアで、アメリカの支援を受けてコカインの栽培地に
	散布。
	 2004.11.(平成16)下旬、アフガニスタンのケシ栽培が盛んな
	ナンガハル州で国籍不明機が枯葉剤と見られるカプセル状の薬
	を大量に散布し、住民多数に健康被害が発生。
かれみ
	【カレミ】
	◇Kalemie
	○コンゴ民主共和国(旧:ザイール)南東部、カタンガ州(Katan-
	ga Province)北東部の都市。
	 南緯5.92°、東経29.17°の地。
	 タンガニーカ湖(Lake Tanganyika)西岸の港市で銅の積出港。
	西方約250キロメートルのカバロ(Kabalo)と鉄道が通じている。
	また、タンザニアの都市キゴマ(Kigoma)と湖上汽船で結ばれて
	いる。
	 旧称は「アルバートビル(Albertville)」,「アルベールビル」。
	 「カレミエ」とも呼ぶ。
	〈人口〉
	 1984(昭和59) 7万3,528人。
	 1994(平成 6)10万1,309人。
かれみえ
	【カレミエ】
	◇Kalemie
	○⇒かれみ(カレミ)
★かれーらいす
	【カレーライス】
	◇[英]curry and rice
	○[料]インド料理。
	 「カレー」,「カリー」,「ライスカレー」とも呼ぶ。
	 参照⇒きーまかれー(キーマカレー)
	◎ビンダルー(Vindaloo):極辛。
	 マドラス(Madras):酸味の利いた辛口。
	 コルマ(Korma):酸味のある中辛。
	◎香辛料:⇒がらむまさら(ガラムマサラ)
	 隠し味:⇒ちゃつね(チャツネ)
	 パン:⇒なん(ナン),ちゃぱてぃ(チャパティ)
	 カレーライスは飲み物:タレントのウガンダ・トラ(本名佐
	藤信一郎)の言葉。2008. 5.31(平成20)糖尿病などで死去(55歳)。
	◎1927(昭和 2)新宿中村屋に登場。
かれりあ
	【カレリア】
	◇Karelia
	○(1)(Respublika Kareliya)⇒かれりあきょうわこく(カレリ
	ア共和国)
	○(2)[軍]ロシア北方艦隊(Northern Fleet)のデルタ4級(Delta 
	IV class)原子力潜水艦(K18)。
	◎1989.11.(平成元)進水。
	 1991. 9.(平成 3)就役。
	 2004. 2.18(平成16)バレンツ海で行った軍事演習で潜水艦発
	射弾道ミサイルを発射。ミサイルの軌道が逸脱(イツダツ)して98
	秒後に自爆装置で爆破。
かれりあきょうわこく
	【カレリア共和国】
	◇[露]Respublika Kareliya、[英]the Republic of Karelia
	○ロシア連邦北西部の共和国。南部をレニングラード州(Len-
	ingradskaya Oblast)に接し、西部をフィンランドに隣接。
	 首都はペトロザボーツク(Petorozavodsk)。
	 氷河湖が多く寒冷だが、鉱物資源は豊富。
	 人口の一割はカレリア人(Karelians)。
	〈面積〉
	 15万6,665.2平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1989(平成元)79万2,000人。
	 2000(平成12)76万6,400人。
	 2002(平成14)71万6,700人。
	 2004(平成16)69万0,200人。
	◎第二次世界大戦中、フィンランド軍が大半を占領。
かれりあご
	【カレリア語】
	◇[英]Karelian language
	○[言]ウラル語族フィン・ウゴル語派(Finno-Ugric languages)
	のバルト・フィン諸語(Balto-Finnic group)の一つ。
	 ロシア連邦のカレリア共和国(Respublika Kareliya)やトベ
	リ州(Tverskaya Oblast)・レニングラード州(Leningradskaya 
	Oblast)・ムルマンスク州(Murmanskaya Oblast)で話されてい
	る。
かれるばし
	【カレル橋】
	◇[英]Charles Bridge
	○チェコ共和国の首都プラハを流れるブルタバ川(the Vltava 
	River)に架かる橋。
	 欄干(ランカン)に聖人の彫刻が30体が並ぶ。
	◎12世紀に架けられていた木橋が増水で流されたため、カレル
	四世の命で、1357〜1360年に再建。
かれわら
	【カレワラ】
	◇Kalevala
	○フィンランドの民族叙事詩。全50章。
	 参照⇒かんてれ(カンテレ)
かれん
	【カレン】
	◇[登録商標]Curren
	○[交]トヨタ自動車(株)の乗用車。
	◎1994. 1.(平成 6)発売。
かれん
	【苛斂】
	◇「苛」は「ひどい」、「斂」は「とり上げて納める」の意味。
	○租税などのきびしい取り立て。
	◎苛斂誅求(ちゅうきゅう)
がれん
	【ガレン】
	◇[英]Galen
	○[人]⇒がれのす(ガレノス)
かれんしー
	【カレンシー】
	◇[英]currency
	○(1)[経]通貨・流通貨幣。
	◎ハードカレンシー(hard currency):硬貨(交換可能通貨)。
	 ソフトカレンシー(soft currency):軟貨。
	○(2)[経]貨幣の流通・発行高。
	○(3)(文化・思想・言語・うわさなどの)流布・普及・流通・
	通用・流行。
かれんしゅう《かれんしう》
	【カレン州】
	◇[英]Karen State
	○ミャンマー南東部の州。東部をタイ王国に隣接。
	 州都はパアン(Pa-an)。
	 東部のタイ王国との国境をドーナ山脈(Dawna Range)が走る。
	 「カイン州(Kayin State)」とも呼ぶ。
	 参照⇒かれんみんぞくどうめい(カレン民族同盟)
	〈面積〉
	 3万0,382.8平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1983(昭和58)63万3,000人。
かれんじんぞく
	【カレンジン族】
	◇Kalenjin
	○ケニアに居住する部族。
	〈人口〉
	 1989(平成元)245万8,123人(ケニア在住)。
かれんず
	【カレンズ】
	◇[英]currants
	○⇒かれんつ(カレンツ)
かれんぞく
	【カレン族】
	◇[英]Kayan people/Karens
	○ミャンマー東部・南東部、シャン州(Shan State)南部・カヤ
	ー州(Kayah State)・カレン州(Karen State)・テナッセリム管
	区(Tenasserim Division)と、その境を接するタイ西部の山地
	に居住する民族。
	 言語はチベット・ビルマ語派に属するカレン語。
	 キリスト教徒が多いが、一部は仏教徒。
	 女性は首にシンチュウ(真鍮)の輪を幾つもはめて首を長く見
	せる風習がある。
	 俗称は「首長族([英]long-neck tribe)」。
	 参照⇒かれんみんぞくどうめい(カレン民族同盟)
	〈人口(年度不詳)〉
	 ミャンマー:6万2,000人。
	 タイ:2,700人。
[1]かれんだー
	【カレンダー】
	◇[英]calendar
	○[暦]暦(コヨミ)。年中行事表。七曜表。
	 ⇒こよみ(暦)
[2]かれんだー
	【カレンダー】
	◇[英]calender
	○ローリングミル(rolling mill)の一種。
	 多数のロールを並べ、布・紙・ゴムなどの薄い材料をローラ
	ーで圧搾(アッサク)して平滑(ヘイカツ)・艶出(ツヤダ)しする機械。
	 「光沢機」,「艶出し機」,「艶付(ツヤツケ)ロール」,「圧搾ロール」と
	も呼ぶ。
	 参照⇒あーとし(アート紙)
かれんだーがーる
	【カレンダー・ガール】
	◇[英]Calendar Girl
	○[楽]ニール・セダカ(Neil Sedaka)、ハワード・グリーンフィ
	ールド(Howard Greenfield)作詞・作曲の歌謡曲(アメリカン・
	ポップス)。
	 歌はセダカ。
	◎1961(昭和36)星加ルミ子の訳詞、坂本九(キュウ)の歌でレコー
	ド発売。
かれんちゅうきゅう《かれんちゆうきう》
	【苛斂誅求】
	○租税などをきびしく取り立てること。
かれんつ
	【カレンツ】
	◇[英]currants
	○(1)[食]地中海沿岸から産出する、小粒の種なしブドウから
	作る干しブドウ
	 黒紫色で、酸っぱい。
	 「カランツ」,「カレンズ」とも呼ぶ。
	 参照⇒さるたなれーずん(サルタナ・レーズン)
	◎原産地であるギリシアの都市名「コリント(Corinth)」に由来
	(ユライ)する。
	○(2)[植](currant)([学]Ribes rubrum)ユキノシタ目(Saxifra-
	gales)スグリ科(Grossulariaceae)スグリ属(Ribes)の落葉低木。
	また、その実。
	 真紅の実を生食やジャムにする。
	 「カラント」,「カレンズ」,「フサスグリ(房酸塊)」とも呼ぶ。
	◎ユキノシタ科(Saxifrageceae)スグリ属とすることも多い。
かれんと
	【カレント】
	◇[英]current
	○(1)[形]現在の、最新の、流行の。
	◎名詞は「カレンシー(currency)」。
	○(2)[形]普及している、流通している、流行している。
	◎名詞は「カレンシー(currency)」。
	○(3)[経](貨幣などが)流通している。
	◎名詞は「カレンシー(currency)」。
	○(4)時間の流れ。時流・傾向・風潮。
	○(5)(液体・気体などの)流れ・流動。潮流・海流。気流。
	◎ウォーム・カレンシ(warm current):暖流。
	 コールド・カレント(cold current):寒流。
	○(6)[電]電流。
かれんにしゅう《かれんにしう》
	【カレンニ州】
	◇[ビルマ語]Yin Karenni、[英]Karenni State
	○[古]⇒かやーしゅう(カヤー州)
かれんみんぞくどうめい
	【カレン民族同盟】
	◇[英]Karen National Union
	○ミャンマー(ビルマ)の反政府少数民族組織。
	 軍事部門はカレン民族解放軍(Karen National Liberation 
	Army)(KNLA)。
	 略称は「KNU」。
	 「カレン民族連合」とも呼ぶ。
	〈議長〉
	 ボ・ミヤ(Bo Mya)(〜2006.12.24):。
	 バ・ティン(Pado Ba Thin)(〜2008. 5.22):2000〜。
	◎1947. 6.(昭和22)組織。
	 1949(昭和24)武装闘争を開始。
	 2007. 3.(平成19)国軍と民主カレン仏教徒軍(DKBA)との
	連合軍と交戦し、カレン族約300人がタイ領内に逃げ込む。
	 3012. 1.12(平成24)ミャンマー政府と停戦に合意。
かれんみんぞくれんごう《かれんみんぞくれんがふ》
	【カレン民族連合】
	◇[英]Karen National Union
	○⇒かれんみんぞくどうめい(カレン民族同盟)
[1]かろ
	【カロ】
	◇[西]caro、[英]expensive
	○[形](スペイン語で)高価な。
[2]かろ
	【カロ】
	◇Karo
	○(1)[地](Tanah Karo)⇒かろこうげん(カロ高原)
	○(2)(Kabupaten Karo)⇒かろけん(カロ県)
がろ
	【ガロ】
	○[歴][漫]青林堂が発行する月刊漫画・劇画雑誌。
	 白土三平の『カムイ伝』・林静一『赤色エレジー』などを連
	載。
	 参照⇒せきしょくえれじー(赤色エレジー)(1)
	◎1964. 7.24(昭和39)創刊。
	 2002.11.(平成14)7月号から季刊となっていたが売れ行き不
	振のため書店販売を中止し、12月発売の新年号からインターネッ
	ト注文のオンデマンド出版のみとなる。
がろう《やらう》
	【牙郎】
	◇[中]yalang
	○[歴][経]⇒がこう(牙行)(2)
かろうと《からうと》
	【唐櫃】
	○(1)⇒からひつ(唐櫃)
	○(2)棺(ヒツギ)。
	○(3)墓石の下に設けた納骨室。
	 「からうど(唐櫃)」,「屍櫃(カラウト)」,「カロート」,「からひつ(屍
	櫃,辛櫃)」とも呼ぶ。
	 参照⇒のうこつどう(納骨堂)
かろうと《からうと》
	【屍櫃】
	○⇒かろうと(唐櫃)(3)
かろうど《からうど》
	【唐櫃】
	○⇒かろうと(唐櫃)
かろかり
	【カロカリ】
	【カロ・カリ】
	◇Karo Kari/Karo-Kari
	○[社]パキスタンで行われている、名誉のための殺人。また、
	その因習(インシュウ)。
	 不貞な関係を持ったとして、妻・娘・姉妹・母などの親族が
	その女性や相手の男性を殺害すること。
	 文化的・社会的なものとされ、恩情の対象として罰せられる
	ことは少ない。
	 参照⇒かんつうざい(姦通罪)
	◎2004.10.26(平成16)国民議会、一族の名誉殺人の因習に対す
	る罰則強化の法案が通過。
かろけん
	【カロ県】
	◇[インドネシア語]Kabupaten Karo、[英]Karo Regency
	○インドネシア西部、スマトラ島北西部のスマトラウタラ州
	(Propinsi Sumatera Utara)(北スマトラ州)北西部の県。
	 県都はカバンジャヘ(Kabanjahe)。
	〈面積〉
	 2,122平方キロメートル。
	〈人口〉
	 1999(平成11)27万5,800人。
	 2003(平成15)30万6,869人(推計)。
かろこうげん《かろかうげん》
	【カロ高原】
	◇[インドネシア語]Tanah Karo、[英]Karo Plateau
	○[地]インドネシア西部、スマトラ島北西部のスマトラウタラ
	州(Propinsi Sumatera Utara)(北スマトラ州)北西部のカロ県
	(Kabupaten Karo)中央部のトバ湖(Danau Toba)周辺の高原。
	 「カロランド(Karoland)」とも呼ぶ。
★かろちのいど
	【カロチノイド】
	◇[独]Carotinoid
	○[生化]動植物界に広く分布している一群の色素の総称。
	 黄色〜黄橙色〜赤色〜赤紫色を示す天然色素群。
	 炭素と水素から構成されるものをカロチン([独]Karotin)、
	さらに酸素を含有するものをキサントフィル([独]Xanthophyll)
	と呼ぶ。
	 「カロテノイド([英]carotenoid)」とも呼ぶ。
	 参照⇒こうよう(黄葉)
	◎「カロチン([独]Karotin)に類似する(色素類)」の意味。
	◎カロチン([独]Karotin):⇒かろちん(カロチン)
	 ルテイン([独]Lutein):⇒るていん(ルテイン)
	 キサントフィル([独]Xanthophyll):⇒きさんとふぃる(キサ
	ントフィル)
かろちん
	【カロチン】
	◇[独]Karotin
	○[生化]代表的なカロチノイド([独]Carotinoid)の一種。
	 ニンジン・カボチャ・トウガラシ・バター・卵黄などに含ま
	れる赤黄色の色素(炭水化物)。精製したものは暗赤色板状、ま
	たは柱状の結晶。
	 植物の緑葉中では葉緑素と共存し、動物では肝臓内でビタミ
	ンAに変化する。光合成・視覚の光受容などで重要な機能を果
	たす。
	 「カロテン([英]carotene)」とも呼ぶ。
	◎α・β・γなど数種の異性体があり、天然にはβカロチンが
	最も多い。
	◎ラテン語の「ニンジン(carota)」から。
がろって
	【ガロッテ】
	◇[西]garrote、[英]garrote/garrotte
	○(1)[歴]主に、スペインとその植民地で行われていた鉄環絞
	首刑。
	 処刑者を背もたれに鉄環(iron collar)が付いた椅子に座ら
	せて首を鉄環に通させ、その鉄環を手回しハンドルで締め付け
	て処刑するもの。
	 「ガローテ」とも、英語で「ガロート」ともむ呼ぶ。
	◎フランコ独裁政権下まで行われていた。
	○(2)(特に)(1)に使用する鉄環。
	 「ガローテ」とも、英語で「ガロート」ともむ呼ぶ。
かろっと
	【カロット】
	◇[フ]calotte、[英]calotte
	○[服]スカルキャップ([英]skullcap)の別称。
	 ⇒すかるきゃっぷ(スカルキャップ)
がろーて
	【ガローテ】
	◇[西]garrote、[英]garrote/garrotte
	○[歴]⇒がろって(ガロッテ)
かろてのいど
	【カロテノイド】
	◇[英]carotenoid
	○⇒かろちのいど(カロチノイド)
かろてん
	【カロテン】
	◇[英]carotene
	○[化]⇒かろちん(カロチン)
かろーと
	【カロート】
	○⇒かろうと(唐櫃)(3)
かろーと
	【カロート】
	◇[フ]calotte、[英]calotte
	○(1)[服]スカルキャップ([英]skullcap)の別称。
	 ⇒すかるきゃっぷ(スカルキャップ)
	○(2)[宗]カトリック教会の聖職者のズケット([伊]zucchetto)。
	 ⇒ずけっと(ズケット)
	○(3)[建](1)に似た小ドーム。
	○(4)[建]墓石の下などにある、骨壺の安置する納骨室。
	 参照⇒おがみいし(拝み石,拝石)(2)
	○(5)[地]山頂の雪。
がろーと
	【ガロート】
	◇[英]garrote/garrotte、[西]garrote
	○[歴]⇒がろって(ガロッテ)
かろめる
	【カロメル】
	◇[英]calomel
	○[化]⇒えんかだいいちすいぎん(塩化第一水銀,塩化第1水銀)
かろやん
	【カロヤン】
	◇[登録商標]Karoyan
	○[薬]第一製薬の育毛剤・発毛促進剤。
	 有効成分は塩化カルプロニウム(carpronium chloride)。
	 参照⇒りあっぷ(リアップ),ぷろぺしあ(プロペシア)
	◎1973(昭和48)発売。
	◎カロヤンガッシュ。
かろーら
	【カローラ】
	【COROLLA】
	◇[登録商標]Corolla(花冠)
	○[交]トヨタ自動車(株)の中型乗用車。
	 カローラセダン:セダン。
	 カローラ・レビン(LEVIN):クーペ。
	 カローラフィールダー(FIELDER):ワゴン。
	 カローラスパシオ(SPACiO):2BOXミニバン。
	 カローラランクス(RUNX):ハッチバック車。
	◎1966(昭和41)大衆車(1,100CC・2ドア・セダン)として発
	売。
	 1969(昭和44)乗用車の国内新車の年間販売台数でコロナを抜
	きトップとなる。
	 1982. 5.(昭和57)カローラU、発売。
	 2001(平成13)年末、総生産台数約2,500万台(世界一)。
	 2002(平成14)乗用車の国内新車の年間販売台数トップの座を
	ホンダのフィットに奪われる。
	 2006. 9.(平成18)ランクスの生産を終了。
	 2006.10.10(平成18)10代目を発売。
	◎中国語表記は「花冠(Huaguan)」。
かろらんど
	【カロランド】
	◇Karoland
	○[地]⇒かろこうげん(カロ高原)
★かろりんぐちょう《かろりんぐてう》
	【カロリング朝】
	◇[独]Karolinger、[英]Carolingian Dynasty/Carolingians
	○[歴]フランク王国後期の王朝。
	  751年、ピピン三世(Pippin III)(小ピピン)がローマ教皇の
	同意を得てメロビング朝(Merowinger)の国王を廃し、王位に就
	いて建国。
	 参照⇒めろびんぐちょう(メロビング朝)
★かろりんしょとう《かろりんしよたう》
	【カロリン諸島】
	◇[英]Caroline Islands
	○[地]西太平洋ミクロネシア南部に散在する900を超える諸島。
	 主島はパラオ諸島(Palau Islands)・ヤップ島(Yap Island)
	・チューク諸島(旧:トラック諸島)。
	 住民はミクロネシア人が主。
	 参照⇒ぱらおしょとう(パラオ諸島)
	〈人口〉
	 1985(昭和60)11万人。
	◎1899(明治32)ドイツ領。
	 第一次世界大戦で、1920(大正 9)日本の委任統治領となる。
	 1947(昭和22)アメリカの信託統治領。
	 1986(昭和61)パラオ諸島を除き、ミクロネシア連邦として独
	立。
	 参照⇒なんよういにんとうじち(南洋委任統治地)
かろる
	【カロル】
	◇[英]carol
	○[宗][楽]⇒[1]きゃろる(キャロル)
かろん
	【カロン】
	◇[英]Charon
	○[ギ神][天]⇒かろーん(カローン)
かろーん
	【カローン】
	◇[英]Charon
	○(1)[ギ神]ステュクス(Styx)(三途<サンズ>の川)の年老いた渡
	し守。
	 埋葬前に口に1オボル(obol)銀貨を入れられた死者の霊から
	その銀貨を受け取って運ぶという。
	 参照⇒すてゅくす(ステュクス),ろくどうせん(六道銭)
	○(2)[天]冥王星の衛星。
	 1978(昭和53)クリスティー(James Christy)、発見。
★がろん
	【ガロン】
	◇[英]gallon
	○容量の単位。
	 イギリス・ガロン(imperial gallon)=4.546リットル。
	 アメリカ・ガロン(wine gallon)=3.785リットル。
かろんぐ
	【カロング】
	◇[ジャワ語]kalong
	○[哺]⇒ふるーつこうもり(フルーツコウモリ,フルーツ蝙蝠)
がろんぬがわ《がろんぬがは》
	【ガロンヌ川】
	◇[フ]la Garonne/le fleuve de la Garonne
	○[地]フランス南西部を流れる川。全長575キロメートルで、
	下流のジロンド川を含めると650キロメートル。流域面積約5万
	6,000平方キロメートル。
	 ピレネー山脈中央のマラッデタ山地([西]Macizo de la Mala-
	detta)に発して北流、トゥールーズ(Toulouse)を経て北西に転
	じてアキテーヌ地方(Region Aquitaine)を流れ、河港都市ボル
	ドー(Bordeaux)の北でドルドーニュ川(la Dordogne)と合流し、
	ジロンド(Gironde)の三角江を経てビスケー湾(Bay of Biscay)
	に注(ソソ)ぐ。
	 参照⇒どるどーにゅがわ(ドルドーニュ川)
	◎支流:⇒たるんがわ(タルン川)
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